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JP2015001707A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動レンズの光軸とリードスクリューとを結ぶ直線方向に小型化することが可能なレンズ駆動装置を提供する。【解決手段】一方向に沿って直進移動可能でかつレンズ支持孔39、51を有するレンズ枠36、48と、レンズ枠の表面に凹設した逃げ用凹部43、55と、自身の軸線回りに回転可能であるスクリューロッド70、73と、スクリューロッドと螺合し、かつレンズ枠に対する光軸方向の相対移動を規制されたナット75、81と、ナットに形成した、ナットの上記軸線回りの回転を規制する係合部77と、ナットに形成した、逃げ用凹部に遊嵌する遊嵌端部78と、を備え、遊嵌端部のレンズ支持孔側の端面を、光軸と上記軸線とを結ぶ直線に対して直交するナット側平面79により構成し、逃げ用凹部の内面のレンズ支持孔側面に、ナット側平面と上記直線方向に対向する凹部側平面44、56を形成した。【選択図】図9

Description

本発明は、光軸に沿って直進移動するレンズを駆動するためのレンズ駆動装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の主として撮影を目的とした携帯電子機器や、カメラ付き携帯電話機や携帯情報端末といった付随的に撮影機能を備えた携帯電子機器が広く普及している。この種の携帯電子機器においては、中空のハウジングに撮像素子と撮像素子に撮影光を導くための撮像光学系とを収納した構成の撮像ユニットを内蔵させることが広く行われている。
撮像ユニットの従来技術としては例えば特許文献1に開示されたものがある。
この撮像ユニットは、中空のケースと、ケース内に設けた、レンズやプリズム等の光学要素を有する撮像光学系と、撮像光学系から出射された撮影光を撮像(受光)する撮像素子と、撮像光学系の移動レンズを当該移動レンズの光軸に沿って進退させるレンズ駆動装置と、を備えている。
このレンズ駆動装置は、ケースの内面に固定したガイドロッドと、移動レンズを支持しかつガイドロッドにスライド自在に支持したレンズ枠と、ガイドロッドと平行かつ自身の軸線回りに回転可能なスクリューロッド(出力回転軸)を有するモータと、スクリューロッドに螺合したナットと、を具備している。ナットは、スクリューロッドの軸線回りの回転及びレンズ枠に対する光軸方向の相対移動を規制された状態でレンズ枠に支持してある。
この撮像ユニットでは、モータの駆動力によってスクリューロッドが回転すると、回転を規制されたナットがレンズ枠と一緒にスクリューロッド及びガイドロッドに沿って進退し、移動レンズが進退することによりズーミング動作を行なう。
特開2012−93729号公報
近年、撮像ユニットが小型化しているため、レンズ駆動装置に対する小型化の要求が高まっており、特に移動レンズの光軸とリードスクリューとを結ぶ直線方向の小型化が強く求められている。
しかし特許文献1のレンズ駆動装置では、この要求に応えるのが難しい。
本発明は、移動レンズの光軸とリードスクリューとを結ぶ直線方向に小型化することが可能なレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明のレンズ駆動装置は、一方向に沿って直進移動可能でかつレンズ支持孔を有するレンズ枠と、該レンズ枠の上記レンズ支持孔より外周側に位置する部位の表面に凹設した、上記レンズ支持孔側に向かって凹みかつ上記一方向の少なくとも一方の端部が閉塞した逃げ用凹部と、上記レンズ支持孔に固定した、自身の光軸が上記一方向と平行な移動レンズと、該移動レンズの上記光軸と平行な自身の軸線回りに回転可能であるスクリューロッドと、該スクリューロッドと螺合し、かつ上記レンズ枠に対する上記光軸方向の相対移動を規制されたナットと、該ナットに形成した、上記逃げ用凹部の外側で上記レンズ枠に対して接触することにより、上記ナットの上記軸線回りの回転を規制する係合部と、上記ナットに形成した、上記スクリューロッドより上記移動レンズ側に位置し、かつ上記逃げ用凹部に遊嵌する遊嵌端部と、を備え、上記遊嵌端部の上記レンズ支持孔側の端面を、上記光軸と上記軸線とを結ぶ直線に対して直交するナット側平面により構成し、上記逃げ用凹部の内面の上記レンズ支持孔側面に、上記ナット側平面と上記直線方向に対向する凹部側平面を形成したことを特徴としている。
上記ナットの外面に、上記遊嵌端部が上記逃げ用凹部に遊嵌した状態で上記光軸及び上記直線に対して直交する方向に見たときに、上記ナット側平面よりも上記スクリューロッド側に位置する角部対向部を形成し、上記逃げ用凹部の内面の上記光軸方向の端面と上記凹部側平面との間に形成された角部を、上記角部対向部と対向する角部構成面により構成してもよい。
この場合、上記レンズ枠の上記レンズ支持孔より外周側に位置する部位の表面に、上記ナットが挿入するナット受容凹部を凹設し、上記ナットの上記光軸方向の両端面が、上記光軸に対して直交しかつ上記ナット受容凹部の内面と当接する一対のレンズ枠当接面を構成し、上記ナット側平面全体が一方の上記レンズ枠当接面より他方の上記レンズ枠当接面側に位置し、かつ、上記ナット側平面の上記光軸方向寸法が一対の上記レンズ枠当接面間の上記光軸方向間隔より短く、上記角部対向部が、上記一方の上記レンズ枠当接面と上記ナット側平面とを接続し、かつ、上記遊嵌端部が上記逃げ用凹部に遊嵌した状態で上記光軸及び上記直線に対して直交する方向に見たときに上記ナット側平面に対して上記スクリューロッド側に傾斜する平面であってもよい。
上記レンズ枠の上記レンズ支持孔より外周側に位置する部位の表面に、上記逃げ用凹部とは位置を異ならせて回転止め用凹部を形成し、上記ナットの上記係合部を、上記回転止め用凹部に嵌合する回転止め用凸部としてもよい。
本発明のレンズ駆動装置では、レンズ枠に形成した逃げ用凹部に、ナットに形成した遊嵌端部が遊嵌している。さらに、遊嵌端部のレンズ支持孔側の端面を移動レンズの光軸とスクリューロッドの軸線とを結ぶ直線に対して直交するナット側平面により構成し、逃げ用凹部の内面のレンズ支持孔側面に、ナット側平面と上記直線方向に対向する凹部側平面を形成している。
そのため、従来のレンズ駆動装置と比べてスクリューロッドを移動レンズの光軸側に接近させる(寄せる)ことが可能になるので、本発明のレンズ駆動装置は、従来のレンズ駆動装置と比べて移動レンズの光軸とリードスクリューとを結ぶ直線方向に小型化させることが可能である。
さらに、レンズ枠全体よりも一方向(レンズ枠の移動方向)の寸法が短い(一方向の少なくとも一方の端部が閉塞した)逃げ用凹部をレンズ枠に形成しているので、レンズ枠の一方向寸法全体に渡って(両端が開放した)逃げ用凹部を形成する場合に比べて、レンズ枠のレンズ支持孔より外周側に位置する部位の表面とレンズ支持孔との間の部位の肉厚を厚くできる。そのためレンズ枠の逃げ用凹部周辺部の機械的強度を高めることが可能である。
本発明の一実施形態の撮像ユニットの前斜め上方から見た斜視図である。 撮像ユニットの前斜め上方から見た分解斜視図である。 第1レンズ群ホルダ、撮像素子、及び本体ケースを省略して示す撮像ユニットの前斜め上方から見た斜視図である。 屈曲光学系の正面図である。 2群レンズ枠、2群側ナット、3群レンズ枠、及び3群側ナットの左斜め下方から見た斜視図である。 2群側ナットの右斜め後方から見た斜視図である。 2群側ナットの左側面図である。 2群側ナットの背面図である。 図3のIX−IX矢線に沿う断面図である。 図3のX−X矢線に沿う断面図である。 図9及び図10のXI−XI矢線に沿う断面図である。 図11のXII部の拡大図である。 図11のXIII部の拡大図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお以下の説明における前後、左右、及び上下の各方向は、図中に記載した矢線方向を基準としている。
本実施形態の撮像ユニット10は大きな構成要素として第1レンズ群ブロック15、本体ケース20、撮像素子26、及びレンズ駆動装置30を具備している。
第1レンズ群ブロック15は合成樹脂製の第1レンズ群ホルダ16を具備している。第1レンズ群ホルダ16の上部にはレンズ支持孔17が形成してあり、第1レンズ群ホルダ16の下部にはレンズ支持孔17と連通するプリズム保持孔(図示略)が形成してある。レンズ支持孔17は円を当該円の二点を結ぶ弦に沿って切断した平面形状(断面形状。略D字形状)である。レンズ支持孔17には、レンズ支持孔17と同じ平面形状(断面形状)であり、かつ光軸が上下方向に延びるレンズL1が嵌合固定してある。一方、上記プリズム保持孔には、上下方向(レンズL1の光軸)に対して直交する平面からなる入射面P1−aと、左右方向に対して直交する平面からなる出射面P1−bとを備える第1プリズムP1が嵌合固定してある。
合成樹脂製の本体ケース20は下面が開口した中空部材である。本体ケース20の左側部の上部には取付用凹部21が形成してあり、本体ケース20の左側部の下部には取付用凹部21と連通するプリズム逃げ用孔22が形成してある。さらに本体ケース20は取付用凹部21の右側に位置しかつ本体ケース20の内部空間と連通するレンズ支持孔23を備えており、このレンズ支持孔23にはレンズL2とレンズL3が支持してある。
本体ケース20の取付用凹部21には第1レンズ群ブロック15(第1レンズ群ホルダ16)が嵌合固定してある。取付用凹部21に第1レンズ群ブロック15(第1レンズ群ホルダ16)を固定すると、第1プリズムP1の下部がプリズム逃げ用孔22内に位置する。さらに、第1プリズムP1の出射面P1−bの右側にレンズL2、L3が位置し、レンズL2、L3の左右方向に延びる光軸に対して出射面P1−bが直交する。
第1レンズ群ブロック15のレンズL1及び第1プリズムP1、並びにレンズL2及びレンズL3が第1レンズ群LG1の構成要素である。
本体ケース20の右側部の上面には、本体ケース20の内部空間と連通するプリズム取付用凹部24が下向きに凹設してある。このプリズム取付用凹部24には第2プリズムP2が嵌合固定してある。第2プリズムP2は、左右方向に対して直交する平面からなる入射面P2−aと、上下方向に対して直交する平面からなる出射面P2−bとを備えている。
さらに本体ケース20はプリズム取付用凹部24の左側に位置しかつ本体ケース20の内部空間と連通するレンズ支持孔(図示略)を備えており、このレンズ支持孔にはレンズL6が支持してある。レンズL6の左右方向に延びる光軸はレンズL2、L3の光軸と一致しており、かつ第2プリズムP2の入射面P2−aに対して直交している。
本体ケース20の右側部の上面には、下面に撮像面を備える撮像素子26が固定してある。さらに撮像素子26の下面(撮像面)にはカバーガラス(図示略)が一体的に固定してある。撮像素子26の撮像面(及びカバーガラス)は第2プリズムP2の出射面P2−bと平行をなしながら互いに上下方向に対向している。
続いてレンズ駆動装置30の詳しい構造について説明する。
本体ケース20の内部空間には、共に左右方向に直線的に延びる断面円形の第1ガイドロッド32及び第2ガイドロッド34が配設してある。本体ケース20の長手方向の中央部より右側に位置する部分に右端支持部(図示略)が形成してあり、本体ケース20の長手方向の中央部より左側に位置する部分には左端支持部(図示略)が形成してある。第1ガイドロッド32及び第2ガイドロッド34の右端部は上記右端支持部に固定状態で支持してあり、第1ガイドロッド32及び第2ガイドロッド34の左端部は上記左端支持部に固定状態で支持してある。
第2ガイドロッド34には、合成樹脂製の2群レンズ枠36(レンズ枠)の前部を左右方向に貫通する挿通孔37がスライド自在に嵌合しており、第1ガイドロッド32には2群レンズ枠36の後部を左右方向に貫通する挿通孔38がスライド自在に嵌合している。そのため2群レンズ枠36は、第1ガイドロッド32及び第2ガイドロッド34に対して相対回転不能かつ第1ガイドロッド32及び第2ガイドロッド34に沿って左右方向(光軸方向)にスライド可能である。2群レンズ枠36の中央部を左右方向に貫通するレンズ支持孔39にはレンズL4(第2レンズ群LG2)(移動レンズ)が嵌合固定してある。レンズ支持孔39及びレンズL4の側面形状は、レンズL4の左右方向に延びる光軸を中心とする円の一部(下部)を、当該一部の二点を結ぶ弦に沿って切断した形状(略D字形状)である。レンズL4の光軸はレンズL2、L3及びレンズL6の光軸と互いに一致している。
2群レンズ枠36の前端部の下面の左右両側部を除く部分には、上方に向かって凹むナット受容凹部41が凹設してある。図示するようにナット受容凹部41の上部の側面形状は略半円形であり、ナット受容凹部41の左右両端部及び前端部は開口している。またナット受容凹部41内面の上端面には回転止め用凹部42が上向きに凹設してある(図5、図9参照)。回転止め用凹部42の左右幅はナット受容凹部41の左右幅と同一であり、回転止め用凹部42の左右両側は壁(2群レンズ枠36の一部)によって塞がれている。さらにナット受容凹部41内面の後面には、回転止め用凹部42とは独立した(位置が異なる)逃げ用凹部43が凹設してある。図9に示すように逃げ用凹部43内面の後部は側面視で(レンズL2、L3、L4、及びL6の光軸方向に見たときに)上下方向に対して傾斜する平面からなる凹部側平面44により構成してある。さらに図12に示すように、逃げ用凹部43内面の左右両端部と凹部側平面44との間の角部は、凹部側平面44が位置する平面に沿いながら上方から(厳密には、レンズL2、L3、L4、及びL6の光軸と後述する第1スクリューロッド70の軸線とを結ぶ直線(図9の矢線の一部)及び上記光軸に対して直交する方向から)見たときに凹部側平面44に対して前側に傾斜する(前方に位置する)曲面からなる角部構成面45により構成してある。逃げ用凹部43の左右幅は2群レンズ枠36の左右幅よりも短く、逃げ用凹部43の左右両側は壁(2群レンズ枠36の一部)によって塞がれている。
第1ガイドロッド32には、合成樹脂製の3群レンズ枠48(レンズ枠)の後部を左右方向に貫通する挿通孔49がスライド自在に嵌合しており、第2ガイドロッド34には3群レンズ枠48の前部に形成した回転止め溝50がスライド自在に係合している。この回転止め溝50は、断面形状が略U字形をなしかつ前端が開口する凹部により形成してある。このように回転止め溝50が第2ガイドロッド34に係合することにより3群レンズ枠48の第1ガイドロッド32回りの回転を規制しているので、3群レンズ枠48は第1ガイドロッド32及び第2ガイドロッド34に沿って左右方向(光軸方向)にスライド可能である。3群レンズ枠48の中央部を左右方向に貫通するレンズ支持孔51にはレンズL5(第3レンズ群LG3)(移動レンズ)が嵌合固定してある。レンズ支持孔51及びレンズL5の側面形状は、レンズL5の左右方向に延びる光軸を中心とする円の一部(下部)を、当該一部の二点を結ぶ弦に沿って切断した形状(略D字形状)である。レンズL5の光軸はレンズL2、L3、L4及びL6の光軸と互いに一致している。
3群レンズ枠48の後端部の下面の左右両側部を除く部分には上方に向かって凹むナット受容凹部53が凹設してある。図示するようにナット受容凹部53の上部の側面形状は略半円形であり、ナット受容凹部53の左右両端部及び後端部は開口している。またナット受容凹部53内面の上端面には回転止め用凹部54(2群レンズ枠36の回転止め用凹部42と同じ形状)が上向きに凹設してある(図5、図10参照)。回転止め用凹部54の左右幅はナット受容凹部53の左右幅と同一であり、回転止め用凹部54の左右両側は壁(3群レンズ枠48の一部)によって塞がれている。さらにナット受容凹部53内面の前面には、回転止め用凹部54とは独立した(位置が異なる)逃げ用凹部55が凹設してある。図10に示すように逃げ用凹部55内面の前部は側面視で(レンズL2、L3、L4、L5、及びL6の光軸方向に見たときに)上下方向に対して傾斜する平面からなる凹部側平面56により構成してある。さらに図13に示すように、逃げ用凹部55内面の右端部と凹部側平面56との間の角部は、凹部側平面56が位置する平面に沿いながら上方から(厳密には、レンズL2、L3、L4、L5、及びL6の光軸と後述する第2スクリューロッド73の軸線とを結ぶ直線(図10の矢線の一部)及び上記光軸に対して直交する方向)見たときに凹部側平面56に対して後側に傾斜する(後方に位置する)曲面からなる角部構成面57により構成してある。逃げ用凹部55の左右幅は3群レンズ枠48の左右幅よりも短く、逃げ用凹部55の右側は壁(3群レンズ枠48の一部)によって塞がれている。
レンズ駆動装置30はさらにモータユニット60を備えている。
モータユニット60は、底板62、第1モータ68、第2モータ71、2群側ナット75(ナット)、及び3群側ナット81(ナット)を有している。平面形状が本体ケース20と略同一である底板62の右端部には前後一対のモータ用ブラケット63、64が一体的に突設してあり、底板62の左側部には前後一対のスクリューロッド支持用ブラケット65、66が一体的に突設してある。
モータ用ブラケット63には、第1モータ68のモータ本体69が固定状態で支持してある。第1モータ68はモータ本体69から左側に向かって直線的に延び(レンズL4、L5の光軸と平行であり)かつ外周面に雄ねじ溝を有する金属製の第1スクリューロッド70(スクリューロッド)を備えている。第1スクリューロッド70の先端部はスクリューロッド支持用ブラケット65によって回転可能に支持されている。モータ本体69の内部に設けた回転駆動部が正方向に回転すると第1スクリューロッド70が自身の軸線回りに正方向に回転し、回転駆動部が逆方向に回転すると第1スクリューロッド70が逆方向に回転する。
モータ用ブラケット64には、第2モータ71のモータ本体72が固定状態で支持してある。第2モータ71はモータ本体72から左側に向かって直線的に延び(レンズL4、L5の光軸と平行であり)かつ外周面に雄ねじ溝を有する金属製の第2スクリューロッド73(スクリューロッド)を備えている。第2スクリューロッド73の先端部はスクリューロッド支持用ブラケット66によって回転可能に支持されている。モータ本体72の内部に設けた回転駆動部が正方向に回転すると第2スクリューロッド73が自身の軸線回りに正方向に回転し、回転駆動部が逆方向に回転すると第2スクリューロッド73が逆方向に回転する。
第1スクリューロッド70には、合成樹脂製の左右対称(左右対称でなくてもよい)な部材である2群側ナット75の中心部を左右方向に貫通する雌ねじ孔76が螺合している。2群側ナット75は側面視略円形のナット本体75aを備えており、ナット本体75aの上部には回転止め用凸部77(係合部)が上向きに突設してある。さらにナット本体75aの後端部には遊嵌端部78が形成してある。遊嵌端部78の後端面は、側面視で(レンズL2、L3、L4、L5、及びL6の光軸方向に見たときに)上下方向に対して傾斜する平面からなるナット側平面79により構成してある。ナット本体75aの左右両端面には、遊嵌端部78より前方に位置しかつレンズL2、L3、L4、L5、及びL6の光軸に対して直交する平面からなるレンズ枠当接面75bが形成してある。図8、図12等から明らかなように、ナット側平面79の光軸方向寸法(左右寸法)は一対のレンズ枠当接面75b間の光軸方向間隔(左右間隔)より短い。またナット側平面79全体が左側のレンズ枠当接面75bより右側に位置しかつ右側のレンズ枠当接面75bより左側に位置している。さらに図12に示すように、遊嵌端部78の左右両端部は、ナット側平面79と左右のレンズ枠当接面75bとを接続し、かつレンズL2、L3、L4、L5、及びL6の光軸と第1スクリューロッド70の軸線とを結ぶ直線(図9の矢線の一部)及び上記光軸に対して直交する方向に見たときにナット側平面79に対して前側に傾斜(前方に位置)する平面からなる角部対向部80によりそれぞれ構成してある。
第2スクリューロッド73には、合成樹脂製の左右対称な部材である3群側ナット81が取り付けてある。3群側ナット81は2群側ナット75と前後対称な部材であり、ナット本体75a、レンズ枠当接面75b、雌ねじ孔76、回転止め用凸部77、遊嵌端部78、ナット側平面79、及び角部対向部80を具備している。3群側ナット81は、その雌ねじ孔76を第2スクリューロッド73に螺合させることにより、第2スクリューロッド73に対して取り付けてある。
レンズ駆動装置30は、第1ガイドロッド32及び第2ガイドロッド34を介して本体ケース20に支持された2群レンズ枠36及び3群レンズ枠48に対して、モータユニット60の2群側ナット75と3群側ナット81をそれぞれ結合することにより組み立てる。具体的には、回転止め用凸部77を上方に向けた2群側ナット75と3群側ナット81の左右位置を互いにずらし、かつ、2群レンズ枠36(ナット受容凹部41)と3群レンズ枠48(ナット受容凹部53)の左右間隔を2群側ナット75の回転止め用凸部77と3群側ナット81の回転止め用凸部77の左右間隔と一致させた上で、モータユニット60に対して本体ケース20を上方から被せて、ネジ等によって本体ケース20と底板62を互いに固定する。
すると2群側ナット75が2群レンズ枠36のナット受容凹部41に対して下方から進入する。より具体的には、2群側ナット75の回転止め用凸部77が2群レンズ枠36の回転止め用凹部42に対して嵌合し、2群側ナット75の遊嵌端部78が2群レンズ枠36の逃げ用凹部43に対して遊嵌し、2群側ナット75のナット本体75aがナット受容凹部41に対して左右方向に対して直交する平面内で微少量だけ相対移動可能として遊嵌する。同様に、3群側ナット81が3群レンズ枠48のナット受容凹部53に対して下方から進入する。即ち、3群側ナット81の回転止め用凸部77が3群レンズ枠48の回転止め用凹部54に対して嵌合し、3群側ナット81の遊嵌端部78が3群レンズ枠48の逃げ用凹部55に対して遊嵌し、3群側ナット81のナット本体75aがナット受容凹部53に対して左右方向に対して直交する平面内で微少量だけ相対移動可能として遊嵌する。
このようにして2群側ナット75が2群レンズ枠36のナット受容凹部41に対して接続すると、図9に示すように回転止め用凹部42の前後両面と回転止め用凸部77の前後両面の間のクリアランスがほぼゼロになるので(接触するので)、回転止め用凸部77の回転止め用凹部42に対する第1スクリューロッド70回りの相対回転が実質的に規制される。また図12に示すように、2群側ナット75のナット本体75aの左右のレンズ枠当接面75bがナット受容凹部41の前端部(の内面)の左側面と右側面にそれぞれ接触するので、2群レンズ枠36と2群側ナット75の左右方向(光軸方向)の相対移動が規制される。さらに図9に示すように、側面視で(レンズL2、L3、L4、L5、及びL6の光軸方向に見たときに)逃げ用凹部43の凹部側平面44と2群側ナット75のナット側平面79は互いに平行(または略平行)をなしながら対向し(凹部側平面44とナット側平面79は非接触)、かつ凹部側平面44及びナット側平面79はレンズL2、L3、L4、L5、及びL6の光軸と第1スクリューロッド70の軸線とを結ぶ直線(図9の矢線の一部)に対して直交する。さらに図12に示すように、凹部側平面44の左側の角部構成面45と遊嵌端部78の左側の角部対向部80が互いに対向し(角部構成面45と角部対向部80は非接触)、かつ凹部側平面44の右側の角部構成面45と遊嵌端部78の右側の角部対向部80が互いに対向する(角部構成面45と角部対向部80は非接触)。
同様に、図10に示すように回転止め用凹部54の前後両面と3群側ナット81の回転止め用凸部77の前後両面の間のクリアランスがほぼゼロになるので(接触するので)、回転止め用凸部77の回転止め用凹部54に対する第2スクリューロッド73回りの相対回転が実質的に規制される。また図13に示すように、3群側ナット81のナット本体75aの左右のレンズ枠当接面75bがナット受容凹部53の後端部(の内面)の左側面と右側面にそれぞれ接触するので、3群レンズ枠48と3群側ナット81の左右方向の相対移動が規制される。さらに図10に示すように、側面視で(レンズL2、L3、L4、L5、及びL6の光軸方向に見たときに)逃げ用凹部55の凹部側平面56と3群側ナット81のナット側平面79は互いに平行(または略平行)をなしながら対向し(凹部側平面56とナット側平面79は非接触)、かつ凹部側平面56及びナット側平面79はレンズL2、L3、L4、L5、及びL6の光軸と第2スクリューロッド73の軸線とを結ぶ直線(図10の矢線の一部)に対して直交する。さらに図13に示すように、凹部側平面56の右側の角部構成面57と遊嵌端部78の右側の角部対向部80が互いに対向する(角部構成面57と角部対向部80は非接触)。
本体ケース20とレンズ駆動装置30を結合することにより撮像ユニット10を組み立てると、第1レンズ群LG1(レンズL1、第1プリズムP1、レンズL2、及びレンズL3)、第2レンズ群LG2(レンズL4)、第3レンズ群LG3(レンズL5)、並びに第2プリズムP2によって撮像光学系(屈曲光学系)が構成される(図4参照)。
また、第1モータ68を動作させることにより第1スクリューロッド70をその軸線回りに正逆回転させると、第1スクリューロッド70と螺合しかつ2群レンズ枠36に対して回転規制されている2群側ナット75が第1スクリューロッド70に沿って左右方向に進退するので、2群側ナット75に対する左右方向の相対移動が規制された2群レンズ枠36(レンズL4)がテレ端位置(図示略)とワイド端位置(図示略)との間を第1ガイドロッド32、第2ガイドロッド34、及び第1スクリューロッド70に沿って左右方向に直線移動する。同様に、第2モータ71を動作させることにより第2スクリューロッド73をその軸線回りに正逆回転させると、第2スクリューロッド73と螺合しかつ3群レンズ枠48に対して回転規制されている3群側ナット81が第2スクリューロッド73に沿って左右方向に進退するので、3群側ナット81に対する左右方向の相対移動が規制された3群レンズ枠48(レンズL5)がテレ端位置(図示略)とワイド端位置(図示略)との間を第1ガイドロッド32、第2ガイドロッド34、及び第2スクリューロッド73に沿って左右方向に直線移動する。
撮像ユニット10を上方に位置する被写体に向けると、下方に向かって進む該被写体の反射光(撮影光)はレンズL1を透過した後に入射面P1−aから第1プリズムP1の内部に入り、第1プリズムP1の内面(第1の反射面)によって出射面P1−b側に進行方向を90°変換されながら右側に向けて反射される。さらに出射面P1−bを出た該反射光は、各レンズL2〜L6を透過した後に入射面P2−aから第2プリズムP2の内部に入り、第2プリズムP2の内面(第2の反射面)によって出射面P2−b側に進行方向を90°変換されながら上方に向けて反射され、(上記カバーガラスを通り抜けた後に)撮像素子26の上記撮像面によって撮像(受光)される。
さらに第1モータ68と第2モータ71を利用して第2レンズ群LG2(レンズL4)と第3レンズ群LG3(レンズL5)を第1ガイドロッド32及び第2ガイドロッド34に沿って進退させることにより上記撮像光学系をズーミング動作及びフォーカシング動作させれば、被写体像を変倍及び合焦させた状態で撮像可能となる。
そして本実施形態のレンズ駆動装置30(撮像ユニット10)では、2群レンズ枠36に形成した逃げ用凹部43に、2群側ナット75に形成した遊嵌端部78が遊嵌している。さらに遊嵌端部78のレンズ支持孔39側の端面を第2レンズ群LG2(レンズL4)の光軸と第1スクリューロッド70の軸線とを結ぶ直線に対して直交するナット側平面79により構成し、逃げ用凹部43の内面のナット側平面79と上記直線方向に対向する部位をナット側平面79と平行な凹部側平面44により構成している。そのため(従来のレンズ駆動装置と比べて)第1スクリューロッド70をレンズL4(LG2)の光軸側に接近させる(寄せる)ことが可能である。同様に、3群レンズ枠48に形成した逃げ用凹部55に、3群側ナット81に形成した遊嵌端部78が遊嵌している。さらに遊嵌端部78のレンズ支持孔51側の端面を第3レンズ群LG3(レンズL5)の光軸と第2スクリューロッド73の軸線とを結ぶ直線に対して直交するナット側平面79により構成し、逃げ用凹部55の内面のナット側平面79と上記直線方向に対向する部位をナット側平面79と平行な凹部側平面56により構成している。そのため(従来のレンズ駆動装置と比べて)第2スクリューロッド73をレンズL5(LG3)の光軸側に接近させる(寄せる)ことが可能である。
従って、本実施形態のレンズ駆動装置30(撮像ユニット10)は、従来のレンズ駆動装置と比べて前後方向に小型化させることが可能である。
また本実施形態では、2群側ナット75の遊嵌端部78の左右両端部に角部対向部80を形成している。それ故、2群レンズ枠36の逃げ用凹部43の左右両端の後側(レンズL4側)の角部を、上記光軸と第1スクリューロッド70の軸線とを結ぶ上記直線及び上記光軸に対して直交する方向から見たときに直角をなすように形成するのではなく、当該直線及び上記光軸に対して直交する方向から見たときに凹部側平面44よりも第1スクリューロッド70側に位置する角部構成面45とすることが可能である。そのため、逃げ用凹部43の当該角部を直角にする場合と比べて、2群レンズ枠36のレンズ支持孔39と当該角部の間に位置する部位の肉厚を厚くできる。しかも、2群レンズ枠36全体の左右幅より左右寸法が短い(左右両端が壁によって塞がれている)逃げ用凹部43を2群レンズ枠36に形成しているので、2群レンズ枠36の左右幅全体に渡って(左右両端が開放した)逃げ用凹部を形成する場合に比べて、2群レンズ枠36のレンズ支持孔39とナット受容凹部41の間の部位の肉厚が厚くなっている。従って、2群レンズ枠36の逃げ用凹部43周辺部の機械的強度を高めることが可能である。
同様に、3群側ナット81の遊嵌端部78の右側端部に角部対向部80を形成することにより、3群レンズ枠48の逃げ用凹部55の右端の前側の角部を、上記光軸と第2スクリューロッド73の軸線とを結ぶ上記直線及び上記光軸に対して直交する方向から見たときに直角をなすように形成するのではなく、当該直線及び上記光軸に対して直交する方向から見たときに凹部側平面56よりも第2スクリューロッド73側に位置する角部構成面57とすることが可能である。そのため、当該角部を直角にする場合と比べて、3群レンズ枠48のレンズ支持孔51と当該角部の間に位置する部位の肉厚を厚くできる。しかも、3群レンズ枠48全体の左右幅より左右寸法が短い(右側端部が壁によって塞がれている)逃げ用凹部55を3群レンズ枠48に形成しているので、3群レンズ枠48の左右幅全体に渡って(左右両端が開放した)逃げ用凹部を形成する場合に比べて、3群レンズ枠48のレンズ支持孔51とナット受容凹部53の間の部位の肉厚が厚くなっている。従って、3群レンズ枠48の逃げ用凹部55周辺部の機械的強度を高めることが可能である。
さらに、2群側ナット75の遊嵌端部78に左右の角部構成面45と非接触状態で対向する左右一対の角部対向部80を形成し、かつ、3群側ナット81の遊嵌端部78に右側の角部構成面57と互いに非接触状態で対向する角部対向部80を形成している。そのため、逃げ用凹部43に角部構成面45を形成すると共に3群レンズ枠48に角部構成面57を形成しているものの、(従来のレンズ駆動装置と比べて)第1スクリューロッド70をレンズL4(LG2)の光軸側に接近させ(寄せ)かつ第2スクリューロッド73をレンズL5(LG3)の光軸側に接近させる(寄せる)ことが可能である。
以上本実施形態を利用して本発明を説明したが、本発明は様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば、撮像ユニット10の第1プリズムP1と第2プリズムP2をミラーに代えてもよい。
さらに、撮像ユニット10の撮像光学系(屈曲光学系)に含まれるプリズムを第1プリズムP1のみとしたり、撮像光学系から第1プリズムP1、第2プリズムP2、及びミラーを省略してもよい(屈曲光学系ではない撮像光学系に変更可能である)。
またレンズ駆動装置30を、撮像ユニット10とはタイプの異なる(ガイドロッドとスクリューロッドを備える)撮像ユニットや、ガイドロッドとスクリューロッドを備える撮像ユニット以外の光学装置に適用してもよい。
さらに2群レンズ枠36(レンズL4)と3群レンズ枠48(レンズL5)の一方を省略したり、2群レンズ枠36(レンズL4)及び3群レンズ枠48(レンズL5)とは別の移動レンズ枠(移動レンズ)を設けて、この移動レンズ枠とスクリューロッドの間に本発明を適用してもよい。
また、角部構成面45や角部構成面57を曲面ではなく平面により構成してもよい。
さらに2群側ナット75や3群側ナット81の一方のレンズ枠当接面75bとナット側平面79とを直交状態で直接接続してもよい(一方の角部対向部80を省略してもよい)。
10 撮像ユニット
15 第1レンズ群ブロック
16 第1レンズ群ホルダ
17 レンズ支持孔
20 本体ケース
21 取付用凹部
22 プリズム逃げ用孔
23 レンズ支持孔
24 プリズム取付用凹部
26 撮像素子
30 レンズ駆動装置
32 第1ガイドロッド
34 第2ガイドロッド
36 2群レンズ枠(レンズ枠)
37 38 挿通孔
39 レンズ支持孔
41 ナット受容凹部
42 回転止め用凹部
43 逃げ用凹部
44 凹部側平面
45 角部構成面
48 3群レンズ枠(レンズ枠)
49 挿通孔
50 回転止め溝
51 レンズ支持孔
53 ナット受容凹部
54 回転止め用凹部
55 逃げ用凹部
56 凹部側平面
57 角部構成面
60 モータユニット
62 底板
63 64 モータ用ブラケット
65 66 スクリューロッド支持用ブラケット
68 第1モータ
69 モータ本体
70 第1スクリューロッド(スクリューロッド)
71 第2モータ
72 モータ本体
73 第2スクリューロッド(スクリューロッド)
75 2群側ナット(ナット)
75a ナット本体
75b レンズ枠当接面
76 雌ねじ孔
77 回転止め用凸部(係合部)
78 遊嵌端部
79 ナット側平面
80 角部対向部
81 3群側ナット(ナット)
L1 レンズ
L2 レンズ
L3 レンズ
L4 レンズ(移動レンズ)
L5 レンズ(移動レンズ)
L6 レンズ
LG1 第1レンズ群
LG2 第2レンズ群
LG3 第3レンズ群
P1 第1プリズム
P1−a 入射面
P1−b 出射面
P2 第2プリズム
P2−a 入射面
P2−b 出射面

Claims (4)

  1. 一方向に沿って直進移動可能でかつレンズ支持孔を有するレンズ枠と、
    該レンズ枠の上記レンズ支持孔より外周側に位置する部位の表面に凹設した、上記レンズ支持孔側に向かって凹みかつ上記一方向の少なくとも一方の端部が閉塞した逃げ用凹部と、
    上記レンズ支持孔に固定した、自身の光軸が上記一方向と平行な移動レンズと、
    該移動レンズの上記光軸と平行な自身の軸線回りに回転可能であるスクリューロッドと、
    該スクリューロッドと螺合し、かつ上記レンズ枠に対する上記光軸方向の相対移動を規制されたナットと、
    該ナットに形成した、上記逃げ用凹部の外側で上記レンズ枠に対して接触することにより、上記ナットの上記軸線回りの回転を規制する係合部と、
    上記ナットに形成した、上記スクリューロッドより上記移動レンズ側に位置し、かつ上記逃げ用凹部に遊嵌する遊嵌端部と、
    を備え、
    上記遊嵌端部の上記レンズ支持孔側の端面を、上記光軸と上記軸線とを結ぶ直線に対して直交するナット側平面により構成し、
    上記逃げ用凹部の内面の上記レンズ支持孔側面に、上記ナット側平面と上記直線方向に対向する凹部側平面を形成したことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 請求項1記載のレンズ駆動装置において、
    上記ナットの外面に、上記遊嵌端部が上記逃げ用凹部に遊嵌した状態で上記光軸及び上記直線に対して直交する方向に見たときに、上記ナット側平面よりも上記スクリューロッド側に位置する角部対向部を形成し、
    上記逃げ用凹部の内面の上記光軸方向の端面と上記凹部側平面との間に形成された角部を、上記角部対向部と対向する角部構成面により構成したレンズ駆動装置。
  3. 請求項2記載のレンズ駆動装置において、
    上記レンズ枠の上記レンズ支持孔より外周側に位置する部位の表面に、上記ナットが挿入するナット受容凹部を凹設し、
    上記ナットの上記光軸方向の両端面が、上記光軸に対して直交しかつ上記ナット受容凹部の内面と当接する一対のレンズ枠当接面を構成し、
    上記ナット側平面全体が一方の上記レンズ枠当接面より他方の上記レンズ枠当接面側に位置し、かつ、上記ナット側平面の上記光軸方向寸法が一対の上記レンズ枠当接面間の上記光軸方向間隔より短く、
    上記角部対向部が、上記一方の上記レンズ枠当接面と上記ナット側平面とを接続し、かつ、上記遊嵌端部が上記逃げ用凹部に遊嵌した状態で上記光軸及び上記直線に対して直交する方向に見たときに上記ナット側平面に対して上記スクリューロッド側に傾斜する平面であるレンズ駆動装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載のレンズ駆動装置において、
    上記レンズ枠の上記レンズ支持孔より外周側に位置する部位の表面に、上記逃げ用凹部とは位置を異ならせて回転止め用凹部を形成し、
    上記ナットの上記係合部を、上記回転止め用凹部に嵌合する回転止め用凸部としたレンズ駆動装置。
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