[go: up one dir, main page]

JP2014229553A - 導光板及びそれを用いた照明装置 - Google Patents

導光板及びそれを用いた照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014229553A
JP2014229553A JP2013110071A JP2013110071A JP2014229553A JP 2014229553 A JP2014229553 A JP 2014229553A JP 2013110071 A JP2013110071 A JP 2013110071A JP 2013110071 A JP2013110071 A JP 2013110071A JP 2014229553 A JP2014229553 A JP 2014229553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
guide plate
light guide
unit lenticular
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013110071A
Other languages
English (en)
Inventor
藤原 隆之
Takayuki Fujiwara
隆之 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2013110071A priority Critical patent/JP2014229553A/ja
Publication of JP2014229553A publication Critical patent/JP2014229553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】干渉縞(モアレ)による不具合の無い導光板を提供する。【解決手段】導光板1aは、光源から射出される光を入射する光入射面10と、光入射面10に入射した光を射出する光射出面12と、光射出面12に対向し光入射面10に入射した光を光射出面12に偏向させる光偏向面14とを備えている。光射出面12は、凸シリンドリカルレンズからなり第1の方向Xに延伸する単位レンチキュラーレンズ2aが第1の方向Xと直交する第2の方向Yに等間隔をおいて多数配列されている。光偏向面14は、第1の方向Xに延伸する畝状構造体2bが第2の方向Yに等間隔をおいて多数設けられている。互いに隣り合う単位レンチキュラーレンズ2aの間は、第1の方向Xに延伸する谷部16となっている。光偏向面14を平面視したときに、谷部16は、該谷部16の第2の方向Yに沿った振幅が非周期的に変化する波形形状を呈している。【選択図】図1

Description

本発明は、主に照明光路制御に使用される導光体、及び照明装置並びに表示装置に関するものである。
最近の大型液晶テレビやフラットディスプレイパネル等においては主に、直下型方式の照明装置と、エッジライト方式の照明装置とが採用されている。直下型方式の照明装置では、光源として複数の冷陰極管やLED(Light Emitting Diode)が、パネルの背面に規則的に配置される。液晶パネル等の画像表示素子と光源との間には、光散乱性の強い拡散板が用いられ、光源としての冷陰極管やLEDが視認されないようにしている。
一方、エッジライト方式の照明装置は、複数の冷陰極管やLEDが、導光板と呼ばれる透光性の板の端面に配置される。一般的に、導光板の射出面(画像表示素子と対向する面)の逆側の面(光偏向面)には、該導光板の端面から入射する入射光を効率良く射出面へと導く光偏向要素が形成される。現在、光偏向面に形成される光偏向要素としては白色のインキがドット状に印刷されたものが一般的(例えば特許文献1)である。しかし、白色ドットに入射した光はほぼ無指向に拡散反射されるため、導光板の射出面側への光取出し効率は低い。白色インキによる光吸収も無視することはできない。
そこで最近では、マイクロレンズをインクジェット法によって導光板の光偏向面へと形成する方法や、レーザーアブレーション法によって光偏向要素を形成する方法などが提案されている。白色インキと違い、導光板の樹脂と空気との屈折率差による反射、屈折、透過を利用しているため、光吸収はほとんど生じない。そのため、白色インキに比べて光取出し効率の高い導光板を得ることができる。
しかしながら、インクジェット法やレーザーアブレーション法による光偏向要素の形成は、白色インキの印刷と同様、導光板を平板成形した後に別工程で形成されるため、作製工程数が減る訳ではない。むしろ、白色インキの印刷工程よりもタクトタイムが長く、また、設備のイニシャルコストが高いなど、高コストとなる問題がある。
そこで、導光板を射出成形法や押出成形法により成形し、光偏向要素を押出時にダイレクトに賦形する方法も提案されている(例えば特許文献2)。導光板の成形と同時に光偏向要素も形成されるため工程数が減り、低コスト化が実現できる。
特開平1−241590号公報 特開2000−89033号公報
導光板は、射出面での輝度分布を調整するため射出面にレンチキュラーレンズが形成され、また、光射出面と対向した面に光偏向要素と、前記対向した面が隣接する物体(主として反射シート)との密着による不具合(ホワイトスポット)を軽減するため畝状構造体と、が混在した表面構造を有した形状が一般的である。しかし、導光板の両面にレンチキュラーレンズと畝状構造体を有していると、それぞれ配置される単位レンズ及び単位構造体の周期が干渉し、干渉縞(モアレ)が発生し不具合となるという問題があるため改善が求められている。
本発明は、液晶表示体などに具備されるバックライト用の光偏向要素を形成してなる導光板であって、干渉縞(モアレ)による不具合の無い導光板を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る発明は、光源から射出される光を入射する光入射面と、前記光入射面に入射した光を射出する光射出面と、前記光射出面に対向し前記光入射面に入射した光を前記光射出面に偏向させる光偏向面とを備え、前記光射出面は、凸シリンドリカルレンズからなり第1の方向に延伸する単位レンチキュラーレンズが前記第1の方向と直交する第2の方向に等間隔をおいて多数配列され、前記光偏向面は、前記第1の方向に延伸する畝状構造体が前記第2の方向に等間隔をおいて多数設けられ、互いに隣り合う前記単位レンチキュラーレンズの間は前記第1の方向に延伸する谷部となっている導光板であって、前記光偏向面を平面視したときに、前記谷部は、該谷部の前記第2の方向に沿った振幅が非周期的に変化する波形形状を呈していることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載の導光板において、前記谷部の波形形状は、前記単位レンチキュラーレンズの高さが前記第1の方向において非周期的に変化することで形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の導光板において、前記谷部の振幅は、5μm以上10μm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項記載の導光板において、前記第2の方向における前記単位レンチキュラーレンズの間隔は、隣り合う前記単位レンチキュラーレンズの光軸の間の距離であり、前記距離は、30μm以上200μm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項記載の導光板において、前記単位レンチキュラーレンズの曲率半径は、30μm以上200μm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか1項記載の導光板を用いた照明装置である。
本発明の請求項1によれば、光源から射出される光を入射する光入射面と、前記光入射面に入射した光を射出する光射出面と、前記光射出面に対向し前記光入射面に入射した光を前記光射出面に偏向させる光偏向面とを備え、前記光射出面は、凸シリンドリカルレンズからなり第1の方向に延伸する単位レンチキュラーレンズが前記第1の方向と直交する第2の方向に等間隔をおいて多数配列され、前記光偏向面は、前記第1の方向に延伸する畝状構造体が前記第2の方向に等間隔をおいて多数設けられ、互いに隣り合う前記単位レンチキュラーレンズの間は前記第1の方向に延伸する谷部となっている導光板において、前記光偏向面を平面視したときに、前記谷部は、該谷部の前記第2の方向に沿った振幅が非周期的に変化する波形形状を呈することで、単位レンチキュラーレンズと畝状構造体の周期性が緩和されるためモアレによる不具合を改善できる導光板を提供することができる。
請求項2によれば、谷部の波形形状を簡単に形成する上で有利となる。
請求項3〜5によれば、モアレを効果的に抑制した高品位な導光板を作製する上で有利となる。
請求項6によれば、モアレを効果的に抑制した高品位な照明装置を提供する上で有利となる。
本発明の実施形態である導光板の概略図。 従来の実施形態である導光板の概略図。 本発明に係る導光板の光射出面用のロール金型の概略図。 本発明に係る導光板の光偏向面用のロール金型の概略図。 従来の微小レンズ形成用のロール金型の概略図。 本発明の実施形態である導光板の製造装置の概略図。 導光板の評価の説明図。 実施例及び比較例の仕様説明図。 外観評価結果の説明図。 従来の導光板の光射出面用のロール金型の説明図。 (A)、(B)は、本発明の導光板の光射出面用のロール金型の説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態である導光板の展開図である。図1で示すように、本発明の導光板1aは一方の面(光射出面)に多数の単位レンチキュラーレンズ2aからなるレンチキュラーレンズが連続して形成されている。また、同時に他方の面(光偏向面)には、レンチキュラーレンズと同方向に延伸する畝状構造体2bと、前記光偏向面に対して凹型に光偏向要素となる略半球形状の微小レンズ3と、が形成され、また前記微小レンズ3が、前記光入射面からの距離が長くなるに従い、単位面積当たりの前記微小レンズの個数が多くなるように配置した。
なお、図2は、従来の導光板1bの展開図である。
より詳細に説明すると、導光板1aは、光源から射出される光を入射する光入射面10と、光入射面10に入射した光を射出する光射出面12と、光射出面12に対向し光入射面10に入射した光を光射出面12に偏向させる光偏向面14とを備えている。
光射出面12は、凸シリンドリカルレンズからなり第1の方向Xに延伸する単位レンチキュラーレンズ2aが第1の方向Xと直交する第2の方向Yに等間隔をおいて多数配列されている。
光偏向面14は、第1の方向Xに延伸する畝状構造体2bが第2の方向Yに等間隔をおいて多数設けられている。各畝状構造体2bは同形同大の断面三角形状を呈している。
互いに隣り合う単位レンチキュラーレンズ2aの間は、第1の方向Xに延伸する谷部16となっている。
光偏向面14を平面視したときに、谷部16は、該谷部16の第2の方向Yに沿った振幅が非周期的に変化する波形形状を呈している。
谷部16の振幅Aが5μm以上10μm以下であることが、単位レンチキュラーレンズ2aと畝状構造体2bとに起因するモアレを効果的に抑制する上で好ましい。
振幅Aが上記範囲外であると、モアレを抑制する効果が低減する。
谷部16の波形形状は、単位レンチキュラーレンズ2aの高さHが第1の方向Xにおいて非周期的に変化することで形成されている。
このため、谷部16の波形形状を簡単に形成する上で有利となる。
また、第2の方向Yにおける単位レンチキュラーレンズ2aの間隔W1は、隣り合う単位レンチキュラーレンズ2aの光軸の間の距離であり、この距離は、30μm以上200μmであることが、単位レンチキュラーレンズ2aと畝状構造体2bとに起因するモアレを効果的に抑制する上で好ましい。
間隔W1が30μmを下回ると、凸シリンドリカルレンズの谷部16が多くなるため、谷部16の拡散効果が強くなり画面が白化してしまう場合がある。
間隔W1が200μmを上回ると、間隔W1に対して谷部16を変化させる量が小さいためモアレ抑制の効果が薄れる。
また、凸シリンドリカルレンズの曲率半径は、30μm以上200μm以下であることが、単位レンズ2aと畝状構造体2bとに起因するモアレを抑制する上で好ましい。
凸シリンドリカルレンズの曲率半径が30μmを下回ると、凸シリンドリカルレンズの頂点部のピッチによりモアレを発生してしまう場合があり、モアレを抑制する効果が低減する。
凸シリンドリカルレンズの曲率半径が200μmを上回ると、レンズ効果が無くなりモアレを抑制する効果が低減する場合がある。
本発明の導光板1aは、具体的には図3、図4に示すロール金型を用いて、図6に示すような製造装置にて作製することができる。すなわち、図3に示すような、レンチキュラーレンズ形成用のロール金型100aと、図4に示すような畝状構造体2bと微小レンズ形成用のロール金型100bとを具備し、図6に示すような押出成形法に基づいた製造装置により導光板1aを作製することができる。
より具体的には、押出機のダイ7から加熱溶融した樹脂を押出し、レンチキュラーレンズ形成用のロール金型100aと畝状構造体2bと微小レンズ形成用のロール金型100bとで挟み込んで、一方の面に連続したレンチキュラーレンズを形成し、他方の面に畝状構造体2bと微小レンズを形成することで導光板1aを作製する。
なお、ロール金型100a若しくはロール金型100bの表面に形成された形状と同形状の表面をもつシート版を、例えば鏡面ロール等に巻きつける等して、ロール金型100a若しくはロール金型100bの代替として使用しても良い。
以下、本発明について実施例を挙げてさらに具体的に説明する。
(1)導光板用金型の作製
<レンチキュラーレンズ形成用のロール金型>
単位レンチキュラーレンズ2aの形状は、図1に示す通り、単位レンチキュラーレンズ2aの間隔W1が50μm及び100μm及び200μm、谷部16の間隔W2が100μmの場合の単位レンチキュラーレンズ2aの高さHが10μmの非球面形状とした。なお、単位レンチキュラーレンズ2aの高さHは、単位レンチキュラーレンズ2aの光軸方向における谷部16から単位レンチキュラーレンズ2aの頂部までの距離である。
切削用銅メッキが施されたメッキロールを旋盤機へ取り付け、上記形状に相当する形状を先端に有するダイヤモンドバイトを取り付け、メッキロールを高速で回転させながらダイヤモンドバイトを接触させることで各単位レンチキュラーレンズ2aを加工した。単位レンチキュラーレンズ2aの高さHを変化させることで谷部16の振幅Aを変化させ、図8の通り実施例1〜3及び比較例1〜4とした。比較例1、5、9に相当するレンチキュラーレンズ用のロール金型を100cとし、実施例1〜9、比較例2〜4、比較例6〜8、比較例10〜12に相当するレンチキュラーレンズ用のロール金型100aを作製した。
なお、図10に示すように、従来の導光板の光射出面用のロール金型100cは、単位レンチキュラーレンズ2aの間隔W1が一定で、かつ、単位レンチキュラーレンズ2aに対応する金型部分の切削深さも一定である。
これに対して、図11(A)、(B)に示すように、本発明の導光板の光射出面用のロール金型100bは、各単位レンチキュラーレンズ2aの間隔W1は一定であるが、各単位レンチキュラーレンズ2aの高さHが第1の方向Xにおいて非周期的に変化するように金型部分の切削深さを変化させている。
なお、図11(A)において実線部が切削刃による切削箇所を示しており、図11(B)において実線部が金型の断面形状を示している。
<畝状構造体2bと微小レンズ形成用のロール金型>
前記畝状構造体2bの形状は、間隔Pが50μm、深さD1が1μmのプリズム形状(断面三角形状)とした。前記微小レンズ3の形状は、長軸Lが180μm、短軸Sが70μm、深さD2が20μmの楕円半球形状とした。
ロール金型100bは下記の方法で作製した。
加工用銅メッキが施された各メッキロールを旋盤機にセットし、ロール表面に前記畝状構造体2bに相当する形状を加工した。
続けて前記微小レンズの形状に相当する形状を先端に有するダイヤモンドバイトを取り付け、ロールの回転と同期させダイヤモンドバイトをロールへ出し入れすることで、畝状構造体2bと微小レンズ形成用のロール金型100bを作製した。
<導光板の作製>
図3〜図5に示すような、実施例1〜9及び比較例1〜12に対応するレンチキュラーレンズ形成用のロール金型100a若しくは100cと畝状構造体2bと微小レンズ形成用のロール金型100bを具備し、図6に示すような押出成形法に基づいた製造装置により、実施例1〜9及び比較例1〜12に対応する導光板1a及び1bを作製した。
具体的には、帝人化成社製の熱可塑性ポリカーボネート樹脂を、押出機のダイ7から加熱溶融して押出し、レンチキュラーレンズ形成用のロール金型100a若しくは金型100cと畝状構造体2bと微小レンズ形成用のロール金型100bとで挟み込んで、一方の面に連続した単位レンチキュラーレンズ2aを成形し、他方の面に畝状構造体2bと微小レンズ3を形成することで実施例1〜9及び比較例1〜12の導光板を作製した。なお、導光板の大きさは、530mm×300mm、厚みを0.4mmとした。
(2)導光板の評価
<外観評価>
図9に示す導光板の評価装置を用いて、実施例1〜3及び比較例1〜4で作製した導光板の外観性能を評価した。
すなわち、評価装置は、液晶表示装置20であり、液晶表示装置20は、液晶パネル22、プリズムフィルム23、24、拡散フィルム25、光源ランプ26、ランプリフレクター27、反射フィルム28、導光板29を含んで構成されている。
その方法は、実施例1〜3及び比較例1〜4で作製した導光板を液晶表示装置20の構成の導光板29と置き換え、白画面を表示し、目視による感応評価を実施した。評価は3人の評価者で実施し、3人とも干渉縞(モアレ)の不具合が確認出来ない場合は良好とし○、3人のうち1人でも外観不具合が確認された場合は不良とし×とした。
比較例1、5、9の導光板は、単位レンチキュラーレンズの間隔W1と畝状構造体2bの間隔Pの周期が原因となり、干渉縞(モアレ)の外観不具合が視認された。これは、間隔W1と間隔Pの周期が干渉し、干渉縞(モアレ)が視認されたと考えられる。
比較例2、6、10の導光板は、単位レンチキュラーレンズの高さHを変化させることにより、単位レンチキュラーレンズの谷部16の振幅Aを3μmの範囲で変化させた。比較例1より改善されたが、干渉縞(モアレ)が発生し、不具合として視認された。
比較例3〜4、7〜8、11〜12の導光板は、比較例2と同様に単位レンチキュラーレンズの高さHを変化させることにより、単位レンチキュラーレンズの谷部16の振幅Aを12μm及び15μmの範囲で変化させた。その結果、干渉縞(モアレ)は発生しなかったが、単位レンチキュラーレンズの谷部16が蛇行することにより、ムラ状の不具合が発生し外観不良となった。
実施例1から9の導光板は、比較例2と同様に単位レンチキュラーレンズの高さHを変化させることにより、単位レンチキュラーレンズの谷部16の振幅Aを5μm及び7μm及び10μmの範囲で変化させた。その結果、干渉縞(モアレ)は発生しなかった。単位レンチキュラーレンズの谷部16の振幅Aを5μmから10μmの範囲で蛇行させることで、単位レンチキュラーレンズの谷部16が周期性をもたなくなるため、単位レンチキュラーレンズと畝状構造体2bによる干渉縞(モアレ)を大幅に改善することが確認された。また、単位レンチキュラーレンズの谷部16の蛇行によるムラも発生しなかった。
<比較結果>
実施例1〜9で得られた本発明品は、いずれも干渉縞(モアレ)による外観不良の極めて少ない高品位な性能を示した。一方、比較例1〜12で得られた比較例品はいずれも干渉縞(モアレ)、ムラが生じたため実用性には至らなかった。
本発明は、大型液晶TVなどの液晶表示体に用いられるバックライト用部材として使用することができる。
1a 本発明の導光板
1b 従来の導光板
2a 単位レンチキュラーレンズ
2b 畝状構造体
3 微小レンズ
10 光入射面
12 光射出面
14 光偏向面
16 谷部
20 液晶表示装置
22 液晶パネル
23 プリズムフィルム
24 プリズムフィルム
25 拡散フィルム
26 光源ランプ
27 ランプリフレクター
28 反射フィルム
29 導光板
100a 本発明の導光板に係る単位レンチキュラーレンズ形成用のロール金型
100b 本発明の導光板に係る畝状構造体2bと微小レンズ形成用のロール金型
100c 従来の導光板の単位レンチキュラーレンズ形成用のロール金型
H 単位レンチキュラーレンズ2aの高さH
P 畝状構造体2bの間隔
X 第1の方向
Y 第2の方向
W1 単位レンチキュラーレンズ2aの間隔
W2 谷部16の間隔

Claims (6)

  1. 光源から射出される光を入射する光入射面と、
    前記光入射面に入射した光を射出する光射出面と、
    前記光射出面に対向し前記光入射面に入射した光を前記光射出面に偏向させる光偏向面とを備え、
    前記光射出面は、凸シリンドリカルレンズからなり第1の方向に延伸する単位レンチキュラーレンズが前記第1の方向と直交する第2の方向に等間隔をおいて多数配列され、
    前記光偏向面は、前記第1の方向に延伸する畝状構造体が前記第2の方向に等間隔をおいて多数設けられ、
    互いに隣り合う前記単位レンチキュラーレンズの間は前記第1の方向に延伸する谷部となっている導光板であって、
    前記光偏向面を平面視したときに、前記谷部は、該谷部の前記第2の方向に沿った振幅が非周期的に変化する波形形状を呈している、
    ことを特徴とする導光板。
  2. 前記谷部の波形形状は、前記単位レンチキュラーレンズの高さが前記第1の方向において非周期的に変化することで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の導光板。
  3. 前記谷部の振幅は、5μm以上10μm以下である、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の導光板。
  4. 前記第2の方向における前記単位レンチキュラーレンズの間隔は、隣り合う前記単位レンチキュラーレンズの光軸の間の距離であり、
    前記距離は、30μm以上200μm以下である、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の導光板。
  5. 前記単位レンチキュラーレンズの曲率半径は、30μm以上200μmである、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の導光板。
  6. 請求項1〜5の何れか1項記載の導光板を用いた照明装置。
JP2013110071A 2013-05-24 2013-05-24 導光板及びそれを用いた照明装置 Pending JP2014229553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110071A JP2014229553A (ja) 2013-05-24 2013-05-24 導光板及びそれを用いた照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110071A JP2014229553A (ja) 2013-05-24 2013-05-24 導光板及びそれを用いた照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014229553A true JP2014229553A (ja) 2014-12-08

Family

ID=52129218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013110071A Pending JP2014229553A (ja) 2013-05-24 2013-05-24 導光板及びそれを用いた照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014229553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104464552A (zh) * 2014-12-25 2015-03-25 长沙信元电子科技有限公司 翻转式led显示屏的显示单元解决方法及其显示单元

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104464552A (zh) * 2014-12-25 2015-03-25 长沙信元电子科技有限公司 翻转式led显示屏的显示单元解决方法及其显示单元

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5344310B2 (ja) 光学シート、面光源装置、透過型表示装置、発光装置および型
TWI507784B (zh) 照明裝置、顯示裝置
JP2014186913A (ja) 照明ユニット及び表示装置
JP2013077473A (ja) 導光板、導光板の製造方法、金型、ディスプレイ用バックライトユニットおよびディスプレイ
JP2015069793A (ja) 導光板及びそれを用いた画像表示装置
JP2015099737A (ja) 導光板、導光板の製造方法、金型、バックライトユニットおよびディスプレイ装置
JP2010250037A (ja) 光学部品、バックライトユニット及びディスプレイ装置
JP2014229553A (ja) 導光板及びそれを用いた照明装置
JP5310268B2 (ja) 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置
JP6136201B2 (ja) 導光体、照明装置、表示装置
JP5733003B2 (ja) 微細構造シート
JP5757378B2 (ja) 光学シート、光学部材、面光源装置、透過型表示装置および発光装置
JP5944278B2 (ja) 導光板
JP2011242419A (ja) 光学シート及び金型並びにバックライトユニット及びディスプレイ装置
JP2013077472A (ja) 導光体、これを備えた照明装置、表示装置
JP2013195918A (ja) 微細構造シート
JP2015032410A (ja) 導光板及びこれを用いたバックライトユニット並びに表示装置
JP2013201069A (ja) 導光体、導光体を備えた照明装置および表示装置
JP2015005341A (ja) 導光板、これを備えたディスプレイ
JP2014086368A (ja) 導光板及びそれを用いた照明装置
JP5598097B2 (ja) 光学シート成形用金型の製造方法
JP2014038780A (ja) 導光体、これを備えた照明装置、表示装置
JP2015060683A (ja) 導光体、これを備えた照明装置、表示装置
KR101034313B1 (ko) 면광원장치용 도광판 및 이를 이용한 백라이트 유닛
JP2014093194A (ja) 導光板および導光板を備えたディスプレイ