JP2014213400A - ロボット装置及びロボット装置の制御方法 - Google Patents
ロボット装置及びロボット装置の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014213400A JP2014213400A JP2013090909A JP2013090909A JP2014213400A JP 2014213400 A JP2014213400 A JP 2014213400A JP 2013090909 A JP2013090909 A JP 2013090909A JP 2013090909 A JP2013090909 A JP 2013090909A JP 2014213400 A JP2014213400 A JP 2014213400A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- robot
- disconnection
- power
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 27
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 52
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims abstract description 27
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims abstract description 26
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 37
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 11
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 239000012636 effector Substances 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000012887 quadratic function Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J19/00—Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
- B25J19/06—Safety devices
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Robotics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Numerical Control (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
【課題】上位コントローラから下位コントローラに対する通信において通信異常が発生した場合に、ロボットを適切に停止動作させ、かつ配線数の増加を抑えることができるロボット装置を提供する。【解決手段】ロボット10の各部の動作を制御する複数の下位コントローラ20a〜20fと、複数の下位コントローラ20a〜20fを制御する上位コントローラ30と、上位コントローラ30と複数の下位コントローラ20a〜20fとの間の信号線41のうちの複数の下位コントローラ20a〜20fよりも上流側に設けられ、該信号線41を接断可能な信号接断回路60と、信号接断回路60に、信号線41を切断する信号を送信可能な切断指示部70と、を備え、上位コントローラ30からの複数の下位コントローラ20a〜20fに対する通信状態が第1の所定時間T1以上の遮断状態にある場合に、ロボット10の動作を停止する。【選択図】図1
Description
本発明は、複数の関節が制御されることにより駆動する多関節アームを利用するロボット装置及びロボット装置の制御方法に関する。
従来、垂直多関節アーム(以下、ロボットと呼ぶ)が、例えば産業用組立ロボット等として開発されている。このロボットの制御システムの1つとして、上位コントローラから該上位コントローラに従属する下位コントローラに動作指示を送信して動作させるいわゆる分散制御システムが知られている。分散制御システムでは、上位コントローラは、例えば各ロボットごとに対応して設けられ、ロボット全体の動作計画等、大局的な判断処理を行うようになっている。また、下位コントローラは、1台のロボットに複数組み込まれ、例えばモータの制御等、個々のハードウェアを制御するようになっている。換言すると、分散制御システムは、システムを構成するモータ等の複数の機器ごとに下位コントローラを備え、上位コントローラから分散して下位コントローラを制御するようになっている。
ここで、ロボットの動作中に何らかの理由で非常停止させる場合は、ロボットに非常停止指示を送信し、ロボットをプログラムによって減速停止させた後、モータを駆動する電力を遮断するという手順が考えられる。しかしながら、分散制御システムにおいては、例えば、上位コントローラのプログラムの誤動作や、上位コントローラの故障、あるいは断線等、下位コントローラより上流側で異常が発生する可能性がある。このような上位コントローラから下位コントローラに対する通信において異常が発生すると、下位コントローラでは、非常状態の通知や非常停止の指示を正確に受信することができなくなる。これにより、ロボットが適切に減速できなかったり、適切な位置姿勢で停止できなかったりする等、適切な停止動作を行えず、ロボットに機械的な過負荷が掛かってしまう場合がある。
これに対して、分散制御システムにおいて、このような通信異常が発生した場合、下位コントローラ同士が互いに非常状態を通知できるように、下位コントローラ間に非常通信線を設けたものが知られている(特許文献1参照)。この制御システムによれば、下位コントローラより上流側での異常で上位及び下位のコントローラ間で通信異常が発生した場合でも、下位コントローラ間の非常通信線により、下位コントローラが非常状態を検知しロボットを適切に停止動作させることができる。
しかしながら、特許文献1に記載された制御システムでは、下位コントローラの数をnとすると、全ての下位コントローラ同士を接続する非常通信線の数は、0.5×n(n−1)本となる。このため、例えば、6軸多関節ロボットのように下位コントローラが6つある場合、非常通信線は15本必要となってしまい、下位コントローラの数が大きくなるにつれて下位コントローラ間の非常通信線の本数は2次関数的に増えてしまう。下位コントローラ間に配線する非常通信線が膨大な数になることにより、ロボットを実装する際の作業性が低下してしまうという問題があった。
本発明は、上位コントローラから下位コントローラに対する通信において通信異常が発生した場合に、ロボットを適切に停止動作させ、かつ配線数の増加を抑えることができるロボット装置及びロボット装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明のロボット装置は、ロボットの各部の動作を制御する複数の下位コントローラと、前記複数の下位コントローラを制御する上位コントローラと、前記上位コントローラと前記複数の下位コントローラとの間の信号線のうちの前記複数の下位コントローラよりも上流側に設けられ、該信号線を接断可能な信号接断回路と、前記信号接断回路に、前記信号線を切断する信号を送信可能な切断指示部と、を備え、前記上位コントローラからの前記複数の下位コントローラに対する通信状態が第1の所定時間以上の遮断状態にある場合に、前記ロボットの動作を停止することを特徴とする。
また、本発明は、ロボットの各部の動作を制御する複数の下位コントローラと、前記複数の下位コントローラを制御する上位コントローラと、前記上位コントローラと前記複数の下位コントローラとの間の信号線のうちの前記複数の下位コントローラよりも上流側に設けられ、該信号線を接断可能な信号接断回路と、前記信号接断回路に、前記信号線を切断する信号を送信可能な切断指示部と、を備えるロボット装置の制御方法において、前記切断指示部が、前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信することにより、前記信号接断回路が前記信号線を切断する第1の切断工程と、前記上位コントローラからの前記複数の下位コントローラに対する通信状態が第1の所定時間以上の遮断状態にある場合に、前記ロボットの動作を停止する停止工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、切断指示部が、信号接断回路に信号線を切断する信号を送信することにより、信号接断回路が信号線を切断し、上位コントローラから下位コントローラへの通信状態が第1の所定時間以上の遮断状態にあることでロボットの動作を停止する。これにより、下位コントローラ間に非常通信線を設ける必要がないので、配線数を増加することなく、上位コントローラから下位コントローラに対する通信において通信異常が発生した場合に、ロボットを適切に停止動作させることができる。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、ロボット装置1は、ロボット10と、複数の制御ユニット(下位コントローラ)20a〜20fと、これら複数の制御ユニット20a〜20fを制御する制御部(上位コントローラ)30と、を備えている。ロボット10は、6軸の垂直多関節アーム(以下、アームと呼ぶ)11と、エンドエフェクタとしてのハンド(図示せず)とを有している。尚、ロボット10と全ての制御ユニット20a〜20fとを合わせた全体を、ロボット本体40と総称する。また、本実施形態では、アーム11として6軸の垂直多関節アームを適用しているが、軸数は用途や目的に応じて適宜変更してもよい。
図1に示すように、ロボット装置1は、ロボット10と、複数の制御ユニット(下位コントローラ)20a〜20fと、これら複数の制御ユニット20a〜20fを制御する制御部(上位コントローラ)30と、を備えている。ロボット10は、6軸の垂直多関節アーム(以下、アームと呼ぶ)11と、エンドエフェクタとしてのハンド(図示せず)とを有している。尚、ロボット10と全ての制御ユニット20a〜20fとを合わせた全体を、ロボット本体40と総称する。また、本実施形態では、アーム11として6軸の垂直多関節アームを適用しているが、軸数は用途や目的に応じて適宜変更してもよい。
アーム11は、7つのリンク(図示せず)と、各リンクを揺動又は回動可能に連結する6つの関節12a〜12fとを備えている。各関節12a〜12fは、各関節12a〜12fを各々駆動するモータ13a〜13fと、各関節12a〜12fを各々停止させるブレーキ14a〜14fと、モータ13a〜13fの回転角度を検知するエンコーダ15a〜15fとを備えている。各関節に設けられたモータ13a〜13fと、ブレーキ14a〜14fと、エンコーダ15a〜15fとは、それぞれ制御ユニット20a〜20fに接続されている。本実施形態では、各関節12a〜12fにそれぞれ制御ユニット20a〜20fが設けられており、ロボット10は合計6個の制御ユニット20a〜20fを備えている。各制御ユニット20a〜20fは、ロボット10の各関節12a〜12fの動作を制御するようになっている。
制御ユニット20aは、ロボット本体40に内蔵されており、例えばモータ13aのケースに取り付けられている。制御ユニット20aには、信号線41を介して制御部30が接続されると共に、電力線42を介して主電源50が接続されている。制御ユニット20aは、制御部30から受信した信号に基づいて、電力線42からの電力を利用してモータ13a及びブレーキ14aを駆動あるいは停止し、またエンコーダ15aによる測定値を制御部30に送信するようになっている。尚、他の制御ユニット20b〜20fについても制御ユニット20aと同様の構成であるので、詳細な説明を省略する。
制御ユニット20a〜20f及び制御部30は、いずれもコンピュータにより構成されている。各コンピュータは、例えばCPUと、各部を制御するためのプログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入力インターフェース回路と、出力インターフェース回路とを備えている。尚、主電源50は、ロボット10に動作を行わせるための電力を供給可能になっている。
次に、本実施形態に係るロボット装置1の特徴的な部分について詳細に説明する。
制御部30と各制御ユニット20a〜20fとの間の信号線41のうちの各制御ユニット20a〜20fよりも上流側には、該信号線41を接断可能な信号接断回路60が設けられている。本実施形態では、信号接断回路60はリレー装置により構成されている。信号接断回路60としては、リレー装置のような機械的に接点のオンオフを切り換えるものには限られず、例えば機械的な接点を有しない電気回路によりオンオフを切り換えるものであってもよい。但し、信号接断回路60は、ハードウェアにより信号線41が接断されるものとしており、ソフトウェアにより信号線41が接断されるものを含まないものとしている。
信号接断回路60には、該信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信可能な切断指示部70が接続されている。本実施形態では、切断指示部70は、制御部30に内蔵されたウォッチドッグタイマ(WDT)(異常検出回路)71と、非常停止ボタン(停止要求検出センサ)72と、信号接断回路60に信号を発信する停止検知基板73と、を備えている。切断指示部70は、いずれも電気回路あるいは電気部品のハードウェアから構成されており、ソフトウェアを利用することなく動作するようになっている。
WDT71は、ソフトウェアが正常に動作しているか監視するために、制御部30のCPUが正常に動作しているか否かをチェックするようになっている。具体的には、例えば、WDT71は所定時間の経過によりタイムアップすると、停止検知基板73に停止信号を発信するようになっている。そして、CPUが正常な動作をしている場合は、CPUがWDT71のタイムアップ前にリセットを行うようになっている。CPUが異常な動作をしている場合は、CPUがWDT71をタイムアップ前にリセットできないことから、WDT71がタイムアップして停止検知基板73に停止信号を発信するようになっている。
これにより、WDT71は、ソフトウェアを利用することなく、制御部30のCPUの動作をチェックすることができるようになっている。本実施形態では、異常検出回路としてWDT71を適用しているが、これには限られないのは勿論である。
これにより、WDT71は、ソフトウェアを利用することなく、制御部30のCPUの動作をチェックすることができるようになっている。本実施形態では、異常検出回路としてWDT71を適用しているが、これには限られないのは勿論である。
また、非常停止ボタン72は、例えばプッシュオンスイッチからなり、作業者がロボット10を非常停止させる際にプッシュオン操作するようになっている。非常停止ボタン72がオン操作されることにより、停止検知基板73に停止信号を発信するようになっている。本実施形態では、停止要求検出センサとして、非常停止ボタン72を適用しているが、これには限られず、例えば、ドアスイッチ、エリアセンサ、デッドマンスイッチ等を適用してもよい。
停止検知基板73は、WDT71のタイムアップか、または非常停止ボタン72のオン操作により、信号接断回路60に切断信号を送信して、該信号接断回路60を切断状態にするようになっている。また、停止検知基板73は、制御部30からの接続信号の受信、あるいは非常停止ボタン72のオフ操作により、信号接断回路60に接続信号を送信して、該信号接断回路60を接続状態にするようになっている。
制御ユニット20aは、通信監視部21aを有しており、該通信監視部21aは、制御部30から制御ユニット20aへの通信状態が第1の所定時間T1以上の遮断状態にあるか否かを判断するようになっている。更に、通信監視部21aは、通信状態が所定時間T1以上の遮断状態にあると判断した場合は、制御ユニット20に対して、ロボット10の動作を停止するように信号を送信する。通信監視部21aは、制御ユニット20aのROMに格納されたプログラムにより構成されている。尚、制御ユニット20b〜20fも制御ユニット20aと同様にそれぞれ通信監視部21b〜21fを有しているが、これらの構成は通信監視部21aと同様であるので、詳細な説明を省略する。
上述したロボット10の駆動中に、動作を非常停止させる際の手順を、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、操作者の操作により、ロボット10の動作が開始される(ステップS1)。そして、非常停止ボタン72がオン操作されたか否かが判断され(ステップS2)、オン操作されていなければ、WDT71がタイムアップしたか否かが判断される(ステップS3)。WDT71がタイムアップしていなければ、再度、非常停止ボタン72がオン操作されたか否かが判断される(ステップS2)。ここでは、非常停止ボタン72のオン操作とWDT71のタイムアップとが順次判断されているが、実際には両者は別個の電気回路により構成されているため、同時に判断されている。
そして、非常停止ボタン72がオン操作されたか、あるいはWDT71がタイムアップした場合は、停止検知基板73が信号接断回路60に切断信号を送信する(ステップS4)。信号接断回路60は、切断信号を受信することにより、切断状態に切り換わり、信号線41を切断する(ステップS5)。これら、ステップS4及びステップS5が、本発明の第1の切断工程となっている。
信号線41が切断されることにより、各制御ユニット20a〜20fでは信号の受信が停止され遮断状態になり、各通信監視部21b〜21fは、遮断状態が第1の所定時間T1だけ経過したか否かを判断する(ステップS6)。遮断状態が第1の所定時間T1を経過していなければ、再度、第1の所定時間T1を経過したか否かが判断される(ステップS6)。遮断状態が第1の所定時間T1を経過していれば、通信監視部21b〜21fからの指令で各制御ユニット20a〜20fはロボット10の動作を減速し、好ましい位置姿勢で停止させる(ステップS7、停止工程)。ここでの好ましい位置姿勢は、例えば、アーム11の関節12a〜12fやリンク等の各部に大きな負荷が作用しないような位置姿勢とする。
次に、上述したロボット10の非常停止ボタン72のオン操作による非常停止後に、動作を再開させる際の手順を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。ここでは、制御部30は正常に動作しているものとしている。
ロボット10は、非常停止ボタン72のオン操作により非常停止している(ステップS11)。制御部30は、各制御ユニット20a〜20fに対してチェックコマンド(チェック信号)を発信し(ステップS12)、信号線41が接続状態であるか否かを判断する(ステップS13)。制御部30は、送信したチェックコマンドに対し各制御ユニット20a〜20fから返信があった場合は信号線41が接続状態であると判断し、所定時間の間、返信が無かった場合は信号線41が切断状態であると判断する。制御部30が、信号線41は接続状態ではないと判断した場合は、再度、チェックコマンドを発信する(ステップS12)。
制御部30が、信号線41は接続状態であると判断した場合は、制御部30が受信した各制御ユニット20a〜20fからの返信に基づき、通信状態が正常であるか否かを判断する(ステップS14)。制御部30は、チェックコマンドに対し各制御ユニット20a〜20fから正常な返信があった場合は通信状態が正常であると判断し、異常な返信があった場合は通信状態が正常ではない、即ち通信エラーであると判断する。制御部30が、通信状態が正常ではないと判断した場合は、再度、チェックコマンドを発信する(ステップS12)。尚、ステップS12〜ステップS14が、判断工程となっている。
制御部30が、通信状態が正常であると判断した場合は、各制御ユニット20a〜20fとの間の通信をリセットする(ステップS15)。各制御ユニット20a〜20fは、主電源50から各モータ13a〜13f等への電力供給を再開する(ステップS16)。そして、制御部30は、各制御ユニット20a〜20fに許可コマンドを発信し(ステップS17、再開許可工程)、ロボット10の動作が再開される(ステップS18)。
上述したように本実施形態のロボット装置1によれば、切断指示部70が、信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信することにより、信号接断回路60が信号線41を切断する。これにより、制御部30から各制御ユニット20a〜20fへの通信状態が第1の所定時間以上の遮断状態にあることで、各制御ユニット20a〜20fによりロボット10の動作が停止される。よって、各制御ユニット20a〜20fは、ロボット10を非常停止すべきか否かを制御部30との関係のみで判断することができるので、各制御ユニット20a〜20f同士を非常通信線により接続する必要がない。このため、配線数を増加することなく、制御部30から各制御ユニット20a〜20fに対する通信において通信異常が発生した場合に、ロボット10を適切な位置姿勢で停止動作させることができる。
また、本実施形態のロボット装置1によれば、切断指示部70は制御部30の動作に異常が発生したことを検出可能なWDT71を備えており、WDT71が制御部30の異常の発生を検出した場合に、信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信する。また、WDT71及び停止検知基板73を電気回路により構成すると共に、信号接断回路をリレー装置により構成しており、ソフトウェアを利用することなく動作するようになっている。これにより、制御部30の異常をハードウェアにより検出し、リレー装置で物理的に信号線41を切断することができるので、制御部30が異常状態に陥りプログラムが作動しなくてもロボット10を適切な位置姿勢で非常停止させることができる。
ここで、例えば制御部30やその他のソフトウェアを利用してロボット10を非常停止させるロボット装置では、プログラムが正常に動作せずロボット10を適切な位置姿勢で非常停止できない可能性がある。これに対し、本実施形態では、非常停止要求の検知から制御ユニット20a〜20fへの伝達においてソフトウェアを利用せず、より信頼性の高いハードウェアを利用しているので、プログラムの異常動作による通信異常の発生の可能性を回避することができる。
また、本実施形態のロボット装置1によれば、切断指示部70は、ロボット10の動作を停止させるための非常停止ボタン72を備えており、非常停止ボタン72がオン操作された場合に、信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信する。これにより、操作者の判断でロボット10を非常停止させる際に、制御部30を利用することなく停止できるので、制御部30が異常を発生してプログラムが正常に作動しなくてもロボット10を適切な位置姿勢で非常停止させることができる。
また、本実施形態のロボット装置1によれば、制御部30は、ロボット10の動作の非常停止後に、信号接断回路60により切断された信号線41が再び接続された場合に、各制御ユニット20a〜20fにチェック信号を発信する。そして、制御部30は、各制御ユニット20a〜20fからの返信の有無及び返信の内容に基づいて、各制御ユニット20a〜20fとの接断状態及び通信状態が正常か否かを判断する。更に、制御部30は、接断状態及び通信状態のいずれもが正常であると判断した場合に、各制御ユニット20a〜20fへロボット10の動作の再開を許可する。このため、信号線41が断線していたり、あるいはいずれかの制御ユニット20a〜20fが異常を発生している場合には、ロボット10の動作が再開しないようにでき、ロボット10を保護することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るロボット装置101について説明する。
次に、本発明の第2実施形態に係るロボット装置101について説明する。
第2実施形態は、第1実施形態と比較して、図4に示すように、ハード構成として主電源50とロボット10との間の電力線42に設けられ、該電力線42を接断可能な電力接断回路80と、タイマ部81とを備えている点で構成を異にしている。それ以外の構成は、第1実施形態と同様であるので同一符号を付して説明を省略する。
ここで、停止検知基板73が信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信してから、ロボット10の動作が停止するまでの時間よりも長い第2の所定時間T2を設定しておく。例えば、ロボット10の動作が停止するまでの時間が0.5秒程度であるとすると、第2の所定時間T2は3秒程度に設定することができる。タイマ部81は、停止検知基板73が信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信してから第2の所定時間T2後に、電力接断回路80に電力線42を切断する信号を送信するようになっている。電力接断回路80は、例えばリレー装置から構成され、タイマ部81から切断信号を受信することにより、切断状態に切り換わり、電力線42を切断するようになっている。
上述したロボット10の駆動中に、動作を非常停止させる際の手順を、図2及び図5に示すフローチャートに沿って説明する。尚、図2に示すフローチャートについては、上述した第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図5に示すように、非常停止ボタン72が操作されたか、あるいはWDT71がタイムアップした場合は、停止検知基板73が信号接断回路60に切断信号を送信する(ステップS4、図2参照)。これにより、タイマ部81においてタイマーがスタートされ(ステップS21)、タイマ部81により第2の所定時間T2が経過したか否かが判断される(ステップS22)。タイマ部81が、第2の所定時間T2が経過していないと判断した場合は、再度、第2の所定時間T2が経過したか否かが判断される(ステップS22)。
その後、各制御ユニット20a〜20fはロボット10の動作を減速し、好ましい位置姿勢で停止させる(ステップS7、図2参照)。ロボット10の停止後に、タイマ部81が、第2の所定時間T2が経過したと判断した場合は、電力接断回路80に電力線42を切断する信号を送信する(ステップS23)。電力接断回路80は、切断信号を受信することにより、切断状態に切り換わり、電力線42を切断する(ステップS24)。これら、ステップS23及びステップS24が、本発明の第2の切断工程となっている。
上述したように本実施形態のロボット装置101によれば、停止検知基板73が信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信して、ロボット10の動作が停止する。その後、第2の所定時間T2が経過し、タイマ部81が、電力接断回路80に電力線42を切断する信号を送信する。このため、信号線41を信号接断回路60により物理的に切断することに加え、ロボット10の駆動に必要な電力を供給する電力線42を切断することができるので、ロボット10の停止動作をより確実にすることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るロボット装置201について説明する。
次に、本発明の第3実施形態に係るロボット装置201について説明する。
第3実施形態は、第1実施形態と比較して、図6に示すように、ハード構成として主電源50とロボット10との間の電力線42を接断可能な電力接断回路90と、主電源50により充電可能な補助電源51とを備えている点で構成を異にしている。それ以外の構成は、第1実施形態と同様であるので同一符号を付して説明を省略する。
停止検知基板73は、信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信すると同時に、電力接断回路90に電力線42を切断する信号を送信するようになっている。電力接断回路90は、例えば信号接断回路60と同一部品のリレー装置から構成され、停止検知基板73から切断信号を受信することにより、切断状態に切り換わり、主電源50と補助電源51との間の電力線42を切断するようになっている。
補助電源51は、例えばキャパシタや二次電池等の充放電可能な部材を備えている。ここで、停止検知基板73が信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信してから、ロボット10の動作が停止するまでの時間よりも長い第3の所定時間T3を設定しておく。例えば、ロボット10の動作が停止するまでの時間が0.5秒程度であるとすると、第3の所定時間T3は3秒程度に設定することができる。補助電源51は、信号接断回路60が信号線41を接続する場合に充電され、信号接断回路60が信号線41を切断する場合に、第3の所定時間T3の間、ロボット10に電力を放電可能な充電量になっている。
上述したロボット10の駆動中に、動作を非常停止させる際の手順を、図2及び図7に示すフローチャートに沿って説明する。尚、図2に示すフローチャートについては、上述した第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図7に示すように、非常停止ボタン72が操作されたか、あるいはWDT71がタイムアップした場合は、停止検知基板73が信号接断回路60に切断信号を送信する(ステップS4、図2参照)。また、停止検知基板73は、これと同時に電力接断回路90に電力線42を切断する信号を送信する(ステップS31)。電力接断回路90は、切断信号を受信することにより、切断状態に切り換わり、電力線42を切断する(ステップS32)。これら、ステップS31及びステップS32が、本発明の第3の切断工程となっている。
そして、主電源50がロボット10から切り離されることにより、補助電源51から放電される電力がロボット10に供給される(ステップS33)。その後、各制御ユニット20a〜20fはロボット10の動作を減速し、好ましい位置姿勢で停止させる(ステップS7、図2参照)。ロボット10の停止後に、第3の所定時間T3が経過すると(ステップS34)、補助電源51の放電が完了する(ステップS35)。
上述したように本実施形態のロボット装置201によれば、停止検知基板73が、信号接断回路60に信号線41を切断する信号を送信すると同時に、電力接断回路90に電力線42を切断する信号を送信するようになっている。そして、電力接断回路90が電力線42を切断することで、補助電源51から放電される電力によりロボット10の動作を停止させるようになっている。このため、信号線41を信号接断回路60により物理的に切断することに加え、ロボット10の駆動に必要な電力を供給する電力線42を切断することにより、ロボット10の停止動作をより確実にすることができる。
また、本実施形態のロボット装置201によれば、信号接断回路60の切断と電力接断回路90の切断とを同時に実行することができるので、これら信号接断回路60及び電力接断回路90を同一のリレー装置により構成することができる。これにより、別個のリレー装置を利用する場合に比べて、部品点数の増加を抑えることができる。
上述した第1〜第3実施形態では、切断指示部70は、停止検知基板73の他に、WDT71及び非常停止ボタン72を備えた場合について説明したが、これには限られない。例えば、切断指示部70は、WDT71及び非常停止ボタン72のいずれか一方のみ備えるようにしたり、あるいは他の検出回路や検出センサを備えるようにしてもよい。
また、上述した第1〜第3実施形態では、制御部30からの信号を監視する通信監視部21b〜21fが制御ユニット20a〜20fに設けられた場合について説明したが、これには限られない。例えば、通信監視部21b〜21fが、制御ユニット20a〜20fの外に別部材として設けられていてもよい。
尚、以上述べた第1実施形態〜第3実施形態の各処理動作は具体的には制御部30又は制御ユニット20a〜20fにより実行されるものである。従って、上述した機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体を制御部30又は制御ユニット20a〜20fに供給し、記録媒体に格納されたプログラムを各CPUが読み出し実行することによって達成されるようにしてもよい。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した各実施の形態の機能を実現することになり、プログラム自体及びそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、各実施の形態では、コンピュータ読み取り可能な記録媒体がROMであり、ROMにプログラムが格納される場合について説明したが、これに限定するものではない。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラムを供給するための記録媒体としては、HDD、外部記憶装置、記録ディスク等を用いてもよい。
1,101,201…ロボット装置、10…ロボット、20a〜20f…複数の制御ユニット(複数の下位コントローラ)、30…制御部(上位コントローラ)、41…信号線、42…電力線、50…主電源、51…補助電源、60…信号接断回路、70…切断指示部、71…ウォッチドッグタイマ(異常検出回路、切断指示部)、72…非常停止ボタン(停止要求検出センサ、切断指示部)、73…停止検知基板(切断指示部)、80…電力接断回路、81…タイマ部、90…電力接断回路
Claims (15)
- ロボットの各部の動作を制御する複数の下位コントローラと、
前記複数の下位コントローラを制御する上位コントローラと、
前記上位コントローラと前記複数の下位コントローラとの間の信号線のうちの前記複数の下位コントローラよりも上流側に設けられ、該信号線を接断可能な信号接断回路と、
前記信号接断回路に、前記信号線を切断する信号を送信可能な切断指示部と、を備え、
前記上位コントローラからの前記複数の下位コントローラに対する通信状態が第1の所定時間以上の遮断状態にある場合に、前記ロボットの動作を停止する、
ことを特徴とするロボット装置。 - 前記切断指示部は、前記上位コントローラの動作に異常が発生したことを検出可能な異常検出回路を備え、
前記異常検出回路が前記上位コントローラの前記異常の発生を検出した場合に、前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信する、
ことを特徴とする請求項1記載のロボット装置。 - 前記切断指示部は、前記ロボットの動作を停止させる要求を検出可能な停止要求検出センサを備え、
前記停止要求検出センサが前記ロボットの動作を停止させる前記要求を検出した場合に、前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロボット装置。 - 前記ロボットに動作を行わせるための電力を供給可能な主電源と、
前記主電源と前記ロボットとの間の電力線に設けられ、該電力線を接断可能な電力接断回路と、
前記切断指示部が前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信してから、該信号の送信から前記ロボットの動作が停止するまでの時間よりも長い第2の所定時間の後に、前記電力接断回路に前記電力線を切断する信号を送信するタイマ部と、を備え、
前記切断指示部が、前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信して前記ロボットの動作が停止した後、前記タイマ部が、前記電力接断回路に前記電力線を切断する前記信号を送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボット装置。 - 前記ロボットに動作を行わせるための電力を供給可能な主電源と、
前記信号接断回路が前記信号線を接続する場合に充電され、前記信号接断回路が前記信号線を切断する場合に、前記切断指示部が前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信してから前記ロボットの動作が停止するまでの時間よりも長い第3の所定時間の間、前記ロボットに電力を放電する補助電源と、
前記主電源と前記ロボットとの間の電力線に設けられ、該電力線を接断可能な電力接断回路と、を備え、
前記切断指示部は、前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信すると同時に、前記電力接断回路に前記電力線を切断する信号を送信し、前記補助電源から放電される前記電力により前記ロボットの動作を停止させる、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボット装置。 - 前記上位コントローラは、前記ロボットの動作の停止後に、前記信号接断回路により切断された前記信号線が再び接続された場合に、前記複数の下位コントローラにチェック信号を発信し、これら複数の下位コントローラからの返信の有無及び返信の内容に基づいて、これら複数の下位コントローラとの接断状態及び通信状態が正常か否かを判断し、いずれも正常であると判断した場合に、前記複数の下位コントローラへ前記ロボットの動作の再開を許可する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のロボット装置。 - ロボットの各部の動作を制御する複数の下位コントローラと、
前記複数の下位コントローラを制御する上位コントローラと、
前記上位コントローラと前記複数の下位コントローラとの間の信号線のうちの前記複数の下位コントローラよりも上流側に設けられ、該信号線を接断可能な信号接断回路と、
前記信号接断回路に、前記信号線を切断する信号を送信可能な切断指示部と、を備えるロボット装置の制御方法において、
前記切断指示部が、前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信することにより、前記信号接断回路が前記信号線を切断する第1の切断工程と、
前記上位コントローラからの前記複数の下位コントローラに対する通信状態が第1の所定時間以上の遮断状態にある場合に、前記ロボットの動作を停止する停止工程と、を備える、
ことを特徴とするロボット装置の制御方法。 - 前記切断指示部は、前記上位コントローラの動作に異常が発生したことを検出可能な異常検出回路を備え、
前記第1の切断工程は、前記異常検出回路が前記上位コントローラの前記異常の発生を検出した場合に、前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信することにより、前記信号接断回路が前記信号線を切断する、
ことを特徴とする請求項7記載のロボット装置の制御方法。 - 前記切断指示部は、前記ロボットの動作を停止させる要求を検出可能な停止要求検出センサを備え、
前記第1の切断工程は、前記停止要求検出センサが前記ロボットの動作を停止させる前記要求を検出した場合に、前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信することにより、前記信号接断回路が前記信号線を切断する、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載のロボット装置の制御方法。 - 前記ロボット装置は、
前記ロボットに動作を行わせるための電力を供給可能な主電源と、
前記主電源と前記ロボットとの間の電力線に設けられ、該電力線を接断可能な電力接断回路と、
前記切断指示部が前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信してから、該信号の送信から前記ロボットの動作が停止するまでの時間よりも長い第2の所定時間の後に、前記電力接断回路に前記電力線を切断する信号を送信するタイマ部と、を備え、
前記タイマ部が、前記第2の所定時間の後に前記電力接断回路に前記電力線を切断する前記信号を送信することにより、前記電力接断回路が前記電力線を切断する第2の切断工程、を備える、
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のロボット装置の制御方法。 - 前記ロボット装置は、
前記ロボットに動作を行わせるための電力を供給可能な主電源と、
前記信号接断回路が前記信号線を接続する場合に充電され、前記信号接断回路が前記信号線を切断する場合に、前記切断指示部が前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信してから前記ロボットの動作が停止するまでの時間よりも長い第3の所定時間の間、前記ロボットに電力を放電する補助電源と、
前記主電源と前記ロボットとの間の電力線に設けられ、該電力線を接断可能な電力接断回路と、を備え、
前記切断指示部が、前記信号接断回路に前記信号線を切断する前記信号を送信すると同時に前記電力接断回路に前記電力線を切断する信号を送信することにより、前記電力接断回路が前記電力線を切断する第3の切断工程を備え、
前記停止工程は、前記電力線を切断した後、前記補助電源から放電される前記電力により前記ロボットの動作を停止させる、
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のロボット装置の制御方法。 - 前記上位コントローラが、前記信号接断回路により切断された前記信号線が前記停止工程の後に再び接続された場合に、前記複数の下位コントローラにチェック信号を発信し、これら複数の下位コントローラからの返信の有無及び返信の内容に基づいて、これら複数の下位コントローラとの接断状態及び通信状態が正常か否かを判断する判断工程と、
前記上位コントローラが、前記判断工程において前記接断状態及び前記通信状態が正常であると判断した場合に、前記複数の下位コントローラへ前記ロボットの動作の再開を許可する再開許可工程と、を備える、
ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載のロボット装置の制御方法。 - 請求項12に記載のロボット装置の制御方法の判断工程と再開許可工程を、上位コントローラに実行させるためのプログラム。
- ロボットの動作を制御する下位コントローラに、上位コントローラからの前記下位コントローラに対する通信状態が所定時間以上の遮断状態にある場合に、前記ロボットの動作を停止させる機能を実行させるためのプログラム。
- 請求項13又は14に記載のプログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013090909A JP2014213400A (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | ロボット装置及びロボット装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013090909A JP2014213400A (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | ロボット装置及びロボット装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014213400A true JP2014213400A (ja) | 2014-11-17 |
Family
ID=51939665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013090909A Pending JP2014213400A (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | ロボット装置及びロボット装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014213400A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017094445A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 株式会社デンソーウェーブ | ロボット制御装置 |
JP2017094446A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 株式会社デンソーウェーブ | ロボット制御装置 |
WO2018147436A1 (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-16 | 川崎重工業株式会社 | ロボット制御装置、ロボットシステム及びロボットの制御方法 |
CN111612934A (zh) * | 2019-02-26 | 2020-09-01 | 发那科株式会社 | 记录是否从电路基板卸下外壳的外壳开封记录装置及系统 |
-
2013
- 2013-04-24 JP JP2013090909A patent/JP2014213400A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017094445A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 株式会社デンソーウェーブ | ロボット制御装置 |
JP2017094446A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 株式会社デンソーウェーブ | ロボット制御装置 |
WO2018147436A1 (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-16 | 川崎重工業株式会社 | ロボット制御装置、ロボットシステム及びロボットの制御方法 |
CN110267775A (zh) * | 2017-02-13 | 2019-09-20 | 川崎重工业株式会社 | 机器人控制装置、机器人系统以及机器人的控制方法 |
US11267122B2 (en) * | 2017-02-13 | 2022-03-08 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Robot control device, robot system, and method of controlling robot |
CN111612934A (zh) * | 2019-02-26 | 2020-09-01 | 发那科株式会社 | 记录是否从电路基板卸下外壳的外壳开封记录装置及系统 |
JP2020139741A (ja) * | 2019-02-26 | 2020-09-03 | ファナック株式会社 | ケースが回路基板から取り外されたか否かを記録するケース開封記録装置及びケース開封記録システム |
JP7010864B2 (ja) | 2019-02-26 | 2022-02-10 | ファナック株式会社 | ケースが回路基板から取り外されたか否かを記録するケース開封記録装置及びケース開封記録システム |
US11564323B2 (en) | 2019-02-26 | 2023-01-24 | Fanuc Corporation | Case opening recording apparatus and case opening recording system that record whether or not case is removed from circuit board |
CN111612934B (zh) * | 2019-02-26 | 2023-08-29 | 发那科株式会社 | 记录是否从电路基板卸下外壳的外壳开封记录装置及系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7510503B2 (ja) | 自動運転制御システム、制御方法及び装置 | |
US7133747B2 (en) | Robot controller | |
JP3944156B2 (ja) | 非常停止回路 | |
JP4054509B2 (ja) | フィールド機器制御システムおよびコンピュータが読取り可能な記憶媒体 | |
CN109478858A (zh) | 马达控制装置和电动助力转向装置 | |
US10965225B2 (en) | Motor control device | |
JP2014213400A (ja) | ロボット装置及びロボット装置の制御方法 | |
JP6299640B2 (ja) | 通信装置 | |
US20170242823A1 (en) | Microcontroller and electronic control unit | |
JP6899699B2 (ja) | 異常検知装置および異常検知方法 | |
JP7014140B2 (ja) | 電磁ブレーキ制御装置及び制御装置 | |
KR101291657B1 (ko) | 다관절 로봇 장치 및 그 운용 방법 | |
JP2013201664A (ja) | 冗長通信装置 | |
JP5706347B2 (ja) | 二重化制御システム | |
JP5589719B2 (ja) | 多重化システム及び多重化システムの制御方法 | |
JP4980947B2 (ja) | 制御システム及び制御方法 | |
JP2016095770A (ja) | コントローラ、およびこれを用いた冗長化制御システム | |
CN117222501A (zh) | 使能开关装置以及具备其的负载驱动控制装置 | |
KR101950695B1 (ko) | 철도차량용 전기기계식 제동 시스템 및 이의 제어 방법 | |
JP4788597B2 (ja) | プログラマブルコントローラ二重化システム | |
JP2016127569A (ja) | 電子制御装置 | |
US20230062371A1 (en) | Robot system, method for controlling robot system, method for manufacturing article using robot system, system, method for controlling system, and recording medium | |
JP2015153146A (ja) | 情報処理システム、情報処理システムの制御方法および情報処理システムの制御プログラム | |
CN114137871B (zh) | 总线控制装置及其配置方法、楼宇控制系统 | |
WO2024122023A1 (ja) | 車両の制御システム |