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JP2014204895A - 棒状化粧料収納容器 - Google Patents

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JP2014204895A
JP2014204895A JP2013084876A JP2013084876A JP2014204895A JP 2014204895 A JP2014204895 A JP 2014204895A JP 2013084876 A JP2013084876 A JP 2013084876A JP 2013084876 A JP2013084876 A JP 2013084876A JP 2014204895 A JP2014204895 A JP 2014204895A
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高橋 秀雄
Hideo Takahashi
秀雄 高橋
文裕 寺澤
Fumihiro Terasawa
文裕 寺澤
剛郎 渡邊
Takero Watanabe
剛郎 渡邊
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Figla Co Ltd
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Figla Co Ltd
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Abstract

【課題】不注意に落下させても、収納容器本体内において収納する棒状化粧料の変形や折損等の不具合を防止する。【解決手段】アイブロー等の硬い棒状化粧料9を保持する芯チャック8と一体となる押棒10の雄ネジ部10aと螺合する雌ネジ部11bを内部の貫通孔11aの内周面に形成するネジ駒11を、芯筒5及び嵌合筒6の内底部6dとの間でスプリング12a、12bを圧縮しつつ介在させるので、落下の際の衝撃は、ネジ駒による一方のスプリングの圧縮と同時に起こる他方のスプリングの伸長の交互の反復によってネジ駒の位置変化を棒状化粧料の硬さに合わせて最適な変化、すなわち最小限とし、その位置変化を迅速に減衰させて十分に緩衝するので、棒状化粧料の変形や折損等の不具合を確実に防止することができるものとなる。【選択図】図1

Description

本願発明は、リップライナー、コンシーラー、アイブロー、アイライナー、又はリップステック等の棒状化粧料(以下、「棒状化粧料」とする。)を出没自在に収納する棒状化粧料収納容器に関する。
従来、棒状化粧料塗布体に内蔵され、棒状化粧料を出没自在に収納する棒状化粧料収納容器は、キャップと収納容器本体とから構成され、該収納容器本体は、先端に開口を有する芯筒と、該芯筒に対して相対的に回転可能となる嵌合筒とからなるものである。そして、該収納容器本体内部では、棒状化粧料を保持する芯チャック、該芯チャックと一体となり、外周面に雄ネジを螺設する押棒、その内部の貫通孔の内周面に雌ネジを螺設するネジ駒を内装するものであって、前記押棒とネジ駒を螺合させた上で、嵌合筒の回転によってネジ駒を介して押棒を前進又は後退させて、該押棒と一体となる芯チャックに保持される棒状化粧料を収納容器本体から出没自在としてなるものである。
ところで、上記棒状化粧料収納容器を、不注意に落下させてしまうと、芯チャックに保持される棒状化粧料又は収納容器等の重量によって、該棒状化粧料収納容器はキャップの先端又は収納容器本体の底部を下にして長手軸方向に落下するものとなる。その結果、落下の際の衝撃がネジ駒や芯チャックを通じて棒状化粧料に伝達され、変形や折損等の不具合が生じてしまうおそれがある。
そこで、棒状化粧料収納容器を落下させた際の衝撃によって棒状化粧料において変形や折損等の不具合が生じないように、棒状化粧料を保持する芯チャックやネジ駒に対して落下の際の衝撃が伝達されても、確実に衝撃を緩衝することができるように、弾性体、例えばスプリングを芯チャックやネジ駒に対して前方又は後方に配置してなるものが提案されている(特許文献1、2参照)。そのため、落下の際の衝撃は芯チャックやネジ駒がその前方又は後方に位置させるスプリングを十分に圧縮することによって、落下の際の衝撃を確実に吸収することができるものとなる。
しかしながら、上記棒状化粧料収納容器が落下した際に、その方向にスプリングが存在しないと、また例えスプリングが存在していても一旦圧縮されたスプリングが伸長すると、ネジ駒の軸方向への反復する位置変化を防げないので、棒状化粧料において変形や折損等の不具合を確実に阻止できないものである。
さらに、単独の弾性体では、落下の際の衝撃の緩衝を重視してスプリングを柔らかくするか、落下の際により大きな衝撃にも対処できることを重視してスプリングを硬くするかのいずれかを選択しなければならず、また棒状化粧料の硬軟に応じてもスプリングの硬軟を選択、すなわち棒状化粧料が硬ければ、ある程度の落下の際の衝撃に耐えられるのでスプリングを硬くし、一方棒状化粧料が柔らかければ落下の際の衝撃を十分に緩衝させるためにスプリングを柔らかくしなければならないものである。
その上、一旦落下した後はその反動で棒状化粧料収納容器がどのように落下を繰り返すかは全く不明となる。その結果、落下の際の最初の衝撃を十分に緩衝することができても、その後に繰り返す落下においては、スプリングの存在しない方向からの落下もあり得ることから衝撃を十分に緩衝することができないことがある。その結果、ネジ駒の位置変化が大きくなり、芯チャックに保持される棒状化粧料において変形や折損等の不具合が発生する恐れがある。
特開平11−75934号公報 特開2008−178604号公報
解決しようとする問題点は、棒状化粧料を出没自在に収納する棒状化粧料収納容器を落下させた際に棒状化粧料収納容器の方向によっては落下の際の衝撃を十分に緩衝することができず、芯チャックに保持される棒状化粧料において変形や折損等の不具合が生じてしまう点である。
第1の特徴として、
キャップと、収納容器本体とから構成され、
該収納容器本体は、先端に開口を有する芯筒、該芯筒と相対的に回転可能となる嵌合筒とからなり、
該芯筒では、その内部には長手方向に孔部を形成するとともに、棒状化粧料を保持し、外周面に雄ネジ部を螺設する押棒を一体に形成する芯チャックを該孔部内において摺動自在に内装し、
該嵌合筒は、その内部には、内部の貫通孔内に雌ネジ部を形成するとともに、嵌合筒と一体的に回転して、長手軸方向に摺動自在となるネジ駒を内装し、
前記押棒をネジ駒の貫通孔内に挿通させるとともに、押棒の雄ネジ部とネジ駒の雌ネジ部とを螺合させて棒状化粧料を保持する芯チャックと一体となる押棒を前進又は後退させるものであって、
該芯筒とネジ駒及び嵌合筒の内底部とネジ駒との間において弾性体を介在させてなるものである。
そのため、不注意にも棒状化粧料収納容器を落下させても次のようになるものである。
すなわち、落下する棒状化粧料収納容器は長手軸方向に落下するので、落下の際の衝撃は収納容器本体の底部又はキャップより長手軸方向に入力することになる。
そして、棒状化粧料を保持する芯チャックと一体となる押棒の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を貫通孔内に形成するネジ駒は、嵌合筒内を長手軸方向に摺動自在となっているので、収納容器本体底部方向から落下すれば、棒状化粧料を保持する芯チャックと押棒を介して一体となるネジ駒が摺動して、該ネジ駒の摺動方向にある嵌合筒の内底部とネジ駒との間に介在させる弾性体は圧縮すると同時に、反対方向にある芯筒と該ネジ駒との間に介在させる弾性体は伸長するものとなる。また、キャップ方向から落下すれば、棒状化粧料を保持する芯チャックと押棒を介して一体となるネジ駒が摺動して、該ネジ駒の摺動方向にある芯筒とネジ駒との間に介在させる弾性体は圧縮すると同時に、反対方向にある嵌合筒の内底部とネジ駒との間に介在させる弾性体は伸長するものとなる。
このとき、ネジ駒を中心に芯筒又は嵌合筒の内底部との間で介在させる弾性体では、例えば芯チャックに保持される棒状化粧料が硬い場合には、弾性体を硬くすることによって、ネジ駒の位置変化を小さく、すなわち多少の衝撃が棒状化粧料に伝わることとなっても、反復する位置変化を素早く抑制することができるものとなる。また、芯チャックに保持される棒状化粧料が柔らかい場合には、弾性体を柔らかくすることによって、ネジ駒の位置変化を大きく、すなわちネジ駒の位置変化が多少大きくても衝撃を確実に吸収して棒状化粧料に全く伝わらないようにすることができるものとなる。
そのため、棒状化粧料収納容器の落下方向が収納容器本体の底部又はキャップの長手軸方向のいずれかであっても、また棒状化粧料の硬軟に応じて、両弾性体において同時に起こる圧縮と伸長によってネジ駒の位置変化は最適な変化となるとともに、その両弾性体の圧縮と伸長の反復によってネジ駒の位置変化は的確に減衰させられるものとなる。
その結果、落下の際の衝撃は迅速かつ十分に緩衝されて、芯チャックに保持される棒状化粧料の変形や折損等の不具合を確実に防止することができるものである。
第1の特徴を踏まえて、第2の特徴として、
上記芯筒とネジ駒及び嵌合筒の内底部とネジ駒との間において介在させる弾性体を、圧縮しつつ、引張しつつ、又は無負荷状態としてなるものである。
そのため、硬い棒状化粧料においては、芯筒とネジ駒及び嵌合筒の内底部とネジ駒との間において弾性体を圧縮しつつ介在させることによって、落下による衝撃を多少伝えることとなっても、ネジ駒の位置変化を小さくし、しかもその位置変化を素早く減衰させることによって衝撃を十分に緩衝させるので、棒状化粧料の変形や折損等の不具合を防止することができる。
また、柔らかい棒状化粧料においては、芯筒とネジ駒及び嵌合筒の内底部とネジ駒との間において弾性体を引張しながら介在させることによって、落下による衝撃を受けてネジ駒の位置変化を大きくし、その位置変化をゆっくりと減衰させることによって衝撃を十分に緩衝させるので、棒状化粧料の変形や折損等の不具合を防止することができる。
そして、一般的な硬さの棒状化粧料においては、芯筒とネジ駒及び嵌合筒の内底部とネジ駒との間において弾性体を無負荷状態で介在させることによって、最小限の落下の衝撃を伝えつつも、ネジ駒の位置変化とその位置変化の減衰とを最大限で均衡させることによって衝撃を十分に緩衝させるので、棒状化粧料の硬軟に拘わらず適用範囲を拡大して変形や折損等の不具合を防止することができる。
第1の特徴又は第2の特徴を踏まえて、第3の特徴として、
上記弾性体を、金属スプリング、樹脂スプリング、又はNBR或いはエラストマー系スプリングとするものである。
そのため、例えば弾性体が金属スプリングであると、軽量ではないが、耐久性に富み安価であることから、長期間にわたって安定して使用することができるとともに、多様な棒状化粧料収納容器に組み込むことが可能になるものであり、そして例えば弾性体が樹脂スプリングであると、高価であるが、非常に軽量であることから、製品全体の重量の著しい軽量化を可能にするとともに、該製品全体の軽量化によって落下時の衝撃を十分に軽減することができるものとなり、さらに例えば弾性体がNBR或いはエラストマー系スプリングであると、柔軟性や耐摩耗性に富むものであることから、落下による衝撃を急速に減衰することができるとともに、長期間にわたって安定して使用することができるものである。
第1の特徴及び第2の特徴を踏まえて、第4の特徴として、
上記弾性体を、金属スプリング、樹脂スプリング、又はNBR或いはエラストマー系スプリングのうち互いに異なる組み合わせとするものである。
そのため、例えば軽量である樹脂スプリングと、比較的重量のある金属スプリング又はNBR或いはエラストマー系スプリングとを組み合わせることで、棒状化粧料塗布容器の重心は変化するものとなる。その結果、棒状化粧料収納容器の重心を前後いずれかに変更することにより、該棒状化粧料収納容器の落下方向を制御して棒状化粧料の変形や破損等の不具合を最小限とすることができ、また棒状化粧料収納容器の重心の変更を中央に修正することにより、該棒状化粧料収納容器は把持し易くなって正確な塗布をすることができるものとなる。
本願発明は、棒状化粧料を保持する芯チャックと一体となる押棒の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を貫通孔の内周面に形成するネジ駒を、ネジ駒を中心に長手軸方向から弾性体を保持するものであるので、不注意で棒状化粧料収納容器を落下させても、いずれの長手軸方向から入力される衝撃によるネジ駒の位置変化を最適な変化としつつ迅速に減衰させて十分に緩衝するので、棒状化粧料の変形や折損等の不具合を確実に防止することができる優れた効果を有するものである。
図1は、本願発明の実施例である棒状化粧料収納容器の要部拡大断面図である。 図2は、本願発明の実施例である棒状化粧料収納容器をキャップ方向から落下させた場合の要部拡大断面図である。 図3は、本願発明の実施例である棒状化粧料収納容器を収納容器本体方向から落下させた場合の要部拡大断面図である。
棒状化粧料収納容器を不注意にも落下させた場合に、棒状化粧料の変形や折損等の不具合を防止するために、棒状化粧料を保持する芯チャックと一体となる押棒の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を形成するネジ駒を、両長手軸方向から弾性体によって保持することで実現した。
図1において示すのは、本願発明の実施例である棒状化粧料収納容器2を具える棒状化粧料塗布容器1である。該棒状化粧料塗布容器1は、中継筒7の一方に本願発明の実施例である棒状化粧料収納容器2を、他方に塗布体14を配置するものである。そして、一方の棒状化粧料収納容器2は、キャップ3と、収納容器本体4とからなり、他方の塗布体14は、塗布した後の後述の棒状化粧料9を延伸するものであって、脱着自在となるキャップ13内において固持されるものである。
ここで、該収納容器本体4は、先端に開口5aを有する芯筒5、該芯筒5と相対的に回転可能となる嵌合筒6とからなり、該嵌合筒6の外部には、嵌合筒6と一体的に回転する中継筒7が着装されているものである。
まず芯筒5は、その内部に長手方向に該開口5aに通じる孔部5bを形成するとともに、棒状化粧料9を保持し、外周面に雄ネジ部10aを螺設する押棒10と一体となる芯チャック8を該孔部5b内において長手軸方向に摺動自在に内装するものである。
次に嵌合筒6は、その開口側外周面において、キャップ2との間で一体的に回転可能となるように、キャップ3のローレット3aに噛合するローレット6aを形成するとともに、該キャップ3の内周面と密着するようにOリング6bを外装するものであり、その内部において、その貫通孔11aの内周面に雌ネジ部11bを形成するとともに、嵌合筒6との間で一体的に回転して、嵌合筒6の内周面のローレット6cに噛合するローレット11cを形成するネジ駒11を長手軸方向に摺動自在に内装してなるものである。
そして、前記棒状化粧料9を保持する芯チャック8と一体となる押棒10をネジ駒11の内部の貫通孔11a内に挿通させるとともに、押棒10の雄ネジ部10aとネジ駒11の雌ネジ部11bとを互いに螺合させてなるものである。
その上で、該芯筒5とネジ駒11及び嵌合筒6の内底部6dとネジ駒11との間に弾性体であるスプリング12a、12bを介在させてなるものである。
ここで、上記該芯筒5とネジ駒11及び嵌合筒6の内底部6dとネジ駒11との間に介在させる弾性体であるスプリング12a、12bは、芯チャック8に保持される棒状化粧料9の硬軟に合わせて次のようにするものである。
例えば、アイブロー等の硬い棒状化粧料9では、多少の衝撃に対して耐え得るので、落下の衝撃によるネジ駒11の長手軸方向の位置変化を素早く減衰させるように該スプリング12a、12bを圧縮させながら介在させるものである。
さらに、例えばリップライナー等の柔らかい棒状化粧料9では、衝撃に対して耐え得る余地が少ないので、落下の衝撃を十分に緩衝するように該スプリング12a、12bを引張させながら介在させるものである。
また、一般的な硬さの棒状化粧料9では、最小限の落下の衝撃を伝えつつも、ネジ駒11の位置変化とその位置変化の減衰とを最大限で均衡させるように無負荷状態で介在させるものである。
本願発明の実施例である棒状化粧料収納容器2は以上の構成を具えるので、収納容器本体4から棒状化粧料9を突出させるにあたっては、次のようになるものである。
すなわち、キャップ3を収納容器本体4から離脱させた後に、芯筒5を固持しながら嵌合筒6と一体的に回転可能する中継筒7を回転させるものである。
そして、中継筒7を回転させることによって、該中継筒7と一体的に回転する嵌合筒6は中継筒7と同期して回転するので、該嵌合筒6内において、嵌合筒6と一体的に回転するように内装されるネジ駒11も同様に嵌合筒6と同期して回転するものとなる。
その結果、該ネジ駒11の貫通孔11aの内周面に形成される雌ネジ部11bと、その外周面に形成される雄ネジ部10aが螺合する押棒10は収納容器本体4前方に向かって前進し、該押棒10と一体となる芯チャック8に保持される棒状化粧料9も芯筒5の孔部5b内を芯チャック8とともに前進するので、芯筒5の先端に有する開口5aから棒状化粧料9を突出させることができるものとなる。
一方、芯筒5の先端の開口5aより突出している棒状化粧料9を収納容器本体4内に没入させるにあたっては、次のようになるものである。
すなわち、芯筒5をもって嵌合筒6と一体的に回転となる中継筒7を逆回転させるものである。
そして、中継筒7を逆回転させることによって、該中継筒7と一体的に回転可能となる嵌合筒6は中継筒7と同期して逆回転するので、該嵌合筒6内において、嵌合筒6と一体的に回転可能となるように内装されるネジ駒11も同様に嵌合筒6と同期して逆回転するものとなる。
その結果、該ネジ駒11の貫通孔11aの内周面に形成される雌ネジ部11bと、その外周面に形成される雄ネジ部10aとが螺合する押棒10は収納容器本体4後方に向かって後退し、該押棒10と一体となる芯チャック8に保持される棒状化粧料9も芯筒5の孔部5b内を芯チャック8とともに後退するので、芯筒5の先端の開口5aより棒状化粧料9を没入させることができるものとなる。
そこで、この実施例である棒状化粧料収納容器2を具える棒状化粧料塗布容器1を不注意にも落下させた場合にあたっては、次のようになるものである。
まず、落下する棒状化粧料塗布容器1は通常長手軸方向に落下することになる。すなわち、棒状化粧料塗布容器1を落下させた際の衝撃はキャップ3の先端方向(図2参照)又は収納容器本体4の底部方向(図3参照)から入力するものとなる。
ここで、棒状化粧料9を保持する芯チャック8と一体となる押棒10の雄ネジ部10aと螺合する雌ネジ部11bを形成するネジ駒11とは、前方に位置する芯筒5又は後方に位置する嵌合筒6の内底部6dとの間にスプリング12a、12bを介在させるとともに、該ネジ駒11は嵌合筒6内を長手軸方向に摺動自在となるものである。
そのため、収納容器本体4底部方向から落下すれば、嵌合筒6と一体的に回転可能となり、棒状化粧料9を保持する芯チャック8と一体となる押棒10と螺合するネジ駒11は同方向へ摺動し、嵌合筒6の内底部6dとネジ駒11との間に介在させるスプリング12bを圧縮すると同時に、芯筒5とネジ駒11との間に介在させるスプリング12aは伸長するものとなる。
一方、キャップ3方向から落下すれば、嵌合筒6と一体的に回転し、棒状化粧料9を保持する芯チャック8と一体となる押棒10と螺合するネジ駒11は同方向へ摺動し、芯筒5とネジ駒11との間に介在させるスプリング12aを圧縮すると同時に、嵌合筒6の内底部6dとネジ駒11との間に圧縮しつつ介在させるスプリング12bは伸長するものとなる。
ここで、芯チャック8に保持される棒状化粧料9が、例えば硬いアイブローなどであると、比較的落下による衝撃に強いものである。そこで、芯筒5とネジ駒11との間のスプリング12a、及び嵌合筒6の内底部6dとネジ駒11との間のスプリング12bを圧縮して介在させているので、多少の落下による衝撃がネジ駒11に対して伝わることとなっても、ネジ駒11の位置変化を棒状化粧料9の硬さに合わせて最適な変化、すなわち最小限として、その位置変化を迅速に減衰させて衝撃を十分に緩衝するものとなる。その結果、芯チャック8に保持される棒状化粧料9における変形や折損等の不具合を確実に防止することができるものとなる。
さらに、芯チャック8に保持される棒状化粧料9が、例えば柔らかいリップライナーなどであると、落下による衝撃に弱いものである。そこで、芯筒5とネジ駒11との間のスプリング12a、及び嵌合筒6の内底部6dとネジ駒11との間のスプリング12bを引張して介在させているので、落下による衝撃をネジ駒11に全く伝達することなく十分に吸収して、ネジ駒11の位置変化を棒状化粧料9の柔らかさに合わせて最適な変化、すなわち最大限として、その位置変化をゆっくりと減衰させて衝撃を十分に緩衝するものとなる。その結果、芯チャック8に保持される棒状化粧料9における変形や折損等の不具合を確実に防止することができるものとなる。
また、芯チャック8に保持される棒状化粧料9が、例えば一般的な硬さのリップスティックなどであると、ある程度の硬さを有しているので、落下による衝撃にはある程度耐えうるものである。そこで、芯筒5とネジ駒11との間のスプリング12a、及び嵌合筒6の内底部6dとネジ駒11との間のスプリング12bを無負荷状態として介在させているので、落下による衝撃を最低限ネジ駒11に伝達してしまうものの、ネジ駒11の位置変化を棒状化粧料9の硬軟に合わせて最適な変化として、その位置変化を的確に減衰させて衝撃を十分に緩衝するものとなる。その結果、芯チャック8に保持される棒状化粧料9における変形や折損等の不具合を確実に防止することができるものとなる。
なお、例え本願発明の実施例である棒状化粧料塗布容器1の落下が連続し、落下の際の衝撃が反復して入力されても、ネジ駒11と嵌合筒6の内底部6dとの間で介在させるスプリング12b、及びネジ駒11と芯筒5との間で圧縮しつつ介在させるスプリング12aを交互に圧縮と同時に伸長を繰り返すものとなる。その結果、該スプリング12a、12bの交互の圧縮と伸長を反復することによってネジ駒11の位置変化をより最適な変化とし、その位置変化をさらに的確に減衰させて衝撃を十分に緩衝するので、芯チャック8に保持される棒状化粧料9の変形や折損等の不具合を確実に防止することができるものとなる。
1 棒状化粧料塗布容器
2 棒状化粧料収納容器
3 キャップ
3a ローレット
4 収納容器本体
5 芯筒
5a 開口
5b 孔部
6 嵌合筒
6a ローレット
6b Oリング
6c ローレット
6d 内底部
7 中継筒
8 芯チャック
9 棒状化粧料
10 押棒
10a 雄ネジ部
11 ネジ駒
11a 貫通孔
11b 雌ネジ部
12a スプリング
12b スプリング
13 キャップ
14 塗布体

Claims (4)

  1. キャップと、収納容器本体とから構成され、
    該収納容器本体は、先端に開口を有する芯筒、該芯筒と相対的に回転可能となる嵌合筒とからなり、
    該芯筒では、その内部には長手方向に孔部を形成するとともに、棒状化粧料を保持し、外周面に雄ネジ部を螺設する押棒を一体に形成する芯チャックを該孔部内において摺動自在に内装し、
    該嵌合筒は、その内部には、内部の貫通孔内に雌ネジ部を形成するとともに、嵌合筒と一体的に回転して、長手軸方向に摺動自在となるネジ駒を内装し、
    前記押棒をネジ駒の貫通孔内に挿通させるとともに、押棒の雄ネジ部とネジ駒の雌ネジ部とを螺合させて棒状化粧料を保持する芯チャックと一体となる押棒を前進又は後退させるものであって、
    該芯筒とネジ駒及び嵌合筒の内底部とネジ駒との間において弾性体を介在させてなる
    ことを特徴とする棒状化粧料収納容器。
  2. 上記芯筒とネジ駒及び嵌合筒の内底部とネジ駒との間において介在させる弾性体を、圧縮しつつ、引張しつつ、又は無負荷状態としてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料収納容器。
  3. 上記弾性体を、金属スプリング、樹脂スプリング、又はNBR或いはエラストマー系スプリングとする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の棒状化粧料収納容器。
  4. 上記弾性体を、金属スプリング、樹脂スプリング、又はNBR或いはエラストマー系スプリングのうち互いに異なる組み合わせとする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の棒状化粧料収納容器。
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