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JP2014203202A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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JP2014203202A JP2013077782A JP2013077782A JP2014203202A JP 2014203202 A JP2014203202 A JP 2014203202A JP 2013077782 A JP2013077782 A JP 2013077782A JP 2013077782 A JP2013077782 A JP 2013077782A JP 2014203202 A JP2014203202 A JP 2014203202A
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Abstract

【課題】ユーザが任意のタイミングで、直観的操作によってスクロールバーの表示位置を切替え可能とする。
【解決手段】コンテンツ表示領域に表示されるコンテンツをスクロールするスクロール手段と、スクロール手段によるスクロールに連動して所定の領域内を移動する第1のスクロールバー202を表示する第1の表示制御手段と、ユーザによるタッチパネルへのタッチ操作を検出する検出手段と、検出手段により検出されたタッチ操作に応じて、所定の領域とは異なる領域に第2のスクロールバー204を表示する第2の表示制御手段と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、フリック操作による表示画面のスクロールが可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、タッチパネルを備えたコンピュータが一般的に利用されている。そのようなコンピュータでは、画面上にアドレス帳などの任意のコンテンツを表示し、そのコンテンツ上でフリック操作やドラッグ操作を行うことで、該当コンテンツをスクロールさせることが行われている(特許文献1)。
また、上記のようなコンピュータでは一般的に、コンテンツの横にスクロールバーを表示することにより、コンテンツ全体の中でどの位置の部分を表示しているのかユーザは確認することができる。また、スクロールバーを直接操作することでコンテンツをスクロールすることも可能な場合がある。
特開2010−103919
上述のスクロールバーは、一般的にコンテンツの右側に表示されているものが多い。
しかしながら、右利きのユーザがフリック操作やドラッグ操作を行っている場合、ユーザ自らの手でスクロールバーが隠れてしまう場合があり、操作をしながら現在位置を確認できないという可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、タッチパネルを備えた情報処理装置であって、コンテンツ表示領域に表示されるコンテンツをスクロールするスクロール手段と、前記スクロール手段によるスクロールに連動して所定の領域内を移動する第1のスクロールバーを表示する第1の表示制御手段と、ユーザによる前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する検出手段と、前記検出手段により検出されたタッチ操作に応じて、前記所定の領域とは異なる領域に第2のスクロールバーを表示する第2の表示制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、タッチパネルを備えた情報処理装置であって、
コンテンツ表示領域に表示されるコンテンツをスクロールするスクロール手段と、前記スクロール手段によるスクロールに連動して所定の領域内を移動するスクロールバーを表示する表示制御手段と、ユーザによる前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する検出手段と、前記検出手段により検出されたタッチ操作に応じて、前記所定の領域とは異なる領域に前記スクロールバーを移動する移動手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが任意のタイミングおよび直観的な操作によってスクロールバーの表示位置を切り替えることができる。
本発明の実施形態における情報処理装置101のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態における情報処理装置101のディスプレイに表示される画面の例である。 第1の実施形態における情報処理装置101のディスプレイに表示される画面の例である。 第1の実施形態における情報処理装置101の動作を説明するフローチャートを示す図である。 第2の実施形態における情報処理装置のディスプレイに表示される画面の例である。 第2の実施形態における情報処理装置101の動作を説明するフローチャートを示す図である。 第3の実施形態における情報処理装置のディスプレイに表示される画面の例である。 第3の実施形態における情報処理装置101の動作を説明するフローチャートを示す図である。 第4の実施形態における情報処理装置のディスプレイに表示される画面の例である。 第5の実施形態における情報処理装置のディスプレイに表示される画面の例である。 第6の実施形態における情報処理装置のディスプレイに表示される画面の例である。
<ハードウェア構成>
図1は、本発明の各実施形態を適用可能な情報処理装置101のハードウェア構成を示す図である。
図1において、システムバス110に対してCPU111、RAM112、ROM113、入力部114、表示制御部115、外部メモリI/F116、通信I/Fコントローラ117が接続される。また、タッチパネル118、ディスプレイ119、外部メモリ120が接続される。システムバス110に接続される各部は、システムバス110を介して互いにデータのやりとりを行うことができるように構成されている。
ROM113は、不揮発性のメモリであり、画像データやその他のデータ、CPU111が動作するための各種プログラムなどが、それぞれ所定の領域に格納される。RAM112は、揮発性のメモリであり、CPU111の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。CPU111は、例えばROM113に格納されるプログラムに従い、RAM112をワークメモリとして用いて、この情報処理装置101の各部を制御する。なお、CPU111が動作するためのプログラムは、ROM113に格納されるのに限られず、外部メモリ(ハードディスク等)120に予め記憶しておいてもよい。
入力部114は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、CPU111に供給する。例えば、入力部114は、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスとして、キーボードといった文字情報入力デバイス(不図示)や、マウス(不図示)やタッチパネル118といったポインティングデバイスなどを有する。なお、タッチパネル118は、例えば平面的に構成された入力部に対して接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。CPU111は、入力デバイスに対してなされたユーザ操作に応じて入力部114で生成され供給される制御信号に基づき、プログラムに従いこの情報処理装置101の各部を制御する。これにより、情報処理装置101に対し、ユーザ操作に応じた動作を行わせることができる。
表示制御部115は、ディスプレイ119に対して画像を表示させるための表示信号を出力する。例えば、表示制御部115に対して、CPU111がプログラムに従い生成した表示制御信号が供給される。表示制御部115は、この表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ119に対して出力する。例えば、表示制御部115は、CPU111が生成する表示制御信号に基づき、GUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面をディスプレイ119に表示させる。
タッチパネル118はディスプレイ119と一体的に構成される。例えば、タッチパネル118を光の透過率がディスプレイ119の表示を妨げないように構成し、ディスプレイ119の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル118における入力座標と、ディスプレイ119上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザがディスプレイ119上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
外部メモリI/F116には、例えばハードディスク、CDやDVD、メモリーカード等の外部メモリ120が装着可能になっている。CPU111の制御に基づき、装着された外部メモリ120からのデータの読み出しや、当該外部メモリ120に対するデータの書き込みを行う。通信I/Fコントローラ117は、CPU111の制御に基づき、例えばLANやインターネット、有線、無線等の各種ネットワーク102に対する通信を行う。
なお、CPU111はタッチパネル118への例えば以下の操作や状態を検出可能である。タッチパネルを指やペンで触れたこと(以下、タッチダウンと称する)。タッチパネルを指やペンで触れている状態であること(以下、タッチオンと称する)。タッチパネルを指やペンで触れたまま移動していること(以下、ムーブと称する)。タッチパネルへ触れていた指やペンが離されたこと(タッチパネルへのタッチが解除されたこと。以下、タッチアップと称する)。タッチパネルを指やペンで一定の時間内に二度連続で触れたこと(以下、ダブルタップと称する)。タッチパネルへ2点以上の指やペンで同時に触れたこと(以下、マルチタッチダウンと称する)。タッチパネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフと称する)等である。これらの操作や、タッチパネル上に指やペンが触れている位置座標はシステムバス110を通じてCPU111に通知され、CPU111は通知された情報に基づいてタッチパネル上にどのような操作が行なわれたかを判定する。ムーブについては、タッチパネル上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいてタッチパネル上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。またタッチパネル上をタッチダウンから一定のムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル上に指を触れたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル上を指ではじくように素早くなぞる操作である。CPU111は、所定距離以上を、所定速度以上でムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる。また、所定距離以上のムーブが検出され、そのままタッチオンが検出されている場合には、ドラッグ操作が行なわれたと判定するものとする。
なお、タッチパネル118で検知する座標は、水平方向をX座標、垂直方向をY座標として扱う。ここでは、左上を原点(0,0)として、右方向にいくにつれX座標が増加し、下方向にいくにつれY座標が増加するものとする。
タッチパネル118は、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。
<第1の実施形態>
図2(a)、図2(b)、図3は、本発明の第1の実施形態における情報処理装置101のディスプレイ119の表示を説明するための図である。以下、図2(a)、図2(b)、図3を用いて、本発明の第1の実施形態におけるディスプレイ119の表示例を説明する。
図2(a)は、情報処理装置101が備えるデータ送信の機能の1つであるEメール送信機能を用いる場合に、Eメール送信の宛先となるアドレスを選択するための画面である。アドレス帳の宛先データは、情報処理装置101の外部メモリ120に格納されている。201は、コンテンツとしてもアドレス帳の宛先データを表示するためのコンテンツ表示領域(以下、表示領域とする)である。202はスクロールバーであり、スクロールバー移動領域203内を上下に移動する。スクロールバー202及びスクロールバー移動領域203はデフォルトで表示領域201の右端部に表示されるようになっている。
図2(a)に示すように、アドレス帳に含まれる宛先データの数が多い場合、全宛先データは表示領域201内に収まらない。そのためユーザは所望の宛先を表示領域201に表示させるために、表示された宛先の一覧をスクロールさせる必要がある。図2(a)は、宛先の一覧が表示領域201の任意の箇所を、ユーザがフリック操作した例を示している(211)。スクロールバー202は、アドレス帳に含まれる全宛先データのうち、現在表示領域201に表示されている宛先一覧の位置を視覚的に示している。
図2(b)は、図2(a)のフリック操作211において右手を上方向にフリックし終えた状態を示している。図2(b)に示すようにユーザが上方向にフリック操作を行うと、表示領域201に表示されている宛先の一覧は上方向にスクロールする。さらに、フリック操作211によって宛先一覧を上方向にスクロールすると、スクロールバー202はスクロールバー移動領域203内を下方向に移動する。すなわち、スクロールバー202は、表示領域201に表示されている宛先一覧のスクロールに連動して上下に移動する。
ここで、図2(b)では、フリック終了時に右手によってスクロールバー202がほとんど隠れてしまって見えなくなってしまっている。本実施形態では、このような場合であっても、スクロールバーの位置を変更させることによって、ユーザがスクロールバー202を確認しながら宛先一覧をスクロールできるようにするための一例を示す。
図3は、本実施形態におけるスクロールバー表示切替えの例を示す図である。ユーザが表示領域201外(フリック操作開始点312)にタッチし、スクロールバー202を横断して表示領域201内で指を離すようにフリック操作(311)を行う。すると、表示領域201の右端部に位置するスクロールバー202とスクロールバー移動領域203とが非表示となる。その代わりに表示領域201の左端部にスクロールバー204とスクロールバー移動領域205とが表示される。
つまり、CPU111は、表示領域201外(フリック操作開始点312)でタッチダウンを検出後、タッチオンが維持された状態でムーブを検出し、スクロールバー202上を座標上通過したことを検知する。そして、表示領域201内(フリック操作終了点313)でムーブおよびタッチアップが検出された場合に、CPU111及び表示制御部115は、スクロールバー202を非表示にし、宛先一覧の逆側(本実施形態では左側)にスクロールバー204を表示させる。本実施形態では、スクロールバーの位置を右から左に変更する場合について説明するが、左から右に変更する場合は左右対称の操作となる。
次に、図4を用いて、本実施形態の情報処理装置101の動作について説明する。図4は、情報処理装置101において、ユーザによってアドレス帳の表示指示が行われた場合に実行されるフローチャートである。図4の各ステップは、ROM113や外部メモリ120に格納されたプログラムをCPU111が実行することによって処理される。
まず、ユーザの所定の操作に応じて、CPU111及び表示制御部115はステップS401で、アドレス帳に含まれる宛先の一覧をディスプレイ119の表示領域201に表示させる。次にCPU111はステップS402で、アドレス帳に含まれる宛先データの件数に基づいて、全宛先データが表示領域201内に収まるか否かを判定する。収まらないと判定された場合にはステップS403に進み、収まると判定された場合には本フローチャートの処理を終了する。
ステップS403において、CPU111及び表示制御部115は、スクロールバー202及びスクロールバー移動領域203を宛先一覧の右側の位置に表示する。なお、工場出荷時の設定やその後のユーザ設定により、スクロールバー202及びスクロールバー移動領域203を宛先一覧の左側の位置に表示するようにしてもよい。
次に、ユーザ操作により、ディスプレイ119上で、表示領域201外の領域に対するタッチダウンが行われると、CPU111はステップS404で、そのタッチダウンを検出する。タッチダウンが検出された後に、再びユーザ操作が行われると、CPU111はステップS405でそのイベントの種類を判定する。
ステップS405において、当該イベントがタッチアップであると判定されると、ステップS406においてCPU111は、当該イベントに対する通常処理を行う。ステップS406の内容については後述する。
ステップS405において、イベントがムーブであると判定されると、ステップS407でCPU111は、検知された位置座標に基づいて、当該ムーブがスクロールバー202の領域内で発生したか否かを判定する。
ステップS407において、CPU111がスクロールバー202の領域外でムーブを検出したと判断した場合、ステップS405に戻る。その後、ステップS405でCPU111がタッチアップを検出すると、ステップS406に進み、CPU111はイベントに対する通常処理を行う。つまり、ステップS406では、表示領域201、およびスクロールバー202領域外に対するイベントに応じた処理を適宜行う。例えば、表示領域201以外の領域に配置されたボタンに対するタップ操作時の処理として、画面遷移や文字入力を行うなどといったことが考えられる。
一方、ステップS407において、CPU111によりスクロールバー202の領域内でムーブが発生したと判断された場合、ステップ408に進む。そして、ユーザ操作が行われると、CPU111はステップ408でそのイベントの種類を判定する。
ステップS408において、イベントがタッチアップであると判定されると、ステップS406でCPU111は、当該イベントに対する通常処理を行う。
一方、ステップS408において、イベントがムーブであると判定されると、ステップS409に進む。ステップS409でCPU111は、検知された位置座標に基づいて、当該ムーブが表示領域201内で発生したか否かを判定する。より正確には、表示領域201のうち、スクロールバー202を除く領域で当該ムーブが発生したか否かが判定される。ステップS409において、表示領域201以外の領域でムーブが発生したとCPU111が判定した場合、ステップS408に戻る。その後、同様にステップS408でCPU111がタッチアップを検出すると、ステップS406に進み、CPU111は当該イベントに対する通常処理を行う。
一方、ステップS409において、ムーブが表示領域201内で発生したと判定された場合、ステップS410に進む。そして、その後に行われたユーザ操作に基づいて、ステップS410でCPU111はそのイベントの種類を判定する。
ステップS410において、CPU111によりそのイベントがムーブであると判定された場合、ステップS409に戻り、再度表示領域201でムーブが検出されたか判定する。
一方、ステップS410において、CPU111がタッチアップを検出した場合、すなわち、表示領域201内でユーザが指をタッチパネルから離したことが検出された場合、ステップS411に進む。ステップS411において、CPU111はステップS404で検出したタッチダウンのX座標とステップS410で検出したタッチアップのX座標とに基づいて、左右どちらの方向にフリックされたのかを判定する。ここでは、(タッチアップX座標−タッチダウンX座標)>0であれば、右方向にフリックされたとみなし、(タッチアップX座標−タッチダウンX座標)<0であれば左方向にフリックされたとみなす。
ステップS412において、CPU111は、ステップS411で計算されたX座標の差分の絶対値が一定量より大きいかを比較し、大きければスクロールバーの表示を切替えると判断する。ステップS412において、CPU111が表示切替えを行わないと判断した場合、ステップS406に進み、CPU111はイベントに対する通常処理を行う。このようにすることで、ユーザの意図しない操作によってスクロールバー202の表示切替えが行われてしまうことを防ぐことができる。言い換えると、スクロールバー202の表示切替えを行うためには、一定量以上の移動量を伴うフリック操作が必要となる。
一方、ステップS412において、CPU111がスクロールバー202の表示切替えを行うと判断した場合には、ステップS413においてCPU111及び表示制御部115は、ステップS411で計算した結果を基に、スクロールバーの表示切替えを行う。つまり、CPU111及び表示制御部115は、(タッチアップX座標−タッチダウンX座標)<0であれば左方向にフリックされたとみなし、スクロールバー202、スクロールバー移動領域203を非表示にする。そして、CPU111及び表示制御部115は、表示領域201の左端部にスクロールバー204、スクロールバー移動領域205を表示する。また、(タッチアップX座標−タッチダウンX座標)>0であれば、CPU111及び表示制御部115は、右方向にフリックされたとみなす。この場合は、宛先一覧の左側にスクロールバー204、スクロールバー移動領域205が表示されている場合であるため、これらを非表示にすると共に、宛先一覧右側にスクロールバー202、スクロールバー移動領域203を表示する。
なお、ステップS413においてスクロールバーを左右どちらに表示するかは、X座標に基づいて判断するのではなく、ステップS410のタッチアップのイベントを検出した時点でのスクロールバーの表示位置(左か右)の反対側に表示するようにしてもよい。
また、ステップS413では、スクロールバー202を非表示にし、スクロールバー204を新たに表示するものとして説明したが、スクロールバー202を移動させてスクロールバー204の位置に表示させるようにしてもよい。この場合は、通常のアイコンやウィンドウのドラッグ操作と同様の表示形態でスクロールバーを移動させることができる。
また、ステップS413において、スクロールバー202を非表示にせず、表示したまま新たにスクロールバー204を表示するようにしてもよい。この場合、スクロールバー202とスクロールバー204の両方が表示されることとなる。
また、上記説明では、表示領域201外からスクロールバー202を横断するように表示領域201内にフリック操作が行われた際に表示切替えを行う場合について説明したが、ドラッグ操作を行った際にも同様の表示切替えを行っても良い。この場合、ステップS410の判定処理は省略され、ステップ409でYesと判断された場合にステップS411に進むこととなる。
以上のように、本実施形態では、コンテンツ表示領域外からコンテンツ表示領域内へスクロールバーを跨ぐようなフリック操作又はドラッグ操作が行われた場合に、スクロールバーの表示が切り替わる。
本実施形態によれば、ユーザが宛先一覧画面でフリック操作やドラッグ操作をしている場合に、スクロールバーをユーザの見やすい位置に任意のタイミングで表示することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
<第2の実施形態>
次に第2の実施形態について説明する。本実施形態では、宛先一覧が表示された表示領域201内の領域から、スクロールバー202の領域に向けてフリック操作した場合に表示切替えが行われる例について説明する。
図5は、本実施形態におけるスクロールバー表示切替えの例を示す図である。ユーザが表示領域201内の領域(フリック操作開始点512)にタッチし、一覧右に表示されているスクロールバー202の領域まで移動した後に、スクロールバー202内で指を離すようにフリック操作(511)を行う。すると、宛先一覧の右側のスクロールバー202とスクロールバー移動領域203とが非表示となり、その代わりに宛先一覧の左側にスクロールバー204とスクロールバー移動領域205とが表示される。
つまり、CPU111は、表示領域201内(フリック操作開始点512)でタッチダウンを検出後、タッチオンが維持された状態でムーブを検出し、スクロールバー202領域内(フリック操作終了点513)でタッチアップを検知する。すると、CPU111及び表示制御部115は、スクロールバー202を非表示にし、一覧の逆側(本実施例では左側)のスクロールバー204を表示させる。本実施形態では右から左にスクロールバーを表示切替えすることを説明しているが、左から右にスクロールバーを表示切替えする場合は左右対称の操作となる。
本実施形態は、表示領域201がディスプレイ119全体に配置されており、第1の実施形態における図3のように表示領域201外からフリック操作するのが困難な場合に特に有効である。
次に、図6を用いて、本実施形態の情報処理装置101の動作について説明する。図6は、本実施形態の情報処理装置101において、ユーザによってアドレス帳の表示指示が行われた場合に実行されるフローチャートである。図6の各ステップは、ROM113や外部メモリ120に格納されたプログラムをCPU111が実行することによって処理される。
まず、ユーザの所定の操作に応じて、CPU111及び表示制御部115はステップS601で、アドレス帳に含まれる宛先の一覧をディスプレイ119の表示領域201に表示させる。次にCPU111はステップS602で、アドレス帳に含まれる宛先データの件数に基づいて、全宛先データが表示領域201内に収まるか否かを判定する。収まらないと判定された場合にはステップS603に進み、収まると判定された場合には本フローチャートの処理を終了する。
ステップS603において、CPU111及び表示制御部115は、スクロールバー202及びスクロールバー移動領域203を宛先一覧の右側の位置に表示する。なお、工場出荷時の設定やその後のユーザ設定により、スクロールバー202及びスクロールバー移動領域203を宛先一覧の左側の位置に表示するようにしてもよい。
次に、ユーザ操作により、ディスプレイ119上で、宛先一覧が表示された表示領域201内の領域に対するタッチダウンが行われると、ステップS604でCPU111がそのタッチダウンを検出する。より正確には、表示領域201のうち、スクロールバー202を除く領域でのタッチダウンを検出する。タッチダウンが検出された後に、再びユーザ操作が行われると、CPU111はステップS605でそのイベントの種類を判定する。
ステップS605において、当該イベントがタッチアップだと判定されると、ステップS606においてCPU111は、当該イベントに対する通常処理を行う。ステップS606の内容については後述する。
ステップS605において、当該イベントがムーブであると判定されると、S607においてCPU111は、検知された位置座標に基づいて、当該ムーブがスクロールバー202の領域内で発生したか否かを判定する。
ステップS607において、CPU111がスクロールバー202の領域外でムーブを検出したと判断した場合、ステップS605に戻る。その後、ステップS605でCPU111がタッチアップを検出すると、ステップS606に進み、CPU111はイベントに対する通常処理を行う。つまり、S606では、スクロールバー202の領域外に対するイベントに応じた処理を適宜行う。例えば、表示領域201内の領域でタッチアップを検出した場合は、通常の一覧のフリック操作であるため、宛先一覧をスクロール表示する。また、表示領域201外でタッチアップを検出した場合には、表示領域201外に配置されたボタンに対するタップ操作時の処理として、画面遷移や文字入力を行うなどといったことが考えられる。
一方、ステップS607において、CPU111によりスクロールバー202の領域内でムーブが発生したと判断された場合、ステップS608に進む。そして、その後に行われたユーザ操作に基づいて、CPU111はステップ608において検知したイベントの種類を判定する。ステップS608において、CPU111により検知したイベントがムーブであると判定された場合、ステップS607に戻り、再度スクロールバー202領域内でのムーブが検出されたかを判定する。
一方、ステップS608において、CPU111がタッチアップを検出した場合、すなわち、スクロールバー202の領域内でユーザが指をタッチパネルから離したことが検出された場合、ステップS609に進む。
ステップS609において、CPU111はステップS604で検出したタッチダウンのX座標とステップS608で検出したタッチアップのX座標との差分に基づいて、左右どちらの方向にフリックされたのかを判定する。
ステップS610において、CPU111は、ステップS609で計算されたX座標の差分の絶対値が一定量より大きいかを比較し、大きければスクロールバーの表示を切替えると判断する。ステップS610において、CPU111が表示切替えを行わないと判断した場合、ステップS606に進み、CPU111はイベントに対する通常処理を行う。このようにすることで、ユーザの意図しない操作によってスクロールバー202の表示切替えが行われてしまうことを防ぐことができる。言い換えると、スクロールバー202の表示切替えを行うためには、一定量以上の移動量を伴うフリック操作が必要となる。
一方、ステップS610において、CPU111がスクロールバーの表示切替えを行うと判断した場合には、ステップS611において、CPU111及び表示制御部115は、ステップS609で計算した結果を基に、スクロールバーの表示切替えを行う。ステップS611の処理は、図4におけるステップS413の処理と同じであるため、ここでの説明を省略する。
以上のように、本実施形態では、コンテンツ表示領域内からスクロールバーに向かってフリック又はドラッグされた場合にスクロールバーの表示切替えが行われる。
本実施形態によれば、ユーザが宛先一覧画面でフリック操作やドラッグ操作をしている場合、スクロールバーをユーザの見やすい位置に任意のタイミングで表示することができる。特に、宛先一覧の表示領域の左右に余分な領域が無い画面構成の場合であってもスクロールバーの表示切替えを行うことができるので、ユーザの利便性向上に寄与することができる。
<第3の実施形態>
次に第3の実施形態について説明する。本実施形態では、スクロールバー202を二点の指で挟むようにタッチして、表示領域201内に向けてフリック操作した場合に表示切替えが行われる例について説明する。
図7は、本実施形態におけるスクロールバー表示切替えの例を示す図である。ユーザがスクロールバー202を挟むように、表示領域201外の領域(フリック操作開始点712)および表示領域201内(フリック操作開始点713)にタッチする。そして、ユーザは表示領域201の領域(フリック操作終了点714、715)まで移動した後に指を離すようにフリック操作(711)を行う。すると、宛先一覧の右側のスクロールバー202とスクロールバー移動領域203とが非表示となり、その代わりに宛先一覧の左側にスクロールバー204とスクロールバー移動領域205とが表示される。または、二点とも移動しなくとも、713のタッチを維持しておき、712のタッチのみをスクロールバー202を横断するように横断させ、表示領域201内で指を離せば同様の操作を行ったとみなす。
つまり、CPU111は、フリック操作開始点712(タッチAとする)、フリック操作開始点713(タッチBとする)でタッチダウンを検出する。その後、CPU111は、タッチBについては表示領域201内でタッチオンが維持され、タッチAについてはタッチオンが維持された状態でムーブし、タッチAがスクロールバー202上を座標上通過したことを検知する。更に、タッチAについて表示領域201内でムーブおよびタッチアップが検出された場合、スクロールバー202を非表示とし一覧の逆側(本実施例では左側)にスクロールバー204を表示させる。本実施例では右から左にスクロールバーを表示切替えすることを説明しているが、左から右にスクロールバーを表示切替えする場合は左右対称の操作となる。
本実施形態は、マルチタッチ可能なタッチパネルを採用している場合に、ユーザのより直観的な操作が可能となるため有効である。
次に、図8を用いて、本実施形態の情報処理装置101の動作について説明する。図8は、本実施形態の情報処理装置101において、図7に示すアドレス帳がディスプレイ119に表示された際に実行されるフローチャートである。図8の各ステップは、ROM113や外部メモリ120に格納されたプログラムをCPU111が実行することによって処理される。
まず、ユーザの所定の操作に応じて、CPU111及び表示制御部115はステップS801で、アドレス帳に含まれる宛先の一覧をディスプレイ119の表示領域201に表示させる。次にCPU111はステップS802で、アドレス帳に含まれる宛先データの件数に基づいて、全宛先データが表示領域201内に収まるか否かを判定する。収まらないと判定された場合にはステップ803に進み、収まると判定された場合には本フローチャートの処理を終了する。
ステップS803において、CPU111及び表示制御部115は、スクロールバー202及びスクロールバー移動領域203をディスプレイ119の宛先一覧の右側の位置に表示する。なお、工場出荷時の設定やその後のユーザ設定により、スクロールバー202及びスクロールバー移動領域203を宛先一覧の左側の位置に表示するようにしてもよい。
次に、ユーザ操作により、ディスプレイ119上で、表示領域201外および表示領域201内の領域に対するマルチタッチダウンが行われると、CPU111はS804で、そのマルチタッチダウンを検出する。ここで表示領域201外に対するタッチ操作をタッチA、表示領域201内に対するタッチ操作をタッチBとする。
マルチタッチダウンが検出された後に、再びユーザ操作が行われると、CPU111はステップS805で、タッチAに関して検出されたイベントの種類を判定する。ステップS805において、当該イベントがタッチアップだと判定されると、ステップS806においてCPU111は、当該イベントに対する通常処理を行う。
ステップS805において、イベントがムーブであると判定されると、ステップS807においてCPU111は、タッチBに関して検出されたイベントの種類を判定する。ステップS807において、当該イベントがタッチアップであると判定されると、ステップS806でCPU111は、当該イベントに対する通常処理を行う。
ステップS807において、イベントがムーブであると判定されると、ステップS808でCPU111は、検知された位置座標に基づいて、タッチAのムーブがスクロールバー202の領域内で発生したか否かを判定する。
ステップS808において、CPU111がスクロールバー202の領域外でムーブを検出したとは判断した場合、ステップS805に戻り、引続きタッチAのイベント判定を行う。
一方、ステップS808において、CPU111によりスクロールバー202の領域内でタッチAのムーブが発生したと判断された場合、ステップS809に進む。ステップS809、ステップS810ではステップS805、ステップS806と同様にタッチA、タッチBに対するイベント判定を行い、タッチアップであると判定されればステップS806に進み、CPU111は、イベントに対する通常処理を行う。
また、ステップS809、ステップS810においてムーブであると判定された場合には、ステップS811に進む。ステップS811において、CPU111は、検知された位置座標に基づいて、タッチAのムーブが表示領域201内で発生したか否かを判定する。より正確には、表示領域201のうち、スクロールバー202を除く領域でタッチAのムーブが発生したかが判定される。
ステップS811において、表示領域201外でタッチAのムーブが発生したと判断された場合には、ステップS809に戻り、再びタッチAのイベント判定を行う。
一方、CPU111はステップS811において、表示領域201内でタッチAのムーブを検知した場合にはステップS812に進む。そして、その後に行われたユーザ操作に基づいて、ステップS812においてCPU111はタッチAについて検知したイベントの種類を判定する。
ステップS812において、CPU111によりそのイベントがムーブであると判断されると、ステップS811に戻り、再び表示領域201内でのタッチAのイベント検知を行う。
一方、ステップS812において、タッチAのイベントがタッチアップであると判断された場合、すなわち、表示領域201内でユーザがタッチAをタッチパネルから離したことが検出された場合、ステップS813に進む。
ステップS813において、CPU111はステップS804で検出したタッチAのタッチダウンのX座標とステップS812で検出したタッチAのタッチアップのX座標との差分に基づいて、左右どちらの方向にフリックされたのかを判定する。
ステップ814において、CPU111及び表示制御部115は、ステップS813で計算した結果を基に、スクロールバーの表示切替えを行う。ステップS814の処理は、図4におけるステップS413、図6におけるステップ611の処理と同じであるため、ここでの説明を省略する。
以上のように、本実施形態では、スクロールバーをつまんで逆方向にフリック又はドラッグされた場合に、スクロールバーの表示切替えが行われる。
本実施形態によれば、ユーザが宛先一覧画面でフリック操作やドラッグ操作をしている場合、スクロールバーをユーザの見やすい位置に任意のタイミングで表示することができる。スクロールバーを二点の指で挟んで移動させる操作によって表示切替えが行われるので、より直観的な操作で実現でき、ユーザの利便性を向上させることができる。
<第4の実施形態>
次に第4の実施形態について説明する。本実施形態では、スクロールバー202をダブルタップすることにより、表示切替えが行われる例について説明する。
図9は、本実施形態におけるスクロールバー表示切替えの例を示す図である。ユーザがスクロールバー202をダブルタップすると、宛先一覧の右側のスクロールバー202とスクロールバー移動領域203とが非表示となり、その代わりに宛先一覧の左側にスクロールバー204とスクロールバー移動領域205とが表示される。
つまり、CPU111が、スクロールバー202の領域内でダブルタップが行われたことを検出した場合に、上記各実施形態で説明した場合と同様にスクロールバー202の表示切替えを行う。
本実施形態によれば、ダブルタップという簡易な操作でスクロールバーの表示切替えを実現することができるため、ユーザの利便性がより向上する。
<第5の実施形態>
次に第5の実施形態について説明する。図10は、本実施形態におけるスクロールバー表示切替えの例を示す図である。
表示領域201の上部にスクロールバー切替えボタン1001が配置されており、当該スクロールバー切替えボタン1001をユーザを押下する。すると、宛先一覧の右側のスクロールバー202とスクロールバー移動領域203とが非表示となり、その代わりに宛先一覧の左側にスクロールバー204とスクロールバー移動領域205とが表示される。
つまり、CPU111が、スクロールバー表示切替えボタン1001の領域内でタッチダウンとタッチアップを検出した場合に、上記各実施形態で説明した場合と同様にスクロールバー202の表示切替えを行う。なお、スクロールバー表示切替えボタン1001の領域内でダブルタップが検出された場合に表示切替えを行うようにしてもよい。
本実施形によれば、専用に設けられたボタンの押下という簡易かつ分かりやすい操作によってスクロールバーの表示切替えを実現することができるため、ユーザの利便性がより向上する。
<第6の実施形態>
次に第6の実施形態について説明する。本実施形態では、上述した実施形態1〜5のように、ユーザの意図的な操作により表示切替えを行うのではなく、ユーザのフリック操作に応じてスクロールバーを左右いずれに表示するかを自動的に決定する例について説明する。
図11は、本実施形態におけるスクロールバー表示位置の自動決定処理を示す図である。ユーザが宛先一覧を右手で表示領域201内のフリック操作開始点1012からフリック操作開始点1012に向けて上方向にフリック操作(1001)を行う。すると、スクロールバー204、スクロールバー移動領域205が表示領域201の左側に自動的に表示される。
スクロールバーを左右いずれに表示するかの判断は、ユーザの上方向へのフリック操作の特性を活かしたものである。ユーザが右手で上方向にフリックすることを考えると、使用する指が親指、人差し指のいずれであっても、大抵の場合は、操作開始点のX座標より操作終了点のX座標が右側に位置することになる。一方、ユーザが左手で上方向にフリックすることを考えると、大抵の場合は、操作開始点のX座標より操作終了点のX座標が左側に位置することになる。
なお、ユーザの下方向へのフリック操作に関しては、操作方向や使用する指によっても遷移が異なってくるため、判断条件とはしないようにする。
つまり、CPU111は、宛先一覧のフリック操作が行われた場合に、フリック操作開始点1012とフリック操作終了点1013のY座標に基づいて、上方向へのフリック操作であるか下方向へのフリック操作であるかを判定する。上方向へのフリック操作であると判定された場合には、CPU111はフリック操作開始点1012とフリック操作終了点1013のX座標に基づいて、スクロールバーを宛先一覧の左右何れに表示するかを決定する。そして、表示制御部115は決定された位置にスクロールバーを表示する。
本実施形態によれば、上方向のフリック操作の特性を生かして自動でスクロールバーの表示位置が決定されるので、スクロールバーの表示切替えを行うためにユーザがわざわざ特定の操作を行わなくともユーザの見やすい位置にスクロールバーを表示できる。なお、宛先一覧を含むフリック操作可能なコンテンツは、大抵の場合、初回表示時はコンテンツの先頭が表示領域の一番上にくるように構成されている。従って、コンテンツの後半を表示させるためにユーザは最初に上方向にスクロールを行うのが通常である。本実施形態によれば、その上方向のフリック操作を検知することで、スクロールバーの表示位置を自動的に決定することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
例えば、第6実施形態で説明したスクロールバー表示位置の自動決定処理を、上述した第1〜第5の実施形態と組み合わせるようにするとより有用である。つまり、第1〜第5実施形態では、スクロールバーがデフォルトで右側に表示されるものとして説明したが、この代替手段として、最初に左右のいずれに表示するかを第6実施形態で説明した方法により決定するようにしてもよい。これにより、最初に行われるフリック操作によってスクロールバーの初期表示位置を自動的に決定できる上に、その後、実施形態1〜5に示すようなユーザ操作によってスクロールバーの表示位置をユーザの所望の位置に再度変更することができる。なお、このような組み合わせの場合、実施形態1〜5に示すようなユーザ操作を行った後は、実施形態6で説明した表示位置の自動決定処理を無効にする。これにより、ユーザが意図的にスクロールバーの表示位置を変更したにもかかわらず、ユーザの意図しない位置にスクロールバーが表示されてしまうのを防ぐことも可能である。
なお、上記実施形態の説明では、アドレス帳に含まれる宛先データのスクロール動作を例に説明した。しかし、本発明は宛先の一覧に限定されるものではなく、ディスプレイに表示可能な様々なコンテンツのスクロール動作に適用できる。例えば電話帳に含まれる電話番号データや、画像アルバムに含まれる画像データ等に適用可能である
また、上記実施形態の説明では、コンテンツの左右いずれかに表示され、縦方向に移動するスクロールバーを表示切替えする場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、コンテンツの上下いずれかに表示され、横方向に移動するスクロールバーに適用することも可能である。すなわち、表示領域201の上端部又は下端部のいずれか一方に表示されているスクロールバーを非表示にし、他方に新たにスクロールバーを表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態の説明では、スクロールバー202、204と共にスクロールバー移動領域203、205を表示する場合について説明したが、スクロールバー移動領域203、205は表示しないようにしてもよい。
また、上述の情報処理装置101は、様々な装置を含むものである。例えば、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末に限らず、プリンタ、スキャナ、FAX、複写機、複合機、カメラ、ビデオカメラ、その他の画像ビューワ等を含む。
そして、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 情報処理装置
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 入力部
115 表示制御部
116 外部メモリインタフェース
117 通信インタフェースコントローラ
118 タッチパネル
119 ディスプレイ
120 外部メモリ

Claims (18)

  1. タッチパネルを備えた情報処理装置であって、
    コンテンツ表示領域に表示されるコンテンツをスクロールするスクロール手段と、
    前記スクロール手段によるスクロールに連動して所定の領域内を移動する第1のスクロールバーを表示する第1の表示制御手段と、
    ユーザによる前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたタッチ操作に応じて、前記所定の領域とは異なる領域に第2のスクロールバーを表示する第2の表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検出手段は、前記タッチパネルにタッチされたことを示すタッチダウンと、前記タッチパネルへのタッチを維持したまま移動していることを示すムーブと、前記タッチパネルへのタッチが解除されたことを示すタッチアップと、を検出可能であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記検出手段が、前記コンテンツ表示領域外でのタッチダウンを検出した後に、前記第1のスクロールバーが表示されている領域内でのムーブを検出し、更に前記コンテンツ表示領域内でのタッチアップを検出した場合に、前記第2の表示制御手段は、前記第2のスクロールバーを表示することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記検出手段が、前記コンテンツ表示領域内でのタッチダウンを検出した後に、前記第1のスクロールバーが表示されている領域内でのムーブを検出し、更に前記第1のスクロールバーが表示されている領域内でのタッチアップを検出した場合に、前記第2の表示制御手段は、前記第2のスクロールバーを表示することを特徴とする請求項2又は3記載の情報処理装置。
  5. 前記検出手段は、前記タッチパネルへの2点以上のタッチを検出可能であり、
    前記検出手段が、前記コンテンツ表示領域内での第1のタッチと前記コンテンツ表示領域外での第2のタッチとを含むマルチタッチダウンを検出した後、前記第1のタッチが維持されたまま、前記第1のスクロールバーが表示されている領域内での前記第2のタッチのムーブを検出し、更に、前記コンテンツ表示領域内での前記第2のタッチのタッチアップを検出した場合に、前記第2の表示制御手段は、前記第2のスクロールバーを表示することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記検出手段が、前記第1のスクロールバーが表示されている領域内でのダブルタップを検出した場合に、前記第2の表示制御手段は、前記第2のスクロールバーを表示することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記検出手段が、スクロールバーの表示を切替えるための所定のボタンへのタッチ操作を検出した場合に、前記第2の表示制御手段は、前記第2のスクロールバーを表示することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記コンテンツ表示領域に表示されるコンテンツをスクロールするためのフリック操作の開始点と終了点とに基づいて、前記第1のスクロールバーの表示位置を決定する決定手段を更に有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記決定手段は、前記フリック操作の開始点と終了点それぞれのY座標に基づいて、上方向へのフリック操作であるか、下方向へのフリックであるかを判定し、上方向へのフリック操作であると判定された場合に、前記フリック操作の開始点と終了点それぞれのX座標に基づいて、前記第1のスクロールバーの表示位置を決定することを特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
  10. 前記検出手段により検出されたタッチ操作に応じて、前記第1のスクロールバーを非表示とし、代わりに前記第2のスクロールバーを表示することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記検出手段により検出されたタッチ操作に応じて、前記第1のスクロールバーを表示したまま、新たに前記第2のスクロールバーを表示することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1のスクロールバーは、前記コンテンツ表示領域の右端部又は左端部のいずれか一方の領域に表示され、前記第2のスクロールバーは、他方の領域に表示されることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記第1のスクロールバーは、前記コンテンツ表示領域の上端部又は下端部のいずれか一方の領域に表示され、前記第2のスクロールバーは、他方の領域に表示されることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. データを送信する送信手段を有し、
    前記コンテンツは、前記送信手段によるデータ送信の宛先の情報であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. タッチパネルを備えた情報処理装置であって、
    コンテンツ表示領域に表示されるコンテンツをスクロールするスクロール手段と、
    前記スクロール手段によるスクロールに連動して所定の領域内を移動するスクロールバーを表示する表示制御手段と、
    ユーザによる前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたタッチ操作に応じて、前記所定の領域とは異なる領域に前記スクロールバーを移動する移動手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  16. タッチパネルを備えた情報処理装置の制御方法であって、
    コンテンツ表示領域に表示されるコンテンツのスクロールに連動して所定の領域内を移動する第1のスクロールバーを表示する第1の表示制御工程と、
    ユーザによる前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する検出工程と、
    前記検出工程により検出されたタッチ操作に応じて、前記所定の領域とは異なる領域に第2のスクロールバーを表示する第2の表示制御工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  17. タッチパネルを備えた情報処理装置の制御方法であって、
    コンテンツ表示領域に表示されるコンテンツのスクロールに連動して所定の領域内を移動するスクロールバーを表示する表示制御工程と、
    ユーザによる前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する検出工程と、
    前記検出工程により検出されたタッチ操作に応じて、前記所定の領域とは異なる領域に前記スクロールバーを移動する移動工程と、
    の位置に表示することを特徴とする情報処理装置。
  18. 請求項16又は17記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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