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JP2014197975A - 発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】システムの外部から電力供給がなくても、システム全体が停止した状態より再生可能エネルギーを利用して制御装置等を動作させて、発電を再開することができる発電システムを提供する。【解決手段】発電システム100は、太陽光パネル1と、太陽光パネル1で発生した電力が入力される電力供給ライン7と、制御電圧を生成するDC/DCコンバータ41と、PC4と、このPC4から動作指令が与えられ、その動作指令に応じて、制御電圧を利用し、太陽光パネル1より電力供給ライン7に入力される電力を制御する入力電力制御部112aと、制御電圧が入力電力制御部112aに入力されない状態で、太陽光パネル1が発生する電力を電力供給ライン7に直接出力する起動ライン111とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、一旦全てのシステムが停止した状態から、再生可能エネルギーを利用して発電を再開することが可能な発電システムに関する。
従来から、再生可能エネルギーを利用する発電装置とバッテリとを備える発電システムが知られている(特許文献1)。当該発電装置としては、例えば太陽光パネルや風力発電装置が挙げられ、このような発電システムは、気象条件等によって発電量が変動することから、当該発電システムで生じた余剰の電力や商用電源から供給された電力をバッテリに蓄えておき、発電量が低下して負荷等へ供給すべき電力が不足すると、不足分の電力をバッテリから供給できるように構成されている。また、蓄えられた電力量が一定量を下回ってバッテリから負荷へ電力を供給できなくなった場合には、商用電源から出力された電力を負荷等に供給できるように構成されている。
特開2008−271704号公報
ところで、上記のような発電システムでは、一般的に、上記発電装置から一定の電圧で電力を出力させるためのコンバータが用いられる。当該コンバータは、制御装置による制御によって動作を行うことから、例えば大地震等の災害によって商用電源から電力の供給が受けられない状態になった場合には、上記発電装置からの発電量が低下していくと、電力が供給されずに制御装置及びコンバータの動作が停止してしまい、発電システムの外部から別途バッテリや自家発電装置等を持ち込み、それらから発電システムに電力を供給しなければ、上記発電装置による発電を行えないという問題がある。
本発明は、このような課題を有効に解決することを目的としており、具体的には、システムの外部からの電力供給がなくても、システム全体が停止した状態より再生可能エネルギーを利用して制御装置等を動作させて再生可能エネルギーを用いた発電装置による電力供給を再開することが可能な発電システムを提供することを目的とする。
本発明は、かかる目的を達成するために次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の発電システムは、再生可能エネルギーを利用する起動用発電源を有する発電手段と、前記発電手段で発生した電力が入力される電力供給ラインと、前記電力供給ラインに接続され、当該電力供給ラインに現れる電圧を降圧して制御電圧を生成する制御電圧生成部と、当該制御電圧生成部により生成された制御電圧が入力されることで動作する制御装置と、この制御装置から動作指令が与えられ、その動作指令に応じて、前記制御電圧生成部により生成された制御電圧を利用し、前記発電手段より前記電力供給ラインに入力される電力を制御する入力電力制御部と、前記制御電圧生成部により生成される制御電圧が前記入力電力制御部に入力されない状態で、前記起動用発電源が発生する電力を前記電力供給ラインに出力する電力出力手段とを備えていることを特徴とする。
ここで、入力電力制御部が行う電力の制御とは、発電手段より電力供給ラインに入力される電力量の変更や電圧の変換等を行うことである。
このような構成であるため、一旦、電力供給ラインへの電力の入力がなくなり制御装置が停止することでシステム全体が停止した状態において、システムの外部より電力供給を行わなくても、太陽光や水力等の再生可能エネルギーが再び得られる状態になると、これを利用して起動用発電源が発生する電力を電力出力手段を介して電力供給ラインに出力することができる。そして、この電力供給ラインに接続された制御電圧生成部により制御電圧が生成されることで、制御装置も再び動作することが可能となる。そのため、制御装置により入力電力制御部の制御が再開されて、発電手段による電力供給ラインへの電力供給を通常状態に復帰させることができる。
具体的な実施の態様としては、前記起動用発電源として太陽光パネルを採用し、前記電力出力手段が、この太陽光パネルで発生した電力を前記電力供給ラインに直接出力する起動ラインであり、前記入力電力制御部が、当該太陽光パネルに接続されて、当該太陽光パネルより前記電力供給ラインに入力される電力を制御する構成のものが挙げられる。このような構成では、システム全体が停止した場合、太陽光パネルが受光を再開することで、太陽光パネルが発生する電力を起動ラインを介して直接、電力供給ラインに出力することができる。そして、この電力供給ラインに接続された制御電圧生成部により制御電圧が生成されることで、制御装置も再び動作することが可能となり、制御装置により入力電力制御部の制御が再開される。
このような態様において供給可能な電力量を増大させるとともに、様々な状況下でも安定して電力を得られるようにするために複数の発電手段を備えつつ、システム全体が停止した場合でも太陽光パネルが受光するのみで、システム全体が復旧して通常状態に移行可能とするためには、前記発電手段が、前記起動用発電源としての第1の発電源に加えて、風力・水力など太陽光以外の再生可能エネルギーを利用する第2の発電源をさらに有するものであり、この第2の発電源に接続されて、当該第2の発電源より前記電力供給ラインに入力される電力を制御する入力電力制御部をさらに備える構成とすることが望ましい。
また、太陽光パネルが発生した電力を基に前記制御電圧を安定して生成可能とするためには、前記太陽光パネルより前記起動ラインを介して前記電力供給ラインに直接出力される際の電圧が、前記制御電圧を越える所定電圧に設定されていることが望ましい。
発電システムの他の態様としては、前記起動用発電源として風力・水力など太陽光以外の再生可能エネルギーを利用する発電源を採用し、前記電力出力手段が、当該発電源で発生した電圧から起動電圧を生成する起動電圧生成部と、この起動電圧生成部により生成された起動電圧を利用し、当該発電源から電圧を増幅させて取り出して前記電力供給ラインに出力する電圧増幅部とを有するものが挙げられる。このような構成では、システム全体が停止した場合において、風力・水力等の再生可能エネルギーが再び得られる状態になると、前記発電源が電力を発生し、それを利用して起動電圧生成部により起動電圧が生成される。その起動電圧を利用して電圧増幅部が前記発電装置から電力を増幅させて電力供給ラインに出力することで、この電力供給ラインに接続された制御電圧生成部により制御電圧が生成され、制御装置も再び動作することが可能となり、制御装置により入力電力制御部の制御が再開される。
このような態様において供給可能な電力量を増大させるとともに、様々な状況下でも安定して電力を得られるよう、前記発電手段が前記起動用発電源としての第1の発電源に加えて、第2の発電源としての太陽光パネルをさらに含む場合には、前記入力電力制御部がこの太陽光パネルに接続されて、当該太陽光パネルより前記電力供給ラインに入力される電力を制御するように構成されていることが望ましい。
上記2つの態様において、システムの復旧時にシステム全体の安定性を保ちつつ電力供給量を増大させていくためには、状況に応じて、停止状態にあった入力電力制御部を再び動作状態へと適切に移行させることが必要であることから、そのために、前記制御装置は、前記制御電圧の入力が停止された状態から前記制御電圧の入力が開始された場合において、予め定められた所定の条件が満たされることで前記入力電力制御部への動作指令の出力を再開する制御回復手段を備えるように構成されていることが望ましい。
加えて、前記制御電圧生成部によって生成された制御電圧を利用して太陽光パネルより発生する電力を増大させ、より大きな電力を供給可能とするためには、前記入力電力制御部は、前記制御装置からの動作指令に応じて、太陽光パネルが発生する電力を最大効率で取り出すように最大電力点追従制御を行うように構成されていることが望ましい。
併せて、システム全体の効率的な動作の継続と負荷への安定した電力供給を可能とするためには、バッテリと、当該バッテリと前記電力供給ラインとの間に介在するバッテリ用のコンバータと、をさらに備え、前記制御装置は、前記バッテリ用のコンバータにさらに動作指令を与えるものであり、前記バッテリ用のコンバータは、前記制御装置からの動作指令に応じて、前記制御電圧生成部により生成された制御電圧を利用し、前記バッテリに充電又は放電させるように構成されていることが望ましい。
以上説明した本発明によれば、システムの外部からの電力供給がなくても、システム全体が停止した状態より再生可能エネルギーを利用して制御装置及び入力電力制御部を動作させ、再生可能エネルギーを用いた発電装置による電力供給を再開することができる発電システムを提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る発電システムを示すブロック図。 太陽光パネルの出力特性曲線(出力電流I−出力電圧Vの関係)を示すグラフ。 同発電システムにおいて電圧の入出力及び制御信号の送受信を示すブロック図。 同発電システムにおいて電圧の入出力を示すブロック図。 同発電システムにおいて制御信号の送受信を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係る発電システムを示すブロック図。 同発電システムにおいて電圧の入出力及び制御信号の送受信を示すブロック図。 同発電システムにおいて制御信号の送受信を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態である発電システム100は、起動用発電源としての第1の発電源である太陽光パネル1、ならびに第2の発電源である水力発電装置2及び風力発電装置3を有する発電手段110を備え、これらから電気機器等の負荷64に電力を供給するものである。そして、この発電システム100は、たとえシステム全体が停止したとしても、第1の発電源である太陽光パネル1が発生した電力を利用してPC4及び入力電力制御部112aを動作させて、電力供給を再開できるように構成されている。
太陽光パネル1は、再生可能エネルギーである太陽光を利用して発電を行うものであり、図示しない太陽電池セルによって構成され、この太陽光パネル1を更に複数枚直列に接続することで、後述するDC/DCコンバータ41により生成される制御電圧Vcを越える所定電圧の電力を得るようにしている。この所定電圧とは、これをDC/DCコンバータ41によって降圧することで、規定の制御電圧Vcを得ることのできる電圧を意味し、DC/DCコンバータ41として用いるものの仕様によって異なりうる。
図1に示すように、太陽光パネル1は、DC/DCコンバータ(以下「太陽光用コンバータ」と記載する)11に接続されており、この太陽光用コンバータ11は、太陽光パネル1から発生した直流電流を母線である電力供給ライン7に出力させるものである。
太陽光用コンバータ11は入力電力制御部112a及び起動ライン111を有する。入力電力制御部112aは、発電手段110より電力供給ライン7に入力される電力を制御するものであり、本実施形態では、図1等に示すDC/DCコンバータ41で生成された制御電圧Vcが入力された状態で、PC4より与えられる動作指令としての制御信号を通じて制御されることで、予め定められた動作を開始して、太陽光パネル1から最大電力が得られるよう太陽光パネル1の出力電圧又は出力電流を制御する最大電力点追従(Maximum Power Point Tracking:MPPT)制御を行うものである。
入力電力制御部112aは、図示しないスイッチ素子を内蔵しており、図3等に示すPC4からの制御信号に基づいて前記スイッチ素子のオンオフ制御を行い、図2に示す動作電圧V1が最適動作電圧V2となるように追従制御を行うことで、太陽光パネル1から最大電力を出力させることができる。
電力出力手段としての起動ライン111は、DC/DCコンバータ41で生成された制御電圧Vcが入力されていない状態や、PC4による制御が行われていない状態であっても、太陽光パネル1で発生した電力をMPPT制御を行うことなく電力供給ライン7にそのまま出力させることが可能なものである。このときに出力する電圧は、上述したように、DC/DCコンバータ41により生成される制御電圧Vcを越える所定電圧に設定されている。前記スイッチ素子は、制御電圧Vcの入力がない状態において、太陽光パネル1から出力される電力を直接、電力供給ライン7に供給することができるクローズ状態になるものであり、このスイッチ素子によって起動ライン111が構成される。なお、このスイッチ素子の代わりにリレーを用いて起動ライン111となる回路を構成してもよい。
風力発電装置3は、再生可能エネルギーである風力を利用して発電を行うものであり、例えば、図示しない発電機と、その発電機の回転子に接続された複数の翼を備えたロータとから構成される風力発電装置3が挙げられる。風力発電装置3は、風を受けてロータが回転することによって発電を行うことができる。
水力発電装置2は、再生可能エネルギーである水力を利用して発電を行うものであり、例えば、図示しない水車とこれに接続された軸(ロータ)を備える図示しない発電機とが一体化された水力発電装置2を用いることができる。水力発電装置2からは、水流が確保できる限り、気象条件に左右されずに一定の発電量を得ることができる。
風力発電装置3には風力発電用のDC/DCコンバータ(以下「風力発電用コンバータ」と記載する)31、水力発電装置2には水力発電用のDC/DCコンバータ(以下「水力発電用コンバータ」)21が接続されており、これらコンバータ21,31はそれぞれ入力電力制御部112b,112cを備える。入力電力制御部112c,112bは、DC/DCコンバータ41で生成された制御電圧Vcが入力されている状態でPC4より与えられる動作指令としての制御信号を通じて制御させることで、予め定められた制御動作を行い、風力発電装置3や水力発電装置2で発生した直流出力電圧を、電力供給ライン7の規定値電圧まで昇圧させて電力供給ライン7に出力させる。
バッテリ5は、充電及び放電が可能なものであり、バッテリ用のDC/DCコンバータ(以下「バッテリ用コンバータ」と記載する)51を介して、余剰電力や商用電源6から供給された電力を蓄えたり、蓄えた電力を電力供給ライン7に供給するものである。
上記のように充放電制御装置として機能するバッテリ用コンバータ51は、バッテリ5と電力供給ライン7との間に介在し、DC/DCコンバータ41で生成された制御電圧Vcが入力されている状態でPC4により与えられる制御信号を通じて制御させることで、太陽光パネル1、風力発電装置3、水力発電装置2からの発電量が負荷64の消費電力よりも多い場合に、余剰電力をバッテリ5に蓄えるように動作する。また、気象条件等の変動によって太陽光パネル1、風力発電装置3、水力発電装置2からの発電量が負荷64の消費電力よりも少ない場合に、バッテリ5に蓄えた電力や、商用電源6から供給された電力を電力供給ライン7に供給するよう動作する。商用電源6により得られる電力が十分に大きい場合には、その電力を用いてバッテリ5に充電する場合もある。
DC/ACインバータ62は、電力供給ライン7に接続されており、DC/DCコンバータ41で生成された制御電圧Vcが入力されている状態でPC4による制御が行われることにより、太陽光パネル1、風力発電装置3、水力発電装置2又はバッテリ5から供給される直流電力から交流電力(例えば200V)を電気的に生成する(逆変換する)電力変換装置である。このDC/ACインバータ62より電力供給ライン7を介して負荷64に電力を供給することができる。負荷64としては、家庭用の電気機器や、工場、オフィス等における電気設備等の任意のものを用いることができ、こうした受電側の仕様に応じてDC/ACインバータ62側で出力電圧を調整するように構成することが好適である。
商用電源6は、整流器61を介して電力供給ライン7に接続されており、電力供給ライン7に接続されているDC/DCコンバータ41に電力を供給できるように構成されている。
図1に示す制御電圧生成部としてのDC/DCコンバータ41は、電力供給ライン7に接続され、電力供給ライン7を介して太陽光パネル1、水力発電装置2、風力発電装置3、バッテリ5、商用電源6より得られる電力を基に制御電圧Vcを生成する。DC/DCコンバータ41は、制御用電源を不要とするものであり、電力供給ライン7に現れる電圧を降圧して制御電圧Vc(例えば24V)を生成することが可能となっている。そして、生成した制御電圧VcをPC4に入力し、さらに太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112a、風力発電用コンバータ31の入力電力制御部112c、水力発電用コンバータ21の入力電力制御部112b、バッテリ用コンバータ51、DC/ACインバータ62にも制御電圧を入力するようになっている。
制御装置であるPC(コントローラ)4は、図示しない記憶装置に格納された制御プログラムに従って、システム全体を制御する。この制御プログラムとしては、商用電源6から電力を得ることが可能な通常時のシステム制御を行うための通常制御プログラムや、一旦全てのシステムの動作が停止した後にシステムを回復させるための制御回復プログラム等が含まれる。
図1に示すようにPC4は制御部42を有し、制御部42は、通常時には制御電圧Vcが入力されることで、記憶装置から通常制御プログラムを読み込み、そのプログラムに従って動作することにより、周辺ハードリソースと協働して、太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112a、風力発電用コンバータ31の入力電力制御部112c、水力発電用コンバータ21の入力電力制御部112b及びバッテリ用コンバータ51等に制御信号を送信して(動作指令を与えて)前述のMPPT制御、昇圧制御、充電及び放電の制御等を行わせる。
また制御部42は、制御電圧Vcの入力が停止された状態から制御電圧Vcの入力が開始された場合には、自動的に記憶装置から制御回復プログラムを読み込み、そのプログラムに従って動作することにより、周辺ハードリソースと協働して太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112a、風力発電用コンバータ31の入力電力制御部112c、水力発電用コンバータ21の入力電力制御部112b及びバッテリ用コンバータ51の制御を順次回復させるものであり、このような制御回復手段としての機能も有する。制御部42は、制御回復時には、制御電圧Vcの入力から所定時間が経過する又は太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112aに入力されている制御電圧Vcが所定値を越える等、予め定められた所定の条件が満たされることで制御信号を与えて入力電力制御部112aの制御を再開する。また、電圧の回復状態を監視しながら、風力発電用コンバータ31の入力電力制御部112c、水力発電用コンバータ21の入力電力制御部112b及びバッテリ用コンバータ51を予め定めた順番で復旧させるべく制御を再開していく。このようにして、全てのシステムの制御が回復されることで、制御部42は通常制御プログラムに基づく動作に移行し、通常の制御が行われるようになる。
以上のような発電システム100では、気象条件等を監視し、制御部42はそれに応じて、太陽光パネル1、水力発電装置2及び風力発電装置3の動作状態を変更するためのプログラムを実行する。こうすることで、例えば、風の弱い晴天の日の日中には、風力発電装置3からの発電量が減少するものの太陽光パネル1から負荷64に多くの電力を供給できるようになり、夜間に十分強い風が吹いている場合には、太陽光パネル1で発電が行えなくなるものの風力発電装置3から負荷64に多くの電力を供給できるようになる。また、風の強い晴天の日の日中には、太陽光パネル1及び風力発電装置3両方の発電量が増加するので、負荷64に電力を供給しつつバッテリ5に余剰の電力を蓄えることができる。また、強風の吹いていない曇りの日には、太陽光パネル1及び風力発電装置3の発電量が低下するので、バッテリ5に蓄えた電力を負荷64に供給することで不足分を補うことができる。さらに、バッテリ5に蓄えた電力が少なくなると、商用電源6から供給される電力をバッテリ5に蓄えたり、商用電源6から負荷64に電力を供給することができるように構成されている。
このように発電システム100は、太陽光パネル1、水力発電装置2、風力発電装置3及び商用電源6を適宜利用することで、負荷64に安定して電力を供給できるように構成されているが、大地震等の震災で商用電源6からの電力供給を受けられない状態で、太陽光パネル1や風力発電装置3等の発電量が低下するとともにバッテリ5に蓄えられた電力量が低下してシステム内の電力がなくなると、一旦全てのシステムの動作が停止してしまう。しかしながら、太陽光パネル1が受光を再開することで電圧が発生し、図3の矢符12に示すように、その発生した電圧が太陽光用コンバータ11に到達して起動ライン111を介して電力供給ライン7にそのまま出力される。これによって電力供給ライン7の電圧が上昇すると、DC/DCコンバータ41の電圧が上昇して制御電圧Vcが生成される。この制御電圧Vcは図3に示すようにPC4及び太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112aに入力され、PC4は制御電圧Vcが入力されることで再度起動して太陽光用コンバータ11の制御を行えるようになる。PC4の制御部42から太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112aに対して図3に示すように制御信号が送信されることで入力電力制御部112aの制御が再開され、MPPT制御が行われることで太陽光パネル1から効率良く電力が取り出されて得られる電力量が増加する。この電力に基づいてDC/DCコンバータ41で新たに生成された制御電圧Vcは、図4に示すように、太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112aやPC4の他に、水力発電用コンバータ21の入力電力制御部112b、風力発電用コンバータ31の入力電力制御部112c、バッテリ用コンバータ51、DC/ACインバータ62に入力される。加えて図5に示すように、PC4から太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112aの他に、水力発電用コンバータ21の入力電力制御部112b、風力発電用コンバータ31の入力電力制御部112c、バッテリ用コンバータ51、DC/ACインバータ62にも制御信号が送信され、これによって、風力発電用コンバータ31や水力発電用コンバータ21が動作して風力発電装置3や水力発電装置2から電力供給ライン7に電力を供給することが可能になるとともに、バッテリ用コンバータ51が動作して余剰の電力をバッテリ5に蓄えることができるようになり、さらにDC/ACインバータ62が動作して負荷64に電力を供給できるようになる。このように起動用発電源としての第1の発電源(太陽光パネル1)は、システムを回復させる制御回復時に電力供給ライン7に電力を供給可能なものであるとともに、システムが回復して通常状態に移行した後も電力供給ライン7に電力を供給可能なものである。また、第2の発電源(水力発電装置2及び風力発電装置3)は、制御回復時には電力供給ライン7に電力を供給することができず、第1の発電源から出力された電力を利用することでシステムが回復して通常状態に移行した後に、電力供給ライン7に電力を供給可能なものである。なお、起動用発電源として、システムを回復させる制御回復時にのみ電力供給ライン7に電力を供給可能なものを用いても良い。
以上のように本実施形態の発電システム100は、再生可能エネルギーを利用する第1の発電源(起動用発電源)としての太陽光パネル1を有する発電手段110と、発電手段110で発生した電力が入力される電力供給ライン7と、前記電力供給ライン7に接続され、当該電力供給ライン7に現れる電圧を降圧して制御電圧Vcを生成する制御電圧生成部としてのDC/DCコンバータ41と、DC/DCコンバータ41により生成された制御電圧Vcが入力されることで動作する制御装置としてのPC4と、このPC4から動作指令が与えられ、その動作指令に応じて、DC/DCコンバータ41により生成された制御電圧Vcを利用し、発電手段110より電力供給ライン7に入力される電力を制御する入力電力制御部112aと、DC/DCコンバータ41により生成される制御電圧Vcが入力電力制御部112aに入力されない状態で、太陽光パネル1が発生する電力を電力供給ライン7に直接出力する電力出力手段としての起動ライン111とを有するように構成されている。また、入力電力制御部112aは、太陽光パネル1に接続されて、この太陽光パネル1より電力供給ライン7に入力される電力を制御するものである。
このように構成されているため、一旦、電力供給ライン7への電力の入力がなくなりPC4が停止することでシステム全体が停止した状態において、システムの外部より電力供給を行わなくても、太陽光パネル1が受光を再開することで、太陽光パネル1が発生する電力を起動ライン111を介して直接、電力供給ライン7に出力することができる。そして、この電力供給ライン7に接続されたDC/DCコンバータ41により制御電圧Vcが生成されることで、PC4も再び動作することが可能となる。そのため、PC4により入力電力制御部112aの制御を再開することができ、太陽光パネル1による電力供給ライン7への電力供給を通常状態に復帰させることができる。
また、前記発電手段110が、太陽光パネル1(第1の発電源)に加えて、風力・水力など太陽光以外の再生可能エネルギーを利用する第2の発電源としての水力発電装置2及び風力発電装置3をさらに有するものであり、水力発電装置2及び風力発電装置3に接続されて、これらの発電装置2,3より電力供給ライン7に入力される電力を制御する入力電力制御部112b,112cをさらに備える構成としたので、供給可能な電力量を増大させることができるとともに、様々な状況下でも安定して電力を得られるようにするために複数の発電装置2,3を備えつつ、システム全体が停止した場合でも太陽光パネル1が受光するのみで、システム全体が復旧して通常状態に移行することができる。
さらに、太陽光パネル1より起動ライン111を介して電力供給ライン7に直接出力される際の電圧が制御電圧Vcを越える所定電圧に設定されているので、太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112aの動作が停止している状態においても、太陽光パネル1が受光を再開して太陽光パネル1より電力が発生すれば、この電力を基に制御電圧Vcを安定して生成することができる。
特に、PC4は、制御電圧Vcの入力が停止された状態から制御電圧Vcの入力が開始された場合において、予め定められた所定の条件が満たされることで入力電力制御部112a〜112cへの動作指令の出力を再開する制御回復手段としての制御部42を備えるように構成されているので、状況に応じて、停止状態にあった入力電力制御部112a〜112cを再び動作状態へと適切に移行させることができ、システムの復旧時において、システム全体の安定性を保ちつつ電力供給量を増大させていくことができる。
さらにまた、入力電力制御部112aは、PC4からの動作指令に応じて、太陽光パネル1が発生する電力を最大効率で取り出すように最大電力点追従制御を行うように構成されているので、DC/DCコンバータ41によって生成された制御電圧Vcを利用して太陽光パネル1より発生する電力を増大させ、より大きな電力を供給することができる。
加えて、バッテリ5と、バッテリ5と電力供給ライン7との間に介在するバッテリ5用のコンバータとしてのバッテリ用コンバータ51と、をさらに備え、PC4は、バッテリ用コンバータ51にさらに動作指令を与えるものであり、バッテリ用コンバータ51は、PC4からの動作指令に応じて、DC/DCコンバータ41により生成された制御電圧Vcを利用し、バッテリ5に充電又は放電させるように構成されているので、上記のようにして発電を再開した太陽光パネル1、水力発電装置2及び風力発電装置3からの発電量が多い場合に余剰電力をバッテリ5に蓄えることができ、気象条件等の変化により太陽光パネル1、水力発電装置2及び風力発電装置3からの発電量が低下してシステム内の電力が不足した場合に、バッテリ5に蓄えられている電力を利用してDC/DCコンバータ41により制御電圧Vcの生成を行うことで、バッテリ5からの放電が可能な間は、安定した電力供給を可能とし、PC4、入力電力制御部112a〜112c等の動作を継続させることができる。
さらには、商用電源6からの電力供給が可能な間においても、発電量が多い場合に余剰電力をバッテリ5に蓄えることができ、発電量が低下して電力が不足した場合に、商用電源6から電力を得る代わりにバッテリ5に蓄えた電力を使用することで商用電力にかかるコストを低減できる。また、発電量が低下した場合に備えて商用電源6から得られる電力を蓄えることも可能であり、その充電に相対的に安い夜間の電力を利用することでさらにコストを低減できる。さらに、商用電源6から電力供給を受けられなくなった場合には、バッテリ5から電力を供給することで、発電システム100による発電を継続することができる。
以上のような第1の実施形態の発電システム100では、太陽光パネル1が起動用発電源であるとともに太陽光用コンバータ11が電力出力手段を有しているが、図6に示す本発明の第2の実施形態である発電システム200のように、水力発電装置202が起動用発電源(第1の発電源)であり、水力発電用コンバータ221が電力出力手段を備える構成としてもよい。
本発明の第2の実施形態である発電システム200は、図6〜8に示すように、第2の発電源である太陽光パネル1、第1の発電源である水力発電装置202、及び第2の発電源である風力発電装置3を有する発電手段110と、バッテリ5と、これらと接続する各コンバータ211,221,31,51と、これらのコンバータ211,221,31,51が接続する起動ライン7と、起動ライン7に直接又は間接的に接続されたDC/DCコンバータ41、PC4、DC/ACインバータ62、負荷64、整流器61及び商用電源6とを備える。これらのうち、第1の実施形態と同様のものについては図1〜5と同一の符号を付して記載を省略する。
水力発電装置202は、再生可能エネルギーである水力を利用して発電を行うものであり、例えば、図示しない水車とこれに接続された軸(ロータ)を備える図示しない発電機とが一体化された水力発電装置202を用いることができる。本実施形態では、水力発電装置202の発電機として永久磁石発電機を用いている。永久磁石発電機は、水車の回転に伴って軸(ロータ)が回転することで交流電圧を発生させるものである。なお、水車と発電機との間に、水車の回転力を増速して軸(ロータ)に伝達する増速機を設けたものを用いてもよい。また水力発電装置202は、単独では制御電圧Vcを越える所定電圧の電力を発生させることができないものである。
このような水力発電装置202に接続される水力発電用コンバータ221は、AC/DCコンバータであり、電力出力手段としての起動電圧生成部223及び電圧増幅部224を備える。起動電圧生成部223は、整流作用を有する図示しないダイオードを備え、水力発電装置202から出力された交流電圧をダイオード整流して起動電圧(制御用電源)Vdを生成する。電圧増幅部224は、図6に示すように起動電圧生成部223から出力された起動電圧Vdを利用し、水力発電装置202で発生した電圧を、電力供給ライン7の規定値電圧まで昇圧させて電力供給ライン7に出力する。前述のように太陽光パネル1は入力電力制御部112a等の昇圧手段を利用することなく制御電圧Vcを超える所定電圧の電力を得ることができるものであるのに対して、水力発電装置202は単独では制御電圧Vcを越える所定電圧の電力を発生させることができないものである。したがって、水力発電装置202より得られる電力を電圧増幅部224を利用して昇圧させることによって、水力発電装置202より制御電圧Vcを越える所定電圧の電力を電力供給ライン7に出力するようにしている。
太陽光パネル1に接続された太陽光用コンバータ211は、起動ライン111を有しないこと以外は第1の実施形態における太陽光コンバータ11と同様の構成であり、入力電力制御部112aを有する。
このような本実施形態の発電システム200では、一旦全てのシステムの動作が停止した場合には、水力発電装置202の水車に動力源(水)が供給されて水車が回転することでその水車に接続された発電機から電圧(交流)が発生する。発生した電圧は、図6の矢符214に示すように水力発電用コンバータ221の起動電圧生成部223に到達し、起動電圧生成部223はダイオード整流して起動電圧Vdを生成(確保)する。起動電圧Vdが生成されることで電圧増幅部224が稼動し、電圧増幅部224は、水力発電装置202から電圧を増幅させて取り出して図7の矢符213に示すように電力供給ライン7に出力する。これによって電力供給ライン7の電圧が上昇すると、DC/DCコンバータ41の電圧が上昇して制御電圧Vcが生成される。この制御電圧Vcは図7に示すようにPC4及び太陽光用コンバータ211の入力電力制御部112aに入力され、PC4は制御電圧Vcが入力されることで再度起動して入力電力制御部112aの制御を行えるようになる。PC4の制御部42から入力電力制御部112aに対して図8に示すように制御信号が送信されることで入力電力制御部112aの制御が再開され、MPPT制御が行われることで、入力電力制御部112aを介して太陽光パネル1から効率良く電力が取り出されて得られる電力量が増加する。この電力に基づいてDC/DCコンバータ41で新たに生成された制御電圧Vcは、図8に示すように、入力電力制御部112aやPC4の他に、風力発電用コンバータ31の入力電力制御部112c、バッテリ用コンバータ51、DC/ACインバータ62に入力される。加えて図8に示すように、PC4から入力電力制御部112aの他に、風力発電用コンバータ31の入力電力制御部112c、バッテリ用コンバータ51及びDC/ACインバータ62にも制御信号が送信される。これによって、風力発電用コンバータ31が動作して風力発電装置3による発電が可能になるとともに、バッテリ用コンバータ51が動作して余剰の電力をバッテリ5に蓄えることができるようになり、さらにDC/ACインバータ62が動作して負荷64に電力を供給できるようになる。なお、本実施形態では、DC/DCコンバータ41で制御電圧Vcを生成可能な状態であっても、起動電圧生成部223及び電圧増幅部224を介して水力発電装置202から電圧を増幅させて取り出しており、水力発電用コンバータ221に制御電圧Vcは入力されず、また制御信号も送信されない。
以上のように発電システム200は、第1の発電源(起動用発電源)として水力を利用する水力発電装置202を採用し、電力出力手段として、水力発電装置202で発生した電圧から起動電圧Vdを生成する起動電圧生成部223と、この起動電圧生成部223により生成された起動電圧Vdを利用し、水力発電装置202から電圧を増幅させて取り出して電力供給ライン7に出力する電圧増幅部224とを有することを特徴とする。また、発電手段110が起動用発電源としての水力発電装置202に加えて、第2の発電源としての太陽光パネル1を含み、入力電力制御部112aが、この太陽光パネル1に接続されて、太陽光パネル1より電力供給ライン7に入力される電力を制御するように構成されている。
このように構成されているため、一旦、電力供給ライン7への電力の入力がなくなりPC4が停止することでシステム全体が停止した状態において、システムの外部より電力供給を行わなくても、水力発電装置202の水車が回転することで、発電機で発生した電圧から起動電圧生成部223において起動電圧Vdを生成し、電圧増幅部224がその起動電圧Vdを利用して水力発電装置202から電圧を増幅させて電力供給ライン7に出力する。そのため、制御電圧Vcを生成するために必要な電力量を電力供給ライン7に供給することができ、この電力供給ライン7に接続されたDC/DCコンバータ41により制御電圧Vcを生成してPC4を再び動作させることが可能となる。そして、PC4により入力電力制御部112aの制御を再開することで、太陽光パネル1による電力供給ライン7への電力供給を通常状態に復帰させることができる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
本実施形態では、第1の発電源及び第2の発電源として太陽光パネル1、水力発電装置2及び風力発電装置3を用いたが、地熱発電装置等これら以外の発電装置がさらに用いられてもよく、また水力発電装置2又は風力発電装置3が選択的に用いられてもよい。
また、第2の実施形態である発電システム200において、水力発電用コンバータ221が入力電力制御部を含む構成としてもよい。この場合、入力電力制御部は、水力発電装置202で発生した電圧を電力供給ライン7の規定値電圧まで昇圧させて電力供給ライン7に出力するように動作する。このような構成では、水力発電装置202から電圧を規定値電圧まで昇圧させて取り出すために、DC/DCコンバータ41で制御電圧Vcを生成可能な状態では制御電圧Vcを利用して入力電力制御部を稼動させ、制御電圧Vcを生成できない状態では起動電圧Vdを利用して電圧増幅部224を稼動させる。すなわち、一旦システム全体が停止した場合には、起動電圧生成部223で生成された起動電圧Vdを利用して電圧増幅部224を介して水力発電装置202から電圧を増幅させて取り出し、その電圧を基にしてDC/DCコンバータ41で制御電圧Vcが生成されるようになってからは、その制御電圧Vcを利用して、PC4の制御部42から送信された制御信号に基づいて、入力電力制御部を介して水力発電装置202から電圧を増幅させて電力を取り出すようになる。
また、第2の実施形態である発電システム200において、システムの回復時に、DC/DCコンバータ41で生成した制御電圧Vcをまず風力発電用コンバータ31の入力電力制御部112cに入力して風力発電装置3からの電力供給を再開させた後、太陽光用コンバータ11の入力電力制御部112aに入力して、太陽光パネル1からの電力供給を再開させる構成としてもよい。
さらに、上記の実施形態では第1の発電源として太陽光パネル1又は水力発電装置2を採用したが、風力発電装置3又はその他の発電装置を第1の発電源としてもよい。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…太陽光パネル、起動用発電源、第1の発電源
2…発電源、第2の発電源(水力発電装置)
3…発電源、第2の発電源(風力発電装置)
4…制御装置(PC)
5…バッテリ
7…電力供給ライン
41…制御電圧生成部(DC/DCコンバータ)
42…制御回復手段(制御部)
51…バッテリ用のコンバータ(DC/DCコンバータ)
100,200…発電システム
110…発電手段
111…起動ライン
112a〜112c…入力電力制御部
202…起動用発電源(水力発電装置)
223…起動電圧生成部
224…電圧増幅部
Vc…制御電圧
Vd…起動電圧

Claims (9)

  1. 再生可能エネルギーを利用する起動用発電源を有する発電手段と、
    前記発電手段で発生した電力が入力される電力供給ラインと、
    前記電力供給ラインに接続され、当該電力供給ラインに現れる電圧を降圧して制御電圧を生成する制御電圧生成部と、
    当該制御電圧生成部により生成された制御電圧が入力されることで動作する制御装置と、
    この制御装置から動作指令が与えられ、その動作指令に応じて、前記制御電圧生成部により生成された制御電圧を利用し、前記発電手段より前記電力供給ラインに入力される電力を制御する入力電力制御部と、
    前記制御電圧生成部により生成される制御電圧が前記入力電力制御部に入力されない状態で、前記起動用発電源が発生する電力を前記電力供給ラインに出力する電力出力手段とを備えていることを特徴とする発電システム。
  2. 前記起動用発電源として、太陽光パネルを採用し、
    前記電力出力手段が、この太陽光パネルで発生した電力を前記電力供給ラインに直接出力する起動ラインであり、
    前記入力電力制御部が、当該太陽光パネルに接続されて、当該太陽光パネルより前記電力供給ラインに入力される電力を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の発電システム。
  3. 前記発電手段が、前記起動用発電源としての第1の発電源に加えて、風力・水力など太陽光以外の再生可能エネルギーを利用する第2の発電源をさらに有するものであり、
    この第2の発電源に接続されて、当該第2の発電源より前記電力供給ラインに入力される電力を制御する入力電力制御部をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の発電システム。
  4. 前記太陽光パネルより前記起動ラインを介して前記電力供給ラインに直接出力される際の電圧が、前記制御電圧を越える所定電圧に設定されていることを特徴とする請求項2又は3記載の発電システム。
  5. 前記起動用発電源として、風力・水力など太陽光以外の再生可能エネルギーを利用する発電源を採用し、
    前記電力出力手段が、当該発電源で発生した電圧から起動電圧を生成する起動電圧生成部と、この起動電圧生成部により生成された起動電圧を利用し、当該発電源から電圧を増幅させて取り出して前記電力供給ラインに出力する電圧増幅部とを有することを特徴とする請求項1記載の発電システム。
  6. 前記発電手段が、前記起動用発電源としての第1の発電源に加えて、第2の発電源としての太陽光パネルをさらに含み、
    前記入力電力制御部が、この太陽光パネルに接続されて、当該太陽光パネルより前記電力供給ラインに入力される電力を制御するものであることを特徴とする請求項5記載の発電システム。
  7. 前記制御装置は、前記制御電圧の入力が停止された状態から前記制御電圧の入力が開始された場合において、予め定められた所定の条件が満たされることで前記入力電力制御部への動作指令の出力を再開する制御回復手段を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の発電システム。
  8. 前記入力電力制御部は、前記制御装置からの動作指令に応じて、太陽光パネルが発生する電力を最大効率で取り出すように最大電力点追従制御を行うことを特徴とする請求項2〜4,6のいずれかに記載の発電システム。
  9. バッテリと、
    当該バッテリと前記電力供給ラインとの間に介在するバッテリ用のコンバータと、をさらに備え、
    前記制御装置は、前記バッテリ用のコンバータにさらに動作指令を与えるものであり、
    前記バッテリ用のコンバータは、前記制御装置からの動作指令に応じて、前記制御電圧生成部により生成された制御電圧を利用し、前記バッテリに充電又は放電させることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の発電システム。
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