JP2014194858A - Led照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】3種以上の異なる色温度を有する半導体発光装置を備えた照明装置であって、色温度の制御領域が比較的広く黒体放射に沿った自然な色温度の変化が実現でき、かつ、複雑な制御を必要とせずに簡便な方法によって所望の色度調整が可能となる、安価で有用なLED照明装置を提供する。
【解決手段】所定の第1色温度の白色光を発光する第1LED、前記第1色温度に比して高い第2色温度の白色光を発光する第2LED、及び、前記第1色温度に比して高く、かつ、前記第2色温度に比して低い第3色温度の白色光を発光する第3LEDを備えたLED照明装置であって、前記第1色温度と前記第3色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第1LED及び前記第3LEDのみを制御し、前記第3色温度と前記第2色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第3LED及び前記第2LEDのみを制御する、調色制御部を備える。
【選択図】図10
【解決手段】所定の第1色温度の白色光を発光する第1LED、前記第1色温度に比して高い第2色温度の白色光を発光する第2LED、及び、前記第1色温度に比して高く、かつ、前記第2色温度に比して低い第3色温度の白色光を発光する第3LEDを備えたLED照明装置であって、前記第1色温度と前記第3色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第1LED及び前記第3LEDのみを制御し、前記第3色温度と前記第2色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第3LED及び前記第2LEDのみを制御する、調色制御部を備える。
【選択図】図10
Description
本発明は、発光素子としてLEDを用いたLED照明装置に関する。
発光ダイオード(以下、「LED」と称する)を用いた発光素子は、小型で発光効率が良く、高輝度の発光が可能であり、また、これらの発光素子を用いることにより、様々な発光色を得ることができるため、発光色の異なる複数の発光素子を組み合わせてそれぞれの発光色を合成し、所望の色の放射光を得るようにしたLED照明装置が、提案されつつある。
例えば、特許文献1には、2種又は3種の異なる色温度を有する半導体発光装置を備えた照明装置であって、各半導体発光装置の発光色が、UCS(u、v)表色系(CIE1960)のuv色度図において、黒体輻射軌跡からの偏差duvが、−0.02≦duv≦0.02の範囲内の収まるように設計することを特徴とする照明装置が記載されている。このような照明装置では、黒体輻射軌跡からの偏差が小さい複数の異なる色温度を有する複数種の半導体発光装置を白色光源として用いているため、従来の光源では実現困難であった色調可変照明が実現できる可能性があり有望である。
また、特許文献2には、低い色温度の第1発光素子と、中間の色温度の第2発光素子と、高い色温度の第3発光素子とにより構成され、低い色温度の第1発光素子及び高い色温度の第3発光素子に対して中間の色温度の第2発光素子が、黒体輻射軌跡に対して正または負の異なる領域に存在することを特徴とする色度調整型白色発光装置が記載されている。
特許文献1において具体的に開示された技術は、黒体輻射軌跡からの偏差が小さくなるような、2種または3種の異なる色温度を有する半導体発光装置を白色光源として用い、それらの制御を行うことによって、2点間の相関色温度、または3点を頂点とする三角形の内部の相関色温度をそれぞれ任意に調整する方法に関するものである(特許文献1の図8〜図11参照)。
しかしながら、2種の異なる色温度に対応する2個の色度点を有する半導体発光装置を用いる場合には、2個の色度点を結ぶ直線上の色温度しか実現できないため、色温度の制御領域が狭く、黒体放射に沿った自然な色温度の変化を実現できないおそれがある。さらに、量産において、2個の色度点の選定が少しでもずれてしまうと、その2点間を結ぶ直線上の一部が相関色温度の範囲から大きく外れる原因となり、ますます自然な色温度の変化を実現できず、所望の発光色が得られないおそれがある。
また、3種の異なる色温度に対応する3個の色度点を有する半導体発光装置を用いる場合、それらの色度点を頂点とする三角形の内部の相関色温度を任意に調整しようとすると、青色、緑色及び赤色の3色のLED発光装置からの光を混色して白色光源を実現する場
合と同様に、複雑な制御が必要となるため、需要者にとっても使い勝手が悪く、ひいては照明装置のコスト高にもつながるため、好ましいとはいえない。この点は、特許文献2に記載された色度調整型白色発光装置についても同様である。
合と同様に、複雑な制御が必要となるため、需要者にとっても使い勝手が悪く、ひいては照明装置のコスト高にもつながるため、好ましいとはいえない。この点は、特許文献2に記載された色度調整型白色発光装置についても同様である。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、3種以上の異なる色温度を有する、LEDに代表される半導体発光装置等の固体発光装置を備えた照明装置であって、色温度の制御領域が比較的広く黒体放射に沿った自然な色温度の変化が実現でき、かつ、複雑な制御方法及び制御回路を必要とせずに簡便な制御方法及び制御回路によって所望の色度調整が可能となる、安価で有用な照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の要旨は、以下の通りである。
[1]少なくとも、所定の第1色温度の白色光を発光する第1LED、前記第1色温度に比して高い第2色温度の白色光を発光する第2LED、及び、前記第1色温度に比して高く、かつ、前記第2色温度に比して低い第3色温度の白色光を発光する第3LEDを備えたLED照明装置であって、前記第1色温度と前記第3色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第1LED及び前記第3LEDのみを制御し、前記第3色温度と前記第2色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第3LED及び前記第2LEDのみを制御する、調色制御部を備えることを特徴とするLED照明装置。
[2]前記調色制御部は、前記第1色温度及び前記第3色温度の間の色温度、並びに前記第3色温度及び前記第2色温度の間の色温度のみを調色するために前記の各LEDを制御するものであることを特徴とする[1]に記載のLED照明装置。
[3]前記第1色温度の色度点及び前記第2色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して負の領域に存在し、
前記第3色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して正の領域に存在することを特徴とする[1]又は[2]に記載のLED照明装置。
[4]前記第1色温度の色度点及び前記第2色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して正の領域に存在し、
前記第3色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して負の領域に存在することを特徴とする[1]又は[2]に記載のLED照明装置。
[5]前記の各色温度の色度点は、いずれも黒体輻射軌跡からの偏差duvが、−0.02≦duv≦0.02の範囲内であることを特徴とする[1]から[4]のいずれかに記載のLED照明装置。
[6]前記第1色温度は2700K(ケルビン)以下であり、前記第2色温度は5700K以上であり、前記第3色温度は2800K以上4500K以下であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載のLED照明装置。
[1]少なくとも、所定の第1色温度の白色光を発光する第1LED、前記第1色温度に比して高い第2色温度の白色光を発光する第2LED、及び、前記第1色温度に比して高く、かつ、前記第2色温度に比して低い第3色温度の白色光を発光する第3LEDを備えたLED照明装置であって、前記第1色温度と前記第3色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第1LED及び前記第3LEDのみを制御し、前記第3色温度と前記第2色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第3LED及び前記第2LEDのみを制御する、調色制御部を備えることを特徴とするLED照明装置。
[2]前記調色制御部は、前記第1色温度及び前記第3色温度の間の色温度、並びに前記第3色温度及び前記第2色温度の間の色温度のみを調色するために前記の各LEDを制御するものであることを特徴とする[1]に記載のLED照明装置。
[3]前記第1色温度の色度点及び前記第2色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して負の領域に存在し、
前記第3色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して正の領域に存在することを特徴とする[1]又は[2]に記載のLED照明装置。
[4]前記第1色温度の色度点及び前記第2色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して正の領域に存在し、
前記第3色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して負の領域に存在することを特徴とする[1]又は[2]に記載のLED照明装置。
[5]前記の各色温度の色度点は、いずれも黒体輻射軌跡からの偏差duvが、−0.02≦duv≦0.02の範囲内であることを特徴とする[1]から[4]のいずれかに記載のLED照明装置。
[6]前記第1色温度は2700K(ケルビン)以下であり、前記第2色温度は5700K以上であり、前記第3色温度は2800K以上4500K以下であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載のLED照明装置。
本発明によれば、3種以上の異なる色温度を有する半導体発光装置を備えた照明装置であって、色温度の制御領域が比較的広く黒体放射に沿った自然な色温度の変化が実現でき、かつ、複雑な制御方法及び制御回路を必要とせずに簡便な制御方法及び制御回路によって所望の色度調整が可能となる、安価で有用なLED照明装置を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。以下に記載する発明構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を超えない限り、これらの形態に限定されるものではない。
(第1実施形態)
<照明装置の構成>
図1は本発明に係る照明装置1の概略を示す斜視図であり、図2は本発明に係る照明装置1の側面図であり、図3は、本発明に係る照明装置1の正面図である。図1乃至図3に示すように、照明装置1は、LED(Light Emitting Diode)モジュール2、及びLEDモジュール2を保持する本体3から構成されている。
<照明装置の構成>
図1は本発明に係る照明装置1の概略を示す斜視図であり、図2は本発明に係る照明装置1の側面図であり、図3は、本発明に係る照明装置1の正面図である。図1乃至図3に示すように、照明装置1は、LED(Light Emitting Diode)モジュール2、及びLEDモジュール2を保持する本体3から構成されている。
照明装置1の本体3は、LEDモジュール2が収納される開口4を備える筐体5と、開口4の外縁に沿って設けられた外枠6と、筐体5を天井等の設置箇所に固定するための3つの固定部材7と、から構成されている。
筐体5は、金属又はプラスチック部材からなり、照明装置1の使用環境及び使用用途に応じた強度を有している。図1及び図3に示すように、筐体5の開口4の平面形状は円形状であり、全体的な形状は略円柱状である。なお、筐体5の一部は、ヒートシンクとして構成するようにしても良い。
筐体5は、金属又はプラスチック部材からなり、照明装置1の使用環境及び使用用途に応じた強度を有している。図1及び図3に示すように、筐体5の開口4の平面形状は円形状であり、全体的な形状は略円柱状である。なお、筐体5の一部は、ヒートシンクとして構成するようにしても良い。
また、外枠6は、リング状の枠部材から構成され、その材料は金属又はプラスチック部材であり、照明装置1の使用環境及び使用用途に応じた強度を有している。図1及び図2に示すように、固定部材7は、筐体5と外枠6との接合部分から外側に向かって延在し、折り曲げられた形状を有するバネ等の弾性体から構成されている。このような固定部材7の構造により、照明装置1を天井等の設置箇所に取り付ける際に、当該設置箇所に設けられた開口に固定部材7が嵌着され、照明装置1が当該設置箇所に固定されることになる。
なお、照明装置1の外観構造は図1乃至図3に示されている形状に限定されることなく、ダウンライト、スポットライト、ユニバーサルダウンライト、ハロゲン電球、及び白熱電球等の一般的に知られている照明装置の形状を採用してもよい。すなわち、LEDモジュール2を収納及び保持することができる本体であれば、上述したような構造に限定されることなく、照明装置1の使用環境及び使用用途に応じてその構造を適宜選択することができる。
(LEDモジュール)
次に、図4及び図5を参照しつつLEDモジュール2の構造を詳細に説明する。図4は、本発明に係る照明装置1を構成するLEDモジュール2の正面図である。また、図5は、図4の線V-Vに沿ったLEDモジュール2の断面図である。
図4及び図5から分かるように、LEDモジュール2は、モジュール基板11上に第1LED(第1発光装置)12a、第2LED(第2発光装置)12b、及び第3LED(第3発光装置)12cの3種のLED12からなる発光体部14と、3種のLED12の
光射出方向に配置された1つの共用の光学部材であるレンズ16とを有している。
次に、図4及び図5を参照しつつLEDモジュール2の構造を詳細に説明する。図4は、本発明に係る照明装置1を構成するLEDモジュール2の正面図である。また、図5は、図4の線V-Vに沿ったLEDモジュール2の断面図である。
図4及び図5から分かるように、LEDモジュール2は、モジュール基板11上に第1LED(第1発光装置)12a、第2LED(第2発光装置)12b、及び第3LED(第3発光装置)12cの3種のLED12からなる発光体部14と、3種のLED12の
光射出方向に配置された1つの共用の光学部材であるレンズ16とを有している。
このようにして、3種のLED12を配置し、1つの共用の光学部材であるレンズ16を介して光を出射することにより、3種のLED12から出射する光を混ぜ合わせることができる。
ここで、第1LEDは、第1色温度の白色光を発光し、第2LEDは、前記第1色温度に比して高い第2色温度の白色光を発光し、第3LEDは、前記第1色温度に比して高く、かつ、前記第2色温度に比して低い第3色温度の白色光を発光する。
ここで、第1LEDは、第1色温度の白色光を発光し、第2LEDは、前記第1色温度に比して高い第2色温度の白色光を発光し、第3LEDは、前記第1色温度に比して高く、かつ、前記第2色温度に比して低い第3色温度の白色光を発光する。
第1色温度は好ましくは2700K(ケルビン)以下であり、より好ましくは、2600K以下であり、さらに好ましくは2500K以下である。また、第1色温度は好ましくは1600K以上、より好ましくは1700K以上、さらに好ましくは1800以上である。
第2色温度は好ましくは50000K以下であり、より好ましくは、30000K以下であり、さらに好ましくは10000K以下である。また、第2色温度は好ましくは5700K以上、より好ましくは5900K以上、さらに好ましくは6100以上である。
第2色温度は好ましくは50000K以下であり、より好ましくは、30000K以下であり、さらに好ましくは10000K以下である。また、第2色温度は好ましくは5700K以上、より好ましくは5900K以上、さらに好ましくは6100以上である。
第3色温度は好ましくは5700K以下であり、より好ましくは、5500K以下であり、さらに好ましくは5300K以下である。また、第2色温度は好ましくは2800K以上、より好ましくは2900K以上、さらに好ましくは3000以上である。
第1色温度と第2色温度との間の温度差が大きいほど、合成光の色温度の設定範囲を広くできる。ただし、この範囲を広くしすぎると、照明装置の発光部を直接見たときや物体を照射することによって生じた影を見たときに、発光色の違いが認識されやすくなるため、照明装置の用途等に応じて適切は範囲とすることが好ましい。
第1色温度と第2色温度との間の温度差が大きいほど、合成光の色温度の設定範囲を広くできる。ただし、この範囲を広くしすぎると、照明装置の発光部を直接見たときや物体を照射することによって生じた影を見たときに、発光色の違いが認識されやすくなるため、照明装置の用途等に応じて適切は範囲とすることが好ましい。
第1色温度、第2色温度及び第3色温度の各色温度の色度点は、いずれもXYZ表色系(CIE1931)のxy色度図において−0.02≦Δuv≦0.02を満たすように選択されることが好ましい。すなわち、前記各色温度の色度点は、いずれも黒体輻射軌跡からの偏差duvが、−0.02≦duv≦0.02の範囲内であることが好ましく、この場合、実質的に黒体輻射軌跡上にあるといってよい。なお、色度点が、「XYZ表色系(CIE1931)のxy色度図において黒体輻射軌跡からの偏差Δuvが、−0.02≦Δuv≦0.02の範囲内にある」とは、色度点が、「UCS(u、v)表色系(CIE1960)のuv色度図において、黒体輻射軌跡からの偏差duvが、−0.02≦duv≦0.02の範囲内に収まる」ことと同義である。よって、この場合の第1LED、第2LED及び第3LEDから発せられる白色光は、従来のように青色光、緑色光及び赤色光を混色するタイプの照明装置から発せられる白色光と比較して、照明装置の発光部を直接見たときの照明光の色、及び物体を照明したときの影の生じ方に対する違和感が大幅に低減される。
そこで、本発明では、例えば、第1色温度、第2色温度及び第3色温度を1900K、6700K、及び3000Kとし、黒体放射に乗った色温度のLEDを用いることができる。
また、第1色温度の色度点及び第2色温度の色度点に対して、第3色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して正又は負の異なる領域に存在することが好ましい。このような構成を採用することにより、黒体放射を横断する広い温度域の調色制御が可能となる利点を有する。
また、第1色温度の色度点及び第2色温度の色度点に対して、第3色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して正又は負の異なる領域に存在することが好ましい。このような構成を採用することにより、黒体放射を横断する広い温度域の調色制御が可能となる利点を有する。
また、黒体輻射軌跡からのずれの値Δuv(偏差duv)は、正でも負でもよいが、同じ相関色温度でもΔuvの値が小さければ輝度が低下する傾向にある。よって、より高輝度で発光させるためには、少なくともいずれか1つのLEDの発光色はΔuvの値が正で
あることが好ましく、全てのLEDの発光色でΔuvの値が正であることがより好ましい。また、第1色温度の色度点と第2色温度の色度点とを結ぶ直線と、黒体輻射軌跡とが2点で交わるように第1色温度と第2色温度を設定し、その2点から等距離にある前記直線上の点から、前記直線と垂直な方向に引いた直線が、前記黒体輻射軌跡と交わる点が、前記第3色温度の色度点と一致するように第3色温度を定めてもよい。このような構成を採用することにより、黒体放射にほぼ沿った色温度の調色制御で自然な色温度変化を実現することが可能となる利点を有する。
あることが好ましく、全てのLEDの発光色でΔuvの値が正であることがより好ましい。また、第1色温度の色度点と第2色温度の色度点とを結ぶ直線と、黒体輻射軌跡とが2点で交わるように第1色温度と第2色温度を設定し、その2点から等距離にある前記直線上の点から、前記直線と垂直な方向に引いた直線が、前記黒体輻射軌跡と交わる点が、前記第3色温度の色度点と一致するように第3色温度を定めてもよい。このような構成を採用することにより、黒体放射にほぼ沿った色温度の調色制御で自然な色温度変化を実現することが可能となる利点を有する。
モジュール基板11の実装面上には外部接続端子19が設けられ、外部接続端子19aには第1LED12aに電力(駆動電流)を供給するための電力配線が接続され、外部接続端子19bには第2LED12bに電力(駆動電流)を供給するための電力配線が接続され、外部接続端子19cには第3LED12cに電力(駆動電流)を供給するための電力配線が接続されている。なお、第1LED12aは、モジュール基板11上にパターニングされた配線によって外部接続端子19aに接続され、第2LED12bは、モジュール基板11上にパターニングされた別の配線によって外部接続端子19bに接続され、第3LED12cは、モジュール基板11上にパターニングされた別の配線によって外部接続端子19cに接続されている。すなわち、第1LED12aと第2LED12bと第3LED12cとは電気的に接続されておらず、第1LED12a、第2LED12b、及び第3LED12cには別々の電力が供給されることになる。
なお、第1LED12a、第2LED12b、及び第3LED12cの調色制御については後述する。また、上述した電力配線は、筐体5に設けられた引き出し用の開口(図1乃至図3には図示せず)から照明装置1の外側に引き出され、所望の外部電源等に接続されている。
モジュール基板11としては、例えば、アルミ材、絶縁層、及び銅箔を順次積層して形成されるアルミ基板、又はその他の金属基板を用いることができる。特に、当該アルミ基板は、熱伝導性、耐熱性、加工性、及び耐電圧性に優れており、LEDモジュール2の発光特性及び信頼性の向上に寄与する。なお、モジュール基板11は、アルミ材以外の熱伝導性に優れた基板や、ガラス基板上に反射層を形成した絶縁基板等を用いてもよい。
モジュール基板11としては、例えば、アルミ材、絶縁層、及び銅箔を順次積層して形成されるアルミ基板、又はその他の金属基板を用いることができる。特に、当該アルミ基板は、熱伝導性、耐熱性、加工性、及び耐電圧性に優れており、LEDモジュール2の発光特性及び信頼性の向上に寄与する。なお、モジュール基板11は、アルミ材以外の熱伝導性に優れた基板や、ガラス基板上に反射層を形成した絶縁基板等を用いてもよい。
(発光装置)
次に、図6を参照しつつ、LED12の構造について説明する。図6は第1LED12aの断面図である。
図6に示すように、第1LED12aは、紫外〜紫色光を出射する半導体発光素子であるLEDチップ22、パッケージ23、波長変換部材24を備える。より具体的な構成として、パッケージ23は、LEDチップ22を実装するための実装基板23a、実装基板23aの表面に形成された電極パターン23b、23c、実装されたLEDチップ22の周囲を囲むように形成されているキャビティ23dから構成されている。すなわち、パッケージ23は、その中央部分に開口23eが形成され、当該開口23e内部にLEDチップ22が収納されている。
次に、図6を参照しつつ、LED12の構造について説明する。図6は第1LED12aの断面図である。
図6に示すように、第1LED12aは、紫外〜紫色光を出射する半導体発光素子であるLEDチップ22、パッケージ23、波長変換部材24を備える。より具体的な構成として、パッケージ23は、LEDチップ22を実装するための実装基板23a、実装基板23aの表面に形成された電極パターン23b、23c、実装されたLEDチップ22の周囲を囲むように形成されているキャビティ23dから構成されている。すなわち、パッケージ23は、その中央部分に開口23eが形成され、当該開口23e内部にLEDチップ22が収納されている。
ここで、電極パターン23b、23cは、開口23eが形成されている実装基板23aの実装面側から、実装基板23aの側面を経由し、実装面側とは反対側に位置する実装基板23aの裏面側にまで延在している。そして、LEDチップ22の陽極が電極パターン23b上に半田等によって直接的に実装され、LEDチップ22の陰極が金属ワイヤー25を介して電極パターン23bに接続されている。これにより、パッケージ23の外部からLEDチップ22に所望の電力を供給することができる。
また、図6に示すように、波長変換部材24は、開口23eを充填する母材24a、並びに母材24aに分散保持された青色蛍光体24b、緑色蛍光体24g、及び赤色蛍光体
24rから構成されている。
以上のような構成から、本発明に係る第1LED12aにおいては、波長変換部材24の機能によって波長変換された互いに波長の異なる光の合成光である白色光が、波長変換部材24のから外部に向かって出射することになる。以下において、第1LED12aを構成する各部材を詳細に説明する。
24rから構成されている。
以上のような構成から、本発明に係る第1LED12aにおいては、波長変換部材24の機能によって波長変換された互いに波長の異なる光の合成光である白色光が、波長変換部材24のから外部に向かって出射することになる。以下において、第1LED12aを構成する各部材を詳細に説明する。
パッケージ23は、例えば、電気絶縁性に優れて良好な放熱性を有し、かつ、反射率の高い(好ましくは反射率が80%以上の)アルミナ系セラミック等から構成されている。なお、パッケージ23の材質は、例えば、電気絶縁性に優れた材料として、樹脂、ガラスエポキシ樹脂、樹脂中にフィラーを含有した複合樹脂などから選択された材料を用いてパッケージ23を形成してもよい。或いは、パッケージ23のチップ実装面における光の反射性を良くして第1LED12aの発光効率を向上させる上では、アルミナ粉末、シリカ粉末、酸化マグネシウム、酸化チタンなどの白色顔料を含むシリコーン樹脂を用いることが好ましい。一方、より優れた放熱性及び反射性を得るため、パッケージ23を絶縁体で被覆したアルミニウム等の金属製としてもよい。このような場合には、パッケージ23の電極パターン23b、23cなどを金属製の本体から電気的に絶縁する必要がある。
本発明においては、LEDチップ22には、例えば、410nmのピーク波長を有した紫色光を発する紫色発光ダイオードを用いることができる。具体的な紫色LEDチップとして、例えば、GaNやPSSを基板とし、InGaN半導体が発光層に用いられるGaN系LEDチップがある。本発明においてLEDチップが発する光のピーク波長は、400nm〜420nmの波長範囲内にあるのが好ましく、405nm〜415nmの波長範囲内にあることがより好ましい。なお、紫色LEDチップに代えて、紫外線を出射する他のLEDチップや、又は近紫外チップを用いてもよい。
なお、LEDチップ22の数量は1個に限定されることなく、同一のピーク波長を有する光を出射する複数のLEDチップ22を半導体発光源として用いてもよい。また、LEDチップ22の種類や発光波長特性はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨から逸脱しない限りにおいて、様々なLEDチップなどの半導体発光素子を用いることができる。
波長変換部4は、LEDチップ22から入射する紫外〜紫色光の少なくとも一部を吸収して励起し、基底状態に戻る際に紫外〜紫色光とは異なる波長を有する青色光を放射することができる青色蛍光体24b、紫外〜紫色光を吸収して励起し、基底状態に戻る際に紫外〜紫色光とは異なる波長を有する緑色光を放射することができる緑色蛍光体24g、及び紫外〜紫色光を吸収して励起し、基底状態に戻る際に紫外〜紫色光とは異なる波長を有する赤色光を放射することができる赤色蛍光体24rが用いられる。
青色蛍光体24bの発光ピーク波長は、通常は420nm以上、好ましくは430nm以上、より好ましくは440nm以上で、通常は500nm未満、好ましくは490nm以下、より好ましくは480nm以下、更に好ましくは470nm以下、特に好ましくは460nm以下の波長範囲にあるものが好適である。具体的な青色蛍光体24bとしては種々の蛍光体を使用することができるが、青色蛍光体24bとして、SBCA((Sr,Ba)10(PO4)6Cl2:Eu2+)が用いられている。なお、青色蛍光体24bとしては、SCA(Sr10(PO4)6Cl2:Eu2+)を用いるのも好適である。
緑色蛍光体24gの発光ピーク波長は、通常は510nm以上、好ましくは530nm以上、より好ましくは535nm以上で、通常は570nm未満、好ましくは550nm以下、さらに好ましくは545nm以下の波長範囲にあるものが好適である。具体的な緑色蛍光体24gとしては種々の蛍光体を使用することができるが、緑色蛍光体24gとし
て、β−サイアロン((Si,Al)6(N,O)8:Eu2+)が用いられている。なお、緑色蛍光体24
gとしては、LuAG(Lu3Al5O12:Ce)を用いるのも好適である。
て、β−サイアロン((Si,Al)6(N,O)8:Eu2+)が用いられている。なお、緑色蛍光体24
gとしては、LuAG(Lu3Al5O12:Ce)を用いるのも好適である。
赤色蛍光体24rの発光ピーク波長は、通常は570nm以上、好ましくは580nm以上、より好ましくは600nm以上、さらに好ましくは630nm以上、特に好ましくは645nm以上で、通常は780nm以下、好ましくは700nm以下、より好ましくは680nm以下の波長範囲にあるものが好適である。具体的な赤色蛍光体24rとしては種々の蛍光体を使用することができるが、赤色蛍光体24rとして、SCASN((Sr,Ca)AlSiN3:Eu)が用いられている。なお、赤色蛍光体24rとしては、CASON((Eu,Ca)AlSiN3-xSi2N2O)、SCASN、又はCASN(CaAlSiN3:Eu)の少なくとも1つを用いるのが好適である。
母材24aには、樹脂又はガラス等の透光性を備える材料を用いることができ、樹脂を使用した。波長変換部材24は、樹脂である母材24aに各蛍光体を練り込むことにより形成されている。具体的な樹脂としては、例えば、シリコーン系樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂等の種々の樹脂又はガラス等の透光性を備える材料を用いることができる。
以上のような構成から、母材34aに対する青色蛍光体24b、緑色蛍光体24g、及び赤色蛍光体24rの含有比率を調整することにより、第1LED12aは、色温度が約1900K(第1色温度)の白色光を出射する発光装置となる。
一方、第2LED12b及び第3LED12c(図示せず)は、青色光を出射する半導体発光素子であるLEDチップ、パッケージ、波長変換部材を備え、第1LED12aと比較して、半導体発光源であるLEDチップの種類が異なるものの、パッケージ構造及びLEDチップの実装構造は同一である。
一方、第2LED12b及び第3LED12c(図示せず)は、青色光を出射する半導体発光素子であるLEDチップ、パッケージ、波長変換部材を備え、第1LED12aと比較して、半導体発光源であるLEDチップの種類が異なるものの、パッケージ構造及びLEDチップの実装構造は同一である。
また、第2LED12b及び第3LED12c(図示せず)は、波長変換部材を充填する母材と、母材に分散保持された蛍光体と、から構成されており、第1LED12aと比較して、蛍光体の種類や配分比率が異なるため波長変換部材の種類が異なるものの、上述した母材24aと同一の材料を用いることができる。
以上のような構成から、母材に対する蛍光体の種類や配分比率を調整することにより、第2LED12b及び第3LED12cは、所定の色温度(第2色温度及び第3色温度)の白色光を出射する発光装置となる。
以上のような構成から、母材に対する蛍光体の種類や配分比率を調整することにより、第2LED12b及び第3LED12cは、所定の色温度(第2色温度及び第3色温度)の白色光を出射する発光装置となる。
(レンズ)
次に、図5、及び図7乃至図9を参照しつつ、レンズ16について説明する。図7は、本発明の照明装置1を構成するLEDモジュール2のレンズ16の正面図である。また、図8は、本発明の照明装置1を構成するLEDモジュール2のレンズ16の側面図である。更に、図9は、図7の線X-Xに沿ったレンズ16の断面図である。
次に、図5、及び図7乃至図9を参照しつつ、レンズ16について説明する。図7は、本発明の照明装置1を構成するLEDモジュール2のレンズ16の正面図である。また、図8は、本発明の照明装置1を構成するLEDモジュール2のレンズ16の側面図である。更に、図9は、図7の線X-Xに沿ったレンズ16の断面図である。
図7乃至図9から分かるように、レンズ16は、全体として略半球状の形状を有し、光出射面16a側の中央部に複数の単レンズを縦及び横方向に配列した構造を有するフライアイレンズである。また、図9に示すように、レンズ16は、光入射面16b側に開口16cが形成されている。更に、開口16cの底面は、凸レンズを形成するように、光入射面16b側に向けて突出している。
ここで、レンズ16は、ネジ等の接合部材(図示せず)をモジュール基板11に接合されている。そして、図5から分かるように、レンズ16がモジュール基板11に接合された状態のLEDモジュール2においては、レンズ16の開口16c内に3種のLED12が配置されている。すなわち、LED12は、レンズ16の開口16cの底面に対向して
いる。
いる。
レンズ16には、出射光の広がりが比較的に大きい広角レンズを用いてもよい。例えば、レンズの1/2のビーム角が30°以上のレンズを用いてもよく、第1実施形態においては、レンズの1/2ビーム角が50°の広角レンズをレンズ16として用いている。
なお、レンズ16は、上述したような広角レンズに限定されることはなく、照明装置1の使用用途に応じて、射光の広がりが比較的に小さい狭角レンズ又は中角レンズを用いることもできる。例えば、レンズの1/2のビーム角が30°未満のレンズを用いてもよい。
なお、レンズ16は、上述したような広角レンズに限定されることはなく、照明装置1の使用用途に応じて、射光の広がりが比較的に小さい狭角レンズ又は中角レンズを用いることもできる。例えば、レンズの1/2のビーム角が30°未満のレンズを用いてもよい。
レンズ16の原材料としては、例えば、硼珪酸ガラス(BK7)又は合成石英を用いることができるが、これらに限定されることなく、一般的に使用されている様々なレンズ材料を用いることができる。
なお、第1実施形態においては、レンズ16を略半球状のフライアイレンズとしていたが、その外形は限定されることなく、例えば、レンズの側面が回転放物面であってもよい。また、第1実施形態においては、3種のLED12から出射された光を集光するために、レンズ16をフライアイレンズとしたが、光を集光することができるフレネルレンズ、又は一般的な両凸レンズ若しくは平凸レンズを用いてもよい。
なお、第1実施形態においては、レンズ16を略半球状のフライアイレンズとしていたが、その外形は限定されることなく、例えば、レンズの側面が回転放物面であってもよい。また、第1実施形態においては、3種のLED12から出射された光を集光するために、レンズ16をフライアイレンズとしたが、光を集光することができるフレネルレンズ、又は一般的な両凸レンズ若しくは平凸レンズを用いてもよい。
<照明装置の調色制御>
本発明の照明装置は、第1LEDが発光する白色光の色温度(第1色温度)と第3LEDが発光する白色光の色温度(第3色温度)との間の色温度を調色する場合には、第1LED及び第3LEDのみを制御し、第3LEDが発光する白色光の色温度(第3色温度)と第2LEDが発光する白色光の色温度(第2色温度)との間の色温度を調色する場合には、第3LED及び第2LEDのみを制御する、調色制御部を備える点に特徴を有する。図10に、本願発明の調色制御部について示した。調色制御部は、少なくともスイッチ回路と発光部制御回路(PWM制御回路含む)から構成されている。
本発明の照明装置は、第1LEDが発光する白色光の色温度(第1色温度)と第3LEDが発光する白色光の色温度(第3色温度)との間の色温度を調色する場合には、第1LED及び第3LEDのみを制御し、第3LEDが発光する白色光の色温度(第3色温度)と第2LEDが発光する白色光の色温度(第2色温度)との間の色温度を調色する場合には、第3LED及び第2LEDのみを制御する、調色制御部を備える点に特徴を有する。図10に、本願発明の調色制御部について示した。調色制御部は、少なくともスイッチ回路と発光部制御回路(PWM制御回路含む)から構成されている。
調色制御部は、前記第1色温度及び前記第3色温度の間の色温度、並びに前記第3色温度及び前記第2色温度の間の色温度のみを調色するために前記の各LEDを制御するものであることが好ましい。
上記の構成を採用することにより、3種の異なる色温度の間での調色を、特定の2つの色温度の組合せについて行う本発明においては、2種の異なる色温度のみの間で調色を行う従来の照明装置に比べて色温度の制御領域が広く、RGB3色の光源を用いて白色光を発生させる従来の照明装置に比べても白色光の自然な色温度の変化が実現でき、かつ、3種の異なる色温度を同時に制御するのではなく、2種の異なる色温度ごとに調色制御を行うため、複雑な制御回路を必要とせずに所望の色度調整が簡便な制御方法によって実現することができる。
上記の構成を採用することにより、3種の異なる色温度の間での調色を、特定の2つの色温度の組合せについて行う本発明においては、2種の異なる色温度のみの間で調色を行う従来の照明装置に比べて色温度の制御領域が広く、RGB3色の光源を用いて白色光を発生させる従来の照明装置に比べても白色光の自然な色温度の変化が実現でき、かつ、3種の異なる色温度を同時に制御するのではなく、2種の異なる色温度ごとに調色制御を行うため、複雑な制御回路を必要とせずに所望の色度調整が簡便な制御方法によって実現することができる。
このような照明装置の一例として、図10に示すように、3つの発光部(第1LED、第2LED、及び第3LED)と、スイッチ回路と、周知のPWM(Pulse Width Modulation)制御回路を含みこれを制御する発光部制御回路とを有する照明装置が挙げられる。発光部制御回路は、パルスのデューティー比を指令し、これによって、上記の色温度変化を簡便に行うことができる。なお、図10に示す照明装置では3つの発光部を有しているが、発光部の数は4つ以上でもよい。
本発明では、例えば、(i)第1色温度、第2色温度及び第3色温度を1900K、6700K、及び3000Kとし、黒体放射に乗った色温度の第1LED、第2LED及び第3LEDを用いる。(ii)まず最初に、スイッチ回路を制御して、第2LED(色温度6700K)と第3LED(色温度3000K)のみを制御対象とし、発光部制御回路
を用いてデューティー比制御し、前者を100→0%に、後者を0→100%になるようにして適宜、調光制御する。(iii)第3LED(色温度3000K)が100%に切り替わった時点で、スイッチ回路を制御して、第3LED(色温度3000K)及び第1LED(色温度1900K)のみを制御対象とし、発光部制御回路を用いてデューティー比制御し、前者を100→0%に、後者を0→100%になるように適宜調光制御することが可能である。この場合の、黒体輻射軌跡と色温度との関係を図11に示す。このような本発明の構成を採用することによる利点は前記[発明の効果]に記載のとおりである。
を用いてデューティー比制御し、前者を100→0%に、後者を0→100%になるようにして適宜、調光制御する。(iii)第3LED(色温度3000K)が100%に切り替わった時点で、スイッチ回路を制御して、第3LED(色温度3000K)及び第1LED(色温度1900K)のみを制御対象とし、発光部制御回路を用いてデューティー比制御し、前者を100→0%に、後者を0→100%になるように適宜調光制御することが可能である。この場合の、黒体輻射軌跡と色温度との関係を図11に示す。このような本発明の構成を採用することによる利点は前記[発明の効果]に記載のとおりである。
1 照明装置
2 LEDモジュール
3 本体
4 開口
5 筐体
6 外枠
7 固定部材
11 モジュール基板
12 LED
12a 第1LED(第1発光装置)
12b 第2LED(第2発光装置)
13c 第3LED(第3発光装置)
14 発光体部
16 レンズ
19、19a、19b、19c 外部接続端子
22 LEDチップ(半導体発光素子)
23 パッケージ
23a 実装基板
23b、23c 電極パターン
23d キャビティ
23e 開口
24 波長変換部材
24 母材
24b 青色蛍光体
24g 緑色蛍光体
24r 赤色蛍光体
25 金属ワイヤー
2 LEDモジュール
3 本体
4 開口
5 筐体
6 外枠
7 固定部材
11 モジュール基板
12 LED
12a 第1LED(第1発光装置)
12b 第2LED(第2発光装置)
13c 第3LED(第3発光装置)
14 発光体部
16 レンズ
19、19a、19b、19c 外部接続端子
22 LEDチップ(半導体発光素子)
23 パッケージ
23a 実装基板
23b、23c 電極パターン
23d キャビティ
23e 開口
24 波長変換部材
24 母材
24b 青色蛍光体
24g 緑色蛍光体
24r 赤色蛍光体
25 金属ワイヤー
Claims (6)
- 少なくとも、
所定の第1色温度の白色光を発光する第1LED、
前記第1色温度に比して高い第2色温度の白色光を発光する第2LED、及び、
前記第1色温度に比して高く、かつ、前記第2色温度に比して低い第3色温度の白色光を発光する第3LEDを備えたLED照明装置であって、
前記第1色温度と前記第3色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第1LED及び前記第3LEDのみを制御し、
前記第3色温度と前記第2色温度との間の色温度を調色する場合には、前記第3LED及び前記第2LEDのみを制御する、調色制御部を備えることを特徴とするLED照明装置。 - 前記調色制御部は、前記第1色温度及び前記第3色温度の間の色温度、並びに前記第3色温度及び前記第2色温度の間の色温度のみを調色するために前記の各LEDを制御するものであることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
- 前記第1色温度の色度点及び前記第2色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して負の領域に存在し、
前記第3色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して正の領域に存在することを特徴とする請求項1又は2に記載のLED照明装置。 - 前記第1色温度の色度点及び前記第2色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して正の領域に存在し、
前記第3色温度の色度点が、黒体輻射軌跡に対して負の領域に存在することを特徴とする請求項1又は2に記載のLED照明装置。 - 前記の各色温度の色度点は、いずれも黒体輻射軌跡からの偏差duvが、−0.02≦duv≦0.02の範囲内であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のLED照明装置。
- 前記第1色温度は2700K(ケルビン)以下であり、前記第2色温度は5700K以上であり、前記第3色温度は2800K以上4500K以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のLED照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013070077A JP2014194858A (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | Led照明装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10342091B2 (en) | 2015-03-13 | 2019-07-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Light-emitting device |
CN110800119A (zh) * | 2017-11-13 | 2020-02-14 | 次元照明解決方案株式会社 | 发光装置 |
-
2013
- 2013-03-28 JP JP2013070077A patent/JP2014194858A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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