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JP2014191315A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2014191315A
JP2014191315A JP2013069297A JP2013069297A JP2014191315A JP 2014191315 A JP2014191315 A JP 2014191315A JP 2013069297 A JP2013069297 A JP 2013069297A JP 2013069297 A JP2013069297 A JP 2013069297A JP 2014191315 A JP2014191315 A JP 2014191315A
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Japan
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sheet
image forming
forming apparatus
reading unit
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JP2013069297A
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Hidekazu Nogami
英和 野上
Norio Uchida
教夫 内田
Yosuke Hata
陽介 畑
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】搬送部によって搬送されるシートが存在する場合でも、搬送部付近に配設された位置ずれ調節用の読取部からの放熱を促すことが可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置1は、搬送部22と定着部7との間に設けられ、感光体23から搬送部22に転写される位置ずれ検出用の画像を読み取る読取部35を備える。送風部において発生させた気流を、所定の通気路に沿って案内して出口から吹き出させるダクト43とを備える。ダクト43の下面には、読取部用出口となるスリットが形成され、この読取部用出口からは、搬送部22によるシートの搬送中であっても、シートに遮られることなく読取部35に向かって気流を吹き出すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、複数の画像形成部が被記録媒体の搬送経路に沿って直列に配列されたタンデム型の画像形成機構を備えた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
複数の画像形成部は、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の各色の現像剤を用いて画像を形成する。これら複数色分の画像が、搬送部によって搬送されるシート(被記録媒体)上において重なる位置に形成されることで、シート上には単一のフルカラー画像が形成される。
このような画像形成装置においては、上記複数の画像形成部それぞれが適正なタイミングで画像を形成しないと、形成された複数色の画像の位置にずれが生じ、フルカラー画像の画質の低下を招く。そこで、そのような画像の位置ずれを解消するため、上述のような画像形成装置には、複数の画像形成部による画像の形成位置を調節する機能が設けられている。
具体的には、上記複数の画像形成部によって搬送部の一部を構成する搬送ベルト上に所定の位置ずれ検出用画像を形成し、その画像を読み取り可能な読取部(レジストセンサ)によって上記位置ずれ検出用画像を読み取る。そして、読取部での読み取り結果に基づいて、複数の画像間における位置ずれの量を検出し、その位置ずれ量がゼロとなるように、複数の画像形成部による画像形成のタイミングを調節する。
特許第4961896号公報
ところで、上述のような位置ずれ検出用画像は、複数の画像形成部によって形成された後、定着部での定着を行うことなく、読取部によって読み取られる。そのため、読取部は、自ずと複数の画像形成部よりもシートの搬送方向下流側、かつ定着部よりも搬送方向上流側となる位置に配設されることになる。ただし、このような定着部の近傍に読取部を配設すると、定着部からの熱を受けて読取部の温度が上昇しやすくなる。
こうした問題に対し、上記特許文献1に記載の技術においては、シートの搬送経路よりも上方から下向きに気流を発生させ、その気流を読取部に向かって吹き付けることにより、読取部からの放熱を促している。
しかし、このような技術では、シートに対して画像を形成する際には、読取部に向かって吹き付けられる気流が流れる箇所をシートが横切ることになる。そのため、シートが気流を遮断する間は、気流が読取部に到達しなくなる。
したがって、例えば、連続的に複数のシートに画像が形成されるような状況下では、何度も気流が遮られ、特に、印刷速度が高速になるほど気流が遮られる頻度も高くなるので、十分な放熱を図ることが難しくなる場合がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、搬送部によって搬送されるシートが存在する場合でも、搬送部付近に配設された位置ずれ調節用の読取部からの放熱を促すことが可能な画像形成装置を提供することにある。
以下、本発明において採用した構成について説明する。
本発明の画像形成装置は、一方向に配列された複数の感光体と、複数の前記感光体それぞれに対応させて設けられ、各感光体を帯電させる複数の帯電部と、前記帯電部によって帯電させた各感光体に光を照射して静電潜像を形成する露光部と、複数の前記感光体それぞれに対応させて設けられ、前記露光部によって各感光体に形成される静電潜像を、複数の前記感光体毎に異なる色の現像剤で現像する複数の現像部と、搬送経路の上流側から搬送されてくるシートを、複数の前記感光体との間に挟み込みつつ前記搬送経路の下流側へと搬送しており、当該搬送の際に、前記現像部によって前記感光体上において顕像化された画像を前記シートに転写させる搬送部と、前記搬送経路に沿って前記搬送部側から搬送されてくる前記シートに対して加熱及び加圧を施すことで、前記シートに転写された画像を前記シートに定着させる定着部と、前記搬送部と前記定着部との間に設けられ、前記感光体から前記搬送部に転写される位置ずれ検出用の画像を読み取る読取部と、前記読取部によって読み取った前記位置ずれ検出用の画像に基づいて、複数の前記感光体それぞれから前記搬送部に転写された画像のずれを判定し、当該ずれを補正するための制御を実行する制御部と、気流を発生させる送風部と、前記送風部において発生させた気流を、所定の通気路に沿って案内して出口から吹き出させるダクトとを備え、前記ダクトは、前記出口として、前記搬送部による前記シートの搬送中であっても、当該シートに遮られることなく前記読取部に向かって気流を吹き出すことが可能な位置に配置された読取部用出口を有する。
このように構成された画像形成装置によれば、ダクトが有する読取部用出口から読取部に向かって気流が吹き出す。そのため、搬送部よりも定着部に近い位置に配置された読取部の周辺が定着部側からの熱を受けても、読取部の温度が過度に上昇するのを回避することができる。
しかも、その読取部用出口は、搬送部によるシートの搬送中であっても当該シートに遮られることなく読取部に向かって気流を吹き出すことが可能な位置に配置されている。したがって、シートの搬送中に気流が遮られるような位置にダクトの出口が設けられているものに比べ、読取部の周辺において効率良く放熱を促すことができる。
ところで、本発明の画像形成装置において、前記ダクトは、前記読取部用出口に加えて、それぞれが複数の前記帯電部へ気流を供給する複数の帯電部用出口を有することが好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、送風部によって発生させた気流を、ダクトを介して読取部と複数の帯電部へ供給することができる。これにより、読取部においては、上述の通り、読取部周辺の放熱を促すことができる。また、帯電部においては、帯電部周辺に存在する塵埃やオゾンの除去を図ることができる。しかも、このような気流を単一の送風部によって発生させることができるので、読取部用及び帯電部用として別々に送風部を設ける場合に比べ、装置の構成を簡素化することができる。
また、本発明の画像形成装置において、前記搬送部は、循環駆動される無端ベルトである搬送ベルトを有し、当該搬送ベルトが、前記循環駆動に伴って複数の前記感光体と対向する位置へと移動した部分と複数の前記感光体との間に前記シートを挟み込みつつ前記搬送経路の下流側へと搬送し、前記ダクトは、前記送風部において発生させた気流を、前記搬送ベルトよりも前記帯電部に近い位置において前記感光体の配列方向へ案内する通気路を形成する第一部分と、前記第一部分から流れ込む気流を、前記搬送ベルトに近づく方向へ案内する通気路を形成する第二部分と、前記第二部分から流れ込む気流を、前記搬送ベルトと前記定着部との間となる位置において前記感光体の配列方向に対して交差する方向へ案内する通気路を形成する第三部分とを有し、前記第一部分には前記帯電部用出口が形成され、前記第三部分には前記読取部用出口が形成されていることが好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、送風部によって発生させた気流を、第一部分を介して複数の帯電部へ供給することができ、さらに、第一部分から第二部分を経て第三部分に至った気流を読取部へと供給することができる。
また、本発明の画像形成装置において、前記ダクトの一部において、当該一部の上面は、前記搬送部側から搬送されてくる前記シートを前記定着部へと案内するガイド面として機能することが好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、ダクトの一部分が上述のようなガイド面として利用されているので、ダクトとは別に専用のガイド部材を設ける場合に比べ、部品点数を削減することができ、その分だけ組み立て作業の簡素化を図ることができ、小型化を図る上でも有効である。
また、本発明の画像形成装置において、前記ダクトの一部は、前記読取部の上方に配置されており、当該上方に配置された部分が有する前記読取部に対向する面には、前記読取部用出口となるスリットが形成されていることが好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、読取部用出口となるスリットを介して、読取部の近傍から読取部に対して直接気流を吹き付けることができる。
また、本発明の画像形成装置は、前記読取部の下方に電源部を備えている場合にも効果的である。すなわち、このように構成された画像形成装置の場合、読取部には電源部からの熱が到来することもあるが、その場合ようなでも、ダクトからの気流によって読取部の周辺における温度上昇を抑制できる。あるいは、電源部からの放熱を促すためにファンなどを設けると、そのファンの作用で定着部側から読取部の周辺へ熱気を吸引することがあるが、そのような場合でも、ダクトからの気流によって読取部の温度上昇を抑制することができる。
画像形成装置の内部構造を示す縦断面図。 画像形成装置が備える制御部等を示すブロック図。 樹脂フレーム及びダクト等を示す斜視図。 樹脂フレーム及びダクト等を示す右側面図。 (a)は樹脂フレーム、ダクト、及びレジストセンサを示す斜視図、(b)は図5(a)中に示したA部の拡大図。 (a)は樹脂フレーム、ダクト、及びレジストセンサを示す正面図、(b)は複数のレジストセンサが設けられた事例の正面図。
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。なお、以下の説明においては、装置各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するため、図中に併記した上下左右前後の各方向を利用して説明を行う。
[画像形成装置の構造]
画像形成装置1の概略構造について図1に基づいて説明する。本実施形態の画像形成装置1は、供給部3、画像形成部5、定着部7、及び排出部9を備えている。これら各部が協働することにより、被記録媒体であるシートは、搬送経路(図1中に破線で示す経路)に沿って供給部3側から排出部9側へと搬送される。
より詳しく説明すると、供給部3には、供給カセット11、圧板12、シート供給ローラ13、分離ローラ14、分離パッド15、レジストローラ対16などが設けられている。供給カセット11に収容されたシートは、圧板12によって上方へと持ち上げられてシート供給ローラ13に接触する。この状態でシート供給ローラ13が回転駆動されると、シートはシート供給ローラ13によって搬送方向下流側へと送り出される。
このとき、2以上のシートが重なった状態のまま分離ローラ14側へと送られても、分離ローラ14は、分離ローラ14に接触する状態にある一枚のシートに対して搬送力を作用させる。一方、分離パッド15は、分離ローラ14に接触していないシートに対して摩擦抵抗力を作用させる。そのため、最も分離ローラ14側にあるシートだけが一枚ずつ搬送方向下流側へと送り出されることになる。
分離ローラ14によって送り出されたシートは、レジストローラ対16に当接する。このとき、レジストローラ対16はまだ回転駆動されておらず、シートの先端がレジストローラ対16に当接することで、シートの先端位置が位置決めされるとともに、シートの斜行が矯正される。そして、レジストローラ対16が回転駆動されることにより、画像形成部5に対して所定のタイミングでシートが供給されることになる。なお、画像形成部5に対するシートの供給タイミングは、レジストローラ対16と画像形成部5との間にシートの先端が通過したことを検出可能なセンサを設けて、そのセンサで供給タイミングを検出するようにしてもよい。
画像形成部5には、搬送経路に沿って一方向に配列された四つのプロセスカートリッジ20と、レーザスキャナ21(本発明でいう露光部の一例に相当。)と、搬送ベルト22(本発明でいう搬送部の一例に相当。)が設けられている。各プロセスカートリッジ20は、感光体23、帯電器24(本発明でいう帯電部の一例に相当。)、現像剤供給ローラ25、現像ローラ26(本発明でいう現像部の一例に相当。)などを備えている。
搬送ベルト22は、駆動ローラ27と従動ローラ28との間に架け渡されている。各感光体23との間に搬送ベルト22を表裏から挟み込む位置には、四つの転写ローラ29が配設されている。
各プロセスカートリッジ20においては、感光体23、現像剤供給ローラ25、現像ローラ26などが回転駆動される。帯電器24は、回転駆動される感光体23の表面に対向する位置に配置されており、感光体23の表面を帯電させる。レーザスキャナ21は、レジストローラ対16による搬送開始タイミングに同期した所定のタイミングで、四つの感光体23に対してレーザ光を照射する。これにより、感光体23の表面には画像データに基づく静電潜像が形成される。
四つのプロセスカートリッジ20は、搬送方向上流側から、黒、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応した現像剤を内蔵している。各プロセスカートリッジ20において、現像剤供給ローラ25は、上記各色の現像剤を現像ローラ26の表面に供給する。現像ローラ26は、現像剤を担持した表面で感光体23の表面に接触する。これにより、感光体23の表面に形成された静電潜像が顕像化される。
レジストローラ対16によって送り出されるシートは、循環駆動される搬送ベルト22とともに搬送方向下流側へと搬送される。その際、搬送ベルト22及びシートは、四組の感光体23と転写ローラ29との間に挟み込まれる位置を順に通過する。転写ローラ29には、転写ローラ29側へ現像剤を吸引するバイアス電圧が印加されており、搬送ベルト22及びシートが感光体23と転写ローラ29との間に挟み込まれると、感光体23の表面に担持された顕像はシート側へと転写される。
こうして画像形成部5において画像が転写されたシートは、定着部7へと送り出される。定着部7は、熱源を内蔵する加熱ローラ31と、加熱ローラ31に圧接する加圧ローラ32とを備えている。加熱ローラ31と加圧ローラ32との間にシートが挟み込まれると、現像剤がシートに熱融着することで画像がシート表面に定着する。定着部7を通過したシートは、搬送方向下流側にある排出部9へと送り出される。排出部9には排出ローラ対33が設けられており、排出ローラ対33は、装置上部にある排出トレイ34へシートを排出する。
図1中に示した前後方向について、搬送ベルト22と定着部7の間となる位置には、レジストセンサ35(本発明でいう読取部の一例に相当。)が配設されている。このレジストセンサ35は、感光体23から搬送ベルト22に転写される位置ずれ検出用の画像を光学的に読み取るセンサである。また、図2に示すように、画像形成装置1は、周知のCPU37A、ROM37B、RAM37C、及びインターフェース部37Dなどによって構成される制御部37を備える。上述のレーザスキャナ21やレジストセンサ35は制御部37に接続されている。
制御部37は、レジストセンサ35によって読み取られた位置ずれ検出用の画像に基づいて、複数の感光体23それぞれから搬送ベルト22に転写された画像の位置のずれを判定し、当該ずれを補正するための制御(レーザスキャナ21による走査タイミングの調節等)を実行する。なお、このようなレジストセンサ35による位置ずれ検出用画像の検出方法、ずれの補正制御そのものは、この種の画像形成装置1における周知の制御なので、これ以上の説明については省略する。また、制御部37は、画像形成装置1内の各種可動部の制御(例えば、駆動ローラ27の駆動制御)なども実行するが、これらは本発明の要部に関連しない事項なので、それらの詳細な説明や図2中における図示については省略する。
さらに、定着部7の下方には、電源部39が配設されている。電源部39の外面側はエンクロージャ39Aによって囲まれており、エンクロージャ39Aの内部には、図示しない電源部冷却用のファンなどが内蔵されている。
[レジストセンサの放熱機構]
画像形成装置1は、図3に示すように、気流を発生させるファン41(本発明でいう送風部の一例に相当。)と、ファン41において発生させた気流を、所定の通気路に沿って案内して出口から吹き出させるダクト43とを備えている。
ダクト43は、前後方向へ延びる第一部分43Aと、第一部分43Aの後端から連続して下方へと延びる第二部分43Bと、第二部分43Bの下端から連続して左方へと延びる第三部分43Cとを有する。また、本実施形態の場合、ダクト43は、第一部分43Aの前端から連続して下方へと延びる第四部分43Dを有し、第四部分43Dの下端となる位置にファン41が配設されている。ただし、ファン41は、第一部分43Aの前端付近に設けられていてもよく、その場合はダクト43の形状を第四部分43D相当の部分が存在しない形状とすることもできる。
ダクト43のうち、第一部分43A、第二部分43B、及び第四部分43Dは、それらの一部が樹脂フレーム45の右側面に一体成形されている。その一体成形部分の右端側にある開口面は、当該開口面と同形状の蓋(図示略)によって封鎖され、これにより、第一部分43A、第二部分43B、及び第四部分43Dの内部にある通気路が形成される。また、ダクト43のうち、第三部分43Cは、樹脂フレーム45とは別体の管状体の一端を樹脂フレーム45に接続した構造になっている。
なお、上述の樹脂フレーム45は、画像形成装置1の右端付近に立設されているが、画像形成装置1の左端付近にも、図示しない樹脂フレームが立設されている。第三部分43Cの左端は、左端側の樹脂フレームに接続されて、左右両側にある一対の樹脂フレーム間に支持されている。この一対の樹脂フレームは、樹脂フレームの間に画像形成部5の一部を支持するものであり、樹脂フレームの外側には外装カバー(図示せず)が装着される。
ファン41から送り出される気流は、図4に示すように、ダクト43の第四部分43Dを介して上昇し、第一部分43Aの前端に至る。第一部分43Aは、ファン41において発生させた気流を、上下方向について搬送ベルト22よりも上側となる位置において感光体23の配列方向(図中の後方)へ案内する。
第一部分43Aには帯電器用出口47A〜47Dが形成されている。これら帯電器用出口47A〜47Dは、四つのプロセスカートリッジ20に対向しており、各プロセスカートリッジ20が備える帯電器24の位置に応じて形成された開口である。そして、各帯電器用出口47A〜47Dから帯電器24に対して空気を供給している。これにより、帯電器24の周辺に浮遊している有害物質を吹き飛ばして、感光体23の均一な帯電を可能とし、濃度むら等の画質の低下を防止することができる。また、帯電器24の付近に溜まるオゾンを帯電器24から排出、図示しないフィルタで除去することができる。
第二部分43Bは、第一部分43Aから流れ込む気流を、搬送ベルト22に近づく方向(図中の下方)へと案内し、これにより、気流は第三部分43Cの右端に至る。第三部分43Cは、図5(a),図5(b)及び図6(a)に示すように、第二部分43Bから流れ込む気流を、搬送ベルト22と定着部7との間となる位置において感光体23の配列方向に対して交差する方向(図中の左方)へ案内する。
第三部分43Cの下面には、図5(b)に示すように、レジストセンサ用出口47Eとなるスリットが形成されている。第三部分43Cは、図1に示すように、第三部分43Cの上面側がシートの搬送経路を画定するガイド面として機能する位置に配設され、レジストセンサ35は、第三部分43Cの下方に配設されている。
そのため、このようなレジストセンサ用出口47Eによれば、搬送ベルト22によるシートの搬送中であっても、シートに遮られることなくレジストセンサ35に向かってファン41からの気流を吹き出し続けることができる。
[効果]
以上説明した画像形成装置1によれば、ダクト43が有するレジストセンサ用出口47Eからレジストセンサ35に向かって気流が吹き出す。そのため、前後方向について搬送ベルト22よりも定着部7に近い位置に配置されたレジストセンサ35の周辺が定着部7側からの熱を受けても、レジストセンサ35の温度が過度に上昇するのを回避することができる。
しかも、レジストセンサ用出口47Eは、搬送ベルト22によるシートの搬送中であっても当該シートに遮られることなくレジストセンサ35に向かって気流を吹き出すことが可能な位置に配置されている。したがって、シートの搬送中に気流が遮られるような位置から気流を吹き付ける従来品に比べ、レジストセンサ35の周辺において効率良く放熱を促すことができる。
また、上記画像形成装置1の場合、ファン41によって発生させた気流を、レジストセンサ35と複数の帯電器24へ供給することができる。そのため、レジストセンサ35周辺の放熱を促すことができるのはもちろんのこと、帯電器24周辺に存在する塵埃やオゾンの除去を図ることができる。しかも、このような気流を単一のファン41によって発生させることができるので、レジストセンサ35の冷却用と帯電器24の清浄化用として、それぞれ別々にファンを設ける場合に比べ、装置の構成を簡素化することができる。
また、上記画像形成装置1の場合、ダクト43の一部分である第三部分43Cが、搬送ベルト22から定着部7へ至る部分において、シートを搬送経路に沿って案内するガイド面として機能する。したがって、ダクト43とは別に専用のガイド部材を設ける場合に比べ、部品点数を削減することができ、その分だけ組み立て作業の簡素化を図ることができ、小型化を図る上でも有効である。
また、上記画像形成装置1の場合、レジストセンサ用出口47Eとなるスリットを介して、レジストセンサ35の近傍からレジストセンサ35に対して直接気流を吹き付けている。したがって、より遠方から気流を送るものに比べ、定着部7付近の熱気を巻き込むことなくレジストセンサ35に気流を吹き付けることができる。
さらに、上記画像形成装置1の場合、レジストセンサ35には、電源部39からの熱が到来することもあるが、ダクト43からの気流によってレジストセンサ35の周辺における温度上昇を抑制できる。あるいは、電源部39が備えるエンクロージャ39Aの内部には、電源部冷却用のファンが内蔵されているため、このファンによる吸引力が強い場合には、定着部7付近の熱気が電源部39側へと吸引されることがある。このような場合に、レジストセンサ35は、電源部39側へと吸引される熱気に曝されやすくなる。しかし、このような状況下でも、レジストセンサ用出口47Eからの気流がレジストセンサ35に吹き付けられていれば、レジストセンサ35からの放熱を促し、レジストセンサ35の温度上昇を抑制することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、画像形成装置1が単一のレジストセンサ35を備える例を示したが、複数のレジストセンサを備える場合でも、本発明の構成を採用することができる。例えば、図6(b)に示すように、二つのレジストセンサ35,36を備える場合であれば、第三部分43Cには、二つのレジストセンサ用出口47E,47Fを設けることにより、各レジストセンサ35,36に気流を吹き付けることができる。
また、上記実施形態では、四色分のプロセスカートリッジ20によってフルカラー画像を形成可能な画像形成装置1を例示したが、この他にも、例えば、赤黒二色で画像を形成可能な画像形成装置などにおいても、色ずれ補正を行う場合には、本発明の構成を採用することができる。
また、ファン41の位置も上記実施形態の位置に限定されるものではなく、他の位置に設けても良い。その場合、ダクトの形状も上記実施形態とは異なることになるが、レジストセンサ用出口47Eの位置を、搬送ベルト22によるシートの搬送中であっても当該シートに遮られることなくレジストセンサ35に向かって気流を吹き出すことが可能な位置に配置すればよい。他のダクト部分については、画像形成部5を形成する各構成要素の位置に応じて変更可能である。
また、上記実施形態では、ダクトの一部を樹脂フレームと一体成形してあったが、樹脂フレームに対して、ダクトを完全に別体で形成してもよい。
さらに、上記実施形態では、画像形成装置としての機能のみを有するものを例示したが、更に画像読取装置としての機能をも備えた複合機やファクシミリ装置などにおいても、本発明の構成を採用することができる。
1…画像形成装置、3…供給部、5…画像形成部、7…定着部、9…排出部、11…供給カセット、12…圧板、13…シート供給ローラ、14…分離ローラ、15…分離パッド、16…レジストローラ対、20…プロセスカートリッジ、21…レーザスキャナ、22…搬送ベルト、23…感光体、24…帯電器、25…現像剤供給ローラ、26…現像ローラ、27…駆動ローラ、28…従動ローラ、29…転写ローラ、31…加熱ローラ、32…加圧ローラ、33…排出ローラ対、34…排出トレイ、35…レジストセンサ、37…制御部、37A…CPU、37B…ROM、37C…RAM、37D…インターフェース部、39…電源部、39A…エンクロージャ、41…ファン、43…ダクト、43A…第一部分、43B…第二部分、43C…第三部分、43D…第四部分、45…樹脂フレーム、47A〜47D…帯電器用出口、47E,47F…レジストセンサ用出口。

Claims (6)

  1. 一方向に配列された複数の感光体と、
    複数の前記感光体それぞれに対応させて設けられ、各感光体を帯電させる複数の帯電部と、
    前記帯電部によって帯電させた各感光体に光を照射して静電潜像を形成する露光部と、
    複数の前記感光体それぞれに対応させて設けられ、前記露光部によって各感光体に形成される静電潜像を、複数の前記感光体毎に異なる色の現像剤で現像する複数の現像部と、
    搬送経路の上流側から搬送されてくるシートを、複数の前記感光体との間に挟み込みつつ前記搬送経路の下流側へと搬送しており、当該搬送の際に、前記現像部によって前記感光体上において顕像化された画像を前記シートに転写させる搬送部と、
    前記搬送経路に沿って前記搬送部側から搬送されてくる前記シートに対して加熱及び加圧を施すことで、前記シートに転写された画像を前記シートに定着させる定着部と、
    前記搬送部と前記定着部との間に設けられ、前記感光体から前記搬送部に転写される位置ずれ検出用の画像を読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取った前記位置ずれ検出用の画像に基づいて、複数の前記感光体それぞれから前記搬送部に転写された画像のずれを判定し、当該ずれを補正するための制御を実行する制御部と、
    気流を発生させる送風部と、
    前記送風部において発生させた気流を、所定の通気路に沿って案内して出口から吹き出させるダクトと
    を備え、
    前記ダクトは、前記出口として、前記搬送部による前記シートの搬送中であっても、当該シートに遮られることなく前記読取部に向かって気流を吹き出すことが可能な位置に配置された読取部用出口を有する
    画像形成装置。
  2. 前記ダクトは、前記読取部用出口に加えて、それぞれが複数の前記帯電部へ気流を供給する複数の帯電部用出口を有する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送部は、循環駆動される無端ベルトである搬送ベルトを有し、当該搬送ベルトが、前記循環駆動に伴って複数の前記感光体と対向する位置へと移動した部分と複数の前記感光体との間に前記シートを挟み込みつつ前記搬送経路の下流側へと搬送し、
    前記ダクトは、前記送風部において発生させた気流を、前記搬送ベルトよりも前記帯電部に近い位置において前記感光体の配列方向へ案内する通気路を形成する第一部分と、前記第一部分から流れ込む気流を、前記搬送ベルトに近づく方向へ案内する通気路を形成する第二部分と、前記第二部分から流れ込む気流を、前記搬送ベルトと前記定着部との間となる位置において前記感光体の配列方向に対して交差する方向へ案内する通気路を形成する第三部分とを有し、前記第一部分には前記帯電部用出口が形成され、前記第三部分には前記読取部用出口が形成されている
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ダクトの一部において、当該一部の上面は、前記搬送部側から搬送されてくる前記シートを前記定着部へと案内するガイド面として機能する
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ダクトの一部は、前記読取部の上方に配置されており、当該上方に配置された部分が有する前記読取部に対向する面には、前記読取部用出口となるスリットが形成されている
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記読取部の下方に電源部を備えている
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017015878A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 冷却機構及び画像形成装置

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