JP2014176222A - 車両用電気接続箱の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の衝突がどのような形態であっても、電気接続箱を周囲の金属部品とショートすることがない方向に逃がし得る取付構造を提供できるようにする。
【解決手段】車体側取付部1をエンジンルーム等の所定の取付箇所に設け、車体側取付部1の上面に衝撃伝達方向に対して斜め上向きに車体側傾斜面2を形成し、車体側取付部1の上面の車体側傾斜面2よりも衝撃伝達方向に寄った位置に車体側ボルト孔3を形成し、電気接続箱4の箱本体5の下面に衝撃伝達方向に対し斜め上向きに本体側傾斜面6を形成し、箱本体5に衝撃伝達方向に延びて取付アーム部7を形成し、取付アーム部7に本体側ボルト孔8を形成し、本体側ボルト孔8より衝撃伝達方向と反対方向における取付アーム部7の所定位置にV字溝から成る脆弱部9を形成し、本体側傾斜面6を車体側傾斜面2に当接して電気接続箱4を配置し、本体側ボルト孔8および車体側ボルト孔3に取付ボルトを挿通して電気接続箱4を固定する。
【選択図】図1
【解決手段】車体側取付部1をエンジンルーム等の所定の取付箇所に設け、車体側取付部1の上面に衝撃伝達方向に対して斜め上向きに車体側傾斜面2を形成し、車体側取付部1の上面の車体側傾斜面2よりも衝撃伝達方向に寄った位置に車体側ボルト孔3を形成し、電気接続箱4の箱本体5の下面に衝撃伝達方向に対し斜め上向きに本体側傾斜面6を形成し、箱本体5に衝撃伝達方向に延びて取付アーム部7を形成し、取付アーム部7に本体側ボルト孔8を形成し、本体側ボルト孔8より衝撃伝達方向と反対方向における取付アーム部7の所定位置にV字溝から成る脆弱部9を形成し、本体側傾斜面6を車体側傾斜面2に当接して電気接続箱4を配置し、本体側ボルト孔8および車体側ボルト孔3に取付ボルトを挿通して電気接続箱4を固定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の衝突時に破損のおそれのある所定の取付箇所に配置される車両用電気接続箱の取付構造に関すものである。
一般に、自動車等の車両では、車載電装品に対して給電する際の中継手段として複数のリレーが収納された電気接続箱が設けられており、例えば図2に示すように、所定の取付箇所であるエンジンルーム51に電気接続箱52が取付配置され、電気接続箱の平面視矩形箱状の接続箱本体の対角位置からそれぞれ足を延ばして形成し、両足の部分で車体にネジ止め固定されて電気接続箱が取り付けられる。このとき、車両の衝突による接続箱本体の両足部分に過大な荷重が加わることにより足が折れ、足を残して破損した状態の電気接続箱が予め想定した所定方向に逃げるような取付構造が採用されている(特許文献1参照)。
しかし、上記した従来の取付構造では、車両の衝突形態によって電気接続箱がどの方向に逃げるか想定することができないため、エンジンルーム内に配設された金属部品と破損した電気接続箱内のリレーなどの電気部品とが電気的にショートするおそれがある。
換言すれば、図3に示すように、電気接続箱52の一端部を、エンジンルーム等の所定取付箇所における車体取付部53のネジ孔にボルト54を螺合(同図中の矢印)して取り付けた場合であっても、衝突時の衝撃により、同図中に1点鎖線で示す電気接続箱52がボルト54の締結部分付近の破断線55aまたは55bで破損すると、衝突形態によってはどのような破断線で電気接続箱52が破損するかわからず、同図(a)の平面図中に2点鎖線に示すように、破損した電気接続箱52がどちらの方向に逃げるが想定できないため、周囲に配置されている金属部品とのショートの発生を確実に防止することができないという問題がある。
本発明は、車両の衝突がどのような形態であっても、電気接続箱を周囲の金属部品とショートすることがない方向に逃がし得る取付構造を提供できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用電気接続箱の取付構造は、車両の衝突時に破損のおそれのある所定の取付箇所に配置される車両用電気接続箱の取付構造において、前記取付箇所に設けられ、その上面に衝突による衝撃の伝達方向に対して斜め上向きに形成された車体側傾斜面と、前記上面の前記車体側傾斜面よりも前記伝達方向に寄った位置に形成された車体側ボルト孔とを有する車体側取付部と、箱本体と、該箱本体の下面に前記伝達方向に対し斜め上向きに形成された本体側傾斜面と、前記箱本体に前記伝達方向に延びて形成された取付アーム部と、前記取付アーム部に形成された本体側ボルト孔と、前記本体側ボルト孔より前記衝撃の前記伝達方向と反対方向における前記アーム部の所定位置に衝突により加わる所定値以上の荷重により破損するように脆弱に形成された脆弱部とを有する電気接続箱とを備え、前記電気接続箱は、前記本体側傾斜面が前記車体側傾斜面に当接して配置され、前記本体側ボルト孔および前記車体側ボルト孔に取付ボルトが挿通されることにより、前記車両の前記取付箇所に固定されることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、電気接続箱において、本他側ボルト孔より衝撃の伝達方向と反対方向におけるアーム部の所定位置に、衝突により加わる所定値以上の荷重により破損するように脆弱に脆弱部が形成され、体側傾斜面が車体側傾斜面に対峙して配置され、本体側ボルト孔および車体側ボルト孔に取付ボルトが挿通されることにより、電気接続箱が車両の取付箇所に固定される。このとき、脆弱部として、本体にV字状の溝を形成しておくのが望ましい。
そして、衝突時の衝撃により脆弱部において電気接続箱が破損し、破損した電気接続箱の本体側傾斜面が、衝撃の伝達方向に対し斜め上向きの車体側傾斜面に沿って摺動するため、車両の衝突形態がどのようであっても、電気接続箱は上向きに移動する。
そのため、電気接続箱周辺において、電気接続箱より上方に金属部品を配置しなければ、破損した電気接続箱が上向きに移動しても金属部品に接触することがなく、車両の衝突がどのような形態であっても、電気接続箱を周囲の金属部品とショートすることがない方向に逃がすことができる。
つぎに、本発明に係る車両用電気接続箱の取付構造の一実施形態について、図1を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、車体側取付部1がエンジンルーム等の衝突時に破損のおそれのある所定の取付箇所に設けられ、この車体側取付部1の上面に、図1中の矢印Aに示す車両前方からの衝突による衝撃伝達方向(以下「衝撃伝達方向A」という)に対して斜め上向きに車体側傾斜面2が形成され、車体側取付部1上面の車体側傾斜面2よりも衝撃伝達方向に寄った位置に車体側ボルト孔3が形成される。なお、車体側ボルト孔3の内周面には雌ネジが形成されている。
また、図1に示すように、電気接続箱4において、箱本体5の下面に衝撃伝達方向Aに対し斜め上向きに本体側傾斜面6が形成され、箱本体5に衝撃伝達方向Aに延びて取付アーム部7が形成され、取付アーム部7に本体側ボルト孔8が形成され、本体側ボルト孔8より衝撃伝達方向Aと反対方向における取付アーム部7の所定位置に、衝突により加わる所定値以上の荷重により破損するように脆弱にV字溝から成る脆弱部9が形成されている。ここで、脆弱部9が車両衝突時の衝撃が所定値以上破損するように、溝の深さや幅等を予め実験的に調べておき、最適形状のV字溝から成る脆弱部9を形成しておくことが望ましい。
そして、電気接続箱4は本体側傾斜面6が車体側傾斜面2に当接して配置され、本体側ボルト孔8および車体側ボルト孔3に図1には示されていない取付ボルトが挿通され、車体側ボルト孔3の雌ネジに螺合されることによって、車両の取付箇所に電気接続箱4が固定して取り付けられる。このとき、脆弱部9は本体側傾斜面6の延長上に位置するように形成される。さらに、エンジンルーム等の取付箇所において、電気接続箱4よりも上方には金属部品11が配置されることのないスペースを選択し、選択したスペースに電気接続箱4および車体側取付部1を配置することが好ましい。
このような取付構造を採用することにより、車両の衝突による衝撃が加わると、脆弱部9において電気接続箱が破損し、破損した電気接続箱4の本体側傾斜面6が、衝撃伝達方向Aに対し斜め上向きの車体側傾斜面2に沿って摺動し、脆弱部9で破損した電気接続箱4は、図1中の矢印Bに示す方向、つまり斜め後上方に向かって移動する。また、車両の衝突が、図1中の衝撃伝達方向Aに向かう衝突よりも、紙面上方から電気接続箱4に向かう方向への衝突であっても、脆弱部9において電気接続箱4が破損し、本体側傾斜面6が車体側傾斜面2に沿って移動するため、電気接続箱4はやはり上向きに移動する。
したがって、上記した実施形態によれば、電気接続箱4の周辺において、電気接続箱4より上方に金属部品11が位置しないスペースを選択することにより、破損した電気接続箱4が上向きに移動しても金属部品11に接触することがなく、車両の衝突がどのような形態であっても、電気接続箱4を周囲の金属部品11とショートすることがない方向に逃がすことができ、安全性の向上を図ることができる。
また、脆弱部9で破損した電気接続箱4は、衝撃伝達方向Aの先に取付ボルトが存在するので、衝撃力(慣性力)によって取付ボルトを乗り越えようとしてもさらに上方に浮き上がるため、電気接続箱4を周囲の金属部品11とショートすることがないより安全な方向に逃がすことができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、脆弱部は、上記した実施形態V字溝に限定されるものではなく、要するに車両衝突時の所定値以上の荷重で破損し得るものであればよい。
また、上記した実施形態では、車両の衝突時に破損のおそれのある所定の取付箇所をエンジンルームとして説明したが、エンジンルームに限らず、車室内に電気接続箱を取り付ける場合であっても、本発明を同様に実施することができる。
1 …車体側取付部
2 …車体側傾斜面
3 …車体側ボルト孔
4 …電気接続箱
5 …箱本体
6 …本体側傾斜面
7 …取付アーム部
8 …本体側傾斜面
9 …脆弱部
2 …車体側傾斜面
3 …車体側ボルト孔
4 …電気接続箱
5 …箱本体
6 …本体側傾斜面
7 …取付アーム部
8 …本体側傾斜面
9 …脆弱部
Claims (1)
- 車両の衝突時に破損のおそれのある所定の取付箇所に配置される車両用電気接続箱の取付構造において、
前記取付箇所に設けられ、その上面に衝突による衝撃の伝達方向に対して斜め上向きに形成された車体側傾斜面と、前記上面の前記車体側傾斜面よりも前記伝達方向に寄った位置に形成された車体側ボルト孔とを有する車体側取付部と、
箱本体と、該箱本体の下面に前記伝達方向に対し斜め上向きに形成された本体側傾斜面と、前記箱本体に前記伝達方向に延びて形成された取付アーム部と、前記取付アーム部に形成された本体側ボルト孔と、前記本体側ボルト孔より前記衝撃の前記伝達方向と反対方向における前記アーム部の所定位置に衝突により加わる所定値以上の荷重により破損するように脆弱に形成された脆弱部とを有する電気接続箱とを備え、
前記電気接続箱は、
前記本体側傾斜面が前記車体側傾斜面に当接して配置され、前記本体側ボルト孔および前記車体側ボルト孔に取付ボルトが挿通されることにより、前記車両の前記取付箇所に固定されることを特徴とする車両用電気接続箱の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013047657A JP2014176222A (ja) | 2013-03-11 | 2013-03-11 | 車両用電気接続箱の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013047657A JP2014176222A (ja) | 2013-03-11 | 2013-03-11 | 車両用電気接続箱の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014176222A true JP2014176222A (ja) | 2014-09-22 |
Family
ID=51696967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013047657A Pending JP2014176222A (ja) | 2013-03-11 | 2013-03-11 | 車両用電気接続箱の取付構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2014176222A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015140029A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 富士重工業株式会社 | レーダの取付構造 |
JP2018186648A (ja) * | 2017-04-26 | 2018-11-22 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱およびワイヤハーネス |
FR3156085A1 (fr) * | 2023-12-04 | 2025-06-06 | Stellantis Auto Sas | Support de boitier électronique avec zones frangibles. |
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2013
- 2013-03-11 JP JP2013047657A patent/JP2014176222A/ja active Pending
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