JP2014171805A - キャビネット - Google Patents
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Abstract
【課題】照明装置の利用時において熱が籠もり難く、照明装置の不具合等が生じ難いキャビネットを提供する。
【解決手段】キャビネット本体3と、照明装置4とを備える。照明装置4が、点光源と、この点光源が設けられた回路基板440と、キャビネット本体3に設けられた長尺な導光部材41とを有する。導光部材41が、長さ方向に沿う一面が出光部412となり且つ長さ方向における端部が点光源から照射された光が導入される入光部410となり、入光部410から導入された光を前側に反射して出光部412から出射する。照明装置4が、回路基板400に熱的に接続され、キャビネット本体3の外面に設けられた放熱板46と、放熱板46のキャビネット本体3の外面側に露出した部分を覆う放熱板カバー48とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】キャビネット本体3と、照明装置4とを備える。照明装置4が、点光源と、この点光源が設けられた回路基板440と、キャビネット本体3に設けられた長尺な導光部材41とを有する。導光部材41が、長さ方向に沿う一面が出光部412となり且つ長さ方向における端部が点光源から照射された光が導入される入光部410となり、入光部410から導入された光を前側に反射して出光部412から出射する。照明装置4が、回路基板400に熱的に接続され、キャビネット本体3の外面に設けられた放熱板46と、放熱板46のキャビネット本体3の外面側に露出した部分を覆う放熱板カバー48とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は照明装置を備えたキャビネットに関する。
特許文献1にはミラーキャビネットが開示されている。このミラーキャビネットは、収納部を設けたキャビネット本体と、収納部を閉塞する開閉自在な鏡板を備えている。鏡板には前方に居る使用者を照らすために、多数の発光ダイオードを有する照明装置が設けられている。
ところで、特許文献1に開示されるミラーキャビネットは、多数の発光ダイオードを発光させたときに生じた熱が籠もり、この熱で照明装置の不具合等が生じる可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、照明装置の利用時において熱が籠もり難く、照明装置の不具合等が生じ難いキャビネットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明のキャビネットは、キャビネット本体と、照明装置とを備え、前記キャビネット本体には前方に開放された収納空間が形成され、前記照明装置が、点光源と、この点光源が設けられた回路基板と、前記キャビネット本体に設けられた長尺な導光部材とを有し、前記導光部材が、長さ方向に沿う一面が出光部となり且つ長さ方向における端部が前記点光源から発せられた光が導入される入光部となり、前記入光部から導入された光を前側に反射して前記出光部から出射するものであり、さらに前記照明装置が、前記回路基板に熱的に接続され、前記キャビネット本体の外面に設けられた放熱部と、前記放熱部の前記キャビネット本体の外面側に露出した部分を覆う放熱部カバーとを有することを特徴とする。
また、前記キャビネット本体の上面に凹部が形成され、この凹部内に前記放熱部及びこの放熱部の上面を覆う前記放熱部カバーが配置され、前記放熱部カバーの上面が前記キャビネット本体の上面よりも低い位置或いは前記キャビネット本体の上面と同じ高さに配置されることが好ましい。
また、前記放熱部は前記凹部の底面に沿って配置される放熱板であり、この放熱板の下面と前記凹部の底面との間に前記キャビネット本体の外方に開放された隙間が形成され、前記放熱部カバーに、前記放熱板の下面に掛止されて前記放熱板の下面と前記凹部の底面との間に配置される掛止部が形成されることが好ましい。
また、前記点光源が発光ダイオードであることが好ましい。
本発明にあっては、点光源を発光させることで、点光源から発せられた光を導光部材の前側に出射して、キャビネット本体の前方を照らすことができる。そして、この点光源を発光させた時において、回路基板や点光源で発生する熱をキャビネットの外面に設けられた放熱部に伝えて放熱することができる。このため、回路基板や点光源で発生した熱がキャビネット本体内において籠もり難くなり、熱による照明装置の不具合等を生じ難くすることができる。また、キャビネット本体の外面に設けられた放熱部が放熱部カバーで覆われることで、放熱部が利用者に直接触られ難くなり、安全性を高めることができる。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。本実施形態のキャビネット1は、図2に示されるように、その前面を構成する扉6を鏡扉としたミラーキャビネットである。キャビネット1は図2に示されるように洗面台2の上方に設けられ、洗面台2及びキャビネット1で洗面化粧台が構成される。
洗面台2はその後面側を部屋の壁に沿わせた状態で床上に設置される。洗面台2の上部には、上方に開口する洗面ボウル(不図示)が設けられている。洗面台2の上面後端部には上方に突出した立ち上がり壁部20が形成されている。立ち上がり壁部20の前面には洗面ボウルに水を供給する給水部21と、給水部21から水を吐出するか否かを切り替えるための操作部22が設けられている。
キャビネット1は、図3に示されるように、キャビネット本体3、照明装置4、及び扉6を備えている。キャビネット本体3は例えば合成樹脂製である。キャビネット本体3は、後面側を前記部屋の壁に沿わせた状態で壁に固定され、洗面台2の立ち上がり壁部20の上方に配置される。このキャビネット本体3は、洗面台2の立ち上がり壁部20よりも前方に突出する。
キャビネット本体3は、上面を構成する天井部30(図11参照)、下面を構成する底部31、側面を構成する両側の側壁部32、及び後面を構成する後壁部33を有している。
キャビネット本体3には、前方に開放された収納空間34が複数形成されている。本実施形態では、収納空間34がキャビネット本体3の左右方向における両側と中央の計三箇所に設けられている。各収納空間34はキャビネット本体3の上下方向の略全長に亘って形成されている。
後壁部33において両側壁部32の間の部分の両側には、前方に突出する仕切壁部35が形成されている。縦長の各仕切壁部35は、天井部30から底部31にまで亘っている。各仕切壁部35の前面は天井部30の前面や底部31の前面よりも後方に位置している。
以下、図2において紙面左側を右側、紙面右側を左側として説明する。図3に示されるように、キャビネット本体3の左側の収納空間34は、左側の側壁部32、左側の仕切壁部35、天井部30、及び底部31によって囲まれた空間である。また、右側の収納空間34は、右側の側壁部32、右側の仕切壁部35、天井部30、及び底部31によって囲まれた空間である。また、中央の収納空間34は、両仕切壁部35、天井部30、及び底部31によって囲まれた空間である。すなわち、キャビネット本体3には、天井部30、底部31、両側の側壁部32、及び後壁部33で囲まれた空間を縦長の仕切壁部35で仕切ることで、内部が収納空間34となった収納部が複数形成されている。
照明装置4は図1〜図3に示されるようにキャビネット本体3の前部に設けられている。本実施形態ではキャビネット1の左右に並ぶ収納空間34の間の部位である各仕切壁部35に照明装置4が設けられている。
図4に示されるように、各照明装置4は、仕切壁部35の前面に設けられた縦長のベース7を介してキャビネット本体3に取り付けられている。ベース7は、断面形状が前方に開口する溝形に形成されており、溝奥部を構成する奥片部71と、奥片部71の両側から前方に突出した側片部70とを有している。ベース7には両側片部70と奥片部71とで前方及び上下に開口する収納溝72が形成されている。
図11に示されるように、キャビネット本体3の天井部30の上面において各仕切壁部35に対応する箇所には、下方に凹んだ凹部37が形成されている。凹部37は平面視で前後方向に長い矩形状に形成されており、上方及び前方に開口している。
図4及び図11に示されるように、キャビネット本体3の天井部30及び底部31において各仕切壁部35に対応する箇所の前面には上下に貫通する嵌込溝部36が形成されている。図11に示されるように、天井部30の嵌込溝部36は、各凹部37の底面の前端部の一側端部を構成する部分に形成されており、凹部37の底面より上方に開口している。また、図4に示される底部31の各嵌込溝部36は、底部31の下面より下方に開口している。
ベース7の奥片部71は、仕切壁部35の前面に沿って配置されている。図11に示されるように、ベース7の上端部は、キャビネット本体3の天井部30の嵌込溝部36に嵌め込まれており、ベース7の収納溝72は凹部37の底面より上方に開口している。図4に示されるように、ベース7の下端部はキャビネット本体3の底部31の嵌込溝部36に嵌め込まれており、ベース7の収納溝72は底部31の下面より下方に開口している。
ベース7の奥片部71は、前方より仕切壁部35にねじ止めされている。これにより、キャビネット本体3において左右に並ぶ収納空間34の間の部位である仕切壁部35には、前方に開口する収納溝72が設けられている。
照明装置4は、図7〜図9に示されるように、ホルダー40、導光部材41、下キャップ42、上キャップ43、光源ブロック44、放熱シート45、放熱板46、表面カバー47、及び放熱板カバー48を有している。このうち、放熱板46は光源ブロック44で発生した熱を放熱する放熱部を構成し、放熱板カバー48は放熱部である放熱板46を覆う放熱部カバーを構成している。
ホルダー40は縦長の部材であり、その上下長さはベース7と略同じである。ホルダー40には、前方に開口する保持溝部400が上下に亘って形成されている。
導光部材41は縦長棒状に形成され、ホルダー40と略同じ長さを有している。導光部材41は例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透明な樹脂を用いて形成されており、透光性を有している。導光部材41は、図4に示されるようにホルダー40の保持溝部400に嵌め込まれてホルダー40に保持されている。
導光部材41の上端面(図9参照)は、ホルダー40の上方に露出している。導光部材41の上端面は、光源ブロック44が有する図示しない点光源から発せられた光が入射する入光部410を構成している。
導光部材41の後面には反射部411が設けられている。反射部411は、例えば導光部材41の後面に印刷や蒸着によって反射性の物質を設けたり、微細な凹凸を設けたり、二色成形によって反射部分を設けたりすることによって形成される。入光部410から導光部材41に入射した光は、導光部材41の内部を下方に向かって進行する過程で反射部411において前側に反射するようになっている。
導光部材41の前面は、反射部411で反射した光を前側に出射する出光部412を構成している。出光部412はホルダー40の前方に露出している。
図8に示される下キャップ42は、ホルダー40の下端面に沿って配置されている。下キャップ42は、ねじ止めによってホルダー40の下端部に取り付けられている。下キャップ42はホルダー40に保持された導光部材41の直下に位置し、導光部材41の下方への移動を規制している。
図9に示される上キャップ43は、ホルダー40の上端部に被せるように嵌め込まれている。上キャップ43は、後述のビス50によりホルダー40に固定されている。上キャップ43はホルダー40に保持された導光部材41の直上に位置し、導光部材41の上方への移動を規制する。
上キャップ43において導光部材41の入光部410に対向する箇所には、上下に貫通する孔又は切欠部分で構成された窓部430が形成されている。上キャップ43上には、光源ブロック44が有する回路基板440がその一面を下に向けて載置されており、回路基板440の下面の一部は窓部430に対向している。回路基板440には、前記点光源が設けられている。前記点光源は発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))であって、回路基板440の下面において窓部430に臨む部分に、下方に光を照射する向きで実装されている。この発光ダイオードは上キャップ43の窓部430に配置され、導光部材41の入光部410に対向している。この発光ダイオードと回路基板440とで、照明装置4の光源ブロック44が構成されている。なお、本実施形態の発光ダイオードは光源ブロック44の発熱量を抑えるために回路基板440に一つだけ設けられているが、複数設けられてもよい。
回路基板440の上面には放熱シート45が積層されている。放熱シート45は例えばシリコーン等の熱伝導性の優れた材料によって形成されている。
放熱板46は、放熱性の優れた材料、例えばアルミニウムや銅等の金属によって形成されている。放熱板46は前後方向に長い略矩形の平板状に形成されており、平面視において導光部材41や回路基板440よりも面積が大きい。
放熱板46の前端部の一方の側端部は前方に突出した突出部460となっている。平面視略矩形状の放熱板46の突出部460側の角部において、突出部460を含めた前側の部分は挟持部461となり、挟持部461よりも後側の部分は取付部462となっている。
放熱板46の取付部462は上キャップ43上に直接載置されている。取付部462には固着具である複数のビス50が上方から挿通され、これらビス50が上キャップ43を通してホルダー40にねじ込まれている。これにより、放熱板46はホルダー40に取り付けられている。取付部462とホルダー40により上キャップ43が上下に挟み込まれている。
放熱板46の挟持部461は放熱シート45を介して回路基板440上に配置されており、挟持部461と上キャップ43によって回路基板440と放熱シート45が上下に挟み込まれている。これにより、放熱板46は放熱シート45を介して光源ブロック44の発熱部分となる回路基板440に熱的に接続されている。なお、放熱板46は回路基板440との絶縁状態を維持しながら熱的に接続されるものであれば、回路基板440と直接接合されてもよいし、放熱シート45以外の部材を介して回路基板440に接続されるものであってもよい。
光源ブロック44の前記発光ダイオードの発光に伴い、該発光ダイオード及びこれが実装された回路基板440は発熱する。このように光源ブロック44において発生した熱は放熱シート45を介して放熱板46に伝わり、放熱板46から放散されるようになっている。
表面カバー47は縦長であり、その長さはホルダー40や導光部材41と略同じである。図4に示されるように表面カバー47は断面形状が後方に開口する溝形に形成されており、前面を構成する前片部470と、前片部470の両側から後方に突出した掛止片部471を有している。
表面カバー47は、両掛止片部471をホルダー40の前部に掛止することで、導光部材41の前面を覆うようにホルダー40に取り付けられている。表面カバー47は透光性を有し、導光部材41の出光部412から出射された光は表面カバー47を透してキャビネット本体3の前側に出射されるようになっている。
図9や図10等に示される放熱板カバー48は、例えば放熱板46よりも熱伝導性の低い合成樹脂等の材料によって形成されている。放熱板カバー48は、平面視で前後方向に長い略矩形状で下方に開口する箱状に形成されている。放熱板カバー48は平面視においてキャビネット本体3の上面に形成された凹部37と略同大同形である。
図10に示されるように、放熱板カバー48は、天面部480、天面部480の前縁部から下方に突出した前面部481、天面部480の後縁部から下方に突出した後面部482、及び天面部480の両側の縁部から下方に突出した側面部483を有している。
放熱板カバー48には、天面部480、前面部481、後面部482、及び両側面部483で形成された下方に開口する凹所485が形成されている。図6に示されるように、放熱板カバー48は放熱板46に被せるように嵌め込まれており、凹所485には放熱板46の略全部が収納されている。なお、図示例の放熱板46は下端部のみ凹所485から僅かに下方に突出しているが、その全部が凹所485に収納されてもよい。
図10に示されるように、放熱板カバー48の前面部481において放熱板46の突出部460に対応する側端部は、水平断面形状が後方に開口する溝形であって前方に突出した突曲部484となっている。突曲部484には放熱板46の突出部460が収納されている。
放熱板カバー48の各側面部483の下縁の前後には、下方に突出する掛止部486が形成されている。各掛止部486の下部には、放熱板カバー48の内側方(左右方向の内側)に向かって突出した爪部487が形成されている。図5に示されるように、放熱板カバー48の各掛止部486の爪部487は、放熱板46の対応する側縁部の下面に掛止されている。これにより放熱板カバー48は放熱板46に取り付けられている。
図4に示されるように、照明装置4のホルダー40は、ベース7の収納溝72に嵌め込まれている。ホルダー40の後面両側には後方に突出した引掛片部401が形成されている。各引掛片部401はベース7の対応する側片部70に形成された突起73に掛止されている。これにより、ホルダー40は前方への移動が規制されている。ベース7の各側片部70には外側方から固着具としてのビス51(図1参照)が挿通され、各ビス51はホルダー40にねじ込まれている。これによりホルダー40はベース7に取り付けられている。
図4に示されるように、キャビネット本体3に取り付けられた照明装置4は、ホルダー40の前部、及びここに配置された導光部材41の大部分が、キャビネット本体3の天井部30の前面や底部31の前面よりも前方に配置されている。
図1に示されるように、キャビネット本体3の凹部37には、照明装置4の放熱板カバー48が嵌め込まれており、放熱板カバー48と放熱板46は凹部37に配置されている。
放熱板カバー48は前方に突出した突曲部484を除く部分が凹部37に収納され、放熱板46は突出部460を除く部分が凹部37に収納されている。つまり、放熱板カバー48及び放熱板46は略全部が凹部37に収納されている。
図9に示されるように放熱板カバー48の天面部480には、左右方向に長く下方に凹んだ凹溝部489が前後方向に複数形成されている。各凹溝部489の底部には上下に貫通する連通孔488が形成されている。各連通孔488は凹溝部489の底部の後縁に沿って設けられた左右に長いスリット状の孔である。各連通孔488は放熱板46の上方に位置し、放熱板46で生じた熱は各連通孔488を通じて放熱板カバー48の上方に排出されるようになっている。
図1に示されるように、放熱板カバー48の上面は、キャビネット本体3の天井部30の凹部37以外の上面よりも僅かに低い位置にある、あるいは天井部30の凹部37以外の上面と略面一である。このため、キャビネット本体3の凹部37以外の上面からは、放熱板カバー48が上方に突出しないようになっている。
放熱板カバー48の突出部460を除く前面部481は、天井部30の前面よりもやや後方に位置している、あるいは天井部30の前面と面一である。
図6に示されるように、放熱板46の下面に掛止された放熱板カバー48の各掛止部486の下端(爪部487の下端)は、天井部30の上面の一部となる凹部37の底面に当接している或いは凹部37の底面の近傍に配置されている。これにより、放熱板46の下面と凹部37の底面との間には、放熱板46の直下に位置する空間12(隙間)が形成されている。すなわち、放熱板カバー48の各掛止部486の一部である爪部487は、放熱板46の下面と凹部37の底面との間に空間12を形成するためのスペーサーとして機能している。
図5に示されるように、放熱板カバー48の突出部460を除く前面部481と、凹部37の底面の前縁部との間には開口10が形成されている。放熱板46直下の空間12は、開口10からキャビネット本体3の外方となる前方に開放されており、キャビネット本体3の前方に連通している。このため、放熱板46で生じた熱は空間12から開口10を経てキャビネット本体3の外部に排出されるようになっている。
図4に示されるように、ベース7の奥片部71と両側片部70で構成された収納溝72内において、収納溝72に配置された導光部材41の後側には、通気路54が形成されている。通気路54は、収納溝72の内面とホルダー40の後面とで囲まれた空間であって、縦長である。通気路54は収納溝72の上下方向の略全長に亘って形成されている。
図4や図8に示されるように、ホルダー40の下端部に設けられた下キャップ42は、ベース7の奥片部71よりも隙間53を介して前方に位置している。通気路54の下端部は、隙間53からキャビネット本体3の外方となる下方に開放されており、キャビネット本体3の下方に連通している。このため、通気路54には、隙間53からキャビネット本体3の外部に存在する空気が導入されるようになっている。すなわち、隙間53は通気路54にキャビネット本体3の外部の空気を入れる吸気口となっている。
図6に示されるように、ホルダー40上に配置された上キャップ43の後部は、ホルダー40の上端面よりも隙間52を介して上方に位置している。通気路54の上端部は、隙間52を介して放熱板46直下の空間12に連通している。このため、通気路54に存在する空気は、通気路54を上昇した後、隙間52を介して空間12に導入され、この後、空間12から開口10を介してキャビネット本体3の前方に導出されるようになっている。
また、放熱板カバー48の各掛止部486の爪部487は、放熱板46の下面と凹部37の底面との間に配置されているため、放熱板カバー48に下向きの力が加わったときにこの力を各掛止部486を介して凹部37の底面に伝える。このため、例えば放熱板カバー48上に物が載置される等した場合に、放熱板カバー48や放熱板46が下方に押し込まれて変形等することを防止できる。
図2に示される各扉6は前面が鏡面となった鏡扉である。図3に示されるように各扉6はキャビネット本体3の収納空間34毎に設けられている。各扉6の吊元となる一側端部の上端部と下端部は、蝶番11を介してキャビネット本体3の天井部30の前面、底部31の前面の夫々に取り付けられている。これにより、各扉6は対応する収納空間34を閉塞する位置から収納空間34の前方を開放する位置まで左右に回動自在となっている。
キャビネット1に設けられた各照明装置4は、前記発光ダイオードを発光させることで導光部材41からキャビネット1の前側に光を発することができる。すなわち、発光ダイオードから照射された光は、導光部材41の上端面である入光部410から導光部材41に導入され、この後、導光部材41の下端側に向かう過程で反射部411において前側に反射する。この光は出光部412から前側に出射され、隣り合う扉6の間に位置する表面カバー47を透してキャビネット1の前側に照射される。これにより、扉6の前面に設けられた鏡面を利用する利用者は、出光部412から出射された光を利用して、化粧や洗面等を行うことができる。
このように照明装置4において発光ダイオードを発光させたときには、発光ダイオード及びこれが設けられた回路基板440が発熱する。この熱は放熱シート45を介して、キャビネット本体3の外面である上面に設けられた放熱板46に伝えられ、放熱板46において放熱されるようになっている。
以上説明した本実施形態のキャビネット1は、照明装置4が、発光ダイオード(点光源)と、この発光ダイオードが設けられた回路基板400と、キャビネット本体3に設けられた長尺な導光部材41とを有している。また、導光部材41は、長さ方向に沿う一面が出光部412となり且つ長さ方向における端部が前記発光ダイオードから発せられた光が導入される入光部410となり、入光部410から導入された光を前側に反射して出光部412から出射するものである。このため、前記発光ダイオードを発光させることで、この発光ダイオードから発せられた光を導光部材41の前側に出射して、キャビネット本体3の前方を照らすことができる。
そして、照明装置4が、回路基板440に熱的に接続され、キャビネット本体3の外面に設けられた放熱板46(放熱部)と、放熱板46のキャビネット本体3の外面側に露出した部分を覆う放熱板カバー48(放熱部カバー)とを有している。この構成により、回路基板440や前記発光ダイオードで発生した熱をキャビネット本体3の外面に設けられた放熱板46(放熱部)に伝えて放熱することができる。このため、照明装置4の利用時においては、発光ダイオードや回路基板440が設けられた部分に熱が籠もり難くなり、熱による照明装置4の不具合等が生じ難くなる。また、キャビネット本体3の外面に設けられた放熱板46を放熱板カバー48で覆うことができる。このため、放熱板46が利用者に直接触られ難くなり、安全性を高めることができる。
また、本実施形態では、キャビネット本体3の上面に凹部37が形成され、凹部37内に放熱板46及びこの放熱板46の上面を覆う放熱板カバー48が配置されている。そして、放熱板カバー48の上面がキャビネット本体3の上面よりも低い位置或いはキャビネット本体3の上面と同じ高さに配置されている。このため、放熱カバー48や放熱板46に、キャビネット本体3の上面において凹部37以外の箇所に載置した物の荷重が加わって変形等することを抑制できる。
また、キャビネット本体3の凹部37の底面と該底面に沿って配置された放熱板46の下面の間に、キャビネット本体3の外方に開放された空間12(隙間)が形成されている。このため、放熱板46で生じた熱を空間12からキャビネット本体3の外方に放出することができる。また、放熱板カバー38には、放熱板46の下面に掛止されて放熱板46の下面と凹部37の底面との間に配置される掛止部486が形成されている。この構成により、例えば放熱板カバー38上に物が置かれる等して下向きの荷重が加えられたときに、この荷重を掛止部486を介して凹部37の底面で受けて、放熱板カバー38の変形等することを防止できる。
なお、本実施形態では、長尺な導光部材41を上下方向と平行に設けたが、導光部材41の向きはこれに限られない。例えば導光部材41を左右方向と平行に設けてもよく、この場合は、キャビネット本体3の側面に放熱板46を設け、この放熱板46を放熱板カバー48で覆えばよい。
また、本実施形態では、放熱板46をキャビネット本体3の上面に形成された凹部37に設けたが、凹部37は導光部材41の向きに応じてキャビネット本体3のその他の外面に設けても構わない。また、放熱板46や放熱板カバー48は、凹部37が形成されていないキャビネット本体3の外面に沿って設けても構わない。
また、本実施形態の点光源は発光ダイオードであるが、電球等のその他の光源であっても構わない。また、本実施形態では回路基板440や前記発光ダイオードで発生した熱を放熱する放熱部を放熱板46としたが、放熱部としてはこれに限られず、例えば放熱部としてフィン状のもの等を採用してもよい。
また、本実施形態では通気路54の下端部をキャビネット1の下方に開口させたが、キャビネット本体3の外部に通じるものであれば、例えばキャビネット1の前方に開口させてもよい。また、本実施形態では、キャビネット本体3の上面と放熱板46の下面との間に形成された空間12をキャビネット本体3の前方に開口させたが、この空間12はキャビネット本体3の外部に通じるものであれば側方や後方等の前方以外の方向に開口するものであってもよい。また、本実施形態の通気路54や空間12は省略してもよい。
また、本実施形態ではキャビネット1に二つの照明装置4を設けたが、キャビネット1には照明装置4を一つだけ設けてもよい。また、扉6は鏡扉以外の扉であってもよく、また、扉6を省略したキャビネットであってもよい。
1 キャビネット
3 キャビネット本体
4 照明装置
12 空間(隙間)
34 収納空間
37 凹部
41 導光部材
46 放熱板(放熱部)
48 放熱板カバー(放熱部カバー)
410 入光部
412 出光部
440 回路基板
3 キャビネット本体
4 照明装置
12 空間(隙間)
34 収納空間
37 凹部
41 導光部材
46 放熱板(放熱部)
48 放熱板カバー(放熱部カバー)
410 入光部
412 出光部
440 回路基板
Claims (4)
- キャビネット本体と、
照明装置とを備え、
前記キャビネット本体には前方に開放された収納空間が形成され、
前記照明装置が、
点光源と、
この点光源が設けられた回路基板と、
前記キャビネット本体に設けられた長尺な導光部材とを有し、
前記導光部材が、長さ方向に沿う一面が出光部となり且つ長さ方向における端部が前記点光源から発せられた光が導入される入光部となり、前記入光部から導入された光を前側に反射して前記出光部から出射するものであり、
さらに前記照明装置が、
前記回路基板に熱的に接続され、前記キャビネット本体の外面に設けられた放熱部と、
前記放熱部の前記キャビネット本体の外面側に露出した部分を覆う放熱部カバーとを有することを特徴とするキャビネット。 - 前記キャビネット本体の上面に凹部が形成され、この凹部内に前記放熱部及びこの放熱部の上面を覆う前記放熱部カバーが配置され、前記放熱部カバーの上面が前記キャビネット本体の上面よりも低い位置或いは前記キャビネット本体の上面と同じ高さに配置されたことを特徴とする請求項1に記載のキャビネット。
- 前記放熱部は前記凹部の底面に沿って配置される放熱板であり、この放熱板の下面と前記凹部の底面との間に前記キャビネット本体の外方に開放された隙間が形成され、前記放熱部カバーに、前記放熱板の下面に掛止されて前記放熱板の下面と前記凹部の底面との間に配置される掛止部が形成されたことを特徴とする請求項2に記載のキャビネット。
- 前記点光源が発光ダイオードであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のキャビネット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013049511A JP2014171805A (ja) | 2013-03-12 | 2013-03-12 | キャビネット |
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TW103107946A TWI564510B (zh) | 2013-03-12 | 2014-03-07 | 箱櫃 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013049511A JP2014171805A (ja) | 2013-03-12 | 2013-03-12 | キャビネット |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013049511A Pending JP2014171805A (ja) | 2013-03-12 | 2013-03-12 | キャビネット |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014171805A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021168789A (ja) * | 2020-04-15 | 2021-10-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | キャビネット、及び照明装置 |
JP7627873B2 (ja) | 2020-11-24 | 2025-02-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 構造体 |
-
2013
- 2013-03-12 JP JP2013049511A patent/JP2014171805A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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