JP2014168423A - ドラグつまみ、及びこれを用いた釣り用リール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドラグつまみ61は、操作部材67、圧縮コイルバネ73、及び受け部材66を備える。操作部材67の回転によって、圧縮コイルバネ73は操作部材67の回転軸方向に伸縮する。受け部材66は、圧縮コイルバネ73による付勢力を受けてスプール4にドラグ力を付与する。この受け部材66は、圧縮コイルバネ73を収容する筒状部66bを有する。筒状部66bは、内壁面66cと底面66dとを含む。筒状部66bの内壁面66cにおける軸方向の長さLは、最大変位量の8割圧縮した圧縮コイルバネ73の軸方向長さ以上、最大変位量の5割圧縮した圧縮コイルバネ73の軸方向長さ以下である。
【選択図】図5
Description
リール本体2は、図1及び図2に示すように、開口2dを有するリールボディ2aと、開口2dを塞ぐようにリールボディ2aに着脱自在に装着された蓋部材2bと、リールボディ2aから斜め上前方に延びる竿取付脚2cとを有する。リールボディ2a及び蓋部材2bは、例えばアルミニウム合金製とすることができる。リールボディ2aは、内部に空間を有しており、その空間内には、後述するロータ駆動機構5及びオシレーティング機構6が設けられる。
ロータ3は、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられる第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有する。円筒部30と第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とは一体に成形される。
スプール4は、図2に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置され、スプール軸15の先端に装着される。スプール4は、図3に示すように、たとえばアルミニウム合金製の糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4aの後部に一体で形成されたスカート部4bと、糸巻き胴部4aの前端に一体形成された前フランジ部4cとを有する。スプール4の内部には、設定されたドラグ力がスプール4に作用するようにスプール4を制動するドラグ機構60と、ドラグ作動時に発音するドラグ発音機構85と、が収納される。
ドラグ機構60は、スプール4の糸繰り出し方向への回転を制動してスプール4にドラグ力を作用させるための機構である。図3及び図4に示すように、ドラグ機構60は、ドラグつまみ61と、例えば4枚のドラグ座金62a〜62dを有する摩擦部62と、を備える。
ドラグつまみ61は、図5及び図6に示すように、操作部材67、圧縮コイルバネ73、及び受け部材66を備える。また、ドラグつまみ61は、連結部材74、第1シール部材64,第2シール部材65、及び発音機構68をさらに備える。連結部材74は、操作部材67と受け部材66とを軸方向移動不能かつ回転自在に連結する。第1シール部材64は,ドラグつまみ61とスプール4との隙間をシールするための部材である。第2シール部材65は、受け部材66と操作部材67との隙間をシールするための部材である。発音機構68は、受け部材66と操作部材67との相対回転によって発音する機構である。
摩擦部62は、複数(例えば4枚)のドラグ座金62a〜62dを有する。ドラグ座金62aは、図4に示すように、受け部材66に第1支持部56を介して接触し、かつスプール軸15に対して回転不能な金属製の円板部材である。ドラグ座金62bは、スプール4に対して一体回転可能な金属製の円板部材である。ドラグ座金62cは、ドラグ座金62aと同様にスプール軸15に対して回転不能な金属製の円板部材である。ドラグ座金62dは、スプール4及びスプール軸15に対して回転自在なたとえばフェルト製又はグラファイト製の円板部材である。ドラグ座金62a,62cの中心部には、スプール軸15の先端側に形成される係止面15aに係合する長円形の係止スロット62eが形成される。ドラグ座金62bの外周面には、径方向外方に突出する複数(たとえば8つ)の耳部62fが形成される。この耳部62fは、ドラグ収納筒部52の内周面に周方向に間隔を隔てて配置され、軸方向に沿って形成される複数の係止凹部52aに係止されている。これによって、ドラグ座金62bは、スプール4に対して一体回転可能になっている。
ドラグ発音機構85は、ドラグの作動によってスプール軸15とスプール4とが相対回転すると発音する機構である。ドラグ発音機構85は、図4に示すように、スプール4の後フランジ部4hの背面に装着されスプール4と一体回転する第1発音部材86と、第1発音部材86に対して打撃を繰り返す第2発音部材87と、を有する。
釣りを行う前に魚の大きさや種類に合わせてスプール4の回転を制動する制動力、すなわちドラグ力を調整する。ドラグ力を調整するには、ドラグつまみ61を回す。ドラグつまみ61をたとえば時計回りに回すと、スプール軸15に螺合するナット部72が後方(図3、5の右方向)に進行する。このナット部72の進行によって、圧縮コイルバネ73は圧縮して受け部材66を後方に付勢し、その結果、受け部材66は、圧縮コイルバネ73による付勢力を受けてスプール4にドラグ力を付与する。より詳細には、受け部材66が第1支持部56を介して摩擦部62を押圧し、摩擦部62を構成する各ドラグ座金62a〜62dがそれぞれ摩擦力で係合し合うことでスプール4にドラグ力を付与する。このとき、受け部材66と操作部材67との相対回転によって打撃ピン82が音出し凹部69aへの衝突を所定間隔で繰り返し、歯切れがよい軽快なクリック音が発生する。なお、ドラグつまみ61を時計回りに回転させるほど、ドラグ力は大きくなる。
(1)上記実施形態に係るドラグつまみ61は、釣り用リールのリール本体2に回転可能に装着されるスプール4の回転を制動するドラグ機構60のドラグ力を調整するための部材である。このドラグつまみ61は、操作部材67、圧縮コイルバネ73、及び受け部材66を備える。操作部材67は、リール本体2に回転可能に設けられる。圧縮コイルバネ73は、操作部材67の回転によって、操作部材67の回転軸方向に伸縮する。受け部材66は、圧縮コイルバネ73による付勢力を受けてスプール4にドラグ力を付与する。また、受け部材66は、圧縮コイルバネ73を収容する筒状部66bを有する。筒状部66bは、圧縮コイルバネ73の外周面に沿って延びる内壁面66cと、圧縮コイルバネ73の第1端と当接する底面66dとを含む。筒状部66bの内壁面66cにおける軸方向の長さLは、最大変位量の8割圧縮した圧縮コイルバネ73の軸方向長さ以上、最大変位量の5割圧縮した圧縮コイルバネ73の軸方向長さ以下である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。以下、各変形例について説明する。
圧縮コイルバネ73は、図9に示すようなコイルドウェーブスプリングであってもよい。詳細には、圧縮コイルバネ73は、線材を軸方向に凹凸させ、この凹凸を旋回方向に連続させる波状に形成されてもよい。この圧縮コイルバネ73は、隣り合う線材の凸部同士又は凹部同士が対向し、対向する凸部同士が頂点で接触する。このように圧縮コイルバネ73をコイルドウェーブスプリングにすることによって、同等の付勢力を保持しつつ軸方向の長さを短くすることができる。
圧縮コイルバネ73は、軸方向の断面が円形であってもよい。すなわち、断面が円形の線材を螺旋状にして形成された圧縮コイルバネを用いることもできる。このような構成であっても、上記実施形態と同様に、圧縮コイルバネ73に係る摩擦力を低減して、圧縮コイルバネ73の捩れ変形を防ぐことができる。
筒状部66bの底面66dに形成される環状の凸部66fは、周方向に連続して形成されてもよいし、略同一円周上に断続的に形成されてもよい。
上記実施形態において、ナット部72は、本体部72aと当接部72bとは一体的に構成されるが、特にこれに限定されず、本体部72aと当接部72bとは別部材によって形成してもよい。なお、この場合は、当接部72bがスプール軸15の雄ねじ部15bと螺合しないよう、雌ねじ部72cは本体部72aのみに形成する。そして、当接部72bはスプール軸15に沿って前後方向に移動自在となるよう貫通孔を形成する。これにより、当接部72bは、本体部72aが後方に移動することによって本体部72aに押されて後方に移動する。また、本体部72aが前方に移動すると、当接部72bは圧縮コイルバネ73の付勢力によって前方に移動する。
4 スプール
60 ドラグ機構
61 ドラグつまみ
66 受け部材
66c 内壁面
66d 底面
66f 凸部
67 操作部材
72 ナット部
72a 本体部
72b 当接部
73 圧縮コイルバネ
Claims (7)
- 釣り用リールのリール本体に回転可能に装着されるスプールの回転を制動するドラグ機構のドラグ力を調整するためのドラグつまみであって、
前記リール本体に回転可能に設けられる操作部材と、
前記操作部材の回転によって、前記操作部材の回転軸方向に伸縮する圧縮コイルバネと、
前記圧縮コイルバネによる付勢力を受けて前記スプールにドラグ力を付与する受け部材と、
を備え、
前記受け部材は、前記圧縮コイルバネを収容する筒状部を有し、
前記筒状部は、前記圧縮コイルバネの外周面に沿って延びる内壁面と、前記圧縮コイルバネの第1端と当接する底面とを含み、
前記筒状部の前記内壁面における軸方向の長さは、最大変位量の8割圧縮した前記圧縮コイルバネの軸方向長さ以上、最大変位量の5割圧縮した前記圧縮コイルバネの軸方向長さ以下である、
ドラグつまみ。 - 前記操作部材は、当該操作部材の回転によって回転軸方向に進退する移動部を備え、
前記移動部は、前記筒状部内に挿入可能であり且つ前記圧縮コイルバネの第2端と当接する当接部を有する、請求項1に記載のドラグつまみ。 - 前記移動部は、前記筒状部内に挿入不能な本体部をさらに有する、請求項2に記載のドラグつまみ。
- 前記筒状部の底面は、前記圧縮コイルバネの第1端部の内周面に沿うように形成される環状の凸部を有する、請求項1から3のいずれかに記載のドラグつまみ。
- 前記圧縮コイルバネは、軸方向断面が矩形状である、請求項1から4のいずれかに記載のドラグつまみ。
- 前記圧縮コイルバネは、コイルドウェーブスプリングである、請求項1から5のいずれかに記載のドラグつまみ。
- リール本体と、
前記リール本体に回転可能に装着されるスプールと、
請求項1から6のいずれかに記載のドラグつまみを有し、前記スプールの回転を制動するドラグ機構と、
と、を備える釣り用リール。
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JP2013042124A JP2014168423A (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | ドラグつまみ、及びこれを用いた釣り用リール |
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