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JP2014161705A - ガイドワイヤ - Google Patents

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tip
joint
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Koji Sugiura
康治 杉浦
Yoshinobu Nakakoshi
義信 中越
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Asahi Intecc Co Ltd
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Asahi Intecc Co Ltd
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Abstract

【課題】コアシャフトとコイル体との接合強度を十分に確保することができ、且つ、ガイドワイヤの先端部の形状を簡便に、精度よく形成可能なガイドワイヤを提供する。
【解決手段】コアシャフト20と、コアシャフト20を覆うコイル体30と、コアシャフト20の先端部とコイル体30の先端部とを接合する接合部50とを備えるガイドワイヤにおいて、接合部50を、コアシャフト20の先端部を溶融することによって形成し、コイル体30の先端部を接合部50で覆う。こうすれば、ロウ材を用いずにコアシャフト20とコイル体30とを接合することができ、接合部50とコイル体30との接触面積を確保できる。その結果、コアシャフト20とコイル体30との接合強度を十分に確保することが可能となる。また、コイル体30は溶融されず、その先端形状が維持されるので、ガイドワイヤ10の先端部の形状を簡便に、且つ、精度よく形成することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、血管に挿入されるガイドワイヤに関する。
血管にカテーテルを挿入する際に用いるガイドワイヤが知られている。カテーテルを挿入する際には、先ずガイドワイヤを血管に挿入して病変部付近まで進行させ、その後にガイドワイヤに沿ってカテーテルを進行させる。このようにカテーテルを血管の病変部付近まで挿入した状態で、カテーテルを介した各種の治療が行われる。
また、血管は柔らかく傷つき易い器官である。従って、ガイドワイヤには、血管を傷つけないための十分な柔軟性が求められる。そこで、ガイドワイヤの先端部にコイル体を設けることによって、先端部における柔軟性を確保したもの(いわゆるコイル式のガイドワイヤ)が広く用いられている。このようなコイル式のガイドワイヤでは、コアシャフトを覆うようにしてコイル体を設け、コアシャフトの先端部とコイル体の先端部とをロウ材で接合する。
また、一般にロウ材は、電解腐食を起こし易い性質を有している。従って、ロウ材を用いてコアシャフトとコイル体とを接合した場合、電解腐食によってロウ材が溶けて、十分な接合強度を確保することができなくなることが起こり得る。そこで、コイル体の先端部とコアシャフトの先端部とを溶接によって接合することで、ロウ材を用いることなく両者を接合したガイドワイヤが提案されている(特許文献1)。
米国特許第5488959号明細書
しかし、特許文献1に記載のガイドワイヤでは、ガイドワイヤの先端部の形状を精度よく形成することが難しいという問題があった。すなわち、特許文献1に記載のガイドワイヤは、溶接によってコイル体とコアシャフトとを接合している関係上、コイル体の先端部とコアシャフトの先端部との両方が溶融される。このため、ガイドワイヤの先端部の形状が安定しにくく、その結果としてガイドワイヤの先端部の形状を精度よく形成することが困難となるという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、コイル式のガイドワイヤにおいて、コアシャフトとコイル体との接合強度を十分に確保することができ、且つ、ガイドワイヤの先端部の形状を簡便に、精度よく形成することが可能な技術の提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のガイドワイヤは次の構成を採用した。すなわち、本発明のガイドワイヤは、コアシャフトと、コアシャフトを覆うコイル体と、コアシャフトの先端部とコイル体の先端部とを接合する接合部とを備え、接合部は、コアシャフトの先端部を溶融することによって形成されており、コイル体は、その先端部が接合部によって覆われていることを特徴とする。
このような本発明のガイドワイヤは、コアシャフトを溶融させることによって、コアシャフトの先端とコイル体の先端とを接合する。こうすることで、電解腐食し易いロウ材を用いることなくコアシャフトの先端とコイル体の先端とを接合することができる。その結果、コアシャフトとコイル体との接合強度を十分に確保することが可能となる。
また、本発明のガイドワイヤでは、コアシャフトは溶融されるがコイル体は溶融されず、コイル体の先端部の形状が維持される。従って、溶接によってコアシャフトとコイル体の両方が溶融される場合と比較して、ガイドワイヤの先端部の形状を容易に安定させることができる。その結果、ガイドワイヤの先端部の形状を簡便に、且つ、精度よく形成することができるので、血管へのガイドワイヤの挿入性を向上させることが可能となる。
更に、コイル体の先端部は、接合部で覆われた状態となっている。従って、接合部とコイル体との接触面積が確保されることで、コアシャフトとコイル体とを確実に接合することが可能となる。
また、上述した本発明のガイドワイヤにおいては、コイル体の先端部において、コイル体の素線を包み込むようにして接合部を設けることとしてもよい。
こうすれば、接合部とコイル体との接触面積をより大きくすることができる。その結果、コアシャフトとコイル体とをより確実に接合することが可能となる。
また、上述した本発明のガイドワイヤにおいては、コイル体の先端部において、コイル体の素線を包み込むようにして接合部を設け、更に、コイル体の内周面とコアシャフトの外周面との間の間隙にも接合部を設けることとしてもよい。
このような本発明のガイドワイヤにおいても、接合部とコイル体との接触面積が大きくなることで、コアシャフトとコイル体とを確実に接合することができる。また、コイル体の先端部において、コイル体の内周面とコアシャフトの外周面との間の間隙を接合部で埋めることができるので、ガイドワイヤの先端部における硬度を確保することができる。その結果、血管内壁に沈着したコレステロール等によって血管が閉塞した部分(慢性完全閉塞、いわゆるCTO)を容易に貫通可能なガイドワイヤを提供することが可能となる。
また、上述した本発明のガイドワイヤにおいては、コアシャフトを、コイル体の融点よりも融点の低い材料によって形成することとしてもよい。
こうすれば、コアシャフトの先端とコイル体の先端とを接合する際に、コアシャフトと一緒にコイル体が溶融することを確実に回避することができる。その結果、ガイドワイヤの先端の形状をより簡便に、且つ、精度よく形成することが可能となる。
また、上述した本発明のガイドワイヤにおいては、コイル体をタングステンによって形成することとしてもよい。
タングステンは、放射性不透過性を有する材料である。従って、血管内におけるガイドワイヤの先端部の位置を、X線透視画像を見ながら確認することができる。もっとも、タングステンは他の金属との接合が困難な金属である。このため、タングステンのコイル体とコアシャフトとを接合する場合には、十分な接合強度を確保することは難しい。これに対して、本発明のガイドワイヤでは、接合部によってタングステンのコイル体の先端部が覆われているので、他の金属との接合が困難なタングステンのコイル体であっても、確実にコアシャフトと接合させることが可能となる。
また、上述した本発明のガイドワイヤにおいては、コアシャフトをステンレスによって形成することとしてもよい。ステンレスは、熱による加工が行い易い材料である。従って、コアシャフトの材料としてステンレスを用いることで、接合部を簡便に形成することが可能となる。
本発明の第1実施形態のガイドワイヤの構成を示した説明図である。 本発明の第2実施形態のガイドワイヤの構成を示した説明図である。 本発明の第3実施形態のガイドワイヤの構成を示した説明図である。 本発明の第4実施形態のガイドワイヤの構成を示した説明図である。(a)は、ガイドワイヤの全体図であり、(b)は、ガイドワイヤの先端部の拡大図である。 本発明の第5実施形態のガイドワイヤの構成を示した説明図である。(a)は、ガイドワイヤの全体図であり、(b)は、ガイドワイヤの先端部の拡大図である。 本発明の第5実施形態のガイドワイヤを用いた手技の様子を示した説明図である。
A.第1実施形態 :
以下では、上述した本発明の内容を明確にするために、本発明のガイドワイヤの各種の実施形態を説明する。
図1は、第1実施形態のガイドワイヤの構成を示した説明図である。図示したガイドワイヤ10は、コアシャフト20と、コアシャフト20の先端側を覆うように設けられたコイル体30などから構成されている。尚、図1に例示したガイドワイヤ10では、コアシャフト10の材料にステンレス(SUS)が用いられている。また、コイル体30の材料には、放射性不透過性を有するタングステンが用いられており、血管内でのガイドワイヤの先端部の位置を、X線透視画像で確認することができるようになっている。
コアシャフト20は、基端部22と、基端部22よりも直径の小さな先端部24と、基端部22と先端部24とを接続するテーパ部26とを有している。尚、図1では、基端部22の一部の図示を省略している。
尚、コアシャフト20の形状は、図1に例示したような形状に限られず、例えば、コアシャフトの直径を一定にすることとしてもよい。もっとも、本実施形態のように、コアシャフト20を先端に向かって縮径する形状とすることによって、ガイドワイヤ10の先端部の柔軟性を確保するとともに、ガイドワイヤ10の後端側の剛性(すなわち、カテーテルなどを運搬する際のサポート性)を確保することができる。
コイル体30の後端部は、コアシャフト20に対してロウ付けされる。本実施形態では、コイル体30の後端部が、コアシャフト20の基端部22とテーパ部26との境界部分に対して、ロウ材40によって接合されている。また、本実施形態のガイドワイヤ10において、コイル体30の先端部とコアシャフト20の先端部とは、次のように接合されている。すなわち、コアシャフト20の先端部を溶融させ、溶融させたコアシャフト(以下、接合部50と呼ぶ)でコイル体30の先端部の外周面を覆うことによって、コアシャフト20の先端部とコイル体30の先端部とを接合している。
このように本実施形態のガイドワイヤ10は、コアシャフト20の先端を溶融させることによって、ロウ材を用いることなく、コアシャフト20の先端部とコイル体30の先端部とを接合している。ロウ材は、一般に電解腐食を起こし易い材料である。従って、このような材料を用いることなくコアシャフト20とコイル体30とを接合することで、コアシャフト20とコイル体30との接合強度を十分に確保することが可能となる。
また、本実施形態のガイドワイヤ10では、コアシャフト20は溶融されるが、コイル体30は溶融されず、コイル体30の先端部の形状が維持される。従って、溶接によってコアシャフトとコイル体の両方を溶融させる場合と比較して、ガイドワイヤ10の先端部の形状を安定させることができる。その結果、ガイドワイヤ10の先端部の形状を簡便に、且つ、精度よく形成することができるので、血管へのガイドワイヤの挿入性を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態のガイドワイヤ10では、接合部50によってコイル体30の先端部が覆われている。従って、接合部50とコイル体との接触面積が十分に確保されるので、コアシャフトとコイル体とをより確実に接合することが可能となる。
ここで、一般にコイル体30の材料にタングステンを用いる場合、タングステンと他の金属との接合が困難なことから、十分な接合強度を確保しにくいという問題がある。この点で、本実施形態のガイドワイヤ10では、上述したように、コアシャフト20を溶融して形成した接合部50でコイル体30の先端部を覆っているので、他の金属との接合が困難なタングステン製のコイル体30であっても、確実にコアシャフト20と接合させることが可能となる。
加えて、本実施形態のガイドワイヤ10では、コアシャフト20がステンレス(SUS)で形成されている。ステンレス(SUS)は、熱による加工が行い易い材料であるから、コアシャフト20の材料にステンレスを用いることで、接合部50を簡便に形成することが可能となる。
更に加えて、本実施形態のガイドワイヤ10では、コアシャフト20の材料(本実施形態では、ステンレス)が、コイル体30の材料(本実施形態では、タングステン)よりも融点の低い材料によって形成されている。このため、コアシャフト20の先端とコイル体30の先端とを接合する際に、コアシャフト20と一緒にコイル体30が溶融することを確実に回避することができる。その結果、ガイドワイヤの先端の形状をより簡便に、且つ精度よく形成することが可能となる。
上述した第1実施形態には、関連する他の実施形態が存在する。以下では、他の実施形態について簡単に説明する。尚、以下の説明では、第1実施形態のガイドワイヤ10と同じ構成については同じ番号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
B.第2実施形態 :
図2は、第2実施形態のガイドワイヤ12の構成を示した説明図である。図示した本実施形態のガイドワイヤ12は、前述した第1実施形態のガイドワイヤ10と比較して、接合部52がコイル体32の先端部を覆う態様が異なっている。すなわち、本実施形態のガイドワイヤ12では、接合部52がコイル体32の先端部の素線を包みこむような態様で設けられている。
尚、本実施形態のガイドワイヤ12では、接合部52がコイル体32の素線間に容易に浸透可能となるように、コイル体32の巻きピッチが、上述した第1実施形態のガイドワイヤ10(図1を参照)のコイル体30の巻きピッチよりも大きく設定されている。
このような本実施形態のガイドワイヤ12では、接合部50がコイル体30の外周面に接触している場合(図1の場合)と比較して、接合部52とコイル体32との接触面積を大きくすることができる。その結果、コアシャフト20とコイル体32とをより確実に接合することが可能となる。
C.第3実施形態 :
図3は、第3実施形態のガイドワイヤ14の構成を示した説明図である。図示した本実施形態のガイドワイヤ14は、前述した各種実施形態のガイドワイヤ10、12と比較して、接合部54がコイル体32の先端部を覆う態様が異なっている。すなわち、本実施形態のガイドワイヤ14では、接合部54がコイル体32の先端部の素線を包み込んでいるだけでなく、接合部54が、コイル体32の内周面とコアシャフト20の外周面との間隙にも設けられている。
このような本実施形態のガイドワイヤ14においても、上述した第2実施形態のガイドワイヤ12(図2を参照)と同様に、接合部54とコイル体32との接触面積を確保することで、コアシャフト20とコイル体32とを確実に接合することができる。また、コイル体32の内周面とコアシャフト20の外周面との間隙にも接合部54が設けられているので、ガイドワイヤ14の先端部における硬度を増加させることができる。その結果、慢性完全閉塞(CTO)を貫通する手技に用いるガイドワイヤ14として、好適に用いることが可能となる。
D.第4実施形態 :
図4は、第4実施形態のガイドワイヤ16の構成を示した説明図である。(a)は、ガイドワイヤ16の全体図であり、(b)は、ガイドワイヤ16の先端の拡大図である。
図示されているように、本実施形態のガイドワイヤ16は、図3に示した第3実施形態のガイドワイヤ14によく似た構成となっているが、コイル体34の先端部の構造がガイドワイヤ14とは異なっている。すなわち、本実施形態のガイドワイヤ16では、接合部54で覆われる部分において、コイル体34の素線の直径が先端に向かって小さくなっている。
尚、上述したように、本実施形態では、接合部54で覆われる部分のコイル体34の素線の直径が先端に向かって小さくなっているが、接合部54で覆われる部分のコイル体34の素線の直径は、他の部分のコイル体34の素線の直径よりも小さく、且つ一定の直径としてもよい(図示は省略)。もっとも、本実施形態のようにコイル体34の素線の直径が先端に向かって小さくなる形状のほうが、加工上の理由から、製造し易いという利点がある。
このような本実施形態のガイドワイヤ16では、接合部54で覆われる部分のコイル体34の素線の直径が小さく設定されている分、コイル体34の素線間に接合部54が浸透しやすくなっている。従って、接合部54によるコアシャフト20とコイル体34との接合作業をより行い易くすることが可能となる。
E.第5実施形態 :
図5は、第5実施形態のガイドワイヤ18の構成を示した説明図である。(a)は、ガイドワイヤ18の全体図であり、(b)は、ガイドワイヤ18の先端の拡大図である。
図示されているように、本実施形態のガイドワイヤ18は、図3に示した第3実施形態のガイドワイヤ14によく似た構成となっているが、コイル体36の先端部の構造がガイドワイヤ14とは異なっている。すなわち、本実施形態のガイドワイヤ18では、コイル体36の外径が先端に向かって小さくなっている。
図6は、第5実施形態のガイドワイヤ18を用いた手技の様子を示した説明図である。(a)には、比較のために、図3に示した第3実施形態のガイドワイヤ14を細い血管に挿入したときの様子が示されており、(b)には、本実施形態のガイドワイヤ18を細い血管に挿入したときの様子が示されている。
図6(a)に示されているように、第3実施形態のガイドワイヤ14では、接合部54が略円柱形状となっている。従って、細い血管にガイドワイヤ14を挿入すると、接合部50の側面の全体が血管内壁に接触する。この状態で、ガイドワイヤ14を移動させると、接合部54が摺動抵抗を受けることとなる。
図6(b)に示されている本実施形態のガイドワイヤ18においても、接合部56は血管内壁からの摺動抵抗を受ける。もっとも、接合部56が略円錐形状となっているので、細い血管にガイドワイヤ18に挿入した際に、接合部56の側面と血管内壁との接触面積を比較的小さくすることができる。その結果、血管内壁から受ける摺動抵抗を小さくすることができるので、接合部56が摺動抵抗を受けるような状況であっても、接合部56とコイル体36とを確実に固着させておくことが可能となる。
以上、各種実施形態のガイドワイヤについて説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上述した各種実施形態のガイドワイヤでは、コイル体の材料として、タングステンを用いるものと説明した。しかし、コイル体の材料はタングステンに限定されるものではない。また、上述した各種実施形態のガイドワイヤでは、コアシャフト20の材料として、ステンレス(SUS)を用いるものと説明した。しかし、コアシャフト20の材料についてもステンレス(SUS)に限定されるものでない。
また、上述した各種実施形態のガイドワイヤでは、コイル体の後端部とコアシャフトとの接合は、ロウ材を用いて行うものと説明した。しかし、コイル体の後端部についても、先端部と同様にして、コアシャフトを溶融することによってコイル体とコアシャフトとを接合してもよい(図示は省略)。こうすれば、ロウ材を用いることなくコアシャフトとコイル体とを複数個所で接合することができるので、両者の接合強度を更に向上させることが可能となる。
10,12,14,16,18・・・ガイドワイヤ、
20・・・コアシャフト、
22・・・基端部、
24・・・先端部、
26・・・テーパ部、
30,32,34,36・・・コイル体、
40・・・ロウ材、
50,52,54,56・・・接合部

Claims (6)

  1. コアシャフトと、
    前記コアシャフトを覆うコイル体と、
    前記コアシャフトの先端部と前記コイル体の先端部とを接合する接合部と
    を備え、
    前記接合部は、前記コアシャフトの先端部を溶融することによって形成されており、
    前記コイル体は、その先端部が前記接合部によって覆われているガイドワイヤ。
  2. 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
    前記接合部は、前記コイル体の先端部において前記コイル体の素線を包み込むように設けられているガイドワイヤ。
  3. 請求項2に記載のガイドワイヤであって、
    前記接合部は、前記コイル体の内周面と前記コアシャフトの外周面との間の間隙にも設けられているガイドワイヤ。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れかに記載のガイドワイヤであって、
    前記コアシャフトの融点は、前記コイル体の融点よりも低いことを特徴とするガイドワイヤ。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れかに記載のガイドワイヤであって、
    前記コイル体は、タングステンによって形成されていることを特徴とするガイドワイヤ。
  6. 請求項5に記載のガイドワイヤであって、
    前記コアシャフトはステンレスによって形成されていることを特徴とするガイドワイヤ。
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