JP2014147029A - Mimo−ofdm受信装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】正規化UMP BP法またはオフセットUMP BP法等を用いた場合のパラメータを最適化し、受信特性を改善する。
【解決手段】パラメータ最適値決定部8−1のマルチパス成分電力測定部21は、伝送路応答に基づいて、伝送路の状態に関するデータとしてマルチパス成分電力のD/U比を測定し、パラメータ決定部23は、TMCCからキャリア変調方式及び符号化率等の制御情報を抽出し、キャリア変調方式、符号化率及びマルチパス成分電力のD/U比に対応するパラメータβをDB22から読み出し、パラメータβの最適値を決定する。これにより、LDPC符号復号部19におけるLDPC復号アルゴリズムとして、UMP BP法の近似の影響を抑えて劣化を小さくしたオフセットUMP BP法を用いた場合のパラメータβの最適値を、伝送路の状態が反映されたマルチパス成分電力のD/U比によって適応的に変化させることができる。
【選択図】図2
【解決手段】パラメータ最適値決定部8−1のマルチパス成分電力測定部21は、伝送路応答に基づいて、伝送路の状態に関するデータとしてマルチパス成分電力のD/U比を測定し、パラメータ決定部23は、TMCCからキャリア変調方式及び符号化率等の制御情報を抽出し、キャリア変調方式、符号化率及びマルチパス成分電力のD/U比に対応するパラメータβをDB22から読み出し、パラメータβの最適値を決定する。これにより、LDPC符号復号部19におけるLDPC復号アルゴリズムとして、UMP BP法の近似の影響を抑えて劣化を小さくしたオフセットUMP BP法を用いた場合のパラメータβの最適値を、伝送路の状態が反映されたマルチパス成分電力のD/U比によって適応的に変化させることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数の送信アンテナから無線伝送されたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号を複数の受信アンテナにて受信するMIMO(Multiple Input Multiple Output)−OFDM受信装置及びプログラムに関し、特に、LDPC(Low Density Parity Check:低密度パリティチェック)符号の復号処理に関する。
日本の地上デジタル放送方式であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)は、固定受信向けにハイビジョン(登録商標)放送(または複数標準画質放送)を実現している。次世代の地上デジタル放送方式では、従来のハイビジョンに代わり、3Dハイビジョン放送またはハイビジョンの16倍の解像度を持つスーパーハイビジョン等により、さらに情報量の多いサービスを提供することが求められている。そのため、データ容量の拡大及び誤り訂正技術により、所要C/Nを低減することが課題となっている。
近年、無線によるデータ伝送容量を拡大するための手法として、水平偏波及び垂直偏波の両偏波を送受信アンテナに同時に用いる2×2偏波MIMO方式が提案されている。MIMO方式は、OFDMと組み合わせることにより、マルチパスに対して高耐性の大容量伝送を実現することができる。また、LDPC符号が、シャノン限界に迫る高性能の誤り訂正符号として、多くの伝送システムに採用されている。
LDPC符号の復号処理として、例えばBP(Belief Propagation)アルゴリズムが用いられる。BPアルゴリズムを用いた復号処理そのものは復号性能が極めて高いが、演算量が膨大である。このため、演算量を削減したUMP BP法(Uniformly Most Powerful BP法)、正規化UMP BP法、オフセットUMP BP法等が提案されている(非特許文献1を参照)。
UMP BP法は、BPアルゴリズムの一部の計算を最小値で近似し、複雑度を低減した復号アルゴリズムである。また、正規化UMP BP法及びオフセットUMP BP法は、UMP BP法にて近似した計算を正規化等することにより、対数尤度比のずれを補正し、尤度の精度を向上させる復号アルゴリズムである。これらの復号アルゴリズムの計算には、所定値のパラメータが用いられる(以下、正規化UMP BP法のパラメータをα、オフセットUMP BP法のパラメータをβとする)。
〔従来のMIMO−OFDM受信装置〕
図10は、従来のMIMO−OFDM受信装置の構成を示すブロック図である。このMIMO−OFDM受信装置10は、LDPC符号の復号処理として正規化UMP BP法またはオフセットUMP BP法を用いる装置であり、MIMO−OFDM送信装置の送信アンテナ数を2本とし、受信アンテナ数を2本とした水平偏波及び垂直偏波による2×2偏波MIMO方式に適用するものである。図10において、MIMO−OFDM受信装置10は、有効シンボル期間抽出及びFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部11−1,11−2、SP(Scattered Pilot:スキャタードパイロット)抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部13、MIMO等化/偏波分離部14、シンボル合成部15、尤度算出部16、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)読取部17、パラメータ最適値決定部18及びLDPC符号復号部19を備えている。有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部13、MIMO等化/偏波分離部14及びシンボル合成部15により、MIMO−OFDM復調部が構成される。
図10は、従来のMIMO−OFDM受信装置の構成を示すブロック図である。このMIMO−OFDM受信装置10は、LDPC符号の復号処理として正規化UMP BP法またはオフセットUMP BP法を用いる装置であり、MIMO−OFDM送信装置の送信アンテナ数を2本とし、受信アンテナ数を2本とした水平偏波及び垂直偏波による2×2偏波MIMO方式に適用するものである。図10において、MIMO−OFDM受信装置10は、有効シンボル期間抽出及びFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部11−1,11−2、SP(Scattered Pilot:スキャタードパイロット)抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部13、MIMO等化/偏波分離部14、シンボル合成部15、尤度算出部16、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)読取部17、パラメータ最適値決定部18及びLDPC符号復号部19を備えている。有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部13、MIMO等化/偏波分離部14及びシンボル合成部15により、MIMO−OFDM復調部が構成される。
有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1は、図示しない受信アンテナRx1を介して受信した水平偏波の信号を入力し、1OFDMシンボル分期間においてガード相関のピーク位置を検出して有効シンボル期間を抽出する。そして、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1は、抽出した水平偏波の有効シンボル期間に対し高速フーリエ変換により、時間軸波形の信号を周波数軸波形の信号に変換し、水平偏波の周波数軸波形の信号をSP抽出部12−1及びTMCC読取部17に出力する。有効シンボル期間抽出及びFFT部11−2は、図示しない受信アンテナRx2を介して受信した垂直偏波の信号を入力し、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1と同様の処理を行い、垂直偏波の周波数軸波形の信号をSP抽出部12−2及びTMCC読取部17に出力する。
SP抽出部12−1は、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1から水平偏波の周波数軸波形の信号を入力し、所定のキャリアシンボル位置に配置されたSPを抽出する。SP抽出部12−2は、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−2から垂直偏波の周波数軸波形の信号を入力し、SP抽出部12−1と同様の処理を行い、SPを抽出する。
伝送路応答算出部13は、SP抽出部12−1,12−2により抽出されたSP及び予め設定されたSP(送信用のSP)を用いて、伝送路応答を算出する。MIMO等化/偏波分離部14は、伝送路応答算出部13により算出された伝送路応答を用いて、MIMO等化処理及び偏波分離処理を行い、シンボル合成部15は、MIMO等化/偏波分離部14によりMIMO等化及び偏波分離された信号のシンボルを合成する。
つまり、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部13、MIMO等化/偏波分離部14及びシンボル合成部15にて構成されるMIMO−OFDM復調部によって、MIMO−OFDM送信装置における元の信号に復調される。
尤度算出部16は、シンボル合成部15によりシンボル合成された信号の尤度、すなわちMIMO−OFDM復調部により復調された元の信号の尤度を、ビット毎に算出する。
TMCC読取部17は、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1から水平偏波の周波数軸波形の信号を入力すると共に、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−2から垂直偏波の周波数軸波形の信号を入力し、所定のキャリアシンボル位置に配置された、符号化率、キャリア変調方式等の制御情報が格納されたTMCCを読み取り、読み取ったTMCCをパラメータ最適値決定部18に出力する。符号化率、キャリア変調方式等の制御情報は、MIMO−OFDM送信装置において、所定のキャリアシンボル位置に配置されたTMCCに格納される。
パラメータ最適値決定部18は、TMCC読取部17からTMCCを入力し、TMCCからキャリア変調方式、符号化率等の制御情報を抽出し、抽出した制御情報に基づいてパラメータの最適値を決定する。例えば、パラメータ最適値決定部18は、各キャリア変調方式に対してパラメータと符号化率とが対応して予め格納されたテーブルを保持しており、TMCCから抽出したキャリア変調方式及び符号化率に対応するパラメータをテーブルから読み出し、読み出したパラメータを最適値として決定する。
LDPC符号復号部19は、尤度算出部16から尤度を入力すると共に、パラメータ最適値決定部18からパラメータを入力し、入力した尤度に対し、LDPC符号の復号処理として正規化UMP BP法またはオフセットUMP BP法の処理を、入力したパラメータを用いて行い、元の送信データに復元して出力する。
〔LDPC符号復号部〕
次に、UMP BP法の復号処理について説明する。前述のとおり、UMP BP法は、BPアルゴリズムの一部の計算を最小値で近似し、複雑度を低減した復号アルゴリズムである。このBPアルゴリズムでは、受信信号の電力等から各ビットの初期尤度を計算し、0,1のデータからなる所定の検査行列を用いて尤度を繰り返し計算することにより、元の送信データを復元する。この検査行列を用いた繰り返し計算処理では、検査行列に基づいてビットノードとチェックノードとを関連付けて結線し、ビットノードにおける尤度の計算と、チェックノードにおける尤度の計算とを交互に繰り返して行う。ビットノードは、検査行列の列(後述するn)に対応し、チェックノードは、検査行列の行(後述するm)に対応する。
次に、UMP BP法の復号処理について説明する。前述のとおり、UMP BP法は、BPアルゴリズムの一部の計算を最小値で近似し、複雑度を低減した復号アルゴリズムである。このBPアルゴリズムでは、受信信号の電力等から各ビットの初期尤度を計算し、0,1のデータからなる所定の検査行列を用いて尤度を繰り返し計算することにより、元の送信データを復元する。この検査行列を用いた繰り返し計算処理では、検査行列に基づいてビットノードとチェックノードとを関連付けて結線し、ビットノードにおける尤度の計算と、チェックノードにおける尤度の計算とを交互に繰り返して行う。ビットノードは、検査行列の列(後述するn)に対応し、チェックノードは、検査行列の行(後述するm)に対応する。
(BPアルゴリズム)
BPアルゴリズムによる復号処理について説明する。例えば変調方式としてBPSK(Binary Phase Shift Keying:二位相偏移変調)を用いた場合、まず、初期LLR(Log Likelihood Ratio:対数尤度比)Fnが以下の式により計算される。この計算は、尤度算出部16によりビット毎に行われる。
ここで、nはビットノードの番号、ynは受信信号、σ2は雑音の分散を示す。
BPアルゴリズムによる復号処理について説明する。例えば変調方式としてBPSK(Binary Phase Shift Keying:二位相偏移変調)を用いた場合、まず、初期LLR(Log Likelihood Ratio:対数尤度比)Fnが以下の式により計算される。この計算は、尤度算出部16によりビット毎に行われる。
そして、各ビットノード(nに対応するノード)について、接続されているチェックノードから尤度L(i) mnが収集されて列処理が行われ、尤度z(i) mnが以下の式により計算される。
ここで、iは繰り返し回数を示し、m,nは、検査行列における行の数及び列の数を示す。すなわち、mはチェックノードの番号、nはビットノードの番号を示す。M(n)\mは、n番目のビットノードに接続される全てのチェックノードを示す(但し、m番目のチェックノードは除かれる)。
また、各チェックノード(mに対応するノード)について、接続されているビットノードから尤度z(i) mnが収集されて行処理が行われ、尤度L(i) mnが以下の式により計算される。
ここで、N(m)\nは、m番目のチェックノードに接続される全てのビットノードを示す(但し、n番目のビットノードは除かれる)。
しかしながら、このBPアルゴリズムによる復号処理では、前記式(3)の演算量が膨大になる。そこで、演算量を低減するために、前記式(3)の一部を最小値で近似したUMP BP法が用いられる。
一方で、前記式(6)を用いたUMP BP法では、近似の影響が大きく劣化が大きくなってしまう。そこで、正規化UMP BP法またはオフセットUMP BP法が用いられる。
(正規化UMP BP法)
正規化UMP BP法では、以下の式を用いて尤度LNormUMPを求める。
ここで、LUMPは、前記式(6)により算出された尤度L(i) mn、E|LBP|は、BPアルゴリズムの計算における平均尤度、E|LUMP|は、UMP BP法の計算における平均尤度を示す。パラメータαは、図10に示したパラメータ最適値決定部18により決定される。
正規化UMP BP法では、以下の式を用いて尤度LNormUMPを求める。
(オフセットUMP BP法)
また、オフセットUMP BP法では、以下の式を用いて尤度LoffUMPを求める。
ここで、LUMPは、前記式(6)により算出された尤度L(i) mnを示す。パラメータβは、図10に示したパラメータ最適値決定部18により決定される。
また、オフセットUMP BP法では、以下の式を用いて尤度LoffUMPを求める。
このように、正規化UMP BP法及びオフセットUMP BP法を用いることにより、UMP BP法における尤度のずれを補正することができ、尤度の精度を向上させることができる。尚、BPアルゴリズム、UMP BP法、正規化UMP BP法及びオフセットUMP BP法の復号処理、並びにパラメータα,βの最適化処理については既知であるから、ここでは詳細な説明を省略する。詳細については、例えば非特許文献1を参照されたい。
大橋,大槻、「高速フェージング通信路における正規化BP-basedアルゴリズム及びオフセットBP-basedアルゴリズムの特性解析」、信学技報、RCS2003-212(2003)
図10に示した従来のMIMO−OFDM受信装置10において、LDPC符号復号部19が前述の正規化UMP BP法またはオフセットUMP BP法の復号処理を行うために、パラメータ最適値決定部18が、TMCCに格納された制御情報に基づいて、前記式(7)のパラメータαまたは前記式(8)のパラメータβの最適値を決定する。このように、パラメータα,βは、MIMO−OFDM送信装置とMIMO−OFDM受信装置10との間の伝送路の状態に関わらず、MIMO−OFDM送信装置にて用いたキャリア変調方式及び符号化率から最適化された一定値としていた。
しかしながら、地上放送を想定した無線伝送の伝送路には、白色雑音だけでなくマルチパス等による受信信号の劣化要因があり、また、偏波MIMO伝送の伝送路には、偏波回転等が発生し、これが劣化要因となる。これらの劣化要因は、結果として、正規化UMP BP法またはオフセットUMP BP法の復号処理により復元されるデータの精度に影響を与える。このため、復号処理の精度を向上させ受信特性を改善するためには、正規化UMP BP法及びオフセットUMP BP法の復号処理の内容を決定するパラメータα,βの最適値を、伝送路の状態に応じて変化させる必要がある。
図11は、オフセットUMP BP法におけるパラメータβの最適値を示す図である。縦軸はBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)、横軸はパラメータβを示し、四角マークの折れ線は、AWGN(Additive White Gaussian Noise:付加白色ガウス雑音)環境を想定した特性、三角マークの折れ線は、1波マルチパス環境を想定した特性を示している。また、これらは、遅延量=0.37us及び水平/垂直偏波の位相差180°とした計算機シミュレーションにより得られた特性である。C/Nを一定とし、パラメータβを変化させたときのビット誤り率が最小となる値が最適値である。図11から、伝送路によってオフセットUMP BP法におけるパラメータβの最適値が異なっていることがわかる。この違いは、伝送路の状態に応じて尤度の散らばり方が異なることに起因する。尚、図11では、オフセットUMP BP法におけるパラメータβの最適値を示したが、正規化UMP BP法におけるパラメータαについても、伝送路に応じてその最適値は異なるものである。
このように、LDPC復号アルゴリズムとして正規化UMP BP法及びオフセットUMP BP法を用いた場合のパラメータα,βの最適値は、伝送路の状態に応じて変化する。したがって、受信側は、このパラメータα,βを、伝送路の状態に関わらず一定値とするのではなく、伝送路の状態に応じて最適化することで、受信特性を改善することが望ましい。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、パラメータを用いてLDPC符号の復号処理を行う際に、伝送路の状態に応じてパラメータを最適化することにより、受信特性を改善可能なMIMO−OFDM受信装置及びプログラムを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1のMIMO−OFDM受信装置は、複数の送信アンテナから送信されたOFDM信号を、複数の受信アンテナを介して受信するMIMO−OFDM受信装置において、前記受信したOFDM信号を復調してMIMO等化を行い、元の信号を生成すると共に、前記複数の送信アンテナと前記複数の受信アンテナとの間の伝送路応答を算出するMIMO−OFDM復調部と、前記MIMO−OFDM復調部により生成された元の信号の尤度を算出する尤度算出部と、LDPC符号の復号処理に用いるパラメータの最適値を決定するパラメータ最適値決定部と、前記尤度算出部により算出された尤度に対し、前記パラメータ最適値決定部により決定されたパラメータの最適値を用いてLDPC符号の復号処理を行うLDPC符号復号部と、を備え、前記パラメータ最適値決定部が、前記MIMO−OFDM復調部により算出された伝送路応答に基づいて、伝送路の状態が反映されたデータを求め、少なくともパラメータ及び伝送路の状態が反映されたデータが対応して予め格納されたテーブルを用いて、前記求めたデータに対応するパラメータを最適値に決定する、ことを特徴とする。
また、請求項2のMIMO−OFDM受信装置は、請求項1に記載のMIMO−OFDM受信装置において、前記パラメータ最適値決定部が、前記MIMO−OFDM復調部により算出された伝送路応答に基づいて、前記伝送路の状態が反映されたデータとして、マルチパス成分電力のD/U比を測定するマルチパス成分電力測定部と、少なくともパラメータ及びマルチパス成分電力のD/U比が対応したテーブルが予め格納されたDBと、前記マルチパス成分電力測定部により測定されたマルチパス成分電力のD/U比に対応するパラメータを最適値に決定するパラメータ決定部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3のMIMO−OFDM受信装置は、請求項1に記載のMIMO−OFDM受信装置において、前記パラメータ最適値決定部が、前記MIMO−OFDM復調部により算出された伝送路応答に基づいて、前記伝送路の状態が反映されたデータとして、前記伝送路応答の行列の条件数を算出する条件数算出部と、少なくともパラメータ及び伝送路応答の行列の条件数が対応したテーブルが予め格納されたDBと、前記条件数算出部により算出された伝送路応答の行列の条件数に対応するパラメータを最適値に決定するパラメータ決定部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4のMIMO−OFDM受信装置は、請求項2または3に記載のMIMO−OFDM受信装置において、前記LDPC符号復号部によるLDPC符号の復号処理を、正規化UMP BP法による復号処理とし、請求項2のDBのパラメータとして、前記マルチパス成分電力のD/U比が大きくなると大きくなり、前記マルチパス成分電力のD/U比が小さくなると小さくなる関係の値が格納されており、請求項3のDBのパラメータとして、前記伝送路応答の行列の条件数が大きくなると小さくなり、前記伝送路応答の行列の条件数が小さくなると大きくなる関係の値が格納されている、ことを特徴とする。
また、請求項5のMIMO−OFDM受信装置は、請求項2または3に記載のMIMO−OFDM受信装置において、前記LDPC符号復号部によるLDPC符号の復号処理を、オフセットUMP BP法による復号処理とし、請求項2のDBのパラメータとして、前記マルチパス成分電力のD/U比が大きくなると小さくなり、前記マルチパス成分電力のD/U比が小さくなると大きくなる関係の値が格納されており、請求項3のDBのパラメータとして、前記伝送路応答の行列の条件数が大きくなると大きくなり、前記伝送路応答の行列の条件数が小さくなると小さくなる関係の値が格納されている、ことを特徴とする。
さらに、請求項6のプログラムは、複数の送信アンテナから送信されたOFDM信号を、複数の受信アンテナを介して受信し、前記受信したOFDM信号を復調してMIMO等化を行い、元の信号を生成すると共に、前記複数の送信アンテナと前記複数の受信アンテナとの間の伝送路応答を算出するMIMO−OFDM復調部と、前記MIMO−OFDM復調部により生成された元の信号の尤度を算出する尤度算出部と、LDPC符号の復号処理に用いるパラメータの最適値を決定するパラメータ最適値決定部と、前記尤度算出部により算出された尤度に対し、前記パラメータ最適値決定部により決定されたパラメータの最適値を用いてLDPC符号の復号処理を行うLDPC符号復号部と、を備えたMIMO−OFDM受信装置を構成するコンピュータに、前記MIMO−OFDM復調部により算出された伝送路応答に基づいて、伝送路の状態が反映されたデータを求めるステップと、少なくともパラメータ及び伝送路の状態が反映されたデータが対応して予め格納されたテーブルを用いて、前記求めたデータに対応するパラメータを最適値に決定するステップと、を実行させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、パラメータを用いてLDPC符号の復号処理を行う際に、パラメータの最適値を、伝送路の状態に応じて決定するようにした。特に、伝送路の状態が受信点によって変化する地上伝送においては、パラメータを伝送路に関わらず一定値とする従来技術に比べ、受信特性を改善することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置の構成を示すブロック図である。このMIMO−OFDM受信装置1は、図10に示したMIMO−OFDM受信装置10と同様に、LDPC符号の復号処理として正規化UMP BP法またはオフセットUMP BP法を用いる装置であり、MIMO−OFDM送信装置の送信アンテナ数を2本とし、受信アンテナ数を2本とした水平偏波及び垂直偏波による2×2偏波MIMO方式に適用するものである。図1において、MIMO−OFDM受信装置1は、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部3、MIMO等化/偏波分離部14、シンボル合成部15、尤度算出部16、TMCC読取部17、パラメータ最適値決定部8及びLDPC符号復号部19を備えている。有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部3、MIMO等化/偏波分離部14及びシンボル合成部15により、MIMO−OFDM復調部が構成される。
図1は、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置の構成を示すブロック図である。このMIMO−OFDM受信装置1は、図10に示したMIMO−OFDM受信装置10と同様に、LDPC符号の復号処理として正規化UMP BP法またはオフセットUMP BP法を用いる装置であり、MIMO−OFDM送信装置の送信アンテナ数を2本とし、受信アンテナ数を2本とした水平偏波及び垂直偏波による2×2偏波MIMO方式に適用するものである。図1において、MIMO−OFDM受信装置1は、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部3、MIMO等化/偏波分離部14、シンボル合成部15、尤度算出部16、TMCC読取部17、パラメータ最適値決定部8及びLDPC符号復号部19を備えている。有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部3、MIMO等化/偏波分離部14及びシンボル合成部15により、MIMO−OFDM復調部が構成される。
図10に示した従来のMIMO−OFDM受信装置10と図1に示すMIMO−OFDM受信装置1とを比較すると、両MIMO−OFDM受信装置1,10は、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、MIMO等化/偏波分離部14、シンボル合成部15、尤度算出部16、TMCC読取部17及びLDPC符号復号部19を備えている点で同一であるが、MIMO−OFDM受信装置1は、MIMO−OFDM受信装置10に備えた伝送路応答算出部13及びパラメータ最適値決定部18とは異なる伝送路応答算出部3及びパラメータ最適値決定部8を備えている点で相違する。また、図10に示した従来のMIMO−OFDM受信装置10は、TMCCから抽出した制御情報に基づいてパラメータを最適化するのに対し、図1に示すMIMO−OFDM受信装置1は、TMCCから抽出した制御情報に加え、伝送路応答から得られた伝送路の状態に基づいて、パラメータを最適化する点で相違する。
有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、MIMO等化/偏波分離部14、シンボル合成部15、尤度算出部16、TMCC読取部17及びLDPC符号復号部19については、図10にて説明済みであるから、ここでは説明を省略する。
伝送路応答算出部3は、伝送路応答算出部13と同様に、SP抽出部12−1,12−2により抽出されたSP及び予め設定されたSP(送信用のSP)を用いて伝送路応答を算出する。そして、伝送路応答算出部3は、算出した伝送路応答をMIMO等化/偏波分離部14及びパラメータ最適値決定部8に出力する。
つまり、有効シンボル期間抽出及びFFT部11−1,11−2、SP抽出部12−1,12−2、伝送路応答算出部3、MIMO等化/偏波分離部14及びシンボル合成部15にて構成されるMIMO−OFDM復調部によって、MIMO−OFDM送信装置における元の信号に復調され、尤度算出部16によって、MIMO−OFDM復調部により復調された元の信号の尤度がビット毎に算出される。
パラメータ最適値決定部8は、パラメータとキャリア変調方式及び符号化率の制御情報と伝送路の状態に関するデータとが対応して格納された換算テーブル(DB(データベース))を保持している。パラメータ最適値決定部8は、伝送路応答算出部3から伝送路応答を入力すると共に、TMCC読取部17からTMCCを入力し、伝送路応答から伝送路の状態に関するデータを求め、TMCCからキャリア変調方式、符号化率等の制御情報を抽出し、伝送路の状態に関するデータ及び制御情報に対応するパラメータを換算テーブルから読み出し、読み出したパラメータを最適値として決定する。
〔パラメータ最適値決定部/第1の構成〕
次に、パラメータ最適値決定部8について詳細に説明する。図2は、図1に示したパラメータ最適値決定部8の第1の構成を示すブロック図であり、図3は、パラメータ最適値決定部8の第1の構成による処理を示すフローチャートである。このパラメータ最適値決定部8−1は、伝送路の状態が反映されたマルチパス成分に対して換算処理を行い、パラメータを決定するものであり、マルチパス成分電力測定部21、DB22及びパラメータ決定部23を備えている。
次に、パラメータ最適値決定部8について詳細に説明する。図2は、図1に示したパラメータ最適値決定部8の第1の構成を示すブロック図であり、図3は、パラメータ最適値決定部8の第1の構成による処理を示すフローチャートである。このパラメータ最適値決定部8−1は、伝送路の状態が反映されたマルチパス成分に対して換算処理を行い、パラメータを決定するものであり、マルチパス成分電力測定部21、DB22及びパラメータ決定部23を備えている。
パラメータ最適値決定部8−1が伝送路応答算出部3から伝送路応答を入力し、TMCC読取部17からTMCCを入力すると(ステップS301)、マルチパス成分電力測定部21は、入力した伝送路応答に基づいて、伝送路の状態が反映された遅延波の電力であるマルチパス成分電力のD/U比を測定する(ステップS302)。具体的には、マルチパス成分電力測定部21は、伝送路応答をIFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)して遅延プロファイルを求め、遅延プロファイルからマルチパス成分を抽出し、マルチパス成分電力のD/U比を測定する。この場合、マルチパス成分電力測定部21は、遅延プロファイルから複数のマルチパス成分を抽出し、複数のマルチパス成分のうちの最大電力を有するマルチパス成分を特定し、特定した最大電力を有するマルチパス成分について、その電力のD/U比を測定するようにしてもよい。また、マルチパス成分電力測定部21は、抽出した複数のマルチパス成分について、これらの電力を合算したD/U比を測定するようにしてもよい。この場合、伝送路の状態が良くなる程、マルチパス成分電力のD/U比は大きくなるが、伝送路の状態が悪くなる程、マルチパス成分電力のD/U比は小さくなる。
DB22には、パラメータとキャリア変調方式及び符号化率の制御情報と伝送路の状態に関するデータとが対応して予め格納されている。DB22に格納されているパラメータは、キャリア変調方式及び符号化率の制御情報並びに伝送路の状態に関するデータに対応して、受信特性が改善するように予め設定された最適値である。
図4は、DB22の構成例を示す図であり、LDPC符号復号部19にてオフセットUMP BP法の復号処理が行われる場合の構成例を示している。このDB22には、パラメータβ、キャリア変調方式、符号化率、及び、伝送路の状態が反映されたマルチパス成分電力のD/U比が対応して格納されている。尚、LDPC符号復号部19にて正規化UMP BP法の復号処理が行われる場合は、DB22には、パラメータα、キャリア変調方式、符号化率、及び、伝送路の状態が反映されたマルチパス成分電力のD/U比が対応して格納されている。
図5(1)は、LDPC符号復号部19にて正規化UMP BP法の復号処理が行われる場合に用いるパラメータαとマルチパス成分電力のD/U比との間の関係を示す図である。図5(2)は、LDPC符号復号部19にてオフセットUMP BP法の復号処理が行われる場合に用いるパラメータβとマルチパス成分電力のD/U比との間の関係を示す図である。
図5(1)に示すように、パラメータαは、マルチパス成分電力のD/U比が小さくなると小さい値となり、マルチパス成分電力のD/U比が大きくなると大きい値となり、D/U比の減少に伴ってパラメータαは徐々に減少し、D/U比の増加に伴ってパラメータαは急激に増加する関係にある。DB22には、このような関係にあるパラメータαが、キャリア変調方式、符号化率及びマルチパス成分電力のD/U比に対応して格納されている。また、図5(2)に示すように、パラメータβは、マルチパス成分電力のD/U比が小さくなると大きい値となり、マルチパス成分電力のD/U比が大きくなると小さい値となり、D/U比の減少に伴ってパラメータβは急激に増加し、D/U比の増加に伴ってパラメータβは徐々に減少する関係にある。DB22には、このような関係にあるパラメータβが、キャリア変調方式、符号化率及びマルチパス成分電力のD/U比に対応して格納されている。
図2及び図3に戻って、パラメータ決定部23は、TMCCからキャリア変調方式及び符号化率等の制御情報を抽出し(ステップS303)、抽出したキャリア変調方式及び符号化率、並びにマルチパス成分電力測定部21により測定されたマルチパス成分電力のD/U比に対応するパラメータβを、図4に示したDB22から読み出す(ステップS304)。そして、パラメータ決定部23は、読み出したパラメータβを最適値に決定し(ステップS305)、パラメータβの最適値を、オフセットUMP BP法の復号処理を行うLDPC符号復号部19に出力する(ステップS306)。
尚、LDPC符号復号部19にて正規化UMP BP法の復号処理が行われる場合、パラメータ決定部23は、キャリア変調方式、符号化率及びマルチパス成分電力のD/U比に対応するパラメータαをDB22から読み出し、読み出したパラメータαを最適値に決定し、パラメータαの最適値を、正規化UMP BP法の復号処理を行うLDPC符号復号部19に出力する。
以上のように、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置1によれば、パラメータ最適値決定部8−1のマルチパス成分電力測定部21は、伝送路応答算出部3から入力した伝送路応答に基づいて、伝送路の状態に関するデータとしてマルチパス成分電力のD/U比を測定し、パラメータ決定部23は、TMCC読取部17から入力したTMCCからキャリア変調方式、符号化率等の制御情報を抽出し、キャリア変調方式、符号化率及びマルチパス成分電力のD/U比に対応するパラメータβをDB22から読み出し、パラメータβの最適値を決定するようにした。これにより、LDPC符号復号部19におけるLDPC復号アルゴリズムとして、UMP BP法の近似の影響を抑えて劣化を小さくしたオフセットUMP BP法を用いた場合のパラメータβの最適値を、伝送路の状態が反映されたマルチパス成分電力のD/U比によって適応的に変化させることができる。したがって、伝送路の状態に応じて、受信特性を改善することが可能となる。
尚、LDPC符号復号部19におけるLDPC復号アルゴリズムとして正規化UMP BP法を用いた場合も、パラメータαの最適値を、伝送路の状態が反映されたマルチパス成分電力のD/U比によって適応的に変化させることができ、伝送路の状態に応じて、受信特性を改善することが可能となる。
〔パラメータ最適値決定部/第2の構成〕
次に、パラメータ最適値決定部8の第2の構成について詳細に説明する。図6は、図1に示したパラメータ最適値決定部8の第2の構成を示すブロック図であり、図7は、パラメータ最適値決定部8の第2の構成による処理を示すフローチャートである。このパラメータ最適値決定部8−2は、伝送路の状態が反映された伝送路応答の行列の条件数(コンディションナンバー)に対して換算処理を行い、パラメータを決定するものであり、条件数算出部24、DB25及びパラメータ決定部26を備えている。
次に、パラメータ最適値決定部8の第2の構成について詳細に説明する。図6は、図1に示したパラメータ最適値決定部8の第2の構成を示すブロック図であり、図7は、パラメータ最適値決定部8の第2の構成による処理を示すフローチャートである。このパラメータ最適値決定部8−2は、伝送路の状態が反映された伝送路応答の行列の条件数(コンディションナンバー)に対して換算処理を行い、パラメータを決定するものであり、条件数算出部24、DB25及びパラメータ決定部26を備えている。
パラメータ最適値決定部8−2が伝送路応答算出部3から伝送路応答を入力し、TMCC読取部17からTMCCを入力すると(ステップS701)、条件数算出部24は、入力した伝送路応答に基づいて、伝送路の状態が反映された伝送路応答の行列の条件数を算出する(ステップS702)。ここで、伝送路応答の行列の条件数は、伝送路応答の行列の固有値における比を示す。
具体的には、条件数算出部24は、伝送路応答の行列から固有値を算出し、固有値から条件数を算出する。例えば、伝送路応答の行列が2×2行列であり、その固有値がλ1,λ2の場合、条件数は、λ2をλ1で除算した値(λ1に対するλ2の比率、λ2/λ1)となる。但し、λ1≦λ2(λ2/λ1≧1)とする。伝送路応答の行列は、理想的には単位行列であり、伝送路の状態が良くなる程、条件数は1に近づいて小さくなるが、受信アンテナRx1,Rx2間の漏れ込み、クロストーク等によって伝送路の状態が悪くなる程、条件数は大きくなる。
DB25には、図2に示したDB22と同様に、パラメータとキャリア変調方式及び符号化率の制御情報と伝送路の状態に関するデータとが対応して予め格納されている。DB25に格納されているパラメータは、キャリア変調方式及び符号化率の制御情報及び伝送路の状態に関するデータに対応して、受信特性が改善するように予め設定された最適値である。
図8は、DB25の構成例を示す図であり、LDPC符号復号部19にてオフセットUMP BP法の復号処理が行われる場合の構成例を示している。このDB25には、パラメータβ、キャリア変調方式、符号化率、及び、伝送路の状態を示す伝送路応答の行列の条件数が対応して格納されている。尚、LDPC符号復号部19にて正規化UMP BP法の復号処理が行われる場合は、DB25には、パラメータα、キャリア変調方式、符号化率、及び、伝送路の状態を示す伝送路応答の行列の条件数が対応して格納されている。
図9(1)は、LDPC符号復号部19にて正規化UMP BP法の復号処理が行われる場合に用いるパラメータαと伝送路応答の行列の条件数との間の関係を示す図である。図9(2)は、LDPC符号復号部19にてオフセットUMP BP法の復号処理が行われる場合に用いるパラメータβと伝送路応答の行列の条件数との間の関係を示す図である。
図9(1)に示すように、パラメータαは、条件数が小さくなると大きい値となり、条件数が大きくなると小さい値となり、条件数の減少に伴ってパラメータαは急激に増加し、条件数の増加に伴ってパラメータαは徐々に減少する関係にある。DB25には、このような関係にあるパラメータαが、キャリア変調方式、符号化率及び条件数に対応して格納されている。また、図9(2)に示すように、パラメータβは、条件数が小さくなると小さい値となり、条件数が大きくなると大きい値となり、条件数の減少に伴ってパラメータβは徐々に減少し、条件数の増加に伴ってパラメータβは急激に増加する関係にある。DB25には、このような関係にあるパラメータβが、キャリア変調方式、符号化率及び条件数に対応して格納されている。
図6及び図7に戻って、パラメータ決定部26は、TMCCからキャリア変調方式、符号化率等の制御情報を抽出し(ステップS703)、抽出したキャリア変調方式及び符号化率、並びに条件数算出部24により算出された伝送路応答の行列の条件数に対応するパラメータβを、図8に示したDB25から読み出す(ステップS704)。そして、パラメータ決定部26は、読み出したパラメータβを最適値に決定し(ステップS705)、パラメータβの最適値を、オフセットUMP BP法の復号処理を行うLDPC符号復号部19に出力する(ステップS706)。
尚、LDPC符号復号部19にて正規化UMP BP法の復号処理が行われる場合、パラメータ決定部26は、キャリア変調方式、符号化率及び伝送路応答の行列の条件数に対応するパラメータαをDB25から読み出し、読み出したパラメータαを最適値に決定し、パラメータαの最適値を、正規化UMP BP法の復号処理を行うLDPC符号復号部19に出力する。
以上のように、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置1によれば、パラメータ最適値決定部8−2の条件数算出部24は、伝送路応答算出部3から入力した伝送路応答に基づいて、伝送路の状態に関するデータとして伝送路応答の行列の条件数を算出し、パラメータ決定部26は、TMCC読取部17から入力したTMCCからキャリア変調方式、符号化率等の制御情報を抽出し、キャリア変調方式、符号化率及び伝送路応答の行列の条件数に対応するパラメータβをDB25から読み出し、パラメータβの最適値を決定するようにした。これにより、LDPC符号復号部19におけるLDPC復号アルゴリズムとして、UMP BP法の近似の影響を抑えて劣化を小さくしたオフセットUMP BP法を用いた場合のパラメータβの最適値を、伝送路の状態が反映された伝送路応答の行列の条件数によって適応的に変化させることができる。したがって、伝送路の状態に応じて、受信特性を改善することが可能となる。
尚、LDPC符号復号部19におけるLDPC復号アルゴリズムとして正規化UMP BP法を用いた場合も、パラメータαの最適値を、伝送路の状態が反映された伝送路応答の行列の条件数によって適応的に変化させることができ、伝送路の状態に応じて、受信特性を改善することが可能となる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。本発明は、アンテナの数、偏波の種類等に限定されるものではなく、図2に示したパラメータ最適値決定部8−1は、空間MIMO方式にも適用がある。また、本発明は、前記実施形態のように、UMP BP法においてパラメータを用いる正規化UMP BP法及びオフセットUMP BP法に適用があり、さらに、UMP BP法以外の復号手法においてパラメータを用いる手法にも適用がある。つまり、本発明は、伝送路の状態によって最適値が変化するパラメータを用いて復号処理を行う、LDPC符号の復号手法に適用がある。
また、前記実施形態において、パラメータ最適値決定部8−1のパラメータ決定部23は、DB22を用いてパラメータβの最適値を決定するようにしたが、DB22の代わりに、パラメータβ、キャリア変調方式、符号化率及びマルチパス成分電力のD/U比の関係が定義された計算式を用いてパラメータβの最適値を決定するようにしてもよい。同様に、パラメータ最適値決定部8−2のパラメータ決定部26は、DB25の代わりに、パラメータβ、キャリア変調方式、符号化率、及び伝送路応答の行列の条件数が定義された計算式を用いてパラメータβの最適値を決定するようにしてもよい。パラメータαについても同様である。
また、前記実施形態において、パラメータ最適値決定部8−1のマルチパス成分電力測定部21は、伝送路の状態が反映されたマルチパス成分電力のD/U比を測定し、パラメータ最適値決定部8−2の条件数算出部24は、伝送路の状態が反映された伝送路応答の行列の条件数を算出するようにしたが、本発明は、パラメータα,βの最適値を決定するために必要なデータを、これらのデータに限定するものではなく、伝送路の状態が反映されたデータであれば何でもよい。
尚、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置1のハードウェア構成としては、通常のコンピュータを使用することができる。MIMO−OFDM受信装置1は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、及びインターフェース等を備えたコンピュータによって構成される。MIMO−OFDM受信装置1のパラメータ最適値決定部8−1に備えたマルチパス成分電力測定部21及びパラメータ決定部23の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。また、MIMO−OFDM受信装置1のパラメータ最適値決定部8−2に備えた条件数算出部24及びパラメータ決定部26の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもでき、ネットワークを介して送受信することもできる。
1,10 MIMO−OFDM受信装置
3,13 伝送路応答算出部
8,18 パラメータ最適値決定部
11 有効シンボル期間抽出及びFFT部
12 SP抽出部
14 MIMO等化/偏波分離部
15 シンボル合成部
16 尤度算出部
17 TMCC読取部
19 LDPC符号復号部
21 マルチパス成分電力測定部
22,25 DB
23,26 パラメータ決定部
24 条件数算出部
3,13 伝送路応答算出部
8,18 パラメータ最適値決定部
11 有効シンボル期間抽出及びFFT部
12 SP抽出部
14 MIMO等化/偏波分離部
15 シンボル合成部
16 尤度算出部
17 TMCC読取部
19 LDPC符号復号部
21 マルチパス成分電力測定部
22,25 DB
23,26 パラメータ決定部
24 条件数算出部
Claims (6)
- 複数の送信アンテナから送信されたOFDM信号を、複数の受信アンテナを介して受信するMIMO−OFDM受信装置において、
前記受信したOFDM信号を復調してMIMO等化を行い、元の信号を生成すると共に、前記複数の送信アンテナと前記複数の受信アンテナとの間の伝送路応答を算出するMIMO−OFDM復調部と、
前記MIMO−OFDM復調部により生成された元の信号の尤度を算出する尤度算出部と、
LDPC符号の復号処理に用いるパラメータの最適値を決定するパラメータ最適値決定部と、
前記尤度算出部により算出された尤度に対し、前記パラメータ最適値決定部により決定されたパラメータの最適値を用いてLDPC符号の復号処理を行うLDPC符号復号部と、を備え、
前記パラメータ最適値決定部は、
前記MIMO−OFDM復調部により算出された伝送路応答に基づいて、伝送路の状態が反映されたデータを求め、少なくともパラメータ及び伝送路の状態が反映されたデータが対応して予め格納されたテーブルを用いて、前記求めたデータに対応するパラメータを最適値に決定する、ことを特徴とするMIMO−OFDM受信装置。 - 請求項1に記載のMIMO−OFDM受信装置において、
前記パラメータ最適値決定部は、
前記MIMO−OFDM復調部により算出された伝送路応答に基づいて、前記伝送路の状態が反映されたデータとして、マルチパス成分電力のD/U比を測定するマルチパス成分電力測定部と、
少なくともパラメータ及びマルチパス成分電力のD/U比が対応したテーブルが予め格納されたDBと、
前記マルチパス成分電力測定部により測定されたマルチパス成分電力のD/U比に対応するパラメータを最適値に決定するパラメータ決定部と、
を備えたことを特徴とするMIMO−OFDM受信装置。 - 請求項1に記載のMIMO−OFDM受信装置において、
前記パラメータ最適値決定部は、
前記MIMO−OFDM復調部により算出された伝送路応答に基づいて、前記伝送路の状態が反映されたデータとして、前記伝送路応答の行列の条件数を算出する条件数算出部と、
少なくともパラメータ及び伝送路応答の行列の条件数が対応したテーブルが予め格納されたDBと、
前記条件数算出部により算出された伝送路応答の行列の条件数に対応するパラメータを最適値に決定するパラメータ決定部と、
を備えたことを特徴とするMIMO−OFDM受信装置。 - 請求項2または3に記載のMIMO−OFDM受信装置において、
前記LDPC符号復号部によるLDPC符号の復号処理を、正規化UMP BP法による復号処理とし、
請求項2のDBのパラメータとして、前記マルチパス成分電力のD/U比が大きくなると大きくなり、前記マルチパス成分電力のD/U比が小さくなると小さくなる関係の値が格納されており、
請求項3のDBのパラメータとして、前記伝送路応答の行列の条件数が大きくなると小さくなり、前記伝送路応答の行列の条件数が小さくなると大きくなる関係の値が格納されている、ことを特徴とするMIMO−OFDM受信装置。 - 請求項2または3に記載のMIMO−OFDM受信装置において、
前記LDPC符号復号部によるLDPC符号の復号処理を、オフセットUMP BP法による復号処理とし、
請求項2のDBのパラメータとして、前記マルチパス成分電力のD/U比が大きくなると小さくなり、前記マルチパス成分電力のD/U比が小さくなると大きくなる関係の値が格納されており、
請求項3のDBのパラメータとして、前記伝送路応答の行列の条件数が大きくなると大きくなり、前記伝送路応答の行列の条件数が小さくなると小さくなる関係の値が格納されている、ことを特徴とするMIMO−OFDM受信装置。 - 複数の送信アンテナから送信されたOFDM信号を、複数の受信アンテナを介して受信し、前記受信したOFDM信号を復調してMIMO等化を行い、元の信号を生成すると共に、前記複数の送信アンテナと前記複数の受信アンテナとの間の伝送路応答を算出するMIMO−OFDM復調部と、前記MIMO−OFDM復調部により生成された元の信号の尤度を算出する尤度算出部と、LDPC符号の復号処理に用いるパラメータの最適値を決定するパラメータ最適値決定部と、前記尤度算出部により算出された尤度に対し、前記パラメータ最適値決定部により決定されたパラメータの最適値を用いてLDPC符号の復号処理を行うLDPC符号復号部と、を備えたMIMO−OFDM受信装置を構成するコンピュータに、
前記MIMO−OFDM復調部により算出された伝送路応答に基づいて、伝送路の状態が反映されたデータを求めるステップと、
少なくともパラメータ及び伝送路の状態が反映されたデータが対応して予め格納されたテーブルを用いて、前記求めたデータに対応するパラメータを最適値に決定するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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