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JP2014145644A - ダスト放射線モニタ装置及びダスト放射線モニタ方法 - Google Patents

ダスト放射線モニタ装置及びダスト放射線モニタ方法 Download PDF

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JP2014145644A
JP2014145644A JP2013014050A JP2013014050A JP2014145644A JP 2014145644 A JP2014145644 A JP 2014145644A JP 2013014050 A JP2013014050 A JP 2013014050A JP 2013014050 A JP2013014050 A JP 2013014050A JP 2014145644 A JP2014145644 A JP 2014145644A
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Yasuhiro Kato
康裕 加藤
Hiroyoshi Okayasu
啓好 岡安
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】気体中に含まれるダストの放射能濃度を高い精度で算出可能なダスト放射線モニタ装置及び放射線モニタ方法を提供することである。
【解決手段】実施形態のダスト放射線モニタ装置10は、吸引ポンプ12と、吸引された気体が通るサンプリングライン13と、吸引された気体を排気する排気ライン9と、サンプリングライン13上の第1の集塵部14と、集塵部14内の放射線の計数率を測定する検出部17と、検出部17からの信号を処理する制御部29と、集塵部14の上流でサンプリングライン13に合流するパージライン18と、サンプリングライン13から集塵部14への流れと、パージライン18からサンプリングライン13への流れを切り替える集塵部流入制御機構と、集塵部流入制御機構と集塵部14を迂回するバイパスライン21と、バイパスライン21を遮断可能なバイパスライン制御機構と、バイパスライン21上の第2の集塵部8とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ダスト放射線モニタ装置及びダスト放射線モニタ方法に関する。
原子力発電所内の空間中に存在する放射化されたダストの放射能濃度を監視するため、原子力発電所にはダスト放射線モニタ装置が設けられている。ダスト放射線モニタ装置は測定対象の気体中のダストを捕集し、その放射線の計数率を計測することで測定対象の気体中の放射性のダストの放射能濃度を算出する。
測定対象の気体中にはダストの他、気体状放射性物質が含まれている。捕集されたダストの放射線の計数率は、測定対象ガス雰囲気中で測定される。そして、測定対象ガスのダスト以外の放射線の計数率を計測し、測定対象ガス雰囲気中で測定されたダストの放射線の計数率から減じ、ダストのみの放射線の計数率を測定する。
ここで、捕集されたダストの放射線の計数率が測定される際に、ダストの周囲を満たす気体に起因する放射線の計数率を、バックグラウンド(BG)計数率と呼称する。また、BG計数率を測定することをBG測定と呼称する。
BG計数率は、ダストの検出限界濃度を決定する要因の一つである。検出限界濃度とは、ダスト放射線モニタ装置10が算出可能なダストの最低放射能濃度のことである。BG計数率が小さいほど、ダストの検出限界濃度は小さくなり、高い精度でダストの放射能濃度を算出することが可能である。
特開平7−92271号公報
本発明は、気体中に含まれるダストの放射能濃度を高い精度で算出可能なダスト放射線モニタ装置及びダスト放射線モニタ方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、実施形態のダスト放射線モニタ装置は、ダストを含む測定対象ガス及び測定対象ガスよりも放射能濃度が低いパージガスを吸引する吸引ポンプと、吸引ポンプで吸引された測定対象ガス及びパージガスが通るサンプリングラインと、吸引ポンプを通過した気体を排気部まで導く排気ラインと、サンプリングラインに設けられサンプリングラインを通る測定対象ガス中のダストを捕集する第1の集塵部と、集塵部内の放射線の計数率を測定する検出部と、検出部からの信号を受け取り演算処理する制御部と、集塵部よりも上流の第1の合流点でサンプリングラインに合流し、パージガスをサンプリングラインに流入させるパージラインと、集塵部よりも上流のサンプリングライン及びパージラインに設けられ、第1の合流点より上流のサンプリングラインから第1の合流点より下流のサンプリングラインへの気体の流れと、パージラインから第1の合流点より下流のサンプリングラインへの気体の流れとを切り替えることが可能な集塵部流入制御機構と、集塵部流入制御機構よりも上流のサンプリングラインから分岐し、集塵部よりも下流の第2の合流点でサンプリングラインに合流するバイパスラインと、バイパスラインまたは第2の合流点に設けられ、バイパスラインからサンプリングラインへの気体の流れを遮断することが可能なバイパスライン制御機構と、バイパスラインに設けられバイパスラインを通る測定対象ガス中のダストを捕集する第2の集塵部と、を備えるものとする。
また、上記の目的を達成するため、実施形態のダスト放射線モニタ方法は、ダストを含む測定対象ガスを吸引し、集塵部に捕集されたダストの放射線の計数率を検出部で測定し、測定値をもとに測定対象ガス中に含まれるダストの放射能濃度を算出するダスト放射線モニタ方法であって、集塵部に放射能濃度が測定対象ガスよりも低いパージガスのみを流し、集塵部内をパージガスで置換するパージガス置換ステップと、検出部でパージガスの放射線の計数率を測定するパージガス測定ステップと、集塵部に測定対象ガスを流し集塵部内にダストを捕集するダスト捕集ステップと、パージガスで置換された集塵部内に捕集されたダストの放射線の計数率を検出部で測定するダスト測定ステップと、ダスト測定ステップで測定された放射線の計数率からパージガス測定ステップで測定された放射線の計数率を減じ、ダストのみの放射線の計数率を算出する演算ステップと、を備えるものとする。
第1の実施形態におけるダスト放射線モニタ装置のブロック図。 第1の実施形態におけるダスト放射線モニタ装置の動作フローチャート。 第2の実施形態におけるダスト放射線モニタ装置変のブロック図。
以下本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態について、図1と図2を用いて説明する。図1は、第1の実施形態におけるダスト放射線モニタ装置のブロック図である。図2は第1の実施形態におけるダスト放射線モニタ装置の動作フローチャートである。
(構成)
以下、本実施形態の構成について説明する。原子力発電所内の気体には、放射性希ガスなどの気体状放射性物質や放射化されたダスト11が含まれている。ダスト放射線モニタ装置10は、測定対象の気体中に含有されるダスト11の放射能濃度を算出するための装置である。測定対象の気体を測定対象ガスと呼称する。測定対象ガスにはダスト11が含有されている。また、測定の際には測定対象ガスよりも放射能濃度が低いガスを用いるが、このガスをパージガスと呼称する。パージガスは放射能濃度ができるだけ低く、含有されるダストができるだけ少ないほうが良い。
ダスト放射線モニタ装置10は、測定対象ガス及びパージガスを吸引する吸引ポンプ12と、吸引ポンプ12に接続し、吸引ポンプ12に吸引された気体が通るサンプリングライン13と、吸引ポンプ12を通過した気体を排出部まで導く排気ライン9を備える。サンプリングライン13の途中には、サンプリングライン13を通る測定対象ガス中のダスト11を捕集する第1の集塵部14が設けられている。
サンプリングライン13の吸引ポンプ12に接続していない方の一端は測定対象ガス吸引口7であり、原子力発電所内等、測定対象ガス中に開口している。排気ライン9を通った気体が排出される排出部6は、測定対象ガスを採取する空間と同じ空間にあっても良いし、別の空間であっても良い。
第1の集塵部14の近傍には、第1の集塵部14内の放射線の計数率を測定する検出部17が設けられている。検出部17は、ろ紙15のダスト11が捕集される部分とその近傍の気体の放射線の計数率を測定することができる。
また、検出部17は制御部29に接続されている。接続は有線であって無線であっても良い。検出部17で測定された放射線の計数率の信号は制御部29に送信される。制御部29は検出部17からの信号を受け取り、演算処理し、ダスト11の放射能濃度を算出する。
第1の集塵部14よりも上流のサンプリングライン13には、パージガスを第1の集塵部14に流入させるパージライン18が合流している。サンプリングライン13とパージライン18の合流点を第1の合流点25と呼称する。パージライン18には逆止弁24が設けられている。逆止弁24はパージライン18に測定対象ガスが流入することを防ぐ。
第1の合流点25には、測定対象ガス及びパージガスのうちいずれか一方のみを第1の集塵部14に流入させることが可能な集塵部流入制御機構である、第1の三方弁19が設けられている。第1の三方弁19は第1の流入口20aと第2の流入口20bと第1の流出口20cを備えている。
第1の流入口20aには第1の三方弁19よりも上流のサンプリングライン13が接続しており、第2の流入口20bにはパージライン18が接続している。第1の流出口20cには第1の三方弁19よりも下流のサンプリングライン13が接続している。
また、第1の三方弁19よりも上流のサンプリングライン13からはバイパスライン21が分岐している。サンプリングライン13からバイパスライン21が分岐している部分を分岐点27と呼称する。バイパスライン21は第1の集塵部14を迂回し、第1の集塵部14よりも下流のサンプリングライン13に合流する。バイパスライン21がサンプリングライン13に合流する部分を、第2の合流点26と呼称する。
第2の合流点26には、バイパスライン21からサンプリングライン13への気体の流入を制御するバイパスライン制御機構である第2の三方弁22が設けられている。第2の三方弁22は第3の流入口23aと第4の流入口23bと第2の流出口23cを備えている。第3の流入口23aには第1の集塵部14からのサンプリングライン13が接続しており、第4の流入口23bにはバイパスライン21が接続している。
また、第1の三方弁19及び第2の三方弁22は、有線または無線で制御部29に接続されており、制御部29が2つの三方弁の開閉動作を制御するものとする。しかし、第1の三方弁19及び第2の三方弁22の開閉動作の制御は手動で行うものとしてもよい。
バイパスライン21には測定対象ガスが流れる。バイパスライン21の途中には、第2の集塵部8が設けられている。第2の集塵部8は、バイパスライン21を流れる測定対象ガス中のダスト11を捕集する。
ここで、第1の集塵部14の構成について説明する。第1の集塵部14はダスト11を捕集するためのろ紙15を備えている。ろ紙15は、予め第1のローラ16aに巻かれており、この第1のローラから巻き出されて第2のローラに巻き取られる。第1のローラ16aと第2のローラ16bの間のろ紙15は、第1の集塵部14内を流れる測定対象ガスに直交し、この部分にダスト11が補集される。
また、第1の集塵部14、ろ紙15及び検出部17は、図示されていない例えば一つの箱で囲われている。箱で覆われた第1の集塵部14、ろ紙15及び検出部17を集塵ユニットと呼称する。箱は放射線を遮る遮蔽材でできており、集塵ユニット内から放射性物質や放射線が外部に漏れ出ることを防止する。また、箱は集塵ユニット内に外部から放射性物質や放射線が侵入してくることを防止する。
次に、第1の集塵部14と検出部17の関係について説明する。検出部17が放射線の計数率を測定する際には、外部環境の影響を低減させるため、検出部17をろ紙15を介して第1の集塵部14に密着させ、ろ紙15の測定される部分とその近傍を外部環境から隔離する。ろ紙15の測定される部分とその近傍が外部環境から隔離された状態のことを第1の集塵部14が閉である、と言うこととする。
一方、ろ紙15の測定される部分とその近傍が外部環境から隔離されていない状態を、第1の集塵部14が開である、と言うこととする。例えば、ろ紙15の測定される部分を変える際には第1の集塵部14を開にする必要がある。
(作用)
以下、本実施形態の作用について説明する。ダスト放射線モニタ装置10はダスト11の放射線の計数率の測定を、ダスト11の周囲がパージガスで置換された状態で行う。
以下、ダスト放射線モニタ装置10の動作について図2を用いて説明する。ダスト放射線モニタ装置10は吸引ポンプ12を起動し、測定を開始する。
まず、第1のパージガス置換ステップ32aを行う。第1のパージガス置換ステップ32aでは、第1の集塵部14を開の状態とする。第1の三方弁19は、第2の流入口20bから第1の流出口20cの流れを開放し、第1の流入口20aから第1の流出口20cの流れは閉鎖する。第2の三方弁22は、第3の流入口23aから第2の流出口23cの流れを開放し、第4の流入口23bから第2の流入口23cの流れを閉鎖する。すると、吸引ポンプ12によって、パージガスはパージライン18から第1の集塵部14に流入する。この状態をパージガスが第1の集塵部14を置換するのに十分な時間維持する。
次に、BG測定ステップ30を行う。BG測定ステップ30では、第2の三方弁22について、第3の流入口23aから第2の流出口23cの流れを閉鎖し、第4の流入口23bから第2の流入口23cの流れを開放する。すると、吸引ポンプ12によって、測定対象ガスは測定対象ガス吸引口7からサンプリングラインに入り、バイパスライン21に流れる。その際、測定対象ガス中のダスト11は第2の集塵部8に捕集される。
また、第1の集塵部14では、第1のローラ16aと第2のローラ16bを回転させてろ紙15を巻取り、第1の集塵部14を閉の状態とする。そして検出部17で、ろ紙15と近傍の放射線の計数率を測定し、パージガスの放射線の計数率を測定する。測定値は制御部29に送信される。そして、測定値は制御部29でBG計数率として受信される。
なお、放射線の計数率測定の直前にろ紙15を巻取るのは、ろ紙15上に残っている放射性物質を取り除き、パージガスのみの放射線の計数率を測定するためである。
また、バイパスライン21と第2の集塵部8は、ダスト11の放射線の計数率を連続的に把握するために設けられている。測定対象ガスを第1の集塵部14に流していない間、測定対象ガスをバイパスライン21に流し、第2の集塵部8にダスト11を捕集することができる。そして、第2の集塵部8の放射線の計数率を定期的に測定することで、第1の集塵部14で捕集されていない間のダスト11の放射線の計数率も把握することができる。よって、連続的にダスト11の放射線の計数率を把握することが可能となる。
次に、集塵ステップ31について説明する。集塵ステップ31では、第1の集塵部14は閉のままとする。第1の三方弁19は、第1の流入口20aから第1の流出口20cの流れを開放し、第2の流入口20bから第1の流入口20cの流れは閉鎖する。第2の三方弁22は第3の流入口23aから第2の流出口23cの流れを開放し、第4の流入口23bから第2の流出口23cの流れを閉鎖する。すると、吸引ポンプ12によって、測定対象ガスはサンプリングライン13を流れ、ダスト11は第1の集塵部14に捕集される。この状態を、十分な量のダスト11が第1の集塵部14に捕集されるまで維持する。
次に、第2のパージガス置換ステップ32bを行う。第2のパージガス置換ステップ32bの手順は第1のパージガス置換ステップ32aと同様である。第1の集塵部14内は、パージガスで置換され、ろ紙15上に捕集されたダスト11の周囲はパージガスで置換される。
次に、ダスト測定ステップ33について説明する。ダスト測定ステップ33では、ろ紙15上に捕集されたダスト11とその近傍の空間の放射線の計数率を検出部17で測定する。測定値は制御部29に送信される。
次に、演算ステップ34について説明する。演算ステップ34において、制御部29はダスト測定ステップ33で受信した測定値からBG計数率を減ずる。そして、制御部29はダスト11のみの放射線の計数率を算出し、それを基にダスト11の放射能濃度を算出する。
なお、ダスト測定ステップ33で受信した測定値は、パージガスと捕集されたダスト11の放射線の計数率である。その値から、パージガスの放射線の計数率であるBG計数率を減ずることで、ダスト11のみの放射線の計数率を排除することができる。演算ステップ34の後は、再び第1のパージガス置換ステップ32aを行いダスト11の放射能濃度を測定するか、または測定を終了する。
(効果)
本実施形態のダスト放射線モニタ装置10は、捕集されたダスト11の放射線の計数率測定を、放射能濃度が低いパージガス雰囲気中で行う。そのため、BG計数率は低く、検出限界濃度が低いため、高い精度で測定対象ガス中のダスト11の放射能濃度を算出することができる。
また、気体状放射性物質の放射能濃度や濃度分布が一定でない測定対象ガス中でダスト測定ステップを行った場合、BG測定ステップとダスト測定中でのBG計数率に差が生じる可能性がある。すると、ダスト11の放射性濃度の算出結果に誤差が生じる。本実施形態のダスト放射線モニタ装置10では、測定対象ガス中の気体状放射性物質の放射能濃度や濃度分布が一定でない場合であっても、BG計数率を低く一定にすることができる。そのため、測定対象ガス中の気体状放射性物質の放射能濃度に関わらず、高い精度で測定対象ガス中のダスト11の放射能濃度を算出することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のダスト放射線モニタ装置について図3を用いて説明する。図3は第2の実施形態におけるダスト放射線モニタ装置のブロック図である。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
以下、本実施形態の構成を説明する。本実施形態のダスト放射線モニタ装置10は、第1の三方弁19に換えて、集塵部流入制御機構として、測定対象ガスの第1の集塵部14への流入を制御する第1の弁35と、パージガスの第1の集塵部14及び集塵ユニットへの流入を制御する第2の弁36を備える。第1の弁35は、分岐点27と第1の合流点25の間のサンプリングライン21に設けられている。第1の弁35は、第1の合流点25よりも上流に設けられる。第2の弁26はパージライン18に設けられている。
また、第2の三方弁22に換えて、第3の弁がバイパスライン21上に設けられている。
(作用)
以下、本実施形態の作用を説明する。ダスト放射線モニタ装置10の動作は、第1の実施形態と同様のステップを経て行われる。
まず、第1のパージガス置換ステップ32aを行う。第1の集塵部14を開の状態し、第2の弁36と第3の弁38を開き、第1の弁35を閉じる。すると、パージガスは吸引ポンプ12に吸引され、パージライン18から第1の集塵部14に流入する。一方、測定対象ガスは、吸引ポンプ12に吸引され、測定対象ガス吸引口7からサンプリングライン入り、バイパスライン21を流れる。その際、測定対象ガス中のダスト11は第2の集塵部8に捕集される。この状態をパージガスが第1の集塵部14を置換するのに十分な時間維持する。
次に、BG測定ステップ30を行う。BG測定ステップ30では、第1のローラ16aと第2のローラ16bを回転し、ろ紙15を巻取り、第1の集塵部14を閉の状態とする。その後、検出器17でろ紙15近傍の放射線の計数率を測定し、BG計数率を算出する。測定値はBG計数率として制御部29に送信される。
次に、集塵ステップ31を行う。第1の集塵部14を閉のままとして、第1の弁35を開き、第2の弁36と第3の弁38を閉じる。すると、吸引ポンプ12によって、測定対象ガスはサンプリングライン13を流れ、ダスト11は第1の集塵部14に捕集される。この状態を、十分な量のダスト11が捕集されるまで維持する。
次に、第2のパージガス置換ステップ32bを行う。第2のパージガス置換ステップ32bは第1のパージガス置換ステップ32aと同様である。第1の集塵部14内は、パージガスで置換され、ろ紙15上に捕集されたダスト11の周囲はパージガスで置換される。
次に、ダスト測定ステップ33と演算ステップ34を行う。ダスト測定ステップ33と演算ステップ34は第1の実施形態と同様である。
(効果)
本実施形態のダスト放射線モニタ装置10は、捕集されたダスト11の放射線の計数率測定を、放射能濃度が低いパージガス雰囲気中で行う。そのため、BG計数率は低く、検出限界濃度が低ため、高い精度で測定対象ガス中のダスト11の放射能濃度を算出することができる。
また、本実施形態のダスト放射線モニタ装置10では、測定対象ガス中の気体状放射性物質の放射能濃度や濃度分布が一定でない場合であっても、BG計数率を低く一定にすることができる。そのため、測定対象ガス中の気体状放射性物質の放射能濃度に関わらず、高い精度で測定対象ガス中のダスト11の放射能濃度を算出することができる。
また、本実施形態では、パージガスを第1の集塵部14に流している間、バイバスライン21に測定対象ガスを流すことが可能である。そのため、ダスト11を常に第1の集塵部14または第2の集塵部8のいずれかに集塵することができる。よって、ダスト11の連続集塵が可能であり、ダスト11の放射性濃度を連続して把握することが可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、パージラインは窒素ガスボンベ等の、放射能濃度が極めて低く一定であるガスに接続されていても良い。その場合、ボンベの交換回数を低減させるため、流量計等でガスの供給量を調節するものとしても良い。
また、測定対象ガスの吸引量を記録するため、流量計をサンプリングラインに設けるものとしてもよい。
また、パージラインに高圧の気体が封入された窒素ガスボンベ等を接続する場合、第1の実施形態の第1及び第2のパージガス置換ステップ32a、32bでは、第1の集塵部14をパージガスで置換すると共に、測定対象ガスをバイパスライン21に流すことができる。以下、その際の作用について説明する。
第1の集塵部14を開の状態とし、第1の三方弁19は、第2の流入口20bから第1の流出口20cの流れを開放し、第1の流入口20aから第1の流出口20cの流れは閉鎖する。第2の三方弁22は、第3の流入口23aから第2の流出口23cの流れを閉鎖し、第4の流入口23bから第2の流入口23cの流れを開放する。すると、第1の集塵部14は開でありパージガスは高圧であるため、吸引ポンプ12で吸引されなくても、パージガスは第1の集塵部14に流入する。一方、測定対象ガスは吸引ポンプ12に吸引されてバイパスラインを流れ、ダスト11は第2の集塵部に捕集される。そのため、第1の集塵部14をパージガスで置換すると共に、測定対象ガスをバイパスライン21に流すことができ、ダスト11の放射性濃度を連続して把握することが可能である。
また、パージガスの圧力が測定対象ガスの圧力が等しい場合、または、パージガスの圧力が測定対象ガスの圧力よりも小さい場合がある。このとき、パージラインに吸引ポンプ12と同様なポンプを設けることで、第1の集塵部14をパージガスで置換すると共に、測定対象ガスをバイパスライン21に流すことが可能となる。
6・・・・・排出部
7・・・・・測定対象ガス吸引口
8・・・・・第2の集塵部
9・・・・・排気ライン
10・・・・・ダスト放射線モニタ装置
11・・・・・ダスト
12・・・・・吸引ポンプ
13・・・・・サンプリングライン
14・・・・・第1の集塵部
15・・・・・ろ紙
16a・・・・第1のローラ
16b・・・・第2のローラ
17・・・・・検出部
18・・・・・パージライン
19・・・・・第1の三方弁
20a・・・・第1の流入口
20b・・・・第2の流入口
20c・・・・第1の流出口
21・・・・・バイパスライン
22・・・・・第2の三方弁
23a・・・・・第3の流入口
23b・・・・・第4の流入口
23c・・・・・第5の流出口
24・・・・・逆止弁
25・・・・・第1の合流点
26・・・・・第2の合流点
27・・・・・分岐点
29・・・・・制御部
30・・・・・BG測定ステップ
31・・・・・集塵ステップ
32a・・・・・第1のパージガス置換ステップ
32b・・・・・第2のパージガス置換ステップ
33・・・・・ダスト測定ステップ
34・・・・・演算ステップ
35・・・・・第1の弁
36・・・・・第2の弁
38・・・・・第3の弁

Claims (6)

  1. ダストを含む測定対象ガス及び前記測定対象ガスよりも放射能濃度が低いパージガスを吸引する吸引ポンプと、
    前記吸引ポンプで吸引された前記測定対象ガス及び前記パージガスが通るサンプリングラインと、
    前記吸引ポンプを通過した気体を排気部まで導く排気ラインと、
    前記サンプリングラインに設けられ前記サンプリングラインを通る前記測定対象ガス中のダストを捕集する第1の集塵部と、
    前記集塵部内の放射線の計数率を測定する検出部と、
    前記検出部からの信号を受け取り演算処理する制御部と、
    前記集塵部よりも上流の第1の合流点で前記サンプリングラインに合流し、前記パージガスを前記サンプリングラインに流入させるパージラインと、
    前記集塵部よりも上流の前記サンプリングライン及び前記パージラインに設けられ、前記第1の合流点より上流の前記サンプリングラインから前記第1の合流点より下流の前記サンプリングラインへの気体の流れと、前記パージラインから前記第1の合流点より下流の前記サンプリングラインへの気体の流れとを切り替えることが可能な集塵部流入制御機構と、
    前記集塵部流入制御機構よりも上流の前記サンプリングラインから分岐し、前記集塵部よりも下流の第2の合流点で前記サンプリングラインに合流するバイパスラインと、
    前記バイパスラインまたは前記第2の合流点に設けられ、前記バイパスラインから前記サンプリングラインへの気体の流れを遮断することが可能なバイパスライン制御機構と、
    前記バイパスラインに設けられ前記バイパスラインを通る前記測定対象ガス中のダストを捕集する第2の集塵部と、を備えるダスト放射線モニタ装置。
  2. 前記集塵部流入制御機構は、
    前記第1の合流点よりも上流の前記サンプリングラインに設けられた第1の弁と、
    前記パージラインに設けられた第2の弁と、
    を備える請求項1に記載のダスト放射線モニタ装置。
  3. 前記集塵部流入制御機構は、
    前記第1の合流点に設けられた第1の三方弁を備える請求項1に記載の放射線モニタ装置。
  4. 前記バイパスライン制御機構は、前記バイパスライン上に設けられた第3の弁を備える請求項1乃至請求項3に記載の放射線モニタ装置。
  5. 前記バイパスライン制御機構は、第2の合流点に設けられた第2の三方弁を備える請求項1乃至請求項3に記載の放射線モニタ装置。
  6. ダストを含む測定対象ガスを吸引し、集塵部に捕集された前記ダストの放射線の計数率を検出部で測定し、測定値をもとに前記測定対象ガス中に含まれるダストの放射能濃度を算出するダスト放射線モニタ方法であって、
    前記集塵部に放射能濃度が前記測定対象ガスよりも低いパージガスのみを流し、前記集塵部内を前記パージガスで置換するパージガス置換ステップと、
    前記検出部でパージガスの放射線の計数率を測定するパージガス測定ステップと、
    前記集塵部に前記測定対象ガスを流し前記集塵部内にダストを捕集するダスト捕集ステップと、
    前記パージガスで置換された前記集塵部内に捕集された前記ダストの放射線の計数率を前記検出部で測定するダスト測定ステップと、
    前記ダスト測定ステップで測定された放射線の計数率から前記パージガス測定ステップで測定された放射線の計数率を減じ、前記ダストのみの放射線の計数率を算出する演算ステップと、
    を備えるダスト放射線モニタ方法。
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