JP2014145625A - ガスサンプリングプローブ - Google Patents
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Abstract
【課題】生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を容易に行う。
【解決手段】ガス生成炉にて生成された生成ガスを採取するガスサンプリングプローブであって、ガス生成炉内の生成ガスが導入されるガス冷却管1aと、ガス冷却管1aの外側に配置され、ガス冷却管1aとの間に生成ガスを冷却するための冷却層1lを形成する外筒1cと、ガス冷却管1aの外周面に固定され、ガス冷却管1aを流通する生成ガスを加熱する加熱用ヒータ1bと、ガス冷却管1aを外筒1cに対して着脱可能とする着脱機構15とを備えるガスサンプリングプローブ1を提供する。
【選択図】図2
【解決手段】ガス生成炉にて生成された生成ガスを採取するガスサンプリングプローブであって、ガス生成炉内の生成ガスが導入されるガス冷却管1aと、ガス冷却管1aの外側に配置され、ガス冷却管1aとの間に生成ガスを冷却するための冷却層1lを形成する外筒1cと、ガス冷却管1aの外周面に固定され、ガス冷却管1aを流通する生成ガスを加熱する加熱用ヒータ1bと、ガス冷却管1aを外筒1cに対して着脱可能とする着脱機構15とを備えるガスサンプリングプローブ1を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ガスサンプリングプローブに関する。
従来、石炭をガス化した石炭ガスを生成してガスタービンに供給する石炭ガス化炉が知られている。また、蒸気タービンに供給する蒸気を生成するために石炭を燃焼させ、燃焼により生成された燃焼ガスをガスタービンに供給する加圧流動床ボイラが知られている。
石炭ガス化炉が生成する石炭ガスや加圧流動床ボイラが生成する燃焼ガス等(以下、生成ガスという)には、例えば、塩化水素(HCl),塩化アンモニウム(NH4Cl),アンモニア(NH3),フッ化水素(HF),塩素(Cl2)等の成分の微量ガス(以下、微量成分ガス)が含まれている。これらの微量成分ガスは、生成ガスそのものに含まれているほか、生成ガスに混入したダストにも含まれている。
石炭ガス化炉が生成する石炭ガスや加圧流動床ボイラが生成する燃焼ガス等(以下、生成ガスという)には、例えば、塩化水素(HCl),塩化アンモニウム(NH4Cl),アンモニア(NH3),フッ化水素(HF),塩素(Cl2)等の成分の微量ガス(以下、微量成分ガス)が含まれている。これらの微量成分ガスは、生成ガスそのものに含まれているほか、生成ガスに混入したダストにも含まれている。
生成ガスに含まれている微量成分ガスの含有量を正確に分析するため、生成ガスに混入したダストを捕集するダスト捕集ホルダと、生成ガスに含まれる微量成分ガスを吸収液に吸収させるガス吸収瓶とを設けたガスサンプリングプローブが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示されるガスサンプリングプローブは、生成ガスが導入されるガス冷却管と、その外側に配置される外筒により構成されている。また、ガス冷却管の外周面には加熱部(加熱用ヒータ)が配置されている。
しかしながら、特許文献1に開示されるガスサンプリングプローブは、ガス冷却管が外筒に対して着脱可能な構造となっていない。そのため、生成ガスが導入されるガス冷却管の外周面に固定された加熱部を交換又は修理するためには、ガスサンプリングプローブを分解して再度組み立てるか、ガスサンプリングプローブそのものを交換する必要がある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を容易に行うことが可能なガスサンプリングプローブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を採用する。
本発明に係るガスサンプリングプローブは、ガス生成炉にて生成された生成ガスを採取するガスサンプリングプローブであって、前記ガス生成炉内の前記生成ガスが導入される内筒と、該内筒の外側に配置され、前記内筒との間に前記生成ガスを冷却するための冷却層を形成する外筒と、前記内筒の外周面に固定され、前記内筒を流通する前記生成ガスを加熱する加熱部と、前記内筒を前記外筒に対して着脱可能とする着脱機構とを備えることを特徴とする。
本発明に係るガスサンプリングプローブは、ガス生成炉にて生成された生成ガスを採取するガスサンプリングプローブであって、前記ガス生成炉内の前記生成ガスが導入される内筒と、該内筒の外側に配置され、前記内筒との間に前記生成ガスを冷却するための冷却層を形成する外筒と、前記内筒の外周面に固定され、前記内筒を流通する前記生成ガスを加熱する加熱部と、前記内筒を前記外筒に対して着脱可能とする着脱機構とを備えることを特徴とする。
本発明に係るガスサンプリングプローブによれば、ガス生成炉内の生成ガスが導入される内筒の外周面には、内筒を流通する前記生成ガスを加熱する加熱部が固定されている。また、内筒が、内筒との間に生成ガスを冷却するための冷却層を形成する外筒に対して着脱可能となっている。
このようにすることで、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を容易に行うことが可能なガスサンプリングプローブを提供することができる。
このようにすることで、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を容易に行うことが可能なガスサンプリングプローブを提供することができる。
本発明の第1態様のガスサンプリングプローブは、前記着脱機構が、前記内筒又は前記外筒のいずれか一方に固定された雄ねじ部と、前記内筒又は前記外筒のいずれか他方に固定された雌ねじ部とを備え、前記雄ねじ部と前記雌ねじ部との締結状態を調整することにより前記内筒が前記外筒に対して着脱可能となっていることを特徴とする。
このようにすることで、雄ねじ部と雌ねじ部の締結状態を調整するという容易な作業により、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を行うことができる。
このようにすることで、雄ねじ部と雌ねじ部の締結状態を調整するという容易な作業により、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を行うことができる。
本発明の第1態様のガスサンプリングプローブにおいては、前記着脱機構が、前記内筒の外周面に固定され、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面とを接続する円板状の接続部材を備え、前記雄ねじ部は、前記外筒の端部に固定された第1円環部材の外周面に形成されており、前記雌ねじ部は、前記接続部材の外周端に固定された第2円環部材の内周面に形成されている構成であってもよい。
このようにすることで、第1円環部材の外周面に形成された雄ねじ部と、第2円環部材の内周面に形成された雌ネジ部の締結状態を調整するという容易な作業により、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を行うことができる。
このようにすることで、第1円環部材の外周面に形成された雄ねじ部と、第2円環部材の内周面に形成された雌ネジ部の締結状態を調整するという容易な作業により、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を行うことができる。
本発明の第2態様のガスサンプリングプローブは、前記内筒又は前記外筒のいずれか一方に固定され、外周面に係合溝が設けられた第1継手部と、前記内筒又は前記外筒のいずれか他方に固定され、内周面に前記係合溝に係合する突起部が設けられた第2継手部とを備え、前記第1継手部と前記第2継手部とを係合又は離間させることにより前記内筒が前記外筒に対して着脱可能となっていることを特徴とする。
このようにすることで、第1継手部と第2継手部とを係合又は離間させるという容易な作業により、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を行うことができる。
このようにすることで、第1継手部と第2継手部とを係合又は離間させるという容易な作業により、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を行うことができる。
本発明の第3態様のガスサンプリングプローブは、前記生成ガスが流通する流路上に配置され、前記生成ガスの温度を検出する温度検出部を備えることを特徴とする。
このようにすることで、内筒の外周面の温度に基づいて内筒を流通する生成ガスの温度を間接的に検出する場合に比べ、生成ガスの温度をより正確に検出することができる。
このようにすることで、内筒の外周面の温度に基づいて内筒を流通する生成ガスの温度を間接的に検出する場合に比べ、生成ガスの温度をより正確に検出することができる。
本発明の第3態様のガスサンプリングプローブにおいては、前記内筒に導入された前記生成ガスを減圧する減圧弁と、前記減圧弁により減圧された前記生成ガスに含まれる所定の成分を吸収液に吸収させる吸収部と、前記減圧弁により減圧された生成ガスを前記吸収部に導く配管とを備え、前記温度検出部は、前記配管内に着脱可能に配置されている構成であってもよい。
このようにすることで、減圧弁により減圧され吸収部に供給される生成ガスの温度を正確に検出することができる。また、温度検出部が内筒に配置されている場合に比べ、温度検出部の交換又は修理を容易に行うことができる。
このようにすることで、減圧弁により減圧され吸収部に供給される生成ガスの温度を正確に検出することができる。また、温度検出部が内筒に配置されている場合に比べ、温度検出部の交換又は修理を容易に行うことができる。
本発明によれば、生成ガスが導入される内筒の外周面に固定された加熱部の交換又は修理を容易に行うことが可能なガスサンプリングプローブを提供することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態のガスサンプリング装置について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態のガスサンプリング装置100の構成を示す構成図である。図2は、図1に示すガスサンプリングプローブ1の要部を示す断面図である。
以下、本発明の第1実施形態のガスサンプリング装置について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態のガスサンプリング装置100の構成を示す構成図である。図2は、図1に示すガスサンプリングプローブ1の要部を示す断面図である。
図1において、Aはガス生成炉であり、例えば、石炭をガス化した石炭ガスを生成してガスタービンに供給する石炭ガス化炉である。また、例えば、蒸気タービンに供給する蒸気を生成するために石炭を燃焼させ、燃焼により生成された燃焼ガスをガスタービンに供給する加圧流動床ボイラである。
ガス生成炉Aにて生成される生成ガスには、例えば、塩化水素(HCl),塩化アンモニウム(NH4Cl),アンモニア(NH3),フッ化水素(HF),塩素(Cl2)等の微量成分ガスが含まれている。
ガス生成炉Aにて生成される生成ガスには、例えば、塩化水素(HCl),塩化アンモニウム(NH4Cl),アンモニア(NH3),フッ化水素(HF),塩素(Cl2)等の微量成分ガスが含まれている。
ガスサンプリングプローブ1は、ガス生成炉Aにて生成された生成ガスを採取するための管状の装置である。ガスサンプリングプローブ1の先端部は、駆動装置(不図示)により高温高圧(例えば、炉内温度1800℃,炉内圧力2MPa)のガス生成炉Aの内部の所定位置まで挿入される。
フランジ2は、ガス生成炉Aに固定されており、ボールバルブ3が取り付けられている。ボールバルブ3は、ガス生成炉Aの炉内と減圧弁6との間の流路上に設けられている。ボールバルブ3の開閉状態を切り替えることにより、ガス生成炉Aの炉内と減圧弁6との間が連通した連通状態と、ガス生成炉Aの炉内と減圧弁6との間が遮断された遮断状態とが切り替わる。図1に示される例では、2つのボールバルブ3を設けているが、ボールバルブ3の個数は2個に限らず他の個数であってもよい。
生成ガスのサンプリングを行わない状態で、ガスサンプリングプローブ1の先端部は、ボールバルブ3よりも減圧弁6側に後退した位置に配置されている。生成ガスのサンプリングを行わない状態で、ボールバルブ3は閉状態となっており、ガス生成炉Aの炉内と減圧弁6との間が遮断された遮断状態となっている。
一方、生成ガスのサンプリングを行う状態では、ガスサンプリングプローブ1の先端部は、ガス生成炉Aに配置されている。生成ガスのサンプリングを行う状態では、ボールバルブ3は開状態となっており、ガス生成炉Aの炉内と減圧弁6との間が連通した連通状態となっている。
一方、生成ガスのサンプリングを行う状態では、ガスサンプリングプローブ1の先端部は、ガス生成炉Aに配置されている。生成ガスのサンプリングを行う状態では、ボールバルブ3は開状態となっており、ガス生成炉Aの炉内と減圧弁6との間が連通した連通状態となっている。
ボールバルブ3の後端部(減圧弁6側の端部)には、フランジ1eが設けられている。フランジ1eには、ガスサンプリングプローブ1の外周面を覆うように配置される均圧筒1dの一端が固定されている。均圧筒1dの他端は、ガスサンプリングプローブ1を摺動可能に支持するグランドボックスフランジ1fに固定されている。
図2に示されるように、均圧筒1dの側壁には、窒素ガスを供給するライン1kと連通する連通穴が設けられている。連通穴を介してライン1kから供給される窒素ガスにより、フランジ1e,グランドボックスフランジ1f,ガスサンプリングプローブ1の外周面,均圧筒1dの内周面により画定される空間の圧力がガス生成炉Aの内部と同じ圧力となるように加圧される。
グランドボックスフランジ1fとガスサンプリングプローブ1の摺動面には、カーボン製のグランドパッキン1gが装着され、押えフランジ1hによりグランドボックスフランジ1fに固定されている。
グランドパッキン1gには供給ライン1iに接続された噴射ノズル1jによりシール用窒素ガスが供給される。グランドパッキン1gとガスサンプリングプローブ1の外周面とがシールされることにより、ライン1kから供給される窒素ガスが漏れ出すことが防止される。
グランドパッキン1gには供給ライン1iに接続された噴射ノズル1jによりシール用窒素ガスが供給される。グランドパッキン1gとガスサンプリングプローブ1の外周面とがシールされることにより、ライン1kから供給される窒素ガスが漏れ出すことが防止される。
ガスサンプリングプローブ1の後端は、円筒ろ紙4aが着脱可能に装着されたダスト捕集ホルダ4に連通している。ガスサンプリングプローブ1に導入され、ガスサンプリングプローブ1の加熱用ヒータ1bにより温度調節された生成ガスは、ダスト捕集ホルダ4に供給される。
ダスト捕集ホルダ4は、ガスサンプリングプローブ1に導入される生成ガスに含まれるダストを捕集し、ダストが除去された生成ガスを減圧弁6に供給する。ダスト捕集ホルダ4は、加熱用ヒータ4bによって生成ガスに含まれる微量成分ガスが凝縮しない所定温度に維持される。また、ダスト捕集ホルダ4は、ガス供給ノズル5から供給される窒素ガスによりガスサンプリングプローブ1の内部と同じ圧力に調節される。
減圧弁6は、ダスト捕集ホルダ4によりダストが除去された生成ガスの圧力を低下させる装置である。減圧弁6により減圧された生成ガスは、ドレンポット7に供給される。ドレンポット7は、供給される生成ガスに含まれるドレン(凝縮した蒸気)を除去し、ドレンが除去された生成ガスをガス吸収瓶8に供給する。
ガス吸収瓶8は、生成ガスに含まれる微量成分ガスを吸収する吸収液を収納するものである。図1には、2つのガス吸収瓶8が示されている。例えば、一方のガス吸収瓶8には純水が収納され、他方のガス吸収瓶8には水酸化ナトリウム(NaOH)の水溶液が収納される。ガス吸収瓶8にて微量成分ガスが吸収された生成ガスは、ガスメータ11に導かれる。
減圧弁6,ドレンポット7,ガス吸収瓶8,ガスメータ11は、樹脂製のチューブ9により、生成ガスが流通可能な状態で接続されている。また、ドレンポット7,ガス吸収瓶8は、水等の液体が収納された冷却槽10に収納されている。
減圧弁6とドレンポット7との間の流路上(配管内)には、減圧弁6により減圧された生成ガスの温度を検出する温度センサ12(温度検出部)が配置されている。温度センサ12は、後述する制御構成により、ガスサンプリングプローブ1内の生成ガスに含まれる微量成分ガスが凝縮しないように、加熱用ヒータ1bを制御する。
温度センサ12は、減圧弁6とドレンポット7との間の流路上(配管内)に、着脱可能に配置されている。例えば、配管に生成ガスの流入口と流出口に加えたもう1つの開口部を備えたT型継手を用いることにより、温度センサ12を減圧弁6とドレンポット7との間の流路上(配管内)に着脱可能に配置することができる。この場合、流入口および流出口とは異なる開口部に温度センサ12を配置する。
図2に示されるように、ガスサンプリングプローブ1は、ガス生成炉A内の生成ガスが導入されるガス冷却管1a(内筒)と、ガス冷却管1aの外側に配置されガス冷却管1aとの間に生成ガスを冷却するための冷却層1lを形成する外筒1cを備える。
また、ガスサンプリングプローブ1は、ガス冷却管1aの外周面に固定され、ガス冷却管1aを流通する生成ガスを加熱する加熱用ヒータ1bを備える。加熱用ヒータ1bは、貫通穴16に挿入された電力線1mに接続されている。加熱用ヒータ1bは、電力線1mを介して電力供給源(不図示)から電力の供給を受けることにより、ガス冷却管1aの内部の生成ガスを、外周面を介して加熱する。
また、ガスサンプリングプローブ1は、外筒1cの端部に溶接により接合(固定)された雄ねじ部13と、ガス冷却管1aの外周面に固定された締結部14とを有する着脱機構15を備える。雄ねじ部13は、外筒1cと略同径の円環状部材(第1円環部材)の外周面に形成されている。
締結部14は、ガス冷却管1aの外周面と外筒1cの内周面とを接続する円板状の接続部材14bと、接続部材14bの外周端に固定された円環状部材(第2円環部材)とを備える。接続部材14bの内周部分は、ガス冷却管1aの外周面に溶接により接合(固定)されている。接続部材14bの外周端に固定された円環状部材(第2円環部材)の内周面には雌ねじ部14aが形成されている。
着脱機構15は、雄ねじ部13と雌ねじ部14aの締結状態を調整することにより、ガス冷却管1aを外筒1cに対して着脱可能としている。
着脱機構15は、雄ねじ部13と雌ねじ部14aの締結状態を調整することにより、ガス冷却管1aを外筒1cに対して着脱可能としている。
雄ねじ部13と雌ねじ部14aとを締結させる際には、雄ねじ部13と雌ねじ部14aとが接する部分にシール部材を配置するのが望ましい。シール部材として、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製のシールテープや、液状ガスケットを用いることができる。
このように、本実施形態のガスサンプリングプローブ1は、着脱機構15により、ガス冷却管1aが外筒1cに対して着脱可能となっている。従って、ガス冷却管1aの外周面に固定された加熱用ヒータ1bが故障した場合であっても、加熱用ヒータ1bの交換又は修理を容易に行うことができる。
次に、ガスサンプリングプローブ1を用いた生成ガスの採取方法について説明する。
ガスサンプリングプローブ1を用いて生成ガスに含まれる微量成分ガスの採取を行う前に、予め、ガスサンプリングプローブ1,ダスト捕集ホルダ4,ドレンポット7,ガス吸収瓶8,及びチューブ9を、INのHNO3溶液で24時間以上洗浄し、これらに付着した微量成分ガスを除去する。その後、ガス吸収瓶8に、純水,水酸化ナトリウム(NaOH)の水溶液等の吸収液を収容する。
ガスサンプリングプローブ1を用いて生成ガスに含まれる微量成分ガスの採取を行う前に、予め、ガスサンプリングプローブ1,ダスト捕集ホルダ4,ドレンポット7,ガス吸収瓶8,及びチューブ9を、INのHNO3溶液で24時間以上洗浄し、これらに付着した微量成分ガスを除去する。その後、ガス吸収瓶8に、純水,水酸化ナトリウム(NaOH)の水溶液等の吸収液を収容する。
次に、ボールバルブ3の後端のフランジに均圧筒1dの先端のフランジ1eを固定する。その後、供給ライン1kから均圧筒1d内に窒素ガスを供給し、ガス生成炉Aの内部と同じ圧力になるように調整する。また、グランドボックスフランジ1fに接続される供給ライン1iから窒素ガスを供給してシールを形成し、各接続箇所のガス気密試験を行う。
ダスト捕集ホルダ4に円筒ろ紙4aが装着された後、ガス供給ノズル5からダスト捕集ホルダ4に窒素ガスが供給される。窒素ガスの供給により、ダスト捕集ホルダ4の圧力がガスサンプリングプローブ1内の生成ガスと同じ圧力となるように調整される。その間、ガスサンプリングプローブ1及びダスト捕集ホルダ4に接続される減圧弁6は閉じておく。
その後、ボールバルブ3を全開し、ガスサンプリングプローブ1の近傍に設けた駆動機構(不図示)により、ガスサンプリングプローブ1がガスサンプリングプローブ1の軸方向に移動する。駆動機構は、ガスサンプリングプローブ1の先端部がガス生成炉A内の所定位置に到達したことに応じて、ガスサンプリングプローブ1の移動を停止させる。
ガスサンプリングプローブ1の移動が停止した後、加熱用ヒータ1bによるガス冷却管1aの内部の生成ガスの温度制御が開始される。
加熱用ヒータ1bによる温度制御は、図3に示される制御構成により実行される。図3は、加熱用ヒータ1bによる温度制御を行う温度制御部20の制御構成を示す図である。
加熱用ヒータ1bによる温度制御は、図3に示される制御構成により実行される。図3は、加熱用ヒータ1bによる温度制御を行う温度制御部20の制御構成を示す図である。
温度制御部20は、目標温度を設定する温度設定器20bと、温度センサ12が検出する検出温度と温度設定器20bにより設定された目標温度を比較して比較結果を出力する比較器20aと、比較器20aから入力される比較結果に基づいて加熱用ヒータ1bに供給する電力を演算する電力演算器20cを備える。
電力演算器20cは、温度センサ12により検出される検出温度が、温度設定器20にて設定された目標温度と一致するように、加熱用ヒータ1bに供給する電力を演算する。そして、電力演算器20cは、演算した電力に応じた電力供給信号を電力供給源(不図示)に出力する。電力供給信号を受信した電力供給源は、電力供給信号に応じた電力を加熱用ヒータ1bに供給する。
温度設定器20bに設定される目標温度は、ガスサンプリングプローブ1内の生成ガスに含まれる微量成分ガスが凝縮してガス冷却管1aやダスト捕集ホルダ4に付着することを防止するのに適した温度(例えば、250℃以下)に設定される。また、目標温度は、減圧弁6に供給される生成ガスの温度が、減圧弁6の耐熱許容温度範囲に含まれるように設定される。
なお、図1中の破線で囲んだ部分は、ヒータ(不図示)により一定温度に保温される。これにより、チューブ9内で生成ガスが凝縮することが防止される。
以上のように各部が保温された状態で、減圧弁6を徐々に開放し、減圧される生成ガスの流量を増加させる。これにより、ダスト捕集ホルダ4の円筒ろ紙4aによるダストの捕集と、ガス吸収瓶8に収容された吸収液による微量成分ガスの吸収が行われる。
一定時間(例えば、5時間)に渡ってダストの捕集と微量成分ガスの吸収が行われた後、減圧弁6を全閉し、ガスサンプリングプローブ1をガス生成炉A及びボールバルブ3から引き抜く。その後、ボールバルブ3を閉じ、加熱用ヒータ1bによる温度制御を停止させる。
ガス冷却管1a,ダスト捕集ホルダ4,ダスト捕集ホルダ4から減圧弁6に至る配管は、純水や水酸化ナトリウム水溶液等の吸収液によって洗浄される。そして、この洗浄に用いられた吸収液に含まれる微量成分ガスの成分が計測される。また、ガス吸収瓶8に収容された吸収液に含まれる微量成分ガスの成分も計測される。これらの計測結果の合計値が、ガス冷却管1aに導入された生成ガスに含まれる微量成分ガスの含有量となる。
以上説明したように、本実施形態のガスサンプリングプローブ1によれば、ガス生成炉A内の生成ガスが導入されるガス冷却管1aの外周面には、ガス冷却管1aを流通する生成ガスを加熱する加熱用ヒータ1bが固定されている。また、ガス冷却管1aが、ガス冷却管1aとの間に生成ガスを冷却するための冷却層を形成する外筒1cに対して着脱可能となっている。
このようにすることで、生成ガスが導入されるガス冷却管1aの外周面に固定された加熱用ヒータ1bの交換又は修理を容易に行うことができる。
このようにすることで、生成ガスが導入されるガス冷却管1aの外周面に固定された加熱用ヒータ1bの交換又は修理を容易に行うことができる。
また、本実施形態のガスサンプリングプローブ1は、着脱機構15が、ガス冷却管1aに固定された雄ねじ部13と、外筒1cに固定された雌ねじ部14aとを備え、雄ねじ部13と雌ねじ部14aとの締結状態を調整することによりガス冷却管1aが外筒1cに対して着脱可能となっている。
このようにすることで、雄ねじ部13と雌ねじ部14aの締結状態を調整するという容易な作業により、生成ガスが導入されるガス冷却管1aの外周面に固定された加熱用ヒータ1bの交換又は修理を行うことができる。
このようにすることで、雄ねじ部13と雌ねじ部14aの締結状態を調整するという容易な作業により、生成ガスが導入されるガス冷却管1aの外周面に固定された加熱用ヒータ1bの交換又は修理を行うことができる。
本実施形態のガスサンプリングプローブ1は、ガス冷却管1aに導入された生成ガスを減圧する減圧弁6と、減圧弁6により減圧された生成ガスに含まれる所定の成分を吸収液に吸収させるガス吸収瓶8と、減圧弁6により減圧された生成ガスをガス吸収瓶8に導く配管と、温度センサ12とを備える。温度センサ12は、配管内に着脱可能に配置されている。
前述した特開平9−218141号公報において、熱電対はガス冷却管を加熱する加熱用ヒータの近傍に設けられている。従って、特開平9−218141号公報では、微量成分ガスを吸収液に吸収させるガス吸収瓶に供給される生成ガスの温度を直接的に検出することはできなかった。それにより、ガス吸収瓶に供給される生成ガスの温度を正確に検出し、制御することができなかった。
それに対して本実施形態の温度センサ12は、減圧弁6とドレンポット7との間の流路上(配管内)に配置されている。従って、本実施形態では、微量成分ガスを吸収液に吸収させるガス吸収瓶8に供給される生成ガスの温度を直接的に検出することができる。それにより、ガス吸収瓶8に供給される生成ガスの温度を正確に検出し、制御することができる。
また、特開平9−218141号公報において、熱電対はガス冷却管から着脱可能となっておらず、熱電対の交換又は修理を容易に行うことができなかった。それに対して本実施形態においては、温度センサ12が配管内に着脱可能に配置されているので、温度センサ12の交換又は修理を容易に行うことができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態の着脱機構15は、雄ねじ部13と雌ねじ部14aとの締結状態を調整することによりガス冷却管1aと外筒1cとを着脱可能にするものであった。
それに対して第2実施形態の着脱機構17は、外周面に係合溝18aが設けられた第1継手部18と、内周面にOリング19b(突起部)が設けられた第2継手部19とを係合させることにより、ガス冷却管1aと外筒1cとを着脱可能にするものである。
なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態の着脱機構15は、雄ねじ部13と雌ねじ部14aとの締結状態を調整することによりガス冷却管1aと外筒1cとを着脱可能にするものであった。
それに対して第2実施形態の着脱機構17は、外周面に係合溝18aが設けられた第1継手部18と、内周面にOリング19b(突起部)が設けられた第2継手部19とを係合させることにより、ガス冷却管1aと外筒1cとを着脱可能にするものである。
なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図4に示す着脱機構17は、外筒1cの端部に固定された第1継手部18と、ガス冷却管1aに固定され第1継手部18と着脱可能に係合する第2継手部19とを備える。
第1継手部18の外周面には、第2継手部19が備えるOリング19bが係合する円環状の係合溝18aが形成されている。
第1継手部18の外周面には、第2継手部19が備えるOリング19bが係合する円環状の係合溝18aが形成されている。
第2継手部19は、Oリング19bを保持する円筒状の保持部材19aと、保持部材19aにより保持されるOリング19bと、保持部材19aの外側に配置されるカバー部材19dと、保持部材19aに固定された円板状の蓋部材19eと、カバー部材19dと蓋部材19eとに接するように配置されたスプリング部材19cとを備える。蓋部材19eは、溶接により、ガス冷却管1aの外周面に接合されている。
図4に示される状態は、第1継手部18の係合溝18aと第2継手部19のOリング19bとが係合している状態である。この状態において、第2継手部19のOリング19bは、ガス冷却管1aの軸方向に直交する半径方向の外周位置がカバー部材19dの内周面と接した状態となっている。従って、図4に示される状態では、第1継手部18の係合溝18aと第2継手部19のOリング19bとが係合している。
図4に示される状態で、第1継手部18から第2継手部19を離間させる場合、作業者は、カバー部材19dの外周面を持ち、カバー部材19dを図4の右方に移動させるようにする。カバー部材19dには、スプリング部材19cによって図4の左方に移動する付勢力が与えられている。従って、作業者は、スプリング部材19cの付勢力に打ち勝つ力を与えることにより、カバー部材19dを図4の右方に移動させることができる。
カバー部材19dが図4の右方に移動すると、Oリング19bの外周位置がカバー部材19dの内周面と接しない状態となり、Oリング19bが半径方向外側に位置するように変形する。この変形により、第1継手部18の係合溝18aと第2継手部19のOリング19bとが係合しない状態となり、第1継手部18から第2継手部19が離間する。このように、作業者は、カバー部材19dの外周面を持ち、カバー部材19dを図4の右方に移動させるという作業をすることにより、第1継手部18から第2継手部19を容易に離間させることができる。
第1継手部18に第2継手部19を係合させる手順は、前述した第1継手部18から第2継手部19を離間させる手順の逆となる。すなわち、作業者は、スプリング部材19cの付勢力に打ち勝つ力をカバー部材19cに与え、カバー部材19cと蓋部材19eが近接するようにする。この状態で、Oリング19bの外周位置は、カバー部材19dの外周面と接しない状態である。
そして、作業者は、第2継手部19を図4の左方に移動させ、Oリング19bの位置が第1継手部18の係合溝18aの位置と一致するようにする。この状態で作業者がカバー部材19dを離すと、スプリング部材19cの付勢力によってカバー部材19dが図4の左方に移動し、Oリング19bの外周位置がカバー部材19dの内周面と接した状態となる。このようにして、第1継手部18の係合溝18aと第2継手部19のOリング19bとの係合が外れにくい状態となる。
以上説明したように、本実施形態のガスサンプリングプローブ1は、外筒1cに固定され、外周面に係合溝18aが形成された第1継手部18と、ガス冷却管1aに固定され、係合溝18aに係合するOリング19bが内周面に設けられた第2継手部19とを備える。第1継手部18と第2継手部19とを係合又は離間させることによりガス冷却管1aが外筒1cに対して着脱可能となっている。
このようにすることで、第1継手部18と第2継手部19とを係合又は離間させるという容易な作業により、生成ガスが導入されるガス冷却管1aの外周面に固定された加熱用ヒータ1bの交換又は修理を行うことができる。
このようにすることで、第1継手部18と第2継手部19とを係合又は離間させるという容易な作業により、生成ガスが導入されるガス冷却管1aの外周面に固定された加熱用ヒータ1bの交換又は修理を行うことができる。
〔他の実施形態〕
第1実施形態に示される着脱機構13は、外筒1cに雄ねじ部13aが固定され、ガス冷却管1aに雌ねじ部14を備える締結部13bが固定されるものであったが、他の態様であってもよい。例えば、着脱機構13は、外筒1cに雌ねじ部が固定され、ガス冷却管1aに雄ねじ部が固定される態様であってもよい。
第1実施形態に示される着脱機構13は、外筒1cに雄ねじ部13aが固定され、ガス冷却管1aに雌ねじ部14を備える締結部13bが固定されるものであったが、他の態様であってもよい。例えば、着脱機構13は、外筒1cに雌ねじ部が固定され、ガス冷却管1aに雄ねじ部が固定される態様であってもよい。
また、第1実施形態に示される着脱機構13の雄ねじ部13は、外筒1cの端部に溶接により接合(固定)されるものであるが、他の態様であってもよい。例えば、外筒1cの端部の外周面を加工することにより雄ねじ部13を設ける態様であってもよい。この場合、外筒1cと雄ねじ部13とは、一体成形された筒状部材に含まれることとなる。
また、第2実施形態に示される着脱機構15は、外筒1cに係合溝18aを有する第1継手部16が固定され、第1継手部16にOリング19bを有する第2継手部17が固定されるものであったが、他の態様であってもよい。例えば、着脱機構15は、外筒1cにOリング19bを有する第2継手部17が固定され、第2継手部17に係合溝18aを有する第1継手部16が固定される態様であってもよい。
また、第2実施形態に示される着脱機構17の第1継手部18は、外筒1cの端部に溶接により接合(固定)されるものであるが、他の態様であってもよい。例えば、外筒1cの端部の外周面を加工することにより第1継手部18を設ける態様であってもよい。この場合、外筒1cと第1継手部18とは、一体成形された筒状部材に含まれることとなる。
1 ガスサンプリングプローブ
1a ガス冷却管(内筒)
1b 加熱用ヒータ(加熱部)
1c 外筒
1l 冷却層
4 ダスト捕集ホルダ
6 減圧弁
7 ドレンポット
8 ガス吸収瓶
9 チューブ
12 温度センサ(温度検出部)
13 雄ねじ部
14a 雌ねじ部
15,17 着脱機構
18 第1継手部
18a 係合溝
19 第2継手部
19b Oリング(突起部)
20 温度制御部
100 ガスサンプリング装置
A ガス生成炉
1a ガス冷却管(内筒)
1b 加熱用ヒータ(加熱部)
1c 外筒
1l 冷却層
4 ダスト捕集ホルダ
6 減圧弁
7 ドレンポット
8 ガス吸収瓶
9 チューブ
12 温度センサ(温度検出部)
13 雄ねじ部
14a 雌ねじ部
15,17 着脱機構
18 第1継手部
18a 係合溝
19 第2継手部
19b Oリング(突起部)
20 温度制御部
100 ガスサンプリング装置
A ガス生成炉
Claims (6)
- ガス生成炉にて生成された生成ガスを採取するガスサンプリングプローブであって、
前記ガス生成炉内の前記生成ガスが導入される内筒と、
該内筒の外側に配置され、前記内筒との間に前記生成ガスを冷却するための冷却層を形成する外筒と、
前記内筒の外周面に固定され、前記内筒を流通する前記生成ガスを加熱する加熱部と、
前記内筒を前記外筒に対して着脱可能とする着脱機構とを備えることを特徴とするガスサンプリングプローブ。 - 前記着脱機構は、
前記内筒又は前記外筒のいずれか一方に固定された雄ねじ部と、
前記内筒又は前記外筒のいずれか他方に固定された雌ねじ部とを備え、
前記雄ねじ部と前記雌ねじ部との締結状態を調整することにより前記内筒が前記外筒に対して着脱可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のガスサンプリングプローブ。 - 前記着脱機構は、
前記内筒の外周面に固定され、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面とを接続する円板状の接続部材を備え、
前記雄ねじ部は、前記外筒の端部に固定された第1円環部材の外周面に形成されており、
前記雌ねじ部は、前記接続部材の外周端に固定された第2円環部材の内周面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のガスサンプリングプローブ。 - 前記着脱機構は、
前記内筒又は前記外筒のいずれか一方に固定され、外周面に係合溝が設けられた第1継手部と、
前記内筒又は前記外筒のいずれか他方に固定され、内周面に前記係合溝に係合する突起部が設けられた第2継手部とを備え、
前記第1継手部と前記第2継手部とを係合又は離間させることにより前記内筒が前記外筒に対して着脱可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のガスサンプリングプローブ。 - 前記生成ガスが流通する流路上に配置され、前記生成ガスの温度を検出する温度検出部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のガスサンプリングプローブ。
- 前記内筒に導入された前記生成ガスを減圧する減圧弁と、
前記減圧弁により減圧された前記生成ガスに含まれる所定の成分を吸収液に吸収させる吸収部と、
前記減圧弁により減圧された前記生成ガスを前記吸収部に導く配管とを備え、
前記温度検出部は、前記配管内に着脱可能に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のガスサンプリングプローブ。
Priority Applications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2013
- 2013-01-28 JP JP2013013615A patent/JP2014145625A/ja active Pending
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