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JP2014138265A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2014138265A
JP2014138265A JP2013005694A JP2013005694A JP2014138265A JP 2014138265 A JP2014138265 A JP 2014138265A JP 2013005694 A JP2013005694 A JP 2013005694A JP 2013005694 A JP2013005694 A JP 2013005694A JP 2014138265 A JP2014138265 A JP 2014138265A
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Munetoshi Eguchi
宗利 江口
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

【課題】SSDの書き換え回数が上限に達した場合であっても、継続して使用することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
SSDの書き換え可能なデータ量が、次に一時保存する画像データのデータ量以上である場合は、SSDに当該画像データを一時保存するように制御し、SSDの書き換え可能なデータ量が、次に一時保存する画像データのデータ量未満である場合は、第1記憶装置に当該画像データを一時保存するように制御する。第1記憶装置に画像データを一時保存すれば処理を継続することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、SSDと他の記憶装置を併用する画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置では、プリントデータ(印刷ジョブ)のようなデータを保存する長期保存メモリとして、容量当たりのコストが安いHDD(Hard Disk Drive)を採用している。また、HDDは、プリントデータに基づいてRIP(Raster Image Processor)画像(ビットマップ画像、RAW画像)を生成した際に、印刷速度に対応させる為にRIP画像を一時的に保存するメモリ(以後、一時保存メモリと呼ぶ)としても使用される。
ところで、プリントジョブでは、プリントデータを画像データ(RIP画像)に展開し、この画像データをHDDに順次保存する処理を行いながら、展開の完了したページの画像データをHDDから順にページメモリに読み出し、1ページ分の画像データがページメモリに格納された時点でプリンタ部にそのページの印刷を指示するようになっている。このため、展開した画像データをHDDに格納する際のデータ転送速度や、HDDからページメモリへ画像データを読み出す際のデータ転送速度が遅いと、プリンタ部での印刷待ちが発生し、画像形成装置の生産性が低下してしまう。
そこで、画像形成装置の生産性を維持する為に必要なデータ転送速度(以後、生産性維持速度と呼ぶ)を確保する為に、HDDを複数台搭載しRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成をとることで(並列的に使用することで)、データ転送速度を向上させる(データ転送を高速化する)方法(RAID0(ストライピング))がある。たとえば、図7は4台のHDDにてストライピングを行う画像形成装置を示す。
しかし、HDDを多数搭載すると、その分コストがかかる。また、その分のHDDを搭載する為のスペースが必要になる。そこで、複数台のHDDの代わりに1台のSSD(Solid State Drive)を使用する方法がある。SSDは、1台で生産性維持速度以上のデータ転送速度を確保することができ、なおかつ1台搭載する場合にかかるコストは、HDDを複数台(たとえば3台以上)搭載する場合にかかるコストに比べて安い。
なお、SSDの使用方法としては、以下の例が挙げられる。たとえば、特許文献1には、各種のセンサーによって、温度、振動、衝撃、気圧、バッテリィの残量、音圧もしくは暗騒音に対するHDDの相対発生音、または、ディスク装置の発生音、装置が電源投入時・切断時である等の環境条件を判断し、その判断結果(またはユーザの指示)に応じて、データの保存先としてHDDとSSDを切り替える方法が開示されている(特許文献1)。
また、特許文献2には、HDDにランダムアクセスを行った場合は、シーケンシャルアクセスを行った場合に比べてデータの転送に時間を要することから、データ転送速度の確保のため、ランダムアクセスを行う種類のデータはHDDではなくSSDに書き込む方法が開示されている(特許文献2)。
特開2006−338691号公報 特開2011−515727号公報
しかし、SSDは書き換え回数に上限があり、書き換え回数が上限値に達した場合には、SSDは書き込み禁止状態(ReadOnly状態)になってしまう。よって、SSDの書き換え回数が上限を迎えた場合、新たなSSDに交換するまで、書き込みが不可能で画像形成装置が使用できなくなるという問題がある。
なお、特許文献1、2に開示の方法は、SSDをHDDの補助として使用する方法であり、SSDを主要なメモリとして使用するものではなく、SSDの書き込み回数が上限に達した場合についての問題には対応していない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、SSDの書き換え回数が上限に達した場合であっても、継続して使用することのできる画像形成装置を提供する。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像データに基づいて記録紙上に画像を形成する画像形成部と、
前記画像データを一時的に保存するためのSSDと、
前記画像データを一時的に保存するための第1記憶装置と、
前記画像形成部に画像を形成させる画像データを前記SSDと前記第1記憶装置のいずれかを保存先に選択して一時保存し、該一時保存した画像データをその記憶先から読み出して前記画像形成部に転送して画像形成させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記SSDの書き換え可能なデータ量が、次に前記一時保存する画像データのデータ量以上である場合は前記SSDに、前記SSDの書き換え可能なデータ量が、次に前記一時保存する画像データのデータ量未満である場合は前記第1記憶装置に、前記画像データを一時保存する
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明では、SSDの書き換え可能なデータ量が、次に一時保存する画像データのデータ量以上である場合は、SSDに、その画像データを一時保存し、SSDの書き換え可能なデータ量が、次に一時保存する画像データのデータ量未満である場合は、第1記憶装置にその画像データを一時保存する。これにより、SSDの書き換え回数が上限を迎え、SSDへの書き込みが不可能になった場合であっても画像形成を継続することができる。
[2]次に前記一時保存する画像データのデータ量は、ジョブ単位のデータ量、もしくはページ単位のデータ量のいずれか一方である
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
上記発明では、次に一時保存する画像データのデータ量は、ジョブ単位のデータ量、もしくはページ単位のデータ量のいずれか一方である。ジョブ単位のデータ量とSSDの書き換え可能なデータ量を比較する場合は、ジョブの実行中に保存先の切り替え(SSDと第1記憶装置)が発生しない。ページ単位のデータ量とSSDの書き換え可能なデータ量を比較する場合は、ジョブ単位のデータ量と比較する場合に比べてより確実に、SSDが書き込み不可能になるぎりぎりまで書き込み処理を継続することができる。
[3]前記第1記憶装置は、前記SSDよりもデータの転送速度が遅く、
前記制御部は、前記SSDを前記一時保存の保存先として選択した場合は、前記一時保存と、前記一時保存した画像データの読み出しを並行して行い、前記第1記憶装置を前記一時保存の保存先として選択した場合は、前記一時保存と、前記一時保存した画像データの読み出しを別々に行う
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成装置。
上記発明では、第1記憶装置は、データ転送速度が遅いので、書き込みと読み出しを並行して行うと画像形成部で待ち時間が発生する。書き込みと読み出しを別々に行うと、書き込みが完了するまでの待ち時間が発生するが、読み出しのデータ転送速度は向上するので、画像形成部での待ち時間の発生を防止することができる。SSDはデータ転送速度が高速なので、書き込みと読み出しを並行して行っても画像形成部で待ち時間が発生しない。
[4]前記第1記憶装置はHDDである
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
[5]前記第1記憶装置はSSDである
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成装置。
上記発明では、画像形成装置は2台のSSDを一時保存の保存先として使用する。
[6]前記第1記憶装置に前記一時保存の実行中に前記SSDを交換可能とする
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、SSDを交換する際に、画像形成装置の稼働を中断する必要が無いので、SSDの交換中であっても画像形成装置を継続して使用することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、SSDの書き換え回数が上限に達した場合であっても、画像形成を継続することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 画像形成装置が、SSDを一時保存メモリとして使用しつつ印刷ジョブを実行する際のデータフローを示す説明図である。 画像形成装置が、HDDを一時保存メモリとして使用しつつ印刷ジョブを実行する際のデータフローを示す説明図である。 SSDの書き換え回数と、書き込み可能量の関係を示すグラフを示す図である。 SSDのS,M,A,R,T機能が示すSSDの情報の一例を示す説明図である。 ラスタライズ処理(RIP処理)を開始してから、RIP画像が一時保存されるまでの処理を示す流れ図である。 HDD4台でストライピングを行う画像形成装置が、印刷ジョブを実行する場合のデータフローを示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成図を示す。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)11と、バス23を通じてCPU11に接続されたROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、I/Oコントローラ15と、表示部16と、操作部17と、スキャナ部19と、プリンタ部20と、ファクシミリ通信部21が接続されており、また、I/Oコントローラ15にはバス23とは別の信号ラインでネットワークI/F(Interface)部18と、SSD32と、HDD33が接続されて構成されている。
CPU11はOS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM12には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が処理を実行することでジョブの実行など画像形成装置10の各機能が実現される。RAM13はCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。本発明の実施の形態では、CPU11は後述するHDD33からプリントデータを読み出して、ラスタライズ処理を行い、RIP画像を生成する。
不揮発メモリ14は、電源がオフにされても記憶が保持できる書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ14には、装置固有の情報や各種の設定情報などが記憶される。
I/Oコントローラ15には、バス23とは別の独立した信号ラインによって、ネットワークI/F部18と、SSD32と、HDD33が接続されている。I/Oコントローラ15は、SSD32とHDD33へのデータの読み書きを制御するSSDコントローラやHDDコントローラなどを含んで構成されている。I/Oコントローラ15は、これに接続されているデバイスの間に介在し、データの受け渡しを行う。たとえば、CPU11は、I/Oコントローラ15を介して、SSD32やHDD33等にアクセスする。
HDD33は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、プリントデータ(印刷ジョブ)やジョブ履歴、設定履歴などが保存される。プリントデータは、ジョブ実行時に読み出され、CPU11が行うRIP処理によってRIP画像が生成される。
SSD32は、不揮発の記憶装置であり、RIP処理によって生成されたRIP画像を、印刷速度に対応させる為に一時的に保存する(一時保存する)一時保存メモリとして使用される。この一時保存されたRIP画像は、後述するASIC30がプリンタ部20にRIP画像を送信する速度に対応して読み出され、ASIC30に転送される。
SSD32は書き換え回数(消去回数)に制限がある。書き換え回数が一定の回数を超えると、書き換えを行うごとに書き換え可能なデータの量が低下していき、書き換え可能なデータの量が0になった時点で書き込み禁止状態(ReadOnly状態)になる。なお、SSD32は、キャッシュメモリを有し、一定の量のデータがキャッシュメモリに溜まったら、その一定の量を1ブロックとし、当該ブロック単位でデータの読み書きを行う。
また、SSD32は、自機(SSD32)の状態を監視するS,M,A,R,T(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)機能を備えている。S,M,A,R,T機能を使用することで、CPU11はSSD32の書き換え可能なデータの量(書き換えが可能な残りブロック数)等を把握する。
表示部16は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作部17は、ユーザからジョブの投入や設定など各種の操作を受け付ける機能を果たす。操作部17は、表示部16の画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルのほかテンキーや文字入力キー、印刷開始のスタートボタンなどを備えて構成される。
ネットワークI/F部18は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて接続されている他の外部装置などと通信を行う。
スキャナ部19は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部19は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
プリンタ部20は、後述するASIC30から送られてくるRIP画像に応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置等とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタ(プリンタエンジン)として構成されている。画像形成は、インクジェット方式や、他の方式でもかまわない。
ファクシミリ通信部21は、ファクシミリ送信および受信に係る動作を制御する。
ASIC(Application Specific Integrated Circuit)30(図2参照)は、受信したRIP画像に対してプリント機能(画像形成出力)に係る各種の変換処理や画像処理(画像の拡大縮小、回転などの処理)を行う。ASIC30は、当該変換処理や、画像処理を行った後のRIP画像をプリンタ部20に送信するための集積回路である。また、ASIC30は、受信したRIP画像を一時的に保存するページメモリを有し、1ページ分のRIP画像が用意されたらプリンタ部20に送信する機能を備えている。
本発明の画像形成装置10は、HDD33に格納されている印刷ジョブ(プリントデータ)に基づいて印刷を行う。印刷ジョブを実行する際には、RIP画像をSSD32に一時保存する場合と、HDD33に一時保存する場合がある。
図2は、本発明の画像形成装置10が印刷ジョブを実行する際に、RIP画像をSSD32に一時保存する場合におけるデータフローを示す。
まず、印刷ジョブを外部のPC端末40からネットワークI/F部18が受信し、その印刷ジョブをHDD33に保存する(S1)。次に、CPU11がプリントデータを読み出してラスタライズし、RIP画像を生成する。すなわち、CPU11が、レンダリング処理を行って得たRIP画像(ビットマップ画像、RAW画像)をSSD32に一時保存する(S2)。その後、SSD32に一時保存されたRIP画像はASIC30に送信される。ASIC30は、RIP画像に対して各種の変換処理や画像処理を行いプリンタ部20に送信し、プリンタ部20は受信したRIP画像に基づいて印刷を行う(S3)。なお、図中の矢印付きの点線は、S1、S2、S3の処理が行われる際のデータフローを示す。
図3は、本発明の画像形成装置10が印刷ジョブを実行する際に、RIP画像をHDD33に一時保存する場合におけるデータフローを示す。まず、図2と同じく、印刷ジョブを外部のPC端末40からネットワークI/F部18が受信し、その印刷ジョブをHDD33に保存する(S11)。
次に、CPU11が、HDD33から印刷ジョブ(プリントデータ)を読み出して、ラスタライズ処理(RIP処理、レンダリング処理)を行って得たRIP画像をHDD33に一時保存する(S12)。その後、HDD33に一時保存されたRIP画像はASIC30に送信される。ASIC30は、RIP画像に対して各種の変換処理や画像処理を行いプリンタ部20に送信し、プリンタ部20は受信したRIP画像に基づいて印刷を行う(S13)。なお、図中の矢印付きの点線は、S11、S12、S13の処理が行われる際のデータフローを示す。
本発明の画像形成装置10は、印刷ジョブを実行する際に、SSD32の書き換え可能なデータ量が、次に一時保存するRIP画像のデータ量以上であれば、そのRIP画像をSSD32に一時保存し、SSD32の書き換え可能なデータ量が、次に一時保存するRIP画像のデータ量未満の場合は、そのRIP画像をHDD33に一時保存する(一時保存するメモリをSSD32からHDD33に切り替える)。
RIP画像を一時保存する際には、CPU11が、S,M,A,R,T機能によってSSD32の情報を取得し、その取得した情報からSSD32の書き換え可能なデータの量を判断し、次に一時保存するRIP画像のデータ量と比較する。HDD33にRIP画像が一時保存された場合であっても、そのRIP画像はHDD33からASIC30を介してプリンタ部20に送信され、印刷が行われるので、SSD32が書き込み禁止状態になった場合でも、一時保存の保存先をHDD33に切り替えることで、中断、失敗することなく印刷ジョブの実行を継続することができる。
図2では、印刷ジョブを実行する際に、印刷ジョブの実行に必要な各構成要素間でのデータ転送速度は、
・ネットワークI/F部18とI/Oコントローラ15間が、50MByte/sec、
・I/Oコントローラ15とCPU11等(CPU11とROM12、RAM13等)間が、2000MByte/sec、
・CPU11等とASIC30間が、700MByte/sec、
・ASIC30とプリンタ部20間が、100MByte/sec、
・I/Oコントローラ15とSSD32間が、200MByte/sec、
・I/Oコントローラ15とHDD33間が、130〜100MByte/sec、
となっている。I/Oコントローラ15とSSD32間のデータ転送速度が所謂、SSD32のデータ転送速度であり、I/Oコントローラ15とHDD33間のデータ転送速度が所謂、HDD33のデータ転送速度である。ここでは、RIP画像が、一時保存されたメモリからASIC30に転送される際の転送速度が、ASIC30とプリンタ部20間の転送速度(100MByte/sec)以上である場合は、待ち時間が発生せず、画像形成装置10の生産性が維持される。
図2において、印刷ジョブの実行時にS2と、S3の処理(SSD32へのRIP画像を書き込む(一時保存する)処理と、SSD32からRIP画像を読み出す処理(ASIC30に送信する処理))を同時に実行することを想定すると、SSD32のデータ転送速度は、書き込み速度/読み出し速度が各々100MByte/secとなる。この条件下でのSSD32の読み出しに係るデータ転送速度(100MByte/sec)は、ASIC30とプリンタ部20間の転送速度(100MByte/sec)以上なので画像形成装置10の生産性は維持される。
印刷ジョブの実行によって、SSD32への一時保存を繰り返し(書き換えを繰り返し)、SSD32への書き換え回数が一定の回数を超えたら、書き換えを行うごとにSSD32の書き換え可能なデータ量が低下する。SSD32の書き換え可能なデータ量が、次に一時保存するRIP画像のデータ量未満である場合は、そのRIP画像をHDD33に一時保存する(一時保存メモリをHDD33に切り替える)。
図2では、RIP画像を書き込む処理と、RIP画像を読み出す処理を同時に実行していたが、図3において、S12とS13の処理を同時に実行する場合は、書き込み速度と読み出し速度が各々65〜50MByte/secとなり、読み出し速度がASIC30とプリンタ部20間の転送速度(100MByte/sec)より遅いので、プリンタ部20での印刷待ちが発生する(生産性を維持できなくなる)。
図3においてプリンタ部20での待ち時間の発生を防止したい場合は、S12とS13の処理(HDD33へのRIP画像を書き込む処理と、HDD33からRIP画像を読み出す処理)を別々に行ってもよい。S12とS13の処理を別々に行う場合は、HDD33の書き込み速度と読み出し速度を各々130〜100MByte/secの状態で印刷ジョブを実行することができる。この場合、S12の処理が完了するまで待ってから印刷を開始するが、読み出し速度に係るデータ転送速度がASIC30とプリンタ部20間の転送速度(100MByte/sec)以上となるので、印刷途中でプリンタ部20に待ち時間は発生しない。
図3では、SSD32が書き込み禁止状態になった場合であっても、一時保存メモリをHDD33に切り替えているので、印刷ジョブの実行処理を継続することができる。画像形成装置10は、HDD33を一時保存メモリとして使用中(印刷ジョブの実行中)であっても、その処理を中断することなくSSD32を交換することができるように構成されている。SSD32の交換中であっても画像形成装置10を使用することができるので生産性を極端に落とすことなく処理を継続することができる。
図4は、SSD32の書き換え回数と、SSD32の書き換え可能なデータの量(書き換え可能量とする)の関係を表すグラフ90を示す。横軸は書き換え回数を、縦軸は書き換え可能量を示す。なお、グラフ90では、不良ブロックの発生による書き換え可能量の低下は起こらないものとする。
書き換え回数がT1以下の状態までは、書き換え可能量は最大の状態で(書き換え可能量の最大値を第1データ量とする)一定に保たれている。書き換え回数がT1を超えたら、書き換えが行われるごとに書き換え可能量が第1データ量から徐々に低下していき、書き換え回数がT2を超えた時点で書き換え可能量が0になる(Read Only状態(書き込み禁止状態)になる)。
書き換え回数がT1を超え、書き込み可能量の低下が始まったら、データの書き込み途中(書き換え途中)でSSD32がRead Only状態になる恐れがある。そこで、CPU11はSSD32の書き換え可能量を監視し、次に一時保存するRIP画像のデータ量を把握して、書き込み処理中にSSD32がRead Only状態(書き込み禁止状態)にならないように、一時保存用メモリをHDD33に切り替える。
なお、SSD32の書き換え可能量と、次に一時保存するRIP画像のデータ量を比較する際には、ジョブ単位のRIP画像、もしくはページ単位のRIP画像のデータ量を比較する。RIP画像はRAWデータなので、ページサイズが同じであれば1ページあたりのデータ量は同じサイズになる。CPU11は、印刷ジョブのページサイズ、ページ数等を把握し、ページ単位のRIP画像のデータ量、もしくはジョブ単位のRIP画像のデータ量を算出する。
ページ単位のRIP画像のデータ量と書き換え可能量を比較した場合は、ジョブ単位のRIP画像のデータ量と書き換え可能量を比較する場合に比べて、SSD32が書き込み不可能になるぎりぎりまで書き込み処理を継続することができる。
ジョブ単位のRIP画像のデータ量と、書き換え可能量を比較した場合は、一時保存メモリの切り替えが、ジョブの処理中に発生しなくなる。これにより、ジョブの処理中に一時保存メモリが切り替わった場合の待ち時間(データ転送速度の低下等による待ち時間)が発生しなくなる。
CPU11が書き換え可能量を監視する際には、SSD32のS,M,A,R,T機能を使用する。図5はSSD32のS,M,A,R,T機能によって、CPU11が取得する情報を示すS,M,A,R,T検査項目一覧91を示す。
図5のS,M,A,R,T検査項目一覧91が示す項目としては、最大消去回数、該当チップ番号、最少消去回数、チップ不良ブロック数、全物理ブロック消去回数、消去済み物理ブロック数、総物理ブロック数の7つがある。
CPU11は、総物理ブロック数の項目が示すブロック数から、消去済み物理ブロック数とチップ不良ブロック数の項目が示すブロック数を引いた数のブロック数(残りブロック数とする)に基づいてSSD32の書き換え可能量を判断する。具体的には、1ブロックあたりのデータ量と残りブロック数を乗算して得た値を書き換え可能量とする。
図6は、画像形成装置10が印刷ジョブを実行する際に、RIP画像を一時保存する処理の流れを示す。まず、CPU11が印刷ジョブの開始(RIP処理の開始)指示を受け付ける(ステップS101)。
次に、その開始指示を受け付けた印刷ジョブ(プリントデータ)をラスタライズした場合に生成されるRIP画像のデータ量を算出する(ステップS102)。ここでは、ジョブ単位でのRIP画像のデータサイズ、もしくはページ単位でのRIP画像のデータサイズを算出する。
次にCPU11は、S,M,A,R,T機能を使用し、SSD32の書き換え可能量(図中では残容量と示す)を取得する(ステップS103)。
ステップS103で取得したSSD32の書き換え可能量(残容量)が、ステップS102で算出したRIP画像のデータ量以上であれば(ステップS104;Yes)、そのRIP画像をSSD32に書き込み(ステップS105)、ステップS107に進む。
ステップS103で取得したSSD32の書き換え可能量(残容量)が、ステップS102で算出したRIP画像のデータ量未満であれば(ステップS104;No)、そのRIP画像をHDD33に書き込み(ステップS106)、ステップS107に進む。
その後、SSD32とHDD33のどちらにRIP画像を一時保存したかを記録して(保存先リストを更新して)(ステップS107)処理を終了する。なお、一時保存したRIP画像を出力する際には、ステップS107で更新した保存先リストを参照して、一時保存したRIP画像が読み出される。
本発明の画像形成装置10は、ラスタライズ処理によって生成したRIP画像を一時保存する際に、SSD32の書き換え可能量が、次に一時保存するRIP画像のデータ量以上であれば、そのRIP画像をSSD32に一時保存し、SSD32の書き換え可能量が、次に一時保存するRIP画像のデータ量未満であれば、そのRIP画像をHDD33に一時保存する。これにより、SSD32に一時保存が可能な場合は極力SSD32に一時保存を行いつつ、SSD32がReadOnly状態になった場合でも、書き込み先をHDD33に切り替えることで、印刷ジョブの実行を継続することができる。
本発明の画像形成装置10は、印刷ジョブの実行中に、SSD32が書き込み禁止状態になったことに起因して、直ちに使用不可になることがない。一時保存先をHDD33に切り替えることで、画像形成装置10の機能を維持しながら(性能的には劣るが)、SSD32を交換することができる。なお、SSD32を交換後は、元の性能に復帰する。
また、SSD32の書き換え可能量が一定以下になったら一時保存メモリをHDD33に切り替える場合は、一時保存中にその切り替えが発生しないように、マージンを大きくする必要があるが、本発明の画像形成装置10は、SSD32の書き換え可能量とRIP画像のデータ量とを比較して一時保存先の切り替えを行うので、SSD32が書き込み不可能になるぎりぎりまで書き込み処理を継続することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施の形態では、SSD32と共にHDD33を併用していたが、HDD33を他の記憶装置に代えてもよい。たとえば、もう一台のSSD32に代えてもよい。また、画像形成装置10と別体に設けられた記憶装置に代えてもよい。たとえば、外部のサーバ等であってもよい。
また、SSD32が書き込み禁止状態になった場合、HDD33への一時保存を中断しなければ、SSD32を交換できない構成であってもよい。
本発明の実施の形態では、ページ単位のRIP画像、もしくはジョブ単位のRIP画像のデータ量をSSD32の書き換え可能量と比較したが、次に一時保存するRIP画像の単位はこれに限らない。また、一時保存の対象となる画像データは、RIP画像に限定しない。
本発明の実施の形態では、印刷ジョブを実行する際に、プリントデータをラスタライズして得たRIP画像を一時保存していたが、コピーのように、スキャナ部19が読み取った画像を一時保存してもよい。コピーを行う場合は、まず、スキャナ部19が読み取って得た画像データ(RAW画像)をSSD32に一時保存し、その画像データを読み出してASIC30に送信する。その後、ASIC30で各種の変換処理が行われ、プリンタ部20がその画像データに基づく画像形成を行う。
10…画像形成装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…I/Oコントローラ
16…表示部
17…操作部
18…ネットワークI/F部
19…スキャナ部
20…プリンタ部
21…ファクシミリ通信部
23…バス
30…ASIC
32…SSD
33…HDD
40…PC端末
90…グラフ
91…S,M,A,R,T検査項目一覧

Claims (6)

  1. 画像データに基づいて記録紙上に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像データを一時的に保存するためのSSDと、
    前記画像データを一時的に保存するための第1記憶装置と、
    前記画像形成部に画像を形成させる画像データを前記SSDと前記第1記憶装置のいずれかを保存先に選択して一時保存し、該一時保存した画像データをその記憶先から読み出して前記画像形成部に転送して画像形成させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記SSDの書き換え可能なデータ量が、次に前記一時保存する画像データのデータ量以上である場合は前記SSDに、前記SSDの書き換え可能なデータ量が、次に前記一時保存する画像データのデータ量未満である場合は前記第1記憶装置に、前記画像データを一時保存する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 次に前記一時保存する画像データのデータ量は、ジョブ単位のデータ量、もしくはページ単位のデータ量のいずれか一方である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1記憶装置は、前記SSDよりもデータの転送速度が遅く、
    前記制御部は、前記SSDを前記一時保存の保存先として選択した場合は、前記一時保存と、前記一時保存した画像データの読み出しを並行して行い、前記第1記憶装置を前記一時保存の保存先として選択した場合は、前記一時保存と、前記一時保存した画像データの読み出しを別々に行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1記憶装置はHDDである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1記憶装置はSSDである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1記憶装置に前記一時保存の実行中に前記SSDを交換可能とする
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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