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JP2014135453A - 基板支持装置およびそれを用いたプリント基板検査装置 - Google Patents

基板支持装置およびそれを用いたプリント基板検査装置 Download PDF

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JP2014135453A
JP2014135453A JP2013004016A JP2013004016A JP2014135453A JP 2014135453 A JP2014135453 A JP 2014135453A JP 2013004016 A JP2013004016 A JP 2013004016A JP 2013004016 A JP2013004016 A JP 2013004016A JP 2014135453 A JP2014135453 A JP 2014135453A
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Hidekazu Kitajima
英和 北嶋
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Abstract

【課題】基板の大きさが異なっても2つの押さえ部材で平行して基板を挟み込める技術、および、それにより精度よく基板上のはんだ状態を検査できることを目的とする。
【解決手段】固定された支持部材3と、基板1の端面の上側に位置して支持部材に固定された第1の押さえ部材4と、基板1の端面の下側に接触可能に、かつ上下移動可能に設けられた第2の押さえ部材7と、第1の押さえ部材と平行に支持部材3に固定された軸部材8と、第2の押さえ部材の下側に接触可能にされ、軸部材8を中心として回転可能に設けられた回転部材5と、を備え、回転部材5が回転し、第2の押さえ部材を上に移動させ、基板1の端面を第1の押さえ部材に押圧することで固定保持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリント基板(以下、「基板」と言う。)を安定に保持する基板支持装置、および安定に保持されている基板の印刷されたはんだ状態を検査する印刷はんだ検査装置に関する。特に、大きさの異なる複数種類の基板の面が、大きさが異なっても同じ平面で固定して支持可能にするとともに、大きさが異なっても同じ精度で基板上のはんだ状態を検査できるようにした技術に係る。
従来、搬送されてきた基板を検査するために搬送機構上で停止させ、安定に固定保持して検査する技術がある(特許文献1を参照)。特許文献1の技術は、ベルトで搬送されて所定の検査位置で停止した基板の二つの辺を、搬送中は搬送の邪魔にならないように下げられていた基板の下にある下クランプを搬送停止時に上に駆動力で持ち上げることで基板を上クランプに押し付けて固定するものであった。その固定保持機構部分を基板の横側から見て、モデル的に表したのが図9Aである。
図9Aは、制御部220が基板を載せたベルトを回転させ(不図示)て搬送し(左から右へ搬送)、所定の検査位置に基板1が来たことを検知して搬送を停止させ、下から駆動力で持ち上げて、基板1を下クランプ300と上クランプ400の間に挟み固定している状態である。
このように基板1が固定された状態で、検査部200を構成する制御部220は、光センサ100を、基板1の面を走査しつつ、基板1の面に送った光の反射光を受けて走査箇所における変位を測定する(いわゆる、三角測量)。そして、評価部210は、走査箇所の位置と測定した変位とから、はんだの形状を表すデータを算出し、基準データと比較し、合否判断する。
変位測定時の光センサ100は、基板1の表面に対して平行に走査する。つまり、光センサ100が走査のとき移動した箇所を結んだ平面を走査面100aとすると、図9Aに示すように、基板1の表面と平行である。この場合、平行からずれるとその分、変位測定の誤差となる。
一方、検査対象である基板1は、さまざまな大きさのものがある。図9Aのものは(引用文献1も同じ)は、搬送方向と直交する方向(この方向を幅方向とする)は、基板1の幅に応じて調整可能にされているが、搬送方向(この方向を長さ方向とする)における下300の長さは、検査対象とする基板1の長さの範囲(「検査対象範囲」と言う。)の最大長に亘る長さにされていて、それより短い長さの基板1に対して長さ調整はされないで、固定された長さにされている。
したがって、図9Bのように検査対象範囲の最大長に比べて短い長さの基板1をクランプして固定した場合、下クランプ300もわずかに斜めになり、基板1も上クランプに対して平行でなくなり、変位測定時に誤差が生じやすい。引用文献1では、下クランプの両サイドに下クランプが真っ直ぐ上下できるようにガイドを設けているが、構造が複雑になること、そして、各構造の公差、基板の長さ、厚さ等の関係から精度良く平行にクランプすることは困難である。
特開2008−66630号公報
本発明の目的は、基板を上下の2つの押さえ部材(クランプ)で挟んで固定する際、基板の大きさが異なっても、2つの押さえ部材(クランプ)が平行して基板を挟み込める技術、および、それにより精度よく基板上のはんだの形状を検査できる技術を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、一辺の長さが所定範囲内で異なるプリント基板(1)を受けて、固定的に支持する基板支持装置であって、支持部材(3)と、前記一辺に沿う前記所定範囲の最大長に亘る長さの板状の形状を有し、前記一辺と直交する幅方向の一端側が、前記プリント基板の端面の一方の面の上側になるよう、他端側が前記支持部材に固定された第1の押さえ部材(4)と、前記一辺に沿う前記最大長に亘る長さの板状の形状を有し、該第1の押さえ部材に相対する位置で前記端面の裏の面側に接触可能に位置し、かつ前記端面に直交する方向に移動可能に設けられた第2の押さえ部材(7)と、前記一辺に沿って前記第1の押さえ部材と平行に前記支持部材に固定された軸部材(8)と、板状の形状を有し、前記軸部材を中心として回転可能に設けられ、前記回転の中心から離れた遠端側が、前記第2の押さえ部材の前記端面に接触する側とは反対側に接触可能に設けられた回転部材(5)と、を備え、前記回転部材の前記遠端側が前記端面に近い方へ回転することにより、前記第2の押さえ部材を前記端面方向へ移動させてプリント基板の前記端面を前記第1の押さえ部材に押圧することで、前記プリント基板を固定的に保持することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、搬送路を搬送されてきた、搬送方向の長さが所定範囲内で異なるプリント基板(1)を受けて、該搬送方向と直交する幅方向の両端面を固定的に支持する同一構造の2つの保持機構を有する基板支持装置であって、1つの前記保持機構は、前記搬送路の外側に、固定された支持部材(3)と、前記搬送方向に沿って前記所定範囲の最大長に亘る長さの板状の形状を有し、前記幅方向の一端側が前記端面の上側になるよう、他端側が前記支持部材に固定された第1の押さえ部材(4)と、前記搬送方向に沿って前記所最大長に亘る長さの板状の形状を有し、該第1の押さえ部材に相対する前記端面の下側に接触可能に、かつ上下の移動を可能に設けられた第2の押さえ部材(7)と、前記搬送方向に沿って前記第1の押さえ部材と平行に前記支持部材に固定された軸部材(8)と、板状の形状を有し、前記軸部材を中心として上下方向に回転可能に設けられ、前記回転の中心から離れた遠端側が、前記第2の押さえ部材の前記端面に接触する側とは反対側に接触可能に設けられた回転部材(5)と、を備え、前記回転部材の遠端側が上方向に回転することにより、前記第2の押さえ部材を上に移動させてプリント基板の前記端面を前記第1の押さえ部材に押圧することで、前記プリント基板を固定的に保持することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記回転部材の幅方向のいずれかの位置で前記軸部材を中心にシーソー動作可能に設けられ、前記遠端側と反対側を下方に駆動されることにより、前記遠端側が上方向に回転することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記第2の押さえ部材と前記回転部材とが接するいずれか一方が面を有し、他方が長さ方向の両端側に高さ調整可能な2つの凸部(11)を有し、該面と該凸部が接触する構造であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記軸部材及び前記回転部材の前記搬送方向のそれぞれの長さは、前記最大長に亘る長さを有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、プリント基板のはんだ面を上面として保持する前記請求項2に記載の基板支持装置と、該プリント基板の上方に位置に設けられ、該プリント基板を光で走査し、その反射光を受けて変位データを取得する光センサ(100)と、前記変位データを受けて該プリント基板上のはんだ形状を算出してその検査を行う検査部(200)と、を備えたプリント基板検査装置である。
本発明によれば、第1の押さえ部材と軸部材とが平行に支持部材に固定され、その軸部材を中心に回転部材が回転することで、検査対象とするプリント基板の最大長に亘って、第2の押さえ部材を第1の押さえ部材に対して平行を維持しつつ、移動させて、プリント基板を第1の押さえ部材に押圧することで、固定維持するので、例え、最大長より短い長さのプリント基板であっても、第1の押さえ部材を平行に押圧し、固定できる。
本発明に係る基板支持装置の構成を示す図で、上から見た図である。 本発明に係る基板支持装置の構成を示す図で、図1の矢視Aから見た図で、基板1が固定されていない状態の図である。 本発明に係る基板支持装置の構成を示す図で、図1の矢視Aから見た図で、基板1が固定されている状態の図である。 本発明に係る基板支持装置の構成を示す図で、図3の矢視Bから見た図である。 高さ調整部を備えた構造を示す図である 回転部材と駆動力の与え方の変形例を示す図である。 回転部材と駆動力の与え方の変形例を示す図である。 本発明による作用効果説明をする図である。 回転部材と軸部材の変形例を示す図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
以下、基板支持装置について第1の実施形態で説明し、プリント基板検査装置について第2の実施形態で説明する。
[第1の実施の形態]
この実施形態における本発明に係る基板支持装置は、プリント基板検査装置の検査対象であるプリント基板を所定の検査位置まで搬送するとともに、その検査位置で固定支持する装置として説明する。言い換えれば、基板搬送装置でもある。
図1〜図8を基に、プリント板(以下、「基板」と言う)に塗布されたはんだの状態を検査するプリント板検査装置を例に、それに用いられる基板支持装置の実施形態について説明する。
図1は、その基板支持装置の上から見た図である。基板1は、モータ(不図示)で駆動されるベルト2により右側へ搬送され(以下、この搬送する方向を「搬送方向」、或いは基板1の「長さ方向」と言う)、基板1が検査すべき位置に来て、センサ(不図示)がその基板1を検知した時、図1で言えば、上クランプ4(第1の押さえ部材)の在る位置にきたときベルトが停止する。このとき、基板1の搬送方向と直交する方向(以下、この方向を基板1の「幅方向」と言う)の両端の辺を2つのベルト2に乗せて、その幅の両端側に在る2つの支持部材3に沿って搬送される。この2つの支持部材3は、基台(不図示)に搭載され、間接的にベルト2を保持し、幅方向に相対的に移動可能にされている。そしてこの間隔は、検査対象である基板1の幅に合わせて調整され、横支柱9で間隔が固定される。この状態で、支持部材3は、基台に固定されている。なお、支持部材3を図1〜3では、壁状の形態で説明しているが、骨部材で組まれていたものでもよい。
図1における基板1は、上クランプ4のところで停止した状態を示す。この基板1の搬送方向における長さは、ほぼ上クランプ4の長さと同じものを例にしている。図1の矢視Aの方向から基板支持装置を見た図であって、支持部材3の一方側を記載した図(基板支持装置を構成する一対の保持機構のうち一方の保持機構を示す図)が、図2である(基板支持装置を構成する他方の保持機構も同じ構造なので省略する。)。以下の説明では、一方の保持機構を中心に説明するが、他方も同じ機能・動作を行う。
図1及び図2において、上クランプ4は、支持部材3に対して直交する方向(水平方向)に平面を有する板状の形状を有し、かつ搬送方向に検査対象とする基板1の長さの範囲のほぼ最大長を有する。そして、図2に示すように幅方向の一端を支持部材3に固定され、他端が基板1の上面の幅方向の端面に張り出している。
下クランプ7(第2の押さえ部材)は、支持部材3に対して平行方向(垂直方向)に平面を有する板状の形状を有し、その上辺は基板1を挟んで上クランプ4と相対する位置に配され、かつ支持部材3に固定されているクランプガイド11により、上下移動可能にガイドされ、支持されている。下クランプ7は、幅方向に、基板1の下から基板1の下の端面に接触して押圧するに足る厚さであって、無端ベルトである上下のベルト2を通す溝を有するに十分な厚さを有する。また、下クランプ7は、搬送方向の位置、及び長さは、上クランプと同様の位置、長さを有する。
図2及び図1において、棒状の軸部材8が上クランプ4と平行に搬送方向に沿って軸支持部6によって支持部材3に取り付けられている。軸部材8には、軸部材8を中心にシーソー回転可能に板状の回転部材5が設けられている。これら軸部材8、回転部材5の搬送方向の長さは、上クランプ4の長さと同じか長いこと、つまり検査対象とする基板1の長さ範囲の最大長と同じかそれ以上が好ましい。
回転部材5の幅方向の一端側(回転中心から離れた遠端側、図2において軸部材8の右側)は、下クランプ7の下側、つまり、下クランプ7の基板1を押圧する側の上辺とは反対側の下辺を接触して支えている。そして、軸部材8を挟んだ回転部材5の幅方向の他端側(図2において軸部材8の左側)は、駆動手段10により上下に駆動される。図2は、回転部材5の幅方向の他端側が上げられて回転部材5が時計回りに回転することで、下クランプ7が下がり、上クランプ4と基板1の上端面とが離れている状態を示す。この場合、駆動手段10は、例えば、エアーシリンダで構成でき、そのシリンダで回転部材5の幅方向の他端側(図2において軸部材8の左側)を、直進運動で上下に駆動することができる。
駆動手段10は、基板1の搬送時、及び基板1が検査位置で停止したばかりのときは、図2のように回転部材5を左上がり右下がりの状態に駆動することで、基板1の搬送を容易にしている。そして、基板1が検査位置で停止したとき、図3に示すように、軸部材8が、軸部材8を挟んだ回転部材5の幅方向の他端側(図2において軸部材8の左側)を下方へ押すことにより、図3のように回転部材5を左下がり右上がりの状態にするとで、下クランプ7をクランプガイド11に沿って上に持ち上げることで、下クランプ7の上辺で基板1の下側の端面を押圧させ、かつ基板1を上クランプ4に押圧させて、固定する。
図4は、図3の矢視Bから見た図である。図4に示すように、上クランプ4に平行な軸部材8を中心に軸部材8に対して、面を平行に維持しつつ回転する回転部材5で、下クランプ7を上方に駆動することから、下クランプもまた軸部材8(或いは上クランプ4)に対して平行を維持しつつ上方に移動し、基板1を上クランプ4を押圧し、固定する。
したがって、例えば図7に示すように、基板1の搬送方向の長さが、検査対象とする基板1の長さの範囲の最大長より短い場合であっても、下クランプ7は、上クランプ4に対して平行を維持しつつ移動して押圧する。つまり、図9Bのように、斜めに押圧することがない。
なお、上クランプ4が基板1と接する面、下クランプ7が基板1と接する面(上辺)、下クランプ7が回転部材5と接する面(下辺)、及び軸部材8を搬送方向と直交する方向(幅方向)から見たとき、これら全部が平行である。
[回転部材と軸部材についての変形例1]
これまで、図1や図4に示されるように回転部材5や軸部材8の搬送方向の長さが上クランプ4と同様に、検査対象である基板1の長さの範囲で、最大長とほぼ同じ、或いはそれ以上の長さを有することで説明してきた。それは、長い方が、下クランプ7を平行に維持しつつ移動させるのに有利であるからである。例えば、軸部材8の径と、回転部材5が軸部材8を受け入れる孔の径との間に径の違いによるガタが生じ、その分、平行度が崩れ傾斜が生じたとしても、同じガタの程度であるなら、双方が長いほど、傾斜角度が小さくなるから有利である。
逆に言えば、図8に示すように、軸部材8aの径と、回転部材5cが軸部材8aを受け入れる孔の径との間に径の違いによるガタが生じなければ、軸部材8aの長さ、回転部材5cの軸受部分(孔のある部分)の長さを短くすることもできる。ただし、回転部材5cの下クランプ7と接する平面の長さは、最大長とほぼ同じ、或いはそれ以上の長さを有することが望ましい。下クランプ7の下辺全体に均一な力を与えて平行を維持しつつ移動させたいためである。
[回転部材と軸部材についての変形例2]
軸部材8と回転部材5とは、バラバラに回転し、一緒に軸支持部材6に設けられた孔を中心に回転し、或いは軸部材5は不回転の固定で回転部材5が回転する、のいずれでもよい。ただ、軸部材8が不回転で固定され回転部材5が回転する方が、軸が安定するので良い。
駆動手段10についても、エア−シリンダで説明したが、モータまたはそれらとギヤ等で直接に軸部材5或いは回転部材5を回転することで、下クランプ7を上下させてもよい。ただ、エア−シリンダは、瞬時に必要な駆動力を提供できる。
そして、図1、図2の構造では、エア−シリンダ等で一点に駆動力を集中させても、軸部材8及び回転部材5により、その駆動力を分散し、下クランプ7を平行に駆動させる力に変換できる構造でもある。
[回転部材と軸部材についての変形例3]
第1の実施形態では、回転部材5として、図2示すように、軸部材8を中心として左右対称の板状部材で説明したが、図6Aの回転部材5aのように下クランプ7に接触する右辺だけ在って軸部材8を中心に回転する構造で、下から駆動手段10のエア−シリンダで駆動するようにしてもよい。図6Aからすると、回転部材5aを無くして直接駆動手段で駆動させてもよいのでないかという疑問も生じかねないが、上記したように、軸部材8及び回転部材5aは、その駆動手段10からの駆動力を分散し、下クランプ7を平行に駆動させる力に変換できる構造である。
また、図6Bのように回転部材5bをL型の構造にしてもよい。回転部材をどのような形状にするかは、駆動手段10の位置や駆動方向により適切なものを採用することが望ましい。ただ、図2におけるシーソー構造はテコの原理からしても有利である。
[回転部材と下クランプ接点の変形例]
上記したように、上クランプ4が基板1と接する面、下クランプ7が基板1と接する面、下クランプ7が回転部材5と接する面、及び軸部材8を搬送方向と直交する方向(幅方向)から見たとき、これら全部が平行であることが望まれる。しかし、各部品の公差、或いは経年変化における摩耗、歪等をからして、これらの平行度がずれてくることも考えられる。このような場合、図5に示すように下クランプ7、或いは回転部材5の位置に対して対称な位置に突(凸)状の高さ調整部12を設け、それらを介して互いに接する構造とするとよい。高さ調整部12は、ねじ式で回すと高さを変更でき、変更後はロックできるものである。高さ調整部12は、回転部材5側、下クランク7側のいずれの側に設けてもよい。そのとき高さ調整部12と接触する他の方は平面とする。
なお、上記実施形態として、下クランプ7を上下方向に動作させるための軸部材8、回転部材5、駆動手段10及び軸支持部材6を、対抗する一対の支持部材3間(つまり、支持部材3の内側)に配置した構成としているが、これに限らず一対の支持部材3の外側に配置してもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態における基板支持装置に図9Aにおける光センサ100及び検査部200を用いたプリント基板検査装置について説明する。本実施形態は、図9、図1〜図8を用いて、特に、光センサ100及び検査部200を図1及び図に適用した形態で説明する。この説明で用いる図記号で、これまで説明してきた図記号と同一の要部は同一の機能である。
説明は、搬送・検査の動作の流れに従って説明する。
なお、光センサ100は、上クランプ4に対して平行に走査可能になっている。
ステップ1;検査部200における制御部220は、駆動手段10に対して回転部材5を上げるようにシーソー回転させることで、下クランプガイドを下げさせる(図2の状態)。
ステップ2;その状態で基板1が図1の左側で搬入されたととき、制御部220は、モータ(不図示)を制御してベルト2を回転させ、基板1を図1の右方向へ搬送させる。
ステップ3;そして、基板1が所定の検査位置にきたこと(図1のように上クランプの位置にきたこと)をセンサ(不図示)が検出したとき、制御部220は、モータを停止させ、搬送を停止させる。
ステップ4;制御部220は、駆動手段10に対して回転部材5を下げるように駆動させることで、回転部材5は軸部材8を中心にシーソー回転することで下クランプガイド7を上げさせて、基板1を上クランプ4へ押圧させて固定する(図3の状態)。
ステップ5;ステップ4の状態を維持しつつ、制御部4は、光センサ100を制御して、その基板1のレイアウトにしたがって走査しつつ、基板1の走査した位置における変位を測定する。そして、評価部210は、走査箇所の位置と測定した変位とから、はんだの形状を表すデータを算出し、予め記憶していた基準データと比較し、合否判断する。
この走査のとき、基板1は、例え長さが検査対象とする基板の最大長より短くとも、上クランプ4と平行な軸部材8を中心に加点する回転部材5とそれにより平行に移動する下クランプ7で、図7のように上クランプ4に対して平行に押圧されているので、固定時の態様により生ずる誤差の影響を軽減して測定できる。
制御部220は、光センサ100が走査(測定終了)、かつ評価部210が検査終了したのを受けてしたのを再び、ステップ1の状態にして、搬送を再開させる。
1 基板(プリント基板)
2 ベルト
3 支持部材
4 上クランプ(第1の押さえ部材)
5、5a、5b 回転部材
6 軸支持部
7 下クランプ(第2の押さえ部材)
8 軸部材
9 横支柱
10 駆動手段
11 クランプガイド
12 高さ調整部
100 光センサ
200 検査部
210 評価部
220 制御部
300 下クランプ
400 上クランプ

Claims (6)

  1. 一辺の長さが所定範囲内で異なるプリント基板(1)を受けて、固定的に支持する基板支持装置であって、
    支持部材(3)と、
    前記一辺に沿う前記所定範囲の最大長に亘る長さの板状の形状を有し、前記一辺と直交する幅方向の一端側が、前記プリント基板の端面の一方の面の上側になるよう、他端側が前記支持部材に固定された第1の押さえ部材(4)と、
    前記一辺に沿う前記最大長に亘る長さの板状の形状を有し、該第1の押さえ部材に相対する位置で前記端面の裏の面側に接触可能に位置し、かつ前記端面に直交する方向に移動可能に設けられた第2の押さえ部材(7)と、
    前記一辺に沿って前記第1の押さえ部材と平行に前記支持部材に固定された軸部材(8)と、
    板状の形状を有し、前記軸部材を中心として回転可能に設けられ、前記回転の中心から離れた遠端側が、前記第2の押さえ部材の前記端面に接触する側とは反対側に接触可能に設けられた回転部材(5)と、を備え、
    前記回転部材の前記遠端側が前記端面に近い方へ回転することにより、前記第2の押さえ部材を前記端面方向へ移動させてプリント基板の前記端面を前記第1の押さえ部材に押圧することで、前記プリント基板を固定的に保持することを特徴とする基板支持装置。
  2. 搬送路を搬送されてきた、搬送方向の長さが所定範囲内で異なるプリント基板(1)を受けて、該搬送方向と直交する幅方向の両端面を固定的に支持する同一構造の2つの保持機構を有する基板支持装置であって、
    1つの前記保持機構は、
    前記搬送路の外側に、固定された支持部材(3)と、
    前記搬送方向に沿って前記所定範囲の最大長に亘る長さの板状の形状を有し、前記幅方向の一端側が前記端面の上側になるよう、他端側が前記支持部材に固定された第1の押さえ部材(4)と、
    前記搬送方向に沿って前記所最大長に亘る長さの板状の形状を有し、該第1の押さえ部材に相対する前記端面の下側に接触可能に、かつ上下の移動を可能に設けられた第2の押さえ部材(7)と、
    前記搬送方向に沿って前記第1の押さえ部材と平行に前記支持部材に固定された軸部材(8)と、
    板状の形状を有し、前記軸部材を中心として上下方向に回転可能に設けられ、前記回転の中心から離れた遠端側が、前記第2の押さえ部材の前記端面に接触する側とは反対側に接触可能に設けられた回転部材(5)と、を備え、
    前記回転部材の遠端側が上方向に回転することにより、前記第2の押さえ部材を上に移動させてプリント基板の前記端面を前記第1の押さえ部材に押圧することで、前記プリント基板を固定的に保持することを特徴とする基板支持装置。
  3. 前記回転部材の幅方向のいずれかの位置で前記軸部材を中心にシーソー動作可能に設けられ、前記遠端側と反対側を下方に駆動されることにより、前記遠端側が上方向に回転することを特徴とする請求項2に記載の基板支持装置。
  4. 前記第2の押さえ部材と前記回転部材とが接するいずれか一方が面を有し、他方が長さ方向の両端側に高さ調整可能な2つの凸部(11)を有し、該面と該凸部が接触する構造であることを特徴とする請求項2または3に記載の基板支持装置。
  5. 前記軸部材及び前記回転部材の前記搬送方向のそれぞれの長さは、前記最大長に亘る長さを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の基板支持装置。
  6. プリント基板のはんだ面を上面として保持する前記請求項2に記載の基板支持装置と、
    該プリント基板の上方に位置に設けられ、該プリント基板を光で走査し、その反射光を受けて変位データを取得する光センサ(100)と、
    前記変位データを受けて該プリント基板上のはんだ形状を算出してその検査を行う検査部(200)と、を備えたプリント基板検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017010851A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 住友電装株式会社 自動車用多芯ケーブル
CN112188824A (zh) * 2020-09-08 2021-01-05 黄美婷 一种电子模块铜片与陶瓷按压贴合设备

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