JP2014133317A - 印刷装置及び印刷装置の印刷媒体搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤って異なる印刷媒体を給紙してしまった結果、誤りに気付いたオペレータがたとえ無理に手で印刷媒体を引き抜こうとしても、印刷媒体に損傷を与えず、印刷装置の搬送部品にも破損を与えない。
【解決手段】媒体挿入口Aから挿入された印刷媒体70を上下搬送ローラ8、9によって挟持して印字位置へ搬送する印刷装置100において、印刷媒体70に対する外力Rにより、印刷媒体70が搬送路において引き抜かれたことを検出する引抜検出手段と、引抜検出手段が搬送路における引き抜きを検出したとき、上下搬送ローラ8及び9に掛かる前記外力Rによる負荷を軽減する外力負荷軽減手段を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】媒体挿入口Aから挿入された印刷媒体70を上下搬送ローラ8、9によって挟持して印字位置へ搬送する印刷装置100において、印刷媒体70に対する外力Rにより、印刷媒体70が搬送路において引き抜かれたことを検出する引抜検出手段と、引抜検出手段が搬送路における引き抜きを検出したとき、上下搬送ローラ8及び9に掛かる前記外力Rによる負荷を軽減する外力負荷軽減手段を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は印刷装置に関するものである。
従来、この種の印刷装置は、印刷媒体を搬送する搬送手段と、搬送された印刷媒体に文字等の画像を印字する印字ヘッドと、印字ヘッドに対し印刷媒体が斜めに搬入されないように媒体搬送経路部に設けた媒体補正機構部と、印刷媒体がセットされたことを検知するテーブルセンサが備えられている。媒体搬送手段である上下搬送ローラ対は、両者間にテンションを掛けることにより、媒体挿入口からセットされた印刷媒体を挟持する。そして、回転動作することにより、下流である印刷開始位置へ印刷媒体を搬送し、ホストコンピュータからの印字データを受信後、即印字動作に移行できるようにしている。
なお、特開2007−223680号公報(特許文献1)には、印刷媒体のスキューを補正する印刷装置が記載されている。特許文献1によれば、接離可能な第1の搬送ローラ対と、これに印刷媒体を突き当てて印刷媒体の斜行を補正する斜行補正ローラ対を配設するもので、これにより設定される印字の頭出し位置の精度が向上し、印字位置がずれることがない印刷装置を提供するものである。
しかしながら、従来技術によれば、一台の印刷装置で複数種類の印刷媒体を使用して作業をしていた際、誤って異なる印刷媒体を給紙してしまうことがしばしばあった。その場合、誤りに気づいたオペレータは手で無理に印刷媒体を引き抜こうとした結果、印刷媒体が損傷してしまうという問題があった。更にこれだけではなく、場合によっては印刷装置の搬送部品に破損が生じるという問題もあった。
本発明が解決しようとする課題は、誤って異なる印刷媒体を給紙してしまった結果、誤りに気づいたオペレータがたとえ無理に手で印刷媒体を引き抜こうとしても、印刷媒体に損傷を与えず、印刷装置の搬送部品にも破損を与える心配のない印刷装置を提供することを可能とするものである。
上記課題を解決するために本発明に関する印刷装置は、媒体挿入口から挿入された印刷媒体を上下搬送ローラによって挟持して印字位置へ搬送する印刷装置において、前記印刷媒体に対する外力により、前記印刷媒体が媒体搬送路において引き抜かれたことを検出する引抜検出手段と、前記引抜検出手段が前記媒体搬送路における前記印刷媒体の引き抜きを検出したとき、前記上下搬送ローラに掛かる前記外力による負荷を軽減する外力負荷軽減手段を設けたことを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、上下搬送ローラに掛かる外力による負荷を軽減する外力負荷軽減手段を設けたので、誤って異なる印刷媒体を給紙してしまった結果、誤りに気づいたオペレータがたとえ外力としての手の力で無理に印刷媒体を引き抜こうとしても、印刷媒体に損傷を与えず、印刷装置の搬送部品にも破損を与える心配のない印刷装置を提供することが可能になる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に関する印刷装置に対しカバーを外した機構全体を示す斜視図である。印刷装置100の本体にはメカフレーム2を有し、このメカフレーム2には印字機構部1、上側搬送ローラ8及び下側搬送ローラ9を備えた搬送ローラ駆動機構部20並びにスペース機構部24を有している。印字機構部1は図2において後述する印字位置31に設けられる。印字機構部1は、主走査方向に移動される印字ヘッド3と、印字ヘッド3を搭載したキャリッジ2aと、印字ヘッド3に対向して印刷媒体70の全幅に亘って設けられるプラテン5を含んで構成される。搬送ローラ駆動機構部20は媒体挿入口Aから挿入された印刷媒体70を上側搬送ローラ8及び下側搬送ローラ9によって挟持し、印字位置31へ搬送し、またその逆に印字位置31から媒体挿入口Aへ搬送するように構成される。このように構成される印刷装置100に対し、印刷媒体70は媒体挿入口Aから矢印方向に給紙される。
図1は、第1の実施の形態に関する印刷装置に対しカバーを外した機構全体を示す斜視図である。印刷装置100の本体にはメカフレーム2を有し、このメカフレーム2には印字機構部1、上側搬送ローラ8及び下側搬送ローラ9を備えた搬送ローラ駆動機構部20並びにスペース機構部24を有している。印字機構部1は図2において後述する印字位置31に設けられる。印字機構部1は、主走査方向に移動される印字ヘッド3と、印字ヘッド3を搭載したキャリッジ2aと、印字ヘッド3に対向して印刷媒体70の全幅に亘って設けられるプラテン5を含んで構成される。搬送ローラ駆動機構部20は媒体挿入口Aから挿入された印刷媒体70を上側搬送ローラ8及び下側搬送ローラ9によって挟持し、印字位置31へ搬送し、またその逆に印字位置31から媒体挿入口Aへ搬送するように構成される。このように構成される印刷装置100に対し、印刷媒体70は媒体挿入口Aから矢印方向に給紙される。
そして、印刷装置100には複数種類の印刷媒体70が給紙可能となっている。印刷装置100の印字動作は、図3において後述する上位装置55からの受信データに基づいて、印字ヘッド3により実行される。スペース機構部24は、印字ヘッド3が搭載されたキャリッジ2aと、キャリッジ2aを支持するメインシャフト2bを含み、キャリッジ2aを主走査方向に移動させるための機構である。
図2は第1の実施の形態に関する印刷装置の機構の側面を示す説明図である。搬送ローラ駆動機構部20は、上下搬送ローラ8及び9並びにこれらを駆動する搬送ローラ駆動モータ11から構成される。搬送ローラ駆動機構部20は、印字ヘッド3及びプラテン5を含む印字機構部1よりも上流に配置される。下側搬送ローラ9の近傍には搬送ローラ駆動モータ11が実装される。上下搬送ローラ8及び9は当該搬送ローラ駆動モータ11により図示しない伝達機構部を介して回転駆動される。そして、印刷媒体70は上側搬送ローラ8及び下側搬送ローラ9の間に挟持されて印字ヘッド3とプラテン5を含む印字機構部1へ搬送される。印字機構部1は前述のように印字位置31に設けられる。印字位置31はプラテン5と印字ヘッド3に挟まれた媒体搬送路23上の位置にある。
下側搬送ローラ9の左右両端には、ソレノイド18を駆動源とした搬送ローラ開閉機構部21が設けられている。搬送ローラ開閉機構部21はリンク16を含む。リンク16は回転支軸16aを有する上側リンク16bと、これと連結部16dを介して連結された下側リンク16cからなる。下側リンク16cは弾性体としてのバネ17を介してソレノイド18と接続されている。上側リンク16bは、下側搬送ローラ9の回転軸9aを支持している。ソレノイド18を通電又は通電停止とすることにより、下側搬送ローラ9を上下動させることができる。こうして、後に図5で説明するように搬送ローラ開閉機構部21は、下側搬送ローラ9を上側搬送ローラ8に押付け又は開放する。これにより後述するように搬送ローラ開閉機構部21は外力負荷軽減手段としても機能する。
上下搬送ローラ8及び9の上流には、印刷媒体70が搬送された際に印刷媒体70を検出するための第1の媒体検出センサが設けられる。第1の媒体検出センサとしての媒体検出センサ10は発光素子10−1及び受光素子10−2を組合せた透過型センサである。これを印刷媒体70の幅方向に複数配置し、発光素子10−1及び受光素子10−2は媒体搬送路23を挟んで上下に実装している。前記複数の媒体検出センサ10は、図示しないPBCに実装される。
図2にその一部を示すカバー13が前記上下搬送ローラ8及び9、媒体検出センサ10及び媒体搬送路23を覆う。後述の通り上下搬送ローラ8及び9の下流直近には、搬送されてくる印刷媒体70の先端を所定量突き当てて斜行を補正するための媒体停止機構部22が実装される。媒体停止機構部22は媒体搬送路23へ進入するシャッタ14とこれを上下に開閉駆動する開閉モータ15により構成される。シャッタ14は、図示しないギヤにより開閉モータ15に接続されており、開閉モータ15の回転によって上下に開閉動作する。シャッタ14が上昇して媒体搬送路23へ進入すると、当該シャッタ14が閉動作することになる。
前述のようにキャリッジ2aを主走査方向に移動させるためにスペース機構部24が設けられている。具体的にはスペース機構部24は、キャリッジ2aをメインシャフト2bに沿って印刷媒体70の幅方向に往復運動させる機構であり、図3において後述するスペースモータ62により駆動される。キャリッジ2aには、印字ヘッド3と第2の媒体検出センサである紙幅検出センサ4が搭載される。
紙幅検出センサ4は反射型の光学式センサであり、印刷媒体の幅方向に往復運動するキャリッジ2aに搭載されることにより、印刷媒体70の紙幅を検出する素子である。紙幅検出センサ4は印字ヘッド3の最近傍の下流に配置される。紙幅検出センサ4は印刷媒体70がシャッタ14により斜行補正された後、印字ヘッド3の直下へ搬送されたときに印刷媒体70の紙幅を検出する。更に、本実施の形態に関する紙幅検出センサ4は、媒体搬送路23における印刷媒体70の存在の有無を検出する。この場合、紙幅検出センサ4は印刷装置100の外部からの力(以下外力という)に基づく印刷媒体70の引抜きがあったとき、これを検出する引抜検出手段として機能する。なお、外力Rとは、例えばオペレータによる正常でない操作に基づく手の力である。
次に搬送ローラ駆動機構部20の動作の概要について以下に説明する。図2に示すように、印刷媒体70を上側搬送ローラ8及び下側搬送ローラ9によって挟持して印字位置31に搬送する際に、上下搬送ローラ8及び9の上流側に設けられ幅方向に複数配置された媒体検出センサ10が印刷媒体有りを検出する。印字ヘッド3は、複数配置された媒体検出センサ10の中央位置に媒体搬送路23上で停止して待っている。そして、上下搬送ローラ8及び9が印刷媒体70の搬送を継続すると、印字ヘッド3の用紙搬送方向下流側に設けられた紙幅検出センサ4が印刷媒体70の先端を検出する。そうすると、上下搬送ローラ8及び9はそれより下流側に所定量搬送後に印刷媒体70を停止する。
その後に、スペース機構部24が印字ヘッド3を搭載したキャリッジ2aを、媒体搬送路23を外れて印字ヘッド3のホームポジション位置まで移動させて停止させる。そしてスペース機構部24は、当該キャリッジ2aを前記印刷媒体70を横断するように移動させる。その際に前記紙幅検出センサ4で紙幅を検出する。印字ヘッド3のドットピンを吸収するため、プラテン5が搬送ルートを挟んで印字ヘッド3と平行な位置に実装される。印字ヘッド3とプラテン5との間にはインクリボンと印刷媒体70が通っており、ドットピンがインクリボンをインパクトすることでインクを印刷媒体70に転写し印刷が可能となる。
また、印字ヘッド3にはヘッドローラ3aが配置されている。ヘッドローラ3aは印字ヘッド3の主走査方向に沿って回転自在に支持され、その下端は印字ヘッド3の先端よりも下方に位置する。また、印字ヘッド3の用紙搬送方向上流側にシートガイド6が配置される。シートガイド6は、媒体挿入口Aから印字位置31へ向け搬送された印刷媒体70の先端をシートガイド6の下方へ案内し、印字ヘッド3とプラテン5の間に入り込むようにする。ヘッドローラ3aの下端は、プラテン5又はプラテン5上に位置する印刷媒体70に当接し、プラテン5を押し上げているバネ7の付勢力に抗する。これにより、印刷媒体70の厚みが変化しても、その分だけプラテン5が上下に変化することで厚みの差が吸収され、印刷媒体70の記録面と印字ヘッド3との間の距離が適正な距離に保たれる。
また、印刷装置100には、上下搬送ローラ8及び9を備えた搬送ローラ駆動機構部20の駆動制御、搬送ローラ開閉機構部21の駆動制御、媒体停止機構部22としてのシャッタ14の駆動制御、キャリッジ2aの走行制御並びに印字ヘッド3の印字動作制御等、印刷装置100を制御する図示しない制御手段を有する。制御手段は次に説明する制御基板部200に搭載され、例えば装置本体の下方に備えている。
図3は、第1の実施の形態に関する印刷装置の制御基板の構成を示すブロック図である。印刷装置100の制御基板部200は受信部54を有し、受信部54はパソコン等の上位装置55と接続され、上位装置55からの印字データを受信する。更に、制御基板部200は、制御基板部200の各部を制御する制御手段としてのSoC(System On Chip)50を含んで構成される。制御基板部200は、この外にSoC50により実行されるプログラム及びデータを一時的に格納するRAM63、SoC50により実行される制御プログラムを記憶するFlash−ROM51、前記紙幅検出センサ4及び前記媒体検出センサ10の出力状態を切り替えてSoC50のA/Dポート64に接続するアナログセレクタ52を含んで構成される。
更に、制御基板部200は、印字機構部1の印字ヘッド3を駆動する印字ヘッドドライバ56並びに媒体停止機構部22を構成する開閉モータ15に対して電源及びパルス信号を供給するシャッタ開閉ドライバ57を含んで構成される。更にまた、制御基板部200は、搬送ローラ駆動機構部20を構成する搬送ローラ駆動モータ11に対して電源及びパルス信号を供給する搬送ローラ駆動ドライバ58並びに搬送ローラ開閉機構部21を構成するソレノイド18に対して電源を供給する搬送ローラ開閉ドライバ59を含んで構成される。そしてまた、制御基板部200は、スペース機構部24のスペースモータ62に対して電源及びパルス信号を供給するスペース機構駆動ドライバ60を含んで構成される。
また、SoC50は前記A/Dポート64、搬送ローラ駆動制御部65及び搬送ローラ開閉制御部66を備えている。A/Dポート64は紙幅検出センサ4及び媒体検出センサ10の出力電圧をアナログセレクタ52を介して入力し、これをA/D変換する。前記A/Dポート64は常にサイクル動作監視しており、サイクル動作周期での電圧レベル監視が可能である。搬送ローラ駆動制御部65は、SoC50の命令に従い搬送ローラ駆動ドライバ58を制御する。搬送ローラ開閉制御部66は、SoC50の命令に従い搬送ローラ開閉ドライバ59を制御する。本実施の形態において、搬送ローラ開閉制御部66、搬送ローラ開閉ドライバ59及びソレノイド18等の搬送ローラ開閉機構部21は後述するように外力負荷軽減手段としても機能する。
なお、外力負荷軽減手段は、印刷媒体70に対する外力Rにより、印刷媒体70が媒体搬送路23において媒体挿入口A方向へ引き抜かれたとき、上下搬送ローラ8及び9に掛かる外力Rによる負荷を軽減するために上下搬送ローラ8及び9を開放するものである。
次に第1の実施の形態に関する印刷装置100の動作を説明する。図4は第1の実施の形態に関する印刷装置の媒体搬送の制御を示すフローチャートである。
S101:印刷装置100の動作に先立ち、オペレータが媒体挿入口Aから印刷媒体70を挿入する。
S102:まずSoC50は、第1の媒体検出センサである媒体検出センサ10の状態が印刷媒体有りを検出するまで、媒体検出センサ10の状態を監視する。
S101:印刷装置100の動作に先立ち、オペレータが媒体挿入口Aから印刷媒体70を挿入する。
S102:まずSoC50は、第1の媒体検出センサである媒体検出センサ10の状態が印刷媒体有りを検出するまで、媒体検出センサ10の状態を監視する。
S103:媒体検出センサ10が印刷媒体有りを検出した場合、SoC50の搬送ローラ開閉制御部66は、下側搬送ローラ9の押付け力が働くよう搬送ローラ開閉ドライバ59に対し、次に説明する通り搬送ローラ開閉機構部21のソレノイド18の通電を止めるよう命令する。
図5は第1の実施の形態に関する搬送ローラ開閉機構部の動作を示す説明図である。同図(a)は下側搬送ローラ9の押付け力が働く場合を示す説明図である。前述のように搬送ローラ開閉機構部21は、下側搬送ローラ9と上側搬送ローラ8の間を開閉するために、リンク16、バネ17及びソレノイド18から構成される。リンク16は、略水平に設けられた上側リンク16bと垂直に設けられた下側リンク16cとから構成され、両者は連結部16dによって回動可能に連結されている。上側リンク16bの一端は前記下側搬送ローラ9の回転軸9aを支持し、他端は連結部16dを介して下側リンク16cと連結している。そして、上側リンク16bのほぼ中間位置に設けられた回転支軸16aを中心に揺動可能に支持される。更に、下側リンク16cの一端は前記上側リンク16bと連結され、他端はバネ17を介してソレノイド18に接続されている。従って、ソレノイド18を通電及び停止を行うと、バネ17並びに下側リンク16c及び上側リンク16bを介して下側搬送ローラ9を上下動することができる。このように本実施の形態に関しては、上下搬送ローラ8及び9が開放されることにより、上下搬送ローラ8及び9に掛かる外力Rによる負荷を軽減することができるので、搬送ローラ開閉機構部21は外力負荷軽減手段としても機能する。
同図(a)は、印刷媒体70が上側搬送ローラ8及び下側搬送ローラ9の間に挟持されて印字位置31の方向へ搬送されようとしている状態を示す。ソレノイド18の通電が止められると、ソレノイド18が縮み、下側リンク16cを押し上げていたバネ17が伸びる。これにより下側リンク16cは下降し、上側リンク16bの一端は上昇し、ここに支持されている下側搬送ローラ9へ押付け力が働く。ただし、この押付け力はバネ17の付勢力の関係で弱く働く。
図4に戻り、
S104:SoC50はシャッタ開閉ドライバ57(図3参照)に対し、媒体停止機構部22の開閉モータ15を回転駆動させて、シャッタ14を閉める動作を行うよう命令する。
S104:SoC50はシャッタ開閉ドライバ57(図3参照)に対し、媒体停止機構部22の開閉モータ15を回転駆動させて、シャッタ14を閉める動作を行うよう命令する。
S105:SoC50の搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端が上下搬送ローラ8及び9からシャッタ14に当接する距離相当を一定量として搬送するよう命令する。そして、搬送ローラ駆動ドライバ58は、搬送ローラ駆動機構部20の搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動する。前記一定量とは、前記印刷媒体70が上下搬送ローラ8及び9からシャッタ14に突き当たる量に加えて印刷媒体70に適度な撓みが生じる量を加えた送り量を意味し、印刷媒体70の全幅に亘りその先端がシャッタ14に当接するように媒体種類によって調整される。
S106:SoC50はシャッタ開閉ドライバ57に対し、シャッタ14を開くよう命令する。シャッタ開閉ドライバ57は、媒体停止機構部22の開閉モータ15を回転駆動させシャッタ14を開く動作を行う。
S107:SoC50の搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端をシャッタ14から紙幅検出センサ4の位置まで搬送するよう命令する。搬送ローラ駆動ドライバ58は搬送ローラ駆動機構部20の搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動させる。前記一定量とは、印刷媒体70の先端がシャッタ14に当接した位置から紙幅検出センサ4の検出位置までの距離相当を一定量として搬送する。
S107:SoC50の搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端をシャッタ14から紙幅検出センサ4の位置まで搬送するよう命令する。搬送ローラ駆動ドライバ58は搬送ローラ駆動機構部20の搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動させる。前記一定量とは、印刷媒体70の先端がシャッタ14に当接した位置から紙幅検出センサ4の検出位置までの距離相当を一定量として搬送する。
次に、SoC50はスペース機構駆動ドライバ60に対し、紙幅検出センサ4の検出位置まで一定量搬送された印刷媒体70の紙幅を検出するため、スペース機構部24のスペースモータ62を回転駆動させキャリッジ2aをホームポジションまで移動させるよう命令する。次にスペースモータ62を回転駆動させキャリッジ2aを紙幅方向のホームポジションから遠ざかる方向に移動させるよう命令する。
S108:紙幅検出センサ4が印刷媒体70の左端を検出したとき、つまり紙幅検出センサ4が印刷媒体無しから印刷媒体有りに変化したときに、SoC50はその位置を"0"位置と記憶する。その後、紙幅検出センサ4が印刷媒体70の右端を検出したとき、つまり紙幅検出センサ4が印刷媒体有りから印刷媒体無しに変化したとき、SoC50は"0"位置から右端までの距離を紙幅として認識する。そして、SoC50はスペース機構駆動ドライバ60に対し、スペースモータ62を回転駆動しキャリッジ2aを紙幅の中央位置に移動させるよう命令する。
S109:SoC50は紙幅検出センサ4に対し、紙幅検出センサ検出位置で停止している印刷媒体70の状態を検出監視し、所定の時間この状態を維持するよう命令する。引抜検出手段でもある紙幅検出センサ4が印刷媒体有りから印刷媒体無しに変化したときはステップ110へ移行し、変化しないときはステップ113へ移行する。
S110:SoC50は、ステップ109にて引抜検出手段でもある紙幅検出センサ4は印刷媒体70の存在の有無を検出する。即ち、紙幅検出センサ4は印刷媒体有りから印刷媒体無しに変化したことを検出した場合、正常な操作によらず印刷媒体70に対する外力Rにより媒体搬送路23において印刷媒体70が引き抜かれたと判定する。SoC50は、外力負荷軽減手段でもある搬送ローラ開閉制御部66に対し、下側搬送ローラ9の押付け力を開放するよう搬送ローラ開閉ドライバ59を制御し、ソレノイド18に通電するよう命令する。これは上下搬送ローラ8及び9に掛かる前記外力Rによる負荷を軽減することにより、印刷媒体70や印刷装置100の上下搬送ローラ8及び9が破損することを避けるためである。なお、本実施の形態では、印刷装置100の上下搬送ローラ8及び9の破損のみに限らず、印字ヘッド3を含む印字機構部1の破損をも防止することができる。
図5(b)は、上側搬送ローラ8及び下側搬送ローラ9の押付け力が開放される状態を示す。ソレノイド18が通電されると、ソレノイド18が伸び、バネ17が縮み、バネ17を介して下側リンク16cが押し上げられる。下側リンク16cが押し上げられると、上側リンク16bが回転支軸16aを中心に揺動し、下側搬送ローラ9を下降させる。これにより下側搬送ローラ9の押付け力が開放となる。なお、同図(b)では媒体停止機構部22の図示は省略してある。
また、前記「正常な操作によらず印刷媒体70が引き抜かれたと判定」における正常な操作とは、印刷媒体70の正常な取出し方法をいう。補足すると、印刷媒体70の正常な取出し方法は、印刷装置100に設置された図示しない操作パネル部に備えられたスイッチを操作することにより行われる。こうして上下搬送ローラ8及び9が印刷媒体70の排出方向、即ち媒体挿入口A方向へ回転することにより、印刷媒体70が印刷装置100の媒体挿入口Aから排出され、印刷媒体70の取り出しが可能となる方法である。
図4に戻り、
S111:次に、SoC50は、印刷媒体70の引抜きにより媒体検出センサ10の検出状態が印刷媒体無しとなるまで監視を行う。
S111:次に、SoC50は、印刷媒体70の引抜きにより媒体検出センサ10の検出状態が印刷媒体無しとなるまで監視を行う。
S112:ステップ111にて、媒体検出センサ10が印刷媒体無しを検出した場合、SoC50は搬送ローラ開閉制御部66に対し、下側搬送ローラ9の押付け力が働くよう搬送ローラ開閉ドライバ59を制御し、ソレノイド18の通電を止めるよう命令する。ただし、押付け力は前述のようにバネ17の付勢力の関係で弱く働く。そして、SoC50は媒体挿入口Aから印刷媒体70が挿入されるまで装置の状態を維持する。
S113:次にステップ109にて、紙幅検出センサ4の検出状態に変化がなく印刷媒体有りの状態のとき、SoC50は受信部54に対し、上位装置55からの印字データを受信するよう命令する。
S114:受信部54により印字データが受信された場合、搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端を頭出し位置まで搬送するため搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動させるよう命令する。
S114:受信部54により印字データが受信された場合、搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端を頭出し位置まで搬送するため搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動させるよう命令する。
S115:そして、SoC50は受信したデータに基づいてスペースモータ62、印字ヘッド3、搬送ローラ駆動モータ11を駆動させ、印刷媒体70に文字を含む画像を印字させる。
印字ヘッド3による印字動作は、印字ヘッド3が主走査方向の左向き又は右向きに走行される間に、印字ヘッド3により1行分の印字が行われる。この1行分の印字が行われる度に、上下搬送ローラ8及び9が印刷媒体70を所定長、例えば1行分搬送させ、これらの動作が繰り返すことにより印刷動作が行われる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、第1の媒体検出センサとしての媒体検出センサ10より下流側に、印刷媒体70の先端を検出する第2の媒体検出センサとしての紙幅検出センサ4を設ける。そして、前記印刷媒体70が停止している状態において、第2の媒体検出センサが印刷媒体有りから印刷媒体無しに変化したことを検出したとする。その場合には、前記搬送ローラ駆動機構部20の上下搬送ローラ8及び9を開放状態とする。このようにして、給紙済み印刷媒体70を無理に手で引き抜かれた際の、印刷媒体70及び上下搬送ローラ8及び9の破損を防止する効果が得られる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に関する印刷装置100の機構及び制御基板の構成については第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。ただし、第2の実施の形態において、搬送ローラ駆動制御部65、搬送ローラ駆動ドライバ58及び搬送ローラ駆動モータ11は外力負荷軽減手段としても機能する。
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に関する印刷装置100の機構及び制御基板の構成については第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。ただし、第2の実施の形態において、搬送ローラ駆動制御部65、搬送ローラ駆動ドライバ58及び搬送ローラ駆動モータ11は外力負荷軽減手段としても機能する。
図6は第2の実施の形態に関する印刷装置の媒体搬送の制御を示すフローチャートである。第1の実施の形態においては、図4のステップ109にて紙幅検出センサ4が印刷媒体有りから印刷媒体無しに変化したことを検出したとき、正常な操作によらず印刷媒体70が引き抜かれたと判定する。そしてステップ110にて、引抜きにより印刷媒体70や装置が破損することを避けるため、下側搬送ローラ9の押付け力を開放するものであった。第2の実施の形態においては、このとき、上下搬送ローラ8及び9の押付け力を弱状態に維持しながら、上下搬送ローラ8及び9を印刷媒体70の排出方向、即ち媒体挿入口A方向へ回転動作させるものである。
S201:印刷装置100の動作に先立ち、オペレータが媒体挿入口Aから印刷媒体70を挿入する。
S202:まずSoC50は、第1の媒体検出センサである媒体検出センサ10の状態が印刷媒体有りを検出するまで、媒体検出センサ10の状態を監視する。
S203:媒体検出センサ10が印刷媒体有りを検出した場合、SoC50の搬送ローラ開閉制御部66は、下側搬送ローラ9の押付け力が働くよう搬送ローラ開閉ドライバ59に対し、搬送ローラ開閉機構部21のソレノイド18の通電を止めるよう命令する。搬送ローラ開閉機構部21については、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
S202:まずSoC50は、第1の媒体検出センサである媒体検出センサ10の状態が印刷媒体有りを検出するまで、媒体検出センサ10の状態を監視する。
S203:媒体検出センサ10が印刷媒体有りを検出した場合、SoC50の搬送ローラ開閉制御部66は、下側搬送ローラ9の押付け力が働くよう搬送ローラ開閉ドライバ59に対し、搬送ローラ開閉機構部21のソレノイド18の通電を止めるよう命令する。搬送ローラ開閉機構部21については、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
S204:SoC50はシャッタ開閉ドライバ57に対し、媒体停止機構部22の開閉モータ15を回転駆動させて、シャッタ14を閉める動作を行うよう命令する。
S205:SoC50の搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端が上下搬送ローラ8及び9からシャッタ14に当接する距離相当を一定量として搬送するよう命令する。そして、搬送ローラ駆動ドライバ58は、搬送ローラ駆動機構部20の搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動する。この場合の一定量とは、第1の実施の形態のステップ105と同じであるので説明を省略する。
S205:SoC50の搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端が上下搬送ローラ8及び9からシャッタ14に当接する距離相当を一定量として搬送するよう命令する。そして、搬送ローラ駆動ドライバ58は、搬送ローラ駆動機構部20の搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動する。この場合の一定量とは、第1の実施の形態のステップ105と同じであるので説明を省略する。
S206:SoC50はシャッタ開閉ドライバ57に対し、シャッタ14を開くよう命令する。シャッタ開閉ドライバ57は、媒体停止機構部22の開閉モータ15を回転駆動させシャッタ14を開く動作を行う。
S207:SoC50の搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端をシャッタ14から紙幅検出センサ4の位置まで搬送するよう命令する。そして、搬送ローラ駆動ドライバ58は搬送ローラ駆動機構部20の搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動させる。この場合の一定量とは、第1の実施の形態のステップ107と同じであるので説明を省略する。
S207:SoC50の搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端をシャッタ14から紙幅検出センサ4の位置まで搬送するよう命令する。そして、搬送ローラ駆動ドライバ58は搬送ローラ駆動機構部20の搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動させる。この場合の一定量とは、第1の実施の形態のステップ107と同じであるので説明を省略する。
次に、SoC50はスペース機構駆動ドライバ60に対し、紙幅検出センサ4の検出位置まで一定量搬送された印刷媒体70の紙幅を検出するため、スペース機構部24のスペースモータ62を回転駆動させキャリッジ2aをホームポジションまで移動させるよう命令する。次にスペースモータ62を回転駆動させキャリッジ2aを紙幅方向のホームポジションから遠ざかる方向に移動させるよう命令する。
S208:紙幅検出センサ4が印刷媒体70の左端を検出したとき、つまり紙幅検出センサ4が印刷媒体無しから印刷媒体有りに変化したときに、SoC50はその位置を"0"位置と記憶する。その後、紙幅検出センサ4が印刷媒体70の右端を検出したとき、つまり紙幅検出センサ4が印刷媒体有りから印刷媒体無しに変化したとき、SoC50は"0"位置から右端までの距離を印刷媒体70の紙幅として認識する。そして、SoC50はスペース機構駆動ドライバ60に対し、スペースモータ62を回転駆動し、キャリッジ2aを紙幅の中央位置に移動させるよう命令する。
S209:SoC50は紙幅検出センサ4に対し、紙幅検出センサ検出位置で停止している印刷媒体70の状態を検出監視し、所定の時間この状態を維持するよう命令する。引抜検出手段でもある紙幅検出センサ4が印刷媒体有りから印刷媒体無しに変化したときはステップ210へ移行し、変化しないときはステップ212へ移行する。
S210:SoC50は、ステップ209にて引抜検出手段でもある紙幅検出センサ4は印刷媒体70の存在の有無を検出する。即ち、紙幅検出センサ4は印刷媒体有りから印刷媒体無しに変化したことを検出した場合、正常な操作によらず印刷媒体70に対する外力Rにより媒体搬送路23において印刷媒体70が引き抜かれたと判定する。SoC50は、外力負荷軽減手段でもある搬送ローラ駆動制御部65に対し、印刷媒体70を排出するよう命令する。そのため、搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58を制御し、搬送ローラ駆動モータ11を一定量逆回転させる。これにより、印刷装置100は印刷媒体70を排出する。これは、上下搬送ローラ8及び9に掛かる前記外力Rによる負荷を軽減することにより、印刷媒体70や印刷装置100の上下搬送ローラ8及び9が破損することを避けるためである。なお、本実施の形態では、印刷装置100の上下搬送ローラ8及び9の破損のみに限らず、印字ヘッド3を含む印字機構部1の破損をも防止することができる。
このとき搬送ローラ開閉制御部66は、下側搬送ローラ9の押付け力が維持されたまま働くよう搬送ローラ開閉ドライバ59を制御し、ソレノイド18の通電を止めたままとする。また、前記「正常な操作によらず印刷媒体70が引き抜かれたと判定」における正常な操作とは、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
S211:次に、SoC50は、印刷媒体70の引抜きにより媒体検出ンサ10の検出状態が印刷媒体無しとなるまで監視を行う。印刷媒体無しならば、媒体搬送路23上の印刷媒体70が取り除かれた状態であると判定する。そして、媒体挿入口Aから印刷媒体70が挿入されるまで装置の状態を維持する。印刷媒体有りの場合は、印刷媒体無しとなるまでステップ210からの処理フローを繰り返す。
S212:次にステップ209にて、紙幅検出センサ4の検出状態に変化がなく印刷媒体有りの状態のとき、SoC50は受信部54に対し、上位装置55からの印字データを受信するよう命令する。
S213:受信部54により印字データが受信された場合、搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端を頭出し位置まで搬送するため搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動させるよう命令する。
S214:そして、SoC50は受信したデータに基づいてスペースモータ62、印字ヘッド3、搬送ローラ駆動モータ11を駆動させ、印刷媒体70に文字を含む画像を印字させる。印字ヘッド3による印字動作は、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
S213:受信部54により印字データが受信された場合、搬送ローラ駆動制御部65は搬送ローラ駆動ドライバ58に対し、印刷媒体70の先端を頭出し位置まで搬送するため搬送ローラ駆動モータ11を一定量回転駆動させるよう命令する。
S214:そして、SoC50は受信したデータに基づいてスペースモータ62、印字ヘッド3、搬送ローラ駆動モータ11を駆動させ、印刷媒体70に文字を含む画像を印字させる。印字ヘッド3による印字動作は、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
以上のように、第2の実施の形態では、第1の媒体検出センサとしての媒体検出センサ10より下流側に、印刷媒体70の先端を検出する第2の媒体検出センサとしての紙幅検出センサ4を有す。そして、前記印刷媒体70が停止している状態において、第2の媒体検出センサが印刷媒体有りから印刷媒体無しに変化したことを検出したとする。この場合、SoC50は上下搬送ローラ8及び9の押付け力弱状態を維持しながら、前記搬送ローラ駆動機構部20の上下搬送ローラ8及び9を前記印刷媒体70の排出方向、即ち媒体挿入口A方向へ搬送されるよう駆動する。このようにして前記印刷媒体70を排出することで、給紙済み媒体を無理に手で引き抜かれた際の、印刷媒体70並び上下搬送ローラ8及び9等の搬送部品の破損を防止する効果が得られる。
本実施の形態では印刷媒体の自動給紙が可能なドットインパクトプリンタに適用した例を説明したが、インクジェットプリンタ、サーマルプリンタ等印刷媒体に印字を行う装置にも適用可能である。
1 印字機構部
2 メカフレーム
2a キャリッジ
2b メインシャフト
3 印字ヘッド
4 紙幅検出センサ(引抜検出手段)
5 プラテン
8 上側搬送ローラ
9 下側搬送ローラ
10 媒体検出センサ
16 リンク
17 バネ
18 ソレノイド
20 搬送ローラ駆動機構部
21 搬送ローラ開閉機構部(外力負荷軽減手段)
22 媒体停止機構部
23 媒体搬送路
24 スペース機構部
31 印字位置
50 SoC
61 スペース機構部
65 搬送ローラ駆動制御部
66 搬送ローラ開閉制御部
70 印刷媒体
100 印刷装置
200 制御基板部
A 媒体挿入口
R 外力
2 メカフレーム
2a キャリッジ
2b メインシャフト
3 印字ヘッド
4 紙幅検出センサ(引抜検出手段)
5 プラテン
8 上側搬送ローラ
9 下側搬送ローラ
10 媒体検出センサ
16 リンク
17 バネ
18 ソレノイド
20 搬送ローラ駆動機構部
21 搬送ローラ開閉機構部(外力負荷軽減手段)
22 媒体停止機構部
23 媒体搬送路
24 スペース機構部
31 印字位置
50 SoC
61 スペース機構部
65 搬送ローラ駆動制御部
66 搬送ローラ開閉制御部
70 印刷媒体
100 印刷装置
200 制御基板部
A 媒体挿入口
R 外力
Claims (8)
- 媒体挿入口から挿入された印刷媒体を上下搬送ローラによって挟持して印字位置へ搬送する印刷装置において、
前記印刷媒体に対する外力により、前記印刷媒体が媒体搬送路において引き抜かれたことを検出する引抜検出手段と、
前記引抜検出手段が前記媒体搬送路における前記印刷媒体の引き抜きを検出したとき、前記上下搬送ローラに掛かる前記外力による負荷を軽減する外力負荷軽減手段を設けたことを特徴とする印刷装置。 - 前記引抜検出手段は、媒体搬送路における前記印刷媒体の存在の有無を検出するセンサであることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記外力負荷軽減手段とは、前記上下搬送ローラ間を開放する搬送ローラ開閉機構部であることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記外力負荷軽減手段とは、前記印刷媒体を前記媒体挿入口方向へ前記上下搬送ローラを回転させる搬送ローラ駆動機構部であることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 媒体挿入口から挿入された印刷媒体を上下搬送ローラによって挟持して印字位置へ搬送する印刷装置の印刷媒体搬送方法において、
前記印刷媒体を前記上下搬送ローラによって印字位置へ搬送する印刷媒体搬送工程と、
前記印刷媒体に対する外力により、前記印刷媒体が媒体搬送路において引き抜かれたことを検出する引抜検出工程と、
前記引抜検出工程により前記印刷媒体が前記媒体搬送路において引き抜かれたことを検出したとき、前記上下搬送ローラに掛かる前記外力による負荷を軽減する外力負荷軽減工程を含むことを特徴とする印刷装置の印刷媒体搬送方法。 - 前記引抜検出工程は、媒体搬送路に設けたセンサが印刷媒体有りから印刷媒体無しへの変化を検出することを含むことを特徴とする請求項5記載の印刷装置の印刷媒体搬送方法。
- 前記外力負荷軽減工程は、前記上下搬送ローラ間を開放する搬送ローラ開閉機構部により前記上下搬送ローラ間を開放することを含むことを特徴とする請求項5記載の印刷装置の印刷媒体搬送方法。
- 前記外力負荷軽減工程は、前記印刷媒体を前記媒体挿入口方向へ前記上下搬送ローラを回転させることを含むことを特徴とする請求項5記載の印刷装置の印刷媒体搬送方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013001271A JP2014133317A (ja) | 2013-01-08 | 2013-01-08 | 印刷装置及び印刷装置の印刷媒体搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013001271A JP2014133317A (ja) | 2013-01-08 | 2013-01-08 | 印刷装置及び印刷装置の印刷媒体搬送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014133317A true JP2014133317A (ja) | 2014-07-24 |
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Family Applications (1)
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JP2013001271A Pending JP2014133317A (ja) | 2013-01-08 | 2013-01-08 | 印刷装置及び印刷装置の印刷媒体搬送方法 |
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- 2013-01-08 JP JP2013001271A patent/JP2014133317A/ja active Pending
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