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JP2014106769A - 電子機器及び制御プログラム並びに表示制御方法 - Google Patents

電子機器及び制御プログラム並びに表示制御方法 Download PDF

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JP2014106769A JP2012259601A JP2012259601A JP2014106769A JP 2014106769 A JP2014106769 A JP 2014106769A JP 2012259601 A JP2012259601 A JP 2012259601A JP 2012259601 A JP2012259601 A JP 2012259601A JP 2014106769 A JP2014106769 A JP 2014106769A
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Shinsuke Moriai
真介 盛合
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Kyocera Corp
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Abstract

【課題】表示画像中の文字のサイズを自動的に適切にすることが可能な技術を提供する。
【解決手段】表示制御部204は、表示パネル120の表示を制御する。画像データ生成部201は、表示画像を示す画像データ301を生成する。サイズ比較部203は、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズと、基準サイズ310とを比較する。画像調整部202は、サイズ比較部203での比較結果320に基づいて画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズを調整する。表示制御部204は、画像調整部202で調整された表示画像を表示パネル120に表示させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器に関する。
特許文献1及び2に記載されているように、従来から電子機器に関して様々な技術が提案されている。
また特許文献3〜5には、画像に含まれる文字を抽出する技術が開示されている。
特開2012−203440号公報 特開2009−122775号公報 特開平9−106435号公報 特許第2751865号公報 特開平8−305796号公報
特許文献1に記載されている電子機器では、当該電子機器が表示する表示画像中の文字のサイズを適切にするためには、ユーザは当該電子機器に対してピンチ操作等の所定の操作を行う必要がある。
一方で、より便利なユーザインターフェースを実現するために、電子機器に対するユーザの操作をできるだけ不要にすることが望まれている。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、表示画像中の文字のサイズを自動的に適切にすることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器の一態様は、表示部と、前記表示部の表示を制御する表示制御部と、表示画像を示す画像データを生成する画像データ生成部と、前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズと、基準サイズとを比較する比較部と、前記比較部での比較結果に基づいて前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズを調整する画像調整部とを備え、前記表示制御部は、前記画像調整部で調整された表示画像を前記表示部に表示させる。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記画像調整部は、前記比較部において、前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズが前記基準サイズよりも小さいと判断されると、当該表示画像に含まれる文字のサイズを大きくする。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記画像調整部は、前記比較部において、前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズが前記基準サイズよりも大きいと判断されると、当該表示画像に含まれる文字のサイズを小さくする。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記画像調整部は、前記比較部での比較結果に基づいて前記画像データが示す表示画像全体のサイズを調整することによって、当該表示画像に含まれる文字のサイズを調整する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記比較部は、前記画像データが示す表示画像に含まれる文字についての複数種類のサイズのうち、当該表示画像においてそのサイズの文字の数が最も多いサイズと、前記基準サイズとを比較する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記比較部は、前記画像データが示す表示画像に含まれる文字についての最小サイズと、前記基準サイズとを比較する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記比較部は、前記画像データが示す表示画像に含まれるハイパーリンクでの文字のサイズと、前記基準サイズとを比較する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記比較部は、前記画像データが示す表示画像に含まれる、所定数以上の複数の文字から成る文字列での文字のサイズと、前記基準サイズとを比較する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、ユーザによる前記基準サイズの指定を受け付ける操作部がさらに設けられている。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記画像データが示す表示画像は、第1アプリケーションプログラムの実行中に前記表示部に表示される表示画像であって、前記基準サイズは、前記第1アプリケーションプログラムの実行の直前に実行された第2アプリケーションプログラムの実行中に前記表示部に表示された表示画像に含まれる文字のサイズである。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記画像データが示す表示画像は、あるアプリケーションプログラムの実行中に前記表示部に表示される表示画像であって、前記基準サイズは、前記あるアプリケーションプログラムの前回の実行中に前記表示部に表示された表示画像に含まれる文字のサイズである。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記基準サイズは、特定のアプリケーションプログラムの実行中に前記表示部に表示された表示画像に含まれる文字のサイズである。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記特定のアプリケーションプログラムは、電子メールの作成・閲覧・送受信を行うためのメールアプリケーションプログラムである。
また、本発明に係る制御プログラムは、電子機器を制御するための制御プログラムであって、前記電子機器に、(a)表示画像を示す画像データを生成する工程と、(b)前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズと、基準サイズとを比較する工程と、(c)前記工程(b)での比較結果に基づいて前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズを調整する工程と、(d)前記工程(c)で調整された表示画像を表示する工程とを実行させるためのものである。
また、本発明に係る表示制御方法は、電子機器での表示制御方法であって、(a)表示画像を示す画像データを生成する工程と、(b)前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズと、基準サイズとを比較する工程と、(c)前記工程(b)での比較結果に基づいて前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズを調整する工程と、(d)前記工程(c)で調整された表示画像を表示する工程とを備える。
本発明によれば、表示画像中の文字のサイズを自動的に適切にすることができる。
電子機器の外観を示す前面図である。 電子機器の外観を示す裏面図である。 電子機器の電気的構成を示すブロック図である。 制御部に形成される複数の機能ブロックを示す図である。 電子機器の動作を示すフローチャートである。 電子機器の表示例を示す図である。 電子機器の仮想的な表示の一例を示す図である。
<電子機器の外観>
図1,2は、それぞれ、実施の形態に係る電子機器1の外観を示す前面図及び裏面図である。本実施の形態に係る電子機器1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機である。電子機器1は、基地局及びサーバ等を通じて他の通信装置と通信することが可能である。図1及び2に示されるように、電子機器1は、カバーパネル2とケース部分3を備えている。電子機器1では、カバーパネル2とケース部分3とが組み合わされることによって、平面視で略長方形の板状を成す機器ケース4が構成されている。
カバーパネル2は、平面視において略長方形を成しており、電子機器1の前面部分における、周縁部分以外の部分を構成している。カバーパネル2は、例えば、透明のガラスあるいは透明のアクリル樹脂で形成されている。ケース部分3は、電子機器1の前面部分の周縁部分、側面部分及び裏面部分を構成している。ケース部分3は、例えばポリカーボネート樹脂で形成されている。
カバーパネル2の前面には、文字、記号、図形等の各種情報が表示される表示領域2aが設けられている。表示領域2aは例えば平面視で長方形を成している。カバーパネル2における、表示領域2aを取り囲む周縁部分2bは、例えばフィルム等が貼られることによって黒色となっており、情報が表示されない非表示部分となっている。カバーパネル2の裏面には後述するタッチパネル130が貼り付けられており、ユーザは、電子機器1の前面の表示領域2aを指等で操作することによって、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。なお、ユーザは、指以外の接触部、例えば、スタイラスペンなどの静電式タッチパネル用ペンで表示領域2aを操作することによっても、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。
機器ケース4内には、ホームキー5a、メニューキー5b及びバックキー5cが設けられている。ホームキー5a、メニューキー5b及びバックキー5cのそれぞれは、ハードウェアキーであって、その表面が、カバーパネル2の前面の下側端部から露出している。ホームキー5aは、表示領域2aに、ホーム画面(初期画面)を表示するための操作キーである。メニューキー5bは、オプションメニュー画面を表示するための操作キーである。バックキー5cは、表示領域2aの表示を一つ前の表示に戻すための操作キーである。以後、ホームキー5a、メニューキー5b及びバックキー5cを特に区別する必要が無い場合には、それぞれを「操作キー5」と呼ぶ。なお、ホームキー5a、メニューキー5b及びバックキー5cのそれぞれは、ハードウェアキーではなく、表示領域2aに表示されて、タッチパネル130でそれに対する操作が検出されるソフトウェアキーであってもよい。
カバーパネル2の下側端部にはマイク穴6があけられており、カバーパネル2の上側端部にはレシーバ穴7があけられている。カバーパネル2の前面の上側端部からは、後述する前面側撮像部180が有する撮像レンズ180aが視認可能となっている。また、図2に示されるように、電子機器1の裏面、言い換えれば機器ケース4の裏面には、スピーカ穴8があけられている。そして、電子機器1の裏面からは、後述する裏面側撮像部190が有する撮像レンズ190aが視認可能となっている。
<電子機器の電気的構成>
図3は電子機器1の電気的構成を示すブロック図である。図3に示されるように、電子機器1には、制御部100、無線通信部110、表示パネル120、タッチパネル130及びキー操作検出部140が設けられている。さらに電子機器1には、マイク150、レシーバ160、スピーカ170、前面側撮像部180、裏面側撮像部190及び電池200が設けられている。電子機器1に設けられたこれらの構成要素は、機器ケース4内に収められている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103等を備えており、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理する。記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成されている。記憶部103には、電子機器1の動作、具体的には電子機器1が備える無線通信部110、表示パネル120等の各構成要素を制御するための制御プログラムであるメインプログラム103a及び複数のアプリケーションプログラム103b等が記憶されている。制御部100の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種プログラムを実行することによって実現される。なお図3では、図面の煩雑さを避けるために、アプリケーションプログラム103bは一つだけ示されている。
無線通信部110は、アンテナ111を有している。無線通信部110は、電子機器1とは別の携帯電話機あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置からの信号を基地局等を介してアンテナ111で受信する。無線通信部110は、受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバートを行って制御部100に出力する。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる、音声あるいは音楽を示す音信号などの各種データを取得する。また無線通信部110は、制御部100で生成された、音信号等の各種データを含む送信信号に対してアップコンバート及び増幅処理を行って、処理後の送信信号をアンテナ111から無線送信する。アンテナ111からの送信信号は、基地局等を通じて、電子機器1とは別の携帯電話機あるいはインターネットに接続された通信装置で受信される。
表示パネル120は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルである。表示パネル120は、制御部100によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示する。表示パネル120に表示される情報は、カバーパネル2の前面の表示領域2aに表示される。したがって、表示パネル120は、表示領域2aに表示を行っていると言える。
タッチパネル130は、カバーパネル2の表示領域2aに対する指等の接触部による操作を検出する。本実施の形態では、表示領域2a及びタッチパネル130によって、電子機器1に対するユーザの指示を受け付ける操作部が形成されている。タッチパネル130は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルであって、カバーパネル2の裏面に貼り付けられている。ユーザが指等の接触部によってカバーパネル2の表示領域2aに対して操作を行うと、それに応じた信号がタッチパネル130から制御部100に入力される。制御部100は、タッチパネル130からの信号に基づいて、表示領域2aに対して行われた操作の内容を特定して、その内容に応じた処理を行う。
キー操作検出部140は、各操作キー5に対するユーザの押下操作を検出する。本実施の形態では、表示領域2a及びタッチパネル130と同様に、キー操作検出部140と、ホームキー5a、メニューキー5b及びバックキー5cとで、電子機器1に対するユーザの指示を受け付ける操作部が形成されている。キー操作検出部140は、各操作キー5について、当該操作キー5が押下(操作)されているか否かを検出する。キー操作検出部140は、操作キー5が押下されていない場合には、当該操作キー5が操作されていないことを示す未操作信号を制御部100に出力する。また、キー操作検出部140は、操作キー5が押下されると、当該操作キー5が操作されたことを示す操作信号を制御部100に出力する。これにより、制御部100は、各操作キー5について、当該操作キー5が操作されているか否かを判断することができる。
制御部100は、ホームキー5aが押下されて、その後押下されなくなったことがキー操作検出部140で検出されると、表示パネル120にホーム画面(初期画面)を表示させる。これにより、表示領域2aにはホーム画面が表示される。また、制御部100は、メニューキー5bが押下されて、その後押下されなくなったことがキー操作検出部140で検出されると、表示パネル120にオプションメニュー画面を表示させる。これにより、表示領域2aにはオプションメニュー画面が表示される。そして、制御部100は、バックキー5cが押下されて、その後押下されなくなったことがキー操作検出部140で検出されると、表示パネル120に、その表示を一つ前に戻させる。これにより、表示領域2aの表示が一つ前に戻る。
マイク150は、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力する。電子機器1の外部からの音は、カバーパネル2の前面に設けられたマイク穴6から電子機器1の内部に取り込まれてマイク150に入力される。
スピーカ170は、例えば電磁式スピーカであって、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力する。スピーカ170から出力される音は、電子機器1の裏面に設けられたスピーカ穴8から外部に出力される。スピーカ穴8から出力される音は、電子機器1から離れた場所でも聞こえるようになっている。
前面側撮像部180は、撮像レンズ180a及び撮像素子などで構成されており、制御部100による制御に基づいて、静止画像及び動画像を撮像する。図1に示されるように、撮像レンズ180aは、電子機器1の前面に設けられていることから、電子機器1の前面側(カバーパネル2側)に存在する物体を撮像することが可能である。
裏面側撮像部190は、撮像レンズ190a及び撮像素子などで構成されており、制御部100による制御に基づいて、静止画像及び動画像を撮像する。図2に示されるように、撮像レンズ190aは、電子機器1の裏面に設けられていることから、電子機器1の裏面側に存在する物体を撮像することが可能である。
レシーバ160は、受話音を出力するものであって、例えば電磁式レシーバで構成されている。レシーバ160は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力する。レシーバ160から出力される音は、電子機器1の前面に設けられたレシーバ穴7から外部に出力される。レシーバ穴7から出力される音の音量は、スピーカ穴8から出力される音の音量よりも小さくなっている。
電池200は、電子機器1の電源を出力する。電池200から出力された電源は、電子機器1が備える制御部100及び無線通信部110などに含まれる各電子部品に対して供給される。
記憶部103には、様々なアプリケーションプログラム103b(以後、単に「アプリケーション103b」と呼ぶ)が記憶されている。記憶部103には、例えば、電話機能を用いて通話を行うための電話アプリケーション、ウェブサイトを表示するためのブラウザ、電子メールの作成・閲覧・送受信を行うためのメールアプリケーションが記憶されている。また、記憶部103には、テレビ番組を視聴及び録画するためのテレビアプリケーション、記憶部103に記憶されている動画像データの再生制御を行うための動画再生制御アプリケーション、記憶部103に記憶されている音楽データの再生制御を行うための音楽再生制御アプリケーションなどが記憶されている。
記憶部103内のメインプログラム103aを実行している制御部100が、記憶部103内のアプリケーション103bを読み出して実行すると、制御部100は、無線通信部110、表示パネル120及びレシーバ160等の、電子機器1内の他の構成要素を制御し、それによって、当該アプリケーション103bに対応する機能(処理)が電子機器1で実行される。例えば、電話アプリケーションを実行している制御部100は、無線通信部110、マイク150及びレシーバ160を制御する。これにより、電子機器1では、無線通信部110で受信された受信信号に含まれる音声がレシーバ160から出力されるとともに、マイク150に入力された音声を含む送信信号が無線通信部110から送信され、通信相手装置との間で電話機能を用いた通話が行われる。
<表示領域に対する操作の種類について>
ユーザが表示領域2aに対して行う基本的な操作としては、例えば、スライド操作、タップ操作、フリック操作、ピンチ操作などがある。
スライド操作とは、指等の接触部が表示領域2aに接触した状態で移動する操作である。つまり、スライド操作とは、接触部が表示領域2aにおいて接触移動する操作である。ユーザは、表示領域2aに対してスライド操作を行うことによって、例えば、表示領域2aの表示をスクロールさせたり、表示領域2aに表示されているページを別のページに切り換えたりすることができる。
タップ操作とは、接触部が表示領域2aに接触してからすぐに当該表示領域2aから離れる操作である。詳細には、タップ操作とは、接触部が表示領域2aに接触してから所定時間以内にその接触位置で当該表示領域2aから離れる操作である。ユーザは、表示領域2aに対してタップ操作を行うことによって、例えば、表示領域2aに表示されている、アプリケーション103bを実行するためのアプリケーションアイコン(以後、「アプリアイコン」と呼ぶ)を選択して、当該アプリケーション103bの実行を行うことができる。
また、連続する二回のタップ操作は「ダブルタップ操作」と呼ばれる。ユーザは、表示領域2aに対してダブルタップ操作を行うことによって、例えば、表示領域2aの表示を拡大することができる。
フリック操作とは、表示領域2aを接触部で払う操作である。詳細には、フリック操作とは、接触部が表示領域2aに接触した状態で所定時間以内に所定距離以上移動して表示領域2aから離れる操作である。ユーザは、表示領域2aに対してフリック操作を行うことによって、例えば、表示領域2aの表示を当該フリック操作の方向にスクロールさせたり、表示領域2aに表示されているページを別のページに切り替えたりすることができる。
ピンチ操作には、ピンチアウト操作とピンチイン操作の2種類が存在する。ピンチアウト操作とは、二つの接触部(例えば二本の指)が表示領域2aに接触した状態で当該二つの接触部が離れる操作(例えば二本の指が開く操作)である。一方で、ピンチイン操作とは、二つの接触部が表示領域2aに接触した状態で当該二つの接触部が近づく操作(例えば二本の指が閉じる操作)である。ユーザは、表示領域2aに対してピンチアウト操作を行うことによって、例えば、表示領域2aの表示を拡大することができる。また、ユーザは、表示領域2aに対してピンチイン操作を行うことによって、例えば、表示領域2aの表示を縮小することができる。
<制御部の機能ブロックについて>
制御部100では、メインプログラム103aが実行されることによって、複数の機能ブロックが形成される。図4は、制御部100に形成される複数の機能ブロックの一部を示す図である。
図4に示されるように、制御部100は、機能ブロックとして、表示制御部204と、画像データ生成部201と、画像調整部202と、サイズ比較部203とを備えている。
表示制御部204は、タッチパネル130が検出するユーザ操作等に基づいて表示パネル120の表示を制御して、当該表示パネル120に様々な情報を表示させる。
画像データ生成部201は、無線通信部110での受信信号に含まれるデータ等に基づいて、表示パネル120が表示する表示画像を示す画像データ301を生成して出力する。
サイズ比較部203は、画像データ生成部201で生成された画像データ301が示す表示画像に含まれる文字(文字画像)のサイズを特定する。そして、サイズ比較部203は、特定したサイズと、制御部100の記憶部103に記憶されている基準サイズ310とを比較し、その比較結果320を出力する。
画像調整部202は、サイズ比較部203での比較結果320に基づいて、画像データ生成部201で生成された画像データ301が示す表示画像を調整する。具体的には、画像調整部202は、サイズ比較部203での比較結果320に基づいて、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズを調整する。画像調整部202は、調整後の表示画像を示す画像データ302を出力する。
表示制御部204は、表示パネル120を制御して、画像調整部202で調整された、画像データ301が示す表示画像、つまり画像データ302が示す表示画像を表示パネル120に表示させる。
このように、本実施の形態に係る電子機器1では、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズと、基準サイズ310との比較の結果に基づいて、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズが調整される。したがって、表示パネル120に表示される表示画像に含まれる文字のサイズが自動的に適切に調整される。以下にこの文字サイズの自動調整処理について詳細に説明する。
<文字サイズの自動調整処理について>
本実施の形態では携帯電話機である電子機器1において、パーソナルコンピュータ(PC)向けのウェブページ画像が表示される際には、表示領域2aに表示されるウェブページ画像に含まれる文字のサイズが小さすぎることがある。この場合には、ユーザは表示領域2aに対して上述のダブルタップ操作あるいはピンチアウト操作を行う。これにより、表示領域2aの表示が拡大して、当該表示領域2aに表示されるウェブページ画像中の文字のサイズが大きくなり、当該文字がユーザにとって見やすくなる。
一方で、ウェブページ画像によっては、電子機器1で表示された際に、当該ウェブページ画像に含まれる文字のサイズが非常に大きい場合がある。この場合には、ユーザは表示領域2aに対してピンチイン操作を行う。これにより、表示領域2aの表示が縮小して、当該表示領域2aに表示されるウェブページ画像中の文字のサイズが小さくなり、当該文字がユーザにとって見やすくなる。
また、ワードファイル、エクセルファイルあるいはPDF(Portable Document Format)ファイルなどの文書ファイルの文書を示す文書画像を電子機器1が表示する際には、表示領域2aに表示される文書画像に含まれる文字のサイズが小さすぎたり、大きすぎたりして、適切でないことがある。この場合には、ユーザは、表示領域2aに対してダブルタップ操作あるいはピンチ操作を行うことによって、電子機器1に表示領域2aの表示を拡大あるいは縮小させる。これにより、表示領域2aに表示される文書画像内の文字のサイズが適切になる。
このように、表示領域2aに表示される表示画像に含まれる文字のサイズが適切でない場合には、ユーザによって表示領域2aに対して所定の操作が行われることによって、表示領域2aに表示される表示画像に含まれる文字のサイズが適切となる。
しかしながら、ユーザにとっては、電子機器1に対する操作を行うこと無しに、表示領域2aに表示される表示画像に含まれる文字のサイズが適切となることが好ましい。
そこで、本実施の形態に係る電子機器1では、表示制御部204、画像データ生成部201、画像調整部202及びサイズ比較部203の働きによって、表示領域2aに表示される表示画像に含まれる文字のサイズが自動的に適切となるように制御される。以下に、電子機器1がウェブページ画像を表示する場合の例を挙げて、この点について詳細に説明する。
図5は電子機器1においてブラウザが実行される際の当該電子機器1の動作を示すフローチャートである。図5に示されるように、ステップs1において、制御部100が記憶部103内のブラウザを実行すると、ステップs2において、無線通信部110は、制御部100による制御によって、最初に表示される一枚のウェブページ画像(ホームページ画像)についてのHTML(HyperText Markup Language)データを記憶するウェブサーバと通信を開始する。そして、無線通信部110は、当該ウェブサーバから、最初に表示されるウェブページ画像についてのHTMLデータを受信する。このHTMLデータは制御部100に入力される。
次にステップs3において、制御部100の画像データ生成部201は、最初に表示されるウェブページ画像についてのHTMLデータを、当該ウェブページ画像(表示画像)を示すビットマップ形式の画像データ301に変換する。ウェブページ画像を示すビットマップ形式の画像データ301は、当該ウェブページ画像を構成する複数の画素をそれぞれ示す複数の画素データで構成されている。
なお、ユーザが表示領域2aを操作することによって表示領域2aの表示についての表示倍率を電子機器1に設定することが可能となっている場合には、画像データ生成部201は、電子機器1に設定されている表示倍率に対応したサイズのウェブページ画像を示す画像データ301を生成する。
また、ユーザが表示領域2aを操作することによって表示領域2aに表示される文字のサイズを例えば「大」、「中」、「小」で電子機器1に設定することが可能となっている場合には、画像データ生成部201は、ウェブページ画像に含まれる文字のサイズが電子機器1に設定されている文字サイズに対応するように当該ウェブページ画像を示す画像データ301を生成する。
次にステップs4において、サイズ比較部203は、画像データ301に基づいて、当該画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる各文字(各文字画像)を抽出する。画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる各文字については、例えば上述の特許文献3〜5に記載の技術が用いられて、当該ウェブページ画像から抽出される。
次にステップs5において、サイズ比較部203は、抽出した各文字についてのサイズを特定する。ウェブページ画像には、様々なサイズの文字が含まれていることから、ステップs5では、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる文字についての複数種類のサイズが特定される。本実施の形態では、例えば、文字のサイズがDTPポイントで特定される。
次にステップs6において、サイズ比較部203は、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる文字のサイズの代表値である代表文字サイズを決定する。本実施の形態では、サイズ比較部203は、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる文字についての複数種類のサイズのうち、当該ウェブページ画像においてそのサイズの文字の数が最も多いサイズを特定し、このサイズを代表文字サイズとする。例えば、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる複数の文字において、12ポイントの文字が30個、10ポイントの文字が50個、8ポイントの文字が20個存在する場合には、10ポイントが代表文字サイズとなる。
次にステップs7において、サイズ比較部203は、代表文字サイズと、記憶部103に記憶されている基準サイズ310とを比較する。この基準サイズ310は、表示パネル120(表示領域2a)に表示される表示画像に含まれる文字のサイズに関して、ユーザにとっての適切なサイズを示している。基準サイズ310は、例えば、ユーザによって指定される。ユーザは、表示領域2aを指等の接触部で操作することによって、基準サイズ310を電子機器1に対して指定することができる。表示領域2aに対して、基準サイズ310を電子機器1に対して指定するための操作が行われると、タッチパネル130は当該操作を検出して制御部100に通知する。制御部100は、ユーザによって指定された基準サイズ310を記憶部103に記憶する。
ステップs7において、サイズ比較部203において代表文字サイズと基準サイズ310とが相違すると判断されると、ステップs8において、画像調整部202は、サイズ比較部203での比較結果320に基づいて、画像データ301が示すウェブページ画像を調整する。具体的には、画像調整部202は、比較結果320に基づいて、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる文字のサイズを調整する。画像調整部202は、比較結果320に基づいて画像データ301を調整(加工)することによって、当該画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる文字のサイズを比較結果320に基づいて調整する。本実施の形態では、画像調整部202は、例えば、画像データ301が示すウェブページ画像全体のサイズを調整することによって、当該ウェブページ画像に含まれる文字のサイズを調整する。そして、画像調整部202は、比較結果320に基づいて調整した画像データ301を、調整されたウェブページ画像、つまりそれに含まれる文字のサイズが調整されたウェブページ画像を示す画像データ302として出力する。
画像調整部202は、サイズ比較部203において、代表文字サイズが基準サイズ310よりも小さいと判断されると、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる文字が小さいと判断として、当該ウェブページ画像に含まれる各文字(各文字画像)のサイズを大きくする。本実施の形態では、画像調整部202は、画像データ301が示すウェブページ画像全体を拡大することによって、当該ウェブページ画像に含まれる各文字のサイズを大きくする。このとき、画像調整部202は、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる、代表文字サイズと同じサイズの文字のサイズが基準サイズ310と一致するように当該ウェブページ画像を拡大する。そして、画像調整部202は、拡大後のウェブページ画像を示すビットマップ形式の画像データ302(調整後の画像データ301)を出力する。
一方で、画像調整部202は、サイズ比較部203において、代表文字サイズが基準サイズ310よりも大きいと判断されると、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる文字が大きいと判断として、当該ウェブページ画像に含まれる各文字のサイズを小さくする。本実施の形態では、画像調整部202は、画像データ301が示すウェブページ画像全体を縮小することによって、当該ウェブページ画像に含まれる各文字のサイズを小さくする。このとき、画像調整部202は、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれる、代表文字サイズと同じサイズの文字のサイズが基準サイズ310と一致するように当該ウェブページ画像を縮小する。そして、画像調整部202は、縮小後のウェブページ画像を示すビットマップ形式の画像データ302(調整後の画像データ301)を出力する。
ステップs8が実行されると、ステップs9において、表示制御部204は、ビットマップ形式の画像データ302に基づいて表示パネル120を制御して、当該画像データ302が示す調整後のウェブページ画像を表示パネル120に表示される。これにより、表示領域2aには調整後のウェブページ画像が表示される。調整後のウェブページ画像は、例えば、その左上の角部が表示領域2aの左上の角部に位置するように当該表示領域2aに表示されてもよいし、その中心部が表示領域2aの中心部に位置するように当該表示領域2aに表示されてもよい。
上述のステップs7において、サイズ比較部203が、代表文字サイズと基準サイズ310とが一致すると判断すると、ステップs10において、表示制御部204は、画像データ301に基づいて表示パネル120を制御して、当該画像データ301が示すウェブページ画像を表示パネル120に表示させる。画像データ301が示すウェブページ画像、つまり、画像調整部202で調整されていないウェブページ画像は、例えば、その左上の角部が表示領域2aの左上の角部に位置するように当該表示領域2aに表示されてもよいし、その中心部が表示領域2aの中心部に位置するように当該表示領域2aに表示されてもよい。
以後、ブラウザを実行する電子機器1は、ウェブサーバからウェブページ画像についてのHTMLデータを受信するたびに、上述の一連の処理を実行する。
図6は、画像調整部202において拡大されたウェブページ画像400が表示領域2aに表示されている様子の一例を示す図である。図7は、画像調整部202において拡大される前のウェブページ画像400、つまり、画像データ301が示すウェブページ画像400が、仮に表示領域2aに表示された際の当該表示領域2aの表示例を示す図である。
図7に示されるように、電子機器1が受信したHTMLデータから生成された画像データ301が示すウェブページ画像400に含まれる文字のサイズが小さい場合には、図6に示されるように、当該ウェブページ画像400は、それに含まれる文字のサイズが大きくなるように調整された上で表示領域2aに表示される。これにより、ユーザにとっては、表示領域2aに表示されるウェブページ画像400中の文字が見やすくなる。
また、電子機器1が受信したHTMLデータから生成された画像データ301が示すウェブページ画像400に含まれる文字のサイズが大きい場合には、当該ウェブページ画像400は、それに含まれる文字のサイズが小さくなるように調整された上で表示領域2aに表示される。これにより、ユーザにとっては、表示領域2aに表示されるウェブページ画像400中の文字が見やすくなる。
なお、上記の例では、電子機器1がウェブページ画像を表示する際の当該電子機器1の動作について説明したが、電子機器1が他の表示画像を表示する際にも当該電子機器1は同様に動作する。
例えば、電子機器1が、記憶部103に記憶されているPDFファイル等の文書ファイルの文書を示す文書画像を表示する場合には、画像データ生成部201は、記憶部103の内の文書ファイルを、当該文書ファイルの文書を示す文書画像を示すビットマップ形式の画像データ301に変換する。その後の電子機器1の動作は上記と同様である。これにより、画像データ301が示す文書画像に含まれる文字のサイズが適切でない場合には、当該文字のサイズが調整された上で、当該文書画像が表示領域2aに表示される。
また、電子機器1が動画像を表示する場合であっても、電子機器1が動画像を構成する複数のフレーム画像(複数の表示画像)のそれぞれについて上述のような文字サイズの自動調整処理を行うことによって、当該動画像に含まれる文字のサイズが自動的に適切となる。
また、画像データ301が示す表示画像が調整される際には、当該表示画像全体のサイズはそのままで、当該表示画像に含まれる文字のサイズだけが調整されてもよい。そのとき、画像データ301が示す表示画像に含まれる複数の文字のうち、基準サイズ310とは異なるサイズの文字だけが拡大あるいは縮小されて調整されてもよい。
また、上記の例では、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズが大きくなるように調整される際には、当該表示画像に含まれる、代表文字サイズと同じサイズの文字のサイズが基準サイズ310と一致するように当該表示画像が拡大されていたが、当該表示画像が固定倍率で拡大されてもよい。同様に、上記の例では、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズが小さくなるように調整される際には、当該表示画像に含まれる、代表文字サイズと同じサイズの文字のサイズが基準サイズ310と一致するように当該表示画像が縮小されていたが、当該表示画像が固定倍率で縮小されてもよい。
また、上記の例では、代表文字サイズが基準サイズ310よりも大きいと判断されると、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズが小さくなるように当該表示画像が調整されていたが、当該表示画像は調整されなくてもよい。この場合には、代表文字サイズが基準サイズ310よりも小さいと判断されたときだけ、画像データ301が示す表示画像が調整されることになる。
また、上記の例では、代表文字サイズが基準サイズ310よりも小さいと判断されると、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズが大きくなるように当該表示画像が調整されていたが、当該表示画像は調整されなくてもよい。この場合には、代表文字サイズが基準サイズ310よりも大きいと判断されたときだけ、画像データ301が示す表示画像が調整されることになる。
以上のように、本実施の形態に係る電子機器1では、画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズと、基準サイズとの比較結果に基づいて、当該画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズが調整される。そして、調整された表示画像が表示パネル120に表示される。したがって、表示パネル120に表示される表示画像中の文字のサイズを自動的に適切にすることができる。よって、電子機器1に対するユーザの操作が特に無くても、ユーザにとっては表示パネル120に表示される表示画像中の文字が見やすくなる。
また、本実施の形態では、サイズ比較部203において、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズが基準サイズ310よりも小さいと判断されると、当該表示画像に含まれる文字のサイズが大きくなることから、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字が小さい場合であっても、表示パネル120に表示される表示画像中の文字のサイズが適切となる。
また、本実施の形態では、サイズ比較部203において、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字のサイズが基準サイズ310よりも大きいと判断されると、当該表示画像に含まれる文字のサイズが小さくなることから、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字が大きい場合であっても、表示パネル120に表示される表示画像中の文字のサイズが適切となる。
<各種変形例>
以下に各種変形例について説明する。
<基準サイズと比較される文字サイズの変形例>
サイズ比較部203が基準サイズ310と比較する文字サイズについては、上記の代表文字サイズ以外にも様々な文字サイズが考えられる。
例えば、サイズ比較部203は、画像データ301が示す表示画像に含まれる複数の文字のうち、サイズが最も小さい文字のサイズと、基準サイズ310とを比較してもよい。つまり、サイズ比較部203は、画像データ301が示す表示画像に含まれる文字についての最小サイズと、基準サイズ310とを比較してもよい。この場合には、ユーザにとっては、表示領域2aに表示される最小の文字についても見やすくなる。
また、サイズ比較部203は、画像データ301が示す表示画像に含まれるハイパーリンクでの文字のサイズと、基準サイズ310とを比較してもよい。例えば、画像データ301が示すウェブページ画像に含まれるハイパーリンクを構成する各文字のサイズが5ポイント(DTPポイント)であるとすると、サイズ比較部203は、5ポイントと、基準サイズ310とを比較する。このような場合には、表示領域2aが表示するハイパーリンクのサイズが適切になることから、ユーザは表示領域2aに表示されるハイパーリンクを指等で選択し易くなる。
なお、画像データ301が示す表示画像に複数のハイパーリングが含まれている場合には、サイズ比較部203は、当該複数のハイパーリンクのうちの任意のハイパーリンクでの文字のサイズと基準サイズ310とを比較してもよい。また、サイズ比較部203は、当該複数のハイパーリンクのうち、それを構成する文字のサイズが最も小さいハイパーリンクでの文字のサイズと基準サイズ310とを比較してもよい。
また、サイズ比較部203は、画像データ301が示す表示画像に含まれる、所定数以上の複数の文字から成る文字列(以後、「対象文字列」と呼ぶ)での文字のサイズと、基準サイズ310とを比較してもよい。例えば、画像データ301が示す表示画像に含まれる、20個以上の複数の文字から成る文字列を構成する各文字のサイズが6ポイントであるとすると、サイズ比較部203は、6ポイントと、基準サイズ310とを比較する。このような場合には、表示領域2aに表示される、比較的長い文章のサイズ(文章画像のサイズ)を適切にすることができる。よって、ユーザにとっては、表示領域2aに表示される比較的長い文章が読みやすくなる。
なお、画像データ301が示す表示画像に複数の対象文字列が含まれている場合には、サイズ比較部203は、当該複数の対象文字列うちの任意の対象文字列での文字のサイズと基準サイズ310とを比較してもよい。また、サイズ比較部203は、当該複数の対象文字列のうち、それを構成する文字のサイズが最も小さい対象文字列での文字のサイズと基準サイズ310とを比較してもよい。
<基準サイズの変形例>
上記の例では、基準サイズ310はユーザによって指定されたが、電子機器1が過去に表示した表示画像での文字のサイズに基づいて基準サイズ310を決定してもよい。
例えば、制御部100があるアプリケーション103bを実行している際に表示パネル120に表示される表示画像についての文字サイズの自動調整処理で使用される基準サイズ310については、当該あるアプリケーション103bの実行の直前に制御部100が実行していたアプリケーション103bの実行中に表示パネル120に表示された表示画像に含まれる文字のサイズとしてもよい。以下にこの場合の具体例を説明する。
例えば、制御部100がメールアプリケーションを実行した後に、ブラウザを実行する場合を考える。この場合において、メールアプリケーションの実行中に表示パネル120に受信メール閲覧画面が表示され、その閲覧画面中の文字のサイズが10ポイントであるとする。そして、表示パネル120において、その受信メール閲覧画面の表示中にメールアプリケーションの実行が終了したとする。この場合には、ブラウザの実行中に表示パネル120に表示されるウェブページ画像についての文字サイズの自動調整処理で使用される基準サイズ310は、メールアプリケーションの実行が終了する直前に表示パネル120に表示されていた受信メール閲覧画面に含まれる文字のサイズである10ポイントに設定される。
電子機器1が過去に表示した表示画像に含まれる文字のサイズについては適切なサイズに設定されている可能性が高いことから、上記のように、あるアプリケーション103bの実行中に表示パネル120に表示される表示画像についての文字サイズの自動調整処理で使用される基準サイズ310として、当該あるアプリケーション103bの実行の直前に実行されていたアプリケーション103bの実行中に表示パネル120に表示された表示画像に含まれる文字のサイズを採用することよって、基準サイズ310を、ユーザにとって適切なサイズに自動的に設定することができる。
また、制御部100があるアプリケーション103bを実行している際に表示パネル120に表示される表示画像についての文字サイズの自動調整処理で使用される基準サイズ310については、当該あるアプリケーション103bの前回の実行中に表示パネル120に表示された表示画像に含まれる文字のサイズとしてもよい。以下にこの場合の具体例を説明する。
例えば、電子機器1において現在ブラウザが実行されているものとする。ブラウザの前回の実行中において表示パネル120に最後に表示されたウェブページ画像についての上記の代表文字サイズが7ポイントであるとすると、現在ブラウザが実行されている電子機器1において使用される基準サイズ310は7ポイントに設定される。つまり、ブラウザの実行中に表示パネル120に表示されるウェブページ画像についての文字サイズの自動調整処理で使用される基準サイズ310は、例えば、そのブラウザの前回の実行中において表示パネル120に最後に表示されていたウェブページ画像についての代表文字サイズに設定される。このような場合であっても、基準サイズ310を、ユーザにとって適切なサイズに自動的に設定することができる。
また、電子機器1は、現在実行しているアプリケーション103bにかかわらず、現在使用する基準サイズ310を、特定のアプリケーション103bの実行中に表示パネル120に表示された表示画像に含まれる文字のサイズとしてもよい。例えば、基準サイズ310は、ユーザが電子機器1によく実行させるようなアプリケーション103b、一例としてはメールアプリケーションの実行中に表示パネル120に表示された表示画像に含まれる文字のサイズとしてもよい。メールアプリケーションの実行中に表示パネル120に表示された表示画像に含まれる文字のサイズを基準サイズ310とする場合には、例えば、最近のメールアプリケーションの実行中に表示パネル120に最後に表示されていた表示画面(例えば送信メール閲覧画面)に含まれる文字のサイズを基準サイズ310とする。このような場合であっても、基準サイズ310を、ユーザにとって適切なサイズに自動的に設定することができる。
<その他の変形例>
上記の例では、本願発明を携帯電話機に適用する場合を例にあげて説明したが、本願発明は、携帯電話機以外の電子機器にも適用することができる。
また、以上のように、電子機器1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電子機器
103a メインプログラム(制御プログラム)
103b アプリケーションプログラム
120 表示パネル
201 画像データ生成部
202 画像調整部
203 サイズ比較部
204 表示制御部

Claims (15)

  1. 表示部と、
    前記表示部の表示を制御する表示制御部と、
    表示画像を示す画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズと、基準サイズとを比較する比較部と、
    前記比較部での比較結果に基づいて前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズを調整する画像調整部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記画像調整部で調整された表示画像を前記表示部に表示させる、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記画像調整部は、前記比較部において、前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズが前記基準サイズよりも小さいと判断されると、当該表示画像に含まれる文字のサイズを大きくする、電子機器。
  3. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記画像調整部は、前記比較部において、前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズが前記基準サイズよりも大きいと判断されると、当該表示画像に含まれる文字のサイズを小さくする、電子機器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記画像調整部は、前記比較部での比較結果に基づいて前記画像データが示す表示画像全体のサイズを調整することによって、当該表示画像に含まれる文字のサイズを調整する、電子機器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記比較部は、前記画像データが示す表示画像に含まれる文字についての複数種類のサイズのうち、当該表示画像においてそのサイズの文字の数が最も多いサイズと、前記基準サイズとを比較する、電子機器。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記比較部は、前記画像データが示す表示画像に含まれる文字についての最小サイズと、前記基準サイズとを比較する、電子機器。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記比較部は、前記画像データが示す表示画像に含まれるハイパーリンクでの文字のサイズと、前記基準サイズとを比較する、電子機器。
  8. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記比較部は、前記画像データが示す表示画像に含まれる、所定数以上の複数の文字から成る文字列での文字のサイズと、前記基準サイズとを比較する、電子機器。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    ユーザによる前記基準サイズの指定を受け付ける操作部をさらに備える、電子機器。
  10. 請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記画像データが示す表示画像は、第1アプリケーションプログラムの実行中に前記表示部に表示される表示画像であって、
    前記基準サイズは、前記第1アプリケーションプログラムの実行の直前に実行された第2アプリケーションプログラムの実行中に前記表示部に表示された表示画像に含まれる文字のサイズである、電子機器。
  11. 請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記画像データが示す表示画像は、あるアプリケーションプログラムの実行中に前記表示部に表示される表示画像であって、
    前記基準サイズは、前記あるアプリケーションプログラムの前回の実行中に前記表示部に表示された表示画像に含まれる文字のサイズである、電子機器。
  12. 請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記基準サイズは、特定のアプリケーションプログラムの実行中に前記表示部に表示された表示画像に含まれる文字のサイズである、電子機器。
  13. 請求項12に記載の電子機器であって、
    前記特定のアプリケーションプログラムは、電子メールの作成・閲覧・送受信を行うためのメールアプリケーションプログラムである、電子機器。
  14. 電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、
    (a)表示画像を示す画像データを生成する工程と、
    (b)前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズと、基準サイズとを比較する工程と、
    (c)前記工程(b)での比較結果に基づいて前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズを調整する工程と、
    (d)前記工程(c)で調整された表示画像を表示する工程と
    を実行させるための制御プログラム。
  15. 電子機器での表示制御方法であって、
    (a)表示画像を示す画像データを生成する工程と、
    (b)前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズと、基準サイズとを比較する工程と、
    (c)前記工程(b)での比較結果に基づいて前記画像データが示す表示画像に含まれる文字のサイズを調整する工程と、
    (d)前記工程(c)で調整された表示画像を表示する工程と
    を備える、表示制御方法。
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US10417311B2 (en) 2017-04-25 2019-09-17 Seiko Epson Corporation Electronic apparatus, program, and method for controlling electronic apparatus

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