JP2014105541A - 作業機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】方向制御弁によらずに所定の油圧アクチュエータを駆動し、停止時はエネルギを回生するシステムにおいて、所定の油圧アクチュエータを素早く停止できるようにする。
【解決手段】本発明に係る作業機械は、ブーム5を作動させるブームシリンダ5aのヘッド側に双方が連結され、一方のみがブームシリンダ5aのロッド側に連結される固定容量型の第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bと、これらの第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bと同期して回転する可変容量型の第3油圧ポンプ・モータ21と、第3油圧ポンプ・モータ21に接続されブームシリンダ5aの作動に伴ってエネルギを回生する蓄圧器19とを備え、ブームシリンダ5aの停止制御を行う停止制御部として、第3油圧ポンプ・モータ21と蓄圧器19とを接続する油圧配管25に切替弁26と絞り弁27で構成される昇圧装置を備えた。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係る作業機械は、ブーム5を作動させるブームシリンダ5aのヘッド側に双方が連結され、一方のみがブームシリンダ5aのロッド側に連結される固定容量型の第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bと、これらの第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bと同期して回転する可変容量型の第3油圧ポンプ・モータ21と、第3油圧ポンプ・モータ21に接続されブームシリンダ5aの作動に伴ってエネルギを回生する蓄圧器19とを備え、ブームシリンダ5aの停止制御を行う停止制御部として、第3油圧ポンプ・モータ21と蓄圧器19とを接続する油圧配管25に切替弁26と絞り弁27で構成される昇圧装置を備えた。
【選択図】図2
Description
本発明は、油圧シリンダ等の油圧アクチュエータからの戻り油のエネルギを回生し、このエネルギを再利用して油圧アクチュエータを駆動できるシステムを備えた作業機械に関する。
作業機械の省エネルギ化を図るために、回生・駆動技術に注目が集まっている。そのようなシステムとして特許文献1に示すものが知られている。この従来技術は、原動機と連結された油圧ポンプに蓄圧器が接続されており、蓄圧器に油を蓄えることができる。また、蓄圧器は可変容量型油圧ポンプ・モータと接続されており、可変容量型油圧ポンプ・モータは同軸で回転する2台の固定容量型油圧ポンプ・モータと結合されており、それらの固定容量型油圧ポンプ・モータの各第1ポートは油圧シリンダのヘッド側と接続され、片方の第2ポートは油圧シリンダのロッド側と接続されている。
このように構成された従来技術では、油圧シリンダの停止時には油圧シリンダからの油を受けて固定容量型油圧ポンプ・モータが回転し、同軸で結合された可変容量型油圧ポンプ・モータも回転して蓄圧器に油を蓄えることができる。油圧シリンダの駆動時には蓄圧器に蓄えた油を用いて可変容量型油圧ポンプ・モータと固定容量型油圧ポンプ・モータを回転させて油圧シリンダに油を送り、油圧シリンダを駆動させることができる。このように油圧シリンダの停止時には排出される油を介してエネルギを回生し、油圧シリンダの駆動時には回生したエネルギを使用することができるため、省エネルギを図ることができる。また、油圧シリンダのヘッド側とロッド側の面積差による流量差は2台の固定容量型油圧ポンプ・モータの容量差で吸収され、絞り損失を発生させずにスムーズに油圧シリンダを駆動させることができる。
この従来技術を油圧ショベルに代表される作業機械に適応させた場合の構成は次のようになる。
エンジンによって駆動される油圧ポンプを有し、この油圧ポンプにそれぞれ方向制御弁を介して接続されるアームシリンダ、バケットシリンダ、旋回モータ等の油圧アクチュエータと、油圧ポンプに切替弁を介して接続される蓄圧器と、その蓄圧器と接続された可変容量型油圧ポンプ・モータと、その可変容量型油圧ポンプ・モータと同軸に結合された2台の例えば固定容量型油圧ポンプ・モータと、固定容量型油圧ポンプ・モータの各第1ポートをヘッド側に接続し、片方の第2ポートのみをロッド側に接続した所定の油圧アクチュエータ、例えばブームシリンダを設けることになる。このブームシリンダは、方向制御弁によることなく駆動を制御される油圧アクチュエータを構成している。このように構成することで、ブームシリンダを下げるときは蓄圧器に油を蓄えることができ、ブームシリンダを駆動するときは蓄圧器に蓄えた油を用いることができるので、エンジンによって駆動される油圧ポンプのエネルギを小さくすることができ、作業機械の省エネルギを図ることができる。また、ブームシリンダのヘッド側とロッド側の面積差による流量差は2台の固定容量型油圧ポンプ・モータの容量差で吸収され、絞り損失を発生させずにスムーズに油圧シリンダを駆動させることができる。
しかし、前述した従来技術を作業機械に適応した構成では、ブームシリンダの停止速度は可変容量型油圧ポンプ・モータで発生するトルクと固定容量型油圧ポンプ・モータで発生するトルクに依存しているため、可変容量型油圧ポンプ・モータで発生するトルクが小さいとブームシリンダ、すなわち所定の油圧アクチュエータの停止が遅くなり、素早く停止させることができない。これに伴って、所定の油圧アクチュエータによって作動する作業具等の作動体が操縦者の意図に反して止まらないという問題がある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたもので、その目的は、所定の油圧アクチュエータを方向制御弁によることなく駆動し、停止時はエネルギを回生できるシステムにおいて、所定の油圧アクチュエータを素早く停止させることができる作業機械を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、車体と、この車体に取り付けられ、作業具及びこの作業具を作動させる油圧シリンダとを有する作業装置と、前記作業装置の前記油圧シリンダを含む所定の油圧アクチュエータの両圧油給排部のうちの一方の圧油給排部に双方が連結され、他方の圧油給排部に一方が連結される第1油圧ポンプ・モータ及び第2油圧ポンプ・モータと、これらの第1油圧ポンプ・モータ及び第2油圧ポンプ・モータと同期して回転する可変容量型の第3油圧ポンプ・モータと、前記第3油圧ポンプ・モータに接続され、前記所定の油圧アクチュエータの作動に伴ってエネルギを回生する蓄圧器とを備えた作業機械において、前記第3油圧ポンプ・モータの吐出圧の制御により前記所定の油圧アクチュエータの停止動作を制御する停止制御部を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、所定の油圧アクチュエータを停止させる際には停止制御部によって可変容量型の第3油圧ポンプ・モータの吐出圧を制御することで、圧油供給側となる所定の油圧アクチュエータの圧油給排部の圧と、圧油排出側となる所定の油圧アクチュエータの圧油給排部の圧との差圧を大きくし、発生するトルクを大きくすることができる。これにより油圧アクチュエータを素早く停止させることができる。
また、本発明は、前記発明において、前記油圧アクチュエータは、前記作業装置の前記油圧シリンダから成り、前記第1油圧ポンプ・モータ及び前記第2油圧ポンプ・モータの双方を前記油圧シリンダの前記一方の圧油給排部を形成するヘッド側に連結し、前記第1油圧ポンプ・モータ及び前記第2油圧ポンプ・モータの一方を前記油圧シリンダの前記他方の圧油給排部を形成するロッド側に連結し、前記停止制御部は、前記油圧シリンダを停止させる際に、前記第3油圧ポンプ・モータの吐出圧を増加させるように制御する昇圧装置から成り、前記昇圧装置は、前記第3油圧ポンプ・モータと前記蓄圧器とを接続する油圧管路に備えられる絞り部と、この絞り部に並設され、前記油圧管路を連通させる第1切替位置と前記油圧管路を閉止する第2切替位置とを含むことを特徴としている。
また、本発明は、前記発明において、前記絞り部は、絞り弁、リリーフ弁、及び差圧弁のいずれかから成ることを特徴としている。
また、本発明は、前記発明において、前記油圧シリンダに停止指令が与えられてから所定時間後に前記切替弁を前記第2切替位置に切替えるように、前記切替弁を制御する制御装置を備えたことを特徴としている。
また、本発明は、前記発明において、前記第1油圧ポンプ・モータ、前記第2油圧ポンプ・モータ、及び前記第3油圧ポンプ・モータのいずれかの回転数を検出する回転数センサと、この回転数センサによって検出される回転数の変化率が所定値よりも小さいときに、前記切替弁を前記第2切替位置に切替えるように、前記切替弁を制御する制御装置を備えたことを特徴としている。
また、本発明は、前記発明において、前記蓄圧器の圧力を検出する第1圧力センサと、前記油圧シリンダのヘッド圧を検出する第2圧力センサとを備え、前記第1圧力センサで検出される圧力と、前記第2圧力センサで検出される圧力と、前記第1油圧ポンプ・モータの容量と、前記第2油圧ポンプ・モータの容量とに基づいて演算される前記第3油圧ポンプ・モータの目標容量が、前記第3油圧ポンプ・モータの最大容量よりも大きくなったと判断されたときに、前記切替弁を前記第2切替位置に切替えるように、前記切替弁を制御する制御装置を備えたことを特徴としている。
本発明は、第3油圧ポンプ・モータの吐出圧の制御により所定の油圧アクチュエータの停止動作を制御する停止制御部を設けたことにより、従来のように所定の油圧アクチュエータを停止させる際の第3油圧ポンプ・モータのトルク不足を解消することができる。すなわち本発明は、所定の油圧アクチュエータを方向制御弁によることなく駆動し、停止時はエネルギを回生できるシステムにおいて、第3油圧ポンプ・モータのトルクを大きくすることによって所定の油圧アクチュエータを素早く停止させることができる。これにより、操縦者の意図に反して所定の油圧アクチュエータによって作動する作業具等の作動体が停止しない現象を防ぐことができる。
以下、本発明に係る作業機械の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明に係る作業機械の第1実施形態を構成する油圧ショベルの側面図、図2は図1に示す第1実施形態に係る油圧ショベルに備えられる油圧回路を示す図である。
図1は本発明に係る作業機械の第1実施形態を構成する油圧ショベルの側面図、図2は図1に示す第1実施形態に係る油圧ショベルに備えられる油圧回路を示す図である。
本発明の第1実施形態を構成する油圧ショベルは、図1に示すように、走行体1と、この走行体1上に配置され、回動可能に設けられたブーム5と、このブーム5に連結され、回動可能に設けられたアーム6と、このアーム6に連結され、回動可能に設けられたバケット7と、走行体1と旋回体2を接続する旋回装置8を備えており、走行体1と旋回体2とにより、油圧ショベルの車体が構成されている。前述のブーム5、アーム6、バケット7、ブームシリンダ5a、アームシリンダ6a、及びバケットシリンダ7aは、旋回体2等と共に作動体の1つに含まれる作業装置を構成している。この作業装置に含まれるブーム5、アーム6、バケット7は作業具を構成し、油圧シリンダであるブームシリンダ5a、アームシリンダ6a、及びバケットシリンダ7aは、旋回装置8の旋回モータ8a等と共に油圧アクチュエータを構成している。例えば、前述のブームシリンダ5aは、停止制御対象となる所定の油圧アクチュエータを構成している。また、この第1実施形態は、図2に示すように、作業装置及び後述する各種機器の作動を制御する制御装置すなわちコントローラ30を備えている。
また、同図2に示すように、この第1実施形態は、エンジン9と、このエンジン9によって駆動されるメインポンプ10と、このメインポンプ10から吐出される圧油の流れを制御することにより、前述のアームシリンダ6a、バケットシリンダ7a、及び旋回モータ8aの作動をそれぞれ制御する方向制御弁、すなわちアーム用制御弁12、バケット用制御弁13、旋回用制御弁14等を備えている。
さらに、双方がブームシリンダ5aの両圧油給排部のうちの一方の圧油給排部を形成するヘッド側に連結され、一方のみがブームシリンダ5aの両圧油給排部のうちの他方の圧油給排部を形成するロッド側に連結される例えば固定容量型の第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bと、これらの第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bと同期して回転する可変容量型の第3油圧ポンプ・モータ21と、第3油圧ポンプ・モータ21に接続されブームシリンダ5aの作動に伴ってエネルギを回生する蓄圧器19とを備えている。
ブームシリンダ5aのヘッド側と、第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bとの間には、コントローラ30の信号によって開閉するパイロットチェック弁23を配置してある。
特に、この第1実施形態では、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧の制御により、所定の油圧アクチュエータ、すなわち今は油圧シリンダであるブームシリンダ5aの停止動作を制御する停止制御部を備えている。この停止制御部は、例えばブームシリンダ5aの収縮時に、このブームシリンダ5aを停止させる際に、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧を増加させる昇圧装置から成っている。この昇圧装置は、第3油圧ポンプ・モータ21と蓄圧器19とを接続する油圧管路25に備えられる絞り部、例えば絞り弁27と、この絞り弁27に並設され、油圧管路25を連通させる第1切替位置26aと、油圧管路25を閉止する第2切替位置26bとを有する切替弁26を含んでいる。切替弁26はコントローラ30からの出力信号によって切替えられるようになっている。
さらに、この第1実施形態は、アームシリンダ6a、バケットシリンダ7a、旋回モータ8a、及びブームシリンダ5aをそれぞれ操作する操作装置として、運転室4の内部に設置されるアーム用操作レバー15、バケット用操作レバー16、旋回用操作レバー17、ブーム用操作レバー18も備えている。
操作レバー15〜18のそれぞれは、パイロットポンプ11に接続され、アーム用操作レバー12、バケット用操作レバー16、旋回用操作レバー17のそれぞれの操作によって、アーム用制御弁12、バケット用制御弁13、及び旋回用制御弁14の対応するものが切替えられる。ブーム用操作レバー18の操作によって発生したパイロット圧は、ブーム用操作レバー18と接続された第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dによって検出され、コントローラ30に送られる。
また、第1油圧ポンプ・モータ20aと第2油圧ポンプ・モータ20bとの間には、回転数を検出する回転数センサ32を設けてあり、回転数センサ32はコントローラ30にその検出した値を送るようになっている。
コントローラ30は、油圧管路25の圧力を検出する第1圧力センサ31aと、第3圧力センサ31cと、第4圧力センサ31dと、回転数センサ32によって検出された値とを基にして演算を行い、第3油圧ポンプ・モータ21のレギュレータ22に出力信号を送る。これにより、第3油圧ポンプ・モータ21の容量が制御され、これに伴って第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bが駆動され、ブームシリンダ5aが駆動する。
[ブーム上げ動作]
例えばブーム用操作レバー18がブーム上げ側に操作されると、第3圧力センサ31cからコントローラ30に信号が出力される。コントローラ30から切替弁26を第1切替位置26aに保持する信号が出力され、また、コントローラ30からレギュレータ22に第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする信号が出力される。これにより、第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bが駆動して、タンクから吸い上げた圧油をブームシリンダ5aのヘッド側に供給する。これに応じてブームシリンダ5aが伸長し、ブーム上げ動作が行われる。
例えばブーム用操作レバー18がブーム上げ側に操作されると、第3圧力センサ31cからコントローラ30に信号が出力される。コントローラ30から切替弁26を第1切替位置26aに保持する信号が出力され、また、コントローラ30からレギュレータ22に第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする信号が出力される。これにより、第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bが駆動して、タンクから吸い上げた圧油をブームシリンダ5aのヘッド側に供給する。これに応じてブームシリンダ5aが伸長し、ブーム上げ動作が行われる。
[ブーム下げ動作]
次に、ブーム下げ動作について説明する。例えばブーム用操作レバー18がブーム下げ側に操作されると、第4圧力センサ31dからコントローラ30に信号が出力される。コントローラ30から切替弁26を第1切替位置26aに保持する信号が出力され、また、コントローラ30からレギュレータ22に第3油圧ポンプ・モータ21の容量を小さくする信号が出力される。これにより、第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bが駆動して、ブームシリンダ5aのヘッド側から圧油を吸い込む。これに応じてブームシリンダ5aが収縮し、ブーム下げ動作が行われる。
次に、ブーム下げ動作について説明する。例えばブーム用操作レバー18がブーム下げ側に操作されると、第4圧力センサ31dからコントローラ30に信号が出力される。コントローラ30から切替弁26を第1切替位置26aに保持する信号が出力され、また、コントローラ30からレギュレータ22に第3油圧ポンプ・モータ21の容量を小さくする信号が出力される。これにより、第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bが駆動して、ブームシリンダ5aのヘッド側から圧油を吸い込む。これに応じてブームシリンダ5aが収縮し、ブーム下げ動作が行われる。
[ブーム下げを行っている際に停止を行う動作]
次に、ブーム下げを行っている際にブーム5の停止を行う動作について説明する。ブーム用操作レバー18をブーム停止位置つまり中立位置にすると、第3圧力センサ31cと第4圧力センサ31dがパイロット圧を検出し、その値をコントローラ30に送り、コントローラ30はレギュレータ22に信号を出力し、第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする。第3油圧ポンプ・モータ21の容量が大きくなると発生するトルクが大きくなり、油圧ポンプ・モータ20a,20b,21の回転は抑制され、ブームシリンダ5aは停止しようとする。この際、コントローラ30から、蓄圧器19と第3油圧ポンプ・モータ21を接続する油圧管路25間に設けられた切替弁26に信号が出力され、この切替弁26が、油圧管路25を連通させる第1切替位置26aから、油圧管路25を閉止する第2切替位置26bに切り替えられる。したがって、第3油圧ポンプ・モータ21から吐出される油は切替弁26と並列に設置された絞り弁27を通る。このため第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧が増加し、発生するトルクが大きくなる。これによって、より早くブームシリンダ5aが停止し、これに応じてブーム5を停止させることができる。
次に、ブーム下げを行っている際にブーム5の停止を行う動作について説明する。ブーム用操作レバー18をブーム停止位置つまり中立位置にすると、第3圧力センサ31cと第4圧力センサ31dがパイロット圧を検出し、その値をコントローラ30に送り、コントローラ30はレギュレータ22に信号を出力し、第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする。第3油圧ポンプ・モータ21の容量が大きくなると発生するトルクが大きくなり、油圧ポンプ・モータ20a,20b,21の回転は抑制され、ブームシリンダ5aは停止しようとする。この際、コントローラ30から、蓄圧器19と第3油圧ポンプ・モータ21を接続する油圧管路25間に設けられた切替弁26に信号が出力され、この切替弁26が、油圧管路25を連通させる第1切替位置26aから、油圧管路25を閉止する第2切替位置26bに切り替えられる。したがって、第3油圧ポンプ・モータ21から吐出される油は切替弁26と並列に設置された絞り弁27を通る。このため第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧が増加し、発生するトルクが大きくなる。これによって、より早くブームシリンダ5aが停止し、これに応じてブーム5を停止させることができる。
このように構成した第1実施形態では、油圧管路25に設けた切替弁26と、その切替弁26と並列に設置された絞り弁27を備えることで、従来のようにブーム5を停止させる際の第3油圧ポンプ・モータ21のトルク不足を解消することができる。すなわち、ブーム5を素早く停止させることができ、操縦者の意図に反してブーム5が停止しない現象を防ぐことができる。
なお、前述した第1実施形態では、昇圧装置の絞り部を絞り弁27によって構成したが、図3に示すようにリリーフ弁28によって構成してもよく、また、図4に示すように差圧弁29によって構成してもよい。
[第2実施形態]
図5は本発明の第2実施形態に備えられるコントローラの要部構成を示す図、図6は第2実施形態に備えられるコントローラにおける処理手順を示すフローチャートである。この第2実施形態の油圧回路については図示しないが、例えば図2に示す油圧回路と同様の構成となっている。
図5は本発明の第2実施形態に備えられるコントローラの要部構成を示す図、図6は第2実施形態に備えられるコントローラにおける処理手順を示すフローチャートである。この第2実施形態の油圧回路については図示しないが、例えば図2に示す油圧回路と同様の構成となっている。
本発明の第2実施形態を構成するコントローラ30は、図5に示すように、ブーム用操作レバー18のパイロット圧が、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dで検出され、これらの圧力センサ31c,31dの信号が演算部40aに入力する。この演算部40aにおいて切替弁26を第1切替位置26aまたは第2切替位置26bのどちらかにするか決定し、切替弁26に信号を出力する。その際、ブーム用操作レバー18が停止位置、つまり中立位置であり、その状態があらかじめ定めた時間t1経過すると、切替弁26を閉止位置である第2切替位置26bに切替える信号を出力する。
すなわち、図6に示すように、この第2実施形態は、切替弁26を連通位置である第1切替位置26aに保持し(s1)、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dで検出される値に基づいてブーム用操作レバー18が停止位置かどうか判断する(s2)。そして、ブーム用操作レバー18が停止位置であり、さらにその停止位置の保持が規定時間t1を経過した場合は、切替弁26を閉止位置である第2切替位置26bに切替える(s3)(s4)。引き続いてブーム用操作レバー18が停止位置であれば、切替弁26は第2切替位置26bを保持する。ブーム用操作レバー18が停止位置でなくなると、切替弁26は第1切替位置26aに切替えられる(s5)。
[ブーム上げ動作またはブーム下げ動作]
ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う場合の第2実施形態の動作について説明する。ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う際、ブーム用操作レバー18はブーム上げ位置またはブーム下げ位置にある。したがって、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dでパイロット圧が検出され、演算部40aにその値が入力される。パイロット圧が検出されている場合、切替弁26は連通位置である第1切替位置26aを保持したままであり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加しない。
ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う場合の第2実施形態の動作について説明する。ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う際、ブーム用操作レバー18はブーム上げ位置またはブーム下げ位置にある。したがって、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dでパイロット圧が検出され、演算部40aにその値が入力される。パイロット圧が検出されている場合、切替弁26は連通位置である第1切替位置26aを保持したままであり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加しない。
[ブーム下げを行っている際に停止を行う動作]
次に、ブーム下げを行っている際に停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときには、ブーム用操作レバー18は中立位置となる。したがって、第3圧力センサ31c及び第4圧力センサ31dでパイロット圧は検出されず、演算部40aにその値が入力される。パイロット圧が検出されていない場合、あらかじめ定めた時間t1が経過すると、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる。したがって、油圧管路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクが大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。
次に、ブーム下げを行っている際に停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときには、ブーム用操作レバー18は中立位置となる。したがって、第3圧力センサ31c及び第4圧力センサ31dでパイロット圧は検出されず、演算部40aにその値が入力される。パイロット圧が検出されていない場合、あらかじめ定めた時間t1が経過すると、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる。したがって、油圧管路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクが大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。
このように構成した第2実施形態では、ブーム用操作レバー18がブーム停止位置、つまり中立位置となり、その状態が予め定めた時間t1を経過すると、演算部40aで切替弁26を閉止位置である第2切替位置26bに切替える。時間t1が経過してから切替弁26が切り替わるため、操縦者がブーム5を停止させようとしているのか、それとも一時的にブーム用操作レバー18が中立位置となっているかを判定する猶予が有り、操縦者の意図に反して切替弁26が切替えられることを防ぐことができる。
[第3実施形態]
図7は本発明の第3実施形態に備えられるコントローラの要部構成を示す図、図8は第3実施形態に備えられるコントローラにおける処理手順を示すフローチャートである。この第3実施形態の油圧回路も図示しないが、例えば図2に示した油圧回路と同様の構成となっている。
図7は本発明の第3実施形態に備えられるコントローラの要部構成を示す図、図8は第3実施形態に備えられるコントローラにおける処理手順を示すフローチャートである。この第3実施形態の油圧回路も図示しないが、例えば図2に示した油圧回路と同様の構成となっている。
本発明の第3実施形態を構成するコントローラ30は、図7に示すように、演算部40bと演算部40cと、これらの演算部40bと演算部40cからの信号を受けて切替弁26に信号を出力する乗算部41aを含んでいる。
ブーム用操作レバー18が操作されると、ブーム用操作レバー18のパイロット圧が、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dで検出され、これらの圧力センサ31c,31dの信号が演算部40bに入力する。この演算部40bにおいて切替弁26を第1切替位置26aまたは第2切替位置26bのどちらかにするかが決定される。その際、ブーム用操作レバー18が停止位置つまり中立位置であり、その状態があらかじめ定めた時間t1を経過すると、切替弁26を閉止位置である第2切替位置26bに切替える信号を乗算部41aに出力する。
演算部40cでは、回転数センサ32で検出される第1油圧ポンプ・モータ20aまたは第2油圧ポンプ・モータ20bまたは第3油圧ポンプ・モータ21のいずれかの回転数を入力する。この演算部40cにおいて、回転数の変化率(dN/dt)が所定値(N/t2)よりも小さいとき、切替弁26を閉止位置である第2切替位置26bに切替える信号を乗算部41aに出力する。上述した所定値は、演算部40c内に描いた図における経過時間t2と回転数Nとの関係を、同図中の実線で示したものに相当する。
乗算部41aでは演算部40bと演算部40cからの信号を受け、双方の信号が共に切替弁26を第2切替位置26bに切替える信号ならば、切替弁26に第2切替位置26bに切替える信号を出力する。
すなわち、図8に示すように、この第3実施形態は、切替弁26を連通位置である第1切替位置26aに保持し(s1)、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dで検出される値に基づいてブーム用操作レバー18が停止位置かどうかを判断する(s2)。そして、ブーム用操作レバー18が停止位置であり、その停止位置の状態が規定時間t1を経過し、さらに回転数センサ32から読み込んだ回転数の変化率(dN/dt)が所定値(N/t2)よりも小さいときには、切替弁26が閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる(s3)(s4)(s5)(s6)。また、ブーム用操作レバー18が停止位置であれば、切替弁26は第2切替位置26bに保持される。ブーム用操作レバー18が停止位置でなくなると、切替弁26は第1切替位置26aに切替えられる(s7)。
[ブーム上げ動作またはブーム下げ動作]
ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う場合の第3実施形態の動作について説明する。ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う際、ブーム用操作レバー18はブーム上げ位置またはブーム下げ位置にある。したがって、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dでパイロット圧が検出され、演算部40bにその値が入力される。パイロット圧が検出されている場合、演算部40bは乗算部41aに切替弁26を切替える信号を送らないため、切替弁26は連通位置である第1切替位置26aを保持したままであり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加することはない。
ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う場合の第3実施形態の動作について説明する。ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う際、ブーム用操作レバー18はブーム上げ位置またはブーム下げ位置にある。したがって、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dでパイロット圧が検出され、演算部40bにその値が入力される。パイロット圧が検出されている場合、演算部40bは乗算部41aに切替弁26を切替える信号を送らないため、切替弁26は連通位置である第1切替位置26aを保持したままであり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加することはない。
[ブーム下げを行っている際に停止を行う動作]
次に、ブーム下げを行っている際にブーム5の停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときにはブーム用操作レバー18は中立位置となる。したがって、第3圧力センサ31c及び第4圧力センサ31dでパイロット圧は検出されず、演算部40bにその値が入力される。パイロット圧が検出されていないとき、あらかじめ定めた時間t1が経過し、さらに回転数センサ32で検出される回転数の変化率(dN/dt)が所定値(N/t2)よりも小さいときには、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26aに切替えられる。したがって、油圧回路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクが大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。
次に、ブーム下げを行っている際にブーム5の停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときにはブーム用操作レバー18は中立位置となる。したがって、第3圧力センサ31c及び第4圧力センサ31dでパイロット圧は検出されず、演算部40bにその値が入力される。パイロット圧が検出されていないとき、あらかじめ定めた時間t1が経過し、さらに回転数センサ32で検出される回転数の変化率(dN/dt)が所定値(N/t2)よりも小さいときには、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26aに切替えられる。したがって、油圧回路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクが大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。
このように構成した第3実施形態では、演算部40bは、時間t1が経過してから切替弁26を切替える信号を乗算部41aに出力するため、操縦者がブーム5を停止させようとしているのか、それとも一時的にブーム用操作レバー18が中立位置となっているのかを判定する猶予が有り、操縦者の意図に反して切替弁26が切替えられることを防ぐことができる。また、演算部40cは、回転数の変化率(dN/dt)が所定値(N/t2)よりも小さいとき、つまり回転数が緩やかに変化するときに切替弁26を切替える信号を乗算部41aに出力するので、ブームシリンダ5aが緩やかに停止する場合のみ切替弁26を第2切替位置26bに切替えることができる。
[第4実施形態]
図9は本発明の第4実施形態に備えられるコントローラの要部構成を示す図、図10は第4実施形態に備えられるコントローラにおける処理手順を示すフローチャート、図11は第4実施形態に係る油圧ショベルに備えられる油圧回路を示す図である。
図9は本発明の第4実施形態に備えられるコントローラの要部構成を示す図、図10は第4実施形態に備えられるコントローラにおける処理手順を示すフローチャート、図11は第4実施形態に係る油圧ショベルに備えられる油圧回路を示す図である。
本発明の第4実施形態を構成するコントローラ30は、図9に示すように、演算部40dと演算部40eと、これらの演算部40dと演算部40eからの信号を受けて切替弁26に信号を出力する乗算部41aとを含んでいる。
ブーム用操作レバー18が操作されると、ブーム用操作レバー18のパイロット圧が、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dで検出され、演算部40dに入力する。この演算部40dにおいて切替弁26を第1切換位置26aまたは第2切替位置26bのどちらにするかが決定される。その際、ブーム用操作レバー18が停止位置つまり中立位置であり、その状態があらかじめ定めた時間t1を経過すると、切替弁26を閉止位置である第2切替位置26bに切替える信号を乗算部41aに出力する。
演算部40eには、第1圧力センサ31aで検出される蓄圧器19の圧力P1と、第2圧力センサ31bで検出されるブームヘッド圧力P2が入力する。第1圧力センサ31aと第2圧力センサ31bで検出した双方の圧力と、第1油圧ポンプ・モータ20aの容量q1と、第2油圧ポンプ・モータ20bの容量q2とから計算される第3油圧ポンプ・モータ21の目標容量q4が、第3油圧ポンプ・モータ21の最大容量q3mより大きくなったとき、演算部40eは切替弁26を閉止位置である第2切替位置26bに切替える信号を乗算部41aに出力する。ここで、第3油圧ポンプ・モータ21の目標容量q4は次の式で計算される。
q4=P2(q1+q2)/P1
乗算部41aでは演算部40dと演算部40eからの信号を受け、双方の信号が共に切替弁26を第2切替位置26bに切替える信号のとき、切替弁26に第2切替位置26bに切り替わる信号を出力する。
q4=P2(q1+q2)/P1
乗算部41aでは演算部40dと演算部40eからの信号を受け、双方の信号が共に切替弁26を第2切替位置26bに切替える信号のとき、切替弁26に第2切替位置26bに切り替わる信号を出力する。
すなわち、図10に示すように、この第3実施形態は、切替弁26を連通位置である第1切替位置26aに保持し(s1)、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dで検出される値に基づいて、ブーム用操作レバー18が停止位置かどうかを判断する(s2)。そして、ブーム用操作レバー18が停止位置であり、その停止位置の状態が規定時間t1を経過し、さらに第1圧力センサ31aで検出される蓄圧器19の圧力p1と、第2圧力センサ31bで検出されるブームヘッド圧力P2と、第1油圧ポンプ・モータ20aの容量q1と、第2油圧ポンプ・モータ20bの容量q2から計算される第3油圧ポンプ・モータ21の目標容量q4が、第3油圧ポンプ・モータ21の最大容量q3mよりも大きくなったとき、切替弁26が閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる(s3)(s4)(s5)(s6)(s7)。また、ブーム用操作レバー18が停止位置であれば、切替弁26は第2切替位置26bを保持する。ブーム用操作レバー18が停止位置でなくなると、切替弁26は第1切替位置26aに切替えられる(s8)。
[ブーム上げ動作またはブーム下げ動作]
ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う場合の第4実施形態の動作について説明する。ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う際、ブーム用操作レバー18はブーム上げ位置またはブーム下げ位置にある。したがって、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dでパイロット圧が検出され、演算部40dにその値が入力される。パイロット圧が検出されているときは、演算部40dは乗算部41aに切替弁26を切替える信号を送らないため、切替弁26は連通位置である第1切換位置26aを保持したままであり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加することはない。
ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う場合の第4実施形態の動作について説明する。ブーム上げ動作またはブーム下げ動作を行う際、ブーム用操作レバー18はブーム上げ位置またはブーム下げ位置にある。したがって、第3圧力センサ31cまたは第4圧力センサ31dでパイロット圧が検出され、演算部40dにその値が入力される。パイロット圧が検出されているときは、演算部40dは乗算部41aに切替弁26を切替える信号を送らないため、切替弁26は連通位置である第1切換位置26aを保持したままであり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加することはない。
[ブーム下げを行っている際に停止を行う動作]
次に、ブーム下げを行っている際に停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときに、ブーム用操作レバー18は中立位置となる。第1圧力センサ31aで検出される蓄圧器19の圧力P1と、第2圧力センサ31bで検出されるブームヘッド圧力P2と、第1油圧ポンプ・モータ20aの容量q1と、第2油圧ポンプ・モータ20bの容量q2とから計算される第3油圧ポンプ・モータ21の目標容量q4が、第3油圧ポンプ・モータ21の最大容量q3mより大きいときには、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26aに切替えられる。したがって、油圧管路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクは大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。
次に、ブーム下げを行っている際に停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときに、ブーム用操作レバー18は中立位置となる。第1圧力センサ31aで検出される蓄圧器19の圧力P1と、第2圧力センサ31bで検出されるブームヘッド圧力P2と、第1油圧ポンプ・モータ20aの容量q1と、第2油圧ポンプ・モータ20bの容量q2とから計算される第3油圧ポンプ・モータ21の目標容量q4が、第3油圧ポンプ・モータ21の最大容量q3mより大きいときには、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26aに切替えられる。したがって、油圧管路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクは大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。
このように構成した第4実施形態では、演算部40dは、時間t1が経過してから切替弁26を切替える信号を乗算部41aに出力するため、操縦者がブーム5を停止させようとしているのか、それとも一時的にブーム用操作レバー18が中立位置となっているのかを判定する猶予が有り、操縦者の意図に反して切替弁26が切替えられることができる。また、演算部40eは、第3油圧ポンプ・モータ21の目標容量q4が、第3油圧ポンプ・モータ21の最大容量q3mを上回ったときに、切替弁26を切替える信号を乗算部41aに出力するため、第3油圧ポンプ・モータ21の容量制御だけではブームシリンダ5aを素早く停止させることができない場合のみ切替弁26を切替えることができる。
1 走行体
2 旋回体
5 ブーム(作業具)
5a ブームシリンダ(所定の油圧アクチュエータ)
11 パイロットポンプ
18 ブーム用操作レバー
19 蓄圧器
20a 第1油圧ポンプ・モータ
20b 第2油圧ポンプ・モータ
21 第3油圧ポンプ・モータ
22 レギュレータ
23 パイロットチェック弁
24 切替弁
25 油圧管路
26 切替弁
26b 第2切替位置
27 絞り弁
28 リリーフ弁
29 差圧弁
30 コントローラ(制御装置)
31a 第1圧力センサ
31b 第2圧力センサ
31c 第3圧力センサ
31d 第4圧力センサ
32 回転数センサ
40a 演算部
40b 演算部
40c 演算部
40d 演算部
40e 演算部
41a 乗算部
2 旋回体
5 ブーム(作業具)
5a ブームシリンダ(所定の油圧アクチュエータ)
11 パイロットポンプ
18 ブーム用操作レバー
19 蓄圧器
20a 第1油圧ポンプ・モータ
20b 第2油圧ポンプ・モータ
21 第3油圧ポンプ・モータ
22 レギュレータ
23 パイロットチェック弁
24 切替弁
25 油圧管路
26 切替弁
26b 第2切替位置
27 絞り弁
28 リリーフ弁
29 差圧弁
30 コントローラ(制御装置)
31a 第1圧力センサ
31b 第2圧力センサ
31c 第3圧力センサ
31d 第4圧力センサ
32 回転数センサ
40a 演算部
40b 演算部
40c 演算部
40d 演算部
40e 演算部
41a 乗算部
[ブーム上げ動作]
例えばブーム用操作レバー18がブーム上げ側に操作されると、第3圧力センサ31cからコントローラ30に信号が出力される。コントローラ30から切替弁26を第1切替位置26aに保持する信号が出力され、また、コントローラ30からレギュレータ22に第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする信号が出力される。蓄圧器19の圧力と第3油圧ポンプ・モータ21の容量とから、第3油圧ポンプ・モータ21を駆動するトルクが決まるが、第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする信号は、第3油圧ポンプ・モータ21を駆動するトルクが第1油圧ポンプ・モータ20aと第2油圧ポンプ・モータ20bとの合計容量と、ブームシリンダ5aのボトム側圧力で決まるトルクを上回るように出力される。これにより、第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bが駆動して、タンクから吸い上げた圧油をブームシリンダ5aのヘッド側に供給する。これに応じてブームシリンダ5aが伸長し、ブーム上げ動作が行われる。
例えばブーム用操作レバー18がブーム上げ側に操作されると、第3圧力センサ31cからコントローラ30に信号が出力される。コントローラ30から切替弁26を第1切替位置26aに保持する信号が出力され、また、コントローラ30からレギュレータ22に第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする信号が出力される。蓄圧器19の圧力と第3油圧ポンプ・モータ21の容量とから、第3油圧ポンプ・モータ21を駆動するトルクが決まるが、第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする信号は、第3油圧ポンプ・モータ21を駆動するトルクが第1油圧ポンプ・モータ20aと第2油圧ポンプ・モータ20bとの合計容量と、ブームシリンダ5aのボトム側圧力で決まるトルクを上回るように出力される。これにより、第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bが駆動して、タンクから吸い上げた圧油をブームシリンダ5aのヘッド側に供給する。これに応じてブームシリンダ5aが伸長し、ブーム上げ動作が行われる。
[ブーム下げ動作]
次に、ブーム下げ動作について説明する。例えばブーム用操作レバー18がブーム下げ側に操作されると、第4圧力センサ31dからコントローラ30に信号が出力される。コントローラ30から切替弁26を第1切替位置26aに保持する信号が出力され、また、コントローラ30からレギュレータ22に第3油圧ポンプ・モータ21の容量を小さくする信号が出力される。上述のブーム上げ動作とは逆に、第3油圧ポンプ・モータ21の容量を小さくする信号は、第3油圧ポンプ・モータ21を駆動するトルクが第1油圧ポンプ・モータ20aと第2油圧ポンプ・モータ20bとの合計容量と、ブームシリンダ5aのヘッド側圧力で決まるトルクを下回るように出力される。これにより、第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bが上述のブーム上げ動作とは逆に駆動して、ブームシリンダ5aのヘッド側から圧油を吸い込む。これに応じてブームシリンダ5aが収縮し、ブーム下げ動作が行われる。
次に、ブーム下げ動作について説明する。例えばブーム用操作レバー18がブーム下げ側に操作されると、第4圧力センサ31dからコントローラ30に信号が出力される。コントローラ30から切替弁26を第1切替位置26aに保持する信号が出力され、また、コントローラ30からレギュレータ22に第3油圧ポンプ・モータ21の容量を小さくする信号が出力される。上述のブーム上げ動作とは逆に、第3油圧ポンプ・モータ21の容量を小さくする信号は、第3油圧ポンプ・モータ21を駆動するトルクが第1油圧ポンプ・モータ20aと第2油圧ポンプ・モータ20bとの合計容量と、ブームシリンダ5aのヘッド側圧力で決まるトルクを下回るように出力される。これにより、第1油圧ポンプ・モータ20a及び第2油圧ポンプ・モータ20bが上述のブーム上げ動作とは逆に駆動して、ブームシリンダ5aのヘッド側から圧油を吸い込む。これに応じてブームシリンダ5aが収縮し、ブーム下げ動作が行われる。
[ブーム下げを行っている際に停止を行う動作]
次に、ブーム下げを行っている際にブーム5の停止を行う動作について説明する。ブーム用操作レバー18をブーム停止位置つまり中立位置にすると、第3圧力センサ31cと第4圧力センサ31dがパイロット圧を検出し、その値をコントローラ30に送り、コントローラ30はレギュレータ22に信号を出力し、第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする。また、コントローラ30から、蓄圧器19と第3油圧ポンプ・モータ21を接続する油圧管路25間に設けられた切替弁26に信号が出力され、この切替弁26が、油圧管路25を連通させる第1切替位置26aから、油圧管路25を閉止する第2切替位置26bに切り替えられる。したがって、第3油圧ポンプ・モータ21から吐出される油は切替弁26と並列に設置された絞り弁27を通る。このため第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は、蓄圧器19の圧力以上に増加し、また、第3油圧ポンプ・モータ21の容量は上述の通り、コントローラ30により大きくなることから、発生するトルクが大きくなる。これによって、素早くブームシリンダ5aが停止し、これに応じてブーム5を停止させることができる。なお、ブーム上げを行っている際に停止を行う動作については、ブームシリンダ5aにかかる負荷の方向が異なり、さらに第3油圧ポンプ・モータ21の容量をブーム下げの場合と逆に大きくする以外は、ブーム下げの場合と同様である。
次に、ブーム下げを行っている際にブーム5の停止を行う動作について説明する。ブーム用操作レバー18をブーム停止位置つまり中立位置にすると、第3圧力センサ31cと第4圧力センサ31dがパイロット圧を検出し、その値をコントローラ30に送り、コントローラ30はレギュレータ22に信号を出力し、第3油圧ポンプ・モータ21の容量を大きくする。また、コントローラ30から、蓄圧器19と第3油圧ポンプ・モータ21を接続する油圧管路25間に設けられた切替弁26に信号が出力され、この切替弁26が、油圧管路25を連通させる第1切替位置26aから、油圧管路25を閉止する第2切替位置26bに切り替えられる。したがって、第3油圧ポンプ・モータ21から吐出される油は切替弁26と並列に設置された絞り弁27を通る。このため第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は、蓄圧器19の圧力以上に増加し、また、第3油圧ポンプ・モータ21の容量は上述の通り、コントローラ30により大きくなることから、発生するトルクが大きくなる。これによって、素早くブームシリンダ5aが停止し、これに応じてブーム5を停止させることができる。なお、ブーム上げを行っている際に停止を行う動作については、ブームシリンダ5aにかかる負荷の方向が異なり、さらに第3油圧ポンプ・モータ21の容量をブーム下げの場合と逆に大きくする以外は、ブーム下げの場合と同様である。
[ブーム下げを行っている際に停止を行う動作]
次に、ブーム下げを行っている際に停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときには、ブーム用操作レバー18は中立位置となる。したがって、第3圧力センサ31c及び第4圧力センサ31dでパイロット圧は検出されず、演算部40aにその値が入力される。パイロット圧が検出されていない場合、あらかじめ定めた時間t1が経過すると、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる。したがって、油圧管路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクが大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。なお、ブーム上げを行っている際に停止を行う動作については、第1実施形態と同様、ブームシリンダ5aにかかる負荷の方向が異なり、さらに第3油圧ポンプ・モータ21の容量をブーム下げの場合と逆に大きくする以外は、ブーム下げの場合と同様である。
次に、ブーム下げを行っている際に停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときには、ブーム用操作レバー18は中立位置となる。したがって、第3圧力センサ31c及び第4圧力センサ31dでパイロット圧は検出されず、演算部40aにその値が入力される。パイロット圧が検出されていない場合、あらかじめ定めた時間t1が経過すると、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる。したがって、油圧管路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクが大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。なお、ブーム上げを行っている際に停止を行う動作については、第1実施形態と同様、ブームシリンダ5aにかかる負荷の方向が異なり、さらに第3油圧ポンプ・モータ21の容量をブーム下げの場合と逆に大きくする以外は、ブーム下げの場合と同様である。
[ブーム下げを行っている際に停止を行う動作]
次に、ブーム下げを行っている際にブーム5の停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときにはブーム用操作レバー18は中立位置となる。したがって、第3圧力センサ31c及び第4圧力センサ31dでパイロット圧は検出されず、演算部40bにその値が入力される。パイロット圧が検出されていないとき、あらかじめ定めた時間t1が経過し、さらに回転数センサ32で検出される回転数の変化率(dN/dt)が所定値(N/t2)よりも小さいときには、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる。したがって、油圧回路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクが大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。なお、ブーム上げを行っている際に停止を行う動作については、第1実施形態と同様、ブームシリンダ5aにかかる負荷の方向が異なり、さらに第3油圧ポンプ・モータ21の容量をブーム下げの場合と逆に大きくする以外は、ブーム下げの場合と同様である。
次に、ブーム下げを行っている際にブーム5の停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときにはブーム用操作レバー18は中立位置となる。したがって、第3圧力センサ31c及び第4圧力センサ31dでパイロット圧は検出されず、演算部40bにその値が入力される。パイロット圧が検出されていないとき、あらかじめ定めた時間t1が経過し、さらに回転数センサ32で検出される回転数の変化率(dN/dt)が所定値(N/t2)よりも小さいときには、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる。したがって、油圧回路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクが大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。なお、ブーム上げを行っている際に停止を行う動作については、第1実施形態と同様、ブームシリンダ5aにかかる負荷の方向が異なり、さらに第3油圧ポンプ・モータ21の容量をブーム下げの場合と逆に大きくする以外は、ブーム下げの場合と同様である。
このように構成した第3実施形態では、演算部40bは、時間t1が経過してから切替弁26を切替える信号を乗算部41aに出力するため、操縦者がブーム5を停止させようとしているのか、それとも一時的にブーム用操作レバー18が中立位置となっているのかを判定する猶予が有り、操縦者の意図に反して切替弁26が切替えられることを防ぐことができる。また、演算部40cは、回転数の変化率(dN/dt)が所定値(N/t2)よりも小さいとき、つまり回転数が緩やかに低下するときは、ブームシリンダ5aの速度も緩やかに低下しているとし、ブームシリンダ5aの停止が遅いと判断する。その結果、切替弁26を切替える信号を乗算部41aに出力するので、ブームシリンダ5aが緩やかに停止する場合のみ切替弁26を第2切替位置26bに切替えることができる。
[ブーム下げを行っている際に停止を行う動作]
次に、ブーム下げを行っている際に停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときに、ブーム用操作レバー18は中立位置となる。第1圧力センサ31aで検出される蓄圧器19の圧力P1と、第2圧力センサ31bで検出されるブームヘッド圧力P2と、第1油圧ポンプ・モータ20aの容量q1と、第2油圧ポンプ・モータ20bの容量q2とから計算される第3油圧ポンプ・モータ21の目標容量q4が、第3油圧ポンプ・モータ21の最大容量q3mより大きいときには、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる。したがって、油圧管路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクは大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。なお、ブーム上げを行っている際に停止を行う動作については、第1実施形態と同様、ブームシリンダ5aにかかる負荷の方向が異なり、さらに第3油圧ポンプ・モータ21の容量をブーム下げの場合と逆に大きくする以外は、ブーム下げの場合と同様である。
次に、ブーム下げを行っている際に停止を行う動作について説明する。ブーム5を停止させるときに、ブーム用操作レバー18は中立位置となる。第1圧力センサ31aで検出される蓄圧器19の圧力P1と、第2圧力センサ31bで検出されるブームヘッド圧力P2と、第1油圧ポンプ・モータ20aの容量q1と、第2油圧ポンプ・モータ20bの容量q2とから計算される第3油圧ポンプ・モータ21の目標容量q4が、第3油圧ポンプ・モータ21の最大容量q3mより大きいときには、切替弁26は閉止位置である第2切替位置26bに切替えられる。したがって、油圧管路25を通過する油は絞り弁27を通過することになり、第3油圧ポンプ・モータ21の吐出圧は増加し、発生するトルクは大きくなる。これにより、ブームシリンダ5aを素早く停止させることができ、これに応じてブーム5を停止させることができる。なお、ブーム上げを行っている際に停止を行う動作については、第1実施形態と同様、ブームシリンダ5aにかかる負荷の方向が異なり、さらに第3油圧ポンプ・モータ21の容量をブーム下げの場合と逆に大きくする以外は、ブーム下げの場合と同様である。
Claims (6)
- 車体と、この車体に取り付けられ、作業具及びこの作業具を作動させる油圧シリンダとを有する作業装置と、前記作業装置の前記油圧シリンダを含む所定の油圧アクチュエータの両圧油給排部のうちの一方の圧油給排部に双方が連結され、他方の圧油給排部に一方が連結される第1油圧ポンプ・モータ及び第2油圧ポンプ・モータと、これらの第1油圧ポンプ・モータ及び第2油圧ポンプ・モータと同期して回転する可変容量型の第3油圧ポンプ・モータと、前記第3油圧ポンプ・モータに接続され、前記所定の油圧アクチュエータの作動に伴ってエネルギを回生する蓄圧器とを備えた作業機械において、
前記第3油圧ポンプ・モータの吐出圧の制御により前記所定の油圧アクチュエータの停止動作を制御する停止制御部を備えたことを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記油圧アクチュエータは、前記作業装置の前記油圧シリンダから成り、
前記第1油圧ポンプ・モータ及び前記第2油圧ポンプ・モータの双方を前記油圧シリンダの前記一方の圧油給排部を形成するヘッド側に連結し、前記第1油圧ポンプ・モータ及び前記第2油圧ポンプ・モータの一方を前記油圧シリンダの前記他方の圧油給排部を形成するロッド側に連結し、
前記停止制御部は、前記油圧シリンダを停止させる際に、前記第3油圧ポンプ・モータの吐出圧を増加させるように制御する昇圧装置から成り、
前記昇圧装置は、前記第3油圧ポンプ・モータと前記蓄圧器とを接続する油圧管路に備えられる絞り部と、この絞り部に並設され、前記油圧管路を連通させる第1切替位置と前記油圧管路を閉止する第2切替位置とを含むことを特徴とする作業機械。 - 請求項2に記載の作業機械において、
前記絞り部は、絞り弁、リリーフ弁、及び差圧弁のいずれかから成ることを特徴とする作業機械。 - 請求項2または3に記載の作業機械において、
前記油圧シリンダに停止指令が与えられてから所定時間後に前記切替弁を前記第2切替位置に切替えるように、前記切替弁を制御する制御装置を備えたことを特徴とする作業機械。 - 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の作業機械において、
前記第1油圧ポンプ・モータ、前記第2油圧ポンプ・モータ、及び前記第3油圧ポンプ・モータのいずれかの回転数を検出する回転数センサと、この回転数センサによって検出される回転数の変化率が所定値よりも小さいときに、前記切替弁を前記第2切替位置に切替えるように、前記切替弁を制御する制御装置を備えたことを特徴とする作業機械。 - 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の作業機械において、
前記蓄圧器の圧力を検出する第1圧力センサと、前記油圧シリンダのヘッド圧を検出する第2圧力センサとを備え、前記第1圧力センサで検出される圧力と、前記第2圧力センサで検出される圧力と、前記第1油圧ポンプ・モータの容量と、前記第2油圧ポンプ・モータの容量とに基づいて演算される前記第3油圧ポンプ・モータの目標容量が、前記第3油圧ポンプ・モータの最大容量よりも大きくなったと判断されたときに、前記切替弁を前記第2切替位置に切替えるように、前記切替弁を制御する制御装置を備えたことを特徴とする作業機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012261133A JP2014105541A (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 作業機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012261133A JP2014105541A (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 作業機械 |
Publications (1)
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JP2014105541A true JP2014105541A (ja) | 2014-06-09 |
Family
ID=51027285
Family Applications (1)
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JP2012261133A Pending JP2014105541A (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 作業機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014105541A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110529468A (zh) * | 2019-09-16 | 2019-12-03 | 吴瑜华 | 可精确输出多份等量高压动力液压油的气动增压装置 |
CN110541862A (zh) * | 2019-09-16 | 2019-12-06 | 吴瑜华 | 可让多个油缸进行高精度同步运动的液压驱动系统 |
CN114483685A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-05-13 | 武汉圣禹排水系统有限公司 | 一种应急控制系统和控制方法 |
-
2012
- 2012-11-29 JP JP2012261133A patent/JP2014105541A/ja active Pending
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