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JP2014105013A - 食品用複合容器及び食品用複合容器の使用方法 - Google Patents

食品用複合容器及び食品用複合容器の使用方法 Download PDF

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JP2014105013A JP2012260798A JP2012260798A JP2014105013A JP 2014105013 A JP2014105013 A JP 2014105013A JP 2012260798 A JP2012260798 A JP 2012260798A JP 2012260798 A JP2012260798 A JP 2012260798A JP 2014105013 A JP2014105013 A JP 2014105013A
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Shinya Hirokawa
信也 廣川
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Hirokawa Co Ltd
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Abstract

【課題】流通時又は収納時の省スペース化を図ると共に、簡便かつ衛生的に食器として利用することを目的とする。
【解決手段】内容物を収容し略扁平形状の袋体2と、該袋体2の少なくとも下端部から胴部を囲繞し、内側に前記袋体が接着されるスリーブ材3と、を備え、該スリーブ材3が、前記袋体2の未開封状態において、前記袋体2の両側部と該両側部間の2箇所とを含む計4か所に折れ線が付され、この折れ線のうち対角線上に位置する一対の折れ線が折り畳まれると共に、他の一対の折れ線が若干折り込まれることにより、前記胴部の横断面が略菱形状とされている食品用複合容器1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品用複合器及び食品用複合容器の使用方法に関するものであり、特に、食品を収容しながら食器として機能する複合容器及び食品用複合容器の使用方法に関するものである。
従来より、食品を収容する種々の容器が知られている。
例えば、特許文献1には、軟包装体と軟包装体の外側に設けられる外装部材とからなる複合容器であって、外装部材の折り畳み線を起こすことによって自立性を持たせた、スナック食品、菓子、健康食品等の内容物を収容する容器として好適な容器が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、インスタント味噌汁やインスタントコーヒー等を収容した状態で流通するカップ形状の包装体であり、当該包装体をそのまま食器として利用可能な容器が開示されている。
特開2006−240671号公報 特開2003−246367号公報
しかしながら、例えば、フリーズドライ加工された即席味噌汁やスープ等の即席食品や、シリアル等の液体を追加して喫食する食品を収容する場合には、従来の容器では、以下のような問題がある。
すなわち、例えば、味噌汁やスープ等の即席食品の場合、利便性の観点から容器がそのまま食器として使用できることが好ましいが、即席食品は熱湯を注いで喫食するものであることから、単に自立性を有するだけではそのまま食器として利用することは困難である。一方、カップ形状の容器の場合には、食器として使用しやすいという利点があるものの、容器は予め液体を入れることを想定した容積を有するので、収容される食品の大きさに比して容器が大きく、流通時や収納時に嵩張るという問題がある。
また、味噌汁やスープ等の即席食品は勿論、その他の喫食時に液体を追加する食品の場合、喫食者は容器に直接口をつけて液体を直飲みすることがしばしば行われるが、容器をそのまま食器として利用する場合には、流通時や収納時に容器に付着した汚れもそのまま喫食することとなり不衛生である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、流通時又は収納時の省スペース化を図ると共に、簡便かつ衛生的に食器として利用することができる食品用複合容器及び食品用複合容器の使用方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、内容物を収容し略扁平形状の袋体と、該袋体の少なくとも下端部から胴部を囲繞し、内側に前記袋体が接着されるスリーブ材と、を備え、該スリーブ材が、前記袋体の未開封状態において、前記袋体の両側部と該両側部間の2箇所とを含む計4か所に折れ線が付され、この折れ線のうち対角線上に位置する一対の折れ線が折り畳まれると共に、他の一対の折れ線が若干折り込まれることにより、前記胴部の横断面が略菱形状とされている食品用複合容器を提供する。
本発明によれば、スリーブ材が袋体の少なくとも下端部から胴部を囲繞し、かつ、スリーブ材の内側に袋体が接着されているので、袋体とスリーブ材とが一体となって食品用複合容器を構成する。このような食品用複合容器において、スリーブ材には、前記袋体の両側部と該両側部間の2箇所とを含む計4か所に折れ線が付されており、これら折れ線のうち対角線上に位置する一対の折れ線が折り畳まれ、他の一対の折れ線が若干折り込まれて胴部の横断面が略菱形状となっている。このため、食品用複合容器は、袋体に収容された食品の大きさより若干大きくなるものの、食品に対して必要最小限の大きさを維持することができるので、流通時又は収納時において、嵩張ることがなく省スペース化を図ることができる。
一方、このような食品用複合容器を使用する場合には、袋体の上端部を開封し、一対の折れ線を起こしながら他の一対の折れ線を更に折り込むことで、スリーブ材の胴部の横断面を矩形状とする。このようにすることで、食品用複合容器をテーブル等に置いた際に、スリーブ材の下端部が支持部となって食品用複合容器を自立させることができ、また、スリーブ材と袋体とが一体となっているため、袋体の開封状態を維持することができる。このため、食品用複合容器を簡便に食器として使用することができる。
上記した発明において、使用状態において、前記胴部の横断面が矩形状であることが好ましい。
このようにすることで、食品用複合容器を容易に自立させることができる。ここで、使用状態とは、具体的には喫食する際の状態を意味する。
上記した発明において、前記袋体が耐熱性を有することが好ましい。
このようにすることで、袋体に例えば、熱湯を注入することができるので、食品用複合容器の内容物として所謂即席食品を適用することができる。
前記袋体の上端の一部が前記スリーブ材側に折り返されるようになっており、該折り返された部分が直飲部を構成することが好ましい。
このようにすることで、流通時や収納時に外部に曝されていない、袋体の内側がスリーブ材の上端部に露出するので、この袋体の内側を直飲部とすることにより簡便かつ清潔に食品用複合容器を食器として利用することができる。
上記した発明において、前記スリーブ材の上端部に、該上端部の少なくとも一部を覆う保護材が貼付されていることが好ましい。
このようにすることで、使用時に、この保護材を剥がすだけで、流通時や収納時に外部に曝されていない清潔な部分が露出するので、露出した清潔部分を直飲部とすることにより簡便かつ清潔に食品用複合容器を食器として利用することができる。
上記した発明において、前記スリーブ材の折れ線が折り畳まれることにより形成された角部のうち、少なくとも1の角部近傍が、前記袋体の側部を挟み込んで固定することが好ましい。
このようにすることで、袋体をスリーブ材により強固に接着乃至固定することができると共に、使用状態における食品用複合容器を自立させた際の安定性が向上する。
又本発明は、袋体の上端部を切断することにより開封し、前記スリーブ材の前記一対の折れ線を起こすと共に、前記他の一対の折れ線を更に折り込むことにより、スリーブ材の胴部の横断面を矩形状とする食品用複合容器の使用方法を提供する。
このようにすることで、食品用複合容器をテーブル等に置いた際に、スリーブ材の下端部が支持部となって食品用複合容器を自立させることができ、また、スリーブ材と袋体とが一体となっているため、袋体の開封状態を維持することができる。このため、食品用複合容器を簡便に食器として使用することができる。
本発明によれば、流通時又は収納時の省スペース化を図ると共に、簡便かつ衛生的に食器として利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る食品用複合容器の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品用複合容器の横断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品用複合容器におけるスリーブ材の展開図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品用複合容器において、袋体を開封した状態の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品用複合容器において、スリーブ材の胴部の横断面を矩形状とした状態の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品用複合容器において、スリーブ材の胴部の横断面を矩形状とし、袋体の上部を折り返して直飲部を形成した状態の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品用複合容器において、スリーブ材の胴部の横断面を矩形状とした状態における縦断面である。 本発明の第1の実施形態の他の例に係る食品用複合容器におけるスリーブ材の展開図である。 (A)は、本発明の第1の実施形態の他の例に係る食品用複合容器において、スリーブ材の胴部の横断面を矩形状とした状態における縦断面図であり、(B)は、同状態における横断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品用複合容器の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品用複合容器の横断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品用複合容器におけるスリーブ材の展開図である。
(第1の実施形態)
以下に、本発明に係る食品用複合容器の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る食品用複合容器1の斜視図であり、食品用複合容器1は、内容物を収容し略扁平形状の袋体2と、袋体2の外側に設けられるスリーブ材3とを備えている。
袋体2は、耐熱性を有する略扁平形状の包装袋であり、例えば、即席味噌汁や即席スープ等のフリーズドライ食品、インスタント飲料を収容することができる。包装袋の材料は特に限定されるものではなく、例えば、耐熱性又は耐冷性を有する、或いは耐熱性及び耐冷性を有するプラスティックフィルムを適用することができる。そして、プラスティックフィルムを折り重ね、重ね合わせた部分を熱溶着等することにより袋状に形成して袋体2を構成する。
なお、袋体が耐熱性を有する場合には、例えば、袋体に直接熱湯を注いだり、電子レンジ等による調理を行ったりすることが可能となる。また、耐冷性を有する場合には、冷凍庫等に保管、収納することが可能となる。そして、耐熱性及び耐冷性を有する場合には、例えば、冷凍状態からそのまま電子レンジ等による調理を行うことも可能となる。
袋体2は、後述するスリーブ材3よりも縦方向において大きく形成されており、袋体2の上端の一部が後述するスリーブ材3に囲繞されずに露出している。袋体2の上端部の露出した部分は、使用時に、スリーブ材3側に折り返されて直飲部を構成するようになっている。
スリーブ材3は、袋体2の外部の少なくとも下端部から胴部を囲繞し、内側に袋体2が接着され、袋体2とスリーブ材3とが一体となるようになっている。スリーブ材3は、紙等の折り曲げ可能な板材からなり、図2に示すように、袋体2の未開封状態において、袋体2の両側部と両側部間の2箇所とを含む計4か所に折れ線10a,10b,10c,10dが付され、この折れ線10a,10b,10c,10dのうち対角線上に位置する一対の折れ線10a,10cが折り畳まれると共に、他の一対の折れ線10b,10dが若干折り込まれることにより、胴部の横断面が略菱形状とされている。図2では、袋体2に略矩形状のフリーズドライ食品5が収容されている例を示している。
図3にスリーブ材3の展開図を示す。スリーブ材3の胴部は、第1面3a、第2面3b、第3面3c、第4面3dからなり、第4面3dにこの第4面3dと第1面3aとを接着させるための糊代面3eが連続している。第1面3a、第2面3b、第3面3c、第4面3d及び糊代面3eは、夫々折れ線10a,10b,10c,10dを介して連続しており、各折れ線10a,10b,10c,10dを折り曲げ、糊代面3eを第1面3aの裏面に接着することにより、断面が矩形状の筒状のスリーブ材3となる。
以下、このように構成された食品用複合容器の使用方法の一例について説明する。
上述のように、スリーブ材3は、袋体2の未開封状態において、袋体2の両側部と該両側部間の2箇所とを含む計4か所に付された折れ線のうち、対角線上に位置する一対の折れ線10a,10cが折り畳まれると共に、他の一対の折れ線10b,10dが若干折り込まれている。このため、食品用複合容器1のうち、スリーブ材3の胴部の横断面は、一対の折れ線10a,10c間の距離よりも他の一対の折れ線10b,10d間の距離の方が短くされた偏平状の略菱形状となっている(図1及び図2参照)。他の一対の折れ線10b,10d間の距離は、フリーズドライ食品5にスリーブ材3の各面が当接するまで或いは当接する直前まで短くするのが、未使用状態において省スペース化を図れるので好ましい。
この状態から、食品用複合容器1の袋体2の上端部を開封し(図4参照)、一対の折れ線10a,10cを起こしながら他の一対の折れ線10b,10dを更に折り込むことで、各折れ線10a,10b,10c,10dの折れ曲がり角度を略均一(それぞれの角部の角度を略90°)とすることにより、スリーブ材3の胴部の横断面を矩形状とする(図5参照)。
続いて、図5に示すように、スリーブ材3より露出している袋体2の上端の一部2aをスリーブ材3側に折り返す。これにより、図6及び図7に示すように、スリーブ材3の上端を袋体2よって覆うと共に、袋体2の内側を露出させることで折り返した部分を直飲部2bとする。
このように上述した食品用複合容器1によれば、未使用状態においては、袋体2に収容された食品の大きさより若干大きくなるものの、食品に対して必要最小限の大きさを維持することができるので、流通時又は収納時において、嵩張ることがなく省スペース化を図ることができる。特に、食品用複合容器1を非常食に適用することとした場合は、収納場所が小さい場合であっても大量の食品を収納し保管することができるので好ましい。また、食品用複合容器1に冷凍食品を収容した場合においては、冷凍庫という限られたスペースにおいて嵩張らずに収納ができて好ましい。
一方、使用状態においては、スリーブ材3の胴部の横断面が矩形状とされるので、食品用複合容器をテーブル等に置いた際に、スリーブ材3の下端部が支持部となって食品用複合容器を自立させることができ、また、スリーブ材3と袋体とが一体となっているため、袋体の開封状態を維持することができる。このため、例えば、食品用複合容器に熱湯等を注入することが可能となり、食品用複合容器を簡便に食器として使用することができる。
また、スリーブ材3より露出している袋体2の上端の一部2aをスリーブ材3側に折り返すことにより、袋体2のうり流通時や収納時に外部に曝されていない内側がスリーブ材3の上端部に露出するので、露出した袋体2の内側を直飲部2bとすることにより、喫食者は直飲部に直接口をつけて飲食が可能となる。従って、簡便かつ清潔に食品用複合容器を食器として利用することができる。
なお、上述した実施形態においては、スリーブ材3を上面及び底面を有しない矩形状の筒形としたが、これに限られるものではなく、例えば、図8及び図9に示すような底部を有するスリーブ材9としてもよい。
図8は、スリーブ材9の展開図であり、糊代面3eを第1面3aの裏面に接着させたときに、底面8a,8b,8c,8dが互いに嵌り合い、所謂地獄底を構成するようになっている。スリーブ材9を適用した食品用複合容器においても、未開封状態、すなわち未使用状態で、袋体2の両側部と該両側部間の2箇所とを含む計4か所に付された折れ線のうち、対角線上に位置する一対の折れ線10a,10cが折り畳まれると共に、他の一対の折れ線10b,10dが若干折り込まれてスリーブ材9の胴部の横断面が略菱形状となる(図示せず)。
また同様に使用状態で、一対の折れ線10a,10cを起こしながら他の一対の折れ線10b,10dを更に折り込むことで、各折れ線10a,10b,10c,10dの折れ曲がり角度を略均一とすることにより、底部を形成し、スリーブ材9の胴部の横断面を矩形状とする(図9参照)。
(第2の実施形態)
続いて、本発明に係る食品用複合容器の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る食品用複合容器8と上述した実施形態に係る食品用複合容器1とは、スリーブ材の形状において相違する。上記した実施形態と同一の構成には同符号を付し、その説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る食品用複合容器8の斜視図であり、食品用複合容器8は、内容物を収容し略扁平形状の袋体2と、袋体2の外側に設けられるスリーブ材9とを備えている。
図11に示すように、スリーブ材9は、袋体2の未開封状態において、袋体2の両側部と両側部間の2箇所とを含む計4か所に折れ線10a,10b,10c,10dが付され、この折れ線10a,10b,10c,10dのうち対角線上に位置する一対の折れ線10a,10cが折り畳まれると共に、他の一対の折れ線10b,10dが若干折り込まれることにより、胴部の横断面が略菱形状とされている。
ここで、スリーブ材9の折れ線10a,10cが折り畳まれることにより形成された角部近傍に折れ線10f,10gが付され、この折れ線10f,10gが折り込まれることにより、折れ線10a,10c近傍が袋体の側部を挟み込んで固定する固定部12a,12bとなっている。なお、図11では、袋体2に略矩形状のフリーズドライ食品5が収容されている例を示している。
より具体的には、スリーブ材9は、紙等の折り曲げ可能な板材からなり、図12に示すように、第1面9a、第2面9b、第3面9c、第4面9dからなり、第4面9dにこの第4面9dと第1面9aとを接着させるための糊代面9eが連続している。また、第1面9a、第2面9b、第3面9c、第4面9d及び糊代面9eは、夫々折れ線10a,10b,10c,10dを介して連続している。
折れ線10aの近傍には、折れ線10aと平行に、第1面9a側に折れ線10fが、第2面9b側に折れ線10gが夫々付されている。同様に、折れ線10cの近傍には、折れ線10cと平行に、第3面9c側に折れ線10fが、第2面9b側に折れ線10gが付されている。各折れ線10a,10b,10c,10dを折り曲げ、糊代面9eを第1面9aの裏面に接着することにより、断面が矩形状の筒状のスリーブ材9となる。
このとき、図10〜図12に示すように、折れ線10a,10c近傍に付された折れ線10f,10gが共に所望の角度だけ折り曲げられ、折り曲げられた部分が固定部12a,12bとなっている。固定部12a,12bは、袋体2の側部を挟み込んで固定しており、固定部12a,12bの内側面には袋体2の側部が接着剤等により接着されることで、袋体2がスリーブ材9に接着固定される。
このように構成された食品用複合容器8では、スリーブ材9は、袋体2の未開封状態において、袋体2の両側部と該両側部間の2箇所とを含む計4か所に付された折れ線のうち、対角線上に位置する一対の折れ線10a,10cが折り畳まれると共に、他の一対の折れ線10b,10dが若干折り込まれている。このため、食品用複合容器1のうち、スリーブ材9の胴部の横断面は、一対の折れ線10a,10c間の距離よりも他の一対の折れ線10b,10d間の距離の方が短くされた偏平状の略菱形状となっている(図10及び図11参照)。他の一対の折れ線10b,10d間の距離は、フリーズドライ食品5にスリーブ材9の各面が当接するまで或いは当接する直前まで短くするのが、未使用状態において省スペース化を図れるので好ましい。
この状態から、食品用複合容器8の袋体2の上端部を開封し、一対の折れ線10a,10cを起こしながら他の一対の折れ線10b,10dを更に折り込むことで、各折れ線10a,10b,10c,10dの折れ曲がり角度を略均一(それぞれの角部の角度を略90°)とすることにより、スリーブ材3の胴部の横断面を矩形状とする。
スリーブ材9の胴部の横断面が矩形状とされるので、食品用複合容器8をテーブル等に置いた際に、スリーブ材9の下端部が支持部となって食品用複合容器を自立させることができる。ここで、本実施形態においては、スリーブ材9に固定部12a,12bが設けられているので、固定部12a,12bの下端部も支持部として機能する。このため、例えば、食品用複合容器を自立させる際に、より安定度が向上し、固定部12a,12bによりスリーブ材9と袋体2とがより強固に接着されて一体となっているため、袋体の開封状態をより安定的に維持することができる。
なお、本実施形態においても、上述した実施形態と同様に、スリーブ材9より露出している袋体2の上端の一部2aをスリーブ材9側に折り返すことより、スリーブ材9の上端を袋体2よって覆うと共に、袋体2の内側を露出させることで折り返した部分を直飲部とすることができる。また、固定部は、一つの角部だけに設けることも、一対の角部或いは、全ての角部に設けることもできる。
また、上述した各実施形態においては、直飲み部として袋体の上端をスリーブ材側に折り返すことにより、袋体の内側を露出させる構成としたが、これに限られるものでなく、直飲み部としては、流通時や収納時に露出していなかった清潔な部分を適用すればよい。このため、スリーブ材の上端部に、該上端部の少なくとも一部を覆う保護材を貼付することができる。この場合、使用時に、この保護材を剥がすだけで、流通時や収納時に外部に曝されていない清潔な部分が露出するので、露出した清潔な部分を直飲部とすることにより簡便かつ清潔に食品用複合容器を食器として利用することができる。
1 食品用複合容器
2 袋体
2b 直飲部
3 スリーブ材
8 食品用複合容器
9 スリーブ材
10a,10b,10c,10d,10f,10g 折れ線

Claims (7)

  1. 内容物を収容し略扁平形状の袋体と、
    該袋体の少なくとも下端部から胴部を囲繞し、内側に前記袋体が接着されるスリーブ材と、を備え、
    該スリーブ材が、前記袋体の未開封状態において、前記袋体の両側部と該両側部間の2箇所とを含む計4か所に折れ線が付され、この折れ線のうち対角線上に位置する一対の折れ線が折り畳まれると共に、他の一対の折れ線が若干折り込まれることにより、前記胴部の横断面が略菱形状とされている食品用複合容器。
  2. 使用状態において、前記胴部の横断面が矩形状である請求項1に記載の食品用複合容器。
  3. 前記袋体が耐熱性を有する請求項1に記載の食品用複合容器。
  4. 前記袋体の上端の一部が前記スリーブ材側に折り返されるようになっており、該折り返された部分が直飲部を構成する請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の食品用複合容器。
  5. 前記スリーブ材の上端部に、該上端部の少なくとも一部を覆う保護材が貼付されている請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の食品用複合容器。
  6. 前記スリーブ材の折れ線が折り畳まれることにより形成された角部のうち、少なくとも1の角部近傍が、前記袋体の側部を挟み込んで固定する請求項1に記載の食品用複合容器。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の食品用複合容器の使用方法であって、
    前記袋体の上端部を切断することにより開封し、
    前記スリーブ材の前記一対の折れ線を起こすと共に、前記他の一対の折れ線を更に折り込むことにより、スリーブ材の胴部の横断面を矩形状とする食品用複合容器の使用方法。
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