JP2014103438A - Adコンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】自己オフセット補正可能なADコンバータを提供する。
【解決手段】アナログ入力信号Sを保持するサンプルホールド回路16と、アナログ入力信号SとDACアナログ出力信号を比較し、コンパレータ出力信号を出力するコンパレータ18と、コンパレータ出力信号を受信し、AD変換値出力信号A0を出力する逐次比較レジスタ22と、AD変換値出力信号A0およびDAC値外部設定信号A1を受信し、DACアナログ出力信号を出力するDAコンバータ20と、AD変換値出力信号A0と第1DAC値外部設定信号A1を比較し、差分量を補正値Δとして算出する減算器26とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】アナログ入力信号Sを保持するサンプルホールド回路16と、アナログ入力信号SとDACアナログ出力信号を比較し、コンパレータ出力信号を出力するコンパレータ18と、コンパレータ出力信号を受信し、AD変換値出力信号A0を出力する逐次比較レジスタ22と、AD変換値出力信号A0およびDAC値外部設定信号A1を受信し、DACアナログ出力信号を出力するDAコンバータ20と、AD変換値出力信号A0と第1DAC値外部設定信号A1を比較し、差分量を補正値Δとして算出する減算器26とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、ADコンバータ(Analog to Digital Convertor)に関し、特に、自己オフセット補正可能なADコンバータに関する。
一般的に、外部からオフセット補正を行うADコンバータは提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
外部からオフセット補正を行うADコンバータでは、装置構成が複雑化する。
本発明の目的は、自己オフセット補正可能なADコンバータを提供することにある。
本発明の一態様によれば、アナログ入力信号を保持するサンプルホールド回路と、前記アナログ入力信号とDACアナログ出力信号を比較し、コンパレータ出力信号を出力するコンパレータと、前記コンパレータ出力信号を受信し、AD変換値出力信号を出力する逐次比較レジスタと、前記AD変換値出力信号および第1DAC値外部設定信号を受信し、前記DACアナログ出力信号を出力するDAコンバータと、前記AD変換値出力信号と前記第1DAC値外部設定信号を比較し、差分量を補正値として算出する減算器とを備えるADコンバータが提供される。
本発明によれば、自己オフセット補正可能なADコンバータを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施の形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
基本技術に係るADコンバータ10aの模式的回路ブロック構成は、図1に示すように表され、実施の形態に係るADコンバータ10の模式的回路ブロック構成は、図2に示すように表される。
基本技術に係るADコンバータ10aは、図1に示すように、バッファ回路15と、サンプルホールド(S/H)回路16と、コンパレータ18と、DAコンバータ(DAC:Digital to Analog Convertor)20と、逐次比較レジスタ(SAR:Successive Approximation Register)22と、タイミング制御回路30とを備える。
基本技術に係るADコンバータ10aにおいては、アナログ入力信号SとDAC20のDACアナログ出力信号s6をコンパレータ18において逐次比較してAD変換を実施し、SAR22からAD変換値出力信号A0を出力する。
実施の形態に係るADコンバータ10は、図2に示すように、図1に示した基本技術に係るADコンバータ10aに、さらに、減算器26と、補正値レジスタ28とを備える。
実施の形態に係るADコンバータ10は、図2に示すように、アナログ入力信号Sを保持するS/H回路16と、アナログ入力信号SとDACアナログ出力信号s6を比較し、コンパレータ出力信号s3を出力するコンパレータ18と、コンパレータ出力信号s3を受信し、AD変換値出力信号A0を出力するSAR22と、AD変換値出力信号A0および第1DAC値外部設定信号A1を受信し、DACアナログ出力信号s6を出力するDAC20と、AD変換値出力信号A0と第1DAC値外部設定信号A1を比較し、差分量を補正値Δとして算出する減算器26とを備える。例えば、第1DAC値外部設定信号A1が10ビットデータ「1010110111」であり、AD変換値出力信号A0が10ビットデータ「1010110101」であるとすると、補正値Δは10ビットデータ「0000000010」となる。
実施の形態に係るADコンバータ10においては、図2に示すように、第1DAC値外部設定信号A1に補正値Δを加えた第2DAC値外部設定信号A1をDAC20に入力することによって、自己オフセット補正を実行可能である。
また、実施の形態に係るADコンバータ10においては、図2に示すように、SAR22に接続され、SARのタイミング制御を行うタイミング制御回路30をさらに備えていても良い。
また、実施の形態に係るADコンバータ10においては、図2に示すように、タイミング制御回路30、SAR22、および減算器26は、デジタル信号を取り扱うことからこれらの構成要素は1つのロジック回路32として構成されていても良い。
また、実施の形態に係るADコンバータ10においては、図2に示すように、ロジック回路32内に配置され、補正値Δを記憶する補正値レジスタ28をさらに備えていても良い。
また、実施の形態に係るADコンバータ10においては、図2に示すように、S/H回路16に接続されるバッファ回路15をさらに備え、アナログ入力信号Sは、バッファ回路15を介してS/H回路16に入力されていても良い。すなわち、バッファ回路15は、アナログ入力信号Sを受信するための回路であり、サンプルホールド(S/H)回路16に接続される。
S/H回路16は、バッファ回路15から供給されたアナログ入力信号Sをコンデンサに保持する回路であり、コンパレータ18に接続される。
コンパレータ18は、ADコンバータ10のアナログ入力信号S(S/H回路16のサンプルホールド機能でホールドされている)と、DAC20のDACアナログ出力信号s6とを比較するための回路であり、SAR22に接続される。コンパレータ18における比較結果は、ハイ(High)かロー(Low)の2レベルとなる。
タイミング制御回路30は、動作クロック信号CLKおよび開始信号STARTに基づいて、動作タイミング信号をSAR22に供給する回路であり、同時に変換ステータス信号を出力する。
SAR22は、タイミング制御回路30から供給される動作クロック信号CLKおよび開始信号STARTに基づいて、ビット数に応じたデジタル値をラッチする機能を有する。すなわち、SAR22は、コンパレータ18のコンパレータ出力信号s3を逐次比較し、LSB(Least Significant Bit)からMSB(Most Significant Bit)の範囲のビット数に応じてラッチされたAD変換値出力信号(Digital Output)A0を出力する回路であり、DAC20に接続される。
DAC20は、SAR22から入力されたAD変換値出力信号A0を分解能NビットでDACアナログ出力信号s6に変換するための回路であり、このDACアナログ出力信号s6は、コンパレータ18に供給される。
DAC20は、ADコンバータ10のアナログ入力信号Sのアナログ入力電圧範囲と同じアナログ信号出力範囲を有している。DAC20のDACアナログ出力信号s6は、ZERO(ゼロ)からFSR(フルスケール)の範囲を有している。
減算器26は、SAR22から出力されるMSBからLSBまでのAD変換値出力信号A0と、外部から供給されるDAC値外部設定信号A1との差分量を補正値Δとして算出するための回路である。
補正値レジスタ28は、減算器26により算出された差分量を補正値Δとして記憶するためのレジスタである。
さらに、実施の形態に係るADコンバータ10においては、図2に示すように、外部から供給される第1DAC値外部設定信号A1に、補正値Δを加算した第2DAC値外部設定信号A1が、DAC20に供給される。
実施の形態に係るADコンバータ10においては、ADコンバータ10の中で自己補正データを作成し、DACアナログ出力信号s6によって、コンパレータ入力データを補正してAD変換値出力信号を出力することができる。
また、実施の形態に係るADコンバータ10においては、繰り返し定期的に補正を実行し、ダイナミックに補正制御を実行することができる。
変換スタートは、開始信号STARTおよび動作クロック信号CLKによって開始される。最初のクロックでDACアナログ出力信号s6は、MSB=“1”のアナログ値を出力する(他のビットは“0”)。MSBのアナログ値は、バイナリの関係でFSRの1/2の重みを有する。すなわち、最初にMSB=“1”の出力(FSR/2)とアナログ値Sがコンパレータ18で比較され、S>MSBならばMSB=“1”、S<MSBならばMSB=“0”の比較をして、そのロジック値(ハイかロー、1か0)をラッチする。
次のステップでは、次のクロックでBit2=“1”の出力(MSBの1/2、FSRの1/4の重み)とアナログ値Sが比較され、MSBと同様に、S>Bit2ならばBit2=“1”、S<Bit2ならばBit2=“0”の値がラッチされる。以下、Bit3、Bit4、Bit5、…、LSBまでの分解能Nビット分が逐次比較され、最終的に分解能の最小単位LSBまでの精度でアナログ値がデジタル値に変換される。
別の表現をすれば、アナログ入力信号SとDAC20のDACアナログ出力信号(量子化誤差を含む)s6が同じになるようにDAC出力を調整し、S=DAC出力となるDAC20の入力デジタル値(SAR22のAD変換値出力信号)がアナログ入力信号Sをデジタル値に変換したデジタルデータとなる。
(オフセット誤差)
オフセット誤差ΔVsとは、ADコンバータ10の内部で発生する電圧誤差をいう。実施の形態に係るADコンバータ10におけるオフセット誤差ΔVsは、図3に示すように定義される。すなわち、図3に示すように、アナログ入力電圧がバイポーラ(+−FSR)の場合、入力電圧0Vでのデジタル出力は、ゼロ・コードが理想(誤差なし)であるが、実際には、0Vからの電圧誤差ΔVsを有しており、これをオフセット誤差と定義している。
オフセット誤差ΔVsとは、ADコンバータ10の内部で発生する電圧誤差をいう。実施の形態に係るADコンバータ10におけるオフセット誤差ΔVsは、図3に示すように定義される。すなわち、図3に示すように、アナログ入力電圧がバイポーラ(+−FSR)の場合、入力電圧0Vでのデジタル出力は、ゼロ・コードが理想(誤差なし)であるが、実際には、0Vからの電圧誤差ΔVsを有しており、これをオフセット誤差と定義している。
(積分直線性誤差)
実施の形態に係るADコンバータ10における表示値とアナログ入力電圧との関係は、模式的に図4に示すように表される。図4においては、分解能を100とした場合における規格化されたアナログ入力電圧に対する表示値(デジタル値)が示されている。直線101は、理想的なAD変換におけるアナログ入力電圧に対する表示値(デジタル値)を示している。一方、曲線102は、実際のAD変換におけるアナログ入力電圧に対する表示値(デジタル値)を示している。図4に示すように、アナログ入力電圧が0における曲線102の値が、表示値オフセット誤差ΔOFFSETとなる。また、アナログ入力電圧が1(フルスケール電圧FS)における曲線102の値が、フルスケール誤差ΔFSとなる。また、直線103は、エンドポイントラインと呼ばれ、ADコンバータの表示値オフセット誤差ΔOFFSETとフルスケール誤差ΔFSを調整した後、ゼロ点とフルスケール点を結んだ直線である。
実施の形態に係るADコンバータ10における表示値とアナログ入力電圧との関係は、模式的に図4に示すように表される。図4においては、分解能を100とした場合における規格化されたアナログ入力電圧に対する表示値(デジタル値)が示されている。直線101は、理想的なAD変換におけるアナログ入力電圧に対する表示値(デジタル値)を示している。一方、曲線102は、実際のAD変換におけるアナログ入力電圧に対する表示値(デジタル値)を示している。図4に示すように、アナログ入力電圧が0における曲線102の値が、表示値オフセット誤差ΔOFFSETとなる。また、アナログ入力電圧が1(フルスケール電圧FS)における曲線102の値が、フルスケール誤差ΔFSとなる。また、直線103は、エンドポイントラインと呼ばれ、ADコンバータの表示値オフセット誤差ΔOFFSETとフルスケール誤差ΔFSを調整した後、ゼロ点とフルスケール点を結んだ直線である。
ここで、積分直線性誤差(INL:Integral Non-linearity Error)とは、図4において、直線101と直線103の交差点Aにおけるアナログ入力電圧の値と、その表示値を示す実際のAD変換におけるアナログ入力電圧の値(交差点Bにおけるアナログ入力電圧の値)との差で定義される。
実施の形態に係るADコンバータ10においては、補正量対象としてオフセット誤差ΔVsのみならず、積分直線性誤差(INL)を扱うことも可能である。
実施の形態に係るADコンバータ10においては、外部から供給されるDAC値外部設定信号A1と、DAC20からコンパレータ18、SAR22を経由してラッチされたAD変換値出力信号A0との差分量を補正値Δとして算出して、オフセット誤差を検出する可能であるため、このオフセット誤差をADコンバータ10内部において自己オフセット補正することができる。
SAR22でラッチされたAD変換値出力信号A0は、AD変換の量子化(AD変換)された分解能に相応したデジタルデータとなり、パラレルで出力される。このパラレルデータは、パラレルーシリアル変換されてシリアルデータとして出力されていても良い。
(詳細回路ブロック構成)
実施の形態に係るADコンバータ10の詳細な回路ブロック構成は、図5に示すように表され、動作フローを示すフローチャート図は、図6に示すように表され、制御タイミングのタイミングチャート図は、図7に示すように表される。
実施の形態に係るADコンバータ10の詳細な回路ブロック構成は、図5に示すように表され、動作フローを示すフローチャート図は、図6に示すように表され、制御タイミングのタイミングチャート図は、図7に示すように表される。
実施の形態に係るADコンバータ10は、図5に示すように、スイッチ12・14と、S/H回路16と、コンパレータ18と、DAC20と、ロジック回路32とを備える。
ロジック回路32は、図5に示すように、SAR22と、A/D値レジスタ24と、減算器26と、補正値レジスタ28と、タイミング制御回路30と、セレクタ31とを備える。
ここで、ADINはアナログ入力信号、DACOUTはDACアナログ出力信号、ADONはAD変換開始イネーブル信号、ADRSTはAD動作リセット信号、ADCLKはAD動作クロック信号、DAC_DATAはDAC値外部設定信号、TRIMONは補正変換イネーブル信号、AD_DATAはAD変換値出力信号、AD_FLGはAD_DATA確定フラグ信号、REV_DATAは補正値をそれぞれ示す。
実施の形態に係るADコンバータ10は、図5に示すように、S/H回路16に接続され、アナログ入力信号ADIN(s1)、DACアナログ出力信号s6の入力を切り替える第1スイッチ(SW1)12と、DAC20に接続され、DACアナログ出力信号s6の出力をコンパレータ18若しくは第1スイッチ(SW1)12に切り替えて供給可能な第2スイッチ(SW2)14とをさらに備えていても良い。
すなわち、第1スイッチ(SW1)12は、ポート1〜3のいずれかを入力ポートとして切り替える。第1スイッチ(SW1)12において、ポート1が選択されると、ADコンバータ10のアナログ入力信号ADIN(s1)が入力され、ポート2が選択されると、オープン(OPEN)状態となる。一方、ポート3が選択されると、第2スイッチ(SW2)14からDACアナログ出力信号s6が入力される。
第2スイッチ(SW2)14は、ポート1又はポート2のいずれかを出力ポートとして切り替える。第2スイッチ(SW2)14において、ポート1が選択されると、コンパレータ18へDACアナログ出力信号s6が供給され、ポート2が選択されと、第1スイッチ(SW1)12へDACアナログ出力信号s6が供給される。
このように、第1スイッチ(SW1)12・第2スイッチ(SW2)14は、入出力を切り替えることができるので、通常変換時には、第1スイッチ(SW1)12及び第2スイッチ(SW2)14共に、ポート1に切り替える。補正変換時には、第1スイッチ(SW1)12をポート2に切り替えオープン状態にすると共に、第2スイッチ(SW2)14を第1スイッチ(SW1)12側(ポート2)に切り替えた後、第1スイッチ(SW1)12をDAコンバータ側(ポート3)に切り替え、コンデンサCの充電が完了後、第1スイッチ(SW1)12をオープン状態(ポート2)に切り替えると共に、第2スイッチ(SW2)14をコンパレータ側(ポート1)に切り替える。すなわち、補正変換処理モードにおいては、第1スイッチ(SW1)12をオープン状態に切り替えると共に、第2スイッチ(SW2)14を第1スイッチ(SW1)12側に切り替えた後、第1スイッチ(SW1)12をDAC20側に切り替え、S/H回路16のコンデンサCの充電が完了後、第1スイッチ(SW1)12をオープン状態に切り替えると共に、第2スイッチ(SW2)14をコンパレータ18側に切り替えている。
S/H回路16は、第1スイッチ(SW1)12から供給されたアナログ入力信号s1又はDACアナログ出力信号s6を十分な時間だけ保持することによりアナログ入力信号s2を出力する。すなわち、S/H回路16のコンデンサCには、第1スイッチ(SW1)12から供給されたアナログ入力信号s1又はDACアナログ出力信号s6が供給され、蓄電される必要がある。
コンパレータ18は、アナログ入力信号s2(S/H回路16のサンプルホールド機能でホールドされている)と、第2スイッチ(SW2)14から出力されたDACアナログ出力信号s5とを比較し、コンパレータ出力信号s3を、ロジック回路32内のSAR22に出力する。
コンパレータ出力信号s3は、ハイ(High)かロー(Low)の2レベルとなる。
DAC20には、ADコンバータ10の外部から供給されるDAC値外部設定信号DAC_DATA[10:0]に、補正値Δを加算したデジタル入力信号A1がロジック回路32から供給される。DAC20において、このデジタル入力信号A1はDACアナログ出力信号s6に変換され、DACアナログ出力信号s6は第2スイッチ(SW2)14に供給される。
SAR22は、タイミング制御回路30から出力される制御信号c3に基づいて、分解能に応じたAD変換値出力信号s4をラッチする。すなわち、SAR22は、コンパレータ出力信号s3を逐次比較し、LSBからMSBの範囲のビット数に応じてラッチされたAD変換値出力信号s4を出力する。
実施の形態に係るADコンバータ10は、図5に示すように、ロジック回路32内にSARに接続されて配置され、AD変換値出力信号A0を蓄積すると共に、AD変換値出力信号A0を減算器26に供給するA/D値レジスタ24をさらに備えていても良い。A/D値レジスタ24は、SAR22から出力されるMSBからLSBまでのAD変換値出力信号をA/D値として一時的に記憶する。
減算器26は、A/D値レジスタ24から出力されるAD変換値出力信号AD_DATA[10:0]と、外部から供給されるDAC値外部設定信号DAC_DATA[10:0]との差分量を補正値(Δ)として算出する。
補正値レジスタ28は、減算器26により算出された差分量を補正値Δとして一時的に記憶する。補正値Δ(REV_DATA)は、ADコンバータ10の外部に出力可能である。
実施の形態に係るADコンバータ10において、タイミング制御回路30は、図5に示すように、さらに第1スイッチ(SW1)12、第2スイッチ(SW2)14、DAC20に接続され、外部から供給される補正変換イネーブル信号TRIMONに基づいて、第1スイッチ(SW1)12、第2スイッチ(SW2)14、DAC20のタイミング制御を行う。すなわち、タイミング制御回路30は、外部のCPU34から供給される補正変換イネーブル信号TRIMONに基づいて、実施の形態に係るADコンバータ10全体の制御を行う。具体的には、タイミング制御回路30は、スイッチ12・14に制御信号c1を供給し、DAC20に制御信号c2を供給し、SAR22に制御信号c3を供給し、A/D値レジスタ24に制御信号c4を供給し、補正値レジスタ28に制御信号c5を供給し、セレクタ31に制御信号c6を供給する。
セレクタ31は、補正変換イネーブル信号TRIMONに基づいて、外部から供給されるDAC値外部設定信号DAC_DATA[N:0](A1:s7)又はタイミング制御回路30から供給される制御信号c6を選択する。すなわち、実施の形態に係るADコンバータ10は、図5に示すように、ロジック回路32内に配置され、外部から供給される補正変換イネーブル信号TRIMONに基づいて、外部から供給されるDAC値外部設定信号DAC_DATA[N:0](A1)又はタイミング制御回路30から供給される制御信号c6を選択するセレクタ31をさらに備えていても良い。
実施の形態に係るADコンバータ10においては、外部から供給されるDAC値外部設定信号DAC_DATAと、AD変換値出力信号AD_DATA[10:0]との差分量を補正値Δとして算出し、オフセット誤差を検出することができる。
また、実施の形態に係るADコンバータ10においては、アナログ入力信号ADINとDAC20のDACアナログ出力信号s6を逐次比較しながら、AD変換を実施し、SAR22からAD変換値出力信号s4を出力すると共に、オフセット誤差を検出して、DAC20に対してフィードバックすることによって、このオフセット誤差を自己補正することができる。
実施の形態に係るADコンバータ10において、第1スイッチ(SW1)12には、バッファ回路が開示されていないが、図2と同様に、バッファ回路15を備えていても良い。すなわち、実施の形態に係るADコンバータ10は、図5の構成においても、図2の構成と同様に、S/H回路16に接続されるバッファ回路15をさらに備え、アナログ入力信号Sは、バッファ回路15を介して入力される構成を採用しても良い。
また、実施の形態に係るADコンバータ10において、DAC20の回路構成としては、例えば、抵抗ラダー型、電荷配分型などの方式を適用可能である。
また、実施の形態に係るADコンバータ10において、補正値レジスタ28に蓄積する補正値Δは、フルスケールを取り扱う場合には、各LSB毎の補正量を記憶するために、例えば、階層構造のメモリを適用しても良い。また、この場合には、メモリ容量が増大することから、外部にメモリを有する構成を採用しても良い。
また、実施の形態に係るADコンバータ10においては、補正量対象としてオフセット誤差について説明したが、積分直線性誤差(INL)を補正対象とすることも可能である。INLにおいては、MSBからLSBの全ビット若しくは使用する範囲内の全ビットにおいて各LSB毎に補正することによって、ADコンバータ10内において自己補正することが可能である。ただし、MSBからLSBの全ビット若しくは使用する範囲内の全ビットにおいて、LSB毎の補正量を記憶するためのメモリが必要となる。
実施の形態に係るADコンバータ10の動作フローを示すフローチャートは、図6に示すように表され、実施の形態に係るADコンバータ10の制御タイミングのタイミングチャートは、図7に示すように表される。
まず、図7に示すように、時刻t=0において、AD制御は、通常変換状態にある。AD変換開始イネーブル信号ADONはオン状態、補正変換イネーブル信号TRIMONはオフ(ローレベル)状態、DAC値外部設定信号DAC_DATAはオフ状態、スイッチ(SW1)はADIN入力からHOLDに切替られ、アナログ入力信号s2にはADINが保持され、減算器26はOFF、AD変換値出力信号AD_DATAはADDATA(N−2)に等しく、補正値レジスタ28には、補正DATAは蓄積されていない。
(a)ステップST0において、図6に示すように、補正モード信号がONか否かを判定する。すなわち、時刻t1において、外部のCPU34から補正変換イネーブル信号TRIMONが供給されると、補正モード信号がONと判定される。
(b)ステップST0において、補正モード信号がONと判定される(YES)と、補正変換処理モードに移行する。ステップST0において、補正モード信号がOFFと判定される(NO)と、ステップST7に移行し、通常変換であるAD変換処理モードを実行後、ステップST0に戻る。
また、図7に示すように、時刻t1においては、AD制御はAD変換制御状態、AD変換開始イネーブル信号ADONはオン状態、補正変換イネーブル信号TRIMONはオフ状態(ローレベル)からオン(ハイレベル)状態に移行し、DAC値外部設定信号DAC_DATAはDAC_DATA[N:0]、スイッチ(SW1)はHOLD状態を保持、アナログ入力信号s2はADINを保持、減算器26はOFF、AD変換値出力信号AD_DATAはADDATA(N−2)に等しく、補正値レジスタ28には補正DATAは蓄積されていない。
(c)次に、ステップST1において、図6に示すように、DAC20を、STATE制御から補正制御へ切り替える。
また、図7に示すように、時刻t2においては、AD制御はAD変換制御状態から停止状態に移行し、AD変換開始イネーブル信号ADONはオン状態、補正変換イネーブル信号TRIMONはオン(ハイレベル)状態を保持、DAC値外部設定信号DAC_DATAはDAC_DATA[N:0]、スイッチ(SW1)12はHOLD状態を保持、アナログ入力信号s2はHOLD状態を保持、減算器26はOFF、AD変換値出力信号AD_DATAはADDATA(N−1)に等しくなる。補正値レジスタ28には補正DATAは蓄積されていない。
(d)次に、ステップST2において、図6に示すように、PINからDACに入力を切り替える。すなわち、スイッチ(SW1)12をポート2(OPEN状態)に切り替え、スイッチ(SW2)14をポート2(入力SW1側)に切り替える。その後、スイッチ(SW1)12をポート3に切り替えることにより、S/H回路16のコンデンサCに補正基準(DAC)電圧を充電する。
また、図7に示すように、時刻t3においては、AD制御は停止状態を保持し、AD変換開始イネーブル信号ADONはオン状態、補正変換イネーブル信号TRIMONはオン(ハイレベル)状態を保持、DAC値外部設定信号DAC_DATAはDAC_DATA[N:0]、スイッチ(SW1)12はHOLDからDAC出力に切替られ、アナログ入力信号s2はADINからDAC出力に切替られ、減算器26はOFF、AD変換値出力信号AD_DATAはADDATA(N−1)に等しく、補正値レジスタ28には補正DATAは蓄積されていない。
(e)次に、ステップST3において、図6に示すように、入力を切り替え、HOLD状態にする。すなわち、スイッチ(SW1)12をポート2(OPEN状態)に切り替え、スイッチ(SW2)14をポート1(コンパレータ18側)に切り替える。
また、図7に示すように、時刻t4においては、AD制御は停止状態を保持し、AD変換開始イネーブル信号ADONはオン状態、補正変換イネーブル信号TRIMONはオフ(ローレベル)状態を保持、DAC値外部設定信号DAC_DATAはDAC_DATA[N:0]、スイッチ(SW1)12はDAC出力からHOLDに切替られ、アナログ入力信号s2はDAC出力からCAP(HOLD)状態に切替られ、減算器26はOFF、AD変換値出力信号AD_DATAはADDATA(N−1)に等しく、補正値レジスタ28には補正DATAは蓄積されていない。
(f)次に、ステップST4において、図6に示すように、コンパレータ出力信号s3を入力したSAR22においてAD変換を行い、A/D変換値出力信号をA/D値としてA/D値レジスタ24に蓄積する。ここで、A/D変換値出力信号には、補正対象の補正量が含まれている。
また、図7に示すように、時刻t5においては、AD制御は停止状態からAD変換制御状態に移行し、AD変換開始イネーブル信号ADONはオン状態、補正変換イネーブル信号TRIMONはオフ(ローレベル)状態を保持、DAC値外部設定信号DAC_DATAはDAC_DATA[N:0]、スイッチ(SW1)12はHOLD状態を保持、アナログ入力信号s2はCAP(HOLD)状態を保持、減算器26はOFF、AD変換値出力信号AD_DATAはADDATA(N−1)に等しく、補正値レジスタ28には補正DATAは蓄積されていない。
(g)次に、ステップST5において、図6に示すように、減算器26はOFFからONに移行し、減算器26において、A/D値レジスタ24に蓄積されたA/D変換値出力信号と、外部から供給されるDAC値外部設定信号DAC_DATAとを比較し、減算処理を実行し、差分量を補正値(補正DATA:Δ)として、補正値レジスタ28に蓄積する。
また、図7に示すように、時刻t6においては、AD制御はAD変換制御状態から停止状態に移行し、DAC値外部設定信号DAC_DATAはDAC_DATA[N:0]、スイッチ(SW1)12はHOLD状態を保持、アナログ入力信号s2はCAP(HOLD)状態を保持、減算器26はOFFからONになり、AD変換値出力信号AD_DATAはADDATA(N−1)に等しく、補正値レジスタ28には、補正値(補正DATA:Δ)が蓄積される。
(h)次に、ステップST6において、図6に示すように、補正変換処理モードから通常変換(AD変換)処理モードへ移行し、ステップST0へ戻る。
また、図7に示すように、時刻t7においては、AD制御は停止状態からAD変換制御状態に移行し、スイッチ(SW1)12はHOLDからADIN入力に切替られ、アナログ入力信号s2はCAP(HOLD)状態からADIN入力状態になり、減算器26はONからOFFになる。補正値レジスタ28には、補正値(補正DATA:Δ)が保持される。
実施の形態に係るADコンバータにおいては、ADコンバータの中で自己補正データを作成し、入力データを補正して出力することができる。
また、実施の形態に係るADコンバータにおいては、繰り返し定期的に補正を実行し、ダイナミックに補正制御を実行することができる。
実施の形態に係るADコンバータは、AD変換処理モードと、補正変換処理モードとを切り替えることによって、ダイナミックにAD変換および補正変換を繰り返し実行可能である。
実施の形態に係るADコンバータによれば、AD変換処理モードと、補正変換処理モードとを切り替えることによって、AD変換動作中に、ダイナミックに自己オフセット補正を行うことができる。
実施の形態に係るADコンバータによれば、オフセット誤差の検出のための外部装置を必要としないので、例えば、出荷テストの際、端子から所定の信号を入力することにより、オフセット誤差を検出でき、このオフセット誤差を確認することにより、初期不良を検出可能である。
また、実施の形態に係るADコンバータによれば、継続的に、オフセット誤差の検出することによって、内部機器の経年劣化の検出にも役立たせることができる。
以上説明したように、本発明によれば、自己オフセット補正可能なADコンバータを提供することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上記のように、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明のADコンバータは、デジタル電源に適用可能であるため、デジタル電源を内蔵した各種電子機器、計測機器など幅広い応用分野に適用可能である。
10、10a…ADコンバータ
12、14…スイッチ
15…バッファ回路
16…サンプルホールド(S/H)回路
18…コンパレータ
20…DAコンバータ(DAC)
22…逐次比較レジスタ(SAR)
24…A/D値レジスタ
26…減算器
28…補正値レジスタ
30…タイミング制御回路
31…セレクタ
32…ロジック回路
34…CPU
ADIN、S、s1、s2…アナログ入力信号
DACOUT…DACアナログ出力信号
ADON…AD変換開始イネーブル信号
ADRST…AD動作リセット信号
ADCLK…AD動作クロック信号
DAC_DATA、A1、s7…DAC値外部設定信号
TRIMON…補正変換イネーブル信号
AD_DATA、A0、s4…AD変換値出力信号
AD_FLG…AD_DATA確定フラグ信号
REV_DATA、Δ…補正値
s3…コンパレータ出力信号
s5、s6…DACアナログ出力信号
c1、c2、c3、c4、c5、c6…制御信号
C…コンデンサ
ΔVs…オフセット誤差
INL…積分直線性誤差
12、14…スイッチ
15…バッファ回路
16…サンプルホールド(S/H)回路
18…コンパレータ
20…DAコンバータ(DAC)
22…逐次比較レジスタ(SAR)
24…A/D値レジスタ
26…減算器
28…補正値レジスタ
30…タイミング制御回路
31…セレクタ
32…ロジック回路
34…CPU
ADIN、S、s1、s2…アナログ入力信号
DACOUT…DACアナログ出力信号
ADON…AD変換開始イネーブル信号
ADRST…AD動作リセット信号
ADCLK…AD動作クロック信号
DAC_DATA、A1、s7…DAC値外部設定信号
TRIMON…補正変換イネーブル信号
AD_DATA、A0、s4…AD変換値出力信号
AD_FLG…AD_DATA確定フラグ信号
REV_DATA、Δ…補正値
s3…コンパレータ出力信号
s5、s6…DACアナログ出力信号
c1、c2、c3、c4、c5、c6…制御信号
C…コンデンサ
ΔVs…オフセット誤差
INL…積分直線性誤差
Claims (18)
- アナログ入力信号を保持するサンプルホールド回路と、
前記アナログ入力信号とDACアナログ出力信号を比較し、コンパレータ出力信号を出力するコンパレータと、
前記コンパレータ出力信号を受信し、AD変換値出力信号を出力する逐次比較レジスタと、
前記AD変換値出力信号および第1DAC値外部設定信号を受信し、前記DACアナログ出力信号を出力するDAコンバータと、
前記AD変換値出力信号と前記第1DAC値外部設定信号を比較し、差分量を補正値として算出する減算器と
を備えることを特徴とするADコンバータ。 - 前記第1DAC値外部設定信号に前記補正値を加えた第2DAC値外部設定信号を前記DAコンバータに入力することを特徴とする請求項1に記載のADコンバータ。
- 前記逐次比較レジスタに接続され、前記逐次比較レジスタのタイミング制御を行うタイミング制御回路をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のADコンバータ。
- 前記タイミング制御回路、前記逐次比較レジスタ、および前記減算器は、ロジック回路として構成されたことを特徴とする請求項3に記載のADコンバータ。
- 前記ロジック回路内に配置され、前記補正値を記憶する補正値レジスタをさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のADコンバータ。
- 前記ロジック回路内に前記逐次比較レジスタに接続されて配置され、前記AD変換値出力信号を蓄積すると共に、前記AD変換値出力信号を前記減算器に供給するA/D値レジスタをさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のADコンバータ。
- 前記サンプルホールド回路に接続され、前記アナログ入力信号、前記DACアナログ出力信号の入力を切り替える第1スイッチと、
前記DAコンバータに接続され、前記DACアナログ出力信号の出力を前記コンパレータ若しくは前記第1スイッチに切り替えて供給可能な第2スイッチと
をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のADコンバータ。 - 前記タイミング制御回路は、さらに前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記DAコンバータに接続され、外部から供給される補正変換イネーブル信号に基づいて、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記DAコンバータのタイミング制御を行うことを特徴とする請求項7に記載のADコンバータ。
- 前記ロジック回路内に配置され、外部から供給される補正変換イネーブル信号に基づいて、外部から供給される前記DAC値外部設定信号又は前記タイミング制御回路から供給される制御信号を選択するセレクタをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のADコンバータ。
- 前記サンプルホールド回路に接続されるバッファ回路をさらに備え、前記アナログ入力信号は、前記バッファ回路を介して入力されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のADコンバータ。
- 前記補正変換イネーブル信号に基づいて、前記アナログ入力信号を前記AD変換値出力信号に変換するAD変換処理モードと、前記補正値を算出し、前記DAC値外部設定信号に加算して前記DAコンバータにフィードバックする補正変換処理モードとを切り替えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のADコンバータ。
- 前記補正変換処理モードにおいて、前記第1スイッチをオープン状態に切り替えると共に、前記第2スイッチを前記第1スイッチ側に切り替えた後、前記第1スイッチを前記DAコンバータ側に切り替え、前記コンデンサの充電が完了後、前記第1スイッチをオープン状態に切り替えると共に、前記第2スイッチを前記コンパレータ側に切り替えることを特徴とする請求項11に記載のADコンバータ。
- 前記補正値は、オフセット誤差を対象とすることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のADコンバータ。
- 前記補正値は、積分直線性誤差を対象とすることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のADコンバータ。
- 前記補正値レジスタは、階層構造のメモリを備えることを特徴とする請求項13または14に記載のADコンバータ。
- 前記メモリは、前記ADコンバータの外部に配置されることを特徴とする請求項15に記載のADコンバータ。
- 前記補正値は、MSBからLSBの全ビット若しくは使用する範囲内の全ビットにおいて各LSB毎に補正した値であることを特徴とする請求項15または16に記載のADコンバータ。
- 前記DAコンバータは、抵抗ラダー型若しくは電荷配分型のいずれかの回路方式を有することを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載のADコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012252109A JP2014103438A (ja) | 2012-11-16 | 2012-11-16 | Adコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012252109A JP2014103438A (ja) | 2012-11-16 | 2012-11-16 | Adコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014103438A true JP2014103438A (ja) | 2014-06-05 |
Family
ID=51025617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012252109A Pending JP2014103438A (ja) | 2012-11-16 | 2012-11-16 | Adコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014103438A (ja) |
-
2012
- 2012-11-16 JP JP2012252109A patent/JP2014103438A/ja active Pending
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