JP2014102609A - 情報処理装置及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作不良を容易に直すことができる情報処理装置を実現する。
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、バッテリを備える本体と、本体に回動可能に取り付けられているディスプレイユニットと、第1の機能が割り当てられているボタンスイッチと、ディスプレイユニットが閉じられていることを検知するセンサと、電力管理コントローラと、電源回路と、電源コントローラとを具備する。電力管理コントローラは、情報処理装置の電力管理を行う。電源回路は、バッテリから供給される電力を用いて情報処理装置を構成するコンポーネントに動作電源を供給する。電源コントローラは、ボタンスイッチ及びセンサに結合され、ボタンスイッチが押下され且つセンサによってディスプレイユニットが閉じられていることが検知された場合、電力管理コントローラへリセット信号を送信することによって電力管理コントローラに初期化処理を実行させる。
【選択図】図3
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、バッテリを備える本体と、本体に回動可能に取り付けられているディスプレイユニットと、第1の機能が割り当てられているボタンスイッチと、ディスプレイユニットが閉じられていることを検知するセンサと、電力管理コントローラと、電源回路と、電源コントローラとを具備する。電力管理コントローラは、情報処理装置の電力管理を行う。電源回路は、バッテリから供給される電力を用いて情報処理装置を構成するコンポーネントに動作電源を供給する。電源コントローラは、ボタンスイッチ及びセンサに結合され、ボタンスイッチが押下され且つセンサによってディスプレイユニットが閉じられていることが検知された場合、電力管理コントローラへリセット信号を送信することによって電力管理コントローラに初期化処理を実行させる。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、バッテリ駆動可能な情報処理装置及び同装置に適用される制御方法に関する。
近年、タブレットコンピュータ、ノートブック型パーソナルコンピュータ(PC)といった種々の情報処理装置が開発されている。この種の多くの情報処理装置は、バッテリを備えており、バッテリから供給される電力を使用して駆動可能である。
また、バッテリが本体内に組み込まれている情報処理装置が開発されている。バッテリを本体内に組み込む構造は、バッテリが取り外し可能な通常の情報処理装置の構造よりも、その小型化および薄型化を実現しやすい。
また、一般に、情報処理装置においては、オペレーティングシステムのフリーズのようなソフトウェアの原因によって情報処理装置の動作不良が発生した場合には、ユーザは電源スイッチを長押しすることによって情報処理装置の電源を強制的に切ることができる。
しかしながら、電力管理のためのコントローラ等が原因で動作不良が生じた場合には、このコントローラが正常に動作しないため、たとえ電源スイッチが長押しされても情報処理装置の電源を強制的に切ることができない。
バッテリを取り外し可能な通常の情報処理装置においては、ACアダプタおよびバッテリを取り外して情報処理装置に供給されている電力を強制的に一旦絶つことによって、装置内の上述のコントローラ等をリセットすることができる。
しかし、バッテリが本体内に組み込まれている情報処理装置では、ユーザがバッテリを取り外すことは容易ではない。
そのため、バッテリを取り外さなければならないような動作不良等を、バッテリを取り外すことなく直すことが求められている。また、その際、ユーザによる誤操作を防止することも求められる。
本発明の目的は、動作不良を容易に直すことができる情報処理装置および制御方法を提供することである。
実施形態によれば、情報処理装置は、バッテリを備える本体と、前記本体に回動可能に取り付けられるディスプレイユニットと、第1の機能が割り当てられたボタンスイッチと、センサと、電力管理コントローラと、電源回路と、電源コントローラとを具備する。前記センサは、前記ディスプレイユニットが閉じられていることを検知する。前記電力管理コントローラは、前記情報処理装置の電力管理を行う。前記電源回路は、前記バッテリから供給される電力を用いて前記情報処理装置を構成するコンポーネントに動作電源を供給する。前記電源コントローラは、前記ボタンスイッチ及び前記センサに結合され、前記ボタンスイッチが押下され且つ前記センサによって前記ディスプレイユニットが閉じられていることが検知された場合、前記電力管理コントローラへリセット信号を送信することによって前記電力管理コントローラに初期化処理を実行させる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する。この情報処理装置は、例えば、バッテリによって駆動可能なノートブック型の携帯型パーソナルコンピュータ10として実現されている。図1は、ディスプレイユニットを開いた状態におけるコンピュータ10を正面側から見た斜視図である。本コンピュータ10は、本体(コンピュータ本体)11と、ディスプレイユニット12とを備える。ディスプレイユニット12には、LCD16(Liquid Crystal Display)から構成される表示装置が組み込まれている。
以下、第1の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する。この情報処理装置は、例えば、バッテリによって駆動可能なノートブック型の携帯型パーソナルコンピュータ10として実現されている。図1は、ディスプレイユニットを開いた状態におけるコンピュータ10を正面側から見た斜視図である。本コンピュータ10は、本体(コンピュータ本体)11と、ディスプレイユニット12とを備える。ディスプレイユニット12には、LCD16(Liquid Crystal Display)から構成される表示装置が組み込まれている。
ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体11の上面がディスプレイユニット12で覆れる閉塞位置との間を回動可能にコンピュータ本体11に取り付けられている。
コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10をパワーオン/オフするための電源ボタンスイッチ14、及びポインティングデバイス15が設けられている。
さらに、コンピュータ本体11には、開閉センサ(パネル開閉センサ)20が配置されている。開閉センサ20はディスプレイパネル12が閉状態または開状態のいずれであるかを検知するためのセンサである。開閉センサ20は、ディスプレイパネル12が閉じられていることを検知することができる。さらに、開閉センサ20は、ディスプレイパネル12が開かれていることも検知することができる。この開閉センサ20は、磁気センサ(ホール素子)であってもよい。ディスプレイユニット12の正面には磁性体(磁石)21が配置されている。開閉センサ(磁気センサ)20は、磁性体21が磁気センサ20に近接されているか否か、つまりディスプレイユニット12の閉状態/開状態を検知することができる。
さらに、コンピュータ本体11には、バッテリが組み込まれている。コンピュータ10は、このバッテリからの電力を使用して動作することができる。このバッテリは組み込み型(内蔵)バッテリパックによって実現されている。したがって、通常は、ユーザは、バッテリをコンピュータ本体11から取り外すことはできない。
コンピュータ本体11には、電源ボタンスイッチ14の押下に応じてコンピュータ10をパワーオン/パワーオフする電力管理コントローラが設けられている。上述したように、この電力管理コントローラの誤動作等が発生すると、たとえ電源ボタンスイッチ14を長押ししてもコンピュータ10を強制的にパワーオフすることができない。
電力管理コントローラが予期せぬ誤動作した場合、ACアダプタおよびバッテリの両方をコンピュータ本体11から取り外すことで電力管理コントローラをリセットすることができる。しかし、バッテリが組み込み型バッテリパックである場合には、バッテリを容易に取り外すことはできないので、ACアダプタおよびバッテリの両方をコンピュータ本体11から取り外すことによって電力管理コントローラをリセットするという上述の手法が使えない。
そこで、本実施形態では、電源ボタンスイッチ14が押下され且つ開閉センサ20によってディスプレイユニット12が閉じられているという条件が成立したときに、つまり「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が成立したときに、電力管理コントローラをリセットする動作が実行される。「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件を使用することにより、コンピュータ本体11に、電源ボタンスイッチ14以外のボタンスイッチが設けられていない場合でも、容易にコンピュータ10の動作不良を直すことができる。
電源ボタンスイッチ14がコンピュータ本体11の側面に設けられている場合には、ユーザは、電源ボタンスイッチ14を押しながらディスプレイユニット12が閉じるだけで、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件を満たすための操作を行うことができる。
電源ボタンスイッチ14が図1に示すようにコンピュータ本体11の上面上に配置されている場合には、ユーザが、電源ボタンスイッチ14を押しながらディスプレイユニット12が閉じるという操作を行うことは難しい。しかし、例えば、ユーザは、電源ボタンスイッチ14を押しながら、手に持った磁石をコンピュータ本体11の上面に近づけることにより、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件を満たすための操作を行うことができる。
あるいは、ディスプレイユニット12が、ディスプレイユニット12の正面から突出する第1位置またはディスプレイユニット12に収容される第2位置のいずれかに設定可能な押下部品22を備えていてもよい。
押下部品22は、ディスプレイユニット12が閉じられた際、電源ボタンスイッチ14を押下するための部品である。押下部品22が第1位置(突出位置)にある状態でディスプレイユニット12が閉じられた際には、押下部品22によって電源ボタンスイッチ14が押下される。これにより、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件を満たすことができる。
図2は、本コンピュータ10のシステム構成を示している。本コンピュータ10は、CPU111、システムコントローラ112、主メモリ113、グラフィクスコントローラ(GPU)114、ソリッドステートドライブ(SSD)116、BIOS−ROM118、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)119、電源コントローラ(PSC)120、電源回路121、バッテリ17等を備えている。
CPU111は、本コンピュータ10の各コンポーネントの動作を制御するプロセッサである。このCPU111は、SSD116から主メモリ113にロードされる各種ソフトウェア、例えば、オペレーティングシステム(OS)および各種アプリケーションプログラムを実行する。また、CPU111は、不揮発性メモリであるBIOS−ROM118に格納されたBIOS(基本入出力システム:Basic Input Output System)も実行する。BIOSはハードウェア制御のためのシステムプログラムである。
システムコントローラ112は、CPU111と各コンポーネントとの間を接続するブリッジデバイスである。システムコントローラ112は、SSD116を制御するためのシリアルATAコントローラを内蔵している。さらに、システムコントローラ112は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU114との通信を実行する機能も有している。
GPU114は、本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD116を制御する表示コントローラである。GPU114は、ビデオメモリに格納された表示データからLCD16に供給すべき表示信号を生成する。主メモリ113の一部を上述のビデオメモリとして使用しても良い。
EC/KBC119、電源コントローラ(PSC)120、電源回路121、およびバッテリ17は、I2Cバスのようなシリアルバス2を介して相互接続されている。EC/KBC119は、コンピュータ10の電力管理を行うためのエンベデッドコントローラ(電力管理コントローラ)と、キーボード(KB)13、及びポインティングデバイス15を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。このEC/KBC119は、ユーザの操作に応じて本コンピュータ1をパワーオン/パワーオフする機能を有している。
EC/KBC119は、ユーザによる電源ボタンスイッチ14の操作に応じて本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフする機能を有している。本コンピュータ10のパワーオン/パワーオフの制御は、EC/KBC119と電源コントローラ(PSC)120との協働動作によって実行される。電源コントローラ(PSC)120は、EC/KBC119のエンベデッドコントローラから送信されるON/OFF信号に応じて、電源回路121を制御して本コンピュータ10をパワーオンまたはパワーオフする。EC/KBC119のエンベデッドコントローラから送信されるON信号を受けると、電源コントローラ(PSC)120は、電源回路121に送られるパワーオン信号を“ハイ”にして、電源回路121に本コンピュータ10をパワーオンさせる。また、EC/KBC119のエンベデッドコントローラから送信されるOFF信号を受けると、電源コントローラ(PSC)120は、電源回路121に送られるパワーオン信号を“ロー”にして、電源回路121に本コンピュータ10をパワーオフさせる。なお、EC/KBC119、電源コントローラ(PSC)120、および電源回路121は、本コンピュータ10がパワーオフされている期間中も、バッテリ17からの電力またはACアダプタ122からの電力によって動作する。
電源回路121は、バッテリ17からの電力、またはコンピュータ本体11に外部電源として接続されるACアダプタ122からの電力を用いて、各コンポーネントへの動作電源を生成する。コンピュータ本体11にACアダプタ122が接続されている場合には、電源回路121は、ACアダプタ122からの電力を用いて各コンポーネントへの動作電源を生成すると共に、バッテリ17を充電することができる。
バッテリ17は上述の組み込み型バッテリであり、コンピュータ本体11内に組み込まれている。コンピュータ10内部のEC/KBC119が予期せぬ誤動作した場合、上述したように、ACアダプタ122およびバッテリ17の両方を外すことでEC/KBC119をリセットすることができる。しかし、バッテリ178は取り外しができない内蔵型のバッテリであるため、バッテリを外してコンピュータ10を強制終了させるという手法が使えない。
第1の実施形態では、電源コントローラ(PSC)120は、電源ボタンスイッチ14および開閉センサ20それぞれの状態を監視する。そして、電源コントローラ(PSC)120は、電源ボタンスイッチ14が押下され、且つ開閉センサ20によってディスプレイユニット12が閉じられていることが検知された場合、つまり「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が満たされた場合、EC/KBC119へリセット信号を送信することによってEC/KBC119に初期化処理を実行させる。こうすることにより、コンピュータ10を強制終了させて、コンピュータ10を正常な状態に戻すことができる。
次に、電源ボタンスイッチ14が押下され且つ開閉センサ20によってディスプレイユニット12が閉じられていること(「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」)が検知されたことで、コンピュータ10を強制終了する構成について図3を参照して説明する。
電源ボタンスイッチ14の出力信号および開閉センサ20の出力信号はEC/KBC119に供給されるだけなく、2入力OR回路301の2つの入力にそれぞれ供給される。OR回路301は、電源ボタンスイッチ14が押下され、且つ開閉センサ20によるディスプレイユニット12の閉状態が検出されたことを検出する回路(論理回路)である。OR回路301は、電源ボタンスイッチ14からの出力信号SP#および開閉センサ20からの出力信号SL#に応じて、検出信号SD#をPSC120に出力する。なお、図3に示す回路は、ローアクティブの回路である。電源ボタンスイッチ14が押下されている間は、OR回路301に“ロー”の出力信号SP#が入力される。電源ボタンスイッチ14が押下されていない間は、OR回路301に“ハイ”の出力信号SP#が入力される。開閉センサ20によってディスプレイユニット12が閉状態であることが検出されている間は、OR回路301に“ロー”の出力信号SL#が入力される。開閉センサ20によってディスプレイユニット12が開状態であることが検出されている間は、OR回路301に“ハイ”の出力信号SL#が入力される。OR回路301は、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が成立している間、“ロー”の検出信号SD#を出力する。検出信号SD#は、PSC120に供給される。なお、図3に示される各信号に付された記号「#」は、信号がローアクティブであることを意味する。OR回路301の検出信号SD#は、PSC120の割り込みポート130にアサインされている。したがって、PSC120は、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」のイベントの発生に応答して、割り込み処理を開始することができ、この割り込み処理の中で、EC/KBC119をリセットするための処理を行うことができる。PSC120は、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」のイベントをプライオリティの高いイベントとして処理することができる。
OR回路301から“ロー”の検出信号SD#が出力された場合、PSC120は、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が満たされている時間(以下、同時検出時間と称す。)が基準時間を超えたかどうかを判定するためのタイマ120Bを動作させる。タイマ120Bはたとえばダウンカウンタであり、タイマ120Bの基準時間は例えば10秒である。このタイマ120Bは、検出信号SD#が“ハイ”になると、計時を終了する。タイマ120Bがスタートされてから基準時間が経過すると、つまりタイマ120Bの値が0になると、PSC120は、PSC120の内部クロックを一時停止する。そして、PSC120をリセットする。PSC120がリセットされることで、PSC120から電源回路121に送られるパワーオン信号が“ロー”になる。パワーオン信号が“ロー”になると、電源回路121は、PSC120およびEC/KBC119を除いた各コンポーネントへの動作電源の供給を停止する。PSC120は、PSC120の内部クロックの再開後、動作を再開する。この場合、プログラムカウンタがハードウェアリセット時と同じメモリ番地へ復帰し、PSC120は、初期化シーケンスを開始する。初期化シーケンスの開始と同時に、PSC120は、EC/KBC119に対して送られるリセット信号を“有効”にする。
PSC120の初期化シーケンスが終了すると、PSC120は、EC/KBC119に対するリセット信号を“無効”にする。EC/KBC119は、初期化シーケンスを実行する。
なお、EC/KBC119が予期せぬ誤動作をしていないような正常動作時であれば、オペレーティングシステム/ソフトウェア(OS/SW)311からBIOS312を介した指示に応じて、EC/KBC119がPSC120にパワーオフを指示する。
次に、図4のフローチャートを参照して、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が成立したときにコンピュータ10によって行われる強制終了処理の手順を説明する。
PSC120は、OR回路301から出力される検出信号SD#に応じて、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が満たされているか否か、または電源ボタンスイッチ14及び第2のスイッチの同時操作が行われているか、を定期的に判定する(ステップS41)。なお、電源ボタンスイッチ14及び第2のスイッチの同時操作については、図12で後述する。「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が成立していると判定された場合(ステップS41のYES)、PSC120は、上述の同時検出時間が基準時間を超えているかを判定するためのタイマ120Bを動作させる。
「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が成立しなくなり、OR回路301から出力される検出信号SD#が“ロー”になると(ステップS41のNO)、タイマ120Bは計時を終了し、タイマ120Bはリセットされる(ステップS43)。なお、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が再び成立した場合、PSC120は、再びタイマ120Bをスタートさせる。タイマ120Bの値が0になると(ステップS41のYES)、PSC120は、PSC120の内部クロックを停止する(ステップS44)。PSC120は、PSC120の初期化シーケンスを開始する(ステップS45)。PSC120から電源回路121に出力されるパワーオン信号が“ロー”になる。電源回路121は、PSC120およびEC/KBC119以外への動作電源の供給を停止する。PSC120は、EC/KBC119に対するリセット信号RESET#をアサート(RESET#をアクティブ状態に設定)する(ステップS46)。リセット信号RESET#がアサートされている間、EC/KBC119は動作停状態(リセット状態)に維持される。なお、PSC120は、PSC120自身の初期化シーケンスを開始すると同時に、リセット信号RESET#をアクティブ状態に設定してもよい。次に、PSC120の初期化シーケンスが終了する(ステップS47)。PSC120は、リセット信号RESET#をデアサート(RESET#をインアクティブ状態に設定)する(ステップS468)。なお、PSC120は、PSC120の初期化シーケンスを終了すると同時に、リセット信号RESET#をインアクティブ状態に設定してもよい。そして、リセット信号RESET#がデアサートされることで、EC/KBC119のリセット状態が解除され、EC/KBC119は、初期化シーケンスを開始する。また、EC/KBC119の初期化シーケンスが終了すると、電源ボタンスイッチ14を操作することでコンピュータをパワーオンさせることが可能になる。
次に、図5及び図6を参照し、押下部品22の詳細の一例について説明する。
図5は、押下部品22を備えているディスプレイユニット12の一部を示している。押下部品22は、ディスプレイユニット12の正面から押下部品22が突出する位置(第1位置)、またはディスプレイユニット12に押下部品22が収容される位置(第2位置)のいずれかに設定可能なように、ディスプレイユニット12に備えられている。押下部品22が前記第1位置にある状態で、ディスプレイユニット12が閉じられると、押下部品22によって電源ボタンスイッチ14が押下される。
図5は、押下部品22を備えているディスプレイユニット12の一部を示している。押下部品22は、ディスプレイユニット12の正面から押下部品22が突出する位置(第1位置)、またはディスプレイユニット12に押下部品22が収容される位置(第2位置)のいずれかに設定可能なように、ディスプレイユニット12に備えられている。押下部品22が前記第1位置にある状態で、ディスプレイユニット12が閉じられると、押下部品22によって電源ボタンスイッチ14が押下される。
図5、図6に示すように、押下部品22は、突起を有する表面と平坦な裏面とを有し、ディスプレイユニット12の正面の凹所72に取り外し可能に取り付けられている。図5では、押下部品22の裏面が露出されるように、押下部品22がディスプレイユニット12に取り付けられている状態が示されている。
図6は、押下部品22の表面が露出されるように、押下部品22がディスプレイユニット12に取り付けられている状態を示している。押下部品22の表面は、突起60を有する。突起60がディスプレイユニット12の正面から突出された状態で押下部品22がディスプレイユニット12に収容されるため、ディスプレイユニット12が閉じられている場合には、突起60が電源ボタンスイッチ14を押下することができる。
次に、図7及び図8を参照し、押下部品22の他の例について説明する。
図5及び図6では、押下部品22が、ディスプレイユニット12から取り外し(アタッチメント)可能な部品である場合を説明した。図7及び図8では、押下部品22が、突起を有する表面と平坦な裏面とを有し、表面が露出される位置(第1位置)と裏面が露出される位置(第2位置)との間を回動可能にディスプレイユニット12の正面の凹所72に取り付けられている場合が想定されている。
図5及び図6では、押下部品22が、ディスプレイユニット12から取り外し(アタッチメント)可能な部品である場合を説明した。図7及び図8では、押下部品22が、突起を有する表面と平坦な裏面とを有し、表面が露出される位置(第1位置)と裏面が露出される位置(第2位置)との間を回動可能にディスプレイユニット12の正面の凹所72に取り付けられている場合が想定されている。
押下部品71は、軸70の回りで回転可能である。図7は、押下部品71を回転させ、押下部品71の裏面がディスプレイユニット12の正面側に露出した状態を示している。
図8は、押下部品71を回転させ、押下部品71の表面がディスプレイユニット12の正面側に露出した状態を示している。また、押下部品71の表面は、突起80を有する。
図7及び図8に示すように、押下部品71が回動可能であるため、例えば、押下部品71をディスプレイユニット12から取り外すことなく、突起80がディスプレイユニット12の正面から突出する位置(第1位置)に押下部品71を設定することができる。
次に、図9を参照し、図3で説明した各信号のタイミングについて説明する。
t0は、図4のステップS40の通常PSC動作時を示している。通常PSC動作の状態とは、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が満たされていない状態である。t0では、出力信号SL#、電出力信号SP#、検出信号SD#、及びリセット信号RESET#は、それぞれ“ハイ(H)”である。
t0は、図4のステップS40の通常PSC動作時を示している。通常PSC動作の状態とは、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が満たされていない状態である。t0では、出力信号SL#、電出力信号SP#、検出信号SD#、及びリセット信号RESET#は、それぞれ“ハイ(H)”である。
t1は、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が成立した最初の時点を示している。t1では、信号SL#及び信号SP#が“ロー(L)”になるため、検出信号SD#も“ロー(L)”になる。
電源ボタンスイッチ14が押される前に、開閉センサ20によってディスプレイユニット20が閉じられていることが検知されてもよい。t1´は、開閉センサ20によってディスプレイユニット20が閉じられていることが検知された時点を示している。t1´では、信号SL#が“ロー(L)”になるが、信号SP#が“ハイ(H)”であるため、検出信号SD#は“ハイ(H)”のままである。なお、t1´において、信号SL#が“ロー(L)”になった後、t1において信号SP#が“ロー(L)”になった場合、t1において検出信号SD#が“ハイ(H)”になる。
t2は、t1から基準時間Tだけ経過した時点を示している。基準時間Tは、上述したように、検出信号SD#が“ロー(L)”になってから、PSC120がEC/KBC119をリセットするための処理を開始するまでの時間、例えば10秒、である。なお、PSC120は、電源ボタンスイッチ14が押下状態で且つディスプレイユニット12が閉状態であるという状態が基準時間T以上継続した場合、EC/KBC119へリセット信号RESET#を送信することによってEC/KBC119をリセットすればよい。そのため、t1から基準時間Tが経過した直後にEC/KBC119をリセットする必要はない。具体的には、t1から基準時間Tが経過し、さらに、例えばPSC120の内部クロックを停止するために必要な時間だけ経過した後に、EC/KBC119をリセットしてもよい。
t3は、PSC120の初期化シーケンスが開始された後、電源ボタンスイッチ14が押下されなくなった、または開閉センサ20によってディスプレイユニット12が閉じられていることが検知されなくなった時点を示している。PSC120の初期化シーケンスが開始された後は、たとえ「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が成立しない場合でも、リセット信号RESET#は“ロー(L)”の状態が継続される。
t4は、PSC120の初期化シーケンスが終了した時点を示している。PSC120の初期化シーケンスが終了するとともに、リセット信号RESET#が“ハイ(H)”になり、リセット信号RESET#の送信が停止する。
なお、EC/KBC119は、本コンピュータ10の電源をオフするための動作、例えば強制終了を行うことができる。強制終了は、電源ボタンスイッチ14を所定期間(第1期間)、例えば4秒間、長押しすることにより行うことができる。そのため、電源ボタンスイッチ14が押下状態で且つディスプレイユニット12が閉状態であるという状態が第1期間よりも長い期間(第2期間)、例えば10秒間、継続した場合、PSC120がEC/KBC119へリセット信号RESET#を送信することによってEC/KBC119をリセットする。もし第2期間が第1期間以下であるならば、EC/KBC119が正常動作しているにもかかわらず、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件が成立したときにEC/KBC119がリセットされてしまう可能性がある。本実施形態では、第2期間は第1期間よりも十分に長い時間に設定されているので、上述のような不具合を防止することができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、電源ボタンスイッチ14を備えているコンピュータ10において、EC/KBC119が予期せぬ誤動作をした場合等に、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件で、本コンピュータ10を強制終了させることが可能になると共に、EC/KBC119およびPSC120をリセットすることが可能になる。また、EC/KBC119の初期化シーケンスを開始する前にPSC120を初期化することによって、PSC120が安定した状態で、EC/KBC119を初期化することができる。また、電源ボタンスイッチ14の押下とディスプレイユニット12が閉じられていることとをPSC120が監視するため、ユーザによる誤操作を防ぐことができる。
なお、コンピュータ10が電源ボタンスイッチ14以外の他のボタンスイッチを有する場合には、「他のボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」を条件に本コンピュータ10を強制終了させてもよい。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、第1の実施形態と同様の構成及び機能については説明を省略する。
図10は、第2の実施形態に係るコンピュータ10の構成を示している。第2の実施形態では「所定ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」が検知されたことで、コンピュータ10が強制終了される。所定のボタンスイッチは、例えば、図10に示すような、コンピュータ本体11の上面上に配置されている、電源ボタンスイッチ14、第1のボタンスイッチ、または第2のボタンスイッチ等である。第2の実施形態では、コンピュータ本体11の上面に、電源ボタンスイッチ14だけでなく、第1のボタンスイッチ18または第2のボタンスイッチ19等の複数のボタンスイッチが配置されている。
以下、第2の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、第1の実施形態と同様の構成及び機能については説明を省略する。
図10は、第2の実施形態に係るコンピュータ10の構成を示している。第2の実施形態では「所定ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」が検知されたことで、コンピュータ10が強制終了される。所定のボタンスイッチは、例えば、図10に示すような、コンピュータ本体11の上面上に配置されている、電源ボタンスイッチ14、第1のボタンスイッチ、または第2のボタンスイッチ等である。第2の実施形態では、コンピュータ本体11の上面に、電源ボタンスイッチ14だけでなく、第1のボタンスイッチ18または第2のボタンスイッチ19等の複数のボタンスイッチが配置されている。
第2の実施形態の具体的な構成について、図11を参照して説明する。
図11で、OR回路1100は、開閉センサ20及び第2のスイッチ19と接続されている。OR回路1100は、出力信号SL#が“ロー”であり且つ第2のボタンスイッチの出力信号S2#が“ロー”である場合、検出信号SD#をPSC120に出力する。
図11で、OR回路1100は、開閉センサ20及び第2のスイッチ19と接続されている。OR回路1100は、出力信号SL#が“ロー”であり且つ第2のボタンスイッチの出力信号S2#が“ロー”である場合、検出信号SD#をPSC120に出力する。
なお、第1のボタンスイッチ18および第2のボタンスイッチ19には、コンピュータに所定の処理を実行させる機能が割り当てられている。例えば、第1のボタンスイッチ18、および第2のボタンスイッチ19は、所定の操作に応じて、各ボタンスイッチに割り当てられたアプリケーションプログラムを実行させる機能(第1の機能)が割り当てられている。
EC/KBC1101は、開閉センサ20、電源ボタンスイッチ14、第1のボタンスイッチ、及び第2のボタンスイッチと接続されている。EC/KBC1101は、開閉センサ20、電源ボタンスイッチ14、第1のボタンスイッチ、または第2のボタンスイッチから供給される信号に基づき、第1の機能等の機能を行うための処理をする。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、電源ボタンスイッチ14が押下される代わりに所定のボタンスイッチが押下され且つ開閉センサ20によってディスプレイユニット12が閉状態であることが検知された場合、PSC120は、EC/KBC1101にリセット信号を送信することによってEC/KBC1101に初期化処理を実行させることができる。
次に、第2の実施形態の別の構成例について説明する。
「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件、または「電源ボタンスイッチ押下+第2のボタンスイッチ押下」の条件が成立することによって、EC/KBC1101に初期化処理を実行させる。電源ボタンスイッチ14及び第2のボタンスイッチ19を同じタイミングで押下された場合、「電源ボタンスイッチ押下+第2のボタンスイッチ押下」の条件が成立する
図12は、第2の実施形態の別の構成例に係る情報処理装置の構成を示している。本コンピュータ10は、2つのOR回路301及びOR回路1100を備えている。OR回路301は、出力信号SL#が“ロー”であり且つ第2のボタンスイッチ19の出力信号S2#が“ロー”である場合、検出信号SD#1がPSC120に送出される。OR回路1100は、出力信号S2#が“ロー”であり且つ電源ボタンスイッチ20の出力信号SP#が“ロー”である場合、検出信号SD#2がPSC120に送出される。タイマ120Bは、検出信号SD#1または検出信号SD#2が“ロー”である場合、計時を開始する。
「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件、または「電源ボタンスイッチ押下+第2のボタンスイッチ押下」の条件が成立することによって、EC/KBC1101に初期化処理を実行させる。電源ボタンスイッチ14及び第2のボタンスイッチ19を同じタイミングで押下された場合、「電源ボタンスイッチ押下+第2のボタンスイッチ押下」の条件が成立する
図12は、第2の実施形態の別の構成例に係る情報処理装置の構成を示している。本コンピュータ10は、2つのOR回路301及びOR回路1100を備えている。OR回路301は、出力信号SL#が“ロー”であり且つ第2のボタンスイッチ19の出力信号S2#が“ロー”である場合、検出信号SD#1がPSC120に送出される。OR回路1100は、出力信号S2#が“ロー”であり且つ電源ボタンスイッチ20の出力信号SP#が“ロー”である場合、検出信号SD#2がPSC120に送出される。タイマ120Bは、検出信号SD#1または検出信号SD#2が“ロー”である場合、計時を開始する。
なお、第2の実施形態の別の構成例において、二つのボタンスイッチを同時に押下した場合に、強制終了処理を行うとしたが、2以上のボタンスイッチを同時に押下した場合に強制終了処理を行うようにしても良い。また、2以上のボタンスイッチが所定の順番で操作された場合に強制終了処理を行うようにしても良い。2以上のボタンスイッチに電源ボタンスイッチ14が含まれていたが、電源ボタンスイッチ14以外のボタンスイッチを2以上のボタンスイッチに含ませても良い。また、コンピュータ10は、キーボード13およびキーボードコントローラを備えていたが、スレート型のコンピュータのようにキーボード13およびキーボードコントローラを有さないコンピュータであっても、2以上の複数のボタンスイッチを押下することで強制終了処理を行うようにしてもよい。
以上説明したように、第2の実施形態の別の構成例によれば、本コンピュータ10に複数のボタンスイッチが備えられていた場合、「電源ボタンスイッチ押下+第2のボタンスイッチ押下」の条件が成立することによって本コンピュータ10を強制終了させることが可能になると共に、EC/KBC119およびPSC120をリセットすることが可能になる。また、電源ボタンスイッチ14と隣り合う第1のボタンスイッチ18ではなく電源ボタンスイッチ14と隣り合わない第2のボタンスイッチ19と、電源ボタンスイッチ14と、を同じタイミングで押下するため、例えばユーザによる誤押しによるEC/KBC119の初期化シーケンスの開始を抑制することが可能になる。
以上説明したように、第1の実施形態及び第2の実施形態によれば、バッテリ17を取り外すことができないような情報処理装置において、EC/KBC119が正常に動作せず電源を切ることができない場合でも、PSC120が電源ボタンスイッチ14等の所定のボタンスイッチの状態とディスプレイユニット12の開閉状態を監視する。そのため、バッテリ17を取り外した場合のEC/KBC119またはPSC120のリセット処理と同じ効果を得ることができる。また、押下部品22を備えることによって、電源ボタンスイッチ14の押下とディスプレイユニット12を同時に行うことができる。また、検出信号SD#を割り込みポートにアサインすることによって、優先的に上述したようなリセット処理を行うことができる。
なお、開閉センサ20は、磁気センサ以外にも、例えばコンピュータ本体11とディスプレイユニット12とが接触することによって、ディスプレイユニット12が閉じられていることが検知されるようなセンサであってもよい。
また、電源ボタンスイッチ14、または第1のボタンスイッチ18等のボタンスイッチは、ボタン型でないスイッチ、例えばセンサ型のスイッチでもよい。
また、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件を満たすための操作を行うことによって、EC/KBC119の機能停止を行わず、EC/KBC119の初期化だけを行うようにしてもよい。これにより、EC/KBC119内の電力管理コントローラとしてのエンベデッドコントローラを初期化することが可能になる。このようにエンベデッドコントローラを初期化することによって、その後、電源ボタンスイッチ14を長押しすることで、本コンピュータ10を強制終了させて、EC/KBC119をリセットすることが可能になる。
なお、EC/KBC119はECとKBCとを含むマイクロコンピュータであるためハングアップする可能性があるが、PSC120はEC/KBC119よりも簡単な構造であるため、誤動作する可能性は非常に低い。よって、PSC120が電源ボタンスイッチ14及び第2のスイッチの同時操作が行われた否かを監視することによって、上述したようなリセット処理を行うことができる。
また、開閉センサ20は、上述したように、磁性体21を近づけることによって、ディスプレイユニット12が閉じられていることを検知する。そのため、ディスプレイユニット12に備えられている磁性体21以外の磁性体を開閉センサ20に近づけることによって、ディスプレイユニット12が閉じられていないにもかかわらず、開閉センサ20はディスプレイユニット12が閉じられていることを検知することができる。したがって、例えば、磁性体21以外の磁石等の磁性体をユーザが開閉センサ20に近づけ、且つ電源ボタンスイッチ14を押下することによって、「電源ボタンスイッチ押下+ディスプレイユニット閉」の条件を成立させることもできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…コンピュータ(情報処理装置)、14…電源ボタンスイッチ、17…バッテリ、20…開閉センサ、22…押下部品、119…エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KCB)、120…電源コントローラ(PSC)、120B…タイマ、121…電源回路、301…OR回路。
Claims (10)
- 情報処理装置であって、
バッテリを備える本体と、
前記本体に回動可能に取り付けられたディスプレイユニットと、
第1の機能が割り当てられたボタンスイッチと、
前記ディスプレイユニットが閉じられていることを検知するセンサと、
前記情報処理装置の電力管理を行う電力管理コントローラと、
前記バッテリから供給される電力を用いて前記情報処理装置を構成するコンポーネントに動作電源を供給する電源回路と、
前記ボタンスイッチ及び前記センサに結合され、前記ボタンスイッチが押下され且つ前記センサによって前記ディスプレイユニットが閉じられていることが検知された場合、前記電力管理コントローラへリセット信号を送信することによって前記電力管理コントローラに初期化処理を実行させる電源コントローラとを具備する情報処理装置。 - 前記電源コントローラは、前記ボタンスイッチが押下状態で且つ前記ディスプレイユニットが閉状態であるという状態が基準時間以上継続した場合、前記電力管理コントローラへリセット信号を送信する請求項1記載の情報処理装置。
- 前記電力管理コントローラは前記情報処理装置の電力管理を行うエンベデッドコントローラとキーボードを制御するキーボードコントローラとを含むマイクロコンピュータである請求項1記載の情報処理装置。
- 前記ボタンスイッチは、前記本体の上面に設けられており、
前記ディスプレイユニットは、前記ディスプレイユニットの正面から突出する第1位置または前記ディスプレイユニットに収容される第2位置のいずれかに設定可能な押下部品を備え、前記押下部品が前記第1位置にある状態で前記ディスプレイユニットが閉じられた際に、前記押下部品によって前記ボタンスイッチが押下される請求項1記載の情報処理装置。 - 前記押下部品は突起を有する表面と平坦な裏面とを有し、前記ディスプレイユニットの正面の凹所に取り外し可能に取り付けられる請求項4記載の情報処理装置
- 前記押下部品は突起を有する表面と平坦な裏面とを有し、前記表面が露出される位置と前記裏面が露出される位置との間を回動可能に前記ディスプレイユニットの正面の凹所に取り付けられる請求項4記載の情報処理装置。
- 前記センサは磁気センサである請求項1記載の情報処理装置。
- 前記ボタンスイッチは電源ボタンスイッチである請求項1記載の情報処理装置。
- 前記電源管理コントローラは前記電源ボタンスイッチが第1期間押下された場合に前記情報処理装置を電源オフするための動作を実行するように構成され、
前記電源コントローラは、前記電源ボタンスイッチが押下状態で且つ前記ディスプレイユニットが閉状態であるという状態が前記第1期間よりも長い期間継続した場合、前記電力管理コントローラへ前記リセット信号を送信する請求項8記載の情報処理装置。 - 情報処理装置の制御方法であって、前記情報処理装置は、バッテリを備えた本体と、前記本体に回動可能に取り付けられたディスプレイユニットと、前記情報処理装置の電力管理を行う電力管理コントローラと、前記バッテリから供給される電力を用いて前記情報処理装置を構成するコンポーネントに動作電源を供給する電源回路とを具備し、
前記ディスプレイユニットが閉じられているか否かをセンサによって検知し、
第1の機能が割り当てられたボタンスイッチが押下され且つ前記センサによって前記ディスプレイユニットが閉じられていることが検知された場合、前記電力管理コントローラへリセット信号を送信することによって前記電力管理コントローラに初期化処理を実行させる制御方法。
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