JP2014099302A - 樹脂製照明カバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に光源を収容して使用される中空細長形状の樹脂製照明カバーであって、ガラス繊維および透明樹脂を含有し、光源からの光を外部へ透過および拡散させる透過拡散樹脂部を有する照明カバー。
【選択図】図1
Description
ガラス繊維および透明樹脂を含有し、光源からの光を外部へ透過および拡散させる透過拡散樹脂部を有する照明カバーに関する。
本発明の照明カバーは、内部に光源を収容して使用される中空細長形状を有するものであり、少なくとも光源を内部に収容させることにより、照明装置を構成する。
以下、光源付き照明基板20を収容させるタイプの本発明の照明カバー10について図1(A)〜(B)および図3〜図11を用いて詳細に説明する。図1(A)は前記したように本発明の照明カバーを用いた照明装置の一例の概略断面見取り図である。図1(B)は図1(A)に示す照明装置における本発明の照明カバーの垂直断面拡大図を示す。図3〜図9はそれぞれ本発明の照明カバーの別の一実施態様の垂直断面拡大図を示す。図10〜図11は本発明の照明カバーの各領域(構成部位)を説明するための概略垂直断面図である。なお、図2(A)〜(B)に示すように光源21を支持板に支持させることなく、収容させるタイプの本発明の照明カバー10は、その内部を遮蔽する後述の非透明樹脂部2を有さず、かつ、照明基板20を保持するための後述の保持部3を有さないこと以外、照明基板20を収容させるタイプの本発明の照明カバーと同様である。全ての図面において、同じ符号の部位は、部材または形状(領域)が異なること以外、同じ部位を示すものである。また本発明の照明カバー10は、軸方向において略一定の垂直断面を有するものである。
メルトフローレートはJIS K7210(1999年)に準じて測定された値を用いている。
また照明カバーの最大径(照明カバーが円筒形状の場合は外径)は通常、15〜50mmであり、軸方向長さは用途により様々であるが一般に100〜2500mmである。
またリブ4の幅(図7中、リブ4の左右方向長さ)は通常、1〜10mmであり、リブ4の高さ(図7中、リブ4の上下方向長さ)は通常、1〜10mmである。
本発明の照明カバーは、押出成形法により中空細長形状の軸方向を押出方向として製造することができる。
本発明の照明カバーが透過拡散樹脂部1のみから構成される場合、前記した透明樹脂、ガラス繊維および所望により添加剤を含有する透過拡散樹脂部用組成物を用いて、所定形状のダイスを備えた押出成形機により、照明カバーを製造することができる。ガラス繊維は、分散性の観点から、樹脂中に予めガラス繊維が分散されてなるマスターバッチの形態で使用されることが好ましい。マスターバッチは、ガラス繊維および樹脂を予め溶融・混合してなる混合物を冷却後、造粒することにより得ることができる。マスターバッチ形態のガラス繊維の製造に使用される樹脂は、前記透明樹脂の中から選択され、好ましくは使用される透明樹脂と同じ種類の透明樹脂である。
顔料をマスターバッチ形態で使用する場合、当該マスターバッチは樹脂全体に対する顔料の含有量が上記した範囲内になるように使用される。樹脂全体とは、ガラス繊維マスターバッチの説明における樹脂全体と同様の意味である。
次の配合をもつ透過拡散樹脂部1と非透明樹脂部(白色樹脂部)2とを共押出成形機にて成形し、図1(A)〜(B)に示す構造の円筒状照明カバー10を製造した。具体的には、共押出成形機において、透過拡散樹脂部用組成物および非透明樹脂部用組成物をそれぞれ別々に同時に溶融・押出し、それらの溶融体を所定形状のダイス内で一体化および成形し、冷却・固化させた。なお、押出成形条件ならびに成形体の寸法および物性を、配合とともに合わせて以下に示す。
透過拡散樹脂部用組成物;
ポリカーボネート樹脂(主材)(MVR:1cm3/10min) 100重量部
ガラス繊維10%入りポリカーボネート樹脂マスターバッチ
24.3重量部
ガラス繊維の平均繊維径は15μm、平均繊維長は3mm、屈折率は1.585であった。
ポリカーボネート樹脂の屈折率は1.585であった。
ポリカーボネート樹脂(主材)(透過拡散樹脂部用組成物に使用したものと同じもの)
100重量部
ガラス繊維10%入りポリカーボネート樹脂マスターバッチ(透過拡散樹脂部用組成物に使用したものと同じもの) 24.3重量部
白色顔料10%入りポリカーボネート樹脂マスターバッチ 5重量部
白色顔料は二酸化チタンであった。
透過拡散樹脂部用押出機:押出温度 約250℃。
白色樹脂部用押出機:押出温度 約250℃。
透過拡散樹脂部:厚み1mm。
白色樹脂部:厚み1mm。
円筒形状:外径29mm。
軸方向長さ:1000mm。
突起部3aの厚み(図中、突起部3aの上下方向長さ):1mm。
突起部3aの高さ(図中、突起部3aの左右方向長さ):2.5mm。
溝部3bの幅(図中、溝部3bの上下方向長さ):2mm。
透過拡散樹脂部と白色樹脂部との外表面の比率は4:6であった。
透過拡散樹脂部用組成物および白色樹脂部用組成物においてガラス繊維入りマスターバッチを含有させなかったこと以外、実施例1と同様の方法により、円筒状照明カバーを製造した。
透過拡散樹脂部における全光線透過率および算術平均高さRa、ならびに白色樹脂部における全光線透過率を前記方法により測定するとともに、剛性および光拡散性について評価した。
実施例および比較例で作製した円筒状照明カバーを、白色樹脂部を上にして、長さ1mの2箇所の支点上に置き、島津製作所製オートグラフ(AG−5000)を用いて上から圧力をかけて、JIS K7171に準じて、曲げ弾性率(MPa)を室温下で測定した。
ガラス繊維を含まない比較例に対し、実施例では曲げ弾性率が高くなり、剛性が向上した。
円筒状照明カバー内に照明基板を収容させ、光源を発光させ、透過拡散樹脂部を通して見た光源の眩しさについて評価した。
◎;眩しさは全く感じられなかった;
○;眩しさはほとんど感じられなかった;
△;眩しさは感じられるものの、実用上問題のない範囲内であった;
×;眩しさがひどく感じられた。
2:非透明樹脂部
3:保持部
3a:突起部
3b:溝部
3c:突起部
4:リブ
10:照明カバー
20:照明基板
21:光源
22:保持具
23:支持板
24:電気部品
30:40:照明装置
Claims (16)
- 内部に光源を収容して使用される中空細長形状の樹脂製照明カバーであって、
ガラス繊維および透明樹脂を含有し、光源からの光を外部へ透過および拡散させる透過拡散樹脂部を有する照明カバー。 - 透過拡散樹脂部が70%以上の全光線透過率を有する請求項1に記載の照明カバー。
- 透過拡散樹脂部におけるガラス繊維の含有量が樹脂全体に対して1〜10重量%である請求項1または2に記載の照明カバー。
- 透明樹脂がポリカーボネート樹脂であり、該ポリカーボネート樹脂とガラス繊維との屈折率の差が0.010以下である請求項1〜3のいずれかに記載の照明カバー。
- 透過拡散樹脂部の内面および外面がそれぞれ独立して2〜20μmの算術平均高さRaを有する凹凸を備える請求項1〜4のいずれかに記載の照明カバー。
- 照明カバー内部を遮蔽する非透明樹脂部をさらに有する請求項1〜5のいずれかに記載の照明カバー。
- 非透明樹脂部が透明樹脂および顔料を含有し、顔料の含有量が樹脂全体に対して0.01〜2重量%である請求項6に記載の照明カバー。
- 非透明樹脂部の透明樹脂がポリカーボネート樹脂である請求項7に記載の照明カバー。
- 非透明樹脂部がガラス繊維をさらに含有し、ガラス繊維の含有量が樹脂全体に対して1〜4重量%である請求項7または8に記載の照明カバー。
- 非透明樹脂部が50%未満の全光線透過率を有する請求項6〜9のいずれかに記載の照明カバー。
- 光源を支持板の一方の面で支持してなる光源付き照明基板を収容して使用される請求項6〜10のいずれかに記載の照明カバーであって、
中空細長形状の軸方向に対する垂直断面において、照明基板を保持するための保持部を内面の相対する2箇所に有し、透過拡散樹脂部が照明カバーにおける保持部よりも光源側の少なくとも一部を構成し、非透明樹脂部が少なくとも照明カバーにおける保持部よりも反光源側の全部を構成する照明カバー。 - 透過拡散樹脂部が照明カバーにおける保持部よりも光源側の一部を構成し、非透明樹脂部が照明カバーにおけるその他の部分を構成する請求項11に記載の照明カバー。
- 透過拡散樹脂部が照明カバーにおける保持部よりも光源側の全部を構成し、非透明樹脂部が照明カバーにおけるその他の部分を構成する請求項11に記載の照明カバー。
- 照明カバーが、中空細長形状の軸方向を押出方向として製造された、透過拡散樹脂部と非透明樹脂部との同時一体押出成形体である請求項6〜13のいずれかに記載の照明カバー。
- 中空細長形状の軸方向に対する垂直断面において、透過拡散樹脂部と非透明樹脂部との外表面の比率が3:7〜7:3である請求項6〜14のいずれかに記載の照明カバー。
- 中空細長形状の軸方向に対する垂直断面において、非透明樹脂部の内面の少なくとも1箇所に、中空細長形状の軸方向に連続して延びるリブを備える請求項6〜15のいずれかに記載の照明カバー。
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