[go: up one dir, main page]

JP2014099302A - 樹脂製照明カバー - Google Patents

樹脂製照明カバー Download PDF

Info

Publication number
JP2014099302A
JP2014099302A JP2012249810A JP2012249810A JP2014099302A JP 2014099302 A JP2014099302 A JP 2014099302A JP 2012249810 A JP2012249810 A JP 2012249810A JP 2012249810 A JP2012249810 A JP 2012249810A JP 2014099302 A JP2014099302 A JP 2014099302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent resin
resin portion
light source
illumination
lighting cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012249810A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Yokota
克彦 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurabo Industries Ltd, Kurashiki Spinning Co Ltd filed Critical Kurabo Industries Ltd
Priority to JP2012249810A priority Critical patent/JP2014099302A/ja
Publication of JP2014099302A publication Critical patent/JP2014099302A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】コーティング層を有さなくても、十分に優れた剛性および光拡散性を有する樹脂製照明カバーを提供すること。
【解決手段】内部に光源を収容して使用される中空細長形状の樹脂製照明カバーであって、ガラス繊維および透明樹脂を含有し、光源からの光を外部へ透過および拡散させる透過拡散樹脂部を有する照明カバー。
【選択図】図1

Description

本発明は内部に光源を収容して使用され、該光源からの光を透過させる樹脂製照明カバーに関する。
LEDや冷陰極蛍光管を光源とする円筒形状の照明カバーには、光源からの光を外部へ透過させるための光透過性とともに、軸方向に対して垂直な方向における自重による撓みを防止するための剛性等の性能が要求されている。
このような照明カバーとしては、ポリカーボネート等の透明ポリマーを円筒状に成形したものが知られているが、優れた光透過性は得られるものの、軸方向に長くなるほど、撓みが大きくなり、十分な剛性は得られなかった。また光拡散性を有さないため、照明カバーの外部から内部の光源を見たときの光源の眩しさが問題であった。
そこで、特許文献1では、ポリカーボネート製の円筒状ランプカバーの表面に、樹脂系塗料によるコーティング層を設けることにより、カバーの剛性および光拡散性等の性能を向上させる技術が開示されている(例えば特許文献1)。
実用新案登録第3168737号公報
しかしながら上記の技術においてコーティング層は、カバーを製造した後、別途形成する必要があるため、製造が煩雑であった。
本発明は、コーティング層を有さなくても、十分に優れた剛性および光拡散性を有する樹脂製照明カバーを提供することを目的とする。
本発明は、内部に光源を収容して使用される中空細長形状の樹脂製照明カバーであって、
ガラス繊維および透明樹脂を含有し、光源からの光を外部へ透過および拡散させる透過拡散樹脂部を有する照明カバーに関する。
本発明の樹脂製照明カバーは、コーティング層を有さなくても、十分に優れた剛性を有し、しかも良好な光拡散性も有する。
(A)は本発明の照明カバーを用いた照明装置の一例を軸方向に対して垂直に切ったときの概略断面見取り図であり、(B)は(A)に示す照明装置で使用される本発明の照明カバーの垂直断面拡大図を示す。 (A)は本発明の照明カバーを用いた照明装置の別の一例を軸方向に対して垂直に切ったときの概略断面見取り図であり、(B)は(A)に示す照明装置で使用される本発明の照明カバーの垂直断面拡大図を示す。 本発明の照明カバーの別の一実施態様の垂直断面拡大図を示す。 本発明の照明カバーの別の一実施態様の垂直断面拡大図を示す。 本発明の照明カバーの別の一実施態様の垂直断面拡大図を示す。 本発明の照明カバーの別の一実施態様の垂直断面拡大図を示す。 本発明の照明カバーの別の一実施態様の垂直断面拡大図を示す。 本発明の照明カバーの別の一実施態様の垂直断面拡大図を示す。 本発明の照明カバーの別の一実施態様の垂直断面拡大図を示す。 本発明の照明カバーの一例の各領域(構成部位)を説明するための概略垂直断面図である。 本発明の照明カバーの別の一例の各領域(構成部位)を説明するための概略垂直断面図である。
[照明装置]
本発明の照明カバーは、内部に光源を収容して使用される中空細長形状を有するものであり、少なくとも光源を内部に収容させることにより、照明装置を構成する。
本発明に係る中空細長形状の照明カバーを備えた照明装置の一例を当該中空細長形状の軸方向の略中央において該軸方向に対して垂直に切ったときの概略断面見取り図を図1(A)に示す。図1(A)に示す照明装置30は光源付き照明基板20を本発明の照明カバー内部に収容させるタイプのものであり、図1(B)は図1(A)に示す照明装置で使用される本発明の照明カバーの垂直断面拡大図を示す。照明基板20は光源21を支持板23の一方の面で支持してなるものであり、通常は他の部材として、例えば、光源21を保持して支持板23により支持される保持具22、および光源21を発光させるための電気回路等の電気部品24がさらに備わっている。照明装置30の軸方向両端には、通常、照明カバーの開口部を閉鎖するとともに、光源が有する電極を外部に電気的に誘導するための外部電極を備えた端縁封止体(図示せず)が備わっている。本明細書中、軸方向とは、照明カバーが有する中空細長形状の軸方向のことである。垂直断面とは、当該軸方向に対して垂直な断面のことである。
光源21は、特に制限されるものではなく、例えば、冷陰極蛍光管、LEDが使用され、好ましくは冷陰極蛍光管が使用される。図1において、光源21は2本の直管型冷陰極蛍光管が使用されているが、1本の直管型冷陰極蛍光管であってもよいし、またはU字型冷陰極蛍光管であってもよい。
照明装置の別の一例を軸方向の略中央において該軸方向に対して垂直に切ったときの概略断面見取り図を図2(A)に示す。図2(A)に示す照明装置40は、光源21を支持板に支持させることなく、本発明の照明カバー10内部にそのまま収容させるタイプのものであり、図2(B)は図2(A)に示す照明装置で使用される本発明の照明カバー10の垂直断面拡大図を示す。光源21は前記と同様のものが使用される。照明装置40の軸方向両端には、通常、照明カバー10の開口部を閉鎖するとともに、光源21を照明カバー内で保持するための端縁封止体(図示せず)が備わっている。当該端縁封止体には、通常、光源21が有する電極を外部に電気的に誘導するための外部電極および光源21を発光させるための電気回路等の電気部品がさらに備わっている。
[照明カバー]
以下、光源付き照明基板20を収容させるタイプの本発明の照明カバー10について図1(A)〜(B)および図3〜図11を用いて詳細に説明する。図1(A)は前記したように本発明の照明カバーを用いた照明装置の一例の概略断面見取り図である。図1(B)は図1(A)に示す照明装置における本発明の照明カバーの垂直断面拡大図を示す。図3〜図9はそれぞれ本発明の照明カバーの別の一実施態様の垂直断面拡大図を示す。図10〜図11は本発明の照明カバーの各領域(構成部位)を説明するための概略垂直断面図である。なお、図2(A)〜(B)に示すように光源21を支持板に支持させることなく、収容させるタイプの本発明の照明カバー10は、その内部を遮蔽する後述の非透明樹脂部2を有さず、かつ、照明基板20を保持するための後述の保持部3を有さないこと以外、照明基板20を収容させるタイプの本発明の照明カバーと同様である。全ての図面において、同じ符号の部位は、部材または形状(領域)が異なること以外、同じ部位を示すものである。また本発明の照明カバー10は、軸方向において略一定の垂直断面を有するものである。
本発明の照明カバー10は通常、垂直断面において、当該照明カバーの内面の相対する2箇所に、照明基板20、特に支持板23を保持するための保持部3を有している。図1(B)および図4〜図9において、保持部3はそれぞれ、支持板23の下面を支える突起部3a、支持板23の端部が嵌入される溝部3bおよび支持板23の上面を支える突起部3cを有しているが、図3に示すように、支持板23の上方(図面上)への移動を照明カバー10の内面で制限できる場合、突起部3cは必ずしも必要ではない。保持部3は支持板23を保持できる限り、軸方向において必ずしも連続的に形成される必要はないが、後述するように、本発明の照明カバー10が押出成形法または同時一体押出成形法により製造される場合は、通常、軸方向において連続的に形成される。保持部3が軸方向において連続的に形成されることにより、当該保持部3の突起部が後述するリブとして機能し、剛性がより一層向上する。保持部3の存在により、照明基板20は照明カバー10内へ軸方向でスライドさせて挿入される。
本発明の照明カバー10は、光源21からの光を外部へ透過および拡散させる透過拡散樹脂部1を有するものである。照明カバー10は、透過拡散樹脂部1を有する限り、透過拡散樹脂部1のみから構成されていてもよいし、または図1(A)〜(B)および図3〜図9に示すように透過拡散樹脂部1および非透明樹脂部2から構成されていてもよいが、照明装置の外観の観点から、非透明樹脂部2を有する後者の構成が好ましい。非透明樹脂部2は、不透明または半透明であって、照明装置を外部から見たときに、照明カバーの内部を遮蔽するものであり、外観の向上に寄与するためである。
詳しくは、透過拡散樹脂部1は、照明カバー10において光の透過が求められる所望の部位を構成すればよく、通常は照明カバー10における保持部3よりも光源側の少なくとも一部を構成する。照明カバー10における保持部3よりも光源側とは、照明カバー10の保持部3に照明基板20を保持させたとき、照明カバー10において保持部3を基準として光源21が存在する側という意味であり、例えば図10および図11において、10aで示される領域部分である(以下、単に「照明カバー10の光源側」という)。
具体的には、透過拡散樹脂部1は、図4〜図5に示すように照明カバー10の光源側の一部を構成してもよいし、図1(B)、図3および図7〜図9に示すように照明カバー10の光源側の全部を構成してもよいし、または図6に示すように照明カバー10の光源側の全部だけでなく、照明カバー10における保持部3との隣接部および保持部3も構成してもよい。照明カバー10における保持部3との隣接部とは、照明カバー10において保持部3と隣接している領域部分であり、例えば図10および図11において、10bで示される領域部分である。好ましくは透過拡散樹脂部1は照明カバー10の光源側の一部または全部を構成する。
非透明樹脂部2は通常、少なくとも照明カバー10における保持部3よりも反光源側の全部を構成する。照明カバー10における保持部3よりも反光源側とは、照明カバー10の保持部3に照明基板20を保持させたとき、照明カバー10において保持部3を基準として光源21が存在する側の反対側という意味であり、例えば、図10および図11において、10cで示される領域部分である(以下、単に「照明カバー10の反光源側」という)。
具体的には、非透明樹脂部2は、図6に示すように照明カバー10の反光源側の全部を構成してもよいし、図1(B)、図3および図7〜図9に示すように照明カバー10の反光源側の全部、照明カバー10における保持部3との隣接部および保持部3を構成してもよいし、または図4〜図5に示すように照明カバー10の反光源側の全部、照明カバー10における保持部3との隣接部および保持部3だけでなく、照明カバー10の光源側の一部も構成してもよい。外観向上の観点から好ましくは非透明樹脂部2は、少なくとも照明カバー10の反光源側の全部、照明カバー10における保持部3との隣接部および保持部3を構成する。
本発明の照明カバー10の好ましい一実施態様においては、図1(B)、図3および図7〜図9に示すように、透過拡散樹脂部1は照明カバー10の光源側の全部を構成し、非透明樹脂部2は照明カバー10におけるその他の部分を構成している。本実施態様において、非透明樹脂部2が構成するその他の部分は、照明カバー10の反光源側の全部、照明カバー10における保持部3との隣接部および保持部3である。
本発明の照明カバー10の別の好ましい一実施態様においては、図4〜図5に示すように、透過拡散樹脂部1は照明カバー10の光源側の一部を構成し、非透明樹脂部2は照明カバー10におけるその他の部分を構成している。本実施態様において、非透明樹脂部2が構成するその他の部分は、照明カバー10の反光源側の全部、照明カバー10における保持部3との隣接部および保持部3、ならびに照明カバー10の光源側において透過拡散樹脂部1により構成された部分以外の部分である。
本発明において透過拡散樹脂部1は、光源21からの光を外部へ透過させる部分であって、ガラス繊維および透明樹脂を含有し、詳しくは透明樹脂中にガラス繊維が分散されてなる部分である。ガラス繊維が透過拡散樹脂部1に含有されることにより、照明カバーの十分に優れた剛性が達成される。また透過拡散樹脂部1の表面(内面および外面)にガラス繊維による適度な凹凸が形成されるため、良好な光拡散性が同時に達成される。
透過拡散樹脂部1に含有されるガラス繊維は特に制限されず、様々な寸法のものが使用可能である。ガラス繊維は、剛性、成形性および光拡散性の観点から、平均繊維径が5〜20μm、平均繊維長が2〜6mmのものが好ましい。
透過拡散樹脂部1に含有されるガラス繊維は、光透過性の観点から、透明樹脂と屈折率が近似するものを用いることが好ましい。屈折率が透明樹脂と近似するガラス繊維を用いると、ガラス繊維と透明樹脂との界面での屈折による光散乱が低減され、透明性が向上するためである。そのような観点から好ましいガラス繊維は、透明樹脂との屈折率の差が0.010以下、特に0.005以下のものである。透明樹脂としてポリカーボネート樹脂を用いる場合、ガラス繊維は、1.580〜1.590(波長589.3nm)の屈折率を有するものが好ましい。
本明細書中、屈折率は波長589.3nmおよび室温のときの屈折率を意味するものである。また屈折率の差とは、ガラス繊維と透明樹脂との屈折率の差の絶対値のことである。
透過拡散樹脂部1におけるガラス繊維の含有量は樹脂全体に対して1〜10重量%であり、好ましくは1.5〜5重量%である。ガラス繊維の含有量が少なすぎると、剛性および光拡散性が十分に向上しない。ガラス繊維の含有量が多すぎると、成形性が悪くなる。
透過拡散樹脂部1に含有される透明樹脂は熱可塑性ポリマーが使用される。好ましい透明熱可塑性ポリマーとして、ポリカーボネート樹脂、メチルメタアクリレート樹脂等のアクリル系樹脂、シクロオレフィンポリマーやシクロオレフィンコポリマー等の環状オレフィン系樹脂等が挙げられる。これらのうち、透明性、耐衝撃性、耐熱性の観点からは、ポリカーボネート樹脂が好ましい。
熱可塑性ポリマーは、成形性の観点から、メルトフローレート(MVR)が1〜30cm/10min、特に1〜10cm/minであることが好ましい。
メルトフローレートはJIS K7210(1999年)に準じて測定された値を用いている。
透過拡散樹脂部1には、紫外線吸収剤、滑剤、難燃剤等の添加剤が含有されていてもよい。
透過拡散樹脂部1の全光線透過率は70%以上である。
本明細書中、全光線透過率は、JIS K7361(1997年)に準じて測定された値を用いている。
透過拡散樹脂部1の表面(内面および外面)には凹凸が付与されており、いわゆる梨地模様を形成する。これにより、透過拡散樹脂部1は光透過性とともに光拡散性も有するため、クリスタル調の外観を呈する。透過拡散樹脂部表面(内面および外面)の凹凸は、それぞれ独立して算術平均高さRaが2〜20μm、特に3〜10μmであることが好ましい。
本明細書中、算術平均高さRaはJIS B0601(1994年)に基づいて、ミツトヨ社小型表面粗さ測定機(サーフテスト SJ)で測定した値を用いている。測定に際しては、照明カバーの軸方向の基準長さ36mmにおける算術平均高さRaを測定した。
本発明において非透明樹脂部2は不透明または半透明であって、照明カバーを外部から見たときに、その内部を遮蔽する部分である。非透明樹脂部2は不透明または半透明である限り、いかなる材料からなっていてもよく、例えば、透明樹脂および顔料を含有していてもよいし、または非透明樹脂を含有していてもよい。好ましい非透明樹脂部2は透明樹脂および顔料を含有する。照明カバーの成形性の観点から特に好ましい非透明樹脂部2は、透過拡散樹脂部1で使用された透明樹脂および顔料を含有している。
非透明樹脂部2に含有され得る透明樹脂は特に制限されず、透過拡散樹脂部1に含有され得る透明熱可塑性ポリマーと同様のものが好ましく、より好ましくはポリカーボネート樹脂である。
顔料としては特に制限されるものではなく、ポリマー成形品の分野で使用されている顔料が使用可能である。好ましい顔料は白色顔料、特に二酸化チタンである。非透明樹脂部2を当該顔料で白色にすることにより、照明カバー内で光を反射させ、透過拡散樹脂部1から透過される光の光量を増大させることができるためである。
非透明樹脂部2における顔料の含有量は通常、樹脂全体に対して0.01〜2重量%であり、好ましくは0.1〜1.0重量%である。
非透明樹脂部2はガラス繊維を含有しても、または含有しなくてもよいが、剛性のさらなる向上の観点からは、ガラス繊維を含有することが好ましい。
非透明樹脂部2に含有されるガラス繊維は特に制限されず、透過拡散樹脂部1に含有されるガラス繊維と同様のものが使用可能であり、剛性のさらなる向上の観点から、透過拡散樹脂部1のガラス繊維と同様の平均繊維径および平均繊維長を有するガラス繊維が好ましい。なお、非透明樹脂部2においては、ガラス繊維および樹脂として、それらの屈折率の差が大きいものを選択することにより、ガラス繊維と樹脂との界面での屈折による光散乱を利用して、非透明性を向上させることができる。
非透明樹脂部2にガラス繊維を含有させる場合の当該含有量は樹脂全体に対して1〜10重量%であり、好ましくは1.5〜5重量%である。
非透明樹脂部2には、透過拡散樹脂部1においてと同様の添加剤が同様の含有量で含有されていてもよい。
非透明樹脂部2の全光線透過率は通常、50%未満、好ましくは20%未満である。
本発明において透過拡散樹脂部1と非透明樹脂部2との外表面の比率は通常、3:7〜10:0であり、好ましくは3:7〜7:3である。外表面の比率は、垂直断面において透過拡散樹脂部1の外表面を示す線分(例えば円弧)の長さと、非透明樹脂部2の外表面を示す線分(例えば円弧)の長さとの比率である。
本発明の照明カバーは、図7に示すように、非透明樹脂部2の内面に、軸方向に連続して延びるリブ4を備えていてもよい。これにより、照明カバーの剛性をより一層、向上させることができる。図7においてリブ4は、非透明樹脂部2の内面の1箇所に形成されているが、リブの数は特に制限されず、リブは非透明樹脂部2の内面において少なくとも1箇所、好ましくは1〜2箇所で形成されていることが好ましい。リブを設けることにより、非透明樹脂部2にガラス繊維を含有させなくても、非透明樹脂部2にガラス繊維を含有させた場合と同等の、剛性の向上効果が得られるようになる。
本発明の照明カバーが有する中空細長形状は、軸方向の両端部が開口しているものであり、例えば、図1〜図7に示すような略円筒形状、図8に示すような四角筒形状、および図9に示すような円筒形状と四角筒形状との複合形状が挙げられる。
本発明の照明カバーは、透過拡散樹脂部1においても、非透明樹脂部2においても、厚みは特に制限されるものではないが、透過拡散樹脂部1の厚みは、剛性、重量および光透過性の観点から、0.7〜2mm、特に0.8〜1.5mmであることが好ましい。非透明樹脂部2の厚みは通常、透過拡散樹脂部1の厚みと同様の範囲内であればよい。
また照明カバーの最大径(照明カバーが円筒形状の場合は外径)は通常、15〜50mmであり、軸方向長さは用途により様々であるが一般に100〜2500mmである。
保持部3における突起部3a、溝部3bおよび突起部3cの寸法は、照明基板20を保持できる限り特に制限されない。例えば、突起部3aの厚み(図中、突起部3aの上下方向長さ)は0.7〜2mmが、突起部3aの高さ(図中、突起部3aの左右方向長さ)は2〜6mmが好適である。溝部3bの幅(図中、溝部3bの上下方向長さ)は、照明基板20の支持板の厚みに依存して適宜決定されればよい。突起部3cの寸法は支持板23の上面を支えることができる限り特に制限されない。
またリブ4の幅(図7中、リブ4の左右方向長さ)は通常、1〜10mmであり、リブ4の高さ(図7中、リブ4の上下方向長さ)は通常、1〜10mmである。
[照明カバーの製造方法]
本発明の照明カバーは、押出成形法により中空細長形状の軸方向を押出方向として製造することができる。
本発明の照明カバーが透過拡散樹脂部1のみから構成される場合、前記した透明樹脂、ガラス繊維および所望により添加剤を含有する透過拡散樹脂部用組成物を用いて、所定形状のダイスを備えた押出成形機により、照明カバーを製造することができる。ガラス繊維は、分散性の観点から、樹脂中に予めガラス繊維が分散されてなるマスターバッチの形態で使用されることが好ましい。マスターバッチは、ガラス繊維および樹脂を予め溶融・混合してなる混合物を冷却後、造粒することにより得ることができる。マスターバッチ形態のガラス繊維の製造に使用される樹脂は、前記透明樹脂の中から選択され、好ましくは使用される透明樹脂と同じ種類の透明樹脂である。
本発明の照明カバーが、特に透過拡散樹脂部1および非透明樹脂部2から構成される場合、同時一体押出成形法により中空細長形状の軸方向を押出方向として製造することができる。同時一体押出成形法とは、透過拡散樹脂部用組成物および非透明樹脂部用組成物をそれぞれ別々に同時に溶融・押出し、それらの溶融体を所定形状のダイス内で一体化および成形し、冷却・固化させる方法であり、そのよう方法で形成されたものを同時一体押出成形体という。このような同時一体押出成形法は共押出成形機を用いて実施することができる。透過拡散樹脂部用組成物は、照明カバーが透過拡散樹脂部1のみから構成される場合と同様の組成物であり、前記した透明樹脂、ガラス繊維および所望により添加剤を含有し、ガラス繊維はマスターバッチの形態で使用されることが好ましい。非透明樹脂部用組成物は、前記した透明樹脂および顔料を含有するか、または非透明樹脂を含有し、いずれの場合においても、所望によりガラス繊維および/または添加剤をさらに含有する。顔料もまた、ガラス繊維と同様に、分散性の観点から、樹脂中に予め顔料が分散されてなるマスターバッチの形態で使用されることが好ましい。マスターバッチ形態の顔料は、顔料および樹脂を予め溶融・混合してなる混合物を冷却後、粉砕することにより得ることができる。マスターバッチ形態の顔料の製造に使用される樹脂は、前記透明樹脂および非透明樹脂、好ましくは透明樹脂の中から選択され、より好ましくは透過拡散樹脂部1で使用される樹脂と同じ種類の樹脂である。
ガラス繊維をマスターバッチ形態で使用する場合、当該マスターバッチは樹脂全体に対するガラス繊維の含有量が上記した範囲内になるように使用される。樹脂全体とは、当該マスターバッチとともに混合・使用される樹脂と、マスターバッチに含有される樹脂との全量という意味である。
顔料をマスターバッチ形態で使用する場合、当該マスターバッチは樹脂全体に対する顔料の含有量が上記した範囲内になるように使用される。樹脂全体とは、ガラス繊維マスターバッチの説明における樹脂全体と同様の意味である。
本発明の照明カバーは前記した光源のカバーとして使用され、例えば、一般家庭、事務所、店舗、工場等において有用である。
<実施例1>
次の配合をもつ透過拡散樹脂部1と非透明樹脂部(白色樹脂部)2とを共押出成形機にて成形し、図1(A)〜(B)に示す構造の円筒状照明カバー10を製造した。具体的には、共押出成形機において、透過拡散樹脂部用組成物および非透明樹脂部用組成物をそれぞれ別々に同時に溶融・押出し、それらの溶融体を所定形状のダイス内で一体化および成形し、冷却・固化させた。なお、押出成形条件ならびに成形体の寸法および物性を、配合とともに合わせて以下に示す。
(配合)
透過拡散樹脂部用組成物;
ポリカーボネート樹脂(主材)(MVR:1cm/10min) 100重量部
ガラス繊維10%入りポリカーボネート樹脂マスターバッチ
24.3重量部
ガラス繊維の平均繊維径は15μm、平均繊維長は3mm、屈折率は1.585であった。
ポリカーボネート樹脂の屈折率は1.585であった。
白色樹脂部用組成物;
ポリカーボネート樹脂(主材)(透過拡散樹脂部用組成物に使用したものと同じもの)
100重量部
ガラス繊維10%入りポリカーボネート樹脂マスターバッチ(透過拡散樹脂部用組成物に使用したものと同じもの) 24.3重量部
白色顔料10%入りポリカーボネート樹脂マスターバッチ 5重量部
白色顔料は二酸化チタンであった。
(押出成形条件)
透過拡散樹脂部用押出機:押出温度 約250℃。
白色樹脂部用押出機:押出温度 約250℃。
(成形体寸法)
透過拡散樹脂部:厚み1mm。
白色樹脂部:厚み1mm。
円筒形状:外径29mm。
軸方向長さ:1000mm。
突起部3aの厚み(図中、突起部3aの上下方向長さ):1mm。
突起部3aの高さ(図中、突起部3aの左右方向長さ):2.5mm。
溝部3bの幅(図中、溝部3bの上下方向長さ):2mm。
透過拡散樹脂部と白色樹脂部との外表面の比率は4:6であった。
<比較例1>
透過拡散樹脂部用組成物および白色樹脂部用組成物においてガラス繊維入りマスターバッチを含有させなかったこと以外、実施例1と同様の方法により、円筒状照明カバーを製造した。
<評価>
透過拡散樹脂部における全光線透過率および算術平均高さRa、ならびに白色樹脂部における全光線透過率を前記方法により測定するとともに、剛性および光拡散性について評価した。
(剛性)
実施例および比較例で作製した円筒状照明カバーを、白色樹脂部を上にして、長さ1mの2箇所の支点上に置き、島津製作所製オートグラフ(AG−5000)を用いて上から圧力をかけて、JIS K7171に準じて、曲げ弾性率(MPa)を室温下で測定した。
ガラス繊維を含まない比較例に対し、実施例では曲げ弾性率が高くなり、剛性が向上した。
(光拡散性)
円筒状照明カバー内に照明基板を収容させ、光源を発光させ、透過拡散樹脂部を通して見た光源の眩しさについて評価した。
◎;眩しさは全く感じられなかった;
○;眩しさはほとんど感じられなかった;
△;眩しさは感じられるものの、実用上問題のない範囲内であった;
×;眩しさがひどく感じられた。
Figure 2014099302
1:透過拡散樹脂部
2:非透明樹脂部
3:保持部
3a:突起部
3b:溝部
3c:突起部
4:リブ
10:照明カバー
20:照明基板
21:光源
22:保持具
23:支持板
24:電気部品
30:40:照明装置

Claims (16)

  1. 内部に光源を収容して使用される中空細長形状の樹脂製照明カバーであって、
    ガラス繊維および透明樹脂を含有し、光源からの光を外部へ透過および拡散させる透過拡散樹脂部を有する照明カバー。
  2. 透過拡散樹脂部が70%以上の全光線透過率を有する請求項1に記載の照明カバー。
  3. 透過拡散樹脂部におけるガラス繊維の含有量が樹脂全体に対して1〜10重量%である請求項1または2に記載の照明カバー。
  4. 透明樹脂がポリカーボネート樹脂であり、該ポリカーボネート樹脂とガラス繊維との屈折率の差が0.010以下である請求項1〜3のいずれかに記載の照明カバー。
  5. 透過拡散樹脂部の内面および外面がそれぞれ独立して2〜20μmの算術平均高さRaを有する凹凸を備える請求項1〜4のいずれかに記載の照明カバー。
  6. 照明カバー内部を遮蔽する非透明樹脂部をさらに有する請求項1〜5のいずれかに記載の照明カバー。
  7. 非透明樹脂部が透明樹脂および顔料を含有し、顔料の含有量が樹脂全体に対して0.01〜2重量%である請求項6に記載の照明カバー。
  8. 非透明樹脂部の透明樹脂がポリカーボネート樹脂である請求項7に記載の照明カバー。
  9. 非透明樹脂部がガラス繊維をさらに含有し、ガラス繊維の含有量が樹脂全体に対して1〜4重量%である請求項7または8に記載の照明カバー。
  10. 非透明樹脂部が50%未満の全光線透過率を有する請求項6〜9のいずれかに記載の照明カバー。
  11. 光源を支持板の一方の面で支持してなる光源付き照明基板を収容して使用される請求項6〜10のいずれかに記載の照明カバーであって、
    中空細長形状の軸方向に対する垂直断面において、照明基板を保持するための保持部を内面の相対する2箇所に有し、透過拡散樹脂部が照明カバーにおける保持部よりも光源側の少なくとも一部を構成し、非透明樹脂部が少なくとも照明カバーにおける保持部よりも反光源側の全部を構成する照明カバー。
  12. 透過拡散樹脂部が照明カバーにおける保持部よりも光源側の一部を構成し、非透明樹脂部が照明カバーにおけるその他の部分を構成する請求項11に記載の照明カバー。
  13. 透過拡散樹脂部が照明カバーにおける保持部よりも光源側の全部を構成し、非透明樹脂部が照明カバーにおけるその他の部分を構成する請求項11に記載の照明カバー。
  14. 照明カバーが、中空細長形状の軸方向を押出方向として製造された、透過拡散樹脂部と非透明樹脂部との同時一体押出成形体である請求項6〜13のいずれかに記載の照明カバー。
  15. 中空細長形状の軸方向に対する垂直断面において、透過拡散樹脂部と非透明樹脂部との外表面の比率が3:7〜7:3である請求項6〜14のいずれかに記載の照明カバー。
  16. 中空細長形状の軸方向に対する垂直断面において、非透明樹脂部の内面の少なくとも1箇所に、中空細長形状の軸方向に連続して延びるリブを備える請求項6〜15のいずれかに記載の照明カバー。
JP2012249810A 2012-11-14 2012-11-14 樹脂製照明カバー Pending JP2014099302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012249810A JP2014099302A (ja) 2012-11-14 2012-11-14 樹脂製照明カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012249810A JP2014099302A (ja) 2012-11-14 2012-11-14 樹脂製照明カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014099302A true JP2014099302A (ja) 2014-05-29

Family

ID=50941152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012249810A Pending JP2014099302A (ja) 2012-11-14 2012-11-14 樹脂製照明カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014099302A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016018629A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 エスケートレード株式会社 個体発光素子を使用した照明器用合成樹脂ケース
WO2016047520A1 (ja) * 2014-09-26 2016-03-31 日東電工株式会社 難燃照明カバーおよび難燃照明装置
JP2016068526A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 東邦化成株式会社 透光性部材とその製造方法
JP2016072240A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 日東電工株式会社 難燃照明カバーおよび難燃照明装置
JP2016107564A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 東邦化成株式会社 透光性部材とその製造方法
JP2021157901A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 リアラン株式会社 筒型照明ランプ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6176547A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Teijin Chem Ltd 光拡散透過用成形品
JP3093927B2 (ja) * 1994-06-20 2000-10-03 シャープ株式会社 電力線搬送制御システム
JP2010165647A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Momo Alliance Co Ltd 照明装置
JP2012009362A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Sanyo Electric Co Ltd Led照明装置
JP2012014841A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Sanyo Electric Co Ltd Led照明装置
JP2012022292A (ja) * 2010-06-14 2012-02-02 Oji Paper Co Ltd 凹凸パターン形成シート、光拡散体製造用工程シート原版及び光拡散体の製造方法
JP2012048843A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Koito Mfg Co Ltd 照明器具用カバーおよび照明器具

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6176547A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Teijin Chem Ltd 光拡散透過用成形品
JP3093927B2 (ja) * 1994-06-20 2000-10-03 シャープ株式会社 電力線搬送制御システム
JP2010165647A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Momo Alliance Co Ltd 照明装置
JP2012022292A (ja) * 2010-06-14 2012-02-02 Oji Paper Co Ltd 凹凸パターン形成シート、光拡散体製造用工程シート原版及び光拡散体の製造方法
JP2012009362A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Sanyo Electric Co Ltd Led照明装置
JP2012014841A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Sanyo Electric Co Ltd Led照明装置
JP2012048843A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Koito Mfg Co Ltd 照明器具用カバーおよび照明器具

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016018629A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 エスケートレード株式会社 個体発光素子を使用した照明器用合成樹脂ケース
WO2016047520A1 (ja) * 2014-09-26 2016-03-31 日東電工株式会社 難燃照明カバーおよび難燃照明装置
JP2016072240A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 日東電工株式会社 難燃照明カバーおよび難燃照明装置
JP2016068526A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 東邦化成株式会社 透光性部材とその製造方法
JP2016107564A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 東邦化成株式会社 透光性部材とその製造方法
JP2021157901A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 リアラン株式会社 筒型照明ランプ
JP7564631B2 (ja) 2020-03-26 2024-10-09 リアラン株式会社 筒型照明ランプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014099302A (ja) 樹脂製照明カバー
US7874705B2 (en) Cover for a luminary device
JP5341391B2 (ja) 側面発光型光ファイバ
US6519401B1 (en) Light fibers and methods for producing the same
AU767457B2 (en) Light fibers and methods of producing the same
WO2018224395A1 (en) Optical component for generating light effect
JP5885196B2 (ja) 光ファイバ型線状発光体の製造方法、及び光ファイバ型線状発光体
KR20080047305A (ko) 광확산판, 면발광원 장치 및 액정 표시 장치
CN1985192A (zh) 光反射体及使用该光反射体的面光源装置
JP2010158811A (ja) 凸形状が賦形されたポリカーボネート樹脂シートを製造する方法および該方法から製造された樹脂シート
CN101084458A (zh) 光反射体及使用该光反射体的面光源装置
JP2016197594A (ja) 照明手段
JP2010197919A (ja) 光学シート及びこれを用いたバックライトユニット
KR100967133B1 (ko) 조명등용 눈부심방지판
KR200496391Y1 (ko) 라인형 엘이디매입등
KR200496390Y1 (ko) 라인형 엘이디조명등용 플렉시블 튜브
JP2011069989A (ja) 反射シート
JP2011069991A (ja) 反射シート
WO2015104247A1 (en) Light diffusion plate
KR101317985B1 (ko) 액정 표시 장치에 있어서의 프레임 부재
JP2024154059A (ja) スリガラス調熱可塑性成形品
JP2020095096A (ja) 光拡散板及びバックライトユニット
JPWO2012032564A1 (ja) 高導光性照明器具
KR20180012211A (ko) 자외선 램프
JP4928760B2 (ja) 光伝送体及び該光伝送体を使用した照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150612

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160527

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161018