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JP2014095746A - 空調装置および画像形成装置 - Google Patents

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JP2014095746A
JP2014095746A JP2012245544A JP2012245544A JP2014095746A JP 2014095746 A JP2014095746 A JP 2014095746A JP 2012245544 A JP2012245544 A JP 2012245544A JP 2012245544 A JP2012245544 A JP 2012245544A JP 2014095746 A JP2014095746 A JP 2014095746A
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Hiromitsu Fujitani
博充 藤谷
Tomoyasu Hirasawa
友康 平澤
Keisuke Ikeda
圭介 池田
Kenichi Takehara
賢一 竹原
Keisuke Yuasa
慶祐 湯淺
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Abstract

【課題】余計な電力を消費することなく、結露を防止する。
【解決手段】凝縮器として機能する第1の熱交換器420と、蒸発器として機能する第2の熱交換器430と、第1の熱交換器420を通過する気流を第1の箇所であるガイド板100に送風する第1の送風経路としての第1のダクト600と、第2の熱交換器430を通過する気流を第2の箇所である現像ユニット19Y,M,C,Kに送風する第2の送風経路としての第2のダクト32Y,M,C,Kと、を備え、第2の熱交換器430を通過し、冷却された気流を第2のダクト32Y,M,C,Kから現像ユニット19Y,M,C,Kに送風するとき、第1の熱交換器420を通過した気流を第1のダクト600からガイド板100に送風する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調装置および画像形成装置に係り、さらに詳しくは、電子機器の発熱部あるいは家庭電化製品の発熱部を空調する空調装置、および複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらのうち少なくとも2つの機能を備えた複合機等の発熱部、もしくはこの発熱部により温度上昇する箇所を冷却する空調装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびこれらのうち少なくとも2つの機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置には、読取装置、書込装置、感光体、現像装置等、画像形成に伴い発熱するユニットを多数備えている。そのため機内の温度および湿度環境を制御するために外部の空気を取り込んで機内環境を制御することが一般的に行われている。
しかし、外部の空気だけで機内環境を整えるようにすると、機内環境の制御が外部雰囲気の温度および湿度に左右されることから、効率が悪い。そこで、例えば特開2012−073596号公報(特許文献1)には、空調装置(エアコン)を搭載して機内環境を制御するようにした画像形成装置が提案されている。
この提案に係る画像形成装置は、給気口と、給気装置と、排気装置と、冷却装置と、給気口を部分的に遮蔽して空気が通過する通気部を形成する、装置本体に着脱可能なカバーと、を有し、カバーは共通の給気口に対して選択的に装着可能であり、給気口に対して冷却装置が装着された際には、給気装置は冷却装置を通過してより低温になった外気を装置本体の内部へ供給し、給気口に対してカバーが装着された際には、給気装置はカバーの通気部を通して直接外気を装置本体の内部へ供給する構成となっている。
画像形成装置内は、機内温度の上昇が1つの問題となるが、さらに紙の水分による結露も大きな問題の1つとなっている。特に定着部を通過した後は、紙からの発生した水分が多く存在しており、結露し易い環境となっている。
しかし、特許文献1で提案された画像形成装置は、装置本体の内部の空気の流れを実質的に変更することなく簡易な構成により冷却装置の着脱状態を切り替えることができ、要求に応じて効果的に装置本体の内部を冷やすことができるというもので、結露については特に配慮されていない。
そこで、結露対策を考えると、換気するという方法があるが、通常、画像形成装置内を冷却するために設けられた空調装置を暖房運転させなければならない。このことは、空調装置を使用して結露対策を行う場合には、余計な電力を消費するということを意味する。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、余計な電力を消費することなく、結露を防止することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、凝縮器として機能する第1の熱交換器と、蒸発器として機能する第2の熱交換器と、を備えた空調装置であって、前記第1の熱交換器を通過する気流を第1の箇所に送風する第1の送風経路と、前記第2の熱交換器を通過する気流を第2の箇所に送風する第2の送風経路と、を備え、前記第2の熱交換器を通過し、冷却された気流を前記第2の送風経路から前記第2の箇所に送風するとき、前記第1の熱交換器を通過した気流を前記第1の送風経路から第1の箇所に送風することを特徴とする。
本発明によれば、余計な電力を消費することなく、結露を防止することができる。
前記以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明によって明らかになる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る空調装置を備えた画像形成装置の概略構成を図である。 本実施形態におけるガイド板への気流制御を行うための制御構成を示すブロック図である。 図3の制御部で実行されるガイド板への気流制御の制御手順を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例を示す図である。
本発明は、冷房時に凝縮器を通過した気流を冷却対象箇所の搬送経路の周囲に流し、当該箇所の周囲の気流を循環させ、冷却対象箇所の結露を防止することを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。図において、画像形成装置PRは、4つの画像形成ユニット11Y,M,C,Kが並列に配置された画像形成部1を備えている。各画像形成ユニット11Y,M,C,Kは、潜像担持体たるドラム状の感光体18Y,M,C,K、ドラムクリーニングユニット12Y,M,C,K、帯電ユニット13Y,M,C,K、2成分現像方式の現像ユニット19Y,M,C,K、除電ユニット等の電子写真方式で画像を形成するための必須の画像形成要素を図示しない枠体に収めている。これら画像形成ユニット11Y,M,C,Kは、プロセスユニットとして画像形成装置本体に脱着可能であり、一度に各色の消耗部品を独立して交換できるようになっている。なお、Yはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラックの各色を示す。
画像形成部1の上方には、潜像形成手段としての露光ユニット9が設けられている。また、装置上部には、コンタクトガラス上に載置された原稿を走査して読み取る読取装置10が設けられている。画像形成部1の下方には、中間転写体としての中間転写ベルト15を備えた転写ユニット2が設けられている。中間転写ベルト15は、複数の支持ローラに掛け渡されており、図中時計回り方向に回転移動する。
転写ユニット2の下方には2次転写装置4が設けられている。2次転写装置4は、2次転写ローラ17を備えている。2次転写ローラ17は、中間転写ベルト15における転写対向ローラ16に対する掛け回し箇所にベルトおもて面から当接して2次転写ニップを形成している。2次転写ローラ17には図示しない電源によって2次転写バイアスが印加されている。また、転写対向ローラ16は、電気的に接地されている。これにより、2次転写ニップ内に2次転写電界が形成されている。
2次転写装置4の図中左方には、用紙上に転写されたトナー像を定着するために、内部に発熱体を備えた加熱ローラを有する定着ユニット7が設けられている。2次転写装置4と定着ユニット7との間には、トナー像転写後の用紙を定着ユニット7へと搬送する搬送ベルト6が設けられている。装置下方には、図示しない給紙収容部から1枚ずつ分離して給送された用紙を2次転写装置4へ給紙する給紙ユニット3が設けられている。また、定着ユニット7を通過した用紙を機外または両面ユニット5へ搬送する排紙ユニット8が設けられている。
このように構成された画像形成装置PRでコピーをとるときは、読取装置10により原稿を読み取る。この原稿読み取りに並行して、中間転写ベルト15が図中時計回り方向に移動する。これと同時に、画像形成部1では、各帯電ユニット13Y,M,C,Kによって表面が帯電せしめられた各感光体18Y,M,C,K上に、読み取った原稿内容に基づきイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの色別情報を用いて露光ユニット9によりそれぞれ露光して潜像を形成する。
次いで、各感光体18Y,M,C,K上の潜像を現像ユニット19Y,M,C,Kにより現像し単色のトナー像(顕像)を形成する。そして、各感光体18Y,M,C,K上のトナー像を中間転写ベルト15上に互いに重なり合うように順次転写し、中間転写ベルト15上に合成トナー像を形成する。トナー像転写後の各感光体18Y,M,C,Kは、ドラムクリーニングユニット12Y,M,C,Kで、感光体18Y,M,C,K上に残留する残留トナーを除去し、再度の画像形成に備える。
このようなトナー像形成に並行して、図示しない給紙収容部から1枚ずつ用紙を繰り出し、レジストローラ14に突き当てて停止させる。そして、中間転写ベルト15上に重畳されたトナー像の移動とタイミングを合わせてレジストローラ14を回転させる。これにより、中間転写ベルト15と2次転写装置4との間に用紙が送り込まれ、送り込まれた用紙に2次転写装置4でトナー像が転写される。
次いで、トナー像が転写された用紙を、搬送ベルト6で搬送し、定着ユニット7へと送り込む。定着ユニット7では、用紙に熱と圧力とを加え、用紙上にトナー像を定着する。定着後、用紙はガイド板100によってガイドされ、排紙ユニット8へ送り込まれる。排紙ユニット8では切換爪で搬送路を切り換え、用紙を機外(装置左側)の図示しない排紙トレイまたは下方の両面ユニット5へ案内する。両面ユニット5では、用紙を反転して再び2次転写位置(2次転写装置4と中間転写ベルト15とのニップ位置)へと導き、裏面にも画像を記録して後、排紙ユニット8で排紙トレイ上に排出する。なお、画像転写後の中間転写ベルト15は、中間転写ベルトクリーニングユニット90で、中間転写ベルト15上に残留する残留トナーを除去し再度の画像形成に備える。
図2は、本実施形態の空調装置(エアコン)400を備えた画像形成装置の概略構成を図である。
図2では、画像形成装置PRの画像形成部1と空調装置400とを示す。図2においては、画像形成部1の各色の画像形成ユニット11Y,M,C,Kの現像ユニット19Y,M,C,Kには、それぞれ第2のダクト32Y,M,C,Kが並列に設置され、空調装置400から冷却循環経路700を介して第2のダクト32Y,M,C,Kに冷却気流が送り込まれ、第2のダクト32Y,M,C,Kから熱交換された気流が戻るようになっている。他方、空調装置400から排出される温風は、気流排出経路(以下、第1のダクトと称す。)600を介してガイド板100に送られる。第1のダクト600には気流発生装置(ファン)200が設けられ、この気流発生装置200によって温風は強制的に前記ガイド板に送り込まれる。
空調装置400は、冷媒を圧縮する圧縮機410、冷媒と空気との熱交換を行う第1の熱交換器(凝縮器)420、第2の熱交換器(蒸発器)430、冷媒を減圧する膨張弁440、冷媒の流路を切り換える四方弁450から構成される。また、以下のサイクルを繰り返すことで、空気を加熱したり、冷却したりすることができる。
1.圧縮:低圧・低温の冷媒蒸気を圧縮機410により圧縮して高圧・高温の冷媒蒸気にする。
2.凝縮:圧縮機410で高圧・高温になった冷媒蒸気は、第1の熱交換器(凝縮器)420に送られ空気との熱交換することで冷却され、冷媒液にする(空気は加熱される)。3.膨張:第1の熱交換器(凝縮器)420により液化された高圧の冷媒液は、膨張弁440により減圧される。
4.蒸発:膨張弁440で減圧された冷媒液が、第2の熱交換器(蒸発器)430において蒸発し、空気から熱を奪う(空気は冷却される)。
図2に示す画像形成装置PRでは、第2の熱交換器430で冷却された気流は、冷却循環経路700を介して各第2のダクト32Y,M,C,Kに送られ、現像ユニット19Y,M,C,Kを冷却する。そして、第2のダクト32Y,M,C,Kを通過した気流は、第2の熱交換器430に戻される。
さらに第2のダクト32Y,M,C,Kの直前の流路には、独立動作可能なバルブ300−1,2,3,4がそれぞれ設けられている。バルブ300−1,2,3,4が開放されると、気流が第2のダクト32Y,M,C,Kに供給されて冷却状態となり、バルブ300−1,2,3,4が閉鎖されると、気流の供給が停止され、非冷却状態となる。なお、バルブ300−1,2,3,4はそれぞれ独立して開閉制御可能である。
さらに、第2の熱交換器430は気流の強弱の切り換えを行うことができ、冷却出力の調節が可能である。これにより冷却性能が変化し、冷却制御が可能となっている。
この空調装置400では、画像形成装置PRの画像情報に基づいて、これから稼動する現像ユニット19Y,M,C,Kを冷却する第2のダクト32Y,M,C,Kにのみ、気流が通るようにバルブ300−1,2,3,4を開閉制御することができる。また、この開閉制御と並行して、第2の熱交換器430の出力を変化させることにより、冷却性能を最適化し、必要以上の冷却を抑えることができる。例えば、モノクロ印刷の場合、駆動されるのはブラックの現像ユニット19Kのみであるため、バルブ300−1のみを開放し、他のバルブは閉鎖するようにする。
また、第1のダクト600には、第1の熱交換器420から排出され、第1の熱交換器420で加熱された空気が、気流発生装置200により送り込まれる。そして、第1のダクト600の末端に位置するガイド板100を通過して図示しない排出口から機外へ排出される。
この第1のダクト600から排出される気流は、第1の熱交換器420より排出された温風を再利用するものである。これにより、加熱もしくは通気する必要がある箇所については、無駄な電力は使わず、換気することができる。なお、本実施形態では、ガイド板100は定着ユニット7の出口搬送路に設置され、定着ユニット7内の空気とともに機外に排気される。この過程で、定着ユニット7内は温風により換気することが可能となり、ガイド板100の結露を防止することができる。また、温風を送り込むことにより、定着ユニット7内を積極的に冷やすことがなく、定着ユニットの消費電力を抑えることができる。
図3は、本実施形態におけるガイド板への気流制御を行うための制御構成を示すブロック図である。
気流制御を行うための制御構成は、制御部800、温度センサ900、湿度センサ910、および気流発生装置200から構成されている。制御部800には、温度センサ900の温度検知情報、および湿度センサ910の湿度検知情報が入力される。制御部800は、入力された温度および湿度の検知情報に基づいて気流発生装置200の出力を制御する。気流発生装置200の出力はガイド板100に送り込む温風の風量であり、この風量の制御は、例えば気流発生装置200を構成するファンの回転数の制御に対応する。
なお、温度センサ900はガイド板100の温度を検知する。湿度センサ910は、ガイド板100付近に設けられ、ガイド板100付近の湿度を検出する。湿度センサ910は、ガイド板100の用紙搬送方向に3箇所(図5(b)参照)、用紙搬送方向に交差する方向に3箇所設けられている。これらの温度センサ900および湿度センサ910による検出結果から当該部位の飽和水蒸気量を算出することが可能となり、制御部800はこの算出された飽和水蒸気量に基づいて気流発生装置200を制御する。
制御部800はCPUとメモリを回路内に備えている。また、CPUは、制御部と演算部を含み、制御部が命令の解釈とプログラムの制御の流れを制御し、演算部が演算を実行する。また、プログラムは前記メモリに格納され、実行すべき命令(ある数値または数値の並び)を前記プログラムの置かれたメモリから取り出し、前記プログラムを実行する。
図4は図3の制御部のCPUが実行するガイド板への気流制御の制御手順を示すフローチャートである。
同図において、画像形成装置PRの画像形成動作が開始されると(ステップS1)、気流発生装置200がONされ、送風を開始する(ステップS2)。次いで、ガイド板100の温度および湿度を温度センサ900と湿度センサ910によって検知し、温度および湿度の関係から求められる飽和水蒸気量以下かどうかを制御部800で判断する(ステップS3)。
この判断で飽和水蒸気量以下であれば、画像形成動作が終了したか否かを判断し(ステップS4)、画像形成動作が終了していれば気流発生装置200をOFFし、このフローチャートの処理を終了する(ステップS5)。
画像形成動作が終了していなければ、ステップS3に戻って画像形成動作が終了するまで、飽和水蒸気量以下であるかどうかの判断を行う。
一方、ステップS3で、飽和水蒸気量より多ければ、気流発生装置200の出力を大きくし(ファンの回転数を規定より上げ)て風量を多くする(ステップS6)。この場合、機外の空気が湿気を帯びていたとしても、風量を多くすることによってガイド板100付近の湿度を下げることが可能である。
その後、飽和水蒸気量以下になるまで気流発生装置200の出力(風量)を維持し(ステップS7:N)、飽和水蒸気量以下になったら気流発生装置200の出力(風量)を元に戻す(ステップS8)。そして、ステップS4に移行し、画像形成動作が終了するまで、ステップS3以降の処理を繰り返す。
以上の制御手順により、ガイド板100の湿度を下げることができるので、定着ユニット7の結露を防止することができる。
なお、上記実施形態においては、気流発生装置200の出力を可変制御するように構成したが、気流発生装置200を省略して第1の熱交換器420のファン421の出力を可変にして対応することも可能である。
また、本実施形態では、ガイド板100は、定着装置7の直近のガイド板として説明しているが、図1に示すように排紙前ガイド板101および/または反転路のガイド板102に対して第1のダクト600を設け、本実施形態と同様に制御することもできる。
さらに、前記気流発生装置200のファンあるいは送風ファン421の制御に加えて、空調装置の温度制御も併用すると、さらに効率的な温度制御が可能となる。
図5は、本実施形態の変形例を示す図である。この変形例では、図1の画像形成装置PRでは、定着ユニット7からの出口搬送路に設置されていたものを、定着ユニット7内に設けた例である。図5(a)は定着ユニットの要部斜視図、図5(b)はその断面図である。
図5(a)は矢印D1方向が用紙搬送方向であり、定着ユニット7のユニット長手方向(用紙搬送方向と直交する方向)の両側に開口601が設けられている。そして、その開口601に第1の熱交換器420から延びる第1のダクト600の先端が連結されている。ガイド板100は、図5(b)に示すように加熱ローラ7aおよび加圧ローラ7bの用紙搬送方向下流側に、前記ユニット長手方向に沿って設けられ、用紙がガイド板100の間を搬送される。また、ガイド板100は開口601のユニット長手方向の投影面積内に配置されている。これにより、第1のダクト600からの気流はガイド板100に到達し、ガイド板100付近の湿度を下げることができる。そして、湿気を含んだ気流が,奥側の開口601から排気される。図5において、符号910は用紙搬送方向に沿って3個配置された湿度センサを示す。
なお、本実施形態では、空調装置400による空調を画像形成装置PRに対して行った例を示しているが、電子機器の発熱部あるいは家庭電化製品の発熱部を空調するものにも本発明が適用できることは言うまでもない。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
1) 本実施形態では、凝縮器として機能する第1の熱交換器420と、蒸発器として機能する第2の熱交換器430と、を備えた空調装置において、第1の熱交換器420を通過する気流を第1の箇所であるガイド板100に送風する第1の送風経路としての第1のダクト600と、第2の熱交換器430を通過する気流を第2の箇所である現像ユニット19Y,M,C,Kに送風する第2の送風経路としての第2のダクト32Y,M,C,Kと、を備え、第2の熱交換器430を通過し、冷却された気流を第2のダクト32Y,M,C,Kから現像ユニット19Y,M,C,Kに送風するとき、第1の熱交換器420を通過した気流を第1のダクト600からガイド板100に送風する。これにより、
・定着ユニット7の下流側のガイド板100の周囲に第1の熱交換器420を通過した暖かい気流を送り込むことができるので、定着直後の結露を防止することが可能となる。 ・画像形成装置PR内の冷却部を冷却するための冷房運転時、第1の熱交換器(凝縮器)420の熱を利用するので、暖房運転の必要がなくなり、余計な電力を消費することがない。
・電子機器に使用した場合、冷房の必要がある箇所を冷房したとき、結露する可能性のある箇所には、冷房運転で発生した暖かい気流を結露の可能性のある箇所に送風すればよいので、余計な電力を消費することなく、結露を防止することができる。
等の効果がある。
2) 第2の送風経路である第2のダクト32Y,M,C,Kから第2の箇所である現像ユニット19Y,M,C,Kに冷却された気流が送風されたとき、用紙からに結露を生じ易い第1の箇所であるガイド板100に、第1の送風経路である第1のダクト600から暖かい気流が送風されるので、結露の発生を防止することができる。
3) 第1の箇所であるガイド板100が定着直後(加熱ローラ7aおよび加圧ローラ7bを通過した直後)の用紙を搬送する搬送経路であるので、定着直後の搬送経路で結露の発生を防止することができる。この結果、結露により用紙上に形成された画像に悪影響を及ぼすことがなくなる。
4) 3)における搬送経路は、定着ユニット7内または定着ユニット7の用紙搬送方向下流側に位置しているので、定着ユニット7を通過した後の用紙からの水分蒸発による結露の発生を防止することができる。
5) 搬送経路に、当該部位の温度および湿度を検出するための温度センサ900および湿度センサ910が設けられているので、搬送経路の温度状態および湿度状態を把握することができる。
6) 第1の送風経路である第1のダクト600を経て送風される気流の送風量を制御する制御部800をさらに備え、制御部800は、温度センサ900および湿度センサ910の検出結果に基づいて、飽和水蒸気量を算出する。そして、制御部800は、算出された飽和水蒸気量と第1の箇所における相対湿度(水蒸気量)に基づいて送風量を制御する。これにより、必要な風量を必要な電力で供給することが可能となり、余計な電力消費を抑えることができる。
7) 送風量の制御は、第1のダクト600に設けられたファン、あるいは第1の熱交換器420の送風ファン421の回転制御として実施されるので、風量を容易に上げることが可能となり、短時間に所定の温度に制御することができる。
8)第2の箇所が、読取装置、書込装置、感光体、現像装置等、画像形成に伴い発熱するユニットの1つを含み、これらを冷却するときに発生する暖かい気流を結露防止に使用するので、余計な電力を消費しないで、空調装置を使用した結露対策を行うことができる。
なお、特許請求の範囲において第1の熱交換器は本実施形態では符号420に、第2の熱交換器は符号430に、第1の箇所はガイド板100に、第1の送風経路は気流排出経路(第1のダクト)600に、第2の箇所は現像ユニット19Y,M,C,Kに、第2の送風経路は第2のダクト32Y,M,C,Kに、空調装置は符号400に、画像形成装置は符号PRに、定着ユニットは符号7に、温度センサは符号900に、湿度センサは符号910に、制御部は符号800に、送風ファンは符号421に、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
7 定着ユニット
19Y,M,C,K 現像ユニット
32Y,M,C,K 第2のダクト
100 ガイド板
400 空調装置
420 第1の熱交換器
421 送風ファン
430 第2の熱交換器
600 気流排出経路(第1のダクト)
800 制御部
900 温度センサ
910 湿度センサ
PR 画像形成装置
特開2012−073596号公報

Claims (9)

  1. 凝縮器として機能する第1の熱交換器と、
    蒸発器として機能する第2の熱交換器と、
    を備えた空調装置であって、
    前記第1の熱交換器を通過する気流を第1の箇所に送風する第1の送風経路と、
    前記第2の熱交換器を通過する気流を第2の箇所に送風する第2の送風経路と、
    を備え、
    第2の熱交換器を通過し、冷却された気流を前記第2の送風経路から前記第2の箇所に送風するとき、前記第1の熱交換器を通過した気流を前記第1の送風経路から第1の箇所に送風すること
    を特徴とする空調装置。
  2. 請求項1に記載の空調装置を備えた画像形成装置であって、
    前記第1の箇所が、前記第2の送風経路から冷却された気流を送風したときに結露を生じ易い箇所であること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記第1の箇所が定着直後の用紙を搬送する搬送経路であること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記搬送経路が定着ユニット内または定着ユニットの用紙搬送方向下流側に位置していること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または4に記載の画像形成装置であって、
    前記搬送経路に、当該部位の温度および湿度を検出するための温度検出手段および湿度検出手段が設けられていること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記第1の送風経路を経て送風される気流の送風量を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段および前記湿度検出手段の検出結果に基づいて、前記送風量を制御すること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記第1の送風経路に送風するファンを備え、
    前記制御手段は前記ファンの送風量を制御すること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記ファンが前記第1の送風経路に設けられた送風ファン、または前記第1の熱交換器の送風ファンであること
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項2ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記第2の箇所が、発熱を伴う画像形成に必要なユニットであること
    を特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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