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JP2014093883A - 動力出力装置 - Google Patents

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Tadanobu Takahashi
忠伸 高橋
Susumu Nakasako
享 中佐古
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、重量化及び大型化が抑制された動力出力装置を提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明に係る動力出力装置1aは、一の多相交流モータ3を含む複数の多相交流モータ2、3と、多相交流モータ2,3の固定子2a、3aに接続する複数のインバータ5、6と、複数のインバータ5、6のそれぞれに接続する蓄電池4と、蓄電池4の出力電圧を昇圧する昇圧器7と、一の多相交流モータ3の固定子3aの中性点3bと蓄電池4の正極端子とを接続して、中性点3bを通電させる中性点通電用配線8aと、中性点通電用配線8a上に設けられた通電用スイッチ9aと、複数のインバータ5,6、昇圧器7及び通電用スイッチ9aの動作を制御する制御装置22とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力出力装置に関する。
シリーズ方式を採用するハイブリッド車両に搭載される動力出力装置には、複数の多相交流モータが設けられている。そして、複数の多相交流モータの一つを内燃機関に連結して発電を行う発電機として用い、他の多相交流モータを駆動輪に連結してハイブリッド車両の動力を出力する電動機として用いている。
また、下記特許文献に開示される動力出力装置は、二つの三相交流モータを備えるとともに、直流電源を介在させながら二つの三相交流モータのステータ(固定子)の中性点同士を結線した構成となっている。
そして、二つの三相交流モータのステータに設けられたコイルとインバータのスイッチング素子とを利用することで、直流電源の出力電圧の昇圧と、コンデンサの電圧の降圧ができるようになっている。
特開2002−218793号公報
ところで、近年のハイブリッド車両は、内燃機関を駆動させることなく、蓄電池に蓄電された電力のみで走行するEV走行を基本走行としている。そのため、蓄電池の電力のみで駆動する電動機の高出力化を図るため、昇降圧器が大容量化し、動力出力装置の大型化及び重量化を招いていた。
また、複数の蓄電池の接続を直列又は並列に切り替えを行う接続切替機構を備えた動力出力装置においては、直列接続と並列接続との切り替え時に生じる急激な電圧変動を回避するために、瞬時的な昇降圧を行う小型の昇圧器が設けられ、動力出力装置が大型化及び重量化していた。
そこで、本発明は、前記する背景に鑑みて創案された発明であって、重量化及び大型化が抑制された動力出力装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本願発明に係る動力出力装置は、一の多相交流モータを含む複数の多相交流モータと、前記多相交流モータの固定子に接続する複数のインバータと、前記複数のインバータのそれぞれに接続する蓄電池と、蓄電池の出力電圧を昇圧する昇圧器と、前記一の多相交流モータの固定子の中性点と前記蓄電池の正極端子とを接続して、前記中性点を通電させる中性点通電用配線と、前記中性点通電用配線上に設けられた通電用スイッチと、前記複数のインバータ、前記昇圧器及び前記通電用スイッチの動作を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする
本発明によれば、通電用スイッチをオン(閉じる)にするとともに、一の多相交流モータの固定子に接続するインバータの一相の正極側及び負極側のスイッチング素子がオンオフの切り替えを行うことで、固定子に設けられたコイルをリアクトルとして機能させ、蓄電池の出力電圧を昇圧させることができる。
そして、本発明によれば、中性点通電用配線と通電用スイッチとを設けることで、蓄電池の電力供給能力の向上を図ることができるため、大容量の昇降圧器が不要となり、動力出力装置の大型化及び重量化を抑制することができる。
また、前記制御装置は、要求される電力に応じて、前記昇圧器による昇圧と、前記昇圧器による昇圧並びに前記一の交流多相モータ及び前記一の交流多相モータに接続する前記インバータの一相を利用した昇圧と、前記昇圧器による昇圧並びに前記一の交流多相モータ及び前記一の交流多相モータに接続する前記インバータの二相以上を利用した昇圧と、のいずれか一つが選択して、前記蓄電池の出力電圧を昇圧することを特徴とする。
前記する構成によれば、要求される電力に応じて、蓄電池の出力電圧を3段階に分けて昇圧させることができる。これにより、要求される電圧に応じて最適の昇圧が可能となる。
また、本願発明に係る動力出力装置は、一の多相交流モータを含む複数の多相交流モータと、前記多相交流モータの固定子に接続された複数のインバータと、前記複数のインバータに接続する第1蓄電池及び第2蓄電池と、前記第1蓄電池と第2蓄電池との接続を並列又は直列に切り替える接続切替機構と、前記一の多相交流モータの固定子の中性点と前記第1蓄電池の負極端子とを接続して、前記中性点を通電させる中性点通電用配線と、前記通電用配線上に設けられた通電用スイッチと、前記中性点通電用配線に接続し、電圧の入力より充電するコンデンサと、前記複数のインバータ、前記接続切替機構及び前記通電用スイッチの動作を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、通電用スイッチをオン(閉じる)とするとともに、インバータにおける一相の正極側及び負極側のスイッチング素子のオンオフを交互に切り替えることで、固定子に設けられたコイルをリアクトルとして機能させることができる。
また、固定子のコイルに蓄積される電磁エネルギを調整することで、コンデンサに入力される電圧を次第に昇圧又は降圧させて、コンデンサにより昇降圧される第1蓄電池の出力電圧を緩やかに変化させることができる。
そのため、第1蓄電池と第2蓄電池との接続の直列と並列とを切り替え時において、急激な電圧変動を回避することができ、かつ、瞬時的な昇降圧を行う小型の昇圧器が不要となり、動力出力装置の大型化及び重量化を抑制することができる。
また、前記制御装置は、前記第1蓄電池と第2蓄電池との接続を並列又は直列に切り替える場合に、前記一の交流多相モータ及び前記一の交流多相モータに接続する前記インバータの一相を利用して、前記第1蓄電池の出力電圧を昇降させることを特徴とする。
前記する構成によれば、一の多相交流モータの固定子の一相に設けられたコイルの誘導電圧を調整することで、昇圧する第1蓄電池を所望の電圧とすることができ、直列接続と並列接続とを切り替え時に生じる急激な電圧変動を回避することができる。
また、前記複数の多相交流モータ及び前記複数のインバータは、二つであり、前記二つの多相交流モータは、前記一の多相交流モータであって外部の駆動源に連結して発電を行う発電機と、供給された電力により駆動して動力を出力する電動機とであることを特徴とする
前記する構成によれば、発電機が発電を行わない場合の固定子のコイルとインバータのスイッチング素子を利用して、蓄電池の出力電圧を昇圧するようになっている。そのため、動力出力装置に昇圧器をそのまま組み付けた場合に比べて、部品点数を抑えることができ、動力出力装置の大型化及び重量化を抑制することができる。
以上、本発明によれば、重量化及び大型化が抑制された動力出力装置を提供することができる。
第1実施形態に係るハイブリッド車両に搭載された動力出力装置と制御装置との関係を示す全体図である。 第1実施形態において、昇圧器による昇圧が行われた状態を示す図である。 第1実施形態において、昇圧器による昇圧と、発電機及び発電用インバータの一相による昇圧とが行われた状態を示す図である。 第1実施形態において、昇圧器による昇圧と、発電機及び発電用インバータの三相による昇圧とが行われた状態を示す図である。 第1実施形態において、昇圧要否処理のフローチャート図である。 第2実施形態に係るハイブリッド車両に搭載された動力出力装置と制御装置との関係を示す全体図である。 第2実施形態において、第1蓄電池と第2蓄電池とが並列接続された状態を示す図である。 第2実施形態において、第1蓄電池と第2蓄電池とが直列接続された状態を示す回路である。 第2実施形態において、第2蓄電池の出力電圧を昇圧している状態を示す図である。 第2実施形態において、第1蓄電池と第2蓄電池との接続が並列から直列に切り替える切替処理のフローチャート図である。 第2実施形態において、第1蓄電池と第2蓄電池との接続が直列から並列に切り替える切替処理のフローチャート図である。
次に、実施形態に係る動力出力装置について説明する。なお、実施形態の説明では、動力出力装置がハイブリッド車両に搭載された例を挙げるが、本発明の動力出力装置はこれに限定されるものでなく、たとえば、船舶、航空機等の移動体に搭載されてもよい。また、第1実施形態と第2実施形態の説明において、技術的に同一な要素には同一の符号を付している。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態に係るハイブリッド車両(不図示)は、内燃機関(不図示)と、電動機2及び発電機3を有する動力出力装置1aと、内燃機関及び動力出力装置1aの動作を制御する制御装置20とを備えている。
また、第1実施形態に係るハイブリッド車両は、動力出力装置1aの発電機3に内燃機関が連結し、動力出力装置1aの電動機2に駆動輪(不図示)が連結するシリーズ方式の車両である。
動力出力装置1aは、ハイブリッド車両の推進力となる動力を出力する装置である。図1に示すように、動力出力装置1aは、電動機2と、発電機3と、電動機2に電力を供給する蓄電池4と、駆動用ステータ2aに接続する駆動用インバータ5と、発電用ステータ3aに接続する発電用インバータ6と、蓄電池4の出力電圧を昇圧する昇圧器7と、発電用ステータ3aの中性点3bと蓄電池4の正極端子とを接続する中性点通電用配線8と、中性点通電用配線8a上に設けられた通電用スイッチ9aと、平滑コンデンサ10とを備えている。
電動機2は、三相(U相〜W相)の交流モータである。また、電動機2は、駆動用ステータ2aに交流電力が供給されて駆動用ロータ(不図示)が回転し、電動機2の出力軸(不図示)が回転力(動力)を出力することで、ハイブリッド車両が走行するようになっている。
発電機3は、三相(U相〜W相)の交流モータであり、内燃機関の駆動により発電用ロータ(不図示)が回転して、発電用ステータ3aに交流の起電力が生じるようになっている。
また、発電機3の発電用ロータには、位置検出用のホール素子(不図示)が設けられている。そして、制御装置20により発電機3の発電用ロータの位置が確認されるとともに、発電用ロータが常時所定の位置となるように制御されている。
そのため、発電用ステータ3aが通電した場合、U相〜W相に設けられたコイル3u、3v、3wの誘導電圧は、発電用ロータに位置によって左右されることがなく、通電時間に対応して決まるようになっている。
なお、ここでいう所定の位置とは、特に限定されないが、U相〜W相に設けられたコイル3u、3v、3wのそれぞれが通電して電磁エネルギを蓄積する場合、その蓄積を妨げ難い位置であることが望ましい。
蓄電池4は、リチウムイオン(Li−ion)型などの2次電池である。また、電動機2に電力を供給する幹線として、蓄電池4の正極端子側に正極母線4aが設けられ、蓄電池4の負極端子側に負極母線4bが設けられている。
駆動用インバータ5は、三相(U相〜W相)型のインバータであり、正極側トランジスタ15UH〜15WHと負極側トランジスタ15UL〜15WLとを備えている。
また、駆動用インバータ5は、制御装置20からPWM信号を受けて、正極側トランジスタ15UH〜15WHと負極側トランジスタ15UL〜15WLとがオンオフの切り替えを行い、蓄電池4又は発電機3から供給される直流電力を交流電力に変換して、電動機2の駆動用ステータ2aに出力するようになっている。
一方、ハイブリッド車両の減速により、駆動輪から電動機2に駆動力が伝達されて、駆動用ステータ2aに交流の起電力が生じた場合、制御装置20からPWM信号を受けて、正極側トランジスタ15UH〜15WHと負極側トランジスタ15UL〜15WLとがオンオフの切り替えを行い、駆動用ステータ2aに生じた交流の起電力に係る電力を直流電力に変換して、蓄電池4を充電できるようになっている。
発電用インバータ6は、三相(U相〜W相)型のインバータであり、正極側トランジスタ16UH〜16WHと負極側トランジスタ16UL〜16WLとを備えている。
また、発電用インバータ6は、制御装置20からPWM信号を受けて、正極側トランジスタ16UH〜16WHと負極側トランジスタ16UL〜16WLとがオンオフの切り替えを行い、発電機3の発電用ステータ3aに生じた交流の起電力に係る電力を直流電力に変換し、電動機2又は蓄電池4に供給できるようになっている。
昇圧器7は、正極母線4a上に設けられた第1トランジスタ7aと、正極母線4a上であって第1トランジスタ7aよりも蓄電池4側に設けられたリアクトル7bと、正極母線4aと負極母線4bに接続する第2トランジスタ7cとを備えている。
なお、第2トランジスタ7cの正極端子(コレクタ端子)が、リアクトル7bと第1トランジスタ7aとの間となるように正極母線4aに接続している。
そして、図2に示すように、昇圧器7が制御装置20からPWM信号を受けて、第1トランジスタ7aと第2トランジスタ7cとのオンオフの切り替えを行うことで、リアクトル7bに電磁エネルギが蓄積されて、蓄電池4の出力電圧を昇圧するようになっている。
通電用スイッチ9aは、中性点通電用配線8に設けられ、制御装置20からのON(閉じる)信号を受けた場合、発電用ステータ3aの中性点3bが通電するようになっている。
そのため、図3に示すように、通電用スイッチ9がON(閉じる)となっている場合に、発電用インバータ6の一相であるV相の正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとのオンオフの切り替えを行うことで、発電用ステータ3aのV相のコイル3vが電磁エネルギを溜めて、蓄電池4の出力電圧を昇圧できるようになっている。
さらに、図4に示すように、通電用スイッチ9がON(閉じる)となっている場合に、発電用インバータ6の三相のそれぞれにおいて、正極側トランジスタ16UH〜16WHと負極側トランジスタ16UL〜16WLとのオンオフの切り替えを行った場合には、発電用ステータ3aのコイル3u、3v、3wの全てが蓄電池4の出力電圧を昇圧する。そのため、発電用ステータ3aの一相で昇圧した場合に比べて、電動機2の高出力化を図ることができるとともに、内燃機関の駆動により発電機3で発電している状態(ハイブリッド走行モード)であっても、電動機2の高出力化を図ることができる。
図1に示すように、平滑コンデンサ10は、蓄電池4又は発電機3から電動機2に供給される電力の平滑化するためのものである。
制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)などの電子回路により構成されており、内燃機関ECU21と、動力出力装置ECU22と、蓄電池ECU23と、マネジメントECU24とを備えている。
内燃機関ECU21は、マネジメントECU24の指示に従って内燃機関の駆動を制御するものであって、例えば、スロットルバルブを駆動する電磁アクチュエータに制御電流を通電させて、所望のバルブ開度となるようにスロットルバルブの電子制御を行っている。
図1に示すように、動力出力装置ECU22は、マネジメントECU24の指示に従って、駆動用インバータ5、発電用インバータ6、昇圧器7、通電用スイッチ9aのそれぞれに、ON信号(閉じる)又はOFF信号(開く)、若しくは、交互にオンオフを行うPWM信号を送り、駆動用インバータ5、発電用インバータ6、昇圧器7、通電用スイッチ9aの動作の制御を行っている。
蓄電池ECU23は、例えば蓄電池4を含む高圧電装系の監視および保護などの制御を行う。例えば、蓄電池ECU23は、蓄電池4の端子間電圧と電流と温度との各検出信号に基づき、残容量(SOC:State Of Charge)などの各種の状態量を算出する。
マネジメントECU24は、各装置の動作の監視を行うとともに、各装置を動作させるために、内燃機関ECU21と、動力出力装置ECU22と、蓄電池ECU23とのそれぞれに指示を行うものである。
また、マネジメントECU24は、蓄電池4の残容量が少ないと判断する場合には、内燃機関を駆動させて発電機に3電力を生成させて、蓄電池4又は電動機2に供給するように構成されている。一方で、マネジメントECU24は、蓄電池4の残容量が多いと判断する場合、内燃機関を駆動させることなく、蓄電池4の電力のみで電動機2を駆動させるように構成されている。
また、マネジメントECU24は、図示しないアクセル開度センサ、車速センサの情報に基づいて、要求出力導出マップ(不図示)から電動機2の要求出力を導出できるように構成されている。
そして、マネジメントECU24は、電動機2の要求出力を導出した場合、電動機2に供給する電力が要求出力を満たすようにするため、昇圧器7による昇圧、及び、通電用スイッチ9aをONにして発電機3及び発電用インバータ6による昇圧を行うか否かを判断する昇圧要否処理を行っている。以下、昇圧要否処理について、図5を用いて説明する。
まず、電動機2の要求出力を導出した場合(Start)に、マネジメントECU24は、蓄電池4の電力により電動機2の要求出力を満たすか否かを判断する(S1)。
ここで、マネジメントECU24が蓄電池4の電力によって要求出力を満たすと判断した場合(S1の「Yes」の場合)、動力出力装置ECU22が、昇圧器7の第1トランジスタ7aにON信号(閉じる)を送り、第2トランジスタ7cと通電用スイッチ9aと正極側トランジスタ16UH〜16WHと負極側トランジスタ16UL〜16WLとにOFF信号(開く)を送る(S2)。
これにより、昇圧器7による昇圧と、発電機3及び発電用インバータ6による昇圧とが行われることなく、蓄電池4の電力が電動機2に供給される(End)。
一方で、マネジメントECU24は、蓄電池4の電力によって要求出力を満たさないと判断した場合(S1の「No」の場合)、つぎに昇圧器7の昇圧により電動機2の要求出力を満たすか否かを判断する(S3)。
ここで、マネジメントECU24が昇圧器7の昇圧により要求出力を満たすと判断した場合(S3の「Yes」の場合)、動力出力装置ECU22が昇圧器7にPWM信号を送り(S4)、第1トランジスタ7aと第2トランジスタ7cとがオンオフの切り替え動作を行う。
また、動力出力装置ECU22が、通電用スイッチ9aと、発電用インバータ6の正極側トランジスタ16UH〜16WH及び負極側トランジスタ16UL〜16WLとにOFF信号(開く)を送る(S4)。
これにより、図2に示すように、蓄電池4の出力電圧が昇圧器7により昇圧され、昇圧器7が昇圧を行わない場合(S2の場合)に比べて、電動機2が高出力となる(End)。
また、マネジメントECU24は、昇圧器7の昇圧により電動機2の要求出力を満たさないと判断した場合(S3の「No」の場合)、つぎに、昇圧器7による昇圧と、発電機3及び発電用インバータ6の一相による昇圧とにより、要求出力を満たすか否かを判断する(S5)。
ここで、マネジメントECU24が昇圧器7による昇圧と、発電機及び発電用インバータの一相による昇圧とにより要求出力を満たすと判断した場合(S5の「Yes」の場合)、動力出力装置ECU22が通電用スイッチ9にON信号(閉じる)を送る(S6)。
また、動力出力装置ECU22は、昇圧器7と発電用インバータ6のV相にPWM信号を送り(S6)、第1トランジスタ7a及び第2トランジスタ7cと、発電用インバータ6のV相の正極側トランジスタ16VH及び負極側トランジスタ16VLとが、オンオフの切り替え動作を行う。
これにより、図3に示すように、昇圧器7による昇圧と、発電機及び発電用インバータの一相による昇圧とにより蓄電池4の出力電圧が昇圧される。そのため、昇圧器7のみによる昇圧時(S4の場合)に比べて、電動機2が高出力となる(End)。
一方で、マネジメントECU24が昇圧器7による昇圧と、発電機3及び発電用インバータ6の一相による昇圧とにより電動機2の要求出力を満たさないと判断した場合、例えば、蓄電池4の電力が少なくなり電力が不足しているとき、動力出力装置ECU22が通電用スイッチ9にON信号(閉じる)を送る(S7)。
また、動力出力装置ECU22は、昇圧器7と発電用インバータ6の三相にPWM信号を送り(S7)、昇圧器7の第1トランジスタ7a及び第2トランジスタ7cと、発電用インバータ6のU相〜W相のそれぞれの正極側トランジスタ16UH〜16WH及び負極側トランジスタ16UL〜16WLとがオンオフの切替動作を行う。
これにより、図4に示すように、昇圧器7による昇圧の他に、発電機3のU相〜W相のコイル3u、3v、3wに電磁エネルギが蓄積されて、蓄電池4の出力電圧が昇圧される。そのため、昇圧器7による昇圧と発電機及び発電用インバータの一相による昇圧を行った場合(S6の場合)に比べて、電動機2がより高出力となる(End)。
以上、第1実施形態に係る動力出力装置1aによれば、発電機3の発電用ステータ3aに設けられたコイル3u〜3wと、発電用インバータ6の正極側トランジスタ16UH〜16WHと負極側トランジスタ16UL〜16WLとを利用して、蓄電池4の出力電圧を昇圧することが可能となる。
また、第1実施形態に係る動力出力装置1aによれば、三相の発電機3及び発電用インバータ6を用いているため、電動機2の要求出力に応じて、発電機3及び発電用インバータ6を一相利用した場合、又は、二相利用した場合、若しくは三相利用した場合の3段階を分けて用いることができる。
さらに、第1実施形態に係る動力出力装置1aによれば、従来の動力出力装置に対し、中性点通電用配線8aと通電用スイッチ9aとを設けることで蓄電池4の電力供給能力の向上を図ることができる。そのため、昇圧器の大容量化を回避でき、動力出力装置の大型化及び重量化が抑制される。
(第2実施形態)
つぎに、第2実施形態に係る動力出力装置1bを搭載したハイブリッド車両について説明する。
図6に示すように、第2実施形態に係るハイブリッド車両(不図示)は、内燃機関(不図示)と、複数の蓄電池を有する動力出力装置1bと、制御装置20aとを備える。
また、第2実施形態に係る動力出力装置1bは、複数の蓄電池の接続を直列又は並列に切り替えることで電動機2に供給する電力量を調整し、電動機2の要求出力を満たすものである。
図6に示すように、第2実施形態に係る動力出力装置1bは、電動機2と、発電機3と、複数の蓄電池である第1蓄電池14a及び第2蓄電池14bと、駆動用インバータ5と、発電用インバータ6と、接続切替機構13と、発電機3の発電用ステータ3aの中性点3bと第2蓄電池14bの負極端子とを接続する中性点通電用配線8bと、中性点通電用配線8b上に設けられた通電用スイッチ9bと、平滑コンデンサ11と、電圧を測定する電圧センサ17とを備えている。
なお、第2実施形態の動力出力装置1bの構成と第1実施形態の動力出力装置1aの構成とにおいて、重複する部分(電動機2、発電機3、駆動用インバータ5と、発電用インバータ6)についての説明を省略する。
接続切替機構13は、正極母線4aと負極母線4bとに接続する第1蓄電池14a及び第2蓄電池14bの接続を並列又は直列に切り替えるためのものである。
接続切替機構13は、第1蓄電池14aの正極端子と第2蓄電池14bの負極端子とを接続する直列接続用配線4cと、第1蓄電池14aの正極端子と正極母線4aとの接続の開閉する第1スイッチ13aと、直列接続用配線4cに設けられて第1蓄電池14aの正極端子と第2蓄電池14bの負極端子との接続を開閉する第2スイッチ13bと、第2蓄電池14bの負極端子と負極母線4bとの接続の開閉する第3スイッチ13cと、を備える。
通電用スイッチ9bは、中性点通電用配線8b上に設けられており、制御装置20aからON(閉じる)信号を受けて、発電機3の発電用ステータ3aの中性点3bに通電するようになっている。
そのため、通電用スイッチ9がON(閉じる)になっている場合に、発電用インバータ6の一相であるV相の正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとのオンオフの切り替えを行うことで、発電用ステータ3aのV相に設けられたコイル3vに電磁エネルギを溜めることができるようになっている。
平滑コンデンサ11は、一端が中性点通電用配線8bに接続し、他端が負極母線4bに接続している。また、平滑コンデンサ11は、通電用スイッチ9がON(閉じる)となった場合に、コイル3vの誘導電圧が入力されて充電し、第2蓄電池14bの出力電圧を昇圧するようになっている
電圧センサ17は、第1蓄電池14aの電圧Vを測定する第1電圧センサ17aと、第2蓄電池14bの電圧Vを測定する第2電圧センサ17bと、平滑コンデンサ11の電圧Vを測定する第3電圧センサ17cとを備えている。また、第1電圧センサ17a〜第3電圧センサ17cは、測定した電圧V〜Vを制御装置20aに送るようになっている。
制御装置20aは、内燃機関ECU21と、動力出力装置ECU22aと、蓄電池ECU23と、マネジメントECU24aとを備えている。なお、内燃機関ECU21と、蓄電池ECU23とは、第1実施形態に係る構成を同じであるため、説明を省略する。
動力出力装置ECU22aは、マネジメントECU24の指示に従って、駆動用インバータ5、発電用インバータ6、接続切替機構13及び通電用スイッチ9bに、ON信号(閉じる)又はOFF信号(開く)、若しくは、PWM信号を送り、駆動用インバータ5、発電用インバータ6、接続切替機構13、通電用スイッチ9bの動作の制御を行っている。
マネジメントECU24aは、各装置の動作の監視を行うとともに、各装置を動作させるため、内燃機関ECU21と、動力出力装置ECU22と、蓄電池ECU23とのそれぞれに指示を行っている。
また、マネジメントECU24aは、図示しないアクセル開度センサ、車速センサの情報に基づいて、要求出力導出マップ(不図示)から電動機2の要求出力を導出できるように構成されている。
そして、マネジメントECU24aは、導出した電動機2の要求出力が低出力であると判断した場合、動力出力装置ECU22が、動力出力装置ECU22aが第1スイッチ13aと第3スイッチ13cにON信号(閉じる)を送り、第2スイッチ13bと通電用スイッチ9bにOFF信号(開く)を送るようになっている。
これによれば、図7に示すように、電動機2に対して、第1蓄電池14aと第2蓄電池14bとの接続が並列となり、電動機2の印加電圧が、第1蓄電池14aの電圧Vと第2蓄電池14bの電圧Vの平均値となる。
一方で、マネジメントECU24aは、電動機2の要求出力が高出力であると判断した場合、動力出力装置ECU22が、第1スイッチ13aと第3スイッチ13cと通電用スイッチ9bにOFF信号(開く)を送り、第2スイッチ13bにON信号(閉じる)を送るようになっている。
これによれば、図8に示すように、電動機2に対して第1蓄電池14aと第2蓄電池14bとの接続が直列となる。
そのため、電動機2の印加電圧が、第1蓄電池14aの電圧Vと第2蓄電池14bの電圧Vとを加算した値となり、第1蓄電池14aと第2蓄電池14bの接続が並列の場合に比べて、電動機2を高電圧で印加でき、電動機2が高出力化となる。
さらに、マネジメントECU24aは、電動機2の要求出力が低出力から高出力に切り替わったと判断した場合、又は、電動機2の要求出力が高出力から低出力に切り替わったと判断した場合、第1蓄電池14aと第2蓄電池14bとの接続の切替処理を行うように構成されている。
以下、電動機2の要求出力が低出力から高出力に切り替わったと判断した場合の切替処理を、図10に図示したフローチャートに沿って説明する。
電動機2の要求出力が低出力の場合(図7参照)、第1スイッチ13aと第3スイッチ13cがON(閉じる)、第2スイッチ13bと通電用スイッチ9bにOFF(開く)となって、第1蓄電池14aと第2蓄電池14bとが並列接続となっている。
そして、マネジメントECU24aが電動機2の要求出力が高出力となったと判断した場合(Strat)、動力出力装置ECU22が、第1スイッチ13a〜第3スイッチ13cにOFF信号(開く)を送る(S11)とともに、通電用スイッチ9bにON信号(閉じる)を送る(S12)。
これにより、図9に示すように、第1蓄電池14aの正極端子側と正極母線4aとが非接続となり、第2蓄電池14bのみが電動機2を印加した状態となる。
そして、動力出力装置ECU22が発電用インバータ6のV相にPWM信号を送り(S13)、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとがオンオフの切替動作を行う。
ここで、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとのオンオフの切替動作は、発電用ステータ3aのV相のコイル3vに蓄積される電磁エネルギが増大するように、言い換えれば、平滑コンデンサ11の電圧が次第に上昇するように行う。
また、マネジメントECU24aは、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとオンオフの切替動作中に、第3電圧センサ17cが測定する平滑コンデンサ11の電圧Vが、第1電圧センサ17aが測定する第1蓄電池14aの電圧Vと同じ値となったか否かを判断する(S14)。
ここで、マネジメントECU24aが電圧Vと電圧Vと同じでないと判断した場合(S14の「No」の場合)、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとは、オンオフの切替動作を継続する(S13)。
一方で、マネジメントECU24aは、電圧Vと電圧Vと同じであると判断した場合(S14の「Yes」の場合)、つまり、平滑コンデンサ11により昇圧された第2蓄電池14bの出力電圧が、第1蓄電池14aと第2蓄電池14bを直列した場合の出力電圧と等しいと判断した場合に、動力出力装置ECU22が第2スイッチ13bにON信号(閉じる)を送る(S15)。
つぎに、動力出力装置ECU22が通電用スイッチ9bと発電用インバータ6のV相にOFF信号(開く)を送り(S16)、発電用ステータ3aと第2蓄電池との接続が開くとともに、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとがオンオフの切替動作を停止する。
これにより、図8に示すように、第1蓄電池14aと第2蓄電池14bとの直列に接続されるとともに、並列接続から直列接続に切替時に生じる急激な電圧変動を回避することができる(End)。
つぎに、電動機2の要求出力が高出力から低出力に切り替わったと判断した場合の切替処理について、図11に図示したフローを基に説明する。
電動機2の要求出力が高出力の場合(図8参照)、第1スイッチ13aと第3スイッチ13cと通電用スイッチ9bがOFF(開く)、第2スイッチ13bがON(閉じる)となっており、第1蓄電池14aと第2蓄電池14bとが直列接続となっている。
そして、マネジメントECU24aが電動機2の要求出力が低出力となったと判断した場合(Strat)、動力出力装置ECU22が、第2スイッチ13bにOFF信号(開く)を送る(S21)。
つぎに、通電用スイッチ9bにON信号(閉じる)を送る(S22)。これにより、図9に示すように、第2蓄電池14bのみが電動機2を印加した状態となる。
つぎに、動力出力装置ECU22が発電用インバータ6のV相にPWM信号を送り(S23)、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとがオンオフの切替動作を行い、コイル3vに電磁エネルギが蓄積され、平滑コンデンサ11の電圧が上昇する。
なお、この場合において、平滑コンデンサ11の電圧Vを瞬時的に上げて、第1蓄電池14aの電圧Vと同じ値となるように、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとオンオフの切替動作を行う。そして、平滑コンデンサ11の電圧Vを次第に降圧させるように制御する。
つぎに、マネジメントECU24aは、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとオンオフの切替動作中に、第3電圧センサ17cが測定した電圧Vと第2電圧センサ17bが測定した電圧Vとを加算することで算出される電圧、つまり、電動機2の印加電圧が、第1電圧センサ17aが測定した電圧Vと第2電圧センサ17bが測定した電圧Vとの平均である平均電圧と同じ値となったか否かを判断する(S24)。
ここで、マネジメントECU24aは、電動機2の印加電圧が平均電圧と同じでないと判断した場合(S24の「No」の場合)、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとオンオフの切替動作を継続する(S23)。
一方で、マネジメントECU24aは、電動機2の印加電圧が平均電圧と同じであると判断した場合(S24の「Yes」の場合)に、第1スイッチ13aと第3スイッチ13cにON信号(閉じる)を送る(S25)。
つぎに、動力出力装置ECU22が通電用スイッチ9bと発電用インバータ6のV相にOFF信号(開く)を送り(S26)、発電用ステータ3aと第2蓄電池との接続が開くとともに、正極側トランジスタ16VHと負極側トランジスタ16VLとがオンオフの切替動作を停止する。
これによって、図7に示すように、第1蓄電池14aと第2蓄電池14bとが並列接続されるとともに、直列接続から並列接続に切替時に生じる急激な電圧変動を回避することができる(End)。
以上、第2実施形態の動力出力装置1bによれば、発電用ステータ3aに設けられたコイル3vと、発電用インバータ6の一相であるV相に設けられた正極側トランジスタ16VH及び負極側トランジスタ16VLとを利用して、第2蓄電池14bの出力電圧を昇降圧させて、第1蓄電池14a及び第2蓄電池14bの接続を並列又は直列に切り替える際に生じる急激な電圧変動を回避することができる。
また、動力出力装置1bによれば、瞬時的な昇降圧を行う小型の昇圧器を不要することができ、動力出力装置1bの大型化及び重量化を抑制することができる。
以上、実施形態に係る動力出力装置1a、1bについて説明したが、本発明はこれに限定されるものでない。
たとえば、第2実施形態において、第2蓄電池14bの出力電圧を昇降圧する場合に、発電機3及び発電用インバータ6のV相を用いていたが、本発明はこれに限定されるものでなく、発電機3及び発電用インバータ6のU相又はW相を用いてもよい。
1a、1b 動力出力装置
2 電動機(多相交流モータ)
2a 駆動用ステータ(固定子)
3 発電機(一の多相交流モータ)
3a 発電用ステータ(固定子)
3b 中性点
3u、3v、3w コイル
4、14a、14b 蓄電池
4a 正極母線
4b 負極母線
6 発電用インバータ
7 昇圧器
8a、8b 中性点通電用配線
9a、9b 通電用スイッチ
13 接続切替機構
20、20a 制御装置

Claims (5)

  1. 一の多相交流モータを含む複数の多相交流モータと、
    前記多相交流モータの固定子に接続する複数のインバータと、
    前記複数のインバータのそれぞれに接続する蓄電池と、
    蓄電池の出力電圧を昇圧する昇圧器と、
    前記一の多相交流モータの固定子の中性点と前記蓄電池の正極端子とを接続して、前記中性点を通電させる中性点通電用配線と、
    前記中性点通電用配線上に設けられた通電用スイッチと、
    前記複数のインバータ、前記昇圧器及び前記通電用スイッチの動作を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする動力出力装置。
  2. 前記制御装置は、要求される電力に応じて、
    前記昇圧器による昇圧と、
    前記昇圧器による昇圧並びに、前記一の交流多相モータ及び前記一の交流多相モータに接続する前記インバータの一相を利用した昇圧と、
    前記昇圧器による昇圧並びに、前記一の交流多相モータ及び前記一の交流多相モータに接続する前記インバータの二相以上を利用した昇圧と、
    のいずれか一つが選択して、前記蓄電池の出力電圧を昇圧することを特徴とする請求項1に記載の動力出力装置。
  3. 一の多相交流モータを含む複数の多相交流モータと、
    前記多相交流モータの固定子に接続された複数のインバータと、
    前記複数のインバータに接続する第1蓄電池及び第2蓄電池と、
    前記第1蓄電池と第2蓄電池との接続を並列又は直列に切り替える接続切替機構と、
    前記一の多相交流モータの固定子の中性点と前記第1蓄電池の負極端子とを接続して、前記中性点を通電させる中性点通電用配線と、
    前記通電用配線上に設けられた通電用スイッチと、
    前記中性点通電用配線に接続し、電圧の入力より充電するコンデンサと、
    前記複数のインバータ、前記接続切替機構及び前記通電用スイッチの動作を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とする動力出力装置。
  4. 前記制御装置は、前記第1蓄電池と第2蓄電池との接続を並列又は直列に切り替える場合に、前記一の交流多相モータ及び前記一の交流多相モータに接続する前記インバータの一相を利用して、前記第1蓄電池の出力電圧を昇降させることを特徴とする請求項3に記載の動力出力装置。
  5. 前記複数の多相交流モータ及び前記複数のインバータは、二つであり、
    前記二つの多相交流モータは、前記一の多相交流モータであって外部の駆動源に連結して発電を行う発電機と、供給された電力により駆動して動力を出力する電動機とであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の動力出力装置。
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