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JP2014090058A - マイクロ波加熱処理装置および処理方法 - Google Patents

マイクロ波加熱処理装置および処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 被処理体に対して均一かつ効率のよい加熱処理を行うことが可能なマイクロ波加熱処理装置および処理方法を提供する。
【解決手段】 マイクロ波加熱処理装置1において、支持装置4は、処理容器2の底部13のほぼ中央を貫通して処理容器2の外部まで延びる管状のシャフト14と、シャフト14の上端付近においてほぼ水平方向に設けられた誘電体板15と、誘電体板15の周縁部に着脱可能に装着された支持部材としての複数の支持ピン16とを有している。誘電体板15は、それ自体がマイクロ波を吸収して発熱することによって輻射熱でウエハWの加熱を促進する熱アシスト手段として機能する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波を処理容器に導入して所定の処理を行うマイクロ波加熱処理装置およびこのマイクロ波加熱処理装置を用いて被処理体を加熱処理する処理方法に関する。
半導体装置の製造過程で、半導体ウエハ等の基板にアニールを施す装置として、従来、ランプヒーターを用いるRTA(Rapid Thermal Annealing)と呼ばれる急速加熱が利用されてきた。しかし、近年では、基板に対してアニールを施す装置として、マイクロ波を使用する装置が提案されている。
例えば、特許文献1では、マイクロ波を誘電体に照射して表面波を形成し、この表面波を、エアギャップを介して誘電体に対向するマイクロ波吸収体に吸収させて、伝熱により、加熱体を発熱させる方法が提案されている。また、特許文献2では、電子・正孔対を発生させた半導体基板または半導体膜に対して1メガヘルツ以上の周波数を有する高周波を照射して半導体基板または半導体膜を800度以上まで加熱する方法が提案されている。さらに、特許文献3では、半導体ウエハを支持する回転可能な支持台と、半導体ウエハを加熱するための電磁波照射部とを備えた有機物剥離装置が提案されている。
特開2000−150136号公報(例えば、図1) 特開2008−243965号公報(例えば、図1) 特開2001−156049号公報(例えば、図5)
マイクロ波加熱は、マイクロ波が半導体ウエハに吸収されることにより、その内部から均一な加熱を行うことができる、という長所を有している。その反面、半導体ウエハへのマイクロ波の吸収率が低いと、加熱が不十分になったり、加熱に時間がかかったりする、という問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、被処理体に対して均一かつ効率のよい加熱処理を行うことが可能なマイクロ波加熱処理装置および処理方法を提供することにある。
本発明のマイクロ波加熱処理装置は、上壁、底壁及び側壁を有し、被処理体を収容する処理容器と、前記被処理体を加熱処理するためのマイクロ波を生成して前記処理容器に導入するマイクロ波導入装置と、前記処理容器内で被処理体に当接してこれを支持する支持部材と、前記支持部材によって支持された被処理体に対して離間して配置され、前記マイクロ波を吸収して発熱し、その輻射熱によって被処理体の加熱をアシストする熱アシスト部材と、
を備えている。
本発明のマイクロ波加熱処理装置において、前記被処理体及び前記熱アシスト部材は、共に板状をなし、それぞれの最も面積の広い主表面が少なくとも部分的に対向するように配置されていてもよい。
本発明のマイクロ波加熱処理装置において、前記熱アシスト部材は、誘電体材料により構成されていてもよい。この場合、前記誘電体材料が、炭化ケイ素(SiC)、窒化珪素(SiN)、酸化アルミニウム(Al)及び窒化アルミニウム(AlN)よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であってもよい。
本発明のマイクロ波加熱処理装置において、被処理体の昇温過程において、前記熱アシスト部材は、温度上昇に伴い、前記マイクロ波の吸収率が低下し、相対的に反射率が大きくなる誘電体材料によって構成されていてもよい。
本発明のマイクロ波加熱処理装置は、前記底壁から前記熱アシスト部材までの高さを可変に調節する高さ位置調節機構をさらに備えていてもよい。
本発明のマイクロ波加熱処理装置は、前記熱アシスト部材と前記被処理体との距離を可変に調節する変位機構をさらに備えていてもよい。
本発明のマイクロ波加熱処理装置は、前記支持部材を水平方向に回転させる回転機構をさらに備えていてもよい。
本発明のマイクロ波加熱処理装置において、前記処理容器の上壁は、前記マイクロ波導入装置において生成された前記マイクロ波を前記処理容器に導入する複数のマイクロ波導入ポートを有していてもよい。
本発明の処理方法は、上壁、底壁及び側壁を有し、被処理体を収容する処理容器と、前記被処理体を加熱処理するためのマイクロ波を生成して前記処理容器に導入するマイクロ波導入装置と、前記処理容器内で被処理体に当接してこれを支持する複数の支持部材と、前記支持部材によって支持された被処理体に対して離間して配置され、前記マイクロ波を吸収して発熱し、その輻射熱によって被処理体の加熱をアシストする熱アシスト部材と、を備えたマイクロ波加熱処理装置を用いて前記被処理体を加熱処理する。
本発明の処理方法は、前記支持部材により支持した前記被処理体を回転させながら加熱処理するものであってもよい。
本発明のマイクロ波加熱処理装置および処理方法では、被処理体に対して均一かつ効率の良い加熱処理を行うことが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置の概略の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における支持ピンを装着した誘電体板を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における誘電体板と支持ピンと半導体ウエハとの高さ位置を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態におけるマイクロ波導入装置の高電圧電源部の概略の構成を示す説明図である。 図1に示した処理容器の天井部の上面を示す平面図である。 図1に示した制御部の構成を示す説明図である。 第1の実施の形態で利用可能な誘電体材料の誘電率又は誘電損失の温度変化のモデルを示す図面である。 本発明の第2の実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置の概略の構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態における支持ピンと誘電体板とを示す斜視図である。 第2の実施の形態のマイクロ波加熱処理装置における作用を説明する原理図である。 実施例1、2及び比較例におけるウエハの昇温レートの測定結果を示すグラフである。 実施例1、2で使用したSiC板の体積抵抗の温度変化の計測結果を示すグラフである。 実施例1で使用したSiC板の高さ位置を変化させた場合のウエハの最高到達温度の計測結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置の概略の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置の概略の構成を示す断面図である。本実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置1は、連続する複数の動作を伴って、例えば半導体デバイス製造用の半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」と記す。)Wに対して、マイクロ波を照射してアニール処理を施す装置である。ここで、半導体ウエハを構成する半導体材料としては、シリコンのほか、例えば、窒化ガリウムなどの化合物半導体を挙げることができる。
マイクロ波加熱処理装置1は、被処理体であるウエハWを収容する処理容器2と、処理容器2内にマイクロ波を導入するマイクロ波導入装置3と、処理容器2内においてウエハWを支持する支持装置4と、処理容器2内にガスを供給するガス供給機構5と、処理容器2内を減圧排気する排気装置6と、これらマイクロ波加熱処理装置1の各構成部を制御する制御部8とを備えている。
<処理容器>
処理容器2は、金属材料によって形成されている。処理容器2を形成する材料としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス等が用いられる。
処理容器2は、上壁としての板状の天井部11および底壁としての底部13と、天井部11と底部13とを連結する角筒状の側壁部12と、天井部11を上下に貫通するように設けられた複数のマイクロ波導入ポート10と、側壁部12に設けられた搬入出口12aと、底部13に設けられた排気口13aとを有している。なお、側壁部12は円筒状であってもよい。搬入出口12aは、処理容器2に隣接する図示しない搬送室との間でウエハWの搬入出を行うためものである。処理容器2と図示しない搬送室との間には、ゲートバルブGVが設けられている。ゲートバルブGVは、搬入出口12aを開閉する機能を有し、閉状態で処理容器2を気密にシールすると共に、開状態で処理容器2と図示しない搬送室との間でウエハWの移送を可能にする。
<マイクロ波導入装置>
マイクロ波導入装置3は、処理容器2の上部に設けられ、処理容器2内に電磁波(マイクロ波)を導入するマイクロ波導入手段として機能する。マイクロ波導入装置3の構成については、後で詳しく説明する。
<支持装置>
支持装置4は、処理容器2の底部13のほぼ中央を貫通して処理容器2の外部まで延びる管状のシャフト14と、シャフト14の上端付近においてほぼ水平方向に設けられた熱アシスト部材としての誘電体板15と、誘電体板15の周縁部に着脱可能に装着された支持部材としての複数の支持ピン16とを有している。さらに、支持装置4は、シャフト14を回転させる回転駆動部17と、シャフト14を上下に変位させる昇降駆動部18と、シャフト14を支持するとともに、回転駆動部17と昇降駆動部18とを連結する可動連結部19と、を有している。回転駆動部17、昇降駆動部18及び可動連結部19は、処理容器2の外部に設けられている。なお、処理容器2内を真空状態にする場合は、シャフト14が底部13を貫通する部分の周囲に、例えばベローズなどのシール機構20を設けることができる。
図2は、支持ピン16を装着した誘電体板15を示す斜視図である。また、図3は、側面から見た、誘電体板15と、支持ピン16と、支持ピン16上に支持されたウエハWの高さ位置を示す説明図である。複数(本実施の形態では3本)の支持ピン16は、処理容器2内においてウエハWの下面に当接してウエハWを支持する。複数の支持ピン16は、その上端部がウエハWの周方向に並ぶように配置されている。各支持ピン16は、誘電体板15に着脱可能に装着されている。
誘電体板15は、熱アシスト作用を有している。ここで、「熱アシスト作用」とは、誘電体板15自体がマイクロ波を吸収して発熱し、その輻射熱によってウエハWの加熱を促す作用を意味する。誘電体板15を形成する誘電体材料としては、半導体プロセスの信頼性を確保する観点から、コンタミネーションなどが生じにくい材料、例えば、炭化ケイ素(SiC)、窒化珪素(SiN)、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)等を用いることができる。
また、昇温過程における比較的低温域で大きな熱アシスト作用を得るために、誘電体板15を形成する誘電体材料としては、温度上昇に伴い、マイクロ波の吸収率が低下し、相対的に反射率が大きくなる誘電体材料を用いることが好ましい。例えば、400℃程度までの温度域に誘電率や誘電損失のピークが存在し、400℃より高い温度域では、相対的に誘電率や誘電損失が低下して導体的な性質が強くなるような材料を用いることが好ましい。このような観点から、誘電体板15を形成する誘電体材料としては、半導体的な性質を持つものが好ましい。例えば、エネルギーバンドギャップが2〜9eVの範囲内にある材料を用いることが好ましく、このような誘電体材料としては、例えば炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、ヒ化ガリウム(GaAs)、カーボン(C)、窒化ケイ素(SiN)、酸化アルミニウム(Al)などを挙げることができる。また、より好ましくは、エネルギーバンドギャップが2〜6eVの範囲内にある材料を用いることが好ましく、このような誘電体材料としては、例えば炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、ヒ化ガリウム(GaAs)、カーボン(C)などを挙げることができる。
複数の支持ピン16は、誘電体材料によって形成されている。複数の支持ピン16を形成する誘電体材料としては、例えば、石英、セラミックス等を用いることができる。
本実施の形態において、誘電体板15は、ウエハWの下方において、ウエハWから離間した状態で、ウエハWと底部13との間に介在している。誘電体板15は、その最も面積の広い主表面として、上面と下面を有しており、ウエハWも、その最も面積の広い主表面として、上面と下面を有している。そして、ウエハWの下面と、誘電体板15の上面とが、少なくとも部分的に対向するように配置され、好ましくは、ウエハWの下面の全体が、誘電体板15の上面に対向するように配置される。
本実施の形態において、誘電体板15は、ウエハWを支持する支持装置4の一構成部材であるとともに、ウエハWの加熱をアシストする熱アシスト手段として機能する。例えば、ウエハWを400℃程度までの温度域で昇温する過程において、誘電体板15を熱アシスト手段として効果的に機能させる場合は、底部13から離間させておくことが好ましい。この場合、底部13の上面から誘電体板15の下面までの高さHは、例えば、3〜40mmの範囲内、好ましくは30〜40mmの範囲内とすることができる。また、例えば400℃より高い温度域で誘電体板15によるマイクロ波の吸収を抑制する場合は、誘電体板15を大きく下降させ、例えば接地電位の底壁13に接触させる(高さH=0)ことが好ましい。
支持ピン16は、ウエハWを誘電体板15から所定の間隔で離間させ得る突出高さを有している。支持ピン16の突出高さは、図3に示す誘電体板15の上面からウエハWの下面までの高さHに等しい。この高さHは、誘電体板15を熱アシスト手段として効果的に機能させる観点から、例えば、3〜40mmの範囲内、好ましくは10〜30mmの範囲内とすることができる。本実施の形態において、高さHは、支持ピン16を交換することによって調節できる。なお、支持ピン16の本数は、ウエハWを安定して支持できれば3本に限らない。
本実施の形態において、ウエハWと誘電体板15は、共に円板状をなしており、誘電体板15の直径Dは、少なくともウエハWの直径D以上であることが好ましい。なお、誘電体板15は、ウエハWの加熱をアシストする作用を有する限り、その形状は問わず、例えばブロック状等の形状であってもよい。誘電体板15の厚みTは、ウエハWへの熱アシスト効果に影響を与える。誘電体板15を熱アシスト手段として効果的に機能させる観点から、厚みTは、底部13の上面から誘電体板15の下面までの高さH、及び誘電体板15の上面からウエハWの下面までの高さHを考慮した上で、例えば2〜20mmの範囲内から選択することが好ましい。
支持装置4において、シャフト14、誘電体板15、回転駆動部17及び可動連結部19は、支持ピン16に支持されたウエハWを水平方向に回転運動させる回転機構を構成している。複数の支持ピン16及び誘電体板15は、回転駆動部17を駆動させることによって、シャフト14を回転中心にして回転し、各支持ピン16を水平方向に円運動(公転)させる。また、支持装置4において、シャフト14、昇降駆動部18及び可動連結部19は、誘電体板15及び支持ピン16に支持されたウエハWの高さ位置を調節する高さ位置調節機構を構成している。誘電体板15及び複数の支持ピン16は、昇降駆動部18を駆動させることによって、シャフト14とともに、上下方向に昇降変位するように構成されている。
回転駆動部17は、シャフト14を回転させ得るものであれば、特に制限はなく、例えば図示しないモータ等を備えていてもよい。昇降駆動部18は、シャフト14及び可動連結部19を昇降変位させ得るものであれば、特に制限はなく、例えば図示しないボールねじ等を備えていてもよい。回転駆動部17と昇降駆動部18は一体の機構であってもよく、可動連結部19を有しない構成であってもよい。なお、ウエハWを水平方向に回転させる回転機構及びウエハWの高さ位置を調節する高さ位置調節機構は、それらの目的を実現できれば、他の構成であってもよい。
<排気機構>
排気装置6は、例えば、ドライポンプ等の真空ポンプを有している。マイクロ波加熱処理装置1は、更に、排気口13aと排気装置6とを接続する排気管21と、排気管21の途中に設けられた圧力調整バルブ22と、を備えている。排気装置6の真空ポンプを作動させることにより、処理容器2の内部空間が減圧排気される。なお、マイクロ波加熱処理装置1は、大気圧での処理も可能であり、その場合は、真空ポンプは不要である。排気装置6としてドライポンプ等の真空ポンプを用いる替わりに、マイクロ波加熱処理装置1が設置される施設に設けられた排気設備を用いることも可能である。
<ガス供給機構>
マイクロ波加熱処理装置1は、更に、処理容器2内にガスを供給するガス供給機構5を備えている。ガス供給機構5は、図示しないガス供給源を備えたガス供給装置5aと、ガス供給装置5aに接続され、処理容器2内に処理ガスを導入する複数の配管23と、を備えている。複数の配管23は、処理容器2の側壁部12に接続されている。
ガス供給装置5aは、複数の配管23を介して、処理ガスまたは冷却ガスとして、例えば、N、Ar、He、Ne、O、H等のガスを処理容器2内へサイドフロー方式で供給できるように構成されている。なお、処理容器2内へのガスの供給は、例えばウエハWに対向する位置(例えば、天井部11)にガス供給手段を設けて行ってもよい。また、ガス供給装置5aの代りに、マイクロ波加熱処理装置1の構成には含まれない外部のガス供給装置を使用してもよい。図示しないが、マイクロ波加熱処理装置1は、更に、配管23の途中に設けられたマスフローコントローラおよび開閉バルブを備えている。処理容器2内に供給されるガスの種類や、これらのガスの流量等は、マスフローコントローラおよび開閉バルブによって制御される。
<整流板>
マイクロ波加熱処理装置1は、更に、処理容器2内の複数の支持ピン16の周囲において、側壁部12との間に、枠状をした整流板24を備えている。整流板24は、整流板24を上下に貫通するように設けられた複数の整流孔24aを有している。整流板24は、処理容器2内においてウエハWが配置される予定の領域の雰囲気を整流しながら排気口13aに向かって流すためのものである。整流板24は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス等の金属材料によって形成されている。なお、整流板24は、マイクロ波加熱処理装置1における必須の構成要素ではなく、設けなくてもよい。
<温度計測部>
マイクロ波加熱処理装置1は、更に、ウエハWの表面温度を測定する図示しない複数の放射温度計と、これらの放射温度計に接続された温度計測部27とを備えている。
<マイクロ波放射空間>
本実施の形態のマイクロ波加熱処理装置1では、処理容器2内において、天井部11、側壁部12及び整流板24で区画される空間がマイクロ波放射空間S1を形成している。このマイクロ波放射空間S1には、天井部11に設けられた複数のマイクロ波導入ポート10からマイクロ波が放射される。処理容器2の天井部11、側壁部12及び整流板24は、いずれも金属材料によって形成されているため、マイクロ波を反射し、マイクロ波放射空間S1内に散乱させる。
<マイクロ波導入装置>
次に、図1、図4及び図5を参照して、マイクロ波導入装置3の構成について説明する。図4は、マイクロ波導入装置3の高電圧電源部の概略の構成を示す説明図である。図5は、図1に示した処理容器2の天井部11の上面を示す平面図である。
前述のように、マイクロ波導入装置3は、処理容器2の上部に設けられ、処理容器2内に電磁波(マイクロ波)を導入するマイクロ波導入手段として機能する。図1に示したように、マイクロ波導入装置3は、マイクロ波を処理容器2に導入する複数のマイクロ波ユニット30と、複数のマイクロ波ユニット30に接続された高電圧電源部40とを備えている。
(マイクロ波ユニット)
本実施の形態では、複数のマイクロ波ユニット30の構成は全て同一である。各マイクロ波ユニット30は、ウエハWを処理するためのマイクロ波を生成するマグネトロン31と、マグネトロン31において生成されたマイクロ波を処理容器2に伝送する導波管32と、マイクロ波導入ポート10を塞ぐように天井部11に固定された透過窓33とを有している。マグネトロン31は、本発明におけるマイクロ波源に対応する。
図5に示したように、本実施の形態では、処理容器2は、天井部11において全体として略十字形をなすように周方向に等間隔に配置された4つのマイクロ波導入ポート10を有している。各マイクロ波導入ポート10は、長辺と短辺とを有する平面視矩形をなしている。各マイクロ波導入ポート10の大きさや、長辺と短辺の比は、マイクロ波導入ポート10毎に異なっていてもよいが、ウエハWに対するアニール処理の均一性を高めるとともに制御性をよくする観点から、4つのマイクロ波導入ポート10のすべてが同じ大きさ及び形状であることが好ましい。なお、本実施の形態では、各マイクロ波導入ポート10にそれぞれマイクロ波ユニット30が接続されている。つまり、マイクロ波ユニット30の数は4つである。
マグネトロン31は、高電圧電源部40によって供給される高電圧が印加される陽極および陰極(いずれも図示省略)を有している。また、マグネトロン31としては、種々の周波数のマイクロ波を発振することができるものを用いることができる。マグネトロン31によって生成されるマイクロ波は、被処理体の処理毎に最適な周波数を選択し、例えばアニール処理においては、2.45GHz、5.8GHz等の高い周波数のマイクロ波であることが好ましく、5.8GHzのマイクロ波であることが特に好ましい。
導波管32は、断面が矩形且つ角筒状の形状を有し、処理容器2の天井部11の上面から上方に延びている。マグネトロン31は、導波管32の上端部の近傍に接続されている。導波管32の下端部は、透過窓33の上面に接している。マグネトロン31において生成されたマイクロ波は、導波管32および透過窓33を介して処理容器2内に導入される。
透過窓33は、誘電体材料によって形成されている。透過窓33の材料としては、例えば、石英、セラミックス等を用いることができる。透過窓33と天井部11との間は、図示しないシール部材によって気密にシールされている。透過窓33の下面から支持ピン16に支持されたウエハWの表面までの距離(ギャップG)は、ウエハWへマイクロ波が直接放射されることを抑制する観点から、例えば25mm以上とすることが好ましく、25〜50mmの範囲内で可変に調節することがより好ましい。
マイクロ波ユニット30は、更に、導波管32の途中に設けられたサーキュレータ34、検出器35およびチューナ36と、サーキュレータ34に接続されたダミーロード37とを有している。サーキュレータ34、検出器35およびチューナ36は、導波管32の上端部側からこの順に設けられている。サーキュレータ34およびダミーロード37は、処理容器2からの反射波を分離するアイソレータを構成する。すなわち、サーキュレータ34は、処理容器2からの反射波をダミーロード37に導き、ダミーロード37は、サーキュレータ34によって導かれた反射波を熱に変換する。
検出器35は、導波管32における処理容器2からの反射波を検出するためのものである。検出器35は、例えばインピーダンスモニタ、具体的には、導波管32における定在波の電界を検出する定在波モニタによって構成されている。定在波モニタは、例えば、導波管32の内部空間に突出する3本のピンによって構成することができる。定在波モニタによって定在波の電界の場所、位相および強さを検出することにより、処理容器2からの反射波を検出することができる。また、検出器35は、進行波と反射波を検出することが可能な方向性結合器によって構成されていてもよい。
チューナ36は、マグネトロン31と処理容器2との間のインピーダンスを整合する機能を有している。チューナ36によるインピーダンス整合は、検出器35における反射波の検出結果に基づいて行われる。チューナ36は、例えば、導波管32の内部空間に出し入れすることができるように設けられた導体板(図示省略)によって構成することができる。この場合、導体板の、導波管32の内部空間への突出量を制御することにより、反射波の電力量を調整して、マグネトロン31と処理容器2との間のインピーダンスを調整することができる。
(高電圧電源部)
高電圧電源部40は、マグネトロン31に対してマイクロ波を生成するための高電圧を供給する。図4に示したように、高電圧電源部40は、商用電源に接続されたAC−DC変換回路41と、AC−DC変換回路41に接続されたスイッチング回路42と、スイッチング回路42の動作を制御するスイッチングコントローラ43と、スイッチング回路42に接続された昇圧トランス44と、昇圧トランス44に接続された整流回路45とを有している。マグネトロン31は、整流回路45を介して昇圧トランス44に接続されている。
AC−DC変換回路41は、商用電源からの交流(例えば、三相200Vの交流)を整流して所定の波形の直流に変換する回路である。スイッチング回路42は、AC−DC変換回路41によって変換された直流をオン・オフ制御する回路である。スイッチング回路42では、スイッチングコントローラ43によってフェーズシフト型のPWM(Pulse Width Modulation)制御またはPAM(Pulse Amplitude Modulation)制御が行われて、パルス状の電圧波形が生成される。昇圧トランス44は、スイッチング回路42から出力された電圧波形を所定の大きさに昇圧するものである。整流回路45は、昇圧トランス44によって昇圧された電圧を整流してマグネトロン31に供給する回路である。
<制御部>
マイクロ波加熱処理装置1の各構成部は、それぞれ制御部8に接続されて、制御部8によって制御される。制御部8は、典型的にはコンピュータである。図6は、図1に示した制御部8の構成を示す説明図である。図6に示した例では、制御部8は、CPUを備えたプロセスコントローラ81と、このプロセスコントローラ81に接続されたユーザーインターフェース82および記憶部83とを備えている。
プロセスコントローラ81は、マイクロ波加熱処理装置1において、例えば温度、圧力、ガス流量、マイクロ波出力、ウエハWの回転速度等のプロセス条件に関係する各構成部(例えば、マイクロ波導入装置3、支持装置4、ガス供給装置5a、排気装置6、温度計測部27等)を統括して制御する制御手段である。
ユーザーインターフェース82は、工程管理者がマイクロ波加熱処理装置1を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードやタッチパネル、マイクロ波加熱処理装置1の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等を有している。
記憶部83には、マイクロ波加熱処理装置1で実行される各種処理をプロセスコントローラ81の制御によって実現するための制御プログラム(ソフトウエア)や、処理条件データ等が記録されたレシピ等が保存されている。プロセスコントローラ81は、ユーザーインターフェース82からの指示等、必要に応じて、任意の制御プログラムやレシピを記憶部83から呼び出して実行する。これにより、プロセスコントローラ81による制御下で、マイクロ波加熱処理装置1の処理容器2内において所望の処理が行われる。
上記の制御プログラムおよびレシピは、例えば、CD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリ、DVD、ブルーレイディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納された状態のものを利用することができる。また、上記のレシピは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用することも可能である。
<第1の実施の形態の作用>
次に、本実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置1の作用効果について説明する。誘電体板15に吸収されるマイクロ波のパワーPは、下式で計算することができる。式中、fはマイクロ波の周波数[Hz]、vはマイクロ波の電界強度[V/m]、εは誘電体板15を構成する材料の比誘電率、tanδは誘電体板15を構成する材料の誘電正接(δは誘電損失角)を意味する。下式より、比誘電率及び誘電損失角の大きな材料を用いることによって、誘電体板15へのマイクロ波吸収効率が高くなり、誘電体板15の発熱による熱アシスト効果が大きくなることがわかる。
Figure 2014090058
本実施の形態では、誘電体板15を形成する誘電体材料として、温度上昇に伴い、マイクロ波の吸収率が低下し、相対的に反射率が大きくなる誘電体材料を用いることが好ましい。図7は、本実施の形態で利用可能な誘電体材料の誘電率又は誘電損失の温度変化のモデルを示す図面である。図7に示したように、例えば400℃程度までの温度域に誘電率や誘電損失のピークが存在し、400℃より高い温度域では、相対的に誘電率や誘電損失が低下して導体的な性質が強くなるような材料を用いることができる。図7に示したような特性を有する誘電体材料は、400℃以下の昇温過程では効率よくマイクロ波を吸収して発熱し、輻射熱によってウエハWの加熱をアシストすることが可能になる。また、400℃を超える昇温過程では導体的性質が強まってマイクロ波を反射し、誘電体材料によるマイクロ波の損失を抑制することができる。従って、本実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置1では、誘電体部材15を用いることによって、ウエハWの加熱効率が改善し、昇温レートが大きくなり、アニール処理のスループットを向上させることができる。また、ウエハWの処理温度である400℃以上の領域では、供給されたマイクロ波のパワーが誘電体部材15に吸収される割り合いが低下するため、マイクロ波のパワーを効率的にウエハWに供給することが可能となる。
また、本実施の形態では、回転駆動部17を駆動させることによって、複数の支持ピン16に支持されたウエハWを水平方向に所定の速度で回転させながらアニール処理を行う。これによって、ウエハWの面内において、周方向でのマイクロ波の放射が均一化される。従って、回転によって、ウエハWの面内での周方向におけるアニール処理の均一化が実現できる。
[処理手順]
次に、マイクロ波加熱処理装置1においてウエハWに対してアニール処理を施す際の処理の手順について説明する。まず、例えばユーザーインターフェース82から、マイクロ波加熱処理装置1においてアニール処理を行うように、プロセスコントローラ81に指令が入力される。次に、プロセスコントローラ81は、この指令を受けて、記憶部83またはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に保存されたレシピを読み出す。次に、レシピに基づく条件によってアニール処理が実行されるように、プロセスコントローラ81からマイクロ波加熱処理装置1の各エンドデバイス(例えば、マイクロ波導入装置3、支持装置4、ガス供給装置5a、排気装置6等)に制御信号が送出される。
次に、ゲートバルブGVが開状態にされて、図示しない搬送装置によって、ウエハWが、ゲートバルブGVおよび搬入出口12aを通って処理容器2内に搬入され、複数の支持ピン16の上に載置される。複数の支持ピン16は、昇降駆動部18を駆動させることによって、シャフト14、誘電体板15とともに、上下方向に昇降し、ウエハWが所定の高さHにセットされる。この高さHは、上記高さH、厚みT及び高さHを考慮して設定することができる。この高さHで、回転駆動部17を駆動させることによって、ウエハWを、水平方向に所定の速度で回転させる。なお、ウエハWの回転は、連続的でなく、非連続的であってもよい。次に、ゲートバルブGVが閉状態にされて、必要な場合は排気装置6によって、処理容器2内が減圧排気される。次に、ガス供給装置5aによって、所定の流量の処理ガスが処理容器2内に導入される。処理容器2の内部空間は、排気量およびガス供給量を調整することによって、所定の圧力に調整される。
次に、高電圧電源部40からマグネトロン31に対して電圧を印加してマイクロ波を生成する。マグネトロン31において生成されたマイクロ波は、導波管32を伝搬し、次に、透過窓33を透過して、処理容器2内において回転するウエハWの上方の空間に導入される。本実施の形態では、複数のマグネトロン31において順次マイクロ波を生成し、各マイクロ波導入ポート10から交互にマイクロ波を処理容器2内に導入する。なお、複数のマグネトロン31において同時に複数のマイクロ波を生成させ、各マイクロ波導入ポート10から同時にマイクロ波を処理容器2内に導入するようにしてもよい。
処理容器2に導入されたマイクロ波は、回転するウエハWに照射されて、ジュール加熱、磁性加熱、誘導加熱等の電磁波加熱により、ウエハWが迅速に加熱される。その結果、ウエハWに対してアニール処理が施される。このように、支持装置4によって、アニール処理の間にウエハWを回転させることによってウエハWに照射されるマイクロ波の偏りを少なくし、ウエハW面内の加熱温度を均一化することができる。また、ウエハWに近接して配置された誘電体板15は、それ自体がマイクロ波を吸収して発熱することによって輻射熱でウエハWの加熱を促進する熱アシスト手段として機能する。その結果、特に昇温過程の低温領域においてウエハWの加熱が促進され、昇温レートが向上する。なお、本実施の形態では、ウエハWの高さH、誘電体板15の高さHをアニール処理の間に変化させてもよい。
プロセスコントローラ81からマイクロ波加熱処理装置1の各エンドデバイスにアニール処理を終了させる制御信号が送出されると、マイクロ波の生成が停止されると共に、ウエハWの回転が停止し、処理ガスおよび冷却ガスの供給が停止されて、ウエハWに対するアニール処理が終了する。次に、ゲートバルブGVが開状態にされて、支持ピン16上のウエハWの高さ位置を調整した後、図示しない搬送装置によって、ウエハWが搬出される。
マイクロ波加熱処理装置1は、例えば半導体デバイスの作製工程において、拡散層に注入されたドーピング原子の活性化を行うためのアニール処理などの目的で好ましく利用できる。
以上のように、本実施の形態のマイクロ波加熱処理装置1および処理方法では、熱アシスト部材としての誘電体板15を、ウエハWに対し所定の間隔を開けて配置することによって、ウエハWの加熱を促進し、加熱効率を改善することができる。また、ウエハWを水平方向に所定の速度で回転させながらアニール処理を行うことによって、ウエハWの面内において、マイクロ波の吸収が均一化される。従って、本実施の形態のマイクロ波加熱処理装置および処理方法によれば、ウエハWに対して効率良く、かつ、ウエハWの面内において優れた均一性でアニール処理を行うことが可能である。
[第2の実施の形態]
次に、図8及び図9を参照して、本発明の第2の実施の形態のマイクロ波加熱処理装置について説明する。図8は、本実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置1Aの概略の構成を示す断面図である。図9は、支持ピン16と誘電体板15Aとの関係を示す斜視図である。本実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置1Aは、連続する複数の動作を伴って、例えばウエハWに対して、マイクロ波を照射してアニール処理を施す装置である。以下の説明では、第1の実施の形態のマイクロ波加熱処理装置1との相違点を中心に説明し、図8及び図9において、第1の実施の形態のマイクロ波加熱処理装置1と同じ構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態のマイクロ波加熱処理装置1Aは、ウエハWを収容する処理容器2と、処理容器2内にマイクロ波を導入するマイクロ波導入装置3と、処理容器2内においてウエハWを支持する支持装置4Aと、処理容器2内にガスを供給するガス供給機構5と、処理容器2内を減圧排気する排気装置6と、これらマイクロ波加熱処理装置1Aの各構成部を制御する制御部8とを備えている。
支持装置4Aは、処理容器2の底部13のほぼ中央を貫通して処理容器2の外部まで延びる二重構造のシャフト14Aと、シャフト14Aの上端付近においてほぼ水平方向に設けられた熱アシスト部材としての誘電体板15Aと、シャフト14Aに取付けられた複数のアーム部15Bと、各アーム部15Bに着脱可能に装着された複数の支持ピン16とを有している。さらに、支持装置4Aは、シャフト14Aを回転させる回転駆動部17と、シャフト14Aを上下に変位させる昇降駆動部18Aと、シャフト14Aを支持するとともに、回転駆動部17と昇降駆動部18Aとを連結する可動連結部19と、を有している。
二重構造のシャフト14Aは、図示しない内軸及び外筒を有しており、内軸には誘電体板15Aが取り付けられており、外筒には複数のアーム部15Bが取り付けられている。内軸と外筒は、いずれも昇降駆動部18Aによって独立して上下に変位し、誘電体板15Aとアーム部15Bと底部13との距離を可変に調節する。
アーム部15Bは、支持ピン16と同数(例えば3本)設けられている。各アーム部15Bは、シャフト14Aを中心に水平方向に放射状に延びている。支持ピン16は、各アーム部15Bの先端付近に装着されている。本実施の形態では、ウエハWと誘電体板15Aが共に円板状をなしており、誘電体板15Aの直径は、ウエハWの直径よりも小さい。従って、複数の支持ピン16は、誘電体板15Aの外側において誘電体板15Aの下方から上方へ向けて立上がり、ウエハWを支持する。
誘電体板15Aは、ウエハWの下方において、ウエハW及び処理容器2の底部13の両方から離間した状態で、ウエハWと底部13との間に介在する。誘電体板15Aは、ウエハWの加熱を促進する熱アシスト手段として機能する。誘電体板15Aは、ウエハWを支持する支持ピン16を装着していない点を除き、第1の実施の形態と同様に熱アシスト作用を有している。このように、本実施の形態では、熱アシスト部材としての誘電体板15Aと、複数の支持ピン16を支持するアーム部15Bと、を別個の部材によって構成している。
また、支持装置4Aにおいて、シャフト14A、昇降駆動部18A及び可動連結部19は、誘電体板15Aと、支持ピン16に支持されたウエハWとの距離を可変に調節する変位機構を構成している。複数の支持ピン16及び誘電体板15Aは、昇降駆動部18Aを駆動させることによって、独立して上下方向に昇降変位するように構成されている。
本実施の形態における誘電体板15Aの厚みT、底部13の上面から誘電体板15Aの下面までの高さH、誘電体板15Aの上面からウエハWの下面までの高さH、及び、底部13の上面からウエハWの下面までの高さHは、第1の実施の形態と同様に設定することができる。本実施の形態においては、特に、400℃前後までの昇温過程では、底部13の上面から誘電体板15Aの下面までの高さHは、例えば3〜40mmの範囲内、好ましくは30〜40mmの範囲内とすることができる。また、400℃より高い温度域では、高さHを400℃以下の温度域における高さHよりも小さくすることが好ましい。
<第2の実施の形態の作用>
次に、本実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置1Aの作用効果について説明する。本実施の形態のマイクロ波加熱処理装置1Aでは、ウエハWと誘電体板15Aの高さ位置を独立して調節できる。図10は、本実施の形態のマイクロ波加熱処理装置1Aにおける作用を説明する原理図である。図10に示したように、例えば400℃以下の昇温過程ではウエハWと誘電体板15Aの間隔L(高さHと同じ)を小さくしておくことにより、誘電体板15Aが効率よくマイクロ波を吸収して発熱し、輻射熱によってウエハWの加熱をアシストすることが可能になる。また、400℃を超える昇温過程では、ウエハWと誘電体板15Aの間隔L(高さHと同じ)を大きくした状態(つまり、L<L)で配置することによって、誘電体板15A自体によるマイクロ波の損失(吸収)を抑制することができる。従って、本実施の形態に係るマイクロ波加熱処理装置1Aを用いることによって、ウエハWの加熱効率が改善し、昇温レートが大きくなり、アニール処理のスループットを向上させることができる。また、マイクロ波のパワーを効率的にウエハWに供給することが可能となる。なお、本実施の形態では、誘電体板15Aは熱アシスト作用を有していればよく、その材質を問わないが、高い熱アシスト効果を得るためには、第1の実施の形態と同様に、例えば400℃以下の温度域に誘電率や誘電損失のピークが存在し、温度上昇に伴い、マイクロ波の吸収率が低下し、相対的に反射率が大きくなる誘電体材料を用いることが好ましい。
本実施の形態のマイクロ波加熱処理装置1Aにおける他の構成及び効果は、第1の実施の形態のマイクロ波加熱処理装置1と同様である。なお、ウエハWと誘電体板15Aの高さ位置を独立して変位させるための機構は、特に問われない。例えば、誘電体板15Aと、アーム部15B及び支持ピン16は、別々の駆動機構によって回転及び昇降させるように構成してもよい。この場合、誘電体板15Aは、支持装置4Aの一構成部材ではなく、独立した部材とすることができる。また、本実施の形態では、誘電体板15Aは回転しなくてもよい。
[実施例]
次に、図11〜図13を参照しながら、本発明の基礎となった試験結果について説明する。第1の実施の形態(図1〜図6)と同様の構成のマイクロ波加熱処理装置1において、熱アシスト部材として、直径314mm、厚み4mmのSiC板を用いた。このSiC板を、底部13の上面からSiC板の下面までの高さが36mm、及び底部13の上面からウエハWの下面までの高さが53mmとなるように設置した。ウエハWの下面とSiC板の上面との間隔は13mmとした。
ウエハWとしては、300mm径のシリコンウエハを用いた。SiC板として、実施例1ではサンプルA(体積抵抗4×10Ω・cm)、実施例2ではサンプルB(体積抵抗6×10Ω・cm)を使用した。
ウエハWの昇温レートの測定結果を図11に示した。比較例として、SiC板を配備しない場合についても試験を行った。図11より、約400℃までの昇温レートは、SiC板を用いた実施例1及び実施例2の方が、比較例に比べて2倍以上大きく、SiC板による熱アシスト効果が確認できた。
次に、上記サンプルA及びサンプルBのSiC板について、体積抵抗の温度変化を計測した結果を図12に示した。図12より、サンプルA及びサンプルBのSiC板は、温度上昇に伴って体積抵抗が低下しており、相対的に、誘電体から導体に近い性質に変化していることが確認できた。
次に、サンプルAを用い、SiC板の高さを変化させた場合にウエハWの加熱温度(最高到達温度)に与える影響についての試験結果を図13に示した。この試験では、底部13の上面からSiC板の下面までの高さを22mmから40mmの範囲内で設定した。ウエハWの下面とSiC板の上面との間隔は13mmで一定に設定した。図13より、底部13の上面からSiC板の下面までの高さを変化させることによって、アニール処理におけるウエハWの最高到達温度を変化させ得ることが確認された。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、本発明のマイクロ波加熱処理装置は、半導体ウエハを被処理体とする場合に限らず、例えば太陽電池パネルの基板やフラットパネルディスプレイ用基板を被処理体とするマイクロ波加熱処理装置にも適用できる。
また、上記の実施の形態では、熱アシスト部材としての誘電体板15,15AをウエハWの下方に配置したが、例えば、ウエハWの上方に配置することもできる。
また、上記の実施の形態では、熱アシスト部材としての誘電体板15,15Aを支持装置4,4Aの構成部分としているが、誘電体板15は支持装置の構成部分でなくてもよい。
また、マイクロ波加熱処理装置におけるマイクロ波ユニット30の数(マグネトロン31の数)やマイクロ波導入ポート10の数は、上記実施の形態で説明した数に限られない。
1…マイクロ波加熱処理装置、2…処理容器、3…マイクロ波導入装置、4、4A…支持装置、5…ガス供給機構、5a…ガス供給装置、6…排気装置、8…制御部、10…マイクロ波導入ポート、11…天井部、12…側壁部、12a…搬入出口、13…底部、13a…排気口、14…シャフト、15、15A…誘電体板、16…支持ピン、17…回転駆動部、18、18A…昇降駆動部、19…可動連結部、21…排気管、22…圧力調整バルブ、23…配管、24…整流板、24a…整流孔、30…マイクロ波ユニット、31…マグネトロン、32…導波管、33…透過窓、34…サーキュレータ、35…検出器、36…チューナ、37…ダミーロード、40…高電圧電源部、G…ギャップ、GV…ゲートバルブ、S1…マイクロ波放射空間、W…半導体ウエハ。

Claims (11)

  1. 上壁、底壁及び側壁を有し、被処理体を収容する処理容器と、
    前記被処理体を加熱処理するためのマイクロ波を生成して前記処理容器に導入するマイクロ波導入装置と、
    前記処理容器内で被処理体に当接してこれを支持する支持部材と、
    前記支持部材によって支持された被処理体に対して離間して配置され、前記マイクロ波を吸収して発熱し、その輻射熱によって被処理体の加熱をアシストする熱アシスト部材と、
    を備えたマイクロ波加熱処理装置。
  2. 前記被処理体及び前記熱アシスト部材は、共に板状をなし、それぞれの最も面積の広い主表面が少なくとも部分的に対向するように配置される請求項1に記載のマイクロ波加熱処理装置。
  3. 前記熱アシスト部材は、誘電体材料により構成されている請求項1又は2に記載のマイクロ波加熱処理装置。
  4. 前記誘電体材料が、炭化ケイ素(SiC)、窒化珪素(SiN)、酸化アルミニウム(Al)及び窒化アルミニウム(AlN)よりなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項3に記載のマイクロ波加熱処理装置。
  5. 被処理体の昇温過程において、前記熱アシスト部材は、温度上昇に伴い、前記マイクロ波の吸収率が低下し、相対的に反射率が大きくなる誘電体材料によって構成されている請求項1又は2に記載のマイクロ波加熱処理装置。
  6. 前記底壁から前記熱アシスト部材までの高さを可変に調節する高さ位置調節機構をさらに備えた請求項1から5のいずれか1項に記載のマイクロ波加熱処理装置。
  7. 前記熱アシスト部材と前記被処理体との距離を可変に調節する変位機構をさらに備えた請求項1から5のいずれか1項に記載のマイクロ波加熱処理装置。
  8. 前記支持部材を水平方向に回転させる回転機構をさらに備えた請求項1から7のいずれか1項に記載のマイクロ波加熱処理装置。
  9. 前記処理容器の上壁は、前記マイクロ波導入装置において生成された前記マイクロ波を前記処理容器に導入する複数のマイクロ波導入ポートを有している請求項1から8のいずれか1項に記載のマイクロ波加熱処理装置。
  10. 上壁、底壁及び側壁を有し、被処理体を収容する処理容器と、
    前記被処理体を加熱処理するためのマイクロ波を生成して前記処理容器に導入するマイクロ波導入装置と、
    前記処理容器内で被処理体に当接してこれを支持する複数の支持部材と、
    前記支持部材によって支持された被処理体に対して離間して配置され、前記マイクロ波を吸収して発熱し、その輻射熱によって被処理体の加熱をアシストする熱アシスト部材と、
    を備えたマイクロ波加熱処理装置を用いて前記被処理体を加熱処理する処理方法。
  11. 前記支持部材により支持した前記被処理体を回転させながら加熱処理する請求項10に記載の処理方法。
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