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JP2014086169A - 圧接コネクタ - Google Patents

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JP2014086169A
JP2014086169A JP2012231952A JP2012231952A JP2014086169A JP 2014086169 A JP2014086169 A JP 2014086169A JP 2012231952 A JP2012231952 A JP 2012231952A JP 2012231952 A JP2012231952 A JP 2012231952A JP 2014086169 A JP2014086169 A JP 2014086169A
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press contact
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JP2012231952A
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Inventor
Shuji Kimura
修司 木村
Goro Nakamura
悟朗 中村
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

【課題】圧接状態の目視検査を簡単に行うことができ、検査の自動化も容易な圧接コネクタを提供すること。
【解決手段】フラットケーブル10における被覆電線11を圧接する圧接部を備える複数の圧接端子と、複数の圧接端子の圧接部をフラットケーブル10における被覆電線11の配列ピッチに対応するピッチで整列状態に支持する端子収容部31を有すると共に、端子収容部31の各圧接部の電線挿入側を外部に開放する開放部32を有したハウジング本体30と、開放部32を覆ってハウジング本体30に結合可能なカバー40と、を備え、カバー40には、圧接部による圧接状態を外部から視認可能な窓部45を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧接コネクタに関する。
図7及び図8は、下記特許文献1に開示された圧接コネクタを示している。
この圧接コネクタ100は、2本の2芯ケーブル111,112相互を、ハウジング120内に配置される2つの圧接端子131、132により分岐接続するコネクタである。
2本の2芯ケーブル111,112は、何れも、第1極の被覆電線111a,112aと、第2極の被覆電線111b,112bと、を有している。
ハウジング120は、不透明な絶縁性樹脂材料による一体成形品で、下側ハウジング121と、上側ハウジング122と、カバー123とを備えている。
下側ハウジング121と上側ハウジング122は、互いの片側がヒンジ部125により連結されていて、ヒンジ部125を支点とした回動動作により、突き合わせ部が開閉可能である。
下側ハウジング121と上側ハウジング122との間に画成される収容空間に、2つの圧接端子131、132が収容される。また、2本の2芯ケーブル111,112は、下側ハウジング121と上側ハウジング122との突き合わせ部に挿通される。
カバー123は、ヒンジ部126により、上側ハウジング122の上面を開閉可能に覆う。図示していないが、上側ハウジング122の上面には、圧接端子131、132をハウジング120内に挿入するための開口が設けられている。
各圧接端子131、132は、被覆電線を押し込むスリット状の圧接部SLを2つ有すると共に、被覆電線を素通しさせる逃がし溝Kを1つ有している。圧接部SLは、押し込まれた被覆電線の被覆を切り裂く圧接刃が被覆の内側の電線導体に接触して、その電線導体と圧接端子とが導通状態となる。各圧接端子131、132は、圧接部SLに挿通された電線同士を導通(短絡)させる。
図示例の場合、圧接端子131は、2芯ケーブル111の第1極の被覆電線111aと、2芯ケーブル112の第1極の被覆電線112aと、を短絡させている。また、圧接端子132は、2芯ケーブル111の第2極の被覆電線111bと、2芯ケーブル112の第2極の被覆電線112bと、を短絡させている。
特開平10−289736号公報
ところで、特許文献1の圧接コネクタ100の場合、ハウジング120は、不透明な樹脂材料製で、ハウジング120内における電線の圧接状態を目視検査する場合には、下側ハウジング121と上側ハウジング122とを開く必要があり、更に、目視検査後には、下側ハウジング121と上側ハウジング122とを閉じた状態に戻さなければならない。
従って、圧接状態の目視検査に多大な手間がかかるという問題が生じた。
また、ハウジング120を開閉する作業が必要なため、検査の自動化も難しいという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、圧接状態の目視検査を簡単に行うことができ、検査の自動化も容易な圧接コネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 複数の被覆電線が平面状に配列されると共に隣接する被覆電線間がブリッジ部で接続されたフラットケーブルを圧接接続する圧接コネクタであって、
電線挿入側から前記被覆電線を該被覆電線の軸線と直交する方向に押し込むことで前記被覆電線の被覆を切り裂いて前記被覆の内側の電線導体への圧接接続を果たす圧接部を備える複数の圧接端子と、
前記複数の圧接端子の前記圧接部を前記フラットケーブルにおける前記被覆電線の配列ピッチに対応するピッチで整列状態に支持する端子収容部と、前記端子収容部の前記各圧接部の前記電線挿入側を外部に開放して前記各圧接部の電線挿入側に前記フラットケーブルを配置可能な開放部と、を有したハウジング本体と、
前記開放部を覆って前記ハウジング本体に結合可能なカバーと、を備え、
前記カバーには、前記圧接部による圧接状態を外部から視認可能な窓部を設けたことを特徴とする圧接コネクタ。
(2) 前記カバーは、前記被覆電線の前記圧接部への押し込み方向に沿ってスライド可能に前記ハウジング本体に取り付けられ、
前記ハウジング本体には、前記カバーと前記ハウジング本体上の前記各圧接部との間に前記フラットケーブルを挿入可能なケーブル挿入隙間を残す仮係止位置にカバーを仮止めする仮係止部と、前記圧接部に圧接された前記フラットケーブルを押さえ付けるケーブル固定位置に前記カバーを固定する本係止部と、を備え、
前記ケーブル挿入隙間に挿入された前記フラットケーブルが、前記カバーの前記仮係止位置から前記ケーブル固定位置への移動操作によって、前記圧接部へ押し込まれることを特徴とする上記(1)に記載の圧接コネクタ。
上記(1)の構成によれば、ハウジング本体内の圧接端子の圧接部の上を覆うカバーに、圧接部による圧接状態を外部から視認可能な窓部を設けている。そのため、ハウジング本体を開閉せずに、カバーを付けた状態のままで、カバーの窓部を覗くだけで、圧接状態を確認することができる。
また、窓部に圧接状態が露呈するため、例えば、窓部に照射した光線の反射状態を検知する光学的な検査機器などを利用することで、検査の自動化も難しくない。
従って、圧接状態の目視検査を簡単に行うことができ、検査の自動化も容易にすることができる。
上記(2)の構成によれば、ハウジング本体内の圧接端子の圧接部の上を覆うカバーは、ハウジング本体に対して、仮係止位置とケーブル固定位置とに係止させることができ、カバーを仮係止位置に係止させた状態では、その状態のままで、フラットケーブルをハウジング本体内の圧接部の上に挿入することができる。
従って、ハウジング本体に圧接端子やカバーを取り付けた単一の組立品状態で、フラットケーブルを圧接する工程に供給することができ、取り扱い性に優れる。
また、フラットケーブルを圧接する工程では、カバーを仮係止位置に係止させた状態でカバーとハウジング本体との間に確保されているケーブル挿入隙間にフラットケーブルを挿入した後、カバーをケーブル固定位置にスライド移動させると、カバーがフラットケーブルを各圧接部に押し込んで、フラットケーブル上の複数の被覆電線を、一括して圧接状態にすることができ、圧接操作を容易、かつ確実にすることができる。
本発明による圧接コネクタによれば、ハウジング本体を開閉せずに、カバーを付けた状態のままで、カバーの窓部を覗くだけで、圧接状態を確認することができる。
また、窓部に圧接状態が露出するため、例えば、窓部に照射した光線の反射状態を検知する光学的な検査機器などを利用することで、検査の自動化も難しくない。
従って、圧接状態の目視検査を簡単に行うことができ、検査の自動化も容易にすることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係る圧接コネクタの一実施形態で、カバーが仮係止位置に仮止めされている状態の斜視図である。 図2は一実施形態のカバーの斜視図である。 図3は一実施形態のハウジング本体上へのフラットケーブルの挿入を終えた後、カバーをケーブル固定位置にスライド移動させる状態の斜視図である。 図4は一実施形態の圧接コネクタにおいて、カバーがケーブル固定位置に移動させて、フラットケーブルの圧接が完了した状態の縦断面図である。 図5は一実施形態の圧接コネクタにおいて、フラットケーブルの圧接が完了した状態の斜視図である。 図6は図5のA部の拡大図である。 図7は従来の圧接コネクタの外観斜視図である。 図8は図7の圧接コネクタの内部の透視図である。
以下、本発明に係る圧接コネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図6は本発明に係る圧接コネクタの一実施形態を示したもので、図1は一実施形態の圧接コネクタにおいてカバーが仮係止位置に仮止めされている状態の斜視図、図2は一実施形態のカバーの斜視図、図3は一実施形態のハウジング本体上へのフラットケーブルの挿入を終えた後にカバーをケーブル固定位置にスライド移動させる状態の斜視図、図4は一実施形態の圧接コネクタにおいてカバーがケーブル固定位置に移動させて、フラットケーブルの圧接が完了した状態の縦断面図、図5は一実施形態の圧接コネクタにおいてフラットケーブルの圧接が完了した状態の斜視図、図6は図5のA部の拡大図である。
この一実施形態の圧接コネクタ1は、図1に示すフラットケーブル10を圧接接続するコネクタで、複数の圧接端子20(図4参照)と、これらの複数の圧接端子20を整列状態に支持するハウジング本体30と、該ハウジング本体30の開放部32を覆うカバー40と、を備える。
フラットケーブル10は、複数の被覆電線11が平面状に配列されると共に、隣接する被覆電線11間が絶縁樹脂製のブリッジ部12で接続されている。ブリッジ部12は、被覆電線11の外部被覆と同一の絶縁樹脂製で、被覆電線11の外部被覆と一体である。
圧接端子20は、金属板のプレス成形品で、図4に示すように、圧接部21と、該圧接部21の先端に延出形成された端子接続部22と、を供える。
圧接部21は、該圧接部21における電線挿入側から被覆電線11を該電線11の軸線と直交する方向(図4では、矢印X1方向)に押し込むことで、被覆電線11内の電線導体への圧接接続を果たす部位である。
圧接部21は、図6に示すように、一対の圧接刃21a,21bを備えている。一対の圧接刃21a,21bは、被覆電線11を押し込み可能な間隔を開けて、対向配置されている。一対の圧接刃21a,21b間に被覆電線11を押し込むことで、一対の圧接刃21a,21bが被覆電線11の被覆を切り裂いて前記被覆の内側の電線導体への圧接接続を果たす。
前述の電線挿入側とは、一対の圧接刃21a,21bの先端側で、一対の圧接刃21a,21b間の隙間が外部に開放している側である。図4では、紙面上で圧接部21の上部側である。
圧接部21の一対の圧接刃21a,21bは、圧接端子20を構成する底部壁20a又は側部壁20bの一部を切り起こすことで、圧接端子20に一体形成されている。
端子接続部22は、圧接部21の先端に延出形成された角筒状構造で、相手コネクタ側の雄型の接続端子に嵌合接続される。この端子接続部22は、図4に示すように、上壁部22cに、抜け止め用のランス22dが設けられている。抜け止め用のランス22dは、上壁部22cの一部を切り起こすことで形成されている。抜け止め用のランス22dは、端子接続部22を後述する端子収容部31の端子収容孔31aに挿入した際に、端子収容孔31a内に装備されている係止部34に係合して、抜け止めを果たす。
ハウジング本体30は、端子収容部31と、開放部32と、ロック手段33と、を備える。
端子収容部31は、圧接端子20を収容する複数の端子収容孔31aを平面状に配列している。端子収容孔31aは、ハウジング本体30を前後方向(図4の矢印Y1方向)に貫通した孔である。
端子収容部31は、それぞれの端子収容孔31aに圧接端子20を挿入することで、複数の圧接端子20の圧接部21を、フラットケーブル10における被覆電線11の配列ピッチに対応するピッチで整列状態に支持する。
図4に示すように、端子収容孔31aの端子接続部22を収容する部位には、圧接端子20が正規の挿入位置まで挿入されたときにランス22dに係合する係止部34が設けられている。係止部34は、ランス22dと係合することで、圧接端子20を抜け止めする。
ハウジング本体30における開放部32は、図4に示すように、端子収容部31の各圧接部21の前記電線挿入側を外部に開放している。この開放部32を備えたことで、各圧接部21の電線挿入側にフラットケーブル10を配置可能である。
ロック手段33は、圧接コネクタ1を相手コネクタに嵌合接続した際に、相手コネクタの係合部と係合して、コネクタ相互の接続状態をロックする。
カバー40は、図4に示すように、開放部32を覆って、ハウジング本体30に結合可能である。このカバー40は、図2に示すように、開放部32の上を覆う略平板状のカバー本体41と、該カバー本体41の両側に延設された係合片42と、端子収容孔31aの軸方向への移動を規制するための移動規制部43と、を備えている。
カバー本体41には、図2に示すように、圧接部21による圧接状態を外部から視認可能な複数の窓部45が設けられている。窓部45は、カバー本体41を貫通する開口で、図4に示すように、端子収容部31に装着された圧接端子20の圧接部21と対向する位置に、各圧接部21毎に、設けられている。また、図4に示すように、圧接部21を構成している圧接刃21a,21bの先端の一部が進入可能である。言い換えると、窓部45は、圧接刃21a,21bがカバー本体41に干渉しないように、圧接刃21a,21bの先端を逃がす、逃がし孔になっている。
また、カバー本体41は、圧接刃21a,21bの先端部が、窓部45から外部に突出しないように、板厚Tが設定されている。
係合片42は、図1に示すように、カバー本体41の側縁から、被覆電線11の圧接部21への押し込み方向(図1の矢印X2方向)に沿って延出している。この係合片42は、被覆電線11の圧接部21への押し込み方向に延出した弾性片42aの先端に、係合突起42bを設けたものである。
係合片42をハウジング本体30に係合させることで、カバー40は、被覆電線11の圧接部21への押し込み方向(図1の矢印X2方向)に沿ってスライド可能に、ハウジング本体30に取り付けられる。
ハウジング本体30には、係合片42と係合することでカバー40を位置決めする手段として、仮係止部36と、本係止部37と、を備えている。仮係止部36及び本係止部37は、上記係合片42の係合突起42bと係合する溝である。仮係止部36及び本係止部37は、係合突起42bと係合することで、カバー40の前記押し込み方向への移動を規制する。
図1及び図3に示した圧接コネクタ1の場合は、係合突起42bが仮係止部36に係合することで、カバー40が後述する仮係止位置に固定されている。また、図4に示した圧接コネクタ1の場合は、係合突起42bが本係止部37に係合することで、カバー40が後述するケーブル固定位置に固定されている。
仮係止部36及び本係止部37となる溝は、何れも、ハウジング本体30の前後方向(図4の矢印Y1方向)に沿って延設されている。
仮係止部36は、図1及び図3に示すように、カバー40の係合突起42bが係合することで、カバー40を仮係止位置に固定(仮止め)する。ここに、仮係止位置とは、図1に示すように、カバー40とハウジング本体30上の各圧接部21との間に、フラットケーブル10を挿入可能なケーブル挿入隙間Sを残す位置である。
ケーブル挿入隙間Sは、圧接部21の圧接刃21a,21bの先端位置と、カバー本体41の内面41a(図4参照)とで挟まれる領域で、圧接刃21a,21bの上方に確保される空間である。このケーブル挿入隙間Sが確保されているカバー40の仮止め状態では、図1に矢印Y2で示すように、フラットケーブル10をケーブル挿入隙間S内に挿入自在である。フラットケーブル10をケーブル挿入隙間Sに挿入することで、フラットケーブル10を各圧接部21の電線挿入側に配置することができる。
フラットケーブル10のケーブル挿入隙間Sへの挿入が完了した図3の状態からカバー40を矢印X3方向に押し込むと、カバー本体41の内面41aがフラットケーブル10を圧接部21側に押し込む。そして、図4に示すケーブル固定位置にカバー40が到達すると、カバー40の係合突起42bが本係止部37に係合して、カバー40が固定される。
図4に示すケーブル固定位置とは、被覆電線11が圧接部21に適正に押し込まれて被覆電線11の圧接接続が完了すると共に、カバー本体41の内面がフラットケーブル10を押さえ付けて、フラットケーブル10が固定される位置である。
移動規制部43は、カバー本体41の前端に突設された逆三角形状の係止突起である。
この移動規制部43は、カバー40がケーブル固定位置に移動したときには、図5に示すように、ハウジング本体30に装備されている同形状の係止凹部38に嵌合する。移動規制部43が係止凹部38に嵌合することで、カバー40が、端子収容孔31aの軸方向(図5の矢印Y4方向)に移動できなくなる。
本実施形態の圧接コネクタ1は、言い換えると、図3に示すようにケーブル挿入隙間Sに挿入されたフラットケーブル10が、カバー40の前記仮係止位置から前記ケーブル固定位置への移動操作によって、圧接部21へ押し込まれて圧接部21に圧接接続されるコネクタである。
カバー40のケーブル固定位置への移動操作によってフラットケーブル10の圧接接続が完了した状態では、図6に示すように、被覆電線11の上に突き抜けた圧接刃21a,21bの先端部が、窓部45内に進入している。従って、被覆電線11の圧接状態の目視検査は、窓部45を覗くだけで良く、極めて簡単になる。
また、圧接部21による圧接状態が窓部45に露呈するため、窓部45に照射した光線の反射状態を検知する光学的な検査機器などを利用することで、圧接状態を判定する検査を自動化することも考えられる。
以上に説明した一実施形態の圧接コネクタ1の場合、ハウジング本体30内の圧接端子20の圧接部21の上を覆うカバー40に、圧接部21による圧接状態を外部から視認可能な窓部45を設けている。そのため、ハウジング本体30を開閉せずに、カバー40を付けた状態のままで、カバー40の窓部45を覗くだけで、圧接状態を確認することができる。
また、窓部45に圧接状態が露呈するため、例えば、窓部45に照射した光線の反射状態を検知する光学的な検査機器などを利用することで、検査の自動化も難しくない。
従って、圧接状態の目視検査を簡単に行うことができ、検査の自動化も容易にすることができる。
また、以上に説明した一実施形態の圧接コネクタ1の場合、ハウジング本体30内の圧接端子20の圧接部21の上を覆うカバー40は、ハウジング本体30に対して、仮係止位置とケーブル固定位置とに係止させることができ、カバー40を仮係止位置に係止させた状態では、図1に示したように、ハウジング本体30内の圧接部21の上にケーブル挿入隙間Sが確保される。そのため、その状態のままで、フラットケーブル10をハウジング本体30内の圧接部21の上に挿入することができる。
従って、ハウジング本体30に圧接端子20やカバー40を取り付けた単一の組立品状態で、フラットケーブル10を圧接する工程に供給することができ、取り扱い性に優れる。
また、以上に説明した一実施形態の圧接コネクタ1の場合、フラットケーブル10を圧接する工程では、カバー40を仮係止位置に係止させた状態でカバー40とハウジング本体30との間に確保されているケーブル挿入隙間Sにフラットケーブル10を挿入した後、カバー40をケーブル固定位置にスライド移動させると、カバー40がフラットケーブル10を各圧接部21に押し込んで、フラットケーブル10上の複数の被覆電線11を、一括して圧接状態にすることができ、圧接操作を容易、かつ確実にすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、前述した実施形態では、カバー40には、窓部45を各圧接部21毎に装備したが、1つの窓部45から複数の圧接部21における圧接状態を確認できるように、窓部45を大型化して、窓部45の装備数を減らすことも考えられる。
また、前述の実施形態では、窓部45が開口であったが、窓部45を透明な樹脂製にすることも考えられる。
ここで、上述した本発明に係る圧接コネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 複数の被覆電線(11)が平面状に配列されると共に隣接する被覆電線(11)間がブリッジ部(12)で接続されたフラットケーブル(10)を圧接接続する圧接コネクタ(1)であって、
電線挿入側から前記被覆電線(11)を該被覆電線(11)の軸線と直交する方向に押し込むことで前記被覆電線(11)の被覆を切り裂いて前記被覆の内側の電線導体への圧接接続を果たす圧接部(21)を備える複数の圧接端子(20)と、
前記複数の圧接端子(20)の前記圧接部(21)を前記フラットケーブル(10)における前記被覆電線(11)の配列ピッチに対応するピッチで整列状態に支持する端子収容部(31)と、前記端子収容部(31)の前記各圧接部(21)の前記電線挿入側を外部に開放して前記各圧接部(21)の電線挿入側に前記フラットケーブル(10)を配置可能な開放部(32)と、を有したハウジング本体(30)と、
前記開放部(32)を覆って前記ハウジング本体(30)に結合可能なカバー(40)と、を備え、
前記カバー(40)には、前記圧接部(21)による圧接状態を外部から視認可能な窓部(45)を設けたことを特徴とする圧接コネクタ(1)。
[2] 前記カバー(40)は、前記被覆電線(11)の前記圧接部(21)への押し込み方向に沿ってスライド可能に前記ハウジング本体(30)に取り付けられ、
前記ハウジング本体(30)には、前記カバー(40)と前記ハウジング本体(30)上の前記各圧接部(21)との間に前記フラットケーブル(10)を挿入可能なケーブル挿入隙間(S)を残す仮係止位置にカバー(40)を仮止めする仮係止部(36)と、前記圧接部(21)に圧接された前記フラットケーブル(10)を押さえ付けるケーブル固定位置に前記カバー(40)を固定する本係止部(37)と、を備え、
前記ケーブル挿入隙間(S)に挿入された前記フラットケーブル(10)が、前記カバー(40)の前記仮係止位置から前記ケーブル固定位置への移動操作によって、前記圧接部(21)へ押し込まれることを特徴とする上記[1]に記載の圧接コネクタ(1)。
1 圧接コネクタ
10 フラットケーブル
11 被覆電線
12 ブリッジ部
20 圧接端子
21 圧接部
30 ハウジング本体
31 端子収容部
32 開放部
36 仮係止部
37 本係止部
40 カバー
45 窓部
S ケーブル挿入隙間

Claims (2)

  1. 複数の被覆電線が平面状に配列されると共に隣接する被覆電線間がブリッジ部で接続されたフラットケーブルを圧接接続する圧接コネクタであって、
    電線挿入側から前記被覆電線を該被覆電線の軸線と直交する方向に押し込むことで前記被覆電線の被覆を切り裂いて前記被覆の内側の電線導体への圧接接続を果たす圧接部を備える複数の圧接端子と、
    前記複数の圧接端子の前記圧接部を前記フラットケーブルにおける前記被覆電線の配列ピッチに対応するピッチで整列状態に支持する端子収容部と、前記端子収容部の前記各圧接部の前記電線挿入側を外部に開放して前記各圧接部の電線挿入側に前記フラットケーブルを配置可能な開放部と、を有したハウジング本体と、
    前記開放部を覆って前記ハウジング本体に結合可能なカバーと、を備え、
    前記カバーには、前記圧接部による圧接状態を外部から視認可能な窓部を設けたことを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 前記カバーは、前記被覆電線の前記圧接部への押し込み方向に沿ってスライド可能に前記ハウジング本体に取り付けられ、
    前記ハウジング本体には、前記カバーと前記ハウジング本体上の前記各圧接部との間に前記フラットケーブルを挿入可能なケーブル挿入隙間を残す仮係止位置にカバーを仮止めする仮係止部と、前記圧接部に圧接された前記フラットケーブルを押さえ付けるケーブル固定位置に前記カバーを固定する本係止部と、を備え、
    前記ケーブル挿入隙間に挿入された前記フラットケーブルが、前記カバーの前記仮係止位置から前記ケーブル固定位置への移動操作によって、前記圧接部へ押し込まれることを特徴とする請求項1に記載の圧接コネクタ。
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