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JP2014083918A - 吸気温調整システム - Google Patents

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JP2014083918A
JP2014083918A JP2012232851A JP2012232851A JP2014083918A JP 2014083918 A JP2014083918 A JP 2014083918A JP 2012232851 A JP2012232851 A JP 2012232851A JP 2012232851 A JP2012232851 A JP 2012232851A JP 2014083918 A JP2014083918 A JP 2014083918A
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cooling
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JP2012232851A
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Taichi Asano
太一 浅野
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Denso Corp
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Abstract

【課題】インタクーラの冷却系とインバータの冷却系とを統合させたとしても、内燃機関の吸入空気を適切に温度調整可能な吸気温調整システムを提供する。
【解決手段】インタクーラ21の冷却系とインバータ6の冷却系とを統合すると共に、インタクーラ21通過後の冷却水を冷却器61およびサブラジエータ73の双方に並列に流す構成とし、さらに、流量調整弁72にて、冷却器61に流入する冷却水の流入量とサブラジエータ73に流入する冷却水の流入量との流量割合を調整する可能な構成とする。これにより、インタクーラ21の冷却系とインバータ6の冷却系とを統合させたとしても、エンジン1の吸入空気を適切に温度調整することができる。この結果、インタクーラ21における吸入空気の過剰な冷却による燃費悪化や、インタクーラ21における凝縮水の発生を効果的に抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、過給機付きの内燃機関および走行用モータのうち、少なくとも一方を車両走行用の動力源として走行するハイブリッド車両に適用され、内燃機関の吸気通路を流れる吸入空気の温度を調整する吸気温調整システムに関する。
従来、過給機付きの内燃機関を搭載する車両では、過給機にて加圧されて高温高圧となった吸入空気を冷却するためのインタクーラを備えるものがある。この種の車両では、吸気系の容積低減によるレスポンス性能の向上を狙って、水冷式のインタクーラが採用されている(例えば、特許文献1参照)。なお、インタクーラは、吸入空気の冷却効率を高めるために、内燃機関の冷却水回路から独立した冷却系で構成するのが通例である。
特開昭57−5514号公報
ところで、本発明者らは、水冷式のインタクーラにて吸入空気を冷却する構成を、過給機を備える内燃機関、およびインバータにより供給電力が調整される走行用モータのうち、少なくとも一方を車両走行用の動力源として走行するハイブリッド車両に適用することを検討している。
ハイブリッド車両では、走行用モータにて走行する際、走行用モータを制御するインバータが発熱することから、インバータを冷却する冷却系が必要となり、車両の冷却系の複雑化が懸念される。
これに対して、本発明者らは、インタクーラにて吸入空気を冷却する冷却系に、インタクーラと並列となるようにインバータの冷却系を接続して各冷却系を統合することで、車両の冷却系の簡素化を図ることを考えている。
しかし、単にインタクーラの冷却系とインバータの冷却系とを並列に接続する構成とすると、インタクーラにおける吸入空気の温度調整が難しくなってしまうという課題がある。
例えば、単にインタクーラの冷却系とインバータの冷却系とを並列に接続すると、インバータの冷却時にインタクーラに冷却流体が流れて、吸入空気が過度に冷却されてしまう虞がある。この場合、吸入空気に含まれる水分がインタクーラの表面で凝縮し、凝縮した水分が内燃機関の燃焼室内へ侵入して、液圧縮や各部材の腐食等を引き起こす虞がある。
また、過給機付きの内燃機関では、低負荷域にて吸入空気が80℃程度となる場合に燃費が最適となる傾向があり、インタクーラにて吸入空気が過度に冷却されると、燃費が悪化してしまう。
本発明は上記点に鑑みて、インタクーラの冷却系とインバータの冷却系とを統合させたとしても、内燃機関の吸入空気を適切に温度調整可能な吸気温調整システムを提供することを目的とする。
本発明は、過給機(4)付きの内燃機関(1)、およびインバータ(6)により供給電力が調整される走行用モータ(5)のうち、少なくとも一方を車両走行用の動力源として走行するハイブリッド車両に適用され、内燃機関の吸気通路(2)を流れる吸入空気の温度を調整する吸気温調整システムを対象としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内燃機関を冷却する冷却水の循環回路(10)から独立して設けられ、冷却流体が循環する冷却流体循環回路(7)と、冷却流体循環回路に設けられ、冷却流体を循環させる電動ポンプ(71)と、過給機にて加圧された吸入空気と冷却流体とを熱交換させるインタクーラ(21)と、インタクーラの冷却流体流れ下流側に接続され、インタクーラ通過後の冷却流体とインバータとを熱交換させてインバータを冷却するインバータ用冷却器(61)と、インタクーラの冷却流体流れ下流側においてインバータ用冷却器に対して並列に接続され、インタクーラ通過後の冷却流体を冷却するサブラジエータ(73)と、インバータ用冷却器へ流入する冷却流体の流入量とサブラジエータへ流入する冷却流体の流入量との流量割合を調整する流量調整手段(72、74)と、を備えることを特徴としている。
これによれば、流量調整手段にてサブラジエータへの冷却流体の流入量を増加させることで、サブラジエータにて冷却された冷却流体をインタクーラに循環させて吸入空気を降温させることができる。
また、流量調整手段にてインバータ用冷却器への冷却流体の流入量を増加させることで、インバータ用冷却器にて昇温した冷却流体をインタクーラに循環させて吸入空気を昇温させることができる。この際、インバータは、インバータ用冷却器を流通する冷却流体により冷却される。
従って、インタクーラの冷却系とインバータの冷却系とを統合させたとしても、内燃機関の吸入空気を適切に温度調整することができる。この結果、インタクーラにおける吸入空気の過度の冷却による燃費悪化や、インタクーラにおける凝縮水の発生を効果的に抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る吸気温調整システムの全体構成図である。 吸入空気の暖気時における低水温回路内の冷却流体の流れを示す模式図である。 吸入空気の冷却時における低水温回路内の冷却流体の流れを示す模式図である。 第2実施形態に係る吸気温調整システムの全体構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。本実施形態では、水冷式エンジン(内燃機関)1、および走行用モータ5の少なくとも一方を車両走行用の動力源として走行可能なハイブリッド車両に、本発明の吸気温調整システムを適用している。
図1の全体構成図に示すように、走行用モータ5には、インバータ6が接続されている。インバータ6は、図示しないバッテリから走行用モータ5への供給電力を調整して走行用モータ5の回転数を変更する電力変換機である。
インバータ6は、走行用モータ5へ電力を供給している際に発熱することから、インバータ6を冷却する冷却器61が一体化されている。この冷却器61は、インバータ6と後述する低水温回路7を流れる冷却水(冷却流体)とを熱交換させてインバータ6を冷却するインバータ用冷却器61を構成している。なお、インバータ6には、インバータ6の温度を検出するインバータ温度センサが設けられている。
また、エンジン1は、エンジン冷却水が流通するエンジン冷却水回路(循環回路)10に接続され、エンジン1が有する熱をエンジン冷却水に放熱するように構成されている。
エンジン冷却水回路10には、エンジン冷却水を循環させるエンジン冷却用ポンプ11、およびエンジン1にて昇温したエンジン冷却水を、図示しない冷却ファンからの送風空気(外気)に放熱するためのラジエータ12が設けられている。
また、エンジン1は、車両外部から吸入した吸入空気を気筒内に導く吸気通路2、および気筒内(燃焼室内)から排気ガスを車両外部へ排出する排気通路3が接続されている。
吸気通路2には、空気流れ上流側から順に、吸入空気を加圧する過給機4、吸入空気の流量を検出する吸気流量センサ(図示略)、過給機4にて加圧された高温高圧の空気を冷却するインタクーラ21、吸入空気の温度を検出する吸気温度センサ(図示略)等が設けられている。なお、吸気通路2に設けられた吸気流量センサおよび吸気温度センサは、後述する制御装置100に接続されており、各センサの検出値を後述する制御装置100にて取得可能となっている。
過給機4は、エンジン1の排気ガスからエネルギを回収して動力に変換し、回収した動力にてエンジン1の吸気通路2を流れる吸入空気を加圧するものである。本実施形態では、過給機4として、排気通路3に設けられて排気ガスのエネルギにより駆動されるタービン42、およびエンジン1の吸気通路2に設けられてタービン42の回転トルクにより駆動される圧縮機41を有するターボチャージャを採用している。
インタクーラ(I/C)21は、吸気通路2に配置されて、過給機4の圧縮機41にて加圧された高温高圧の空気と、後述する低水温回路7を流れる冷却水(冷却流体)とを熱交換させて空気を冷却する熱交換器である。
一方、排気通路3には、ガス流れ上流側から順に、過給機4のタービン42、図示しないフィルタ等が設けられている。なお、フィルタは、粒状物質を捕集する捕集部、NOx等を浄化する三元触媒等で構成されており、排出ガスに含まれる粒状物質の捕集やNOx等を浄化するものである。
続いて、低水温回路7について説明する。本実施形態の低水温回路7は、高温のエンジン冷却水が流れるエンジン冷却水回路10から独立して構成されており、エンジン冷却水の温度よりも低い温度の冷却水(冷却流体)が循環する冷却流体循環回路である。
低水温回路7には、冷却水を循環させるための低水温用ポンプ71が設けられている。この低水温用ポンプ71は、冷却水の吐出流量(冷却水の循環流量)を変更可能に構成され、後述する制御装置100にて制御される電動ポンプである。
低水温用ポンプ71における冷却水の吐出側には、インタクーラ21の冷却水入口側が接続されている。インタクーラ21では、低水温用ポンプ71から吐出された冷却水と吸気通路2を流れる吸入空気とが熱交換する。
インタクーラ21の冷却水出口側には、インタクーラ21下流側の冷却水経路を二手に分岐する分岐部7aが設けられている。この分岐部7aにて分岐された一方の冷却水経路には、インタクーラ21通過後の冷却水を図示しない冷却ファンからの送風空気(外気)と熱交換させて、冷却水を冷却するサブラジエータ73が設けられている。また、分岐部7aにて分岐された他方の冷却水経路には、インタクーラ21通過後の冷却水とインバータ6とを熱交換させて、インバータ6を冷却器61が設けられている。
本実施形態の分岐部7aには、流量調整弁72が設けられている。この流量調整弁72は、冷却器61へ流入する冷却水の流入量とサブラジエータ73へ流入する冷却水の流入量との流量割合を調整する流量調整手段として機能する。
本実施形態の流量調整弁72は、後述する制御装置100からの制御信号により、冷却器61へ流入する冷却水の流入量とサブラジエータ73へ流入する冷却水の流入量との流量割合を変更可能な電気式の三方調整弁で構成されている。
冷却器61の冷却水出口側、およびサブラジエータ73の冷却水出口側には、分岐部7aにて分岐された冷却水経路を合流させる合流部7bが設けられている。この合流部7bの冷却水出口側には、低水温用ポンプ71の吸入側が接続されており、冷却器61から流出した冷却水、およびサブラジエータ73から流出した冷媒が、合流部7bにて合流した後、低水温用ポンプ71に吸入される。
次に、本実施形態における電子制御部の概要を説明すると、制御装置100は、CPU、記憶手段を構成するメモリ(ROM、EEPROM、RAM等)等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路にて構成されている。制御装置100は、メモリに記憶された制御プログラムに基づいて、各種演算・処理を行い、出力側に接続された各種制御対象機器の作動を制御する制御手段である。
具体的には、制御装置100の入力側には、図示しない車両の起動・停止を操作するスタートスイッチ、バッテリの蓄電残量を検出するバッテリセンサ、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ、車速を検出する車速センサ等の車両走行用のセンサ群、および吸気温度センサ、吸気流量センサ、インバータ温度センサ等の低水温回路7用のセンサ群が接続されている。
また、制御装置100の出力側には、エンジン1に燃料を供給する燃料噴射弁の駆動回路(図示略)、インバータ6、エンジン冷却用ポンプ11、低水温用ポンプ71、流量調整弁72等が接続されている。
なお、本実施形態では、制御装置100における低水温用ポンプ71を制御する構成がポンプ制御手段100aを構成し、制御装置100における流量調整弁72を制御する構成が流量制御手段100bを構成している。
次に、上記構成に係る本実施形態の作動について説明する。スタートスイッチがオンされて車両が起動すると、制御装置100が所定の制御周期で各種車両走行用のセンサ群の検出信号を取得し、取得した検出信号から動力源をなすエンジン1および走行用モータ5(バッテリの蓄電残量等)の負荷状態を示す車両の走行負荷を検出する。
そして、制御装置100は、車両の走行負荷に応じて車両走行用の動力源をエンジン1および走行用モータ5から選択して、選択した動力源にて車両を走行させる。この際、制御装置100は、エンジン1の温度が所望の温度に維持されるように、冷却ファン、エンジン冷却用ポンプ11の作動を制御する。
続いて、吸気温調整システムにおける低水温回路7の作動について説明する。スタートスイッチがオンされて車両が起動すると、制御装置100が所定の制御周期で各種流量制御用のセンサ群の検出信号を取得し、取得した検出信号、および車両の走行負荷に応じて、低水温用ポンプ71、流量調整弁72の作動を制御する。
具体的には、制御装置100は、エンジン1の負荷、および吸入空気の温度等に応じて、インタクーラ21における吸入空気の暖気要求、および冷却要求の有無を判定する。
例えば、エンジン1側の負荷が比較的小さい状況(パーシャル領域)において、吸入空気の温度が適正温度範囲(例えば、70℃〜90℃前後)を下回った際に、暖気要求があると判定する。一方、エンジン1側の負荷が比較的大きい状況において、吸入空気の温度が適正温度範囲(例えば、40℃〜60℃)を上回った際に、冷却要求があると判定する。
暖気要求がある場合、制御装置100は、冷却器61に流入する冷却水の流入量がサブラジエータ73に流入する冷却水の流入量よりも多くなるように流量調整弁72を制御する。
また、吸入空気の温度が適正温度から大きく乖離する場合、本実施形態の制御装置100は、インタクーラ21通過後の冷却水の全量が、冷却器61に流入するように流量調整弁72を制御する。つまり、制御装置100は、冷却器61が設けられた冷却水経路が開放され、サブラジエータ73が設けられた冷却水経路が閉鎖されるように、流量調整弁72を制御する。
また、制御装置100は、冷却器61通過後の冷却水をより高い温度とするために、低水温回路7内の冷却水の循環量が所定の必要最低流量となるように、低水温用ポンプ71を制御する。例えば、インバータ6における冷却能力(熱損失)が300Wにおいて、冷却水の循環流量が1L/minとなる場合、冷却器61にて冷却水の温度が5℃程度昇温する。
これにより、低水温用ポンプ71から吐出された冷却水は、図2に示すように、インタクーラ21→流量調整弁72→冷却器61→低水温用ポンプ71の吸入側といった順に流れ、低水温回路7内を循環する。
この際、インタクーラ21には、冷却器61にてより高い温度に昇温した冷却水が流入し、流入した高温の冷却水と吸入空気とがインタクーラ21にて熱交換して、吸入空気が昇温する。なお、インバータ6については、冷却器61を流通する冷却水により冷却される。
一方、冷却要求がある場合、制御装置100は、インタクーラ21通過後の冷却水が、冷却器61およびサブラジエータ73の双方に流入するように流量調整弁72を制御する。
本実施形態の制御装置100は、サブラジエータ73における冷却水の放熱性能を確保するために、サブラジエータ73に流入する冷却水の流入量が冷却器61に流入する冷却水の流入量よりも多くなるように流量調整弁72を制御する。
また、制御装置100は、低水温回路7内の冷却水の循環量が、暖気要求がある場合に比べて多くなるように(必要最低流量より多くなるように)、低水温用ポンプ71を制御する。
これにより、インタクーラ21通過後の冷却水は、図3に示すように、流量調整弁72→冷却器61→低水温用ポンプ71の吸入側へ流れると同時に、流量調整弁72→サブラジエータ73→低水温用ポンプ71の吸入側へと流れ、低水温回路7内を循環する。
この際、インタクーラ21には、サブラジエータ73にて冷却された冷却水が流入し、流入した低温の冷却水と吸入空気とがインタクーラ21にて熱交換して、吸入空気が降温する。
ここで、冷却要求がある場合、エンジン1の最大出力点において吸入空気がインバータ6よりも非常に高い温度となることから、インタクーラ21通過後の冷却水の全量がサブラジエータ73に流入するように流量調整弁72を制御することが望ましい。この場合、低水温回路7は、インタクーラ21およびサブラジエータ73の独立回路となるので、インタクーラ21における冷却性能を充分に確保できる。
暖気要求および冷却要求がいずれもない場合、インバータ6の温度に応じて流量調整弁72、および低水温用ポンプ71を制御する。この際、流量調整弁72については、インタクーラ21通過後の冷却水が、冷却器61およびサブラジエータ73の双方に流入するように制御すればよい。なお、吸入空気の暖気要求および冷却要求がいずれもなく、さらに、インバータ6の温度が低い場合には、制御装置100が低水温用ポンプ71を停止する。
以上説明した本実施形態では、インタクーラ21の冷却系とインバータ6の冷却系とを統合すると共に、インタクーラ21通過後の冷却水を冷却器61およびサブラジエータ73の双方に並列に流す構成とし、さらに、流量調整弁72にて、冷却器61に流入する冷却水の流入量とサブラジエータ73に流入する冷却水の流入量との流量割合を調整する可能な構成としている。
これによれば、流量調整弁72にてサブラジエータ73への冷却流体の流入量を増加させることで、サブラジエータ73にて冷却された冷却流体をインタクーラ21に循環させて吸入空気を降温させることができる。
逆に、流量調整弁72にて冷却器61への冷却流体の流入量を増加させることで、冷却器61にて昇温した冷却流体をインタクーラ21に循環させて吸入空気を昇温させることができる。この際、インバータ6は、冷却器61を流通する冷却流体により冷却される。
従って、インタクーラ21の冷却系とインバータ6の冷却系とを統合させたとしても、エンジン1の吸入空気を適切に温度調整することができる。この結果、インタクーラ21における吸入空気の過剰な冷却による燃費悪化や、インタクーラ21における凝縮水の発生を効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、低水温用ポンプ71を、サブラジエータ73および冷却器61の下流側(合流部7bの下流側)であって、インタクーラ21の上流側に設ける構成としている。
これによれば、低水温用ポンプ71には、サブラジエータ73および冷却器61通過後の比較的低温の冷却流体が流入するので、低水温用ポンプ71を耐熱温度の低い材料で構成することが可能となり、設計の自由度の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態では、制御装置100が、吸入空気を昇温させる暖気時に、低水温回路7内の冷却水の循環流量が、吸入空気を降温させる冷却時の循環流量よりも少なくなるように、電動ポンプ61を制御する構成としている。
このように、吸入空気を昇温させる暖気時における低水温回路7内の冷却水の循環流量を減少させることで、冷却器61にてより高い温度へ昇温した冷却流体を、インタクーラ21に循環させることができるので、吸入空気をより適切に昇温させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態では、流量調整手段を構成する流量調整弁74を、サブラジエータ73および冷却器61の下流側であって、インタクーラ21の上流側(低水温用ポンプ71の上流側)に設ける構成としている。より具体的には、図4の全体構成図に示すように、流量調整弁74を低水温回路7の合流部7bに配置する構成としている。
その他の構成、および作動は第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様に、インタクーラ21の冷却系とインバータ6の冷却系とを統合させたとしても、エンジン1の吸入空気を適切に温度調整することができる。
これに加えて、本実施形態では、流量調整弁74を合流部7bに設ける構成としている。このため、流量調整弁74には、サブラジエータ73および冷却器61通過後の比較的低温の冷却水が流入するので、流量調整弁74を耐熱温度の低い材料で構成することが可能となり、設計の自由度の向上を図ることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、流量調整弁72、74を三方調整弁で構成する例について説明したが、これに限定されない。例えば、分岐部7aにて分岐された各冷却水経路それぞれに経路を開閉する電磁弁を設け、当該電磁弁を制御して、冷却器61へ流入する冷却水の流入量とサブラジエータ73へ流入する冷却水の流入量との流量割合を調整するようにしてもよい。この場合、各電磁弁が流量調整手段を構成する。なお、耐熱性の観点から、各電磁弁を冷却器61およびサブラジエータ73の下流側に設けることが望ましい。
(2)上述の各実施形態の如く、耐熱性の観点から、低水温用ポンプ71を合流部7bとインタクーラ21との間に設けることが望ましいが、これに限らず、例えば、低水温用ポンプ71を分岐部7aとインタクーラ21との間に設けるようにしてもよい。
(3)上述の各実施形態では、エンジン1の負荷および吸入空気の温度等に応じて吸入空気の暖気要求および冷却要求の有無を判定する例について説明したが、これに限定されない。エンジン1の負荷および吸入空気の温度以外の因子に基づいて吸入空気の暖気要求および冷却要求の有無を判定するようにしてもよい。
(4)上述の各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
1 エンジン(内燃機関)
10 エンジン冷却水回路(循環回路)
2 吸気通路
21 インタクーラ
4 過給機
5 走行用モータ
6 インバータ
61 冷却器(インバータ冷却器)
7 低水温回路(冷却流体循環回路)
73 サブラジエータ
72、74 流量調整弁(流量調整手段)

Claims (5)

  1. 過給機(4)付きの内燃機関(1)、およびインバータ(6)により供給電力が調整される走行用モータ(5)のうち、少なくとも一方を車両走行用の動力源として走行するハイブリッド車両に適用され、前記内燃機関の吸気通路(2)を流れる吸入空気の温度を調整する吸気温調整システムであって、
    前記内燃機関を冷却する冷却水の循環回路(10)から独立して設けられ、冷却流体が循環する冷却流体循環回路(7)と、
    前記冷却流体循環回路に設けられ、前記冷却流体を循環させる電動ポンプ(71)と、
    前記過給機にて加圧された前記吸入空気と前記冷却流体とを熱交換させるインタクーラ(21)と、
    前記インタクーラの冷却流体流れ下流側に接続され、前記インタクーラ通過後の前記冷却流体と前記インバータとを熱交換させて前記インバータを冷却するインバータ用冷却器(61)と、
    前記インタクーラの冷却流体流れ下流側において前記インバータ用冷却器に対して並列に接続され、前記インタクーラ通過後の前記冷却流体を冷却するサブラジエータ(73)と、
    前記インバータ用冷却器へ流入する前記冷却流体の流入量と前記サブラジエータへ流入する前記冷却流体の流入量との流量割合を調整する流量調整手段(72、74)と、
    を備えることを特徴とする吸気温調整システム。
  2. 前記流量調整手段を制御する流量制御手段(100b)と、を備え、
    前記流量制御手段は、
    前記吸入空気を降温させる際に、前記サブラジエータに流入する前記冷却流体の流入量が前記インバータ用冷却器に流入する前記冷却流体の流入量よりも多くなるように前記流量調整手段を制御し、
    前記吸入空気を昇温させる際に、前記インバータ用冷却器に流入する前記冷却流体の流入量が前記サブラジエータに流入する前記冷却流体の流入量よりも多くなるように前記流量調整手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の吸気温調整システム。
  3. 前記流量調整手段(72)は、前記サブラジエータおよび前記インバータ用冷却器の冷却流体流れ下流側であって、前記インタクーラの冷却流体流れ上流側に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の吸気温調整システム。
  4. 前記電動ポンプは、前記サブラジエータおよび前記インバータ用冷却器の冷却流体流れ下流側であって、前記インタクーラの冷却流体流れ上流側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の吸気温調整システム。
  5. 前記電動ポンプを制御して前記冷却流体循環回路を循環する前記冷却流体の循環流量(質量流量)を変更するポンプ制御手段(100a)を備え、
    前記ポンプ制御手段は、前記吸入空気を昇温させる際の前記循環流量が、前記吸入空気を降温させる際の前記循環流量よりも少なくなるように、前記電動ポンプを制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の吸気温調整システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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