JP2014077214A - 冷感に優れた遮熱性複合繊維 - Google Patents
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Abstract
【課題】布帛とした際に優れた接触冷感、風合いを呈し、加工性に優れた複合繊維を提供すること。
【解決手段】繊維形成性ポリマーを鞘成分とし、主たる構成成分がポリエチレンであるポリマーを芯成分とする芯鞘型複合繊維であって、鞘成分の繊維形成性ポリマーが、屈折率が1.6〜5で、且つ平均粒径が0.1〜1.5μmの無機化合物粒子を1〜15重量%含有している。
【選択図】図1
【解決手段】繊維形成性ポリマーを鞘成分とし、主たる構成成分がポリエチレンであるポリマーを芯成分とする芯鞘型複合繊維であって、鞘成分の繊維形成性ポリマーが、屈折率が1.6〜5で、且つ平均粒径が0.1〜1.5μmの無機化合物粒子を1〜15重量%含有している。
【選択図】図1
Description
本発明は冷感に優れた複合繊維に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、夏場における着用時の快適性、および風合いに優れた、衣料用途に好適に利用可能な冷感に優れた複合繊維に関するものである。
昨今の快適志向の増大に伴い、衣服として着用する際に、特に夏場など周囲の環境温度が比較的高い場合に、適度な冷感が感じられる繊維製品が開発されてきた。
例えば、繊維を構成するポリマーとして吸湿性を有するポリマーを用いたもの(特許文献1)や、熱可塑性エラストマーを用いたもの(特許文献2)、さらには熱伝導性に優れた無機粒子などを練りこんだものが提案されている。
しかしながら吸湿性を有するポリマーは発汗時にべとつきの原因となり不快感を生じ、またエラストマーはそれ自体の粘着性に加え、染色堅牢性の低さなど加工特性に劣るものであった。
また、布帛を形成した後に、後加工によって冷感を有する物質を付着させる技術も開示されているが(特許文献3、4)、後加工による付着は、接着剤となるバインダーによる風合いの悪化や洗濯耐久性の問題などを有するものであった。
例えば、繊維を構成するポリマーとして吸湿性を有するポリマーを用いたもの(特許文献1)や、熱可塑性エラストマーを用いたもの(特許文献2)、さらには熱伝導性に優れた無機粒子などを練りこんだものが提案されている。
しかしながら吸湿性を有するポリマーは発汗時にべとつきの原因となり不快感を生じ、またエラストマーはそれ自体の粘着性に加え、染色堅牢性の低さなど加工特性に劣るものであった。
また、布帛を形成した後に、後加工によって冷感を有する物質を付着させる技術も開示されているが(特許文献3、4)、後加工による付着は、接着剤となるバインダーによる風合いの悪化や洗濯耐久性の問題などを有するものであった。
一方、繊維に遮熱性を付与させる方法としては、熱線を散乱させる様な無機粒子を繊維中に練り込む方法を挙げることができる。例えば特許文献5には芯部に平均粒子径0.8〜1.8μmの酸化チタンを3重量%以上含有し、鞘部に平均粒子径0.8μm以上の酸化チタンを実質的に含有しない芯鞘型複合繊維が提案され、該繊維の芯部により、効果的に熱エネルギーに関係する波長の光を遮り、清涼感を得ることができることが記載されている。しかし、遮蔽効果を実感として感じるには、直射日光下などの熱線が存在する限定された環境下であり、多量に無機粒子を混合しない限り冷感を感じることはなく、その様な繊維は実用に供することは困難である。上述の通り、従来の方法では十分な冷感と遮熱性を具備する繊維は得られておらずその改善が望まれていた。
本発明の目的は、上記従来技術を背景になされたもので、その目的は、布帛とした際に優れた接触冷感に加え、優れた遮熱性、および風合いを呈し、加工性に優れた遮熱性複合繊維を提供することにある。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、ポリエチレンポリマーを芯成分とする芯鞘型複合繊維の鞘成分として、特定の無機化合物含有する繊維形成性ポリマーを配するとき、上記目的が達成できることを究明し、本発明に到達した。
即ち、本発明によれば、繊維形成性ポリマーを鞘成分とし、主たる構成成分がポリエチレンであるポリマーを芯成分とする芯鞘型複合繊維であって、鞘成分の繊維形成性ポリマーが、屈折率が1.6〜5で、且つ平均粒径が0.1〜1.5μmの無機化合物粒子を1〜15重量%含有していることを特徴とする冷感に優れた遮熱性複合繊維が提供される。
本発明によれば、布帛とした際に優れた接触冷感に加え、優れた遮熱性、および風合いを呈し、加工性に優れた遮熱性複合繊維を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の複合繊維は、芯鞘型の複合繊維であり、芯成分を構成するポリマーは、ポリエチレンを主たる構成成分とする必要がある。ポリエチレンは大きく、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンに分類され、なかでも製糸性が良好で熱伝導性が高い高密度ポリエチレンが好ましい。該ポリエチレンは単独であることが好ましいが5重量%未満までの割合でC3〜C12の高級アルケンが共重合体として含まれていても良い。
また本発明の繊維に用いる原料樹脂には、従来公知の酸化防止剤、耐光剤、難燃剤、顔料などを本発明の目的を損なわない範囲で含有させることができる。
本発明の複合繊維は、芯鞘型の複合繊維であり、芯成分を構成するポリマーは、ポリエチレンを主たる構成成分とする必要がある。ポリエチレンは大きく、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンに分類され、なかでも製糸性が良好で熱伝導性が高い高密度ポリエチレンが好ましい。該ポリエチレンは単独であることが好ましいが5重量%未満までの割合でC3〜C12の高級アルケンが共重合体として含まれていても良い。
また本発明の繊維に用いる原料樹脂には、従来公知の酸化防止剤、耐光剤、難燃剤、顔料などを本発明の目的を損なわない範囲で含有させることができる。
本発明の複合繊維の鞘成分を構成するポリマーは、繊維形成性ポリマーからなる。該繊維形成性ポリマーは、繊維化後の製編製織時の熱セット性や染色工程での加工特性を向上させるうえで、芯成分を構成するポリマーの融点に対し、融点が10〜150℃、好ましくは30〜140℃高い方が良い。鞘成分と芯成分の融点差が150℃を超えると複合繊維成型時に芯成分の熱劣化が起こりやすくなり、逆に融点差が10℃未満となると上記加工特性の向上効果が得られなくなる。
該繊維形成性ポリマーとしては、成形性、取り扱い性、染色性の点からポリエステル系ポリマーであることが好ましく、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートなどの繊維形成性ポリエステルが好ましい。すなわち、テレフタル酸を主たる二官能性カルボン酸成分とし、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコールなどを主たるグリコール成分とするポリアルキレンテレフタレート系ポリエステルが好ましい。さらには、かかるポリエステルとしては、マテリアルリサイクルまたはケミカルリサイクルされたポリエステルや、特開2004−270097号公報や特開2004−211268号公報に記載されているような、特定のリン化合物およびチタン化合物を含む触媒を用いて得られたポリエステル、ポリ乳酸やステレオコンプレックスポリ乳酸などの脂肪族ポリエステルでもよい。
また、テレフタル酸成分の一部を他の二官能性カルボン酸成分で置換えたポリエステルであってもよく、及び/又はグリコール成分の一部を他のジオール化合物で置換えたポリエステルであってもよい。
ここで、使用されるテレフタル酸以外の二官能性カルボン酸としては、例えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキシエトキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバシン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の如き芳香族、脂肪族、脂環族の二官能性カルボン酸をあげることができる。
ここで、使用されるテレフタル酸以外の二官能性カルボン酸としては、例えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキシエトキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバシン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の如き芳香族、脂肪族、脂環族の二官能性カルボン酸をあげることができる。
また、上記グリコール以外のジオール化合物としては例えばシクロヘキサン−1,4−メタノール、ネオペンチルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールSの如き脂肪族、脂環族、芳香族のジオール化合物及びポリオキシアルキレングリコール等をあげることができる。
さらに、ポリエステルが実質的に線状である範囲でトリメリット酸、ピロメリット酸のごときポリカルボン酸、グリセリン、トリメチp−ルプロパン、ペンタエリスリトールのごときポリオールなどを使用することができる。
上記繊維形成性ポリマーは、屈折率が1.6〜5で平均粒径が0.1〜1.5μmの無機化合物粒子を含有することが必要である。
上記繊維形成性ポリマーは、屈折率が1.6〜5で平均粒径が0.1〜1.5μmの無機化合物粒子を含有することが必要である。
無機化合物粒子としては、例えば、Fe2O3(屈折率n=2.7)、ルチル型TiO2(2.72)、アナターゼ型TiO2(2.6)、CeO2(2.3)、ZnS(2.3)、PbCl2(2.3)、CdO(2.2)、Sb2O3(2.0)、WO3(2.0)、SiC(2.0)、In2O3(2.0)、PbO(2.6)、Ta2O3(2.4)、ZnO(2.1)、ZrO2(2.0)、MgO(1.6)、CeF3(1.6)、AlF3(1.6)、Al2O3(1.6)が例示されるが、中でも二酸化チタン(IV)、チタン酸カリウム、チタン酸鉛、酸化鉛(II)、硫化亜鉛、酸化亜鉛、二酸化ジルコニウム(IV)が好ましく用いられ、二酸化チタン(IV)が最も好ましく用いられる。
該無機化合物粒子の屈折率が1.6未満の場合、赤外線の透過性が高く好ましくない。また、屈折率が5以上の粒子は工業的に使用可能なものはなく、屈折率としては好ましくは1.8以上、さらに好ましくは2.0以上である。
これらの無機化合物粒子は必要に応じ、表面処理されていても良い。その場合従来公知の表面処理方法を使用すること出来る。例えば、二酸化ケイ素、アルミナ、二酸化チタン、二酸化ジルコニウムで粒子表面を覆うことによって、ポリエステルへの分散性を向上させたり、粒子の色相を変えたり、ポリエステルに対する粒子表面の活性を低下させ、ポリエステルの熱安定性を向上させることができる。
これらの無機化合物粒子は必要に応じ、表面処理されていても良い。その場合従来公知の表面処理方法を使用すること出来る。例えば、二酸化ケイ素、アルミナ、二酸化チタン、二酸化ジルコニウムで粒子表面を覆うことによって、ポリエステルへの分散性を向上させたり、粒子の色相を変えたり、ポリエステルに対する粒子表面の活性を低下させ、ポリエステルの熱安定性を向上させることができる。
該無機化合物粒子は平均粒径が0.1〜1.5μmであることが必要である。特に近赤外線を主体とする熱に変換されやすい光の波長領域である0.7〜3μmの帯域の光を効果的に反射する為には、0.7μm以上であることが好ましい。酸化チタンの平均粒径が0.7μm未満であってもより小さい波長領域の光を反射することとなる為、0.7μm以上の粒子と併用することが好ましい。また、平均粒径が3μmを超えると、より高い波長領域の光を反射することとなり遮熱効果が十分に得られず、製糸時の工程安定性も低下し、単糸繊度を細くするとその傾向がより顕著となる。好ましい平均粒径は、0.3〜1.2μmである。
さらに本発明の複合繊維の鞘成分を構成する繊維形成性ポリマーは、上記無機化合物粒子を1〜15重量%含有していることが必要である。含有量が1%未満であると遮熱効果が不十分となり、15重量%を超えると、遮熱性は向上するが製糸時の工程安定性、および得られる繊維の品位が低下する。好ましい範囲は3〜10重量%である。
ここで、上記無機化合物粒子の添加方法としては、粒子化合物を粉体状のまま添加する方法、および高濃度のマスターバッチをあらかじめ作成し、紡糸時に無添加のポリエステルとチップブレンドする方法を挙げることができ、ポリマー融液への添加、あるいはマスターバッチでの添加による方法が無機化合物粒子の繊維中への分散性の点で好ましく用いられる。
ここで、上記無機化合物粒子の添加方法としては、粒子化合物を粉体状のまま添加する方法、および高濃度のマスターバッチをあらかじめ作成し、紡糸時に無添加のポリエステルとチップブレンドする方法を挙げることができ、ポリマー融液への添加、あるいはマスターバッチでの添加による方法が無機化合物粒子の繊維中への分散性の点で好ましく用いられる。
本発明の複合繊維の断面形状は、丸断面の他三角、四角などの多角形、突起を複数有する多葉型断面、中空形状、扁平形状など任意に選択することができるが、扁平形状で該扁平形状断面の長軸の幅Aとそれに直交する短軸の最大幅B1の比が2〜10であることが好ましい。扁平形状であることにより、衣料用布帛とした際、肌との接触面積を効果的に取ることができ、接触冷感を十分に感じることができるようになる。長軸の幅Aとそれに直交する短軸の最大幅B1の比が2未満であると、丸断面に近くなり扁平形状の効果が低くなり、10を超えると扁平の効果が飽和し、また製糸時の工程安定性が低下する。好ましい範囲は3〜8である。
さらに本発明の複合繊維の該断面形状は、断面の長軸方向に丸断面単糸が直線状に連結した形状であり、くびれ部を2〜5個有する形状がより好ましい。丸断面単糸が直線的に連結した、全体として扁平の断面形状により、該丸断面単糸が単独で存在する場合と比較して単糸間の空間が少なく、冷感効果を効果的に発現することが可能となり、合せて繊維の曲げ特性が向上し、布帛とした場合に柔軟性に富むものとなる。さらに単なる扁平形状ではなくくびれ部を有することによって、無機化合物粒子の反射に過大に頼ることなく、繊維表面での乱反射や光の屈折効果をより高め、防透性もある程度付与することが可能となる。くびれ部の数は2個未満となると上記効果が得られ難く、逆にくびれ部の数が5個を超えると工程安定上好ましくない。
また該丸断面単糸が直線状に連結した形状の場合は、扁平断面の長軸の幅Aとそれに直交する短軸の最大幅B1の比(扁平率)が2〜6であることが好ましい。該扁平率が2未満であると扁平断面の効果が得られ難く、織編物などの布帛とした場合に長軸が布帛表面に平行に配列し難くなり遮熱性が低下する。一方該扁平率が6を越えると製糸安定性が低下する為、さらに好ましい範囲は3〜5である。
さらに該丸断面単糸が直線状に連結した形状の場合、扁平形状断面の短軸の最大幅B1と、くびれ部に相当する短軸の最小幅B2の比(B1/B2)は1.05以上1.6以下であることが好ましい。B1/B2が1.05未満となると上述の丸断面が連結した効果が低下し、また、B1/B2が1.6を超えると、連結部の厚みが薄くなり冷感効果が低下する。好ましい範囲は1.1〜1.4である。
さらに該丸断面単糸が直線状に連結した形状の場合、扁平形状断面の短軸の最大幅B1と、くびれ部に相当する短軸の最小幅B2の比(B1/B2)は1.05以上1.6以下であることが好ましい。B1/B2が1.05未満となると上述の丸断面が連結した効果が低下し、また、B1/B2が1.6を超えると、連結部の厚みが薄くなり冷感効果が低下する。好ましい範囲は1.1〜1.4である。
本発明の複合繊維を紡糸する方法としては、従来公知の方法を任意に採用すれば良いが溶融紡糸法がコスト面で優れており好ましい。また延伸する方法としては、公知の熱ロール延伸や温水延伸を用いることができる。なお本発明の繊維には、繊維を紡糸、延伸する工程において公知の帯電防止剤、繊維仕上剤などを適宜必要に応じて用いることができる。
本発明の複合繊維の鞘成分と芯成分は重量比で1/9〜9/1であることが好ましい。鞘成分が芯成分に対し重量比率で1/9より小さいと、鞘成分の有する遮熱効果が発現困難となる他、鞘部の破れによる芯部露出などの問題が発生し、逆に9/1を越えると冷感を感じ難くなるので好ましくない。好ましい範囲は3/7〜7/3である。また、鞘成分は芯成分を完全に覆っていることが好ましいが、芯成分の一部が繊維表面に露出しても良い。
本発明の複合繊維の単糸繊度は0.1〜10dtexであることが好ましい。0.1dtex未満となると製糸安定性が低下し、また、繊維間の微細空隙が増加して繊維間の断熱性が高まり冷感効果が減少する。逆に10dtexを超えると織編物ととした場合には繊維間の空隙が大きくなって接触面積が下がり、接触冷感効果が低下すると共に風合いも硬くなる。単糸繊度は0.5〜8dtexがより好ましく用いられる。
また、強度は1.5cN/dt以上であることが好ましい。強度が1.5cN/dt未満であると耐久性に劣るものとなる。
また、強度は1.5cN/dt以上であることが好ましい。強度が1.5cN/dt未満であると耐久性に劣るものとなる。
本発明の複合繊維は、必要に応じて少量の添加剤、例えば滑剤、ラジカル捕捉剤、酸化防止剤、固相重合促進剤、整色剤、蛍光増白剤、抗菌剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、遮光剤、難燃剤又は艶消剤等を含んでいてもよい。
本発明の繊維を布帛とする場合は、布帛全てに用いてもよく、部分的に用いても良い。その組織は特に限定されず、織物でもよいし編物でもよいし不織布でもよい。
本発明の繊維を布帛とする場合は、布帛全てに用いてもよく、部分的に用いても良い。その組織は特に限定されず、織物でもよいし編物でもよいし不織布でもよい。
次に、本発明を実施例によって本発明を更に具体的に説明する。なお、実施例中の評価、測定は次のとおり実施した。
(1)繊維断面形状
倍率500倍の、繊維の透過型電子顕微鏡による断面写真から、20本の複合繊維単糸につきA、B1、B2の値を測定し、その平均値から、扁平率A/B1、B1/B2の値を算出した。
倍率500倍の、繊維の透過型電子顕微鏡による断面写真から、20本の複合繊維単糸につきA、B1、B2の値を測定し、その平均値から、扁平率A/B1、B1/B2の値を算出した。
(2)平均粒径
粒子化合物を含有するポリエステル樹脂または、その成形品をXXX社製エッチング装置処理した後、日立社製SEM(S3500−N)で観察し粒子のサイズを観察した。観察した1粒の粒子について、最大となる長さ(Dmax)および最小となる長さ(Dmin)を測定し、平均値(Dave)を測定した。その後、同様の操作を繰り返し、100粒の粒子の平均値(Dave)をそれぞれ求め、この100粒あたりの平均値を平均1次粒径(D)と定義した。
粒子化合物を含有するポリエステル樹脂または、その成形品をXXX社製エッチング装置処理した後、日立社製SEM(S3500−N)で観察し粒子のサイズを観察した。観察した1粒の粒子について、最大となる長さ(Dmax)および最小となる長さ(Dmin)を測定し、平均値(Dave)を測定した。その後、同様の操作を繰り返し、100粒の粒子の平均値(Dave)をそれぞれ求め、この100粒あたりの平均値を平均1次粒径(D)と定義した。
(3)繊維の引張強度
JIS L1070記載の方法に準拠して測定を行った。
JIS L1070記載の方法に準拠して測定を行った。
(4)ポリマーの融点
示差走査型熱量計(DSC)を用いて、30℃から300℃まで20℃/minの速度で測定を行い、結晶融解ピーク温度を融点とした。
示差走査型熱量計(DSC)を用いて、30℃から300℃まで20℃/minの速度で測定を行い、結晶融解ピーク温度を融点とした。
(5)製糸安定性
紡糸、延伸工程において、各工程開始後24時間での断糸、単糸巻き付き回数が、0〜1回のものを◎、2〜4回のものを○、5〜8回を△、9回以上を×とした。
紡糸、延伸工程において、各工程開始後24時間での断糸、単糸巻き付き回数が、0〜1回のものを◎、2〜4回のものを○、5〜8回を△、9回以上を×とした。
(6)接触冷感の評価
得られた複合繊維を用いて目付100g/m2の筒編みを作成し、被験者10人が生地を触った瞬間の冷感の有無について以下の基準により評価を行い、10人の点数の平均値を求め、評価した。
3点 : 明らかに体感できる冷感を感じた
2点 : 少し冷感を感じた
1点 : わずかに冷感を感じた
0点 : 全く冷感を感じなかった
また、布帛を8cm×8cmの大きさとし、予め40℃に暖めた10cm×10cmの大きさの厚み0.5mmのステンレス板に載せ、ステンレス板の中央部の温度を熱電対で測定して、最大降下温度を測定し、参考例1との温度差にて評価した。
得られた複合繊維を用いて目付100g/m2の筒編みを作成し、被験者10人が生地を触った瞬間の冷感の有無について以下の基準により評価を行い、10人の点数の平均値を求め、評価した。
3点 : 明らかに体感できる冷感を感じた
2点 : 少し冷感を感じた
1点 : わずかに冷感を感じた
0点 : 全く冷感を感じなかった
また、布帛を8cm×8cmの大きさとし、予め40℃に暖めた10cm×10cmの大きさの厚み0.5mmのステンレス板に載せ、ステンレス板の中央部の温度を熱電対で測定して、最大降下温度を測定し、参考例1との温度差にて評価した。
(7)遮熱性
ポリエステル繊維を用いて目付120g/m2の筒編みを作成し、8cm×8cmの大きさに切り抜いた厚紙をその上に載せ、上方から100Wのレフランプを照射した。該布帛の裏面から1cm下部の空間温度を非接触型の温度計を用いて測定し、照射開始から10分〜15分の平均値を求め、酸化チタンを含有させずに作成した参考例1との温度差で評価した。
ポリエステル繊維を用いて目付120g/m2の筒編みを作成し、8cm×8cmの大きさに切り抜いた厚紙をその上に載せ、上方から100Wのレフランプを照射した。該布帛の裏面から1cm下部の空間温度を非接触型の温度計を用いて測定し、照射開始から10分〜15分の平均値を求め、酸化チタンを含有させずに作成した参考例1との温度差で評価した。
(8)風合い及び染色性
得られた繊維を用いて目付150g/m2の筒編みを作成し、分散染料で常圧にて染色し、80℃で精錬後、130℃にて熱セットを行った。この筒編みを触った際の触感、および外観について次の基準により風合い、染色性を評価した。風合いは、柔軟で滑らかで良好なものを○、ある程度柔軟だが若干硬目のものを△、単糸同士が融着し柔軟性がなく硬いものを×とした。また、染色性は、良く染まっておりかつ斑がなく均一なものを○、単糸間で染色性に斑があり筋が見えるものを△、染着度合いが極めて低く斑も大きいものを×とした。
得られた繊維を用いて目付150g/m2の筒編みを作成し、分散染料で常圧にて染色し、80℃で精錬後、130℃にて熱セットを行った。この筒編みを触った際の触感、および外観について次の基準により風合い、染色性を評価した。風合いは、柔軟で滑らかで良好なものを○、ある程度柔軟だが若干硬目のものを△、単糸同士が融着し柔軟性がなく硬いものを×とした。また、染色性は、良く染まっておりかつ斑がなく均一なものを○、単糸間で染色性に斑があり筋が見えるものを△、染着度合いが極めて低く斑も大きいものを×とした。
参考例1
固有粘度0.64dL/g(35℃、オルトクロロフェノール中)であるポリエチレンテレフタレートを、290℃に設定したエクストルーダーで溶融し、ギヤポンプで計量した後パック内へ導入し、実施例1と同じ繊度となる吐出孔を36ホール有する口金から285℃の温度条件で吐出し、紡糸速度1000m/分で巻き取った。巻き取った未延伸糸を予熱温度90℃、熱セット温度160℃、延伸倍率3.4倍の条件で延伸し、84dtex/36fils.の丸断面繊維を得た。得られた繊維を用いて筒編みを作成し、冷感、遮熱性評価の基準とした。
固有粘度0.64dL/g(35℃、オルトクロロフェノール中)であるポリエチレンテレフタレートを、290℃に設定したエクストルーダーで溶融し、ギヤポンプで計量した後パック内へ導入し、実施例1と同じ繊度となる吐出孔を36ホール有する口金から285℃の温度条件で吐出し、紡糸速度1000m/分で巻き取った。巻き取った未延伸糸を予熱温度90℃、熱セット温度160℃、延伸倍率3.4倍の条件で延伸し、84dtex/36fils.の丸断面繊維を得た。得られた繊維を用いて筒編みを作成し、冷感、遮熱性評価の基準とした。
実施例1
(二酸化チタンの20重量%エチレングリコールスラリーの調製)
エチレングリコール79.5重量%に対して、20.5重量%のルチル型二酸化チタン(屈折率2.72)を添加して、ガラスビーズを加え、サンドグラインダーで1時間攪拌処理を実施し、得られたスラリーをフィルターに通し、ガラスビーズを除去した。
さらにスラリーを10μmのポールフィルターに通じ、粗大な粒子を除去した。
得られた二酸化チタンスラリーを秤量し、120℃の乾燥機で48時間乾燥させ、エチレングリコールを除去し、除去後の残渣物を秤量した。その結果、二酸化チタンの濃度(=[残渣物の質量]/[二酸化チタンスラリー質量])は20重量%であった。
(二酸化チタンの20重量%エチレングリコールスラリーの調製)
エチレングリコール79.5重量%に対して、20.5重量%のルチル型二酸化チタン(屈折率2.72)を添加して、ガラスビーズを加え、サンドグラインダーで1時間攪拌処理を実施し、得られたスラリーをフィルターに通し、ガラスビーズを除去した。
さらにスラリーを10μmのポールフィルターに通じ、粗大な粒子を除去した。
得られた二酸化チタンスラリーを秤量し、120℃の乾燥機で48時間乾燥させ、エチレングリコールを除去し、除去後の残渣物を秤量した。その結果、二酸化チタンの濃度(=[残渣物の質量]/[二酸化チタンスラリー質量])は20重量%であった。
(ポリエステルチップの製造)
テレフタル酸ジメチル194.2重量部とエチレングリコール124.2重量部(DMT対比200mol%)との混合物に、酢酸マグネシウム・4水和物0.086重量部(DMT対比20mmol%)をSUS製容器に仕込んだ。常圧下で140℃から240℃に昇温しながらエステル交換反応させた後、リン酸トリメチル0.042重量部(DMT対比30mmol%)になるよう添加し、5分後、二酸化チタンの20重量%エチレングリコールスラリーを、全樹脂組成物に対して、酸化チタンが3重量%となる様添加して、エステル交換反応を終了させた。
その後、反応生成物に三酸化二アンチモン0.087重量部(DMT対比30mmol%)、撹拌装置、窒素導入口、減圧口および蒸留装置を備えた反応容器に移した。反応容器内温を285℃まで昇温し、30Pa以下の高真空で重縮合反応を行い、固有粘度0.64dL/g(35℃、オルトクロロフェノール中)であるポリエステル組成物を得た。さらに常法に従いチップ化した。
テレフタル酸ジメチル194.2重量部とエチレングリコール124.2重量部(DMT対比200mol%)との混合物に、酢酸マグネシウム・4水和物0.086重量部(DMT対比20mmol%)をSUS製容器に仕込んだ。常圧下で140℃から240℃に昇温しながらエステル交換反応させた後、リン酸トリメチル0.042重量部(DMT対比30mmol%)になるよう添加し、5分後、二酸化チタンの20重量%エチレングリコールスラリーを、全樹脂組成物に対して、酸化チタンが3重量%となる様添加して、エステル交換反応を終了させた。
その後、反応生成物に三酸化二アンチモン0.087重量部(DMT対比30mmol%)、撹拌装置、窒素導入口、減圧口および蒸留装置を備えた反応容器に移した。反応容器内温を285℃まで昇温し、30Pa以下の高真空で重縮合反応を行い、固有粘度0.64dL/g(35℃、オルトクロロフェノール中)であるポリエステル組成物を得た。さらに常法に従いチップ化した。
(複合繊維の製造)
窒素気流下160℃で6時間乾燥させた上記二酸化チタンを3重量%含有する固有粘度0.64dL/g(35℃、オルトクロロフェノール中)であるポリエチレンテレフタレートと、融点135℃の高密度ポリエチレン(JIS K−7210によるメルトフローレート;19)を、それぞれ290℃および230℃に設定したエクストルーダーで別々に溶融し、それぞれをギヤポンプで計量した後パック内へ導入し、パックに取り付けた吐出口金内でポリエチレンが芯に配される様に合流させ、図1(a)に示す断面形状となる吐出孔を36ホール有する口金から285℃の温度条件で吐出し、紡糸速度1000m/分で巻き取った。
巻き取った未延伸糸を予熱温度90℃、延伸倍率3.2倍の条件で延伸し、160℃のスリットヒーターで熱セットして84dtex/36fils.の芯鞘型複合断面繊維を得た。
得られた繊維を用いて筒編みを作成し、冷感、遮熱性を評価した。得られた繊維の物性、評価結果を表1に示す。
窒素気流下160℃で6時間乾燥させた上記二酸化チタンを3重量%含有する固有粘度0.64dL/g(35℃、オルトクロロフェノール中)であるポリエチレンテレフタレートと、融点135℃の高密度ポリエチレン(JIS K−7210によるメルトフローレート;19)を、それぞれ290℃および230℃に設定したエクストルーダーで別々に溶融し、それぞれをギヤポンプで計量した後パック内へ導入し、パックに取り付けた吐出口金内でポリエチレンが芯に配される様に合流させ、図1(a)に示す断面形状となる吐出孔を36ホール有する口金から285℃の温度条件で吐出し、紡糸速度1000m/分で巻き取った。
巻き取った未延伸糸を予熱温度90℃、延伸倍率3.2倍の条件で延伸し、160℃のスリットヒーターで熱セットして84dtex/36fils.の芯鞘型複合断面繊維を得た。
得られた繊維を用いて筒編みを作成し、冷感、遮熱性を評価した。得られた繊維の物性、評価結果を表1に示す。
実施例2、3
実施例2として図1(b)でA/B1=6としたもの、および実施例3として図1(c)でA/B1=4、B1/B2=1.4とした断面形状の繊維を、実施例1と同様にして84dtex/36fils.の扁平型複合繊維として得た。得られた繊維の物性およびこの繊維を用いて作成した筒編みの評価結果を表1に示す。
実施例2として図1(b)でA/B1=6としたもの、および実施例3として図1(c)でA/B1=4、B1/B2=1.4とした断面形状の繊維を、実施例1と同様にして84dtex/36fils.の扁平型複合繊維として得た。得られた繊維の物性およびこの繊維を用いて作成した筒編みの評価結果を表1に示す。
比較例1、2
実施例1において、二酸化チタンを含有しないポリエステルを鞘部に用いたこと、および二酸化チタンの含量を20wt%としたものを鞘部に用いたこと以外は実施例1と同様に実施した。得られた繊維の物性、評価結果をそれぞれそれぞれ比較例1、2として表1に示す。
実施例1において、二酸化チタンを含有しないポリエステルを鞘部に用いたこと、および二酸化チタンの含量を20wt%としたものを鞘部に用いたこと以外は実施例1と同様に実施した。得られた繊維の物性、評価結果をそれぞれそれぞれ比較例1、2として表1に示す。
比較例3
実施例1において、二酸化チタンの粒径を変更したこと以外は実施例1と同様に実施した。得られた繊維の物性、評価結果を表1に示す。
実施例1において、二酸化チタンの粒径を変更したこと以外は実施例1と同様に実施した。得られた繊維の物性、評価結果を表1に示す。
比較例4
実施例1において、鞘部にポリエチレンが配されるように繊維の断面形状を変更したこと以外は実施例1と同様に実施した。得られた繊維の物性、評価結果を表1に示す。
実施例1において、鞘部にポリエチレンが配されるように繊維の断面形状を変更したこと以外は実施例1と同様に実施した。得られた繊維の物性、評価結果を表1に示す。
表1に示す通り、本発明の範囲内である実施例1、2、3は、製糸性、物性が良好で、布帛とした場合の冷感および遮熱性にも優れたものであり、実施例2の繊維を用いて無撚で110本/2.54cmの織密度で平織物を製織してシャツを作成し着用評価したところ、清涼感に優れるものであった。
一方、二酸化チタンを含有しない芯部を用いた比較例1は遮熱性に劣り、二酸化チタンの含有率が本発明外に大きい比較例2や、本発明の範囲外に粒径の大きい二酸化チタンを用いた比較例3は工程調子が悪く生産には適さないものとなった。また、鞘部にポリエチレンを配した比較例4では冷感に優れるものの、風合いが劣り、染色も不可であった。
本発明の複合繊維は冷感に優れかつ風合いが良好で、布帛とした場合に清涼感を有し、スポーツやアウターをはじめとする衣料、および産業資材などの多くの用途に利用可能であり、その工業的価値は極めて大である。
A:扁平形状断面の長軸の幅
B1:扁平形状断面の長軸に直交する短軸の最大幅
B2:くびれ部に相当する短軸の最小幅
B1:扁平形状断面の長軸に直交する短軸の最大幅
B2:くびれ部に相当する短軸の最小幅
Claims (4)
- 繊維形成性ポリマーを鞘成分とし、主たる構成成分がポリエチレンであるポリマーを芯成分とする芯鞘型複合繊維であって、鞘成分の繊維形成性ポリマーが、屈折率が1.6〜5で、且つ平均粒径が0.1〜1.5μmの無機化合物粒子を1〜15重量%含有していることを特徴とする冷感に優れた遮熱性複合繊維。
- 複合繊維の繊維軸に直行する断面が扁平形状であり、該扁平形状断面の長軸の幅Aとそれに直交する短軸の最大幅B1の比A/B1が2〜10である請求項1記載の冷感に優れた遮熱性複合繊維。
- 複合繊維が下記(1)〜(3)の要件を同時に満たす請求項1記載の冷感に優れた遮熱性複合繊維。
(1)複合繊維の繊維軸に直行する断面の形状が扁平形状で、断面の長軸方向に丸断面単糸が直線状に連結した形状であり、くびれ部を2〜5個有すること。
(2)扁平形状断面の長軸の幅Aとそれに直交する短軸の最大幅B1の比A/B1が2〜6であること。
(3)扁平形状断面の短軸の最大幅B1と、くびれ部に相当する短軸の最小幅B2の比比B1/B2が1.05以上1.6以下であること。 - 鞘成分と芯成分の比率が1/9〜9/1で、単糸繊度が0.1〜10dtexである請求項1、2又は3記載の冷感に優れた遮熱性複合繊維。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012225212A JP2014077214A (ja) | 2012-10-10 | 2012-10-10 | 冷感に優れた遮熱性複合繊維 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112501715A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-03-16 | 吴江精美峰实业有限公司 | 一种凉爽型涤纶纤维及其制备方法 |
JP7340821B1 (ja) * | 2023-04-11 | 2023-09-08 | 青島紗支紡織科技有限公司 | 冷感生地用複合繊維、その製造方法、冷感生地、及び繊維製品 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011155524A1 (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-15 | 三菱レイヨン・テキスタイル株式会社 | 芯鞘複合繊維、同芯鞘複合繊維からなる仮撚加工糸及びその製造方法、並びにそれらの繊維から構成された織編物 |
JP2012112056A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Teijin Fibers Ltd | 遮熱性ポリエステル繊維 |
-
2012
- 2012-10-10 JP JP2012225212A patent/JP2014077214A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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