JP2014075622A - 画像形成装置、情報処理端末装置、システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置において設定値を原因とする障害が発生した場合に、容易に障害を解決することを可能とする。
【解決手段】無線通信部を備える画像形成装置であって、前記画像形成装置の設定値が変更された際の変更履歴情報と、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信履歴情報とを記録情報として管理する管理手段と、前記サーバ装置との通信エラーを検出すると、前記管理手段により管理されている前記記録情報から検索した前記変更履歴情報と、前記通信履歴情報とに基づいて前記通信エラーの対応策と、前記対応策の実行者とを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記対応策と、前記実行者の情報とを含む対応情報を前記無線通信部に書き込む書き込み手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図9
【解決手段】無線通信部を備える画像形成装置であって、前記画像形成装置の設定値が変更された際の変更履歴情報と、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信履歴情報とを記録情報として管理する管理手段と、前記サーバ装置との通信エラーを検出すると、前記管理手段により管理されている前記記録情報から検索した前記変更履歴情報と、前記通信履歴情報とに基づいて前記通信エラーの対応策と、前記対応策の実行者とを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記対応策と、前記実行者の情報とを含む対応情報を前記無線通信部に書き込む書き込み手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図9
Description
本発明は、画像形成装置、情報処理端末装置、システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
画像形成装置は、多機能化に伴い操作が複雑化している。これに伴い画像形成装置におけるユーザーの操作や設定ミスにより発生するエラーも多種多様となっている。
そこで、公知の技術として、エラー発生時に画像形成装置が自画面にエラーを表示することでユーザーにエラー内容や回避方法を示す技術がある。しかしながら、この公知の技術は、エラーの種類によってそのエラーに対応する担当者が異なるケースがあるため、画像形成装置の自画面にエラーを表示するのみでは、そのエラーの対処をその各担当者がチェックする必要がありユーザビリティがよくない。
特許文献1には、上記の問題を解決するための技術として、エラー表示にエラー発生部位を表示する手段と、エラー発生部位にそれぞれ静的情報(例えば担当者、連絡先)を有するICタグを具備する技術が開示されている。そして、担当者がエラー表示の発生部位におけるICタグから情報を読み取り、対応する処理を軽減するためにメールやマニュアルを導く形態を実現している。
そこで、公知の技術として、エラー発生時に画像形成装置が自画面にエラーを表示することでユーザーにエラー内容や回避方法を示す技術がある。しかしながら、この公知の技術は、エラーの種類によってそのエラーに対応する担当者が異なるケースがあるため、画像形成装置の自画面にエラーを表示するのみでは、そのエラーの対処をその各担当者がチェックする必要がありユーザビリティがよくない。
特許文献1には、上記の問題を解決するための技術として、エラー表示にエラー発生部位を表示する手段と、エラー発生部位にそれぞれ静的情報(例えば担当者、連絡先)を有するICタグを具備する技術が開示されている。そして、担当者がエラー表示の発生部位におけるICタグから情報を読み取り、対応する処理を軽減するためにメールやマニュアルを導く形態を実現している。
しかしながら、特許文献1の技術では、ハードウェアの障害時にその部位のマニュアル等の確認はできるが、設定値の設定ミス等により発生したハードウェアの異常を伴わないエラーは想定されていない。また、特許文献1の技術は、最適なマニュアルを表示するか、又はサポートセンターにメールを送信するかのみであり、実際に障害を解決するところまでは実現できていないという課題がある。
無線通信部を備える画像形成装置であって、前記画像形成装置の設定値が変更された際の変更履歴情報と、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信履歴情報とを記録情報として管理する管理手段と、前記サーバ装置との通信エラーを検出すると、前記管理手段により管理されている前記記録情報から検索した前記変更履歴情報と、前記通信履歴情報とに基づいて前記通信エラーの対応策と、前記対応策の実行者とを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記対応策と、前記実行者の情報とを含む対応情報を前記無線通信部に書き込む書き込み手段と、を有する。
本発明によれば、画像形成装置において設定値を原因とする障害が発生した場合に、容易に障害を解決することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づき説明する。
<用語の定義>
まず、本実施形態で用いる主な重要用語の定義を説明する。
「NFC」とは、NearFieldCommunicationの略で、無線通信の国際規格のことである。
「ユーザー」とは、画像形成装置を利用する顧客のことである。なお、ユーザーは、画像形成装置に関する専門的な知識を有していないと想定される利用者である。
「ユーザー管理者」とは、ユーザー先における画像形成装置の管理担当者のことである。なお、ユーザー管理者は、ユーザー先のネットワーク環境の保守等を担当している。
「サービスマン」とは、画像形成装置の保守等を行う人のことである。なお、サービスマンは、担当する画像形成装置に関して専門知識を有すると想定される作業者であり、障害発生時等に障害解決等を行う。
まず、本実施形態で用いる主な重要用語の定義を説明する。
「NFC」とは、NearFieldCommunicationの略で、無線通信の国際規格のことである。
「ユーザー」とは、画像形成装置を利用する顧客のことである。なお、ユーザーは、画像形成装置に関する専門的な知識を有していないと想定される利用者である。
「ユーザー管理者」とは、ユーザー先における画像形成装置の管理担当者のことである。なお、ユーザー管理者は、ユーザー先のネットワーク環境の保守等を担当している。
「サービスマン」とは、画像形成装置の保守等を行う人のことである。なお、サービスマンは、担当する画像形成装置に関して専門知識を有すると想定される作業者であり、障害発生時等に障害解決等を行う。
「設定値」とは、画像形成装置の動作を切り替えるソフトウェア上のパラメータのことである。
「インポート」とは、作業者が外部から設定値を取得して画像形成装置が保持する設定値を更新することである。
「個体識別番号」とは、画像処理装置を一意に識別できる番号のことであり、識別情報の一例である。
「インポートデータ」とは、画像形成装置の設定値が1つ以上含まれたデータのことである。作業者は、画像形成装置の設定値を一括設定する目的でインポートデータを利用する。
「インポート」とは、作業者が外部から設定値を取得して画像形成装置が保持する設定値を更新することである。
「個体識別番号」とは、画像処理装置を一意に識別できる番号のことであり、識別情報の一例である。
「インポートデータ」とは、画像形成装置の設定値が1つ以上含まれたデータのことである。作業者は、画像形成装置の設定値を一括設定する目的でインポートデータを利用する。
「設定値管理サービス」とは、作業者がネットワーク上のサーバ機器上で画像形成装置の設定値を管理するサービスのことである。作業者は、設定値管理サービスにより、画像形成装置の個体識別番号と、設定値とを対応付けて管理する。
「自主型」とは、設定値管理サービスにおける管理形態のうち、設定値の管理をユーザー自身が行う形態のことである。
「委託型」とは、設定値管理サービスにおける管理形態のうち、設定値の管理をサービスマンが行う形態のことである。
「ICタグ」とは、NFC通信等によってデータのやり取りを行う小型の電子装置のことである。例えば、画像形成装置が有するICタグに予めデータを書き込んでおき、作業者がICリーダ機能を有する端末等をICタグにかざすことで、ICタグ内のデータを読み込むことができる。なお、ICタグは、無線通信部の一例である。また、本実施形態ではICタグを用いて説明しているが、赤外線やNFCチップ等の近距離無線通信を用いてもよい。
「自主型」とは、設定値管理サービスにおける管理形態のうち、設定値の管理をユーザー自身が行う形態のことである。
「委託型」とは、設定値管理サービスにおける管理形態のうち、設定値の管理をサービスマンが行う形態のことである。
「ICタグ」とは、NFC通信等によってデータのやり取りを行う小型の電子装置のことである。例えば、画像形成装置が有するICタグに予めデータを書き込んでおき、作業者がICリーダ機能を有する端末等をICタグにかざすことで、ICタグ内のデータを読み込むことができる。なお、ICタグは、無線通信部の一例である。また、本実施形態ではICタグを用いて説明しているが、赤外線やNFCチップ等の近距離無線通信を用いてもよい。
「オペレーション」とは、画像形成装置で通信エラーが発生した場合の対応策のことである。本実施形態では、「ネットワーク設定の再設定(re−settings)」、「サービスマンへの通知(report)」、「ユーザー管理者への通知(report−user)」の3つのオペレーションを想定している。もちろん、上記以外の他のオペレーションがあってもよいし、各名称も任意の名称を用いてよい。
「ネットワーク設定の再設定」は、画像形成装置に誤った設定が適用されたために通信エラーが発生している場合、正しい設定を適用することでエラーから復帰することが考えられるため、作業者がネットワークに関する設定を再設定するという対応策である。
「サービスマンへの通知」は、画像形成装置やサーバ機器に異常があった場合、ユーザーでは対処できないため、サービスマンへの通知を行うという対応策である。
「ユーザー管理者への通知」は、エラーの原因がユーザー環境である場合、ユーザー管理者に対応を依頼するため、ユーザー管理者への通知を行うという対応策である。
ここで説明した以外の用語においても、必要があれば本実施形態中で適宜説明する。
「ネットワーク設定の再設定」は、画像形成装置に誤った設定が適用されたために通信エラーが発生している場合、正しい設定を適用することでエラーから復帰することが考えられるため、作業者がネットワークに関する設定を再設定するという対応策である。
「サービスマンへの通知」は、画像形成装置やサーバ機器に異常があった場合、ユーザーでは対処できないため、サービスマンへの通知を行うという対応策である。
「ユーザー管理者への通知」は、エラーの原因がユーザー環境である場合、ユーザー管理者に対応を依頼するため、ユーザー管理者への通知を行うという対応策である。
ここで説明した以外の用語においても、必要があれば本実施形態中で適宜説明する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態のシステム構成の一例を示す図である。
インターネット100は、単一のWideAreaNetwork(WAN)、LocalAreaNetwork(LAN)、アドホックネットワーク等のネットワークで実現されてもよい。また、インターネット100は、必要に応じた複数のWAN、LAN、アドホックネットワークの複合で構成されてもよい。また、インターネット100は、他の通信ネットワーク、又はネットワークの複合でもよい。
画像形成装置101、102は、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能、送信機能(e−mail、FTP等)を統合したデジタル複合画像形成装置、プリンタ、スキャナ、又はファクシミリ等の画像形成装置である。
図1は、本実施形態のシステム構成の一例を示す図である。
インターネット100は、単一のWideAreaNetwork(WAN)、LocalAreaNetwork(LAN)、アドホックネットワーク等のネットワークで実現されてもよい。また、インターネット100は、必要に応じた複数のWAN、LAN、アドホックネットワークの複合で構成されてもよい。また、インターネット100は、他の通信ネットワーク、又はネットワークの複合でもよい。
画像形成装置101、102は、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能、送信機能(e−mail、FTP等)を統合したデジタル複合画像形成装置、プリンタ、スキャナ、又はファクシミリ等の画像形成装置である。
LAN103は、ユーザー先のローカルネットワークである。画像形成装置101、102は、LAN103を介して互いに接続されている。
サーバ機器104は、画像形成装置101、102に関する設定値情報、アドレス帳等を画像形成装置毎に管理する。画像形成装置101、102は、インターネット100を介して、設定値情報、アドレス帳等のデータをサーバ機器104と同期する。なお、図1では、画像形成装置101、102が2台接続されている構成を例示したが、台数の制限はない。
ICリーダ機能を備えたICリーダ付情報端末105は、NFCにより画像形成装置101、102とデータのやりとりをする。なお、ICリーダ機能を備えたICリーダ付情報端末105は、情報処理端末装置の一例である。
無線ネットワーク106は、通信手段として、Wi−Fi、3G回線等が考えられるが、これに限る必要はない。また、ICリーダ付情報端末105は、無線ネットワーク106を介してインターネット100に接続される。
サーバ機器104は、画像形成装置101、102に関する設定値情報、アドレス帳等を画像形成装置毎に管理する。画像形成装置101、102は、インターネット100を介して、設定値情報、アドレス帳等のデータをサーバ機器104と同期する。なお、図1では、画像形成装置101、102が2台接続されている構成を例示したが、台数の制限はない。
ICリーダ機能を備えたICリーダ付情報端末105は、NFCにより画像形成装置101、102とデータのやりとりをする。なお、ICリーダ機能を備えたICリーダ付情報端末105は、情報処理端末装置の一例である。
無線ネットワーク106は、通信手段として、Wi−Fi、3G回線等が考えられるが、これに限る必要はない。また、ICリーダ付情報端末105は、無線ネットワーク106を介してインターネット100に接続される。
図2は、画像形成装置101のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、画像形成装置102のハードウェア構成は、画像形成装置101と同様であるため説明を省略する。なお、以降の説明では、断らずに画像形成装置102の説明を省略するが、当然のことながら画像形成装置101と同様の機能、効果を有する。
画像形成装置のハードウェアの各構成要素は、内部バス209に接続されている。
CPU201は、ROM203等に格納されたプログラムに基づいて処理を実行することにより、後述する画像形成装置101の機能(ソフトウェアの機能)及び画像形成装置101に関するフローチャートに係る処理を実現する。
HDD202は、不揮発性記憶領域であり、設定値、稼働ログ、サービスエラー/ジャム/アラーム等の障害情報や、本実施形態の特長である図3に示される履歴情報テーブル701等を保持する。なお、履歴情報テーブル701の詳細については後述する。
ROM203は、画像形成装置101の制御プログラムを保持する。
RAM204は、プログラムを実行するためのワークメモリエリアであり、一時記憶領域として用いられる。
ディスプレイ205は、ユーザーの操作や画像形成装置の状態に応じたエラー情報等を表示する。
画像形成装置のハードウェアの各構成要素は、内部バス209に接続されている。
CPU201は、ROM203等に格納されたプログラムに基づいて処理を実行することにより、後述する画像形成装置101の機能(ソフトウェアの機能)及び画像形成装置101に関するフローチャートに係る処理を実現する。
HDD202は、不揮発性記憶領域であり、設定値、稼働ログ、サービスエラー/ジャム/アラーム等の障害情報や、本実施形態の特長である図3に示される履歴情報テーブル701等を保持する。なお、履歴情報テーブル701の詳細については後述する。
ROM203は、画像形成装置101の制御プログラムを保持する。
RAM204は、プログラムを実行するためのワークメモリエリアであり、一時記憶領域として用いられる。
ディスプレイ205は、ユーザーの操作や画像形成装置の状態に応じたエラー情報等を表示する。
操作部206は、キー入力手段を内蔵しており、CPU201によって制御される。操作者は、キー入力を介してスキャナ読み取り、プリント出力に関する各種設定、作動/停止等に関する指示を行う。
ネットワークI/F207は、LAN103に接続するためのインターフェース部であり、LAN103を介して画像形成装置102やインターネット100と通信を行う。
ICタグ208は、ICリーダ付情報端末105と通信を行うインターフェースである。画像形成装置101は、ICタグを介してICリーダ付情報端末105と無線通信可能である。ICタグ208は、後述する図4に示されるICリーダ付情報端末105のICタグ読み書き部316からインポートデータ等を受信すると、受信したインポートデータを設定値インポート部301に渡す。また、ICタグ208は、ICタグ読み書き部307によって書き込まれたオペレーションに関する情報を保持する。ICタグ208は、画像形成装置101が起動していない場合でも専用リーダにより読み取りができる。なお、本実施形態では、無線通信手段の一例としてICタグ208を用いて説明したが、これに限る必要はない。例えば、赤外線や、NFCチップ等の他の無線通信手段を用いてもよい。
ネットワークI/F207は、LAN103に接続するためのインターフェース部であり、LAN103を介して画像形成装置102やインターネット100と通信を行う。
ICタグ208は、ICリーダ付情報端末105と通信を行うインターフェースである。画像形成装置101は、ICタグを介してICリーダ付情報端末105と無線通信可能である。ICタグ208は、後述する図4に示されるICリーダ付情報端末105のICタグ読み書き部316からインポートデータ等を受信すると、受信したインポートデータを設定値インポート部301に渡す。また、ICタグ208は、ICタグ読み書き部307によって書き込まれたオペレーションに関する情報を保持する。ICタグ208は、画像形成装置101が起動していない場合でも専用リーダにより読み取りができる。なお、本実施形態では、無線通信手段の一例としてICタグ208を用いて説明したが、これに限る必要はない。例えば、赤外線や、NFCチップ等の他の無線通信手段を用いてもよい。
図4は、図1に示された画像形成装置101、102、サーバ機器104、ICリーダ付情報端末105のソフトウェア構成の一例を示す図である。
まず、画像形成装置101のソフトウェア構成を説明する。なお、画像形成装置102のソフトウェア構成は、画像形成装置101と同様であるため説明を省略する。
画像形成装置101の各ソフトウェアのプログラムは、ROM203に格納され、CPU201によって実行される。また、CPU201がプログラムを実行する際に使用する各種情報は、RAM204、又はHDD202に保持されており、各ソフトウェア機能間でやりとりが行われる。更に、CPU201は、ネットワークI/F207を介して外部機器と通信を行う。以下、各ソフトウェアの機能について説明する。
設定値インポート部301は、画像形成装置101が備える様々な経路を通して画像形成装置101の設定値をインポートする。設定値インポート部301によるインポートの経路としては、操作者により操作部206から入力される経路や、ICタグ208を介して入力される経路等がある。その他、操作者は、パソコン(不図示)のウェブブラウザ等を用いて、LAN103を介した入力操作を行う等してもよい。設定値インポート部301は、これら複数の経路によるインポートを実行する。また、設定値インポート部301は、各経路から受信した設定値を設定値保持部308に格納する。更に、設定値インポート部301は、インポート経路を設定値変更履歴管理部304に通知する。なお、インポートデータは、サーバ機器104等で生成される。
まず、画像形成装置101のソフトウェア構成を説明する。なお、画像形成装置102のソフトウェア構成は、画像形成装置101と同様であるため説明を省略する。
画像形成装置101の各ソフトウェアのプログラムは、ROM203に格納され、CPU201によって実行される。また、CPU201がプログラムを実行する際に使用する各種情報は、RAM204、又はHDD202に保持されており、各ソフトウェア機能間でやりとりが行われる。更に、CPU201は、ネットワークI/F207を介して外部機器と通信を行う。以下、各ソフトウェアの機能について説明する。
設定値インポート部301は、画像形成装置101が備える様々な経路を通して画像形成装置101の設定値をインポートする。設定値インポート部301によるインポートの経路としては、操作者により操作部206から入力される経路や、ICタグ208を介して入力される経路等がある。その他、操作者は、パソコン(不図示)のウェブブラウザ等を用いて、LAN103を介した入力操作を行う等してもよい。設定値インポート部301は、これら複数の経路によるインポートを実行する。また、設定値インポート部301は、各経路から受信した設定値を設定値保持部308に格納する。更に、設定値インポート部301は、インポート経路を設定値変更履歴管理部304に通知する。なお、インポートデータは、サーバ機器104等で生成される。
通信部302は、インターネット100を介して、サーバ機器104の通信部310と通信を行う。通信部302は、通信部310と定期的に通信を行うものとする。また、通信部302は、設定値変更履歴管理部304からの指示により、画像形成装置101の設定変更時に通信部310と通信を行う。その他、通信部302は、画像形成装置101の起動時等のタイミングで通信部310と通信を行ってもよく、特に限定されるものではない。また、通信部302は、通信部310等から受信したインポートデータを設定値インポート部301に渡す。また、通信部302は、通信部310との通信において通信エラーが発生した場合、それを検出し、通信履歴管理部303に通知する。更に、通信部302は、LAN103を介して画像形成装置102との通信可否を検出し、通信履歴管理部303に通知する。また、通信部302は、通信エラーを検出した場合、ディスプレイ205にその旨を表示する。
図5は、通信部310と、通信部302との通信エラー時にディスプレイ205に表示される画面の一例を示す図である。
CPU201は、メッセージ表示部401に、通信部310との通信に失敗した旨と、ICタグを読み取る指示とを表示する。
通信履歴管理部303は、通信部302の通信履歴を履歴情報保持部309に格納する。ここで、通信履歴とは、日付、LAN103との通信可否、サーバ機器104の通信部310との通信可否等の情報である。これらの情報は、上述した図3の履歴情報テーブル701に示されるような形式で履歴情報保持部309に保持される。
図5は、通信部310と、通信部302との通信エラー時にディスプレイ205に表示される画面の一例を示す図である。
CPU201は、メッセージ表示部401に、通信部310との通信に失敗した旨と、ICタグを読み取る指示とを表示する。
通信履歴管理部303は、通信部302の通信履歴を履歴情報保持部309に格納する。ここで、通信履歴とは、日付、LAN103との通信可否、サーバ機器104の通信部310との通信可否等の情報である。これらの情報は、上述した図3の履歴情報テーブル701に示されるような形式で履歴情報保持部309に保持される。
設定値変更履歴管理部304は、設定値インポート部301から設定値変更の通知を受けると、履歴情報保持部309に設定変更履歴を作成する。設定変更履歴とは、設定値が変更された日付や、変更者等の情報である。これらの情報は、履歴情報テーブル701に示されるような形式で履歴情報保持部309に保持される。また、設定値変更履歴管理部304は、設定値の設定変更時に、通信部302に対してサーバ機器104の通信部310と通信を行うよう要求する。
オペレーション判定部305は、履歴情報保持部309にアクセスし、履歴情報テーブル701を検索する。オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701から通信エラーの原因を特定し、設定値管理形態判定部306に対して設定値管理形態の判定を依頼する。そして、オペレーション判定部305は、決定したオペレーションをICタグ読み書き部307に通知する。なお、設定値管理形態の詳細については、図6を用いて後述する。
設定値管理形態判定部306は、画像形成装置101の設定値管理形態を判定する。設定値管理形態判定部306は、設定値保持部308に保持されている、図6に示される設定値管理形態設定601を参照して、設定値管理形態を判定する。設定値管理形態設定601には、オペレーションを実行できる管理担当者情報が含まれる。より具体的には、図6に示される例では、「自主型」がON、「委託型」がOFFとなっているため、設定値管理形態判定部306は、オペレーションの実行者をユーザーと判定する。
オペレーション判定部305は、履歴情報保持部309にアクセスし、履歴情報テーブル701を検索する。オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701から通信エラーの原因を特定し、設定値管理形態判定部306に対して設定値管理形態の判定を依頼する。そして、オペレーション判定部305は、決定したオペレーションをICタグ読み書き部307に通知する。なお、設定値管理形態の詳細については、図6を用いて後述する。
設定値管理形態判定部306は、画像形成装置101の設定値管理形態を判定する。設定値管理形態判定部306は、設定値保持部308に保持されている、図6に示される設定値管理形態設定601を参照して、設定値管理形態を判定する。設定値管理形態設定601には、オペレーションを実行できる管理担当者情報が含まれる。より具体的には、図6に示される例では、「自主型」がON、「委託型」がOFFとなっているため、設定値管理形態判定部306は、オペレーションの実行者をユーザーと判定する。
ICタグ読み書き部307は、オペレーション判定部305から受け取ったオペレーションの内容と、オペレーションの実行者との情報を図7に示されるような形式でICタグに書きこむ。
図7における「アプリパッケージ名」は、ICリーダ付情報端末105上で処理を行うアプリケーション(不図示)を指定するためのアプリケーション指定情報の一例である。本実施形態では、オペレーションの実行者毎に異なるアプリケーションを保持していることを想定している。ICタグ読み書き部307がICタグに書き込む「アプリパッケージ名」によって、実行者毎に応じたアプリケーションが指定される。
「オペレーション」は、オペレーション判定部305によって決定されたオペレーションを示す情報である。本実施形態では一例として、オペレーションをネットワーク設定の再設定としているため、オペレーションは、"re−settings"となる。当然のことながら、オペレーション名称は、これに限る必要はなく任意である。
「設定値管理サービスのURL」は、サーバ機器104上で画像形成装置101の設定値を管理しているサービス(不図示)を特定するためのURLである。
「個体識別番号」は、画像形成装置101を一意に特定する番号である。
図7における「アプリパッケージ名」は、ICリーダ付情報端末105上で処理を行うアプリケーション(不図示)を指定するためのアプリケーション指定情報の一例である。本実施形態では、オペレーションの実行者毎に異なるアプリケーションを保持していることを想定している。ICタグ読み書き部307がICタグに書き込む「アプリパッケージ名」によって、実行者毎に応じたアプリケーションが指定される。
「オペレーション」は、オペレーション判定部305によって決定されたオペレーションを示す情報である。本実施形態では一例として、オペレーションをネットワーク設定の再設定としているため、オペレーションは、"re−settings"となる。当然のことながら、オペレーション名称は、これに限る必要はなく任意である。
「設定値管理サービスのURL」は、サーバ機器104上で画像形成装置101の設定値を管理しているサービス(不図示)を特定するためのURLである。
「個体識別番号」は、画像形成装置101を一意に特定する番号である。
設定値保持部308は、画像形成装置101の設定値を保持する。また、設定値保持部308は、画像形成装置101の設定値管理形態に関する情報を保持する。
上述した通り、図6は、設定値管理形態の保持形式の一例を示す図である。
画像形成装置101の設定値管理形態として、自主型と、委託型とが考えられる。前者は、設定値の管理担当者がユーザー自身であり、サービスマンは設定値にアクセス不可である。後者は、設定値の管理担当者がサービスマンであり、ユーザーは設定値にアクセス不可である。自主型と、委託型とは排他の関係である。設定値管理形態設定601は、この他に、各形態に応じた設定値管理サービス(不図示)を指定するURL等を含んでいる。
履歴情報保持部309は、通信部302の通信履歴や、設定値インポート部301による設定変更の履歴を保持する。
上述した通り、図3は、履歴情報の保持形式の一例を示す図である。
履歴情報テーブル701には、日付、設定値の変更経路、設定値の変更者、通信部310との通信可否、LAN103との通信可否等の情報が記録されている。もちろん、他の情報が記録されていてもよい。なお、履歴情報テーブル701に記録されている情報は、記録情報の一例である。例えば、図3に示される702からは、2012年5月18日13時15分55秒に、操作者による操作部206からの操作により設定値が変更されたことが分かる。更に、設定値の変更後、通信部302は、通信部310との通信に失敗したことが分かる。なお、上記の日付の情報は、日時情報の一例である。上記の設定値の変更経路と、設定値の変更者との履歴情報は、変更履歴情報の一例である。上記の通信部310との通信可否の履歴情報は、通信履歴情報の一例である。LAN103との通信可否等の履歴情報は、接続履歴情報の一例であり、通信履歴情報に含まれる情報であるとする。
上述した通り、図6は、設定値管理形態の保持形式の一例を示す図である。
画像形成装置101の設定値管理形態として、自主型と、委託型とが考えられる。前者は、設定値の管理担当者がユーザー自身であり、サービスマンは設定値にアクセス不可である。後者は、設定値の管理担当者がサービスマンであり、ユーザーは設定値にアクセス不可である。自主型と、委託型とは排他の関係である。設定値管理形態設定601は、この他に、各形態に応じた設定値管理サービス(不図示)を指定するURL等を含んでいる。
履歴情報保持部309は、通信部302の通信履歴や、設定値インポート部301による設定変更の履歴を保持する。
上述した通り、図3は、履歴情報の保持形式の一例を示す図である。
履歴情報テーブル701には、日付、設定値の変更経路、設定値の変更者、通信部310との通信可否、LAN103との通信可否等の情報が記録されている。もちろん、他の情報が記録されていてもよい。なお、履歴情報テーブル701に記録されている情報は、記録情報の一例である。例えば、図3に示される702からは、2012年5月18日13時15分55秒に、操作者による操作部206からの操作により設定値が変更されたことが分かる。更に、設定値の変更後、通信部302は、通信部310との通信に失敗したことが分かる。なお、上記の日付の情報は、日時情報の一例である。上記の設定値の変更経路と、設定値の変更者との履歴情報は、変更履歴情報の一例である。上記の通信部310との通信可否の履歴情報は、通信履歴情報の一例である。LAN103との通信可否等の履歴情報は、接続履歴情報の一例であり、通信履歴情報に含まれる情報であるとする。
次に、サーバ機器104のソフトウェア構成を説明する。なお、サーバ機器104のハードウェア構成は、図2に示される画像形成装置101のハードウェア構成からICタグ208を除いた構成と同様の構成である。より具体的には、サーバ機器104は、ハードウェア構成として、図2に示されるCPU201、HDD202、ROM203、RAM204、ディスプレイ205、操作部206、ネットワークI/F207を有する。
CPU201は、ROM203等に格納されたプログラムに基づいて処理を実行することにより、後述するサーバ機器104の機能(ソフトウェアの機能)を実現する。
ディスプレイ205は、サーバ機器104に関する情報を表示する。
操作部206は、キー入力手段を内蔵しており、CPU201によって制御される。操作者は、キー入力を介してサーバ機器104の管理等を行う。
図4に示されるサーバ機器104の各ソフトウェアのプログラムは、ROM203に格納され、CPU201によって実行される。また、CPU201がプログラムを実行する際に使用する各種情報は、RAM204、又はHDD202に保持されており、各ソフトウェア機能間でやりとりが行われる。更に、CPU201は、ネットワークI/F207を介して外部機器と通信を行う。
CPU201は、ROM203等に格納されたプログラムに基づいて処理を実行することにより、後述するサーバ機器104の機能(ソフトウェアの機能)を実現する。
ディスプレイ205は、サーバ機器104に関する情報を表示する。
操作部206は、キー入力手段を内蔵しており、CPU201によって制御される。操作者は、キー入力を介してサーバ機器104の管理等を行う。
図4に示されるサーバ機器104の各ソフトウェアのプログラムは、ROM203に格納され、CPU201によって実行される。また、CPU201がプログラムを実行する際に使用する各種情報は、RAM204、又はHDD202に保持されており、各ソフトウェア機能間でやりとりが行われる。更に、CPU201は、ネットワークI/F207を介して外部機器と通信を行う。
通信部310は、画像形成装置101の通信部302や、ICリーダ付情報端末105の通信部314と通信を行う。
認証部311は、通信部310に接続を試みた画像形成装置101の通信部302や、ICリーダ付情報端末105の通信部314等との通信を認証する。
設定値管理部312は、画像形成装置101に関する設定値を管理する。また、設定値管理部312は、設定値保持部313に対して、設定値の登録や取得を行う。
設定値保持部313は、画像形成装置101の設定値を保持する。なお、全ての設定値は、各画像形成装置を一意に識別する個体識別番号と関連付けられている。
認証部311は、通信部310に接続を試みた画像形成装置101の通信部302や、ICリーダ付情報端末105の通信部314等との通信を認証する。
設定値管理部312は、画像形成装置101に関する設定値を管理する。また、設定値管理部312は、設定値保持部313に対して、設定値の登録や取得を行う。
設定値保持部313は、画像形成装置101の設定値を保持する。なお、全ての設定値は、各画像形成装置を一意に識別する個体識別番号と関連付けられている。
図8は、ICリーダ付情報端末105のハードウェア構成の一例を示す図である。
ハードウェアの各構成要素は、内部バス1109に接続されている。
CPU1101は、ROM1103に格納された制御プログラムを実行する。
CPU1101は、ROM1103等に格納されたプログラムに基づいて処理を実行することにより、後述するICリーダ付情報端末105の機能(ソフトウェアの機能)及びICリーダ付情報端末105に関するフローチャートに係る処理を実現する。
HDD1102は、不揮発性記憶領域であり、サーバ機器104から取得した設定値や、ICタグ208から取得したオペレーション情報等を保持する。
ROM1103は、ICリーダ付情報端末105の制御プログラムを保持する。
RAM1104は、プログラムを実行するためのワークメモリエリアであり、一時記憶領域として用いられる。
ディスプレイ1105は、ICタグ208から取得した情報に含まれるメッセージ等を表示する。
操作部1106は、キー入力手段を内蔵しており、CPU1101によって制御される。操作者は、キー入力を介してICタグ208への情報送信等を指示する。
ネットワークI/F1107は、無線ネットワーク106に接続するためのインターフェース部であり、無線ネットワーク106を介してインターネット100と通信を行う。
ICリーダ1108は、画像形成装置101のICタグ208を読みこみ、ICタグ208内の情報を取得する。
ハードウェアの各構成要素は、内部バス1109に接続されている。
CPU1101は、ROM1103に格納された制御プログラムを実行する。
CPU1101は、ROM1103等に格納されたプログラムに基づいて処理を実行することにより、後述するICリーダ付情報端末105の機能(ソフトウェアの機能)及びICリーダ付情報端末105に関するフローチャートに係る処理を実現する。
HDD1102は、不揮発性記憶領域であり、サーバ機器104から取得した設定値や、ICタグ208から取得したオペレーション情報等を保持する。
ROM1103は、ICリーダ付情報端末105の制御プログラムを保持する。
RAM1104は、プログラムを実行するためのワークメモリエリアであり、一時記憶領域として用いられる。
ディスプレイ1105は、ICタグ208から取得した情報に含まれるメッセージ等を表示する。
操作部1106は、キー入力手段を内蔵しており、CPU1101によって制御される。操作者は、キー入力を介してICタグ208への情報送信等を指示する。
ネットワークI/F1107は、無線ネットワーク106に接続するためのインターフェース部であり、無線ネットワーク106を介してインターネット100と通信を行う。
ICリーダ1108は、画像形成装置101のICタグ208を読みこみ、ICタグ208内の情報を取得する。
次に、ICリーダ付情報端末105のソフトウェア構成を説明する。
ICリーダ付情報端末105の各ソフトウェアのプログラムは、ROM1103に格納され、CPU1101によって実行される。また、CPU1101がプログラムを実行する際に使用する各種情報は、RAM1104、又はHDD1102に保持されており、各ソフトウェア機能間でやり取りが行われる。更に、CPU1101は、ネットワークI/F1107を介して外部機器と通信を行う。
通信部314は、サーバ機器104上の通信部310と通信を行い、インポートデータの取得等を行う。
オペレーション抽出部315は、ICタグ読み書き部316がICタグ208から取得した情報を解析し、オペレーションを抽出する。本実施形態におけるオペレーションは大きく、ネットワーク設定の再設定、サービスマンへの通知、ユーザー管理者への通知に分かれている。但し、オペレーションは、これらに限る必要ない。
ICタグ読み書き部316は、画像形成装置101のICタグ208に対して情報の読み書きを行う。
メール送信部317は、ICタグ読み書き部316が読み取った情報の中に含まれる所定のメールアドレスにメールを送信する。
ICリーダ付情報端末105の各ソフトウェアのプログラムは、ROM1103に格納され、CPU1101によって実行される。また、CPU1101がプログラムを実行する際に使用する各種情報は、RAM1104、又はHDD1102に保持されており、各ソフトウェア機能間でやり取りが行われる。更に、CPU1101は、ネットワークI/F1107を介して外部機器と通信を行う。
通信部314は、サーバ機器104上の通信部310と通信を行い、インポートデータの取得等を行う。
オペレーション抽出部315は、ICタグ読み書き部316がICタグ208から取得した情報を解析し、オペレーションを抽出する。本実施形態におけるオペレーションは大きく、ネットワーク設定の再設定、サービスマンへの通知、ユーザー管理者への通知に分かれている。但し、オペレーションは、これらに限る必要ない。
ICタグ読み書き部316は、画像形成装置101のICタグ208に対して情報の読み書きを行う。
メール送信部317は、ICタグ読み書き部316が読み取った情報の中に含まれる所定のメールアドレスにメールを送信する。
図9は、画像形成装置101の各ソフトウェアが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図9のフローチャートは、通信部302がサーバ機器104との通信エラーを検出するステップから開始し、ICタグ読み書き部307がエラー復帰のためのオペレーションをICタグ208に書き込むステップで終了する。
なお、本実施形態では、通信エラーの原因毎に処理の流れが変わるため、それぞれの原因毎にフローチャートを用いて説明する。
エラーの原因が画像形成装置101の設定値である場合の処理を、<画像形成装置101の設定値が原因のケース>に示す。
エラーの原因がサーバ機器104上の設定値である場合の処理を、<サーバ機器104上の設定値が原因のケース>に示す。
エラーの原因が画像形成装置101の異常か、又はユーザー環境である場合の処理を、<画像形成装置101に異常か、又はユーザー環境が原因のケース>に示す。
エラーの原因がサーバ機器104の異常か、又はユーザー環境である場合の処理を<サーバ機器104の異常か、又はユーザー環境が原因のケース>に示す。
図9のフローチャートは、通信部302がサーバ機器104との通信エラーを検出するステップから開始し、ICタグ読み書き部307がエラー復帰のためのオペレーションをICタグ208に書き込むステップで終了する。
なお、本実施形態では、通信エラーの原因毎に処理の流れが変わるため、それぞれの原因毎にフローチャートを用いて説明する。
エラーの原因が画像形成装置101の設定値である場合の処理を、<画像形成装置101の設定値が原因のケース>に示す。
エラーの原因がサーバ機器104上の設定値である場合の処理を、<サーバ機器104上の設定値が原因のケース>に示す。
エラーの原因が画像形成装置101の異常か、又はユーザー環境である場合の処理を、<画像形成装置101に異常か、又はユーザー環境が原因のケース>に示す。
エラーの原因がサーバ機器104の異常か、又はユーザー環境である場合の処理を<サーバ機器104の異常か、又はユーザー環境が原因のケース>に示す。
<画像形成装置101の設定値が原因のケース>
S801で、通信部302は、サーバ機器104の通信部310との通信エラーを検出すると、処理をS802に進める。
S802で、オペレーション判定部305は、図3に示される履歴情報テーブル701を検索し、設定値の最終変更直後に通信部302が通信部310との通信に成功していたか否かを判定し、成功していたと判定した場合、処理をS806に進める。一方、S802で、オペレーション判定部305は、通信部302が通信部310との通信に失敗していたと判定した場合、処理をS803に進める。例えば、まず、オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701の最新の日時情報を検索する。そして、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更時を示す702から、2012年5月18日13時15分55秒に、操作者による操作部206からの操作により設定値が変更されていることを確認できる。そして、オペレーション判定部305は、設定値の変更後、通信部302と通信部310とが通信に失敗していることを確認できる。つまり、この場合、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更後に通信部302が通信部310との通信に失敗したと判定して、処理をS803に進める。
S803で、オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701を検索し、設定値の最終変更の経路が、サーバ機器104であったか否かを判定し、サーバ機器104であったと判定した場合、処理をS805に進める。一方、オペレーション判定部305は、サーバ機器104でなかったと判定した場合、処理をS804に進める。例えば、オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701における設定値の最終変更時を示す702から、設定値の最終変更の経路がサーバ機器104でなく、画像形成装置101の操作部206であることを確認できる。つまり、この場合、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更の経路がサーバ機器104でなかったと判定し、処理をS804に進める。
S801で、通信部302は、サーバ機器104の通信部310との通信エラーを検出すると、処理をS802に進める。
S802で、オペレーション判定部305は、図3に示される履歴情報テーブル701を検索し、設定値の最終変更直後に通信部302が通信部310との通信に成功していたか否かを判定し、成功していたと判定した場合、処理をS806に進める。一方、S802で、オペレーション判定部305は、通信部302が通信部310との通信に失敗していたと判定した場合、処理をS803に進める。例えば、まず、オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701の最新の日時情報を検索する。そして、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更時を示す702から、2012年5月18日13時15分55秒に、操作者による操作部206からの操作により設定値が変更されていることを確認できる。そして、オペレーション判定部305は、設定値の変更後、通信部302と通信部310とが通信に失敗していることを確認できる。つまり、この場合、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更後に通信部302が通信部310との通信に失敗したと判定して、処理をS803に進める。
S803で、オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701を検索し、設定値の最終変更の経路が、サーバ機器104であったか否かを判定し、サーバ機器104であったと判定した場合、処理をS805に進める。一方、オペレーション判定部305は、サーバ機器104でなかったと判定した場合、処理をS804に進める。例えば、オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701における設定値の最終変更時を示す702から、設定値の最終変更の経路がサーバ機器104でなく、画像形成装置101の操作部206であることを確認できる。つまり、この場合、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更の経路がサーバ機器104でなかったと判定し、処理をS804に進める。
以下、本実施形態では、画像形成装置101の設定値が原因のケースを想定しているため、S802、S803を経て、S804の処理に進んだものとして説明する。
S804で、オペレーション判定部305は、ネットワーク設定の再設定を実行することを決定し、処理をS809に進める。
S809で、設定値管理形態判定部306は、S804で決定されたオペレーションをサービスマンが実行すべきか否かを判定し、サービスマンが実行すべきと判定した場合、処理をS810に進める。一方、S809で、設定値管理形態判定部306は、サービスマンが実行すべきでないと判定した場合、処理をS811に進める。S809における設定値管理形態判定部306の判定方法について、より具体的に説明する。本実施形態では、S804で、オペレーション判定部305は、オペレーションを「ネットワーク設定の再設定」に決定している。この場合、設定値管理形態判定部306は、図6に示される設定値管理形態設定601を参照し、対応する設定値管理形態を特定する。図6に示される例では、「自主型」がON、「委託型」がOFFとなっているため、設定値管理形態判定部306は、オペレーションの実行者をユーザーと判定する。つまり、この場合、設定値管理形態判定部306は、オペレーションをサービスマンが実行すべきでないと判定し、処理をS811に進める。
なお、オペレーション実行者がサービスマンであった場合、S810で、ICタグ読み書き部307は、オペレーション実行者と、オペレーションの内容とをICタグ208に書き込み、処理をS811に進める。なお、オペレーション実行者と、オペレーション内容とを含む情報は、対応情報の一例である。以下、同様とする。
S804で、オペレーション判定部305は、ネットワーク設定の再設定を実行することを決定し、処理をS809に進める。
S809で、設定値管理形態判定部306は、S804で決定されたオペレーションをサービスマンが実行すべきか否かを判定し、サービスマンが実行すべきと判定した場合、処理をS810に進める。一方、S809で、設定値管理形態判定部306は、サービスマンが実行すべきでないと判定した場合、処理をS811に進める。S809における設定値管理形態判定部306の判定方法について、より具体的に説明する。本実施形態では、S804で、オペレーション判定部305は、オペレーションを「ネットワーク設定の再設定」に決定している。この場合、設定値管理形態判定部306は、図6に示される設定値管理形態設定601を参照し、対応する設定値管理形態を特定する。図6に示される例では、「自主型」がON、「委託型」がOFFとなっているため、設定値管理形態判定部306は、オペレーションの実行者をユーザーと判定する。つまり、この場合、設定値管理形態判定部306は、オペレーションをサービスマンが実行すべきでないと判定し、処理をS811に進める。
なお、オペレーション実行者がサービスマンであった場合、S810で、ICタグ読み書き部307は、オペレーション実行者と、オペレーションの内容とをICタグ208に書き込み、処理をS811に進める。なお、オペレーション実行者と、オペレーション内容とを含む情報は、対応情報の一例である。以下、同様とする。
S811で、設定値管理形態判定部306は、S804で決定されたオペレーションをユーザーが実行すべきか否かを判定し、ユーザーが実行すべきと判定した場合、処理をS812に進める。一方、S811で、設定値管理形態判定部306は、ユーザーが実行すべきでないと判定した場合、処理を終了する。S811における設定値管理形態判定部306の判定方法は、S809と同様である。図6に示される例では、「自主型」がON、「委託型」がOFFとなっているため、オペレーションの実行者はユーザーとなる。つまり、この場合、設定値管理形態判定部306は、オペレーションをユーザーが実行すべきと判定し、処理をS812に進める。
S812で、ICタグ読み書き部307は、オペレーション実行者がユーザーであった場合、オペレーションの実行者と、オペレーションの内容とをICタグ208に書き込み、処理を終了する。
S812で、ICタグ読み書き部307は、オペレーション実行者がユーザーであった場合、オペレーションの実行者と、オペレーションの内容とをICタグ208に書き込み、処理を終了する。
図10は、ICリーダ付情報端末105のICタグ読み書き部316が、S812でICタグ208に書き込まれた情報を読み込んだ場合における、ICリーダ付情報端末105の各ソフトウェアが実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態では一例として、ICタグ読み書き部316は、S812でICタグ208に書き込まれた情報を読み込むこととしているが、S810でICタグ208に書き込まれた情報を読み込む場合の処理も同様の処理となる。
図10のフローチャートは、ICタグ読み書き部316が画像形成装置101のICタグ208を読み取るステップから開始する。そして、図10のフローチャートは、ICタグ読み書き部316が画像形成装置101に設定値をインポートするか、又はメール送信部317がメールを所定の宛先へ送信するステップで終了する。
S901で、ICタグ読み書き部316は、画像形成装置101のICタグ208を読み取り、ICタグ208内の情報を受信すると、処理をS902に進める。
図10のフローチャートは、ICタグ読み書き部316が画像形成装置101のICタグ208を読み取るステップから開始する。そして、図10のフローチャートは、ICタグ読み書き部316が画像形成装置101に設定値をインポートするか、又はメール送信部317がメールを所定の宛先へ送信するステップで終了する。
S901で、ICタグ読み書き部316は、画像形成装置101のICタグ208を読み取り、ICタグ208内の情報を受信すると、処理をS902に進める。
S902で、オペレーション抽出部315は、S901で読み込んだ情報の中にオペレーションが含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合、処理をS903に進める。一方、S902で、オペレーション抽出部315は、オペレーションが含まれていないと判定した場合、処理を終了する。なお、上述した通り、本実施形態におけるオペレーションは、ネットワーク設定の再設定、サービスマンへの通知、ユーザー管理者への通知の3つのオペレーションを想定している。つまり、本実施形態では、S902で、オペレーション抽出部315は、S901で読み込んだ情報の中に上記の3つのオペレーションのうちの何れかの情報が含まれているか否かを判定する。なお、本実施形態では上記の3つのオペレーションを用いて説明したが、これに限る必要はない。実際には、上記以外のオペレーションがあってもよいし、各名称も任意の名称を用いてよい。
S903で、オペレーション抽出部315は、S901で読み込んだ情報に含まれるオペレーションの内容が「ネットワーク設定の再設定」であるか否かを判定し、「ネットワーク設定の再設定」であると判定した場合、処理をS904に進める。一方、S903で、オペレーション抽出部315は、「ネットワーク設定の再設定」でないと判定した場合、処理をS906に進める。ここでは、オペレーションが「ネットワーク設定の再設定」である場合を想定しているため、オペレーション抽出部315は、処理をS904へ進める。なお、オペレーション抽出部315が処理をS906以降に進めた場合における処理の詳細については、後述する。
S903で、オペレーション抽出部315は、S901で読み込んだ情報に含まれるオペレーションの内容が「ネットワーク設定の再設定」であるか否かを判定し、「ネットワーク設定の再設定」であると判定した場合、処理をS904に進める。一方、S903で、オペレーション抽出部315は、「ネットワーク設定の再設定」でないと判定した場合、処理をS906に進める。ここでは、オペレーションが「ネットワーク設定の再設定」である場合を想定しているため、オペレーション抽出部315は、処理をS904へ進める。なお、オペレーション抽出部315が処理をS906以降に進めた場合における処理の詳細については、後述する。
S904で、通信部314は、サーバ機器104から画像形成装置101に対応する設定値を取得し、処理をS905に進める。より具体的には、通信部314は、S901でICタグ208から読み込んだ情報の中から画像形成装置の個体識別番号を抽出し、サーバ機器104の通信部310を介して設定値管理部312に個体識別番号に対応する設定値の取得要求を送信する。なお、画像形成装置101の特定に用いた個体識別番号は一例であり、画像形成装置101を一意に特定できる他のパラメータを用いてもよい。
S905で、ICタグ読み書き部316は、S904で取得した設定値を画像形成装置101のICタグ208に送信する。なお、操作者は、ICリーダ付情報端末105を画像形成装置101のICタグ208に接近させることで、S904で取得した設定値を画像形成装置101に無線通信により送信することができる。画像形成装置101のICタグ208は、ICリーダ付情報端末105から設定値を受信後、受信した設定値を設定値インポート部301に送る。そして、設定値インポート部301は、受信した設定値を設定値保持部308にインポートし、正しい設定値を反映させる。この処理により、画像形成装置101と、サーバ機器104との通信エラーが解消されれば、図10に示されるICリーダ付情報端末105の処理のフローは終了する。一方、画像形成装置101と、サーバ機器104との通信エラーが解消されなければ、ICリーダ付情報端末105は、再びS901から同様の処理を行う。
S905で、ICタグ読み書き部316は、S904で取得した設定値を画像形成装置101のICタグ208に送信する。なお、操作者は、ICリーダ付情報端末105を画像形成装置101のICタグ208に接近させることで、S904で取得した設定値を画像形成装置101に無線通信により送信することができる。画像形成装置101のICタグ208は、ICリーダ付情報端末105から設定値を受信後、受信した設定値を設定値インポート部301に送る。そして、設定値インポート部301は、受信した設定値を設定値保持部308にインポートし、正しい設定値を反映させる。この処理により、画像形成装置101と、サーバ機器104との通信エラーが解消されれば、図10に示されるICリーダ付情報端末105の処理のフローは終了する。一方、画像形成装置101と、サーバ機器104との通信エラーが解消されなければ、ICリーダ付情報端末105は、再びS901から同様の処理を行う。
以上により、操作者は、画像形成装置101の設定値が原因でサーバ機器104と通信エラーが発生した場合、特に複雑な操作を必要とせずとも通信エラーから復帰させることができる。より具体的には、操作者は、ICリーダ付情報端末105を画像形成装置101のICタグ208にかざすだけで設定値の更新を完了し、画像形成装置101の通信エラーを解決することができる。
例えば、規模の小さいオフィス等で専門の管理者を用意していないような場合、ユーザーが直接、画像形成装置101の設定を変更することがある。その際、ユーザーが画像形成装置101のIPアドレス等を誤って変更すると、画像形成装置101はサーバ機器104と通信を行うことが出来なくなる。その場合、画像形成装置101の内部では、ユーザーによって画像形成装置101の設定が誤ったものに変更されたためにサーバ機器104と通信が行えないと判定し、ICタグ208にネットワーク設定の再設定を行うオペレーションを書き込んでいる。したがって、ユーザーがICリーダ付情報端末105を画像形成装置101のICタグ208に接近させると、ICリーダ付情報端末105は、ICタグ208からオペレーション等の情報を読み取り、自動でサーバ機器104から正しい設定値を取得する。その後、ユーザーが再びICリーダ付情報端末105をICタグ208に接近させることで、取得した設定値が画像形成装置101に送信され、IPアドレスに正しい値が反映される。その結果、画像形成装置101は、サーバ機器104と通信が可能となり、通信エラーから復帰することができる。
例えば、規模の小さいオフィス等で専門の管理者を用意していないような場合、ユーザーが直接、画像形成装置101の設定を変更することがある。その際、ユーザーが画像形成装置101のIPアドレス等を誤って変更すると、画像形成装置101はサーバ機器104と通信を行うことが出来なくなる。その場合、画像形成装置101の内部では、ユーザーによって画像形成装置101の設定が誤ったものに変更されたためにサーバ機器104と通信が行えないと判定し、ICタグ208にネットワーク設定の再設定を行うオペレーションを書き込んでいる。したがって、ユーザーがICリーダ付情報端末105を画像形成装置101のICタグ208に接近させると、ICリーダ付情報端末105は、ICタグ208からオペレーション等の情報を読み取り、自動でサーバ機器104から正しい設定値を取得する。その後、ユーザーが再びICリーダ付情報端末105をICタグ208に接近させることで、取得した設定値が画像形成装置101に送信され、IPアドレスに正しい値が反映される。その結果、画像形成装置101は、サーバ機器104と通信が可能となり、通信エラーから復帰することができる。
<サーバ機器104上の設定値が原因のケース>
本ケースは、サーバ機器104の設定値保持部313に保持されている設定値が誤っている場合の実施形態である。
なお、図9のフローチャートにおけるS801からS802までの処理は、<画像形成装置101の設定値が原因のケース>の処理と同様であるため説明を省略する。
S803で、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更の経路がサーバ機器104であったと判定した場合、処理をS805に進める。なお、S803における処理については前述したため、詳細な説明を省略する。
S805で、オペレーション判定部305は、サービスマンへの通知を行うというオペレーションと、サーバ機器104の設定値保持部313に格納されている設定値が適切ではない旨の内容の通知とを決定し、処理をS809に進める。
S809以降で、ICタグ読み書き部307がICタグ208に書きこむ情報の一例を図11に示す。なお、S809で、設定値管理形態判定部306は、S805で決定されたオペレーション内容から、サービスマンが実行すべきオペレーションであると判定し、処理をS810に進めたとする。
本ケースは、サーバ機器104の設定値保持部313に保持されている設定値が誤っている場合の実施形態である。
なお、図9のフローチャートにおけるS801からS802までの処理は、<画像形成装置101の設定値が原因のケース>の処理と同様であるため説明を省略する。
S803で、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更の経路がサーバ機器104であったと判定した場合、処理をS805に進める。なお、S803における処理については前述したため、詳細な説明を省略する。
S805で、オペレーション判定部305は、サービスマンへの通知を行うというオペレーションと、サーバ機器104の設定値保持部313に格納されている設定値が適切ではない旨の内容の通知とを決定し、処理をS809に進める。
S809以降で、ICタグ読み書き部307がICタグ208に書きこむ情報の一例を図11に示す。なお、S809で、設定値管理形態判定部306は、S805で決定されたオペレーション内容から、サービスマンが実行すべきオペレーションであると判定し、処理をS810に進めたとする。
以下、図11に示されるユーザー用データの記載について説明する。
「アプリパッケージ名」は、ユーザー用アプリケーションのパッケージ名を指定する情報である。
「オペレーション」は、サービスマンへの通知であり、より具体的には"report"となる。
「メールアドレス」は、サービスマンが属するサポートセンター等のメールアドレスである。
「メッセージ」は、通信エラーの原因が設定値保持部313の設定値である旨を伝えるメッセージである。
「ログ」は、エラーに関する情報である。
以下、図11に示されるサービスマン用データの記載について説明する。
「アプリパッケージ名」は、サービスマン用アプリケーションのパッケージ名を指定する情報である。
「オペレーション」、「メッセージ」、「ログ」は、ユーザー用データと同様である。
なお、メールアドレスは、不要であるためデータがない。
「アプリパッケージ名」は、ユーザー用アプリケーションのパッケージ名を指定する情報である。
「オペレーション」は、サービスマンへの通知であり、より具体的には"report"となる。
「メールアドレス」は、サービスマンが属するサポートセンター等のメールアドレスである。
「メッセージ」は、通信エラーの原因が設定値保持部313の設定値である旨を伝えるメッセージである。
「ログ」は、エラーに関する情報である。
以下、図11に示されるサービスマン用データの記載について説明する。
「アプリパッケージ名」は、サービスマン用アプリケーションのパッケージ名を指定する情報である。
「オペレーション」、「メッセージ」、「ログ」は、ユーザー用データと同様である。
なお、メールアドレスは、不要であるためデータがない。
本実施形態では、上述した通り、オペレーションの実行者が各々異なるアプリケーションを保持していることを想定している。そこで、S810で、ICタグ読み書き部307は、ユーザー用と、サービスマン用との2種類のデータをICタグ208に書き込み、処理をS811に進める。ここでは、オペレーションが「サービスマンへの通知」である場合を想定しているため、S811で、設定値管理形態判定部306は、ユーザーが実行すべきでないと判定して処理を終了する。
以上により、ICリーダ付情報端末105は、サービスマン用アプリケーションである場合、画面にエラーログ(エラー内容)を表示する。一方、ICリーダ付情報端末105は、ユーザー用アプリケーションである場合、サービスマンに通知するためのメールを送信する。
以上により、ICリーダ付情報端末105は、サービスマン用アプリケーションである場合、画面にエラーログ(エラー内容)を表示する。一方、ICリーダ付情報端末105は、ユーザー用アプリケーションである場合、サービスマンに通知するためのメールを送信する。
図10において、オペレーションが「サービスマンへの通知」である場合、S903で、オペレーション抽出部315は、オペレーションは「ネットワークの再設定」でないと判定し、処理をS906に進める。なお、S901からS902までの処理は、<画像形成装置101の設定値が原因のケース>の処理と同様であるため説明を省略する。
S906で、オペレーション抽出部315は、S901でICタグ208から読み込んだ情報に含まれるオペレーションが「サービスマンへの通知」であるか否かを判定し、「サービスマンへの通知」であると判定した場合、処理をS907に進める。一方、S906で、オペレーション抽出部315は、「サービスマンへの通知」でないと判定した場合、処理をS908に進める。ここでは、オペレーションが「サービスマンへの通知」である場合を想定しているため、オペレーション抽出部315は、処理をS907に進める。
S907で、ICリーダ付情報端末105のアプリケーションがユーザー用アプリケーションである場合、メール送信部317は、ICタグ208から受信した情報内のメールアドレスへメッセージと、ログとを送信し、処理をS908に進める。
S907で、ICリーダ付情報端末105のアプリケーションがサービスマン用アプリケーションである場合、オペレーション抽出部315は、ICタグ208から受信した情報内のメッセージと、ログとの内容を画面に表示し、処理をS908に進める。
S906で、オペレーション抽出部315は、S901でICタグ208から読み込んだ情報に含まれるオペレーションが「サービスマンへの通知」であるか否かを判定し、「サービスマンへの通知」であると判定した場合、処理をS907に進める。一方、S906で、オペレーション抽出部315は、「サービスマンへの通知」でないと判定した場合、処理をS908に進める。ここでは、オペレーションが「サービスマンへの通知」である場合を想定しているため、オペレーション抽出部315は、処理をS907に進める。
S907で、ICリーダ付情報端末105のアプリケーションがユーザー用アプリケーションである場合、メール送信部317は、ICタグ208から受信した情報内のメールアドレスへメッセージと、ログとを送信し、処理をS908に進める。
S907で、ICリーダ付情報端末105のアプリケーションがサービスマン用アプリケーションである場合、オペレーション抽出部315は、ICタグ208から受信した情報内のメッセージと、ログとの内容を画面に表示し、処理をS908に進める。
S908で、オペレーション抽出部315は、S901でICタグ208から読み込んだ情報に含まれるオペレーションが「ユーザー管理者への通知」であるか否かを判定し、「ユーザー管理者への通知」であると判定した場合、処理をS909に進める。一方、S908で、オペレーション抽出部315は、「ユーザー管理者への通知」でないと判定した場合、処理を終了する。上述した通り、ここでは、オペレーションが「サービスマンへの通知」である場合を想定しているため、S908で、オペレーション抽出部315は、「ユーザー管理者への通知」でないと判定し、処理を終了する。
以上により、画像形成装置101と、サーバ機器104との通信エラーの原因が、サーバ機器104の設定値保持部313で保持されている設定値である場合に、その旨のメールをサービスマンに自動で送信して通知することにより、エラーの早期解決ができる。
以上により、画像形成装置101と、サーバ機器104との通信エラーの原因が、サーバ機器104の設定値保持部313で保持されている設定値である場合に、その旨のメールをサービスマンに自動で送信して通知することにより、エラーの早期解決ができる。
<画像形成装置101の異常か、又はユーザー環境が原因であるケース>
本ケースは、画像形成装置101に何らかの異常が発生しているか、又はユーザー環境に問題がある場合の実施形態である。
図9のフローチャートにおけるS801の処理は、<画像形成装置101の設定値が原因のケース>の処理と同様であるため説明を省略する。
以下、S802で、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更直後に通信部302が通信部310との通信に成功していたと判定し、処理をS806に進めたとして説明する。なお、S802の処理については上述したため、詳細な説明を省略する。
S806で、オペレーション判定部305は、通信部302がLAN103に接続可能か否かを判定し、接続可能と判定した場合、処理をS808に進める。一方、S806で、オペレーション判定部305は、接続不可能と判定した場合、処理をS807に進める。例えば、オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701における設定値の最終変更時を示す702から、2012年5月18日13時15分55秒に、操作者による操作部206からの操作により設定値が変更されていることを確認できる。そして、オペレーション判定部305は、設定値の変更後、通信部302と、通信部310とが通信に失敗していることを確認できる。更に、オペレーション判定部305は、その際に通信部302がLANとの接続に失敗していることを確認できる。つまり、この場合、オペレーション判定部305は、通信部302がLAN103との接続に失敗したと判定して、処理をS807に進める。ここでは、オペレーション判定部305は、処理をS807に進めたとして以下の説明をする。
S807で、オペレーション判定部305は、上記のS802と、S806との判定に基づいて、オペレーションをサービスマンへの通知と、ユーザー管理者への通知とに決定する。更にS807で、オペレーション判定部305は、サービスマンへの通知内容として、画像形成装置101に異常が発生しており改善が必要である旨を通知することを決定し、処理をS809に進める。
本ケースは、画像形成装置101に何らかの異常が発生しているか、又はユーザー環境に問題がある場合の実施形態である。
図9のフローチャートにおけるS801の処理は、<画像形成装置101の設定値が原因のケース>の処理と同様であるため説明を省略する。
以下、S802で、オペレーション判定部305は、設定値の最終変更直後に通信部302が通信部310との通信に成功していたと判定し、処理をS806に進めたとして説明する。なお、S802の処理については上述したため、詳細な説明を省略する。
S806で、オペレーション判定部305は、通信部302がLAN103に接続可能か否かを判定し、接続可能と判定した場合、処理をS808に進める。一方、S806で、オペレーション判定部305は、接続不可能と判定した場合、処理をS807に進める。例えば、オペレーション判定部305は、履歴情報テーブル701における設定値の最終変更時を示す702から、2012年5月18日13時15分55秒に、操作者による操作部206からの操作により設定値が変更されていることを確認できる。そして、オペレーション判定部305は、設定値の変更後、通信部302と、通信部310とが通信に失敗していることを確認できる。更に、オペレーション判定部305は、その際に通信部302がLANとの接続に失敗していることを確認できる。つまり、この場合、オペレーション判定部305は、通信部302がLAN103との接続に失敗したと判定して、処理をS807に進める。ここでは、オペレーション判定部305は、処理をS807に進めたとして以下の説明をする。
S807で、オペレーション判定部305は、上記のS802と、S806との判定に基づいて、オペレーションをサービスマンへの通知と、ユーザー管理者への通知とに決定する。更にS807で、オペレーション判定部305は、サービスマンへの通知内容として、画像形成装置101に異常が発生しており改善が必要である旨を通知することを決定し、処理をS809に進める。
S809以降の処理については、<画像形成装置101の設定値が原因のケース>、及び<サーバ機器104上の設定値が原因のケース>との相違点のみ説明する。
S810、S812で、ICタグ読み書き部307がICタグ208に書きこむ情報は、サービスマンへの通知を実行するオペレーションと、ユーザー管理者への通知を実行するオペレーションとの2種類となる。サービスマンへの通知を行うオペレーションに関するデータ形式は、前述の<サーバ機器104上の設定値が原因のケース>の場合と同様である。但し、ICタグ読み書き部307は、メッセージとして画像形成装置101に異常がある旨を伝える内容を書き込む。また、ICタグ読み書き部307は、ユーザー管理者への通知に関しては、アプリパッケージ名としてユーザー用アプリと、サービス用アプリとの両方を書き込む。更に、ICタグ読み書き部307は、メッセージとしてユーザー環境に問題がある旨を通知する内容を書き込む。なお、ICタグ読み書き部307は、ログ情報を書き込まない。
S810、S812で、ICタグ読み書き部307がICタグ208に書きこむ情報は、サービスマンへの通知を実行するオペレーションと、ユーザー管理者への通知を実行するオペレーションとの2種類となる。サービスマンへの通知を行うオペレーションに関するデータ形式は、前述の<サーバ機器104上の設定値が原因のケース>の場合と同様である。但し、ICタグ読み書き部307は、メッセージとして画像形成装置101に異常がある旨を伝える内容を書き込む。また、ICタグ読み書き部307は、ユーザー管理者への通知に関しては、アプリパッケージ名としてユーザー用アプリと、サービス用アプリとの両方を書き込む。更に、ICタグ読み書き部307は、メッセージとしてユーザー環境に問題がある旨を通知する内容を書き込む。なお、ICタグ読み書き部307は、ログ情報を書き込まない。
図10のフローチャートにおけるS901からS907までの処理は、<サーバ機器104上の設定値が原因のケース>の処理と同様であるため説明を省略する。
S908で、オペレーション抽出部315は、オペレーションが「ユーザー管理者への通知」であるか否かを判定し、「ユーザー管理者への通知」であると判定した場合、処理をS909に進める。一方、S908で、オペレーション抽出部315は、「ユーザー管理者への通知」でないと判定した場合、処理を終了する。
S909で、メール送信部317は、S901においてICタグ208から受信した情報の中のメールアドレスに対して、メッセージを送信し、処理を終了する。
以上により、画像形成装置101の異常、又はユーザー環境が原因の通信エラーが発生した場合に、ICリーダ付情報端末105からサービスマン及びユーザー管理者に適切な情報をメールで通知でき、エラーの早期解決ができる。
S908で、オペレーション抽出部315は、オペレーションが「ユーザー管理者への通知」であるか否かを判定し、「ユーザー管理者への通知」であると判定した場合、処理をS909に進める。一方、S908で、オペレーション抽出部315は、「ユーザー管理者への通知」でないと判定した場合、処理を終了する。
S909で、メール送信部317は、S901においてICタグ208から受信した情報の中のメールアドレスに対して、メッセージを送信し、処理を終了する。
以上により、画像形成装置101の異常、又はユーザー環境が原因の通信エラーが発生した場合に、ICリーダ付情報端末105からサービスマン及びユーザー管理者に適切な情報をメールで通知でき、エラーの早期解決ができる。
<サーバ機器104か、又はユーザー環境が原因であるケース>
本ケースは、サーバ機器104に何らかの異常が発生しているか、又はユーザー環境に問題がある場合の実施形態である。
図9のフローチャートにおけるS801からS806までは、<サーバ機器104上の設定値が原因のケース>の処理と同様であるため説明を省略する。
以下、S806で、通信部302は、LAN103に接続可能と判定し、処理をS808に進めたとして説明する。なお、S806における通信部302の処理については前述したため、詳細な説明を省略する。
S808で、オペレーション判定部305は、S802と、S806との判定に基づいて、オペレーションをサービスマンへの通知と、ユーザー管理者への通知とに決定する。更に、オペレーション判定部305は、サービスマンへの通知内容として、サーバ機器104に異常が発生しており、改善が必要である旨を通知することを決定し、処理をS809に進める。
S810、S812で、ICタグ読み書き部307がICタグ208に書きこむ情報は、サービスマンへの通知に関しては、サーバ機器104に問題がある旨のメッセージである。その他の内容は、<画像形成装置101の異常か、又はユーザー環境が原因であるケース>と同様であるため、説明を省略する。
以上により、サーバ機器104の異常、又はユーザー環境が原因の通信エラーが発生した場合に、ICリーダ付情報端末105からサービスマン及びユーザー管理者に適切な情報をメールで通知でき、エラーの早期解決ができる。
本ケースは、サーバ機器104に何らかの異常が発生しているか、又はユーザー環境に問題がある場合の実施形態である。
図9のフローチャートにおけるS801からS806までは、<サーバ機器104上の設定値が原因のケース>の処理と同様であるため説明を省略する。
以下、S806で、通信部302は、LAN103に接続可能と判定し、処理をS808に進めたとして説明する。なお、S806における通信部302の処理については前述したため、詳細な説明を省略する。
S808で、オペレーション判定部305は、S802と、S806との判定に基づいて、オペレーションをサービスマンへの通知と、ユーザー管理者への通知とに決定する。更に、オペレーション判定部305は、サービスマンへの通知内容として、サーバ機器104に異常が発生しており、改善が必要である旨を通知することを決定し、処理をS809に進める。
S810、S812で、ICタグ読み書き部307がICタグ208に書きこむ情報は、サービスマンへの通知に関しては、サーバ機器104に問題がある旨のメッセージである。その他の内容は、<画像形成装置101の異常か、又はユーザー環境が原因であるケース>と同様であるため、説明を省略する。
以上により、サーバ機器104の異常、又はユーザー環境が原因の通信エラーが発生した場合に、ICリーダ付情報端末105からサービスマン及びユーザー管理者に適切な情報をメールで通知でき、エラーの早期解決ができる。
<その他の実施形態>
また、本実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した実施形態の処理によれば、サーバ機器(クラウド)に接続可能な画像形成装置において、ハードウェアの故障以外に設定値を原因とする障害を判別可能とすることができる。また、設定値を原因とする障害に対しては、ICタグに対応するオペレーションを書き込むことで、利用者は携帯端末を用いて画像形成装置のICタグからオペレーション情報を取得し、設定値のインポートを行うことが可能になる。以上により、画像形成装置において設定値を原因とする障害が発生した場合に、容易に解決することが可能となる。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
Claims (18)
- 無線通信部を備える画像形成装置であって、
前記画像形成装置の設定値が変更された際の変更履歴情報と、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信履歴情報とを記録情報として管理する管理手段と、
前記サーバ装置との通信エラーを検出すると、前記管理手段により管理されている前記記録情報から検索した前記変更履歴情報と、前記通信履歴情報とに基づいて前記通信エラーの対応策と、前記対応策の実行者とを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記対応策と、前記実行者の情報とを含む対応情報を前記無線通信部に書き込む書き込み手段と、
を有する画像形成装置。 - 前記記録情報には更に日時情報が含まれ、
前記特定手段は、前記管理手段により管理されている前記記録情報から検索した最新の日時情報に対応する前記変更履歴情報と、前記通信履歴情報とに基づいて前記通信エラーの対応策と、前記対応策の実行者とを特定する請求項1記載の画像形成装置。 - 前記無線通信部を介して情報処理端末装置と無線通信が可能であり、
前記書き込み手段により書き込まれた前記対応情報には、前記情報処理端末装置のアプリケーションを前記実行者毎に指定するアプリケーション指定情報が更に含まれ、
前記書き込み手段により書き込まれた前記対応情報に基づいて、前記実行者が使用する前記情報処理端末装置に送信する前記対応策の情報と、前記アプリケーション指定情報とを前記実行者に応じて指定する指定手段を更に有する請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 前記特定手段により前記通信エラーの対応策として前記画像形成装置の設定値の再設定が必要であると特定された場合、前記書き込み手段により前記無線通信部に書き込まれた前記対応情報を読み込んだ前記無線通信部を介して無線通信可能な情報処理端末装置から、前記対応情報に基づく設定値情報を受信し、受信した前記設定値情報に対応する設定値を前記画像形成装置に反映させる反映手段を更に有する請求項1乃至3何れか1項記載の画像形成装置。
- 前記設定値の管理担当者としてユーザー、又はサービスマンの何れかが予め指定された管理担当者情報を保持する保持手段を更に有し、
前記特定手段により前記通信エラーの対応策として前記画像形成装置の設定値の再設定が必要であると特定された場合、前記特定手段は、前記保持手段により保持されている前記管理担当者情報を参照することにより、前記管理担当者を前記対応策の実行者として特定する請求項1乃至4何れか1項記載の画像形成装置。 - 前記特定手段は、前記通信履歴情報と、前記変更履歴情報とに基づいて、前記設定値の変更後に前記サーバ装置と通信できなかったと判定し、かつ、前記設定値は前記サーバ装置で変更されていないと判定した場合、前記対応策として前記画像形成装置の設定値の再設定が必要であると特定する請求項1乃至5何れか1項記載の画像形成装置。
- 前記特定手段は、前記通信履歴情報と、前記変更履歴情報とに基づいて、前記設定値の変更後に前記サーバ装置と通信できなかったと判定し、かつ、前記設定値は前記サーバ装置で変更されたと判定した場合、前記対応策としてサービスマンによる前記サーバ装置の設定値の再設定が必要であると特定する請求項1乃至3何れか1項記載の画像形成装置。
- 前記通信履歴情報には、ネットワークとの接続履歴情報が含まれ、
前記特定手段は、前記通信履歴情報に基づいて、前記設定値の変更後に前記サーバ装置と通信できたと判定し、かつ、前記ネットワークに接続できたと判定した場合、前記対応策としてサービスマンによる前記サーバ装置の異常の改善、又は管理者によるユーザー環境の改善が必要であると特定する請求項1乃至3何れか1項記載の画像形成装置。 - 前記通信履歴情報には、ネットワークとの接続履歴情報が含まれ、
前記特定手段は、前記通信履歴情報に基づいて、前記設定値の変更後に前記サーバ装置と通信できたと判定し、かつ、前記ネットワークに接続できなかったと判定した場合、前記対応策としてサービスマンによる前記画像形成装置の異常の改善、又は管理者によるユーザー環境の改善が必要であると特定する請求項1乃至3何れか1項記載の画像形成装置。 - 無線通信可能な無線通信部を備える画像形成装置の前記無線通信部から、前記無線通信部に書き込まれた前記画像形成装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信エラーに関する対応策と、前記対応策の実行者の情報とを含む対応情報を、無線通信を介して受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記対応情報に基づいて、前記通信エラーの対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であると判定された場合、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置から取得した設定値を、無線通信を介して前記画像形成装置の前記無線通信部に送信する送信手段と、
前記判定手段により前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定でないと判定された場合、前記実行者に前記対応策の情報を通知する通知手段と、
を有する情報処理端末装置。 - 前記送信手段は、前記サーバ装置で管理されている画像形成装置を識別する識別情報と、設定値とが対応付けられたデータから、前記受信手段により受信された前記対応情報に含まれる画像形成装置の識別情報に基づいて検索した設定値を、無線通信を介して前記画像形成装置の前記無線通信部に送信する請求項10記載の情報処理端末装置。
- 前記通知手段は、前記受信手段により受信された前記対応情報に基づいて、前記対応策の情報を前記実行者にメールで送信することにより通知するか、又は前記対応策の情報を前記情報処理端末装置の画面に表示することにより通知する請求項10又は11記載の情報処理端末装置。
- 無線通信部を備える画像形成装置と、情報処理端末装置とを含むシステムであって、
前記画像形成装置は、
前記画像形成装置の設定値が変更された際の変更履歴情報と、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信履歴情報とを記録情報として管理する管理手段と、
前記サーバ装置との通信エラーを検出すると、前記管理手段により管理されている前記記録情報から検索した前記変更履歴情報と、前記通信履歴情報とに基づいて前記通信エラーの対応策と、前記対応策の実行者とを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記対応策と、前記実行者の情報とを含む対応情報を前記無線通信部に書き込む書き込み手段と、
を有し、
前記情報処理端末装置は、
前記画像形成装置の前記無線通信部から、前記無線通信部に書き込まれた前記対応情報を、無線通信を介して受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記対応情報に基づいて、前記通信エラーの対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であると判定された場合、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置から取得した設定値を、無線通信を介して前記画像形成装置の前記無線通信部に送信する送信手段と、
前記判定手段により前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定でないと判定された場合、前記実行者に前記対応策の情報を通知する通知手段と、
を有するシステム。 - 無線通信部を備える画像形成装置が実行する情報処理方法であって、
前記画像形成装置の設定値が変更された際の変更履歴情報と、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信履歴情報とを記録情報として管理する管理ステップと、
前記サーバ装置との通信エラーを検出すると、前記管理ステップにより管理されている前記記録情報から検索した前記変更履歴情報と、前記通信履歴情報とに基づいて前記通信エラーの対応策と、前記対応策の実行者とを特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定された前記対応策と、前記実行者の情報とを含む対応情報を前記無線通信部に書き込む書き込みステップと、
を含む情報処理方法。 - 情報処理端末装置が実行する情報処理方法であって、
無線通信可能な無線通信部を備える画像形成装置の前記無線通信部から、前記無線通信部に書き込まれた前記画像形成装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信エラーに関する対応策と、前記対応策の実行者の情報とを含む対応情報を、無線通信を介して受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより受信された前記対応情報に基づいて、前記通信エラーの対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であると判定された場合、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置から取得した設定値を、無線通信を介して前記画像形成装置の前記無線通信部に送信する送信ステップと、
前記判定ステップにより前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定でないと判定された場合、前記実行者に前記対応策の情報を通知する通知ステップと、
を含む情報処理方法。 - 無線通信部を備える画像形成装置と、情報処理端末装置とを含むシステムにおける情報処理方法であって、
前記画像形成装置が、前記画像形成装置の設定値が変更された際の変更履歴情報と、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信履歴情報とを記録情報として管理する管理ステップと、
前記画像形成装置が、前記サーバ装置との通信エラーを検出すると、前記管理ステップにより管理されている前記記録情報から検索した前記変更履歴情報と、前記通信履歴情報とに基づいて前記通信エラーの対応策と、前記対応策の実行者とを特定する特定ステップと、
前記画像形成装置が、前記特定ステップにより特定された前記対応策と、前記実行者の情報とを含む対応情報を前記無線通信部に書き込む書き込みステップと、
前記情報処理端末装置が、前記画像形成装置の前記無線通信部から、前記無線通信部に書き込まれた前記対応情報を、無線通信を介して受信する受信ステップと、
前記情報処理端末装置が、前記受信ステップにより受信された前記対応情報に基づいて、前記通信エラーの対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であるか否かを判定する判定ステップと、
前記情報処理端末装置が、前記判定ステップにより前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であると判定された場合、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置から取得した設定値を、無線通信を介して前記画像形成装置の前記無線通信部に送信する送信ステップと、
前記情報処理端末装置が、前記判定ステップにより前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定でないと判定された場合、前記実行者に前記対応策の情報を通知する通知ステップと、
を含む情報処理方法。 - 無線通信部を備える画像形成装置のコンピュータに、
前記画像形成装置の設定値が変更された際の変更履歴情報と、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信履歴情報とを記録情報として管理する管理ステップと、
前記サーバ装置との通信エラーを検出すると、前記管理ステップにより管理されている前記記録情報から検索した前記変更履歴情報と、前記通信履歴情報とに基づいて前記通信エラーの対応策と、前記対応策の実行者とを特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定された前記対応策と、前記実行者の情報とを含む対応情報を前記無線通信部に書き込む書き込みステップと、
を実行させるプログラム。 - コンピュータに、
無線通信可能な無線通信部を備える画像形成装置の前記無線通信部から、前記無線通信部に書き込まれた前記画像形成装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置との通信エラーに関する対応策と前記対応策の実行者の情報を含む対応情報を、無線通信を介して受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより受信された前記対応情報に基づいて、前記通信エラーの対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定であると判定された場合、ネットワークを介して通信可能なサーバ装置から取得した設定値を、無線通信を介して前記画像形成装置の前記無線通信部に送信する送信ステップと、
前記判定ステップにより前記対応策が前記画像形成装置の設定値の再設定でないと判定された場合、前記実行者に前記対応策の情報を通知する通知ステップと、
を実行させるプログラム。
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