JP2014068607A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】高価な電子制御装置を用いずに、各作業装置のクラッチレバーの操作に連動してエンジンの回転速度が変更されるようにすることで、コンバインの製造コスト低減する。
【解決手段】操縦部(6)に、エンジン(15)の回転速度を手動で変更するスロットルレバー(7)と、作業部(2,3,5)を駆動状態と駆動停止状態に切替えるクラッチレバー(14,65)を備えたコンバインにおいて、クラッチレバー(14,65)が、作業部(2,3,5)を駆動状態とする側へ操作される過程で、クラッチレバー(14,65)の操作に連動して作動するアーム(60)がスロットルレバー(7)と係合してこのスロットルレバー(7)を回動させ、エンジン(15)の回転速度が増速される構成とする。
【選択図】図8
【解決手段】操縦部(6)に、エンジン(15)の回転速度を手動で変更するスロットルレバー(7)と、作業部(2,3,5)を駆動状態と駆動停止状態に切替えるクラッチレバー(14,65)を備えたコンバインにおいて、クラッチレバー(14,65)が、作業部(2,3,5)を駆動状態とする側へ操作される過程で、クラッチレバー(14,65)の操作に連動して作動するアーム(60)がスロットルレバー(7)と係合してこのスロットルレバー(7)を回動させ、エンジン(15)の回転速度が増速される構成とする。
【選択図】図8
Description
本発明は、コンバインに関する。
コンバインには、刈取装置や脱穀装置や籾排出装置等のそれぞれ単独で駆動・停止が行われる作業装置が搭載され、収穫作業中に作業状態に応じて各作業装置が適宜に駆動・停止を繰り返されるが、この駆動・停止のたびにエンジンの回転数を作業形装置の最適回転数に調整する必要がある。
そのために、例えば、下記特許文献1には、脱穀装置の駆動・停止に伴ってエンジンの回転数を自動的に変更制御する技術が知られている。
そのために、例えば、下記特許文献1には、脱穀装置の駆動・停止に伴ってエンジンの回転数を自動的に変更制御する技術が知られている。
前記公知のコンバインのエンジン制御装置は、脱穀される穀稈を検出するセンサと脱穀装置のクラッチ作動を検出するセンサとエンジンの回転を変更する電子制御装置が必要で、製造コストがアップする構成である。
そこで、本発明は、高価な電子制御装置を用いずに、各作業装置のクラッチレバーの操作に連動してエンジンの回転速度が変更されるようにすることで、コンバインの製造コスト低減することを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、操縦部(6)に、エンジン(15)の回転速度を手動で変更するスロットルレバー(7)と、作業部(2,3,5)を駆動状態と駆動停止状態に切替えるクラッチレバー(14,65)を備えたコンバインにおいて、前記クラッチレバー(14,65)が、作業部(2,3,5)を駆動状態とする側へ操作される過程で、該クラッチレバー(14,65)の操作に連動して作動するアーム(60)がスロットルレバー(7)と係合してこのスロットルレバー(7)を回動させ、エンジン(15)の回転速度が増速される構成としたことを特徴とするコンバインである。
請求項2に記載の発明は、前記クラッチレバー(14,65)が作業部(2,3,5)を駆動状態とする側に操作完了される前に、前記アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除される構成とした請求項1記載のコンバインである。
請求項3に記載の発明は、前記アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除された後に、作業部(2,3,5)が駆動状態となる構成とした請求項2記載のコンバインである。
請求項1に記載の発明は、操縦部(6)に、エンジン(15)の回転速度を手動で変更するスロットルレバー(7)と、作業部(2,3,5)を駆動状態と駆動停止状態に切替えるクラッチレバー(14,65)を備えたコンバインにおいて、前記クラッチレバー(14,65)が、作業部(2,3,5)を駆動状態とする側へ操作される過程で、該クラッチレバー(14,65)の操作に連動して作動するアーム(60)がスロットルレバー(7)と係合してこのスロットルレバー(7)を回動させ、エンジン(15)の回転速度が増速される構成としたことを特徴とするコンバインである。
請求項2に記載の発明は、前記クラッチレバー(14,65)が作業部(2,3,5)を駆動状態とする側に操作完了される前に、前記アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除される構成とした請求項1記載のコンバインである。
請求項3に記載の発明は、前記アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除された後に、作業部(2,3,5)が駆動状態となる構成とした請求項2記載のコンバインである。
請求項1に記載の発明によれば、クラッチレバー(14,65)が、作業部(2,3,5)を駆動状態とする側へ操作される過程で、該クラッチレバー(14,65)の操作に連動して作動するアーム(60)がスロットルレバー(7)と係合してこのスロットルレバー(7)を回動させ、エンジン(15)の回転速度が増速される構成としているので、電子制御装置等を用いずにクラッチレバー(14,65)とスロットルレバー(7)を連係させることができ、コンバインの製造コストを低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、クラッチレバー(14,65))が作業部(2,3,5)を駆動状態とする側に操作完了される前に、アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除されるので、クラッチレバー(14,65)を操作して、作業部(2,3,5)が駆動状態となった後は、スロットルレバー(7)を任意に操作してエンジン(15)の回転速度を変更できるので、作業条件に応じてエンジン(15)の回転速度を変更して、刈取作業を能率的に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除された後に、作業部(2,3,5)が駆動状態となるので、作業部(2,3,5)の起動時に速やかに作業に適した駆動状態とすることができ、刈取作業の能率を更に高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、クラッチレバー(14,65))が作業部(2,3,5)を駆動状態とする側に操作完了される前に、アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除されるので、クラッチレバー(14,65)を操作して、作業部(2,3,5)が駆動状態となった後は、スロットルレバー(7)を任意に操作してエンジン(15)の回転速度を変更できるので、作業条件に応じてエンジン(15)の回転速度を変更して、刈取作業を能率的に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除された後に、作業部(2,3,5)が駆動状態となるので、作業部(2,3,5)の起動時に速やかに作業に適した駆動状態とすることができ、刈取作業の能率を更に高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、本明細書においてコンバインの前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後という。
図1と図2において、1は走行車体16に装架した走行装置、2は走行車体16に搭載した脱穀装置(作業部)、3は脱穀装置2の前側に設けた刈取装置(作業部)、4はグレンタンク、5はグレンタンク4内の穀粒を排出する排出オーガ(作業部)、6は操縦部である。
前記操縦部6には、作業者が着座する操縦席10を設け、操縦席10の前側に作業者が乗降するステップ11を設け、ステップ11の前方には刈取装置3を昇降及び左右旋回操作を行う操縦・作業レバー54を立設した前方操作部12を設け、ステップ11の側部には側部操作部13を設ける。
そして、側部操作部13には、前からスロットルレバー7と主変速レバー8と副変速レバー9と刈取・脱穀クラッチレバー14を順次後方に向けて並列して立設する。
操縦席10の下方で走行車体16に搭載したエンジン15の出力軸に固着した出力プーリ17と脱穀装置2の入力軸に固着した脱穀入力プーリ18に脱穀ベルト19を巻回して、脱穀クラッチアーム20に枢着した脱穀クラッチプーリ21を前記脱穀ベルト19に圧接或いは離間することで脱穀装置2の動力断続を行う。
エンジン15の動力を伝動するミッションケース22の出力軸に固着した刈取駆動プーリ23と刈取装置3の刈取入力プーリ24に刈取ベルト25を巻回して、刈取クラッチアーム26に枢着した刈取クラッチプーリ27を前記刈取ベルト25に圧接或いは離間することで刈取装置3の動力断続を行う。
刈取・脱穀クラッチレバー14は、側部操作部13に枢支する枢支軸28に固着し、この枢支軸28に固着した刈取アーム29から刈取ロッド31とス刈取プリング32で刈取クラッチアーム26に連結し、刈取・脱穀クラッチレバー14を前から後へ回動すると、刈取クラッチプーリ27が入り位置に支点越えして動力を伝動する状態になる。
脱穀入力プーリ18の側方で側部操作部13に脱穀クラッチ中継アーム34を枢支軸35で枢支して、この脱穀クラッチ中継アーム34と脱穀クラッチアーム20をクラッチ側レバー側ロッド33と脱穀スプリング37で連結し、前記刈取・脱穀クラッチレバー14と側部フレーム50に枢支軸35で枢支した脱穀クラッチ中継アーム34をレバー側ロッド33で連結して、刈取・脱穀クラッチレバー14を前に回動すると脱穀クラッチ中継アーム34が支点越えをして脱穀入力プーリ18をクラッチ入り位置に保持するようにしている。なお、レバー側ロッド33は図4に示す如く、平面視でZ字状にまげて側部フレーム50に沿わせている。
脱穀クラッチ中継アーム34がクラッチ切位置に回動すると検出する脱穀センサ38を設けて、脱穀装置2の駆動が停止したことを検出するようにしている。
なお、脱穀クラッチ中継アーム34が後方へ回動すると脱穀クラッチ中継アーム34の先端折り曲げ部34aが側部操作部13のフレーム47に当たって止まることで刈取・脱穀クラッチレバー14の回動位置を規制するために、側部操作部13のカバー48に形成したガイド溝45に刈取・脱穀クラッチレバー14が当たらないので、損傷による錆の発生がなく、先端折り曲げ部34aはカバー48に覆われているので、浸水などによる錆の発生が抑制される。また、脱穀センサ38もカバー48の内部となって、粉塵による誤作動や雨による故障も防がれる。
刈取・脱穀クラッチレバー14の前側にはスロットルレバー7を側部フレーム50に枢支軸41で枢支し、スロットルアーム7bをエンジン15のガバナ(図示省略)にワイヤ39で連結して、このスロットルレバー7を後方へ回動するとエンジン15の回転を上昇させるようにしている。
また、スロットルレバー7には、スロットルアーム7bの上に連動アーム7aを突出させて、刈取・脱穀クラッチレバー14を前に倒して脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入れる際に、刈取・脱穀クラッチレバー14の牽制アーム14aに設ける規制具40の規制ピン46が連動アーム7aに当たってスロットルレバー7を後に回動して、まずエンジン15の回転を脱穀装置2のみを駆動して手扱ぎ作業に適した回転数(2300rpm)とし、さらに刈取・脱穀クラッチレバー14を最大に回動すると、刈取収穫作業の最適回転数(2800〜3000rpm)まで上昇させるようにしている。
刈取・脱穀クラッチレバー14とエンジン15のガバナは、規制具40の規制ピン46と連動アーム7aとスロットルアーム7bとワイヤ39で連動される第一連結機構71で連動して、クラッチ入り動作でエンジン15の回転数が上昇することになる。
刈取・脱穀クラッチレバー14を前に倒して脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入れた状態でスロットルレバー7を後方へ回動してエンジン回転を低下させることは、連動アーム7aが規制ピン46に当たってもトーションバネ42に抗して規制ピン46を移動するので、操作が可能になる。
刈取・脱穀クラッチレバー14の牽制アーム14aは、前に突出させて設け、規制具40を枢支軸43で枢支し、ピン44とトーションバネ42で刈取・脱穀クラッチレバー14を前に回動して脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入れると規制具40が連動アーム7aに当たってスロットルアーム7bを後方へ回動してエンジン回転を上昇させるが、刈取・脱穀クラッチレバー14がクラッチ切り位置にあるときにスロットルレバー7を後方へ回動してエンジン回転を上昇させても脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入り状態にしないようにしている。
図8から図10に示す代に実施例では、スロットルレバー7をエンジン15のガバナ(図示省略)にワイヤ39で連結して、このスロットルレバー7を後方へ回動するとエンジン15の回転を上昇させるようにすると共に、側部フレーム50に枢支軸62で軸支したスロットルアーム(アーム)60を設け、このスロットルアーム60の上部ピン63がスロットルアーム60の係合突起7aに係合するようにしている。
そして、スロットルアーム60の下端部を刈取・脱穀クラッチレバー14の基部プレート14bに連結ロッド61で連結し、刈取・脱穀クラッチレバー14を前に回動して脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入れるようにすると、スロットルアーム60を回動して、上部ピン63がスロットルアーム60の係合突起7aに係合してエンジン回転を上昇するようになる。脱穀クラッチが入った状態で2300rpmとなり、刈取クラッチが入った状態で2800〜3000rpmとなって、刈取・脱穀クラッチレバー14を入り状態にすると、自動的に脱穀装置2と刈取装置3が作動するに適したエンジン回転数になる。
さらに、後部操作部64に籾排出レバー65を上下方向に回動して籾排出クラッチを入・切するようにし、この籾排出レバー65の基部プレート66に設けるピン69を連結ロッド68の端部連結板70の長穴67と係合し、連結ロッド68の他端を前記スロットルアーム60にピン連結をして、籾排出レバー65のクラッチ入り操作に伴ってエンジン回転数が籾排出装置の駆動に適した回転数となるようにしている。エンジン回転は、後述するブレーキペダル71の踏み込みでアイドリング回転に戻すようにする。
籾排出レバー65とエンジン15のガバナは、基部プレート66と連結ロッド68とスロットルアーム60とワイヤ39で連動される第二連結機構72で連動して、クラッチ入り動作でエンジン15の回転数が上昇することになる。
籾排出レバー65の入操作において、入り操作中にエンジン回転数を最適回転数に上昇させて、その回転上昇初期にテンションクラッチが入る関係にすることで伝動ベルトの負荷を軽減するか、最適回転数に達した後にテンションクラッチを入れて籾排出を迅速にして詰りが発生しないようにする。
なお、連結ロッド68は、図12に示すように、外から内に曲げている。また、連結ロッド68は、側面カバー56の内側でターンバックルや捻じ込み構成で長さを調整可能にする。
側部操作部13に立設した主変速レバー8は無断油圧変速装置を変速し、変速溝49に沿って移動することで変速するが、変速溝49を前に移動すると高変速となって高速走行をするようにしている。
そして、ピン53で前後に回動するように設けた変速規制プレート49に螺着した調整ボルト51の頭部が主変速レバー8の軸に当たって高速位置にある主変速レバー8を刈取作業に適した走行速度にするように、前記脱穀クラッチ中継アーム34と変速規制プレート49を変速調整ロッド52で連結し、刈取・脱穀クラッチレバー14を脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27入りにすると、作用するようにしている。主変速レバー8は、作業走行速度位置に支点越えして安定するようにする。また、主変速レバー8を油圧無段変速装置(図示省略)と連結する変速ロッド47は前記刈取ロッド31と平行に設けられる。
また、主変速レバー8とスロットルアーム60を連結ロッド(図示省略)で連結して、主変速レバー8を前進側へ回動するとエンジン回転が上昇するようにしている。この構成で、エンジンがフル回転になると主変速レバー8との連結が外れてフル回転を維持し、スロットルレバー7でエンジンの回転を変更できるようにする。
副変速レバー9は、ミッションケース22内のギヤ変速を高・低の二段に切り換えるが、その説明は省略する。
なお、脱穀クラッチプーリ21や刈取クラッチプーリ27の側面を覆う側面カバー56を側部フレーム50の上部にノブボルト55で取り付けていて、この側面カバー56を取り外すと機体の側部からメンテナンス作業を容易に行える。
図14に示す如く、ブレーキ軸73からブレーキアーム72でステップ11上にブレーキペダル71を立設し、ブレーキ軸73に固着したアクセルアーム74と前記スロットルアーム60をアクセル連結ロッド75で連結して、ブレーキペダル71を踏み込むとスロットルアーム60をエンジン回転低下の方向に回動してアイドリング回転にする。
前方操作部12に立設する操縦・作業レバー54は、左右に傾けると左右に旋回走行するが、この左右方向けでエンジン15のガバナを回動するようにワイヤを操縦・作業レバー54に連結して、左右旋回時にエンジン回転が上昇するようにする。
図1と図2において、1は走行車体16に装架した走行装置、2は走行車体16に搭載した脱穀装置(作業部)、3は脱穀装置2の前側に設けた刈取装置(作業部)、4はグレンタンク、5はグレンタンク4内の穀粒を排出する排出オーガ(作業部)、6は操縦部である。
前記操縦部6には、作業者が着座する操縦席10を設け、操縦席10の前側に作業者が乗降するステップ11を設け、ステップ11の前方には刈取装置3を昇降及び左右旋回操作を行う操縦・作業レバー54を立設した前方操作部12を設け、ステップ11の側部には側部操作部13を設ける。
そして、側部操作部13には、前からスロットルレバー7と主変速レバー8と副変速レバー9と刈取・脱穀クラッチレバー14を順次後方に向けて並列して立設する。
操縦席10の下方で走行車体16に搭載したエンジン15の出力軸に固着した出力プーリ17と脱穀装置2の入力軸に固着した脱穀入力プーリ18に脱穀ベルト19を巻回して、脱穀クラッチアーム20に枢着した脱穀クラッチプーリ21を前記脱穀ベルト19に圧接或いは離間することで脱穀装置2の動力断続を行う。
エンジン15の動力を伝動するミッションケース22の出力軸に固着した刈取駆動プーリ23と刈取装置3の刈取入力プーリ24に刈取ベルト25を巻回して、刈取クラッチアーム26に枢着した刈取クラッチプーリ27を前記刈取ベルト25に圧接或いは離間することで刈取装置3の動力断続を行う。
刈取・脱穀クラッチレバー14は、側部操作部13に枢支する枢支軸28に固着し、この枢支軸28に固着した刈取アーム29から刈取ロッド31とス刈取プリング32で刈取クラッチアーム26に連結し、刈取・脱穀クラッチレバー14を前から後へ回動すると、刈取クラッチプーリ27が入り位置に支点越えして動力を伝動する状態になる。
脱穀入力プーリ18の側方で側部操作部13に脱穀クラッチ中継アーム34を枢支軸35で枢支して、この脱穀クラッチ中継アーム34と脱穀クラッチアーム20をクラッチ側レバー側ロッド33と脱穀スプリング37で連結し、前記刈取・脱穀クラッチレバー14と側部フレーム50に枢支軸35で枢支した脱穀クラッチ中継アーム34をレバー側ロッド33で連結して、刈取・脱穀クラッチレバー14を前に回動すると脱穀クラッチ中継アーム34が支点越えをして脱穀入力プーリ18をクラッチ入り位置に保持するようにしている。なお、レバー側ロッド33は図4に示す如く、平面視でZ字状にまげて側部フレーム50に沿わせている。
脱穀クラッチ中継アーム34がクラッチ切位置に回動すると検出する脱穀センサ38を設けて、脱穀装置2の駆動が停止したことを検出するようにしている。
なお、脱穀クラッチ中継アーム34が後方へ回動すると脱穀クラッチ中継アーム34の先端折り曲げ部34aが側部操作部13のフレーム47に当たって止まることで刈取・脱穀クラッチレバー14の回動位置を規制するために、側部操作部13のカバー48に形成したガイド溝45に刈取・脱穀クラッチレバー14が当たらないので、損傷による錆の発生がなく、先端折り曲げ部34aはカバー48に覆われているので、浸水などによる錆の発生が抑制される。また、脱穀センサ38もカバー48の内部となって、粉塵による誤作動や雨による故障も防がれる。
刈取・脱穀クラッチレバー14の前側にはスロットルレバー7を側部フレーム50に枢支軸41で枢支し、スロットルアーム7bをエンジン15のガバナ(図示省略)にワイヤ39で連結して、このスロットルレバー7を後方へ回動するとエンジン15の回転を上昇させるようにしている。
また、スロットルレバー7には、スロットルアーム7bの上に連動アーム7aを突出させて、刈取・脱穀クラッチレバー14を前に倒して脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入れる際に、刈取・脱穀クラッチレバー14の牽制アーム14aに設ける規制具40の規制ピン46が連動アーム7aに当たってスロットルレバー7を後に回動して、まずエンジン15の回転を脱穀装置2のみを駆動して手扱ぎ作業に適した回転数(2300rpm)とし、さらに刈取・脱穀クラッチレバー14を最大に回動すると、刈取収穫作業の最適回転数(2800〜3000rpm)まで上昇させるようにしている。
刈取・脱穀クラッチレバー14とエンジン15のガバナは、規制具40の規制ピン46と連動アーム7aとスロットルアーム7bとワイヤ39で連動される第一連結機構71で連動して、クラッチ入り動作でエンジン15の回転数が上昇することになる。
刈取・脱穀クラッチレバー14を前に倒して脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入れた状態でスロットルレバー7を後方へ回動してエンジン回転を低下させることは、連動アーム7aが規制ピン46に当たってもトーションバネ42に抗して規制ピン46を移動するので、操作が可能になる。
刈取・脱穀クラッチレバー14の牽制アーム14aは、前に突出させて設け、規制具40を枢支軸43で枢支し、ピン44とトーションバネ42で刈取・脱穀クラッチレバー14を前に回動して脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入れると規制具40が連動アーム7aに当たってスロットルアーム7bを後方へ回動してエンジン回転を上昇させるが、刈取・脱穀クラッチレバー14がクラッチ切り位置にあるときにスロットルレバー7を後方へ回動してエンジン回転を上昇させても脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入り状態にしないようにしている。
図8から図10に示す代に実施例では、スロットルレバー7をエンジン15のガバナ(図示省略)にワイヤ39で連結して、このスロットルレバー7を後方へ回動するとエンジン15の回転を上昇させるようにすると共に、側部フレーム50に枢支軸62で軸支したスロットルアーム(アーム)60を設け、このスロットルアーム60の上部ピン63がスロットルアーム60の係合突起7aに係合するようにしている。
そして、スロットルアーム60の下端部を刈取・脱穀クラッチレバー14の基部プレート14bに連結ロッド61で連結し、刈取・脱穀クラッチレバー14を前に回動して脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27を入れるようにすると、スロットルアーム60を回動して、上部ピン63がスロットルアーム60の係合突起7aに係合してエンジン回転を上昇するようになる。脱穀クラッチが入った状態で2300rpmとなり、刈取クラッチが入った状態で2800〜3000rpmとなって、刈取・脱穀クラッチレバー14を入り状態にすると、自動的に脱穀装置2と刈取装置3が作動するに適したエンジン回転数になる。
さらに、後部操作部64に籾排出レバー65を上下方向に回動して籾排出クラッチを入・切するようにし、この籾排出レバー65の基部プレート66に設けるピン69を連結ロッド68の端部連結板70の長穴67と係合し、連結ロッド68の他端を前記スロットルアーム60にピン連結をして、籾排出レバー65のクラッチ入り操作に伴ってエンジン回転数が籾排出装置の駆動に適した回転数となるようにしている。エンジン回転は、後述するブレーキペダル71の踏み込みでアイドリング回転に戻すようにする。
籾排出レバー65とエンジン15のガバナは、基部プレート66と連結ロッド68とスロットルアーム60とワイヤ39で連動される第二連結機構72で連動して、クラッチ入り動作でエンジン15の回転数が上昇することになる。
籾排出レバー65の入操作において、入り操作中にエンジン回転数を最適回転数に上昇させて、その回転上昇初期にテンションクラッチが入る関係にすることで伝動ベルトの負荷を軽減するか、最適回転数に達した後にテンションクラッチを入れて籾排出を迅速にして詰りが発生しないようにする。
なお、連結ロッド68は、図12に示すように、外から内に曲げている。また、連結ロッド68は、側面カバー56の内側でターンバックルや捻じ込み構成で長さを調整可能にする。
側部操作部13に立設した主変速レバー8は無断油圧変速装置を変速し、変速溝49に沿って移動することで変速するが、変速溝49を前に移動すると高変速となって高速走行をするようにしている。
そして、ピン53で前後に回動するように設けた変速規制プレート49に螺着した調整ボルト51の頭部が主変速レバー8の軸に当たって高速位置にある主変速レバー8を刈取作業に適した走行速度にするように、前記脱穀クラッチ中継アーム34と変速規制プレート49を変速調整ロッド52で連結し、刈取・脱穀クラッチレバー14を脱穀クラッチプーリ21と刈取クラッチプーリ27入りにすると、作用するようにしている。主変速レバー8は、作業走行速度位置に支点越えして安定するようにする。また、主変速レバー8を油圧無段変速装置(図示省略)と連結する変速ロッド47は前記刈取ロッド31と平行に設けられる。
また、主変速レバー8とスロットルアーム60を連結ロッド(図示省略)で連結して、主変速レバー8を前進側へ回動するとエンジン回転が上昇するようにしている。この構成で、エンジンがフル回転になると主変速レバー8との連結が外れてフル回転を維持し、スロットルレバー7でエンジンの回転を変更できるようにする。
副変速レバー9は、ミッションケース22内のギヤ変速を高・低の二段に切り換えるが、その説明は省略する。
なお、脱穀クラッチプーリ21や刈取クラッチプーリ27の側面を覆う側面カバー56を側部フレーム50の上部にノブボルト55で取り付けていて、この側面カバー56を取り外すと機体の側部からメンテナンス作業を容易に行える。
図14に示す如く、ブレーキ軸73からブレーキアーム72でステップ11上にブレーキペダル71を立設し、ブレーキ軸73に固着したアクセルアーム74と前記スロットルアーム60をアクセル連結ロッド75で連結して、ブレーキペダル71を踏み込むとスロットルアーム60をエンジン回転低下の方向に回動してアイドリング回転にする。
前方操作部12に立設する操縦・作業レバー54は、左右に傾けると左右に旋回走行するが、この左右方向けでエンジン15のガバナを回動するようにワイヤを操縦・作業レバー54に連結して、左右旋回時にエンジン回転が上昇するようにする。
2 脱穀装置(作業部)
3 刈取装置(作業部)
5 排出オーガ(作業部)
14 刈取・脱穀クラッチレバー(クラッチレバー)
15 エンジン
60 スロットルアーム(アーム)
65 籾排出レバー(クラッチレバー)
3 刈取装置(作業部)
5 排出オーガ(作業部)
14 刈取・脱穀クラッチレバー(クラッチレバー)
15 エンジン
60 スロットルアーム(アーム)
65 籾排出レバー(クラッチレバー)
Claims (3)
- 操縦部(6)に、エンジン(15)の回転速度を手動で変更するスロットルレバー(7)と、作業部(2,3,5)を駆動状態と駆動停止状態に切替えるクラッチレバー(14,65)を備えたコンバインにおいて、前記クラッチレバー(14,65)が、作業部(2,3,5)を駆動状態とする側へ操作される過程で、該クラッチレバー(14,65)の操作に連動して作動するアーム(60)がスロットルレバー(7)と係合してこのスロットルレバー(7)を回動させ、エンジン(15)の回転速度が増速される構成としたことを特徴とするコンバイン。
- 前記クラッチレバー(14,65)が作業部(2,3,5)を駆動状態とする側に操作完了される前に、前記アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除される構成とした請求項1記載のコンバイン。
- 前記アーム(60)とスロットルレバー(7)の係合が解除された後に、作業部(2,3,5)が駆動状態となる構成とした請求項2記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012217901A JP2014068607A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | コンバイン |
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JP2012217901A JP2014068607A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | コンバイン |
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ID=50744465
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106612968A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-10 | 中联重机股份有限公司 | 一种收割机液压主离合装置 |
JP2018029556A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP2019201586A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 作業車両 |
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2012
- 2012-09-28 JP JP2012217901A patent/JP2014068607A/ja active Pending
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