JP2014068253A - Imaging device and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、撮像装置およびプログラムに関する。 The present invention relates to an imaging apparatus and a program.
撮像素子などの撮像体の生成する画像信号から固定パターンノイズを除去する撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2008−048277号公報
An imaging apparatus that removes fixed pattern noise from an image signal generated by an imaging body such as an imaging element is known (see, for example, Patent Document 1).
[Prior art documents]
[Patent Literature]
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2008-048277
長い露光時間で撮像することによりノイズ強度が増加するが、ノイズ強度に対する被写体光束に基づく画像成分の強さは、被写体光の強さが大きいほど大きくなる。このため、被写体光の強さが大きいほど、ノイズ成分を低減する処理を行う必要性は小さくなる。従来は、被写体光の強さも考慮してノイズ成分を低減する処理を適切に制御することができないという課題があった。 Although the noise intensity increases by taking an image with a long exposure time, the intensity of the image component based on the subject light flux with respect to the noise intensity increases as the intensity of the subject light increases. For this reason, as the intensity of the subject light increases, the necessity of performing the process of reducing the noise component decreases. Conventionally, there has been a problem that processing for reducing noise components cannot be appropriately controlled in consideration of the intensity of subject light.
本発明の第1の態様においては、撮像装置は、被写体光を測光する測光部と、撮像素子で露光することにより得られた画像データに対して、撮像素子で生じたノイズに起因するノイズ成分を低減するノイズリダクション処理を施すノイズリダクション処理部と、撮像素子で露光した露光時間および測光部で測光された被写体光の強さに基づいて、ノイズリダクション処理の強度を制御する制御部とを備える。 In the first aspect of the present invention, the imaging device includes a photometric unit that measures subject light, and noise components caused by noise generated by the imaging device with respect to image data obtained by exposure with the imaging device. A noise reduction processing unit that performs noise reduction processing to reduce noise, and a control unit that controls the intensity of the noise reduction processing based on the exposure time exposed by the image sensor and the intensity of subject light measured by the photometry unit .
本発明の第2の態様においては、プログラムは、被写体光を測光する測光ステップと、撮像素子で露光することにより得られた画像データに対して、撮像素子で生じたノイズに起因するノイズ成分を低減するノイズリダクション処理を施すステップと、撮像素子で露光した露光時間および測光ステップで測光された被写体光の強さに基づいて、ノイズリダクション処理の強度を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させる。 In the second aspect of the present invention, the program measures a noise component caused by noise generated in the image sensor with respect to the photometric step for metering the subject light and image data obtained by exposure with the image sensor. The computer executes a step of performing a noise reduction process to be reduced and a control step of controlling the intensity of the noise reduction process based on the exposure time exposed by the image sensor and the intensity of the subject light measured in the photometry step.
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。 It should be noted that the above summary of the invention does not enumerate all the necessary features of the present invention. In addition, a sub-combination of these feature groups can also be an invention.
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。 Hereinafter, the present invention will be described through embodiments of the invention, but the following embodiments do not limit the invention according to the claims. In addition, not all the combinations of features described in the embodiments are essential for the solving means of the invention.
図1は、カメラ10のシステム構成の一例を示す。カメラ10は、一例としてレンズ交換式カメラある。本図ではレンズユニット120が装着された状態のカメラ10のブロック構成を示す。
FIG. 1 shows an example of the system configuration of the
レンズユニット120は、レンズマウント接点121を有するレンズマウントを備える。カメラ本体130は、カメラマウント接点131を有するカメラマウントを備える。レンズマウントとカメラマウントとが係合してレンズユニット120とカメラ本体130とが一体化されると、レンズマウント接点121とカメラマウント接点131とが接続される。レンズMPU123は、レンズマウント接点121およびカメラマウント接点131を介してカメラMPU140と接続され、相互に通信しつつ協働してレンズユニット120を制御する。
The
レンズユニット120は、レンズ群122、レンズ駆動部124およびレンズMPU123を有する。被写体光は、レンズユニット120が有する光学系としてのレンズ群122を光軸に沿って透過して、カメラ本体130に入射する。メインミラー145は、レンズ群122の光軸を中心とする被写体光束中に斜設される斜設状態と、被写体光束から退避する退避状態を取り得る。
The
メインミラー145が斜設状態にある場合、メインミラー145は、レンズ群122を通過した被写体光束の一部を反射する。具体的には、斜設状態におけるメインミラー145の光軸近傍領域は、ハーフミラーとして形成されている。光軸近傍領域に入射した被写体光束の一部は透過し、他の一部は反射する。メインミラー145により反射された被写体光束はファインダ部147に導かれて、ユーザに観察される。ユーザは、ファインダ部147を通じて構図等を確認することができる。ファインダ部147は、被写体光束に基づく被写体像とともに、撮像動作の設定状態を示す情報等を含む種々の情報をユーザに提示する表示デバイスを含んでよい。
When the
メインミラー145の光軸近傍領域を透過した被写体光束の一部は、サブミラー146で反射されて、AFユニット142へ導かれる。AFユニット142は、被写体光束を受光する複数の光電変換素子列を有する。光電変換素子列は、合焦状態にある場合には位相が一致した信号を出力し、前ピン状態または後ピン状態にある場合には、位相ずれした信号を出力する。位相のずれ量は、焦点状態からのずれ量に対応する。AFユニット142は、光電変換素子列の出力を相関演算することで位相差を検出して、位相差を示す位相差信号をカメラMPU140へ出力する。
Part of the subject luminous flux that has passed through the region near the optical axis of the
レンズ群122の焦点状態は、カメラMPU140等の制御により、AFユニット142からの位相差信号を用いて調節される。例えば、位相差信号から検出された焦点状態に基づき、カメラMPU140によってレンズ群122が含むフォーカスレンズの目標位置が決定され、決定された目標位置に向けてレンズMPU123の制御によってフォーカスレンズの位置が制御される。具体的には、レンズMPU123は、一例としてフォーカスレンズモータを含むレンズ駆動部124を制御して、レンズ群122を構成するフォーカスレンズを移動させる。このように、メインミラー145がダウンして斜設状態にある場合に、位相差検出方式でレンズ群122の焦点状態が検出されて焦点調節が行われる。AFユニット142は、被写体像における複数の領域のそれぞれにおいて焦点状態を調節すべく、複数の領域にそれぞれ対応する複数の位置にそれぞれ光電変換素子列が設けられる。
The focus state of the
測光素子144は、被写体光を測光する測光部の一例である。測光素子144は、ファインダ部147に導かれた光束の一部の光束を受光する光電変換素子を有する。測光素子144が有する光電変換素子で検出された被写体の輝度情報は、カメラMPU140に測光値として出力される。カメラMPU140は、測光素子144から取得した輝度情報に基づき、各部を制御する。例えば、カメラMPU140は、当該輝度情報に基づきAE評価値を算出して、AE評価値に基づいて露出制御を行う。カメラMPU140は、被写体光の強さに基づいて露光時間を決定する露光時間決定部として機能する。
The
メインミラー145が被写体光束から退避すると、サブミラー146はメインミラー145に連動して被写体光束から退避する。撮像素子132のレンズ群122側には、 が設けられる。フォーカルプレーンシャッタ143は、一例としてメカニカルシャッタである。メインミラー145が退避状態にあり、フォーカルプレーンシャッタ143が開状態にある場合、レンズ群122を透過した被写体光束は、撮像素子132の受光面に入射する。フォーカルプレーンシャッタ143は、撮像素子132へ入射する被写体光の光路を開閉することで露光を制御する。
When the
撮像素子132は、撮像部として機能する。撮像素子132は、レンズ群122を通過した被写体光束により被写体を撮像する。撮像素子132としては、例えばCMOSセンサ、CCDセンサ等の固体撮像素子を含む。撮像素子132は、被写体光束を受光する複数の光電変換素子を有しており、複数の光電変換素子でそれぞれ生じた蓄積電荷量に応じたアナログ信号をアナログ処理部133へ出力する。アナログ処理部133は、撮像素子132から出力されたアナログ信号に対して、増幅処理、OBクランプ処理等のアナログ処理を施して、A/D変換器134へ出力する。A/D変換器134は、アナログ処理部133から出力されたアナログ信号を、画像データを表すデジタル信号に変換して出力する。撮像素子132、アナログ処理部133およびA/D変換器134は、カメラMPU140からの指示を受けた駆動部148により駆動される。
The
A/D変換器134からデジタル信号で出力したデジタル信号は、画像データとしてASIC135に入力される。ASIC135は、画像処理機能に関連する回路等を一つにまとめた集積回路である。ASIC135は、揮発性メモリの一例としてのRAM136の少なくとも一部のメモリ領域を、画像データを一時的に記憶するバッファ領域として使用して、RAM136に記憶させた画像データに対して種々の画像処理を施す。ASIC135による画像処理としては、ノイズリダクション処理、欠陥画素補正、ホワイトバランス補正、色補間処理、色補正、ガンマ補正、輪郭強調処理、画像データの圧縮処理等を例示することができる。ASIC135は、撮像素子132で露光することにより得られた画像データに対して、撮像素子132で生じたノイズに起因するノイズ成分を低減するノイズリダクション処理を施すノイズリダクション処理部として機能する。撮像素子132で生じたノイズとしては、撮像素子132で生じた暗電流に起因するノイズ、撮像素子132の各光電変換素子の蓄積電荷が電圧に変換される場合に生じるノイズを例示することができる。蓄積電荷が電圧に変換される場合に生じるノイズは、高感度ノイズと呼ばれる場合がある。撮像素子132が連続して撮像した場合、順次に出力される画像データはバッファ領域に順次に記憶される。撮像素子132が連続して撮像することにより得られた複数の画像データは、連続する静止画の画像データ、または、動画を構成する各画像の画像データとして、バッファ領域に順次に記憶される。RAM136は、ASIC135において動画データを処理する場合にフレームを一時的に記憶するフレームメモリとしても機能する。
The digital signal output as a digital signal from the A /
ASIC135における画像処理としては、記録用の画像データを生成する処理の他、表示用の画像データを生成する処理、自動焦点調節(AF)用の画像データ処理を例示できる。また、ASIC135における画像処理としては、AF処理用のコントラスト量を検出する処理等を含む。具体的には、ASIC135は、画像データからコントラスト量を検出してカメラMPU140に供給する。例えば、ASIC135は、光軸方向の異なる位置にフォーカスレンズを位置させて撮像することにより得られた複数の画像データのそれぞれからコントラスト量を検出する。カメラMPU140は、検出されたコントラスト量とフォーカスレンズの位置とに基づいて、レンズ群122の焦点状態を調節する。例えば、カメラMPU140は、コントラスト量を増大させるようフォーカスレンズの目標位置を決定して、レンズMPU123に、決定された目標位置に向けてフォーカスレンズの位置を制御させる。このように、メインミラー145がアップして退避状態にある場合に、コントラスト検出方式でレンズ群122の焦点状態が検出されて焦点調節が行われる。このように、カメラMPU140は、ASIC135およびレンズMPU123と協働して、レンズ群122の焦点調節を行う。
Examples of image processing in the
ASIC135は、A/D変換器134から出力された画像データを記録する場合、規格化された画像フォーマットの画像データに変換する。例えば、ASIC135は、静止画の画像データを、JPEG等の規格に準拠した符号化形式で符号化された静止画データを生成するための圧縮処理を行う。また、ASIC135は、複数のフレームを、QuickTime、H.264、MPEG2、Motion JPEG等の規格に準拠した符号化方式で符号化された動画データを生成するための圧縮処理を行う。ASIC135は、生成した静止画データ、動画データ等の画像データを、不揮発性の記録媒体の一例としての外部メモリ180へ出力して記録させる。例えば、ASIC135は、静止画ファイル、動画ファイルとして外部メモリ180に記録させる。外部メモリ180としては、フラッシュメモリ等の半導体メモリを例示することができる。具体的には、外部メモリ180としては、SDメモリカード、CFストレージカード、XQDメモリカード等の種々のメモリカードを例示することができる。RAM136に記憶されている画像データは、記録媒体IF150を通じて外部メモリ180へ転送される。また、外部メモリ180に記録されている画像データは、記録媒体IF150を通じてRAM136へ転送されRAM136に記憶される。記録媒体IF150としては、上述したメモリカードに対するアクセスを制御するカードコントローラを例示することができる。
When recording the image data output from the A /
ASIC135は、記録用の画像データの生成に並行して、表示用の画像データを生成する。例えば、ASIC135は、いわゆるライブビュー動作時に、表示部138に表示させる表示用の画像データを生成する。また、画像の再生時においては、ASIC135は、外部メモリ180から読み出された画像データから表示用の画像データを生成する。生成された表示用の画像データは、表示制御部137の制御に従ってアナログの信号に変換され、液晶ディスプレイ等の表示部138に表示される。また、撮像により得られた画像データに基づく画像表示と共に、当該画像データに基づく画像表示をすることなく、カメラ10の各種設定に関する様々なメニュー項目も、ASIC135および表示制御部137の制御により表示部138に表示される。
The
外部機器IF152は、外部機器との通信を担う。外部メモリ180に記録された画像データは、外部機器IF152を通じて外部機器へ転送される。また、外部機器IF152を通じて外部機器から通信により取得した画像データは、外部メモリ180に記録される。外部機器IF152は、USB通信により外部機器と通信してよい。
The external device IF 152 is responsible for communication with the external device. The image data recorded in the
操作入力部141は、ユーザから操作を受け付ける。操作入力部141は、レリーズボタン、撮像モードダイヤル、再生ボタン、ライブビュースイッチ、動画ボタン、電源スイッチ等の各種操作部材等を含む。また、操作入力部141は、タッチパネル等として表示部138と一体に実装された入力部材を含んでよい。カメラMPU140は、操作入力部141が操作されたことを検知して、操作に応じた動作を実行する。例えば、カメラMPU140は、レリーズボタンが押し込まれた場合に、撮像動作を実行するようにカメラ10の各部を制御する。また、カメラMPU140は、タッチパネルとして実装された入力部材が操作された場合に、表示部138に表示させたメニュー項目および操作内容に応じた動作をするよう、カメラ10の各部を制御する。
The
カメラMPU140は、撮像素子132で露光した露光時間および測光素子144で測光された被写体光の強さに基づいて、ASIC135におけるノイズリダクション処理の強度を制御する。例えば、カメラMPU140は、被写体光の強さが大きいほど、ノイズリダクション処理の強度を小さくする。より具体的には、カメラMPU140は、露光時間に対する被写体光の強さの比が大きいほど、ノイズリダクション処理の強度を小さくする。なお、ノイズリダクション処理の対象となる画像データは、カメラMPU140が決定した露光時間に撮像素子132で露光することにより得られた画像データであり、カメラMPU140は、カメラMPU140が決定した露光時間および被写体光の強さに基づいて、ノイズリダクション処理の強度を制御する。
The
温度センサ154は、撮像素子132の温度を取得する温度取得部の一例である。温度センサ154は、撮像素子132の温度を測定して、温度を示す温度測定値をカメラMPU140へ出力する。カメラMPU140は、温度測定値および動き検出値に基づいて、ASIC135におけるノイズリダクション処理を制御する。例えば、カメラMPU140は、露光時間、測光素子144で計測された被写体光の強さ、および、温度測定値に基づいて、ノイズリダクション処理の強度を制御する。例えば、カメラMPU140、温度測定値が大きいほど、ノイズリダクション処理の強度を大きくする。
The
動きセンサ156は、被写体の時間変化を検出する検出部一例である。動きセンサ156は、被写体の時間変化の一例として、被写体の時間的な動きを検出する。動きセンサ156は、カメラ10の動きを検出して、動きを示す動き検出値をカメラMPU140へ出力する。動きセンサ156は、カメラ10の動きを、被写体に対する撮像素子132の相対的な動きとして検出する。動きセンサ156としては、加速度センサ、ジャイロセンサ等を例示することができる。カメラMPU140は、動きセンサ156で検出された被写体の時間的な動き量が予め定められた値より大きい場合に、画像データに対して、ノイズリダクション処理を施さない旨を判断する。例えば、カメラMPU140は、動きセンサ156で検出された被写体の時間変化量が予め定められた値より大きい場合に、画像データに対して、露光時間および被写体光の強さに基づくノイズリダクション処理を施さない旨を判断する。
The
カメラ10は、上記に説明した制御を含めて、カメラMPU140およびASIC135により直接的または間接的に制御される。カメラ10の動作に必要な定数、変数等のパラメータ、プログラム等は、システムメモリ139に格納される。システムメモリ139は、電気的に消去・記憶可能な不揮発性メモリであり、例えばフラッシュROM、EEPROM等により構成される。システムメモリ139は、パラメータ、プログラム等を、カメラ10の非動作時にも失われないように格納する。システムメモリ139に記憶されたパラメータ、プログラム等は、RAM136に展開され、カメラ10の制御に利用される。カメラ本体130内の、ASIC135、RAM136、システムメモリ139、表示制御部137、カメラMPU140および外部機器IF152は、バス等の接続インタフェース149により相互に接続され、各種のデータをやりとりする。
The
カメラ本体130の各部、レンズユニット120の各部および外部メモリ180は、電源回路192を介して電源190から電力供給を受ける。電源190としては、カメラ本体130に対して着脱できる例えばリチウムイオン電池等の二次電池、系統電源等を例示することができる。二次電池は電池の一例であり、電池とは、実質的に充電することができない非充電式の電池を含む。カメラMPU140は、電源回路192を制御することにより、電源190からカメラ10の各部への電力供給を制御する。
Each part of the
図2は、カメラ10における動作の概要の一例を模式的に示す。本図では、3回の撮影を行った場合を取り上げて説明する。
FIG. 2 schematically shows an example of the outline of the operation in the
1回目の撮影において、カメラMPU140は、レリーズボタンの押し込みを検出すると(t1)、測光素子144に測光を行わせ(t2)、測光値を取得する。カメラMPU140は、取得した測光値に基づいて少なくとも露光時間を決定する。ここでは、時間長さTの露光時間が決定されたとする。カメラMPU140は、駆動部148を制御して、t3から撮像素子132で被写体光束による露光を開始させ、露光時間Tが経過した時点で露光を終了させる。被写体光束により撮像素子132で露光することを本露光と呼ぶ。本露光が終了すると、撮像素子132からの読み出しが行われて、ASIC135に画像データ201として出力される。画像データ201は、RAM136に記憶される。
In the first shooting, when the
カメラMPU140は、画像データ201に対するノイズリダクション処理用に、暗露光を行う必要があるか否かを判断する。なお、被写体光を遮断して撮像素子132に電荷を蓄積させることを暗露光と呼ぶ。本判断を行う場合に、カメラMPU140は、被写体光により撮像素子132に生じる電荷量を示す露光量を算出する。具体的には、カメラMPU140は、測光値および露光時間Tに基づいて、撮像素子132で生じる電荷量を示す露光量を算出する。また、カメラMPU140は、暗電流により撮像素子132に生じるノイズ量を算出する。具体的には、カメラMPU140は、露光時間Tに基づいて、暗電流により撮像素子132に生じるノイズ量を算出する。そして、暗露光を行う必要があるか否かを判断するために、カメラMPU140は、ノイズ量に対する露光量の比を予め定められた基準値と比較する。ここでは、ノイズ量に対する露光量の比が、予め定められた基準値より小さい値であったとする。また、カメラMPU140は、動きセンサ156で検出された動き検出値を、予め定められた動き基準値と比較する。ここでは、動き検出値が、予め定められた動き基準値より小さい値であったとする。この場合、カメラMPU140は、暗露光を行う旨を判断する。
The
カメラMPU140は、本露光に続いて、フォーカルプレーンシャッタ143を閉じることにより撮像素子132へ入射する被写体光を遮断した状態で、t4から撮像素子132に電荷の蓄積を開始させ、時間Tが経過した時点で露光を終了させる。フォーカルプレーンシャッタ143は、画像データ201を生成する場合に撮像素子132で露光した露光時間Tと同じ時間だけ、フォーカルプレーンシャッタ143を閉じた状態で露光させる。
Following the main exposure, the
ASIC135は、暗露光によりA/D変換器134から出力された画像データ202を、RAM136に記憶する。ASIC135は、画像データ201と画像データ201との差分演算を行う。具体的には、ASIC135は、画像データ201から画像データ202を画素毎に減算する処理を行う。ASIC135は、差分により得られた画像データ203に画像処理を施して、外部メモリ180に記録させる。
The
次に、2回目の撮影において、カメラMPU140は、レリーズボタンの押し込みを検出すると(t5)、測光素子144に測光を行わせ(t6)、測光値を取得する。カメラMPU140は、取得した測光値に基づいて少なくとも露光時間を決定する。ここでは、画像データ201を生成する場合の撮影時の露光時間Tと同じ時間長さの露光時間が決定されたとする。カメラMPU140は、駆動部148を制御して、t5から撮像素子132で被写体光束による露光を開始させ、露光時間Tが経過した時点で露光を終了させる。本露光が終了すると、撮像素子132からの読み出しが行われて、ASIC135に画像データ211として出力される。画像データ211は、RAM136に記憶される。
Next, in the second shooting, when the
カメラMPU140は、画像データ211に対するノイズリダクション処理用に暗露光を行う必要があるか否かを判断する。カメラMPU140は、1回目の本露光時と同様に、暗露光の要否を判断する。2回目の露光においては、測光値および露光時間Tから算出されたノイズ量に対する露光量の比が、予め定められた基準値以上の値であったとする。この場合、カメラMPU140は、暗露光を行わない旨を判断して、ASIC135に、画像データ211に画像処理を施させて、外部メモリ180に記録させる。
The
次に、3回目の撮影において、カメラMPU140は、レリーズボタンの押し込みを検出すると(t8)、測光素子144に測光を行わせ(t9)、測光値を取得する。カメラMPU140は、取得した測光値に基づいて少なくとも露光時間を決定する。ここでは、画像データ201を生成する場合の撮影時の露光時間Tと同じ時間長さの露光時間が決定されたとする。カメラMPU140は、駆動部148を制御して、t10から撮像素子132で被写体光束による露光を開始させ、露光時間Tが経過した時点で露光を終了させる。本露光が終了すると、撮像素子132からの読み出しが行われて、ASIC135に画像データ221として出力される。画像データ221は、RAM136に記憶される。
Next, in the third shooting, when the
カメラMPU140は、画像データ221に対するノイズリダクション処理用に、暗露光を行う必要があるか否かを判断する。カメラMPU140は、1回目の本露光時と同様に、暗露光の要否を判断する。3回目の露光においては、測光値および露光時間Tから算出されたノイズ量に対する露光量の比が、予め定められた基準値より小さい値であったとする。一方、動きセンサ156で検出された動き検出値が、予め定められた動き基準値以上の値であったとする。この場合、カメラMPU140は、暗露光を行わない旨を判断して、ASIC135に、画像データ211に画像処理を施させて、外部メモリ180に記録させる。このように、カメラ10によれば、カメラ10の動きを考慮して暗露光の要否を判断することができる。このため、流し撮りするなど、露光中にカメラ10が移動したと判断できる場合や、撮像素子132に対して被写体が移動している場合には、測光結果に基づく露光量の予測精度が低い可能性がある。このような場合には、カメラ10は、測光結果に応じたノイズリダクション処理の制御を抑制することができる。
The
なお、カメラMPU140は、暗露光が必要であるか否かの判断は、測光値および露光時間が確定した任意のタイミングで行ってよい。例えば、カメラMPU140は、本露光の開始前、本露光中、本露光の後の任意のタイミングで、暗露光が必要であるか否かを判断してよい。
Note that the
このように、カメラMPU140は、撮像素子132で露光した露光時間および測光素子144で測光された被写体光の強さに基づいて、ノイズリダクション処理を行うか否かを判断する。具体的には、カメラMPU140は、露光時間および被写体光の強さに基づいて、画像データに対してノイズリダクション処理を施すか否かを判断する。具体的には、カメラMPU140は、ノイズリダクション処理を施す旨を判断した場合に、被写体光を遮断して撮像素子132に電荷を蓄積させることにより撮像素子132に暗露光動作を行わせる。ASIC135は、暗露光動作により得られた画像データである暗露光画像データを用いて、画像データに暗電流補正を施す。これにより、暗電流に起因するノイズを低減することができる。なお、ノイズリダクション処理の強度を制御するとは、ノイズリダクション処理を行うか否かを含む概念である。すなわち、カメラMPU140は、露光量およびノイズ量に基づいて、ノイズリダクション処理の強度を制御することができる。
As described above, the
図3は、露光時間に応じて撮像素子132に蓄積される電荷量の一例を模式的に示す。ここでは、撮像素子132の温度が一定の場合について説明する。撮像素子132が有する各光電変換素子には、被写体光を受光することにより生じる電荷だけでなく、熱雑音による暗電流で生じる電荷も蓄積される。本図の線301は、暗電流で生じる電荷量を示す。本図の線300は、被写体光により生じる電荷および暗電流で生じる電荷の合計値を示す。
FIG. 3 schematically shows an example of the amount of charge accumulated in the
線301に例示されるように、撮像素子132の温度が一定の場合、撮像素子132の暗電流で生じる電荷は、露光時間に略比例する。カメラMPU140は、時間当たりに暗電流で生じる電荷量と露光時間とに基づき、暗電流で生じる電荷量を算出する。暗電流で生じる電荷量は、ノイズ量として算出される。なお、時間当たりに暗電流で生じる電荷量は、システムメモリ139に格納されていてよい。被写体光の強さが露光時間にわたって一定であるとすると、撮像素子132が有する光電変換素子が被写体光を受光することにより生じる電荷量を示す露光量は、被写体光の強さおよび露光時間に比例する。カメラMPU140は、測光値および露光時間の少なくとも2つを使って、露光量を算出する。カメラMPU140は、絞り値等、他の情報を更に用いて、露光量を算出してよい。カメラMPU140は、算出したノイズ量に対する露光量の比に基づいて、暗露光の要否を判断する。本図では、ノイズ量が露光量と同一の場合を例示した。本例に示すようにノイズ量に対する露光量の比が小さい場合は、暗電流に起因して生じるノイズ成分が大きいことが予測される。このため、カメラMPU140は、暗露光を行う旨を判断する。
As exemplified by the
図4は、露光時間に応じて撮像素子132に蓄積される電荷量の他の一例を模式的に示す。ここでは、撮像素子132の温度が一定の場合について説明する。本図の線401は、暗電流で生じる電荷量を示す。本図の線400は、被写体光により生じる電荷および暗電流で生じる電荷の合計値を示す。本図では、ノイズ量が露光量の15%である場合を例示した。このようにノイズ量に対する露光量の比が大きい場合は、暗電流に起因して生じるノイズ成分の影響が少ないことが予測される。このため、カメラMPU140は、暗露光を行う旨を判断する。なお、カメラMPU140が暗露光の要否を判断する場合にノイズ量に対する露光量の比と比較する予め定められた基準値としては、5等の任意の値を適用してよい。当該基準値としては、ノイズ成分の影響を無視できるか否かを判断できる値であれば、任意の値を適用できる。当該基準値は、ユーザ指示に基づいて設定されてもよい。
FIG. 4 schematically shows another example of the amount of charge accumulated in the
このように、カメラ10によれば、被写体が暗く露光により発生するノイズに対して露光量が十分でないと判断される場合は、暗露光に基づく暗電流補正機能により、ノイズを低減した画像データを提供することができる。一方、カメラ10は、被写体が明るい場合等、露光量がノイズに対して十分に大きいと判断した場合には、暗露光に基づく暗電流補正を適用しないので、過剰な補正処理によって画像が劣化してしまう可能性を低減することができる。このように、カメラ10によれば、単に露光時間に応じてノイズリダクション処理を制御するのではなく、実際の露光量を考慮してノイズリダクション処理を制御することができる。
As described above, according to the
図5は、露光時間に応じて撮像素子132に蓄積される電荷量の他の一例を模式的に示す。ここでは、撮像素子132の温度を考慮した場合について説明する。本図の線501は、暗電流で生じる電荷量を示す。本図の線500は、被写体光により生じる電荷および暗電流で生じる電荷の合計値を示す。
FIG. 5 schematically shows another example of the amount of charge accumulated in the
撮像素子132に暗電流で生じる電荷量は、撮像素子132の温度が高いほど大きくなる。したがって、露光時間が長くなるほど撮像素子132の温度が上昇して、暗電流で生じる電荷量も大きくなる。このため、時間当たりの電荷量の増加率は、露光時間が長いほど大きくなる。カメラMPU140は、温度センサ154で検出された温度測定値、露光時間、および、単位時間あたりに暗電流で生じる電荷量の温度依存性に基づいて、ノイズ量を算出する。単位時間あたりに生じる電荷量の温度依存性を示す情報は、システムメモリ139等に予め格納されていてよい。
The amount of charge generated by the dark current in the
カメラ10によれば、撮像素子132の温度上昇により、露光中にノイズ発生率が時間的に変化する場合でも、ノイズ量を適切に判断することができる。撮像素子132の温度を考慮してノイズ量を算出する場合、カメラMPU140は、露光期間にわたる温度変化の履歴および露光時間に基づいて、ノイズ量を算出してよい。また、露光を開始する直前および露光後の温度の少なくとも一方と、露光時間とに基づいて、ノイズ量を算出してもよい。また、バルブ撮影モードまたはタイム撮影モード等の長秒時露光モードで撮像する場合のように、露光開始時に露光時間が確定しない場合は少なくとも、露光開始前ではなく露光終了後に、ノイズ量および露光量を算出して、暗露光の要否を判断してもよい。非長秒時露光モードで撮像する場合においても、露光開始前ではなく露光終了後に、ノイズ量および露光量の算出と、暗露光の要否の判断とを行ってよい。
According to the
図6は、カメラ10の起動から終了までの処理フローを示す。本フローは、例えば操作入力部141の一部としての電源スイッチがON位置に切り替えられた場合に、開始される。本フローは、カメラMPU140が主体となってカメラ10の各部を制御することにより実行される。
FIG. 6 shows a processing flow from activation to termination of the
ステップS600において、カメラMPU140は、初期設定を開始する。例えば、カメラMPU140は、カメラ10を制御するための各種パラメータ等を、システムメモリ139からRAM136に展開する。各種パラメータとしては、上述した時間当たりに暗電流で生じる電荷量やその温度依存性を示す情報、暗露光の要否を判断するために用いる種々の基準値等を例示することができる。また、カメラMPU140は、例えば操作入力部141の一部としての撮像モードダイヤル等の状態、および、展開された各種パラメータに基づき、カメラ10の各部の動作条件を設定する。動作条件としては、撮影モード、撮像条件、記録条件等を例示できる。撮影モードとしては、連写モード、単写モード、バルブ撮影モード、タイム撮影モード等を例示することができる。撮像条件としては、露光時間、絞り値、撮像感度等を例示できる。記録条件としては、画像データのファイル形式、記録画素数等を例示することができる。
In step S600, the
続いて、ステップS602において、カメラMPU140は、初期設定で設定された内容を表示部138に表示させる。例えば、カメラMPU140は、撮像モード、撮像条件、記録条件等の情報を、アイコン表示等の種々の形式で表示部138に表示させる。
Subsequently, in step S602, the
続いて、ステップS604において、カメラMPU140は、ユーザ指示を特定する。カメラMPU140は、操作入力部141に対する操作に基づいてユーザ指示を特定する。ユーザ指示が諸設定を実行する指示である場合、指示された設定処理を行う(ステップS606)。設定処理としては、撮像モード、撮像条件、圧縮条件、記録条件を設定する処理等を例示することができる。また、設定処理として、ノイズリダクション処理機能をONまたはOFFする設定を例示することができる。ノイズリダクション処理がOFFに設定されている場合、暗露光や暗露光に基づく暗電流補正を含むノイズリダクション処理は実行されない。ノイズリダクション処理がONに設定されている場合、長秒時の露光時等に、暗露光に基づく暗電流補正を含むノイズリダクション処理を施すことが許可される。本ステップで動作設定が変更された場合、変更された動作設定に応じてパラメータ変数が変更される。
Subsequently, in step S604, the
ステップS604において、ユーザ指示が撮像実行に関する指示であると判断された場合、撮像実行に関する処理を行う(ステップS612)。撮影実行に関する指示としては、ライブビューボタン、動画記録ボタン、レリーズボタンに対する操作等を例示することができる。ステップS604にいて、ユーザ指示が画像の再生を実行する指示であると判断された場合、再生処理を実行する(ステップS622)。再生処理としては、外部メモリ180に記録された静止画、動画等の画像データに基づいて画像をサムネイル表示する処理、ユーザにより選択された画像データに基づいて画像を表示する処理等を例示することができる。
If it is determined in step S604 that the user instruction is an instruction relating to imaging execution, processing relating to imaging execution is performed (step S612). Examples of instructions related to shooting execution include operations on a live view button, a moving image recording button, and a release button. If it is determined in step S604 that the user instruction is an instruction to perform image reproduction, reproduction processing is performed (step S622). Examples of playback processing include processing for displaying thumbnails based on image data such as still images and moving images recorded in the
ステップS604においてユーザ指示がないと判断された場合は、ステップS608に処理を進める。ステップS606、ステップS612、ステップS622の処理が完了した場合も、ステップS608に処理を進める。ステップS608においては、電源をOFFするか否かを判断する。例えば、電源スイッチがOFF位置に切り換えられた場合や、カメラ10が動作を開始してから予め定められた期間、ユーザ指示が無い状態が継続した場合等に、電源をOFFすると判断する。電源をOFFすると判断した場合は本フローを終了し、電源をOFFしないと判断した場合はステップS604に処理を移行させる。
If it is determined in step S604 that there is no user instruction, the process proceeds to step S608. Also when the processes of step S606, step S612, and step S622 are completed, the process proceeds to step S608. In step S608, it is determined whether to turn off the power. For example, it is determined to turn off the power when the power switch is switched to the OFF position, or when there is no user instruction for a predetermined period after the
図7は、撮像動作を行う場合の処理フローの一例を示す。本フローは、ステップS612の一部の処理に適用できる。本フローは、レリーズボタンの押し込みを検出した場合に開始される。例えば、本フローは、静止画を撮像する場合の動作の一例である。本フローは、カメラMPU140が主体となってカメラ10の各部を制御することにより実行される。
FIG. 7 shows an example of a processing flow when performing an imaging operation. This flow can be applied to a part of the processing in step S612. This flow is started when pressing of the release button is detected. For example, this flow is an example of an operation when a still image is captured. This flow is executed by controlling each part of the
本フローが開始すると、カメラMPU140は、測光素子144に測光を行わせて、測光値を取得する(ステップS700)。続いて、撮影モードが長秒時露光モードであるか否かを判断する(ステップS702)。長秒時露光モードは、第1のユーザ操作に応じて露光を開始して、第2のユーザ操作に応じて露光を終了する露光制御で露光を行う撮影モードである。長秒時露光モードとしては、バルブ撮影モード、タイム撮影モード等の撮像モードを例示することができる。
When this flow starts, the
長秒時露光モードでない旨が判断された場合、カメラMPU140は撮像条件を決定する(ステップS704)。撮像条件としては、絞り値、露光時間、撮像感度等を例示することができる。カメラMPU140は、ステップS700で取得した測光値に基づき、撮像条件を決定してよい。このとき、カメラMPU140は、プログラム線図に従って、撮像条件を決定してよい。
If it is determined that the exposure mode is not the long second exposure mode, the
続いて、カメラMPU140は、温度センサ154から取得した温度測定値および動きセンサ156から取得した動き検出値の記憶を開始する(ステップS706)。そして、カメラMPU140は、撮像素子132が有する各光電変換素子の蓄積電荷をリセットする(ステップS708)。蓄積電荷がリセットされると、フォーカルプレーンシャッタ143を開状態にさせ(ステップS710)、ステップS704で決定した露光時間を待って(ステップS712)、フォーカルプレーンシャッタ143を閉状態にさせる(ステップS714)。続いて、ASIC135は、撮像素子132から読み出された画像データを取得する(ステップS716)。
Subsequently, the
ステップS718において、カメラMPU140は、ノイズ量および露光量を算出する。具体的には、カメラMPU140は、露光時間にわたって測定した温度測定値に基づいて、ノイズ量を算出する。また、カメラMPU140は、ステップS700で取得した測光値、ステップS704で決定した絞り値、および露光時間に基づいて、露光量を算出する。続いて、ステップS720において、カメラMPU140は、暗露光が必要であるか否かを判断する。具体的には、カメラMPU140は、ノイズ量に対する露光量の比が予め定められた基準値より小さい場合に、暗露光が必要であると判断する。なお、カメラMPU140は、ノイズリダクション処理機能がOFFに設定されている場合には、暗露光が必要でない旨を判断する。また、ノイズリダクション処理機能がONに設定されている場合でも、ノイズ量に対する露光量の比が予め定められた基準値以上である場合には、暗露光が必要でないと判断する。
In step S718, the
ステップS720の判断において、暗露光が必要であると判断した場合、カメラMPU140は、動きの有無を判断する(ステップS722)。具体的には、カメラMPU140は、動きセンサ156から取得した動き検出値に基づいて、動きが検出されたか否かを判断する。例えば、カメラMPU140は、動きセンサ156から取得した動き検出値が予め定められた動きの基準値より小さい場合に、動きがなかった旨を判断してよい。例えば、カメラMPU140は、動きセンサ156から取得した動き検出値が露光期間にわたって予め定められた動きの基準値より小さい場合に、動きなかった旨を判断してよい。また、カメラMPU140は、動きセンサ156から取得した動き検出値の時間平均値が、予め定められた動きの基準値より小さい場合に、動きがなかった旨を判断してよい。
If it is determined in step S720 that dark exposure is necessary, the
ステップS722の判断において動きがなかったと判断された場合、ステップS724において、カメラMPU140は、暗露光を行う(ステップS724)。具体的には、カメラMPU140は、フォーカルプレーンシャッタ143を閉状態にしたまま、撮像素子132が有する各光電変換素子の蓄積電荷をリセットして、ステップS704で決定した露光時間を待って読み出しを行う。続いて、ASIC135は、ステップS716で取得した画像データに対して、ステップS724の暗露光で得られた画像データを用いて暗電流補正処理を行う(ステップS726)。そして、ASIC135は、暗電流補正が施された画像データに、予め定められた画像処理を施して(ステップS728)、外部メモリ180に記録する(ステップS730)。ステップS728における画像処理としては、欠陥画素補正、ホワイトバランス補正、色補間処理、色補正、ガンマ補正、輪郭強調処理、画像データの圧縮処理等を例示することができる。
If it is determined in step S722 that there is no movement, in step S724, the
なお、ステップS720の判断において、ノイズ量に対する露光量の比が予め定められた基準値以上であると判断された場合、ステップS728に処理を進める。また、ステップS722の判断において、動きがあったと判断された場合、ステップS728に処理を進める。こステップS728では、ASIC135は、ステップS716で取得した画像データに、予め定められた画像処理を施す。
If it is determined in step S720 that the ratio of the exposure amount to the noise amount is equal to or greater than a predetermined reference value, the process proceeds to step S728. If it is determined in step S722 that there is a movement, the process proceeds to step S728. In step S728, the
ステップS702の判断において、長秒時露光モードに設定されている旨が判断された場合、カメラMPU140は撮像条件を決定する(ステップS740)。ここで決定する撮像条件としては、絞り値、撮像感度等を例示することができる。続いて、カメラMPU140は、温度センサ154から取得した温度測定値および動きセンサ156から取得した動き検出値の記憶を開始する(ステップS742)。続いて、ステップS744において、カメラMPU140は、撮像素子132が有する各光電変換素子の蓄積電荷をリセットする(ステップS744)。蓄積電荷がリセットされると、カメラMPU140は、フォーカルプレーンシャッタ143を開状態にさせ(ステップS746)。露光終了を指示するユーザ操作を待つ(ステップS748)。露光を終了するユーザ操作を検出すると、ステップS714に処理を進める。
If it is determined in step S702 that the long exposure mode is set, the
以上に説明したように、カメラMPU140は、撮像により撮像素子132に生じる電荷量のうちノイズにより生じる電荷量を除いた値の推定値を、露光量として算出することができる。そして、算出した露光量と撮像中に生じるノイズ量とを比較して、暗露光を実行する必要があるか否かを判断する。このため、ノイズが無視できる程度に被写体が明るいと判断される場合は、暗露光および暗電流補正をスキップすることができる。したがって、実際には暗電流補正を施す必要がない場合に、暗露光および暗電流補正を行ってしまう可能性を低減することができる。このため、ユーザは暗露光を待つ必要がないので、比較的に速やかに次の撮影を指示することができる。また、画像データを速やかに外部メモリ180に記録することができる。また、例えば必要以上の強度で暗電流補正が施されて画像が劣化してしまう可能性を低減することができる。このように、カメラ10によれば、暗電流補正が必要な場合を適切に判断して暗電流補正を適用して、暗電流ノイズが低減された画像を提供することができる。
As described above, the
以上の説明では、ノイズリダクション処理として、いわゆる長秒時ノイズを低減する処理を主として取り上げて説明した。しかし、ノイズリダクション処理として、いわゆる高感度ノイズを低減する処理を適用してもよい。例えば、カメラMPU140は、撮像時の撮像感度にさらに基づいて、ノイズリダクション処理の強度を制御してよい。例えば、カメラMPU140は、撮像感度に基づいて撮像感度に関するノイズ量を算出して、当該ノイズ量に対する露光量の比が予め定められた基準値より小さい場合に、高感度ノイズを低減するノイズリダクション処理を施す旨を判断してよい。当該ノイズリダクション処理を施す旨が判断された場合、ASIC135は、画像データの各画素値から、撮像感度に応じた大きさの値を低減する処理を適用してよい。他にも、ASIC135は、高感度ノイズの特性に基づき、高感度ノイズを低減する種々の画像処理をノイズリダクション処理として適用してよい。また、カメラMPU140は、撮像感度に基づいて算出した撮像感度に関するノイズ量および暗電流に起因するノイズ量の合計のノイズ量に対する露光量の比が予め定められた基準値より小さい場合に、ノイズリダクション処理を施す旨を判断してよい。
In the above description, the processing for reducing so-called long-time noise has been mainly described as the noise reduction processing. However, a process for reducing so-called high-sensitivity noise may be applied as the noise reduction process. For example, the
なお、図2から図7に関連して、少なくとも測光値および露光時間に基づいて、画像データにノイズリダクション処理を施すか否かを判断する場合の処理を説明した。しかし、ASIC135は、ノイズリダクション処理の強度を、制御してもよい。例えば、ASIC135は、暗露光で得られた暗露光画像データを画像データから減算する場合に、被写体光の強さが大きいほど、暗露光画像データに対する重みをより小さくして減算してよい。また、ASIC135は、高感度ノイズを低減するノイズリダクション処理を適用する場合に、画像データの各画素値から減算する値を、被写体光の強さが大きいほど小さくしてよい。
2 to 7, the process in the case of determining whether or not to perform the noise reduction process on the image data based on at least the photometric value and the exposure time has been described. However, the
また、以上の例では、被写体の時間変化が、主としてカメラ10の動きによるものであるとして説明した。しかし、カメラ10は、静止したカメラ10に対する被写体の動きを検出してもよい。例えば、撮像素子132が、ノイズリダクション処理の対象となる画像データを出力する複数の第1光電変換素子とは独立に駆動できる少なくとも1つの第2光電変換素子を有する場合、カメラMPU140は、複数の第1光電変換素子の露光期間中に、当該第2光電変換素子で複数回の露光および読み出しを行わせてよい。カメラMPU140は、当該複数回の露光および読み出し動作で得られたデータに基づいて、第2光電変換素子の出力の時間変化を被写体の時間変化として検出してもよい。また、カメラ10が、撮像素子132に入射する被写体光束とは異なる被写体光束を受光する受光ユニットを有する場合、カメラMPU140は、当該受光ユニットで受光された被写体光の強さの時間変化に基づき、被写体の時間変化を検出してもよい。
In the above example, it has been described that the time change of the subject is mainly due to the movement of the
また、図2から図7に関連して、主として静止画撮影を取り上げて、ノイズリダクション処理の制御の一例を説明した。しかし、動画の各フレームに対しても同様の制御を適用してもよい。動画に同様の制御を適用する場合、撮像素子132とは独立に被写体光を検出する手段を有することが好ましい。例えば、撮像素子132が、フレームデータを出力する複数の第1光電変換素子とは独立に駆動できる少なくとも1つの第2光電変換素子を有する場合、カメラMPU140は、フレームデータを生成するために複数の第1光電変換素子の露光期間の前等に、当該第2光電変換素子で露光および読み出しを行わせて、当該露光および読み出し動作で得られたデータを測光値のデータとして適用してよい。また、カメラ10が撮像素子132に入射する被写体光束とは異なる被写体光束を受光する受光ユニットを有する場合、カメラMPU140は、当該受光ユニットが受光した被写体光の強さを測光値として適用してよい。なお、動画の各フレームに対してノイズリダクション処理の強度を大きく異ならせると、明るさ等がフレーム毎に大きく異なってしまう場合がある。そのため、ASIC135において動画におけるシーンの変化を検出して、カメラMPU140は、シーンの変化が検出された場合に、次にシーンが変化する前までに得られる複数のフレームに一括して適用すべきノイズリダクション処理の強度を決定して、決定した強度で、当該複数のフレームに一括してノイズリダクション処理を適用してもよい。ASIC135は、フレームにおける明るさの平均値の変化を、シーンの変化の指標として適用してよい。
In addition, with reference to FIGS. 2 to 7, an example of control of noise reduction processing has been described mainly taking still image shooting. However, the same control may be applied to each frame of the moving image. In the case where similar control is applied to a moving image, it is preferable to have means for detecting subject light independently of the
上記の説明において、カメラMPU140の動作として説明した処理は、カメラMPU140がプログラムに従ってカメラ10が有する各ハードウェアを制御することにより実現される。また、上記の説明においてASIC135により実現される処理は、プロセッサによって実現することができる。例えば、ASIC135の動作として説明した処理は、プロセッサがプログラムに従ってカメラ10が有する各ハードウェアを制御することにより実現される。すなわち、本実施形態のカメラ10に関連して説明した処理は、プロセッサがプログラムに従って動作して各ハードウェアを制御することにより、プロセッサ、メモリ等を含む各ハードウェアとプログラムとが協働して動作することにより実現することができる。すなわち、当該処理を、いわゆるコンピュータ装置によって実現することができる。コンピュータ装置は、上述した処理の実行を制御するプログラムをロードして、読み込んだプログラムに従って動作して、当該処理を実行してよい。コンピュータ装置は、当該プログラムを記憶しているコンピュータ読取可能な記録媒体から当該プログラムをロードすることができる。
In the above description, the processing described as the operation of the
また、本実施形態において、レンズユニット120が装着された状態のカメラ10を、撮像装置の一例として取り上げた。しかし、撮像装置とは、レンズユニット120が装着されていないカメラ本体130を含む概念である。撮像装置としては、レンズ交換式カメラの一例である一眼レフレックスカメラの他に、レンズ非交換式カメラの一例であるコンパクトデジタルカメラ、ミラーレス式カメラ、ビデオカメラ、撮像機能付きの携帯電話機、撮像機能付きの携帯情報端末、撮像機能付きのゲーム機器等の娯楽装置等、撮像機能を有する種々の電子機器を適用の対象とすることができる。
In the present embodiment, the
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。 As mentioned above, although this invention was demonstrated using embodiment, the technical scope of this invention is not limited to the range as described in the said embodiment. It will be apparent to those skilled in the art that various modifications or improvements can be added to the above-described embodiment. It is apparent from the scope of the claims that the embodiments added with such changes or improvements can be included in the technical scope of the present invention.
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。 The order of execution of each process such as operations, procedures, steps, and stages in the apparatus, system, program, and method shown in the claims, the description, and the drawings is particularly “before” or “prior to”. It should be noted that the output can be realized in any order unless the output of the previous process is used in the subsequent process. Regarding the operation flow in the claims, the description, and the drawings, even if it is described using “first”, “next”, etc. for convenience, it means that it is essential to carry out in this order. It is not a thing.
10 カメラ、120 レンズユニット、121 レンズマウント接点、122 レンズ群、123 レンズMPU、124 レンズ駆動部、130 カメラ本体、131 カメラマウント接点、132 撮像素子、133 アナログ処理部、134 A/D変換器、135 ASIC、136 RAM、137 表示制御部、138 表示部、139 システムメモリ、140 カメラMPU、141 操作入力部、142 AFユニット、143 フォーカルプレーンシャッタ、144 測光素子、145 メインミラー、146 サブミラー、147 ファインダ部、148 駆動部、149 接続インタフェース、150 記録媒体IF、152 外部機器IF、154 温度センサ、156 動きセンサ、180 外部メモリ、190 電源、192 電源回路、201、202、203、211、221 画像データ
DESCRIPTION OF
Claims (13)
撮像素子で露光することにより得られた画像データに対して、前記撮像素子で生じたノイズに起因するノイズ成分を低減するノイズリダクション処理を施すノイズリダクション処理部と、
前記撮像素子で露光した露光時間および前記測光部で測光された被写体光の強さに基づいて、前記ノイズリダクション処理の強度を制御する制御部と
を備える撮像装置。 A metering unit for metering subject light;
A noise reduction processing unit that performs noise reduction processing to reduce noise components caused by noise generated in the image sensor on the image data obtained by exposure with the image sensor;
An imaging apparatus comprising: a control unit that controls the intensity of the noise reduction process based on an exposure time exposed by the imaging element and an intensity of subject light measured by the photometry unit.
請求項1に記載の撮像装置。 The imaging apparatus according to claim 1, wherein the control unit decreases the intensity of the noise reduction process as the intensity of the subject light increases.
請求項1または2に記載の撮像装置。 The imaging apparatus according to claim 1, wherein the control unit reduces the intensity of noise reduction processing as the ratio of the intensity of the subject light to the exposure time increases.
をさらに備え、
前記画像データは、前記露光時間決定部が決定した露光時間に前記撮像素子で露光することにより得られた画像データであり、
前記制御部は、前記露光時間決定部が決定した前記露光時間および前記被写体光の強さに基づいて、前記ノイズリダクション処理の強度を制御する
請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。 An exposure time determining unit that determines the exposure time based on the intensity of the subject light;
The image data is image data obtained by exposing with the image sensor at an exposure time determined by the exposure time determination unit,
4. The imaging according to claim 1, wherein the control unit controls the intensity of the noise reduction process based on the exposure time determined by the exposure time determination unit and the intensity of the subject light. 5. apparatus.
をさらに備え、
前記制御部は、前記露光時間、前記測光部で計測された被写体光の強さ、および、前記温度取得部が取得した温度に基づいて、前記ノイズリダクション処理の強度を制御する
請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。 A temperature acquisition unit that acquires the temperature of the image sensor;
5. The control unit controls the intensity of the noise reduction process based on the exposure time, the intensity of subject light measured by the photometry unit, and the temperature acquired by the temperature acquisition unit. The imaging device according to any one of the above.
請求項5に記載の撮像装置。 The imaging apparatus according to claim 5, wherein the control unit increases the intensity of the noise reduction process as the temperature acquired by the temperature acquisition unit increases.
前記露光時間に基づいて、暗電流により前記撮像素子に生じる電荷量を示すノイズ量を算出するノイズ算出部と
をさらに備え、
前記制御部は、前記露光量および前記ノイズ量に基づいて、前記ノイズリダクション処理の強度を制御する
請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。 An exposure amount calculation unit for calculating an exposure amount indicating the amount of charge generated in the image sensor by subject light;
A noise calculating unit that calculates a noise amount indicating a charge amount generated in the image sensor due to a dark current based on the exposure time;
The imaging device according to claim 1, wherein the control unit controls the intensity of the noise reduction process based on the exposure amount and the noise amount.
請求項1から7のいずれか一項に記載の撮像装置。 The control unit determines whether or not to perform the noise reduction process based on the exposure time and the intensity of the subject light on the image data based on the exposure time and the intensity of the subject light. The imaging device according to any one of claims 1 to 7.
をさらに備え、
前記制御部は、前記検出部で検出された被写体の時間変化量が予め定められた値より大きい場合に、前記画像データに対して、前記露光時間および前記被写体光の強さに基づく前記ノイズリダクション処理を施さない旨を判断する
請求項8に記載の撮像装置。 It further includes a detection unit that detects a time change of the subject,
The control unit may reduce the noise reduction based on the exposure time and the intensity of the subject light with respect to the image data when a time change amount of the subject detected by the detection unit is larger than a predetermined value. The imaging apparatus according to claim 8, wherein it is determined that no processing is performed.
前記制御部は、前記検出部で検出された被写体の時間的な動き量が予め定められた値より大きい場合に、前記画像データに対して、前記ノイズリダクション処理を施さない旨を判断する
請求項9に記載の撮像装置。 The detection unit detects temporal movement of the subject,
The control unit determines that the noise reduction processing is not performed on the image data when a temporal movement amount of the subject detected by the detection unit is larger than a predetermined value. 9. The imaging device according to 9.
前記ノイズリダクション処理部は、前記暗露光動作により得られた画像データである暗露光画像データを用いて、前記画像データに暗電流補正を施す
請求項8から10のいずれか一項に記載の撮像装置。 When the control unit determines that the noise reduction process is to be performed, the control unit causes the image sensor to perform a dark exposure operation by blocking subject light and causing the image sensor to accumulate electric charge.
11. The imaging according to claim 8, wherein the noise reduction processing unit performs dark current correction on the image data using dark exposure image data that is image data obtained by the dark exposure operation. apparatus.
請求項1から7のいずれか一項に記載の撮像装置。 The imaging device according to any one of claims 1 to 7, wherein the control unit controls the intensity of the noise reduction processing based further on imaging sensitivity at the time of imaging.
撮像素子で露光することにより得られた画像データに対して、前記撮像素子で生じたノイズに起因するノイズ成分を低減するノイズリダクション処理を施すステップと、
前記撮像素子で露光した露光時間および前記測光ステップで測光された被写体光の強さに基づいて、前記ノイズリダクション処理の強度を制御する制御ステップと
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 A metering step for metering subject light;
Applying noise reduction processing to reduce noise components caused by noise generated in the image sensor on the image data obtained by exposure with the image sensor;
A program for causing a computer to execute a control step of controlling the intensity of the noise reduction processing based on the exposure time exposed by the image sensor and the intensity of the subject light measured in the photometry step.
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