JP2014060204A - 板状体保持機構及び基板貼り合わせ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】板状体を安定して保持することができる板状体保持機構を提供する。
【解決手段】板状体保持機構200は、吸着部230と、基盤部220と、支持部210と、を備える。吸着部230は、表示基板101を静電吸着する。基盤部220は、一面に吸着部230が固定され、且つ、板厚方向のヤング率が表示基板101の下面の形状に応じて吸着部230と共に弾性変形可能なように設定されている。支持部210は、基盤部220を弾性変形可能に支持する。
【選択図】図5
【解決手段】板状体保持機構200は、吸着部230と、基盤部220と、支持部210と、を備える。吸着部230は、表示基板101を静電吸着する。基盤部220は、一面に吸着部230が固定され、且つ、板厚方向のヤング率が表示基板101の下面の形状に応じて吸着部230と共に弾性変形可能なように設定されている。支持部210は、基盤部220を弾性変形可能に支持する。
【選択図】図5
Description
本発明は、矩形板状の板状体、例えば、表示基板やカバー基板、を保持する板状体保持機構及びこの板状体保持機構を用いて表示基板とカバー基板とを貼り合わせる基板貼り合わせ装置に関するものである。
表示機器の表示部は、例えば、液晶モジュールや有機発光ダイオードモジュールなどの表示基板に設けられた偏光板の上に、タッチセンサ付き基板や保護基板などのカバー基板が設けられている。近年、このような表示部は、表示基板にカバー基板を貼り合わせる工程を経て生産される。また、両基板を貼り合わせるときに用いる接合材料として、UV硬化樹脂が広く用いられるようになっている。
表示基板にカバー基板を貼り合わせる工程は、両基板間に気泡が入らないようにするために、真空下で行われる。特許文献1には、表示デバイスと、表示デバイスの保護板となる透明面材と、を貼り合わせて表示装置を製造する表示装置の製造方法が記載されている。この方法では、表示デバイスと透明面材とを貼り合わせる減圧装置内において、透明面材が静電チャックによって保持される。
ところで、静電チャックを用いて被吸着物を吸着する場合、被吸着物の表面が平坦でないと、静電チャックの吸着面と被吸着物の被吸着面とが接触しない部分が生じるため、静電チャックの吸着力が不足する。したがって、静電チャックの吸着面と被吸着物の被吸着面とが接触しない部分が生じると、静電チャックは、被吸着物を安定して吸着できない。そこで、特許文献2には、被吸着物を吸着する吸着面を有する誘電層と、誘電層の変形を可能にする弾性層を含む静電チャックが記載されている。この静電チャックでは、誘電層が被吸着物の凹凸のある表面形状に追随して変形し、被吸着物における表面の全面が静電チャックの吸着面に接触することで、一定の吸着力が発生する。
しかし、特許文献2に記載の静電チャックでは、表示基板やカバー基板の反り量が静電チャックの弾性層の厚さよりも大きい場合に、誘電層が基板の反りに追随して変形できない。このため、静電チャックの吸着面と基板の被吸着面とが接触しない部分が生じて、静電チャックの吸着力が不足してしまう。したがって、基板を安定して保持することができない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、板状体を安定して保持することができる板状体保持機構及び基板貼り合わせ装置を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の板状体保持機構は、シート状の吸着部と、基盤部と、支持部と、を備える。吸着部は、矩形板状の板状体を静電吸着する。基盤部は、板状に形成されており、一面に吸着部が固定され、且つ、板厚方向のヤング率が板状体の被吸着面の形状に応じて吸着部と共に弾性変形可能なように設定されている。支持部は、基盤部を弾性変形可能に支持する。
また、本発明の基板貼り合わせ装置は、矩形状の第1の板状体及び第2の板状体を、接着部材を介して真空下で貼り合わせる基板貼り合わせ装置であり、板状体保持機構と、保持部と、駆動部と、を備える。
板状体保持機構は、第1の板状体を静電吸着するシート状の吸着部と、板状に形成されており、一面に吸着部が固定され、且つ、板厚方向のヤング率が第1の板状体の被吸着面の形状に応じて吸着部と共に弾性変形可能なように設定された基盤部と、を有する。また、板状体保持機構は、基盤部を弾性変形可能に支持する支持部を有する。保持部は、吸着部に吸着された第1の板状体における被吸着面の反対側の面である他面に第2の板状体の一面を対向させて保持する。駆動部は、支持部と保持部とを相対的に移動させ、吸着部に吸着された第1の板状体の他面と、保持部に保持された第2の板状体の一面とを当接させる。
また、支持部は、支持部と基盤部とが並列する並列方向に直交する第1の方向に延びる軸並びに並列方向及び第1の方向に直交する第2の方向に延びる軸を中心に傾斜可能に基盤部を支持する。
板状体保持機構は、第1の板状体を静電吸着するシート状の吸着部と、板状に形成されており、一面に吸着部が固定され、且つ、板厚方向のヤング率が第1の板状体の被吸着面の形状に応じて吸着部と共に弾性変形可能なように設定された基盤部と、を有する。また、板状体保持機構は、基盤部を弾性変形可能に支持する支持部を有する。保持部は、吸着部に吸着された第1の板状体における被吸着面の反対側の面である他面に第2の板状体の一面を対向させて保持する。駆動部は、支持部と保持部とを相対的に移動させ、吸着部に吸着された第1の板状体の他面と、保持部に保持された第2の板状体の一面とを当接させる。
また、支持部は、支持部と基盤部とが並列する並列方向に直交する第1の方向に延びる軸並びに並列方向及び第1の方向に直交する第2の方向に延びる軸を中心に傾斜可能に基盤部を支持する。
本発明の板状体保持機構及び基板貼り合わせ装置では、シート状の吸着部が固定された基盤部の板厚方向のヤング率が板状体の被吸着面の形状に応じて吸着部と共に弾性変形可能なように設定される。また、支持部は、基盤部を弾性変形可能に支持する。このため、吸着部によって静電吸着された板状体の形状に応じて、吸着部と基盤部が弾性変形する。したがって、板状体の反り量が大きい場合でも、吸着部と板状体とが接触しない部分が発生することを防止することができる。このため、吸着部は強い吸着力で板状体を吸着できるので、板状体を安定して保持することができる。
本発明によれば、板状体を安定して保持することができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の実施形態に係る板状体保持機構200及びこの板状体保持機構200を備える基板貼り合わせ装置1について、図1〜図23を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
以下、本発明の実施形態に係る板状体保持機構200及びこの板状体保持機構200を備える基板貼り合わせ装置1について、図1〜図23を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
[表示基板]
まず、板状体の一例として表示基板(第1の板状体)101について、図1を参照して説明する。
図1は、基板貼り合わせ装置1により貼り合わせる一方の基板である表示基板101の構成を示す説明図である。
まず、板状体の一例として表示基板(第1の板状体)101について、図1を参照して説明する。
図1は、基板貼り合わせ装置1により貼り合わせる一方の基板である表示基板101の構成を示す説明図である。
図1に示すように、表示基板101は、例えばLCDモジュール(LCM)であり、液晶が用いられた基板本体102と、基板本体102の一方の面を露出させて収容するフレーム103と、基板本体102の一方の面に取り付けられた偏光板104を備えている。
なお、本発明に係る表示基板101としては、有機発光ダイオード(OLED)モジュールやその他の表示モジュールであってもよい。
なお、本発明に係る表示基板101としては、有機発光ダイオード(OLED)モジュールやその他の表示モジュールであってもよい。
基板本体102は、長方形の板状に形成されており、一方の面が表示面となる。
また、基板本体102は、複数の部材が積層されて、図示しない長方形の枠状に形成された額縁印刷からなる層を含む多層状に形成されている。この額縁印刷の内周の輪郭は、偏光板104の外周の輪郭と略等しい。額縁印刷は、例えば、金属クロムを基板本体102にスパッタリング蒸着させ、エッチングによって不要部分を除去することで形成される。
また、基板本体102は、複数の部材が積層されて、図示しない長方形の枠状に形成された額縁印刷からなる層を含む多層状に形成されている。この額縁印刷の内周の輪郭は、偏光板104の外周の輪郭と略等しい。額縁印刷は、例えば、金属クロムを基板本体102にスパッタリング蒸着させ、エッチングによって不要部分を除去することで形成される。
フレーム103は、基板本体102の4辺と、基板本体102の他方の面を覆う。
偏光板104は、長方形に形成されており、基板本体102よりも外周の輪郭が小さい。つまり、偏光板104の外周の輪郭は、基板本体102の表示領域と略等しい大きさに形成されている。表示基板101の偏光板104側は、後述するタッチセンサ付き基板121に接着部材、例えば紫外線硬化樹脂を介して貼り付けられる。なお、接着部材は紫外線硬化樹脂に限定されない。例えば他の光硬化樹脂や熱硬化樹脂を用いてもよい。
偏光板104は、長方形に形成されており、基板本体102よりも外周の輪郭が小さい。つまり、偏光板104の外周の輪郭は、基板本体102の表示領域と略等しい大きさに形成されている。表示基板101の偏光板104側は、後述するタッチセンサ付き基板121に接着部材、例えば紫外線硬化樹脂を介して貼り付けられる。なお、接着部材は紫外線硬化樹脂に限定されない。例えば他の光硬化樹脂や熱硬化樹脂を用いてもよい。
[タッチセンサ付き基板]
次に、板状体の他の例としてタッチセンサ付き基板(第2の板状体)121について、図2を参照して説明する。
図2は、タッチセンサ付き基板121の構成を示す説明図である。
次に、板状体の他の例としてタッチセンサ付き基板(第2の板状体)121について、図2を参照して説明する。
図2は、タッチセンサ付き基板121の構成を示す説明図である。
図2に示すように、タッチセンサ付き基板121は、基板本体122を有し、この基板本体122の一方の面には額縁印刷123が施されている。基板本体122は、長方形の板状に形成されている。このタッチセンサ付き基板121の外周の輪郭は、表示基板101におけるフレーム103の外周の輪郭よりも大きく形成されている。
額縁印刷123の外周の輪郭は、基板本体122の外周の輪郭と略等しく、内周の輪郭は、表示基板101における偏光板104の外周の輪郭と略等しい。額縁印刷123は、例えば、金属クロムを基板本体122の一方の面にスパッタリング蒸着させ、エッチングによって不要部分を除去することで形成される。
なお、本実施形態では、カバー基板としてタッチセンサ付き基板121を例に説明するが、本発明に係るカバー基板としては、タッチセンサ付き基板121に限定されず、例えば、ガラス材により形成された保護基板であってもよい。
[基板貼り合わせ装置]
次に、本実施形態の基板貼り合わせ装置1の構成について、図3〜図4を参照し説明する。
まず、図3を用いて、表示基板101及びタッチセンサ付き基板121を搬送する基板貼り合わせ装置1の搬送部2について説明する。
図3は、搬送部2の斜視図である。
次に、本実施形態の基板貼り合わせ装置1の構成について、図3〜図4を参照し説明する。
まず、図3を用いて、表示基板101及びタッチセンサ付き基板121を搬送する基板貼り合わせ装置1の搬送部2について説明する。
図3は、搬送部2の斜視図である。
搬送部2は、略長方形の平板状に形成された本体部21と、本体部21を移動又は回転させる搬送部動作機構(図示省略)と、を備えている。搬送部動作機構は、本体部21おける短辺の略中央を通る軸線を中心に本体部21を回転させる。
本体部21は、一方の短辺から本体部における長手方向の略中央部まで切り欠かれた切欠部22が形成されている。また、本体部21の一面における切欠部22の周囲には、弾性部材からなる筒状の吸着部23が複数形成されている。吸着部23の筒孔24は、図示しない真空ポンプに接続されている。吸着部23は、本体部21の外周縁側に配置された吸着部23aと、吸着部23aよりも内側(切欠部22側)に配置された吸着部23bからなる。吸着部23bは吸着部23aよりも本体部21の一面から突出する方向の長さが短く形成されている。なお、以下の説明において、吸着部23a、吸着部23bを区別しない場合は、吸着部23と称する。
搬送部2には、配線(図示省略)の一端が接続されている。この配線の他端は、後述する制御部14(図8参照)に接続されている。制御部14は、搬送部動作機構を駆動して、本体部21を移動又は回転させる。また、真空ポンプを駆動して搬送部2に表示基板101及びタッチセンサ付き基板121を吸着保持させる。
図4Aは基板貼り合わせ装置1の要部正面断面図を示し、図4Bは要部側面断面図を示している。なお、図4では、搬送部2の図示を省略している。また、基板貼り合わせ装置1を収容し、有機溶剤の拡散を防止するエンクロージャーの内底面32のみを図示し、エンクロージャーのその他の構成の図示を省略している。基板貼り合わせ装置1が載置されるエンクロージャーの内底面32に沿った一方向をX方向とし、この内底面32に平行でX方向に直交する方向をY方向とする。また、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向(上下方向)とする。
図4Aに示すように基板貼り合わせ装置1は、支持フレーム4を備えている。支持フレーム4は、X方向に沿って延びる平板状の懸架部41と、懸架部41のX方向の両端部から下方へ延びる一対の脚部42とを備えている。懸架部41のX方向及びY方向の略中央部には、後述する保持部移動機構12が固定されており、保持部移動機構12は、後述する基板保持部11を上下方向に移動可能に支持している。
脚部42の下部は、エンクロージャーの内底面32に固定されている。また、脚部42の上部には、後述する上部材7の周壁部72が固定されている。
また、基板貼り合わせ装置1は、上部材7と、下部材8と、下部材移動機構9と、を備えている。
上部材7と下部材8は、互いに当接することにより、密閉された内部空間である真空室10a(図18参照)を有する真空容器10を形成する。
上部材7と下部材8は、互いに当接することにより、密閉された内部空間である真空室10a(図18参照)を有する真空容器10を形成する。
上部材7は、下部が開口した中空の直方体状に形成されており、四角形の板状に形成された上蓋部71と、この上蓋部71の四辺に連続して下方に延びる周壁部72を有している。周壁部72は、X方向に対向する壁片72a,72bと、Y方向に対向する壁片72c,72dと、を有している。
壁片72cには、真空室10aを脱気するための排気口73と真空室10aに外気を吸入するための吸気口74が形成されている。排気口73には排気口73を開放又は閉止する排気弁75(図8参照)が設けられ、吸気口74には吸気口74を開放又は閉止する吸気弁76(図8参照)が設けられている。排気弁75及び吸気弁76には、配線(図示省略)の一端が接続されている。この配線の他端は、後述する制御部14(図8参照)に接続されている。
吸気弁76によって吸気口74を開放すると、吸気口74を介して、真空室10aとエンクロージャー内の空間とが連通する。
吸気弁76によって吸気口74を開放すると、吸気口74を介して、真空室10aとエンクロージャー内の空間とが連通する。
排気口73には、排気管(図示省略)の一端部が接続されている。そして、排気管の他端部は、後述する真空ポンプ77(図8参照)に接続されている。排気弁75によって排気口73を開放し、且つ、真空ポンプ77が駆動すると、真空室10aの気体が排気口73及び排気管を通って排気される。なお、排気口73と吸気口74は、壁片72cに代えて、壁片72a,72b,72dのいずれかに形成してもよい。
上部材7の上蓋部71には、本発明に係る保持部の一例として、基板保持部11が設けられている。この基板保持部11は、図示しないクランプ部で、タッチセンサ付き基板121を保持する。なお、クランプ部に代えて、基板保持部11に剥離可能な粘着性を有する吸着シートを設けてタッチセンサ付き基板121を保持してもよい。
基板保持部11は、タッチセンサ付き基板121の額縁印刷123が設けられていない側の平面をクランプ部で保持し、タッチセンサ付き基板121のX方向、Y方向及びZ方向への移動を規制する。基板保持部11は、タッチセンサ付き基板121を、タッチセンサ付き基板121の互いに対向する長辺がX方向に沿って延在するように保持する。
基板保持部11は、タッチセンサ付き基板121を保持するクランプ部が設けられた保持板部111と保持板部111の略中央部から上方へ延びる筒状部112と、筒状部112の筒孔(図示省略)を上下方向に移動可能なシャフト113と、を備えている。シャフト113の上端部は、上蓋部71を上下方向に貫通して、後述する保持部移動機構12のピストンロッドに固定されている。シャフト113の下端部には、筒状部112における上端の内縁部と係合する略円板状の円板部(図示省略)が設けられている。円板部は、シャフト113が筒孔から抜けることを防止する。
保持部移動機構12は、例えばエアシリンダから構成されており、支持フレーム4に固定されている。保持部移動機構12における上蓋部71の外面から突出する側には、配線(図示省略)の一端が接続されている。配線の他端は、後述する制御部14(図8参照)に接続されている。保持部移動機構12のピストンロッドの一端は、基板保持部11のシャフト113の上端部に固定されている。保持部移動機構12は、シャフト113を上下方向(Z方向)に移動させることで、基板保持部11を同方向に移動させる。なお、図示は省略するが、上部材の上蓋部71には、一対のスタビライザーが、保持部移動機構12を挟んで所定の距離を空けて、設けられている。スタビライザーの上部を構成する筒部の上端部は、上蓋部71に固定されている。スタビライザーの下部を構成する円柱部の下端部は、基板保持部11の保持板部111の上面に固定されている。円柱部の上端部は、筒部に入れ子状に連結されている。スタビライザーの円柱部は、エンクロージャーの内底面32に対して保持板部111を水平に保つように、筒部の筒孔内を移動する。
下部材移動機構9は、エンクロージャー3の内底面32に固定されている。下部材移動機構9は、下部材8をX方向、Y方向、Z方向及びZ方向に延びる軸を中心としたθ方向へ移動又は回転させる(以下、単に移動という場合がある)。
下部材8は、上部が開口した中空の直方体状に形成されており、四角形の板状に形成された底部81と、この底部81の四辺に連続して上方に延びる周壁部82を有している。周壁部82の外周の輪郭は、上部材7における周壁部72の外周の輪郭よりも小さく形成されている。また、周壁部82の内周の輪郭は、上部材7における周壁部72の内周の輪郭と略等しい大きさに形成されている。
周壁部82の先端部には、シール部材83が取り付けられている。シール部材83は、上部材7に当接して密着し、周壁部82の先端部と上部材7との間を密閉する。シール部材83の材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどのゴム部材を適用することができる。
下部材移動機構9によって下部材8が移動し、上部材7とシール部材83を介して当接すると、上部材7と下部材8との間に真空室10a(図18参照)が形成される。下部材8の底部81には、板状体保持機構200が設けられている。
次に、板状体保持機構200について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、板状体保持機構200の斜視図である。図6は、図5のA矢視図である。
板状体保持機構200は、表示基板101を下方から保持する。板状体保持機構200は、支持部210と、基盤部220と、吸着部230と、を備える。
板状体保持機構200は、表示基板101を下方から保持する。板状体保持機構200は、支持部210と、基盤部220と、吸着部230と、を備える。
支持部210は、基盤部220を下方から支持する。支持部210は、四角形の平板状に形成された第1台座部211と、第1台座部211の略中央部に設けられた第2台座部212と、で構成されている。第1台座部211の四隅には、押圧部13が設けられている。
第2台座部212は、一対の板ばね支持部213と、これらの板ばね支持部213に支持されている板ばね214と、板ばね214の上面に固定されている基盤支持部215と、で構成されている。
一対の板ばね支持部213は、第1台座部211の上面に固定されている。これら一対の板ばね支持部213は、第1台座部211におけるX方向の中央部に、Y方向に所定の距離を空けて配置されている。板ばね支持部213は、金属製の角柱状に形成されている。
一対の板ばね支持部213は、第1台座部211の上面に固定されている。これら一対の板ばね支持部213は、第1台座部211におけるX方向の中央部に、Y方向に所定の距離を空けて配置されている。板ばね支持部213は、金属製の角柱状に形成されている。
板ばね214は、金属製の矩形板状に形成され、互いに対向する長辺がY方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がX方向に沿って延在している。板ばね214のY方向の両端部には、上下方向に貫通するねじ孔(図示省略)が設けられており、板ばね214は、ねじ孔を挿通するねじによって、板ばね支持部213の上面に固定されている。これによって、板ばね214は、板ばね支持部213に懸架されている。板ばね214の剛性は、上方から入力される力によって板ばね214がY方向に沿って延びる中心軸線Oを中心に弾性変形して捩れることを許容するように設定されている。板ばね214が中心軸線Oを中心に捩れると、板ばね214の上面に固定されている基盤支持部215が同軸を中心に図5の矢印B方向に傾斜する。
基盤支持部215は、板ばね接合部216と、基盤固定部217と、結合部218と、を有している。板ばね接合部216、基盤固定部217及び結合部218は、一体的に形成されている。
板ばね接合部216は、金属製の矩形板状に形成され、互いに対向する長辺がY方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がX方向に沿って延在している。板ばね接合部216の下面は、板ばね214の略中央部の上面に固定されている。板ばね接合部216の長辺の長さ(Y方向の長さ)は、板ばね214の長辺の長さよりも短く設定されている。
基盤固定部217は、金属製の矩形板状に形成され、互いに対向する長辺がY方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がX方向に沿って延在している。基盤固定部217の長辺の長さ(Y方向の長さ)は、板ばね接合部216の長辺の長さよりも長く、且つ、板ばね214の長辺の長さよりも短く設定されている。
結合部218は、Y方向に直交する2つの平面を有した板状に形成されており、基盤固定部217の下面から下方に延びて板ばね接合部216の上面に連続している。
結合部218は、板ばね接合部216及び基盤固定部217よりも剛性が低く設定されており、弾性変形が可能である。結合部218が弾性変形することにより、基盤固定部217は、長辺がY方向に対して傾くように傾斜する。
結合部218は、板ばね接合部216及び基盤固定部217よりも剛性が低く設定されており、弾性変形が可能である。結合部218が弾性変形することにより、基盤固定部217は、長辺がY方向に対して傾くように傾斜する。
結合部218の高さは、結合部218の弾性変形によって基盤固定部217が傾斜することが、基盤固定部217が結合部218の基端を通りX軸に沿って延びる軸を中心に図5の矢印C方向に傾斜することとほぼ等しくなるような高さに設定されている。したがって、結合部218の弾性変形によって基盤固定部217が傾斜しても、後述するように基盤固定部217に固定されている基盤部220は、水平方向の位置を変化することなく、基盤固定部217の傾斜に伴って、傾斜する。
基盤部220は、樹脂(例えば、PET樹脂やポリカーカーボネート)製の矩形板状に形成され、互いに対向する長辺がX方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がY方向に沿って延在している。基盤部220の短辺の長さ(Y方向の長さ)は、基盤固定部217の長辺の長さと等しく設定されている。
基盤部220の下面におけるX方向の中央部は、基盤固定部217の上面に、接着剤やねじによって固定されている。これによって、基盤部220は、X軸方向に沿って延びる軸及びY軸方向に沿って延びる軸を中心に、支持部210に傾斜可能に支持されている。なお、支持部210は、基盤部220がX方向、Y方向及びθ方向に移動することを規制している。
基盤部220の板厚方向の剛性は、表示基板101の剛性よりも弱く設定されている。また、基盤部220の板厚方向のヤング率は、板状体保持機構200が保持する基板、本実施形態では表示基板101のヤング率よりも低く設定されている。
基盤部220は、X方向の中央部からX方向の両端部に向かうにつれて上方へ反る(以下、単に上方へ反るという場合がある)ように形成されている。基盤部220の反り量は、板状体保持機構200が保持する表示基板101の最大反り量に等しく設定されている。後述するように、基盤部220に、互いに対向する長辺がX方向に沿って延在するように載置される表示基板101は、長手方向(X方向)の中央部から同方向の両端部に向かうにつれて、上方又は下方に反りやすい。表示基板101の最大反り量とは、表示基板101の物性や設計時の実験データなどに基づいて予め算出した表示基板101の反り量の予測値における最大値である。本実施形態の最大反り量は、表示基板101が長手方向の中央部から同方向の両端部に向かうにつれて上方へ反るときの反り量を算出した。
吸着部230は、絶縁被膜中に印加電極を封入した矩形状の静電チャックシートである。吸着部230の互いに対向する長辺はX方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がY方向に沿って延在している。吸着部230の下面は、基盤部220の上面に接着剤によって固定されている。吸着部230は、弾性を有し、基盤部220の弾性変形に倣って弾性変形する。吸着部230の印加電極は後述する制御部14(図8参照)に接続されている。吸着部230は、制御部14によって制御され、基盤部220に載置された表示基板101を静電吸着する。
基盤部220の上面には、表示基板101が吸着部230を介して載置される。基盤部220における表示基板101に対向する面の面積は、表示基板101の基盤部220に対向する面の面積よりも小さい。このため、基盤部220は、表示基板101の中央部を含む所定の領域で表示基板101に対面し、表示基板101の外縁部には対面しない。
板状体保持機構200は、下部材移動機構9による下部材8の移動に伴って、X方向、Y方向、Z方向及びθ方向へ移動する。
板状体保持機構200は、下部材移動機構9による下部材8の移動に伴って、X方向、Y方向、Z方向及びθ方向へ移動する。
次に、本実施形態の押圧部13の構成について、図7を参照して説明する。図7は押圧部13の構成を示す図である。
押圧部13は、ボイスコイルモータ131と、押圧部材132と、を有している。
押圧部13は、ボイスコイルモータ131と、押圧部材132と、を有している。
ボイスコイルモータ131は、コイル133と、コイル133の周囲に配置された磁石134と、シャフト135と、を備えている。シャフト135は、例えば鉄によって形成され、基部136及び円柱部137を有している。基部136は略円形の平板状に形成され、円柱部137は基部136の略中央部から延びている。円柱部137は、コイル133の内側を、コイル133の中心軸線に沿って挿通している。円柱部137の先端部には、押圧部材132が接合されている。押圧部材132は、弾性部材、例えばゴムや樹脂によって、略円柱状に形成される。そして、押圧部材132の先端部は、球面に形成されている。
コイル133に電流が流れると、流れる電流の量及び電流の向きに対応して、シャフト135及び押圧部材132は上方又は下方に移動する。ボイスコイルモータ131には、配線(図示省略)の一端が接続されている。この配線の他端は、後述するサーボドライバ16(図8参照)に接続されている。
[基板貼り合わせ装置の制御系]
次に、基板貼り合わせ装置1の制御系について、図8を参照して説明する。
図8は、貼り合わせ装置1の制御系を示すブロック図である。
次に、基板貼り合わせ装置1の制御系について、図8を参照して説明する。
図8は、貼り合わせ装置1の制御系を示すブロック図である。
図8に示すように、基板貼り合わせ装置1は、制御部14を備えている。この制御部14は、例えば、CPU(中央演算処理装置)と、CPUが実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)とを有する。
制御部14は、搬送部2と、基板保持部11と、下部材移動機構9と、吸着部230と、に電気的に接続されている。また、制御部14は、排気弁75と、吸気弁76と、圧力センサ15と、真空ポンプ77と、に電気的に接続されている。また、保持部移動機構12と、各押圧部13のサーボドライバ16と、アナログ/デジタル変換器(以下、A/D変換器と称する)17と、に電気的に接続されている。
制御部14は、搬送部2の搬送部動作機構の駆動を制御して、搬送部2の本体部21をX方向、Y方向及びθ方向へ移動させ、真空ポンプによって表示基板101又はタッチセンサ付き基板121を吸着保持させる。また、制御部14は、表示基板101又はタッチセンサ付き基板121を吸着保持した搬送部2の本体部21をX方向、Y方向及びθ方向へ移動させて、表示基板101又はタッチセンサ付き基板121を水平方向の所定の位置に配置する。具体的には、制御部14は、予め記憶された位置データに基づいて搬送部2の本体部21を移動させ、表示基板101又はタッチセンサ付き基板121を所定の位置に配置する。なお、基板貼り合わせ装置1に各種センサ、例えばフォトセンサや押圧センサを設けて、制御部14が、これらのセンサから出力される信号に基づいて、表示基板101又はタッチセンサ付き基板121を所定の位置に配置してもよい。
制御部14は、吸着部230の印加電極への電圧の印加を制御することによって吸着部230の吸着動作を制御する。吸着部230は、搬送部2によって所定の位置に配置された表示基板101を制御部14の制御に応じて静電吸着する。
基板保持部11は、制御部14に制御されてクランプ部を動作させ、搬送部2によって所定の位置に配置されたタッチセンサ付き基板121を保持する。
基板保持部11は、制御部14に制御されてクランプ部を動作させ、搬送部2によって所定の位置に配置されたタッチセンサ付き基板121を保持する。
制御部14は、下部材移動機構9の駆動を制御して、下部材8を所定の初期位置から上方へ移動(上昇)させて、上部材7に当接させる。これによって、上部材7と下部材8によって、真空容器10を形成させる。
制御部14は、排気弁75及び吸気弁76の動作を制御して、排気口73及び吸気口74を閉止又は開放する。例えば制御部14は、排気弁75及び吸気弁76を駆動して、排気口73及び吸気口74を、完全に開放した開放状態と、開放状態と比較して開放量が小さい少量開放状態と、完全に閉止した閉止状態と、に設定する。なお、少量開放状態における排気口73及び吸気口74の開放量は任意に設定可能である。
圧力センサ15は、第1台座部211に設けられている。圧力センサ15は、上部材7と下部材8によって形成された真空容器10の真空室10a(図18参照)の気圧を検出し、検出結果を制御部14に出力する。
真空ポンプ77は、制御部14に駆動を制御され、排気口73を介して、真空容器10の真空室10aの空気を吸引する。これによって、真空室10aが脱気される。制御部14は、圧力センサ15の検出結果に基づいて、排気弁75及び吸気弁76並びに真空ポンプ77を駆動して、真空室10aを所定の真空度に設定する。なお、所定の真空度は、大気圧よりも低い値、例えば10〜100Paに設定されている。
制御部14は、保持部移動機構12の駆動を制御し、基板保持部11をZ方向へ移動させる。制御部14は、タッチセンサ付き基板121を保持した基板保持部11を真空室10a内で下降させる。これによって、真空室10aが所定の真空度に設定された真空状態において、基板保持部11に保持されたタッチセンサ付き基板121と板状体保持機構200に支持された表示基板101とを、当接させる。
A/D変換器17は増幅器18に接続されている。増幅器18は変位検出センサ(検出
部)19に接続されている。
部)19に接続されている。
変位検出センサ19は、第1台座部211に設けられた各押圧部13におけるボイスコイルモータ131の近傍に設けられている。各変位検出センサ19は、各ボイスコイルモータ131の基部136が上下方向に移動することによって変化する電圧を増幅器18に出力する。本実施形態において、変位検出センサ19の出力電圧は、基部136と変位検出センサ19とが最も接近しているときに最大になる。また、この出力電圧は、基部136が上昇して変位検出センサ19から離れるにつれて小さくなり、基部136と変位検出センサ19とが最も離れたときに最小となる。
増幅器18は、変位検出センサ19から出力された電圧を増幅する。A/D変換器17は、増幅された電圧に基づいて、デジタル信号を生成し、生成したデジタル信号を制御部14に送信する。
各サーボドライバ16は、制御部14によって動作を制御され、制御部14によって指示された電流の向き及び電流量で押圧部13のボイスコイルモータ131を駆動する。制御部14は、A/D変換器17から送信されたデジタル信号に基づいて、電流の向き及び電流量を決定し、決定した電流の向き及び電流量でボイスコイルモータ131を駆動させるよう各サーボドライバ16に指示信号を送信する。すなわち、制御部14は、各押圧部13の駆動を制御する。
[基板貼り合わせ装置の動作]
次に、基板貼り合わせ装置1及び板状体保持機構200の動作及び作用について、図9〜図23を参照して説明する。図9〜図23は、基板貼り合わせ装置1及び板状体保持機構200の動作及び作用を説明する説明図である。
まず、表示基板101とタッチセンサ付き基板121を用意する。そして、不図示の樹脂塗布部によって、タッチセンサ付き基板121の額縁印刷123が形成されている面における額縁印刷123の内側に紫外線硬化樹脂が塗布される。
次に、基板貼り合わせ装置1及び板状体保持機構200の動作及び作用について、図9〜図23を参照して説明する。図9〜図23は、基板貼り合わせ装置1及び板状体保持機構200の動作及び作用を説明する説明図である。
まず、表示基板101とタッチセンサ付き基板121を用意する。そして、不図示の樹脂塗布部によって、タッチセンサ付き基板121の額縁印刷123が形成されている面における額縁印刷123の内側に紫外線硬化樹脂が塗布される。
次に、制御部14は、図9に示すように、搬送部2の本体部21に表示基板101を吸着保持させる。具体的には、まず、表示基板101が、図示しないアームによって本体部21の切欠部22を覆うように載置される。このとき、表示基板101のフレーム103側の面が吸着部23bと当接し、偏光板104が取り付けられた面が上方を向いている。次に、制御部14が搬送部2に接続されている真空ポンプを駆動して吸着部23bの筒孔24を負圧にすることによって、表示基板101を搬送部2に吸着保持させる。
次に、制御部14は、搬送部2の搬送部動作機構を制御して本体部21を図9に示す状態で移動させて、表示基板101を所定の位置に配置する。所定の位置に配置された表示基板101は、板状体保持機構200における基盤部220の上方に位置している。なお、制御部14は下部材移動機構9を制御して、下部材8を上部材7に対して上下方向に所定の距離を空けた初期位置に予め配置しておく。
次に、制御部14は、図10に示すように、表示基板101を基盤部220の上面に載置させる。表示基板101は、互いに対向する長辺がX方向に沿って延在するように基盤部220に載置される。制御部14は、基盤部220の上面に固定されている吸着部230を制御し、吸着部230に表示基板101を静電吸着させる。
ここで、表示基板101を板状体保持機構200の基盤部220上に載置するときの板状体保持機構200の作用について、図11〜図14を用いて説明する。図11は反りが生じていない表示基板101を板状体保持機構200の基盤部220に載置した状態を示す説明図である。図12は上方への反り量が最大反り量である表示基板101を板状体保持機構200の基盤部220に載置した状態を示す説明図である。図13は上方への反り量が最大反り量に満たない表示基板101を板状体保持機構200の基盤部220に載置した状態を示す説明図である。図14は下方へ反った表示基板101を板状体保持機構200の基盤部220に載置した状態を示す説明図である。なお、図11〜図14において板状体保持機構200及び表示基板101以外の部材の図示は省略している。
まず、反りが生じていない表示基板101を板状体保持機構200の基盤部220に載置する際の作用について図11を参照して説明する。上述のように基盤部220は上方に反っており、基盤部220の上面には、吸着部230が固定されているので、搬送部2によって所定の位置に配置された表示基板101の下面が、まず基盤部220のX方向における両端部上の、吸着部230に当接する。その後、搬送部2が表示基板101を基盤部220に吸着部230を介して載置すると、表示基板101の荷重が、吸着部230を介して、基盤部220のX方向の両端部に加わって、基盤部220が表示基板101に押圧される。上述のように、基盤部220の板厚方向の剛性は、表示基板101の剛性よりも弱く設定されている。また、基盤部220の板厚方向のヤング率は、表示基板101のヤング率よりも低く設定されている。このため、図11に示すように、基盤部220が表示基板101の下面の形状に倣うように弾性変形して、基盤部220の上面が表示基板101の下面に吸着部230を介して密着する。
次に、上方へ反った、すなわち表示基板101の互いに対向する短辺側が中央部よりも上方に位置している、表示基板101を板状体保持機構200の基盤部220上に載置する際の作用について図12及び図13を用いて説明する。上述のように基盤部220の反り量は最大反り量に等しく設定されている。このため、表示基板101の上方への反り量が最大反り量の場合は、図12に示すように、基盤部220が弾性変形することなく、基盤部220の上面が所定の位置に配置された表示基板101の下面に吸着部230を介して密着する。
また、表示基板101の上方への反り量が最大反り量に満たない場合は、搬送部2によって所定の位置に配置された表示基板101の下面は、まず基盤部220のX方向における両端部上の吸着部230に当接する。その後、搬送部2が表示基板101を基盤部220に吸着部230を介して載置すると、表示基板101の荷重が吸着部230を介して基盤部220のX方向の両端部に加わって、基盤部220が表示基板101に押圧される。このため、図13に示すように、基盤部220が表示基板101の下面の形状に倣うように弾性変形して、基盤部220の上面が表示基板101の下面に吸着部230を介して密着する。
次に、下方へ反った、すなわち表示基板101の対向する短辺側が中央部よりも下方に位置している、表示基板101を板状体保持機構200の基盤部220上に載置する際の作用について図14を参照して説明する。搬送部2によって所定の位置に配置された表示基板101の下面は、まず基盤部220のX方向における両端部上の吸着部230に当接する。その後、搬送部2が表示基板101を基盤部220に吸着部230を介して載置すると、表示基板101の荷重が吸着部230を介して基盤部220のX方向の両端部に加わって、基盤部220が表示基板101に押圧される。このため、基盤部220が表示基板101の下面の形状に倣うように、すなわち基盤部220のX方向における両端部が下方に反るように弾性変形する。そして、図14に示すように、基盤部220の上面が表示基板101の下面に吸着部230を介して密着する。
表示基板101を板状体保持機構200の基盤部220に載置した後、制御部14は、吸着部230を制御して、表示基板101を静電吸着させる。その後、図15Aに示すように、制御部14は、搬送部2の本体部21を紫外線硬化樹脂が塗布されたタッチセンサ付き基板121が載置されているパレットPの近傍に移動させる。そして、制御部14は、搬送部2を吸着部23が設けられた一面が下面となるように回転させる。なお、図15Aでは、基板本体122の紫外線硬化樹脂が塗布されている領域を網掛けで示している。
次に、制御部14は、搬送部2を図15Aの矢印方向に移動させてタッチセンサ付き基板121の上方に配置する。次に、制御部14は、搬送部2の本体部21を下降させ、吸着部23aを基板本体122の紫外線硬化樹脂が塗布されていない箇所、すなわち額縁印刷123が形成されている箇所に当接させる。そして、制御部14は、搬送部2の本体部21に接続されている真空ポンプを駆動して吸着部23aの筒孔24を負圧にする。これによって、搬送部2の本体部21にタッチセンサ付き基板121を吸着保持させる。
次に、制御部14は、搬送部2を図15Bの矢印方向に回転させて、図15Bに示すように吸着部23が設けられた一面を上方に向ける。これによって、タッチセンサ付き基板121の紫外線硬化樹脂が塗布された面が下方に向く。なお、図15Cに示すように、吸着部23bは吸着部23aよりも本体部21の一面から突出する方向の長さが短く形成されているので、吸着部23bは基板本体122の紫外線硬化樹脂が塗布されている箇所に当接しない。なお、図15Cにおいても、基板本体122の紫外線硬化樹脂が塗布されている領域を網掛けで示している。
そして、制御部14は、搬送部2の本体部21を移動させて、タッチセンサ付き基板121を所定の位置に配置する。所定の位置に配置されたタッチセンサ付き基板121は、基板保持部11の下方に位置している。なお、制御部14は、保持部移動機構12を駆動して、上部材7における周壁部72の下端部よりも下方の位置に基板保持部11を予め配置しておく。
そして、制御部14は、搬送部2の本体部21を移動させて、タッチセンサ付き基板121を所定の位置に配置する。所定の位置に配置されたタッチセンサ付き基板121は、基板保持部11の下方に位置している。なお、制御部14は、保持部移動機構12を駆動して、上部材7における周壁部72の下端部よりも下方の位置に基板保持部11を予め配置しておく。
次に、制御部14は、図16に示すように、基板保持部11にタッチセンサ付き基板121を保持させる。タッチセンサ付き基板121は、互いに対向する長辺がX方向に沿って延在するように、基板保持部11に保持される。これによって、タッチセンサ付き基板121の紫外線硬化樹脂が塗布された面は、表示基板101の偏光板104が取り付けられた面と、対向する。
次に、制御部14は、図17に示すように、保持部移動機構12を駆動して基板保持部11を上昇させてタッチセンサ付き基板121を上部材7の内側に配置する。
次に、制御部14は、図18に示すように、下部材移動機構9を駆動して下部材8を上昇させる。これによって、下部材8が上部材7に当接し、上部材7と下部材8は、真空容器10を形成する。
次に、制御部14は、吸気弁76を駆動して、吸気口74を閉止状態に設定する。また、排気弁75を駆動して、排気口73を少量開放状態に設定し、真空ポンプ77を駆動して、真空室10aの脱気(真空引き)を開始する。制御部14は、脱気を開始後、圧力センサ15によって検出された真空室10aの圧力が所定の圧力よりも低くなると、排気弁75を駆動して、排気口73を全開状態に設定する。これによって、真空室10aの脱気の進行が早まる。
そして、制御部14は、真空室10aが所定の真空度に設定されたとき、真空ポンプ77の駆動を停止する。これによって、制御部14は、真空室10aを所定の真空度に設定すること、すなわち真空容器10内を真空状態に設定することができる。また、まず排気口73を少量開放状態に設定することで、真空室10aの圧力が急激に低下することを防止する。これによって多層状に形成されている表示基板101における層間に残留した空気の急激な膨張によって表示基板101が壊れることを防止することができる。また、真空室10aの圧力が所定の圧力よりも低くなると、排気口73を全開状態に設定して真空室10aの脱気の進行が早めるので、真空状態にするための所用時間を短縮することができる。
次に、制御部14は、図19に示すように、保持部移動機構12を駆動して基板保持部11を下降させる。具体的には、制御部14は、保持部移動機構12を駆動してシャフト113を所定の距離分下降させる。この所定の距離は、下降前の基板保持部11に保持されたタッチセンサ付き基板121と板状体保持機構200に保持された表示基板101の間の距離よりも長く設定されている。
このため、シャフト113が所定の距離分下降する前に、タッチセンサ付き基板121と表示基板101とが当接し、両基板101,121は貼り合わせ位置に配置される。当接後、シャフト113の円板部と筒状部112との係合が解除され、シャフト113は、筒状部112の筒孔内を下方に移動して、所定の距離分駆動した後に停止する。
また、両基板101,121が貼り合わせ位置に配置された後、基板保持部11の保持板部111及び筒状部112、並びに、基板保持部11が保持するタッチセンサ付き基板121の荷重は、表示基板101にかかる。この荷重によって、タッチセンサ付き基板121と表示基板101とが、両基板101,121間に紫外線硬化樹脂を介在した状態で貼り合わされる。なお、制御部14は、真空室10aの脱気と並行して保持部移動機構12を駆動して基板保持部11を下降させてもよい。
ここで、本実施形態の板状体保持機構200における基盤部220上に載置した表示基板101とタッチセンサ付き基板121とを貼り合わせる際の板状体保持機構200の作用について、図20〜図22を用いて説明する。
図20は、板状体保持機構200の基盤部220に載置された上方に反った表示基板101にタッチセンサ付き基板121を貼り合わせる際の板状体保持機構200の作用を説明するための図である。図21は、板状体保持機構200の基盤部220に載置された下方に反った表示基板101にタッチセンサ付き基板121を貼り合わせる際の板状体保持機構200の作用を説明するための図である。
図20は、板状体保持機構200の基盤部220に載置された上方に反った表示基板101にタッチセンサ付き基板121を貼り合わせる際の板状体保持機構200の作用を説明するための図である。図21は、板状体保持機構200の基盤部220に載置された下方に反った表示基板101にタッチセンサ付き基板121を貼り合わせる際の板状体保持機構200の作用を説明するための図である。
まず、上方に反った表示基板101にタッチセンサ付き基板121を貼り合わせる際の作用について説明する。図20Aに示すように、基板保持部11に保持され貼り合わせ位置に移動したタッチセンサ付き基板121の下面は、表示基板101のX方向における両端部に当接する。
タッチセンサ付き基板121などの荷重は、表示基板101のX方向における両端部に加わり、図20Bに示すように、表示基板101はタッチセンサ付き基板121の下面の形状に倣うように弾性変形する。そして、表示基板101の上面がタッチセンサ付き基板121の下面に密着する。また、表示基板101の弾性変形に伴って、基盤部220が弾性変形し、基盤部220の上面が表示基板101の下面に密着した状態を維持する。なお、第1台座部211に第2台座部212を上下方向に移動させる台座部移動機構を設けてもよい。この台座部移動機構が第2台座部212を上方へ移動させることによって、表示基板101及び基盤部220を弾性変形させて、表示基板101の上面をタッチセンサ付き基板121の下面に密着させることができる。
そして、制御部14は、押圧部13の押圧部材132を上昇させる。これによって、押圧部13の押圧部材132が表示基板101の四隅を押し上げ、表示基板101の四隅をタッチセンサ付き基板121に確実に当接させる。なお、制御部14の押圧部13の制御については後述する。
次に、下方に反った表示基板101にタッチセンサ付き基板121を貼り合わせる際の作用について説明する。図21Aに示すように、基板保持部11に保持されて貼り合わせる位置に移動したタッチセンサ付き基板121の下面は、まず表示基板101のX方向における中央部に当接する。
タッチセンサ付き基板121などの荷重は、表示基板101のX方向における中央部に加わる。このため、表示基板101はタッチセンサ付き基板121の下面に倣うように弾性変形する。ここで、表示基板101の下方への反り量が大きい場合、上記荷重による表示基板101の弾性変形のみでは、図21Aに示すように、表示基板101のX方向の両端部とタッチセンサ付き基板121のX方向の両端部とが当接しない箇所が生じる可能性がある。そこで、本実施形態の板状体保持機構200では、図21Bに示すように、押圧部13の押圧部材132が表示基板101の四隅を押し上げる。このため、表示基板101を弾性変形させて、表示基板101のX方向の両端部とタッチセンサ付き基板121のX方向の両端部とを当接させることができる。これによって、表示基板101とタッチセンサ付き基板121が密着する。また、表示基板101の弾性変形に伴って、基盤部220が弾性変形し、基盤部220の上面が表示基板101の下面に密着した状態を維持する。
押圧部13の押圧部材132が表示基板101の四隅を押し上げる際の基板貼り合わせ装置1の動作を具体的に説明する。まず、制御部14は、押圧部13の押圧部材132を上昇させるために、サーボドライバ16(図8参照)にボイスコイルモータ131の駆動を、供給する電流の向き及び電流量を指定して指示する。サーボドライバ16は、指定された電流の向き及び電流量に従って、ボイスコイルモータ131を駆動させて、ボイスコイルモータ131のシャフト135(図7参照)及び押圧部材132を上昇させる。
制御部14は、シャフト135及び押圧部材132の移動に伴って、変化する変位検出センサ19(図8参照)の出力電圧を、増幅器18及びA/D変換器17を介して、デジタル信号として受信する。
そして、変位検出センサ19の出力電圧が変化していない場合は、前回指示した電流量ではシャフト135が上昇しなかったと考えられるので、前回指示した電流量よりも大量の電流を流すようにサーボドライバ16に指示する。
一方、変位検出センサ19の出力電圧が変化していた(小さくなっていた)場合は、シャフト135及び押圧部材132を継続して上昇させるために前回指示した電流量の電流を流すようにサーボドライバ16に指示する。
各押圧部13のシャフト135及び押圧部材132が上昇すると、押圧部材132は、表示基板101の四隅に下方から当接する。そして、押圧部材132は、表示基板101の四隅を上方に押し上げて、タッチセンサ付き基板121の四隅に当接させる。これによって、両基板101,121の外縁部が当接する。
表示基板101の四隅とタッチセンサ付き基板121の四隅とが当接すると、押圧部材132及びシャフト135の上昇が規制される。このため、以降は変位検出センサ19の出力電圧が一定になり、制御部14がサーボドライバ16に指示する電流量が、増加し続ける。したがって、電流量の所定時間における変化量が大きくなる。
制御部14は、サーボドライバ16へボイスコイルモータ131の駆動を指示する毎に電流量の変化量を監視し、一定時間における電流値の変化割合が所定の閾値を超えたか否かを判定する。
そして、変化量が所定の閾値を超えた場合は、サーボドライバ16にボイスコイルモータ131へ供給する電流の量を、上記監視の電流値の変化割合の急変する直前の電流値に固定する。すなわちボイスコイルモータ131の駆動を、両基板が接触するための、最小限の力での押し当て制御となるように指示する。これによって、両基板101,121が当接した後に表示基板101の四隅を必要以上に押圧することはない。したがって、紫外線硬化樹脂が両基板101,121間からはみ出ることを防止することができる。
次に、表示基板101又はタッチセンサ付き基板121の板厚が均一でない場合の作用について図22を参照して説明する。図22は、表示基板101の板厚が均一でない場合の作用を説明するための図である。
上述したように表示基板101及びタッチセンサ付き基板121は、複数の部材が積層された多層構造となっているため、板厚が均一でない場合がある。例えば、図22Aに示すように、表示基板101のX方向における一端部の板厚が他端部の板厚よりも厚い場合がある。この場合、表示基板101とタッチセンサ付き基板121との貼り合わせ時に、表示基板101の他端部側とタッチセンサ付き基板121との間に隙間が生じてしまう可能性がある。そこで、本実施形態の板状体保持機構200では、上述のように、支持部210が、基盤部220を、X軸方向に沿って延びる軸及びY軸方向に沿って延びる軸を中心に傾斜可能に、支持している。このため、貼り合わせ位置に配置されたタッチセンサ付き基板121が表示基板101のX方向の一端部に当接した後、タッチセンサ付き基板121などの荷重によって、図22Bに示すように基盤部220がY方向に沿って延びる軸を中心に傾斜する。これによって、基盤部220に載置されている表示基板101の上面と、タッチセンサ付き基板121の下面と、を平行にさせ、密着させることができる。
そして、制御部14は、押圧部13の押圧部材132が表示基板101の四隅を押し上げ、表示基板101の四隅をタッチセンサ付き基板121に確実に当接させる。なお、制御部14の押圧部13の制御については省略する。
表示基板101とタッチセンサ付き基板121とを密着させた後、制御部14は、排気弁75を駆動して、排気口73を閉止状態に設定する。また、吸気弁76を駆動して、吸気口74を少量開放状態に設定し、吸気口74からエンクロージャー内の空気を真空室10aに吸入する。制御部14は、空気の吸入を開始した後、圧力センサ15によって検出された真空室10aの圧力が所定の圧力よりも高くなると、吸気弁76を駆動して吸気口74を全開状態に設定する。これによって、吸入の進行が早まる。
真空室10aの圧力が大気圧と等しくなると、両基板101,121間の内側に隙間が生じていた場合、上述のとおり、この隙間は閉空間となっているので、この隙間に周囲の紫外線硬化樹脂が吸引され、隙間をつぶすことができる。これによって、表示基板101とタッチセンサ付き基板121を貼り合わせた基板組立体150の組み立てが完了する。
次に、制御部14は、基板保持部11によるタッチセンサ付き基板121の保持を開放する。続いて、図23に示すように、制御部14は、下部材移動機構9を駆動して下部材8を初期位置に下降させる。
その後、制御部14は、搬送部2を駆動し、基板組立体150を樹脂硬化部(図示省略)に搬送する。樹脂硬化部は、供給された基板組立体150の紫外線硬化樹脂を硬化させる。
本実施形態の基板貼り合せ装置1では、基盤部220が表示基板101の下面の形状に倣って弾性変形する。このため、表示基板101の反りの有無及び反りの方向に関らず、表示基板の101の下面と基盤部220の上面とを吸着部230を介して密着させることができる。このため、表示基板101と吸着部230との間に隙間が生じることを防止できる。したがって、吸着部230は、表示基板101を確実に静電吸着することができる。これによって、板状体保持機構200で表示基板101を安定して保持することができる。
また、本実施形態の基板貼り合わせ装置1では、表示基板101の反りの有無及び反りの方向に関らず、表示基板101とタッチセンサ付き基板121とを密着させて貼り付けることができる。
また、本実施形態の基板貼り合わせ装置1では、支持部210が、X軸方向に沿って延びる軸及びY軸方向に沿って延びる軸を中心に傾斜可能に、基盤部220を支持している。このため、両基板101,121又はいずれかの基板の板厚が均一でない場合に、基盤部220は、タッチセンサ付き基板121などの荷重によって、両基板101,121を合わせた板厚の厚い側が低くなるように傾斜する。このため、表示基板101の上面をタッチセンサ付き基板121の下面に対して平行にすることができる。これによって、表示基板101の上面と、タッチセンサ付き基板121の下面と、の間に隙間が生じ難くなり、両基板101,121の密着度を高めることができる。
また、本実施形態の基板貼り合わせ装置では、表示基板101とタッチセンサ付き基板121の貼り合わせ時において、押圧部材132は、表示基板101の四隅を上方に押し上げて、タッチセンサ付き基板121の四隅に当接させる。これによって、両基板101,121の外縁部が紫外線硬化樹脂を介して当接し、両基板101,121の外縁部が離間する離間箇所の発生を防止することができる。このため、紫外線硬化樹脂が介在した両基板101,121間の内側に隙間が生じていた場合でも、両基板101,121の外縁部が当接することで、この隙間は閉空間となる。したがって、真空室10aの圧力が大気圧と等しくなると、この隙間に周囲の紫外線硬化樹脂が吸引され、隙間をつぶすことができる。このため、両基板101,121の貼り合わせを、両基板101,121間に気泡を生じさせることなく、高精度に行うことができる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態に係る基盤貼り合わせ装置の板状体保持機構300について、図24及び図25を参照して説明する。図24は、第2の実施形態に係る板状体保持機構300の支持部301を示す斜視図である。図25は、第2の実施形態に係る板状体保持機構300の支持部301の分解斜視図である。
以下、本発明の第2の実施形態に係る基盤貼り合わせ装置の板状体保持機構300について、図24及び図25を参照して説明する。図24は、第2の実施形態に係る板状体保持機構300の支持部301を示す斜視図である。図25は、第2の実施形態に係る板状体保持機構300の支持部301の分解斜視図である。
図24及び図25では、第1の実施形態と共通の部材には、同一の符号を付し、説明を省略する。第2の実施形態に係る板状体保持機構300は、台座接合部304を有している点で、第1の実施形態に係る板状体保持機構200とは、異なる。
板状体保持機構300は、表示基板101を下方から保持する。この板状体保持機構300は、支持部301と、図24及び図25では図示を省略する基盤部220及び吸着部230を備える。
支持部301は、基盤部220を下方から支持する。支持部301は、四角形の平板状に形成された第1台座部302と、第1台座部302の略中央部に設けられた第2台座部303と、で構成されている。第1台座部302の四隅には、押圧部13が設けられている。
支持部301は、基盤部220を下方から支持する。支持部301は、四角形の平板状に形成された第1台座部302と、第1台座部302の略中央部に設けられた第2台座部303と、で構成されている。第1台座部302の四隅には、押圧部13が設けられている。
第2台座部303は、台座接合部304と、基盤支持部309と、で構成されている。
台座接合部304は、接合部305と、連結部306と、固定部307と、一対のコイルばね308と、を有している。接合部305、連結部306及び固定部307は、一体的に形成されている。
台座接合部304は、接合部305と、連結部306と、固定部307と、一対のコイルばね308と、を有している。接合部305、連結部306及び固定部307は、一体的に形成されている。
接合部305は、金属製の矩形板状に形成され、互いに対向する長辺がX方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がY方向に沿って延在している。接合部305の下面は、第1台座部302の略中央部の上面に固定されている。
固定部307は、金属製の矩形板状に形成され、互いに対向する長辺がX方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がY方向に沿って延在している。固定部307の長辺の長さ(X方向の長さ)は、接合部305の長さと略等しく設定されている。
連結部306は、X方向に直交する2つの平面を有した板状に形成されており、固定部307の下面から下方に延びて接合部305の上面に連続している。
連結部306は、接合部305及び固定部307よりも剛性が低く設定されており、弾性変形が可能である。連結部306が弾性変形することにより、固定部307は、長辺がY方向に対して傾くように傾斜する。
連結部306は、接合部305及び固定部307よりも剛性が低く設定されており、弾性変形が可能である。連結部306が弾性変形することにより、固定部307は、長辺がY方向に対して傾くように傾斜する。
一対のコイルばね308は、接合部305と固定部307との間に連結部306を挟んで設けられ、固定部307が水平を保つように固定部307を上方へ付勢している。一対のコイルばね308は、コイルばね308の付勢力よりも大きな力が固定部307に入力され、連結部306が弾性変形して固定部307が傾斜すると、この傾斜に伴って伸縮する。
連結部306の高さは、連結部306の弾性変形によって固定部307が傾斜することが、固定部307が連結部306の基端を通りY軸に沿って延びる軸を中心に傾斜することとほぼ等しくなるような高さに設定されている。
基盤支持部309は、接合部310と、結合部311と、基盤固定部312と、を有している。接合部310、結合部311及び基盤固定部312は、一体的に形成されている。
接合部310は、金属製の矩形板状に形成され、互いに対向する長辺がY方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がX方向に沿って延在している。接合部310の下面は、台座接合部304の固定部307のX方向における略中央部の上面に固定されている。接合部310の長辺の長さは、台座接合部304の固定部307の短辺の長さに略等しく設定されている。
基盤固定部312は、金属製の矩形板状に形成され、互いに対向する長辺がY方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がX方向に沿って延在している。基盤固定部312の長辺の長さ(Y方向の長さ)は、接合部310の長さよりも長く設定されている。
結合部311は、Y方向に直交する2つの平面を有した板状に形成されており、基盤固定部312の下面から下方に延びて接合部310の上面に連続している。
結合部311は、接合部310及び基盤固定部312よりも剛性が低く設定されており、弾性変形が可能である。結合部311が弾性変形することにより、基盤固定部312は、長辺がY方向に対して傾くように傾斜する。
結合部311は、接合部310及び基盤固定部312よりも剛性が低く設定されており、弾性変形が可能である。結合部311が弾性変形することにより、基盤固定部312は、長辺がY方向に対して傾くように傾斜する。
結合部311の高さは、結合部311の弾性変形によって基盤固定部312が傾斜することが、基盤固定部312が結合部311の基端を通りX軸に沿って延びる軸を中心に傾斜することとほぼ等しくなるような高さに設定されている。
以上のように、台座接合部304の固定部307がY軸に沿って延びる軸を中心に傾斜し、基盤支持部309の基盤固定部312がX軸に沿って延びる軸を中心に傾斜する。したがって、支持部301は、基盤部220をY軸に沿って延びる軸及びX軸に沿って延びる軸を中心に傾斜可能に支持している。なお、支持部301は、基盤部220がX方向、Y方向及びθ方向に移動することを規制している。
以上のように、台座接合部304の固定部307がY軸に沿って延びる軸を中心に傾斜し、基盤支持部309の基盤固定部312がX軸に沿って延びる軸を中心に傾斜する。したがって、支持部301は、基盤部220をY軸に沿って延びる軸及びX軸に沿って延びる軸を中心に傾斜可能に支持している。なお、支持部301は、基盤部220がX方向、Y方向及びθ方向に移動することを規制している。
本実施形態の基板貼り合わせ装置では、支持部301が、X軸方向に沿って延びる軸及びY軸方向に沿って延びる軸を中心に傾斜可能に、基盤部220を支持している。このため、両基板101,121又はいずれかの基板の板厚が均一でない場合(図22参照)に、基盤部220は、タッチセンサ付き基板121などの荷重によって、両基板101,121を合わせた板厚の厚い側が低くなるように傾斜する。したがって、表示基板101の上面をタッチセンサ付き基板121の下面に対して平行にすることができる。これによって、表示基板101の上面と、タッチセンサ付き基板121の下面と、の間に隙間が生じ難くなり、両基板101,121の密着度を高めることができる。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態に係る板状体保持機構400について、図26を参照して説明する。図26は、第3の実施形態に係る板状体保持機構400の支持部401を示す斜視図である。
以下、本発明の第3の実施形態に係る板状体保持機構400について、図26を参照して説明する。図26は、第3の実施形態に係る板状体保持機構400の支持部401を示す斜視図である。
図26では、第1の実施形態と共通の部材には、同一の符号を付し、説明を省略する。第3の実施形態に係る板状体保持機構400は、四方にコイルばね407を有している点で、第1の実施形態及び第2の実施形態に係る板状体保持機構200,300とは、異なる。
板状体保持機構400は、表示基板101を下方から保持する。板状体保持機構400は、支持部401と、図26では図示を省略する基盤部220及び吸着部230を備える。
支持部401は、基盤部220を下方から支持する。支持部401は、四角形の平板状に形成された第1台座部402と、第1台座部402の略中央部に設けられた第2台座部403と、で構成されている。第1台座部402の四隅には、押圧部13が設けられている。
支持部401は、基盤部220を下方から支持する。支持部401は、四角形の平板状に形成された第1台座部402と、第1台座部402の略中央部に設けられた第2台座部403と、で構成されている。第1台座部402の四隅には、押圧部13が設けられている。
第2台座部403は、第1平板部404と、第2平板部405と、支持体406と、コイルばね407と、で構成されている。第1平板部404は、矩形板状に形成されており、互いに対向する長辺がY方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がX方向に沿って延在している。第1平板部404の下面は、第1台座部402の上面の中央部に固定されている。
第2平板部405は、矩形板状に形成されており、互いに対向する長辺がY方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がX方向に沿って延在している。第2平板部405の長辺及び短辺の長さは、第1平板部404の長辺及び短辺の長さと等しい。第2平板部405の上面は、接着剤やねじによって基盤部220の下面の中央部に固定されている。
支持体406は、弾性材料、例えば弾性樹脂やゴムなどで円柱状に形成され、下端部が第1平板部404の上面の中央部に固定され、上端部が第2平板部405の下面の中央部に固定されている。支持体406は、第2平板部405及び第2平板部405と接合する基盤部220がX方向、Y方向及びθ方向に移動することを規制している。なお、支持体406として、鋼球を用いてもよい。
コイルばね407は、第1平板部404と第2平板部405の間で、四方に配置され、下端部が第1平板部404の上面に固定され、上端部が第2平板部405の下面に固定されている。これらのコイルばね407は、第2平板部405の傾斜に応じて伸縮する。なお、コイルばね407に代えて、板ばねなど、他の弾性部材を用いてもよい。
以上のように構成された支持部401によって、基盤部220は、中心からXY平面に沿って放射線方向に成す全ての軸(X軸方向に沿って延びる軸及びY軸方向に沿って延びる軸を含む)を中心に傾斜可能に支持されている。
以上のように構成された支持部401によって、基盤部220は、中心からXY平面に沿って放射線方向に成す全ての軸(X軸方向に沿って延びる軸及びY軸方向に沿って延びる軸を含む)を中心に傾斜可能に支持されている。
本実施形態の基板貼り合わせ装置では、支持部401が、中心からXY平面に沿って放射線方向に成す全ての軸を中心に傾斜可能に、基盤部220を支持している。このため、両基板101,121又はいずれかの基板の板厚が均一でない場合(図22参照)に、基盤部220は、タッチセンサ付き基板121などの荷重によって、両基板101,121を合わせた板厚の厚い側が低くなるように傾斜する。このため、表示基板101の上面をタッチセンサ付き基板121の下面に対して平行にすることができる。これによって、表示基板101の上面と、タッチセンサ付き基板121の下面と、の間に隙間が生じ難くなり、両基板101,121の密着度を高めることができる。
<第4の実施形態>
以下、本発明の第4の実施形態に係る板状体保持機構500について、図27を参照して説明する。図27は、第4の実施形態に係る板状体保持機構500の支持部501を示す斜視図である。第4の実施形態に係る板状体保持機構500は、板ばね505を有している点で、他の実施形態に係る板状体保持機構200,300,400とは、異なる。
以下、本発明の第4の実施形態に係る板状体保持機構500について、図27を参照して説明する。図27は、第4の実施形態に係る板状体保持機構500の支持部501を示す斜視図である。第4の実施形態に係る板状体保持機構500は、板ばね505を有している点で、他の実施形態に係る板状体保持機構200,300,400とは、異なる。
板状体保持機構500は、表示基板101を下方から保持する。この板状体保持機構500は、支持部501と、図27では図示を省略する基盤部220及び吸着部230を備える。
支持部501は、基盤部220を下方から支持する。支持部501は、平板状の第1台座部502と、第1台座部502の略中央部に設けられた第2台座部503と、で構成されている。第1台座部502の四隅には、押圧部13が設けられている。
支持部501は、基盤部220を下方から支持する。支持部501は、平板状の第1台座部502と、第1台座部502の略中央部に設けられた第2台座部503と、で構成されている。第1台座部502の四隅には、押圧部13が設けられている。
第2台座部503は、一対の板ばね支持部504と、これらの板ばね支持部504に支持されている板ばね505と、板ばね505の上面に固定されている基盤支持部508と、で構成されている。
一対の板ばね支持部504は、第1台座部502の上面に固定されている。これら一対の板ばね支持部504は、第1台座部502におけるX方向の中央部に、Y方向に所定の距離を空けて配置されている。板ばね支持部504は、金属製の角柱状に形成されている。
板ばね505は、互いに対向する長辺がY方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がX方向に沿って延在している接合板部506と、互いに対向する長辺がX方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がY方向に沿って延在している固定板部507と、を有している。接合板部506の中央部と固定板部507の中央部は一体的に形成されており、板ばね505は、上面視略十字状に形成されている。
接合板部506のY方向の両端部には、上下方向に貫通するねじ孔(図示省略)が設けられており、接合板部506は、ねじ孔を挿通するねじによって、板ばね支持部504の上面に固定されている。これによって、板ばね505は、板ばね支持部504に懸架されている。
固定板部507のX方向の両端部の上面には、基盤支持部508が接着剤やねじによって固定されている
固定板部507のX方向の両端部の上面には、基盤支持部508が接着剤やねじによって固定されている
接合板部506及び固定板部507の剛性は、上方から入力される力によって中心軸線P及び中心軸線Qを中心に弾性変形して捩れることを許容するように設定されている。接合板部506がY方向に沿って延びる中心軸線Pを中心に捩れると、板ばね505の上面に固定されている基盤支持部508が同軸を中心に図27の矢印D方向、に傾斜する。
また、固定板部507がX方向に沿って延びる中心軸線Qを中心に捩れると、板ばね505の上面に固定されている基盤支持部508が同軸を中心に図27の矢印E方向、に傾斜する。
基盤支持部508は、金属製の矩形板状に形成され、互いに対向する長辺がX方向に沿って延在し、互いに対向する短辺がY方向に沿って延在している。基盤支持部508の長辺の長さ(X方向の長さ)は、板ばね505の固定板部507の長辺の長さと等しく設定されている。基盤支持部508のX方向の両端部には、下方に突出する角柱状の脚部509が設けられている。脚部509の下面が固定板部507の上面に固定されている。また、基盤支持部508の上面には、基盤部220(図示省略)のY方向における中央部の下面が固定されている。これによって、基盤部220は、X軸方向に沿って延びる軸及びY軸方向に沿って延びる軸を中心に、支持部501に傾斜可能に支持されている。なお、支持部501は、基盤部220がX方向、Y方向及びθ方向に移動することを規制している。
本実施形態の基板貼り合わせ装置では、支持部501が、X軸方向に沿って延びる軸及びY軸方向に沿って延びる軸を中心に傾斜可能に、基盤部220を支持している。このため、両基板101,121又はいずれかの基板の板厚が均一でない場合(図22参照)に、基盤部220は、タッチセンサ付き基板121などの荷重によって、両基板101,121を合わせた板厚の厚い側が低くなるように傾斜する。したがって、表示基板101の上面をタッチセンサ付き基板121の下面に対して平行にすることができる。これによって、表示基板101の上面と、タッチセンサ付き基板121の下面と、の間に隙間が生じ難くなり、両基板101,121の密着度を高めることができる。
また、支持部501の構造を単純化することができる。
また、支持部501の構造を単純化することができる。
以上、本発明の基板貼り合わせ装置の実施の形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の板状体保持機構及び基板貼り合わせ装置は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、第1〜第3の実施形態では、板状体保持機構200,300,400,500で、表示基板101を支持する態様を説明したが、板状体保持機構200,300,400,500で、タッチセンサ付き基板121を保持してもよい。この場合、基板保持部11で表示基板101を保持する。
また、基板保持部11を、板状体保持機構200,300,400,500と同様に構成してもよい。
また、基板保持部11を、板状体保持機構200,300,400,500と同様に構成してもよい。
また、両基板101,121を密着させた後、吸気口74から空気を吸入させる前に、制御部14は、基板貼り合わせ装置1に設けられた両基板101,121の位置を検出するフォトセンサなどから出力された検出結果に基づいて、位置合せを行ってもよい。この場合、位置合せは、制御部14が、下部材移動機構9の動作を制御して、下部材8をX方向、Y方向及びθ方向へ移動又は回転させることによって行う。
1…基板貼り合わせ装置、 2…搬送部、 4…支持フレーム、 7…上部材、 8…下部材、 9…下部材移動機構、 10…真空容器、 10a…真空室、 11…基板保持部(保持部)、 12…保持部移動機構(駆動部)、 13…押圧部、 14…制御部、 19…変位検出センサ、 101…表示基板(板状体、第1の板状体)、 121…タッチセンサ付き基板(第2の板状体)、 200…板状体保持機構、 210…支持部、 211…第1台座部、 212…第2台座部、 213…板ばね支持部、 214…板ばね、 215…基盤支持部、 216…接合部、 217…基盤固定部、 218…結合部、 220…基盤部、 230…吸着部
Claims (4)
- 矩形板状の板状体を静電吸着するシート状の吸着部と、
板状に形成されており、一面に前記吸着部が固定され、且つ、板厚方向のヤング率が前記板状体の被吸着面の形状に応じて前記吸着部と共に弾性変形可能なように設定された基盤部と、
前記基盤部を弾性変形可能に支持する支持部と、を備える
板状体保持機構。 - 前記基盤部は、矩形板状に形成され、
前記基盤部の前記一面における長辺は、前記板状体における長辺の両端が上向きの最大反り量と等しい反り量で反っている
請求項1に記載の板状体保持機構。 - 前記支持部は、前記支持部と前記基盤部とが並列する並列方向に直交する第1の方向に延びる軸並びに前記並列方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びる軸を中心に傾斜可能に前記基盤部を支持する
請求項1又は請求項2に記載の板状体保持機構。 - 矩形板状の第1の板状体及び第2の板状体を接着部材を介して真空下で貼り合わせる基板貼り合わせ装置において、
第1の板状体を静電吸着するシート状の吸着部と、板状に形成されており、一面に前記吸着部が固定され、且つ、板厚方向のヤング率が前記第1の板状体の被吸着面の形状に応じて前記吸着部と共に弾性変形可能なように設定された基盤部と、前記基盤部を弾性変形可能に支持する支持部と、を有する板状体保持機構と、
前記吸着部に吸着された前記第1の板状体における被吸着面の反対側の面である他面に前記第2の板状体の一面を対向させて保持する保持部と、
前記支持部と前記保持部とを相対的に移動させ、前記吸着部に吸着された前記第1の板状体の前記他面と、前記保持部に保持された前記第2の板状体の前記一面とを当接させる駆動部と、を備え、
前記支持部は、前記支持部と前記基盤部とが並列する並列方向に直交する第1の方向に延びる軸並びに前記並列方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びる軸を中心に傾斜可能に前記基盤部を支持する
基板貼り合わせ装置。
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JP2012203101A JP2014060204A (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | 板状体保持機構及び基板貼り合わせ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20170084561A (ko) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | 한화테크윈 주식회사 | 기판 지지대 |
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2012
- 2012-09-14 JP JP2012203101A patent/JP2014060204A/ja active Pending
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