JP2014048842A - 自律移動型機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】対象物との相対位置関係を高精度で把握して好適な経路設定を行う自律移動型機器を提供する。
【解決手段】対象物34においてそれぞれ水平方向のラインとして投影される複数の光束36をその対象物34に対して照射する光源部18と、その光源部18との垂直方向の距離が規定値sである位置に配置され、対象物34に投影された複数のラインを撮影する撮像部20と、予め定められた関係から、撮像部20により撮影された前記複数のラインがその撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、掃除装置10の移動経路を決定する移動経路決定部60とを、備えたものであることから、対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いることで、その対象物34との相対位置関係を実用的な態様で精度良く把握することができる。
【選択図】図2
【解決手段】対象物34においてそれぞれ水平方向のラインとして投影される複数の光束36をその対象物34に対して照射する光源部18と、その光源部18との垂直方向の距離が規定値sである位置に配置され、対象物34に投影された複数のラインを撮影する撮像部20と、予め定められた関係から、撮像部20により撮影された前記複数のラインがその撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、掃除装置10の移動経路を決定する移動経路決定部60とを、備えたものであることから、対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いることで、その対象物34との相対位置関係を実用的な態様で精度良く把握することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、自機で移動経路を決定して移動を行う自律移動型機器に関し、特に、対象物との相対位置関係を高精度で把握して好適な経路設定を行うための改良に関する。
近年、所定の領域内を移動しつつその領域における塵埃等を収集する所謂掃除ロボットが実用化され、普及が進んでいる。斯かる掃除ロボットには、自機で移動経路を決定して移動を行う自律移動型機器が好適に組み込まれる。例えば、特許文献1に記載された自走式機器がそれである。この技術によれば、赤外線やレーザ光等の反射を利用して前記領域内における障害物と機器本体との相対距離を計測し、その障害物の形状及び機器本体と障害物との相対角度を算出して、その機器本体を前記障害物と平行な方向に合わせるようにすることで、前記領域内における障害物を回避して、前記自走式機器による前記領域内の好適な巡回等を実現できるとされている。
しかし、前述したような従来の技術では、前記領域内における対象物との距離を必ずしも精度良く測定できないという問題があった。すなわち、例えばよく知られた三角法等により距離測定を行う際、対象物により反射された赤外線等の撮像素子上での結像位置の推定誤差がそのまま距離測定の精度に影響し、測定距離が遠いほどその影響は大きくなる。斯かる誤差が発生した場合、前記自律移動型機器が障害物にぶつかったり、好適な移動経路を決定できない等の不具合が生じるおそれがある。すなわち、対象物との相対位置関係を高精度で把握して好適な経路設定を行う自律移動型機器は、未だ開発されていないのが現状である。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、対象物との相対位置関係を高精度で把握して好適な経路設定を行う自律移動型機器を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、自機で移動経路を決定して移動を行う自律移動型機器であって、対象物においてそれぞれ水平方向のラインとして投影される複数の光束をその対象物に対して照射する光源部と、その光源部との垂直方向の距離が規定値である位置に配置され、前記対象物に投影された前記複数のラインを撮影する撮像部と、予め定められた関係から、前記撮像部により撮影された前記複数のラインがその撮像部における撮像面に結像する位置に基づいて、前記自律移動型機器の移動経路を決定する移動経路決定部とを、備えたことを特徴とするものである。
このようにすれば、対象物においてそれぞれ水平方向のラインとして投影される複数の光束をその対象物に対して照射する光源部と、その光源部との垂直方向の距離が規定値である位置に配置され、前記対象物に投影された前記複数のラインを撮影する撮像部と、予め定められた関係から、前記撮像部により撮影された前記複数のラインがその撮像部における撮像面に結像する位置に基づいて、前記自律移動型機器の移動経路を決定する移動経路決定部とを、備えたものであることから、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を適宜用いることで、その対象物との相対位置関係を実用的な態様で精度良く把握することができる。すなわち、対象物との相対位置関係を高精度で把握して好適な経路設定を行う自律移動型機器を提供することができる。
ここで、好適には、前記複数の光束のうち1つの光束の照射方向を基準方向として、その光束と隣接する照射方向に照射される光束のその照射方向と前記基準方向との角度βは、前記光源部と前記撮像部との距離をs、前記自律移動型機器により検出し得る前記対象物との相対距離をL1以上L2以下の範囲内として、次の(1)式を満たすものである。このようにすれば、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、その対象物との相対距離を実用的な態様で精度良く算出することができる。
β>tan-1(s/L1)−tan-1(s/L2) ・・・(1)
また、好適には、前記複数の光束のうち1つの光束の照射方向を基準方向として、その光束と隣接する照射方向に照射される光束のその照射方向と前記基準方向との角度βは、前記撮像部の垂直方向の画角をθ、前記ラインの本数をnとして、次の(2)式を満たすものである。このようにすれば、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、その対象物との相対距離を実用的な態様で精度良く算出することができる。
β<θ/(n−1) ・・・(2)
また、好適には、前記撮像部により撮影された前記複数のラインに基づいて、前記複数の光束にそれぞれ対応する前記対象物との相対距離を算出する距離算出部を備えたものである。このようにすれば、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を用いて、その対象物との相対距離を具体的な数値として算出することができる。
また、好適には、前記撮像部により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置に基づいて、前記自律移動型機器が移動する領域の地図情報の作成を行うものである。このようにすれば、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域の地図情報(マップ)を作成することができる。
また、好適には、前記撮像部により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置に基づいて、前記自律移動型機器が移動する領域内における障害物の検出を行うものである。このようにすれば、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における障害物の存在を把握することができる。
また、好適には、前記領域内における障害物の検出に用いられる光束に対応するラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部とは反対側となった場合には、前記障害物を検出したと判定するものである。このようにすれば、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における障害物の存在を好適且つ実用的な態様で把握することができる。
また、好適には、前記撮像面における、前記領域内における障害物の検出に用いられる光束に対応するラインが結像する位置の変化速度が、予め定められた閾値よりも大きい場合には、前記障害物が移動体であると判定して回避移動を行うものである。このようにすれば、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における障害物の存在及びその移動を好適且つ実用的な態様で把握することができる。
また、好適には、前記撮像部により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置に基づいて、前記自律移動型機器が移動する領域内における段差の検出を行うものである。このようにすれば、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における段差の存在を把握することができる。
また、好適には、前記領域内における段差の検出に用いられる光束に対応するラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部側となった場合には、前記段差を検出したと判定するものである。このようにすれば、前記対象物に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における段差の存在を好適且つ実用的な態様で把握することができる。
また、好適には、前記光源部は、前記撮像部よりも垂直方向下方に設けられたものである。このようにすれば、前記自律移動型機器の垂直方向下方に位置するその自律移動型機器の移動路面における段差の存在を好適に検出することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明に用いる図面において、各部の寸法比等は必ずしも正確には描かれていない。
図1は、本発明の自律移動型機器の好適な実施例である掃除装置10の構成を例示するブロック図である。この図1に示すように、本実施例の掃除装置10は、中央演算処理装置であるCPU12と、読出専用メモリであるROM14と、随時書込読出メモリであるRAM16と、光源部18と、撮像部20と、移動機構22と、掃除機構24と、通信部26と、バッテリ28とを、備えて構成されている。前記CPU12は、前記RAM16の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM14に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記掃除装置10は、前記バッテリ28から供給される電気エネルギを用いて、前記CPU12の処理により自機で移動経路を決定して移動を行いつつ、その移動領域内における集塵等の掃除を行う所謂自動掃除ロボットである。
図2は、前記掃除装置10が規定の領域内を移動しつつ掃除を行う様子を説明する概略正面図であり、図3は、図2を矢印IIIで示す方向に視た概略平面図である。これらの図に示すように、本実施例の掃除装置10は、例えば、略平面状(水平面状)を成す床面32上を相対的に移動しつつ、その床面32上における塵埃等を収集する。すなわち、前記移動機構22により駆動される複数(図2及び図3では4つ)の車輪30により前記床面32上を相対的に移動しつつ、前記掃除機構24によりその床面32上における塵埃等を収集する。前記車輪30は、好適には、図示しない機構によりその車軸の方向が変更させられるように構成されており、各車輪30の車軸の方向が適宜変更させられると共に前記移動機構22によりそれらの車輪30が駆動されることで、前記掃除装置10が前記床面32上をその床面32に平行を成す平面方向に360°何れの方向にも移動させられるようになっている。
前記掃除機構24は、例えば、一般的な電気掃除機に備えられるよく知られた集塵機構であり、送風機により負圧を生じさせて前記床面32上における塵埃等を含む空気を吸引し、内蔵のフィルタにより塵埃等と空気とを分離することでその塵埃等を収集するものである。前記掃除機構24は、好適には、前記床面32上における塵埃等を掻き集める(或いは捲き上げる)ためのブラシを備えており、そのブラシにより掻き集められた塵埃等を空気と共に吸引し、前述したように内蔵のフィルタにより分離することでその塵埃等を収集する。
前記通信部26は、例えば、図示しないリモコン装置等から送信される信号を受信して前記CPU12に供給する。すなわち、前記掃除装置10に対する操作入力は、好適には、前記リモコン装置から前記通信部26を介して供給される信号により行われ、そのリモコン装置における操作に応じて、例えば前記掃除装置10により掃除を開始させるための指令や掃除を終了させるための指令等が、前記通信部26を介して前記CPU12に供給されるようになっている。
図2及び図3に示すように、前記光源部18は、対象物(測定対象物)34においてそれぞれ水平方向のライン(直線状の光の筋)として投影される複数(図2では3つ、3方向)の光束36a、36b、36c(以下、特に区別しない場合には単に光束36という)をその対象物34に対して照射する。この対象物34とは、前記光源部18による光束36の照射方向に存在する物体であり、前記掃除装置10にとっては掃除領域内に存在する障害物となり得るものである。また、前記光束36cに関しては、前記床面32が対象物となり得る。前記光源部18は、換言すれば、図2及び図3に示すように、それぞれ平面視(床面32に対して垂直方向に視た場合)において所定の角度(例えば、60°程度)をもって発散し且つ正面視(平面視における光源部18による複数の光束36の照射方向の中心を含む平面に垂直な方向に視た場合)において直線状に集束する複数の光束36を前記対象物34に対して照射する。また、換言すれば、前記掃除装置10の移動面である前記床面32に対して略平行を成す複数のライン状の光束36を前記対象物34に対して照射する。前記光束36は、好適には、赤外線(赤外線レーザ)による光束であるが、可視光による光束であっても構わない。前記光源部18から赤外線による光束36が照射される態様においては、後述する撮像部20に余分な可視光が入射されないように赤外線のみを通過させるバンドパスフィルタが設けられるのが好ましい。また、前記光源部18から可視光による光束36が照射される態様においては、後述する撮像部20は、照射されている可視光の波長以外の光が後述する撮像部20に入射されないように、照射されている波長のみを通過させるバンドパスフィルタを備えるのが好ましい。また、前記光源部18から光束36が照射されている場合とされていない場合とでそれぞれ撮像を行い、その撮像画像の相互で差分をとり、前記光束36による画像以外の画像を除去した上で前記ラインの結像位置を判定することにより、更に検出精度を向上させることが可能である。
図4及び図5は、前記光源部18の一例である光源部18aの具体的な構成を示す概略図であり、図4は前記床面32に平行な方向に視た正面図、図5は前記床面に垂直な方向に視た平面図である。これらの図に示すように、前記光源部18aは、光源であるレーザーダイオード(Laser Diode)38と、コリメートレンズ(コリメータ)40と、ホログラム42とを、備えて構成されている。図4及び図5では、光(光束)の進行をグレーで示しており、前記レーザーダイオード38から放出された光は、前記コリメートレンズ40によりその光軸に平行な平行光とされた後、前記ホログラム42により水平方向(床面32に対して平行を成す方向)において所定の角度をもって発散し且つ垂直方向(床面に対して垂直を成す方向)においてそれぞれ直線状に集束する複数の光束36a、36b、36cとされて射出される。すなわち、前記ホログラム42は、その垂直方向に関して、例えば、入射される平行光をその入射方向に透過させて第1の光束36aとして射出させると共に、前記平行光を回折させて第2の光束36bとして前記入射方向に角度+βを成す方向に射出させ、また、前記平行光を回折させて第3の光束36cとして前記入射方向に角度−βを成す方向に射出させる。これにより、前記光源部18aからは、平面視(図5を参照)において所定の角度をもって発散し且つ正面視(図4を参照)においてそれぞれ直線状に集束する複数の光束36a、36b、36cが、垂直方向に関して基準となる0°の方向(床面34に平行な方向)、+β°の方向、−β°の方向にそれぞれ照射される。
図6及び図7は、前記光源部18の他の一例である光源部18bの具体的な構成を示す概略図であり、図6は前記床面32に平行な方向に視た正面図、図7は前記床面に垂直な方向に視た平面図である。これらの図に示すように、前記光源部18bは、前記レーザーダイオード38と、前記コリメートレンズ40と、シリンドリカルレンズ44と、ハーフミラー46とを、備えて構成されている。図6及び図7では、光(光束)の進行をグレーで示しており、前記レーザーダイオード38から放出された光は、前記コリメートレンズ40によりその光軸に平行な平行光とされた後、前記シリンドリカルレンズ44により水平方向(床面32に対して平行を成す方向)において所定の角度をもって発散し且つ垂直方向(床面に対して垂直を成す方向)において直線状に集束する光束とされて前記ハーフミラー46に入射される。斯かるハーフミラー46は、その垂直方向に関して、例えば、入射される平行光の一部をその入射方向に透過させて第1の光束36aとして射出させると共に、残部をその入射方向に垂直な方向に反射させる。また、その反射された平行光の一部を前記ハーフミラー46への入射方向に角度−βを成す方向に反射させて第3の光束36cとして射出させると共に、残部をその入射方向に透過させる。また、その透過された平行光を前記ハーフミラー46への入射方向に角度+βを成す方向に反射させて第2の光束36bとして射出させる。これにより、前記光源部18bからは、平面視(図7を参照)において所定の角度をもって発散し且つ正面視(図6を参照)においてそれぞれ直線状に集束する複数の光束36a、36b、36cが、垂直方向に関して基準となる0°の方向、+β°の方向、−β°の方向にそれぞれ照射される。この光源部18bにおいては、前記ハーフミラー46の傾斜角度を変更することで前記光束36b、36cの射出方向を変更できる。
図8及び図9は、前記光源部18の更に別の一例である光源部18cの具体的な構成を示す概略図であり、図8は前記床面32に平行な方向に視た正面図、図9は前記床面に垂直な方向に視た平面図である。これらの図に示すように、前記光源部18cは、前記レーザーダイオード38と、前記コリメートレンズ40と、前記シリンドリカルレンズ44と、回折格子48とを、備えて構成されている。図8及び図9では、光(光束)の進行をグレーで示しており、前記レーザーダイオード38から放出された光は、前記コリメートレンズ40によりその光軸に平行な平行光とされた後、前記シリンドリカルレンズ44により水平方向(床面32に対して平行を成す方向)において所定の角度をもって発散し且つ垂直方向(床面に対して垂直を成す方向)において直線状に集束する光束とされて前記回折格子48に入射される。斯かる回折格子48は、その垂直方向に関して、例えば、入射される平行光をその入射方向に透過させて第1の光束36aとして射出させると共に、前記平行光を回折させて第2の光束36bとして前記入射方向に角度+βを成す方向に射出させ、また、前記平行光を回折させて第3の光束36cとして前記入射方向に角度−βを成す方向に射出させる。これにより、前記光源部18cからは、平面視(図9を参照)において所定の角度をもって発散し且つ正面視(図8を参照)においてそれぞれ直線状に集束する複数の光束36a、36b、36cが、垂直方向に関して基準となる0°の方向、+β°の方向、−β°の方向にそれぞれ照射される。
図2に示すように、前記撮像部20は、前記光源部18との垂直方向(掃除装置10の移動面である床面32に垂直な方向)の距離sが規定値である位置に配置され、前記対象物34に投影された前記複数のライン(光束36の投影)を撮影する。後述する図10に示すように、前記撮像部20は、集光レンズ50及びイメージセンサ52を備えて構成されている。このイメージセンサ52は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備えており、前記集光レンズ50の光軸と垂直に且つその集光レンズ50から焦点距離fを隔てて配置されている。前記撮像部20は、例えば、前記集光レンズ50の焦点距離fが3mm程度とされたものである。また、前記イメージセンサ52は、例えば、1/4インチ(1/4型)CCD又はCOMSであり、ピクセルピッチは6.0μm程度、サイズは水平方向3.84mm×垂直方向2.88mm程度、重心位置素測定精度は1.0μm程度とされたものである。
図10は、前記掃除装置10による対象物34の検出について説明する概略図である。この図10においては、正面視における前記光源部18、撮像部20、対象物34、及びイメージセンサ52上における結像位置等の相対的な距離関係を示しており、前記複数の光束36a、36b、36cのうち前記床面34に平行に射出される光束36a及びその投影を例示している。この図10においては、前記光源部18から前記対象物34までの距離をlで、前記光源部18と撮像部20との距離(垂直方向距離)をsで、前記集光レンズ50の焦点距離をfで、前記イメージセンサ52上の変位をxで、基準距離に対応する前記イメージセンサ52への入射角をαでそれぞれ示している。ここで、基準距離とは、前記光源部18の光軸(床面34に平行な方向)と前記撮像部20の中心軸(集光レンズ50の光軸)とが交わる距離に相当する。好適には、前記光源部18から前記対象物34までの距離lが前記基準距離である場合、その対象物34に投影された光束36aに対応するラインは前記イメージセンサ52上における略中央にて結像する。
図10に示すような相対位置関係において、前記イメージセンサ52上の変位xが得られた場合、前記光源部18から前記対象物34までの距離lは、よく知られた三角法を用いてその変位xより次の(1)式に従って求められる。逆に、前記イメージセンサ52上の変位xは、前記光源部18から前記対象物34までの距離lより次の(2)式に従って求められる。また、前記光源部18から前記対象物34までの距離lを測定する際、前記前記イメージセンサ52上の変位に関してΔxの誤差が生じた場合、前記光源部18から前記対象物34までの距離への影響(Δxに応じた距離lの誤差)Δlは、次の(3)式に従って求められる。前記掃除装置10による測定範囲が定まると、必要なセンササイズが求められる。例えば、測定範囲を0.2〜5m、fを3mm、sを50mm、αを82degとすると、センササイズbは0.7mmとなる。この態様において、前記基準距離は355mmとなる。
l=s×tan{α−tan-1(x/f)} ・・・(1)
x=f×tan{α−tan-1(l/s)} ・・・(2)
Δl=s×tan[α−tan-1{(x+Δx)/f}]−l ・・・(3)
x=f×tan{α−tan-1(l/s)} ・・・(2)
Δl=s×tan[α−tan-1{(x+Δx)/f}]−l ・・・(3)
図10においては、前記光源部18からの距離lが前記基準距離の位置における前記対象物34及びそれに対応する光束を実線で示している。また、前記光源部18からの距離lが前記基準距離よりも離れた位置における対象物34及びその対象物34に投影された光束の撮像を破線で、前記光源部18からの距離lが前記基準距離よりも近い位置における対象物34及びその対象物34に投影された光束の撮像を一点鎖線でそれぞれ示している。この図10に示すように、前記光源部18と撮像部20との配置方向(垂直方向)に関して、前記対象物34に投影された光束36aに対応するラインが前記イメージセンサ52上において結像する位置は、前記光源部18から前記対象物34までの距離lが前記基準距離よりも長くなる(対象物34が基準距離よりも離れる)と前記光源部18側に変位し、前記距離lが前記基準距離よりも短くなる(対象物34が基準距離よりも近づく)と前記光源部18とは逆側に変位する。換言すれば、前記対象物34が前記光源部18から遠ざかるほど前記ラインの結像位置は前記光源部18側へ、前記対象物34が前記光源部18に接近するほど前記ラインの結像位置は前記光源部18とは逆側へそれぞれ変位する。すなわち、前述した式(2)に示すように、前記イメージセンサ52上における前記対象物34に投影されたラインの結像位置の変位xは、前記光源部18から前記対象物34までの距離lを反映するものとなり、例えば具体的な数値としての距離lを算出しなくとも、その変位xを検出することにより実質的に前記光源部18から前記対象物34までの距離lを検知(判定)することができる。
図11は、前記撮像部20により撮影された、図2及び図3に示す対象物34に投影された前記光束36a、36b、36cにそれぞれ対応する複数のラインの撮像の一例を示す図である。図11においては、前記イメージセンサ52における水平方向の中央を一点鎖線で示している。また、前記光束36a、36b、36cそれぞれに対応して、前記対象物34が前記基準距離に存在する場合におけるラインの結像位置を破線で示している。この図11に示すように、前記光束36a、36b、36cにそれぞれ対応する複数のラインは、基本的には、前記イメージセンサ52上においてはその垂直方向に関して上下逆に、上側(光源部18側)から前記光束36cに対応するライン、前記光束36aに対応するライン、前記光束36bに対応するラインの順に結像する。
図2及び図3に示す対象物34は、手前側すなわち前記掃除装置10に近い側に位置する、幅寸法(水平方向寸法)及び高さ寸法(垂直方向寸法)何れに関しても対象物34bよりも小さい対象物34aと、その対象物34aの奥側すなわち前記掃除装置10から遠い側に位置する、幅寸法及び高さ寸法何れに関しても前記対象物34aよりも大きい対象物34bとが、一体的に構成されたものである。斯かる対象物34においてそれぞれ水平方向のラインとして投影された前記複数の光束36a、36b、36cが前記撮像部20により撮影された場合、前記掃除装置10に対して比較的近い位置に存在する対象物34aに投影されたラインが比較的前記光源部18の逆側において、前記掃除装置10に対して比較的遠い位置に存在する対象物34bに投影されたラインが比較的前記光源部18側においてそれぞれ結像するため、各ラインの撮像は例えば図11に示すようなものとなる。
すなわち、図11に示す撮像においては、各光束36a、36b、36cそれぞれに対応するラインの撮像に関して、ライン中央部における比較的前記光源部18の逆側の結像と基準距離に対応する破線との距離が前記対象物34aに対応する距離情報を、ライン両端部における比較的前記光源部18側の結像と基準距離に対応する破線との距離が前記対象物34bに対応する距離情報を、それぞれ示している。なお、図2に示すように、前記光束36bは前記対象物34aには投影されておらず、前記対象物34bにのみ投影されているため、その投影に対応するラインの撮像は図11に示すようにその幅方向に渡って前記基準距離に対応する破線から一定の間隔となっている。
ここで、本実施例の掃除装置10に備えられた前記光源部18及び撮像部20において、前記複数の光束36それぞれの照射角度は、前記掃除装置10により測定し得る前記対象物34との相対距離の範囲に基づく所定の閾値より大きい値とされる。すなわち、好適には、図2等に示す正面視において、前記光源部18から照射される前記複数の光束36のうち1つ(1方向)の光束36の照射方向を基準方向として、その光束36と隣接する照射方向に照射される光束36のその照射方向と前記基準方向との角度βは、前記光源部18と前記撮像部20との距離(垂直方向の距離)をs、前記掃除装置10により測定し得る前記対象物34との相対距離すなわち後述する距離算出部60による算出対象となる相対距離をL1以上L2以下の範囲内として、次の(4)式を満たすものである。すなわち、図2等を用いて前述した光束36a、36b、36cにおいて、垂直方向に関して前記第1の光束36aと第2の光束36bとが成す角度β(=|+β|)、及び垂直方向に関して前記第1の光束36aと第3の光束36cとが成す角度β(=|−β|)は、何れも次の(4)式を満たす。前記角度βを斯かる角度範囲内とすることで、前記対象物34に投影される複数のラインが相互に重なって検出し難くなるのを好適に抑制することができる。
β>tan-1(s/L1)−tan-1(s/L2) ・・・(4)
図12は、前記撮像部20の垂直方向の画角θについて説明する概略図である。この図12に示すように、前記撮像部20の垂直方向の画角をθとすると、前記イメージセンサ52のセンサーサイズは、m=2f・tan(θ/2)となる。ここで、本実施例の掃除装置10に備えられた前記光源部18及び撮像部20において、前記複数の光束36それぞれの照射角度は、前記撮像部20の垂直方向の画角θ及び前記ラインの本数(光束36の数)nに基づく所定の閾値より小さい値とされる。すなわち、好適には、前記複数の光束36のうち1つの光束36の照射方向を基準方向として、その光束36と隣接する照射方向に照射される光束36のその照射方向と前記基準方向との角度βは、前記撮像部20の垂直方向の画角をθ、前記ラインの本数をnとして、次の(5)式を満たすものである。すなわち、本実施例において、前記複数の光束36のうち1つの光束36の照射方向を基準方向として、その光束36と隣接する照射方向に照射される光束36のその照射方向と前記基準方向との角度βは、好適には、次の(6)式を満たすものである。
β<θ/(n−1) ・・・(5)
tan-1(s/L1)−tan-1(s/L2)<β<θ/(n−1) ・・・(6)
tan-1(s/L1)−tan-1(s/L2)<β<θ/(n−1) ・・・(6)
以上のような関係を満たすものとして、前記光源部18及び撮像部20は、例えば、測定角度範囲として、前記光束36に係る水平方向の角度(水平)ラインが60°程度、垂直方向に関する角度がそれぞれ水平方向に対して−15°、0°、15°程度とされた3つの光束36a、36b、36cを照射させるものであり、測定距離範囲すなわち前記掃除装置10により測定し得る前記対象物34との相対距離が0.2(=L1)〜5(=L2)mの範囲内であり、距離測定精度が<5%程度であり、角度分解能が水平方向1°、垂直方向10°程度であり、サンプリング速度が100ms/1フレーム程度であり、その発光側(光源部18)外形がW20mm×H20mm×T30mm程度、受光側(撮像部20)外形がW30mm×H30mm×T30mm程度とされたものである。
図13は、前記掃除装置10のCPU12に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図4に示す移動経路決定部60は、予め定められた関係から、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインがその撮像部20における撮像面であるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、前記掃除装置10の移動経路を決定する。すなわち、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインがイメージセンサ52上に結像する位置の変位xに対応する前記対象物34との間の距離情報に基づいて、前記掃除装置10の移動経路を決定する。好適には、後述する地図情報作成部66により作成される地図情報、障害物検出部68による検出結果、及び段差検出部72による検出結果等に基づいて前記移動経路を決定する。これらの制御については、各制御部の説明と併せて後述する。
移動制御部62は、前記移動経路決定部60により決定された移動経路に基づいて前記掃除装置10の移動を制御する。具体的には、前記掃除装置10が前記移動経路決定部60により決定された移動経路を移動するように、前記移動機構22の作動を制御する。
距離算出部64は、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインに基づいて、前記複数の光束36にそれぞれ対応する前記対象物34との相対距離を算出する。例えば、前記光源部18と撮像部20との距離をs、前記集光レンズ50の焦点距離をf、前記イメージセンサ52上の変位をx、前記基準距離に対応する前記イメージセンサ52への入射角をαとして、よく知られた三角法を用いて前述した(1)式に従って前記光源部18から前記対象物34までの距離lを算出する。また、好適には、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインそれぞれに対応する前記イメージセンサ52上の変位xを、前記複数の光束36にそれぞれ対応する前記対象物34との相対距離を示す情報として算出するものであってもよい。好適には、前記光源部18から照射される複数の光束36のうち、水平方向に照射される光束36すなわち図2等に示す例においては前記第1の光束36aに対応して前記対象物34に投影されるラインの撮像に基づいて前記対象物34との相対距離を算出する。
地図情報作成部66は、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、前記掃除装置10が移動する領域の地図情報の作成を行う。この地図情報とは、前記掃除装置10の移動範囲となる領域すなわち掃除範囲となる領域におけるその掃除装置10が移動可能な範囲、対象物34の存在する位置、及び段差の存在する位置等の情報であり、好適には、XY座標(二次元座標)においてそれらの情報に対応する座標が定められるものである。前記地図情報作成部66は、好適には、前記光源部18から照射される複数の光束36のうち、水平方向に照射される光束36すなわち図2等に示す例においては前記第1の光束36aに対応して前記対象物34に投影されるラインの撮像に基づいて前記地図情報の作成を行う。具体的には、斯かる地図情報として以下に詳述する図15及び図16に示すようなMAP58を作成して前記RAM16等の記憶装置に記憶する。
図14は、前記掃除装置10の移動対象(掃除対象)となる領域の一例である室80を例示する平面図である。この図15に示す室80は、四方を壁で囲繞された一般的な居室であり、その床面82が前記掃除装置10の掃除対象となる。また、この室80内には、テーブル84、テレビ台86、ソファ88a、88b(以下、特に区別しない場合には単にソファ88という)、及び鉢植え90が設置されている。前記テーブル84は、その下(鉛直下方)に前記掃除装置10が移動できるスペースがあり、その掃除装置10は前記テーブル84の下に潜り込んで移動及び掃除を行うことができる。一方、前記テレビ台86、ソファ88、及び鉢植え90の下には前記掃除装置10が移動できるスペースがなく、その掃除装置10は前記テレビ台86、ソファ88、及び鉢植え90の下に潜り込んでの移動及び掃除を行うことはできない。
図15は、図14に示す室80に対応して前記地図情報作成部66により作成されるMAP58の一例であり、前記掃除装置10が移動可能(掃除可能)な範囲を斜線で示している。前記掃除装置10が前記室80内を移動する際、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインがイメージセンサ52上に結像する位置の変位xに対応する前記対象物34との間の距離情報に基づいて、前記室80における四方の壁の位置、前記テレビ台86、ソファ88、及び鉢植え90が存在する位置を検出(判定)し、それらの相対的な位置関係をXY座標として記憶することで、前記掃除装置10が移動する領域の地図情報として図15に示すようなMAP58が得られる。この図15に示すMAP58に関して、前記テーブル84の脚は無視している。また、図14に示すように、前記ソファ88と前記室80における壁との間には若干のスペースがあるが、そのスペースは狭すぎて前記掃除装置10は入り込めないため、前記MAP58には反映されていない。
図16は、図15に示すMAP58に対応して前記移動経路決定部60により決定される移動経路の一例を示す図である。この図16に示す移動経路は、スタート地点を表すSからゴール地点を表すGまで細線で示される経路を進行してゆくものであり、岐路或いは行き止まりに関しては数字1〜7の付された矢印で指し示される順路で、その数字順に進行してゆくものである。すなわち、S→1→2→3→4→5→6→7→Gの経路をたどるものである。この図16に示すように、前記移動経路決定部60は、好適には、前記地図情報作成部66により作成されたMAP58に基づいて、そのMAP58における前記掃除装置10が移動可能な範囲を網羅し(くまなく巡り)つつ、重畳(重複)して移動する部分が可及的に少なくなるように前記移動経路を決定する。また、好適には、スタート地点とゴール地点が一致するように移動経路を決定するものであってもよい。このようにすれば、例えばスタート地点(ゴール地点)に前記バッテリ28の充電を行うための充電器が設置されている場合に、前記領域を掃除(移動)した後そのまま充電に移行することができるという利点がある。
図13に示す障害物検出部68は、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、前記掃除装置10が移動する領域内における障害物の検出を行う。この障害物とは、例えば、前述のようにして検出される対象物34のうち前記掃除装置10との相対距離lが所定の範囲内であったり、前記移動経路決定部60により決定される移動経路上に存在するものをいう。前記障害物検出部68は、好適には、前記光源部18から照射される複数の光束36のうち、水平方向よりも鉛直上方に照射される光束36すなわち図2等に示す例においては前記第2の光束36bに対応して前記対象物34に投影されるラインの撮像に基づいて前記障害物の検出を行う。
前記障害物検出部68は、好適には、前記領域内における障害物の検出に用いられる光束36(好適には、光束36b)に対応するラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18とは反対側となった場合には、前記障害物を検出したと判定する。図11等を用いて前述したように、前記ラインが投影された前記対象物34が前記光源部18に接近するほど、前記撮像部20により撮影されたそのラインの前記イメージセンサ52上における結像位置は前記光源部18に対して逆側(光源部18と撮像部20との配置方向に関して光源部18から離隔する方向)へ変位する。従って、前記ラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18とは反対側となった場合には、前記光源部18に対して前記対象物34が(水平方向に関して)所定の距離範囲内に存在すると判定することができる。すなわち、前記障害物検出部68は、換言すれば、前記領域内における障害物の検出に用いられる光束36に対応するラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18とは反対側となった場合には、前記光源部18に対して前記対象物34が所定の距離範囲内に存在すると判定する。
前記障害物検出部68は、障害物移動検出部70を含んでいる。この障害物移動検出部70は、前記イメージセンサ52上における、前記領域内における障害物の検出に用いられる光束36(好適には、光束36b)に対応するラインが結像する位置の変化速度(変位xの時間変化率dx/dt)が、予め定められた閾値よりも大きい場合には、前記障害物が移動体であると判定する。この判定に用いられる閾値は、好適には、前記移動機構22による前記掃除装置10の移動方向及び移動速度等に応じて変更される。例えば、前記掃除装置10が停止している場合と、前記光源部18及び撮像部20が設けられている側(すなわち光束36の照射方向)に向かって前記掃除装置10が移動(進行)している場合とで、それぞれ異なる前記閾値が予め定められており、前記障害物移動検出部70は、それぞれの場合において各閾値に基づいて前記障害物が移動体であるか否かの判定を行う。
段差検出部72は、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、前記掃除装置10が移動する領域内における段差の検出を行う。この段差とは、例えば、前記掃除装置10が移動を行う床面32においてその一部が段状に落ち窪んで高低差ができている箇所を言い、特に、その高低差が規定値以上である箇所を言う。前記段差検出部72は、好適には、前記光源部18から照射される複数の光束36のうち、水平方向よりも鉛直下方に照射される光束36すなわち図2等に示す例においては前記第2の光束36cに対応して前記対象物34に投影されるラインの撮像に基づいて前記段差の検出を行う。
前記段差検出部72は、好適には、前記領域内における段差の検出に用いられる光束36(好適には、光束36c)に対応するラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18側となった場合には、前記段差を検出したと判定する。図11等を用いて前述したように、前記ラインが投影された前記対象物34が前記光源部18から離れるほど、前記撮像部20により撮影されたそのラインの前記イメージセンサ52上における結像位置は前記光源部18側(光源部18と撮像部20との配置方向に関して光源部18に接近する方向)へ変位する。従って、前記ラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18側となった場合には、本来、前記光源部18に対して所定の距離に存在するべき床面32が存在せず、そこに段差が存在すると判定することができる。すなわち、前記段差検出部72は、換言すれば、前記領域内における段差の検出に用いられる光束36に対応するラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18側となった場合には、前記光源部18に対して所定の距離範囲内に段差が存在すると判定する。
図18は、本実施例の掃除装置10において、前記光源部18及び撮像部20の配置位置を入れ替えた構成について説明する概略正面図である。すなわち、前記光源部18が前記撮像部20よりも垂直方向下方に設けられた構成、換言すれば、前記光源部18が前記撮像部20よりも移動路面である前記床面32側に設けられた構成を例示している。また、図19は、図18の掃除装置による領域内の段差32sの検出について説明する図である。前述のように、前記段差検出部72が前記光源部18から比較的鉛直方向下方に向かって照射される光束36cに対応して前記床面32に投影されるラインの撮像に基づいて前記段差の検出を行う態様について考えると、前述した図2に示す構成よりも図18に示す構成の方が前記路面32におけるより自機に近い位置に前記光束36cに対応するラインが投影される。すなわち、前記光源部18が前記撮像部20よりも前記床面32側に設けられていることにより、その床面32に投影される前記光束36cに対応するラインが図2に示す構成よりも前記掃除装置10に近くなる。従って、前述した図2に示す構成に比べて、図18に示す構成の方がより近くの段差32sを検出することが可能となる。斯かる態様においても、前記段差検出部72は、好適には、前記光束36cに対応するラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18側となった場合には、前記段差32sを検出したと判定する。
前記移動経路決定部60は、好適には、図14〜図16を用いて前述したように前記地図情報作成部66により作成された地図情報(MAP58)に基づいて前記掃除装置10の移動経路を決定する一方、前記障害物検出部68、障害物移動検出部70、及び段差検出部72の検出結果に基づいて前記移動経路を変更する。すなわち、前記移動経路決定部60は、好適には、前記障害物検出部68による検出結果に基づいて前記掃除装置10の移動経路を決定する。例えば、前記障害物検出部68により前記MAP58に定められた移動経路上に障害物の存在が判定された場合には、その障害物を回避するように新たな移動経路を決定する。また、前記移動経路決定部60は、好適には、前記障害物移動検出部70による検出結果に基づいて前記掃除装置10の移動経路を決定する。例えば、前記障害物移動検出部70により前記障害物が移動体であると判定された場合には、その障害物を回避するように新たな移動経路を決定する。また、前記移動経路決定部60は、好適には、前記段差検出部72による検出結果に基づいて前記掃除装置10の移動経路を決定する。例えば、前記段差検出部72により前記MAP58に定められた移動経路上に段差の存在が判定された場合には、その段差を回避するように新たな移動経路を決定する。
前記地図情報作成部66は、好適には、前記障害物検出部68及び段差検出部72の検出結果に基づいて、前記掃除装置10が移動する領域の地図情報の作成を行う。例えば、前記障害物検出部68により前記掃除装置10の移動領域内に障害物の存在が判定された場合には、その障害物の存在を地図情報である前記MAP58に反映する。すなわち、検出された障害物に対応する座標を前記MAP58に記録する。また、前記段差検出部72により前記掃除装置10の移動領域内に段差の存在が判定された場合にも、その段差の存在を地図情報である前記MAP58に反映する。すなわち、検出された段差に対応する座標を前記MAP58に記録する。また、前記地図情報作成部66は、好適には、前記障害物移動検出部70の検出結果を前記MAP58に反映するものであってもよい。
図17は、前記掃除装置10のCPU12による自律移動制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、前記対象物34においてそれぞれ水平方向のラインとして投影される複数の光束36が前記光源部18から照射される。次に、S2において、前記光源部18から照射された光束36に対応して前記対象物34に投影された前記複数のラインが前記撮像部20により撮影される。次に、S3において、前記第2の光束36bに対応して前記対象物34に投影されたラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18とは反対側となったか否かが判断される。このS3の判断が否定される場合には、S6以下の処理が実行されるが、S3の判断が肯定される場合には、S4において、前記掃除装置10が移動する領域内における障害物の存在が検出されると共に、その障害物の検出に用いられた前記第2の光束36bに対応するラインが結像する位置の変化速度に基づいて、その障害物の移動の有無が検出される。次に、S5において、検出された障害物を回避するように新たな移動経路が決定され、その移動経路に基づいて前記掃除装置10が移動させられる。次に、S6において、前記第3の光束36cに対応して前記対象物34に投影されたラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18側となったか否かが判断される。このS6の判断が否定される場合には、S8以下の処理が実行されるが、S6の判断が肯定される場合には、S7において、前記掃除装置10が移動する領域内における段差の存在が検出されると共に、検出された段差を回避するように新たな移動経路が決定され、その移動経路に基づいて前記掃除装置10が移動させられる。次に、S8において、前記第1の光束36aに対応して前記対象物34に投影されたラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、前記対象物34との相対距離が算出されると共に、前記掃除装置10が移動する領域の地図情報であるMAP58が作成(更新)される。また、その領域内において障害物及び段差等が検出された場合には、その検出結果が前記MAP58に反映された後、本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、S5及びS7が前記移動経路決定部60及び移動制御部62の動作に、S8が前記距離算出部64及び地図情報作成部66の動作に、S3及びS4が前記障害物検出部68の動作に、S4が前記障害物移動検出部70の動作に、S6及びS7が前記段差検出部72の動作に、それぞれ対応する。
このように、本実施例によれば、対象物34においてそれぞれ水平方向のラインとして投影される複数の光束36をその対象物34に対して照射する光源部18と、その光源部18との垂直方向の距離が規定値sである位置に配置され、前記対象物34に投影された前記複数のラインを撮影する撮像部20と、予め定められた関係から、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインがその撮像部20における撮像面であるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、前記掃除装置10の移動経路を決定する移動経路決定部60(S5及びS7)とを、備えたものであることから、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いることで、その対象物34との相対位置関係を実用的な態様で精度良く把握することができる。すなわち、対象物34との相対位置関係を高精度で把握して好適な経路設定を行う自律移動型機器としての掃除装置10を提供することができる。
また、前記複数の光束36のうち1つの光束36の照射方向を基準方向として、その光束36と隣接する照射方向に照射される光束36のその照射方向と前記基準方向との角度βは、前記光源部18と前記撮像部20との距離をs、前記距離算出部64による算出対象となる前記対象物34との相対距離をL1以上L2以下の範囲内として、前記(4)式を満たすものであるため、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、その対象物34との相対距離を実用的な態様で精度良く算出することができる。
また、前記複数の光束36のうち1つの光束36の照射方向を基準方向として、その光束36と隣接する照射方向に照射される光束36のその照射方向と前記基準方向との角度βは、前記撮像部20の垂直方向の画角をθ、前記ラインの本数をnとして、前記(5)式を満たすものであるため、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、その対象物34との相対距離を実用的な態様で精度良く算出することができる。
また、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインに基づいて、前記複数の光束36にそれぞれ対応する前記対象物34との相対距離lを算出する距離算出部64を備えたものであるため、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を用いて、その対象物34との相対距離を具体的な数値として算出することができる。
また、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、前記掃除装置10が移動する領域の地図情報であるMAP58の作成を行うものであるため、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域の地図情報を作成することができる。
また、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、前記掃除装置10が移動する領域内における障害物の検出を行うものであるため、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における障害物の存在を把握することができる。
また、前記領域内における障害物の検出に用いられる光束36に対応するラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18とは反対側となった場合には、前記障害物を検出したと判定するものであるため、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における障害物の存在を好適且つ実用的な態様で把握することができる。
また、前記イメージセンサ52上における、前記領域内における障害物の検出に用いられる光束36に対応するラインが結像する位置の変化速度が、予め定められた閾値よりも大きい場合には、前記障害物が移動体であると判定して回避移動を行うものであるため、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における障害物の存在及びその移動を好適且つ実用的な態様で把握することができる。
また、前記撮像部20により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置に基づいて、前記掃除装置10が移動する領域内における段差の検出を行うものであるため、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における段差の存在を把握することができる。
また、前記領域内における段差の検出に用いられる光束36に対応するラインが前記撮像部20におけるイメージセンサ52上に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部18側となった場合には、前記段差を検出したと判定するものであるため、前記対象物34に投影された複数のラインの撮像を適宜用いて、前記領域内における段差の存在を好適且つ実用的な態様で把握することができる。
また、前記光源部18は、前記撮像部20よりも垂直方向下方に設けられたものであるため、前記掃除装置10の垂直方向下方に位置するその掃除装置10の移動路面である床面32における段差の存在を好適に検出することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記掃除装置10に備えられた光源部18は、前記対象物34においてそれぞれ水平方向のラインとして投影される、垂直方向に関してそれぞれ異なる方向の3つ(3方向)の光束36a、36b、36cをその対象物34に対して照射するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、垂直方向に関してそれぞれ異なる方向に少なくとも2つ(2方向)の光束36を照射する光源部を備えたものであれば、本発明の一応の効果を奏する。また、垂直方向に関してそれぞれ異なる方向に4つ以上(4方向以上)の光束36を照射する光源部を備えたものであってもよい。また、前記光源部18と撮像部20との垂直方向の上下は、前記掃除装置10における態様には限定されず、例えば前記撮像部20が垂直方向上方、前記光源部18が垂直方向下方とされたものであっても構わない。
また、前述の実施例において、前記掃除装置10は、略平面状(水平面状)を成す床面32上を相対的に移動するものであったが、前記床面34は必ずしも平面状でなくともよく、例えば若干の曲率を有する曲面や、水平面に対して傾斜を有する斜面等であってもよい。また、前述の実施例においては特に言及していないが、前記掃除装置10に備えられた移動機構22は、若干の障害物や段差を乗り超えてゆける構成であってもよい。斯かる態様において、前記障害物検出部68及び段差検出部72は、好適には、前記掃除装置10(移動機構22)が乗り超えてゆける障害物や段差は検出の対象としない。
また、前述の実施例において、前記移動経路決定部60は、前記地図情報作成部66により作成された地図情報(MAP58)に基づいて前記掃除装置10の移動経路を決定するものであったが、本発明は、地図情報を作成してその地図情報に基づいて移動経路を決定するものに限定されず、必ずしも地図情報を作成するものでなくともよい。例えば、地図情報を作成することなく、前記障害物検出部68及び段差検出部72により障害物乃至段差が検出された場合には、それらを回避するように前記移動経路を決定する制御を行うものであってもよい。斯かる態様においては、前記地図情報を作成する態様に比べて前記掃除装置10の移動領域(掃除領域)内をくまなく移動(掃除)することができない場合がある反面、制御が簡単なものとなるという利点がある。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:掃除装置(自律移動型機器)、18:光源部、20:撮像部、32s:段差、34:対象物(障害物)、36:光束、52:イメージセンサ(撮像面)、58:MAP(地図情報)、60:移動経路決定部、64:距離算出部、80:室(領域)
Claims (11)
- 自機で移動経路を決定して移動を行う自律移動型機器であって、
対象物においてそれぞれ水平方向のラインとして投影される複数の光束を該対象物に対して照射する光源部と、
該光源部との垂直方向の距離が規定値である位置に配置され、前記対象物に投影された前記複数のラインを撮影する撮像部と、
予め定められた関係から、前記撮像部により撮影された前記複数のラインが該撮像部における撮像面に結像する位置に基づいて、前記自律移動型機器の移動経路を決定する移動経路決定部と
を、備えたものであることを特徴とする自律移動型機器。 - 前記複数の光束のうち1つの光束の照射方向を基準方向として、該光束と隣接する照射方向に照射される光束の該照射方向と前記基準方向との角度βは、前記光源部と前記撮像部との垂直方向の距離をs、前記自律移動型機器により検出し得る前記対象物との相対距離をL1以上L2以下の範囲内として、
β>tan-1(s/L1)−tan-1(s/L2)
を満たすものである請求項1に記載の自律移動型機器。 - 前記複数の光束のうち1つの光束の照射方向を基準方向として、該光束と隣接する照射方向に照射される光束の該照射方向と前記基準方向との角度βは、前記撮像部の垂直方向の画角をθ、前記ラインの本数をnとして、
β<θ/(n−1)
を満たすものである請求項1又は2に記載の自律移動型機器。 - 前記撮像部により撮影された前記複数のラインに基づいて、前記複数の光束にそれぞれ対応する前記対象物との相対距離を算出する距離算出部を備えたものである請求項1から3の何れか1項に記載の自律移動型機器。
- 前記撮像部により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置に基づいて、前記自律移動型機器が移動する領域の地図情報の作成を行うものである請求項1から4の何れか1項に記載の自律移動型機器。
- 前記撮像部により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置に基づいて、前記自律移動型機器が移動する領域内における障害物の検出を行うものである請求項1から5の何れか1項に記載の自律移動型機器。
- 前記領域内における障害物の検出に用いられる光束に対応するラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部とは反対側となった場合には、前記障害物を検出したと判定するものである請求項6に記載の自律移動型機器。
- 前記撮像面における、前記領域内における障害物の検出に用いられる光束に対応するラインが結像する位置の変化速度が、予め定められた閾値よりも大きい場合には、前記障害物が移動体であると判定して回避移動を行うものである請求項7に記載の自律移動型機器。
- 前記撮像部により撮影された前記複数のラインのうち少なくとも1つのラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置に基づいて、前記自律移動型機器が移動する領域内における段差の検出を行うものである請求項1から8の何れか1項に記載の自律移動型機器。
- 前記領域内における段差の検出に用いられる光束に対応するラインが前記撮像部における撮像面に結像する位置が、予め定められた規定位置よりも一部でも前記光源部側となった場合には、前記段差を検出したと判定するものである請求項9に記載の自律移動型機器。
- 前記光源部は、前記撮像部よりも垂直方向下方に設けられたものである請求項1から10の何れか1項に記載の自律移動型機器。
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