JP2014045128A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】チップ面積を拡大させることなく、必要な配線長を確保し、所望の抵抗値を得ることができる半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、半導体記憶装置は、下地膜と積層体とチャネルボディとメモリ膜と導体とを備えている。積層体は、下地膜上にそれぞれ交互に積層された複数の導電層と複数の絶縁層とを有する。チャネルボディは、メモリ領域上の積層体を貫通して第1の溝と接続された一対の第1のホール内および第1の溝内に設けられている。メモリ膜は、電荷蓄積膜を含み、第1のホールの側壁とチャネルボディとの間および第1の溝の内壁とチャネルボディとの間に設けられている。導体は、周辺領域上の積層体を貫通して2の溝と接続され第1のホールよりも孔径が大きな一対の第2のホール内および第2の溝内に設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態によれば、半導体記憶装置は、下地膜と積層体とチャネルボディとメモリ膜と導体とを備えている。積層体は、下地膜上にそれぞれ交互に積層された複数の導電層と複数の絶縁層とを有する。チャネルボディは、メモリ領域上の積層体を貫通して第1の溝と接続された一対の第1のホール内および第1の溝内に設けられている。メモリ膜は、電荷蓄積膜を含み、第1のホールの側壁とチャネルボディとの間および第1の溝の内壁とチャネルボディとの間に設けられている。導体は、周辺領域上の積層体を貫通して2の溝と接続され第1のホールよりも孔径が大きな一対の第2のホール内および第2の溝内に設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
浮遊ゲートと制御ゲートとを積層したスタックゲート構造のメモリセルトランジスタを有するチップ内に、浮遊ゲートの多結晶シリコンを用いて、周辺回路の抵抗素子を形成した構造が知られている。
また、メモリセルにおけるコントロールゲートとして機能する電極膜と、電極間絶縁膜とが交互に複数積層された積層体にメモリホールが形成され、そのメモリホールの側壁に電荷蓄積膜を介してチャネルとなるシリコンボディが設けられた3次元構造のメモリデバイスが提案されている。このような3次元構造のメモリデバイスにおいては、抵抗素子においても2次元構造のメモリデバイスとは異なる構造が求められる。
本発明の実施形態は、チップ面積を拡大させることなく、必要な配線長を確保し、所望の抵抗値を得ることができる半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
実施形態によれば、半導体記憶装置は、下地膜と、積層体と、チャネルボディと、メモリ膜と、導体と、を備えている。前記下地膜は、第1の溝を有するメモリ領域と、第2の溝を有する周辺領域と、を有する。前記積層体は、前記下地膜上にそれぞれ交互に積層された複数の導電層と複数の絶縁層とを有する。前記チャネルボディは、前記メモリ領域上の前記積層体を貫通して前記第1の溝と接続された一対の第1のホール内および前記第1の溝内に設けられている。前記メモリ膜は、電荷蓄積膜を含み、前記第1のホールの側壁と前記チャネルボディとの間、および前記第1の溝の内壁と前記チャネルボディとの間に設けられている。前記導体は、前記周辺領域上の前記積層体を貫通して前記2の溝と接続され前記第1のホールよりも孔径が大きな一対の第2のホール内および前記第2の溝内に設けられている。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の半導体記憶装置の模式断面図である。
図1は、第1実施形態の半導体記憶装置の模式断面図である。
実施形態の半導体記憶装置は、導電層WLと絶縁層42が交互に複数積層された積層体を有する。その積層体は、下地膜としてのバックゲートBG上に設けられている。バックゲートBGは、導電膜であり、例えば不純物が添加されたシリコン膜である。
図1では図示を省略するが、バックゲートBGは、図5(a)〜(c)に示す基板10上に絶縁層40を介して設けられている。
バックゲートBGは平面的に見て、メモリ領域2と、メモリ領域2の周辺の周辺領域3とに大きく分けられる。
メモリ領域2には、メモリセルアレイ4が設けられている。
図2は、そのメモリセルアレイ4の模式斜視図である。なお、図2においては、図を見易くするために、絶縁部分については図示を省略している。
図2において、XYZ直交座標系を導入する。基板10の主面に対して平行な方向であって相互に直交する2方向をX方向(第1の方向)及びY方向(第2の方向)とし、これらX方向及びY方向の双方に対して直交する方向をZ方向(積層体の積層方向または第3の方向)とする。図1に示すメモリセルアレイ4の断面は、図2におけるXZ面に平行な断面を表す。
メモリセルアレイ4は複数のメモリストリングMSを有する。1つのメモリストリングMSは、Z方向に延びる一対の柱状部CLと、一対の柱状部CLのそれぞれの下端を連結する連結部JPとを有するU字状に形成されている。
図3は、メモリストリングMSにおける柱状部CLの拡大断面図を表す。
バックゲートBG上には、図1に示すように絶縁層41が設けられている。絶縁層41上には、導電層WLと絶縁層42とが交互に複数積層されている。図1に示す導電層WLの層数は一例であって、導電層WLの層数は任意である。
導電層WLは、不純物として例えばボロンが添加された多結晶シリコン膜(第1のシリコン膜)であり、メモリセルのゲート電極として機能するのに十分な導電性を有する。
絶縁層41及び42は、例えばシリコン酸化物を主に含む膜である。あるいは、絶縁層41及び42として、シリコン窒化物を主に含む膜を用いてもよい。
U字状のメモリストリングMSにおける一対の柱状部CLの一方の上端部にはドレイン側選択ゲートSGDが設けられ、他方の上端部にはソース側選択ゲートSGSが設けられている。ドレイン側選択ゲートSGD及びソース側選択ゲートSGSは、最上層の導電層WL上に絶縁層43を介して設けられている。
ドレイン側選択ゲートSGD及びソース側選択ゲートSGSは、不純物として例えばボロンが添加された多結晶シリコン膜であり、選択トランジスタのゲート電極として機能するのに十分な導電性を有する。ドレイン側選択ゲートSGDの厚さ及びソース側選択ゲートSGSの厚さは、導電層WLの各々の厚さよりも厚い。
ドレイン側選択ゲートSGDとソース側選択ゲートSGSとは、図1に示す絶縁膜74によって、X方向に分断されている。ドレイン側選択ゲートSGDの下に積層された導電層WLと、ソース側選択ゲートSGSの下に積層された導電層WLは、絶縁膜72によってX方向に分断されている。X方向で隣り合うメモリストリングMS間の積層体も、絶縁膜72によってX方向に分断されている。
ソース側選択ゲートSGS上には、図1に示す絶縁層44を介して、図2に示すソース線SLが設けられている。ソース線SLは、例えば金属膜である。ドレイン側選択ゲートSGD及びソース線SL上には、絶縁層44を介して、複数本の金属配線であるビット線BLが設けられている。各ビット線BLはX方向に延在している。
メモリストリングMSは、バックゲートBG、複数の導電層WL、絶縁層41〜44、ドレイン側選択ゲートSGDおよびソース側選択ゲートSGSを含む積層体に形成されたU字状のメモリホールMH(図9に示す)内に設けられたチャネルボディ20を有する。
チャネルボディ20は、U字状のメモリホールMH内に、メモリ膜30を介して設けられている。メモリ膜30は、図3に示すように、メモリホールMH(第1のホール53)の側壁とチャネルボディ20との間に設けられている。
チャネルボディ20は、例えばノンドープシリコン膜である。ここで、ノンドープとは、シリコン膜に導電性を付与する不純物が意図的に添加されておらず、成膜時の原料ガスに起因する元素以外には実質的に不純物を含まないことを表す。
なお、図3においては、メモリホールMH(第1のホール53)の中心軸側に空洞部が残るようにチャネルボディ20を設けた構造が例示されるが、メモリホールMH(第1のホール53)内のすべてをチャネルボディ20で埋めてもよく、あるいはチャネルボディ20内側の空洞部に絶縁物を埋め込んだ構造であってもよい。
メモリ膜30は、ブロック膜31と電荷蓄積膜32とトンネル膜33とを有する。各導電層WLとチャネルボディ20との間に、導電層WL側から順にブロック膜31、電荷蓄積膜32、およびトンネル膜33が設けられている。ブロック膜31は各導電層WLに接し、トンネル膜33はチャネルボディ20に接し、ブロック膜31とトンネル膜33との間に電荷蓄積膜32が設けられている。
チャネルボディ20はメモリセルにおけるチャネルとして機能し、導電層WLはメモリセルのコントロールゲートとして機能し、電荷蓄積膜32はチャネルボディ20から注入される電荷を蓄積するデータ記憶層として機能する。すなわち、チャネルボディ20と各導電層WLとの交差部分に、チャネルの周囲をコントロールゲートが囲んだ構造のメモリセルが形成されている。
実施形態の半導体記憶装置は、データの消去・書き込みを電気的に自由に行うことができ、電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性半導体記憶装置である。
メモリセルは、例えばチャージトラップ型のメモリセルである。電荷蓄積膜32は、電荷を捕獲するトラップサイトを多数有し、例えばシリコン窒化膜である。
トンネル膜33は、例えばシリコン酸化膜であり、電荷蓄積膜32にチャネルボディ20から電荷が注入される際、または電荷蓄積膜32に蓄積された電荷がチャネルボディ20へ拡散する際に電位障壁となる。
ブロック膜31は、例えばシリコン酸化膜であり、電荷蓄積膜32に蓄積された電荷が、導電層WLへ拡散するのを防止する。
ドレイン側選択ゲートSGD、チャネルボディ20及びそれらの間のメモリ膜30は、ドレイン側選択トランジスタSTD(図2に示す)を構成する。ドレイン側選択ゲートSGDの上方で、チャネルボディ20は、導体61aを介してビット線BLと接続されている。導体61aは、例えばリン(P)がドープされたシリコン膜である。
ソース側選択ゲートSGS、チャネルボディ20及びそれらの間のメモリ膜30は、ソース側選択トランジスタSTS(図2に示す)を構成する。ソース側選択ゲートSGSの上方で、チャネルボディ20は、導体61aを介してソース線SLと接続されている。
バックゲートBG、バックゲートBG内に設けられたチャネルボディ20及びメモリ膜30は、バックゲートトランジスタBGT(図2に示す)を構成する。
ドレイン側選択トランジスタSTDとバックゲートトランジスタBGTとの間には、各導電層WLをコントロールゲートとするメモリセルが複数設けられている。同様に、バックゲートトランジスタBGTとソース側選択トランジスタSTSの間にも、各導電層WLをコントロールゲートとするメモリセルが複数設けられている。
それら複数のメモリセル、ドレイン側選択トランジスタSTS、バックゲートトランジスタBGTおよびソース側選択トランジスタSTSは、チャネルボディ20を通じて直列接続され、U字状の1つのメモリストリングMSを構成する。このメモリストリングMSがX方向及びY方向に複数配列されていることにより、複数のメモリセルがX方向、Y方向及びZ方向に3次元的に設けられている。
次に、周辺領域3について説明する。
バックゲートBG上の前述した積層体は、図1に示すように、メモリ領域2だけでなく周辺領域3にも設けられている。すなわち、周辺領域3におけるバックゲートBG上にも、絶縁層42と導電層WLとが交互に複数積層されている。
後述するように、メモリ領域2にチャネルボディ20を形成するとき、周辺領域3におけるU字状のホール内にもチャネルボディ20が形成される。その後、周辺領域3においてはエッチバックによりチャネルボディ20が除去される。あるいは、周辺領域3のU字状ホール内にチャネルボディ20が残される場合もある。
周辺領域3において、最上層の導電層WL上には、絶縁層43を介して、選択ゲートSGが設けられている。この選択ゲートSGは、メモリセルアレイ4におけるドレイン側選択ゲートSGD及びソース側選択ゲートSGSと同時に同材料で形成される。
周辺領域3には、抵抗素子5が設けられている。抵抗素子5は、メモリストリングMSと同様、U字形状に形成されている。
図4は、周辺領域3における抵抗素子5が設けられた領域の模式平面図である。
図1に示すように、抵抗素子5は、抵抗体として機能する導体61bを有する。導体61bは、絶縁膜30を介してU字状のホール内に埋め込まれ、U字状に形成されている。導体61bは、例えばリン(P)がドープされたシリコン膜であり、メモリストリングMSにおけるノンドープシリコン膜であるチャネルボディ20よりも抵抗が低い。そのため、抵抗値の制御性に優れる。
導体61bが埋め込まれたひとつのU字状のホールは、積層体の積層方向に延びる一対の第2のホール54(図9に示す)と、バックゲートBGに形成され、一対の第2のホール54の下端とつながる第2の溝52(図9に示す)とを有する。この抵抗素子5用のU字状ホールは、メモリストリングMS用のU字状のメモリホールMHと同じ工程で同時に形成される。
ただし、抵抗素子5用の第2のホール54の孔径は、メモリストリングMS用の第1のホール53の孔径よりも大きい。また、周辺領域3のバックゲートBGに形成された抵抗素子5用の第2の溝52の容積は、メモリ領域2のバックゲートBGに形成されたメモリストリングMS用の第1の溝51の容積よりも大きい。
これにより、後述するように、メモリストリングMSと抵抗素子5とを同時に形成しつつも、抵抗素子5用のU字ホール内には、チャネルボディ20ではなく、導体(抵抗体)61bを埋め込むことが可能となる。
メモリ領域2に設けられる複数のメモリストリングMSのピッチ(X方向のピッチおよびY方向のピッチ)の狭ピッチ化は、単位面積あたりの記憶容量の増大につながる。一方、抵抗素子5は記憶素子として機能しないため、抵抗素子5のピッチ(X方向のピッチおよびY方向のピッチ)は、メモリストリングMSのピッチよりも広くできる。
メモリホールMH内へのメモリ膜30の形成時、周辺領域3のU字状ホールの内壁にもメモリ膜30が形成される。したがって、第2のホール54の側壁と導体61bとの間、および第2の溝52の内壁と導体61bとの間には、メモリ膜30と同じ構成、あるいはメモリ膜30の一部を含む絶縁膜が設けられている。
周辺領域3上の積層体も、メモリ領域2上の積層体と同様に、絶縁膜72によって分断されている。したがって、U字状の導体61bにおける積層方向に延びる一対の柱状部の間の複数の導電層WLは、絶縁膜72によってX方向に分断されている。また、隣り合う抵抗素子5間の複数の導電層WLも、絶縁膜72によってX方向に分断されている。
また、図4に示すように、複数の抵抗素子5が設けられた領域の周囲の積層体にも、その領域を囲むように絶縁膜72が設けられている。その絶縁膜72によって、抵抗素子5が設けられた領域は、メモリ領域2などの他の領域から、基板10上で分離されている。
各抵抗素子5の導体61bの上端は、図示しないコンタクトを介して、図4に示す抵抗配線81に接続されている。複数の抵抗素子5は、抵抗配線81によって例えば直列に接続されている。抵抗配線81は図1に示す積層体の上に設けられ、その抵抗配線81および積層体の積層方向に延びるU字状の導体61bをつなぐ経路を電流が流れる。なお、抵抗配線81の抵抗は導体61bの抵抗に比べて十分低く、抵抗配線81全体の抵抗は、抵抗素子5の抵抗に対してほぼ無視することができる。
したがって、実施形態によれば、抵抗経路長を、基板表面に平面的にではなく、積層体の積層方向にかせぐことが可能となり、抵抗素子面積の増大を抑えつつ、所望の抵抗値を得やすくなる。
ここで、比較例として、浮遊ゲートと制御ゲートとを積層したスタックゲート構造のメモリデバイスにおいては、浮遊ゲートの多結晶シリコンを用いて、周辺回路の抵抗素子を形成することができる。この構造の抵抗素子は比較的抵抗率が高く、抵抗素子面積の縮小を図りやすい。
一方、3次元積層型メモリデバイスにおける周辺回路トランジスタは、通常のCMOS構造である。すなわち、そのトランジスタのゲート電極である多結晶シリコンは単層構造であり、また、ゲート電極上面がコバルトやニッケルによりシリサイド化されていることもあり、そのゲート電極を抵抗素子として使うと抵抗率が低くなる傾向がある。そのため、一定の抵抗値を得るために必要な抵抗素子面積が大きくなりやすく、抵抗素子がチップ面積に占める割合が大きくなり、チップサイズ縮小の妨げとなりうる。
これを解決するため、抵抗素子配線の幅を縮小する微細化を進めることも可能だが、微細パターンはその寸法制御性の問題から、抵抗値のばらつきが大きくなる問題がある。例えば、単位面積あたりの抵抗値をかせぐため、安易に抵抗体を微細化してしまうと、抵抗率と反比例の関係にあるパターン断面積の制御が困難になり、安定した抵抗値を得難くなる。
これに対して、実施形態によれば、抵抗素子5においても、メモリストリングMSと同様の3次元構造とすることで、抵抗経路長を積層体の積層方向にかせぐことができ、抵抗素子5のチップ内における2次元占有面積の広がりを抑えつつ、所望の抵抗値への制御性が高まる。
また、3次元U字型(プラグ型)の抵抗素子5は、2次元平面構造の抵抗素子(抵抗配線)に比べて、2次元平面内の寸法ばらつきの影響を受けにくい。
図17(a)は、2次元平面にライン状に設けられた比較例の抵抗素子100の平面図であり、図17(b)は、実施形態の抵抗素子5の平面図である。
抵抗素子100の配線幅をW、配線長をhとすると、抵抗素子100の面積はW・hとなる。
抵抗素子5における導体61bの直径をWとすると、導体61aの面積(横断面積)はπ(W/2)2となる。
抵抗素子100を構成する材料と、導体61bの材料はともに同じ抵抗率を有する。
抵抗素子5における導体61bの直径をWとすると、導体61aの面積(横断面積)はπ(W/2)2となる。
抵抗素子100を構成する材料と、導体61bの材料はともに同じ抵抗率を有する。
抵抗素子100および導体61bのそれぞれのWのばらつき量をδWとすると、導体61bの面積のばらつき量π(δW/2)2と、抵抗素子100の面積のばらつき量δW・hとの差は、下記(1)式で表される。
この(1)式より、ばらつき量δWが4h/πより小さい領域では、実施形態の抵抗素子5の方が、比較例の抵抗素子100よりも2次元平面内の寸法ばらつきが小さくなる。
例えば、δW=10nm程度とすると、h>7.9nmで、ばらつき量δWは常に4h/πより小さくなる。通常、2次元の抵抗配線長hは数百nm以上であるため、実施形態の抵抗素子5は比較例の抵抗素子100よりも2次元平面内の寸法ばらつきの影響を受けにくい。
次に、図5(a)〜図13を参照して、第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法について説明する。図5(a)〜図13は、図1と同様、X方向に沿った断面を表す。
図5(a)に示すように、基板10上には、絶縁層(例えば酸化シリコン)40を介してバックゲートBGが形成される。バックゲートBGは、例えばボロン(B)が添加された多結晶シリコン膜である。なお、図6(a)以降の図では、基板10及び絶縁層40の図示を省略している。
バックゲートBGには、レジスト91をマスクを用いたエッチングにより、図5(b)に示すように、第1の溝51と第2の溝52とが同時に形成される。第1の溝51は、メモリ領域2のバックゲートBGに形成され、第2の溝52は、周辺領域3のバックゲートBGに形成される。
レジスト91に形成された開口幅の違いから、第2の溝52の深さは、第1の溝51の深さよりも深くなり、また、第2の溝52のX方向の幅は、第1の溝51のX方向の幅よりも大きい。したがって、第2の溝52の容積は、第1の溝51の容積よりも大きい。
第1の溝51内および第2の溝52内には、図5(c)に示すように、犠牲膜46が埋め込まれる。犠牲膜46は、ノンドープシリコン膜である。
バックゲートBGにおける溝51及び52が形成されていない凸部上面と、犠牲膜46の上面とは、面一な平坦面にされる。その平坦面上には、図6(a)に示すように、絶縁層41が形成される。
その絶縁層41上には、導電層WLと、ノンドープシリコン膜47が交互に複数積層される。バックゲートBGおよびバックゲートBG上の積層体は、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法で形成される。
導電層WLは、不純物として例えばボロン(B)が添加された多結晶シリコン膜(第1のシリコン膜)である。第2のシリコン膜としてのノンドープシリコン膜47は、シリコン膜に導電性を付与する不純物が意図的に添加されておらず、成膜時の原料ガスに起因する元素以外には実質的に不純物を含まない。
ノンドープシリコン膜47は、後述する工程で最終的には図1に示す絶縁層42に置き換えられる。そのノンドープシリコン膜47は、各導電層WL間の耐圧確保に十分な膜厚を有する。
図6(a)に示す積層体を形成した後、フォトリソグラフィとエッチングにより、積層体を分断し絶縁層41に達する複数の溝を形成した後、その溝内に、図6(b)に示すように絶縁膜72を埋め込む。絶縁膜72は、例えばシリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜である。
次に、図7に示すように、最上層の導電層WL上に絶縁層43が形成され、その絶縁層43上に、ドレイン側選択ゲートSGDまたはソース側選択ゲートSGSとなる選択ゲートSGが形成され、さらに選択ゲートSG上に絶縁層44が形成される。
次に、図8に示すように、前記工程までで得られた積層体に、複数の第1のホール53および複数の第2のホール54を形成する。第1のホール53および第2のホール54は、図示しないマスクを用いた例えばRIE(Reactive Ion Etching)法で同時に形成される。第1のホール53および第2のホール54はともに円形ホールであり、第2のホール54の孔径は、第1のホール53の孔径よりも大きい。
絶縁層41と絶縁層43との間の複数の導電層WLを含みメモリセルが形成される積層体は、すべてシリコン膜であるので、RIEの条件設定およびホール53及び54の形状制御が容易である。
第1のホール53はメモリ領域2に形成される。第1のホール53のボトムはメモリ領域2の犠牲膜46に達し、第1のホール53のボトムに犠牲膜46が露出する。1つの犠牲膜46上には、絶縁膜72を挟むように、一対の第1のホール53が形成される。また、第1のホール53の側壁には、導電層WLおよびノンドープシリコン膜47が露出する。
第2のホール54は周辺領域3に形成される。第2のホール54のボトムは周辺領域3の犠牲膜46に達し、第2のホール54のボトムに犠牲膜46が露出する。また、第2のホール54の側壁には、導電層WLおよびノンドープシリコン膜47が露出する。
第1のホール53及び第2のホール54を形成した後、例えばウェットエッチングにより、犠牲膜46及びノンドープシリコン膜47を除去する。このときのエッチング液としては、例えばKOH(水酸化カリウム)溶液等のアルカリ薬液を用いる。
アルカリ薬液に対するシリコン膜のエッチングレートは、シリコン膜中にドープされた不純物の濃度に依存する。例えば、不純物としてボロンの濃度が1×1020(cm−3)以上になるとエッチングレートは急激に減少し、ボロン濃度が1×1019(cm−3)以下のときの数十分の一になる。
実施形態によれば、バックゲートBG、導電層WLおよび選択ゲートSGのボロン濃度は、1×1021(cm−3)〜2×1021(cm−3)である。アルカリ薬液を使ったウェットエッチングにおいて、ボロン濃度が1×1021(cm−3)〜2×1021(cm−3)のシリコン膜の、ノンドープシリコン膜に対するエッチング選択比は、1/1000〜1/100である。
したがって、上記ウェットエッチングにより、ノンドープシリコン膜47および同じくノンドープシリコン膜である犠牲膜46は、図9に示すように、第1のホール53および第2のホール54を通じて除去される。一方、不純物としてボロンがドープされたシリコン膜であるバックゲートBG、導電層WLおよび選択ゲートSGは残される。
犠牲膜46の除去により、先の工程でバックゲートBGに形成された第1の溝51と第2の溝52が現れる。メモリ領域2においては、一対の第1のホール53のそれぞれのボトムが1つの共通の第1の溝51とつながり、1つのU字状のメモリホールMHが形成される。周辺領域3においては、一対の第2のホール54のそれぞれのボトムが1つの共通の第2の溝52とつながり、1つの抵抗素子用のU字状ホールが形成される。
メモリ領域2および周辺領域3において、ノンドープシリコン膜47の除去により、導電層WL間に、空隙48が形成される。メモリ領域2において空隙48は第1のホール53とつながっている。周辺領域3において空隙48は第2のホール54とつながっている。
バックゲートBG上の残された各層は絶縁膜72によって支えられ、空隙48を隔てて複数の導電層WLが積層された状態が保持される。
上記ウェットエッチングの後、図10に示すように、第1のホール53の側壁および第1の溝51の内壁にメモリ膜30を形成するとともに、導電層WL間の空隙48に絶縁層42を形成する。
メモリ膜30は、図3を参照して前述したように、第1のホール53の側壁側から順に積層されたブロック膜31と電荷蓄積膜32とトンネル膜33とを含む。第1のホール53の側壁へのメモリ膜30の形成と同時に空隙48にも絶縁層42が形成される。したがって、絶縁層42は、メモリ膜30の一部である少なくともブロック膜31を含む。
空隙48の高さや、メモリ膜30を構成する各膜の膜厚に応じて、空隙48がブロック膜31のみで埋まる場合もあるし、空隙48にブロック膜31と電荷蓄積膜32を含む積層膜、あるいはブロック膜31と電荷蓄積膜32とトンネル膜33とを含む積層膜が絶縁層42として埋め込まれる場合もある。
メモリ領域2の第1のホール53内および第1の溝51内へのメモリ膜30の形成と同時に、周辺領域3の第2のホール54内および第2の溝52内にもメモリ膜30が絶縁膜として形成される。また、周辺領域3の導電層WL間の空隙48にもメモリ膜30の少なくとも一部が絶縁層42として埋め込まれる。
次に、図11に示すように、メモリ領域2の第1のホール53内および第1の溝51内におけるメモリ膜30の内側に、ノンドープシリコン膜であるチャネルボディ20を形成する。これと同時に、周辺領域3の第2のホール54内および第2の溝52内におけるメモリ膜30の内側にもチャネルボディ20が形成される。
第1のホール53内および第1の溝51内は、図3に示すようにチャネルボディ20で埋まらず、ホール中心軸側に隙間(空洞)が形成される。第2のホール54内および第2の溝52内もチャネルボディ20で埋まらず、ホール中心軸側に隙間(空洞)が形成される。
第2のホール54は第1のホール53よりも孔径が大きく、第2の溝52は第1の溝51よりも容積が大きい。そのため、周辺領域3のU字状ホール内におけるチャネルボディ20の内側に形成された隙間の幅および容積のほうが、メモリ領域2のメモリホールMH内におけるチャネルボディ20の内側に形成された隙間の幅および容積よりも大きい。
あるいは、メモリ領域2のメモリホールMH内は、隙間なくチャネルボディ20で埋まる場合もありうる。その場合でも、周辺領域3の第2のホール54内および第2の溝52内はチャネルボディ20で埋まらずに、チャネルボディ20の内側に隙間が形成される。
チャネルボディ20を形成した後、メモリ領域2における第1のホール53内のチャネルボディ20の上部をエッチバックにより除去する。また、このエッチバック時に、周辺領域3の第2のホール54内および第2の溝52内のチャネルボディ20が除去される。
前述したように、第2のホール54内および第2の溝52内のチャネルボディ20の内側には隙間が形成されている。したがって、第2のホール54の内側の隙間を通じてエッチングガスが深い位置さらには第2の溝52内にまで確実に入り込む。これにより、第2のホール54内および第2の溝52内のチャネルボディ20を除去することができる。したがって、第2のホール54内および第2の溝52内に、抵抗素子に適した導体(抵抗体)を埋め込むことが可能となる。
第2のホール54内および第2の溝52内のチャネルボディ20のエッチング時に、第2のホール54内および第2の溝52内に形成された前述の積層構造を有するメモリ膜30の一部も除去される場合がある。その場合でも、第2のホール54の側壁および第2の溝52の内壁に絶縁膜が形成されていることに変わりはなく、抵抗素子5においては、U字状の導体61bの経路を電流が流れ、周辺領域3の導電層WLに電流が流れることはない。
次に、積層体の全面に、図12に示すように、導体として例えばリン(P)がドープされた多結晶シリコン膜61を堆積させる。
そのシリコン膜61における一部は、メモリ領域2におけるチャネルボディ20が除去された部分に導体61aとして埋め込まれる。また、シリコン膜61の他の一部は、周辺領域3のU字状ホール内に導体61bとして埋め込まれる。
あるいは、上記エッチバックの後、周辺領域3の第2のホール54内および第2の溝52内にチャネルボディ20が残る場合もある。この場合でも、第2のホール54内および第2の溝52内のチャネルボディ20の内側には隙間が形成され、その隙間に抵抗素子に適した導体61bを埋め込むことが可能となる。
あるいは、上記エッチバックの後、周辺領域3の第2のホール54内および第2の溝52内にチャネルボディ20が残る場合もある。この場合でも、第2のホール54内および第2の溝52内のチャネルボディ20の内側には隙間が形成され、その隙間に抵抗素子に適した導体61bを埋め込むことが可能となる。
その後、絶縁層44上のシリコン膜61は、図13に示すように除去される。メモリ領域2におけるチャネルボディ20は、導体61aを通じて、図2に示すビット線BLまたはソース線SLと接続され、メモリセルのチャネルとして機能する。周辺領域3の導体61bの上端は、図示しないコンタクト介して、図4に示す抵抗配線81に接続され、導体61bは抵抗素子として機能する。
この実施形態によれば、メモリストリングMSにおける上層配線(ビット線BL、ソース線SL)との接続を担う導体61aと、抵抗素子5の導体(抵抗体)61bとを、同じ材料で同じ工程で形成することで、工程削減によるコスト低減を図れる。
(第2実施形態)
図14は、第2実施形態の半導体記憶装置の模式断面図である。
図14は、第2実施形態の半導体記憶装置の模式断面図である。
第2の実施形態の半導体記憶装置も、第1実施形態と同様、同じ基板上に設けられた3次元構造のメモリストリングMSと、抵抗素子5’とを有する。
第2実施形態における抵抗素子5’は、U字状ホール(第2のホール54及び第2の溝52)内に埋め込まれた膜が第1実施形態の抵抗素子5と異なる。
すなわち、抵抗素子5’では、絶縁膜(メモリ膜)30の内側に導体61bを介して、この導体61bとは異なる導体62が埋め込まれている。
導体62は、例えばボロン(B)がドープされた多結晶シリコン膜であり、リン(P)がドープされた多結晶シリコン膜である導体61bよりも抵抗率が高い。あるいは、導体62として、導体61bよりも低い抵抗率のタングステンを埋め込んでもよい。
このように、抵抗素子におけるU字状ホール内に埋め込む導体(抵抗材)を調整することで、より広い範囲の抵抗値を実現することができる。
図14の構造を得るにあたっては、前述した図13に示す工程の後、図15に示すように、メモリ領域2の積層体上にレジスト94を設けて、周辺領域3の第2のホール54内および第2の溝52内の導体61bをエッチングし、周辺領域3のU字状ホール内に隙間(空洞)をあける。そして、その隙間に、導体61bとは異なる抵抗率の導体62を埋め込む。
あるいは、周辺領域3の第2のホール54内および第2の溝52内の導体61bをエッチングによりすべて除去した後、周辺領域3のU字状ホール内に、図16に示すように、導体62を埋め込んでもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…メモリ領域、3…周辺領域、4…メモリセルアレイ、5,5’…抵抗素子、10…基板、20…チャネルボディ、30…メモリ膜、32…電荷蓄積膜、17…ノンドープシリコン膜、51…第1の溝、52…第2の溝、53…第1のホール、54…第2のホール、61b,62…導体、81…抵抗配線
Claims (5)
- 第1の溝を有するメモリ領域と、前記第1の溝よりも容積が大きな第2の溝を有する周辺領域と、を有する下地膜と、
前記下地膜上にそれぞれ交互に積層された複数の導電層と複数の絶縁層とを有する積層体と、
前記メモリ領域上の前記積層体を貫通して前記第1の溝と接続された一対の第1のホール内および前記第1の溝内に設けられたチャネルボディと、
前記第1のホールの側壁と前記チャネルボディとの間、および前記第1の溝の内壁と前記チャネルボディとの間に設けられた、電荷蓄積膜を含むメモリ膜と、
前記周辺領域上の前記積層体を貫通して前記2の溝と接続され前記第1のホールよりも孔径が大きな一対の第2のホール内および前記第2の溝内に設けられ、前記チャネルボディよりも抵抗が低い導体と、
前記第2のホールの側壁と前記導体との間、および前記第2の溝の内壁と前記導体との間に設けられた絶縁膜と、
を備えた半導体記憶装置。 - 第1の溝を有するメモリ領域と、第2の溝を有する周辺領域と、を有する下地膜と、
前記下地膜上にそれぞれ交互に積層された複数の導電層と複数の絶縁層とを有する積層体と、
前記メモリ領域上の前記積層体を貫通して前記第1の溝と接続された一対の第1のホール内および前記第1の溝内に設けられたチャネルボディと、
前記第1のホールの側壁と前記チャネルボディとの間、および前記第1の溝の内壁と前記チャネルボディとの間に設けられた、電荷蓄積膜を含むメモリ膜と、
前記周辺領域上の前記積層体を貫通して前記2の溝と接続され前記第1のホールよりも孔径が大きな一対の第2のホール内および前記第2の溝内に設けられた導体と、
を備えた半導体記憶装置。 - 前記導体は、前記チャネルボディよりも抵抗が低い請求項2記載の半導体記憶装置。
- 前記チャネルボディは、ノンドープシリコン膜であり、
前記導体は、不純物がドープされたシリコン膜である請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。 - メモリ領域と周辺領域とを有する下地膜における前記メモリ領域に第1の溝を形成し、前記周辺領域に第2の溝を形成する工程と、
前記第1の溝内および前記第2の溝内に犠牲膜を埋め込む工程と、
前記犠牲膜が埋め込まれた前記下地膜上に、それぞれ交互に積層された複数の導電層と複数の絶縁層とを有する積層体を形成する工程と、
前記メモリ領域上の前記積層体を貫通して前記第1の溝内の前記犠牲膜に達する一対の第1のホールと、前記周辺領域上の前記積層体を貫通して前記2の溝内の前記犠牲膜に達し、前記第1のホールよりも孔径が大きな一対の第2のホールと、を同時に形成する工程と、
前記第1のホールおよび前記第2のホールを通じたエッチングにより、前記第1の溝内および前記第2の溝内のそれぞれの前記犠牲膜を除去する工程と、
前記第1のホール内および前記第1の溝内に、電荷蓄積膜を含むメモリ膜とチャネルボディを形成する工程と、
前記第2のホール内および前記第2の溝内に、導体を形成する工程と、
を備えた半導体記憶装置の製造方法。
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