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JP2014042130A - クラウドを利用した画像形成処理装置の機能分担 - Google Patents

クラウドを利用した画像形成処理装置の機能分担 Download PDF

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JP2014042130A JP2012182864A JP2012182864A JP2014042130A JP 2014042130 A JP2014042130 A JP 2014042130A JP 2012182864 A JP2012182864 A JP 2012182864A JP 2012182864 A JP2012182864 A JP 2012182864A JP 2014042130 A JP2014042130 A JP 2014042130A
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真琴 小林
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Abstract

【課題】紙媒体に埋め込まれた情報読み取り、各種画像処理機能実行の機能をクラウド上のサービスで補完する。その際システムは、該機能の実行についてデバイスかクラウドかを適切に判断しなければならないという課題がある。
【解決手段】各種画像形成装置機能をクラウド上のサービスと、デバイス本体機能とで連携して提供するシステム。情報を埋め込まれた紙媒体の画像を解析して画像形成装置機能を実行するクラウドサービス。該サービスと同等のデバイス機能が存在するかどうか判断するクラウドサービス。前記判断において、前記機能が存在する場合はデバイス機能を使用し、存在しない場合はクラウドサービスを利用するシステム
【選択図】 図11

Description

本発明は、画像形成装置が読み取った画像をネットワーク上で解析し情報抽出を行い、得られた情報に従ってネットワーク上の各種処理機能と画像形成装置を連携するための、画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行、あるいは、前記機能実行を前記ネットワーク上の各種処理機能と画像形成装置の各種処理機能との機能分担の最適化、に関する。
本体が低機能であるデバイスに対してクラウドサービスで機能補完することにより、本体が高機能であるデバイスと同等の機能を提供することができる。特に本発明は、クラウド上の画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行機能に関連する発明である。
現状、画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行には、例えば複写禁止機能などには本体オプションが必要である。またオプションを装着できる機種も限られる。一方、画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行によって実現される機能(例えばコピー禁止)は対応デバイス同士でなければ発揮することができない。
ところが、本発明のクラウド上の画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行機能を活用すれば、オフィスなど低機能機、高機能機などが混在せざるを得ない環境下において、ほぼ全デバイスにおいて画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行による機能(例えばコピー禁止)を使う事が可能になる。また紙媒体への情報埋めこみ、読み取りをクラウドサービスで実現することにより、クラウド上でワークフローを定義し、利用することも可能となる。
従来も紙への情報埋めこみによるワークフロー実行の発明(例えば、特許文献1参照)は存在する。先行技術と本発明の違いは、本発明が、ある機能を本体で提供するかクラウドサービスで提供するか、動的に決定する点である。実際に本発明を実施した場合、本体オプションの有無(ハード装着、ソフトインストールなど)またはオプション存在のタイミング(プレインストール、後からインストール)により、機能発揮時にデバイスの機能を用いるのか、クラウドサービスの機能を用いるのかをユーザーに選択可能にしなければならない(そうでなければユーザーは付けたオプションが無駄になったり、必要のないクラウドサービスを使用しなければならなくなったりする)。
特開2006−243830号公報
本体にMFPの多様な機能(画像変換、OCRなど)を持たないデバイスに対し、クラウド上で該機能を提供し、高機能なデバイスと同等のサービスを提供したい、という要望がある。特に低価格機のような本体に各種機能、例えばPDF生成、OCR機能などの機能を持たないデバイスに対し、クラウド上のサービスを用いることで紙媒体への情報埋め込み、読み取り、機能を提供したい、という要望がある(該機能により、クラウド上で提供する機能に対して予め設定を行い、紙媒体に情報を埋め込んでおく。上記情報を埋め込んだ紙媒体とクラウド上の画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行機能を連携させることにより、設定などのUIを持たないデバイスにおいてMFP機能の設定を適切行うことが可能になる。)。
クラウド上で画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行機能を提供し、紙媒体にワークフロー(実施したい機能)を埋め込むとき、該ワークフロー中に指定された機能をデバイスで提供する場合とクラウドで提供する場合がある。また後からデバイスに機能が追加される場合がある。その際、ワークフロー中の機能提供をデバイスで行うのかクラウドで行うのかを適切に判断しなければならない、という課題がある。
各種画像形成装置機能(画像変換、OCRなど)をクラウド上のサービスとして実現し、デバイス本体機能と連携して動作する画像形成装置(1103)において、
前記情報を埋め込まれた紙媒体の画像(1104)を解析して各種画像処理等情報(1105)を抽出して、画像形成装置機能を実行するクラウドサービス(1101)
前記クラウドサービスを実行する際、該サービスと同等のデバイス機能(1606)が存在するかどうか判断するクラウドサービス(1601)
前記判断において、前記機能が存在する場合はデバイス機能(1606)を使用し、存在しない場合はクラウドサービス(1601)を利用するシステム。
本発明により、低価格機など本体に画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行機能を持たないデバイスに対し、クラウド上のサービスを用いることで紙媒体への情報埋め込み、読み取り、機能を提供することができる。
また本発明により、クラウド上で提供する機能に対して予め設定を行い、紙媒体に情報を埋め込んでおくことが可能になる。上記情報を埋め込んだ紙媒体とクラウド上の画像情報抽出、解析、前記抽出情報を元にした機能実行機能を連携させることにより、設定などのUIを持たないデバイスにおいて、クラウド上で提供するMFP機能の設定を適切行うことが可能になる。
また本発明によると、紙媒体に埋め込んだ情報にしたがってMFP機能を実施する際、該MFP機能をデバイスで実行するのか、クラウドサービスで実行するのかを事前に判断することができる。これによりユーザーは、デバイスに既存あるいは追加した機能を適切に利用することができ、クラウドサービスとデバイスの機能連携を最適化できる。
本実施例における、各種機器の全体構成を示す図である。 本実施例における、画像形成装置104の内部構成を示すブロック図である。 本実施例における、情報処理装置106の内部構成を示すブロック図である。 本実施例における、プリントシステムにおける各装置の機能ブロック図である。 本実施例における、1つのバーコードの一部にリファレンスグリッドを引いた図である。 本実施例における、原稿画像の任意のドットを示す図である。 本実施例における、1つのバーコードを示す図である。 本実施例における画像形成装置とクラウドサービス間の関係を抜き出した図である。 本実施例における、画像形成装置の処理を示すフローチャートである。 本実施例における、画像形成装置の機能分担決定処理のフローチャートである。 本実施例における、クラウドサービス処理のフローチャートである。 本実施例における、画像形成装置の機能分担決定処理のフローチャートである。 本実施例における画像形成装置とクラウドサービス間の関係を抜き出した図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
[本発明におけるクラウドサービスの実施例]
以下に、本発明のクラウドサービスの一般的な実施例を述べる。
本発明のクラウドサービスとは、以下に述べるようなネットワーク上のサーバーコンピューター群によって処理される各種画像解析、変換、保存などのサービスを指す。後述する画像形成装置は、ネットワークを介して前記サーバーコンピューター群と通信することにより、前記サービスを利用して各種処理を進める。
本発明におけるクラウドサービスの実施例のプリントシステムを構成している各装置について、図1を参照して詳細に説明する。図1には、プリントシステムを構成している各装置がネットワーク100を介して接続されている様子が示されている。プリントシステムを構成している各装置とは、サーバーコンピューター群102、文書サーバー103、画像形成装置104、クライアントコンピュータ105である。
ネットワーク100は、上述の各装置の間で情報をやり取りするための通信回線である。インターネット101は、ファイアウォールを越えて上述の各装置間で情報をやり取りするための通信回線である。インターネット101により、サーバーコンピューター群102と文書サーバー103が属するネットワーク100と、画像形成装置104とクライアントコンピュータ105が属するネットワーク100とは、ファイアウォールを越えて通信が可能である。ネットワーク100、インターネット101は、例えば、TCP/IPプロトコルなどをサポートする通信回線網であり有線・無線は問わない。実施例1の図1において、サーバーコンピューター群102は、1台のサーバーとして示されているが複数台のサーバーコンピューターで構成されている。
次に、図1のプリントシステムを構成している各装置の内部構成について詳細に説明する。始めに、画像形成装置104の内部構成について図2(a)を用いて説明する。図2(a)は、画像形成装置104の内部構成を例示するブロック図である。
画像形成装置104は、画像処理ユニット1041、および印刷ユニット1042から構成される。画像処理ユニット1041は、CPU1043、直接記憶部1044、間接記憶部1045、ユーザーインターフェース1047、外部インターフェース1048から構成されている。
CPU1043は、所定のプログラムを実行し、画像処理装置104の各種制御を指示するユニットである。CPU1043は、CPU(Central Processing Unit)により実現される。直接記憶部1044は、CPU1043がプログラムを実行する際に使用するワークメモリであり、CPU1043が実行するプログラムは直接記憶部1044にロードされる。直接記憶部1044は、RAM(Random Access Memory)により実現される。間接記憶部1045は、アプリケーションプログラム、およびプラットフォームプログラムを含む各種プログラムが記憶されている。間接記憶部1045に記憶されている各種プログラムは、CPU1043がプログラムを実行する際に直接記憶部1044へ移動する。間接記憶部1045は、SSD(Solid State Drive)、または、HDD(Hard Disc Drive)により実現される。なお、CPU1043はマルチプロセッサでも良い。
ここで、プラットフォームについて詳細に説明する。プラットフォームの実現により、ユーザーが独自に開発した新しいアプリケーションを画像形成装置102上で実行できる他、画像形成装置102の操作画面をカスタマイズすることが可能になる。
プラットフォームの実現方法について説明する。CPU1043は、間接記憶部1045に記憶されたプラットフォームプログラムを直接記憶部1044に移動する。移動が完了するとCPU1043は、プラットフォームプログラムを実行することができる状態になる。本発明の実施例1では、CPU1043がプラットフォームプログラムを実行することを、プラットフォームが起動すると称する。なお、プラットフォームは、画像形成装置104のファームウェア上で動作することになる。プラットフォームプログラムは、オブジェクト指向で記述されたアプリケーションプログラムを実行するための環境を提供するものである。
プラットフォーム上でアプリケーションプログラムを実行する方法について詳細に説明する。本発明の実施例1において、プラットフォーム上には、印刷要求を受け付ける印刷ソフトウェアが動作している。印刷ソフトウェアは、ネットワークを介して接続されているデバイスから、例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)と言った通信プロトコルによって印刷データを受信できる。印刷ソフトウェアは、受信した印刷データをファームウェアに送信し、印刷データを受信したファームウェアは印刷データ処理を開始する。なお、印刷データが処理をせずに印刷できるようなものであれば、ファームウェアは印刷データ処理を省く。このように、プラットフォームでアプリケーションプログラムを実行することによって、画像形成装置104の制御を実現することができる。
アプリケーションプログラムの実行方法について説明する。起動したプラットフォームは、間接記憶部1045に記憶されたアプリケーションプログラムを直接記憶部1044に移動する。移動が完了すると、プラットフォームはアプリケーションプログラムを実行することができる状態になる。そして、プラットフォームはアプリケーションプログラムを実行する。このように、アプリケーションプログラムを実行することで提供できるプラットフォームの機能を、本発明の実施例1ではプラットフォームアプリケーションと呼ぶ。さらに、プラットフォームは、本発明の実施例1で開示するフローチャートの各処理の一部を行うことが可能である。
ユーザーインターフェース1047は、ユーザーからの処理依頼を受け付けるために必要なユニットである。例えば、キーボード、マウス等を通してユーザーが入力した指示に応じた信号を受け付ける。外部インターフェース1048は、外部装置からのデータの受信や外部装置へのデータの送信が可能となっている。例えば、外部装置としては、外付けHDDや外付けUSBメモリ等の外付け記憶装置、またはネットワークを介して接続された別体のホストコンピュータや画像形成装置等の別体装置が含まれる。画像形成装置102は、ネットワーク100、およびインターネット101を介して、クライアントコンピュータ105、サーバーコンピューター群102等と通信可能である。
2番目に、サーバーコンピューター群102、文書サーバー103、クライアントコンピュータ105を含む情報処理装置の内部構成について図2(b)を用いて説明する。図2(b)は、情報処理装置106の内部構成を例示するブロック図である。情報処理装置106は、ユーザーインターフェース1061、CPU1062、直接記憶部1063、間接記憶部1064、外部インターフェース1065から構成されている。
ユーザーインターフェース1061は、ユーザーからの処理依頼を受け付けるために必要なユニットである。例えば、キーボード、マウス等を通してユーザーが入力した指示に応じた信号を受け付ける。
CPU1062は、所定のプログラムを実行し情報処理装置106の各種制御を指示するユニットである。CPU1062は、CPUにより実現される。直接記憶部1063は、CPU1062がプログラムを実行する際に使用するワークメモリであり、CPU1062が実行するプログラムは直接記憶部1063にロードされる。直接記憶部1063は、RAMで構成されている。間接記憶部1064は、アプリケーションプログラム、およびOS(Operating System)を含む各種プログラムが記憶されている。間接記憶部1064に記憶されている各種プログラムは、CPU1062がプログラムを実行する際に直接記憶部1063へ移動する。間接記憶部1064は、ROM、または、HDDで構成されている。外部インターフェース1065は、ネットワーク100に接続されており、ネットワーク100に接続されている他の装置と通信が可能となる。
次に、実施例1のプリントシステムにおける各装置が持つ機能について図3を参照しながら詳細に説明する。図3は、プリントシステムにおける各装置の機能ブロック図である。
始めに、サーバーコンピューター群102の機能について説明する。サーバーコンピューター群102には、要求受信部4011、バックエンド処理部4021、キューサービス405、ストレージ406の機能がある。本発明の実施例1では、要求受信部4011を持つサーバーコンピューターが少なくとも1台以上は存在する。また、バックエンド処理部4021を持つサーバーコンピューターが少なくとも1台以上は存在する。また、キューサービス405とストレージ406の両方の機能を持つサーバーコンピューターが少なくとも1台存在する。
要求受信部4011は、クライアントコンピュータ105、または画像形成装置104から送られてきた処理依頼を受け付ける機能を持つ。バックエンド処理部4021は、処理プログラムを用いて処理依頼に対する処理を行う機能を持つ。具体的には、バックエンド処理部4021は、バックエンド処理部4021を実行しているサーバーコンピューターのメモリに処理プログラムをロードし処理を行う。要求受信部4011、およびバックエンド処理部4021は、図2(b)の間接記憶部1064に保存されている要求受信プログラム、またはバックエンド処理プログラムが、直接記憶部1063にロードされて、CPU1062により実行されることで実現される。
キューサービス405は、次のような機能を持つ。1つ目は、要求受信部4011とバックエンド処理部4021とが非同期でデータ通信するための機能を持つ。2つ目は、キューに追加されているキューメッセージを不可視、または可視にする機能を持つ。
1つ目の機能について説明する。要求受信部4011とバックエンド処理部4021は次のような方法で通信する。始めに、ユーザーからの処理依頼を受けた要求受信部4011は、ユーザーからの処理依頼に応じたキューメッセージと呼ばれるチケットを作成する。この際、キューメッセージに対応した受付IDも作成する。なお、キューメッセージと受付IDについては後述する。キューメッセージは要求受信部4011によってキューに格納される。バックエンド処理部4021はキューからキューメッセージを取得する。バックエンド処理部4021は、キューメッセージを取得し、キューメッセージを参照してユーザーからの処理依頼を処理する。これにより、ユーザーからの処理依頼を解決することになる。このように、キューサービス405を利用することで要求受信部4011とバックエンド処理部4021は非同期で通信を行うことが可能になる。1つ目の機能のさらに詳細な説明と2つ目の機能の説明については後述する。なお、キューサービス405は、図2(b)の間接記憶部1064に保存されているキューサービスプログラムが、直接記憶部1063にロードされて、CPU1062により実行されることで実現される。また、キューは間接記憶部1064によって実現される。
ストレージ406は、バックエンド処理部4021により処理された実行結果のデータを始めとする各種データを保存しておく機能を持つ。ストレージ406は図2(b)の間接記憶部1046によって実現される。以上がサーバーコンピューター群102の機能の説明になるが、さらに詳細な説明については後述する。
次に、文書サーバー103の機能について説明する。文書サーバー103は、文書リポジトリ301の機能を持つ。文書リポジトリ301は、図2(b)の間接記憶部1046によって実現される。例えば、文書リポジトリ301には、ユーザーがクライアントコンピュータ105、または画像形成装置104から印刷指示したコンテンツが保存されている。文書リポジトリ301に保存されているコンテンツは、予め保存されているコンテンツの他に次のようなコンテンツも保存されている。
そのコンテンツとは、ユーザーが後述するブラウザ304を介してサーバーコンピューター群102上のアプリケーションで作成したコンテンツである。これにより、サーバーコンピューター群102上のアプリケーションを用いて作成したコンテンツであっても、クライアントコンピュータ105にアプリケーションをインストールすることなく容易に印刷できる。なお、上述のサーバーコンピューター群102上のアプリケーションとは、文書作成アプリケーション、画像作成アプリケーション、帳票管理アプリケーション等を始めとする各種アプリケーションのことである。これらのアプリケーションは図2(b)の間接記憶部1064に保持されており、実行が指示されると直接記憶部1063にロードされ、CPU1062により実行される。
次に、画像形成装置104について詳細に説明する。画像形成装置104には、デバイスブラウザ302、プラットフォームアプリケーション303の機能がある。デバイスブラウザ302は、ネットワーク100を介して接続されているデバイス内に保存されているデータや情報をユーザーが閲覧することができる機能を持つ。デバイスブラウザ302は、図2(a)の直接記憶部1045に保存されているデバイスブラウザプログラムが、間接記憶部1045にロードされ、CPU1043により実行されることで実現される。また、ユーザーは、デバイスブラウザ302を用いてコンテンツの印刷指示を出すことができる。デバイスブラウザ302は、例えば、Webブラウザである。
プラットフォームアプリケーション302は、各種サービスを提供する機能を持つ。プラットフォームアプリケーション302は、プラットフォーム上で動作するアプリケーションプログラムによって実現される。本発明の実施例1において、プラットフォームアプリケーション302は印刷ソフトウェアのサービスを提供する。上述の様に、このサービスは受信した印刷データをファームウェアに送信することができる。また、このサービスは要求受信部4011に対して印刷データの生成が終了したかどうかの確認を行う。その際、このサービスは要求受信部4011が作成した受付IDを基に生成確認を行う。
最後に、クライアントコンピュータ105について詳細に説明する。クライアントコンピュータ105は、ブラウザ304の機能を持つ。ブラウザ304は、ネットワーク100を介して接続されているデバイス内に保存されているデータや情報をユーザーが閲覧することができる機能を持つ。図2(b)の間接記憶部1064に保存されているブラウザプログラムが、直接記憶部1063にロードされて、CPU1062により実行されることで実現される。ブラウザ304は、例えば、Webブラウザである。以上が、実施例1のプリントシステムにおける各装置が持つ機能の説明になる。
[画像への情報埋め込み、読取]
本実施例においては、前記クラウドサービスの一つとして、サーバーコンピューター群102において画像に埋め込まれた情報の読み取りサービスを行う。前記プラットフォームアプリケーション302の一種として、以下の画像に埋め込まれた情報を復号化して特定の情報を得るアプリケーションが存在する。
ここで、本発明の以下の実施例において使われる用語について説明する。特定の情報とは、次のいずれかの情報である。1つ目が、複写禁止情報と原稿IDの2つの情報である。2つ目が、条件付き複写許可情報と条件と原稿IDの3つの情報である。また、本発明の実施例において、複写禁止情報と条件付き複写許可情報を総称して複写制御情報と呼ぶ。
また前記特定の情報は、画像処理機能についてでもよい。たとえば、OCR機能、PDF文書作成機能、文書サーバーへの画像格納機能などの実行可否情報などである。
次に、特定の情報が付加された原稿を作成する処理について説明する。始めに、特定の情報を符号化することで埋め込み情報を得る。2番目に、埋め込み情報を画像化することでバーコードを生成する。そして、当該生成されたバーコードを複製する。結果として得られた複数のバーコードを組み合わせてバーコード群を生成する。3番目に、バーコード群と原稿画像を合成しバーコードの合成された原稿画像を生成する。最後に、バーコードの合成された原稿画像を印刷する。これにより、特定の情報がバーコードで付加された原稿が作成される。この一連の処理を特定の情報の「付加」と呼ぶ。なお、特定の情報を符号化し画像化する処理(これにより、バーコードが生成されることになる)のことを、特定の情報のバーコード化と称することにする。
なお、複数のバーコードを組み合わせたバーコード群を原稿画像に合成して印刷するのは、耐性を向上させるという効果を得るためである。このようにバーコード群を原稿画像に合成して印刷しておくことで、一つでも汚れていないバーコードが原稿に存在する限りその原稿から特定の情報が抽出できることになる。
なお、本実施例では、バーコード群に含まれるバーコードの数は、原稿画像のサイズに対応している。例えば、原稿画像がA4サイズ(21cm×29.7cm)のシートに印刷されるサイズである場合、バーコード群には、21×29個のバーコードが含まれることになる。これにより、上記作成された原稿の全面にバーコードが含まれることになる。
次に、特定の情報がバーコードで付加された原稿から特定の情報を抽出する処理について説明する。始めに、原稿台の上、または、ADF(Auto Document Feeder)に置かれたその原稿を読み取り、読み取った原稿の原稿画像を生成する。2番目に、その原稿画像からバーコードを見つけ出す。3番目に、見つけ出したバーコードを情報化して埋め込み情報を得る。4番目に、埋め込み情報を復号化して特定の情報を得る。これにより、特定の情報がバーコードで付加された原稿から特定の情報を得ることができる。この一連の処理の内の2番目以降の処理を、特定の情報の「抽出」と呼ぶ。
本実施例においては、後述するネットワークサービス上で原稿画像解析を行うことが可能である。すなわち前記特定の情報がバーコードで付加された原稿から特定の情報を抽出する処理、において、原稿画像生成処理移行をネットワークサービスにて行う。その場合MFPは、前記原稿画像生成処理ののち、読み取った原稿画像をMFPからネットワークサービスに直接送信する。前記特定情報の「抽出」は、ネットワークサービスにて行う。
なお、埋め込み情報には、誤り訂正符号が含まれており、特定の情報には、誤り訂正符号は含まれていない。
また、特定の情報を付加するための入力は、MFPと接続されているPCのドライバやユーティリティ上からできてもよい。また、本発明の実施例1において、1枚の原稿に対して付加する複写制御情報は、複写禁止情報か条件付き複写許可情報のいずれか1つのみである。
次に、バーコードについて、図4、図6を参照して詳細に説明する。図6は、1つのバーコードを示している。図4は、その1つのバーコードの一部にリファレンスグリッドを引いた図を示している。
図6の1600は、1センチかける1センチ程度のサイズであり1つのバーコードを示している。このバーコード1600は、高密度領域(1605〜8)と低密度領域(1609〜1612)の2つの領域を有する。
この高密度領域には、符号化された複写制御情報が含まれ、低密度領域には、符号化された条件が含まれることになる。なお、後述の通り、低密度領域に含まれる条件は、条件そのものであることもあるし、ハッシュ化された状態の条件であることもある。なお、条件が無い場合、即ち、複写禁止情報(ただし、実施例2の場合には複写禁止情報、または、複写許可情報)が高密度領域に含まれる場合、低密度領域にはダミーの情報(意味を持たない情報)が含まれることになる。なお、高密度領域は、低密度領域に比べて誤り訂正符号が多量に使われる。
誤り訂正符号が多量に使われるにも関わらず高密度領域の方が小さいのは、複写制御情報のデータサイズが条件のデータサイズよりも小さいからである。なお、本明細書では、説明の省略のため条件としてユーザーIDとパスワードを開示することにした。しかし、条件はこれらに限られない。例えば、条件は日時やユーザーの所属する部署等の他の情報であっても良い。あるいは、様々な情報が組み合わせて(例えば、日時、ユーザーID、パスワード、ユーザーの所属する部署等を組み合わせて)条件が作成されても良い。どのような複雑な条件が指示されても対応できるように(それでも限界はあるが)、本明細書では、高密度領域よりも低密度領域を大きくとっている。
図4は、その1つのバーコードの一部にリファレンスグリッドを引いた図を示している。この図4には、バーコードを構成する情報ドット1401、および、配列ドット1402が示されている。配列ドット1402は、点線で示されるリファレンスグリッド1403の上に等間隔に(即ち、リファレンスグリッド1403同士の交点の上に)存在する。
そして、情報ドットは、このリファレンスグリッド1403同士の交点からずれた位置に存在する。特定の情報は、この情報ドットのずれ方向(交点に対する情報ドットがずれた位置の方向)で表現されることになる。上述のリファレンスグリッドであるが図3では、点線で描かれているものの実際には印刷されない線である。
次に、原稿画像から特定の情報を抽出する処理について説明する。特定の情報を抽出する処理は、上述の通り、(1)その原稿画像からバーコードを見つけ出す。(2)見つけ出したバーコードを情報化して埋め込み情報を得る。(3)埋め込み情報を復号化して特定の情報を得る処理からなる。
始めに、(1)原稿画像からバーコードを見つけ出す方法について図7を参照して詳細に説明する。
前記プラットフォームアプリケーション302は、原稿画像内の任意のドット1501を選択する。前記プラットフォームアプリケーション302は、当該選択されたドットの周辺に存在する任意のドット1502を選択する。前記プラットフォームアプリケーション302は、これら選択したドットの位置を両ドットの中心点を中心として90°回転する。回転により得られた位置にドットが存在する場合、上記選択された各ドットは、縦横共に等間隔に存在しているはずの配列ドットであると前記プラットフォームアプリケーション302は判断する。
一方、ドットが存在しない場合、選択された各ドットは、ランダムな位置に存在しているはずの情報ドットであると前記プラットフォームアプリケーション302は判断する。
このようにして、前記プラットフォームアプリケーション302は、二つの配列ドットを見つけ出し、配列ドットが縦横共に等間隔に存在しているという制約条件から、他の配列ドットを見つけ出すのである。前記プラットフォームアプリケーション302は、配列ドットを複数個(例えば、縦横から夫々100個ずつ)見つけ出した後、これら配列ドット上にリファレンスグリッドを仮想的に引く。この例の場合、リファレンスグリッドは、縦、約200本、横、約200本の合計、約400本の線からなる。なぜ、そのような本数になるかは図3より明らかである(図4では、縦に2つ、横に3つの配列ドットが存在し、縦に3本、横に6本の線が引かれている)。
なお、本発明の実施例では以上の処理(任意のドットを選択する処理からリファレンスグリッドを仮想的に引く処理まで)を総称して、バーコードを見つけ出すと称する。なぜなら、1つのバーコードは、このリファレンスグリッドの引かれた領域内に必ず存在するためである。ちなみに、本実施例及びそれ以降の実施例で開示する1つのバーコード(高密度領域と低密度領域を含む)のサイズは、縦100本×横100本の線(なお、2本の線の間隔は約100umである)から形成される領域のサイズと同じであるものとする。前記プラットフォームアプリケーション302は、縦横共にその2倍以上のサイズからなる領域にリファレンスグリッドを引くため、そのリファレンスグリッド内に最低1つはバーコードが存在することになる。
なお、前記プラットフォームアプリケーション302は、対象とする領域を変えながら以上の処理(任意のドットを選択する処理からリファレンスグリッドを仮想的に引く処理まで)をN回(例えば、20回)繰り返し行う。例えば、原稿画像全体をN個(例えば、縦4、横5の合計20)の領域に区切り、N回、以上の処理を繰り返す。このようにN回、以上の処理を繰り返すことによってたとえ原稿画像内にバーコード群が複数存在していても、各バーコード群に含まれる少なくとも1つのバーコードを見つけ出すことができる。
例えば、原稿台に二枚の原稿が置かれ、一枚目の原稿に複写禁止情報が付加され、二枚目の原稿に条件付き複写許可情報が付加されているような場合には、原稿画像内にバーコード群が複数存在することになる。こうした場合であっても、前記プラットフォームアプリケーション302は、様々な領域においてリファレンスグリッドを引いているため各バーコード群に含まれる少なくとも1つのバーコードを見つけ出すことができる。即ち、複写禁止情報に対応するバーコードも、条件付き複写許可情報に対応するバーコードも見つけ出すことができるようになる。
以上が、バーコードを見つけ出す方法についての説明である。
次に、(2)見つけ出したバーコードを情報化して埋め込み情報を得る方法について説明する。
(2−1)前記プラットフォームアプリケーション302は、リファレンスグリッド同士の交点からの情報ドットのずれ方向を求める。上述の例では、縦200本、横200本の線が引かれているため合計4万の交点が存在する。このうち、2万の交点には配列ドットが存在しているため残り2万の交点からの情報ドットのずれ方向を求める。これにより、情報ドット1つ当り3ビットの情報を得ていくことになる。
より詳細には、情報ドットが上方向にずれている場合に0、右上方向にずれている場合に1、右方向にずれている場合に2(以下、方向が45度ずれるごとに情報の値が1ずつ増える。)というふうにして、前記プラットフォームアプリケーション302は、0〜7の情報(3ビットの情報)を得ていく。その結果、3ビット×2万=6万ビットの情報が得られることになる。この6万ビットの情報の中に埋め込み情報が含まれていることになる。
(2−2)次に、こうして得られた情報(例えば、6万ビットの情報)の中から埋め込み情報を見つけ出す処理について説明する。
符号化の説明の際には省略したが符号化の際にエンコード部11は、所定のビット列(例えば、01010101010101010101の20ビットからなるビット列)が最初に含まれるようにして埋め込み情報を得ている。
前記プラットフォームアプリケーション302は、上記こうして得られた情報(例えば、6万ビットの情報)からその所定のビット列を見つけ出す。そして、その所定のビット列が次に見つかるまでの情報を埋め込み情報と判断する。
つまり、前記プラットフォームアプリケーション302は、「所定のビット列+所定のビット列同士に囲まれる情報列」を埋め込み情報であると判断するのである。このようにして、前記プラットフォームアプリケーション302は、「所定のビット列+所定のビット列同士に囲まれる情報列」である埋め込み情報を得ることになる。
以上の処理(2−1、2−2の処理)を前記プラットフォームアプリケーション302は、複数引いたリファレンスグリッドすべて(つまり、20個)に対して行う。
以上が、(2)バーコードを情報化して埋め込み情報を得る方法についての説明である。
最後に、(3)埋め込み情報を復号化して特定の情報を得る処理についての説明を行う。
バーコードを1つ見つけた前記プラットフォームアプリケーション302は、当該バーコードの高密度領域に含まれる埋め込み情報を復号化する。具体的には、その埋め込み情報から、誤り訂正符号と所定のビット列を省く(削除する)。このように復号化を行うことで前記プラットフォームアプリケーション302は、複写制御情報と原稿IDを得ることができる。
さらに、前記プラットフォームアプリケーション302は、複写制御情報として条件付き複写許可情報を得た場合には、条件を得るために低密度領域に含まれる埋め込み情報の復号化を行う。このように低密度領域を常に復号化するのではなく条件付き複写許可情報を得た場合にのみ復号化するのは、低密度領域の埋め込み情報のデータサイズが高密度領域のデータサイズより大きく復号化に時間がかかるからである。
以上が、(3)埋め込み情報を復号化して特定の情報を得る方法についての説明である。
上記(3)埋め込み情報を復号化して特定の情報を得る方法は、前記ネットワークサービス上で行うことができる。すなわち、バーコードの埋め込まれた画像を通信によってネットワークから受け取り、ネットワーク上のサーバーコンピューターに存在する情報抽出サービスプログラムが受け取った画像を解析する。
以上、説明してきた一連の処理を「抽出」と呼ぶ。抽出処理を行うことで原稿画像から特定の情報を得ることができる。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
[画像形成装置とクラウドサービスの機能分担]
図7、図12は、全体図1の画像形成装置104と図1のサーバーコンピューター群102上で実行される各種プログラムにより提供されるクラウドサービス間の関係を抜き出した図である。これら3つの図を用いて、前記のように情報埋め込みされた画像データ内に記述された画像処理が、画像形成装置とクラウドサービスの連携でどのように実行されるかを詳細に述べる。
図7は、画像形成装置側に各種画像処理機能を持たず、クラウドサービス側で全ての処理を行う場合を現す。
図12は、画像形成装置側に一部画像処理機能を持ち、クラウドサービス側と分担して処理を行う場合を現す。
[画像形成装置とクラウドサービスの機能分担(画像形成装置に処理機能を持たない場合)]
図7、図8、図9、図10、図11を用い、本実施例の画像形成装置104とサーバーコンピューター群102上で実行される各種プログラムにより提供されるクラウドサービスの機能分担について説明する。
図7は、全体図1の画像形成装置104とサーバーコンピューター群102上で実行される各種プログラムにより提供されるクラウドサービス間の関係を抜き出した図である。
1101は、図1のサーバーコンピューター群102上で実行される各種プログラムに相当し、クラウドサービス上の各種バックエンド処理部4021/要求受信部4011を示す。本実施例においては、デバイスがスキャンした画像を処理する複数のサービスが存在する。すなわち、画層を解析し、画像から情報を抽出するPCAMサービス、画像形成装置からの出力を制限する複写禁止サービス、PDFフォーマットのファイルを作成するPDF作成サービス、入力ファイルを他のストレージサービスに送信、格納するストレージサービス、画像を文字コードに変換するOCRサービスがある。
1102は、図1の101に相当するネットワークである。
1103は、図1の104に相当する画像形成装置である。
1104は、前記のように情報埋め込みされたメタ情報付き文書データに相当する。
1105は、前記のように情報埋め込みされた文書データのメタ情報に相当する。
図8は、本実施例のMFPとクラウドサービスの機能分担における画像形成装置104の処理を示すフローチャートである。
MFPユーザーが前記1104のメタ情報付き文書データをスキャンすることから、本フローチャートは開始する。
画像形成装置1103は、スキャンした画像をクラウドサービス1101に送信する(ステップ1201)。次に、画像形成装置1103は、自身の持つ画像処理、データ送信機能の情報を取得し(ステップ1202)、クラウドサービス1101に送信する(ステップ1203)。
その後、画像形成装置1103はクラウドサービス1101からの応答を待ち(ステップ1204)、もし応答がタイムアウトであればエラーを表示して(ステップ1208)処理を終了する。もし応答がエラーであれば(ステップ1205)、エラーを表示して(ステップ1208)処理を終了する。
もしクラウドサービス1101から正常な応答があれば、画像形成装置1103は、その応答を解析してクラウドサービス1101の機能情報を取得する(ステップ1206)。
さらに画像形成装置1103は、前記取得したクラウドサービス1101の機能情報を元に、機能分担決定処理を行い(ステップ1207)、処理を終了する。
図9は、前記ステップ1207の機能分担決定処理のフローチャートである。
画像形成装置は、前記ステップ1206でクラウドサービス1101から機能情報を受け取った後、前記ステップ1202で取得した画像処理機能情報と比較する(ステップ1301)。本実施例の場合、画像形成装置1103には各種処理機能が存在しないので、画像形成装置1103は、クラウドサービスに処理依頼を送信して(ステップ1305)処理を終了する。
ここでもし画像形成装置1103が後から各種処理機能をインストール可能である場合、画像形成装置1103に各種処理機能が搭載される可能性がある。そのような場合画像形成装置1103は、前記ステップ1202で取得した画像処理機能情報と比較し(ステップ1301)、自身に備わる機能を実行する(ステップ1302)。その結果、処理の成功、失敗を判断し(ステップ1303)、成功であれば画像形成装置1103での処理実行をクラウドサービス1101に送信し(ステップ1304)処理を終了する。また画像形成装置1103における各種処理が失敗であれば、エラーの旨を表示して(ステップ1306)(図示せず)処理を終了する。
図10は、図8、図9の画像形成装置1103側処理終了、処理結果送信後のクラウドサービス1101側処理のフローチャートである。
クラウドサービス1101は、画像形成装置1103からの処理要求、あるいは処理完了通知を受信する(ステップ1501)。ここで受信内容を確認し(ステップ1502)、もし処理完了通知であれば処理を終了する。
もしクラウドサービス1101の受信内容が処理依頼であれば、各種クラウドサービス側処理を行う(ステップ1503)。本実施例の場合、画像から抽出した処理依頼内容は、OCR処理、PDF作成処理、外部ストレージ保存処理なので、クラウドサービス1101は、相当するバックエンド処理部4021により処理を行う。
クラウドサービス1101は、前記クラウドサービス側処理(ステップ1503)の成功失敗を判断し(ステップ1504)、処理が成功した場合完了通知を画像形成装置1103に送信して(ステップ1505)処理を終了する。また処理が失敗した場合、エラー通知を画像形成装置1103に送信して(ステップ1506)処理を終了する。
[画像形成装置とクラウドサービスの機能分担(画像形成装置に処理機能を一部持つ場合)]
図12、図8、図11、図10を用いて、本実施例における画像形成装置とクラウドサービスの機能分担で、特に画像形成装置側に処理機能を一部持つ場合について説明する。
図12は、全体図1の画像形成装置とサーバーコンピューター群102上で実行される各種プログラムにより提供されるクラウドサービス間の関係を抜き出した図である。
1601は、図1のサーバーコンピューター群102上で実行される各種プログラム、図7の1101に相当し、クラウドサービス上の各種バックエンド処理部4021/要求受信部4011を示す。本実施例においては、デバイスがスキャンした画像を処理する複数のサービスが存在する。すなわち、画層を解析し、画像から情報を抽出するPCAMサービス、画像形成装置からの出力を制限する複写禁止サービス、PDFフォーマットのファイルを作成するPDF作成サービス、入力ファイルを他のストレージサービスに送信、格納するストレージサービス、画像を文字コードに変換するOCRサービスがある。
1602は、図1の101、図11の1102に相当するネットワークである。
1603は、図1の104、図11の1103に相当する画像形成装置である。
1604は、図11の1104のメタ情報付き文書データに相当する。
1605は、図11の1105のメタ情報付き文書データのメタ情報に相当する。
1606は、図12の1601、図7の1101、のPDFフォーマット作成機能に相当する。
本実施例も、前記実施例と同様に画像形成装置1603と各種クラウドサービス1601の機能分担により処理が進む。
本実施例における画像形成装置(1603)の処理の主たるフローチャートは、図11の実施例で示した図8のフローチャートと同様である。
図12の実施例の場合、図8の前記ステップ1207の機能分担決定処理が異なる。
図11は、本実施例における前記ステップ1207の機能分担決定処理のフローチャートである。
画像形成装置1603は、前記ステップ1206でクラウドサービス1601から機能情報を受け取った後、前記ステップ1202で取得した画像処理機能情報と比較する(ステップ1701)。本実施例の場合、画像形成装置1603にはPDF作成機能が存在するので、画像形成装置1603はユーザーによる機能実施の選択を行う(ステップ1702)ことが可能になる。すなわち、本実施例の場合、PDF作成処理を画像形成装置1603側で行うのか、あるいはクラウドサービス1601側で行うのかを、画像形成装置1603のユーザーが選択できる。前記選択については、予め画像形成装置1603に、処理実行を画像形成装置側かクラウドサービス側か設定しておいても良い。またステップ1702の処理実行タイミングで機能実行選択のユーザーインターフェースを表示し(図示せず)画像形成装置1603のユーザーに選択させても良い。
もし前記予めの処理選択設定の結果、あるいは前記ユーザーインターフェースによる選択の結果、画像形成装置1603にてPDF作成処理を行わないことが決定すれば、画像形成装置1103は、クラウドサービスに処理依頼を送信して(ステップ1708)処理を終了する。
ここでもし前記予めの処理選択設定の結果、あるいは前記ユーザーインターフェースによる選択の結果、画像形成装置1603にてPDF作成処理を行うことが決定した場合、画像形成装置1603は、自身に備わるPDF作成機能を実行する(ステップ1703)。その結果、処理の成功、失敗を判断し(ステップ1704)、成功であれば画像形成装置1603での処理実行をクラウドサービス1601に送信して(ステップ1605)処理を終了する。また画像形成装置1603における各種処理が失敗であれば、エラーの旨を表示して(ステップ1607)(図示せず)処理を終了する。
さらに続く本実施例におけるクラウドサービス1601の処理は、図14のフローチャートと同様である。
1101 サーバーコンピューター群102上で実行される各種プログラム
1102 図1の101に相当するネットワーク
1103 図1の104に相当する画像形成装置
1104 情報埋め込みされたメタ情報付き文書データ
1105 情報埋め込みされた文書データのメタ情報

Claims (1)

  1. 各種画像形成装置機能(画像変換、OCR)をクラウド上のサービスとして実現し、デバイス本体機能と連携して動作する画像形成装置(1103)において、
    前記情報を埋め込まれた紙媒体の画像(1104)を解析して各種画像処理情報(1105)を抽出して、画像形成装置機能を実行するクラウドサービス(1101)
    前記クラウドサービスを実行する際、該サービスと同等のデバイス機能(1606)が存在するかどうか判断するクラウドサービス(1601)
    前記判断において、前記機能が存在する場合はデバイス機能(1606)を使用し、存在しない場合はクラウドサービス(1601)を利用するシステム。
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