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JP2014036687A - キット製剤用注射器、及び、キット製剤 - Google Patents

キット製剤用注射器、及び、キット製剤 Download PDF

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JP2014036687A JP2012178751A JP2012178751A JP2014036687A JP 2014036687 A JP2014036687 A JP 2014036687A JP 2012178751 A JP2012178751 A JP 2012178751A JP 2012178751 A JP2012178751 A JP 2012178751A JP 2014036687 A JP2014036687 A JP 2014036687A
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Senkichi Okano
仙吉 岡野
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Abstract

【課題】簡易にかつ迅速に、誤りなく、かつ、手軽に注射できるタイプのキット製剤、及び、そのようなキット製剤を可能とするキット製剤用注射器を提供する。
【解決手段】内部に薬液を保持する薬液室、前記薬液室の一方の端に、基部が前記薬液室に連通している注射針、前記薬液室の他方の端側に内部にコイルばねが収納された筒状のばね収納室、及び、前記コイルばねを圧縮した状態で保持しかつ注射動作時に前記コイルばねの圧縮を解除して前記コイルばねにより前記薬液室の前記薬液を前記注射針に供給させるばね圧縮解除手段、を備えているるキット製剤用注射器。
【選択図】図1

Description

本発明は、インフルエンザや肝炎等のワクチン、あるいは、インスリンなどの、特に皮下注射に適したキット製剤用注射器、および、そのようなキット製剤用注射器を有するキット性材に関する。
インフルエンザや肝炎等のワクチン、あるいは、インスリンなどの注射は皮下注射であることが多く、また、液量も0.25〜1mL程度のごく少量であることが多い。
しかしながら、液量が極端に少ないBCG接種に用いられる注射器とは違い、一般的な注射器形状のキット製剤が用いられており(特許文献1等)、多人数に短時間で接種することは困難で、簡易にかつ迅速に注射できるキット製剤が求められていた。
また、インスリンは患者が自分で注射することが多く、このために誤りなく、かつ、手軽に注射できるタイプのキット製剤が求められていた。
さらに、疼痛の少ない、極細の注射針を用いたときに、圧力損失が大きいために注射終了までに長い時間がかかり、被投与者のみならず投与者の負担が大きく、改良が求められていた。
特開2012−45203号公報
本発明は、上記した従来の問題点を改善する、すなわち、簡易にかつ迅速に、誤りなく、かつ、手軽に注射でき、疼痛の少ない細い注射針を用いたときであっても迅速に注射できるタイプのキット製剤、及び、そのようなキット製剤を可能とするキット製剤用注射器を提供することを目的とする。
本発明のキット製剤用注射器は上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、 内部に薬液を保持する薬液室、前記薬液室の一方の端に、基部が前記薬液室に連通している注射針、前記薬液室の他方の端側に内部にコイルばねが収納された筒状のばね収納室、及び、前記コイルばねを圧縮した状態で保持しかつ注射動作時に前記コイルばねの圧縮を解除して前記コイルばねにより前記薬液室の前記薬液を前記注射針に供給させるばね圧縮解除手段、を備えていることを特徴とするキット製剤用注射器である。
また、本発明のキット製剤用注射器は、請求項2に記載のように、請求項1に記載のキット製剤用注射器において、前記ばね収納室が前記薬液室と分離可能に設けられていることを特徴とする。
また、本発明のキット製剤用注射器は、請求項3に記載のように、請求項1または請求項2に記載のキット製剤用注射器において、前記コイルばねの注射針側先端付近に設けられた径が太い大径部が前記ばね収納室の内側面に設けられた凸部により係止されて前記コイルばねが圧縮した状態で保持されており、前記ばね圧縮解除手段として、前記コイルばねの前記大径部より前記先端側の部分を前記注射針側に移動させて前記大径部を縮径させて前記大径部の前記係止を解除させるコイルばね先端部操作部材が、前記ばね収納室に設けられていることを特徴とする。
また、本発明のキット製剤用注射器は、請求項4に記載のように、請求項1または請求項2に記載のキット製剤用注射器において、前記ばね収納室の内側面に設けられた凸部に縁部が当接して係止される板状の当接板部材が前記コイルばねの注射針側先端にかつ前記コイルばね延伸方向に垂直に配置されて前記コイルばねが圧縮した状態で保持されており、前記ばね圧縮解除手段として、前記コイルばねに前記注射針方向の圧力を印加することにより前記板状の当接板部を変形させて前記係止を解除させる圧力印加操作部が前記ばね収納室に設けられていることを特徴とする。
また、本発明のキット製剤用注射器は、請求項5に記載のように、請求項1または請求項2に記載のキット製剤用注射器において、前記ばね収納室の側面に設けられた貫通孔を通じて前記ばね収納室の外部から前記ばね収納室の内部に差し込まれた凸部に縁部が当接して係止される板状の当接板部材が前記コイルばねの注射針側先端にかつ前記コイルばね延伸方向に垂直に配置されて前記コイルばねが圧縮した状態で保持されており、前記ばね圧縮解除手段として、前記係止片を前記ばね収納室内から除去する係止片除去手段が設けられていることを特徴とする。
また、本発明のキット製剤用注射器は、請求項6に記載のように、請求項5に記載のキット製剤用注射器において、前記ばね収納室の外側面に前記注射針方向前後にスライド移動するスライダ部が設けられ、前記係止片除去手段が、前記スライダ部と前記貫通孔とに設けられたカム機構により、前記スライダ部が前記注射針方向にスライドされたときに前記係止片を駆動して前記ばね収納室内から除去する手段であることを特徴とする。
また、本発明のキット製剤用注射器は、請求項7に記載のように、請求項5に記載のキット製剤用注射器において、前記係止片除去手段が、前記係止片を有しかつ前記ばね収納室の外側面に接する主部と、該主部に連続して設けられかつ該主部から離れるに従い前記外側面から離間する操作部と、を有していることを特徴とする。
また、本発明のキット製剤用注射器は、請求項8に記載のように、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のキット製剤用注射器において、前記薬液室の前記ばね収納室側に、前記薬液室のばね収納室側を水密に封じる易破壊性の隔膜を有し、前記コイルばねの注射器針側先端に、前記隔膜を破壊するための隔膜破壊手段と、注射動作時に前記コイルばねにより駆動されて前記薬液室内側面に接しながら前記薬液を前記注射針に供給させる摺動部とを有することを特徴とする。
また、本発明のキット製剤用注射器は、請求項9に記載のように、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のキット製剤用注射器において、前記薬液室に、前記薬液室のばね収納室側を水密に封じ、かつ、注射動作時に前記コイルばねにより駆動されて前記薬液室内側面に接しながら前記薬液を前記注射針に供給させる摺動弁を有することを特徴とする。
また、本発明のキット製剤は、請求項10に記載のように、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のキット製剤用注射器を有し、
前記薬液室内に薬液が水密に充填された軟質樹脂材料製のフィルムからなる薬液パックを収納し、かつ、注射動作時に前記コイルばねにより前記薬液パックに圧力が印加された際に前記フィルムの少なくとも一部を切断するフィルム切断部を前記薬液室内面に有していることを特徴とするキット製剤である。
また、本発明のキット製剤は、請求項11に記載のように、請求項10に記載のキット製剤において、前記薬液パックが前記注射針方向に対して垂直方向に突出する鍔部を全周に有し、前記薬液室が該鍔部の前後の2つの部材により構成されかつ前記2つの部材が組み合わされて前記薬液室が形成されているときに前記鍔部が前記2つの部材により挟持されて前記鍔部の前後が水密に区分されており、かつ、前記2つの部材のうちの注射針側の部材が前記フィルム切断部を有していることを特徴とする。
また、本発明のキット製剤は、請求項12に記載の通り、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のキット製剤用注射器を有することを特徴とするキット製剤である。
また、本発明のキット製剤は、請求項13に記載の通り、請求項10ないし請求項12のいずれか1項に記載のキット製剤用注射器において、前記注射針の先端を水密に保護する着脱可能なキャップを備えていることを特徴とする。
また、本発明のキット製剤は、請求項14に記載の通り、請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載のキット製剤において、前記注射針を複数有していることを特徴とする。
本発明のキット製剤は請求項15に記載の通り、請求項11ないし請求項14のいずれか1項に記載のキット製剤において、インフルエンザウィルス皮下注射用キット製剤であることを特徴とする。
本発明のキット製剤用注射器によれば、簡易にかつ迅速に、誤りなく、かつ、手軽に薬液を注射できる。さらに、軽量化や低コスト化が容易で、使い捨てにでき、片手でも扱いやすい。また、疼痛の少ない細い注射針を用いた場合であっても強力なコイルスプリングを用いることで注射動作が迅速に終了するので、被投与者と投与者との負担が少ない。
図1は本発明に係るキット製剤用注射器の第1の例を示すモデル図である。(a)外観を示すモデル斜視図である。(b)キット製剤用注射器の第1の例において用いるコイルばねを示すモデル斜視図である。(c)組み立て前の状態を示すモデル断面図と、部分拡大モデル断面図である。(d)組み立て後の状態を示すモデル断面図と、部分拡大モデル断面図である。 図2は本発明に係るキット製剤用注射器の第1の例を示すモデル図である。(a)操作時の状態を示すモデル断面図である。(b)注射動作直前の状態を示すモデル断面図である。(c)注射動作終了後の状態を示すモデル断面図である。 図3は容量の大きな薬液室の例を示すモデル断面図である。 図4は摺動部及び板状の当接板部材の例を示すモデル斜視図(とモデル断面図)である。(a)キット製剤用注射器の第1の例で用いる摺動部のモデル斜視図である。(b)他の摺動部のモデル斜視図とモデル断面図である。(c)板状の当接板部材の1例のモデル斜視図である。(d)板状の当接板部材の他の例のモデル斜視図とモデル断面図である。 図5は本発明に係るキット製剤用注射器の第2の例を示すモデル図である。(a)薬液室の組み立て前の状態を示すモデル断面図である。(b)組み立て後の薬液室の状態を示すモデル断面図と、部分拡大モデル断面図である。(c)組み立て後の状態を示すモデル断面図である。(d)注射動作直前の状態を示すモデル断面図である。 図6は本発明に係るキット製剤用注射器の第2の例を示すモデル図である。(a)注射動作開始直後の状態を示すモデル断面図である。(b)注射動作終了後の状態を示すモデル断面図である。(c)薬液室部材の他の例を示すモデル断面図とその部分拡大モデル断面図である。 図7は本発明に係るキット製剤用注射器の第3の例を示すモデル断面図である。(a)組み立て前の状態を示すモデル断面図である。(b)組み立て後の状態を示すモデル断面図である。(c)注射動作直前の状態を示すモデル断面図である。(d)注射動作終了後の状態を示すモデル断面図である。 図8は本発明に係るキット製剤用注射器の第4の例を示すモデル図である。(a)組み立て前の状態を示すモデル断面図である。(b)係止片により当接板部材が係止されている状態を示す部分拡大モデル断面図である。(c)運搬状態を示すモデル断面図である。 図9は本発明に係るキット製剤用注射器の第4の例を示すモデル図である。(a)スライド防止Cリングを示す斜視図である。(b)スライド防止Cリングを除去した状態を示すモデル断面図である。(c)カム機構により係止片が駆動されて当接板部材の係止が解除された状態を示す部分拡大モデル断面図である。(d)注射動作直前の状態を示すモデル断面図である。 図10は本発明に係るキット製剤用注射器の第5の例を示すモデル図である。(a)組み立て前の状態を示すモデル断面図である。(b)組み立て後の状態を示すモデル断面図である。(c)操作部が操作されて、注射動作開始直前の状態を示すモデル断面図である。
本発明のキット製剤用注射機について、以下、図面を用いて説明する。
図1及び図2は本発明に係るキット製剤用注射器の第1の例を説明するモデル図であり、図1(a)は外観を示すモデル斜視図である。
このキット製剤用注射器は、注射針3を薬液室20の一方の端側に4本備えている。この例では皮下注射用の注射針で、薬液室20先端からの注射針先端までの長さが15mmであり、ゲージ(注射針太さ)は33ゲージである。このような細い注射針であるために、注射時の疼痛は比較的小さい。このような細い針を用いた場合、一般に注射動作が長くなるが、本発明では強力なコイルばねを用いることで迅速に行うことができる。さらに、図示するように4本の注射針で注射するために注射動作をより早く終了させることができる。また、より細い注射針、例えば36ゲージのものを用いることもできる。また、上記注射針露出部長さは15mmとしたが、皮下注射が可能な長さ(例えば10mm、5mm、3mm)等、短くても、あるいは長くても良く、適宜選択することができる
4本の注射針3の基部は、図1(c)の右側に示されるように、薬液室20に連通している。また、薬液室20のばね収納室10側に、薬液室20のばね収納室10側を水密に封じる易破壊性の隔膜20bが設けられている。
ここで、易破壊性の隔膜20bは、例えば熱可塑性樹脂フィルムが積層されたアルミニウム箔などから構成することができ、その熱可塑性樹脂フィルム層により薬液室20のばね収納室10側に熱融着させて上記の水密状態を達成することができる。
一方、上述のように、薬液室20には注射針3が連通しているために薬液室20内の薬液1は保管や運搬時に注射針3を通じて外部に漏出する恐れがあるが、図1(c)に示すような、注射針3の先端を水密に保護する着脱可能なキャップ2を備えることで、このような薬液1の漏出を防ぐことができ、同時に注射針3を保護することができる。このようなキャップ2は注射操作開始前に除去する。
薬液室20の注射針3側側面の後述する摺動部60の凸部60bに相当する位置には、後述する凹部20cが設けられている
薬液室20の他方の端側(この例では操作側)には、内部にコイルばね50が収容された筒状のばね収納部10が、ばね収納部10の雄ねじ10aと薬液室20の雌ねじ20aにより接続されて一体となっている(図1(c)及び(d)参照)。なお、薬液室20とばね収納部10とを分離可能とすることにより、製造が容易になる他、実際に注射に用いる直前まで両者を分離しておくことにより、コイルばねの誤作動による薬液の損失を未然に防止することができる。
ばね収納部10に収納されているコイルばね50は、その薬液室20側の先端近くに太径となった太径部50bが設けられ、この太径部50bよりもさらに薬液室20側には先端に向かうにつれて径が細くなる徐細径部50aが設けられている(図1(b)参照)。徐細径部50aの先端は摺動部60(図4(a)にその斜視図を示す)の操作側に設けられた細径部60a周囲に巻き付いて係止されており、徐細径部50aの先端は、摺動部60の動き(図中左右方向の動き)に従うようになっている。
摺動部60はこの例では円板(円盤)形状で、後述するように注射動作中にはコイルばね50により注射針3側に駆動されて、易破壊性の隔膜20bをその注射針側面の中央に設けられた円錐型の凸部60bにより破き、さらに薬液室20の内側面に摺動しつつ薬液室20内の薬液1を注射針3に供給する。
コイルばね50の太径部50bは、図1(c)の二点鎖線部分を部分拡大した、図中右上の部分拡大モデル断面図に示したように、ばね収納部10の内側面に設けられた凸部10bにより係止されており、コイルばね50の太径部50bより図中右側部分は圧縮された状態でばね収納部10に収納されている。
ばね収納部10の操作側(図中右側)には、操作部40a、後述する摺動部60に当接している当接面40d、及び、これらを接続する接続軸40bからなる操作部材40が設けられている。接続軸40bは、ばね収納部10の操作側の面10bに設けられてばね収納部10内部へ貫通している挿入孔10cに挿入されている。接続軸40bの側面には、図1(d)の二点鎖線部分を部分拡大した図中右上の部分拡大モデル断面図に示したように、突出部40cが設けられ、挿入孔10cの縁部に係止されて抜け止めされているので、操作部材40の亡失が未然に防止されている。
このようなキット製剤の動作について図2を用いて説明する。
操作者は、注射針3を被注射部位に刺し、次いで操作部材40の操作部40aを図2(a)の矢印方向に押す。その動きは接続軸40と当接面40dとにより伝わり、摺動部60を注射針側に移動させると同時に徐細径部50aの先端も注射針3側に移動する。その結果、徐細径部50a及び太径部50bは延伸されて、本来の太さよりも細くなり、太径部50bの凸部10bによる係止は解除される。このようにして係止が解除されたコイルばね50は図2(b)(注射動作直前の状態を示すモデル断面図である。)に示すように摺動部60を注射針3側へ駆動しつつ自らは延伸する。
さらに、摺動部60は、注射針3側に駆動されてその先端の円錐型の凸部60bにより易破壊性の隔膜20bを破き、さらに薬液室20の内側面に摺動しつつ薬液室20内の薬液1を注射針3に供給する。
図2(c)は注射動作終了後の状態を示すモデル断面図である。図示するように円錐型の凸部60bは、薬液室20の注射針側の面に設けられた凹部20cに位置することで薬液室20内の薬液全量が注射針3に供給される。
このような注射器において、薬液室内の薬液の容量は、コイルばねによる駆動エネルギーにより注射液が全量、注射針に供給される範囲において、例えば図4に示す薬液室21のように大きいものであっても良い。
図4(a)には上記キット製剤用注射器の第1の例で用いる摺動部のモデル斜視図を示した。ここで円錐型の凸部60bを中央に有する代わりに、図4(b)にモデル斜視図とモデル断面図を示したように、円板状体の注射針側の面の周辺に刃状部61b設けた摺動部61を用いることで易破壊性の隔膜20bの破壊とともに薬液室20のばね収納室10側の端部からの易破壊性の隔膜20bの除去が可能となり、このとき摺動部61の駆動の妨げとならないために注射動作がよりスムーズなものとなる。
図5には、本発明に係るキット製剤用注射器の第2の例を示すモデル図を示した。
上記のキット製剤用注射器の第1の例では、注射動作の過程で薬液室20の薬液1がばね収納室側に漏出する恐れがあったが、この第2の例では、そのような漏出が防止されている。この例は上記第1の例と基本的には同じばね収納室10を用いているために、相違点のみを説明する。
図5(a)には薬液室22の組み立て前の状態を示すモデル断面図である。
薬液室22は、注射針3を有する注射針側部材22a、薬液1が水密に充填された軟質樹脂材料製(例えばポリオレフィンやポリプロピレン製)のフィルムからなる薬液パック4、及び、側面部材22bから構成される。
この例では注射針3を4本有する注射針側部材22aの側面には上記側面部材22bの雌ねじ部22b1に螺合する雄ねじ部22a1が設けられている。注射針側部材22aのばね収納部側の面には注射動作時にコイルばねにより薬液パック4に圧力が印加された際に薬液パック4のフィルムの少なくとも一部を切断して孔を開けるための鋭利な凸部22a3がフィルム切断部として設けられている。
側面部材22bの注射針側には上述の雌ねじ部22b1、及び、ばね収納室側には、ばね収納室10の雌ねじ部と螺合する雄ねじ部22b2が設けられている。
薬液パック4には注射針3方向に対して垂直方向に突出する鍔部4aが全周に設けられている。鍔部の前後4aの2つの部材である注射針側部材22aと側面部材22bとが組み合わされて、図5(b)の左側の図、及び、その二点鎖線からなる円で示された領域の部分拡大モデル断面図である右側の図に示されるように、薬液室22が形成されているときに、鍔部4aが2つの部材である注射針側部材22aと側面部材22bとにより挟持されて、鍔部4aの前後が水密に区分されている。
図5(c)に、このような薬液室22をばね収納室10に接続し、キット製剤とした状態のモデル断面図を示した。
この例では、ばね収納室10内には図1における摺動部60ではなく、図4(c)に斜視図を示す、注射針3側が平面で、操作側には、コイルばね50の徐細径部50aの先端が巻き付いて係止される細径部62aが設けられている板状の当接板部材62を有している。
ここで、操作者が操作部材40の操作部40aを図中矢印方向に操作することにより、上記同様にコイルばね50は延伸して、板状の当接板部材62を注射針3側へ駆動する。板状の当接板部材62は薬液パック4のばね収納室10側の面に当接して薬液パック4を注射針3側に付勢する。このとき、薬液パック4の注射針3側の面は凸部22a3に突き刺さって切断され(図6(a)参照)、薬液パック4内の薬液1は、注射針3に供給されて注射に供せられる。板状の当接板部材62はコイルばね50により、さらに注射針3側に駆動されて、薬液室22内の薬液1は全量注射される(図5(b)参照)。
上記では凸部22a3は注射針側部材22aのばね収納部側面から突出して設けられていたが、この場合、注射操作以前の運搬などで凸部22a3が薬液パック4を破る恐れがある。ここで、図6(c)に示すように注射針側部材22aの代わりに注射針側部材22c(二点鎖線部分の部分拡大モデル断面図を図中右側に示す)のように、ばね収納部側面にくぼみ22c4を設け、その中に凸部22c3を設けることで運搬中に凸部により薬液パックを破る事故を予防できる。
図7に、本発明に係るキット製剤用注射器の第3の例を示す。
図7(a)は組み立て前の状態を示すモデル断面図である。
薬液室23には、図1における薬液室20の易破壊性の隔膜20bに代えて摺動弁5を有する。この摺動弁5は、ばね収納室11のばね51により駆動されて薬液室23の内側面を水密に摺動しながら、注射針3側へ移動可能となっている。なお、真空打栓装置を用いることで、図示されているように薬液1が充填された状態で気体の混在なしに摺動弁をセットできる。
一方、ばね収納室11の内部の操作側の端(この例では図中右端)に圧力印加操作部として操作部材41があり、その操作部41aはばね収納室11の貫通孔11cを通じてばね収納室11外部に突出している。操作部材41の注射針3方向端は若干小径となった小径部41が設けられ、小径部41はコイルばね51の内部に挿入されている。コイルばね51の注射針3側の端付近は先端に向かって徐々に細くなる徐細径部51aとなっており、その先端は、図4(d)に、モデル斜視図及びモデル断面図を示す板状の当接板部材63の小径部63dに嵌合している。
板状の当接板部材63には、図4(d)に示されるように本体部63cの注射針3側に細径の溝部63aを介して本体部63cと同径の補助部63bが設けられている。この構成により、板状の当接板部材63は、その軸がばね収納室11と同軸に確実に保たれるので、板状の当接板部材63はスムーズにばね収納室11内を移動できる。ばね収納室11の内側面に設けられた凸部11bにこの板状の当接板部材63の本体部63cの縁部が当接して板状の当接板部材63は係止されており、このためにコイルばね51は板状の当接板部材63によりばね収納部11内で圧縮した状態で保持されている。
注射操作時には操作者は、注射針3を被注射部位に刺し、次いで操作部材41の操作部41aを図7(b)中の矢印方向に押す。
このとき、コイルばね51に注射針3方向の圧力が印加されることにより、板状の当接板部63の本体部63cの縁部が変形して凸部11bを乗り越え、コイルばね51により板状の当接板部63は注射針3側へ駆動される。
板状の当接板部63は、薬液室20の摺動弁5に当接後(図7(c)参照)、摺動弁5を注射針3側に駆動し、摺動弁5により薬液1は注射針3に供給され、その後、注射動作は完了する(図7(d)参照)。
ここで、図7(a)に示されるように、この例では板状の当接板部材63の位置は注射針3に近い位置で係止されており、そして、コイルばねは比較的緩い条件で圧縮されているために、注射動作はショックなく進行する。
上記では、ばね収納室の注射針側とは反対側に操作部が設けられて例を示したが、次にばね収納室の側面に操作部が設けられている例について説明する。
図8は、本発明に係るキット製剤用注射器の第4の例を示すモデル図であり、図8(a)は組み立て前の状態を示すモデル断面図である。
薬液室23は、図7で示した薬液室23と同じものであるので詳細な説明を省略する。有底円筒状のばね収納室12aの注射針3側開放端付近には、薬液室23と接続するための雌ねじ21a1が設けられている。円筒状のばね収納室12aの側面には円筒形のスライダ12bが図中左右方向にスライド可能に外挿されている。(ただし、この図の状態ではスライド防止Cリング6(モデル斜視図を図9(a)に示す)によりスライド移動が防止されている。)
円筒形のスライダ12bとしては、ばね収納室12aに外挿するために一部切欠き部があるものであっても良い。また、スライダは円筒形でなくても、例えば、ばね収納室12aの側面にガイドを設ける等の手段により、注射針3方向前後にスライド可能なスライダ部であれば良い。
ばね収納室12a内に、図中左右に移動可能な板状の当接板部材62(図4(c)参照)があるが、図8(a)の二点鎖線部分を拡大した部分拡大モデル断面図である図8(b)に示されるように、ばね収納室12aの側面に設けられた貫通孔12a1を通じてばね収納室12aの外部からばね収納室12aの内部に差し込まれた凸部である係止片7に板状の当接板部材62の縁部が当接して板状の当接板部材62が係止されている。このために板状の当接板部材62の図中右側に配置された円錐コイルばね62(太径部が注射針3側になるように配置)は圧縮された状態で保持されている。このような円錐コイルばねは少ないスペースに収納できるのでばね収納部のコンパクト化が可能となる。さらにこの例では円錐コイルばね52は板状の当接板部材62側が太径となっているために、板状の当接板部材62は薄くてもその中心軸がばね収納室12aの中心軸と一致した状態で安定して移動駆動される。
図8(c)に、組み立て後のキット製剤用注射器を示す。
このような注射器の操作者は、まず、スライド防止Cリング6をその切欠き部6aを利用して除去する。
この例では、ばね圧縮解除手段として、係止片7をばね収納室12a内から除去する係止片除去手段が設けられている。具体的にはスライダ12bと貫通孔12a1とに設けられたカム機構により、係止片除去手段は構成されている。
操作者が、スライダ12bを注射針方向(図9(b)の矢印方向)にスライドすると、図9(b)の部分拡大モデル図に示されているように、スライダ12bに設けられた回動軸7に軸止されている係止片7は、ばね収納室12aの貫通孔12aの縁に当接しながら回動駆動されて、その先端がばね収納室12a内部から除去される。その結果、係止片7の先端により係止されていた板状の当接板部材62は、注射針3方向に移動可能となり、ばね52により駆動されて摺動弁5に当接(図9(d)参照)したのち、摺動弁5を注射針3側に駆動し、手動弁5により薬液1は注射針3に供給され、その後、注射動作は完了する。
次に係止片除去手段として、てこを応用した例について説明する。
図10は本発明に係るキット製剤用注射器の第5の例を示すモデル図であり、図10(a)は組み立て前の状態を示すモデル断面図である。
薬液室23は、図7で示した薬液室23と同じものであるので詳細な説明を省略する。ばね収容室13の注射針3側の端近くには側面に貫通孔13bが形成されており、貫通孔13bには、操作部材8の係止片部8bが挿入されて、操作部材8の係止片部8bは、ばね収納室13内の板状の当接板部材63の溝部63aに嵌合して、ばね収納室13内のコイルばねにより注射針側に付勢されている板状の当接板部材63を係止している。
係止片部8bは操作部材8の主部8cに設けられており、主部8cはばね収納室13の外側面に接している。主部8cには主部8cに連続して設けられかつ主部8cから離れるに従いばね収納室13外側面から離間する操作部8aが設けられている。
ばね収納室13の内部、図中右端にはコイルばね53内に挿入されてばね53を安定させる凸部13cが設けられている。また、コイルばね53の他方の端には、板状の当接板部材63の小径部83dが挿入されているために、コイルばね53の外径がばね収納室13の内径よりも小さい場合であってもコイルばね53は安定して保持される。
図10(b)は、薬液室23とばね収納室13とを組み立てて、キット製剤用注射器とした状態を示すモデル断面図である。
操作者は、注注射針3を被注射部位に刺し、次いで操作部材8の操作部8aを図中矢印に示す方向に操作する。このとき、ばね収納室13の外側面に接する主部8cと操作部8aとの境界部が、てこの支点として機能して、操作部材8が回動して、操作部材8の係止片部8bはばね収納室13内から除去され、その結果、係止片部8bによる係止が解除された板状の当接板部材63はコイルばね53により注射針3側に駆動されて、摺動弁3に当接(図10(c)参照)した後、摺動弁3を駆動して薬液を注射針3に供給する。
上記のキット製剤用注射器は、薬液量が1mL以下、例えば0.2〜0.5mLとしたときに小型化が可能で、例えば長さが6.5cm程度、直径1cm以内のμプレフィルドシリンジとしたとき、スマートな「スタンプ式注射器」となる。さらに、安価で製造可能であるために、使い捨て用途に最適である。なお、充填する薬液はジェネリック医薬品を用いても良い
また、形状が従来の注射器とは大きく異なり、かつ、スマートなものとすることが可能で、携帯時や一般家庭にあっても物々しい印象を与えずに済み、患者や家族に違和感を与えずに済む。
操作が簡単であり、注射を打つと云う、強い圧迫感なしに用いることができるので、自分で注射する際の精神的な負担がなく、また、子供に投与する場合にも「注射を打たれる」と云う印象を与えないで済み、好適である。
さらに、上記の例では注射針を4本(複数本)備えているために、比較的広範囲に皮下注射でき、免疫付与用途には好適である。また、上記のように注射針は33ゲージないし36ゲージのものを用いれば注射時の疼痛は比較的小さい。ここで、このような細い注射針は圧力損失が大きいために、通常の注射器では投与に時間がかかるが、本発明では用いるコイルばねを強力なものとし、かつ、注射針を多数本用いて注射することが可能となり、そのとき、注射動作を比較的早く終了させることができ、投与者及び被投与者の負担を軽減することができる。しかし、本発明は注射針を1本のみ備えたものであっても良い。
インフルエンザや肝炎等のワクチン、あるいは、インスリン等の投与は勿論、ビタミン剤投与等にも使用でき、また、美容整形、ペット用途などにも広く応用できる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明のキット製剤用注射器及びキット製剤は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。
当業者は、従来公知の知見に従い、本発明のキット製剤用注射器及びキット製剤を適宜改変することができる。このような改変によってもなお本発明のキット製剤用注射器及びキット製剤の構成を具備する限り、もちろん、本発明の範疇に含まれるものである。
1 薬液
2 キャップ
3 注射針
4 薬液パック
4a 鍔部
5 摺動弁
6 スライド防止Cリング
7 係止片
8 操作部材
8a 操作部
8b 係止片部
8c 主部
10、11、12a ばね収納室
11b 凸部
12a1 貫通孔
12b スライダ
13b 貫通孔
20、21、22 薬液室
20b 隔膜
22a 注射針側部材
22b 側面部材
22a3 凸部
40、41 操作部材
40c 突出部
50、51 コイルばね
50b 太径部
52 円錐コイルばね
60、61 摺動部
62 板状の当接板部材

Claims (15)

  1. 内部に薬液を保持する薬液室、
    前記薬液室の一方の端に、基部が前記薬液室に連通している注射針、
    前記薬液室の他方の端側に内部にコイルばねが収納された筒状のばね収納室、及び、
    前記コイルばねを圧縮した状態で保持しかつ注射動作時に前記コイルばねの圧縮を解除して前記コイルばねにより前記薬液室の前記薬液を前記注射針に供給させるばね圧縮解除手段、
    を備えていることを特徴とするキット製剤用注射器。
  2. 前記ばね収納室が前記薬液室と分離可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のキット製剤用注射器。
  3. 前記コイルばねの注射針側先端付近に設けられた径が太い大径部が前記ばね収納室の内側面に設けられた凸部により係止されて前記コイルばねが圧縮した状態で保持されており、前記ばね圧縮解除手段として、前記コイルばねの前記大径部より前記先端側の部分を前記注射針側に移動させて前記大径部を縮径させて前記大径部の前記係止を解除させるコイルばね先端部操作部材が、前記ばね収納室に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキット製剤用注射器。
  4. 前記ばね収納室の内側面に設けられた凸部に縁部が当接して係止される板状の当接板部材が前記コイルばねの注射針側先端にかつ前記コイルばね延伸方向に垂直に配置されて前記コイルばねが圧縮した状態で保持されており、
    前記ばね圧縮解除手段として、前記コイルばねに前記注射針方向の圧力を印加することにより前記板状の当接板部を変形させて前記係止を解除させる圧力印加操作部が前記ばね収納室に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキット製剤用注射器。
  5. 前記ばね収納室の側面に設けられた貫通孔を通じて前記ばね収納室の外部から前記ばね収納室の内部に差し込まれた凸部に縁部が当接して係止される板状の当接板部材が前記コイルばねの注射針側先端にかつ前記コイルばね延伸方向に垂直に配置されて前記コイルばねが圧縮した状態で保持されており、
    前記ばね圧縮解除手段として、前記係止片を前記ばね収納室内から除去する係止片除去手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキット製剤用注射器。
  6. 前記ばね収納室の外側面に前記注射針方向前後にスライド移動するスライダ部が設けられ、
    前記係止片除去手段が、前記スライダ部と前記貫通孔とに設けられたカム機構により、前記スライダ部が前記注射針方向にスライドされたときに前記係止片を駆動して前記ばね収納室内から除去する手段であることを特徴とする請求項5に記載のキット製剤用注射器。
  7. 前記係止片除去手段が、前記係止片を有しかつ前記ばね収納室の外側面に接する主部と、該主部に連続して設けられかつ該主部から離れるに従い前記外側面から離間する操作部と、を有していることを特徴とする請求項5に記載のキット製剤用注射器。
  8. 前記薬液室の前記ばね収納室側に、前記薬液室のばね収納室側を水密に封じる易破壊性の隔膜を有し、前記コイルばねの注射器針側先端に、前記隔膜を破壊するための隔膜破壊手段と、注射動作時に前記コイルばねにより駆動されて前記薬液室内側面に接しながら前記薬液を前記注射針に供給させる摺動部とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のキット製剤用注射器。
  9. 前記薬液室に、前記薬液室のばね収納室側を水密に封じ、かつ、注射動作時に前記コイルばねにより駆動されて前記薬液室内側面に接しながら前記薬液を前記注射針に供給させる摺動弁を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のキット製剤用注射器。
  10. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のキット製剤用注射器を有し、
    前記薬液室内に薬液が水密に充填された軟質樹脂材料製のフィルムからなる薬液パックを収納し、かつ、注射動作時に前記コイルばねにより前記薬液パックに圧力が印加された際に前記フィルムの少なくとも一部を切断するフィルム切断部を前記薬液室内面に有していることを特徴とするキット製剤。
  11. 前記薬液パックが前記注射針方向に対して垂直方向に突出する鍔部を全周に有し、前記薬液室が該鍔部の前後の2つの部材により構成されかつ前記2つの部材が組み合わされて前記薬液室が形成されているときに前記鍔部が前記2つの部材により挟持されて前記鍔部の前後が水密に区分されており、かつ、前記2つの部材のうちの注射針側の部材が前記フィルム切断部を有していることを特徴とする請求項10に記載のキット製剤。
  12. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のキット製剤用注射器を有することを特徴とするキット製剤。
  13. 前記注射針の先端を水密に保護する着脱可能なキャップを備えていることを特徴とする請求項10ないし請求項12のいずれか1項に記載のキット製剤。
  14. 前記注射針を複数有していることを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載のキット製剤。
  15. インフルエンザウィルス皮下注射用キット製剤であることを特徴とする請求項11ないし請求項14のいずれか1項に記載のキット製剤。
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