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JP2014035262A - 放射性物質汚染廃棄物用容器及びその使用方法 - Google Patents

放射性物質汚染廃棄物用容器及びその使用方法 Download PDF

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JP2014035262A
JP2014035262A JP2012176437A JP2012176437A JP2014035262A JP 2014035262 A JP2014035262 A JP 2014035262A JP 2012176437 A JP2012176437 A JP 2012176437A JP 2012176437 A JP2012176437 A JP 2012176437A JP 2014035262 A JP2014035262 A JP 2014035262A
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JP2012176437A
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Hiroya Yamamoto
浩也 山本
Tomoki Irino
智樹 入野
Masatsune Mizuno
雅庸 水野
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Daiseki MCR Co Ltd
Daiseki Eco Solution Co Ltd
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Daiseki MCR Co Ltd
Daiseki Eco Solution Co Ltd
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Abstract

【課題】放射性物質として取り扱う必要がない放射性物質汚染廃棄物等の保管や運搬に用いられる再利用可能な放射性物質汚染廃棄物用容器及びその使用方法を提供する
【解決手段】本放射性物質汚染廃棄物用容器1は、放射性物質汚染廃棄物等の保管又は運搬に用いられる再利用可能な放射性物質汚染廃棄物用容器であって、開閉可能な開口部を具備する容器本体2と、前記容器本体の内面に取脱可能に配設される鉛製の遮断板3と、を備えることを特徴とする。本放射性物質汚染廃棄物用容器によれば、容器本体の内面に取脱可能に配設される鉛製の遮断板を備え、放射性物質汚染廃棄物の輸送や保管等の使用時に遮断板を取着し、γ線等の放射線を遮断することができる。また、容器の使用後に容器本体から遮断板を外して、次の使用時に再利用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射性物質汚染廃棄物用容器及びその使用方法に関し、詳しくは、放射性物質として取り扱う必要がない放射性物質汚染廃棄物等の保管や運搬に用いられる再利用可能な放射性物質汚染廃棄物用容器及びその使用方法に関する。
放射性物質からなる廃棄物及び放射性物質が付着する廃棄物は、その保管や輸送を行うときに放射性物質の拡散と放射線の放射とを防止する必要があり、放射性物質の拡散防止のための手段と、放射線の遮断のための手段とを備えた容器に格納する必要がある。このような容器として、例えば特許文献1に示す容器を挙げることができる。
特許文献1の容器は、鋼板から構成される角筒状の外筒によって放射線を吸収することができる。また、外筒はボルトにより組み立て可能となっている。
特開2000−131491号公報
一方、放射性物質として取り扱う必要がない放射性物質により汚染された廃棄物や土壌等を一時保管したり運搬したりするための需要が高まっている。このような放射性物質汚染廃棄物等であっても放射線量が低くなるように遮断するのが好ましいが、前記特許文献1に例示するような容器では、より高い放射線量に対応するためその用途に特化した構造を備えており、取り扱いにくい問題がある。また、放射性物質汚染廃棄物等を扱う場合は、そのまま容器の再利用することができる部位がより増えるため、それに適した構造が望まれている。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたもので、放射性物質により汚染された廃棄物や土壌等の保管や運搬に用いられる再利用可能な放射性物質汚染廃棄物用容器及びその使用方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下のとおりである。
1.放射性物質汚染廃棄物の保管又は運搬に用いられる再利用可能な放射性物質汚染廃棄物用容器であって、開閉可能な開口部を具備する容器本体と、前記容器本体の内面に取脱可能に配設される鉛製の遮断板と、を備えることを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器。
2.前記容器本体は組み立て式であり、使用後解体して再度組み立てして再利用できる前記1.記載の放射性物質汚染廃棄物用容器。
3.放射性物質汚染廃棄物の保管又は運搬に用いられる再利用可能な放射性物質汚染廃棄物用容器であって、開閉可能な開口部を具備し、各面を構成する板材を組み立ててなる容器本体と、前記板材の前記容器本体の各内面に相当する面に固定されている鉛製の遮断板と、を備えることを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器。
4.前記容器本体は、クレーンで前記容器本体を吊り下げて移動させるための吊下手段を具備する前記1.乃至前記3.のいずれかに記載の放射性物質汚染廃棄物用容器。
5.前記容器本体は、他の前記容器本体と、左右、前後又は上下の少なくとも一方に連結するための連結手段が設けられている前記1.乃至前記4.のいずれかに記載の放射性物質汚染廃棄物用容器。
6.前記開口部は前記容器本体の天井面に設けられ、前記開口部の一辺に蓋部が蝶番を介して配設され、前記蓋部の裏面側に前記遮断板が配設され、前記蓋部の表面側にクレーンで係止して前記蓋部を開閉するための吊下手段を具備する前記1.乃至前記5.のいずれかに記載の放射性物質汚染廃棄物用容器。
7.放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法であって、前記1.乃至前記6.のいずれかに記載の前記放射性物質汚染廃棄物用容器に放射性物質汚染廃棄物を格納し、その後、前記放射性物質汚染廃棄物用容器を輸送し、次いで、前記輸送した前記放射性物質汚染廃棄物用容器内の前記廃棄物を取り出し、その後、前記放射性物質汚染廃棄物用容器を次の放射性物質汚染廃棄物を格納する場所に輸送して、再利用することを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法。
8.放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法であって、前記2.乃至前記6.のいずれかに記載の前記放射性物質汚染廃棄物用容器に放射性物質汚染廃棄物を格納し、その後、前記放射性物質汚染廃棄物用容器を輸送し、次いで、前記輸送した前記放射性物質汚染廃棄物用容器内の前記廃棄物を取り出し、その後、前記容器本体を各構成部材に解体し、且つ各前記構成部材から前記遮断板を脱離し、次いで、前記解体した各構成部材及び前記脱離した遮断板を輸送して前記放射性物質汚染廃棄物用容器の組み立てに再利用することを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法。
9.前記放射性物質汚染廃棄物は包装された状態で、前記放射性物質汚染廃棄物用容器に格納される前記7.乃至前記8.のいずれかに記載の放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法。
10.複数の容器本体を左右、前後又は上下の少なくとも一方に連結して使用する放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法であって、各前記容器本体の前記連結がされていない全ての面の内面に前記遮蔽板を設けられており、各前記容器本体内に放射性物質汚染廃棄物を格納し、その後、各前記容器本体を前記連結した状態で輸送又は保管することを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法。
本放射性物質汚染廃棄物用容器によれば、容器本体の内面に取脱可能に配設される鉛製の遮断板を備えているため、放射性物質汚染廃棄物の輸送や保管等の使用時に遮断板を取着し、γ線等の放射線を遮断することができる。また、容器の使用後に容器本体から遮断板を外して、次の使用時に再利用することができる。
容器本体が組み立て式である場合は、本放射性物質汚染廃棄物用容器による放射性物質汚染廃棄物の輸送や保管等が必要なければ嵩張らない形態で保管することができるので、より多くの放射性物質汚染廃棄物用容器を輸送できる。
板材と鉛製の遮断板とが一体となっているものを組み立ててなる本放射性物質汚染廃棄物用容器によれば、組み立ての際に、遮断板を板材に取り付ける工程を減らすことができ、より容易に放射性物質汚染廃棄物用容器を組み立てることができる。
容器本体にクレーンで容器本体を吊り下げて移動させるための吊下手段を具備する場合は、遮断板や放射性物質汚染廃棄物等の重みにより人手による移動が困難な放射性物質汚染廃棄物用容器をクレーンで移動するため接続部位を提供することができる。
容器本体に、他の容器本体と、左右、前後又は上下の少なくとも一方に連結するための連結手段が設けられている場合は、輸送や保管時に複数の放射性物質汚染廃棄物用容器を互いに連結することで荷崩れの防止をすることができる。
開口部が容器本体の天井面に設けられ、開口部の一辺に蓋部が蝶番を介して配設され、蓋部の裏面側に遮断板が配設され、蓋部の表面側にクレーンで係止して蓋部を開閉するための吊下手段を具備する場合は、遮断板の重みにより人手による開閉が困難な蓋部をクレーンで開閉しやすくし、更に蓋部の一辺が開口部の一端に固定されているので、持ち上げ時に蓋部が誤って落下することがなく、重心合わせ等の工程が不要となり、作業が容易となる。
このような放射性物質汚染廃棄物用容器を用いる放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法によれば、放射性物質汚染廃棄物を輸送した後に放射性物質汚染廃棄物用容器をそのまま次の使用場所へ輸送することで、次の放射性物質汚染廃棄物の輸送のために放射性物質汚染廃棄物用容器を再利用することができる。
また、放射性物質汚染廃棄物を輸送した後に容器本体を解体し、更に遮断板を構成部材から外してた後、次の使用場所、即ち放射性物質汚染廃棄物を格納する場所へ容器本体の構成部材及び遮断板を輸送し、放射性物質汚染廃棄物用容器の組み立てに再利用する放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法によれば、容器本体や遮断板を再利用することができ、且つ、再利用のときの輸送において嵩張らないようにすることができる。
更に、放射性物質汚染廃棄物は包装された状態で、放射性物質汚染廃棄物用容器に格納される場合は、放射性物質汚染廃棄物の取り扱いを容易にし、放射性物質汚染廃棄物用容器への搬出入の際に放射性物質汚染廃棄物が散らばって周囲が汚染されることを防止することができる。
各容器本体の連結がされていない全ての面の内面に遮蔽板を設けられており、各容器本体内に放射性物質汚染廃棄物を格納し、その後、各容器本体を連結した状態で輸送又は保管する放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法によれば、遮断板の使用枚数を減らしつつ外部に放射線が放射されないように遮断を行うことができ、また容器本体の容積をより効率よく使用でき、重量を減らすことができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述によって更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
本放射性物質汚染廃棄物用容器を示す模式図である。 本放射性物質汚染廃棄物用容器を示す模式図である。 本放射性物質汚染廃棄物用容器を示す模式図である。 本放射性物質汚染廃棄物用容器を示す模式図である。 本放射性物質汚染廃棄物用容器の使用例を示す模式図である。 本放射性物質汚染廃棄物用容器の使用例を示す模式図である。 本放射性物質汚染廃棄物用容器の使用例を示す模式図である。 本放射性物質汚染廃棄物用容器の使用例を示す模式図である。 本放射性物質汚染廃棄物用容器の使用例を示す模式図である。
以下、図1〜9を参照しながら本発明の放射性物質汚染廃棄物用容器及びその使用方法を詳しく説明する。
1.放射性物質汚染廃棄物用容器
本放射性物質汚染廃棄物用容器は容器本体と、容器本体の内面に配設される遮断板とを備える。本放射性物質汚染廃棄物用容器は放射性物質汚染廃棄物の保管、特に一時保管に用いてもよいし、放射性物質汚染廃棄物の輸送に用いてもよい。
ここで「放射性物質汚染廃棄物」とは、法律等により規制される放射性物質として取り扱う必要がない廃棄物をいう。また、本明細書において放射性物質汚染廃棄物は、廃棄物に加えて放射性物質によって汚染された土壌も含まれた意味として用いる。
このような廃棄物の例として、放射性物質によって汚染されたガレキ、廃木材、剪定枝、落葉枝、廃藁、廃堆肥、鉄くず、塵等の廃棄物を挙げることができる。また、浄水場、下水処理場及び廃水処理施設等の水処理施設で生じる放射性物質によって汚染された脱水汚泥、乾燥汚泥等を挙げることができる。更に、廃堆肥、家畜排せつ物の脱水物、乾燥物等を挙げることができる。
また、前記の廃木材、剪定枝、稲わら、廃堆肥、脱水汚泥、乾燥汚泥、脱水物、乾燥物等の廃棄物を焼却して生じた煤塵、焼却灰等の廃棄物を挙げることができる。
更に、放射性物質によって汚染された土壌及び施設等の除染にともなって生じる土砂、塵、洗浄廃液等の廃棄物を挙げることができる。
このような放射性物質汚染廃棄物は容器本体にそのまま収容してもよいし、包装して容器本体に収容してもよい。この包装の種類は任意に選択することができ、例えば、袋詰めの他、紙や樹脂等のシート状の包装材により包み込むことを挙げることができる。また、ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂の繊維でできた袋に吊りベルトを設けたフレキシブルコンテナバッグを用いてもよい。
前記「容器本体」は開閉可能な開口部を備え、その開口部から放射性物質汚染廃棄物等を収容して、そのまま保管や運搬を行うことができる容器である。このような容器は、廃棄物の保管や運搬の後に、別の廃棄物の保管や運搬に再利用することができる。容器の材質は特に問わず、金属、木材、樹脂等を例示することができる。
容器本体の構造は特に問わないが、例えば図1に示すように上方が開口し、蓋部22によって塞ぐことができる容器2とすることができる。また、既存の容器本体を利用することができ、例えば、図2に示すドライコンテナを挙げることができる。ドライコンテナは、密閉性が高く放射性物質汚染廃棄物等の保管や輸送に適している。
また、図1に例示するように、蓋部22はクレーン等の搬送手段により吊り下げて移動するための吊下手段212を設けることができる。吊下手段212は、クレーン等のフック、若しくはフックにつながるロープ等を蓋部につなぐための孔、リング等である。更に、図2に示すドライコンテナに設けられている孔233、234に治具を固定して、クレーン等により吊り下げて移動させてもよい。
開口部の数及び設ける位置は特に問わない。例えば、容器本体の天面に1つの開口部を設ける、容器本体の2以上の側面にそれぞれ開口部を設ける、天面に複数の開口部を設ける、天面及び側面に複数の開口部を設ける等を挙げることができる。また、開閉部の開閉方法は任意に選択することができ、例えば図1に示すように、容器本体2に被せて蓋をする蓋部22を設けることを挙げることができる。更に、図2に例示する容器本体2aの側面開口部の一端や、図3に例示する容器本体2bの天面開口部の一端に、蝶番を介して取り付けられる開き戸の蓋部22を設けることを挙げることができる。また、図4に例示するように、容器本体2cの上部の開口部にネジ止めにより固定される蓋部22であってもよいし、引き戸やシャッターのようにすべらせて開閉する蓋部としてもよい。
また、図3、4に例示するように、蓋部22はクレーン等により吊り下げて開口部を開閉するための吊下手段222を設けることができる。吊下手段222は、クレーン等のフック、若しくはフックにつながるロープ等を蓋部につなぐための孔、リング等である。蓋部22に遮断板3を設けると、遮断板3の重みによって人手では蓋部22の開閉が困難になるが、吊下手段222を設けるとクレーン等により持ち上げる作業が容易となる。このとき、蓋部22の一辺に蝶番221を設けて開口部の一端に固定することで、クレーン等による蓋部を持ち上げることで開口し、更に、持ち上げるときの重心の位置にかかわらず、蓋部の一辺が開口部の一端に固定されているので、持ち上げ時に蓋部が誤って落下することがなく、重心合わせ等の工程が不要となり、作業が容易となる。
また、廃棄物の一時保管や運搬後解体して、次の保管や運搬に用いることができるプレハブ式等の組み立て式の容器とすることができる。組み立て式の容器本体は、ネジ止め、嵌合による固定などその組み立て手段は任意に選択することができる。
更に組み立て式の容器本体において、図4に例示するように、容器本体2cを構成する板材24に予め遮断板3を固定し、そのまま組み立てできるようにすることができる。この放射性物質汚染廃棄物用容器は、板材24に予め遮断板3をネジ止め、リベット止め、接着等の任意の固定手段により固定し、各板材24をネジ止めにより箱状に固定することができる。
また、容器本体は、輸送又は保管のために他の容器本体と連結するための構造を備えているのが好ましい。このような連結は、容器本体の左右方向、前後方向、及び上下方向のいずれか1方向のみでもよいし、容器本体が3以上連結しているときは各方向の2以上に連結していてもよい。
各方向に連結するための連結手段は特に問わず、任意に選択することができる。
この例として、図1に示すように、容器本体22の底面と蓋部22の天井面を嵌合させて、積み上げた容器本体22が崩れ落ちる連結手段231、232を挙げることができる。図2に示す連結手段231、232は、蓋部22の天井面側の各連結手段232と、各連結手段232を囲い且つ被るように嵌合する底面側の連結手段231とにより構成される。また、このような連結手段231、232に限られず、ネジ止めするための孔や金具等を設ける等を挙げることができる。
更に、図2に示すドライコンテナのように、トレーラに載せたり、積み上げたり、横方向に連結したりするときに互いにネジ止めにより固定するための連結手段である長円孔233、234を各面に備えることができる。ドライコンテナは、天面及び底面に設けられる長円孔233にネジに取り付けた略長方形状のプレートを挿入して上下に固定できる。このプレートはその短辺の長さが長円孔233の短手側の長さよりも短く、プレートの長辺の長さが長円孔233の短手側の長さよりも長く且つ長手側の長さよりも短いため、長円孔233と向きを揃えると長円孔233内に挿入でき、挿入後プレートを90°回転させると、プレートの長辺側が長円孔233の短手側の縁部に引っ掛かり、ドライコンテナを固定することができる。
尚、容器本体内に水分が入ったり、容器本体内の水分が外に漏れ出ないように、水密性の容器を容器本体内に設けたり、容器本体の隙間等に樹脂を充填して容器本体自体を水密構造としたりすることができる。
更に、容器本体を構成する板材をリンク構造となるように回動可能に接続し、使用しないときは折りたたむことができる。
前記「遮断板」は、容器本体の内面に配設されて、容器本体に収容した廃棄物から発する放射線を外部に漏れ出るのを遮断するための鉛製の板状物である。遮断板は、その厚みを変えることで放射線に対する遮断性を調節することができる。また、遮断板が必要とする遮断性は、容器本体に収容する廃棄物の放射能や、廃棄物の表面から遮断板までの距離によって変化するが、通常、容器本体から放射される放射線が法律等により定められる基準値以内に収まるように選択される。例えば鉛(比重11.3g/cm3)の厚みが40mmあれば、γ線、X線の透過率を約10分の1にすることができる。
遮断板の形状は、通常平面形状が長方形の板状であるがこれに限られない。例えば、1枚以上の鉛シートを袋に入れて板形状に構成される遮断板とすることを挙げることができる。更に、毛状の鉛を集約した鉛毛を袋に詰めて板形状とした遮断板としてもよい。また、複数の遮断板を並べて配設するときに、隙間が生じないように、互いに嵌合するよう段差や溝、突起等の形状を端部に設けることができる。更に、容器本体に配設するための手段を設けることができる。例えば、容器本体の内面にネジ止めするためのねじ穴を設ける、容器本体の内面に設けたフック等の突起と嵌合するための溝や孔を設ける、容器本体の内面に設けた孔等に嵌め込んで嵌合するための突起等を挙げることができる。
遮断板の大きさは特に問わず、例えば、遮断板を取着する容器本体の内面の全体を覆う大きさとすることができる。また、前記内面を等分割した大きさとすることができる。前記内面を等分割した大きさとする場合は、内面の全体とした場合よりも軽くすることができ、遮断板を取着する作業が容易となる。
遮断板は、通常容器本体の各内面である、各側面、天井面、底面に設けられる。
容器本体の内面に遮断板を取着する手段は、任意に選択することができる。例えば、ネジ止め、釘打ち、面ファスナ、ひも止め等による固定をすることができる。また、内面に設けたフック等に引っ掛け固定する、内面に設けたポケットに遮断板に入れる、遮断板と内面とを嵌合構造により嵌合する、予め遮断板を固定した板材を内面に固定するなどとしてもよい。
尚、遮断板は板状に限られず可撓性を備えるシート状としてもよい。容器本体の角にそって、遮断板を折り曲げて配設することができるため、角部における放射線の遮断を行いやすい。また、鉛板を布又は樹脂等により覆うことで、被覆し、貼付しやすくすることができる。更に、遮断板に蛍光ガラス線量計等の線量計を貼付することができる。線量計を貼付しておくことで、遮断板が受けた放射線の総量を求めて、放射線量の管理等に用いることができる。
このような遮断板を用いることによって、本容器の使用によって遮断板が破損等して利用できなくなっても、該当遮断板だけを交換して再利用することができる。
また、使用済みの遮断板は、容器本体から任意の手段により脱離され、再利用することができる。この再利用方法は、新たな放射性物質汚染廃棄物等の輸送のために、容器本体に再度貼り付けて使用することができる。また、融解させた後、遮断板を新たに製造したり、他の製品に製造したりすることができる。
また、遮断板は通常容器本体の全ての面に設けるが、複数の容器本体を並べて載置する場合において容器本体の一部の面のみに設けてもよい。例えば、図5に例示するように他の放射性物質汚染廃棄物用容器1と隣接する面25においては、その面25から通過する放射線が該当放射性物質汚染廃棄物用容器内に照射され、外部に漏れ出ることを避けることができるため、図8及び9に例示するように取着の省略をすることができる。図8及び9に例示する放射性物質汚染廃棄物用容器は、複数の容器本体を左右、前後又は上下の少なくとも一方に連結して使用しており、各容器本体の連結がされていない全ての面の内面に遮蔽板を設けられている。即ち、図8に例示する放射性物質汚染廃棄物用容器は、図に示す左右方向に容器本体が連結されており、その左右方向の側面の内、隣接している面25においては遮蔽板が設けられておらず、その他の側面、天井面及び底面に遮蔽板が設けられている。また、図8に例示する放射性物質汚染廃棄物用容器は、図に示す左右方向に容器本体が連結されており、図に示す上下方向に容器本体が積み上げられている。また、遮蔽板は上下及び左右に隣接する底面、天井面及び側面において配設がされていない。
更に、底面においては、底面を通過する放射線が通常地面に吸収されるため、遮断板の取着を省略することができる。
遮断板は、例えば図9の遮蔽板3に例示するように、その厚み方向に積み重ねた形で用いることができる。積み重ねることにより放射線の遮断率が高まるため、放射性物質汚染廃棄物等の放射線量に応じて積層数を変えて、容器本体に到達する放射線量を調節することができる。これによって1種類の厚みの遮蔽板を積層した分だけ遮断性能を高めることができ、廃棄物の放射能が弱いときは、積層数を減らすことで軽量化することができるし、放射能が強いときは積層数を増やして遮断性能を高めて放射線が漏れ出ないようにすることができ、複数種類の厚みの遮蔽板を用意する必要がない。遮断板を積み重ねる場合、その積層の手段は任意に選択することができる。例えば、ネジ止め、嵌合構造、粘着剤や面ファスナ等により遮断板同士を接合して積層することができる。
2.放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法
本放射性物質汚染廃棄物用容器は、保管又は輸送のために使用する直前に容器本体の内面に遮断板を取着し、使用後に取着した遮断板を外すことができる。
即ち、組み立てられた容器本体の内面に、遮断板を取着して放射性物質汚染廃棄物用容器とし、その後、放射性物質汚染廃棄物用容器に放射性物質汚染廃棄物等を格納し、次いで、放射性物質汚染廃棄物用容器内の放射性物質汚染廃棄物等を取り出し、その後、放射性物質汚染廃棄物用容器の容器本体を解体し且つ遮断板を脱離し、次いで、容器本体の構成要素及び遮断板を輸送して放射性物質汚染廃棄物用容器の組み立てに再利用することができる。
放射性物質汚染廃棄物用容器に放射性物質汚染廃棄物等を格納する手段及び取り出す手段は特に問わない。例えばクレーンにより放射性物質汚染廃棄物等を吊り下げたり、フォークリフトを用いて放射性物質汚染廃棄物等を持ち上げたりして出し入れすることができる。また、放射性物質汚染廃棄物等をフレキシブルコンテナバッグに入れて、放射性物質汚染廃棄物用容器に格納したり取り出したりすることで吊り下げ作業が容易とすることができる。
放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法を以下で具体的に説明する。
図1に示すように、本使用法で用いる放射性物質汚染廃棄物用容器1は、底面と4つの側面を構成するための金属板をねじ止めで箱状に固定された蓋部22付きの容器本体2と、容器本体2の4つの側面、底面及び蓋部22の天井面に対して設けられる鉛板である遮断板3とからなる。また、容器本体は、図9に例示するように積み上げて輸送又は保管ができる強度を備え、底面の四隅と蓋部の四隅に噛み合う連結手段である金具231、232を備えている。また、蓋部22をクレーン等で持ち上げて開口部を開口するための環状の吊下手段222が蓋部22の側面に備えている。更に、放射性物質汚染廃棄物用容器1をクレーン等で持ち上げて、必要な場所に移動させるための環状の吊下手段222が容器本体2の側面に備えている。
遮断板3は、各面の全体を覆うことができる大きさであり、容器本体2とその蓋部22にネジ止めで固定されている。遮断板3の厚みは約40mmであり、γ線等を約10分の1に遮断することができる。尚、遮断板3は、容器本体2の各面に対して、複数を敷き詰めることにより全体を覆うことができる大きさとしてもよい。
このような放射性物質汚染廃棄物用容器を以下の手順で輸送することができる。
(1)図6(1)に示すように容器本体の構成要素である各板材をネジ止めして組み立てた容器本体2の内面に、遮断板3をネジ止めて図1に示す放射性物質汚染廃棄物用容器1とする。この手順は通常、放射性物質汚染廃棄物等を格納する現地で行われる。
(2)その後、図6(2)に示すように放射性物質汚染廃棄物用容器1に放射性物質汚染廃棄物等を格納する。放射性物質汚染廃棄物等を格納するときの手段は任意に選択することができる。例えば図1に示す天面が開口する放射性物質汚染廃棄物用容器1においては、クレーン等により放射性物質汚染廃棄物7をぶら下げて格納することができる。また、放射性物質汚染廃棄物をフレキシブルコンテナバッグに入れた放射性物質汚染廃棄物7とすることにより、放射性物質汚染廃棄物用容器に格納したり取り出したりすることで吊り下げ作業が容易とすることができる。尚、予め放射性物質汚染廃棄物用容器1の蓋部22の吊下手段222とクレーン等のフックとをロープ等により結びつけ、クレーン等により持ち上げて移動させることにより放射性物質汚染廃棄物用容器1を開口させておく。
(3)次いで、図6(3)に示すように放射性物質汚染廃棄物等を格納した放射性物質汚染廃棄物用容器1を目的地へ輸送する。このときの輸送の手段は特に問わず、汎用のトラックやトレーラを用いて輸送してもよいし、ドライコンテナ等のコンテナ専用のトラックやトレーラを用いて輸送してもよい。また、輸送手段に放射性物質汚染廃棄物用容器1を載せるには、放射性物質汚染廃棄物用容器1の吊下手段212とクレーン等のフックとをロープ等により結びつけ、クレーン等により持ち上げて移動させることにより移動させることにより行われる。
(4)その後、図7(4)に示すように輸送が終わり、また、保管が終わったときは、放射性物質汚染廃棄物用容器内の放射性物質汚染廃棄物等を任意の手段により取り出す。例えば図1に示す天面が開口する放射性物質汚染廃棄物用容器1においては、蓋部22をクレーン等により移動させて開口させた後、クレーン等により放射性物質汚染廃棄物7をぶら下げて取り出すことができる。
(5)そして、図7(5)に示すように使用が済んだ放射性物質汚染廃棄物用容器1は、その場で容器本体2のネジを外して、板材を分離することで解体される。更に、各板材から遮断板3を脱離する。
(6)容器本体2の板材と、脱離した遮断板3は図7(6)に示すように、新たな放射性物質汚染廃棄物等を格納する場所に輸送され、現地での放射性物質汚染廃棄物用容器の組み立てに再利用することができる。更に、遮断板3は、融解させて再使用してもよい。
尚、容器本体2や遮断板3が使用により、破損等する場合がある。このため、容器本体2や遮断板3を再利用する場合、これらの劣化を調べて再利用するかどうかを判断してもよい。
また、上記各工程に示した手順に限られず、例えば以下に示すようにすることができる。
(1a)前記(1)の放射性物質汚染廃棄物用容器1を組み立てる工程において、容器本体2がドライコンテナ等の既製の容器であれば、その容器本体2の内面に遮断板3を取着して放射性物質汚染廃棄物用容器1とすることができる。この場合、前記(5)放射性物質汚染廃棄物用容器1を解体する工程において、容器本体2から遮断板3を脱離するに留まり、容器本体2はそのまま再利用される。
(1b)また、板材を組み立てて容器本体2とする前に、遮断板3を板材に取着した後に、容器本体2を組み立てて放射性物質汚染廃棄物用容器1としてもよい。
(1c)更に、図4に例示するような遮断板3が固定されている板材24を用い、この板材24をネジ止めにより容器本体2cに組み立てて放射性物質汚染廃棄物用容器1としてもよい。この場合、前記(5)放射性物質汚染廃棄物用容器1を解体する工程において、容器本体2から遮断板3を脱離することなく、遮断板3が板材24に固定されたまま新たな放射性物質汚染廃棄物等を格納する場所に輸送され、組み立てて再利用される。
(5a)前記(5)放射性物質汚染廃棄物用容器1を解体する工程において、放射性物質汚染廃棄物用容器1から遮断板3を脱離したのちに、容器本体2を解体してもよい。
(5b)更に、各板材に取着されている遮断板3を脱離しなくてもよい。この場合は遮断板3が板材24に取着されたまま、新たな放射性物質汚染廃棄物等を格納する場所に輸送されて、放射性物質汚染廃棄物用容器の組み立てに再利用することができる。
上記使用方法によって、使用後遮断板を外して、次の使用輸送に備えることができるため、容器本体や遮断板を個別に再利用することができる。また、輸送後そのまま保管してもよいし、輸送を行うことなくその場で保管する場合であっても、前記輸送方法と同様に、放射性物質汚染廃棄物用容器1を組み立てた後に放射性物質汚染廃棄物7を格納して保管し、その後使用が済んだ放射性物質汚染廃棄物用容器1から遮断板3を脱離して再利用することができる。また、図4に例示する板材24に遮蔽板3が固定されたネジ止めにより組み立て可能な容器本体2cであれば、輸送後容器本体2cのネジを外して板材24(及び遮蔽板3)とに分解することで嵩張らずに輸送して再利用することができる。
更に、図1に示す上部が開口し蓋部22を備える容器本体2の代わりに、図3に示す開き戸状の複数の蓋部22を備える容器本体2bを用いた放射性物質汚染廃棄物用容器を用いることができる。この容器本体2bの蓋部22は、蝶番221により容器本体2bの開口部に回動可能に固定されており、それぞれ遮断板3が固定されている。また、表面にクレーン等により持ち上げるための吊下手段222が設けられており、(2)における放射性物質汚染廃棄物7の格納後、及び(4)における放射性物質汚染廃棄物7の取り出しの際に、クレーン等により開閉することができる。更に、開口部を複数の蓋部22により開閉するため、1つあたりの蓋部22の質量を抑え、クレーン等による作業を扱いやすくすることができる。
尚、本発明においては、以上に示した実施形態に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した態様とすることができる。放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法で説明した放射性物質汚染廃棄物用容器1は、図1に示す上方に蓋が設けられている放射性物質汚染廃棄物用容器1であるが、これに限られず、図2に示す側方に蓋が設けられているドライコンテナを容器本体2とした放射性物質汚染廃棄物用容器1を用いても同様の効果が得られる。ドライコンテナを容器本体2とする場合は、ドライコンテナ用のフォークリフト等の積載設備や輸送設備等の既存の設備を利用することが容易であり、より容易に放射性物質汚染廃棄物用容器の輸送や保管を行うことができる。
また、図5に示すように放射性物質汚染廃棄物用容器1を横並びに配列するとき、隣接する側壁面の遮断板3は、放射性物質汚染廃棄物7により挟まれた形となる。そこで、図8及び図9に例示するように隣接する容器本体2の隣接側の側面25の内面は、遮断板3の配設を行わず、配列した放射性物質汚染廃棄物用容器1を一群としたときの外周に位置する側面26、天面及び底面の内面のみ遮断板3の配設を行ってもよい。このような配設方法とすることは、遮断板3の使用枚数を減らしつつ外部への放射線の遮断を行うことができ、容器本体2の容積をより効率よく使用でき、重量を減らすことができる。特に図9に示すように積み上げるとき、遮断板3の分だけ放射性物質汚染廃棄物用容器1が軽くできるため、下層の放射性物質汚染廃棄物用容器1が破損することなくより多く積み上げることができる。
更に、図9に示すように、放射性物質汚染廃棄物用容器1を縦横に積み上げ、その外周に位置する側面26及び天井面に遮断板3を配設することができる。このとき、横並びとなる分だけ側面26方向から放射される放射線が増加するが、側面に位置する遮断板3を積層して配設することにより遮蔽率を高め、放射される放射線を遮断することができる。
尚、参考例として本放射性物質汚染廃棄物用容器を、放射性物質を扱う原子力発電所、研究施設、医療施設等から排出される放射性廃棄物の保管又は運搬に用いることを挙げることができる。
1;放射性物質汚染廃棄物用容器、2、2a、2b、2c;容器本体、212;吊下手段、22;蓋部、221;開閉金具、222;吊下手段、3;遮断板、7;放射性物質汚染廃棄物。

Claims (10)

  1. 放射性物質汚染廃棄物の保管又は運搬に用いられる再利用可能な放射性物質汚染廃棄物用容器であって、
    開閉可能な開口部を具備する容器本体と、
    前記容器本体の内面に取脱可能に配設される鉛製の遮断板と、
    を備えることを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器。
  2. 前記容器本体は組み立て式であり、使用後解体して再度組み立てして再利用できる請求項1記載の放射性物質汚染廃棄物用容器。
  3. 放射性物質汚染廃棄物の保管又は運搬に用いられる再利用可能な放射性物質汚染廃棄物用容器であって、
    開閉可能な開口部を具備し、各面を構成する板材を組み立ててなる容器本体と、
    前記板材の前記容器本体の各内面に相当する面に固定されている鉛製の遮断板と、
    を備えることを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器。
  4. 前記容器本体は、クレーンで前記容器本体を吊り下げて移動させるための吊下手段を具備する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射性物質汚染廃棄物用容器。
  5. 前記容器本体は、他の前記容器本体と、左右、前後又は上下の少なくとも一方に連結する為の連結手段が設けられている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放射性物質汚染廃棄物用容器。
  6. 前記開口部は前記容器本体の天井面に設けられ、前記開口部の一辺に蓋部が蝶番を介して配設され、前記蓋部の裏面側に前記遮断板が配設され、前記蓋部の表面側にクレーンで係止して前記蓋部を開閉するための吊下手段を具備する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射性物質汚染廃棄物用容器。
  7. 放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法であって、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の前記放射性物質汚染廃棄物用容器に放射性物質汚染廃棄物を格納し、
    その後、前記放射性物質汚染廃棄物用容器を輸送し、
    次いで、前記輸送した前記放射性物質汚染廃棄物用容器内の前記廃棄物を取り出し、
    その後、前記放射性物質汚染廃棄物用容器を次の放射性物質汚染廃棄物を格納する場所に輸送して、再利用することを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法。
  8. 放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法であって、
    請求項2乃至6のいずれか1項に記載の前記放射性物質汚染廃棄物用容器に放射性物質汚染廃棄物を格納し、
    その後、前記放射性物質汚染廃棄物用容器を輸送し、
    次いで、前記輸送した前記放射性物質汚染廃棄物用容器内の前記廃棄物を取り出し、
    その後、前記容器本体を各構成部材に解体し、且つ各前記構成部材から前記遮断板を脱離し、
    次いで、前記解体した各構成部材及び前記脱離した遮断板を輸送して前記放射性物質汚染廃棄物用容器の組み立てに再利用することを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法。
  9. 前記廃棄物は包装された状態で、前記放射性物質汚染廃棄物用容器に格納される請求項7乃至8のいずれか1項に記載の放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法。
  10. 複数の容器本体を左右、前後又は上下の少なくとも一方に連結して使用する放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法であって、
    各前記容器本体の前記連結がされていない全ての面の内面に前記遮蔽板を設けられており、
    各前記容器本体内に放射性物質汚染廃棄物を格納し、
    その後、各前記容器本体を前記連結した状態で輸送又は保管することを特徴とする放射性物質汚染廃棄物用容器の使用方法。
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