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JP2014034887A - ディーゼルエンジンの排気ガス処理装置及び排気ガス処理方法 - Google Patents

ディーゼルエンジンの排気ガス処理装置及び排気ガス処理方法 Download PDF

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宏明 大原
Yoshinori Izumi
良範 泉
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博之 鎌田
Noriyuki Yamada
敬之 山田
Isato Nakajima
勇人 中島
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Abstract

【課題】排気ガス浄化手段におけるダストの堆積を抑制する。
【解決手段】排気ガス通路2に排気ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝触媒5を備えたディーゼルエンジン1の排気ガス処理装置であって、脱硝触媒5の上流側の排気ガス通路2に、当該排気ガス通路2内を通過する排気ガスを加熱して排気ガス中のダストを燃焼させる燃焼器4を備え、燃焼器4は、ディーゼルエンジン1の作動時に常時作動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの排気ガス中のダストを除去する排気ガス処理装置及び排気ガス処理方法に関する。
近年、船舶に使用されるディーゼルエンジンにおいて、排気ガスの浄化要求の強化に伴い、排気ガス中の窒素酸化物を浄化する脱硝装置の適用が検討されている。脱硝装置としては、例えば触媒を用いた接触還元法が知られている。この接触還元法は、アンモニア等の還元剤を用いて、排気ガス通路に設けられた触媒上で窒素酸化物を還元反応させ、無害の水と窒素に分解して、排気ガスを浄化させる。
ディーゼルエンジンの排気ガスには、窒素酸化物の他にもすす等からなる粒子状のダストが混入している。したがって、エンジンの運転とともに、触媒にダストが堆積して、触媒における排気浄化性能の低下を招くといった問題点がある。
そこで、触媒の上流側にダストを捕捉するフィルタを設けることが考えられる。
更に、ディーゼルエンジンの排気ガス通路に設けられたフィルタを加熱するバーナーを備え、フィルタにダストが堆積した時点でバーナーを作動させて、フィルタに堆積したダストを燃焼除去してフィルタを再生する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2011-518985号公報
しかしながら、船舶用のディーゼルエンジンのように排気量が比較的大きく、C重油やバンカー油のような低質油が使用されている場合には、ダストの発生量が多くなるので、フィルタの再生頻度が増加してしまう。また、上記特許文献1のようにフィルタにダスト等が堆積した時点でバーナーを作動させたとしても、フィルタにおけるダストの堆積量が多いため、ダストを十分かつ迅速に燃焼除去させることが困難である。
船舶用のディーゼルエンジン等では、フィルタの再生方法として、フィルタに対して排気ガスの流通方向と逆方向に圧縮空気等を噴射してフィルタ上からダストを除去するスートブローが行なわれているが、このスートブローについてもその頻度を低減させることが望まれる。
また、船舶用のディーゼルエンジンでは、高効率を図るために2ストロークエンジンが多く使用されている。2ストロークエンジンでは、排気ガス中に潤滑油が混入するとともに、排気温度が比較的低いため、特に起動時のように排気温度が低い場合では、排気ガス中の潤滑油がバインダとなってフィルタにダストが強固に付着する虞がある。したがって、上記のようにスートブローによってフィルタを再生しようとしてもフィルタからダストが除去し難いといった問題点がある。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、ディーゼルエンジンの排気ガス通路に設けられたフィルタや触媒等の排気ガス浄化手段におけるダストの堆積を抑制するディーゼルエンジンの排気ガス処理装置及び排気ガス処理方法を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、排気ガス通路に排気ガス中のダストまたは窒素酸化物を除去する排気ガス浄化手段を備えたディーゼルエンジンの排気ガス処理装置であって、前記排気ガス浄化手段の上流側の前記排気ガス通路に、当該排気ガス通路内を通過する排気ガスを加熱して前記排気ガス中のダストを燃焼させる燃焼手段を備え、前記燃焼手段は、前記ディーゼルエンジンの作動時に常時作動させることを特徴とする。
これにより、請求項1でのディーゼルエンジンの排気ガス処理装置では、排気ガス浄化手段に流入する前で、燃焼手段により排気ガス中のすす等からなるダストが燃焼される。燃焼手段は、エンジンの作動中に常時作動するので、エンジンの運転時に発生する排気ガス中のダストが常に燃焼除去され、排気ガス浄化手段へのダストの流入が抑制される。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1において、前記排気ガス浄化手段の下流側の前記排気ガス通路に、排気ガスの熱を回収する熱回収手段を備えたことを特徴とする。
これにより、請求項2でのディーゼルエンジンの排気ガス処理装置では、燃焼手段によって加熱された排気ガスの熱が、熱回収手段によって回収され、発電等の用途に有効活用することが可能となる。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または2において、前記燃焼手段は、火炎を発生するバーナーであることを特徴とする。
これにより、請求項3でのディーゼルエンジンの排気ガス処理装置では、燃焼手段が火炎を発生するバーナーであるので、例えばディーゼルエンジンの燃料を利用して、簡易かつ安価に燃焼手段を構成して、排気ガスを加熱することが可能となる。また、ディーゼルエンジンが2ストロークエンジンである場合には、バーナーによって排気ガス中の潤滑油を燃焼させることができるので、潤滑油がバインダ成分になって排気ガス中のダストが排気ガス浄化手段に付着することが未然に防止され、排気ガス浄化手段の再生を容易にすることができる。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記排気ガス浄化手段の上流側の前記排気ガス通路にターボチャージャのタービンを備え、前記燃焼手段は、前記タービンと前記排気ガス浄化手段との間の前記排気ガス通路に配置されることを特徴とする。
これにより、請求項4でのディーゼルエンジンの排気ガス処理装置では、ターボチャージャによってエンジンの排気圧を効率よく利用することができるとともに、燃焼手段によって加熱された排気ガスの熱は熱回収手段によって効率よく回収される。
本発明の請求項5に係る発明は、排気ガス通路に排気ガス中のダストまたは窒素酸化物を除去する排気ガス浄化手段を備えたディーゼルエンジンの排気ガス処理方法であって、前記排気ガス浄化手段の上流側の前記排気ガス通路に、当該排気ガス通路内を通過する排気ガスを加熱して前記排気ガス中のダストを燃焼させる燃焼手段を備え、前記ディーゼルエンジンの作動時に前記燃焼手段を常時作動させて、排気ガス浄化手段に流入する前の排気ガス中のダストを燃焼させることを特徴とする。
これにより、請求項5でのディーゼルエンジンの排気ガス処理方法では、排気ガス浄化手段に流入する前で、燃焼手段により排気ガス中のダストが燃焼される。燃焼手段は、エンジンの作動中に常時作動するので、エンジンの運転時に発生する排気ガス中のダストは常に燃焼除去されて、排気ガス浄化手段へのダストの流入が抑制される。
本発明に係るディーゼルエンジンの排気ガス処理装置及び排気ガス処理方法では、エンジンの作動中に燃焼手段が常時作動して、エンジンの運転時に発生する排気ガス中のダストが常に燃焼除去されて、排気ガス浄化手段へのダストの流入が抑制される。したがって、排気ガス浄化手段におけるダストの堆積が抑制され、排気ガス浄化手段における排気浄化性能が維持されるとともに、排気ガス通路における圧損の増加を抑え、ディーゼルエンジンの出力及び燃費の低下を抑制することができる。また、排気ガス浄化手段からダストを除去する再生作業の頻度を抑制し、
メンテナンスの向上を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係るディーゼルエンジンの排気系の構成図である。 一実施形態の燃焼器の構造を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るディーゼルエンジンの排気系の構成図である。 他の実施形態の燃焼器の構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係るディーゼルエンジン1の排気系の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係るディーゼルエンジン1は、船舶に搭載され、スクリューの駆動や発電をするための主機関であって、効率を向上させるために、大型かつ低回転で稼働させる2ストロークエンジンが採用されている。
本発明の第1の実施形態では、ディーゼルエンジン1の排気ガス通路2には、上流側から順番にターボチャージャのタービン3、燃焼器4(燃焼手段)、脱硝触媒5(排気ガス浄化手段)、エコノマイザ6(熱回収手段)が配設されている。また、燃焼器4とエコノマイザ6との間の排気通路2には、脱硝触媒5をバイパスするバイパス路7が設けられている。
このバイパス路7は、排気ガスの一部を脱硝触媒5を通過させずにエコノマイザ6に導入するものであって、脱硝触媒5による排気浄化性能を確保した上でエコノマイザ6による熱回収率の向上及び圧損の低下を図るように、流路断面積が設定されている。あるいは、バイパス路7と排気ガス通路2の分岐点にダンパ等を設けて排気流量を制御してもよい。
ターボチャージャは、排気圧及び排気熱を利用して駆動されるタービン3の回転駆動力によって図示しないコンプレッサあるいは発電機を駆動する。コンプレッサは、ディーゼルエンジン1の吸気通路に配設され、吸気を過給することで、ディーゼルエンジン1の出力及び燃費の向上を図ることが可能となっている。
脱硝触媒5は、排気ガス中の窒素酸化物を除去する機能を有する。脱硝触媒5は、例えば格子状の担体に酸化チタン等を担持して構成された触媒層を備えている。当該触媒層の上流には、還元剤が供給される。還元剤は、アンモニア、あるいはアンモニアを発生させるアンモニア水や尿素水が用いられる。そして、触媒層上で排気ガス中の窒素酸化物とアンモニアとを反応させ、窒素酸化物を無害の窒素に還元反応させる。
また、本実施形態では、脱硝触媒5には、触媒層の上流側ですす等のダストを捕集する図示しないフィルタが備えられているが、当該フィルタは必須ではなく備えていなくともよい。
エコノマイザ6は、排気ガス通路2にフィン等を備えた配管を設置して構成され、配管に熱媒体としての水もしくは蒸気を通過させることで、排気ガス通路2を通過する排気ガスと配管を通過する水とで熱交換させる機能を有する。エコノマイザ6において排気ガスと熱交換し加熱された水は、蒸気となり発電やその他船舶内で利用される。
燃焼器4は、排気ガスを加熱する機能を有する。
図2は、一実施形態の燃焼器4の構造を示す断面図である。
燃焼器4は、例えば図2に示すように、排気ガス通路2の一部をなす排気管10にバーナー11を備えて構成されている。
バーナー11は、例えばディーゼルエンジン1の燃料を燃焼させ、排気管10内で火炎fを発生させるように配置されている。よって、燃焼器4を作動させることで、即ちバーナー11により排気管10内で火炎fを発生させることで、排気管10を通過する排気ガスを火炎fによって直接加熱し、排気ガス中のすす等からなるダストを燃焼させる。
そして、本実施形態では、燃焼器4におけるバーナー11は、ディーゼルエンジン1の運転時に常時作動させられる。
以上のように、本実施形態では、脱硝触媒5の上流側の排気ガス通路2に燃焼器4を備えており、脱硝触媒5に流入する前の排気ガスを燃焼器4によって加熱することで、すす等のダストを燃焼除去することができる。更に、燃焼器4がディーゼルエンジン1の運転時に常時作動させられるので、ディーゼルエンジン1の運転時に発生するすす等のダストを常に燃焼除去することができ、脱硝触媒5にダストが流入することを抑制することができる。よって、脱硝触媒5におけるダストの堆積を抑制して、脱硝触媒5における窒素酸化物の還元除去性能を維持することができるとともに、排気ガス通路2における圧損の増加を抑え、ディーゼルエンジン1の出力及び燃費の低下を抑制することができる。
また、船舶用の大型のディーゼルエンジン1では、ダストの発生量が多いため、スートブローによって脱硝触媒5からダストを除去する場合がある。スートブローは、脱硝触媒5に対し、排気ガスの流通方向とは逆方向に圧縮空気等を通過させて、脱硝触媒5に堆積しているダストを除去し、脱硝触媒5を再生させるものである。また、排気ガスの流通方向の順方向に圧縮空気等を通過させる方法もある。このようにスートブローを行なうとしても、本実施形態のように燃焼器4を用いて脱硝触媒5へのダストの堆積を抑制することで、このスートブローによる脱硝触媒5の再生の頻度を低減することができる。
また、本実施形態では、燃焼器4によって排気ガスを加熱する構造であるので、排気温度が低くダストの発生量の多いディーゼルエンジン1の起動時においても、ダストの燃焼除去を十分に行なうことができる。
また、本実施形態のディーゼルエンジン1は、2ストロークエンジンであるため、排気ガス中に潤滑油が混入するが、燃焼器4のバーナー11によってこの排気ガス中の潤滑油も燃焼させることができる。したがって、脱硝触媒5への潤滑油の流入を防ぐことができ、すす等と潤滑油が混合して粘度の高いダストとなって脱硝触媒5に付着することを未然に防止することができる。これにより、スートブロー等によって脱硝触媒5に堆積したダストを除去する場合にも、その作業を容易にすることができる。
更に、本実施形態では、脱硝触媒5の下流側にエコノマイザ6を備えており、排気ガスの熱エネルギーを回収して有効利用することができる。上記のように燃焼器4によって排気ガスが加熱させられることで排気温度が上昇するが、この昇温した排気ガスの熱エネルギーがエコノマイザ6によって回収されるので、当該回収された熱エネルギーを発電やその他船舶内の用途に利用することで、例え燃焼器4において燃料が消費されるとしても、船舶内の機関全体での燃費を向上させることができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るディーゼルエンジン1の排気系の概略構成図である。なお、図3では、第3の実施形態に係るディーゼルエンジン1の排気系の概略構成図として、第2の実施形態と異なる部分を二点鎖線により示している。
本発明の第2の実施形態は、図3に示すように、上記第1の実施形態に対して、燃焼器4とターボチャージャのタービン3の位置が反対になっている点が異なる。即ち、ディーゼルエンジン1の排気ガス通路2には、上流側から順番に燃焼器4、ターボチャージャのタービン3、脱硝触媒5、エコノマイザ6が配設されている。
第2の実施形態では、タービン3が燃焼器4の下流にあるため、第1の実施形態よりもタービン3における排気圧が低下して、ターボチャージャによる過給効果が低下するものの、燃焼器4によって加熱された排気ガスの熱エネルギーを、タービン3によって回収することができる。
本発明の第3の実施形態は、図3中二点鎖線で示すように、上記第2の実施形態に対して、脱硝触媒5が燃焼器4とターボチャージャのタービン3との間に配置される点が異なる。即ち、ディーゼルエンジン1の排気ガス通路2には、上流側から順番に燃焼器4、脱硝触媒5、ターボチャージャのタービン3、エコノマイザ6が配設されている。
第3の実施形態では、タービン3が脱硝触媒5の下流にあるため、燃焼器4によって加熱され、脱硝触媒5を通過した後の排気ガスの熱エネルギーを、タービン3によって回収することができる。
上記第1〜第3の実施形態は、ターボチャージャのタービン3の位置が異なるものである。したがって、第1〜第3の実施形態においてターボチャージャの効果に差が発生し、これに伴いエコノマイザ6における熱回収量も異なるものとなる。上記第1〜第3の実施形態を比較すると、排気系の各種機器の容量等により異なるものの、一般的には、ターボチャージャのタービン3をディーゼルエンジン1に最も近く配設した第1の実施形態が、最もターボチャージャを有効に活用して、ディーゼルエンジン1自体の出力や燃費が良好となり、機関全体の燃費も良好となる。
本願発明は、上記第1〜第3の実施形態に限定するものではない。
例えば、燃焼器4は、排気ガスを加熱して排気ガス中のすす等のダストを燃焼させる機能を有していればよい。
図4は、他の実施形態の燃焼器20の構造を示す断面図である。
図4に示す他の実施形態の燃焼器20(燃焼手段)は、伝熱性の高い鋼板等で形成された筒体21を、筒状の排気管22内に同軸上に配置し、筒体21内で火炎fが発生するようにバーナー11が配置されて構成されている。排気ガスは、筒体21の側方から排気管22内に導入され、筒体21の外周に沿って下流側に通過する。したがって、バーナー11の火炎fによって筒体21が加熱され高温となり、この高温となった筒体21に排気ガスが接触して排気ガスが加熱される。なお、400℃以上で排気ガス中のすすや潤滑油が燃焼するので、筒体21の外周壁の温度が400℃以上になるように、バーナー11の能力等を設定すればよい。
本実施形態では、燃焼器20は、上記燃焼器4のようにバーナー11の火炎fに排気ガスを直接晒して加熱するものでなく、筒体21を介して間接的に排気ガスを加熱するものであるが、上記燃焼器4と同様に、排気ガス中のすす等のダストを燃焼させることができる。
また、燃焼器4、20は、ディーゼルエンジン1の燃料以外の燃料(例えば、灯油や軽油)を使用するものであってもよいし、バーナー11を使用しなくとも、排気ガスを加熱して排気ガス中のすす等のダストを燃焼させる機能を有しているものであればよい。しかしながら、バーナー11を使用してディーゼルエンジン1の燃料を利用することで、簡易かつ安価に燃焼器4、20を構成することができる。
また、ターボチャージャやエコノマイザ6のないディーゼルエンジンにおいても、本発明を適用することができる。但し、燃焼器4、20の下流側にエコノマイザ6が備えられていることが機関全体の効率の点から望ましい。
また、脱硝触媒5だけでなく、ディーゼルエンジンの排気ガス通路に設けられたその他の触媒やDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)等のフィルタに対しても本願発明は有効である。上記実施形態では、脱硝触媒5が、排気ガス中の窒素酸化物を還元除去する触媒とフィルタを備えたものであり、本願発明によって、上流側に位置するフィルタのダストの堆積を抑制することができるが、例えば触媒の上流にDPFを単体で備えたディーゼルエンジンにおいて、DPFの上流に燃焼器4、20を備えることで、DPFへのダストの堆積を抑制し、DPFからのダストの除去作業あるいはDPFの再生の頻度を低下させることができる。
また、排気ガス通路にDPF等のフィルタがない場合でも、触媒の上流側に燃焼器4、20を備えることで、触媒へのダストの堆積を抑制し、触媒における排気浄化性能を維持させることができる。
また、4ストロークのディーゼルエンジンについても本発明を適用できるとともに、船舶以外のディーゼルエンジンについても本発明を広く適用することが可能である。
1 ディーゼルエンジン
2 排気ガス通路
3 タービン
4 燃焼器(燃焼手段)
5 脱硝触媒(排気ガス浄化手段)
6 エコノマイザ(熱回収手段)
11 バーナー
20 燃焼器(燃焼手段)

Claims (5)

  1. 排気ガス通路に排気ガス中のダストまたは窒素酸化物を除去する排気ガス浄化手段を備えたディーゼルエンジンの排気ガス処理装置であって、
    前記排気ガス浄化手段の上流側の前記排気ガス通路に、当該排気ガス通路内を通過する排気ガスを加熱して前記排気ガス中のダストを燃焼させる燃焼手段を備え、
    前記燃焼手段は、前記ディーゼルエンジンの作動時に常時作動させることを特徴とするディーゼルエンジンの排気ガス処理装置。
  2. 前記排気ガス浄化手段の下流側の前記排気ガス通路に、排気ガスの熱を回収する熱回収手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジンの排気ガス処理装置。
  3. 前記燃焼手段は、火炎を発生するバーナーであることを特徴とする請求項1または2に記載のディーゼルエンジンの排気ガス処理装置。
  4. 前記排気ガス浄化手段の上流側の前記排気ガス通路にターボチャージャのタービンを備え、
    前記燃焼手段は、前記タービンと前記排気ガス浄化手段との間の前記排気ガス通路に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のディーゼルエンジンの排気ガス処理装置。
  5. 排気ガス通路に排気ガス中のダストまたは窒素酸化物を除去する排気ガス浄化手段を備えたディーゼルエンジンの排気ガス処理方法であって、
    前記排気ガス浄化手段の上流側の前記排気ガス通路に、当該排気ガス通路内を通過する排気ガスを加熱して前記排気ガス中のダストを燃焼させる燃焼手段を備え、
    前記ディーゼルエンジンの作動時に前記燃焼手段を常時作動させて、排気ガス浄化手段に流入する前の排気ガス中のダストを燃焼させるディーゼルエンジンの排気ガス処理方法。
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