JP2014034475A - 活性炭の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】以下の第1工程〜第4工程を含むことを特徴とする活性炭の製造方法:
芳香族ビニル化合物に由来する構造単位を含み、且つスルホ基を有する親水性ブロック(S)、および不飽和炭化水素化合物に由来する構造単位を含み、且つ非晶性である疎水性ブロック(T)を有するブロック共重合体(Z)と、フェノール類と、ホルムアルデヒドと、溶媒とを混合して、混合物を得る第1工程;
得られた混合物から溶媒を除去して、固形物を得る第2工程;
得られた固形物を加熱して、多孔質炭素を得る第3工程;および
得られた多孔質炭素を賦活して、活性炭を得る第4工程。
【選択図】なし
Description
芳香族ビニル化合物に由来する構造単位を含み、且つスルホ基を有する親水性ブロック(S)、および不飽和炭化水素化合物に由来する構造単位を含み、且つ非晶性である疎水性ブロック(T)を有するブロック共重合体(Z)と、
フェノール類と、
ホルムアルデヒドと、
溶媒と
を混合して、混合物を得る第1工程;
得られた混合物から溶媒を除去して、固形物を得る第2工程;
得られた固形物を加熱して、多孔質炭素を得る第3工程;および
得られた多孔質炭素を賦活して、活性炭を得る第4工程。
[2] 第3工程において、得られた固形物を300〜1200℃の温度で加熱する前記[1]に記載の活性炭の製造方法。
[3] 第4工程が、以下の第4−1工程〜第4−3工程を含む前記[1]または[2]に記載の活性炭の製造方法:
得られた多孔質炭素と、
アルカリ金属水酸化物と、
溶媒と
を混合して、分散液を得る第4−1工程;
得られた分散液から溶媒を除去して、固形物を得る第4−2工程;および
得られた固形物を400〜900℃の温度で加熱して、活性炭を得る第4−3工程。
[4] 前記[1]〜[3]のいずれか一つに記載の製造方法によって得られた活性炭。
[5] 比表面積が1000m2/g以上であり、全細孔容積が0.3cm3/g以上である前記[4]に記載の活性炭。
第1工程では、芳香族ビニル化合物に由来する構造単位を含み、且つスルホ基を有する親水性ブロック(S)、および不飽和炭化水素化合物に由来する構造単位を含み、且つ非晶性である疎水性ブロック(T)を有するブロック共重合体(Z)と、
フェノール類と、
ホルムアルデヒドと、
溶媒と
を混合して、混合物を得る。以下では、まずブロック共重合体(Z)について説明する。
ブロック共重合体(Z)は、以下で説明する親水性ブロック(S)と疎水性ブロック(T)とを、それぞれ1個以上有する。ブロック共重合体(Z)が複数の親水性ブロック(S)を有する場合、それらの構造(構造単位の種類、重合度、スルホ基の種類や導入割合等)は、互いに同じであってもよく、異なっていてもよい。また、ブロック共重合体(Z)が複数の疎水性ブロック(T)を有する場合、それらの構造(構造単位の種類、重合度等)は、互いに同じであってもよく、異なっていてもよい。
スチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、3,5−ジメチルスチレン、2−メトキシスチレン、3−メトキシスチレン、4−メトキシスチレン、ビニルビフェニル、ビニルターフェニル、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、4−フェノキシスチレン、α−メチルスチレン、α−メチル−4−メチルスチレン、α−メチル−4−エチルスチレンおよび1,1−ジフェニルエチレンが好ましく;
スチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、3,5−ジメチルスチレン、ビニルビフェニルおよびα−メチルスチレンがより好ましく;
スルホン化の観点から、スチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、ビニルビフェニルおよびα−メチルスチレンがさらに好ましい。
エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、1−ペンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、1−ヘプテン、2−ヘプテン、1−オクテン、2−オクテン、1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン、1,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエンおよび1,3−ヘプタジエンが好ましく;
1,3−ブタジエン、イソブテン、1,3−ペンタジエン、イソプレン、1,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエンおよび1,3−ヘプタジエンがより好ましく;
1,3−ブタジエン、イソブテン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンおよび2−エチル−1,3−ブタジエンがさらに好ましい。
(1)シクロヘキサン等の非極性溶媒中でアニオン重合開始剤の存在下、20〜100℃の温度条件下で、芳香族ビニル化合物、共役ジエン、芳香族ビニル化合物を逐次重合させて、S0−T−S0型トリブロック共重合体(Z0)を得る方法(前記S0およびTはそれぞれ、ブロック(S0)および疎水性ブロック(T)を表す。以下同じ。);
(2)シクロヘキサン等の非極性溶媒中でアニオン重合開始剤の存在下、20〜100℃の温度条件下で芳香族ビニル化合物、共役ジエンを逐次重合させた後、安息香酸フェニル等のカップリング剤を添加して、S0−T−S0型トリブロック共重合体(Z0)を得る方法;
(3)シクロヘキサン等の非極性溶媒中で、アニオン重合開始剤として有機リチウム化合物および重合末端アニオンの活性化剤である極性化合物(例えば、THF、アミン等)の存在下、−30℃〜30℃の温度にて、芳香族ビニル化合物を重合させ、得られるリビングポリマーに共役ジエンを重合させた後、安息香酸フェニル等のカップリング剤を添加して、S0−T−S0型ブロック共重合体(Z0)を得る方法;
(4)シクロヘキサン等の非極性溶媒中でアニオン重合開始剤の存在下、20〜100℃の温度条件下で、t−ブチルスチレン、スチレン、共役ジエンを所望の順番で各1回以上逐次添加し、3種類以上のブロックからなるブロック共重合体(Z0)を得る方法;
等が採用される。
(5)ハロゲン化炭化水素および炭化水素の混合溶媒中、−78℃で、2官能性ハロゲン化開始剤を用いて、ルイス酸存在下、イソブテンをカチオン重合させた後、スチレン等の芳香族ビニル化合物を重合させて、S0−T−S0型トリブロック共重合体(Z0)を得る方法(例えば、Macromol. Chem., Macromol. Symp. 32, 119 (1990). に記載の方法)
等が採用される。
本発明においてフェノール類とは、フェノールまたはベンゼン環の水素原子が置換基で置換されたフェノール(以下「置換フェノール」と称する。)を意味する。置換フェノールの置換基としては、例えば、水酸基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基等が挙げられ、その置換基の数は、好ましくは1〜3、より好ましくは1〜2である。フェノール類は、1種のみを使用してもよく、2種以上を併用してもよい。フェノール類としては、フェノール、ジヒドロキシベンゼン(即ち、1,2−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,4−ジヒドロキシベンゼン)等が挙げられ、このうち、1,3−ジヒドロキシベンゼン(即ち、レゾルシノール)が好ましい。
第1工程で用いる溶媒としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール、2−メチル−1−プロパノール等のアルコール;テトラヒドロフラン(THF)等のエーテル;アセトン、シクロヘキサノン等のケトン;等の極性有機溶媒が好ましい。これらの極性有機溶媒は、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、ブロック共重合体(Z)の溶解性を向上させる目的で、前記の極性有機溶媒とトルエンなどの非極性有機溶媒とを混合して用いてもよい。また、前記の極性有機溶媒と水とを混合してもよい。
THF;THFとエタノールとの混合溶媒;THFとn−プロパノールとの混合溶媒;THFと水との混合溶媒;シクロヘキサノン;シクロヘキサノンとエタノールとの混合溶媒;トルエンと2−プロパノールとの混合溶媒;トルエンと2−メチル−1−プロパノールとの混合溶媒;が好ましく、
THF;THFとエタノールとの混合溶媒;THFとn−プロパノールとの混合溶媒;;シクロヘキサノン;シクロヘキサノンとエタノールとの混合溶媒;トルエンと2−プロパノールとの混合溶媒;トルエンと2−メチル−1−プロパノールとの混合溶媒;がより好ましく、
THF;THFとエタノールとの混合溶媒;THFとn−プロパノールとの混合溶媒;がさらに好ましい。
ブロック共重合体とフェノール類とホルムアルデヒドと溶媒との好ましい組合せは、以下の通りである:
(i)ブロック共重合体(Z)
スチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、3,5−ジメチルスチレン、2−メトキシスチレン、3−メトキシスチレン、4−メトキシスチレン、ビニルビフェニル、ビニルターフェニル、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、4−フェノキシスチレン、α−メチルスチレン、α−メチル−4−メチルスチレン、α−メチル−4−エチルスチレンおよび1,1−ジフェニルエチレンからなる群から選ばれる芳香族ビニル化合物に由来する構造単位を含み、且つスルホ基を有する親水性ブロック(S)、並びに
エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、1−ペンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、1−ヘプテン、2−ヘプテン、1−オクテン、2−オクテン、1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン、1,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエンおよび1,3−ヘプタジエンからなる群から選ばれる不飽和炭化水素化合物に由来する構造単位とを含み、且つ非晶性である疎水性ブロック(T)
を有するブロック共重合体(Z)。
(ii)フェノール類
フェノールおよびジヒドロキシベンゼンからなる群から選ばれるフェノール類。
(iii)ホルムアルデヒド
ホルムアルデヒド溶液。
(iv)溶媒
THF;THFとエタノールとの混合溶媒;THFとn−プロパノールとの混合溶媒;;THFと水との混合溶媒;シクロヘキサノン;シクロヘキサノンとエタノールとの混合溶媒;トルエンと2−プロパノールとの混合溶媒;またはトルエンと2−メチル−1−プロパノールとの混合溶媒。
(i)ブロック共重合体(Z)
スチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、3,5−ジメチルスチレン、ビニルビフェニルおよびα−メチルスチレンからなる群から選ばれる芳香族ビニル化合物に由来する構造単位を含み、且つスルホ基を有する親水性ブロック(S)、並びに
1,3−ブタジエン、イソブテン、1,3−ペンタジエン、イソプレン、1,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエンおよび1,3−ヘプタジエンからなる群から選ばれる不飽和炭化水素化合物に由来する構造単位とを含み、且つ非晶性である疎水性ブロック(T)を有するブロック共重合体(Z)。
(ii)フェノール類
フェノールおよびレゾルシノールからなる群から選ばれるフェノール類。
(iii)ホルムアルデヒド
ホルムアルデヒド水溶液。
(iv)溶媒
THF;THFとエタノールとの混合溶媒;THFとn−プロパノールとの混合溶媒;;シクロヘキサノン;シクロヘキサノンとエタノールとの混合溶媒;トルエンと2−プロパノールとの混合溶媒;またはトルエンと2−メチル−1−プロパノールとの混合溶媒。
(i)ブロック共重合体(Z)
スチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、ビニルビフェニルおよびα−メチルスチレンからなる群から選ばれる芳香族ビニル化合物に由来する構造単位を含み、且つスルホ基を有する親水性ブロック(S)、並びに
1,3−ブタジエン、イソブテン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンおよび2−エチル−1,3−ブタジエンからなる群から選ばれる不飽和炭化水素化合物に由来する構造単位とを含み、且つ非晶性である疎水性ブロック(T)を有するブロック共重合体(Z)。
(ii)フェノール類
レゾルシノール。
(iii)ホルムアルデヒド
ホルマリン水溶液(即ち、濃度が37重量%以上であるホルムアルデヒド水溶液)。
(iv)溶媒
THF;THFとエタノールとの混合溶媒;またはTHFとn−プロパノールとの混合溶媒。
第2工程では、得られた混合物から溶媒を除去して、固形物を得る。溶媒除去の方法としては、公知の方法、例えば、(1)室温での自然乾燥、(2)加熱、(3)減圧、または(4)加熱および減圧の組合せが挙げられる。混合物はガラス、シリコンウエハ等の基板上に塗工後に、前記の手法を用いて溶媒を除去してもよい。基板への塗工手法としては、公知の方法、例えば、バーコーター、ロールコーター、グラビアコーター、ディップコーティング、スピンコーティング、スプレーコーティングが用いられる。溶媒除去のために加熱する場合、その温度は、好ましくは30〜150℃、より好ましくは60〜120℃である。溶媒除去のために減圧する場合、その圧力は、好ましくは0.01〜100Torr、より好ましくは0.1〜10Torrである。第2工程に要する時間は、好ましくは1〜100時間、より好ましくは10〜50時間である。溶媒除去は、大気雰囲気下で混合物を加熱することによって行うことが好ましい。固形物を100℃に保持した際、重量減少率が1分間あたり0.1%以下になるまで、溶媒を除去することが好ましい。
第3工程では、得られた固形物を加熱して、多孔質炭素を得る。得られる多孔質炭素は、好ましくは、細孔径が10〜50nmである多数の細孔を規則的に有する。
第4工程では、得られた多孔質炭素を賦活して、活性炭を得る。多孔質炭素の賦活のために、公知の方法(薬品賦活、ガス賦活)を使用することができる。薬品賦活は、一般に、薬品(塩化亜鉛、リン酸、アルカリ金属水酸化物等)を浸透させた多孔質炭素を加熱することによって行われる。ガス賦活は、一般に、高温(例えば、700〜1000℃)で、多孔質炭素をガス(水蒸気、二酸化炭素、空気、燃焼ガス等)と接触させることによって行われる。
得られた多孔質炭素と、
アルカリ金属水酸化物と、
溶媒と
を混合して、分散液を得る第4−1工程;
得られた分散液から溶媒を除去して、固形物を得る第4−2工程;および
得られた固形物を400〜900℃の温度で加熱して、活性炭を得る第4−3工程。
本発明は、上記製造方法によって得られた活性炭も提供する。電気二重層キャパシタ電極の静電容量を増大させる観点から、本発明の活性炭の比表面積は、1000m2/g以上であることが好ましく、1500m2/g以上であることがより好ましい。同様の観点から、本発明の活性炭の全細孔容積は、0.3cm3/g以上であることが好ましく、0.5cm3/g以上であることがより好ましい。
(1)予め活性炭の分散液を作製し、この分散液に活物質、結着剤、各種添加剤を加え更に分散させ、集電体に塗布した後、乾燥する方法、
(2)活性炭、活物質、結着剤、各種添加剤を同時に溶媒に分散させ、集電体に塗布した後、乾燥する方法、
(3)活性炭、活物質、結着剤、各種添加剤を乾式混合機により混合し、得られた混合物を加圧(例えば、圧縮成形)により集電体に結着させる方法。
(1)数平均分子量の測定
以下の測定機および条件によって、ブロック共重合体(Z0)の数平均分子量を測定した。
GPCシステム:東ソー社製「HLC−8220GPC」
カラム:TSKgel Super Multipore HZ−M
TSK guard Column Super MP−M
TSK gel G3000H
RI検出器:HLC−8220GPC
カラムオーブン温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン
標準サンプル:標準ポリスチレンの較正曲線を用いて、換算した。
以下の測定機および条件によって、1H−NMRを測定し、ブロック共重合体(Z0)の水素添加率およびブロック共重合体(Z)のスルホン化率を算出した。
NMRシステム:日本電子製JNM−ECX400
溶媒:重水素化クロロホルム
基準ピーク:テトラメチルシラン
ブロック共重合体(Z)の20重量%トルエン/イソプロピルアルコール(重量比5/5)溶液を調製し、離型処理済PETフィルム(三菱樹脂(株)製「MRV」)上に約350μmの厚さでコートし、熱風乾燥機にて、100℃で4分間乾燥後、25℃で離型処理済PETフィルムから剥離させて、厚さ30μmの膜を得た。得られた膜を、広域動的粘弾性測定装置(レオロジ社製「DVE−V4FTレオスペクトラー」)を使用して、引張りモード(周波数:11Hz)で、速度3℃/分で−80℃から250℃まで昇温して、貯蔵弾性率(E’)、損失弾性率(E’’)および損失正接(tanδ)を測定した。結晶性オレフィン重合体に由来する80〜100℃における貯蔵弾性率の変化の有無から、疎水性ブロック(T)の非晶性を評価した。この結果、下記実施例および比較例で得られたすべてのブロック共重合体(Z)では、前記貯蔵弾性率の変化がなく、それらの疎水性ブロック(T)は非晶性であった。
日本ベル社製の自動比表面積/細孔分布測定装置「BELSORP−miniII」を使用し、液体窒素を用いて多点法でBET比表面積を測定し、パラメータCが正になる範囲で、多孔質炭素または活性炭の比表面積を算出した。また、多孔質炭素または活性炭のマイクロ孔容積(Vmicro)、メソ孔容積(Vmeso)、マクロ孔容積(Vmacro)、および全細孔容積(Vtotal)は、窒素吸着等温線の吸着曲線からBJH法を用いて算出した。比表面積および細孔容積の測定のための前処理を、100℃で24時間行った。なお、マイクロ孔とは幅が2nm以下である孔をいい、メソ孔とは幅が2nm超50nm以下である孔をいい、マクロ孔とは幅が50nm超である孔をいう。
下記実施例および比較例の活性炭、カーボンブラック(東海カーボン社製)、PTFE粉末(Dupont―Mitsui Fluorochemicals 社製)を重量比8:1:1で混合し、加圧成形したものを白金メッシュに挟み、作用極とした。1Mの硫酸を電解液とし、Ag/Ag+を参照電極とし、Ptを対極とした三極式のセルを用いて、定電流法にて充放電試験を実施して、電流密度100mA/gおよび400mA/gのそれぞれの静電容量を測定した。
合成例1:ブロック共重合体(Z0)の合成
撹拌装置付き耐圧容器を充分に窒素置換した後、充分に脱水したα−メチルスチレン172g、シクロヘキサン258.1g、n−ヘキサン28.8gおよびテトラヒドロフラン5.9gを投入した。続いて、重合溶液にsec−ブチルリチウム(1.3Mのシクロヘキサン溶液)17.5mLを添加し、−10℃で5時間重合した。5時間重合後のポリ(α−メチルスチレン)の数平均分子量をGPCにより測定したところ、ポリスチレン換算で6,400であった。次いで、重合溶液に1,3−ブタジエン27gを添加し、−10℃で30分間撹拌した後、シクロヘキサン1,703gを加えた。得られたポリブタジエンブロックの数平均分子量は3640であった。次に、重合溶液に1,3−ブタジエン303gを加え、60℃まで昇温して、2時間重合した。さらに、耐圧容器中の重合溶液に、α,α’−ジクロロ−p−キシレン(0.3Mのトルエン溶液)27.0mLを加え、60℃で1時間撹拌してカップリング反応を行い、ポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジエン−ポリ(α−メチルスチレン)型トリブロック共重合体(以下「mSBmS」と略記する)を合成した。得られたmSBmSの数平均分子量は74000であり、1H−NMR測定から求めた1,2−結合量は43.9%、α−メチルスチレン単位の含有量は28重量%であった。また1H−NMRスペクトル測定による組成分析により、ポリブタジエンブロック中にα−メチルスチレンが実質的に含まれていないことを確認した。
合成例1で得られたブロック共重合体(Z0−1)100gを、攪拌機付きのガラス製反応容器中にて1時間真空乾燥し、次いで窒素置換した後、塩化メチレン1000mLを加え、35℃にて2時間攪拌して溶解させて、ブロック共重合体(Z0−1)の塩化メチレン溶液を調製した。これとは別に、塩化メチレン41.8mL中、0℃にて無水酢酸21.0mLと硫酸9.34mLとを反応させてスルホン化剤を得た。前記ブロック共重合体(Z0−1)の塩化メチレン溶液に、前記スルホン化剤を20分かけて徐々に滴下した。滴下後の反応溶液を35℃にて0.5時間攪拌して、スルホン化を行った。スルホン化後、攪拌しながら2Lの蒸留水に反応溶液を注ぎ、共重合体を析出させた。析出した共重合体を90℃の蒸留水で30分間洗浄し、次いでろ過した。この洗浄およびろ過の操作を、洗浄水のpH変化がなくなるまで繰り返し、最後にろ取した共重合体を真空乾燥して、スルホン化共重合体(以下、ブロック共重合体(Z−1)と称する)を得た。得られたブロック共重合体(Z−1)のスルホン化率は27mol%、イオン交換容量は0.8meq/gであった。
スルホン化の反応温度を25℃に、反応時間を7時間に変更した以外は、合成例2と同様にして、ブロック共重合体(Z0−1)のスルホン化を行った。得られたスルホン化共重合体(以下、ブロック共重合体(Z−2)と称する)のスルホン化率は50mol%、イオン交換容量は1.06meq/gであった。
実施例1
まず、以下のようにして多孔質炭素を製造した。詳しくは、磁気撹拌子を入れたテフロン(登録商標)製の容量30mLの広口瓶に、THF9.0mLを添加し、20℃にてマグネチックスターラーで該THFを撹拌しながら、レゾルシノール0.66g(和光純薬工業社製)、合成例2で得られたブロック共重合体(Z−1)0.2gを順に添加し、溶解させた。撹拌を続けながら、この溶液に37重量%のホルマリン水溶液0.63g(和光純薬工業社製)を添加して、広口瓶に蓋をしたのち、20℃でさらに24時間攪拌することで、析出した固体を含む液からなる混合物を得た(第1工程)。得られた混合物を室温で12時間静置する自然乾燥によって、大部分の溶媒を除去した後、さらに90℃で36時間加熱することによって溶媒を除去して、固形物を得た(第2工程)。次いで得られた固形物を、窒素雰囲気下、速度1.4℃/分で500℃まで昇温し、500℃で3時間加熱して、粉末状の多孔質炭素(Q−1)0.37gを得た(第3工程)。多孔質炭素(Q−1)の比表面積は295m2/g、Vmicroは0.06cm3/g、Vmesoは0.17cm3/g、Vmacroは0.02cm3/g、Vtotalは0.25cm3/gであった。走査型電子顕微鏡による多孔質炭素(Q−1)の観察から、20nm程度の均一な細孔が確認された。
ブロック共重合体(Z−1)0.2gに代えて、ブロック共重合体(Z−2)0.2gを用いた以外は実施例1と同様にして、粉末状の多孔質炭素(Q−2)0.36gを得た。得られた多孔質炭素(Q−2)の比表面積は373m2/g、Vmicroは0.07cm3/g、Vmesoは0.24cm3/g、Vmacroは0.04cm3/g、Vtotalは0.35cm3/gであった。走査型電子顕微鏡および透過型電子顕微鏡による多孔質炭素(Q−2)の観察から、20nm程度の均一な細孔が確認された(図1、図2)。
第3工程において、800℃まで昇温し、800℃で3時間加熱した以外は、実施例1と同様にして、粉末状の多孔質炭素(Q−3)を得た。得られた多孔質炭素(Q−3)の比表面積は567m2/g、Vmicroは0.06cm3/g、Vmesoは0.23cm3/g、Vmacroは0.02cm3/g、Vtotalは0.31cm3/gであった。走査型電子顕微鏡および透過型電子顕微鏡による多孔質炭素(Q−3)の観察から、20nm程度の均一な細孔が確認された(図1、図2)。
ブロック共重合体(Z−1)0.2gに代えて、ブロック共重合体(Z−2)0.2gを用いた点、および第3工程において、800℃まで昇温し、800℃で3時間加熱した以外は、実施例1と同様にして、粉末状の多孔質炭素(Q−4)を得た。得られた多孔質炭素(Q−4)の比表面積は261m2/g、Vmicroは0.04cm3/g、Vmesoは0.11cm3/g、Vmacroは0.02cm3/g、Vtotalは0.17cm3/gであった。走査型電子顕微鏡による多孔質炭素(Q−4)の観察から、20nm程度の均一な細孔が確認された。
磁気撹拌子を入れたテフロン(登録商標)製の容量30mLの広口瓶に、THF4.5mLを添加し、20℃にてマグネチックスターラーでTHFを撹拌しながら、レゾルシノール0.66g(和光純薬工業社製)、合成例2で得られたブロック共重合体(Z−1)0.54gを順に添加し、溶解させた。撹拌を続けながら、この溶液に37重量%のホルマリン水溶液0.62g(和光純薬工業社製)を添加して、広口瓶に蓋をしたのち、30℃で4時間攪拌することで、均一な液状の混合物を得た(第1工程)。スピンコーター(アクテス社製「ASC−4000W」)を、回転数1000rpmおよび回転時間60秒の条件で用いて、得られた混合物をシリコン基板上に塗布し、90℃で1時間加熱することによって溶媒を除去して、薄膜(即ち、固形物)を得た(第2工程)。次いで固形物を、窒素雰囲気下、速度1.4℃/分で500℃まで昇温し、500℃で3時間加熱して、薄膜状の多孔質炭素(Q−5)を得た(第3工程)。走査型電子顕微鏡および透過型電子顕微鏡による多孔質炭素(Q−5)の観察から、20nm程度の均一な細孔が確認された(図1、図2)。
磁気撹拌子を入れたテフロン(登録商標)製の容量30mLの広口瓶に、非イオン性ブロック共重合体7.0g(BASF社製「F127」、数平均分子量12600)およびエタノール40gを添加し、マグネチックスターラーで撹拌することで溶液を調製した。撹拌を続けながら、この溶液にレゾルシノール6.6g(和光純薬工業社製)を添加し、20℃で30分間撹拌したのち、37重量%のホルマリン水溶液6.0g(和光純薬工業社製)を添加し、さらに20℃で30分間撹拌した。撹拌を続けながら、次いで、5Mの塩酸0.55gを添加し、さらに72時間撹拌することで、析出した固体を含む液からなる混合物を得た(第1工程)。得られた混合物を室温で12時間静置する自然乾燥によって大部分の溶媒を除去した後、さらに90℃で36時間加熱することによって溶媒を除去して、固形物を得た(第2工程)。次いで固形物を、窒素雰囲気下、速度1.4℃/分で800℃まで昇温し、800℃で3時間加熱して、粉末状の多孔質炭素(Q−6)0.46gを得た(第3工程)。多孔質炭素(Q−6)の比表面積は694m2/g、Vmicroは0.16cm3/g、Vmesoは0.48cm3/g、Vmacroは0.02cm3/g、Vtotalは0.66cm3/gであった。走査型電子顕微鏡による多孔質炭素(Q−6)の観察から、6nm程度の均一な細孔が確認された。
市販の活性炭(Norit社製「SX−II」、比表面積1047m2/g、Vmicroは0.43cm3/g、Vmesoは0.24cm3/g、Vmacroは0.34cm3/g、Vtotalは1.01cm3/g)の比表面積をさらに高めるため、多孔質炭素(Q−1)0.3gに代えて、上記活性炭0.3gを用いた点、および第4−3工程において、800℃まで昇温し、800℃で1時間加熱した以外は、実施例1と同様にして、薬品賦活並びに賦活した活性炭の水洗浄および乾燥を行った。
Claims (5)
- 以下の第1工程〜第4工程を含むことを特徴とする活性炭の製造方法:
芳香族ビニル化合物に由来する構造単位を含み、且つスルホ基を有する親水性ブロック(S)、および不飽和炭化水素化合物に由来する構造単位を含み、且つ非晶性である疎水性ブロック(T)を有するブロック共重合体(Z)と、
フェノール類と、
ホルムアルデヒドと、
溶媒と
を混合して、混合物を得る第1工程;
得られた混合物から溶媒を除去して、固形物を得る第2工程;
得られた固形物を加熱して、多孔質炭素を得る第3工程;および
得られた多孔質炭素を賦活して、活性炭を得る第4工程。 - 第3工程において、得られた固形物を300〜1200℃の温度で加熱する請求項1に記載の活性炭の製造方法。
- 第4工程が、以下の第4−1工程〜第4−3工程を含む請求項1または2に記載の活性炭の製造方法:
得られた多孔質炭素と、
アルカリ金属水酸化物と、
溶媒と
を混合して、分散液を得る第4−1工程;
得られた分散液から溶媒を除去して、固形物を得る第4−2工程;および
得られた固形物を400〜900℃の温度で加熱して、活性炭を得る第4−3工程。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法によって得られた活性炭。
- 比表面積が1000m2/g以上であり、全細孔容積が0.3cm3/g以上である請求項4に記載の活性炭。
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