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JP2014032282A - 表示装置および当該表示装置を備えたテレビ受信装置 - Google Patents

表示装置および当該表示装置を備えたテレビ受信装置 Download PDF

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JP2014032282A
JP2014032282A JP2012172113A JP2012172113A JP2014032282A JP 2014032282 A JP2014032282 A JP 2014032282A JP 2012172113 A JP2012172113 A JP 2012172113A JP 2012172113 A JP2012172113 A JP 2012172113A JP 2014032282 A JP2014032282 A JP 2014032282A
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Ryo Yamakawa
亮 山川
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Abstract

【課題】走査信号であるゲート信号の表示品位に与える影響を低減し、表示装置の表示品位を向上させる技術を提供すること。
【解決手段】スイッチング素子のゲート電極とドレイン電極とによって形成される、各表示画素の寄生コンデンサにおいて、立ち下げ時に所定の鈍りを有するゲート電圧Vg1がゲートラインに印加された際に、画素電極と対向電極との間の電位がほぼ等しくなるように、ゲート電極とドレイン電極との重なり面積が形成されている。電圧印加部がゲート電圧Vg1をゲートラインに印加する際に、波形成形部は、各ゲートラインに印加されるゲート電圧Vg1の立ち下げ時の波形を鈍らせる。
【選択図】図6

Description

本発明は、表示装置の走査信号であるゲート信号の表示品位に与える影響を低減する技術に関する。
近年、表示装置として、大画面テレビジョンなどの高性能な液晶表示装置が普及しつつある(例えば、特許文献1)。これらの液晶表示装置は複数の表示画素を含んでおり、表示画素にゲートライン、ソースラインなどの配線を介して信号を入力することで、表示画素を個別に制御するとともに、表示画素と保持容量ラインとの間に設けられた保持容量を用いて入力された信号を保持することで、液晶表示装置に表示画像を形成している。
これらの液晶表示装置では、3D表示や視野角特性の改善などの目的から、液晶表示装置を高速に駆動する技術が求められている。液晶表示装置を高速に駆動する方法として、いわゆる「Wソースパネル」が実現化されている。Wソースパネルでは、ソースラインに沿う方向に並ぶ各表示画素群に対してそれぞれ2本のソースラインが設けられている。そして、Wソースパネルを駆動する際には、ソースラインに沿う方向に隣接して配置された2つの表示画素を選択し、その2つの表示画素を同時に制御する。つまり、表示画素に信号を入力する場合には、隣接して配置された2本のゲートラインに印加する電圧を同時にオン電圧に切り換え、当該2本のソースラインにそれぞれ対応する信号を入力する。また、表示画素に信号を入力し終わった場合には、当該2本のゲートラインに印加する電圧を同時にオフ電圧に切り換える。Wソースパネルを備えた表示装置では、同時に2つの表示画素を制御することができ、一度に1つの表示画素しか制御できない従来の表示装置に比べ、高速駆動が可能となる。
特開平11−183874号公報
しかしながら、Wソースパネルの表示装置では、従来の表示装置に比べて、ゲート信号による保持容量ラインに発生するリップルの影響によって振幅の差が大きくなってしまう問題が生じていた。すなわち、保持容量ラインは、隣接するゲートラインの間に配置され、一般に隣接するゲートラインに印加される電圧の変化に伴ってリップルが発生する。このリップルの影響によって表示画素に輝度差が生じ、表示品質が低下する。
また、大型液晶表示装置では、パネル端部から遠ざかるにしたがって、パネル端部に設置されたゲートドライバから出力されるゲート信号の波形に鈍りが生じる。これによって、例えば、パネル端部とパネル中央部とにおける、ゲート信号によるソース信号の引き込み量にバラツキが生じ、最適対向電圧にバラツキが生じる。それにより、表示品質が低下する。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、走査信号であるゲート信号の表示品位に与える影響を低減し、表示装置の表示品位を向上させる技術を提供する。
本明細書によって開示される表示装置は、複数のゲートラインと複数のソースラインとが交差する部分のそれぞれに対応してスイッチング素子と画素電極とを含む表示画素が配置されるとともに、隣接する前記ゲートラインの間に配置され、前記画素電極との間で保持容量を形成する複数の保持容量ラインと、前記画素電極と対向する対向電極とを備える表示装置であって、各ゲートラインにゲート電圧を印加する電圧印加部と、前記電圧印加部が前記各ゲートラインに前記ゲート電圧を印加するタイミングを設定する設定部と、前記各ゲートラインに印加される前記ゲート電圧の立ち下げ時の波形を鈍らせる波形成形部と、を備え、前記スイッチング素子のゲート電極とドレイン電極とによって形成される、各表示画素の寄生コンデンサにおいて、立ち下げ時に所定の鈍りを有する前記ゲート電圧が前記ゲートラインに印加された際に、前記画素電極と前記対向電極との間の電位がほぼ等しくなるように、前記ゲート電極と前記ドレイン電極との重なり面積が形成されてなり、前記電圧印加部は、第1ゲートラインに接続する第1表示画素、および前記第1ゲートラインに隣接する第2ゲートラインに接続する第2表示画素、および前記第1ゲートラインと異なる側において前記第2ゲートラインに隣接する第3ゲートラインに接続する第3表示画素につき、前記第1ゲートラインに印加する前記ゲート電圧を立ち下げて前記第1表示画素をオフする際に、前記第2ゲートラインおよび前記第3ゲートラインに印加する前記ゲート電圧を立ち上げて前記第2表示画素および前記第3表示画素をオンする。
本構成によれば、立ち下がり部が所定の鈍りを有するゲート信号(ゲート電圧)がゲートラインに印加された際に、画素電極と対向電極との間の電位がほぼ等しくなるように、ゲート電極とドレイン電極との重なり面積が形成されている。また、そのように形成された表示装置において、第2ゲートラインおよび第3ゲートラインに同時にゲート信号を印加するパネル、すなわち、Wソースパネルにおけるゲート信号による保持容量ラインに発生するリップルの振幅のバラツキが抑制されるように、ゲート信号の立ち下がり部の鈍りを最適化することによって、リップルの振幅のバラツキを抑制することができる。その結果、Wソースパネルのゲート信号に起因して表示装置に発生するフリッカと、表示装置の端部と表示装置の内部との最適対向電圧のバラツキとを、同時に改善できる。したがって、走査信号であるゲート信号の表示品位に与える影響を低減し、液晶示装置の表示品位を向上させることができる。
上記表示装置において、前記重なり面積は、前記ゲート電圧が印加される前記ゲートラインの端部から前記表示画素が遠ざかるほど、より大きく形成されるようにしてもよい。
本構成によれば、重なり面積を、ゲート電圧が印加されるゲートラインの端部から表示画素が遠ざかるほど、より大きく形成することによって、ソース電圧の引き込み量をゲートラインの端部から表示画素が遠ざかるほど大きくして、最適対向電圧のバラツキを好適に低減することができる。
また、上記表示装置において、前記ドレイン電極は、前記画素電極に接続されるドレイン電極ラインを含むようにしてもよい。
本構成によれば、ドレイン電極ラインを利用することによって、重なり面積の調整範囲を拡げることができる。
また、上記表示装置において、前記設定部は、前記第1ゲートラインに印加する前記ゲート電圧を立ち下げる第1タイミングと、前記第2ゲートラインおよび前記第3ゲートラインに印加する前記ゲート電圧を立ち上げる第2タイミングとを異なるタイミングに設定するようにしてもよい。
本構成によれば、第1タイミングと第2タイミングとが異なるタイミングに設定されている。そのため、第1タイミングと第2タイミングとが同一のタイミングに設定された場合のように、第1の保持容量ラインにおいて、第1ゲートライン及び第2ゲートラインからの影響によって発生するリップルが合成されて減衰したリップルが発生することが抑制される。これによって、保持容量ラインに発生するリップルに、減衰したリップルと、増幅したリップルとが混在してしまうことがなく、各保持容量ラインに発生するリップルの振幅の差を抑制することができ、表示品位を向上させることができる。
また、上記表示装置において、各ゲートラインのライン幅は、前記ゲートラインの端部から前記表示画素が遠ざかるほど、より広く形成されるようにしてもよい。その際、各ゲートラインのライン幅は、前記ゲートラインの端部から前記表示画素が遠ざかるほど連続的により広くなるように形成されることが好ましい。
本構成によれば、ゲートラインの端部から表示画素が遠ざかることによるゲートラインの抵抗値の増加を低減できるため、ゲートラインの端部から表示画素が遠ざかることによるゲート電圧の鈍りの影響を低減できる。
また、上記表示装置において、各ゲートラインのライン幅は、前記ゲートラインの端部から前記表示画素が遠ざかるほど、より狭く形成されるようにしてもよい。その際、各ゲートラインのライン幅は、ゲートラインの端部から表示画素が遠ざかるほど連続的により狭くなるように形成されることが好ましい。
本構成によれば、ゲートスローブの効果を大きくできるため、保持容量ラインに発生するリップルを低減でき、フリッカを低減できる。
また、上記表示装置が液晶パネルを用いた液晶表示装置であることが好ましい。この表示装置によれば、液晶パネルを用いた液晶表示装置の表示品位を向上させることができる。
本発明は、上記の表示装置を備えるテレビ受信装置にも具現化される。このテレビ受信装置によれば、テレビ受信装置の表示品位を向上させることができる。
本発明によれば、走査信号であるゲート信号の表示品位に与える影響を低減し、表示装置の表示品位を向上させる。
一実施形態の液晶表示装置の構成を概略的に示すブロック図 ピクセルの等価回路図 寄生容量の容量調整を示す説明する平面図 波形成形部の回路図 表示処理の各処理を示すフローチャート ゲート電圧の波形を概略的に示すタイムチャート ゲート電圧とリップルの関係を示すタイムチャート
<実施形態>
本発明の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。
1.液晶表示装置の構成
図1に示すように、液晶表示装置(表示装置の一例)10は、テレビ受信用の表示装置であり、駆動回路12、表示部14、バックライト駆動回路16、および電源装置18を含む。表示部14は、液晶パネル40およびバックライトユニット60を含む。
液晶パネル40は、画像を表示する表示領域42を有する。図2に、表示領域42の等価回路を示す。表示領域42は、複数のゲートラインGL、複数のソースラインSL、複数のピクセル(表示画素の一例)P、複数の保持容量ラインCSを含む。ゲートラインGLは、アルミなどの導電性材料で形成されており、紙面横方向に配置されている。ソースラインSLは、同じくアルミなどの導電性材料で形成されており、紙面縦方向に配置されている。表示領域42において、ゲートラインGLとソースラインSLは直交しており、ゲートラインGLとソースラインSLとが交差する部分のそれぞれにピクセルPが配置されている。
ピクセルPは、液晶パネル40を駆動する際の単位表示素子であり、それぞれ2つのスイッチング素子、ここではTFT(薄膜トランジスタ)48と2つのピクセル電極(画素電極の一例)46を含む。TFT48には、スイッチ電極(ゲート電極の一例)48Aとデータ電極48B、48Cが設けられている。ゲート電極48Aは対応するゲートラインGLに接続されており、一方のデータ電極(ソース電極の一例)48Bは対応するソースラインSLに接続されており、他方のデータ電極(ドレイン電極)48Cは、ドレイン電極ライン48CLを介してピクセル電極46に接続されている。ピクセル電極46は、ITOなどの導電性材料で形成された電極であり、液晶パネル40内に封入された液晶分子を介して、共通電位Vcomとされる対向電極52に対向配置されている。ここでは共通電位Vcomは、例えば接地電位とされ例が示される。なお、共通電位Vcomは、接地電位に限られない。
また、同一のピクセルPに含まれる2つのスイッチング素子48は、同一のゲートラインGLに接続される。また、同一のピクセルPに含まれる2つのスイッチング素子48は、同一のソースラインSLに接続されている。ゲートラインGLに沿う方向に並んで配置されている複数のピクセルPは、同一のゲートラインGLに接続されている。
その一方、ソースラインSLに沿う方向に並んで配置されている複数のピクセルPは、必ずしも同一のソースラインSLに接続されない。本実施形態の液晶パネル40は、ソースラインSLに沿う方向に並んで配置されている複数のピクセルPに対して2本のソースラインSL(例えば、ソースラインSL1、SL2)が設けられる、いわゆる「Wソースパネル」である。そのため、当該複数のピクセルPに含まれる任意のピクセルPが一方のソースラインSLに接続されている場合、そのピクセルPにソースラインSLに沿う方向に隣接するピクセルPは他方のソースラインSLに接続されている。つまり、ソースラインSL1、SL2に沿う方向に並んで配置されているピクセルP1、P2、P3,P4において、ピクセルP1、P3がソースラインSL1に接続されており、ピクセルP2、P4がソースラインSL2に接続されている。
保持容量ラインCSは、アルミなどの導電性材料で形成されており、紙面横方向に配置されている。保持容量ラインCSは、隣接するゲートラインGLの間に配置されるとともに、ソースラインSLに沿う方向に隣接するピクセルPの間に配置されている。ピクセルPに含まれるピクセル電極46は、絶縁体を介して保持容量ラインCSから絶縁されている。ピクセル電極46は、当該絶縁体を介して隣接する保持容量ラインCSと対向配置されており、ピクセル電極46と隣接する保持容量ラインCSとの間に保持容量50が形成されている。
保持容量ラインCSは、ソースラインSLに沿う方向において隣接する両側のピクセルPのピクセル電極46との間に保持容量50を形成している。そのため、保持容量ラインCSは、ソースラインSLに沿う方向の一方側に隣接するピクセルPのピクセル電極46を介して、当該一方側に隣接するゲートラインGLからの影響を受ける。また、保持容量ラインCSは、ソースラインSLに沿う方向の他方側に隣接するピクセルPのピクセル電極46を介して、当該他方側に隣接するゲートラインGLからの影響を受ける。つまり、保持容量ラインCSは、隣接する両側のゲートラインGLからの影響を受ける。
また、図3に示されるように、ゲート電極48Aとドレイン電極48Cとの重なり部分には、寄生容量(寄生コンデンサ)Cgdが形成される。重なり部分の面積である重なり面積Sgd(図3に斜線で示される領域)は、ゲート電極48Aの容量調整部49の長さdを変更することによって、調整される。すなわち、容量調整部49の長さdを変更することによって、寄生容量Cgdによる内面補正(いわゆる、Cgdグラデーション)が行われる。
本実施形態では、Cgdグラデーションを行うために、各ピクセルPにおいて、ゲート電極48Aの容量調整部49の長さdを変更することによって、所定の立ち下がり時の鈍り(以下、「ゲートスロープGsp」と記す)を有するゲート電圧VgがゲートラインGLに印加された際に、画素電極46と対向電極52との間の電位差がほぼ等しくなるように、ゲート電極48Aとドレイン電極48Cとの重なり面積Sgdが形成されている。言い換えれば、各ピクセルPの最適対向電圧がほぼ等しくなるように、重なり面積Sgdが形成されている。なお、本実施形態において、ゲート電圧とゲート信号とを同一の意味で使用し、ゲート電圧とゲート信号とを同一の符号「Vg」で示す。
その際、重なり面積Sgdは、ゲート電圧Vgが印加されるゲートラインGLの端部からピクセルPが遠ざかるほど、より大きく形成されている。これによって、ソース電圧(画素電極電圧)の引き込み量をゲートラインGLの端部からピクセルPが遠ざかるほど大きくして、最適対向電圧のバラツキを低減している。すなわち、ゲート電圧の波形が、ゲートラインGLの抵抗および液晶容量の影響で、ゲートラインGLの端部から遠ざかるにしたがって鈍り、それによって、ソース電圧(画素電極電圧)の引き込み量にバラツキが生じる。その結果、最適対向電圧にピクセルPごとにバラツキが生じる。最適対向電圧のバラツキは、表示品質の低下を引き起こす。そのため、最適対向電圧のバラツキを低減することによって、表示品質の低下が抑制される。
例えば、液晶パネル40が60インチの大きさである場合、各ゲートラインGLにおいて、ゲートラインGLの端部(パネル端部)での、ゲート電極48Aとドレイン電極48Cとの重なり量は、例えば5%とされ、ゲートラインGLの中央部(パネル中央部)では重なり量は、例えば14%とされる。言い換えれば、ゲートラインGLの中央部での重なり面積SgdがゲートラインGLの端部での重なり面積Sgdの2.8倍となるように、ゲート電極48Aの容量調整部49が形成されている。なお、容量調整部49の形状は図3に示された形状に限られない。要は、重なり面積Sgdを調整できる形状であればよい。
また、ドレイン電極48Cは、画素電極に接続されるドレイン電極ライン48CLを含むものとし、ドレイン電極ライン48CLを含めて重なり面積Sgdを調整するようにしてもよい。この場合、ドレイン電極ライン48CLを利用することによって、重なり面積Sgdの調整範囲を拡げることができる。すなわち、最適対向電圧のバラツキの調整範囲を拡大することができる。
バックライトユニット60は、液晶パネル40の背面に配置されている。バックライトユニット60は、光源であるLED64(Light Emitting Diode:発光ダイオード)と、導光板62を備えている。LED64は、導光板62の側面に対向して配置されている。導光板62は、その主面が液晶パネル40に対向して配置されている。導光板62では、LED64から側面に入射された光を液晶パネル40に対向する主面に導光している。そのため、導光板62の側面は、LED64から照射された光を導光板62内に取り込む入光面62Aとして機能している。また導光板62の主面は、導光板62内を導光した光を液晶パネル40へと照射する出光面62Bとして機能している。このようにバックライトユニット60は、その長辺側の両端部にLED64が配置され、その中央に導光板62を配してなる、いわゆるエッジライト型(サイドライト型)とされている。
また、バックライト駆動回路16は、バックライトユニット60を構成する複数のLED64に接続されており、これらLED64を駆動している。バックライト駆動回路16は、各LED64に電流を供給し、LED64に供給する電流量を制御することによって、各LED64から導光板62に入光される光量を制御している。
電源装置18は、駆動回路12に接続されており、液晶パネル40の表示に必要な各種電圧を生成するのに必要な複数の基準電圧Vを駆動回路12に供給する。基準電圧Vには、少なくとも液晶パネル40のピクセルPに含まれるスイッチング素子48をオンさせるのに必要なオン電圧Vonおよびオフ電圧Voffを含む。
駆動回路12は、中央処理装置(以下「CPU」という)20、ROM、RAM等からなるメモリ22を含む。メモリ22には、プログラム、ガンマ関数等が記憶されており、CPU20は、メモリ22から読み出したプログラムに従って、計時部24、タイミング設定部26、電圧生成部28、電圧印加部30等として機能する。CPU20は、外部装置から階調値データとして構成される画像データが入力されると、液晶パネル40の表示に必要な各種電圧を生成し、生成した電圧を所定のタイミングで液晶パネル40に印加する。
電圧印加部30は、各ゲートラインGLにゲート電圧Vgを印加する。電圧印加部30は、各ゲートラインGLに印加されるゲート電圧Vgの立ち下げ時の波形を鈍らせる波形成形部31を含む。
波形成形部31は、図4に示されるように、例えば、トランジスタTr1,Tr2、抵抗R1,R2、ダイオードD1を含む。トランジスタTr1は、NPN型トランジスタであり、トランジスタTr2は、NチャネルFETである。
トランジスタTr2のゲートGにL(ロー)レベルのゲートスロープ信号Gslopeが印加されている場合、トランジスタTr2はオフ状態にある。そのため、トランジスタTr1はオンして、電源装置18から供給される電源電圧VDD、例えば、35Vのゲートハイレベル信号VGHが生成される(図6参照)。一方、トランジスタTr2のゲートGにH(ハイ)レベルのゲートスロープ信号Gslopeが印加されると、トランジスタTr2はオンされる。このとき、トランジスタTr1のベース電圧は、抵抗R1,R2による電源電圧VDDの分圧電圧まで低下し、ゲートハイレベル信号VGHは、ダイオードD1、抵抗R2、およびトランジスタTr2を介して、グランド側に引き込まれる。それによって、ゲートスロープ信号GslopeのHレベル期間中において、ゲートハイレベル信号VGHに鈍りが生じることとなる(図6参照)。
タイミング設定部(設定部の一例)26は、電圧印加部30が各ゲートラインGLにゲート電圧Vgを印加するタイミングを設定する。
2.表示処理
図5から図7を用いて、液晶表示装置10の表示処理を説明する。
図5に示すように、駆動回路12のCPU20は、外部装置から画像データが入力されると処理を開始し、各種電圧を生成する(ステップS12)。その際、CPU20は電圧生成部として機能し、電源装置18から供給される基準電圧V、およびメモリ22に記憶されたガンマ関数を用いて、画像データからソースラインSLに印加するデータ電圧Vdを生成する。また、CPU20は、ゲートクロック信号GCK、ゲートラインGLに印加するゲート電圧Vg(オン電圧Vonおよびオフ電圧Voff)、および保持容量ラインCSに印加する保持電圧Vc等を生成する。
次に、CPU20は、生成したゲート電圧Vg等を印加するタイミングを設定する(ステップS14)。その際、CPU20は計時部24およびタイミング設定部26として機能する。CPU20は、液晶表示装置10を起動後、CPU20が制御を開始してからの経過時間Tを計時している。CPU20は、経過時間Tを用いて、同一のピクセルPに接続されるゲートラインGL、ソースラインSL、保持容量ラインCSに電圧を印加するタイミングを設定する。
また、CPU20は、経過時間Tを用いて、液晶パネル40に複数本形成されたラインの各々に電圧を印加するタイミングを設定する。例えば、液晶パネル40には複数のゲートラインGLが形成されており、各々のゲートラインGLに順次オン電圧Von(ゲートライン選択時電圧)を入力することで、液晶パネル40に含まれる全てのピクセルPが表示可能となる。CPU20は、経過時間Tを用いて、各々のゲートラインGLに印加する電圧をオフ電圧Voff(ゲートライン非選択時電圧)からオン電圧Vonに切り換える(すなわち、立ち上げ)タイミングと、オン電圧Vonからオフ電圧Voffに切り換える(すなわち、立ち下げ)タイミングと、を設定する。なお、本実施形態では、例えば、図6に示されるように、2フレーム反転駆動に対応したタイミングが設定される。
次に、CPU20は、設定したタイミングに基づいて、生成した各種電圧を液晶パネル40に印加する(ステップS16)。その際、CPU20は電圧印加部として機能する。CPU20は、液晶パネル40に設けられた各ラインに接続されており、生成した各種電圧を対応するラインに印加する。
液晶パネル40では、制御の対象となるピクセルPのゲートラインGLに印加されるゲート電圧がオフ電圧Voffからオン電圧Vonに切り換わると、ピクセルPのスイッチング素子48がオンに切り換わる。
また、液晶パネル40では、ピクセルPのスイッチング素子48がオンに切り換わるのに同期して、ソースラインSLへのデータ電圧Vdの印加が開始され、印加されたデータ電圧Vdがデータ電極48B、48Cを介してピクセル電極46に印加される。データ電圧Vdがピクセル電極46に印加されると、ピクセル電極46に対応配置された液晶分子が所定の配向方向から偏向し、ピクセルPの光透過率が変化する。表示部14では、液晶パネル40の背面に配置されているバックライトユニット60から液晶パネル40に向かって所定輝度の光が照射されている。そのため、ピクセルPの透過率が変化することで、ピクセルPの表示輝度を変化させることができる。ピクセルPにおける液晶分子の光透過率は、データ電圧Vdによって種々に変化させることができ、これによって、ピクセルPを所望の表示輝度に制御することができる。
ゲートラインGLに印加されるゲート電圧がオフ電圧Voffからオン電圧Vonに切り換わってから所定の表示期間経過後、ゲートラインGLに印加されるゲート電圧がオン電圧Vonからオフ電圧Voffに切り換わると、ピクセルPのスイッチング素子48がオフに切り換わる。また、ピクセルPのスイッチング素子48がオフに切り換わるのに同期して、ソースラインSLへのデータ電圧Vdの印加が終了される。これによって、ピクセル電極46の電圧が、スイッチング素子48をオフする直前の電圧に維持される。
また、ピクセル電極46にデータ電圧Vdが印加されるのに先だって、保持容量ラインCSに保持電圧Vcが印加されている。これによってピクセル電極46の電圧が保持され、所定の表示期間に亘ってピクセルPの表示輝度が保持される。
3.印加タイミング
図2に示すように、本実施形態では、液晶パネル40としていわゆる「Wソースパネル」を用いており、同時に2つのピクセルPを制御している。そのため、本実施形態の液晶パネル40では、ソースラインSLに沿う方向に並んで配置されている2つのピクセルP(例えばピクセルP2、P3)を同時に制御することが可能である。例えば、ピクセルP2、P3に電圧を印加する際には、ゲートラインGL2、GL3に印加する電圧を同時にオフ電圧からオン電圧に切り換え、ソースラインSL1、SL2に各ピクセルPに対応したデータ電圧Vdを入力する。また、ピクセルP2、P3に電圧を印加するのを終える際には、ゲートラインGL2、G3に印加する電圧を同時にオン電圧からオフ電圧に切り換える。同様に、ピクセルP1はピクセルP1よりも紙面上側に配置されたピクセルPと同時に制御されており、ピクセルP4はピクセルP4よりも紙面下側に配置されたピクセルPと同時に制御されている。
すなわち、本実施形態では、電圧印加部30は、「Wソースパネル」を駆動するためのゲート信号(ゲート電圧)VgをゲートラインGLに印加する。すなわち、第1ゲートラインGL1に接続する第1表示画素P1、および第1ゲートラインGL1に隣接する第2ゲートラインGL2に接続する第2表示画素P2、および第1ゲートラインGL1と異なる側において第2ゲートラインGL2に隣接する第3ゲートラインGL3に接続する第3表示画素P3につき、第1ゲートラインGL1に印加するゲート電圧Vg1を立ち下げて第1表示画素P1をオフする際に、第2ゲートラインGL2および第3ゲートラインGL3に印加するゲート電圧Vg2,Vg3を立ち上げて第2表示画素P2および第3表示画素P3をオンする。
図7に、本実施形態の駆動方法による、ピクセルP1〜P4が制御される期間におけるゲートラインGL1〜G4及び保持容量ラインCS1〜CS3の電圧の変化を示す。ここで、Vuは、保持容量ラインCSに発生する正電圧側のリップルの振幅を意味しており、Vdは、保持容量ラインCSに発生する負電圧側のリップルの振幅を意味している。また、図4に示す期間において、駆動回路12から保持容量ラインCS1〜CS3の各々に、一定の保持電圧Vcが印加されている。
図6および図7に示すように、本実施形態の駆動方法では、例えば、ゲートクロック信号GCKが立ち下がる時刻t0において、ゲートラインGL1に印加するゲート電圧Vg1をオフ電圧Voffからオン電圧Vonに切り換える(立ち上げる)。これによって、ゲートラインGL1に接続されているピクセルP1に保持容量50を介して接続されている保持容量ラインCS1に振幅Vu1のリップルが発生する。
次に、図6の時刻t1において、ゲートスロープ信号GslopeがHレベルに立ち上げられ、時刻t1から、例えば2.5μs(マイクロ秒)の期間、Hレベルとされ、時刻t1から2.5μs経過後に、Lレベルに立ち下げられる。この期間において、ゲートハイレベル信号VGHが鈍り、それによってゲート電圧Vg1のオン電圧Vonも鈍る。
次に、時刻t2において、ゲートスロープ信号GslopeがHレベルに立ち上ると、ゲートハイレベル信号VGHの電圧がオン電圧Vonとなり、その直後、ゲート電圧Vg1がオン電圧Vonに切替えられる。このとき、保持容量ラインCS1に振幅Vu1より小さいリップルが発生する(図5参照)。
次いで、図6の時刻t3において、再び、ゲートスロープ信号GslopeがHレベルに立ち上げられ、時刻t3から、例えば2.5μsの期間、Hレベルとされ、時刻t3から2.5μs経過後に、Lレベルに立ち下げられる。この期間において、時刻t1からt2までの期間と同様に、ゲートハイレベル信号VGHが鈍り、それによってゲート電圧Vg1のオン電圧Vonも鈍る。そして、ゲートクロック信号GCKが立ち上がる時刻t4において、ゲート電圧Vg1がオフ電圧Voffに切替えられる。そして、例えば、時刻t4の0.2μs後に、ゲートスロープ信号GslopeがLレベルに立ち下げられる。
また、時刻t4において、図5に示されるように、ゲートラインGL2,GL3に印加するゲート電圧Vg2,Vg3をオフ電圧Voffからオン電圧Vonに切り換える(立ち上げる)。これによって、保持容量ラインCS1に振幅Vu1より小さいリップルが発生する。また、ゲートラインGL2、3に接続されているピクセルP2、3の双方に保持容量50を介して接続されている保持容量ラインCS2には、各々のゲートラインGL2、3により発生する振幅Vu1のリップルが合成されて、振幅Vu2のリップルが発生する。振幅Vu2は、振幅Vu1よりも大きく、振幅Vu1の略2倍の振幅となる。また、また、ゲートラインGL3、4に接続されているピクセルP3、4の双方に保持容量50を介して接続されている保持容量ラインCS3には、振幅Vu1のリップルが発生する。
次に、ゲート電圧Vg1と同様に、図5の時刻t5のほぼ2.5μs前から、ゲート電圧Vg2,Vg3の立ち下がりにゲートスロープGspが形成される。そのため、時刻t5において、保持容量ラインCS1に振幅Vu1より小さいのリップルが発生し、保持容量ラインCS2に振幅Vu1のリップルが発生し、保持容量ラインCS3に振幅Vu1より小さいリップルが発生する。
次いで、ゲート電圧Vg1と同様に、図5の時刻t6のほぼ2.5μs前から、ゲート電圧Vg2,Vg3のゲートスロープGspが形成される。また、時刻t6において、ゲートラインGL4に印加するゲート電圧Vg4をオフ電圧Voffからオン電圧Vonに切り換える(立ち上げる)。これによって、時刻t6において、保持容量ラインCS1に振幅Vu1より小さいリップルが発生し、保持容量ラインCS2に振幅Vu2より小さいリップルが発生し、保持容量ラインCS3に振幅Vu1より小さいリップルが発生する。
このように、本実施形態の駆動方法では、ゲート電圧Vgの立ち下がり時に、予め所定のゲートスロープGspが与えられる。そのため、図5の点線で示される、ゲートスロープGspが与えられない場合と比べると、保持容量ラインCSに発生するリップルの振幅のバラツキが抑制される。これによって、Wソースパネルの2フレーム反転時に発生するフリッカを改善できる。
なお、ゲート電圧Vgの立ち下がりを鈍らせるための、ゲートスロープ信号GslopeのHレベル期間の適正値、すなわち、ゲートスロープGspの期間の適正値は、液晶パネル40の作成前および作成後の実験に基づいて決定される。例えば、所定のゲートスロープ期間を有するゲート信号(ゲート電圧)VgをゲートラインGLに印加した際に、各ピクセルPの最適対向電圧がぼぼ同一となるように、各ピクセルPの容量調整部49の長さdを変更することによって、寄生容量Cgdによる内面補正(Cgdグラデーション)がなされた液晶パネル40を作成する。次いで、ゲートスロープ期間を変更して、作成された液晶パネル40のフリッカ量および内面対向バラツキが測定される。そして、フリッカ量を所定レベルとする条件と、内面対向バラツキを所定レベルとする条件とを満たす値として、ゲートスロープ期間の適正値が決定される。その際、液晶パネル40の大きさ等、その他の液晶パネル40の駆動条件を加味して、ゲートスロープ期間の適正値が決定される。そのようにして決定されたゲートスロープ期間は、上記したように、例えば2.5μsとされる。
なお、ゲートスロープ期間の適正値を決定する際、フリッカ量を所定レベルとする条件および内面対向バラツキを所定レベルとする条件のどちら優先して決定するかは、任意である。例えば、ゲートスロープ期間の適正値を決定する際、フリッカ量を所定レベルとするゲートスロープ期間の範囲を先に決定して、内面対向バラツキを所定レベルとするゲートスロープ期間を決定してもよい。あるいは、逆に、内面対向バラツキを所定レベルとするゲートスロープ期間の範囲を先に決定して、フリッカ量を所定レベルとするゲートスロープ期間を決定するようにしてもよい。
また、ゲート電圧Vgの立ち下がりの鈍らせ具合の調整、すなわち、ゲートスロープGspの調整は、図4に示した波形成形部31の分圧抵抗R1,R2の分圧比を調整することによっても可能である。
4.本実施形態の効果
本実施形態では、立ち下がり部が所定のゲートスロープGspを有するゲート信号(ゲート電圧)VgがゲートラインGLに印加された際に、液晶パネル40の端部と、液晶パネル40の内部との最適対向電圧のバラツキが所定範囲内となるように低減されるように、各ピクセルPのゲート電極48Aとドレイン電極48Cとの重なり量が調整されて、各ピクセルPが形成されている。また、そのように形成されたピクセルP(液晶パネル40)において、Wソースパネルにおけるゲート信号Vgによる保持容量ラインCSに発生するリップルの振幅のバラツキが抑制されるように、例えば、ゲートスロープ信号GslopeのHレベル期間を調整することによって、ゲート信号Vgの立ち下がり部のゲートスロープGspが最適化される。
そのため、Wソースパネルの2フレーム反転時に発生するフリッカと、液晶パネル40の端部と、液晶パネル40の内部との最適対向電圧のバラツキとを、同時に改善できる。したがって、走査信号であるゲート信号Vgの表示品位に与える影響を低減し、液晶示装置40の表示品位を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、駆動回路12を液晶パネル40から分離した例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、CPU20等の駆動回路12の一部がゲートドライバ、ソースドライバ等として液晶パネル40上に配置されていても良い。また、駆動回路12を液晶パネル40から分離した場合であっても、CPU20、タイミング設定部、電圧印加部(ゲートドライバ等)および波形成形部を個別の回路で構成するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、第1ゲートラインGL1に印加するゲート電圧Vg1を立ち下げるタイミング(第1タイミング)と、第2ゲートラインGL2および第3ゲートラインGL3に印加するゲート電圧Vg2,Vg3を立ち上げるタイミング(第2タイミング)とを、ほぼ同一タイミング(時刻t4:図7参照)に設定する例を示したが、これに限られず、第1タイミングと第2タイミングとを異なるタイミングに設定するようにしてもよい。
この場合、第1タイミングと第2タイミングとが同一のタイミングに設定された場合のように、第1の保持容量ラインCS1において、第1ゲートラインGL1および第2ゲートラインGL2からの影響によって発生するリップルが合成されて減衰したリップルが発生することが抑制される。これによって、保持容量ラインCSに発生するリップルに、減衰したリップルと、増幅したリップルとが混在してしまうことがなく、各保持容量ラインCSに発生するリップルの振幅の差を抑制することができ、表示品位を向上させることができる。
(3)各ゲートラインGLのライン幅は、ゲートラインGLの端部から表示画素Pが遠ざかるほど、より広く形成されるようにしてもよい。その際、各ゲートラインGLのライン幅は、ゲートラインGLの端部から表示画素が遠ざかるほど連続的により広くなるように形成されるようにしてもよい。
この場合、ゲートラインGLの端部から表示画素が遠ざかることによるゲートラインGLの抵抗値の増加を低減できるため、ゲートラインGLの端部から表示画素が遠ざかることによるゲート電圧Vgの鈍りの影響を低減できる。
(4)あるいは、各ゲートラインGLのライン幅は、ゲートラインGLの端部から表示画素Pが遠ざかるほど、より狭く形成されるようにしてもよい。その際、各ゲートラインのライン幅は、ゲートラインの端部から表示画素が遠ざかるほど連続的により狭くなるように形成されるようにしてもよい。
この場合、ゲートスローブの効果を大きくできるため、保持容量ラインCSに発生するリップルを低減でき、フリッカを低減できる。
10…液晶表示装置、12…駆動回路、18…電源装置、20…CPU、26…タイミング設定部、28…電圧生成部、30…電圧印加部、31…波形成形部、40…液晶パネル、46…ピクセル電極、46A…ピクセル電極、48…スイッチング素子、48A…ゲート電極、48B…ソース電極、48C…ドレイン電極、49…容量調整部、50…保持容量、52…対向電極、Cgd…寄生容量、CS…保持容量ライン、P…ピクセル、GL…ゲートライン、SL…ソースライン、CS…保持容量ライン

Claims (10)

  1. 複数のゲートラインと複数のソースラインとが交差する部分のそれぞれに対応してスイッチング素子と画素電極とを含む表示画素が配置されるとともに、隣接する前記ゲートラインの間に配置され、前記画素電極との間で保持容量を形成する複数の保持容量ラインと、前記画素電極と対向する対向電極とを備える表示装置であって、
    各ゲートラインにゲート電圧を印加する電圧印加部と、
    前記電圧印加部が前記各ゲートラインに前記ゲート電圧を印加するタイミングを設定する設定部と、
    前記各ゲートラインに印加される前記ゲート電圧の立ち下げ時の波形を鈍らせる波形成形部と、を備え、
    前記スイッチング素子のゲート電極とドレイン電極とによって形成される、各表示画素の寄生コンデンサにおいて、立ち下げ時に所定の鈍りを有する前記ゲート電圧が前記ゲートラインに印加された際に、前記画素電極と前記対向電極との間の電位がほぼ等しくなるように、前記ゲート電極と前記ドレイン電極との重なり面積が形成されてなり、
    前記電圧印加部は、第1ゲートラインに接続する第1表示画素、および前記第1ゲートラインに隣接する第2ゲートラインに接続する第2表示画素、および前記第1ゲートラインと異なる側において前記第2ゲートラインに隣接する第3ゲートラインに接続する第3表示画素につき、前記第1ゲートラインに印加する前記ゲート電圧を立ち下げて前記第1表示画素をオフする際に、前記第2ゲートラインおよび前記第3ゲートラインに印加する前記ゲート電圧を立ち上げて前記第2表示画素および前記第3表示画素をオンする、表示装置。
  2. 前記重なり面積は、前記ゲート電圧が印加される前記ゲートラインの端部から前記表示画素が遠ざかるほど、より大きく形成されている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ドレイン電極は、前記画素電極に接続されるドレイン電極ラインを含む、
    請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記設定部は、前記第1ゲートラインに印加する前記ゲート電圧を立ち下げる第1タイミングと、前記第2ゲートラインおよび前記第3ゲートラインに印加する前記ゲート電圧を立ち上げる第2タイミングとを異なるタイミングに設定する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 各ゲートラインのライン幅は、前記ゲートラインの端部から前記表示画素が遠ざかるほど、より広く形成されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 各ゲートラインのライン幅は、前記ゲートラインの端部から前記表示画素が遠ざかるほど連続的により広くなるように形成されている、請求項5に記載の表示装置。
  7. 各ゲートラインのライン幅は、前記ゲートラインの端部から前記表示画素が遠ざかるほど、より狭く形成されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 各ゲートラインのライン幅は、前記ゲートラインの端部から前記表示画素が遠ざかるほど連続的により狭くなるように形成されている、請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記表示装置が液晶パネルを用いた液晶表示装置である、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の表示装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の表示装置を備えるテレビ受信装置。
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