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JP2014026052A - 光スイッチ - Google Patents

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JP2014026052A
JP2014026052A JP2012165016A JP2012165016A JP2014026052A JP 2014026052 A JP2014026052 A JP 2014026052A JP 2012165016 A JP2012165016 A JP 2012165016A JP 2012165016 A JP2012165016 A JP 2012165016A JP 2014026052 A JP2014026052 A JP 2014026052A
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Nobutaka Kamiya
宜孝 神谷
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Olympus Corp
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Abstract

【課題】光信号の出力パワーの変動が低減された光スイッチを提供する。
【解決手段】入力ポート部1001aは光信号が入力される複数のポートを有し、出力ポート部1001bは光信号を出力する複数のポートを有している。ビームスプリッター1005aは、入力ポート部から延びる一つの光路を二つの光路P1,P2に分割し、ビームスプリッター1005bは、二つの光路を合成して出力ポートに向かって延びる一つの光路を形成する。これらのビームスプリッターは、マイクロミラーアレイ1003a,1003b,1013a,1013bと共に、入力ポート部と出力ポート部を二つの光路を介して光学的に結合し得る。シャッター1007a,1009aとシャッター制御装置1015は、入力ポート部と出力ポート部を光学的に結合する光路を切り替え得る。マイクロミラーアレイは、結合される入力ポート部と出力ポート部のポートを切り替え得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、光スイッチに関する。
静電駆動方式のマイクロミラーを利用した光スイッチが知られている。そのような光スイッチは、たとえば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
特許第4744500号公報 特許第4464436号公報
静電駆動方式のマイクロミラーでは、電圧を印加すると電極自体や電極周囲絶縁体などが分極したり帯電したりすることがある。これが徐々に放電または充電されて、時間の経過と共に電極とミラー間の電位差が変化し、その回動角が時間の経過と共に変動する現象すなわち回動角ドリフトが発生する。このようなマイクロミラーを使用した光スイッチにおいて、回動角ドリフトの発生は、出力ポートに対する光信号の入射位置を変動させ、光信号の出力パワーの変動を引き起こし、通信品質を著しく低下させる要因となる。
本発明は、このような実状を考慮して成されたものであり、その目的は、回動角ドリフトの発生に起因する光信号の出力パワーの変動が低減された光スイッチを提供することである。
本発明による光スイッチは、光信号が入力される少なくとも一つのポートを有する入力ポート部と、光信号を出力する少なくとも一つのポートを有する出力ポート部と、前記入力ポート部と前記出力ポート部を複数の光路を介して光学的に結合し得る光結合光学系と、前記入力ポート部と前記出力ポート部を光学的に結合する光路を切り替え得る光路切替機構と、前記複数の光路に対してそれぞれ設けられた複数のポート切替機構を備えている。前記入力ポート部と前記出力ポート部の少なくとも一方は複数のポートを有している。各ポート切替機構は、互いに結合される前記入力ポート部と前記出力ポート部のポートを切り替え得る。
本発明によれば、回動角ドリフトの発生に起因する光信号の出力パワーの変動が低減された光スイッチが提供される。
第一実施形態に係る光スイッチを示している。 マイクロミラー装置の一例の分解斜視図である。 図2のC−C線に沿ったマイクロミラー装置の断面図である。 動作状態にあるマイクロミラー装置の回動角変化量と、第一実施形態における光路の切り替えのタイミングを示している。 動作状態にあるマイクロミラー装置の回動角変化量と、第二実施形態における光路の切り替えのタイミングを示している。 第三実施形態に係る波長選択スイッチ示している。 第四実施形態に係る波長選択スイッチ示している。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[第一実施形態]
〔構成〕
図1に示されるように、本実施形態の光スイッチ1000は、入力ポート部1001aと、出力ポート部1001bと、ビームスプリッター1005aと、シャッター1007a,1009aと、固定ミラー1011a,1011bと、マイクロミラーアレイ1003a,1003b,1013a,1013bと、ビームスプリッター1005bを備えている。光スイッチ1000はさらに、シャッター1007a,1009aを制御するシャッター制御装置1015と、マイクロミラーアレイ1003a,1013a,1003b,1013bを制御するミラー制御装置1017を備えている。
入力ポート部1001aは、光信号が入力される複数のポートを有し、出力ポート部1001bは、光信号を出力する複数のポートを有している。入力ポート部1001aと出力ポート部1001bのポートはそれぞれ二次元的に配列された複数の光ファイバから構成されている。
ビームスプリッター1005aは、入力ポート部1001aから入射する光信号の一部を透過し、他の一部を反射する機能を有している。すなわち、ビームスプリッター1005aは、入力ポート部1001aから延びる一つの光路を複数の光路たとえば二つの光路P1,P2に分割する光路分割素子を構成している。また、ビームスプリッター1005bは、光路P1に沿って入射する光信号を透過し、光路P2に沿って入射する光信号を反射する機能を有している。すなわち、ビームスプリッター1005bは、光路P1,P2を合成して出力ポート部1001bに向かって延びる一つの光路を形成する光路合成素子を構成している。
ビームスプリッター1005aと固定ミラー1011a,1011bとマイクロミラーアレイ1003a,1003b,1013a,1013bとビームスプリッター1005bは、入力ポート部1001aと出力ポート部1001bを二つの光路P1,P2を介して光学的に結合し得る光結合光学系を構成している。
シャッター1007a,1009aとシャッター制御装置1015は、入力ポート部1001aと出力ポート部1001bを光学的に結合する光路を切り替え得る光路切替機構を構成している。シャッター1007a,1009aは例えば透過型液晶で構成される。シャッター制御装置1015は、シャッター1007a,1009aの一つを選択的に開状態すなわち透過状態とし、他のシャッターを閉状態すなわち遮断状態とするように制御する。その結果、入力ポート部1001aと出力ポート部1001bは、一時に一つの光路すなわち光路P1,P2の一方を介して光学的に結合される。
マイクロミラーアレイ1003a,1003b,1013a,1013bはそれぞれ二次元的に配置された複数のマイクロミラー装置1002a,1002b,1012a,1012bを備えている。各マイクロミラー装置1002a,1002b,1012a,1012bは、その向きを二次元的に変更可能なミラー面を備えており、これに入射する光信号を二次元的に偏向し得る。ミラー制御装置1017は、マイクロミラー装置1002a,1002b,1012a,1012bのミラー面の向きを制御する。図1に示す矢印は光信号の進行方向を示している。
マイクロミラーアレイ1003a,1003bは光路P1上に配置され、マイクロミラーアレイ1013a,1013bは光路P2上に配置されている。入力ポート部1001aの一つのポートは、光路P1上のマイクロミラーアレイ1003a,1003bを介して、または光路P2上のマイクロミラーアレイ1013a,1013bを介して、出力ポート部1001bの一つのポートと結合される。入力ポート部1001aのポートが結合される出力ポート部1001bのポートは、マイクロミラー装置1002a,1002b,1012a,1012bのミラー面の向きを変更することによって切り替えられ得る。すなわち、マイクロミラーアレイ1003a,1003b,1013a,1013bとミラー制御装置1017は、互いに結合される入力ポート部1001aと出力ポート部1001bのポートを切り替え得るポート切替機構を構成している。
図2と図3にマイクロミラー装置1002aの一例を示す。ここでは代表的にマイクロミラー装置1002aを図示して説明するが、他のマイクロミラー装置1002b,1012a,1012bもマイクロミラー装置1002aと同様である。図2はマイクロミラー装置の分解斜視図、図3は図2のC−C線に沿った接合断面を示している。
マイクロミラー装置1002aは、ミラーユニット310と電極基板340を備えている。
ミラーユニット310は、固定部312と一対の複合トーションバー314と可動支持部316と一対の複合トーションバー318と可動部320を備えている。
固定部312は矩形形状をしており、可動支持部316は矩形枠形状をしている。可動支持部316は、固定部312を取り囲むように間隔をおいて位置し、可動支持部316と固定部312の間に一対の複合トーションバー314が位置している。一対の複合トーションバー314は、固定部312の両側に位置している。一対の複合トーションバー314は、可動支持部316が固定部312に対して回動軸322の周りに回動変位すなわち傾斜し得るように可動支持部316と固定部312を機械的に接続している。
可動部320は開口部を有し、この開口部内に可動支持部316を収容するように位置し、可動部320の開口部内に一対の複合トーションバー318が位置している。一対の複合トーションバー318は、可動支持部316の両外側に位置している。一対の複合トーションバー318は、可動部320が可動支持部316に対して回動軸324の周りに回動変位すなわち傾斜し得るように可動部320と可動支持部316を機械的に接続している。回動軸322と回動軸324は互いに直交している。
一対の複合トーションバー314は回動軸324に対して対称的に配置され、可動支持部316は、回動軸322と回動軸324の両方に対して対称的に配置され、一対の複合トーションバー318と可動部320は、回動軸322に対して対称的に配置されている。固定部312と複合トーションバー314と可動支持部316と複合トーションバー318と可動部320は、たとえばシリコンで一体的に形成され得る。
可動部320は、電極基板340に対向する面の反対側の面にミラー面326を有している。ミラー面326は、回動軸322に対して対称的に位置する可動部320の二つの端部320a,320bの少なくとも一方に設けられている。たとえば、ミラー面326は、可動部320の一方の端部320aに設けられている。もちろん、ミラー面326は、可動部320全体に設けられていてもよい。ミラー面326は、たとえば可動部320に高反射率の金属薄膜を形成することによって形成され得る。または、ミラー面326は、可動部320の表面に鏡面仕上げを施すことによって形成されてもよい。固定部312は、電極基板340に対向する面に、可動部320と電極基板340の間隔を規定するスペーサー328が設けられている。
電極基板340は、可動部320に対向する面に、可動部320を回動軸322と回動軸324の周りに回動変位すなわち傾斜させるための四つの固定電極342A,342B,342C,342Dが設けられている。つまり、固定電極342A,342B,342C,342Dは、可動部320を駆動するための駆動手段を構成している。続く説明では、固定電極342A,342B,342C,342Dを区別する必要がない場合には、これらを総称して単に固定電極342を記す。固定電極342は、これに限らないが、たとえば金で構成されている。固定電極342A,342Bは可動部320の一方の端部320aに対向し、固定電極342C,342Dは可動部320の他方の端部320bに対向している。固定電極342A,342Bと固定電極342C,342Dは、電極基板340に投影された回動軸322の直線に対して対称的に配置されている。固定電極342A,342Cと固定電極342B,342Dは、電極基板340に投影された回動軸324の直線に対して対称的に配置されている。
ミラーユニット310と電極基板340は、固定電極342が可動部320の端部320a,320bに対向するように配置され、スペーサー328が電極基板340に接合されている。その結果、図3に示すように、可動部320は固定電極342から一定の距離に支持されている。
このようなマイクロミラー装置1002aにおいて、可動部320は次のようにして駆動される。
可動部320を回動軸322の周りに回動変位すなわち傾斜させるには、可動部320を接地電位に保ち、回動軸322に対して片方の側に位置する固定電極342たとえば固定電極342A,342Bに電圧を印加する。電圧が印加された固定電極342A,342Bと可動部320の間に静電引力が発生する。発生する静電引力の大きさは、印加電圧の大きさに依存する。可動部320は、電圧が印加されている固定電極342A,342Bに対向している側が電極基板340に引き寄せられ、電圧が印加されていない固定電極342C,342Dに対向している側が電極基板340から遠ざかる。その結果、複合トーションバー314がねじり変形を起こし、可動部320が、印加電圧の大きさに依存して回動軸322の周りに回動変位すなわち傾斜される。
可動部320を回動軸324の周りに回動変位すなわち傾斜させるには、可動部320を接地電位に保ち、回動軸324に対して片方の側に位置する固定電極342A,342Cに電圧を印加する。電圧が印加された固定電極342A,342Cと可動部320の間に静電引力が発生する。発生する静電引力の大きさは、印加電圧の大きさに依存する。可動部320は、電圧が印加されている固定電極342A,342Cに対向している側が電極基板340に引き寄せられ、電圧が印加されていない固定電極342B,342Dに対向している側が電極基板340から遠ざかる。その結果、複合トーションバー318がねじり変形を起こし、可動部320が、複合トーションバー314と可動支持部316と共に、印加電圧の大きさに依存して回動軸324の周りに回動変位すなわち傾斜される。
このマイクロミラー装置では、電圧を印加する固定電極342の選択と印加する電圧の大きさを制御することによって、可動部320を、互いに直交する二本の回動軸322,324の周りに回動変位すなわち傾斜させることができ、したがって、ミラー面326によって反射される光信号を二次元的に偏向することができる。
〔作用〕
入力ポート部1001aから出射した光信号は、ビームスプリッター1005aによって、光路P1に沿って進行する光信号と、光路P2に沿って進行する光信号に分割される。シャッター制御装置1015は、たとえば、シャッター1007aを開状態にし、シャッター1009aを閉状態にする。その結果、光信号の経路が光路P1に設定される。入力ポート部1001aからの光信号は、光路P1だけに沿って進み、マイクロミラーアレイ1003aのマイクロミラー装置1002aによって反射偏向され、続いてマイクロミラーアレイ1003bのマイクロミラー装置1002bによって反射偏向され、ビームスプリッター1005bを介して出力ポート部1001bに結合される。
光路P1上のマイクロミラーアレイ1003a,1003bは動作状態にあり、マイクロミラー装置1002a,1002bは電圧の供給を受けてミラー面が所望の向きに設定されている。一方、光路P2上のマイクロミラーアレイ1013a,1013bは非動作状態にあり、マイクロミラー装置1012a,1012bは電圧の供給を受けていない。
また、マイクロミラー装置1002a,1002bのミラー面の向きを変えることによって、すなわち光信号の偏向方向を変えることによって、互いに結合される入力ポート部1001aのポートと出力ポート部1001bのポートを切り替えることができる。
以下の説明では、マイクロミラー装置1002a,1002b,1012a,1012bのミラー面の向きを、単にマイクロミラー装置1002a,1002b,1012a,1012bが回動角と表現する。たとえば、マイクロミラー装置1002a,1002b,1012a,1012bのミラー面の向きが所望の向きに設定されるは、単にマイクロミラー装置1002a,1002b,1012a,1012bが所望の回動角に設定されると同義である。
動作状態にあるマイクロミラー装置1002a,1002bの回動角は、図4に示されるように、時間の経過と共に変化する。すなわち、動作状態にあるマイクロミラー装置1002a,1002bには回動角ドリフトが発生する。このため、動作状態にあるマイクロミラー装置1002a,1002bでは、その回動角が所望の回動角からずれていく。この回動角変化量すなわちドリフト量には、言い換えれば所望の回動角からのずれ量には、光パワーの許容範囲に対応する許容範囲が存在する。
シャッター制御装置1015は、動作状態にあるマイクロミラー装置1002a,1002bの回動角変化量が許容範囲を超える直前の時刻T1において、シャッター1007aを閉状態にし、シャッター1009aを開状態にして、光信号の経路を光路P2に切り替える。これと同時に、ミラー制御装置1017は、マイクロミラーアレイ1013a,1013bを動作させ、マイクロミラー装置1012a,1012bに電圧を供給して所望の回動角に設定する。その結果、入力ポート部1001aからの光信号が光路P2上のマイクロミラーアレイ1013a,1013bを介して出力ポート部1001bに結合される。
またミラー制御装置1017は、光路の切り替え後に、マイクロミラーアレイ1003a,1003bを非動作状態に戻し、マイクロミラー装置1002a,1002bへの供給電圧を0Vに戻して溜まった電荷を放出させる。その後、ミラー制御装置1017は、マイクロミラーアレイ1003a,1003bを次に動作されるまで非動作状態のままに保つ。
その後、上記説明と同様にして、マイクロミラー装置1012a,1012bの回動角変化が許容範囲を超える直前の時刻T2において、シャッター制御装置1015は、光信号の経路を光路P2から再び光路P1に切り替え、これと同時に、ミラー制御装置1017は、光路P1上のマイクロミラーアレイ1003a,1003bを動作させる。その結果、入力ポート部1001aからの光信号が光路P1上のマイクロミラーアレイ1003a,1003bを介して出力ポート部1001bに結合される。
またミラー制御装置1017は、光路の切り替え後に、マイクロミラーアレイ1013a,1013bを非動作状態に戻し、マイクロミラーアレイ1013a,1013bを次に動作されるまで非動作状態のままに保つ。
以降、シャッター制御装置1015とミラー制御装置1017は同様の制御を繰り返しおこなう。
つまり、ミラー制御装置1017は、光路P1,P2の切り替えと同時に、入力ポート部1101aと出力ポート部1101bを光学的に結合する光路P1,P2上のマイクロミラーアレイ1003a,1003b,1013a,1013bを動作させる。さらに、ミラー制御装置1017は、入力ポート部1001aと出力ポート部1001bを光学的に結合していない光路P1,P2上のマイクロミラーアレイ1003a,1003b,1013a,1013bを非動作状態に維持する。
〔効果〕
回動角ドリフトの発生に起因する光信号の出力パワーの変動が低減された光スイッチが提供される。本実施形態の光スイッチは、どのような回動角変化、例えばある時間内に定常状態にならない回動角変化を示すマイクロミラーで対しても、光信号の出力パワーの変動を低減することができる。
〔変形例〕
マイクロミラーアレイは、静電型アクチュエータであれば櫛歯型アクチュエータでもよく、平行平板型に限るものではない。
本実施形態では、シャッターは、透過型液晶素子としたが、光の透過遮断を制御さえできればよく、液晶素子と限るものではない。
また、本実施形態ではマイクロミラーアレイに4ミラー×4ミラー(16個のマイクロミラー装置)の例を示しているが、これに限るものではない。
本実施形態では、マイクロミラーアレイ装置に平行平板型アクチュエータを用いる例を示したが、櫛歯型アクチュエータを用いてもよい。さらに複合トーションバーはミラーと同層であるが、ミラーと電極間に設けてもよい。
[第二実施形態]
〔構成〕
本実施形態の装置構成は第一実施形態と同様であるが、シャッター制御装置1015とミラー制御装置1017における制御の手法が第一実施形態と相違する。
〔作用〕
先の説明と同様に、入力ポート部1001aからの光信号が光路P1上のマイクロミラーアレイ1003a,1003bを介して出力ポート部1001bに結合されるものとして説明する。動作状態にあるマイクロミラー装置1002a,1002bの回動角は、図5に示されるように、時間の経過と共に変化する。
入力ポート部1001aと出力ポート部1001bの間の光信号の結合の開始前に、ミラー制御装置1017は、あらかじめマイクロミラーアレイ1003a,1003bを動作させ、マイクロミラー装置1002a,1002bを所望の回動角に設定する。その後、時刻T1において、シャッター制御装置1015は、シャッター1007aを開状態にし、シャッター1009aを閉状態にする。その結果、光信号の経路を光路P1に設定され、入力ポート部1001aからの光信号が光路P1上のマイクロミラーアレイ1003a,1003bを介して出力ポート部1001bに結合される。
つまり、マイクロミラー装置1002a,1002bには、図5に斜線部3001で示される時間帯では光信号が入力されず、回動角変化量すなわちドリフト量がある程度収束したタイミングで光信号が入力される。
その後、光信号の経路が光路P1から光路P2に切り替えられる時刻T3よりも前の時刻T2において、ミラー制御装置1017は、マイクロミラーアレイ1013a,1013bを動作させ、マイクロミラー装置1012a,1012bを所望の回動角に設定する。
図5の例では、マイクロミラーアレイ1013a,1013bを動作させる時刻T2は、マイクロミラー装置1002a,1002bに光信号が入力される時刻T1よりも後に設定されているが、時刻T2は時刻T1よりも前に設定されてもよい。
その後、動作状態にあるマイクロミラー装置1002a,1002bの回動角変化量が許容範囲を超える前の時刻T3において、シャッター制御装置1015は、シャッター1007aを閉状態にし、シャッター1009aを開状態にする。その結果、光信号の経路が光路P1から光路P2に切り替えられ、入力ポート部1001aからの光信号が光路P2上のマイクロミラーアレイ1013a,1013bを介して出力ポート部1001bに結合される。
つまり、マイクロミラー装置1012a,1012bには、図5に斜線部3003で示される時間帯では光信号が入力されず、回動角変化量がある程度収束したタイミングで光信号が入力される。
またミラー制御装置1017は、光路の切り替え後に、マイクロミラーアレイ1003a,1003bを非動作状態に戻し、マイクロミラー装置1002a,1002bへの供給電圧を0Vに戻して溜まった電荷を放出させる。その後、ミラー制御装置1017は、マイクロミラーアレイ1003a,1003bを次に動作されるまで非動作状態のままに保つ。
その後、上記説明と同様にして、光信号の経路が光路P2から光路P1に切り替えられるよりも前の時刻T4において、ミラー制御装置1017は、マイクロミラーアレイ1003a,1003bを動作させ、マイクロミラー装置1002a,1002bを所望の回動角に設定する。
その後、動作状態にあるマイクロミラー装置1012a,1012bの回動角変化量が許容範囲を超える前の時刻T5において、シャッター制御装置1015は、シャッター1007aを開状態にし、シャッター1009aを閉状態にする。その結果、光信号の経路が光路P2から光路P1に切り替えられ、入力ポート部1001aからの光信号が光路P1上のマイクロミラーアレイ1003a,1003bを介して出力ポート部1001bに結合される。
またミラー制御装置1017は、光路の切り替え後に、マイクロミラーアレイ1013a,1013bを非動作状態に戻し、マイクロミラーアレイ1013a,1013bを次に動作されるまで非動作状態のままに保つ。
以降、シャッター制御装置1015とミラー制御装置1017は同様の制御を繰り返しおこなう。
つまり、ミラー制御装置1017は、入力ポート部1001aと出力ポート部1001bに次に光学的に結合する光路P1,P2上のマイクロミラーアレイ1003a,1003b,1013a,1013bを光路P1,P2の切り替えの前に動作させる。さらに、ミラー制御装置1017は、光路P1,P2の切り替えの後に入力ポート部1001aと出力ポート部1001bを光学的に結合していた光路P1,P2上のマイクロミラーアレイ1003a,1003b,1013a,1013bを非動作状態に戻す。
このような制御の結果、光信号の偏向に実際に使用される最中のマイクロミラー装置1002a,1002bの回動角変化量が図中にΔθで示される範囲内に収まる。つまり、光パワーに影響する回動角変化量が十分に小さく抑えられる。
〔効果〕
第一実施形態の効果に加えて、光信号の出力パワーの変動をさらに低減することができ、高品質な光通信が可能な光スイッチを提供することができる。
[第三実施形態]
〔構成〕
図6に示されるように、本実施形態の波長選択スイッチ1200は、入力ポート部1210と、出力ポート部1211と、主レンズ1214と、反射型回折格子1215と、ビームスプリッター1225と、シャッター1227a,1227bと、マイクロミラーアレイ1213,1231と、平行化レンズ1216を備えている。波長選択スイッチ1200はまた、シャッター1227a,1227bを制御するシャッター制御装置1233と、マイクロミラーアレイ1213,1231を制御するミラー制御装置1235を備えている。
入力ポート部1210は、ひとつのポートを有し、出力ポート部1211は、複数のポート1211a,1211bを有している。
ビームスプリッター1225は、入力ポート部1210から延びる一つの光路を、マイクロミラーアレイ1213,1231に向かって延びる二つの光路P1,P2に分割するとともに、光路P1,P2を合成して出力ポート部1211に向かって延びる一つの光路を形成する光路分割合成素子を構成している。
シャッター1227a,1227bとシャッター制御装置1233は、入力ポート部1210と出力ポート部1211を光学的に結合する光路を切り替え得る光路切替機構を構成している。シャッター1227a,1227bは例えば透過型液晶で構成される。シャッター制御装置1233は、シャッター1227a,1227bの一つを選択的に開状態すなわち透過状態とし、他のシャッターを閉状態すなわち遮断状態とするように制御する。その結果、入力ポート部1210と出力ポート部1211は、一時に一つの光路すなわち光路P1,P2の一方を介して光学的に結合される。
マイクロミラーアレイ1213は、一次元的に配列された複数のマイクロミラー装置1213a,1213b,1213cを備え、マイクロミラーアレイ1231は、一次元的に配列された複数のマイクロミラー装置1231a,1231b,1231cを備えている。各マイクロミラー装置1213a,1213b,1213c,1231a,1231b,1231cは、第一実施形態の説明において図2に代表的に示したマイクロミラー装置1002aが適用可能である。ミラー制御装置1235は、マイクロミラー装置1213a,1213b,1213c,1231a,1231b,1231cの回動角を制御する。
マイクロミラーアレイ1213は光路P1上に配置され、マイクロミラーアレイ1231は光路P2上に配置されている。入力ポート部1210のポートは、光路P1上のマイクロミラーアレイ1213を介して、または光路P2上のマイクロミラーアレイ1231を介して、出力ポート部1211のポート1211a,1211bと結合される。入力ポート部1210のポートが結合される出力ポート部1211のポート1211a,1211bは、マイクロミラー装置1213a,1213b,1213c,1231a,1231b,1231cの回動角を変更することによって切り替えられ得る。すなわち、マイクロミラーアレイ1213,1231とミラー制御装置1235は、入力ポート部1210のポートが結合される出力ポート部1211のポート1211a,1211bを切り替え得るポート切替機構を構成している。
反射型回折格子1215は、入射する光を波長に応じて異なる角度に分散させる分光素子であり、入力ポート部1210からビームスプリッター1225までの光路上およびビームスプリッター1225から出力ポート部1211までの光路上に配置されている。
〔作用〕
入力ポート部1210は、波長が異なる複数の光信号が多重化された波長多重信号1221を主レンズ1214に向けて射出する。波長多重信号1221は、主レンズ1214を通過した後、反射型回折格子1215によって反射され、波長が異なる複数の光信号1222a,1222b,1222cに分波される。分波された各光信号1222a,1222b,1222cは、再び主レンズ1214を通過し、ビームスプリッター1225によって二つの光路P1,P2に沿って進行する光信号に分割される。シャッター制御装置1233は、たとえば、シャッター1227aを開状態にし、シャッター1227bを閉状態にする。その結果、光信号の経路が光路P1に設定される。光信号は、光路P1だけに沿って進み、マイクロミラーアレイ1213のマイクロミラー装置1213a,1213b,1213cによって反射偏向される。
偏向された光信号は、シャッター1227a、ビームスプリッター1225、平行化レンズ1216と主レンズ1214を通過し、反射型回折格子1215によって反射され、再び主レンズ1214を通過した後、出力ポート部1211の出力ポート部1211のポート1211a,1211bに入射する。
図6の例では、マイクロミラー装置1213a,1213b,1213cで反射された光信号1223a,1223b,1223cが出力ポート部1211のポート1211aに入射している。
動作状態にあるマイクロミラー装置1213a,1213b,1213cの回動角は、第一実施形態のマイクロミラー装置1002a,1002bと同様に、時間の経過と共に変化する。回動角変化量には、光パワーの許容範囲に対応する許容範囲が存在する。
(制御例)
シャッター制御装置1233とミラー制御装置1235は、たとえば、第一実施形態において図4に関連して説明された制御と同様の制御をおこなう。
たとえば、入力ポート部1210からの光信号が光路P1上のマイクロミラーアレイ1213を介して出力ポート部1211に結合されている状態において、動作状態にあるマイクロミラー装置1213a,1213b,1213cの回動角変化量が許容範囲を超える直前に、シャッター制御装置1233は、シャッター1227aを閉状態にし、シャッター1227bを開状態にして、光信号の経路を光路P2に切り替え、これと同時に、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1231を動作させて、マイクロミラー装置1231a,1231b,1231cを所望の回動角に設定する。その結果、入力ポート部1210からの光信号は光路P2上のマイクロミラーアレイ1231を介して出力ポート部1211に結合される。
またミラー制御装置1235は、光路の切り替え後に、マイクロミラーアレイ1213を非動作状態に戻し、マイクロミラー装置1213a,1213b,1213cへの供給電圧を0Vに戻して溜まった電荷を放出させる。その後、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1213を次に動作されるまで非動作状態のままに保つ。
その後、同様にして、シャッター制御装置1233は、光路P1,P2の切り替えをおこない、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1213,1231の動作状態と非動作状態の切り替えをおこなう。
(別の制御例)
また、シャッター制御装置1233とミラー制御装置1235は、第二実施形態において図5に関連して説明された制御と同様の制御をおこなってもよい。
たとえば、入力ポート部1210からの光信号が光路P1上のマイクロミラーアレイ1213を介して出力ポート部1211に結合されている状態において、光信号の経路が光路P1から光路P2に切り替えられるよりも前に、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1231を動作させて、マイクロミラー装置1231a,1231b,1231cを所望の回動角に設定する。
その後、動作状態にあるマイクロミラー装置1213a,1213b,1213cの回動角変化量が許容範囲を超える前に、シャッター制御装置1233は、シャッター1227aを閉状態にし、シャッター1227bを開状態にして、光信号の経路を光路P1から光路P2に切り替える。その結果、入力ポート部1210からの光信号が光路P2上のマイクロミラーアレイ1231を介して出力ポート部1211に結合される。
またミラー制御装置1235は、光路の切り替え後に、マイクロミラーアレイ1231を非動作状態に戻し、マイクロミラー装置1231a,1231b,1231cへの供給電圧を0Vに戻して溜まった電荷を放出させる。その後、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1231を次に動作されるまで非動作状態のままに保つ。
その後、同様にして、シャッター制御装置1233は、光路P1,P2の切り替えをおこない、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1213,1231の動作状態と非動作状態の切り替えをおこなう。
〔効果〕
回動角ドリフトの発生に起因する光信号の出力パワーの変動が低減された光スイッチが提供される。本実施形態の光スイッチは、どのような回動角変化、例えばある時間内に定常状態にならない回動角変化を示すマイクロミラーで対しても、光信号の出力パワーの変動を低減することができる。
〔変形例〕
本実施形態ではシャッターは、透過型液晶素子としたが、光の透過遮断を制御さえできればよく、液晶と限るものではない。
また、本実施形態ではマイクロミラーアレイに3ミラー(3個のマイクロミラー装置)を示したが、これに限るものではなく50ミラーや100ミラー、あるいはそれ以上でも良い。
本実施形態では、1入力N出力タイプの光スイッチの構成について説明したが、入力ポート部と出力ポート部を互いに反対に使用することによって、N入力1出力タイプの光スイッチを構成することも可能である。
[第四実施形態]
〔構成〕
本実施形態は、光路切替機構の構成が第三実施形態とは異なる波長選択スイッチである。具体的には、図7に示されるように、本実施形態の波長選択スイッチ2000は、光路切替機構として、その向きを変更可能なミラー面を備えた偏向ミラーたとえば市販のガルバノミラー2001と、ガルバノミラー2001を制御するガルバノミラー制御装置2003を備えている。すなわち、本実施形態の波長選択スイッチ2000は、基本的に、図6の波長選択スイッチ1200のビームスプリッター1225とシャッター1227a,1227bとシャッター制御装置1233が、ガルバノミラー2001とガルバノミラー制御装置2003に置き換えられた構成となっている。
また、図6の光路切替機構は、二つの光路P1,P2を切り替える構成であるが、本実施形態の光路切替機構は、三つの光路P1,P2,P3を切り替える構成である。このため、本実施形態の波長選択スイッチ2000は、マイクロミラーアレイ1213,1231に加えてマイクロミラーアレイ1241を備えている。マイクロミラーアレイ1241は、一次元的に配列された複数のマイクロミラー装置1241a,1241b,1241cを備えている。各マイクロミラー装置1241a,1241b,1241cは、第一実施形態の説明において図2に代表的に示したマイクロミラー装置1002aが適用可能である。
ガルバノミラー制御装置2003は、ガルバノミラー2001のミラー面をマイクロミラーアレイ1213,1231,1241に順番に繰り返し向けるように制御する。その結果、光信号の経路が光路P1,P2,P3に順番に繰り返し切り替えられる。
そのほかの構成は、第三実施形態と同様である。
〔作用〕
波長が異なる複数の光信号が多重化された波長多重信号1221は、第三実施形態と同様に、主レンズ1214を通過した後、反射型回折格子1215によって反射されて、波長が異なる複数の光信号1222a,1222b,1222cに分波される。分波された各光信号1222a,1222b,1222cは、再び主レンズ1214を通過し、ガルバノミラー2001に入射する。ガルバノミラー2001に入射した光信号1222a,1222b,1222cは、ガルバノミラー2001によって例えば光路P1に沿って反射され、マイクロミラーアレイ1213に入射する。マイクロミラーアレイ1213によって反射された光信号1223a,1223b,1223cは、再びガルバノミラー2001で反射される。その後、光信号1223a,1223b,1223cは、第三実施形態と同様に、平行化レンズ1216と主レンズ1214を通過し、反射型回折格子1215によって反射され、再び主レンズ1214を通過した後、出力ポート部1211の出力ポート部1211のポート1211a,1211bに入射する。
動作状態にあるマイクロミラーアレイ1213の回動角は、第一実施形態のマイクロミラー装置1002a,1002bと同様に、時間の経過と共に変化する。この回動角変化量には、光パワーの許容範囲に対応する許容範囲が存在する。
(制御例)
ガルバノミラー制御装置2003とミラー制御装置1235は、たとえば、第一実施形態において図4に関連して説明された制御と同様の制御をおこなう。
たとえば、入力ポート部1210からの光信号が光路P1上のマイクロミラーアレイ1213を介して出力ポート部1211に結合されている状態において、動作状態にあるマイクロミラー装置1213a,1213b,1213cの回動角変化量が許容範囲を超える直前に、ガルバノミラー制御装置2003は、ガルバノミラー2001のミラー面の向きを変えて、光信号の経路を光路P2に切り替え、これと同時に、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1231を動作させて、マイクロミラー装置1231a,1231b,1231cを所望の回動角に設定する。その結果、入力ポート部1210からの光信号は光路P2上のマイクロミラーアレイ1231を介して出力ポート部1211に結合される。
またミラー制御装置1235は、光路の切り替え後に、マイクロミラーアレイ1213を非動作状態に戻し、マイクロミラー装置1213a,1213b,1213cへの供給電圧を0Vに戻して溜まった電荷を放出させる。その後、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1213を次に動作されるまで非動作状態のままに保つ。
その後は、同様にして、ガルバノミラー制御装置2003は、順番に光路P1,P2,P3の切り替えをおこない、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1213,1231,1241の動作状態と非動作状態の切り替えをおこなう。
(別の制御例)
また、ガルバノミラー制御装置2003とミラー制御装置1235は、第二実施形態において図5に関連して説明された制御と同様の制御をおこなってもよい。
たとえば、入力ポート部1210からの光信号が光路P1上のマイクロミラーアレイ1213を介して出力ポート部1211に結合されている状態において、光信号の経路が光路P1から光路P2に切り替えられるよりも前に、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1231を動作させて、マイクロミラー装置1231a,1231b,1231cを所望の回動角に設定する。
その後、動作状態にあるマイクロミラー装置1213a,1213b,1213cの回動角変化量が許容範囲を超える前に、ガルバノミラー制御装置2003は、ガルバノミラー2001のミラー面の向きを変えて、光信号の経路を光路P1から光路P2に切り替える。その結果、入力ポート部1210からの光信号が光路P2上のマイクロミラーアレイ1231を介して出力ポート部1211に結合される。
またミラー制御装置1235は、光路の切り替え後に、マイクロミラーアレイ1231を非動作状態に戻し、マイクロミラー装置1231a,1231b,1231cへの供給電圧を0Vに戻して溜まった電荷を放出させる。その後、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1231を次に動作されるまで非動作状態のままに保つ。
その後、同様にして、ガルバノミラー制御装置2003は、順番に光路P1,P2,P3の切り替えをおこない、ミラー制御装置1235は、マイクロミラーアレイ1213,1231,1241の動作状態と非動作状態の切り替えをおこなう。
〔効果〕
第三実施形態の効果に加え、部品点数を減らすことができ、安価な波長選択スイッチを提供できる。
〔変形例〕
ここでは、偏向ミラーがガルバノミラー2001で構成された例を示したが、偏向ミラーは、ガルバノミラーに限らず、複数の向きにミラー面を偏向可能であり、これにより複数の光路を切り替え可能な任意のミラーたとえばMEMSミラーなどに置き換え可能である。また、三つの光路を切り替える光路切替機構の例を示したが、本実施形態の光路切替機構は、四つの光路を切り替える構成に容易に拡張可能である。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。ここにいう様々な変形や変更は、上述した実施形態を適当に組み合わせた実施も含む。
310…ミラーユニット、312…固定部、314…複合トーションバー、316…可動支持部、318…複合トーションバー、320…可動部、320a,320b…端部、322,324…回動軸、326…ミラー面、328…スペーサー、340…電極基板、342,342A,342B,342C,342D…固定電極、1000…光スイッチ、1001a…入力ポート部、1001b…出力ポート部、1002a,1002b,1012a,1012b…マイクロミラー装置、1003a,1003b,1013a,1013b…マイクロミラーアレイ、1005a,1005b…ビームスプリッター、1007a,1009a…シャッター、1011a,1011b…固定ミラー、1015…シャッター制御装置、1017…ミラー制御装置、1200…波長選択スイッチ、1210…入力ポート部、1211…出力ポート部、1211a,1211b…ポート、1213,1231,1241…マイクロミラーアレイ、1213a,1213b,1213c,1231a,1231b,1231c,1241a,1241b,1241c…マイクロミラー装置、1214…主レンズ、1215…反射型回折格子、1216…平行化レンズ、1221…波長多重信号、1222a,1222b,1222c,1223a,1223b,1223c…光信号、1225…ビームスプリッター、1227a,1227b…シャッター、1233…シャッター制御装置、1235…ミラー制御装置、2000…波長選択スイッチ、2001…ガルバノミラー、2003…ガルバノミラー制御装置、3001,3003…斜線部、P1,P2,P3…光路、T1,T2,T3,T4,T5…時刻。

Claims (10)

  1. 光信号が入力される少なくとも一つのポートを有する入力ポート部と、
    光信号を出力する少なくとも一つのポートを有する出力ポート部と、
    前記入力ポート部と前記出力ポート部を複数の光路を介して光学的に結合し得る光結合光学系と、
    前記入力ポート部と前記出力ポート部を光学的に結合する光路を切り替え得る光路切替機構と、
    前記複数の光路に対してそれぞれ設けられた複数のポート切替機構を備えており、
    前記入力ポート部と前記出力ポート部の少なくとも一方は複数のポートを有しており、各ポート切替機構は、互いに結合される前記入力ポート部と前記出力ポート部のポートを切り替え得る、光スイッチ。
  2. 各ポート切替機構は、少なくとも一つのマイクロミラーアレイを備え、前記光スイッチは、前記複数のポート切替機構のそれぞれのマイクロミラーアレイを制御するミラー制御装置を備えている、請求項1に記載の光スイッチ。
  3. 前記ミラー制御装置は、前記光路切替機構による光路の切り替えと同時に前記入力ポート部と前記出力ポート部を光学的に結合する光路上のポート切替機構のマイクロミラーアレイを動作させる、請求項2に記載の光スイッチ。
  4. 前記ミラー制御装置は、前記入力ポート部と前記出力ポート部を光学的に結合していない光路上のポート切替機構のマイクロミラーアレイを非動作状態に維持する、請求項3に記載の光スイッチ。
  5. 前記ミラー制御装置は、前記入力ポート部と前記出力ポート部を次に光学的に結合する光路上のポート切替機構のマイクロミラーアレイを前記光路切替機構による光路の切り替えの前に動作させる、請求項2に記載の光スイッチ。
  6. 前記ミラー制御装置は、前記光路切替機構による光路の切り替えの後に、前記入力ポート部と前記出力ポート部を光学的に結合していた光路上のポート切替機構のマイクロミラーアレイを非動作状態に戻す、請求項5に記載の光スイッチ。
  7. 前記光路切替機構は、前記複数の光路上にそれぞれ設けられた複数のシャッターと、前記複数のシャッターを制御するシャッター制御装置を備えている、請求項1〜6のいずれかひとつに記載の光スイッチ。
  8. 前記光結合光学系と前記光路切替機構は、その向きを変更可能なミラー面を備えた偏向ミラーと、前記偏向ミラーを制御する偏向ミラー制御装置を備えている、請求項1〜6のいずれかひとつに記載の光スイッチ。
  9. 前記入力ポート部は複数のポートを有し、
    前記出力ポート部は複数のポートを有し、
    前記光結合光学系は、前記入力ポート部から延びる一つの光路を前記複数の光路に分割する光路分割素子と、前記複数の光路を合成して前記出力ポート部に向かって延びる一つの光路を形成する光路合成素子を有し、
    各ポート切替機構は二つのマイクロミラーアレイを有している、請求項1〜8のいずれかひとつに記載の光スイッチ。
  10. 前記入力ポート部は一つのポートを有し、
    前記出力ポート部は複数のポートを有し、
    前記光結合光学系は、前記入力ポート部から延びる一つの光路を前記複数の光路に分割するとともに前記複数の光路を合成して前記出力ポート部に向かって延びる一つの光路を形成する光路分割合成素子を有し、
    各ポート切替機構は一つのマイクロミラーアレイを有し、
    前記光スイッチは、前記入力ポートから前記光路分割合成素子までの光路上および前記光路分割合成素子から前記出力ポートまでの光路上に配置された光分光素子をさらに備えている、請求項1〜8のいずれかひとつに記載の光スイッチ。
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