[go: up one dir, main page]

JP2014022918A - 遅延変動測定装置、遅延変動測定方法及び遅延変動測定プログラム - Google Patents

遅延変動測定装置、遅延変動測定方法及び遅延変動測定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014022918A
JP2014022918A JP2012159451A JP2012159451A JP2014022918A JP 2014022918 A JP2014022918 A JP 2014022918A JP 2012159451 A JP2012159451 A JP 2012159451A JP 2012159451 A JP2012159451 A JP 2012159451A JP 2014022918 A JP2014022918 A JP 2014022918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay time
delay
time table
limit value
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012159451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5767174B2 (ja
Inventor
Atsushi Umeda
敦 梅田
Yutaka Watanabe
裕 渡邉
Takayuki Kusakabe
貴之 日下部
Yuki Takagi
祐貴 高木
Hirofumi Yamamoto
浩文 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2012159451A priority Critical patent/JP5767174B2/ja
Publication of JP2014022918A publication Critical patent/JP2014022918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5767174B2 publication Critical patent/JP5767174B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、送受信されたパケットの伝送について、遅延時間の分散の程度を示す遅延変動を算出するにあたり、長時間を不要としてリアルタイム性を確保する。
【解決手段】本発明は、パケットの伝送の遅延時間を測定する遅延時間測定部14と、遅延時間測定部14が測定したパケットの伝送の遅延時間を、送受信されたパケットの伝送の遅延時間が登録される遅延時間テーブルに、登録順が昇順又は降順になるように登録し、遅延時間テーブルを更新する遅延時間テーブル更新部16と、遅延時間テーブル更新部16が更新した遅延時間テーブルにおいて、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の範囲の上限値及び下限値を読み出し、上限値及び下限値の差分を算出し、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の程度を示す遅延変動を算出する遅延変動算出部17と、を備えることを特徴とする遅延変動測定装置1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、送受信されたパケットの伝送について、遅延時間の分散の程度を示す遅延変動を算出するための装置、方法及びプログラムに関する。
ITU−T Y.1541及び特許文献1では、送受信されたパケットの伝送について、遅延時間(IPTD:Internet Protocol Packet Transfer Delay)の分散の程度を示す、遅延変動(IPDV:Internet Protocol Packet Delay Variation)を算出するための技術が開示されている。遅延変動IPDVは、送受信された複数のパケットの伝送について、遅延時間IPTDの分散の範囲の上限値及び下限値の差分として算出される。
特表2003−534715号公報
ITU−T Y.1541及び特許文献1では、送受信された複数のパケットの伝送について、遅延時間IPTDの度数分布を収集したうえで、遅延変動IPDVを算出することが考えられる。しかし、遅延変動IPDVの測定が、長時間を必要とするとともに、リアルタイム性を確保することができない、という問題がある。そして、遅延時間IPTDの度数分布の階級数が制限されているときには、まず遅延時間IPTDの1階級幅を粗く設定してから、遅延時間IPTDの度数分布を上限値及び下限値を含む広い範囲で収集した後に、次に遅延時間IPTDの1階級幅を細かく設定してから、遅延時間IPTDの度数分布を上限値及び下限値の近傍で収集するため、上述の問題がさらに大きくなる。
そこで、前記課題を解決するために、本発明は、送受信されたパケットの伝送について、遅延時間の分散の程度を示す遅延変動を算出するにあたり、長時間を不要としてリアルタイム性を確保することを目的とする。
上記目的を達成するために、送受信されたパケットの伝送について、遅延時間テーブルに遅延時間を昇順又は降順に登録し、遅延時間テーブルから遅延時間の分散の範囲の上限値及び下限値を読み出し、上限値及び下限値の差分を算出し、遅延変動を算出する。
具体的には、本発明は、パケットを送信するパケット送信部と、前記パケットを受信するパケット受信部と、前記パケットの伝送の遅延時間を測定する遅延時間測定部と、前記遅延時間測定部が測定した前記パケットの伝送の遅延時間を、送受信されたパケットの伝送の遅延時間が登録される遅延時間テーブルに、登録順が昇順又は降順になるように登録し、前記遅延時間テーブルを更新する遅延時間テーブル更新部と、前記遅延時間テーブル更新部が更新した前記遅延時間テーブルにおいて、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の範囲の上限値及び下限値を読み出し、前記上限値及び前記下限値の差分を算出し、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の程度を示す遅延変動を算出する遅延変動算出部と、を備えることを特徴とする遅延変動測定装置である。
具体的には、本発明は、パケットを送信するパケット送信ステップと、前記パケットを受信するパケット受信ステップと、前記パケットの伝送の遅延時間を測定する遅延時間測定ステップと、前記遅延時間測定ステップで測定した前記パケットの伝送の遅延時間を、送受信されたパケットの伝送の遅延時間が登録される遅延時間テーブルに、登録順が昇順又は降順になるように登録し、前記遅延時間テーブルを更新する遅延時間テーブル更新ステップと、前記遅延時間テーブル更新ステップで更新した前記遅延時間テーブルにおいて、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の範囲の上限値及び下限値を読み出し、前記上限値及び前記下限値の差分を算出し、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の程度を示す遅延変動を算出する遅延変動算出ステップと、を順に備えることを特徴とする遅延変動測定方法である。
この構成によれば、送受信されたパケットの遅延時間に関して、昇順又は降順のソートテーブルを作成するため、遅延変動の算出において、長時間を不要とすることができる。
また、本発明は、前記遅延時間テーブル更新部は、前記遅延時間テーブルの登録数を所定数に制限し、最古に送受信されたパケットの伝送の遅延時間を前記遅延時間テーブルから削除し、最新に送受信されたパケットの伝送の遅延時間を前記遅延時間テーブルに登録することを特徴とする遅延変動測定装置である。
また、本発明は、前記遅延時間テーブル更新ステップでは、前記遅延時間テーブルの登録数を所定数に制限し、最古に送受信されたパケットの伝送の遅延時間を前記遅延時間テーブルから削除し、最新に送受信されたパケットの伝送の遅延時間を前記遅延時間テーブルに登録することを特徴とする遅延変動測定方法である。
この構成によれば、最新の所定回のみに送受信されたパケットの遅延時間に関して、昇順又は降順のソートテーブルを作成するため、遅延変動の算出において、長時間を不要とすることができるとともに、リアルタイム性を確保することができる。
また、本発明は、前記遅延変動算出部は、前記遅延時間テーブルにおいて昇順又は降順で所定番目に登録された前記上限値及び前記下限値を読み出し、前記遅延時間テーブルの更新の前後で前記上限値及び前記下限値が変化しないときには、前記遅延時間テーブルの更新後の遅延変動として、前記遅延時間テーブルの更新前の遅延変動を採用することを特徴とする遅延変動測定装置である。
また、本発明は、前記遅延変動算出ステップでは、前記遅延時間テーブルにおいて昇順又は降順で所定番目に登録された前記上限値及び前記下限値を読み出し、前記遅延時間テーブルの更新の前後で前記上限値及び前記下限値が変化しないときには、前記遅延時間テーブルの更新後の遅延変動として、前記遅延時間テーブルの更新前の遅延変動を採用することを特徴とする遅延変動測定方法である。
この構成によれば、測定を開始してから時間が経過した後に、遅延変動が安定したときには、遅延変動を繰り返し算出する必要がないため、遅延変動の算出において、長時間を不要とすることができるとともに、リアルタイム性を確保することができる。
また、本発明は、コンピュータに、上記に記載の前記パケット送信ステップ、前記パケット受信ステップ、前記遅延時間測定ステップ、前記遅延時間テーブル更新ステップ及び前記遅延変動算出ステップを順に実行させる遅延変動測定プログラムである。
この構成によれば、遅延変動の算出において、長時間を不要とすることができるとともに、リアルタイム性を確保することができる、プログラムを提供することができる。
本発明は、送受信されたパケットの伝送について、遅延時間の分散の程度を示す遅延変動を算出するにあたり、長時間を不要としてリアルタイム性を確保することができる。
実施形態1の遅延変動測定装置の構成を示す図である。 実施形態1の遅延変動測定装置の処理を示す図である。 実施形態1、2の遅延時間測定の処理を示す図である。 実施形態1の遅延時間テーブル更新及び遅延変動算出の処理を示す図である。 実施形態2の遅延変動測定装置の構成を示す図である。 実施形態2の遅延変動測定装置の処理を示す図である。 実施形態2の遅延変動測定装置の処理を示す図である。 実施形態2の遅延時間テーブル更新及び遅延変動算出の処理を示す図である。 実施形態2の遅延時間テーブル更新及び遅延変動算出の処理を示す図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
実施形態1の遅延変動測定装置の構成を図1に示す。遅延変動測定装置1は、送信パラメータ入力部11、パケット送信部12、パケット受信部13、遅延時間測定部14、遅延時間テーブル格納部15、遅延時間テーブル更新部16、遅延変動算出部17及び遅延変動出力部18から構成される。遅延変動測定装置1は、パケットをネットワーク2へと送信し、当該パケットをネットワーク2から受信し、当該パケットの伝送の遅延時間IPTDを測定し、これらの送信サイクルを繰り返し、遅延変動IPDVを算出する。
送信パラメータ入力部11は、送信レートの設定値及びパケット長の設定値を入力され、これらの設定値に基づいて、1個のパケットの持続時間及び隣接するパケットの間隔(図3のt)を算出する。パケット送信部12は、パケットをネットワーク2へと送信する。パケット受信部13は、当該パケットをネットワーク2から受信する。遅延時間測定部14は、図3に後述するように、当該パケットの伝送の遅延時間IPTDを測定する。
遅延時間テーブル格納部15は、送受信されたパケットの伝送の遅延時間IPTDが昇順又は降順に登録される遅延時間テーブルを格納する。遅延時間テーブル更新部16は、図4に後述するように、遅延時間測定部14が測定したパケットの伝送の遅延時間IPTDを、送受信されたパケットの伝送の遅延時間IPTDが登録される遅延時間テーブルに、登録順が昇順又は降順になるように登録し、遅延時間テーブルを更新する。
遅延変動算出部17は、図4に後述するように、遅延時間テーブル更新部16が更新した遅延時間テーブルにおいて、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間IPTDの分散の範囲の上限値及び下限値を読み出し、上限値及び下限値の差分を算出し、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間IPTDの分散の程度を示す遅延変動IPDVを算出する。遅延変動出力部18は、遅延変動IPDVの算出値を出力する。
送信サイクル毎の遅延変動測定装置の処理を図2に示す。遅延時間測定の処理を図3に示す。遅延時間テーブル更新及び遅延変動算出の処理を図4に示す。
遅延時間測定部14は、タイミング差分値Δtnを測定する(ステップS1)。タイミング差分値Δtnは、遅延時間IPTDに相当しており、図3のように測定される。
図3の上段は、遅延時間IPTDの遅延変動IPDVが0である場合における、パケットキャプチャタイミングを示す。タイミングPI0、PI1、PI2、PI3、・・・、PInについて、隣接するパケットの間隔は一定値tからずれない。
図3の下段は、遅延時間IPTDの遅延変動IPDVが0でない場合における、パケットキャプチャタイミングを示す。タイミングPR0、PR1、PR2、PR3、・・・、PRnについて、隣接するパケットの間隔は一定値tから様々にずれる。
遅延時間IPTDの遅延変動IPDVが0である場合及び0でない場合を比較する。タイミングPI1、PR1のタイミングの差分値はΔt1となる。タイミングPI2、PR2のタイミングの差分値はΔt2となる。タイミングPI3、PR3のタイミングの差分値はΔt3となる。タイミングPIn、PRnのタイミングの差分値はΔtnとなる。
ここで、遅延時間IPTDの遅延変動IPDVが0でない場合における遅延時間IPTDは、遅延時間IPTDの遅延変動IPDVが0である場合における遅延時間IPTDに、タイミング差分値Δtnを加算したものである。よって、遅延時間IPTDの遅延変動IPDVが0でない場合における遅延時間IPTDに対する分散・変動は、タイミング差分値Δtnに対する分散・変動に等しくなる。そこで、遅延時間測定部14は、タイミング差分値Δtnを測定してもよく、遅延時間IPTDを測定してもよい。以下では、遅延時間測定部14は、タイミング差分値Δtnを測定する。
遅延時間テーブル更新部16は、タイミング差分値Δtnを遅延時間測定部14から取得する(ステップS2)。遅延時間テーブル更新部16は、遅延時間テーブルを更新する(ステップS3)。遅延変動算出部17は、遅延変動IPDVを算出する(ステップS4)。
図4の左側は、更新前の遅延時間テーブルを示す。この時点で、100個のタイミング差分値Δtnが、昇順に登録されているが、降順に登録されてもよい。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の上限値は、例えば、上位0.05%相当のタイミング差分値Δtnであってもよく、ITU−T Y.1541を適用して、上位0.1%相当のタイミング差分値Δtnであってもよい。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の下限値は、例えば、下位0.05%相当のタイミング差分値Δtnであってもよく、ITU−T Y.1541を適用して、最小(添字番号1)のタイミング差分値Δtnであってもよい。
タイミング差分値Δtnの分散の範囲の上限値は、添字番号99の“+1.46”である。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の下限値は、添字番号2の“−0.58”である。遅延変動IPDVは、(+1.46)−(−0.58)=2.04(μs)となる。
図4の右側は、100回の更新後の遅延時間テーブルを示す。この時点で、200個のタイミング差分値Δtnが、昇順に登録されている。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の上限値は、添字番号197の“+1.30”である。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の下限値は、添字番号4の“−0.50”である。遅延変動IPDVは、(+1.30)−(−0.50)=1.80(μs)となる。
このように、送受信されたパケットの遅延時間IPTD又はタイミング差分値Δtnに関して、昇順又は降順のソートテーブルを作成するため、度数分布を作成するより、遅延変動IPDVの算出において、長時間を不要とすることができる。
もっとも、送信レートの設定値及びパケット長の設定値が分かっていれば、図3に示したパケットキャプチャタイミングの結果を得ることにより、遅延変動IPDVをリアルタイムではなく事後的に算出することもできる。なお、実施形態1の遅延変動測定装置1は、コンピュータ及びプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することもネットワークを通して提供することも可能である。
(実施形態2)
実施形態2の遅延変動測定装置の構成を図5に示す。遅延変動測定装置1は、送信パラメータ入力部11、パケット送信部12、パケット受信部13、遅延時間測定部14、遅延時間テーブル格納部15、遅延時間テーブル更新部16、遅延変動算出部17、遅延変動出力部18及びリングバッファ部19から構成される。
送信パラメータ入力部11、パケット送信部12、パケット受信部13、遅延時間測定部14及び遅延変動出力部18については、実施形態2は実施形態1と同様である。
遅延時間テーブル更新部16は、図8、9に後述するように、遅延時間テーブルの登録数を所定数に制限し、最古に送受信されたパケットの伝送の遅延時間IPTDを遅延時間テーブルから削除し、最新に送受信されたパケットの伝送の遅延時間IPTDを遅延時間テーブルに登録する。これに伴って、実施形態2において、実施形態1と比べて、遅延時間テーブル格納部15が異なり、リングバッファ部19が加わる。
遅延時間テーブル格納部15及びリングバッファ部19は、最新に送受信されたパケットの伝送の遅延時間IPTDを受け付ける前は、最古に送受信されたパケットの伝送の遅延時間IPTDから、直近に送受信されたパケットの伝送の遅延時間IPTDまで、遅延時間IPTDを登録している。ただし、遅延時間テーブル格納部15は、昇順又は降順に、遅延時間IPTDを登録している。一方で、リングバッファ部19は、遅延時間IPTDの大小に関係なく時系列的に、遅延時間IPTDを登録している。なお、時系列的な遅延時間IPTDの登録手段として、リングバッファ部19を適用してもよく、FIFO(First−In First−Out)バッファ部を適用してもよい。
遅延変動算出部17は、図8、9に後述するように、遅延時間テーブルにおいて昇順又は降順で所定番目に登録された上限値及び下限値を読み出し、遅延時間テーブルの更新の前後で上限値及び下限値が変化しないときには、遅延時間テーブルの更新後の遅延変動IPDVとして、遅延時間テーブルの更新前の遅延変動IPDVを採用する。
送信サイクル毎の遅延変動測定装置の処理を図6、7に示す。遅延時間テーブル更新及び遅延変動算出の2種類の処理を図8、9に示す。
遅延時間測定部14は、最新のタイミング差分値Δt(最新)を測定する(ステップS11)。遅延時間テーブル更新部16は、最新のタイミング差分値Δt(最新)を遅延時間測定部14から取得し(ステップS12)、最古のタイミング差分値Δt(最古)をリングバッファ部19から取得し(ステップS13)、最古のタイミング差分値Δt(最古)をリングバッファ部19から削除し(ステップS14)、最新のタイミング差分値Δt(最新)をリングバッファ部19に登録する(ステップS15)。
遅延変動算出部17は、最新のタイミング差分値Δt(最新)及び最古のタイミング差分値Δt(最古)を、遅延時間テーブル更新部16から取得する(ステップS16)。そして、遅延変動算出部17は、タイミング差分値Δtnの分散の範囲の上限値及び下限値を、遅延時間テーブル格納部15から取得する(ステップS17)。
ここで、遅延変動算出部17は、ステップS16、S17の直後に、ステップS21〜S23のように、遅延時間テーブルの更新の前後で上限値及び下限値が変化しないときには、遅延時間テーブルの更新後の遅延変動IPDVとして、遅延時間テーブルの更新前の遅延変動IPDVを採用して、短時間かつリアルタイムの算出を行なってもよい。
図8の処理では、遅延時間テーブルの更新の前後で、上限値及び下限値が変化しない。図9の処理では、遅延時間テーブルの更新の前後で、上限値及び下限値のうち、少なくともいずれかが変化する例として、遅延時間テーブルの更新の前後で、上限値及び下限値のうち、下限値が変化する。図8、9の処理で、更新前の遅延時間テーブルは同様である。
図8、9の左側は、更新前の遅延時間テーブルを示す。所定数として100個のタイミング差分値Δtnが、昇順に登録されているが、降順に登録されてもよい。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の上限値は、例えば、上位0.05%相当のタイミング差分値Δtnであってもよく、ITU−T Y.1541を適用して、上位0.1%相当のタイミング差分値Δtnであってもよい。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の下限値は、例えば、下位0.05%相当のタイミング差分値Δtnであってもよく、ITU−T Y.1541を適用して、最小(添字番号1)のタイミング差分値Δtnであってもよい。
タイミング差分値Δtnの分散の範囲の上限値は、添字番号99の“+1.46”である。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の下限値は、添字番号2の“−0.58”である。遅延変動IPDVは、(+1.46)−(−0.58)=2.04(μs)となる。
まず、図8の処理について、説明する。遅延時間テーブル更新部16は、最新のタイミング差分値Δt(最新)=−0.15について、挿入位置のはさみうち探索(二分探索)を行ない(ステップS18)、最古のタイミング差分値Δt(最古)=+1.30について、登録位置のはさみうち探索(二分探索)を行なう(ステップS19)。
そして、遅延時間テーブル更新部16は、最新のタイミング差分値Δt(最新)=−0.15を、更新前の添字番号51のタイミング差分値Δtn=−0.20及び更新前の添字番号52のタイミング差分値Δtn=−0.12の間に挿入し、更新前の添字番号97のタイミング差分値Δtn=+1.30を、最古のタイミング差分値Δt(最古)=+1.30として削除し、遅延時間テーブルを更新する(ステップS20)。
遅延変動算出部17は、ステップS16で取得したΔt(最新)及びΔt(最古)が、ステップS17で取得した上限値及び下限値の間に入ることを確認する(ステップS21、ステップS22においてYES)。つまり、遅延変動算出部17は、遅延時間テーブルの更新の前後で、上限値及び下限値が変化しないことを確認する。
そして、遅延変動算出部17は、今回の遅延変動IPDVとして、前回の遅延変動IPDV=2.04(μs)を採用する(ステップS23)。ただし、遅延変動算出部17は、今回の遅延変動IPDVとして、新たに遅延変動IPDVを算出してもよい。
図8の右側は、1回の更新後の遅延時間テーブルを示す。所定数として100個のタイミング差分値Δtnが、昇順に登録されている。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の上限値は、添字番号99の“+1.46”である。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の下限値は、添字番号2の“−0.58”である。遅延変動IPDVは、(+1.46)−(−0.58)=2.04(μs)となり、遅延時間テーブルの更新前後で変化ない。
次に、図9の処理について、説明する。遅延時間テーブル更新部16は、最新のタイミング差分値Δt(最新)=−0.65について、挿入位置のはさみうち探索(二分探索)を行ない(ステップS18)、最古のタイミング差分値Δt(最古)=+1.30について、登録位置のはさみうち探索(二分探索)を行なう(ステップS19)。
そして、遅延時間テーブル更新部16は、最新のタイミング差分値Δt(最新)=−0.65を、更新前の添字番号1のタイミング差分値Δtn=−0.60の上に挿入し、更新前の添字番号97のタイミング差分値Δtn=+1.30を、最古のタイミング差分値Δt(最古)=+1.30として削除し、遅延時間テーブルを更新する(ステップS20)。
遅延変動算出部17は、ステップS16で取得したΔt(最古)は、ステップS17で取得した上限値及び下限値の間に入るが、ステップS16で取得したΔt(最新)は、ステップS17で取得した上限値及び下限値の間に入らないことを確認する(ステップS21、ステップS22においてNO)。つまり、遅延変動算出部17は、遅延時間テーブルの更新の前後で、上限値は変化しないが下限値は変化することを確認する。
そして、遅延変動算出部17は、図9に後述するように、今回の遅延変動IPDVとして、新たに遅延変動IPDVを算出する(ステップS24)。
図9の右側は、1回の更新後の遅延時間テーブルを示す。所定数として100個のタイミング差分値Δtnが、昇順に登録されている。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の上限値は、添字番号99の“+1.46”である。タイミング差分値Δtnの分散の範囲の下限値は、添字番号2の“−0.60”である。遅延変動IPDVは、(+1.46)−(−0.60)=2.06(μs)となり、遅延時間テーブルの更新前後で変化する。
このように、最新の所定回のみに送受信されたパケットの遅延時間IPTD又はタイミング差分値Δtnに関して、昇順又は降順のソートテーブルを作成する。そして、測定を開始してから時間が経過した後に、遅延変動IPDVが安定したときには、遅延変動IPDVを繰り返し算出する必要がない。よって、遅延変動IPDVの算出において、長時間を不要とすることができるとともに、リアルタイム性を確保することができる。なお、ステップS18、S19において、はさみうち探索(二分探索)を行ない、遅延時間テーブルのサイズnに対して、最大時間計算量をO(2logn+n)程度とできる。
もっとも、送信レートの設定値及びパケット長の設定値が分かっていれば、図3に示したパケットキャプチャタイミングの結果を得ることにより、遅延変動IPDVをリアルタイムではなく事後的に算出することもできる。なお、実施形態2の遅延変動測定装置1は、コンピュータ及びプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することもネットワークを通して提供することも可能である。
本発明に係る遅延変動測定装置、遅延変動測定方法及び遅延変動測定プログラムは、IPネットワークでのエンド・ツー・エンド通信において、QoS(Quality of Service)クラス別に実現すべき品質水準として、遅延時間IPTD及び遅延変動IPDVを短時間かつリアルタイムで測定することができる。
1:遅延変動測定装置
2:ネットワーク
11:送信パラメータ入力部
12:パケット送信部
13:パケット受信部
14:遅延時間測定部
15:遅延時間テーブル格納部
16:遅延時間テーブル更新部
17:遅延変動算出部
18:遅延変動出力部
19:リングバッファ部

Claims (7)

  1. パケットを送信するパケット送信部と、
    前記パケットを受信するパケット受信部と、
    前記パケットの伝送の遅延時間を測定する遅延時間測定部と、
    前記遅延時間測定部が測定した前記パケットの伝送の遅延時間を、送受信されたパケットの伝送の遅延時間が登録される遅延時間テーブルに、登録順が昇順又は降順になるように登録し、前記遅延時間テーブルを更新する遅延時間テーブル更新部と、
    前記遅延時間テーブル更新部が更新した前記遅延時間テーブルにおいて、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の範囲の上限値及び下限値を読み出し、前記上限値及び前記下限値の差分を算出し、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の程度を示す遅延変動を算出する遅延変動算出部と、
    を備えることを特徴とする遅延変動測定装置。
  2. 前記遅延時間テーブル更新部は、前記遅延時間テーブルの登録数を所定数に制限し、最古に送受信されたパケットの伝送の遅延時間を前記遅延時間テーブルから削除し、最新に送受信されたパケットの伝送の遅延時間を前記遅延時間テーブルに登録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遅延変動測定装置。
  3. 前記遅延変動算出部は、前記遅延時間テーブルにおいて昇順又は降順で所定番目に登録された前記上限値及び前記下限値を読み出し、前記遅延時間テーブルの更新の前後で前記上限値及び前記下限値が変化しないときには、前記遅延時間テーブルの更新後の遅延変動として、前記遅延時間テーブルの更新前の遅延変動を採用する
    ことを特徴とする請求項2に記載の遅延変動測定装置。
  4. パケットを送信するパケット送信ステップと、
    前記パケットを受信するパケット受信ステップと、
    前記パケットの伝送の遅延時間を測定する遅延時間測定ステップと、
    前記遅延時間測定ステップで測定した前記パケットの伝送の遅延時間を、送受信されたパケットの伝送の遅延時間が登録される遅延時間テーブルに、登録順が昇順又は降順になるように登録し、前記遅延時間テーブルを更新する遅延時間テーブル更新ステップと、
    前記遅延時間テーブル更新ステップで更新した前記遅延時間テーブルにおいて、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の範囲の上限値及び下限値を読み出し、前記上限値及び前記下限値の差分を算出し、送受信されたパケットの伝送についての遅延時間の分散の程度を示す遅延変動を算出する遅延変動算出ステップと、
    を順に備えることを特徴とする遅延変動測定方法。
  5. 前記遅延時間テーブル更新ステップでは、前記遅延時間テーブルの登録数を所定数に制限し、最古に送受信されたパケットの伝送の遅延時間を前記遅延時間テーブルから削除し、最新に送受信されたパケットの伝送の遅延時間を前記遅延時間テーブルに登録する
    ことを特徴とする請求項4に記載の遅延変動測定方法。
  6. 前記遅延変動算出ステップでは、前記遅延時間テーブルにおいて昇順又は降順で所定番目に登録された前記上限値及び前記下限値を読み出し、前記遅延時間テーブルの更新の前後で前記上限値及び前記下限値が変化しないときには、前記遅延時間テーブルの更新後の遅延変動として、前記遅延時間テーブルの更新前の遅延変動を採用する
    ことを特徴とする請求項5に記載の遅延変動測定方法。
  7. コンピュータに、請求項4から請求項6のいずれかに記載の前記パケット送信ステップ、前記パケット受信ステップ、前記遅延時間測定ステップ、前記遅延時間テーブル更新ステップ及び前記遅延変動算出ステップを順に実行させる遅延変動測定プログラム。
JP2012159451A 2012-07-18 2012-07-18 遅延変動測定装置、遅延変動測定方法及び遅延変動測定プログラム Expired - Fee Related JP5767174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012159451A JP5767174B2 (ja) 2012-07-18 2012-07-18 遅延変動測定装置、遅延変動測定方法及び遅延変動測定プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012159451A JP5767174B2 (ja) 2012-07-18 2012-07-18 遅延変動測定装置、遅延変動測定方法及び遅延変動測定プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014022918A true JP2014022918A (ja) 2014-02-03
JP5767174B2 JP5767174B2 (ja) 2015-08-19

Family

ID=50197364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012159451A Expired - Fee Related JP5767174B2 (ja) 2012-07-18 2012-07-18 遅延変動測定装置、遅延変動測定方法及び遅延変動測定プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5767174B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118586A (ja) * 2000-10-05 2002-04-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 遅延時間推定方法、リンク容量設計方法、目標遅延時間判定方法およびその装置
JP2003534715A (ja) * 2000-05-19 2003-11-18 ウィリアムズ コミュニケーションズ, エルエルシー 一方向遅延変動を測定するための方法およびシステム
JP2005167684A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Toyota Motor Corp 伝送制御装置
JP2010193252A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット転送遅延分位数監視閾値算出システムおよびパケット転送遅延分位数監視閾値算出方法、ならびにそのためのプログラム
JP2010283662A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット転送遅延測定周期決定システムと方法およびプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003534715A (ja) * 2000-05-19 2003-11-18 ウィリアムズ コミュニケーションズ, エルエルシー 一方向遅延変動を測定するための方法およびシステム
JP2002118586A (ja) * 2000-10-05 2002-04-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 遅延時間推定方法、リンク容量設計方法、目標遅延時間判定方法およびその装置
JP2005167684A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Toyota Motor Corp 伝送制御装置
JP2010193252A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット転送遅延分位数監視閾値算出システムおよびパケット転送遅延分位数監視閾値算出方法、ならびにそのためのプログラム
JP2010283662A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット転送遅延測定周期決定システムと方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5767174B2 (ja) 2015-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107508719B (zh) 测量网络时延的方法、装置及网络节点
CN102783089B (zh) 用于估计子路径的可用带宽的方法
US9961000B2 (en) Estimation of network path segment delays
KR100694034B1 (ko) 데이터 전송률 자동 검출장치
US10200291B2 (en) Packet analysis method, packet analysis device, and storage medium
DE602005003893D1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur nicht-intrusiven Messung der Verzögerungsänderung von Datenverkehr in Kommunikationsnetzwerken
JP2009516984A (ja) データ伝送経路を評価するためにフィルタリング及びアクティブプロービングを使用すること
WO2007078008A1 (ja) 伝送路の品質計測装置、通信システム、品質計測方法および品質計測プログラム
JP4931108B2 (ja) 高精度時刻同期処理装置およびそのプログラム,ならびにネットワーク混雑度警告装置およびそのプログラム
JP2010193303A (ja) 無線通信システム
JP5767174B2 (ja) 遅延変動測定装置、遅延変動測定方法及び遅延変動測定プログラム
US20160285730A1 (en) Apparatus and method for measuring a bandwidth for data transmission between communication devices
JP4829194B2 (ja) ネットワーク解析システム
CN106487608A (zh) 测量远端时间戳单位的方法和装置
US10554509B2 (en) Information processing system and delay measurement method
CN104301060A (zh) 一种基于硬件触发采样的节点同步采集方法及系统
JP2007259162A (ja) ネットワーク品質測定方法、測定装置及びプログラム
JPWO2009011020A1 (ja) パケット遅延特性計測装置及び方法
JP2014116771A (ja) 情報処理システム
CN110366240A (zh) 无线传感器网络高精度同步触发方法
CN106506136B (zh) 一种基于原子钟组的网络时间传输方法与装置
JP2019144643A (ja) 分散処理システムおよび分散処理方法
JP2019047327A (ja) 異常検知装置および異常検知方法
JP2015046755A (ja) 遅延揺らぎ推定方法および遅延揺らぎ推定装置
JP5997062B2 (ja) ネットワークシステム及びネットワーク管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5767174

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees