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JP2014021148A - 画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、および、画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、および、画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置において、複数のリモート端末から画面更新要求を受けた場合に、当該要求に対する遅れを軽減させる。
【解決手段】画像形成装置は、第1の端末との接続中に第2の端末から画面更新要求を受けた場合、当該第2の端末には、表示画面を切り替えるグラフィックデータではなく、第2のグラフィックデータに対して追加的に表示させるグラフィックデータ(選択中マークの画像データ)とその表示位置座標データのみを送信する。これにより、複数のリモート端末のうち一部のリモート端末に対する画面更新要求についての処理の負担を軽減でき、複数のリモート端末から画面更新要求を受けた場合でも、画像形成装置における当該要求に対する遅れを軽減させることができる。
【選択図】図11

Description

本発明は、画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、および、画像形成システムに関し、特に、端末のリモートパネルを用いてモード設定が可能な画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、および、そのような画像形成装置を含む画像形成システムに関する。
従来から、リモー卜端末で画像形成装置にアクセスする方法として、画像形成装置はリモート端末にグラフィックデータを送信し、リモート端末は画面上で操作を検出した位置座標を送る方式がある。
この方式によれば、リモート端末側は操作された内容を判断することなく座標のみを送るため処理が軽くなり、応答遅れに対して効果があると考えられる。
しかしながら、アクセス中のリモート端末が複数存在する場合、画像形成装置は同時に複数のリモート端末に対してグラフィックデータを送信することになる。
その結果、画像形成装置における送信処理の負荷が大きくなってしまい、リモート端末からの画面切替要求に対する応答が悪くなってしまうという課題があった。
その解決策として、リモート端末に表示するグラフィックは、データ量の少ない簡略化した画像を用いることで画像形成装置の送信処理の負荷を軽減する方法がある。
たとえば、特許文献1(特開2004−120381号公報)には、画像配信システムにおいて、配信先端末の機種に応じた補正処理を行なった画像を送信することが記載されている。
また、特許文献2(特開2004−133532号公報)には、情報変換システムにおいて、コンテンツの送信先である携帯電話の機種に基づいてコンテンツを変換することが開示されている。
また、特許文献3(特開2003−134334号公報)には、デジタルカメラから携帯電話機に画像データを送信する際に、当該携帯電話機の属性情報に応じて画像サイズを変換することが記載されている。
特開2004−120381号公報 特開2004−133532号公報 特開2003−134334号公報
しかしながら、画像形成装置が上記のように送信先端末に合わせたグラフィックデータを送信するためには、グラフィック作成処理が必要である。
このようなグラフィック作成処理は、少なくとも以下の1)〜4)に記載の工程を必要とする。
1)ベースグラフィックを作業エリア上に展開しておく
2)(ベースグラフィックに含まれる設定項目に対して)既に設定されている項目も含めて、全ての項目について、設定されているか否かの情報を検索する
3)設定されている項目に関しては、その項目が設定(選択)されていることを示す、固有の設定済みグラフィックを読み出す
4)ベースグラフィックと設定済みグラフィックとを合成する。
さらに、画像形成装置が、多数のリモート端末から頻繁に画面切替を要求されるような場合には、特に画像形成装置におけるグラフィック作成処理の負荷が大きくなる。
このため、たとえ上記のように位置座標を利用することにより送信処理の負荷が軽減されたとしても、グラフィック作成処理により、端末への応答の遅れが発生してしまっていた。
本発明は係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像形成装置において、複数のリモート端末から画面更新要求を受けた場合に、当該要求に対する遅れを軽減させることである。
本発明に従った画像形成装置は、端末のリモートパネルを用いてモード設定が可能な画像形成装置であって、端末からのアクセス信号を検出する検出手段と、画像形成装置の操作パネル上に表示されるグラフィックデータを端末に送信する送信手段とを備え、端末は、当該端末のリモートパネルをユーザーが操作した場合に、当該リモートパネルの座標データ情報を画像形成装置に送信し、送信手段は、第1の端末に第1のグラフィックデータを送信し、また、検出手段が第1の端末のアクセス中に第2の端末のアクセスを検出した場合に、第2の端末に第2のグラフィックデータを送信し、第2のグラフィックデータによる画面は、第1のグラフィックデータによる画面よりも、1つの画面に配置される選択項目が多く、画像形成装置は、端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別して、端末のリモートパネルにおける表示内容を切り替えるための切替手段をさらに備え、切替手段は、第1の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、第1の端末に、表示画面を切り替えるグラフィックデータを送信し、第2の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、第2の端末に、第2のグラフィックデータに対して、メニューの設定が完了したことを示すために追加的に表示させるグラフィックデータとその表示位置座標データのみを送信することを特徴とする。
好ましくは、送信手段は、画像形成装置に1番目にアクセスした端末には第1のグラフィックデータを送信し、画像形成装置に2番目以降にアクセスした端末には第2のグラフィクデータを送信する。
好ましくは、第1のグラフィックデータは、画像形成装置の操作パネルに表示させるべき画面と同じ画面を表示するためのデータであり、第2のグラフィックデータは、画像形成装置の操作パネルに表示させるべき複数の画面における全設定項目を1画面で表示する画面を表示するためのデータである。
好ましくは、送信手段は、画像形成装置に1番目にアクセスした端末には、第1のグラフィックデータを送信し、画像形成装置に2番目以降にアクセスした端末には、アクセスの順序に応じて、アクセスが後になるほどデータ量の少ないグラフィックデータを第2のグラフィックデータとして送信する。
好ましくは、追加的に表示させるグラフィックデータは、2値データまたはモノカラーデータである。
好ましくは、第1のグラフィックデータによる画面は、マルチタッチ操作機能を有し、第2のグラフィックデータによる画面は、マルチタッチ操作機能を有しない。
本発明に従った画像形成装置の制御方法は、端末のリモートパネルを用いてモード設定が可能な画像形成装置のコンピューターによって実行される、当該画像形成装置の制御方法であって、端末からのアクセス信号を検出するステップと、画像形成装置の操作パネル上に表示されるグラフィックデータを端末に送信するステップとを備え、端末は、当該端末のリモートパネルをユーザーが操作した場合に、当該リモートパネルの座標データ情報を画像形成装置に送信し、グラフィックデータを端末に送信するステップは、第1の端末に第1のグラフィックデータを送信し、また、アクセス信号を検出するステップにおいて第1の端末のアクセス中に第2の端末のアクセスが検出された場合に、第2の端末に第2のグラフィックデータを送信するステップを含み、第2のグラフィックデータによる画面は、第1のグラフィックデータによる画面よりも、1つの画面に配置される選択項目が多く、制御方法は、端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別して、端末のリモートパネルにおける表示内容を切り替えるためのステップをさらに備え、表示内容を切り替えるためのステップは、第1の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、第1の端末に、表示画面を切り替えるグラフィックデータを送信するステップと、第2の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、第2の端末に、第2のグラフィックデータに対して、メニューの設定が完了したことを示すために追加的に表示させるグラフィックデータとその表示位置座標データのみを送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明に従った画像形成装置の制御プログラムは、端末のリモートパネルを用いてモード設定が可能な画像形成装置のコンピューターによって実行される、当該画像形成装置の制御プログラムであって、制御プログラムは、コンピューターに、端末からのアクセス信号を検出するステップと、画像形成装置の操作パネル上に表示されるグラフィックデータを端末に送信するステップとを実行させ、端末は、当該端末のリモートパネルをユーザーが操作した場合に、当該リモートパネルの座標データ情報を画像形成装置に送信し、グラフィックデータを端末に送信するステップは、第1の端末に第1のグラフィックデータを送信し、また、アクセス信号を検出するステップにおいて第1の端末のアクセス中に第2の端末のアクセスが検出された場合に、第2の端末に第2のグラフィックデータを送信するステップを含み、第2のグラフィックデータによる画面は、第1のグラフィックデータによる画面よりも、1つの画面に配置される選択項目が多く、制御プログラムは、コンピューターに、端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別して、端末のリモートパネルにおける表示内容を切り替えるためのステップをさらに実行させ、表示内容を切り替えるためのステップは、第1の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、第1の端末に、表示画面を切り替えるグラフィックデータを送信するステップと、第2の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、第2の端末に、第2のグラフィックデータに対して、メニューの設定が完了したことを示すために追加的に表示させるグラフィックデータとその表示位置座標データのみを送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明に従った画像形成システムは、端末と、当該端末のリモートパネルを用いてモード設定が可能な画像形成装置とからなる画像形成システムであって、画像形成装置は、端末からのアクセス信号を検出する検出手段と、画像形成装置の操作パネル上に表示されるグラフィックデータを端末に送信する第1の送信手段とを備え、端末は、当該端末のリモートパネルをユーザーが操作した場合に、当該リモートパネルの座標データ情報を画像形成装置に送信する第2の送信手段を備え、第1の送信手段は、第1の端末に第1のグラフィックデータを送信し、また、検出手段が第1の端末のアクセス中に第2の端末のアクセスを検出した場合に、第2の端末に第2のグラフィックデータを送信し、第2のグラフィックデータによる画面は、第1のグラフィックデータによる画面よりも、1つの画面に配置される選択項目が多く、画像形成装置は、端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別して、端末のリモートパネルにおける表示内容を切り替えるための切替手段をさらに備え、切替手段は、第1の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、第1の端末に、表示画面を切り替えるグラフィックデータを送信し、第2の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、第2の端末に、第2のグラフィックデータに対して、メニューの設定が完了したことを示すために追加的に表示させるグラフィックデータとその表示位置座標データのみを送信することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置は、第2の端末から画面更新要求を受けた場合、当該第2の端末には、表示画面を切り替えるグラフィックデータではなく、第2のグラフィックデータに対して追加的に表示させるグラフィックデータとその表示位置座標データのみを送信する。これにより、複数のリモート端末のうち一部のリモート端末に対する画面更新要求についての処理の負担を軽減でき、複数のリモート端末から画面更新要求を受けた場合でも、画像形成装置における当該要求に対する遅れを軽減させることができる。
本発明の実施の形態に従う端末装置を含む全体構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に従う端末装置2によって操作されるMFP(Multi-Function Peripheral)1の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に従う端末装置2の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に従う端末装置2によって操作されるMFP1の操作パネル110の外観図である。 本発明の実施の形態に従う端末装置2によって操作されるMFP1の内部的なデータの遣り取りを説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に従う端末装置2において提供されるユーザーインターフェイス(タブ表示モード)の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に従う端末装置2において提供されるユーザーインターフェイス(タブ表示モード)の他の例を示す図である。 第2のグラフィックデータによって表示される画面の一例を示す図である。 第2のグラフィックデータによって表示される画面の他の例を示す図である。 第2のグラフィックデータによって表示される画面のさらに他の例を示す図である。 端末装置2からの操作に応じて、当該端末装置2における表示画面を更新する手順を示すシーケンス図である。 図8の画面に対する更新後の画面の一例を示す図である。 図9の画面に対する更新後の画面の一例を示す図である。 図10の画面に対する更新後の画面の一例を示す図である。 端末・グラフィック種別記憶エリアにおける記憶内容の一例を模式的に示す図である。 リモート画面表示処理における基本的な動作のフローチャートである。 図16のStep1のサブルーチンのフローチャートである。 図16のStep2のグラフィックデータ決定処理のサブルーチンのフローチャートである。 図18の変形例のフローチャートである。 図16の端末操作検出処理(Step3)のサブルーチンのフローチャートである。 図20のStep10−7のサブルーチンのフローチャートである。 図21のStep11−1のタブ切り替え処理(1)の応答処理のサブルーチンのフローチャートである。 図21のエリア切り替え処理(1)のサブルーチンのフローチャートである。 図21のエリア切り替え処理(1)のサブルーチンのフローチャートである。 図21のエリア切り替え処理(1)のサブルーチンのフローチャートである。 図21のエリア切り替え処理(1)のサブルーチンのフローチャートである。 図20のStep10−9のグラフィックデータ(2)の応答処理のサブルーチンのフローチャートである。 図27のStep15−1のエリア切り替え処理(2)のサブルーチンのフローチャートである。 図27のStep15−1のエリア切り替え処理(2)のサブルーチンのフローチャートである。 図27のStep15−1のエリア切り替え処理(2)のサブルーチンのフローチャートである。 図27のStep15−1のエリア切り替え処理(2)のサブルーチンのフローチャートである。 図16のStep4のグラフィック作成処理のサブルーチンのフローチャートである。 図32のStep17−5のグラフィック(1)作成処理のサブルーチンのフローチャートである。 図32のStep17−5のグラフィック(1)作成処理のサブルーチンのフローチャートである。 ベース画面の一例を模式的に示す図である。 基本タブベース画面の一例を模式的に示す図である。 ベース画面およびタブベース画面に合成される設定画面の一例を示す図である。 図32のStep17−7のグラフィック(2)作成処理のサブルーチンのフローチャートである。 図32のStep17−7のグラフィック(2)作成処理のサブルーチンのフローチャートである。 選択中マークの画像の一例を模式的に示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<A.全体構成>
まず、本発明の実施の形態に従う端末装置を含む全体構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に従う端末装置を含む全体構成を示す模式図である。図1を参照して、ネットワークNWに接続された複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)が配置されているとする。このネットワークNWには、無線通信(典型的には、無線LANやBluetooth(登録商標)など)を介して端末装置2とデータを遣り取りするための無線中継器3が接続されているとする。
MFP1には、各種の操作を行なうための操作パネル110が設けられており、ユーザーは、この操作パネル110を操作することで、各種の指令をMFP1へ与える。
端末装置2は、典型的には、ユーザーが所有する携帯電話やスマートフォンである。ユーザーは、自己の所有する端末装置2を操作して、MFP1に対する操作を行なう。すなわち、後述するように、端末装置2の各々には、操作パネル110において表示される操作画面が当該端末装置2に適して表示態様で表示される。そして、ユーザーは、MFP1の操作パネル110を操作するのと同様の操作方法で、MFP1に対して各種指令を与える。
これにより、ユーザーは、MFP1から離れた位置で、MFP1を操作することができる。
<B.MFP1の構成>
次に、図1に示すMFP1の構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態に従う端末装置2によって操作されるMFP1の構成を示す模式図である。
図2を参照して、MFP1は、プロセッサー100と、主メモリー102と、スキャナー104と、プリントエンジン106と、ネットワークインターフェイス(I/F)108と、操作パネル110と、不揮発性メモリー112とを含む。
プロセッサー100は、代表的にCPU(Central Processing Unit)などの演算装置を含んで構成され、予め格納されたプログラムを実行することで本実施の形態に従う処理を実現する。より具体的には、プロセッサー100上では、プログラムを実行することで、表示操作ロジック120が生成され、後述するような処理を提供する。
主メモリー102は、代表的にDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置であり、プロセッサー100で実行されるプログラムやプログラムの実行に必要なデータなどを保持する。また、主メモリー102は、操作パネル110に表示させる画像データを格納する。なお、この部分については、VRAM(Video Random Access Memory)として主メモリー102から独立して搭載される場合もある。
不揮発性メモリー112は、代表的にハードディスク装置やフラッシュメモリーなどの記憶装置からなり、操作パネル110に表示される操作画面およびそれに付随する属性情報や、ユーザーが設定するカスタマイズ情報などを格納する。
ネットワークインターフェイス108は、代表的に、ネットワークNWを介して端末装置2(図1)などとの間でデータを送受信するための通信部であり、例えば、LANアダプターおよびそれを制御するドライバソフトなどを含む。プリントエンジン106は、プリント処理を行なうための部位であり、プリント処理に係るハードウェア構成に加えて、各部の作動を制御するための制御装置をも含む。
操作パネル110は、ユーザーからの操作を受け付けるとともに、各種情報をユーザーに提示するマンマシンインターフェイスである。より具体的には、操作パネル110は、タッチパネル(ディスプレイおよび感圧部)や各種操作キーを含む。
<C.端末装置2の構成>
次に、図1に示す端末装置2の構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態に従う端末装置2の構成を示す模式図である。
図3を参照して、端末装置2は、コンピューターであり、CPU200と、主メモリー202と、不揮発性メモリー204と、入力部206と、タッチパネル208と、ネットワークインターフェイス210と、無線通信部212と、音声出力部214とを含む。これらの各コンポーネントは、バス216を介して互いに接続されている。
CPU200は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムを実行する。端末装置2は、汎用的なオペレーティングシステムの下で動作するように構成されてもよい。主メモリー202は、CPU200がプログラムを実行するためのワーキングメモリーとして機能し、実行用に展開されたプログラムや実行に必要な各種変数などを一時的に保持する。不揮発性メモリー204は、典型的には、ハードディスクやフラッシュメモリーCPU200で実行されるプログラムなどを格納する。
入力部206は、端末装置2の表面に配置されたキー群などからなり、ユーザーの操作を受け付ける。表示部であるタッチパネル208は、CPU200からの指令に従って、ユーザーに提示すべき各種情報を表示するとともに、ユーザー操作に応答した指令をCPU200へ出力する。
ネットワークインターフェイス210は、無線中継器3(図1)を介して、MFP1を含む各種機器とデータを遣り取りする。無線通信部212は、公衆回線を利用して、広域通信を行なうための送受信回路を含む。
音声出力部214は、典型的にはスピーカーなどであり、各種の音声情報をユーザーへ提供する。
典型的には、CPU200がプログラムを実行することで表示操作モジュール220が動的に生成され、後述するような、操作パネル110を有する画像形成装置1をリモート操作するための機能を提供する。このような表示操作モジュール220を提供するためのプログラムは、予め不揮発性メモリー204にインストールされている場合もあるが、事後的に各種の方法を用いてインストールしてもよい。
例えば、プログラムを格納したCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)やフラッシュメモリーなどの記憶媒体を介して端末装置2にインストールする方法や、ネットワークを介して端末装置2へ配信する方法などが考えられる。
さらに、MFP1から端末装置2に対して、リモート操作を実現するためのプログラムをダウンロードするようにしてもよい。この場合、MFP1の機種に応じた各種プログラムを端末装置2へ提供することができ、機種依存の処理についてもより容易に対応が可能となる。
なお、端末装置2は、汎用のアーキテクチャーを用いたパーソナルコンピューターとして実現してもよい。
<D.操作パネル110および内部的なデータの遣り取り>
次に、MFP1の操作パネル110の概要および本実施の形態に従う端末装置2とのデータの遣り取りについて説明する。
図4は、本発明の実施の形態に従う端末装置2によって操作されるMFP1の操作パネル110の外観図である。図4を参照して、操作パネル110は、表示部および操作部としてのタッチパネルがほぼ中央に設けられており、その両側に、操作部として、スタートキー111を含むキー群が設けられている。このタッチパネルには、MFP1を操作するための操作画面が表示される。MFP1の操作パネル110では、常に1つの操作画面が表示されるようになっている。この操作画面では、各種情報が表示されるとともに、ユーザーがタッチ操作できるように、操作オブジェクト(アイコン)が配置されている。ユーザーがいずれかの操作オブジェクトをタッチすると、対応する指令が内部的に発行されて、別の操作画面への遷移や各種設定操作が行なわれる。
MFP1は、操作パネル110における表示内容を示す画像データをそのまま端末装置2へ出力するように構成されている。また、MFP1は、端末装置2からの指令を受け付けるようにも構成されている。
図5は、本発明の実施の形態に従う端末装置2によって操作されるMFP1の内部的なデータの遣り取りを説明するための模式図である。図5を参照して、表示操作ロジック120(図2)は、主メモリー102に格納されている操作画面のデータを参照して、画像データを操作パネル110のタッチパネル(ディスプレイ110a)へ出力する。また、表示操作ロジック120は、操作パネル110のタッチパネル(感圧部110bまたはキー群110c)に対するユーザー操作に応答して、対応する操作指令を受け付ける。表示操作ロジック120は、操作指令に従って、操作パネル110に表示する操作画面を適宜更新し、あるいは、操作指令に従って各種の内部コマンドを発行する。
表示操作ロジック120から操作パネル110へ出力される画像データは、並列的に端末装置2へ出力される。すなわち、表示操作ロジック120は、同一の画像データを操作パネル110および端末装置2へ出力することが可能となっている。なお、表示操作ロジック120から端末装置2への画像データの伝送は、ネットワークインターフェイス108(図2)を介して行なわれる。
また、操作パネル110から表示操作ロジック120への操作指令の伝送経路に対して、端末装置2からの操作指令を(論理的に)重畳することが可能となっている。すなわち、表示操作ロジック120は、ユーザーが操作パネル110を操作することで発行される操作指令に加えて、ユーザーが端末装置2を操作することで発行される操作指令をその区別なく受け付ける。そのため、端末装置2は、操作パネル110が発行する内部コマンドをエミュレートすることで、ユーザーが操作パネル110を操作した場合に発行される操作指令と同様の操作指令を発行することができる。
<E.端末装置2が提供するユーザーインターフェイス>
(第1のグラフィックデータ)
次に、本実施の形態に従う端末装置2において提供されるユーザーインターフェイスについて例示する。
図6は、本発明の実施の形態に従う端末装置2において提供されるユーザーインターフェイス(タブ表示モード)の一例を示す図である。
図6には、操作パネル110に表示される画面と同様の構成を有する画面500が示されている。画面500は、「基本」「原稿指定」「画質/濃度」「応用」という4つのタブの1つのタブ「基本」が選択されて、当該タブに対応する項目に属する設定内容を表示する画面である。
画面500は、2以上の階層で配列されたメニューの一部を示している。
具体的には、MFP1では、第1の階層として、「基本」「原稿指定」「画質/濃度」「応用」の4つのメニューが設定されている。そして、これらの下に、具体的な設定内容を示すメニューが設定されている。
たとえば、「基本」のメニューの下には、第2の階層として、「カラー」「用紙」「倍率」「両面・ページ集約」の4つのメニューが含まれる。
そして、画面500では、「基本」メニューに含まれる4つのメニューを設定するためのソフトウェアボタンが表示されている。
画面500は、当該画面500において設定された内容でMFP1に画像形成をスタートさせるために操作されるスタートボタン501を含む。操作パネル110はスタートキー111を含むため、画面500のスタートボタン501は、画面500に対応する画面が操作パネル110に表示される際には省略される場合があり得る。つまり、画面500と操作パネル110に表示される画面との間では、操作パネル110に備えられているキー等により表示される必要の無いソフトウェアボタンが省略されるなど、その機能の変更を伴わない範囲で表示が異なる場合があり得る。
さて、このような画面500に対して、選択する項目を切り換える操作がなされると、操作パネル110やタッチパネル208に表示される画面が更新される。
たとえば、「原稿指定」の項目が選択されると、表示される画面が、項目「原稿指定」に属する設定内容を表示する画面に切り替えられる。
また、図6に示されたような画面500において、表示された設定内容(メニュー)を選択する、または、選択を解除する操作がなされると、表示される画面が、当該メニューの選択状態を変更されるように更新された画面に切り替えられる。たとえば、図6に示された画面500は、<両面・ページ集約>の設定内容として「片面」「両面」「2in1」「4in1」の4つのメニューを含み、そのうち「片面」が選択された状態が示している。図6の例では、選択された状態は、メニューが太線で表示されることによって実現されている。そして、選択するメニューを「片面」から「両面」に切り替える操作がなされると、表示画面は、図7に示されるように切り替えられる。
図7に示される画面510では、<両面・ページ集約>の4つのメニューのうち「両面」が選択された状態が示している。
本明細書では、タブ表示モードにおいて表示される画面(MFP1の操作パネル110に表示されるべき画面と同様の画面)を表示するためのグラフィックデータを、「第1のグラフィックデータ」とも言う。
(第2のグラフィックデータ)
本実施の形態では、MFP1には、2台以上の端末装置2が同時にアクセスすることができる。このような場合、MFP1は、複数の端末装置2のうち、一部についてはMFP1の操作パネル110に表示されるのと同様の、複数のタブを含む画面(タブ表示モードの画面)を表示させるが、残りの端末装置2については、当該画面より多くのメニューを含む画面を表示させる。このような画面を表示させるためのグラフィックデータを、本明細書では、「第2のグラフィックデータ」とも言う。
図8〜図10は、それぞれ、第2のグラフィックデータによって表示される画面の例を示す図である。
図8の画面600は、画面500の「基本」「原稿指定」「画質/濃度」「応用」という4つのタブのそれぞれに表示されるべきメニューをすべて1つの画面で表示する。
図9の画面700は、図8の画面600と同様に、画面500の「基本」「原稿指定」「画質/濃度」「応用」という4つのタブのそれぞれに表示されるべきメニューをすべて1つの画面で表示する。なお、本実施の形態では、図6の画面500や図8の画面600は、カラー画面(3以上の色を含む画面)であるのに対し、図9の画面700はモノクロ画面(白と黒等の、2色で構成される画面)である。
図10の画面800は、画面500の「基本」「原稿指定」「画質/濃度」「応用」という4つのタブのそれぞれに表示されるべきメニューのうち一部のメニュー、具体的には、「基本」のタブに属するメニューのみを表示する画面である。端末装置2において画面800が表示された場合には、当該端末装置2のユーザーは、「基本」のタブに属するメニューのみ、印刷設定ができる。
<F.処理手順>
ユーザーが端末装置2を操作して本実施の形態に従うリモート操作に係るプログラムを起動すると、端末装置2は、ネットワークインターフェイス210(図3)を有効化し、MFP1と接続を試みる。そして、端末装置2は、MFP1と接続されたか否かを判断する。MFP1と接続されていない場合には、接続されるまで、接続を試みる。
MFP1と接続された場合には、端末装置2は、MFP1からその時点での操作パネル110における表示内容を示す画像データ(本明細書では、グラフィックデータと同義)を取得する。ここで取得される画像データは、その時点で何台の端末装置2がMFP1に対してアクセスしているかによって異なる。具体的には、端末装置2には、図6または図8〜図10に示した画面のいずれかの画像データが送信される。端末装置2にいずれの画像データが送信されるかについては、後述する。
次に、端末装置2における画面の更新について、説明する。
図11は、端末装置2からの操作に応じて、当該端末装置2における表示画面を更新する手順を示すシーケンス図である。なお、図11(A)は、端末装置2に第1のグラフィックデータの画面(図6)が表示されている場合のシーケンスを示し、図11(B)は、端末装置2に第2のグラフィックデータの画面(図8〜図10)が表示されている場合のシーケンスを示す。
まず図11(A)を参照して、ユーザーがタッチパネル208上のいずれかの位置にタッチすると(シーケンスSQ100)、当該タッチした位置の情報が端末装置2のCPU200へ送信される(シーケンスSQ102)。端末装置2のCPU200は、ユーザーがタッチした位置を、表示されているメイン表示領域の表示位置および大きさとの関係に基づいて、操作画面のうちいずれの位置にタッチされたかを示す操作座標位置へ変換する(シーケンスSQ104)。端末装置2のCPU200は、操作座標位置をMFP1へ送信する(シーケンスSQ106)。
MFP1は、端末装置2から操作座標位置を受信すると、対応する設定処理などを実行するとともに、当該処理に応じて操作パネル110における表示内容を更新する(シーケンスSQ108)。更新後の表示内容は、更新前の表示内容に対して、画面全体の内容を切り替えられたものに相当する。つまり、MFP1では、表示内容を更新する際に、画面全域の画像データを生成する。
端末装置2のCPU200は、MFP1から操作パネル110における切り替え後の表示内容(更新後の操作画面)を示す画像データを取得する(シーケンスSQ110)。続いて、端末装置2のCPU200は、取得した画像データ(更新後の操作画面)をタッチパネル208上に表示する(シーケンスSQ112)。
以上、図11(A)を参照して説明された手順により、端末装置2のタッチパネル208に表示される画面が、たとえば図6の画面500が図7の画面510へと更新される。
次に図11(B)を参照して、端末装置2において第2のグラフィックデータの画像が表示されているときの画面更新のためのシーケンスを説明する。なお、図11(B)に示されたシーケンスは、図11(A)に示されたシーケンスと比較して、シーケンスSQ108,110,112が、それぞれ、シーケンスSQ109,111,113に変更されている。
図11(B)を参照して、ユーザーがタッチパネル208上のいずれかの位置にタッチすると(シーケンスSQ100)、当該タッチした位置の情報が端末装置2のCPU200へ送信される(シーケンスSQ102)。端末装置2のCPU200は、ユーザーがタッチした位置を、表示されているメイン表示領域の表示位置および大きさとの関係に基づいて、操作画面のうちいずれの位置にタッチされたかを示す操作座標位置へ変換する(シーケンスSQ104)。端末装置2のCPU200は、操作座標位置をMFP1へ送信する(シーケンスSQ106)。
MFP1は、端末装置2から操作座標位置を受信すると、対応する設定処理などを実行するとともに、当該処理に応じて、タッチパネル208における選択中マークの表示位置を決定する(シーケンスSQ109)。
選択中マークとは、タッチパネル208上に表示されたメニューのうち、設定された項目を選択することを示す画像である。本実施の形態では、選択中マークを表示させる画像データによって、第2のグラフィックデータに対して、メニューの設定が完了したことを示すために追加的に表示させるグラフィックデータが構成される。
そして、MFP1は、端末装置2に、選択中マークの画像と、決定した表示位置と、選択中マークの表示指示とを送信する(シーケンスSQ111)。
端末装置2のCPU200は、MFP1から受信した選択中マークの画像を、指定された表示位置に、すでに表示している画面に重ねて表示させる(シーケンスSQ113)。
図12〜図14は、それぞれ、図8〜図10に対する更新後の画面の一例を示す図である。
図12の画面610では、図8の画面600と比較して、「オートカラー」「A4」「×1.00」「片面」「原稿A4」「文字」「(濃度)5」のメニューのそれぞれの右上に、塗りつぶされた円形の画像が表示されている。この円形の画像が、上記の「選択中マーク」の一例である。これは、図8の画面600が表示された端末装置2において、これらのメニューを選択する操作がなされたことを意味する。つまり、画面610は、これらの円形の画像が図8の画面600の上に重ねられて表示されたものに相当する。
なお、図12の画面610は、そこにおいて円形の画像を重ねられたメニューのすべてが一度に選択されて、画面610が表示される場合もあれば、これらのメニューの一部が選択されるたびに、選択されたメニューの右上に選択中マークが追加されて表示され、その結果としてタッチパネル208に表示される場合もある。
図13の画面710では、図9の画面700と比較して、「オートカラー」「A4」「×1.00」「片面」「原稿A4」「文字」「(濃度)5」のメニューのそれぞれの右上に、上記の円形の画像が表示されている。これは、図9の画面700が表示された端末装置2において、これらのメニューを選択する操作がなされたことを意味する。つまり、画面710は、これらの円形の画像が図9の画面700の上に重ねられて表示されたものに相当する。
図14の画面810では、図10の画面800と比較して、「オートカラー」「A4」「×1.00」「片面」のメニューのそれぞれの右上に、上記の円形の画像が表示されている。これは、図10の画面800が表示された端末装置2において、これらのメニューを選択する操作がなされたことを意味する。つまり、画面810は、これらの円形の画像が図10の画面800の上に重ねられて表示されたものに相当する。
<G.端末・グラフィック種別記憶エリア>
MFP1には、2以上の端末装置2が同時にアクセスしてきている場合に、各端末装置2に送信するグラフィックデータの種別を記憶しておくための記憶エリア(端末・グラフィック種別記憶エリア)が設定されている。図15は、端末・グラフィック種別記憶エリアにおける記憶内容の一例を模式的に示す図である。
図15を参照して、端末・グラフィック種別記憶エリアでは、「No.1」から「No.n」までの記憶エリアが設定され、各記憶エリアには、「端末ID記憶エリア」と「グラフィック種別記憶エリア」が設定されている。「n」とは、MFP1が同時に接続可能な端末装置の最大数である。
「端末ID記憶エリア」には、MFP1との接続が確立した順番で、端末装置2を特定する情報(たとえば、ID)が格納されている。つまり、最初にMFP1と接続が確立した端末装置2のIDは、「No.1」の「端末ID記憶エリア」に格納される。その次にMFP1と接続が確立した端末装置2のIDは、「No.2」の「端末ID記憶エリア」に格納される。なお、端末装置2から接続解消要求を受信する等によりMFP1との接続が解消された端末装置2については、その情報が端末・グラフィック種別記憶エリアから消去される。これにより、既に端末・グラフィック種別記憶エリアに格納されている端末装置2の順位は、繰り上げられても良い。繰り上げとは、対応する番号を繰り上げることであり、たとえば、「No.1」の端末装置2の接続が解消されたときに、「No.2」の端末装置2を「No.1」に、「No.3」の端末装置2を「No.2」に、それぞれ端末・グラフィック種別記憶エリア内の情報の格納位置を変更することを言う。また、このような繰り上げはなされなくともよい。
「グラフィック種別記憶エリア」には、第1のグラフィックデータまたは第2のグラフィックデータを特定する情報が入る。たとえば、「No.1」の「グラフィック種別記憶エリア」に「第1のグラフィックデータ」が登録され、「No.2」以降の「グラフィック種別記憶エリア」に「第2のグラフィックデータ」が登録される。
<H.リモート画面表示処理>
以下に、MFP1のプロセッサー100が、端末装置2にリモート画面を表示させるために実行する処理(リモート画面表示処理)について説明する。以下の説明では、端末装置2を、「リモート端末」と呼ぶ。また、端末装置2に表示される、MFP100を操作するための画面を、「リモート画面」と呼ぶ。
<基本的な動作>
図16は、リモート画面表示処理における基本的な動作のフローチャートである。
図16を参照して、プロセッサー100は、まずMFP1にアクセスするリモート端末(端末装置2)を、ネットワークインターフェイス108を介して検出する(Step1)。
次に、プロセッサー100は、端末装置2ごとに、扱うグラフィックデータを決定する(Step2)。この処理により、第1のグラフィックデータを使用するリモート端末と、第2のグラフィックデータを使用するリモート端末が決定される。
次に、プロセッサー100は、端末装置2毎に、当該端末装置2においてなされた操作を検出する(Step3)。具体的には、端末装置2から送られてくる座標データを受信し、当該座標データから、操作内容検出する。
次に、プロセッサー100は、Step3で検出した操作に応じて端末装置2毎に、グラフィック(送信データ)を作成する(Step4)。ここでは、シーケンスSQ110(図11(A)参照)で送信される操作画面のデータ、または、シーケンスSQ111(図11(B)参照)で送信される表示位置のデータ等が生成される。
次に、プロセッサー100は、端末装置2毎に、Step4で作成されたグラフィックを送信する(Step5)。
<端末検出処理>
図17は、図16のStep1のサブルーチンのフローチャートである。
図17を参照して、端末検出処理では、プロセッサー100は、まず、Step1−1にて、MFP1に対して接続要求を出している端末装置2があるか否かを判断する。接続要求がある場合は、Step1−2にて、プロセッサー100は、要求を出している端末装置2のIDを読み出す。次に、Step1−3にて、プロセッサー100は、端末・グラフィック種別記憶エリアの「端末ID記憶エリア」において当該読み出したIDを検索し、当該IDが登録されていなければ(Step1−4)、当該IDを端末・グラフィック種別記憶エリアの端末ID記憶エリアに新たに登録して(Step1−5)、Step1−6に処理を進める。一方、当該IDが登録されていれば、Step1−1にて検出した端末装置2とMFP1とは既に通信中であるため、IDの登録を行なうことなくStep1−6へ処理を進める。
また、Step1−1において接続要求を出している端末装置2を検出しなかった場合にも、プロセッサー100は、Step1−6へ処理を進める。
Step1−6にて、プロセッサー100は、接続解徐要求を出している端末装置2があるか否かを判断する。そして、接続解除要求がある場合には、Step1−7にて、要求を出している端末装置2のIDを読み出す。次に、プロセッサー100は、Step1−8にて、当該IDを、端末・グラフィック種別記憶エリアの「端末ID記憶エリア」において検索し、当該IDが登録されていれば(Step1−9)、当該IDの登録を削除する(Step1−10)。なお、当該IDが登録されていなければ、登録解除要求は無視する。
以上、図17を参照して説明した処理では、MFP1に接続要求を出してきた端末装置2のIDが、端末・グラフィック種別記憶エリア(図15参照)に登録される。なお、IDの登録は、早いものから上位に行なわれる。つまり、最初に接続要求を受けた端末装置2のIDを、端末・グラフィック種別記憶エリアのNo.1に関連付けて登録し、次に接続要求を受けた端末装置2のIDを、端末・グラフィック種別記憶エリアのNo.2に関連付けて登録する。
なお、No.1の端末装置2が接続解除要求を出した場合には、当該端末装置2のIDが端末・グラフィック種別記憶エリアから削除される。これにより、たとえばNo.2以降におけるIDの登録が繰り上げられても良い。
<グラフィックデータ決定処理>
図18は、図16のStep2のグラフィックデータ決定処理のサブルーチンのフローチャートである。
図18を参照して、プロセッサー100は、まず、Step2−1にて、Step1−5において、新規に端末装置2のIDが登録されるか否かを検出する。新規のID登録がなければ、そのまま処理を図16にリターンさせる。一方、新規のID登録があれば、Step2−2へ処理を進める。
Step2−2では、プロセッサー100は、端末・グラフィック種別記憶エリアにおいて既に別の端末装置2が登録されているか否かを判断する。そして、プロセッサー100は、登録されていないと判断すると、Step2−3にて、新規にIDを登録する端末装置2に関連付けるグラフィックデータとして、第1のグラフィックデータ(図面中では、適宜「グラフィックデータ(1)」とも表記する)を選択する。一方、既に別の端末装置2が登録されていると判断すると、Step2−4にて、第2のグラフィックデータ(図面中では、適宜「グラフィックデータ(2)」とも表記する)を選択する。
そして、Step2−5にて、プロセッサー100は、Step2−3またはStep2−4にて選択したグラフィックデータの種別を、「グラフィック種別記憶エリア」に登録して、図16に処理をリターンさせる。
以上、図18を参照して説明したグラフィックデータ決定処理によれば、MFP1と接続を確立している端末装置2について、1台目の端末装置2には、第1のグラフィックデータが登録され、2代目以降の端末装置2には、第2のグラフィックデータが登録される。
なお、本実施の形態では、一部の端末装置2について第1のグラフィックデータが登録され、他の端末装置2について第2のグラフィックデータが登録されれば良い。したがって、たとえば予め定められた所定のIDの端末装置2については第1のグラフィックデータが登録され、他のIDの端末装置2については第2のグラフィックデータが登録されても良い。つまり、第1のグラフィックデータを関連付けられるかどうかは、早いもの順でなくてもよい。
また、第2のグラフィックデータは、1種類ではない場合もあり得る。つまり、図8〜図10を参照して説明したように、第2のグラフィックデータは、データ量の異なる複数種類を含んでいても良い。なお、図9の画面700は、モノクロデータであるため、図10の画面600よりデータ量が少ない。また、図10の画面800は、表示されるメニューが少なく、図9の画面700よりもデータ量が少ない。
そして、MFP1との接続が確立した順序で、最初の端末装置2には第1のグラフィックデータ(図6の画面500)が、次の端末装置2には第2のグラフィックデータのうち図8の画面600が、次の端末装置2には第2のグラフィックデータのうち図9の画面700が、それ以降MFP1と接続が確立した次の端末装置2には第2のグラフィックデータのうち図10の画面800が、それぞれ関連付けられても良い。
また、第1のグラフィックデータに関連付けられる端末装置2の数も、「1」に限定されない。
たとえば、図8の画面600を第2のグラフィックデータとし、図9の画面700を第2のグラフィックデータの中からさらに第3のグラフィックデータと呼ぶ場合、図18の処理は、図19に示されるように変更されても良い。
<グラフィックデータ決定処理の変形例>
図19は、図18の変形例のフローチャートである。
図19を参照して、プロセッサー100は、まず、Step5−1にて、Step1−5において、新規に端末装置2のIDが登録されるか否かを検出する。新規のID登録がなければ、そのまま処理を図16にリターンさせる。一方、新規のID登録があれば、Step5−2へ処理を進める。
Step5−2では、プロセッサー100は、端末・グラフィック種別記憶エリアにおいて既に別の端末装置2が、X1台、登録されているか否かを判断する。ここで、「X1」とは、端末装置2の台数についての閾値の一例である。そして、プロセッサー100は、X1台は登録されていないと判断すると、Step5−3にて、新規にIDを登録する端末装置2に関連付けるグラフィックデータとして、第1のグラフィックデータを選択する。一方、既に別の端末装置2がX1台が登録されていると判断すると、Step5−4にて、登録されている端末装置2の台数がX2未満であるか否かを判断する。ここで、「X2」とは、端末装置2の台数についての閾値の一例であり、「X1」よりも大きい値である。そして、X2未満であると判断すると、プロセッサー100は、Step5−5にて、新規にIDを登録する端末装置2に関連付けるグラフィックデータとして、第2のグラフィックデータを選択する。
一方、既に登録されている別の端末装置2がX2以上であると判断すると、Step5−6にて、プロセッサー100は、新規にIDを登録する端末装置2に関連付けるグラフィックデータとして、第3のグラフィックデータを選択する。
そして、Step5−6にて、プロセッサー100は、Step5−3、Step5−5、または、Step5−6にて選択したグラフィックデータの種別を、「グラフィック種別記憶エリア」に登録して、図16に処理をリターンさせる。
以上説明したグラフィックデータ決定処理では、一部の端末装置2は、第1のグラフィックデータと関連付けられるため、当該端末装置2には、MFP1の操作パネル110(LCD)に表示されるのと同様の画面(図6参照)が表示される。これにより、このような端末装置2では、操作しやすい半面、他のタグに属するメニューを表示させるためには表示対象を他のタグへと切り替える必要がある。つまり、カテゴリー内部に処理を遷移しなければなければならない。このため、多数の端末で第1のグラフィックデータ(図6)を使用すると、応答遅れの問題になる。
しかし、図18や図19のフローチャートで説明したように、第1のグラフィックデータを表示される端末装置2の数を制限することにより、MFP1において端末装置2における表示画面を切り替えるためのデータ作成処理の負担を軽減でき、これにより、応答遅れは回避できる。
なお、上記「X1」は、十分に少ない端末数を決めておくとよい。
第2のグラフィックデータは、第1のグラフィックデータの全カテゴリー(全タグ)内の設定内容を全て表示しているグラフィックに対応するデータである(図8)。このような画面では、全ての設定項目が1画面で設定できるため、第1のグラフィックデータにおける表示対象のタグの切替のような画面切替が発生せず、接続している端末数がX1以上の場合にも応答遅れを回避することができる。
なお、端末数がさらに増えてX2以上になった場合は応答遅れが発生する場合もあり得る。このため、第3のグラフィックデータでは、第2のグラフィックデータをさらに簡略化した画面を使用する。第3のグラフィックデータの画面(図9)は、第2のグラフィックデータをモノカラー化、または、2値化した画面である。
データ生成を簡略化する別の方法として、第2のグラフィックデータで表示する設定項目を減らす形で簡略化してもよい(図10)。この場合、使用頻度の高い設定項目を残せばよい。これにより、MFP1に接続している端末装置2の数が(X2よりさらに大きい)X3以上の場合にも、MFP1における応答遅れを回避する効果がある。
<端末操作検出処理>
図20は、図16の端末操作検出処理(Step3)のサブルーチンのフローチャートである。
図20を参照して、端末操作検出処理では、プロセッサー100は、まず、座標データの受信を確認する(Step10−1)。
座標データの受信を検出した場合は、プロセッサー100は、座標データと共に送られてくる端末IDを読み出す(Step10−2)。そして、プロセッサー100は、端末・グラフィック種別記憶エリアにおいて、上記読み出した端末IDを検索し(Step10−3)、端末・グラフィック種別記憶エリアにおいて既に登録されているかどうかを判断する(Step10−4)。
登録されていると判断すると、プロセッサー100は、端末・グラフィック種別記憶エリアから、上記読み出した端末IDに対応するグラフィック種別を読み出す(Step10−5)。グラフィック種別とは、第1グラフィックデータ、第2グラフィックデータ、等である。
その後、プロセッサー100は、Step10−7、Step10−9、または、Step10−11で、読み出したグラフィック種別に対応する応答処理を実行する(Step10−6)〜Step10−11)。
<グラフィックデータ(1)の応答処理>
図21は、図20のStep10−7のサブルーチンのフローチャートである。
図21を参照して、グラフィックデータ(1)の応答処理では、プロセッサー100は、まずStep11−1にて、タブ切り替え処理(1)を実行する。
次に、Step11−2にて、エリア切り替え処理(1)を実行して、図20へ処理をリターンさせる。
<タブ切り替え処理(1)の応答処理>の説明
図22は、図21のStep11−1のタブ切り替え処理(1)の応答処理のサブルーチンのフローチャートである。
タブ切り替え処理(1)の応答処理では、端末装置2から送られた座標が、(図6等に示されるような)「基本」タブの座標であった場合(Step12−1)、プロセッサー100は、「基本」タブ内のメニューを画面に表示させる(Step12−2)。
図6の画面500には、「基本」タブ内のメニューが表示されている。
端末装置2から送られた座標が「原稿指定」タブの座標であった場合(Step12−3)、プロセッサー100は、「原稿指定」タブ内のメニューを画面に表示させる(Step12−4)。
端末装置2から送られた座標が「画質/濃度」タブの座標であった場合(Step12−5)、プロセッサー100は、「画質/濃度」タブ内のメニューを画面に表示させる(Step12−6)。
端末装置2から送られた座標が「応用」タブの座標であった場合(Step12−7)、プロセッサー100は、「応用」タブ内のメニューを画面に表示させる(Step12−8)。
なお、端末装置2から送られた座標が、いずれのタブの座標にも該当しない場合には、表示対象となるタブの設定を行なわず、処理を図21にリターンさせる。
以上説明したタブ切り替え処理(1)によれば、含まれるメニューが変更されるように、表示対象とされる画面が切り替えられる。
<エリア切り替え処理(1)>
図23〜図26は、図21のエリア切り替え処理(1)のサブルーチンのフローチャートである。エリア切り替え処理(1)では、図6等に示された画面において、設定されたメニュー(エリア)を切り替える処理である。
図23を参照して、エリア切り替え処理(1)では、プロセッサー100は、まず、選択されているタブ(表示対象とされているタブ)を確認し、「基本」タブが選択されている場合(Step13−1)、最初にカラーモードの切り替えを行う。
プロセッサー100は、端末装置2から送られた座標がオートカラーエリアの座標であれば(Step13−2)、オートカラーモードを選択する(Step13−3)。また、フルカラーエリアの座標であれば(Step13−4)、フルカラーモードを選択する(Step13−5)。2色カラーエリアの座標であれば(Step13−6)、2色カラーモードを選択する(Step13−7)。モノカラーエリアの座標であれば(Step13−8)、モノカラーモードを選択する(Step13−9)。
次に、プロセッサー100は、用紙サイズの切り替えを行う。
プロセッサー100は、端末から送られた座標がA5エリアの座標であれば(Step13−10)、A5モードを選択する(Step13−11)。A4エリアの座標であれば(Step13−12)、A4モードを選択する(Step13−13)。A3エリアの座標であれば(Step13−14)、A3モードを選択する(Step13−15)。B4エリアの座標であれば(Step13−16)、B4モードを選択する(Step13−17)。B5エリアの座様であれば(Step13−18)、B5モードを選択する(Step13−9)。ハガキエリアの座標であれば(Step13−20)、ハガキモードを選択する(Step13−21)。封筒エリアの座標であれば(Step13−22)、封筒モードを選択する(Step13−23)。
次に、プロセッサー100は、倍率の切り替えを行う。
プロセッサー100は、端末装置2から送られた座標が×1.00エリアの座標であれば(Step13−24)、×1.00モードを選択する(Step13−25)。×1.41エリアの座標であれば(Step13−26)、×1.41モードを選択する(Step13−27)。×0.70エリアの座標であれば(Step13−28)、×0.70モードを選択する(Step13−29)。×0.50エリアの座標であれば(Step13−30)、×0.50モードを選択する(Step13−31)。
次に、プロセッサー100は、両面/ページ集約の切り替えを行う。
プロセッサー100は、端末装置2から送られた座標が、片面エリアの座標であれば(Step13−32)、片面モードを選択する(Step13−33)。両面エリアの座標であれば(Step13−34)、両面を選択する(Step13−35)。2in1エリアの座標であれば(Step13−36)、2in1モードを選択する(Step13−37)。4in1エリアの座標であれば(Step13−38)、4in1モードを選択する(Step13−39)。
次に、原稿指定タブが選択されている場合(Step13−40)、プロセッサー100は、原稿サイズモードの切り替えを行う。
プロセッサー100は、端末装置2から送られた座標が原稿A5エリアの座標であれば(Step13−41)、原稿A5モードを選択する(Step13−42)。原稿A4エリアの座標であれば(Step13−43)、原稿A4モードを選択する(Step13−44)。原稿A3エリアの座標であれば(Step1与45)、原稿A3モードを選択する(Step13−46)。原稿B5エリアの座標であれば(Step13−47)、原稿B5モードを選択する(Step13−48)。原稿B4エリアの座標であれば(Step13−49)、原稿B4モードを選択する(Step13−50)。
次に、画質/濃度タブが選択されている場合(Step13−51)、プロセッサー100は、画質/濃度モードの切り替えを行う。
端末装置2から送られた文字エリアの座標であれば(Step13−52)、プロセッサー100は、文字モードを選択する(Step13−53)。写真エリアの座標であれば(Step13−54)、写真モードを選択する(Step13−55)。地図エリアの座標であれば(Step13−56)、地図モードを選択する(Step13−57)。濃度(Auto)エリアの座標であれば(Step13−58)、濃度(Auto)モードを選択する(Step13−59)。濃度(1〜9)エリアの座標であれば(Step13−60)、濃度(1〜9)モードを選択する(Step13−61)。
次に、応用タブが選択されている場合(Step13−62)、プロセッサー100は、応用モードの切り替えを行う。
プロセッサー100は、端末から送られた座標が綴じ代エリアの座標であれば(Step13−63)、綴じ代モードを選択する(Step13−64)。スタンプエリアの座標であれば(Step13−65)、スタンプモードを選択する(Step13−66)。枠消しエリアの座標であれば(Step13−67)、枠消しモードを選択する(Step13−68)。Bookエリアの座標であれば(Step13−69)、Bookモードを選択する(Step13−70)。表表紙エリアの座標であれば(Step13−71)、表表紙モードを選択する(Step13−72)。裏表紙エリアの座標であれば(Step13−73)、裏表紙モードを選択する(Step13−74)。
以上、図23〜図26を参照して説明したエリア切り替え処理(1)では、プロセッサー100は、端末装置2から送信された、操作された位置の座標に従って、当該操作された位置に対応するメニューの設定を行なう。そして、当該設定が終わると、処理を図21へリターンさせる。
<グラフィックデータ(2)の応答処理>
図27は、図20のStep10−9のグラフィックデータ(2)の応答処理のサブルーチンのフローチャートである。
図27を参照して、グラフィックデータ(2)の応答処理では、プロセッサー100は、エリアを受け付ける処理(エリア切り替え処理(2):Step15−1)を実行すると、処理を図20に戻す。
この場合、端末装置2のタッチパネル208に表示される画面は、図8等を参照して説明したように、第2のグラフィックデータの画面、つまり、第1のグラフィックデータの画面において複数のタブに対応するメニューをまとめて表示する画面である。つまり、グラフィックデータ(2)の応答処理では、図6等に示される第1のグラフィックデータの画面における、「基本」「原稿指定」「画質/濃度」「応用」の各タブ内の全ての選択項目の設定が受け付けられる。
<エリア切り替え処理(2)>
図28〜図31は、図27のStep15−1のエリア切り替え処理(2)のサブルーチンのフローチャートである。
エリア切り替え処理(2)では、プロセッサー100は、まず最初にカラーモードの切り替えを行う。
つまり、端末装置2から送られた座標がオートカラーエリアの座標であれば(Step16−1)、オートカラーモードを選択する(Step16−2)。フルカラーエリアの座標であれば(Step16−3)、フルカラーモードを選択する(Step16−4)。2色カラーエリアの座標であれば(Step16−5)、オートカラーモードを選択する(Step16−6)。モノカラーエリアの座標であれば(Step16−7)、モノカラーモードを選択する(Step16−8)。
次に、プロセッサー100は、用紙サイズの切り替えを行う。
つまり、端末装置2から送られた座標がA5エリアの座標であれば(Step16−9)、A5モードを選択する(Step16−10)。A4エリアの座標であれば(Step16−11)、A4モードを選択する(Step16−12)。A3エリアの座標であれば(Step16−13)、A3モードを選択する(Step16−14)。B4エリアの座標であれば(Step16−15)、B4モードを選択する(Step16−16)。B5エリアの座標であれば(Step16−17)、B5モードを選択する(Step16−18)。ハガキエリアの座標であれば(Step16−19)、ハガキモードを選択する(Step16−20)。封筒エリアの座標であれば(Step16−21)、封筒モードを選択する(Step16−22)。
次に、プロセッサー100は、倍率の切り替えを行う。
つまり、端末装置2から送られた座標が×1.00エリアの座標であれば(Step16−23)、×1.00モードを選択する(Step16−24)。×1.41エリアの座標であれば(Step16−25)、×1.41モードを選択する(Step16−26)。×0.70エリアの座標であれば(Step16−27)、×0.70モードを選択する(Step16・28)。×0.50エリアの座標であれば(Step16−29)、×0.50モードを選択する(Step16−30)。
次に、プロセッサー100は、両面/ページ集約の切り替えを行う。
つまり、端末装置2から送られた座標が片面エリアの座標であれば(Step16−31)、片面モードを選択する(Step16−32)。両面工リアの座標であれば(Step16−33)、両面を選択する(Step16−34)。2in1エリアの座標であれば(Step16−35)、2in1モードを選択する(Step16−36)。4in1エリアの座標であれば(Step16−37)、4in1モードを選択する(Step16−38)。
次に、プロセッサー100は、原稿指定の切り替えを行う。
つまり、プロセッサー100は、端末装置2から送られた座標が原稿A5エリアの座標であれば(Step16−39)、原稿A5モードを選択する(Step16−40)。原稿A4エリアの座標であれば(Step16−41)、原稿A4モードを選択する(Step16−42)。原稿A3エリアの座標であれば(Step16−43)、原稿A3モードを選択する(Step16−44)。原稿B5エリアの座標であれば(Step16−45)、原稿B5モードを選択する(Step16−46)。原稿B4エリアの座標であれば(Step16−47)、原稿B4モードを選択する(Step16−48)。
次に、プロセッサー100は、画質/濃度の切り替えを行う。
つまり、プロセッサー100は、端末装置2から送られた座標が文学エリアの座標であれば(Step16−49)、文字モードを選択する(Step16−50)。写真エリアの座標であれば(Step16−51)、写真モードを選択する(Step16−52)。地図エリアの座標であれば(Step16−53)、地図モードを選択する(Step16−54)。濃度(Auto)エリアの座標であれば(Step16−55)、濃度(Auto)モードを選択する(Step16−56)。濃度(1−9)エリアの座標であれば(Step16−57)、濃度(1−9)モードを選択する(Step16−58)。
次に、プロセッサー100は、応用の切り替えを行う。
つまり、プロセッサー100は、端末装置2から送られた座標が綴じ代エリアの座標であれば(Step16−59)、綴じ代モードを選択する(Step16−60)。スタンプエリアの座標であれば(Step16−61)、スタンプモードを選択する(Step16−62)。枠消しエリアの座標であれば(Step16−63)、枠消しモードを選択する(Step16−64)。Bookエリアの座標であれば(Step16−65)、Bookモードを選択する(Step16−66)。表表紙エリアの座標であれば(Step16−67)、表表紙モードを選択する(Step16−68)。裏表紙エリアの座標であれば(Step16−69)、裏表紙モードを選択する(Step16−70)。
以上、図28〜図31を参照して説明したエリア切り替え処理(1)では、プロセッサー100は、端末装置2から送信された、操作された位置の座標に従って、当該操作された位置に対応するメニューの設定を行なう。そして、当該設定が終わると、処理を図27へリターンさせる。
<グラフィック作成処理>
図32は、図16のStep4のグラフィック作成処理のサブルーチンのフローチャートである。
図32を参照して、グラフィック作成処理では、プロセッサー100は、まず、最初にグラフィックを作成するタイミングであるか否かを判断する(Step17−1)。この判断は、たとえば、最初に端末装置2からの接続要求を検出したときや、接続後に端末装置2上での操作を検出したときに実行される。前者の例としては、グラフィックデータ決定処理(図18または図19)においてグラフィックデータ種別を決定したときが、これに相当する。後者の例としては、端末操作検出処理(図10)で座標データを検出したときがこれに相当する。
そして、プロセッサー100は、グラフィックデータ作成タイミングと判断した場合、画面を表示させる端末装置2のグラフィックデータ種別(図15)を判断し、(Step17−4)、(Step17−6)、(Step17−8)、種別ごとにグラフィックデータを作成する(Step17−5)、(Step17−7)、(Step17−9)。この例では、第1〜第3のグラフィックデータ(グラフィックデータ(1)〜(3))のいずれかが作成される。
<グラフィック(1)作成処理>
図33〜図34は、図32のStep17−5のグラフィック(1)作成処理のサブルーチンのフローチャートである。
まず図33を参照して、グラフィック(1)作成処理では、プロセッサー100は、まず、画面の最も基本となるベース画面を読み出す(Step18−1)。
図35は、ベース画面の一例を模式的に示す図である。図35のベース画面700Aには、図6に示された画面500のうち、タブの名称(「カラー」「用紙」「倍率」「用紙・ページ集約」)を示す画像と、スタートボタンに対応する画像が含まれる。
図33に戻って、次に、プロセッサー100は、ユーザー操作やデフォルトによって選択されているタブを特定し、基本タブが選択されている場合は(Step18−2)、基本タブベース画面を読み出し(Step18−3)、ベース画面と合成する。
図36は、基本タブベース画面の一例を模式的に示す図である。基本タブベース画面702には、図6に示された画面500のうち、「基本」タブに属するメニューのボタンが含まれる。画面500に含まれるメニューの中でメニューが選択されていることは、基本タブベース画面702中の各メニューに対応する文字を太線で表示させることにより、示される。たとえば、「基本」タブに含まれるメニューのうち「オートカラー」が選択されてい場合には、当該「オートカラー」の文字が太文字画像で表示されることにより、当該メニューが選択中であることが示される(図6参照)。
ただし、ベース画面としては、いずれの項目(メニュー)も選択されていない状態の画面が用意される。
次に、カラーの設定を検索し(Step18−4,Step18−6,Step18−8,Step18−10)、設定(選択)されているモードの設定画面を読み出して、合成する(Step18−5,Step18−7,Step18−9,Step18−11)。
図37は、ここでベース画面およびタブベース画面に合成される設定画面の一例を示す図である。
図37には、メニュー「オートカラー」が選択(設定)されていることを示す画像704が示されている。画像704は、当該メニューを示す文字を太文字で表示するものである。
なお、MFP1には、基本タブベース画面に含まれるメニューであって、選択され得る他のメニュー、つまり、「カラー」「用紙」「倍率」「両面・ページ集約」のそれぞれに属するメニューについても、同様に、選択されたことを示す状態の画像が格納されている。
Step18−4〜Step18−11において、カラーのメニュー設定に応じた画像の合成を行なった後、プロセッサー100は、Step18−12〜Step18−15において、用紙のメニュー設定に応じた画像の合成を行う。また、Step18−16〜Step18−19において、倍率のメニュー設定に応じた画像の合成を行い、そして、Step18−20〜Step18−23において、両面・ページ集約のメニュー設定に応じた画像の合成を行う。これにより、図6に示されたような画面500の画像データが作成される。
また、選択されているタブが「原稿指定」である場合には、プロセッサー100は、Step18−24で当該タブのベース画面を読み出した後、Step18−26〜Step18−35において、当該タブに属するメニュー設定に応じた画像の合成を行なう。これにより、「原稿指定」のタブが選択されているときの画面の画像データが作成される。
また、選択されているタブが「画質/濃度」である場合には、プロセッサー100は、Step18−37で当該タブのベース画面を読み出した後、Step18−39〜Step18−41において、当該タブに属するメニュー設定に応じた画像の合成を行なう。これにより、「画質/濃度」のタブが選択されているときの画面の画像データが作成される。
また、選択されているタブが「応用」である場合には、プロセッサー100は、Step18−43で当該タブのベース画面を読み出した後、Step18−44〜Step18−47において、当該タブに属するメニュー設定に応じた画像の合成を行なう。これにより、「応用」のタブが選択されているときの画面の画像データが作成される。
<グラフィック(2)作成処理>
図38〜図39は、図32のStep17−7のグラフィック(2)作成処理のサブルーチンのフローチャートである。
グラフィック(2)作成処理では、プロセッサー100は、端末装置2が接続して最初に表示する画面の場合、ベース画面を読み出す(Step19−1)。このときのベース画面とは、図35の画面701である。
次に、プロセッサー100は、Step19−2で、全タブベース画面を読み出し、Step19−1で読み出したベース画面と合成する。全タブベース画面とは、たとえば、図9の画面700のうち、スタートボタン501以外の部分の画像に対応する。そして、ベース画面と全タブベース画面が合成されることにより、図8の画面500が作成される。
次に、カラーに関する設定を確認し(Step19−4,Step19−8,Step19−9,Step19−10)、設定されている内容に応じて選択中マークを付ける座標と選択中マーク画像を読み出す(Step19−5)。
図40に、選択中マークの画像の一例を示す。図40に示された画像706は、たとえば円形の画像であるが、形状はこれに限定されない。なお、小さく単純な画像であることが好ましいこれにより、このような画像を含む画面データを作成する際の処理の負荷を小さくすることができるためである。
また、マーク画像を、モノカラー画像、2値画像などの、データ量が比較的少ないものとすることによっても、作成処理の負荷の軽減に寄与することが期待される。
図38に戻って、Step19−5の後、プロセッサー100は、今回読み出した座標と、前回の設定時に読み出した座標に差異があれば(Step19−6)、前回と違う内容が選択されたと判断する。この場合、前回の設定項目から選択中マークを消すために非選択中マークを付ける座標と選択中マーク画像を読み出す(Step19−7)。非選択中マークは、すでに表示されている選択中マークに重ねることにより選択中マークが表示されていないように見せるためのマークであって、すでに選択中マークが表示されている部分についての、当該部分の下に存在するべき全タブベース画面の画像である。
次に、プロセッサー100は、用紙に関する設置を確認し(Step19−11,Step29−15)、設定されている内容に応じて選択中マークを付ける座標と選択中マーク画像を読み出す(Step19−12)。そして、今回読み出した座標と、前回の設定時に読み出した座標に差異があれば(Step19−13)、前回と違う内容が選択されたと判断する。この場合、前回の設定項目から選択中マークを消すために非選択中マークを付ける座標と選択中マーク画像を読み出す(Step19−14)。
同様にして、倍率、両面・ページ集約・原稿指定・画質/濃度・応用についても、選択中マークを付ける座標、選択中マーク、非選択中マークを付ける座棟、非選択中マークを読み出してゆく(Step19−16〜Step19−43)。
端末綾続時の場合は、ベース画面と全タブベース画面を合成した画面が表示される。当該合成画面上では、選択されたメニューに選択中マークが付されて表示される。端末装置2における操作により、選択されるメニューが変更された場合には、新たに選択されたメニューに選択中マークが付されて表示されるとともに、それまで表示されていた選択中マークの上に非選択中マークが重ねて表示されるようになる。これにより、それまで表示されていた選択中マークは、表示されなくなったように見える。
<グラフィック(3)作成処理>
図32のStep17−9のグラフィック(3)作成処理について、説明する。
第3のグラフィックデータとして図9の画面700が利用される場合、グラフィック(3)作成処理は、グラフィック(2)作成処理の図38および図39に示されたフローチャートに従って実現され得る。
なお、図9の画面700は、図8の画面600と異なり、ベース画面(図35)に相当する画像を含まない。このため、グラフィック(3)作成処理では、Step19−2におけるベース画面の読み出しや、当該ベース画面の全タブベース画面との合成は省略される。
また、第3のグラフィックデータとして図10の画面800が用いられる場合、グラフィック(3)作成処理のフローチャートは、図38および図39から、さらに、画面600に含まれるが画面800には含まれないメニューについての判断が省略されたものとなる。
第3のグラフィックデータとして図9の画面700が用いられる場合、グラフィック(3)作成処理では、全タブベース画面は、図9の画面700となる。また、第3のグラフィックデータとして図10の画面800が用いられる場合、グラフィック(3)作成処理では、全タブベース画面は、図10の画面800となる。
<実施の形態の効果>
以上説明した本実施の形態によれば、画像形成装置(MFP1)は、第1の端末との接続中に第2の端末から画面更新要求を受けた場合、当該第2の端末には、表示画面を切り替えるグラフィックデータではなく、第2のグラフィックデータに対して追加的に表示させるグラフィックデータ(選択中マークの画像データ)とその表示位置座標データのみを送信する。これにより、複数のリモート端末のうち一部のリモート端末に対する画面更新要求についての処理の負担を軽減でき、複数のリモート端末から画面更新要求を受けた場合でも、画像形成装置における当該要求に対する遅れを軽減させることができる。
また、以上説明した本実施の形態によれば、第1の端末については、表示画面として、画像形成装置本体に表示される画面と同等の表示を行なうことができる。これにより、複数のリモート端末間で優先順位を付して、表示画面を表示させることができる。
また、以上説明した本実施の形態によれば、画像形成装置で第2のグラフィックデータを使用している場合は、端末装置における表示画面を更新する際に、設定完了を示すグラフィックデータが、その表示位置座標とともに、MFP1から端末装置2に送信される。この設定完了を示すグラフィックは、特定のマークの表示であっても良いし、LEDを点灯させるものであってもよい。このように、元の画面に対して追加的に画像を表示させることにより、MFP1におけるグラフィックデータの作成の負荷が小さくて済む。このため、MFP1における応答遅れを防止することができる。
さらに、第2のグラフィック画像を2値データまたはモノカラーデータによって表示される画像とすること(図9および図10)、または、第2のグラフィックデータに含まれる選択項目を少なくすること(図10)により、MFP1におけるグラフィックデータ作成の負荷をさらに小さくすることができる。
また、本実施の形態では、設定完了を示すグラフィックデータによって表示される画像は、円形の画像、つまり、形状がシンプルな画像である。このような画像の形状は、円形に限定されず、矩形等であっても良い。このように、設定完了を示すグラフィックデータによって表示される画像として形状がシンプルな画像が採用されることにより、MFP1におけるグラフィックデータ作成の負荷をさらに小さくすることができる。
また、端末装置2は、タッチパネルを備える公知の端末装置と同様に、タッチパネル208に対するフリック操作・拡大操作・縮小操作等のマルチタッチ操作を受け付ける。特に、図6に示されたようなMFP1の設定画面においても、このようなマルチタッチ操作を受け付けても良い。ただし、第1および第2のグラフィックデータの双方について、上記マルチタッチ操作を受け付けた場合、グラフィック作成処理・グラフィック送信処理の負荷が大きくなるため、複数の端末装置2に対して応答遅れが生じる場合があり得る。
そこで、本実施の形態では、端末装置2に対して、マルチタッチ操作を禁止することにより応答遅れを紡止することができる。特に、第1のグラフィックデータに対するマルチタッチ操作は受付け、第2のグラフィックデータ(および、第3のグラフィックデータ)に対するマルチタッチ操作は受け付けないようにしても良い。つまり、MFP1は、第1のグラフィックデータを送信される端末装置2には優先的に利用しやすい画面を表示させつつ、他の端末装置2には、操作を制限することができる。そして、このような操作の制限により、MFP1のグラフィックデータ生成の負荷を軽減させることができ、MFP1における応答遅れを回避できる。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1 MFP、2 端末装置、3 無線中継器、NW ネットワーク。

Claims (9)

  1. 端末のリモートパネルを用いてモード設定が可能な画像形成装置であって、
    端末からのアクセス信号を検出する検出手段と、
    前記画像形成装置の操作パネル上に表示されるグラフィックデータを端末に送信する送信手段とを備え、
    前記端末は、
    当該端末の前記リモートパネルをユーザーが操作した場合に、当該リモートパネルの座標データ情報を前記画像形成装置に送信し、
    前記送信手段は、
    第1の端末に第1のグラフィックデータを送信し、また、前記検出手段が前記第1の端末のアクセス中に第2の端末のアクセスを検出した場合に、前記第2の端末に第2のグラフィックデータを送信し、
    前記第2のグラフィックデータによる画面は、前記第1のグラフィックデータによる画面よりも、1つの画面に配置される選択項目が多く、
    前記画像形成装置は、
    前記端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別して、前記端末のリモートパネルにおける表示内容を切り替えるための切替手段をさらに備え、
    前記切替手段は、
    前記第1の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、前記第1の端末に、表示画面を切り替えるグラフィックデータを送信し、
    前記第2の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、前記第2の端末に、前記第2のグラフィックデータに対して、メニューの設定が完了したことを示すために追加的に表示させるグラフィックデータとその表示位置座標データのみを送信することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記送信手段は、前記画像形成装置に1番目にアクセスした端末には前記第1のグラフィックデータを送信し、前記画像形成装置に2番目以降にアクセスした端末には前記第2のグラフィクデータを送信することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のグラフィックデータは、前記画像形成装置の前記操作パネルに表示させるべき画面と同じ画面を表示するためのデータであり、
    前記第2のグラフィックデータは、前記画像形成装置の前記操作パネルに表示させるべき複数の画面における全設定項目を1画面で表示する画面を表示するためのデータであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記送信手段は、
    前記画像形成装置に1番目にアクセスした端末には、前記第1のグラフィックデータを送信し、
    前記画像形成装置に2番目以降にアクセスした端末には、アクセスの順序に応じて、アクセスが後になるほどデータ量の少ないグラフィックデータを前記第2のグラフィックデータとして送信することを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記追加的に表示させるグラフィックデータは、2値データまたはモノカラーデータであることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1のグラフィックデータによる画面は、マルチタッチ操作機能を有し、
    前記第2のグラフィックデータによる画面は、マルチタッチ操作機能を有しないことを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 端末のリモートパネルを用いてモード設定が可能な画像形成装置のコンピューターによって実行される、当該画像形成装置の制御方法であって、
    端末からのアクセス信号を検出するステップと、
    前記画像形成装置の操作パネル上に表示されるグラフィックデータを端末に送信するステップとを備え、
    前記端末は、
    当該端末の前記リモートパネルをユーザーが操作した場合に、当該リモートパネルの座標データ情報を前記画像形成装置に送信し、
    前記グラフィックデータを端末に送信するステップは、
    第1の端末に第1のグラフィックデータを送信し、また、前記アクセス信号を検出するステップにおいて前記第1の端末のアクセス中に第2の端末のアクセスが検出された場合に、前記第2の端末に第2のグラフィックデータを送信するステップを含み、
    前記第2のグラフィックデータによる画面は、前記第1のグラフィックデータによる画面よりも、1つの画面に配置される選択項目が多く、
    前記制御方法は、
    前記端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別して、前記端末のリモートパネルにおける表示内容を切り替えるためのステップをさらに備え、
    前記表示内容を切り替えるためのステップは、
    前記第1の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、前記第1の端末に、表示画面を切り替えるグラフィックデータを送信するステップと、
    前記第2の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、前記第2の端末に、前記第2のグラフィックデータに対して、メニューの設定が完了したことを示すために追加的に表示させるグラフィックデータとその表示位置座標データのみを送信するステップとを含むことを特徴とする、画像形成装置の制御方法。
  8. 端末のリモートパネルを用いてモード設定が可能な画像形成装置のコンピューターによって実行される、当該画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、前記コンピューターに、
    端末からのアクセス信号を検出するステップと、
    前記画像形成装置の操作パネル上に表示されるグラフィックデータを端末に送信するステップとを実行させ、
    前記端末は、
    当該端末の前記リモートパネルをユーザーが操作した場合に、当該リモートパネルの座標データ情報を前記画像形成装置に送信し、
    前記グラフィックデータを端末に送信するステップは、
    第1の端末に第1のグラフィックデータを送信し、また、前記アクセス信号を検出するステップにおいて前記第1の端末のアクセス中に第2の端末のアクセスが検出された場合に、前記第2の端末に第2のグラフィックデータを送信するステップを含み、
    前記第2のグラフィックデータによる画面は、前記第1のグラフィックデータによる画面よりも、1つの画面に配置される選択項目が多く、
    前記制御プログラムは、前記コンピューターに、
    前記端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別して、前記端末のリモートパネルにおける表示内容を切り替えるためのステップをさらに実行させ、
    前記表示内容を切り替えるためのステップは、
    前記第1の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、前記第1の端末に、表示画面を切り替えるグラフィックデータを送信するステップと、
    前記第2の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、前記第2の端末に、前記第2のグラフィックデータに対して、メニューの設定が完了したことを示すために追加的に表示させるグラフィックデータとその表示位置座標データのみを送信するステップとを含むことを特徴とする、画像形成装置の制御プログラム。
  9. 端末と、当該端末のリモートパネルを用いてモード設定が可能な画像形成装置とからなる画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    端末からのアクセス信号を検出する検出手段と、
    前記画像形成装置の操作パネル上に表示されるグラフィックデータを端末に送信する第1の送信手段とを備え、
    前記端末は、
    当該端末の前記リモートパネルをユーザーが操作した場合に、当該リモートパネルの座標データ情報を前記画像形成装置に送信する第2の送信手段を備え、
    前記第1の送信手段は、
    第1の端末に第1のグラフィックデータを送信し、また、前記検出手段が前記第1の端末のアクセス中に第2の端末のアクセスを検出した場合に、前記第2の端末に第2のグラフィックデータを送信し、
    前記第2のグラフィックデータによる画面は、前記第1のグラフィックデータによる画面よりも、1つの画面に配置される選択項目が多く、
    前記画像形成装置は、
    前記端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別して、前記端末のリモートパネルにおける表示内容を切り替えるための切替手段をさらに備え、
    前記切替手段は、
    前記第1の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、前記第1の端末に、表示画面を切り替えるグラフィックデータを送信し、
    前記第2の端末から送信される座標データ情報からユーザーの操作内容を判別し、判別された操作内容に応じて、前記第2の端末に、前記第2のグラフィックデータに対して、メニューの設定が完了したことを示すために追加的に表示させるグラフィックデータとその表示位置座標データのみを送信することを特徴とする、画像形成システム。
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