JP2014004644A - 打撃工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】打撃動作不良を防止することが可能な打撃工具を提供する。
【解決手段】ハンマドリル1は、モータ21の回転駆動力により、シリンダ31内をシリンダ31の軸方向に沿って往復動可能に設けられたピストン34と、ピストン34の往復動に追従してシリンダ31内をシリンダ31の軸方向に沿って往復動可能に設けられ、該ピストン34及びシリンダ31と共に第1空気室37を画成する中間ピストン35と、中間ピストン35の往復動に追従してシリンダ31内をシリンダ31の軸方向に沿って往復動可能に設けられ、中間ピストン35及びシリンダ31と共に第2空気室38を画成する打撃子と、を備えている。中間ピストン35は、第2呼吸孔31bが開放された状態において、ピストン34の往復動に追従して往復動せず、第2呼吸孔31bが閉塞された状態において、ピストン34の往復動に追従して往復動するよう構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】ハンマドリル1は、モータ21の回転駆動力により、シリンダ31内をシリンダ31の軸方向に沿って往復動可能に設けられたピストン34と、ピストン34の往復動に追従してシリンダ31内をシリンダ31の軸方向に沿って往復動可能に設けられ、該ピストン34及びシリンダ31と共に第1空気室37を画成する中間ピストン35と、中間ピストン35の往復動に追従してシリンダ31内をシリンダ31の軸方向に沿って往復動可能に設けられ、中間ピストン35及びシリンダ31と共に第2空気室38を画成する打撃子と、を備えている。中間ピストン35は、第2呼吸孔31bが開放された状態において、ピストン34の往復動に追従して往復動せず、第2呼吸孔31bが閉塞された状態において、ピストン34の往復動に追従して往復動するよう構成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、電気ハンマやハンマドリル等の打撃工具に関し、特に先端工具に打撃力を付与する打撃工具に関する。
従来より、モータの回転駆動力によりピストンをシリンダ内において往復動させ、ピストンの往復動に追従して打撃子を往復動させて中間子に打撃を加え、先端工具により被削材を破砕する打撃工具が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、上記の打撃工具では、ピストンが往復動しているにもかかわらず、打撃子がピストンに追従して往復動せず、先端工具が打撃動作を行わない打撃動作不良が発生することがあった。
そこで、本発明は、上記した従来技術の問題を解消し、打撃動作不良を防止する打撃工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、回転駆動力を発生するモータと、前記ハウジングに収容され、開閉可能な呼吸孔が形成されたシリンダと、該モータの回転駆動力により、該シリンダ内を該シリンダの軸方向に沿って往復動可能に設けられた第1ピストンと、該第1ピストンの往復動に追従して該シリンダ内を該シリンダの軸方向に沿って往復動可能に設けられ、該第1ピストン及び該シリンダと共に第1空気室を画成する第2ピストンと、該第2ピストンの往復動に追従して該シリンダ内を該シリンダの軸方向に沿って往復動可能に設けられ、該第2ピストン及び該シリンダと共に第2空気室を画成する打撃子と、を備え、該呼吸孔は、該第2ピストンが該シリンダに対して所定の位置にある状態において、該第2ピストンよりも該第1ピストン側に形成され、該第2ピストンは、該呼吸孔が開放された状態において、該第1ピストンの往復動に追従して往復動せず、該呼吸孔が閉塞された状態において、該第1ピストンの往復動に追従して往復動するよう構成されている打撃工具を提供している。
かかる構成によれば、第2ピストンは、呼吸孔が開放された状態において、第1ピストンの往復動に追従して往復動せず、呼吸孔が閉塞された状態において、第1ピストンの往復動に追従して往復動するよう構成されているので、第1ピストンの往復動に対して打撃子を確実に往復動させることができ、打撃動作不良を防止することができる。
ここで、該シリンダは、該第2ピストンの該打撃子側への移動を規制する移動規制部を備え、該第2ピストンは、該移動規制部材に当接した状態から該第1ピストンへ向かって移動し往復動するように構成され、該所定の位置は、該第2ピストンが該移動規制部に当接する位置であることが望ましい。
かかる構成によれば、第2ピストンを第1ピストンに対する適正な位置で停止させ、当該停止状態から往復動させることができる。よって、第2ピストンを第1ピストンの往復動に追従して確実に往復動させることができ、打撃動作不良を防止することができる。
また、該第1ピストンは、該シリンダ内で上死点と下死点間を往復動可能に設けられ、上死点側から下死点側への移動によって先端工具に打撃力が付加されるように構成され、該第1ピストンが下死点に位置し該第2ピストンが該所定の位置に位置する時の該第1空気室の該シリンダの軸方向の長さは、該第2ピストンが該所定の位置に位置し該打撃子が打撃初期位置に位置する時の該第2空気室の該シリンダ軸方向の長さよりも短く構成されていることが望ましい。
かかる構成によれば、第2ピストンを第1ピストンの往復動に対し容易に追従させることができる。
また、該第2ピストンは、該打撃子よりも軽量であることが望ましい。
かかる構成によれば、第2ピストンを第1ピストンの往復動に対し容易に追従させることができる。
また、該打撃子の往復動により駆動され、被加工材に対し打撃を加えるように構成された先端工具と、該シリンダの外周を該シリンダの軸方向に沿って移動可能に設けられたスライドスリーブと、を更に備え、該スライドスリーブは、該先端工具を該被加工材に押し付けることにより、該打撃子側から該第1ピストン側に向かって移動するように構成され、該スライドスリーブの移動により該呼吸孔は開閉されることが望ましい。
本発明によれば、打撃動作不良を防止することが可能な打撃工具を提供することができる。
本発明の実施の形態による打撃工具について、図1〜図6に基づき説明する。図1は代表的な打撃工具である電気ハンマ1の全体を示す斜視図であり、ハンドル部10とモータハウジング20と外枠部材30とによりケーシングが構成される。外枠部材30の反ハンドル部10側には、先端工具50を着脱可能に保持する工具保持部60が配置されている。また、工具保持部60近傍の外枠部材30には、サイドハンドル40が設けられている。以下の説明において、先端工具50が設けられた側を前側とし、ハンドル部10側を後側とし、モータハウジング20の延出方向を下側とし、逆を上側として以下説明する。
ハンドル部10には電源ケーブル11が取付けられると共に、使用者により操作可能なトリガ12が取付けられている。電源ケーブル11を外部電源(図示せず)に接続し、トリガ12を操作することにより、電源供給の接続と遮断とが切換えられる。
モータハウジング20は、ハンドル部10の前方に設けられている。ハンドル部10とモータハウジング20は別体構造であるが、プラスチックで一体成型として作ることも可能である。外枠部材30はモータハウジング20の上部かつ前方に位置している。
図2に示されるように、モータハウジング20内にはモータ21が収納されている。モータ21は、モータピニオン軸22を備え、回転駆動力を出力する。モータピニオン軸22の上端にはピニオン22Aが設けられている。ピニオン22Aの後側には、クランクシャフト23がモータピニオン軸22と平行に延びている。クランクシャフト23は、その軸心を中心に回転可能に軸受を介してモータハウジング20に支承されている。クランクシャフト23の下部にはピニオン22Aと噛合するギヤ24が同軸的に固定されている。
クランクシャフト23の上端部には、モータ22の回転運動を往復運動に変換する運動変換機構25が設けられている。運動変換機構25は、クランクウェイト25A、クランクピン25B、及びコンロッド25Cを有している。クランクウェイト25Aは、クランクシャフト23の上端に固定されている。クランクピン25Bは、クランクウェイト25Aの端部に固定されている。コンロッド25Cの後端には、クランクピン25Bが挿入されている。
外枠部材30内には、モータピニオン軸22と直交する方向に延びるシリンダ31が設けられている。シリンダ31は、その軸心が前後方向に延びる略円筒形状であって、第1呼吸孔31a及び第2呼吸孔31bがそれぞれ複数形成されている。呼吸孔である第2呼吸孔31bは第1呼吸孔31aよりも後側に形成されている。更に、シリンダ31には、第1調整用孔31c及び第2調整用孔31dが形成されている。第1、第2調整用孔31c、31dは、打撃動作に影響を及ぼさない大きさであるが、使用後にシリンダ31内外の空気の流通を許容する程度の大きさである。また、図3に示すように、シリンダ31には、段差部31Eが設けられており、段差部31Eより前側のシリンダ31の内径は、後側のシリンダ31の内径より僅かに小さく構成されている。また、シリンダ31は、外枠部材30に当接するフランジ部31Fを有し、フランジ部31Fが外枠部材30に当接することによりシリンダ31の後側への移動が規制される。
シリンダ31の前端は、シリンダホルダ32により把持され、シリンダ31の前方向への移動が規制されている。シリンダホルダ32は、樹脂製のモールド成形品であり、シリンダ31の円周方向に沿って等間隔に設けられた3本の脚部32A(図では1本のみ図示)を有し、脚部32Aの先端は、外枠部材30に当接している。シリンダ31の前方には、工具保持部60が設けられ、先端工具50が着脱可能に取付けられている。
シリンダ31の外周には、前後方向に摺動可能なスライドスリーブ33が設けられている。スライドスリーブ33は、その移動によって複数の第2呼吸孔31bを開閉可能に設けられている。スライドスリーブ33は、バネ33Aにより前方向へ付勢されている。バネ33Aの後端は、シリンダ31の後端に設けられたフランジ部31Fに位置し、フランジ部31Fの外径は、スライドスリーブ33の後述の後端部33Bの外径よりも大きく構成されている。スライドスリーブ33は、後端部33B、中間部33C、前端部33Dを備えている。後端部33Bは第2呼吸孔41bを開閉可能である。中間部33Cは、第1呼吸孔31aに対向し、シリンダ31との間に隙間を有し、第1呼吸孔31aを閉塞しないように構成されている。前端部33Cは、その外径が後端部33B及び中間部33Cの外径よりも大きく構成され、当該外径の違いにより形成される段差部にバネ33Aの前端が当接し、スライドスリーブ33は常に前方向へ付勢される。
シリンダ31内部には、その内周を摺動可能に第1ピストンであるピストン34が設けられている。ピストン34は、ピストンピン34Aを有し、コンロッド25Cの先端には、ピストンピン34Aが挿入されている。ピストン34は、運動変換機構25によって、上死点(最も後側)と下死点(最も前側)との間を往復動するように構成されている。なお、図2に示す状態において、ピストン34は下死点に位置している。
シリンダ31内におけるピストン34の前側には、第2ピストンである中間ピストン35が、シリンダ31の内周を前後方向に摺動可能に設けられている。中間ピストン35は、段差部31Eよりも後側に位置し、中間ピストン35の外径は段差部31Eより前側のシリンダ31の内径よりも僅かに大きく構成されている。よって、中間ピストン35は、段差部31Eにより、段差部31Eよりも前側への移動が規制される。なお、中間ピストン35が段差部31Eに当接する位置(図2、図4に示す位置)が、第2ピストンである中間ピスト35の所定の位置に対応する。そして、呼吸孔である第2呼吸孔31bは、中間ピストン35がシリンダ31に対して所定の位置にある状態において、中間ピストン35よりもピストン34側に形成されている。
シリンダ31内における中間ピストン35の前側には、打撃子36がシリンダ31内周を前後方向に摺動可能に配置されている。打撃子36の外周面は、摺動移動によって上述した第一呼吸孔31aを選択的に開閉する。ピストン34と中間ピストン35とシリンダ31とによって囲まれた空間が第1空気室37となり、中間ピストン35と打撃子36とシリンダ31とによって囲まれた空間が第2空気室38となる。また、中間ピストン35は、打撃子36よりも軽量に構成されている。
打撃子36の前方には、中間子39が前後方向に往復動可能に配置されている。中間子39の後端部は打撃子36と当接可能であり、打撃子36によって中間子39に打撃力が伝えられる。中間子39の前端部は先端工具50の後部と当接可能であり、中間子39の先端部から先端工具50に打撃力が伝達される。
中間子46の後端側の外周には、緩衝部材40及び緩衝部材ホルダ41が設けられている。また、中間子39の後端側の外周には、緩衝部材40と係合するハンマホルダ42が設けられている。ハンマホルダ42は、シリンダ31の径方向の外側において後側へ向かって延び、シリンダ31の円周方向に沿って等間隔に設けられた3本の脚部42A(図では1本のみ図示)を有し、脚部42Aの後端部は、スライドスリーブ33に当接している。また、ハンマホルダ42は、シリンダホルダ32の3本の脚部32A及び外枠部材30の内周に沿って摺動移動可能に設けられており、スライドスリーブ33を介して、バネ33Aにより常に前方に付勢されている。
また、中間子39は、緩衝部材40、緩衝部材ホルダ41、ハンマホルダ42、スライドスリーブ33を介して、バネ33Aにより常に前方に付勢されている。換言すれば、中間子39が後方へ移動すると、緩衝部材40、緩衝部材ホルダ41、ハンマホルダ42及びスライドスリーブ33は、バネ33Aの付勢力に抗して後方へ移動する。
次に、第1の実施の形態による電気ハンマ1の動作について説明する。図4に示す電気ハンマ1の無負荷状態において、ハンドル部10を手で把持して、トリガ12を引き、電動モータ21に電力を供給し回転駆動させる。この回転駆動力は、ピニオン22A及びギヤ24を介してクランクシャフト23に伝達される。クランクシャフト23の回転は、運動変換機構25(クランクウェイト25A、クランクピン25B、及びコンロッド25C)によって、シリンダ31内におけるピストン34の往復運動に変換される。
図4に示す電気ハンマ1の状態は無負荷状態であるので、バネ33Aの付勢力により、スライドスリーブ33、ハンマホルダ42、及び中間子39は、最も前方に位置し、ハンマホルダ42はシリンダホルダ32の後端部から離間している。また、図4に示す電気ハンマ1の状態において、スライドスリーブ33の後端部33Bは、第2呼吸孔31bよりも前方に位置しているので、第2呼吸孔31bは閉じられておらず、第1空気室37は密閉されていない。よって、ピストン34が往復動しても、第1空気室37内の圧力変動は生じず、空気ばねの作用が発生しないため中間ピストン35はピストン34の往復動に追従して往復動しない。従って、先端工具50に打撃力は付与されない。
次に、先端工具50を図示せぬ被削材に押し当てる。これにより、先端工具50及び中間子39は後端側へ押され、ハンマホルダ42の3本の脚部42Aは、スライドスリーブ33をバネ33Aの付勢力に抗して後端側へ押す。スライドスリーブ33の後退によって、後端部33Bにより第2呼吸孔31bは閉じられ、図2に示すように第1空気室37は密閉空間となる。また、中間子39の後側への移動によって、打撃子36も後側へ移動し、打撃子36により第1呼吸孔31aは閉じられ、第1空気室37と同様に第2空気室38は密閉空間となる。
また、図2に示すように、先端工具50を図示せぬ被削材に押し当てた時には、ハンマホルダ42がシリンダホルダ32の後端部に当接するまで、中間子39は後端側へ移動する。そして、ハンマホルダ42がシリンダホルダ32の後端部に当接した状態における打撃子36の位置が打撃子36の打撃初期位置に対応し、図2に示す状態において、第1空気室37の前後方向の長さ(下死点に位置するピストン34と所定の位置に位置する中間ピストン35との距離)は、第2空気室38の前後方向の長さ(所定の位置に位置する中間ピストン35と打撃初期位置に位置する打撃子36との距離)よりも短くなるように構成されている。
この状態において、図5、6に示すようにピストン34が往復動すると、第1空気室37で圧力変動が生じて、第1空気室37内の空気ばねの作用により、中間ピストン35がピストン34の往復動に追従して往復動を開始する。中間ピストン35が往復動を開始すると、第2空気室38で圧力変動が生じて、第2空気室38内の空気ばねの作用により、打撃子36が中間ピストン35の往復動に追従して往復動を開始する。打撃子36の往復動することによって、打撃子36が中間子39に衝突し、先端工具50に打撃力が伝達される。これにより、被削材が破砕される。また、中間ピストン35が、往復動作時に前側に移動したときには、段差部31Cに当接し、段差部31Cよりも打撃子36側への移動が規制される。そして、中間ピストン35は、段差部31Cにより移動が規制され一旦停止した状態からピストン34の往復動に追従して往復動するように動作する。換言すれば、中間ピストン35は、段差部31Cによりピストン34に対して所望の位置関係になるように構成されている。
上記のように、中間ピストン35は、第2呼吸孔31bが開放された状態において、ピストン34の往復動に追従して往復動せず、第2呼吸孔31bが閉塞された状態において、ピストン34の往復動に追従して往復動するように構成されている。そして、中間ピストン35の往復動に追従して打撃子36が往復動する。よって、ピストン34の往復動に追従して中間ピストン35が往復動し、中間ピストン35の往復動に追従して打撃子36が往復動する。このように、ピストン34と打撃子36との間に中間ピストン35を介在させて、ピストン34の往復動に追従して中間ピストン35を往復動させ、中間ピストン35の往復動に追従して打撃子36を往復動させるので、ピストン34の往復動に対して打撃子36を確実に往復動させることができ、打撃動作不良を防止することができる。
また、図5はピストン34が下死点から上死点へ移動する途中の状態を示し、図6はピストン34が上死点から下死点へ移動する途中の状態を示し第1空気室37が最大に圧縮された状態を示している。そして、シリンダ31は、中間ピストン35により分けられた第1空気室37と第2空気室38とを有するので、図6に示す状態において、第1空気室37及び第2空気室38を足したエアクッションが打撃子36に作用するため、ピストン34に作用する最大反力は大幅に低減される。よって、モータ21の回転数が低下するのを防止することができる。
また、中間ピストン35は、段差部31Cにより移動が規制され一旦停止した状態からピストン34の往復動に追従して往復動するように構成されている。これにより、中間ピストン35をピストン34に対する適正な位置で停止させ、当該停止状態から往復動させることができる。よって、中間ピストン35をピストン34の往復動に追従して確実に往復動させることができ、打撃動作不良を防止することができる。
また、図2に示す状態において、第1空気室37の前後方向の長さは、第2空気室38の前後方向の長さよりも短くなるように構成されている。これにより、中間ピストン35をピストン34の往復動に対し容易に追従させることができる。
また、中間ピストン35は、打撃子36よりも軽量に構成されている。これにより、中間ピストン35をピストン34の往復動に対し容易に追従させることができる。
また、先端工具50を図示せぬ被削材に押し当てることにより、スライドスリーブ33が後退し、後端部33Bにより第2呼吸孔31bは閉じられ第1空気室37は密閉空間となる。このように、先端工具50の押し当て動作に伴って、第2呼吸孔31bを閉じて第1空気室37を密閉することができる。
なお、本発明による打撃工具は上述した実施の形態に限定されず特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施の形態において打撃工具は電気ハンマであったが、ハンマドリルであっても良い。また、段差部31Cにより、中間ピストン35の前側への移動を規制したが、突起部であっても良い。
1:ハンマドリル、 10:ハンドル部、 20:モータハウジング、 21:モータ、 30:外枠部材、 31:シリンダ、 31a:第1呼吸孔、 31b:第2呼吸孔、 31E:段差部、 33:スライドスリーブ、 34:ピストン、 35:中間ピストン、 36:打撃子、 37:第1空気室、38:第2空気室、 39:中間子、 41:スライドスリーブ、 50:先端工具
Claims (5)
- ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、回転駆動力を発生するモータと、
前記ハウジングに収容され、開閉可能な呼吸孔が形成されたシリンダと、
該モータの回転駆動力により、該シリンダ内を該シリンダの軸方向に沿って往復動可能に設けられた第1ピストンと、
該第1ピストンの往復動に追従して該シリンダ内を該シリンダの軸方向に沿って往復動可能に設けられ、該第1ピストン及び該シリンダと共に第1空気室を画成する第2ピストンと、
該第2ピストンの往復動に追従して該シリンダ内を該シリンダの軸方向に沿って往復動可能に設けられ、該第2ピストン及び該シリンダと共に第2空気室を画成する打撃子と、を備え、
該呼吸孔は、該第2ピストンが該シリンダに対して所定の位置にある状態において、該第2ピストンよりも該第1ピストン側に形成され、
該第2ピストンは、該呼吸孔が開放された状態において、該第1ピストンの往復動に追従して往復動せず、該呼吸孔が閉塞された状態において、該第1ピストンの往復動に追従して往復動するよう構成されていることを特徴とする打撃工具。 - 該シリンダは、該第2ピストンの該打撃子側への移動を規制する移動規制部を備え、
該第2ピストンは、該移動規制部材に当接した状態から該第1ピストンへ向かって移動し往復動するように構成され、
該所定の位置は、該第2ピストンが該移動規制部に当接する位置であることを特徴とする請求項1に記載の打撃工具。 - 該第1ピストンは、該シリンダ内で上死点と下死点間を往復動可能に設けられ、上死点側から下死点側への移動によって先端工具に打撃力が付加されるように構成され、
該第1ピストンが下死点に位置し該第2ピストンが該所定の位置に位置する時の該第1空気室の該シリンダの軸方向の長さは、該第2ピストンが該所定の位置に位置し該打撃子が打撃初期位置に位置する時の該第2空気室の該シリンダ軸方向の長さよりも短く構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の打撃工具。 - 該第2ピストンは、該打撃子よりも軽量であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の打撃工具。
- 該打撃子の往復動により駆動され、被加工材に対し打撃を加えるように構成された先端工具と、
該シリンダの外周を該シリンダの軸方向に沿って移動可能に設けられたスライドスリーブと、を更に備え、
該スライドスリーブは、該先端工具を該被加工材に押し付けることにより、該打撃子側から該第1ピストン側に向かって移動するように構成され、該スライドスリーブの移動により該呼吸孔は開閉されることを特徴とする請求項1に記載の打撃工具。
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2012
- 2012-06-22 JP JP2012140855A patent/JP2014004644A/ja active Pending
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