JP2014001833A - 圧力容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】応力分布の不均一を解消しつつ、ドレイン水を効率よく排出可能な圧力容器を提供すること。
【解決手段】直方体形状の圧力容器であって、四角形の上壁(10)と、上壁(10)と対向する四角形の底壁(20)と、上壁(10)と底壁(20)との間に位置する周壁(30)と、底壁(20)の周縁と周壁(30)の下端とを接続するとともに、その内面が外側に凸となるように湾曲する形状の下側接続部(45)とを有し、下側接続部(45)は、底壁(20)の隅角部と周壁(30)の下端のうち前記隅角部と対向する部位との間に形成された下側角部(46)と、隣り合う下側角部(46)間に形成された下側辺部(47)とを有し、下側角部(46)のうちの一つであって、ドレイン水を排出するためのドレイン穴(48a)を有する排水角部(48)の内面の曲率半径が、下側辺部(47)の内面の曲率半径よりも小さいこと。
【選択図】図1
【解決手段】直方体形状の圧力容器であって、四角形の上壁(10)と、上壁(10)と対向する四角形の底壁(20)と、上壁(10)と底壁(20)との間に位置する周壁(30)と、底壁(20)の周縁と周壁(30)の下端とを接続するとともに、その内面が外側に凸となるように湾曲する形状の下側接続部(45)とを有し、下側接続部(45)は、底壁(20)の隅角部と周壁(30)の下端のうち前記隅角部と対向する部位との間に形成された下側角部(46)と、隣り合う下側角部(46)間に形成された下側辺部(47)とを有し、下側角部(46)のうちの一つであって、ドレイン水を排出するためのドレイン穴(48a)を有する排水角部(48)の内面の曲率半径が、下側辺部(47)の内面の曲率半径よりも小さいこと。
【選択図】図1
Description
本発明は、圧縮機用ガスクーラー等に用いられる圧力容器に関する。
従来、圧力容器として、直方体形状のものが知られている。このような直方体形状の圧力容器は、球状や円筒状のものに比べて応力集中が多く発生するが、この応力集中の発生はできる限り低減させることが望ましい。例えば、特許文献1には、圧力容器の辺部及び角部を外側に凸となった湾曲形状とすることにより、これらの部位への応力集中の発生を抑制することが開示されている。具体的には、特許文献1に記載の圧力容器は、四角形の上壁と、四角形の底壁と、前記上壁と前記底壁との間に位置する周壁と、前記上壁の周縁と前記周壁の上端とを接続するとともに外側に凸となるように湾曲する形状の上側接続部と、前記底壁の周縁と前記周壁の下端とを接続するとともに外側に凸となるように湾曲する形状の下側接続部とを有する。前記上側接続部は、前記上壁の隅角部と前記周壁の上端のうち前記隅角部と対向する部位との間に形成された上側角部と、隣り合う上側角部間に形成された上側辺部とを有し、前記下側接続部は、前記底壁の隅角部と前記周壁の下端のうち前記隅角部と対向する部位との間に形成された下側角部と、隣り合う下側角部間に形成された下側辺部とを有する。一般に、前記上側角部、前記上側辺部、前記下側角部及び前記下側辺部のそれぞれの内面の曲率半径は全て同一に設定される。
このような圧力容器は、例えばガスクーラー、すなわち、その内部に熱交換器等を収容可能な容器としても用いることができる。この圧力容器をガスクーラーとして用いる場合、当該圧力容器内には、熱交換器で熱交換されることによって熱を失った空気が凝縮したドレイン水が溜まる。そのため、この圧力容器の下側角部のうちの一つには、前記ドレイン水を排出するためのドレイン穴が設けられる。
一般に、直方体形状の圧力容器には、当該容器に生ずる応力の分布に不均一が発生しやすい。具体的に、上記特許文献1に記載の圧力容器では、各接続部が相対的に高応力となる。よって、各接続部に生じる応力を低減させるため、当該各接続部の内面の曲率半径をできるだけ大きく設定する、すなわち、当該圧力容器の形状を球状、あるいは円筒状に近づけることが望ましい。しかしながら、前記下側接続部の内面の曲率半径を大きくすると、これとつながっている下側角部の内面の曲率半径も大きくなるため、下側角部に形成されたドレイン穴の位置が上方へ、つまり、前記底壁から離れる方向へずれるという問題が発生する。すなわち、前記底壁の隅角部近傍には、例えば当該圧力容器を支持するための支持脚が設けられる場合があるなど、設計の自由度を確保するには、前記ドレイン穴はなるべく容器の端に寄せて配置することが望ましいため、このドレイン穴がなるべく容器の端に寄る配置としながら前記下側角部の内面の曲率半径を大きくすると、当該ドレイン穴が前記底壁から離れる方向へずれることになる。そうすると、前記底壁の内面に溜まったドレイン水の排出が困難となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、応力分布の不均一を解消しつつ、ドレイン水を効率よく排出可能な圧力容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、直方体形状の圧力容器であって、四角形の上壁と、前記上壁と対向する四角形の底壁と、前記上壁と前記底壁との間に位置する周壁と、前記底壁の周縁と前記周壁の下端とを接続するとともに、その内面が外側に凸となるように湾曲する形状の下側接続部とを有し、前記下側接続部は、前記底壁の隅角部と前記周壁の下端のうち前記隅角部と対向する部位との間に形成された下側角部と、隣り合う下側角部間に形成された下側辺部とを有し、前記下側角部のうちの一つであって、ドレイン水を排出するためのドレイン穴を有する排水角部の内面の曲率半径が、前記下側辺部の内面の曲率半径よりも小さい圧力容器を提供する。
この発明の圧力容器によれば、応力分布の不均一を解消しつつ、ドレイン水を効率よく排出することが可能となる。具体的に、この発明の圧力容器では、当該圧力容器内に高圧のガスが収容されたときに相対的に高応力となる下側辺部の内面の曲率半径を大きくすることにより、この部分へ発生する応力の低減が可能となり、さらに、相対的に低応力となる下側角部の一つであって、前記ドレイン穴を有する排水角部の内面の曲率半径を前記下側辺部の内面の曲率半径よりも小さくすることにより、前記下側辺部の内面の曲率半径と前記排水角部の内面の曲率半径とが同一である場合に比べ、前記ドレイン穴を当該圧力容器の低い位置に形成することができるので、当該圧力容器の設計の自由度の確保と、前記底壁の内面に溜まるドレイン水の効率的な排出とが可能となる。
この場合において、前記下側辺部と前記排水角部とは滑らかにつながっていることが好ましい。
このようにすれば、前記下側辺部と前記排水角部との境界への応力集中の発生が抑制される。
また、本発明において、前記下側辺部の肉厚が前記周壁の肉厚よりも大きいことが好ましい。
このようにすれば、相対的に高応力となる前記下側辺部へ発生する応力を、一層低減させることができる。
また、本発明において、前記下側辺部の内面の曲率半径は、前記上壁の内面と前記底壁の内面との間の寸法の7分の1より大きく2分の1よりも小さいことが好ましい。
このようにすれば、前記下側辺部へ発生する応力を低減させることが容易となる。
以上のように、本発明によれば、応力分布の不均一を解消しつつ、ドレイン水を効率よく排出可能な圧力容器を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態について、図1ないし図6を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の圧力容器は、熱交換器や配管等を収容可能な直方体形状の容器本体と、この容器本体の外面に立設される補強リブとを有する。なお、補強リブは、省略されてもよい。
容器本体は、四角形の上壁10と、この上壁10と対向する四角形の底壁20と、上壁10の周縁と底壁20の周縁との間に位置する周壁30と、上壁10の周縁と周壁30の上端とを接続する上側接続部41と、底壁20の周縁と周壁30の下端とを接続する下側接続部45とを有する。本実施形態では、上壁10及び底壁20をそれぞれ一方向に長い長方形としている。また、以下の説明では、上壁10及び底壁20の長手方向をY軸方向とし、上壁10及び底壁20の短手方向をX軸方向とし、周壁30の高さ方向をZ軸方向とする。
上壁10は、全域にわたって一定の厚さの平板状を呈する。この上壁10は、その周縁が上側接続部41とつながっている。
底壁20は、全域にわたって一定の厚さの平板状を呈する。この底壁20は、その周縁が下側接続部45とつながっている。
周壁30は、全周にわたって一定の厚さを有する略四角筒状を呈する。周壁30は、上壁10の長手方向の一端側(図1の左側)とこれと対向する底壁20の一端側との間に位置する第一側壁31と、この第一側壁31と対向する第二側壁と、第一側壁31及び第二側壁と直交する第三側壁33と、この第三側壁33と対向する第四側壁とを有する。各側壁の境界は、外側に凸となるように湾曲している。
第一側壁31は、一方向(X軸方向)に長い矩形状を呈し、その上端は上側接続部41とつながっており、その下端は下側接続部45とつながっている。この第一側壁31は、その中央に開口部31aを有する。開口部31aは、当該容器本体内への熱交換器の挿通を許容する形状を有する。この開口部31aは、当該開口部31aよりも一回り大きな形状を有する蓋(図示せず)により塞がれる。なお、蓋は、第一側壁31の外面からボルト等により当該第一側壁31に固定される。
第二側壁は、第一側壁31と同様の形状を有するので、その説明を省略する。
第三側壁33及び第四側壁は、それぞれ第一側壁31と直交する方向(Y軸方向)に長い矩形状を呈し、その上端は上側接続部41とつながっており、その下端は下側接続部45とつながっている。
上側接続部41は、その内面が外側に凸となるように湾曲する断面形状を有する。本実施形態では、上側接続部41の外面も外側に凸となるように湾曲する断面形状としている。この上側接続部41は、上壁10の隅角部と周壁30の上端のうち前記隅角部と対向する部位との間に位置する4つの上側角部42と、隣り合う上側角部42間に位置する4つの上側辺部43とを有する。各上側角部42の内面の曲率半径は全て同一となっており、各上側辺部43の内面の曲率半径は、全て上側角部42の内面の曲率半径と同一となっている。また、この上側辺部43の肉厚は、周壁30の肉厚よりも大きくなるように設定される。
下側接続部45は、その内面が外側に凸となるように湾曲する断面形状を有する。本実施形態では、下側接続部45の外面も外側に凸となるように湾曲する断面形状としている。この下側接続部45は、底壁20の隅角部と周壁30の下端のうち前記隅角部と対向する部位との間に位置する4つの下側角部46と、隣り合う下側角部46間に位置する4つの下側辺部47とを有する。
図1及び図2に示すように、この下側角部46のうちの一つは、容器本体内に溜まるドレイン水(熱交換器で熱交換されることによって熱を失った空気が凝縮したもの)を排出するためのドレイン穴48aを有する排水角部48とされる。なお、本実施形態では、第一側壁31と第三側壁33とにつながる下側角部を排水角部48としている。この排水角部48の内面の曲率半径R2(図4〜図6を参照)は、下側角部46のうち他の3つの角部の内面の曲率半径よりも小さくなっている。本実施形態では、4つの下側角部46のうち排水角部48を除く他の3つの下側角部の内面の曲率半径を、上側角部42の内面の曲率半径と同一としている。ただし、排水角部48を除く3つの下側角部46のそれぞれの内面の曲率半径は、排水角部48の内面の曲率半径R2と同一とされてもよい。なお、図1では、下側辺部47及び排水角部48の内面の形状をそれぞれ仮想線で示している。
下側辺部47の内面の曲率半径R1は、排水角部48の内面の曲率半径R2よりも大きくなるように設定される。なお、下側辺部47の外面の曲率半径も、排水角部48の外面の曲率半径よりも大きくなるように設定される。具体的には、下側辺部47の内面の曲率半径R1は、上壁10の内面と底壁20の内面との間の寸法の7分の1より大きく2分の1よりも小さいことが好ましい。本実施形態では、この下側辺部47の内面の曲率半径R1は、排水角部48を除く3つの下側角部46の内面の曲率半径と同一に設定している。ただし、図4及び図5に示すように、下側辺部47と排水角部48とは滑らかにつながれている。すなわち、下側辺部47のうち排水角部48の近傍の部位47aは、排水角部48に近づくにしたがって内面の曲率半径が次第に小さくなる。なお、底壁20と第三側壁33との間を接続する下側辺部47の内面には、容器本体内に溜まるドレイン水がドレイン穴48aに導かれるように、排水角部48側と反対側から排水角部48側に向かって次第に低くなるように傾斜した溝が形成されている。また、図3に示すように、下側辺部47の肉厚t1は、周壁30の肉厚t2よりも大きくなるように設定される。この下側辺部47の肉厚t1は、上側辺部43の肉厚と同一となっている。なお、図3においても、下側辺部47及び排水角部48の内面の形状をそれぞれ仮想線で示している。
ここで、図4及び図5に示すように、排水角部48は、下側辺部47の外面よりも外側に膨出する形状となっている。具体的には、図4に示すように、排水角部48の外面のうち底壁20とつながる部位は、下側辺部47の外面よりも−Z方向に膨出している。このことは、排水角部48及び下側辺部47の内面側についても同様である。そして、図5に示すように、排水角部48の外面のうち第三側壁33側につながる部位は、第三側壁33につながっている下側辺部47の外面よりも+X方向に膨出している。このことは、排水角部48及び下側辺部47の内面側についても同様である。これにより、排水角部48の内面の曲率半径R2を下側辺部47の内面の曲率半径R1よりも小さくすることが可能となる。なお、図5に示すように、この排水角部48の外面のうち第一側壁31とつながる部位は、第一側壁31につながっている下側辺部47の外面から−Y方向に膨出することなく当該下側辺部47とつながっている。このことは、排水角部48及び下側辺部47の内面側についても同様である。また、下側角部46のうち当該排水角部48を除く他の3つの下側角部は、下側辺部47の外面から外側に膨出することなく当該下側辺部47とつながっている。
補強リブは、上壁10の外面に立設される上壁補強リブ51と、底壁20の外面に立設される底壁補強リブ52と、上壁補強リブ51と底壁補強リブ52とを連結する連結リブ53とを有する。
上壁補強リブ51は、格子状であり、かつ、その高さ(Z軸方向の寸法)は当該上壁補強リブ51の全域にわたって一定となっている。この上壁補強リブ51は、上壁10の長手方向と平行に伸びる部位を有するように当該上壁10の外面に配置されている。
底壁補強リブ52は、図1に示すように、格子状であり、かつ、その高さ(Z軸方向の寸法)は当該底壁補強リブ52の全域にわたって一定となっている。この底壁補強リブ52は、底壁20の短手方向と平行な方向に沿って伸びる形状の短手方向リブ52aと、底壁20の長手方向と平行な方向に沿って伸びる形状の長手方向リブ52bとを有する。本実施形態では、短手方向リブ52aを5本、長手方向リブ52bを5本としている。短手方向リブ52aのうち中央に配置された3本のリブは、底壁20の短手方向の一端から他端へ至る長さを有し、外側に配置された2本のリブは、底壁20の短手方向の両端に至らない長さを有する。長手方向リブ52bは、全て底壁20の長手方向の一端から他端へ至る長さを有する。
連結リブ53は、上壁補強リブ51と、底壁補強リブ52の短手方向リブ52aのうちの中央に配置されたリブの端部とを連結する。本実施形態では、連結リブ53を、底壁補強リブ52の短手方向リブ52aのうちの中央に配置されたリブの本数に合わせて3本としている。この連結リブ53は、上側辺部43の外面に立設される部位と、第三側壁33の外面及び第四側壁の外面に立設される部位と、下側辺部47の外面に立設される部位とを有する。この連結リブ53は、周壁30の高さ方向(Z軸方向)と平行な方向に伸びる形状を有する。また、この連結リブ53は、底壁20と第三側壁33との間を接続する下側辺部47(内面に前記傾斜した溝が形成されている部位)の外面に立設される部位の高さが、その他の部位の高さよりも小さくなっている。
以上説明したように、本実施形態の圧力容器によれば、応力分布の不均一を解消しつつ、ドレイン水を効率よく排出することが可能となる。具体的に、この実施形態の圧力容器では、容器本体内に高圧のガスが収容されたときに相対的に高応力となる上側辺部43及び下側辺部47の内面の曲率半径を大きくすることにより、この部分へ発生する応力の低減が可能となり、さらに、相対的に低応力となる下側角部46の一つであって、ドレイン穴48aを有する排水角部48の内面の曲率半径R2を下側辺部47の内面の曲率半径R1よりも小さくすることにより、下側辺部47の内面の曲率半径R1と排水角部48の内面の曲率半径R2とが同一である場合に比べ、ドレイン穴48aをなるべく容器本体の端に寄せて配置した場合であっても、このドレイン穴48aを当該容器本体の低い位置に形成することができるので、当該容器本体の設計の自由度の確保と、底壁20の内面に溜まるドレイン水の効率的な排出とが可能となる。
また、本実施形態の圧力容器は、下側辺部47と排水角部48とが滑らかにつながっているので、下側辺部47と排水角部48との境界への応力集中の発生が抑制される。
また、本実施形態の圧力容器は、上側辺部43及び下側辺部47の肉厚が周壁30の肉厚t2よりも大きいので、相対的に高応力となる各辺部へ発生する応力を、一層低減させることができる。
また、本実施形態では、上側辺部43及び下側辺部47の内面の曲率半径は、上壁10の内面と底壁20の内面との間の寸法の7分の1より大きく2分の1よりも小さいので、各辺部へ発生する応力を低減させることが容易となる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、上壁10及び底壁20がそれぞれY軸方向に長い長方形である例について示したが、これらはX軸方向に長い長方形であってもよく、さらには、正方形であってもよい。
また、上記実施形態では、上側角部42、上側辺部43、下側角部46、下側辺部47の外面がそれぞれ外側に凸となるように湾曲した断面形状のものについて示したが、これらの部位は、その内面が外側に凸となるように湾曲していればよく、外面は湾曲形状でなくてもよい。このことは、各側壁の境界についても同様である。
また、上記実施形態では、下側辺部47と排水角部48とが滑らかにつながっている例について示したが、これらは滑らかにつながっていなくてもよい。
10 上壁
20 底壁
30 周壁
31 第一側壁
31a 第一開口部
33 第三側壁
41 上側接続部
42 上側角部
43 上側辺部
45 下側接続部
46 下側角部
47 下側辺部
48 排水角部
51 上壁補強リブ
52 底壁補強リブ
52a 短手方向リブ
52b 長手方向リブ
53 連結リブ
R1 下側辺部の内面の曲率半径
R2 排水角部の内面の曲率半径
20 底壁
30 周壁
31 第一側壁
31a 第一開口部
33 第三側壁
41 上側接続部
42 上側角部
43 上側辺部
45 下側接続部
46 下側角部
47 下側辺部
48 排水角部
51 上壁補強リブ
52 底壁補強リブ
52a 短手方向リブ
52b 長手方向リブ
53 連結リブ
R1 下側辺部の内面の曲率半径
R2 排水角部の内面の曲率半径
Claims (4)
- 直方体形状の圧力容器であって、
四角形の上壁と、
前記上壁と対向する四角形の底壁と、
前記上壁と前記底壁との間に位置する周壁と、
前記底壁の周縁と前記周壁の下端とを接続するとともに、その内面が外側に凸となるように湾曲する形状の下側接続部とを有し、
前記下側接続部は、前記底壁の隅角部と前記周壁の下端のうち前記隅角部と対向する部位との間に形成された下側角部と、隣り合う下側角部間に形成された下側辺部とを有し、
前記下側角部のうちの一つであって、ドレイン水を排出するためのドレイン穴を有する排水角部の内面の曲率半径が、前記下側辺部の内面の曲率半径よりも小さい圧力容器。 - 請求項1に記載の圧力容器であって、
前記下側辺部と前記排水角部とは滑らかにつながっている圧力容器。 - 請求項1又は2に記載の圧力容器であって、
前記下側辺部の肉厚が前記周壁の肉厚よりも大きい圧力容器。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の圧力容器であって、
前記下側辺部の内面の曲率半径は、前記上壁の内面と前記底壁の内面との間の寸法の7分の1より大きく2分の1よりも小さい圧力容器。
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CN108014352A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-05-11 | 连云港千樱医疗设备有限公司 | 一种提高外加强矩形截面压力容器的强度的方法 |
CN110168260A (zh) * | 2017-01-11 | 2019-08-23 | 株式会社神户制钢所 | 压力容器 |
-
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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