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JP2013544856A - 窒素含有基を有するポリシロキサンを含む製剤 - Google Patents

窒素含有基を有するポリシロキサンを含む製剤 Download PDF

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JP2013544856A JP2013542440A JP2013542440A JP2013544856A JP 2013544856 A JP2013544856 A JP 2013544856A JP 2013542440 A JP2013542440 A JP 2013542440A JP 2013542440 A JP2013542440 A JP 2013542440A JP 2013544856 A JP2013544856 A JP 2013544856A
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エヴォニク ゴールドシュミット ゲーエムベーハー
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Abstract

本発明は、ポリアミノ官能性ポリシロキサンの、配合物中における使用およびこのポリシロキサンを含む配合物に関する。

Description

発明の分野
本発明の分野は、定められた比率のアミノ官能基および少なくとも1種の他の極性官能基で側鎖変性された(laterally modified)ポリシロキサンを含む化粧料製剤ならびに皮膚およびケラチン繊維をケアするための化粧料配合物におけるこの製剤の使用に関する。
先行技術
アミノ官能性シロキサンは、繊維製品の柔軟剤、シャンプーおよびヘアケア製品の添加剤ならびに疎水化剤として幅広く使用されている。先行技術にはこの群の物質の多様な変形構造が記載されており、これらは様々な製造経路で得ることができる。これに関連して、アミノ基で末端変性された完全に線状のポリジメチルシロキサンの場合は変性度が変化しない。アミノポリシロキサンの持続性すなわち担体(例えば、ケラチン物質等)に結合する能力には、アミノ基の数に加えてアミノ基の種類も大きく影響するので、このことは不利である。アミノシロキサンの全窒素含有量はその持続性と直接相関する重要なパラメータである。
アミノ官能性を低下させることなく高分子鎖を伸長するものとしてABnマルチブロック共重合体が記載されている。しかしながら、鎖長が増加するに従い線状共重合体の粘性は非常に高くなり、したがって取扱いが困難になる。米国特許第5,807,956号および米国特許第5,981,681号には、ポリシロキサンおよびアミノ−ポリアルキレンオキシドからなる交互単位を有する、非加水分解性(AB)nA型ブロック共重合体が教示されている。当該明細書においては、α,ω−ジハイドロジェンポリジメチルシロキサンを、貴金属を触媒とするヒドロシリル化によって、エポキシド基を有するオレフィンにSiCを介して結合させ、こうして生成したエポキシ末端シロキサンを、アミノ末端ポリアルキレンオキシドと反応させている。別法として、α,ω−ジハイドロジェンポリジメチルシロキサンをヒドロシリル化によってエポキシ末端アリルポリエーテルに結合させ、こうして得られたエポキシ官能化シロキサンを、次いでジアミンと反応させている。
ポリシロキサンの側鎖をアミノ基を含む有機置換基で官能化することにより、変性度が高いことに加えて窒素含有量と無関係に鎖長を変化させることができるポリシロキサンを得ることができる。
先行技術には、現在の化粧料配合物に多量に使用されている側鎖変性アミノシロキサンに関する多くの参考文献が開示されている。
例えば、Momentive SF 1708(INCI:アモジメチコン(Amodimethicone)、Momentive)、DC 2−8566(INCI:アモジメチコン、Dow Corning)およびKF−865(INCI:アミノプロピルジメチコン(Aminopropyl Diethicone)、信越シリコーン)が市販されている。
側鎖変性されたアミノシロキサンは、塩基触媒反応または酸触媒反応によって調製することができる。例えば、欧州特許出願公開第1972330A2号の第0154および0155段落に説明されているように、塩基性触媒による平衡化反応(base-catalyzed equilibration)により、使用される出発物質に応じて、末端ジヒドロキシ官能性側鎖アミノ変性ポリシロキサンまたは鎖末端がトリメチルシリル基で末端封止された側鎖アミノ変性ポリシロキサンのいずれかを調製することができる。このような末端封止ポリシロキサンは、例えば、SiOHまたはSiOR基(Rは、例えば、メチルおよびエチル基)等の縮合可能な基を有する構造類縁体と比較すると、溶媒の非存在下における貯蔵安定性が高いだけでなく、この種のポリシロキサンの水性エマルジョンを扱う際にゲル様沈殿が生成したり成長したりすることも阻止される。
先行技術によれば、例えば、米国特許第7238768B2号に記載されているように、酸触媒の存在下に重縮合を行うことにより、鎖末端にヒドロキシル基またはアルコキシ基を有するアミノ変性ポリシロキサンが得られる。このプロセスは、塩基性触媒による平衡化と比較すると、反応温度が低く、反応時間が短いことから有利ではあるものの、費用効果がより高い製造プロセスであるにも拘わらず、トリメチルシリル末端基が存在しないことから、このような末端封止されていないシロキサンが有する安定性が低いという欠点が現れてしまう。
例えば、米国特許第6171515B1号には、末端封止されたジアルコキシ官能化アミノポリシロキサンが記載されており、シロキサン重合の下流の合成ステップにおいて、1級および2級アミノ基がエポキシ官能性モノマー(例えば、グリシドール等)で官能化されている。これと類似した、アミノシロキサンのアルキレンオキシドによる官能化が独国特許出願公開第69003009T2号に記載されている。さらに、アミノ官能性ポリシロキサンの炭酸グリセロールまたはグルコノラクトンによる官能化が欧州特許出願公開第192330A2号またはJ. Phys. Chem. B 2010, 114, 6872-6877に記載されている。
アミノ基の誘導体化は、窒素含有ポリシロキサンの皮膚またはケラチン繊維に対する持続性に大きく影響する。特に、化粧料配合物の官能特性は、適用する際に皮膚または毛髪に付着する、使用されている窒素含有ポリシロキサンの種類および量に依存する。
特開2002−167437A号には、持続性を向上させるために、対応するアミノポリシロキサンをシアナミドと反応させることにより調製される、グアニジノ基で側鎖官能化されたポリシロキサンが記載されている。独国特許出願公開第102005004704A1号には、ジヒドロキシ官能性ポリジメチルシロキサンをグアニジノ基含有シランおよびアミノ基含有シランと共縮重合することが記載されている。このように、ポリシロキサンを種類および量が異なる窒素含有基で官能化することは可能であるが、独国特許出願公開第102005004704号には、末端封止されたポリアミノ(multiamino)官能性ポリシロキサンを得るための経路については一切開示されていない。
先行技術において記載されているあらゆるアミノポリシロキサンの欠点は、特に、これらを含む配合物の粘度が低下することにある。したがって、性能の大幅な低下を許容する必要なく、アミノ官能性シロキサンを可能な限り低量で使用することは、配合物の面で望ましい。
本発明の目的は、優れた適用性を有する化粧用ケア有効成分(care active ingredient)を提供することにある。
発明の説明
驚くべきことに、一般式1の窒素含有ポリシロキサンが、化粧用ケア有効成分として極めて優れていることが見出された。
したがって本発明は、請求項1に記載のポリシロキサンの、皮膚科、化粧料および医薬品用途におけるケア有効成分としての使用に加えて、一般式1の窒素含有ポリシロキサンを含む対応する配合物を提供する。
1つの利点は、一般式1の窒素含有ポリシロキサンを用いると、これまで知られているアミノポリシロキサンよりも皮膚および毛髪のコンディショニングが改善されることにある。
本発明の他の利点は、一般式1の窒素含有ポリシロキサンが非常に優れた持続性を示すことにある。
上述の利点により、効果が優れていることと配合物中の使用量が低減されることとが重なって、有効性が一層高くなる。
アミノ官能性ポリシロキサンの使用量を低減することにより、配合および添加プロセスが簡素化されるという利点が得られる。
例えば、アミノ官能性シロキサンは、一般に、界面活性を有する配合物(例えば、シャンプーまたはシャワージェル)中で希釈作用を示すので、アミノ官能性活性成分を減量しながらも皮膚および毛髪のコンディショニングが同程度であるかまたはそれを上回れば、界面活性を有する化粧料配合物に必要な増粘剤の量が低減される。
このように活性成分および増粘剤が互いにその使用量を低下させることは資源の保護に繋がる。
本発明のさらなる利点は、本発明に従い使用されるポリシロキサンが構造に関して厳密に定義されたポリマーであり、各用途に対して、アミノ基含有ポリマーに一定の組成および再現可能な品質が得られるように、上記式を介して、様々な方法で、その窒素含有量、アミノ基の種類および量ならびにその鎖長を互いに独立に調整することができることにある。
本発明のさらなる利点は、使用される窒素含有ポリシロキサンが、櫛通り性、柔軟性、ボリューム、整髪性、取扱性、損傷を受けていないかまたは受けた毛髪のもつれをほぐす能力に加えて、毛髪に美しいツヤを付与する等の特性をいずれも改善することができることにある。
本発明は、一般式1:

(式1)
M=[R SiO1/2
D=[R SiO2/2
=[RSi(RNHR)O2/2
=[RSiR2/2
=[RSiR2/2
T=[RSiO3/2
Q=[SiO4/2
(式中、
は、互いに独立に、同一であるかまたは異なる、1〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐の飽和もしくは不飽和の炭化水素基または6〜30個の炭素原子を有する芳香族炭化水素基、好ましくは、メチルまたはフェニル、特にメチルであり;
は、互いに独立に、Rと同一であるかまたはアルコキシ基もしくはヒドロキシ基、好ましくはR、特にメチルであり;
は、互いに独立に、水素であるかまたは窒素原子で置換された炭化水素基、例えば、アミノエチル基、特に水素であり;
は、互いに独立に、同一であるかまたは異なる、8〜30個の炭素原子を有する直鎖または分岐の飽和または不飽和のオレフィン性炭化水素基、例えば、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、特にヘキサデシルおよびオクタデシルであり;
は、互いに独立に、同一であるかまたは異なる、1〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐の飽和もしくは不飽和の極性ヒドロキシ置換アミド基および/または1〜30個の炭素原子を有するヒドロキシ置換カルバメート基および/または1〜30個の炭素原子を有するエトキシ化アミン基および/または1〜30個の炭素原子を有するグアニジン基もしくはアルキレニルグアニジン基であり、好ましくは、式1a〜1hの置換基の群:
Figure 2013544856

から選択され、特に、1eおよび1fであり、
は、水素、炭化水素基、アシル基、カルボキシレート基またはカルバメートもしくはカーボネート基、特に、水素およびCH−C(O)であり;
は、互いに独立に、同一であるかまたは異なる、直鎖または分岐の飽和または不飽和の2価の炭化水素基、好ましくは−(CH−であり、
aは、2〜20、好ましくは2〜10、特に2であり、
bは、10〜5000、好ましくは20〜2000、特に20〜1000であり、
cは、1〜500、好ましくは1〜100、特に1〜30であり、
dは、0〜500、好ましくは0〜100、特に0〜30であり、
eは、0〜500、好ましくは1〜100、特に1〜30であり、
fは、0〜20、好ましくは0〜10、特に0であり、
gは、0〜20、好ましくは0〜10、特に0であり、
hは、0〜20、好ましくは1〜10、特に1〜2である)の少なくとも1種のポリシロキサンまたはそのプロトン性反応体Hとのイオン性付加物の、化粧料、皮膚科用または医薬製剤におけるケア有効成分としての使用であって、
但し、R基の少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%はRであり、かつ指数dおよびeの少なくとも一方は0ではなく、d=0である場合は、e≠0であり、e=0である場合は、d≠0であり、好ましくは、c≧1、e≧1かつc>0.5×e、特に、c≧1、e≧1かつc≧eである、使用を提供する。
本発明により使用されるかまたは本発明による配合物中に存在するポリシロキサンを調製するためのプロセスは、一例として、以下に特定する化合物の使用に基づくものであり:
a)末端ヒドロキシ官能性直鎖または分岐ポリシロキサンおよびその、ジメチルジアルコキシシランまたはメチルトリアルコキシシランとの混合物、好ましくは、直鎖末端ジヒドロキシ官能性ポリシロキサンと、
b)ヘキサメチルジシラザンまたは様々な炭素基で置換されたジシラザン、例えばジビニルテトラメチルジシラザン等、好ましくは、ヘキサメチルジシラザンと、
c)3−アミノプロピルメチルジアルコキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジアルコキシシランまたはヒドロキシ置換アミドおよび/もしくはヒドロキシ置換カルバメート構造および/もしくはエトキシ化アミンおよび/もしくはグアニジンもしくはアルキレニルグアニジン構造で置換された直鎖もしくは分岐の飽和もしくは不飽和の炭化水素基を含むさらなる官能性ジアルコキシシランまたは式2a〜i:
Figure 2013544856

(式中、R、R、Rおよびhは、式1と同義であり、Rは、水素原子、メチルまたはカルボキシル基、好ましくはHまたはアセチルであり、Rは、アルキルまたはアシル基、特に、メチル、エチルまたはアセチルである)の群から選択される物質と
を一緒に反応させるものである。
シランはモノマーとして使用するのに好都合である。後段の使用に有利である場合は、ポリマーの構築を開始する前に、加水分解性酸性(hydrolytically acidic)条件下でジヒドロキシ官能性ポリシロキサンを添加することによりシランを予備縮合させてオリゴマーとすることができる。
シラザンを化学両論量ではなくわずかに過剰に使用すると有利な可能性がある。使用されるジアルコキシシランは、先行技術において周知の合成方法を用いて調製することができる。例えば、アミノ官能性シランのグアニジノ化は、特開2002−167437号に記載されたアミノシロキサンのグアニジノ化と同様に行われる。アミノ官能性シロキサンとグリセリンカーボネートまたはグルコノラクトンとの反応は、欧州特許出願公開第1972330A1号およびJ. Phys. Chem. B 2010, Vol.114, pp.6872-6877に準拠して行われる。加水分解および縮合反応に使用される触媒は、例えば、酢酸、プロピオン酸、イソノナン酸、オレイン酸等のカルボン酸である。反応は、少量の水を添加して加水分解速度を増加させることによって行うことができ、多くの場合は、未乾燥形態で使用される試剤に十分な水分が存在する。反応は溶媒の非存在下に、または溶媒、例えば、脂肪族および芳香族のプロトン性および非プロトン性溶媒、グリコール、エーテル、脂肪族アルコールアルコキシ化物、モノ−、ジ−およびトリグリセリドまたは合成もしくは天然由来の油等の存在下に実施することができる。溶媒を使用することは、例えば、所望の構造がその鎖長のために高粘度である場合に有利である。溶媒は、反応の前、途中または後に計量添加することができる。反応は、室温〜150℃、好ましくは50〜100℃の範囲の温度で実施することができる。加水分解において放出されるアルコールは反応中または反応後に減圧留去される。場合により、中和ステップおよび濾過ステップを行うことができる。式中に与えられたシロキサン鎖の異なるモノマー単位は、ブロック毎に、互いに任意の所望のブロック数および任意の所望の順序で構築することができるし、統計学的に分布させることもできる。本発明により使用されるかまたは本発明による配合物中に存在するアミノ官能性シロキサンとプロトン性反応体Hとのイオン性付加物は、−NH の形態にある。陰イオンAは、同一であっても異なっていてもよい、プロトン化された1級アミノ基の正電荷の対イオンであり、酸Hの無機または有機陰イオンに加えてその誘導体から選択される。好ましい陰イオンは、塩化物、硫酸または硫酸水素、炭酸または炭酸水素、リン酸またはリン酸水素、酢酸または直鎖もしくは分岐の飽和もしくはオレフィン性不飽和のアルキル鎖を有するカルボン酸同族体、芳香族カルボン酸、アミノ酸から生成するカルボン酸、クエン酸、マロン酸、フマル酸、マレイン酸、置換および無置換のコハク酸ならびにL−ヒドロキシカルボン酸から生成するカルボン酸(例えば、乳酸等)である。アミノシロキサンおよびこれらのイオン性付加物は、生成した付加物の安定性に応じて解離平衡に自然に存在することができる。
式中に使用した指数は統計学的な平均値と見なすべきである。
本明細書における「ケア有効成分」とは、物品の本来の形を維持する目的、または外部の影響(例えば、時間、光、温度、圧力、汚染、物品と接触する他の反応性化合物との化学反応)による作用、例えば、老化、汚染、材料の疲労、脱色等を遮断、軽減もしくは回避する目的、または物品の所望の好ましい特性を改善する目的さえ果たす物質を意味すると理解される。最後に重要な特徴として、例えば、毛髪のツヤの改善または対象物品の弾力の向上を挙げることができる。
本発明によれば、式1のRが、式1a〜1f、特に1eおよび1fから選択される少なくとも1種の置換基を含む(但し、式1中の指数cは指数eを超える)ポリシロキサンを使用することが好ましい。
さらに、RおよびRが、互いに独立に、同一であっても異なっていてもよい、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であるポリシロキサン、特に、R=R=メチルであるポリシロキサンを使用することが好ましい。
本発明により、式1に従う水溶性または水不溶性ポリシロキサンを使用することができる。製造すべき配合物に応じて(濁ったまたは透明な配合物)、配合物の調製に水溶性または水不溶性のどちらのポリシロキサンを使用すべきかを当業者は周知している。本発明の文脈の範囲内における「水不溶性」という語は、20℃、圧力1バールにおける水溶液中の溶解度が0.01重量パーセント未満であることと定義される。本発明の文脈の範囲内における「水溶性」という語は、20℃、圧力1バールにおける水溶液中の溶解度が0.01重量パーセント以上であることと定義される。
式1に従うポリシロキサンの本発明によるケア有効成分としての使用は、好ましくは、界面活性剤を含む配合物、特に、界面活性剤を含む水性配合物中で行われ、本文脈における「水性」という語は、配合物全体を基準として、少なくとも40重量%、特に少なくとも60重量%、その中でも特に少なくとも75重量%が水である配合物を意味するものと理解される。
本発明によるケア有効成分としての好ましい使用は、コンディショナーとして、特に、皮膚および毛髪用、好ましくは毛髪用コンディショナーとしての使用である。したがって、式1に従うポリシロキサンは、好ましくは、ヘアトリートメント組成物およびヘアアフタートリートメント(after-treatment)組成物として使用される。これに関連して、本発明による使用は、好ましくは、特に、毛髪から洗い流すかまたは洗い流さないヘアトリートメント組成物およびヘアアフタートリートメント組成物、例えば、顕著なコンディショニング効果を有するかまたは有しないシャンプー、リンスインシャンプー、リンス、ヘアトリートメント、ヘアパック、整髪助剤、整髪組成物、ブロー乾燥用ローション、ヘアセット組成物、パーマネントウェーブ組成物、直毛化(hair smoothing)組成物および染毛組成物において行われる。
本発明による使用のために、式1によるポリシロキサンは、有利には、配合物中に、配合物全体を基準として、0.01〜20質量パーセント、好ましくは0.1〜8質量パーセント、特に好ましくは0.2〜4質量パーセント、その中でも特に好ましくは0.2〜1.0、特に0.7質量パーセントまでの濃度で使用される。
有利には、式1によるポリシロキサンを、粒子を、特に化粧料、皮膚科または医薬製剤中に分散させるために使用することができることが見出された。したがって、本発明による式1に従うポリシロキサンは、さらに、粒子、特に、金属酸化物、特に、疎水性改質または親水性改質されていてもよいナノ粒子状TiO、有色粒子、例えば、Fe(酸化鉄)、雲母、ZnO、二酸化チタン、二酸化マンガン等の分散助剤として使用することができ、この配合物は、好ましくは、日焼け止め組成物、装飾用化粧料配合物(例えば、口紅、メーキャップ用化粧料(make-up)、マスカラ、ファンデーション、ブレミッシュ(blemish)クリーム等)からなる一覧から選択される。
さらに本発明は、一般式1に従うポリシロキサンを含む化粧料、皮膚科用および/または医薬製剤を提供する。
本発明による好ましい配合物は、上述した使用を好ましく行ったものである。
本発明によれば、脂肪族アルコールエトキシ化物を含む本発明の配合物が、「イオン性界面活性剤」または「脂肪族アルコール」の2つの群の少なくとも一方から選択される少なくとも1種のさらなる成分を含むことが好ましい。
本発明による好ましい配合物は、一般式1のポリシロキサンを、配合物全体を基準として、0.01〜20質量パーセント、好ましくは0.1〜8質量パーセント、特に好ましくは0.2〜4質量パーセント、その中でも特に好ましくは0.2〜1.0、特に0.7質量パーセントまでの濃度で含む。
本発明による配合物は、好ましくは、スキンケアおよびヘアケア用化粧料配合物、特に、塗布後に洗い流すヘアシャンプー、ヘアコンディショナーおよびヘアリンス(いわゆる洗い流すタイプの配合物)、例えば、シャンプーやコンディショナー等である。
本発明による好ましいシャンプーは、さらなる成分として、例えば、4級化多糖、4級化ポリアクリル酸エステル、4級化ポリセルロース、4級化デンプン、4級化グアーまたは他のポリクオタニウム(PQ)化合物(INCI名:polyquaternium)の群からの4級化ポリマーもしくはアミン性ポリマー等の吸着性ポリマー(deposition polymer)を含むことを特徴とし、特に、この種のクワット(quat)は、グアークワット(例えば、ヒドロキシプロピルグアー、ヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドまたはグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド)またはポリクオタニウム(PQ)化合物(例えば、PQ−10、PQ−7、PQ−22、PQ−49、PQ 47、PQ−67、PQ−6等)からなる群から選択される。
本発明による好ましいシャンプーは、さらなる成分として、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤(例えば、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩またはアルキルベンゼンスルホン酸塩)と、アルキルベタインまたはアルキルオリゴグルコシドまたはモノ−および/もしくはジアルキルスルホスクシネートまたはアルキルアミドベタインまたは脂肪酸サルコシネートの群からの少なくとも1種のさらなる界面活性剤とを含むことを特徴とする。
本発明による好ましいコンディショナーは、特に、少なくとも1種の4級化またはアミン性またはイミダゾリウム基含有有機化合物、例えば、セトリモニウムクロリド、ジセチルジモニウムクロリド、クオタニウム−18、ベヘントリモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリド、クオタニウム−87、パルミタミドプロピルトリモニウムクロリドおよび対応するメタンスルホン酸塩またはアミドアミンであるステアラミドプロピルジメチルアミンおよびベヘニルアミドプロピルジメチルアミン等を含むことを特徴とする。
本発明による配合物は、例えば、
エモリエント剤、
乳化剤、
増粘剤/粘度調整剤/安定剤、
酸化防止剤、
ハイドロトロープ剤(またはポリオール)、
固体およびフィラー、
真珠光沢剤、
脱臭および制汗有効成分、
昆虫忌避剤、
セルフタンニング剤、
防腐剤、
コンディショナー、
香料、
染料、
化粧料有効成分、
ケア用添加剤(care additive)、
過脂肪剤、
溶剤
の群から選択される少なくとも1種のさらなる成分を含むことができる。
使用可能な個々の群を代表する例示的な物質は当業者に周知であり、例えば、独国特許出願公開第102008001788.4号に記載されている。この特許出願を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。
さらなる任意的な成分およびこれらの成分の使用量に関しては、特に、当業者に周知の関連のハンドブック、例えば、K. Schrader, “Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika”, [Fundamentals and Formulations of Cosmetics”], 2nd edition, page 329 to 341, Huethig Buch Verlag Heidelbergを参照する。
各添加剤の量は目的の用途に応じて定まる。
各用途の指針となる典型的な配合物先行技術において周知であり、例えば、具体的な基本成分および有効成分の製造業者の説明書に記載されている。通常は、これらの既存の配合物をそのまま応用することができる。しかしながら、必要に応じて、適応および最適化を目的として、単純な実験を行うことにより、複雑化させることなく所望の修正を行うことができる。
以下に列挙する実施例において実施例を用いて本発明を説明するが、本発明を、実施例に特定した実施形態に限定することを意図するものではなく、本発明の出願の範囲は本記載全体および特許請求の範囲により生じるものである。
NMRスペクトルの記録および解析については当業者に周知である。書籍であるA.Brandolini and D.Hills, “NMR Spectra of Polymers and Polymer Additives”,published in 2000, Verlag Marcel Dekker Inc.を参照目的で本明細書に導入することができる。
実施例1:式2bに従うグルコノラクタムプロピル−ジエトキシメチルシランの調製
摺合せガラス付き撹拌器(precision-ground glass stirrer)、滴下漏斗、環流冷却器および内部温度計を取り付けた250mlの四ツ口フラスコ内で、D(+)−グルコノ−δ−ラクトン(純度99%、Sigma Aldrich)35.62gを2−プロパノール35g中に70℃で懸濁させ、1時間撹拌する。75℃で3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン(Dynasylan(登録商標)1505、Evonik Degussa GmbH)38.62gを5分間かけて滴下する。混合物をさらに75℃で4時間撹拌する。これにより、固形分が64.8%である透明な淡黄色の生成物を得る。固形分の測定は、ロータリーエバポレーターを用いて、60℃、20ミリバールで溶媒を2時間かけて留去した後に秤量することによって行う。13C−NMRスペクトルから、CH−NH基の残留量を示すはずの45ppmにシグナルが認められないことから、グルコノラクトンとの反応が完結したことが判る。
実施例2:式2cに従う3−グアニジノプロピルメチルジエトキシシランおよび3−アミノプロピルメチルジエトキシシランを含むエタノール性溶液の調製
摺合せガラス付き撹拌器、滴下漏斗、環流冷却器および内部温度計を取り付けた500mlの四ツ口フラスコに、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン(Dynasylan(登録商標)1505、Evonik Degussa GmbH)95.67gおよびエタノール70gを初期装入物として導入する。室温で撹拌しながら、酢酸(純度99〜100%、J.T.Baker)27gを15分かけて滴下する。混合物を79℃に加熱し、撹拌しながら、エタノール30gに溶解したCyanamid F 1000(Alzchem Trostberg GmbH)10.51gを2時間かけて滴下する。この混合物を79℃でさらに4時間撹拌する。こうすることにより、固形分が54.9%である無色透明な生成物を得る。13C−NMRを用いて測定したアミノプロピルシラン対グアニジノプロピルシランの比は3:2である。
実施例3:グルコノラクタムプロピル−およびアミノプロピル−官能性ポリシロキサンの調製
摺合せガラス付き撹拌器、滴下漏斗、環流冷却器および内部温度計を取り付けた500mlの四ツ口フラスコに、鎖長が47.2ジメチルシロキサン単位であるジヒドロキシ官能性ポリジメチルシロキサンを200g、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン(Dynasylan(登録商標)1505,Evonik Degussa GmbH)6.52gおよび実施例1で得られたシラン濃度64.8%の2−プロパノール溶液6.48gを撹拌しながら85℃に加熱する。酢酸(純度99〜100%、J.T.Baker)0.68gを加えて真空引きする。混合物を85℃、20mbarで1時間撹拌する。真空を解除し、ヘキサメチルジシラザン(純度98.5%、ABCR GmbH)1.28gを加えた後、この混合物を85℃、周囲圧力で1時間撹拌する。次いで混合物を85℃、20mbarで1時間蒸留し、Tegosoft(登録商標)P(Evonik Goldschmidt GmbH)53.57gを加え、混合物をさらに2時間蒸留する。これにより、25℃における粘度が320000mPa・sである透明な淡黄色の生成物を得る。29Si−NMRにより測定された、トリメチルシリル基で末端封止された鎖末端の割合は65%である。
実施例4:グアニジノプロピル−およびアミノプロピル−官能性ポリシロキサンの調製
摺合せガラス付き撹拌器、滴下漏斗、環流冷却器および内部温度計を取り付けた1000mlの四ツ口フラスコに、鎖長が47.6ジメチルシロキサン単位であるジヒドロキシ官能性ポリジメチルシロキサン656.3g、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン(Dynasylan(登録商標)1505、Evonik Degussa GmbH)10.62gおよび実施例2で得られたシラン濃度54.9%のエタノール溶液26.95gを撹拌しながら85℃に加熱する。混合物を85℃、20mbarで1時間撹拌する。減圧を解除し、ヘキサメチルジシラザン(純度98.5%、ABCR GmbH)4.18gを加えた後、混合物を85℃、周囲圧力で1時間撹拌する。次いで混合物を85℃、20mbarで3時間蒸留する。これにより、25℃における粘度が41500mPa・sである無色の濁った生成物を得る。29Si−NMRにより測定された、トリメチルシリル基で末端封止された鎖末端の割合は80%である。強度の異なる2種類の塩基性窒素含有基を含む生成物の電位差滴定を行うと2個の変曲点が存在する。
実施例5:オクタデシル変性アミノシロキサンの調製
摺合せガラス付き撹拌器、滴下漏斗、環流冷却器および内部温度計を取り付けた500mlの四ツ口フラスコで、鎖長が47.2ジメチルシロキサン単位であるジヒドロキシ官能性ポリジメチルシロキサン246.6g、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン(Dynasylan(登録商標)1505、Evonik Degussa GmbH)9.64g、オクタデシルメチルジメトキシシラン(Wacker AG)2.01gおよび酢酸(純度99〜100%、J.T.Baker)1.18gを撹拌しながら85℃で加熱する。混合物を85℃、20mbarで1時間蒸留する。減圧を解除し、ヘキサメチルジシラザン(純度98.5%、ABCR GmbH)1.28gを加えた後、混合物を85℃、周囲圧力で1時間撹拌する。次いで混合物を85℃、20mbarで3時間蒸留する。これにより、25℃における粘度が1520mPa・sであるわずかに濁った無色の生成物を得る。29Si−NMRにより求められる、トリメチルシリル基で末端封止された鎖末端の割合は75%である。
比較用製品1および2
比較用製品1:
Momentive SF 1708(INCI:アモジメチコン)Momentiveからの市販品
比較用製品2:
Dow Corning 2−8566(INCI:アモジメチコン)Dow Corningからの市販品
比較用製品はどちらも非常に優れたコンディショナーであり、多くの化粧用途に使用されている。
適用性
配合物の組成中における構成成分の名称は、一般に認識されているINCI名の形で記載する。適用例における濃度はすべて重量百分率で与える。
AT1a)手洗い試験によるスキンコンディショニング試験:
本発明による実施例3の水性界面活性配合物におけるスキンコンディショニング(スキンケア効果)を評価するために、官能性手洗い試験を実施して、先行技術に従う比較例2と比較した。
比較例2はケア有効成分として当該産業に普及しており、水性界面活性配合物において非常に有効なケア有効成分としての役割を果たす。
10人の訓練された被験者からなるグループが規定の方法で手を洗い、泡の性質および触感を1(悪い)〜5(非常に良い)の評点に基づき評価した。
使用した製品を、それぞれ標準化された界面活性配合物中で試験した(表1)。
使用した対照配合物0bは、有機変性シロキサンを添加していない配合物である。
Figure 2013544856
官能性試験結果を表2にまとめる。
Figure 2013544856
表2に手洗い試験結果を示す。この測定結果から、本発明による実施例3を使用した本発明による配合物1bは、先行技術による比較配合物V2bと比較すると、すべての適用性において優れていることが明らかである。
これに基づき、本発明による配合物1bの結果は非常に優れていると言える。
この測定値から、配合物1b中の本発明による実施例3により、配合物V2b中の比較例2よりも皮膚状態が改善されることが明らかである。
さらに、この測定値から、シリコーン化合物を含まない対照配合物0bが配合物1bおよびV2bの測定値よりも劣っていることが分かる。
AT1b)手洗い試験によるスキンコンディショニング(スキンケア効果)試験:
水性界面活性配合物において本発明による実施例3のスキンコンディショニング(スキンケア効果)および泡の性質を評価するために、官能性手洗い試験を実施して、先行技術に従う比較例2と比較した。今回は、本発明による実施例3の効果がより高いことを試験するために、比較例よりも使用濃度を低くして行った。
使用した製品は、それぞれ標準化された界面活性剤配合物(表3)で試験した。
使用した対照配合物0cは有機変性シロキサンを添加していない配合物である。
Figure 2013544856
官能性試験結果を表4にまとめる。
Figure 2013544856
表4に手洗い試験結果を示す。この測定結果から、本発明による実施例3を使用した本発明による配合物1cは、先行技術による配合物V2cと比較すると、すべての適用性に関し優れているかまたは同等であることが明らかである。
この結果から、本発明による化合物4の効果が比較化合物2よりも高いことがわかる。これは、本発明による実施例3の持続性が比較例2よりも高いことを示している。
AT2a)官能性試験を用いたヘアコンディショニング試験:
ヘアコンディショニングの適用に関する評価を行うために、本発明による実施例4および比較例1を単純な化粧料配合物(シャンプーおよびヘアリンス)に使用した。
シャンプーに使用した際の適用性を以下の配合物で試験した。
Figure 2013544856
シャンプー配合物の特性を評価するために、試験過程ではリンスによる後処理を行わなかった。
ヘアリンスに使用した際の適用性を以下の配合物で試験した。
Figure 2013544856
ヘアリンスの特性を試験する場合は、毛髪をコンディショナーを含まないシャンプーで予め処理しておく。
適用に関する評価を行うために、官能性試験に使用される毛束を標準化された方法でパーマネントウェーブ処理および脱色処理することによって予め損傷を与えておく。このために、慣用の整髪用製品を使用する。試験過程、使用する基本材料および評価基準については独国出願公開第10327871号明細書に詳述されている。
コンディショニング用試料を用いた、予め損傷させた毛束の標準化された処理:
上述したように予め損傷させておいた毛束を、上述のシャンプーまたは上述のコンディショニングリンスを用いて次に示すように処理する:
毛束を流温水で湿らせる。余分な水分を手で優しく絞り、シャンプーを適用して毛髪に優しく浸透させる(1ml/毛束(2g))。1分後、毛髪を1分間濯ぐ。
適切であれば、後でリンスを直接適用し、毛髪に優しく浸透させる(1ml/毛束(2g))。1分後、毛髪を1分間濯ぐ。
官能性評価を行う前に、毛髪を湿度50%、25℃で少なくとも12時間風乾させる。
評価基準:
1〜5段階で与えられる等級に従い官能性評価を行った。1が最も悪く、5が最も優れている。各試験基準ごとに個々の評価が与えられる。
試験基準は:湿潤時の櫛通り性、湿潤時の感触、乾燥時の櫛通り性、乾燥時の感触、外観/ツヤである。
以下の表に、本発明による配合物1d、比較配合物V2dおよび対照配合物0d(試験物質を含まない偽薬)を用いて上述したように処理した毛束の官能性評価の結果を比較する。
Figure 2013544856
驚くべきことに、この結果から、本発明による実施例5を含む本発明による配合物1dは、先行技術による比較例1を含む比較配合物V2dよりもはるかに評点が高いことがわかる。本発明による配合物はいずれもツヤ特性の評点の高さが特に顕著である。
Figure 2013544856
ヘアリンスの適用においても同様に、本発明による実施例4を含む本発明による配合物1eは、官能性評価における化粧料としての評点が非常に高い。これに関連して、比較例1を含む比較配合物V2eは既に非常に優れているが、本発明による実施例4を含有させることによってさらに特性が向上した。
AT2b)官能性試験によるヘアコンディショニング試験:
ヘアコンディショニングの適用に関する評価を行うために、本発明による実施例4および先行技術による比較例1を単純な化粧料配合物(シャンプーおよびヘアリンス)に使用した。今回は、本発明による実施例4の効果がより高いことを試験するために、比較例1よりも使用濃度を低くした。
2a)の記載と同様に実験を行った。
シャンプーに使用した際の適用性を以下の配合物で試験した。
Figure 2013544856
ヘアリンスに使用した際の適用性を以下の配合物で試験した。
Figure 2013544856
以下の表に、本発明による配合物1d、比較配合物V2dおよび対照配合物0d(試験物質を含まない偽薬)を用いて上述したように処理した毛束の官能性評価の結果を比較する。
Figure 2013544856
驚くべきことに、この結果から、それぞれの配合物に使用した実施例4は比較例1よりも20%減量したにも拘わらず、本発明による実施例4を含む本発明による配合物1fは、すべての適用性に関し、先行技術による比較配合物V2fよりも優れているかまたは同等であることが分かる。
この結果から、本発明による実施例4は比較例1よりも効果が高いことがわかる。これは、本発明による実施例4の持続性が比較例1よりも高いことを示している。
Figure 2013544856
ヘアリンスの適用においても、本発明による実施例4を含む本発明による配合物1gは、官能性評価における化粧料としての評点が非常に高い。これに関連して、各配合物における実施例4の使用量を比較例1よりも20%減量したにも拘わらず、本発明による実施例4を含む本発明による配合物1gは、比較例1を含む比較配合物V2gの既に非常に優れた特性を少なくとも同程度で達成するかまたはわずかに上回っていた。
この結果から、本発明による実施例4の効果が比較例1よりも高いことが分かる。これは、本発明による実施例4の持続性が比較例1よりも高いことを示している。
配合例:
以下の配合例から、側鎖アミノ官能性および少なくとも1種のさらなる側鎖官能基で規定の比で変性された式1に従うポリシロキサンを多くの化粧料配合物に使用することができる。
Figure 2013544856
Figure 2013544856
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Figure 2013544856
Figure 2013544856
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Figure 2013544856
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Figure 2013544856
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Figure 2013544856
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Claims (11)

  1. 一般式1:

    (式1)
    M=[R SiO1/2
    D=[R SiO2/2
    =[RSi(CHCHCHNHR)O2/2
    =[RSiR2/2
    =[RSiR2/2
    T=[RSiO3/2
    Q=[SiO4/2
    (式中、
    は、互いに独立に、同一であるかまたは異なる、1〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐の飽和もしくは不飽和の炭化水素基または6〜30個の炭素原子を有する芳香族炭化水素基、好ましくはメチルまたはフェニル、特にメチルであり;
    は、互いに独立に、Rと同一であるかまたはアルコキシ基もしくはヒドロキシ基、好ましくはR、特にメチルであり;
    は、互いに独立に、水素であるかまたは窒素原子で置換された炭化水素基、例えばアミノエチル基、特に水素であり;
    は、互いに独立に、同一であるかまたは異なる、8〜30個の炭素原子を有する直鎖または分岐の飽和またはオレフィン性不飽和炭化水素基、例えば、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、特にヘキサデシルおよびオクタデシルであり;
    は、互いに独立に、同一であるかまたは異なる、1〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐の飽和もしくは不飽和の極性ヒドロキシ置換アミド基および/または1〜30個の炭素原子を有するヒドロキシ置換カルバメート基および/または1〜30個の炭素原子を有するエトキシ化アミン基および/または1〜30個の炭素原子を有するグアニジン基もしくはアルキレニルグアニジン基であり、好ましくは、式1a〜1hの置換基の群:
    Figure 2013544856

    から選択され、
    は、水素、炭化水素基、アシル基、カルボキシレート基またはカルバメートもしくはカーボネート基、特に水素およびCH−C(O)であり;
    は、互いに独立に、同一であるかまたは異なる、直鎖または分岐の飽和または不飽和の2価の炭化水素基、好ましくは−(CH−であり、
    aは、2〜20、好ましくは2〜10、特に2であり、
    bは、10〜5000、好ましくは20〜2000、特に20〜1000であり、
    cは、1〜500、好ましくは1〜100、特に1〜30であり、
    dは、0〜500、好ましくは0〜100、特に0〜30であり、
    eは、0〜500、好ましくは1〜100、特に1〜30であり、
    fは、0〜20、好ましくは0〜10、特に0であり、
    gは、0〜20、好ましくは0〜10、特に0であり、
    hは、0〜20、好ましくは1〜10、特に1〜2である)
    の少なくとも1種のポリシロキサンまたはそのプロトン性反応体とのイオン性付加物Hの、化粧料、皮膚科用または医薬製剤におけるケア有効成分としての使用であって、
    但し、R基の少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%はRであり、かつ指数dおよびeの少なくとも一方は0ではなく、d=0である場合は、e≠0であり、e=0である場合は、d≠0であり、好ましくはc≧1、e≧1かつc>0.5×e、特にc≧1、e≧1かつc≧eである、使用。
  2. 式1の前記ポリシロキサンのRが、式1a〜1f、特に1eおよび1fから選択される少なくとも1種の置換基を含み、但し、式1の前記指数cが前記指数eを超えることを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 式1の前記ポリシロキサンのRおよびRが、互いに独立に、同一であっても異なっていてもよい、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、特にR=R=メチルであることを特徴とする、請求項1または2に記載の使用。
  4. 界面活性剤を含有する配合物、特に、界面活性剤を含有する水性配合物における、請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリシロキサンの使用。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリシロキサンの、コンディショナー、特に、皮膚および毛髪用コンディショナー、特に、毛髪から洗い流すかまたは洗い流さないヘアトリートメント組成物およびヘアアフタートリートメント組成物としての、使用。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の一般式1の少なくとも1種のポリシロキサンの、粒子の分散助剤としての、特に、化粧料、皮膚科または医薬製剤における使用。
  7. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の一般式1に従う少なくとも1種のポリシロキサンを含む、化粧料、皮膚科および/または医薬製剤。
  8. 一般式1の前記ポリシロキサンが、配合物全体を基準として、0.01〜20質量パーセント、好ましくは0.1〜8質量パーセント、特に好ましくは0.2〜4質量パーセント、その中でも特に好ましくは0.2〜0.9、特に0.5質量パーセントまでの濃度で存在することを特徴とする、請求項7に記載の製剤。
  9. 請求項7または8に記載の化粧用スキンケアまたはヘアケア配合物。
  10. さらなる成分として、少なくとも1種の1級界面活性剤と、アルキルベタインまたはアルキルオリゴグルコシドまたはモノ−および/もしくはスルホコハク酸ジアルキルエステルまたはアルキルアミドベタインまたは脂肪酸サルコシネートの群からの少なくとも1種のさらなる界面活性剤とを含むことを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載のシャンプー。
  11. 少なくとも1種の4級化またはアミン性またはイミダゾリウム基含有有機化合物を含むことを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載のコンディショナー。
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