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JP2013529941A - 一体型超音波送受信器を有する飲料マシン - Google Patents

一体型超音波送受信器を有する飲料マシン Download PDF

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JP2013529941A
JP2013529941A JP2013506581A JP2013506581A JP2013529941A JP 2013529941 A JP2013529941 A JP 2013529941A JP 2013506581 A JP2013506581 A JP 2013506581A JP 2013506581 A JP2013506581 A JP 2013506581A JP 2013529941 A JP2013529941 A JP 2013529941A
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ultrasonic
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JP2013506581A
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ラファエル ベルンハルトシュグレッター,
ラルフ カグラー,
ヤン エパルス,
ハンスペーター プライシュ,
ヴィンセント マーティン,
Original Assignee
ネステク ソシエテ アノニム
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Abstract

本発明は、飲料を調製するための液体を保持するタンク(2)と、タンクを接続できるディスペンサ(7)とを備える飲料マシン(1)を開示し、タンク(2)は弁(8)を備え、ディスペンサは、ディスペンサ上のタンクに接続した弁を受容する開口(9)を備え、少なくとも1つの超音波送受信器(3)がディスペンサ(7)又はタンク(2)の中に配置され、送受信器から液面(5)までの距離(d)を決定するために、超音波送受信器が、液体中で超音波(4a、4b)を発信及び受信するように設計され、ディスペンサは、経時的に変化する距離(d)、及び結果としてタンクから流出する液体の量(V)を決定するように構成された、超音波送受信器(3)に接続される制御ユニット(6)をさらに備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一体型超音波送受信器を有する飲料マシンを開示する。特に、この超音波送受信器を用いることによって、飲料マシンのタンク内の液面、及び/又はタンクから流出する液体の量を正確に決定することができる。
暖かい又は冷たい飲料を調製するマシンは一般に、水又はミルクなど液体が入れられたタンクを備える。このタンクは、飲料マシンのディスペンサに一般に取外し可能に接続することができ、飲料マシンは動作時に、タンクからの液体を使用して飲料を調製する。各飲料は通常、飲料原材料と混合されるべきある一定量の液体を必要とする。液体の量の決定が正確であればあるほど、飲料の品質が良くなる。さらに、タンクは通常、最大量の液体だけを保持すると想定される。加えて、飲料を調製するには、ある最少量の液体が必要とされる。この最少量の液体が存在しない場合には、液体供給が途絶することになる可能性があり、途絶すると調製される飲料に悪影響が及ぶことがある。例えば、タンクから流れ出る残留量の液体に気泡が閉じ込められることがあり、このため、タンクが飲料調製サイクル中に補充されても、飲料の精度に影響が及ぶことがある。したがって、タンク内の液面と、飲料の調製のためにタンクからマシンの中にポンプ注入される液体の量との両方を正確に測定することが望まれる。また、飲料の調製が不正確又は非効率的にならないように、飲料調製サイクル中にタンクからマシンに入る液体の中断、及び/又は異常な流量変化を防止することも望まれる。
最新の飲料マシンは、大抵、少なくともタンク上の標識又は印を用いてタンク内の液面を決定することができるようになっている。例えば、最少液面及び最大液面が一般に表示され、1つ又は2つの飲料を調製するのに必要な液面が場合により表示される。より高性能の飲料マシンは、タンク内の液面の状態を表示する表示器に接続された補充液面センサを備える。このようなセンサは、例えば浮きであり、液面の最上部に浮かんでその位置を決定できるように、液体よりも小さい密度を有する。環境すなわち液体の、タンク内の液面によって決まる静電容量を測定する電極もまた通常使用される。液面を決定するには、液体によって生じる圧力を検出する他のセンサを使用することもできる。
飲料マシンのタンクに流れ込む、又はタンクから流出する液体の量は一般に、例えば回転羽根など流量計によって測定される。この回転羽根は、流れる液体によって回転し、例えば1秒当たりの回転数に基づいて、流れる液体の量すなわち流量が決定される。
別々のセンサ又は測定デバイスが、それぞれ液面、及び液体の量、又はタンクから出る液体の流量を測定するために最新の飲料マシンに一般に使用されることだけでなく、さらなる不都合が存在する。
タンク上の標識又は印は、液面を表示するだけで、粗い推定値しか与えず、また液体が動く影響を非常に受けやすい。この標識又は印は、タンクから流出する液体の量についての適切な表示は何も与えない。加えて、タンクは一般に飲料マシンの後方に配置されるので、ユーザが液面を読み取るのは直接的ではなく、また簡単ではない。浮きもまた不正確であり、閉塞及び損傷に分別があり、マシンを清浄にしにくくする。上述の静電容量センサ、又は圧力センサなど他のセンサは、液体の中に、すなわちタンクの内側又はタンク下部で液体に接触して設置する必要がある。これにより、飲料マシンは清浄にすることがよりいっそう困難になり、また測定デバイスの信頼性に悪影響が及ぶ。さらに、上記のセンサでは限定された精度の量しか得られない。
流量測定用の回転羽根もまた、液体中に直接設置されなければならない。回転羽根はあまり正確ではなく、非常に壊れやすく、また破損しやすい。さらに、回転羽根は、予期しない何かの固体部が液体と一緒に流れた場合に妨げられる可能性がある。
国際公開第2009/060192A2号パンフレットは、電力による液体加熱容器及びその電子制御を開示している。この加熱容器は、貯蔵器及びコードレスの基部を備える。貯蔵器内の液面は、貯蔵器内で要素板に結合された超音波トランスデューサを用いて測定される。しかし、この発明は単に、容器から流出する又はポンプ排出される液体が全くない容器内の液面の制御にしか関連していない。
上述の不都合を考慮して、本発明は、最新技術を改善することを目的とする。特に、マシン内の調整粉乳(例えば、粉末又は濃縮液として)の一人前と混合する水の分量を正確に計量するためなど、タンク内の液面、及びタンクから流出する又はポンプ排出される液体の量を制御するための正確な測定システムを有する飲料マシンが望まれる。加えて、測定システムは、低廉な製造コストで良好な精度を実現しなければならない。飲料マシンは、良好な長期信頼性を有し、容易に清浄にできなければならない。飲料マシンのタンクとディスペンサの間には簡単な接続性が望まれる。
上述の問題は、一体型超音波送受信器を有する飲料マシンを用いて本発明によって解決される。
第1の実施形態では、本発明は、飲料を調製するための液体を保持するタンクと、タンクが接続可能であるディスペンサとを備える飲料マシンを開示し、
タンクは出口弁を備え、
ディスペンサは、ディスペンサ上のタンクに流体的に接続した出口弁を受容する開口を備え、
少なくとも1つの超音波送受信器がディスペンサ及び/又はタンクの中に配置され、
送受信器から液面までの距離を決定するために、超音波送受信器が、液体中で超音波を発信及び受信するように設計され、
ディスペンサは、超音波送受信器に接続される制御ユニットをさらに備え、このユニットは、経時的に変化する距離、及び結果としてタンクから流出する液体の量を決定するように構成される。
超音波送受信器は、タンク内の液面を高精度で測定するための容易に実施可能なデバイスを実現する。さらに、この超音波送受信器を用いると、測定される液面の経時的な変化に対処する制御ユニットによって、水量を決定することができる。
好ましくは、タンクの輪郭(profile)が制御ユニットに記憶され、この制御ユニットは、タンクから流出する又はポンプ排出される液体の量を前記輪郭、及び経時的に変化する距離に基づいて決定するように構成される。このために、制御ユニットは、タンクの輪郭が記憶されるメモリを備える。記憶されるタンクの輪郭は、タンク内の液面の表面積を液面の最大表面積から最少表面積まで、タンクの長さ(例えば、深さ)に沿って積分することによって決定される。制御ユニットは、飲料の液量を、それが量の設定点に達したか、又は閾値を横切った後に液体の流れを遮断することによって制御するように構成される。液体の流れを遮断することは、ディスペンサ内のポンプをオフに切り替える、及び/又は出口弁を能動的に閉じる制御ユニットによって一般に得ることができる。
このようなシステムにより、液面と、タンクから分配される液体の量との両方を正確に決定することができる。
制御ユニットは、時間単位でタンクから流出する又はポンプ排出される液体量の変動を計算することによって、タンクから流出する、又はタンクからポンプ排出される液体の流量を決定するように任意選択で構成することができる。
さらに、単一の超音波送受信器が必要なだけである。制御ユニットはまた、超音波送受信器、及び超音波送受信器に埋め込まれたメモリに一体化することもできる。液面と、送出される液体の量との両方を、回転羽根などの複雑で壊れやすい流量計を実装することなく、非常に高精度に決定することができる。
流量計の機能を得るために、量の変動を時間の関数として、例えば数ミリ秒程度の非常に小さい時間間隔内で制御することによって、また例えば、決定された量が設定量に達したときにポンプを停止することによって、正確な量が決定される。
液体は、タンクからディスペンサへ重力だけで(ディスペンサ内でポンプを使用しないで)流出できることに留意されたい。これは、低い液体の圧力で十分な場合にそうなりうる。このような場合、液体の流れを制御するための能動的な弁を有することが好ましく、このような弁は制御ユニットの制御のもとにあり、タンク及び/又はディスペンサに設置される。
好ましくは、飲料マシンは、距離が所定の閾レベルを横切ったか(すなわち、越えたか、又は達していないか)どうかを表示する警告信号ユニットをさらに備える。したがって、ユーザは、例えば1つ又は複数の飲料を調製するのに十分な液体がタンク内にあるかどうか、或いは限界の最少又は最大液量に達したかどうかが正確に分かる。信号ユニットは発光ユニットを備えることができ、この発光ユニットは、ユーザが容易に確認可能な飲料マシンの前面に配置することができる。警告信号ユニットは、発光ユニット、音を発するユニット、又はこれらの組合せとすることができる。
警告信号ユニットと併せて、又は別法として、距離が所定の閾レベルを横切ったときにディスペンサへの液体の流れを遮断する手段が設けられる。このような流れ遮断手段は、ディスペンサ内のポンプをオフに切り替えるプログラムとして制御ユニット内に組み込むことができる。
警告信号ユニットはまた、流量に誤りが検出されたとき(すなわち、各時間間隔における量の変動)に表示するように構成することもできる。例えば、設定量に達する前に流量が異常に低下又は止まった場合、警告信号ユニットが作動される。例えば、警告信号は、巡回路内の重大な石灰石堆積などが理由の、流体巡回路内の流れ制約状態を表示し、それによって、石灰石除去プログラムの導入又は実行を要求することができる。併せて、及び/又は別法として、飲料マシンを損傷すること、及び/又は飲料を不適切に調製することを回避するために、流れ供給は、ディスペンサのポンプをオフに切り替えるなど、流れ遮断手段によって遮断することができる。
警告信号ユニットはまた、飲料調製の終わりに液体の量が飲料の量の設定点に達したときに知らせるように構成することもできる。それ自体は知られているように、それぞれ異なる飲料の量(例えば、30、50、70、120、220ml)に対するいくつかの設定点が制御ユニットのメモリに記憶される。
第1のモードでは、超音波送受信器は、出口弁の下のディスペンサの開口内に配置される。この開口の位置は、タンクがディスペンサ上の適所にあるときの弁の位置と一致する。弁は、開いて超音波送受信器がタンク内の液体の中に超音波を発信及び受信できるように設計されている。特に、弁は、タンクがディスペンサに挿入される結果、ディスペンサの抑え手段によって横に押されるように構成される。例えば、弁をディスペンサの開口内の傾斜面によって押すことができる。弁の後部もまた、ディスペンサの傾斜面によって係合されたときに適正な側面位置を取るように傾斜させることができる。ディスペンサ内の超音波送受信器の位置により、タンクは容易に取外し、補充し、又は清浄にすることができる。液体と送受信器の間の直接接触が必ずしも必要とされないので、飲料マシンはより長い寿命を呈することができる。
ディスペンサ内に超音波送受信器を配置することによって、例えばプラスチック又は他の適した材料でできている、簡単なタンクを使用することができる。タンクは、いかなる電気コネクタも必要とせず、ディスペンサから取り外された場合に、超音波送受信器は移動されない。このような構成により、タンクは、清浄にするのが非常に簡単になる。ディスペンサの開口と重なり合い、タンクがディスペンサと接続されると開く前記弁をタンクに備えることによって、液面測定をより高精度に実施することができる。その理由は、発信された超音波が、タンク底部壁又は閉じた弁によって、或いは不要な反射、したがって測定の悪化を生じさせうる何か他の阻止要素によって阻止されないからである。さらに、開いた弁により、飲料マシンは、飲料を調製するためにタンクから液体をポンプ排出することが可能になる。好ましくは、ディスペンサは、超音波送受信器が中に配置される空洞を備える。空洞は、ディスペンサの他の部分から分離され、タンクとディスペンサが接続されると、空洞の最上部の外面がタンク内の液体と直接接触し、超音波を液体の中に直接発信する。
超音波送受信器を空洞内に配置することによって、この構成要素はディスペンサ内の液体から分離される。したがって、飲料マシンが飲料を調製する場合、したがってタンクからディスペンサを通して液体をポンプ排出する場合、超音波送受信器は液体から保護される。これにより、送受信器の寿命が伸び、送受信器の必要な清浄化の頻度が少なくなる。さらに、液体の流路が阻止されない。空洞の最上部を通して超音波が発信される。この最上部の外面がタンク内の液体と直接接触しているので、弁が開いた後、中間にある空気層、又は超音波の経路を阻止する他の材料からの不要な反射が発生せず、したがって、液面及び/又は流量の測定の信頼性及び精度がより高くなる。
好ましくは、超音波送受信器は、空洞の最上部壁の内面と直接接触する。すなわち、超音波送受信器と空洞の最上部の内面との間に空気層、又は他の材料の層が存在しない。したがって、超音波は、送受信器から空洞の最上部の中に最も効率的に結合することができ、またその最上部からタンク内の液体の中に最も効率的に結合することができる。その理由は、タンク内の液体が空洞の最上部の外面と直接接触しているからである。液面での反射以外の、例えば送受信器と空洞最上部の間にある空気層によって生じる不要な反射が回避され、測定信号を最適化することができる。
好ましくは、空洞の最上部は開口の幅ほど広い。これにより、超音波と液体の間に良好な結合が得られる。
本発明の第2のモードでは、超音波送受信器はタンクの底部壁の上、又は底部壁に接続される。送受信器は、好ましくは底部壁上の出口弁から横方向に離れている。「横方向に離れている」という言葉は、ここではタンク内の液体表面に平行な方向における2点間の隔たりを指す。送受信器は、底部壁の空洞内に配置することができ、この底部壁は、タンク内の液体から分離されているが、タンクの最上部の方への超音波に対しては十分に透過性である。この送受信器は、タンクがディスペンサに液体連通で挿入された結果として、ディスペンサに電気的にプラグ接続されることになるように構成された無線コネクタを有する。送受信器は、ディスペンサの開口に係合される弁から軸方向に離れていることが好ましい。
好ましくは、空洞は、タンクの底部壁の一体化部分として形成することができる。空洞は、タンクの内側に向かって延び、このような場合、空洞は、(例えば、プラスチックの)密封最上部壁で不浸透性に閉じられなければならない。空洞はまた、タンクの外側に向かって延び、好ましくは後蓋で不浸透性に閉じることもできる。空洞はまた、(例えば、プラスチックの)ケースで形成することもでき、このケースは、タンクの壁から分離しており、溶接又は接着剤などによってタンクと接続される。すべての場合で、空洞は、ディスペンサ上へのタンクの挿入時にディスペンサとの無線接続を可能にするために、送受信器の電気コネクタがタンクから外側に突出できるように、(第1のモードのタンクの底部壁などの)送受信器の後方接点側と接触する壁又は蓋に小さな開口をさらに備える。コネクタは、それ自体は知られているように、ばねバイアスすることができる。
超音波送受信器は、電気接点(例えば、ピン及びリベット)などの無線接続手段によって、又は電磁コイルなどの無接点接続手段によってディスペンサに電気的に接続することができる。
このモードでは、ディスペンサ上のタンクの存在を検出するのに送受信器の電気的接続を使用することができる。このような存在は、飲料装置の制御ユニットによって電圧若しくは電流、又は他の適切な電気的検出を介して検出することができる。このような手段によるタンクの検出は、装置上の発光信号手段(例えば、LED)と結び付けることができる。
もちろん、送受信器の主要な発信手段及び受信手段はまた、タンク及びディスペンサ内に分散させることもできる。例えば、超音波送信機はタンクの一部とすることができ、超音波受信器は、出口開口内などに設置されたディスペンサの一部であり、或いはその逆である。
一般に(すなわち、すべてのモードで)、制御ユニットは、受信超音波に対応する受信信号を得るためのA/D変換を実施するようにさらに設計される。
好ましくは、超音波送受信器は、1.4MHzセンサである。
好ましくは、制御ユニットは、所与の固定電圧レベルの受信信号を分析するようにさらに設計され、それによって、受信信号の常に同一の周期スロープが分析のために使用され、分析は、超音波の信号周期の30°の位相で実施され、及び/又は1:2より大きくない超音波の信号振幅変動で実施されることが好ましい。
制御ユニットは、少なくとも8MHz、好ましくは少なくとも16MHzで動作するようにさらに設計されることが好ましい。
上述の電子設計実施により、液面及び/又は流量の測定の分解能を改善することができる。
好ましくは、制御ユニットは、約0.5秒間の距離の測定値を平均するようにさらに設計される。
測定値を平均することによって、動乱水面により生じる液面の高さのずれを防止することができる。測定値の可能な最良の結果を得るには、液面は可能な限り平静でなければならない。
好ましくは、超音波送受信器は、短電圧パルスによって周期的に刺激されて超音波を発信するように構成された圧電素子を備える。
一態様では、本発明は、タンクと、タンクを接続できるディスペンサとの間の弁アセンブリに関する。この弁アセンブリはタンクの底部に弁を備え、タンクとディスペンサが接続された場合、弁の位置がディスペンサの最上部の開口の位置と一致し、少なくとも1つの超音波送受信器が、タンク底部から液面までの距離を決定するためにディスペンサ内に配置され、弁を通してタンク内の液体の中及び外へ超音波を発信及び受信するように設計される。
本発明の弁アセンブリにより、タンクを容易に取り外し清浄にすることができるようにディスペンサ内に超音波送受信器を配置することが可能になる。さらに、弁は、開かれた場合に発信超音波を遮らないので、液体の中への超音波のより良好な結合が実現され、したがって、液面及び/又は流量の測定値はより信頼できる。
本発明の別の態様は、飲料マシンのタンク内の液面を監視する方法を開示する。この方法は、タンクを飲料マシンのディスペンサに接続し、それによってタンクの弁を開くステップと、弁を通してタンク内の液体の中に超音波を発信するステップと、液面で反射された超音波を開口を通して受信するステップと、その結果として、超音波に基づいてタンク底部から液面までの距離、及びタンクから流出する又はポンプ排出される液体の量を決定するステップとを含む。
超音波送受信器を用いて飲料マシンのタンク内の液面を測定することによって、非常に正確で迅速な方法が得られる。その理由は、超音波が液体と空気の間の界面で直接反射されるからである。超音波送受信器をディスペンサの中に組み込むことによって、飲料マシンのタンクは、補充又は清浄化のために取外し可能なままであり、ディスペンサとタンクの間の接続性は簡単なままである。
本発明はまた、飲料を調製するための液体を保持するタンクと、タンクを流体的に接続できるディスペンサとを備える飲料マシンに関し、
タンクはその底部に出口弁を備え、
ディスペンサは、その最上部に出口弁と流体的に接続するための開口を備え、
少なくとも1つの超音波送受信器が、タンク底部から液面までの距離と、任意選択でタンクから流出する又はポンプ排出される液体の量とを決定するために、ディスペンサ及び/又はタンク内に配置されて、出口弁を通してタンク内の液体の中及び外へ超音波を発信及び受信する。
別の発明は、飲料ディスペンサの座部に挿入されるようになっている底部分を備える飲料マシンの水タンクに関し、この底部分は、出口弁アセンブリなどの水出口がある底部壁を備え、この底部分は、弁アセンブリよりも長くなるように構成された、且つ水出口が平坦面に接触することなく水タンクを平坦面の上に維持するように構成された支持手段を備える。このような水タンクの構成により、水タンクが台所テーブルなどの平坦面の上に置かれたときに、弁アセンブリが決してその平坦面と接触しないので、衛生の問題が解決する。
本発明は、参照することによって本明細書に組み込まれる添付の特許請求の範囲によってさらに定義される。
本発明は、添付の図を参照して以下でより詳細に説明される。
第1のモードによる本発明の飲料マシンのタンク、ディスペンサ、及び超音波送受信器の概略図である。 第1のモードによる本発明の飲料マシンのディスペンサ及び超音波送受信器を示す図である。 タンクとディスペンサが接続されたときの本発明の飲料マシンの弁アセンブリを示すより広範で詳細な図である。 弁が閉じられているときと、弁が開いているときの本発明の飲料マシンの弁アセンブリを比較する図である。 本発明の測定信号を示す図である。 本発明の超音波送受信器を刺激するのに用いる単接合トランジスタを示す図である。 本発明による方法を実施することによって得られる信号を示す図である。 本発明の方法によって得られる信号を評価するために使用される簡単なシュミットトリガ回路を示す図である。 本発明の第2のモードのディスペンサ及びタンクを示す図である。 第2のモードの水タンクを示す図である。
図1は、本発明の飲料マシンのタンク2及びディスペンサ7を示す。タンク2は、暖かい又は冷たい飲料を調製するために飲料マシンで使用される液体(陰をつけた領域で示す)を保持する。好ましいが限定的ではない例として、マシンは、調整粉乳などの栄養液を調製するように設計される。図を分かりやすくするために、ポンプ、ヒータ及び煎じ(又は希釈)ユニットなどのよく知られている飲料マシンの諸部分は表されていない。一般に、タンク内の液体は水である。しかし、本発明は水を保持するタンクに限定されず、このタンクはミルクなどの異なる液体を保持することもできる。例えば、液体は次に、包装容器(例えば、分割された密封容器又は小袋)に入れられた調整粉乳粉末又は液体濃縮物などの原材料の一人前と混合することができる。
タンク内の液体と空気の間の界面は液面5である。タンクの底から液面5までの距離は、タンクの右側の両方向矢印で示され、dで表示されている。超音波送受信器3は、以下でより詳細に説明するように、タンク2下方のディスペンサ7の中に置かれている。タンク2は、好ましくはプラスチックで作られる。その理由は、プラスチックは製造するのに安価で重量が軽いからである。さらに、タンク2は清浄にするのが簡単であり、食器洗い機で清浄になるように設計することさえできる。しかし、タンク2はまた、液体を入れることができる材料で、すなわち送受信器3がタンク2の外側に配置される場合に、送受信器3から中に結合される超音波を発信できる他の材料で作ることもできる。タンク2の形は、下部が長方形であり上部が球状であるとして示されているが、タンク2は、飲料マシン1と合致する任意の形を呈することができる。
超音波送受信器3は、超音波4aを発信することができ、また超音波4bを受信することができる。発信された超音波4aは、以下でより詳細に説明するように、液体の中に結合し、液面5で液体と空気の間の界面に達するまで液体中を伝搬する。この界面5で、超音波4aは反射され、反射波4bは、ある一定の時間後に超音波送受信器3で受信される。超音波送受信器3は、発信された超音波4aが戻るのに要したこの時間を測定するが、液体中の超音波4a、4bの速度が分かっているので、超音波送受信器は、超音波4a、4bの発信から受信までの検出時間差に基づいて、タンク2の底部から液面5までの距離dを決定することができる。この時間差及び/又は距離dは次に、超音波送受信器3によって、送受信器3に電気的に接続されている制御ユニット6へ送出される。制御ユニット6はまた、超音波送受信器3と一体化することもできる。制御ユニット6は、例えば異なる液体中の超音波の各伝搬速度である、関連情報が記憶される記憶デバイスをさらに備えることもできる。さらに、タンクの輪郭を制御ユニット6に記憶することもできる。このような輪郭は、例えばタンクの正確なトポグラフィを描写し、或いは、タンク2内の液体の量を液面5と曖昧さなく関係付ける類似の情報になる。タンク2の輪郭が単純に設計されればされるほど、流量をより簡単により正確に決定することができる。理想的にはタンク2は、立方体、平行六面体、円筒など、容積の変化(増加/減少)が距離dと直線的な関係がある内部容積を有して設計される。
超音波送受信器3及び制御ユニットには、ディスペンサ7を介して電力が供給される。ディスペンサ7は、何らかの電圧源へのケーブル接続部を有することができ、或いは誘導結合を介して電圧を受け取ることができる。同様に、送受信器3及び制御ユニット6まで電力を供給するために、コネクタをディスペンサ7の内部で固定配線することができ、或いは電力の誘導結合を行うことができる。ディスペンサ7はまた、外部電源により再充電できる電池を備えることもできる。超音波送受信器3及び/又は制御ユニット6は、個別の電源スイッチを有することができ、これらのスイッチは、例えば飲料マシンの筐体上に設けることができる。したがって、測定が不要のときは、飲料マシンが飲料を調製するために電力を消費しているときでも、各構成要素が電源から切り離されて待機電流が節減される。
タンク2から出る量又は流量を決定するために、特に、液体巡回路(図示せず)内でディスペンサのポンプで吸引されたときにディスペンサに向かってタンクを出る量を決定するために、超音波送受信器3は、上で説明した距離dについての複数の測定を実施する。これらの測定は連続的又は離散的に実施することができる。各測定で新たな距離dが送受信器で決定され、制御ユニット6へ送信される。2つの測定が互いに速く追えば追うほど、分配量又は流量をより高精度に決定することができる。後に続く測定の間中、超音波送受信器は、連続して超音波を発信及び受信することができる。或いは、送受信器3は超音波を所与の期間だけ発信及び受信し、そのため消費する電力が少ない。制御ユニット6に記憶されている、且つタンク2内の液体の量を液面5と関係付けるタンクの輪郭に基づいて、制御ユニット6は、距離dの変化を経時的に、又は各個別の測定ステップによりそれぞれ監視し、流量を決定することができる。例えば、制御ユニット6で、何デシリットルの液体が液面5のある特定の変化に相当するか、液面5が下がっているか上がっているかが分かれば、制御ユニット6は分配量又は流量を決定することができる。
分配量(又は流量)の測定値、すなわち距離dの最良の分解能を得るために、超音波送受信器3は、タンク2の幅に対して中心に置かれる。したがって、超音波4a及び4bもまた、主にタンク2の中心で伝搬し、液体と空気の界面5で反射する。飲料マシン1が動くことによって動乱した液体表面が生じても、タンク2の中心では液面5が安定である可能性が高い。一般にタンク2の縁部では、このような動乱が液面5の上昇又は低下をより激しくする。
超音波送受信器3を配置するための好ましい解決策が図1に示されている。飲料マシン1は、ディスペンサ7を備え、このディスペンサは、飲料マシン1が飲料を調製するように動作している場合、液体をタンク2からポンプ排出する。タンク2上の三角形突起部13a、及びディスペンサ7上の対応する三角形凹部13bで示されるように、ディスペンサ7とタンク2は、取外し可能に接続することができる。三角形の突起部/凹部は、ディスペンサ上でのタンクの相補的取付けを一定の形にして、後で説明するように、タンクとディスペンサの間の適正な流体的接続を確保する。しかし、このような相補的取付けは、多くの異なる設計及び/又は構造によって得ることができる。飲料マシンが動作するには、タンク2はディスペンサ7に接続されなければならず、タンク2を補充する、又はタンク2を清浄にするには、タンク2をディスペンサ7から外すことができなければならない。タンク2は、接続された状態でディスペンサ7の上に立っていることが好ましい。超音波送受信器3は、好ましくはディスペンサ7の中に配置される。したがって、補充又は清浄化のためにタンク2がディスペンサ7から取り外されるとき、送受信器3は取り外される必要がない。したがって、タンク2は、電子構成要素又は電気コネクタがない、非常に簡単なタンクにすることができる。さらに、タンク2は、清浄にするのが非常に簡単であり、また非常に軽い。タンク2がディスペンサ7に接続されると、超音波送受信器3はタンクの底部の直下に位置し、好ましくはタンクの幅に対して中心に置かれる。
タンク2はさらに、その底部に出口弁8を備える。ディスペンサ7は、その最上部に対応する開口9を備え、タンク2とディスペンサ7が接続された場合、弁8の位置と開口9の位置はちょうど重なり合い、その結果、飲料マシン1が動作するとき、液体がタンク2からディスペンサ7に流れ込むことができるようになる。さらに、自動機構を使用することによって、タンク2が接続のためにディスペンサ7の上に置かれると弁8が開く。例えば、図3に示されるように、弁8がディスペンサ7の傾斜板12によって横に押される機構を使用することができる。傾斜板12は、圧力を受けて弁8を傾け、弁8は、例えば回転可能又は摺動可能であり、開口9が露出される。図3で、弁8は、それが横に押されると弁の底部が空き、ディスペンサ7の開口9を通して飲料マシン1の中に液体をポンプ注入できるように構築される。ばね14を使用して、タンク2がこのディスペンサ7から取り外された後、液体がタンクから漏れ出ないように弁8を自動的に閉じさせることができる。このばねは、弁8の底部分に対し傾斜板12と反対の方向に力を作用させ、それによって弁が傾き元の位置に戻って開口9が閉じる。
図1及び図3で分かるように、弁8が横に(且つ上向きに)押されてその座部15から離れると、液体の中への発信超音波4aの経路は阻止されなくなる。したがって、超音波4aは液体の中に直接結合され、液面5の液体−空気界面だけで反射される。阻止された経路では信号強度が低減され、不正確な測定結果をもたらす不要な反射の危険性が生じる。
図2で概略的に示され、図3でより詳細に示されるように、一体型又は別々の部品とすることができる超音波送受信器3及び制御ユニット6は、ディスペンサ7の例えば空洞10の中に配置される。空洞10は、タンク2からディスペンサ7にポンプ注入された液体が空洞10に入らないように、ディスペンサの残りの部分から分離される。それによって、超音波送受信器3及び制御ユニット6は、液体と直接接触することが防止される。
例えば、空洞10はホース継ぎ手16の外側に設けられ、ホース継ぎ手16は、座部18及び接続手段(図示せず)を介してディスペンサ基部17に流体密封にして接続される。ホース継ぎ手は、液体が過度に妨害されることなく、したがって過度の圧力低下を引き起こすことなく弁から出ることができるように、例えば、空洞10及び弁を取り囲む環状チャンバ19を形成することができる。ホース継ぎ手はさらに、グランド45によって流体ライン(図示せず)に接続することができる。こうして液体の流れは、半径方向に(流れF)、又は結合部の構成に応じて他の適切な方向に向けることができる。
これにより、これら電子構成要素の信頼性及び寿命が増加する。さらに、平坦で一様な表面しかないので、システムの残りの部分は清浄にするのが非常に簡単になる。超音波送受信器3は、理想的には空洞10の最上部壁10aの内面に取り付けられる。超音波送受信器3は、空洞10の最上部壁10aの内面と送受信器表面の間に空気、又は他の残留物若しくは材料がないように取り付けなければならない。空洞10は、例えばプラスチックで作ることができ、送受信器3は、加硫などの処理によって空洞10の最上部壁10aの内面に取り付けることができる。送受信器3はまた、最上部壁10aの一部、又は空洞10の最上部壁10aの内側とすることもできる。超音波4aと干渉しない特殊な接着剤が使用される場合、送受信器3はまた、空洞10の最上部壁10aの内面に接着及び/又は圧入することもできる。
ディスペンサ7とタンク2が接続された状態で弁8が開いた場合、液体がディスペンサ7に入り、空洞10の最上部壁10aの外面と直接接触する。すべての空気が液体によって押しやられる。超音波送受信器3が動作すると、超音波4aは空洞の最上部壁10aと結合され、最上部壁の外面からタンク2の液体の中に直接発信される。このような弁アセンブリでは、空洞10と液体の間に空気層がないので、液体の中への波4aの結合が最適化される。空洞表面10aの材料は、超音波送受信器3から発信される超音波4aが信号損失なしで、又はほんのわずかの信号損失で液体の中に発信されるように選択されなければならない。プラスチック又は類似の合成材料は、好適な材料選択の代表例である。
図4に、説明された動作に関する弁アセンブリの概観が示されている。図4の左側で、タンク2及びディスペンサ7は分離された状態で示されており、弁8は、タンク底部の弁の座部15に対し、例えばばね14によって弁の液体密封閉鎖位置に押し込まれる。もちろん、弁8を同様にその閉鎖位置に押し込み、又は動かして戻す他の機構を使用することもできる。図4の右側では、タンク2がディスペンサ7の上に設置されている状態が示されている。ディスペンサ7の開口9と弁8は重なり合い、傾斜板12により弁8が横向きに(且つ上向きに)押され、それによって液体のための、また、超音波送受信器3又は空洞10の最上部壁10aそれぞれによって発信される超音波4aのための経路が開く。弁8は、弁の変位によって作り出された通路が、開口9に入る液体の流れを著しく妨げないようにするのに十分なように、高い方の板の側に偏った側面41がある非対称形設計を有することが好ましい。超音波4aは液体中を液面5まで伝搬し、波4bとして反射され、超音波送受信器3で再び受信される。次に、液面5までの距離dの決定が上述のように行われる。
超音波と液体の間の良好な結合を確保するには、超音波送受信器3が装着される空洞10の最上部壁10aは、可能な限り大きくなければならない。理想的には、空洞10の表面10aは、ディスペンサ7の開口9の幅と同じほど広い。しかし、こうすることはディスペンサ7内部で必要な液体経路により、不可能なことがある。
飲料マシン1は、制御ユニット6及び/又は超音波送受信器3に電気的に接続される警報信号ユニット11をさらに備えることができる。警報信号ユニット11は、例えば発光ダイオード(LED)で作ることができ、この発光ダイオードは、距離dが所定の閾レベルを超えたとき、又はそれに達しないときに、例えば点滅する信号を与える。このような所定の閾レベルで、例えばタンク2内の液体の分量が、1つの飲料及び/又は所与の数の複数の飲料を調製するのに十分ではないことを表示することができる。また、タンク2内の最少量又は最大量を表示することもできる。信号ユニット11は、ユーザが容易に確認可能な飲料マシン1の外側に配置されることが好ましい。しかし、信号ユニット11はまた、ディスペンサ7の内部にあって透明な窓で覆われてもよい。このようにして信号ユニット11はまた、液体から保護されている空洞10の中に配置することもできる。信号ユニット11はまた、飲料マシン1の必要な清浄化など、例えば時期が決められた事柄である、他のことを表示することもできる。信号ユニット11はまた、タンク2が適正にディスペンサ7と接続されているかどうか、及び/又は弁8が適正に開いているか、若しくは閉じているかを表示することもできる。信号ユニット11は、液面5の測定が正しく行われているかどうか、又は誤差が一定のレベルを超えているかどうかをさらに表示することができる。さらに、決定された液面5と、記憶された飲料パラメータに基づく計算とに基づいて、タンク2内の液体がいくつの飲料に十分であるかを示す数字表示もまた実現可能である。信号ユニット11はまた、流量値を表示することもでき、或いは、調製されるべき所定の飲料に対し流量が十分であるか、あまりに遅くないか、及び/又はあまりに速くないかどうかを表示することもできる。万一の場合に備えて、制御ユニット6は、警告信号を自動的に送出し、又は飲料の調製を自動的に中止することができる。
液面5又は流量の測定の良好な分解能を得るために、いくつかの改善を実施することができる。超音波周波数は可能な限り高くすべきであり、したがって分解能は、ほとんど受信信号の分析によって制限される。制御ユニット6は、空気と液体の界面5で反射された受信超音波4bを受信信号に変換するA/D変換を実施することができる。低コストの超音波送受信器3を用いて、固定された所定の電圧レベルで信号が分析されるだけであるので、可能な最良の解決策を常に実現するには、受信信号の同一の周期スロープが選ばれなければならない。受信信号の典型的な正弦波形が図5に示されている。垂直軸は振幅を示し、水平軸は位相を度で示す。可能な最良の分解能を得るには、測定は30°の位相で実施されなければならない。加えて、振幅の変動は最大1:2でなければならない。超音波送受信器3として1.4MHzセンサを使用することによって、距離dの決定のための可能な分解能は、上述の設定で約0.05mmになる。0.05mmの偏差は、制御ユニット6で実行されるソフトウェアプログラムによって任意選択で除去することもできる。分解能はまた、制御ユニット6のタイマによっても制限され、制御ユニット6は、少なくとも約8MHz以上、好ましくは約16MHz以上で動作させなければならない。全体で、それぞれの動作速度で0.2mm及び0.1mmの分解能を得ることができる。
測定を誤らせる可能性がある別の影響は、液面5が平静でなく、表面が動乱しているならば、例えば飲料マシン1が動くことによって生じる。生じる液面偏差は、タンク2の中心よりもタンク2の縁部の方が悪い。したがって、上述の超音波送受信器3は、より良い結果を得るためにタンク2の中心近くに置かなければならない。さらに、制御ユニット6は、測定値を平均するように、また短時間に発生する偏差があればなくするように構成される。制御ユニット6は、約0.5秒間の平均を示すことができる。タンク底部から液面5までの距離dの決定の分解能は、制御ユニット6で実施される流量の決定に関係する。
一般的に、排出液体量(例えば、水分配量)は次式によって求められる。

ここで、面積(x)は水位xにおける水の面積であり、その体積はx1とx2の間の排出液体(例えば、水)量である。
超音波測定及び距離dの決定の信頼性と分解能を改善するには、表面動乱の影響を打ち消す追加の方策を有利に用いることができる。例えば、ディスペンサ7とタンク2の間に1つ又は複数の緩衝器を用いて、タンク2を浮動するようにしてディスペンサ7の上に装着することができる。ユーザ操作によって生じた飲料マシン1の動きはディスペンサ7に移るが、タンク2では、タンク2とディスペンサ7の間の緩衝器によって打ち消される。したがって、タンク2の動きは低減される。緩衝器は、弾性ゴム材料、又は振動を抑えるのに適した他の任意の材料のものとすることができる。緩衝器は、タンク2及びディスペンサ7と接触し、それによってタンク2とディスペンサ7の間の直接接触なしでタンク2が適所に保持される。したがって、ディスペンサ7からタンク2に移る振動は抑えられ、その結果、液体表面が平静になる。
タンク2はまた、液体が中に保持される内側容器を備えることもできる。この内側容器は、内側容器とタンク2の間の可動又は回転可能な接続部を用いて、タンク2の中で回転させることができる。タンク2に動きが加えられた場合、内側容器は、その重量により、タンク2の内部でわずかに動いてその動きを打ち消す。空気が内側容器とタンク2の壁の間に存在しないこと、また容器が、内側容器に出入りする超音波4a、4bの波形を乱さない材料で作られていることに注意を払わなければならない。
また、タンクをスポンジなどの材料で充填することも考えられ、この材料は液体に浸透し、波の形成を防止し、それによって、より平静な液体表面になる。この充填材料は、飲料マシン1によってタンク2からディスペンサ7の中へ液体を依然として容易にポンプ注入できるように設計しなければならない。さらに充填材料は、反射が液面5だけで起こるように、超音波4a、4bに対して透過性で効果のないものでなければならない。タンク2をスポンジなどの材料で完全に充填する代わりに、例えばプラスチックでできている単一の妨害要素をタンク2の内部に配置することができる。この妨害要素は、液体の波が形成されることを妨害し、そうして波の形成を低減させる。或いは、かなりの質量を有する浮遊要素を液面5に、及び/又は液面5の直下に置いて、その慣性により液体の波の形成を防止することができる。
上述の各例はすべて、飲料マシンが動作し、液面5の読取値が取得されるときに、タンク2内の液体の表面を平静にする目的に役立つ。飲料マシン1は動作中、動かしたり傾けたりしてはならないが、マシンを操作することによってユーザがタンク2内の液体を動かす可能性があり、液面5又は流量の測定時にその動きが抑えられない場合には、測定の精度が悪くなる。本発明はまた、液体表面が平静になる、又はタンク2の動きを打ち消すことになることが知られている、上述していない最新技法と共に提供されてもよい。
図6は、単接トランジスタ(Q12N6027)を示し、このトランジスタにより超音波送受信器3が短電圧パルスで刺激される。パルス間の時間は、抵抗R1及びコンデンサC1により調整することができる。抵抗R2及びR3によりスイッチレベルを制御することができる。この抵抗は、特に流量の決定が行われるときに、送受信器3を刺激するのに使用される。刺激のたびに超音波送受信器3は超音波4aを発信し、距離dを決定することができる。液体がタンク2から流出し、又は流れ込む場合、この距離dは経時的に、すなわち測定ごとに変化し、制御ユニット6は、流量を決定することができる。正確な流量を得るには、パルス間の時間は可能な限り短くしなければならない。最善の場合で、測定は連続して実施される。しかし、その評価は、制御ユニット6の速度、及び超音波送受信器3の速度によって制限される。
図7は、超音波送受信器3で受信される典型的な信号を示す。信号は、オシロスコープを用いて記録される。信号は、ソフトウェアプログラムによって提示され評価される。発信された超音波4aと受信された超音波4bとの間の時間は、約42μsである。これにより、タンク2の底部と液面5の間の距離dが約29.4mmと算出される。
図8は、発信された超音波4aと受信された反射された超音波4bとの間の時間差を評価するために使用されるシュミットトリガ回路を示す。超音波送受信器3が高い共振周波数を有するので、比較器の応答時間は200nsより長くてはならない。
要約すれば、一体型超音波送受信器3を有する飲料マシン1が提示され、送受信器3を動作させる方法が説明されたが、この方法を用いて飲料マシン1のタンク2内の液面5、及び/又はタンク2の中及び/又は外への流量を迅速に、容易に、且つ高精度で決定することができる。両方の測定に対し、単一の一体型超音波送受信器3だけを飲料マシン1のディスペンサ7の中に実装すればよく、それによって、2つ別々の測定デバイスを使用する最新技術のマシンと比較して、スペース及びコストが節減される。
飲料マシン1のタンク2とディスペンサ7の間の特別な弁アセンブリにより、タンク2の液体の中への超音波4aの良好な結合を確保することができる。さらに、超音波送受信器3がディスペンサ7内に配置されるようにマシンが設計されるので、タンク2は簡単に構築でき、また容易に清浄にし補充することができる。タンク2とディスペンサ7の間には、液体だけをタンク2からディスペンサ7へ通過させる、例えば逆流防止弁など単純な接続機構を使用することができる。送受信器3を空洞10の中に置くことによって、送受信器3が液体から保護され、測定システムの寿命が改善される。
超音波送受信器3は、発信された超音波4aと、タンク2内の液体と空気の界面5で反射され受信された超音波4bとの間の時間差を決定すると共に、タンク2の底部から液面5までの対応する距離dを決定する。タンク2の中又は外への流量を決定するために、制御ユニット6は、経時的な距離dの変化を増加又は減少する液体量と関係付ける。
受信した超音波4bの分析を最適化することによって、また電子構成要素を最適化することによって、液面5及び流量の決定のための非常に良好な分解能を実現することができる。
図9及び図10は、本発明の飲料マシンの別のモードを示す。このマシンは、シート20があるディスペンサ7を備え、このシートは、タンク2の底部分21を受容するための凹部を形成する。飲料マシン全体ではなく、その上部のみが示されていることに注意されたい。水タンクは、超音波送受信器3を受容するための空洞がある底部壁22を備える。送受信器3は、凹部を形成し蓋24(又は最上部壁)で閉じられる底部壁の空洞23にはめ込まれる。送受信器は、タンク内に収容された液体から分離されている空洞内に入れられることが好ましい。
Oリング25などの封止部材が、送受信器が中にある空洞の液密封止を確実にするために設けられる。その結果、タンクからの液体の侵入が防止され、送受信器の電子/電気構成要素が永続的に保護される。空洞の底部には、送受信器のコネクタ26、特にばねバイアスされた2つのピンがタンクを横断し外側に突出できるようにするための小さな開口がある。このコネクタは、ディスペンサの座部に配置された電気/電子接点27と共に無線接続手段を形成する。したがって、その接続は、タンクがディスペンサの座部に挿入される結果として得られる。ディスペンサの電気/電子接点は、ディスペンサ又は飲料マシン(図示せず)の制御ユニットと連通している。もちろん、コネクタ26はまた、固定すること、すなわち非格納式とすることもできるのに対し、コネクタ27は、固定コネクタの挿入ができるように凹部に設置することができる。コネクタ26はまた、平坦な(突出していない)表面とすることもでき、このコネクタは、座部の表面から突出する格納式接点と協働する。最後に、コネクタは、ディスペンサの座部上で緩和した固定接点と協働するように凹部にあってもよい。
さらに、タンクは、送受信器3から軸方向に分離しているタンクの底部壁を貫通する弁8を備える。弁は、それ自体が知られており、タンクの剛性の管状部分28の内側に配置され、この管状部分は、ディスペンサの液体入口29にぴったり入る。さらに、弁のばね14により、タンクが座部から取り外されたときの弁開口の自動閉鎖が可能になる。それ自体は知られている液体入口29は、弁を上方に持ち上げる内側指を備える。タンクは、タンクの本体33の補充開口に取外し可能に挿入された蓋32をさらに備えることがある。持ち運び、及びディスペンサの座部からのタンクの取外しを容易にするために、本体に一体化している部分などの取っ手34を設けることができる。
タンクの底部分21は、送受信器3及び弁8が含まれるタンクの底部壁22を取り囲むリング部分38などの支持手段を備える。リング部分38は、水タンクが平坦面(例えば台所テーブル)の上に、弁がテーブルに接触することなく安定した直立位置のままにしておくことが確実にできるように、管状部分28の長さを上回る高さ「H」を有する。その結果、弁、したがって液体ラインは、起こりうるテーブルの表面との接触によって汚染されることがない。
このようなタンクの構造の利点は、超音波デバイスが、液体動乱、逆流作用、又は弁に閉じ込められる気泡を発生しにくいことである。
ディスペンサの座部20はまた、垂直高さが異なる3つの区域、すなわち、入口開口29を含む最大高さの第1の区域35と、電気/電子接点を含む中間高さの第2の区域36と、タンクのリング部分38を受容し、残留液体の環状貯蔵器としての役割を果たす低い高さの第3の区域37とをさらに備える。したがって、送受信器に液体が侵入する危険が低減される。
送受信器の信頼できる無線接続を確保するために、弁は、好ましくは中心を外して配置され、その結果、その突出する管状部分28は、座部内のタンクの単一の角度位置でのみ開口部に係合することになる。小フック30などの追加の固定手段をタンクに設けることができ、この固定手段は座部の凹部31に係合する。固定手段により、タンクが空のときに水タンクがコネクタのばねの強さで持ち上げられることが防止される。
タンクは、タオルを用いてより簡便に清浄化及び乾燥させることを確実にするために、その大きい方の幅がその長い方の深さよりも広くなるように設計することができる。例えば、その大きい方の幅は、その長い方の深さよりも少なくとも2倍(例えば、2.5倍)広い。タンクの表面もまた、清浄化及び乾燥させることを容易にするために平滑にすることができる。
最後に、ディスペンサ7は、タンク内の水(又は液体)の液面が不十分になったときに知らせる、LED40を含む警告信号ユニットを備えることができる。不十分な水の液面は、飲料の調製、例えば調整粉乳調製に必要な水の最少分量(例えば、65ml又は75mlの水)に対応する液面よりもわずかに高い(例えば、1〜10ml多い)液面としてプログラムすることができる。警告信号ユニットはまた、飲料マシン内のポンプへの電気供給を不能にして、十分な水位が液体巡回路及びポンプ内に維持されていることを確実にすることもできる。

Claims (15)

  1. 飲料を調製するための液体を保持するタンク(2)と、前記タンクが接続可能であるディスペンサ(7)とを具備する飲料マシン(1)であって、
    前記タンク(2)が出口弁(8)を備え、
    前記ディスペンサが、前記ディスペンサ上の前記タンクに流体的に接続した前記出口弁を受容する開口(9)を備え、
    少なくとも1つの超音波送受信器(3)が前記ディスペンサ(7)及び/又は前記タンク(2)内に配置され、
    前記送受信器から液面(5)までの距離(d)を決定するために、前記超音波送受信器が、前記液体中で超音波(4a、4b)を発信し且つ受信するように設計され、
    前記ディスペンサが、経時的に変化する距離(d)、及び結果として前記タンクから流出する前記液体の量(V)を決定するように構成された、前記超音波送受信器(3)に接続される制御ユニット(6)をさらに備える、飲料マシン(1)。
  2. 前記タンク(2)の輪郭が前記制御ユニット(6)に記憶され、前記制御ユニット(6)が、前記タンク(2)から流出する液体の量(V)を前記輪郭に基づいて決定するように構成されている、請求項1に記載の飲料マシン(1)。
  3. 前記距離(d)が所定の閾レベルを横切ったかどうかを表示する警告信号ユニット(11)をさらに備える、請求項1又は2に記載の飲料マシン(1)。
  4. 前記超音波送受信器(3)が、前記出口弁の下のディスペンサ(7)の開口内に配置され、前記開口(9)の位置が前記出口弁(8)の位置と一致し、
    前記出口弁(8)が、開いて、前記タンク内に収容されている液体中で前記超音波送受信器が超音波(4a、4b)を発信及び受信ができるように設計されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲料マシン(1)。
  5. 前記ディスペンサ(7)が、前記超音波送受信器(3)が中に配置された空洞(10)を備え、
    前記空洞(10)が前記ディスペンサ(7)の他の部分から分離され、
    前記タンク(2)と前記ディスペンサ(7)が接続された場合、前記空洞(10)の最上部(10a)の外面が、前記タンク(2)内の液体と直接接触し、前記超音波(4a)を前記液体中に発信する、請求項4に記載の飲料マシン(1)。
  6. 前記超音波送受信器(3)が前記空洞(10)の最上部壁(10a)の内面と直接接触する、請求項5に記載の飲料マシン(1)。
  7. 前記超音波送受信器が前記タンクの底部壁上に又は底部壁の位置にて接続される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲料マシン(1)。
  8. 前記超音波送受信器が、電気接点(例えば、ピン及びリベット)のような無線接続手段によって、又は電磁コイルのような無接点接続手段によって前記ディスペンサに電気的に接続される、請求項7に記載の飲料マシン(1)。
  9. 前記制御ユニット(6)が、前記受信超音波(4b)に対応する受信信号を得るためのA/D変換を実施するようにさらに設計されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の飲料マシン(1)。
  10. 前記超音波送受信器(3)が1.4MHzセンサである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の飲料マシン(1)。
  11. 前記制御ユニット(6)が、所与の固定電圧レベルの受信信号を分析するようにさらに設計され、それによって、
    前記受信信号の常に同一の周期スロープが前記分析のために使用され、
    好ましくは、前記分析が、前記超音波(4a、4b)の信号周期の30°の位相で実施され、及び/又は
    1:2より大きくない前記超音波(4a、4b)の信号振幅変動で実施される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の飲料マシン(1)。
  12. 前記超音波送受信器(3)が、短電圧パルスによって周期的に刺激されて前記超音波(4a)を発信するように構成された圧電素子を備える、請求項1〜11のいずれか一項に記載の飲料マシン(1)
  13. タンク(2)と、前記タンク(2)が接続可能であるディスペンサ(7)との間の弁アセンブリ(8、9)であって、
    前記タンク(2)の底部に弁(8)を備え、
    前記タンク(2)と前記ディスペンサ(7)が流体的に接続され、前記弁(8)の位置が前記ディスペンサ(7)の最上部の開口(9)の位置と一致し、前記弁(8)が前記流体的接続の結果として開かれ、
    少なくとも1つの超音波送受信器(3)が、前記タンク(2)底部から前記液面(5)までの距離(d)を決定するために、前記ディスペンサ(7)内に配置され、前記開口(9)を通して前記タンク(2)内の液体の中及び外へ超音波(4a、4b)を発信し且つ受信するように設計されている、弁アセンブリ(8、9)。
  14. 請求項13に記載のタンク(2)、ディスペンサ(3)及び弁アセンブリを備える飲料マシン。
  15. 飲料マシン(1)のタンク(2)内の液面(5)を監視する方法であって、
    前記タンク(2)を前記飲料マシン(1)のディスペンサ(7)に接続し、それによって前記タンク(2)の弁(8)を開くステップと、
    前記弁(8)を通して前記タンク(2)内の液体に超音波(4a)を発信するステップと、
    前記液面(5)で反射された超音波(4b)を、前記弁(8)を通して受信するステップと、
    前記超音波(4a、4b)に基づいて前記タンク(2)底部から前記液面(5)までの距離(d)を決定するステップと、
    前記タンクから流出する又はポンプ排出される液体の量を任意的に決定するステップとを含む、方法。
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