[go: up one dir, main page]

JP2013521647A - リン光体分離を通じて演色評価数を高めた放射体 - Google Patents

リン光体分離を通じて演色評価数を高めた放射体 Download PDF

Info

Publication number
JP2013521647A
JP2013521647A JP2012556065A JP2012556065A JP2013521647A JP 2013521647 A JP2013521647 A JP 2013521647A JP 2012556065 A JP2012556065 A JP 2012556065A JP 2012556065 A JP2012556065 A JP 2012556065A JP 2013521647 A JP2013521647 A JP 2013521647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
light
lamp
led
conversion material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012556065A
Other languages
English (en)
Inventor
トン、タオ
レトキン、ロナン
ケラー、ベルント
イベットソン、ジェイムズ
ネグリー、ジェラルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wolfspeed Inc
Original Assignee
Cree Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US12/848,825 external-priority patent/US8562161B2/en
Priority claimed from US12/889,719 external-priority patent/US9523488B2/en
Priority claimed from US13/028,863 external-priority patent/US9275979B2/en
Application filed by Cree Inc filed Critical Cree Inc
Priority claimed from PCT/US2011/000404 external-priority patent/WO2011109097A1/en
Publication of JP2013521647A publication Critical patent/JP2013521647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

変換材料発光及び励起スペクトルのオーバーラップの結果生じるCRI及び効率の損失を最小限度に抑えるように配置構成された、LEDパッケージ、並びにLEDランプ340及び電球が開示される。このオーバーラップのある変換材料を有する異なるデバイスにおいて、本発明は、第1の変換材料から再放射された光が第2の変換材料に当たる確率を低減し再吸収の危険性を最小限度に抑えるように変換材料を構成する。いくつかの実施例では、この危険性は、2つのリン光体342、344同士が分離されている異なる配置構成により最小にされる。いくつかの実施例では、この分離の結果、一方のリン光体から再放射される光の50%未満がリン光体内に入るが、そこでは、再吸収の危険性がある。

Description

本出願は、2010年3月3日に出願した米国仮特許出願第61/339,516号、2010年3月3日に出願した米国仮特許出願第61/339,515号、2010年9月24日に出願した米国仮特許出願第61/386,437号、2010年12月19日に出願した米国仮出願第61/424,665号、2010年12月19日に出願した米国仮出願第61/424,670号、2011年1月19日に出願した米国仮特許出願第61/434,355号、2011年1月23日に出願した米国仮特許出願第61/435,326号、2011年1月24日に出願した米国仮特許出願第61/435,759号の利益を主張するものである。本出願は、また、2010年8月2日に出願した米国特許出願第12/848,825号、2010年9月24日に出願した米国特許出願第12/889,719号、及び2010年12月22日に出願した米国特許出願第12/975,820号からの一部継続出願であり、それらの利益を主張するものである。
本発明は、固体ランプ(solid state lamps)及び電球に関するものであり、具体的には、異なるリン光体コンポーネントの分離を通じて演色評価数(CRI)を高めた効率的で信頼性の高い発光ダイオード(LED)ベースのランプ及び電球に関するものである。
白熱灯あるいはフィラメント・ベースのランプあるいは電球は、住宅用の光源及び商業施設用の光源として一般に使用されている。しかし、このようなランプは非常に非効率的な光源であり、投入エネルギーの95%程度が、主に熱又は赤外線エネルギーの形で失われる。コンパクトな蛍光ランプは、電力を光に変換するという点で白熱灯よりも効果的であるが、Hgなどの有毒物質を使用する必要があるため、ランプを処分するときに、そのような有毒物質が地下水源を含む環境を汚染するおそれがある。ランプあるいは電球の効率を改善する一解決策は、光を発生するために金属フィラメントではなく発光ダイオード(1つ又は複数のLED)などの固体デバイスを使用することである。
発光ダイオードは、一般に、反対極性にドープされた層の間に挟装された半導体材料の1つ又は複数の活性層を備える。ドープされた層にバイアスが印加されると、正孔及び電子が活性層内に注入され、そこで再結合して光を発生する。光はLEDの活性層から、またすべての表面から放射される。
回路又は他の類似の配置でLEDチップを使用するために、環境及び/又は機械的保護、色の選択、集光、及び同様のことを行うためにLEDチップをパッケージに封入することが知られている。LEDパッケージは、LEDパッケージを外部回路に電気的に接続するためのリード線、接点、又は配線も備える。図1に例示されている典型的なLEDパッケージ10では、単一のLED又はLEDチップ12がハンダ付け又は導電性エポキシを使って反射カップ13上に装着される。1つ又は複数のワイヤボンド11は、LEDチップ12のオーミック接点を、反射カップ13に取り付けられるか、又は反射カップ13と一体化されうるリード線15A及び/又は15Bに接続する。反射カップは、リン光体などの波長変換材料を含みうるカプセル材料16を充填されうる。第1の波長のLEDによって放射された光は、それに応答して第2の波長の光を放射することができるリン光体によって吸収されうる。次いで、アセンブリ全体を透明保護樹脂14内にカプセル封入し、これをレンズ形状に成形してLEDチップ12から放射される光が平行になるようにできる。反射カップ13は、光を上向き方向に向き付けることができるが、光が反射されると光学的損失が発生しうる(つまり、実用的な反射体表面の反射率が100%より小さいので光の一部が反射カップに吸収されうる)。それに加えて、図1aに示されているパッケージ10などのパッケージについてはうつ熱が問題になる可能性があるが、それというのも、リード線15A、15Bを通して熱を抽出することが困難な場合があるからである。
図2に例示されている従来のLEDパッケージ20は、より多くの熱を発生しうる高出力動作により適している場合がある。LEDパッケージ20では、1つ又は複数のLED 22がプリント回路基板(PCB)キャリア、基板、又はサブマウント23などのキャリア上に装着される。サブマウント23上に装着された金属反射体24は、LEDチップ(複数可)22を囲み、パッケージ20からLED 22によって放射された光を反射する。反射体24は、LED22に機械的保護ももたらす。LEDチップ22上のオーミック接点とサブマウント23上の電気的配線25A、25Bとの間に1つ又は複数のワイヤボンド接続27が形成される。次いで、装着されているLED22を封止材26で覆うと、この封止材26はレンズとしても機能しながらチップの環境及び機械的保護をもたらしうる。封止材26は、LEDチップからの光を吸収し、異なる波長の光で再発光する1つ又は複数の変換材料(例えば、リン光体)も備えることができる。パッケージ20からの放射全体は、LED22からの光と変換材料からの再放射される光との組み合わせであってよい。金属反射体24は、典型的には、ハンダ付け又はエポキシボンドを使ってキャリアに取り付けられる。
図2のLEDパッケージ20に見られるようなLEDは、また、リン光体がLED光の少なくとも一部を吸収する、1つ又は複数のリン光体を含む変換材料によってコーティングされうる。LEDは、LEDとリン光体からの光の組み合わせを放射するように異なる波長の光を放射することができる。LEDは、多くの異なる方法を使用してリン光体でコーティングすることができ、好適な1つの方法はChitnis等の米国特許出願第11/656,759号及び米国特許出願第11/899,790号、(両方とも同じ)名称「Wafer Level Phosphor Coating Method and Devices Fabricated Utilizing Method」において説明されている。或いは、電気泳動塗装(EPD)などの他の方法を使用してLEDをコーティングすることもでき、この好適なEPD法はTarsaらの米国特許出願第11/473,089号、名称「Close Loop Electrophoretic Deposition of Semiconductor Devices」において説明されている。
LEDから分離されているか、又はLEDから遠く離れている変換材料とともに、LEDなどの固体光源を利用するランプも開発されている。このような配置は、Tarsa等の米国特許第6,350,041号、名称「High Output Radial Dispersing Lamp Using a Solid State Light Source」において開示されている。この特許で説明されているランプは、光をセパレータに通してリン光体を有するディフーザに送る固体光源を備えることができる。ディフーザは、光の少なくとも一部をリン光体に通して変換することによって、光を所望のパターンで分散させ、及び/又はその色を変化させることができる。いくつかの実施例では、セパレータは、光源において室内照明に必要な大きな電流が流れているときに光源からの熱がディフーザに伝わらないように光源とディフーザとの間に十分な間隔を設ける。追加の遠隔リン光体技術は、Negleyらの米国特許第7,614,759号、名称「Lighting Device」で説明されている。
上で説明されているコーディングされたLED、LEDパッケージ、及び固体ランプは、リン光体などの複数の種類の変換材料を使用して、所望の全体的な放射温度及びCRIを発生させることができる。リン光体のそれぞれは、LEDからの光を吸収し、異なる波長の光を再放射することができる。これらの従来の配置のいくつかは、緑色/黄色リン光体を、赤色リン光体と組み合わせて使用することができ、これらのリン光体はそれぞれ典型的には青色LED光を吸収し、緑色/黄色及び赤色光を放射する。再放射される光は、青色LED光と組み合わさって、所望の放射特性を生じることができる。
これらの従来の配置は、典型的には、LEDコーティング、LEDパッケージ封止材、又はランプ遠隔リン光体など、ある場所において異なるリン光体を混合する。リン光体を混合することの欠点の1つは、異なるリン光体に対する放射と励起スペクトルとの間に著しい「クロストーク」又は「オーバーラップ」がありえるという点であり、これは、組み合わされた放射光に対するCRI及び放射効率にマイナスの影響を及ぼしうる。図3は、混合することができる従来のリン光体に対する放射及び励起特性の一例を示すグラフ30を示している。第1のグラフ30は、赤色リン光体励起スペクトル32、緑色リン光体発光スペクトル34、及び赤色発光スペクトル36を示している。第2のグラフ40は、同じ赤色リン光体発光励起スペクトル32、黄色リン光体発光スペクトル42、及び同じ赤色リン光体発光スペクトル36を示している。陰影の付いているオーバーラップ領域38、44は、赤色励起スペクトル32とオーバーラップする緑色及び黄色発光スペクトル34、42の一部分を示している。このオーバーラップの結果、赤色リン光体による変換された黄色/緑色リン光体光の「再吸収」が生じうる。これは、他の方法では全体的放射に関わることになる黄色/緑色の一部を赤色に変換する。これらのリン光体を使用してLED及びリン光体からの光を組み合わせて得られる白色光を発生する照明コンポーネントでは、再吸収により、その結果生じる白色光がCIEグラフの黒体曲線上で歪み、そのため、黄色/緑色ピーク発光は赤色にシフトし、赤色ピークは青色にシフトしうる。この結果、全体的放射においてCRIが低下しうる。リン光体吸収と放射プロセスとに付随するある程度の効率損失もあり、赤色リン光体による黄色/緑色光の再吸収を通じてこのプロセスを繰り返すと、その結果、効率損失が増す。
米国特許出願第11/656,759号 米国特許出願第11/899,790号 米国特許出願第11/473,089号 米国特許第6,350,041号 米国特許第7,614,759号 米国仮特許出願第61/435,759号 米国特許出願第2010/0155763号 米国特許出願第12/901,405号
本発明は、変換材料発光及び励起スペクトルのオーバーラップの結果生じるCRI及び効率の損失を最小限度に抑えるように配置された、LEDパッケージ、並びにLEDランプ及び電球を対象とする。このオーバーラップのある変換材料を有する異なるデバイスにおいて、本発明は、第1の変換材料から再放射された光が第2の変換材料に当たる確率を低減し、再吸収の危険性を最小限度に抑えるように変換材料を構成する。いくつかの実施例では、この危険性は、2つのリン光体同士が分離されている異なる配置により最小にされる。
本発明による固体ランプの一実施例は、LED及び第1の変換材料を含む。ランプは、第1の変換材料から隔てて配置される第2の変換材料をさらに備え、LEDからの光は第2の変換材料を通過する。第2の変換材料の波長は変換され、LED光の少なくとも一部を再放射し、第2のリン光体からの前記再放射される光の50%未満が前記第1の変換材料内に入る。
本発明による固体ランプの別の実施例は、複数のLEDを備え、そのLEDのうちの少なくとも1つに赤色リン光体を含む。赤色リン光体は、それのLEDの少なくとも1つからの光が赤色リン光体を通過するように配置される。ランプは、LEDから分離されLEDの上に載る黄色又は緑色リン光体も備え、LEDからの光は黄色あるいは緑色リン光体も通過する。
本発明による固体ランプのさらに別の実施例は、第1のリン光体コーティングを有するLEDを備え、第1のリン光体はLEDから放射された光の一部を吸収し、異なる波長の光を再放射する。ランプは、第1のリン光体から隔てて配置された第2のリン光体も備え、LEDからの光は第2のリン光体を通過する。LED光の少なくとも一部は、第2のリン光体によって吸収され、光の各異なる波長で再放射される。第2のリン光体から再放射される光の発光スペクトルは、第1のリン光体の励起スペクトルとオーバーラップし、第2のリン光体からの光の大半は第1のリン光体に当たらない。
本発明のこれら及び他の態様、並びに利点は、以下の詳細な説明と、本発明の特徴を実例を用いて示す添付図面とから明らかになるであろう。
従来技術のLEDランプの一実施例の断面図である。 従来技術のLEDランプの別の実施例の断面図である。 2つのリン光体の励起スペクトルと発光スペクトルとの間のオーバーラップを示すグラフである。 本発明によるランプの一実施例の断面図である。 本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 本発明による異なるランプの発光スペクトルを示すグラフである。 本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 光キャビティを備える本発明によるランプの一実施例の断面図である。 光キャビティも備える本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 異なる照明の組み合わせを示すCIE図である。 光キャビティも備える本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 光キャビティも備える本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 光キャビティも備える本発明によるランプの別の実施例の断面図である。 本発明によるランプの別の実施例の立面図である。 図19に示されているランプの分解図である。 本発明によるランプの別の実施例の分解図である。 本発明によるランプのさらに別の実施例の立面図である。 本発明によるランプの別の実施例の斜視図である。 本発明によるランプ又はディスプレイの一実施例の断面図である。
本発明は、複数の変換材料を使用して所望の全体的な放射特性を生じさせる固体ランプ、電球、及びLEDパッケージの異なる実施例を対象とし、変換材料は発光及び励起スペクトルのオーバーラップの影響を小さくするように分離されている。本発明のいくつかの実施例は、2つの個別のリン光体コンポーネント間の再吸収(相互作用)をなくすか低減するように2つの個別のリン光体コンポーネントを利用することによって、暖色温度を持つ白色光を発生するように配置された固体ランプを対象とする。この結果、異なるリン光体が混合されているなど、再吸収が対処されていない配置に比べて著しく高いCRIを持つ暖白色光が放射されうる。
再吸収は、2つのリン光体の間の物理的分離を行うことによって最小にされ、これら2つのリン光体の間の相互作用又はクロストークが最小限に抑えられる。つまり、分離により、第2のリン光体と相互作用する第1のリン光体からの光の量が減少し、第2のリン光体による再吸収が低減されるか、又はなくなる。これが今度はこの再吸収によって生じうるCRIの色ずれを低減する。
いくつかの実施例では、第1のリン光体は、第1のリン光体から再放射された光が第2のリン光体によって吸収される危険なしに第2のリン光体を通過するように、第2のリン光体の励起スペクトルとオーバーラップしない波長の光を再放射することができる。しかし、第2のリン光体の発光スペクトルは、第1のリン光体の励起スペクトルと少なくとも部分的にオーバーラップする光を放射しうる。第2のリン光体からの光が第1のリン光体を通過する配置では、第2のリン光体からの光が第1のリン光体によって再吸収される危険がありうる。リン光体同士を分離することで、第1のリン光体に当たる再放射される光の量を最小とし、それにより第1のリン光体によって再吸収される可能性のある光の量を最小にする。第1のリン光体からの光が第2のリン光体を通過できるように、いくつかの実施例では、第1のリン光体の発光スペクトルが第2のリン光体の励起スペクトルとオーバーラップしないような材料を含みうる。
いくつかの実施例では、第2のリン光体は、青色光を吸収し、黄色/緑色光を再放射する黄色/緑色リン光体を含むことができ、第1のリン光体は、青色光を吸収し、赤色光を放射する赤色リン光体を含むことができ、黄色/緑色リン光体の発光スペクトルは赤色リン光体の励起スペクトルとオーバーラップする。これらの実施例では、黄色/緑色リン光体の発光が赤色リン光体に当たる可能性を最小にするように第1のリン光体と第2のリン光体との間を分離し、その結果、再放射された黄色/緑色光が赤色リン光体によって再吸収される可能性はほとんどない。混合されたリン光体の配置と比較すると、リン光体を分離することで、全体的なランプあるいはパッケージ発光はより高いCRI及びより高いリン光体効率を有する結果となる。
この分離は、第1のリン光体と第2のリン光体との間のクロストークの異なる低減を行うことができる多くの異なる形態をとりうる。いくつかの実施例では、この分離は、LEDチップ上に分離層を備えることができ、それぞれの層は複数のリン光体のうちの異なる1つのリン光体である。分離層は、互いの上に載る層であるか、又はLED上で並んだ層を含みうる。この配置により、混合された実施例に比べてリン光体の間のクロストークの量が低減されるが、2つのリン光体が近いため一定レベルのクロストークが残る。
他の実施例では、リン光体の1つを他のリン光体から遠く離れた位置に設けることができ、これは多くの異なる形態をとりうる。いくつかの実施例では、リン光体の1つは、1つ又は複数のLEDの上の絶縁保護コートを備えることができ、第2のリン光体は、LEDの上のドーム形のような形状として第1のリン光体から遠く離れた位置にあってもよい。この配置により、第2のリン光体から放射される光が第1のリン光体に当たる可能性をさらに低くすることによって、第1のリン光体と第2のリン光体との間のクロストークの可能性がなおいっそう低くなる。
さらに他の実施例では、クロストークの可能性は、LEDパッケージ内などのLEDの上に第1のリン光体を配置し、それ自体のパッケージ内のLEDの上に第2のリン光体を配置することによってさらに低くすることができる。これらのパッケージは、第1のパッケージ内の第1のリン光体から放射される光が第2のパッケージ上に放射されないように、したがってこれら2つの間にクロストークが生じる機会がないように互いに関連して配置される。いくつかの実施例では、放射体は、それらの発光が全体的なランプ光として組み合わされるように、しかし互いを照らし合わないようにして、互いに隣接する形で配置されうる。リン光体の間にこうした異なるレベルの分離を設けることができる他の配置も多数ある。
コスト削減を含むがそれに限定されない他の利点が本発明によりもたらされうる。リン光体の1つがLED上に絶縁保護コートされる分離については、絶縁保護コートでは典型的にはより少ないリン光体が使用される。その結果、絶縁保護コートに、より高価なリン光体を使用することができる。例えば、YAG:Ce3+のような定評のある黄色リン光体は非常に安価であるが、対照的に、典型的なEuドープ赤色リン光体などの赤色リン光体は、かなり高価なものとなりうる。赤色リン光体を絶縁保護コートとして施すことによって、それぞれのシステムに必要なより高価なリン光体の量を減らし、その結果コストが節減される。
この配置の別の利点は、リン光体の少なくとも1つを離れた位置に置くことで、LEDチップ上にすべてのリン光体を置くランプに比べて高いリン光体効率が得られるという点である。効率を高める一方法は、放射体と遠隔リン光体との間の空間内に引き起こされる光キャビティ効果を用いるものである。遠隔リン光体構成では、チップ上にリン光体コーティングを有する実施例に比べて、高反射キャビティの設計においてより高い柔軟性がもたらされうる。遠隔リン光体を有することには、熱に関する利点もありうる。遠隔リン光体はチップ加熱から断熱することができ、その結果、リン光体材料の熱消光が小さくなる。第3の利点は、リン光体材料の消光が小さくなることである。いくつかのリン光体については、これらの量子効率はリン光体材料を通過する光束密度が高いほど低下する。遠隔リン光体を有することによって、リン光体を通過する光束密度は低くなり、これにより消光を小さくすることができる。熱消光及び消光を小さくすると、動作温度が高くても、時間の経過とともにより安定した光出力を得ることができる。
本発明は、いくつかの実施例を参照しつつ本明細書において説明されているが、本発明は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書で述べられている実施例に限定されると解釈すべきではないことが理解される。特に、本発明は、いくつかのLEDパッケージ、又は異なる構成の1つあるいは複数のLED又はLEDチップ又はLEDパッケージを有するいくつかのランプに関して以下で説明されるが、本発明は、多くの異なる構成を有する他の多くのランプに使用されうることは理解される。本発明による異なる形で配置された異なるランプの実例は、以下で説明され、また参照により本明細書に組み込まれている2011年1月24日に出願したLe等の米国仮特許出願第61/435,759号、名称「Solid State Lamp」において説明されている。
ランプの異なる実施例は、多くの異なる形状及びサイズを有することができ、いくつかの実施例ではA19サイズのエンベロープなどの、標準サイズのエンベロープに適合する寸法を有する。これにより、ランプは従来の白熱及び蛍光ランプあるいは電球の代替として特に有用なものとなり、本発明によるランプは固体光源からもたらされるエネルギー消費量の低減と長寿命化が実現される。本発明によるランプは、限定はしないがA21及びA23を含む他の種類の標準サイズのプロファイルにも適合しうる。
以下の実施例は、1つ又は複数のLEDを参照しつつ説明されているが、これはLEDチップ及びLEDパッケージを包含することが意図されていることが理解される。これらのコンポーネントは、示されているものと異なる形状及びそれを超えるサイズを有していてもよく、異なる数のLEDを備えることもできる。
本発明は変換材料、リン光体、リン光体層、及び関係する用語を参照しつつ本明細書において説明される。これらの用語の使用は、制限的であるものとして解釈すべきでない。リン光体又はリン光体層という用語の使用は、すべての波長変換材料を包含し、それらに等しく適用可能であることを意味するものと理解される。
ランプのLED光源は1つ又は複数のLED、LEDチップ、又はLEDパッケージからなり、複数のLEDを備えるいくつかの実施例では、LED、LEDチップ、又はLEDパッケージは異なる放射波長を有していてもよいことも理解される。本発明は、リン光体変換材料を参照しつつ以下で説明されているけれども、他の多くの変換材料を使用することができることが理解される。本発明は、本明細書では、互いに遠隔にある変換材料、リン光体層を参照しつつ説明される。この文脈における遠隔とは、直接熱接触しないよう隔離されていること、及び/又は表面上であるいは中で直接熱接触していないことを指す。また本発明は、LEDチップを参照しつつ説明されているが、これがLED及びLEDパッケージを包含することができることが理解される。
層、領域、又は基板などの要素が、別の要素の「上に」あるという場合、要素は、直接他の要素上にありうるか、又は介在要素も存在しうることが理解される。さらに、「内側」、「外側」、「上側」、「より高い」、「下側」、「真下」、及び「より低い」などの相対語並びに類似語は、本明細書では、一方の層又は別の領域の関係を記述するために使用されうる。これらの用語は、図中に示されている方向に加えてデバイスの異なる方向を包含することが意図されていると理解される。
リン光体は、本明細書では赤色発光リン光体を参照しつつ説明されているが、これは、オレンジ色などの、光スペクトルにおいて赤色に近い他の色を含むことができることが理解される。リン光体は、黄色を発光するものとしても説明されているが、これは、緑色を発光するリン光体も含みうる。
第1、第2などの語は、本明細書では、さまざまな要素、コンポーネント、領域、層、及び/又はセクションを記述するために使用される場合があるが、これらの要素、コンポーネント、領域、層、及び/又はセクションは、これらの語によって限定されるべきでない。これらの語は、一方の要素、コンポーネント、領域、層、又はセクションを他方の領域、層、又はセクションから区別するためにのみ使用される。そのため、後述の第1の要素、コンポーネント、領域、層、又はセクションは、本発明の教示から逸脱することなく第2の要素、コンポーネント、領域、層、又はセクションと称することが可能である。
本発明の実施例は、本明細書では、本発明の実施例の概略図である断面図を参照しつつ説明される。そのようなものとして、層の実際の厚さが異なることもあり、例えば、製造技術及び/又は許容誤差があるため図の形状と異なることが予想される。本発明の実施例は、本明細書に例示されている領域の特定の形状に制限されるものとして解釈されるべきでないが、例えば、製造から結果として生じる形状の偏差を含むものとすべきである。正方形あるいは矩形として例示又は説明されている領域は、典型的には、通常の製造公差により丸いあるいは湾曲した特徴体を有する。そのため、図に例示されている領域は、本質的に概略を示すものであり、その形状は、デバイスの領域の正確な形状を示すことを意図されておらず、また本発明の範囲を制限することも意図されていない。
図4は、プリント回路基板(PCB)キャリア、基板、又はサブマウントを備えることができるキャリア44上に装着された複数のLEDチップ42を備える、本発明によるランプ40の一実施例を示している。キャリア44は、電気的信号をLEDチップ42に印加するための相互接続する電気的配線(図示せず)を備えることができる。LEDチップ42のそれぞれはLED46を備えることができ、LED46上に第1のリン光体材料48の絶縁保護コートが施されている。多くの異なる色の光を放射する多くの異なる市販のLEDを利用することができ、多くの異なるリン光体材料、例えば、以下に列挙するもののうちの1つなどを使用することができる。いくつかの実施例では、LEDは、従来の青色発光LEDを備えることができ、変換材料は、LEDからの青色光の少なくとも一部を吸収し、赤色光を再放射する赤色リン光体を含みうる。図示されている実施例では、赤色リン光体は、LEDチップからの青色光の一部のみを変換してLEDチップが青色と赤色の両方の光を放射するように配置される。青色光の一部を赤色リン光体に通過させることによって、LEDチップ42は、赤色リン光体が飽和している状態で動作する必要がなくなる。これにより、LEDチップ42をより高い放射効率で動作させることが可能になる。他の実施例では、赤色リン光体は、青色光の本質的にすべてを赤色に変換することによって飽和して動作するように配置され、したがって、LEDチップは実質的に赤色の光を放射することができる。
第2のリン光体50は、LEDチップ42の上に隔離されて並ぶ形で備えられ、したがって、LEDチップ42からの光の少なくとも一部が第2のリン光体50を通過する。第2のリン光体50は、LEDチップ42からの波長の光を吸収し、それと異なる波長の光を再放射するタイプのものであるべきである。図示されている実施例では、第2のリン光体はLEDチップの上でドーム形をしているが、第2のリン光体は、円板あるいは球体などの多くの異なる形状及びサイズをとりうることが理解される。第2のリン光体は、結合剤中に変換材料を含むものとして特徴付けられるリン光体キャリアの形態であってよいが、熱伝導性を有するキャリア及び光透過材料も含みうる。熱伝導性材料を用いて配置されるリン光体は、参照により本明細書に組み込まれている2010年3月3日に出願した米国仮特許出願第61/339,516号、名称「LED Lamp Incorporating Remote Phosphor With Heat Dissipation Features」において説明されている。第2のリン光体がドーム形に形成されている場合、LEDチップ42と第2のリン光体50との間に開放空間が形成される。
他の実施例では、封止材をLEDチップ42の上に形成又は装着することができ、第2のリン光体50を封止材の頂面上に層として形成又は堆積することができる。封止材は多くの異なる形状をとることができ、図示されている実施例ではドーム形である。封止材を有するさらに他の実施例では、第2のリン光体50を封止材内に層として、又は封止材の領域内に形成することができる。
本発明による異なる実施例では多くの異なるリン光体を使用することができ、図示されている実施例における第2のリン光体はLEDチップからの青色光を吸収し、黄色光を放射するリン光体を含む。市販のYAG:Ceリン光体を含む黄色変換材料に、多くの異なるリン光体を使用することができる。上で説明されているように、LEDチップからの青色光の一部は変換されることなく第1の(赤色)リン光体を通過する。LEDチップ42からの青色及び赤色の光は第2のリン光体を通過し、青色光の一部が黄色に変換される。青色光の一部は、LEDチップ42からの赤色光とともに第2のリン光体を通過する可能性もある。その結果、ランプは、青色、赤色、及び黄色の光を組み合わせて得られる光を放射し、いくつかの実施例では所望の色温度を持つ光の組み合わせである暖白色光を放射する。
LEDチップ42からの青色光も、広範な黄色スペクトル放射の全帯域をもたらす他の多くのリン光体によって変換されうる。上述のYAG:Ceを超えて、これらの変換材料は、(Gd,Y)(Al,Ga)12:Ce系をベースとするリン光体で作ることができる。青色発光LEDベースの放射体とともに使用したときに白色光を生成するために使用されうる他の黄色リン光体は、
Tb3−xRE12:Ce(TAG)、
RE=Y,Gd,La,Lu、及び
Sr2−x−yBaCaSiO:Eu
を含むがこれには限定されない。
第2のリン光体50も、混合された複数の黄色あるいは緑色発光リン光体とともに配置されうるが、あるいは第2のリン光体は黄色あるいは緑色発光リン光体の複数の層を備えることができる。
LEDチップ42上の第1のリン光体48は、LEDチップからの青色光、及び赤色光を吸収することができるEuドープ赤色リン光体など、多くの異なる市販のリン光体を含みうる。
SrCa1−xS:Eu,Y、Y=ハロゲン化物、
CaSiAlN:Eu、又は
Sr2−yCaSiO:Eu
を含む他の赤色発光リン光体を使用することができる。
限定はしないが、10ナノメートル(nm)から30マイクロメートル(μm)までの範囲、又はより大きい粒子を含む、異なるサイズのリン光体粒子を使用することができる。より小さなサイズの粒子は典型的には散乱し、より大きなサイズの粒子に比べて色の混合がよく、より均一な光が発生する。より大きな粒子は、典型的にはより小さな粒子に比べて光の変換効率が高いが、均一な光を放射しにくい。いくつかの実施例では、第1及び/又は第2のリン光体は、結合剤中に供給することができ、リン光体は、結合剤中に異なる濃度又は充填量のリン光体材料を有することもできる。典型的な濃度は、30〜70質量%の範囲内の粒子濃度である。一実施例では、第1及び第2のリン光体に対するリン光体濃度は約65質量%であり、好ましくは均一に分散される。第1及び第2のリン光体は、異なる変換材料及び異なる濃度の変換材料とともに異なる領域を有する層内に形成することもできる。
リン光体が結合剤中に設けられる場合、異なる材料を使用することができ、材料は好ましくは硬化させた後頑丈なものとなり、可視波長スペクトルにおいて実質的に透過性を有する。好適な材料として、シリコーン、エポキシ、ガラス、無機ガラス、誘電体、BCB、ポリイミド、ポリマー、及びこれらの混成物が挙げられ、好ましい材料は高出力LEDにおいて透過性及び信頼性が高いシリコーンである。好適なフェニル及びメチル系のシリコーンが、Dow(登録商標)Chemical社から市販されている。結合剤は、使用される結合剤の種類などの異なる要因に応じて、多くの異なる硬化法を使用して硬化させることができる。異なる硬化法として、限定はされないが、熱、紫外線(UV)、赤外線(IR)、又は空気による硬化が挙げられる。
第1のリン光体48及び第2のリン光体50は、限定はされないが、スピン・コーティング、スパッタリング、印刷、粉体塗装、電気泳動塗装(EPD)、静電塗装などを含む異なるプロセスを使用して施すことができる。さまざまな塗装方法及びシステムが、Donofrio等の米国特許出願公開第2010/0155763号、名称「Systems and Methods for Application of Optical Materials to Optical Elements」において説明されており、これもまたCree, Inc.社に譲渡され、参照により本明細書に組み込まれている。上述のように、リン光体層48は、結合剤材料とともに施すことができるが、結合剤は必要ないことは理解される。さらに他の実施例では、第2のリン光体は別途ドーム形に加工され、次いで、キャリア層44とLEDチップ42の上に装着できる。
ランプは、参照により本明細書に組み込まれている米国仮特許出願第61/339,515号、名称「LED Lamp With Remote Phosphor and Diffuser Configuration」において説明されている。この出願では、本明細書で説明されている発明の実施例で使用することもできる第2のリン光体、又はリン光体キャリアの多くの異なる形状及びサイズについても説明している。
代わりに散乱材料をリン光体とともに使用することができ、そのような散乱材料の1つは散乱粒子を含む。散乱粒子は、第1及び第2のリン光体とともに使用される結合剤を参照して上で説明されたものと同じものでありうる結合剤材料にも含まれうる。使用される用途及び材料に応じて、異なる濃度の散乱粒子を用意することができる。散乱粒子濃度の好適な範囲は、0.01%から0.2%までであるが、濃度は加減できることは理解される。いくつかの実施例では、濃度は0.001%と低くてもよい。散乱粒子は、異なる領域内では異なる濃度とすることができることも理解される。いくつかの散乱粒子については、より高い濃度で吸収があるため損失が増大しうる。そこで、散乱粒子の濃度は許容損失値を維持するように選択することができ、それと同時に、光を分散させ所望の放射パターンを得ることができる。
散乱粒子は、限定はされないが、以下のものを含む多くの異なる材料で構成することができる。
シリカ、
カオリン、
酸化亜鉛(ZnO)、
酸化イットリウム(Y)、
二酸化チタン(TiO)、
硫酸バリウム(BaSO)、
アルミナ(Al)、
溶融シリカ(SiO)、
フュームド・シリカ(SiO)、
窒化アルミニウム、
ガラス・ビーズ、
二酸化ジルコニウム(ZrO)、
炭化ケイ素(SiC)、
酸化タンタル(TaO)、
窒化ケイ素(Si)、
酸化ニオブ(Nb)、
窒化ホウ素(BN)、又は
リン光体粒子(例えば、YAG:Ce、BOSE)
材料のさまざまな組み合わせ、又は同じ材料の異なる形態の組み合わせの複数の散乱材料を使用して、特定の散乱効果をもたらすことができる。散乱粒子はランプ内で多くの異なる配置をとりうる。
ランプ40は、LEDチップ42によって覆われていないキャリア44の表面上に反射材料/層56を備えることもできる。反射層56は、ランプ40が光子を効率よくリサイクルすることを可能にし、ランプの放射効率を高める。キャリアの方へ戻る形で放射される光は、吸収が低減されるように反射材料/層56によって反射され、この光はランプからの有用な放射に寄与しうる。反射層56は、限定はされないが分布ブラッグ反射器などの反射性金属又は多重層反射構造を含む多くの異なる材料及び構造を備えることができることは理解される。LEDの表面、さらには第1及び第2のリン光体は、光抽出を高める形状あるいはテクスチャを有することができることも理解される。
動作時にランプ40に電気信号が印加されると、LEDチップ42内のLEDは第1のリン光体48を通過する青色光を放射する。青色LED光の一部は、赤色リン光体48によって吸収され、赤色光として再放射される。青色光の一部はまた、変換されることなく赤色の第1のリン光体48を通過し、LEDチップ42は、赤色と青色の両方の光を放射する。LEDチップ42からの光は、第2のリン光体50を通じて放射され、LED光からの青色光の少なくとも一部が黄色光に変換され、いくつかの実施例では、LEDチップ42からの光の一部は、変換されることなく第2のリン光体50を通過する。上述のように、これによりランプは、青色光、赤色光、及び黄色光を組み合わせて得られる白色光を放射することができる。
LEDチップからの光の青色成分は、第2のリン光体50によって吸収されると、すべての方向に再放射される。図示されている実施例では、リン光体粒子が青色光を吸収すると、黄色光が前方に再放射されてランプから出て、LEDチップの方へ戻る。LEDチップ42の方へ放射されて戻る光は、LEDチップ42上の第1のリン光体48に当たるものとしてよい。上述のように、多くの赤色リン光体の励起スペクトルは、多くの黄色/緑色リン光体の放射スペクトルとオーバーラップするので、LEDチップ42の方へ放射されて戻る第2のリン光体50からの光は第1のリン光体によって吸収される危険性がある。この吸収された黄色光は赤色光として再放射されうるため、その結果、全体的なランプ発光に色ずれが生じる可能性がある。ランプ40において図示されているように、第2のリン光体50の間隔をあける(リン光体を混合する代わりに)ことによって、第2のリン光体の光が第1のリン光体に当たる可能性が大幅に下げられる。第2のリン光体50からの黄色光の大半の放射経路は、第1のリン光体に当たることはなく、再吸収の危険性はない。LEDチップ42の方へ放射されて戻る光の多くは、ランプからの有用な放射に寄与しうるようにキャリア44上の反射層から反射される。
いくつかの実施例では、第2のリン光体は、第2のリン光体の再放射される光の50%未満が第1のリン光体に当たるかまたは中に入るように第1のリン光体から隔てて配置され、また他の実施例では、40%未満が第1のリン光体に当たるかまたは中に入るように隔てて配置される。さらなる他の実施例では、第2のリン光体の光の25%未満が第1のリン光体に当たり、他の実施例では、10%未満が第1のリン光体に当たる。
本発明による異なるランプは、多くの異なる特徴的形状及び材料を使い多くの異なる形で配置されうる。図5は、図4に示され上に説明されたランプ40と多くの類似の特徴的形状及びコンポーネントを有し、ほとんど同じように動作する、本発明によるランプ70の別の実施例を示している。ランプ40の説明が同じ参照番号を使用するこの実施例又は以下の他の実施例に等しく当てはまるということを理解したうえで、類似の特徴的形状及びコンポーネントについては同じ参照番号が使用される。
ランプ70は、キャリア44上にそれぞれが装着されているLEDチップ42を備え、LEDチップ42のそれぞれは、赤色の第1のリン光体48によってコーティングされた青色発光LEDを備える。キャリア44の覆われていない表面も反射層56を備えることができる。ランプ70は、上で説明されている第2のリン光体50とほとんど同じようにして配置されているLEDチップの上に第2のリン光体72を備える。しかし、この実施例では、第2のリン光体50は、青色光を吸収し緑色光を再放射するリン光体材料を含む。例えば、以下のリン光体、
SrGa:Eu、
Sr2−yBaSiO:Eu、
SrSi:Eu
Ce3+をドープしたLuAl12
Eu2+をドープした(Ca,Sr,Ba)Si
CaSc:Ce3、及び
(Sr,Ba)SiO:Eu2+
を使用して緑色光を発生することができる。
ランプ70は、ランプ40とほとんど同じようにして動作するが、青色、赤色、及び緑色の光の組み合わせを放射する。いくつかの実施例では、この組み合わせは、所望の温度を有する暖白色光であるランプ発光を行うことができる。
上に列挙されているものを超えて、以下には、第1又は第2のリン光体として使用されうる追加の好適なリン光体をいくつか示している。それぞれ、青色及び/又はUV発光スペクトルにおける励起を示し、望ましいピーク発光をもたらし、効率的な光変換を有し、許容可能なストークシフトを有する。
(黄色/緑色)
(Sr,Ca,Ba)(Al,Ga):Eu2+
Ba(Mg,Zn)Si:Eu2+
Gd0.46Sr0.31Al1.231.38:Eu2+ 0.06
(Ba1−x−ySrCa)SiO:Eu
BaSiO:Eu2+
(赤色)
Lu:Eu3+
(Sr2−xLa)(Ce1−xEu)O
SrCe1−xEu
Sr2−xEuCeO
SrTiO:Pr3+,Ga3+
CaAlSiN:Eu2+
SrSi:Eu2+
図6は、上で説明されている分離したリン光体を備える類似のランプと比較した、混合されたリン光体を備えるランプの放射特性の比較結果を示すグラフ80である。第1の発光スペクトル82は、分離された赤色リン光体と緑色リン光体を備えるランプに対するものであり、スペクトルは青色、緑色、及び赤色波長スペクトルにおけるピークを示している。第2の発光スペクトル84は、赤色と緑色の混合されたリン光体を備える類似のランプに対するものであり、分離されたスペクトル82と比較された青色ピークの低下及びシフト、さらには赤色ピークのシフトを示す。この両方の総リン光体変換効率はほぼ同じ(分離されたリン光体については42.5%、混合されたリン光体については46.1%)であるが、分離されたリン光体に対するCRIは、混合されたリン光体構成の78.5に対して分離されたリン光体の約88.5である。
図7は、異なる色の光を放射して所望のランプ発光を行う異なるLEDチップの組み合わせを備えた、本発明によるランプ100のさらに別の実施例を示している。ランプ100は、キャリア104上に装着されたLEDチップ102を備え、キャリアは上で説明されているキャリア44に類似している。キャリアは、LEDチップ102間のその表面を覆う反射層105を有することができる。LEDチップ102は、赤色発光LEDチップ106及び青色発光LEDチップ108を備えることができ、これが合わさって、ランプ発光の所望の赤色光及び青色光の成分を発生することができる。赤色LEDチップ106は、上で説明されているように赤色リン光体112によってコーティングされているLED110を備えることができ、LED110のいくつかの実施例は青色光を放射し、赤色リン光体112は青色光の少なくとも一部を吸収し、赤色光を再放射する。いくつかの実施例では、赤色リン光体112は、青色LED光の実質的にすべてを吸収するように配置されうるが、他の実施例では、赤色リン光体112は、青色LED光の一部のみを吸収するように配置されうる。
上記の実施例と同様に、第2のリン光体114は、LEDチップ102の上方に隔離されて備えられ、第2のリン光体は青色光を吸収し、黄色光を再放射するリン光体を含む。動作時に、LEDチップからの赤色及び青色の光は第2のリン光体を通過し、青色光の一部が黄色に変換される。ランプ100は、青色、赤色、及び黄色を組み合わせて得られる白色光を放射する。上で説明されているように、赤色リン光体と黄色リン光体との間を分離することで、赤色リン光体が第2のリン光体からの黄色光を再吸収する危険性を最小にできる。
図8は、ランプ100に類似する本発明による別のランプ130を示している。黄色を発光する第2のリン光体を有する代わりに、ランプ130は、ランプが青色、赤色、及び緑色を組み合わせて得られる白色光を放射するように、LEDチップ102からの青色光の一部を吸収する、緑色を発光する第2のリン光体132を有する。
上述のように、本発明によるランプは、多くの異なるリン光体材料を使い多くの異なる形で配置されうる。図9は、上で説明されているように、キャリア144に装着されたLEDチップ142を備える、本発明によるランプ140の別の実施例を示している。しかしこの実施例では、LEDチップは、黄色の第1のリン光体148の絶縁保護コートを使用する青色発光LED146を備える。第1のリン光体148は、LED146からの光の少なくとも一部を吸収し、黄色光を再放射する。第2のリン光体150は、LEDチップ142の上にドームの形をなし、赤色リン光体を含む。LEDチップ142からの青色(及び黄色)の光は、第2のリン光体150を通過し、青色LED光の少なくとも一部は第2のリン光体によって吸収され、赤色光として再放射される。ランプ140は、青色、黄色、及び赤色を組み合わせて得られる白色光を放射する。
図10は、キャリア164上に装着された、LEDチップ162を有する本発明によるランプ160のさらに別の実施例を示しており、LEDチップ162のそれぞれは、LED166及び緑色の第1のリン光体168の絶縁保護コートを備える。LEDチップ166のそれぞれからの少なくとも一部の青色光が第1のリン光体168を通過し、緑色光に変換され、これにより、LEDチップ162のそれぞれは緑色及び青色の光を放射する。青色(及び緑色)のLED光は、第2のドーム形の第2の赤色リン光体170を通過する。LED光の少なくとも一部は第2のリン光体で赤色に変換され、ランプ160は青色、赤色、及び緑色の光を組み合わせて得られる白色光を放射する。
図11は、キャリア184に装着された青色発光LEDチップ182を有する、本発明によるランプ180のさらに別の実施例を示している。LEDチップ182上に絶縁保護コートする代わりに、第1の赤色リン光体186はLEDチップ182の上にドーム形に設けられ、LEDチップ182からの光は第1のリン光体186を通過し、そこでその少なくとも一部が赤色光に変換される。第2の緑色リン光体188は、第1のリン光体186の上のドーム内に備えられ、第1のリン光体186からの赤色光及びLEDチップ182からの青色光は第2のリン光体188を通過し、そこでその光の少なくとも一部が緑色光に変換される。ランプは、青色、赤色、及び緑色の光を組み合わせて得られる白色光を放射する。第2のリン光体188は、第1のリン光体186上に示されているが、第1のリン光体186と第2のリン光体188との間に空間がありうること、また内側に緑色リン光体があり外側に赤色リン光体があるなど、リン光体を異なる順序で設けることができることは理解される。
図12は、キャリア194上に青色発光LEDチップ192を有する、本発明によるランプ190の別の実施例を示している。ランプは赤色及び緑色リン光体を備え、図示されているリン光体はリン光体ドーム196の異なる領域内にある。図示されている実施例では、赤色の第1のリン光体198はドームの頂部にあり、緑色の第2のリン光体200はドーム196の下側部分にある。LEDチップからの青色光は第1のリン光体部分198及び第2のリン光体部分200を通過し、そこで少なくとも一部のLED光がそれぞれ赤色光及び緑色光に変換される。ランプは、青色、赤色、及び緑色の光を組み合わせて得られる白色光を放射する。他の実施例は、異なる形で配置されたリン光体の異なる領域を備えることができることが理解される。図9〜12に示されているランプのそれぞれは、上で説明されているようにキャリア上に反射層を備えることができる。
上述のように、ランプ及びそれらのリン光体は、本発明による多くの異なる形で配置されうる。図13は、光キャビティ254内に装着されたLEDチップ252を有する、ランプ250のさらに別の実施例を示している。上記の実施例と同様に、LEDチップ252は、第1のリン光体258によってコーティングされているLED256を備えることができ、LED256のいくつかの実施例では青色光を放射し、第1のリン光体は、青色LED光の少なくとも一部を吸収し赤色光を再放射する赤色リン光体である。この実施例では、赤色リン光体はLEDからの青色光の一部のみを吸収し、それによりLEDチップ252が赤色と青色の光を放射する。
LEDチップ252は、上で説明されているキャリアに類似しているキャリア260に装着することができ、図示されている実施例では、LEDチップ252及びキャリア260は光キャビティ254内に装着されうる。他の実施例では、光キャビティをLEDチップの周りのキャリアに装着することができる。キャリア260は、上で説明されているようにLEDチップ252間の露出されている表面上に反射層262を有することができ、光キャビティ254は、光キャビティ254の頂部開口部から外へ光を向け直す反射面264を有することができる。
第2のリン光体266は、光キャビティ254の開口部の上に配置され、図示されている実施例では平面形状をとる。しかし第2のリン光体は、限定はされないが、ドームあるいは球体を含む多くの異なる形状をとりうることは理解される。上記の実施例と同様に、第2のリン光体266は、LEDチップ252からの光を吸収し、それと異なる色の光を放射するリン光体を含むことができる。図示されている実施例では、第2のリン光体266は、青色光を吸収し黄色光を再放射する、上で説明されている黄色リン光体のうちの1つを含む。上記の実施例と同様に、LEDチップ252からの青色及び赤色の光は第2のリン光体266を通過し、この青色光の少なくとも一部は黄色リン光体によって吸収され、黄色光として再放射される。ランプ250は、青色、赤色、及び黄色光を組み合わせて得られる白色光を放射することができる。
LEDチップ252と第2のリン光体266との間の分離により、第2のリン光体266からの黄色光が赤色の第1のリン光体258内に入る可能性が大幅に小さくなる。上記の実施例のように、これにより黄色光が赤色の第1のリン光体によって吸収され、赤色光として再放射される可能性が小さくなる。
図14は、ランプ250と同じ特徴の多くを有する、本発明によるランプ280の別の実施例を示している。しかし、この実施例では、第2のリン光体282は、LEDチップからの青色光の一部を吸収し、緑色光を再放射する緑色発光リン光体を含む。動作時に、ランプ280は、LEDチップからの青色と赤色の光と第2のリン光体からの緑色の光を組み合わせて得られる白色光を放射し、第1のリン光体の間の分離の結果、第1のリン光体による緑色光の再吸収が最小限に抑えられる。
異なる実施例は、所望の目標色及び温度を達成するために、照明コンポーネントの異なる照明濃度を組み合わせることができる。図15は、約3000Kにおける黒体曲線上で組み合わされた緑色と赤色の照明コンポーネントの異なる組み合わせを示すCIE図290である。組み合わせ1(Comb1)は、その発光スペクトルにおける最低の緑色成分を有し、その結果、所望の色及び温度を達成するためにスペクトルは赤色部分が大きい必要がある。組み合わせ2(Comb2)は、最大の緑色成分を有し、その結果最低の赤色成分を有するが、組み合わせ3(Comb3)は、中点の赤色及び緑色の成分を有する。
図16は、キャリア304に装着された青色LEDチップ302を有する本発明によるランプ300の別の実施例を示しており、LEDチップ302は反射面308を有する光キャビティ306内に配置されている。第1のリン光体310及び第2のリン光体312は、光キャビティ306の開口部の平面形状に構成されるが、互いに隣接する形で配置され、第1の赤色リン光体310は開口部の約半分を覆い、第2の緑色(又は黄色)リン光体312は光キャビティ開口部の残り部分を覆う。LEDチップ302からの青色光はリン光体310及び312を通過し、そこでその一部がそれぞれ赤色光及び緑色光に変換される。ランプ300は、青色、赤色、及び緑色の光を組み合わせて得られる白色光を放射する。リン光体は、多くの異なる配置領域に配置され、互いの上に層状に形成することもできることは理解される。
図17は、キャリア324に装着された青色LEDチップ322を有する本発明によるランプ320の別の実施例を示しており、LEDチップ322は光キャビティ326内に配置されている。平面上の赤色の第1のリン光体328は、光キャビティ326の開口部の上に配置され、第2の緑色(又は黄色)リン光体330は、第1のリン光体の上のドーム形に配置される。LED光は第1及び第2のリン光体を通過し、少なくとも一部は、ランプ320が青色、赤色、及び緑色の光を組み合わせて得られる白色光を放射するように変換される。
図18は、図17に示されているランプ320に類似する形で配置されている本発明によるランプ340の別の実施例を示している。しかしこの実施例では、第2の緑色リン光体342は、第1のリン光体344の上に球体形状に配置され、この球体形状はより全方向性のパターンで第2のリン光体の光を再放射するのを促進する。特に、これは、第2のリン光体342からの下向きの光の放射を促進することができる。
図19及び20は、2010年3月3日に出願した米国仮特許出願第61/339,515号、名称「Lamp With Remote Phosphor and Diffuser Configuration」、並びに2010年10月8日に出願した米国特許出願第12/901,405号、名称「Non−uniform Diffuser to Scatter Light Into Uniform Emission Pattern」において図示され、説明されているものと類似している、本発明によるランプ350の別の実施例を示している。ランプはサブマウント又はヒート・シンク352を備え、またドーム形のリン光体キャリア354及びドーム形のディフューザ356を備える。これはまた、この実施例ではヒート・シンク352の平面上に装着されているLED358も備え、リン光体キャリアとディフューザとがLEDチップ358の上にある。LEDチップ358及びリン光体キャリア354は、LEDチップ358上に第1のリン光体を、リン光体キャリア354内に第2のリン光体を有するいくつかの実施例などの、上で説明されている配置及び特性のどれかを備えることができるが、他の実施例は、リン光体キャリア354の一部として第1及び第2のリン光体を有する。ランプ350は、従来の電気のソケットにはめ込むタイプの装着機構を備えることができる。図示されている実施例では、ランプ350は、標準エジソン・ソケットに装着するためのネジ山付き部分360を備える。上記の実施例と同様に、ランプ350は標準プラグを備えることができ、また電気のソケットは標準的なコンセントであるか、あるいはGU24ベースのユニットであることができるが、あるいは、これはクリップであってもよく、電気のソケットは、クリップを受け入れ保持するソケットとすることができる(例えば、多くの蛍光灯で使用されているようなもの)。
本発明によるランプは、AC線間電圧/電流から電球を点灯させ、光源に調光機能を持たせるドライバを備えることができる電源あるいは電力変換ユニットを備えることができる。いくつかの実施例では、電源は、非絶縁型疑似共振フライバック・トポロジーを使用するオフライン定電流LEDドライバを備えることができる。LEDドライバは、本体部362内など、ランプ350内に実装することができ、いくつかの実施例では25立方センチメートル未満の体積を有することができるが、他の実施例では約20立方センチメートルの体積を有することができる。いくつかの実施例では、電源は非調光型であってもよく、低コストである。使用される電源は、異なるトポロジー又は幾何学的形状を有することができ、また調光型であってもよい。
本明細書で説明されているランプの実施例は、参照により本明細書に組み込まれている、米国エネルギー省(DOE)のEnergy Starで定められている無指向性分配の基準に適合するように配置されうる。本明細書で説明されているランプが満たすこの標準の必要条件の1つは、放射の均一性が0から135°までの範囲の視野角度の平均値の20%以内でなければならず、ランプからの全光束の5%超が、135〜180°の放射域内で放射されなければならないというものであり、測定は0、45、90°の方位角で行われる。本明細書で説明されている異なるランプの実施例は、DOE Energy Star規格準拠のA型改造LED電球も備えることができる。本発明は、効率的で信頼性が高く、費用効果が高いランプを実現する。いくつかの実施例では、ランプ全体が素早く容易に組み立てられうる5つのコンポーネントから成ることができる。
上で説明されているように、また図16に示されているように、リン光体キャリアの異なる領域は異なる種類のリン光体を有することができる。いくつかの実施例では、これらの異なる領域は、パターン化されているように見えるリン光体キャリアをもたらすことができる。図21及び22は、図19及び20に示されているランプ350に類似している追加のランプの実施例400、450を示している。ランプは、サブマウント又はヒート・シンク352、ドーム形ディフューザ356、LEDチップ358の上にディフューザ356とともにヒート・シンク352の平面状表面上に装着されうるLED358も備える。図21では、リン光体キャリア402はLED358とディフューザ356との間に備えられ、図22では、リン光体キャリア452はLED358とディフューザ356との間に備えられる。LEDチップ358及びリン光体キャリア402、452は、上で説明されている配置及び特性のどれかを備えることができる。しかし、これらの実施例では、リン光体キャリア402、452はそれぞれ異なる第1及び第2のリン光体404、406を備え、第1及び第2のリン光体は異なる領域内にある。リン光体キャリア402については、第1のリン光体404はリン光体キャリア領域の大半を覆い、第2のリン光体はこれらのリン光体キャリア領域のうちの他の領域上にドットとして配置される。リン光体キャリア404全体がドットでパターン化されているように見える。他の実施例では、第1のリン光体はリン光体キャリアのすべてを覆うことができ、第2のリン光体は第1のリン光体上のドットを含むことができる。
図22のリン光体キャリア452については、第1のリン光体404はリン光体キャリアの大半を覆うことができ、第2のリン光体406はリン光体キャリアの他の部分を覆うストライプを含みうる。さらに他の実施例では、第1のリン光体404はリン光体キャリアのすべてを覆うことができ、第2のリン光体406はストライプ・パターンで第1のリン光体を覆うことができる。
これらは、本発明によるリン光体キャリア上に備えることができる多くの異なるパターンのうちのいくつかにすぎない。本発明によるリン光体キャリアは、三次元(例えばドーム形)又は平面形状の透明キャリア材料を含むものとしてよく、上で説明されているリン光体は透明キャリアの外面あるいは内面、又はその両面上にあることも理解される。上で説明されているパターンの一部分は、隔離されて配置された異なるリン光体キャリア上にあるものとしてもよい。例えば、一方のリン光体のドット配置は、他方のリン光体を有する第2のリン光体キャリアから隔離されて配置された第1のリン光体キャリア上にあるものとしてよい。異なるリン光体キャリアは、平面状でも三次元でもありうる。
図23は、緑色リン光体464を備える第1の放射体パッケージ462、及び赤色リン光体468を備える第2の放射体パッケージ466を備える本発明によるランプ460のさらに別の実施例を示している。パッケージ464、466からの放射は、放射体のそれぞれからの光のほぼすべてが他方に入らないように指向性である。その結果、緑色リン光体414からの光は再吸収される危険性のある赤色リン光体468内に入らない。この種類の横方向分離は、再吸収される可能性のある光の量をなおいっそう減らし、それにより再吸収がランプCRIに対して及ぼしうる負の影響がさらに低減される。
図24は、複数の透過的ランプ/照明器具ピクセル(transmissive lamp/luminaire pixels)484を備える層から隔てて配置された複数の青色LEDチップ482を有する、本発明によるさらに別のランプ又はディスプレイ480を示している。それぞれのピクセル484はLEDチップ482からの青色光を吸収し、赤色及び緑色の光を放射する赤色又は緑色の量子ドット、あるいはリン光体486、488をそれぞれ含むものとしてよい。拡散あるいは反射材料490は、隣接する変換材料の間の相互作用あるいはクロストークを低減するために、赤色リン光体486と緑色リン光体488との間、あるいは隣接するピクセル484の間に配置されうる。赤色リン光体と緑色リン光体との間を分離し、リン光体の間にディフューザ又は反射材料490を入れることによって効率改善を果たすことができる。ディフューザ又は反射材料は、光学的に不透明あるいは半透明であるものとしてよく、リン光体からの光が別のリン光体によって再吸収されるのを防ぐのに役立つ。
上記の実施例のいくつかは、ドーム形状のような、第1のリン光体から隔離されて配置された第2のリン光体でコーティングする第1の絶縁保護リン光体を参照しつつ説明されている。第2のリン光体はドーム以外の多くの異なる形状に設けることができ、また複数のリン光体をドーム形に設けることができることは理解される。例えば、第1のリン光体は1つ又は複数のLEDの上にドーム形に設けることができ、第2のリン光体は第1のドームの上のドームとして設けられる。3以上のリン光体は異なる絶縁保護コーティングで使用されるか、又は異なるドーム形配置で分離されうることも理解される。1つ又は複数のリン光体が他のリン光体円板と組み合わせて使用されうるか、又はリン光体の球体あるいはドームと組み合わせて使用されうる円板を備えることができることも理解される。この分離は、黄色及び赤色リン光体などの異なる材料でコーティングされたLEDの平面内分離(in plane separation)などの、平面内ピクシレーション(in plane pixilation)も含みうる。また、上で説明されているような平面内パッケージ分離には多くの変更形態がありうる。
本発明は、そのいくつかの好ましい構成を参照しつつ説明されているが、他の変更形態も考えられる。したがって、本発明の精神及び範囲は上述の形態に限定されるべきではない。

Claims (49)

  1. 固体ランプであって、
    発光ダイオード(LED)と、
    第1の変換材料と、
    前記第1の変換材料から隔てて配置される第2の変換材料であって、前記LEDからの光は前記第2の変換材料を通過し、前記第2の変換材料は前記LED光の少なくとも一部を波長変換して再放射する、第2の変換材料とを備える固体ランプ。
  2. 前記LEDからの光は前記第1の変換材料を通過し、LEDからの前記光の少なくとも一部は、波長変換されて再放射される請求項1に記載のランプ。
  3. 前記第1の変換材料は、前記第2の変換材料の再発光スペクトルとオーバーラップする励起スペクトルを有する請求項1に記載のランプ。
  4. 前記第1及び第2の変換材料はリン光体を含む、請求項1に記載のランプ。
  5. 前記第2の変換材料は前記第1の変換材料の上にある、請求項1に記載のランプ。
  6. 前記第2の変換材料は前記第1の変換材料の上のドームを含む、請求項1に記載のランプ。
  7. 前記第1の変換材料の発光スペクトルは前記第2の変換材料の励起スペクトルとオーバーラップしない、請求項1に記載のランプ。
  8. 前記第1の変換材料は前記LEDからの光を吸収し、赤色光を再放射する、請求項1に記載のランプ。
  9. 前記第2の変換材料は前記LEDからの光を吸収し、黄色又は緑色光を再放射する、請求項1に記載のランプ。
  10. 光キャビティをさらに備える請求項1に記載のランプ。
  11. 前記第2の変換材料から再放射された光の50%未満は前記第1の変換材料内に入る、請求項1に記載のランプ。
  12. 前記第2の変換材料から再放射された光の25%未満は前記第1の変換材料内に入る、請求項1に記載のランプ。
  13. 前記LED、前記第1の変換材料、及び前記第2の変換材料を備える光源のうちの少なくとも2つからの光を組み合わせて得られる白色光を放射する、請求項1に記載のランプ。
  14. 前記第2のリン光体は、前記発光ダイオードの上にある球体である請求項1に記載のランプ。
  15. 前記球体の上にディフューザをさらに備える請求項14に記載のランプ。
  16. 前記ランプは、Energy Star規格に準拠している放射パターンを有する光を放射する、請求項1に記載のランプ。
  17. A19サイズ・プロファイルに適合するサイズである請求項1に記載のランプ。
  18. 前記第2のリン光体は平面状である請求項1に記載のランプ。
  19. 平面状ディフューザをさらに備える請求項1に記載のランプ。
  20. 固体ランプであって、
    複数の発光ダイオード(LED)と、
    前記LEDのうちの少なくとも1つに載る赤色リン光体であって、前記LEDのうちの前記少なくとも1つのLEDからの光が前記赤色リン光体を通過する、赤色リン光体と、
    前記LEDから分離され、前記LEDの上の黄色若しくは緑色リン光体であって、前記LEDからの光が前記黄色若しくは緑色リン光体を通過する、黄色若しくは緑色リン光体とを備える固体ランプ。
  21. 前記複数のLEDのうちの前記少なくとも1つのLEDは、青色光を放射する請求項20に記載のランプ。
  22. 前記複数のLEDのうちの前記少なくとも1つのLEDは、前記赤色リン光体によってコーティングされていない請求項20に記載のランプ。
  23. 前記少なくとも1つのコーティングされていないLEDは、青色光を放射する請求項22に記載のランプ。
  24. 前記赤色リン光体は、前記複数のLEDのうちの少なくとも1つのLEDからの光の一部を吸収し、少なくとも一部の赤色光を再放射する請求項20に記載のランプ。
  25. 前記黄色若しくは緑色リン光体は、それぞれ、前記LEDからの光を吸収し、黄色若しくは緑色光を再放射する請求項20に記載のランプ。
  26. 前記赤色リン光体は、前記黄色若しくは緑色リン光体の発光スペクトルとオーバーラップする励起スペクトルを有する請求項20に記載のランプ。
  27. 前記赤色リン光体は、前記複数のLEDのうちの1つのLEDの上にコンフォーマル・コートを備える請求項20に記載のランプ。
  28. 前記黄色若しくは緑色リン光体は、前記赤色リン光体の上にある請求項20に記載のランプ。
  29. 前記黄色若しくは緑色リン光体は、前記赤色リン光体の上にドームを備える請求項20に記載のランプ。
  30. 光キャビティをさらに備える請求項20に記載のランプ。
  31. 前記黄色若しくは緑色リン光体から再放射された光の50%未満は、前記赤色リン光体内に入る請求項20に記載のランプ。
  32. 前記黄色若しくは緑色リン光体から再放射された光の10%未満は、前記赤色リン光体内に入る請求項20に記載のランプ。
  33. 前記LED、前記赤色リン光体、及び前記黄色若しくは緑色リン光体のうちの少なくとも2つからの光を組み合わせて得られる白色光を放射する請求項20に記載のランプ。
  34. Energy Star準拠の放射パターンで光を放射する請求項20に記載のランプ。
  35. A19サイズ・プロファイルに適合するサイズである請求項20に記載のランプ。
  36. 固体ランプであって、
    発光ダイオード(LED)であって、前記LEDから放射された前記光の一部を吸収し、異なる波長の光を再放射する第1のリン光体コーティングを有する発光ダイオード(LED)と、
    前記第1のリン光体から隔てて配置される第2のリン光体であって、前記LEDからの光は前記第2のリン光体を通過し、前記第2のリン光体は前記LED光の少なくとも一部を吸収し、各異なる波長の光を再放射し、前記第2のリン光体から再放射される前記光の前記発光スペクトルは、前記第1のリン光体の前記励起スペクトルとオーバーラップし、前記第2のリン光体からの光の大半は、前記第1のリン光体に当たらない、第2のリン光体とを備える固体ランプ。
  37. 前記第2のリン光体は、前記第1のリン光体の上にある請求項36に記載のランプ。
  38. 前記第2のリン光体は、前記第1のリン光体の上にドームを備える請求項36に記載のランプ。
  39. 前記第1のリン光体の前記発光スペクトルは、前記第2のリン光体の前記励起スペクトルとオーバーラップしない請求項36に記載のランプ。
  40. 前記LEDは、青色光を放射する請求項36に記載のランプ。
  41. 前記第1のリン光体は、前記LEDからの光を吸収し、赤色光を再放射する請求項36に記載のランプ。
  42. 前記第2のリン光体は、前記LEDからの光を吸収し、黄色又は緑色光を再放射する請求項36に記載のランプ。
  43. 前記第1のリン光体は、赤色リン光体を備え、前記第2のリン光体は、黄色若しくは緑色リン光体を備え、前記赤色リン光体は前記黄色若しくは緑色リン光体の前記発光スペクトルと少なくとも部分的にオーバーラップする励起スペクトルを有する請求項36に記載のランプ。
  44. 光キャビティをさらに備える請求項36に記載のランプ。
  45. 前記第2のリン光体から再放射された光の50%未満は、前記第1のリン光体内に入る請求項36に記載のランプ。
  46. 前記第2のリン光体から再放射された光の10%未満は、前記第1のリン光体内に入る請求項36に記載のランプ。
  47. 前記LED、前記第1のリン光体、及び前記第2のリン光体のうちの少なくとも2つからの光を組み合わせて得られる白色光を放射する請求項36に記載のランプ。
  48. Energy Star準拠の放射パターンで光を放射する請求項36に記載のランプ。
  49. A19サイズ・プロファイルに適合するサイズである請求項36に記載のランプ。
JP2012556065A 2010-03-03 2011-03-02 リン光体分離を通じて演色評価数を高めた放射体 Pending JP2013521647A (ja)

Applications Claiming Priority (25)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US33951510P 2010-03-03 2010-03-03
US33951610P 2010-03-03 2010-03-03
US61/339,515 2010-03-03
US61/339,516 2010-03-03
US12/848,825 2010-08-02
US12/848,825 US8562161B2 (en) 2010-03-03 2010-08-02 LED based pedestal-type lighting structure
US38643710P 2010-09-24 2010-09-24
US61/386,437 2010-09-24
US12/889,719 2010-09-24
US12/889,719 US9523488B2 (en) 2010-09-24 2010-09-24 LED lamp
US201061424670P 2010-12-19 2010-12-19
US201061424665P 2010-12-19 2010-12-19
US61/424,670 2010-12-19
US61/424,665 2010-12-19
US201013975820A 2010-12-22 2010-12-22
US12/975,820 2010-12-22
US201161434355P 2011-01-19 2011-01-19
US61/434,355 2011-01-19
US201161435326P 2011-01-23 2011-01-23
US61/435,326 2011-01-23
US201161435759P 2011-01-24 2011-01-24
US61/435,759 2011-01-24
US13/028,863 US9275979B2 (en) 2010-03-03 2011-02-16 Enhanced color rendering index emitter through phosphor separation
US13/028,863 2011-02-16
PCT/US2011/000404 WO2011109097A1 (en) 2010-03-03 2011-03-02 Enhanced color rendering index emitter through phosphor separation

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013521647A true JP2013521647A (ja) 2013-06-10

Family

ID=48712971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012556065A Pending JP2013521647A (ja) 2010-03-03 2011-03-02 リン光体分離を通じて演色評価数を高めた放射体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013521647A (ja)

Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11177149A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Hiyoshi Denshi Kk 電 球
JP2000022222A (ja) * 1998-07-07 2000-01-21 Stanley Electric Co Ltd 発光ダイオード
JP2005108700A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Toshiba Lighting & Technology Corp 光源
JP2005244226A (ja) * 2004-02-23 2005-09-08 Lumileds Lighting Us Llc 波長変換型半導体発光素子
JP2005277127A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Stanley Electric Co Ltd 発光デバイス
JP2007049019A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Koha Co Ltd 発光装置
JP2007081090A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Fujikura Ltd 白色発光体及び照明装置
JP2007184330A (ja) * 2006-01-04 2007-07-19 Rohm Co Ltd 発光装置及びその製造方法
JP2008508742A (ja) * 2004-08-02 2008-03-21 ゲルコアー リミテッド ライアビリティ カンパニー 調整可能な演色指数を有する白色led
JP2008091140A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Toshiba Lighting & Technology Corp Led電球および照明器具
JP2008108835A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Harison Toshiba Lighting Corp 半導体発光装置及びその製造方法
JP2008523639A (ja) * 2004-12-14 2008-07-03 クリー インコーポレイテッド 半導体発光デバイス取付け基板、空洞及びカバー板を備えるパッケージ、並びにその実装方法
JP2008187195A (ja) * 2006-12-05 2008-08-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 白色発光装置及びこれを用いた白色光源モジュール
JP2008262765A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Stanley Electric Co Ltd 波長変換層を有する発光ダイオード灯具
JP2008288409A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Toshiba Corp 発光装置およびその製造方法
JP2008300460A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Toshiba Corp 光半導体装置
JP2009059896A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Toshiba Corp 発光装置
WO2009107052A1 (en) * 2008-02-27 2009-09-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Illumination device with led and one or more transmissive windows
WO2009131627A1 (en) * 2008-04-25 2009-10-29 Cree, Inc. Semiconductor light emitting devices with separated wavelength conversion materials and methods of forming the same
WO2010013893A1 (en) * 2008-07-29 2010-02-04 Seoul Semiconductor Co., Ltd. Warm white light emitting apparatus and back light module comprising the same

Patent Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11177149A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Hiyoshi Denshi Kk 電 球
JP2000022222A (ja) * 1998-07-07 2000-01-21 Stanley Electric Co Ltd 発光ダイオード
JP2005108700A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Toshiba Lighting & Technology Corp 光源
JP2005244226A (ja) * 2004-02-23 2005-09-08 Lumileds Lighting Us Llc 波長変換型半導体発光素子
JP2005277127A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Stanley Electric Co Ltd 発光デバイス
JP2008508742A (ja) * 2004-08-02 2008-03-21 ゲルコアー リミテッド ライアビリティ カンパニー 調整可能な演色指数を有する白色led
JP2008523639A (ja) * 2004-12-14 2008-07-03 クリー インコーポレイテッド 半導体発光デバイス取付け基板、空洞及びカバー板を備えるパッケージ、並びにその実装方法
JP2007049019A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Koha Co Ltd 発光装置
JP2007081090A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Fujikura Ltd 白色発光体及び照明装置
JP2007184330A (ja) * 2006-01-04 2007-07-19 Rohm Co Ltd 発光装置及びその製造方法
JP2008091140A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Toshiba Lighting & Technology Corp Led電球および照明器具
JP2008108835A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Harison Toshiba Lighting Corp 半導体発光装置及びその製造方法
JP2008187195A (ja) * 2006-12-05 2008-08-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 白色発光装置及びこれを用いた白色光源モジュール
JP2008262765A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Stanley Electric Co Ltd 波長変換層を有する発光ダイオード灯具
JP2008288409A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Toshiba Corp 発光装置およびその製造方法
JP2008300460A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Toshiba Corp 光半導体装置
JP2009059896A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Toshiba Corp 発光装置
WO2009107052A1 (en) * 2008-02-27 2009-09-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Illumination device with led and one or more transmissive windows
WO2009131627A1 (en) * 2008-04-25 2009-10-29 Cree, Inc. Semiconductor light emitting devices with separated wavelength conversion materials and methods of forming the same
WO2010013893A1 (en) * 2008-07-29 2010-02-04 Seoul Semiconductor Co., Ltd. Warm white light emitting apparatus and back light module comprising the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9275979B2 (en) Enhanced color rendering index emitter through phosphor separation
EP2542824B1 (en) Enhanced color rendering index emitter through phosphor separation
US9057511B2 (en) High efficiency solid state lamp and bulb
US9062830B2 (en) High efficiency solid state lamp and bulb
US10665762B2 (en) LED lamp incorporating remote phosphor and diffuser with heat dissipation features
US9024517B2 (en) LED lamp with remote phosphor and diffuser configuration utilizing red emitters
US9217544B2 (en) LED based pedestal-type lighting structure
EP2542834B1 (en) Led lamp or bulb with remote phosphor and diffuser configuration with enhanced scattering properties
CN102741606B (zh) 具有形成的间隔式荧光体的照明器件
US9500325B2 (en) LED lamp incorporating remote phosphor with heat dissipation features
US20110227102A1 (en) High efficacy led lamp with remote phosphor and diffuser configuration
US9316361B2 (en) LED lamp with remote phosphor and diffuser configuration
CN103038570B (zh) 具有远程荧光体和扩散器构造的高效led灯
WO2012154665A2 (en) Lighting devices having remote lumiphors that are excited by lumiphor-converted semiconductor excitation sources
CN103582778A (zh) 基于led的照明模块的透射层的网格结构
CN106796974A (zh) 用于固态照明中的下转换的多层转换材料
TW201142214A (en) Enhanced color rendering index emitter through phosphor separation
JP2013521647A (ja) リン光体分離を通じて演色評価数を高めた放射体
TW201144699A (en) High efficacy LED lamp with remote phosphor and diffuser configuration
TW201142215A (en) LED lamp with remote phosphor and diffuser configuration utilizing red emitters

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131030

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140123

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141105

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141112

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141205

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151218

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160105

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20160205

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170725